モブウマ娘とトレセン学園【安価】

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100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 15:56:21.58 ID:hxWv/z3jo
二着になった事から寮で他のモブウマ娘達から注目の的になる
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 17:03:48.01 ID:z9pev6eq0
その後もいつものように優しく接して来てくれるトレーナーに「優しくしないで欲しい…」「怒るなり、担当解任するなどする方がまだ気持ちが楽だ…」と言うモブちゃん
102 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 17:29:27.00 ID:h8P0t9GP0
それからすぐ学園のトレーナー寮に戻って荷物を取りに行った。レースも終わって疲れたいるだろうから今日はゆっくり休んでと彼は優しく言う



その優しさは私にとって毒だそんな言葉は聞きたくない



この機を逃せば口にすることはないだろう。だからトレーナーに気持ちを吐き出した



「優しくしないで欲しい」



トレーナー「え……どういう意味?」




「怒ったり担当外れるって言ってくれた方がまだ気持ちが楽」




担当を外れるのは言い過ぎだが全く怒らないのは違う。こんなことを許すならトレーナー失格だ



強く言えないにしても絶対に注意はすべき。私に怒れる場面は何度もあった



実験室では周りの目があったとしてもここには他に誰も居ない。たとえ怒鳴ったとしても誰にも文句は言われない



ここまで言ってもトレーナーは何も言わなかったので私は寮に帰った
103 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 17:36:06.32 ID:h8P0t9GP0
レース観てたよ!

二着って凄い!



寮に帰ると皆が今日のレースを褒めてくれた。ただの二着かもしれないが、オグリキャップに次いでの二着ということで注目されたようだ



フジさんもレースを観てくれていたようで結果は誉めてくれたけど表情は少し暗かった。多分気付いているんだと思う



フジキセキ「あとで話が……ううんなんでもない」



思う所があるのか私と話すつもりは無いみたいだ。フジさんもクスリを使えるのなら使うんだろう



寮長という立場だからそれができないのか、それとも他の理由があるのか



考えてから気付く、他の理由……トレーナーに決まってる。フジさんは私みたいにバカじゃないから一人で何かしたりしない
104 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 17:42:42.46 ID:MBLHIdpT0
夜。仲の良い子と今日のレースのことを褒めてもらったあとすぐに眠りについた



「……っ」



ギリギリと万力で締め付けられるような頭痛。胸が大きくなって肩こりからくる頭痛だと思っていたがそうではない



これはクスリの副作用なんだと思う。副作用で全身に痛みが出る可能性があるとさっき教えてくれた



体の痛みは無い、痛むのが頭だけで本当に良かったと思う



私が悪くて私が苦しむのならこれ以上楽なことは無い。今は頭より心が痛い




トレーナーや今後のレースのこと、学園でのことを考えながら眠りについた




下1〜3
翌日以降のイベント
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 17:57:31.46 ID:Hd5cnwhf0
翌日トレーナーは『約束をしてくれたから、それで良いと思ってた…それでも厳しい事を言って欲しいなら』と主人公を叱るトレーナー、しかし怒り、叱り慣れてないのがヒシヒシと伝わってくる
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 18:05:05.91 ID:PCZGOGUKO
トレーナーの担当だったOGウマ娘が同窓会があるついでにやってくる
走る夢は叶えられなかったけども、スポーツ用品の会社で働いているという
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 18:33:45.85 ID:lPBSPGEE0
トレーナーは>>92で約束を交わしてくれたから怒りはしなかったのを語る。
担当外れて欲しいなら君の意見を尊重すると解任届けを出す
108 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 18:47:49.76 ID:LrmBZX800
次の日、控え室でトレーナーと昨日のことについて話していた。私なりに気持ちを伝えたがうまく伝わった自信はない




トレーナー「約束を交わしてくれたから怒らなかったんだ」




昨日約束したから次に破ったときに怒ればいい。トレーナーがそう解釈したのだとわかって安心した



ほっとした私とは対照的にトレーナーは泣きそうな顔になりながら一枚の紙を取り出した




トレーナー「担当を外れて欲しいなら君の意見を尊重するよ」




机の上に置かれたのはトレーナーの解任届。そこには既に彼の名前が書かれていた



トレーナー「こんな形で終わるのは残念だけど……」



待って、待って、待って、待って。なんでそうなるの?
109 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 18:56:45.39 ID:+w2Hf62Y0
トレーナーとウマ娘の関係を良好にする為、トレーナーは極力ウマ娘を叱ったりしてはいけない決まりになっていたのを私は知らなかった




過去に指導がキツイトレーナーとウマ娘の間で喧嘩となり、トレーナーが大怪我をしてしまう事件が学園で起こっていた




仕方なく怒る必要があるときは生徒会や学園を通してから。そんなルールがあるだなんて全く知らなかった




彼にしてみればそれは当たり前のルールで、それを当然私も知っていると思っていた。だから私がトレーナーに言った怒って欲しかったというのは無茶苦茶なことだと解釈された



無茶苦茶で支離滅裂だと解釈してくれたらまだ良い方だ。私がわざと怒らせてトレーナーをクビにさせようと思われたかもしれない




トレーナー「君の活躍を祈っているよ」



「違う、違う……違うの……」



私が言い訳するよりも先に彼は控え室を出て行った



した1〜3
この次のイベント
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 19:04:08.58 ID:PCZGOGUKO
誤解を解きたいでも何て言葉をかければいいか分からない
部屋を飛び出して追いかけようとするも迷っている最中、そんな様子をみかけて心配したトウカイテイオーが悩み事はら会長が力になってくれると
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 19:16:10.33 ID:ujPLPBmy0
トレーナーを追いかけ後ろから抱き締め離さない「違う、本当に外れて欲しかったわけじゃない、許してごめんなさい…見捨てないで…」と若干メンヘラ気味になってしまう
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 19:25:53.44 ID:hlvWKkCa0
なんで上手くいかないの?と絶望していると机の上に見知らぬ目覚まし時計が置いてある
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 19:45:29.47 ID:pEs8TgqQo
名前案 マウントクラウディ
クラウディ:雲。芦毛→白より
クラウディ:曇らせ多い
マウントクラウディ:山の雲→変わりやすい→情緒不安定気味より
マウント:山。デカい
114 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 20:25:28.77 ID:5OtbVUch0
私にはトレーナーを追いかける選択肢しか無かった。トレーナーを後ろから抱き締める



「違うの本当に外れて欲しかったわけじゃない」



「許して……ごめんなさい、見捨てないで……」



トレーナーは私の行動に驚いていたと思う。後ろからだったから表情は見えなかったけど体が反応してた



トレーナー「落ち着いて、落ち着こうね?」




「嫌だ嫌だ嫌だ」




子供が駄々をこねるように嫌だと言って聞かない。こうなると自分で自分をコントロールすることも難しい



「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!」




私から去ろうとしているトレーナーを失いたくない。私はそれしか考えることができなかった
115 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 20:46:06.51 ID:7vNpN4J90
トレーナー「わかったから離して……」




私は気付いていないけど周りにはウマ娘が集まっていた。これだけの騒ぎを起こしていたら注目されて当然だ




「私の前から居なくならないで!!」




トレーナー「一旦落ち着こうよ」




彼の声も届かないくらい感情が抑えられない。居なくならないでという気持ちしか無い



暫くして生徒会のメンバーがやってきて私はトレーナーから引き離された。それでもまだ取り乱している私は保健室送りになった



「トレーナー!!」



冷静になれない私はトレーナーが遠くに行ってしまうと思い込んで叫び続けていた。冷静になれればこうはならなかったのに



下1〜3
保健室や学園でのイベント
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 21:11:14.68 ID:RPW6RnlIO
騒動を見たウマ娘達から噂が一人歩きした結果「アグネスタキオンを利用し担当ウマ娘を好みの体型に改造&ヤク漬けドーピングして自分に依存させたヤベェ奴」というレッテルをトレーナーが貼られてしまい、自分はその被害者ということになっていた。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 21:15:11.90 ID:lPBSPGEE0
保健室では冷静になった主人公とトレーナーが話し合い。自分の担当を外れないで欲しいと話し、トレーナーも本当は自分も外れたくない最後まで君を育てたいと語る
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 21:24:25.36 ID:3OTUcRmj0
彼女をこんな風にしてしまったのは自分のせいだと気を病むトレーナー
119 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 21:57:11.66 ID:JyW/JglP0
あれから数日経った。あの時の出来事はかなりの人数に見られていたことを後から知ることになった



なにがどうなったのかはわからないが、私とトレーナーの一件は凄まじい事件として噂になっていた



「あの話知ってる?」


「アグネスタキオンを利用して薬漬けにしたヤツでしょ」


「かなり依存性の強い薬だったから禁断症状も凄かったんだって」


「だからあんなに叫んでたんだ!」


「トレーナーも鬼畜だよね、自分好みの体型に改造してたんだって」


「薬を使われてから胸が大きくなってたって同じ寮の子が言ってた」


「あの子も可哀想だよね」


「オグリキャップに僅差まで迫ってたって」


「入学して一年経ってないのにあの怪物と並ぶんだから本物だよ」


「早く元気になるといいよね」


「あ、話してたら来たよ、あの子だ!」
120 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 22:03:26.34 ID:WuKULXfG0
聞こえてる。全部聞こえてたけどどうしよう



どうするのが最適かわからなかったので俯いたまま横を通り過ぎた。その様子が悪かったのかまた話が盛り上がってしまった



「可哀想にあんなに元気無い」


「前はもっと明るかったんでしょ?」


「心配だな」



元々明るくないしこれで普通だと言えば納得するだろうか?いや多分しない。無理をするなと慰めてくれるだろう



ただの噂だと自分で否定すればいいのだがこれから私が向かうのは神経内科。生徒会が通院するようにと命令されたから従うしかない



噂がこれ以上広まらないようにとコソコソと病院に行こうとしたが、数日前に同じ寮の子に見つかってしまった。これが更に噂を広める結果になってしまった



こういう時はなにをしても無駄だと諦めた
121 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 22:10:58.03 ID:iCi3Elyy0
私のトレーナーは謹慎処分。それは重過ぎると弁解に向かった……のが良くなかった。学園側も謹慎は重いと考えていたようだが、私の行動がトドメを刺してしまった



もう何もしない。そう決めていたがまたしても他人を巻き込んだ



いきなりクスリを止めるのは良く無いと言ったのはアグネスタキオンだ間違いない。だが私は中毒者扱いされた哀しきモルモットということになっている



クスリの接種をなんとしても止めようと必死に私を庇う子と実験室で少し揉める。その時運悪く薬品AとBが溢れてしまい更にその上に薬品CとDが



アグネスタキオン「爆発するっっ!!」



アグネスタキオンの実験室は瓦礫の山になった



今の私はなにか行動を起こすだけで迷惑をかける。できるだけなにもせずに噂が消えるまで待とう



逆効果なのは知りつつもそうするしか無いので俯きながら学園の外に向かう




下1〜3
学園内か外でのイベント
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 22:25:57.34 ID:+DEtBMhd0
モブちゃんのトレーナーの噂は外まで広がってしまっていた。
あの子が例の鬼畜、外道、変態トレーナーの担当の子?可哀想に…とヒソヒソ話される
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 22:26:58.50 ID:vPNV12Jco
学園の周りでランニングのトレーニングで置いてきぼりにされてるハルウララに出会う
(主人公は中等部高等部決まってたっけ?)
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 22:29:11.31 ID:lPBSPGEE0
噂を沈下させる為に主人公のトレーナーを謹慎から解雇にして新しいトレーナーを付けるのを決める理事長、たづなさん
125 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 23:02:08.78 ID:WuRL6Fbz0
この商店街を抜ければ病院まであと少し。今日は誰とも会わずに済むと思っていたのに、後ろから声をかけられてしまった



ハルウララ「こんなとこでなにしてるのー?」



「貴女はどうしたの?」



ハルウララ「皆とランニングしてたんだけど、おいていかれちゃったからここにきたの!」




もうすぐレースが近いから追い込みなのだと言っているがそれで良いのだろうか。いや気にしたら負けだまた面倒なことになる前にここを離れよう



そう思うより先に揚げ物屋のおばちゃんがハルウララを見つけたようで近付いてくる。ここで走り去るのは不自然かと思いやり過ごすことに決めた
126 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 23:16:26.98 ID:9IuABjGa0
「アンタ体は大丈夫かい?」



なんで学園の外の話がここまで伝わっているのだろうか。鬼畜、外道、変態トレーナーに酷いことをされたと商店街でも噂になっていた




「元気無さそうで心配だ。揚げ物で良かったら食べるかい?」




ハルウララ「いただきまーす!」



ここで貰わないのも怪しいだろうと揚げ物を受け取る。これで最低限の混乱で済むと思い目的地に向かおうと……



ハルウララ「○○ちゃんはどこに行こうとしてたの?」



やはりこうなる運命なのだろう。これから行く病院の種類を聞き揚げ物屋のおばちゃんは大袈裟に心配しハルウララが首を傾げるのも決まったことなんだ
127 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/24(月) 23:20:37.97 ID:9IuABjGa0
ハルウララ「ついたね病院!」



なぜこうなってしまったのか



私の症状が大変重いものであると誤解したおばちゃんがハルウララに付き添いを頼んだ



私はいいと遠慮しようとしたが、するだけ無駄なのは知っているので着いてきてもらうことにした



「一人で辛かったね……もう大丈夫だから」



余計に心配された。無駄だとわかってもあそこは断る場面だったようだ



一緒に病院には来たが彼女には病室で大人しくしててもらえばいい。軽くカウンセリングを行うだけなのですぐに終わる



「行ってくるから大人しくしてて」



ハルウララを待合室で待たせて私は診察室に入る



下1〜3
ここやそれ以降のイベント
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 23:24:43.32 ID:pEs8TgqQo
問題はないと強く訴える
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 23:31:57.67 ID:+DEtBMhd0
診察中に医者が「酷いトレーナーに担当されて災難でしたね」「ロクな人間じゃなかったんでしょうね」などトレーナーを散々罵倒して来るので思わず掴み掛かってしまい、問題アリと診断されてしまう
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/24(月) 23:41:30.50 ID:B5QY5f0R0
トレーナーは悪くないのに…私が悪いのに…と話すも自分は絶対的被害者でトレーナーが加害者だと決め付けられ全く取り入って貰えない
131 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 00:22:37.11 ID:nl5+7kApO
「トレーナーは悪くない……私が悪いんです」



医者「酷いトレーナーに担当されて災難でしたね」



「違うのに……」



私が絶対的な被害者と決めつけていて全く取り合ってくれない。医者は悪くが脅されてそう言わされてるとも思っている



ウマ娘に対して性暴力を振るうことは難しい。武器を持った大人でもウマ娘には勝てないから力づくで、ということがない



じゃあどうするのか?ウマ娘にも効くような強力な薬物を摂取させるしかない。私もその被害の一人だと思われている



医者「彼はロクな人間じゃなかったんでしょうね」



話をきいてくれないだけなら我慢できたけどトレーナーを罵倒されて思わず掴み掛かってしまった
132 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 00:31:22.70 ID:MKudoUc3O
ハルウララ「暴力はダメーーーー!!」



診察室にハルウララが飛び込んできて私に抱き着く。そこまで力を入れていなかったがそれは私(ウマ娘)の感覚だ



医者「彼女に……鎮痛剤を注射……」



ハルウララ「暴れちゃダメっ!!」



どうしてこうなるのかはもうわからない。こうなればいっそ行くところまで行ってしまおうかとも思えてきた



ハルウララに抑えられたまま鎮痛剤らしきものを打たれ意識が遠のく。次はどうなっているのか楽しみにも思えてくる



下1〜3
この直後や数日後のイベント
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 00:43:11.84 ID:6eh/E10L0
後日、たづなさんに新しいトレーナーを紹介された。前任トレーナーにはもう会わせない方が良いと判断された
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 00:48:27.97 ID:TB5VXcPhO
その後、もはや実力で解らせるしかないとトレーナーが前組んでくれたトレーニングメニューを頼りに猛特訓をし、実力で一位を勝ち取る。
結果学園から「この才能を悪徳なトレーナーに摘まれるのは惜しい」と判断されトレーナー契約強制解除に踏み切られる。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 00:53:18.19 ID:eMIGSqkQ0
なんでこんな初っ端からバッドエンド一直線なんですかねぇ…?
>>133+前任トレからの手紙を受け取る内容はこんな形で終わってしまったのは残念だけど新しいトレーナーと頑張って欲しい応援してます
という内容だった、主人公を一切責めない優しい内容だった。
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 01:18:09.46 ID:lF+Vob7C0
どうしてこんなことに...
137 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 01:19:50.07 ID:ZVzTuaOI0
一ヶ月も経つと騒ぎも収まって周りも静かになった。けれどトレーナーは悪くないという意見は最後まで通らなかった



トレーナーは間違っていない、それを証明する為に彼が考えてくれたメニューを必死に頑張った



学園内の模擬レースでも一着を取れるようにまでなったのに、もう全てが遅かった



自慢じゃないけど私には才能がそれなりにあったようだ。だから学園は私を受け入れてくれたのだと理事長が教えてくれた



秋川やよい「その才能を彼に摘まれるのは惜しい!」



理事長は私の話をちゃんと聞いてくれた。私の意志でアグネスタキオンのクスリを使ったことも信じてくれた



ちゃんと全てを聞いた上でトレーナーとは契約解除。彼は地方のトレセン学園へと左遷になった




「彼は悪くないと言ってるのに!!」




秋川やよい「そういう問題では無い!」



彼と一緒に居る限り私のイメージは払拭されない。噂というものは面白おかしく広がってしまうのだ



秋川やよい「未来のあるウマ娘の将来が優先されるべき!」



彼は私の為にこの学園を去っていった。異動先でも歓迎されることは無いとわかっているのに、それでもトレーナーは辞めなかった



彼とはもう会えない。その代わりに私の手元には手紙が残った
138 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 01:31:26.18 ID:ZVzTuaOI0
こんな形で終わってしまったのは残念だけど新しいトレーナーと頑張って欲しい。手紙にはそんなことが書いてあった



最後の一言は私のことを応援している。私のことを責める内容は一つも無かった



「最後まで怒ってくれなかった…………」



怒ったり叱ったりするには関係が築けていないとできないと聞いたことがある。私はトレーナーとちゃんと向き合えていなかった



彼は徹夜で私のことを考えてくれたのに私は何をしていた?渡されたトレーニング表をただこなしていただけじゃなかったのか



彼は私を信じてくれたのに私は信じようとしなかった。それが全ての原因だった



強くなりたいと心から思えていればこんなことにはならなかった



重いものを背負ってしまった。一人のトレーナーの人生を壊してしまったんだ。これはちょっとやそっとじゃ軽くはならない



臨時で就くというトレーナーには全てを話そうか。いやちゃんと契約するとなったら話すんだ



彼のことは忘れない。そう心に決めて私はトレーニングを続ける



下1〜3
臨時トレーナーとのイベント



寝ます
クラウデイは良いかも
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 01:48:05.77 ID:y/dIjWQ4o
臨時トレーナーにもトレーナーは噂のような人物ではないこれだけははっきりしておきたいと告げる

おつ
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 01:55:53.38 ID:YIC5jitD0
臨時トレーナー主人公に悪いトレーナーに捕まって災難だったな、自分はそんな事しないから安心して欲しいと話す+>>139

141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 02:03:46.85 ID:lF+Vob7C0
臨時トレーナーが元トレーナーの残したトレーニングメニューを見てその完成度に感心する。そして悪い噂について疑問を持つ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 02:21:12.37 ID:TB5VXcPhO
結果から見るに、ドーピングを独断で決めず焦らずしっかりとトレーナーのトレーニングメニューをちゃんとこなしてさえいればトレーナーとの関係も壊れず一着を取れていたというのがね…
状況悪化の原因がほぼ主人公にあるのに誰にも責めて貰えずに、才能を見出だしてくれた恩人とも言えるトレーナーの人生を自らズタボロにしたとか辛すぎる
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 10:43:47.26 ID:x4fcdCp4O
加減を知らない曇らせの超特急
144 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 12:53:57.02 ID:ThV6zfHk0
トレーナーに裏切られ心を病むウマ娘は多い。ちょっとしたきっかけで良くなったり、走ることを諦めるしかないような子もいる



私が理事長に依頼された子もそうしたうちの一人なんだろうと思っていた。男という生物はあらゆる手段を使って女を好き放題しようとする



今回の子も私にかかれば大丈夫。今まで何人も立ち直らせてきたんだ、私なら彼女を癒せる



臨時トレーナーとして指導するのは技術面より精神面。何があっても大丈夫、私は味方なんだと彼女に知っておいてもらう



学園の外に頼れる人を作るのがどれだけ重要なのかわかるいい機会と思ってくれれば一番だ



私と彼女には似たところがある、その話からしてあげると仲良くなれるだろう
145 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 13:01:19.12 ID:ThV6zfHk0
彼女の走りを見て違和感を覚えた。走りだけじゃなく問題のあったトレーナーもそうだ



性問題を起こすトレーナーはどれも中途半端。けど低レベルじゃないからウマ娘も騙されてしまう



けどこの子のトレーナーが残したトレーニングは理に適っていて彼女のことをよく考えてある。ここまでレベルの高いトレーナーは少ない



これだけのトレーナーならあの子より優先されるべきじゃ……そんなことを考えてしまうくらいに彼女はおかしい



気持ちが沈んでいるのではなく重荷を背負っているような感じ。実際には見えないのに百キロ近い重りが彼女に乗っている



この現象は見たことがある。これは精神的な重さ、今まで何人も見てきた害悪トレーナーが背負っていたものだ



彼女は被害者のはず、その重りを背負う必要は無い。一体どういうことなのだろう



いくら考えても原因がわからず、彼女との距離間も測れない



下1〜3
臨時トレーナーとのイベント
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 13:40:54.34 ID:oHeQ0DVD0
一緒に食事に連れて行ってあげて、何が合ったかを聞いてみる。
「私は被害者なんかじゃない…虐待なんか受けてない、あんな優しいトレーナーは他にいない…」と話される
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 15:33:03.00 ID:PNNkVhSHO
何度も見直してボロボロになったトレーニングメニューの書かれた紙を見た臨時トレーナーに「貴女の事を心からよく考えてある良いトレーニングメニューね。」と言われて思わず泣き出してしまう。
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 15:57:29.28 ID:uhrIBJh6O
とにもかくにもまずは話を聞くこと、そして否定しないことを念頭に行動する
149 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 17:41:20.19 ID:trMv3mqc0
ウマ娘といえば甘いもの。甘味が嫌いな子はまず居ないということで彼女とスイーツバイキングに出かけることにした



まずはなにがあったたかを聞いてみる。ここで大事なのは絶対に否定しないで聞くことに徹することだ



『それは違う』だなんて絶対に言っちゃいけない。私は敵じゃないってことを知ってもらう



「……」



彼女は口を開かないけど全く言うつもりが無いわけじゃない。彼女のペースで気持ちを整理するまで待てばいい



貴女の為なら時間はいくらでも使える。私の気持ちが伝わるまでは何時間でも待ってあげるから
150 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 17:52:48.09 ID:trMv3mqc0
やがて彼女はポツリポツリと話してくれた。例のトレーナーが悪くないと言い出した時は恋愛感情があったからなのかと思ったが事情が違う




「私は被害者なんかじゃない……」



彼女の話が本当ならむしろ被害者はトレーナーと言えるが状況から考えると、被害者はこの子になってしまうだろう



「洗脳なんか受けてない……あんな優しいトレーナーは他にいない……」



優しいと言われて引っかかる。今の話ならトレーナーは悪くなかったと学園に不満を漏らすのが普通だ



あのトレーナーは中央をクビになり地方に左遷された。これが彼女の言う優しいと結び付くのだとしたら



女トレーナー「全てトレーナーのせいにしたのね」



彼女は涙を流しながら頷く。全ての行動が裏目に出たとしてもどこかで訂正できるタイミングはあったはず



理事長が貴女を優先して彼を処分したと言っても抵抗くらいできた



ここで私は気付いた。彼女が背負っているものはトレーナーの輝しい未来だ。この子が彼の栄光を奪ってしまった



下を向き大粒の涙を流すこの子をどうするのが一番なのか。私のキャリアにかけて最適な答えを見つけてみせる



下1〜3
学園の外でのイベント
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 18:21:01.83 ID:f0vgBX6n0
逃げ☆シスがライブを開催。
「夢を求めて生きようよ!」
とスマファルがアピールする
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 18:23:13.51 ID:GFc4tw+E0
臨時トレーナー、モブちゃんの地方に飛ばされた前任トレとこっそり会って話を聞く実際の所未来を奪われて恨んでるのでは?と思ったが
「恨んでなんかない、ウマ娘の事を第一に考えるのがトレーナーとしての責務自分が悪役になるくらい安い物。もし自分の事が気掛かりで走るのを辞めたりしたらその時こそ本当に怒る」と語る
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 18:30:32.76 ID:flJgtRx00
>>152+女トレからその話を聞いて目に光を取り戻しかける主人公

今ままではプロローグだったのね完全に理解した
154 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 18:56:15.32 ID:trMv3mqc0
女トレーナー「仕事はどうなの?」



トレーナー「ぼちぼちです」



順調なわけが無いのに決して弱音は言わない。それは同じトレーナーである私にもそうらしい



会ってくれるかどうか怪しかったが二つ返事で快諾してくれた。彼はそういう性格なのだろう



世間話もそこそこに私は一番聞きたかったことをいきなり尋ねる



女トレーナー「あの子に未来を奪われて恨んでないの?」



トレーナー「恨んでなんかないませんウマ娘の事を第一に考えるのがトレーナーです」



自分が悪役になるくらい安い物だと言い切った。彼は本物のトレーナーだ、こんなことが言えるトレーナーは中央に何人も居ない



トレーナー「彼女に伝えてくれますか?もし自分の事が気掛かりで走るのを辞めたりしたらその時こそ本当に怒りますよって」



彼女に伝えることを約束して彼とは別れる。彼は罵声にも負けずきっと一流のトレーナーになれるだろう
155 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 19:04:10.13 ID:trMv3mqc0
彼女には突然休んだことを謝った。どこに行くかを言ってしまうとよくないと思い場所は伏せていた



私が彼に会いに行ったと言った瞬間、彼女は掴みかかってきそうな勢いで近付いてくる



「トレーナー……っ!!」



嘘偽りなく全てを話した。彼は進んで悪役になったのだと彼女も理解できただろう



そうなるきっかけを作ったのは彼女だが、この結果を望んだのは彼自身。その荷物は背負う必要が無いと諭す



「ごめんなさいごめんなさい……」



彼はそんな言葉は望まない。気持ちに応えるのなら強くなるしかない



この子がどれだけ伸びるのかは未知数。持っているものは素晴らしいからあとは本人の気持ちにかかっている



彼とこの子は離れていてもレースでなら繋がれる。そのことを彼女が忘れ無ければどこまでも強くなれるだろう



下1〜3
学園内でのイベント
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 19:24:00.78 ID:1M16Xr2To
ハルウララが人参を持ってよく遊びに来るようになった
友達に長距離を目指してスタミナを鍛えている小柄なウマ娘がいるらしい
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 19:32:46.91 ID:uFDNzVSi0
主人公、目標が決まる彼(元トレーナー)にG1で一着になった自分を見せるという目標が。
強くなってもう一度彼に会う為に。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 19:36:45.33 ID:y/dIjWQ4o
もう大丈夫ねと臨時トレが新しい本トレーナーの話を出すと明らかに同様する主人公
もうトレーナーと言う存在との別れは嫌だと
臨時の方は長く担当を持った事が無かったので悩む
159 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 21:30:01.95 ID:zmRJ/CbP0
あれから何度かの話し合いをした結果、今年中に勝負服を着ることを目指すと決まった



勝負服が着れるのはG1のレースに出るということ。その為には勝たなければいけないレースがある



勝負服を着て走る姿を彼に見せたい。この子だけの良い目標だと思う



G1を目指すだけではなく一着も目標にしたいところだがそれはまだ早い。新しいトレーナーがその時期を見極めるだろう



これで私の役目は終わったと思っていたがそんな簡単な話では無かった。彼女に次のトレーナーの話をすると激しく動揺してしまった



「また私は捨てられるんですか……?」



彼は捨ててなんか無いと慌てて否定する。感情が敏感になっているようなので、別れに関する時は慎重に言葉を選ばなければいけない
160 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 21:38:44.88 ID:zmRJ/CbP0
この子の面倒は私が見ると言えればいいのだが、そういうわけにはいかない。次の子の予定もあるし、その次も予定がある



それに私はちゃんとした担当を持たなくなって暫く経つ。以前と同じように指導できる確証が無い



私の迷いを悟ったのか彼女の表情がみるみるうちに曇っていく。口に出していないだけで心の内側では大嵐が吹き荒れている



「もうトレーナーと別れたくない」



理性で狂気を必死に抑えながら彼女はそう言う。その気持ちに応えなければトレーナーとは言えないだろう



女トレーナー「貴女のような子を元気付けるのが私の仕事。それはわかってくれる?」



「わかってる」



女トレーナー「どうしてもって言うならオンラインって手段はある」



直接指導できることは殆ど無いが映像を確認してアドバイスなら可能だと彼女に伝えると、途端に表情が明るくなった



周りからは無口で無表情だと思われていたようだけどそんなことは無い。表に出にくいだけでちゃんと喜怒哀楽もある普通のウマ娘だ



彼女のトレーナーになるのなら私も覚悟を決めなくてはいけない。G1に出ることがどれだけ大変なのかは身をもって知っている



下1〜3
学園内か女トレーナーとのイベント
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 21:57:22.39 ID:cELa2XinO
モブちゃんがフクキタルに呼び止められ「むむっ!貴女には大変不吉な『誰かとのお別れの相』が出ていますよ!?このままでは誰かと二度と会えなくなるかもしれません!」と告げられる
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 22:26:44.18 ID:eMIGSqkQ0
女トレ、ボロついたサラシを見つけるこれは捨てて新しいのを発注するわよと言うもこれはトレーナーがくれた大切な物だから…と拒否。質の良いサラシだったがモブちゃんのメロンには長く耐えられなかった模様。
「貴女の身体失礼だけどなんというか男の人には毒よね…」「彼は恥ずかしがってはいたけどそんな風には見てなかった…」などと話す
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/25(火) 22:30:51.37 ID:rcpEsJpM0
主人公、バストだけじゃなく身長の方もヒシアケボノを抜かし学園一位に色々とデカいウマ娘No.1となる
164 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 23:32:24.99 ID:ZVzTuaOI0
中央にはギリギリまで残ってこの子のトレーナーとして支えていく。些細なことでもプラスになるよう努力をする



学園の控え室に置かれていたボロボロにさったサラシがあった。気持ちを新たにして欲しいから捨てようとしたが彼女に止められた



「トレーナーがくれた大切なものだから」



そう言われれば質が良く量販店で簡単に買えるものでは無いことがわかる。これは彼女にとって宝なんだ



大切なものであることはわかったがこのボロさが気になる。大事に扱っていればこうならないのでは?



その質問をしようとしたが疑問はすぐに解決した。彼女の体にサラシが耐えきれなかったのだ



彼女が上下に揺れればたゆんたゆんとメロンが二つ揺れる。これに耐え切れるサラシは存在しないだろう
165 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/25(火) 23:40:08.00 ID:ZVzTuaOI0
女トレーナー「貴女の身体って失礼だけど男の人には毒よね」



「トレーナーは恥ずかしがってはいたけどそんな風には見てなかった」



それは凄いと思う。同じ女の私でも息を呑むこの身体。それを前にして欲望を抑えていたのは賞賛に値する



この子さバストだけじゃなく身長も高い。学園で一番背の高いヒシアケボノに並ぶ大きさも活かすべき



この大きさを活かすなら作戦は差し。パワーを特別鍛えなくともガンガン前に出れる



脚には全く不安が無い、課題のスタミナも改善されている。この才能を活かせなければトレーナー失格



レースに本気になったのはいつ以来だろうか、熱いものが身体を巡ってくる感覚は一種の快感だ




下1〜3
レースや学園内のイベント
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 00:12:46.83 ID:jkXS24070
G3のレースに出バする事に、そこでも観客からは「あの子が例のクズトレーナーが担当して子か」「可哀想に陰鬱な顔をしている」「薬で豊胸ってどんな変態だよ」とモブを心配する声と元トレを批判する声が
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 00:17:19.05 ID:O9srJSID0
>>166
何も知らない連中がトレーナーを批難して怒りが沸々と湧いてくるこれはもう走りでしか周りを黙らせるしかないとなる
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 00:28:04.54 ID:hLj5m33d0
周りに強豪ウマ娘もいなかった事もあり見事一着になるも、新しいトレーナーの腕が良かったんだなや前のトレーナーはダメな野郎だったんだなとなっている。
169 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 01:03:57.11 ID:XRRaL1dh0
今日はあの子のレース当日。G3でどんなレースをしてくれるのだろう。私はレース場で見守っている



観客「あの子が例のクズトレーナーが担当してた子か」



観客「可哀想に陰鬱な顔をしている」



観客「薬で豊胸ってどんな変態だよ」



この声がどうかあの子に届かないようにと思っていたが、その心配は無駄だった



「………………」



コロシテヤル



口の動きでわかる。暴言を吐いていた観客に向けてあの子は殺意を向けてしまっている



女トレーナー「こんな奴らは走りで黙らせなさい!!」



あの観客の声が聞こえているなら私の声も聞こえる。私の言葉で正気を取り戻したのか大人しくゲートに入っていった



貴女やトレーナーのとやかく言う人はこれから何人も出てくる、それを黙らせるにはレースしかない



彼女が不安定になってしまうのは仕方がない。それをすぐ正気に戻せればロスは最小限になる



トレーナーのことはすぐに解決とはいかない。心は無理に治す必要がない、あの子と向き合って一歩ずつ進んでいけばいいんだ
170 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 01:11:02.78 ID:XRRaL1dh0
レースは見事に一位だったが当たり前の結果でもあった。強豪ウマ娘もいないこのレースなら確実に勝てるのはわかっていた



彼女もそれがわかっているのかあまり喜んではいない。でもそれじゃいけないと彼女に声をかけようとした時だった



観客「新しいトレーナーの腕が良かったんだ」



観客「前の変態はダメトレーナー野郎だったんだな」



マズイ。彼女の目が曇りきってしまった。ライブどころの話じゃない、一秒でも早く彼女を落ち着かせる必要がある



関係者にはライブに出れないと頭を下げるしかない。私が注意されて怒られるだけならそれでいい。彼女を終わらせてしまうわけにはいかない



私は昔を思い出したかのように全力で走る。人混みを掻き分け急いで彼女の元に走った



下1〜3
レース場かその後のイベント



寝ます
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 01:48:00.64 ID:cb2a1XsJ0

モブちゃん、次は強い相手がいるG2に出場したいと言う
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 02:27:37.88 ID:oYRMUhWIO
ライブを中止しようとするもモブちゃんが「大丈夫。ウイニングライブは応援してくれたり支えてくれた人の為にやるものだから……私はトレーナーの為にライブをやるよ」と言う。
強く握りすぎた拳を血で滲ませながら
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 07:42:06.88 ID:QEmxqERVo
ライブ後、観客は圧倒されて誰も貶したりはしなかった
鬼気迫るパフォーマンスはもちろん、ばるんばるんするご立派なお山を見ればさもありなん
174 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 12:52:51.10 ID:ufN+6aRw0
「大丈夫。ライブはやるよ」



ウイニングライブは応援してくれたり支えてくれた人の為にやるもの。だから自分はトレーナーの為にライブをやると言う彼女を止められなかった



彼女は自分とも戦っている。強く握りすぎて拳を血で滲ませるほどの怒りを殺そうとしている



止めるのではなく背中を押してあげるべき。なにかあれば全ての責任は私が背負う覚悟で彼女をライブのステージに送った




観客「おおお……」




観客は圧倒され誰も彼女を貶したりはしなかった。彼女がセンターで踊るだけでいつものライブが映画のようにまで感じる



あの子はスケールも大きい。恵まれた体を全て使ってのライブは目を見張るものがある



観客「やっべぇよアレ……」



男性にとってはアレは刺激が強過ぎるだろう。体操服で踊っていてるのに大きな山が二つ揺れているのが確認できる



思春期の学生からしたらモザイクが必要なレベルかもしれない……
175 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 13:03:32.42 ID:ufN+6aRw0
ライブが終わると彼女は落ち着きを取り戻していた。手の治療をしながら次のレースに向けて軽くミーティングをする



「次はG2を走りたい」



女トレーナー「私もそのつもりだったけど、次からは私は来れないのよ」



臨時トレーナーとして次のウマ娘の所に行かなければならない。タイミングが合えばレース場に向かうことはできるが難しいことの方が多い




女トレーナー「私が居なくてレースは平気?」



彼女は答えに詰まる。今日はもし私がここに居なければどうなっていたかわからないということなのだろう



かなり不安が残るがG2のレースになれば同じ寮のウマ娘や頼れる先輩たちもレースに出る。もし彼女が動揺しても止めてくれるだろうがこれは楽観的過ぎる



レースの直前にはなんとか時間を作って電話をしてあげよう。この子のトレーナーならそれくらいはして当然だ



下1〜3
学園内やレースのイベント
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 13:41:51.36 ID:u2wB/Yy20
主人公、保健室で再びサボり中のセイウンスカイと遭遇、「トレーナーさんの件は残念だったね〜」「優しそうだったしセイちゃんの担当にもなって欲しかったよ〜」と冗談交じりながらウンスなりに彼女を慰めるが。やはり>>60で彼が善人なのを知ってたので「もっと彼としっかり向き合ってればこうはなってなかったんじゃない?」と厳しい事を言われ初めて『加害者』扱いをされる
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 16:33:11.71 ID:mT/pfZyHo
同室の子が労って肩揉んでくれる
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 16:56:26.13 ID:DudRXMsK0
>>176
厳しい事言われた事より自分を被害者扱いしない人物に出会い涙が自然と溢れるモブちゃん
179 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 17:13:38.71 ID:ufN+6aRw0
臨時トレーナーの○○さんは学園から離れてしまった。私のようなウマ娘を助けるのにあの人の力が必要なのは理解できる



学園から離れてもトレーニングの確認とミーティングは毎日行っている。時間が合えば動画を繋いだままのトレーニングもやっている



それでも直接頼れる人が居ないのは心細い。○○さんが居なくなってから授業に出れない日が出てきてしまった



授業は午前だけなのにそれに出れないのは大きな問題なのはわかってる。けれど体が動かない



精神的なものであろうという推測は立てれるのだが自分の脆さに情け無くなってくる。自分でもこんなに心が弱いとは思っていなかった



学園内でウロウロしていると他のトレーナーや教師に見つかってしまう。普通なら怒られるところだが私の事情を知っているのでやんわりとしか注意されない



教師「無理しなくていいのよ」



哀れむようなあの目が嫌いだ。私を被害者と決めて気の毒なウマ娘だと情けをかけてくるのが許せない



しかしこちらは授業に出ていないという落ち度があるので怒ることはできない。ゆっくりできる場所を探して保健室に辿り着いた
180 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 17:44:56.59 ID:ufN+6aRw0
セイウンスカイ「セイちゃんが先客ですよ〜」



彼女も授業をサボっているようだった。そういえば前にここで会った時も授業には出ていないと言っていた



私が授業に出れない理由は聞かず暇だしお喋りでもしようということになった



セイウンスカイ「トレーナーさんの件は残念だったね〜」



「残念って言葉じゃ言い表せない」



セイウンスカイ「優しそうだったしセイちゃんの担当にもなって欲しかったよ〜」




いつもの私なら嫉妬に狂ってもおかしく無かったが不思議とそんな気持ちにはならなかった。彼女ならトレーナーと良い関係になれそうだと直感した




セイウンスカイ「もっとあの人とちゃんと向き合ってればこうはなってなかったんじゃない?」



え、と思わず口から漏れる。彼女は彼が優しい人だと知っている数少ない人だった



セイウンスカイ「彼に全部押し付けることになったのも可哀想だよ〜」



彼女は私が悪いのだと言っているのだ。理事長ですら私を責めなかったのにセイウンスカイが私が悪いと言ってくれている
181 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 18:21:29.06 ID:ufN+6aRw0
「ううううう……っ」



セイウンスカイ「わ〜〜!泣かないでそんなつもりじゃなかった!」



この涙はそういう意味じゃない。私を加害者だと言ってくれたことが嬉しかった



私を悪いと言ってくれて救われたとも勘違いしてしまう。悪いとてくれることがどれだけ私にとって嬉しかったか



涙の理由がわからず狼狽える彼女の前で私は泣き続けた



下1〜3
学園内やレースのイベント
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 18:57:48.94 ID:QEmxqERVo
保健室だけじゃなくどこでもセイちゃんに付いてくる様になったモブちゃん
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 19:15:45.20 ID:z/c56T3kO
その後事情を把握したセイウンスカイ
偏見は付きまとうだろうけど頑張りなよと激励しつつ、強い娘が注目するようになったと情報提供
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 19:20:55.66 ID:O9srJSID0
主人公ウンスのおかげで少し気分が晴れる、保健室を後にするとBNWの三人と遭遇三人もプールで倒れた主人公を介抱したトレーナーが噂のような人物だとは思えないと話、分かる人には分かってくれているのを理解する
185 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 19:48:21.41 ID:I6gs44i50
セイウンスカイにも全てを話して事実を知ってもらった。私が泣きながら説明するので理解するまで時間はかかったが、自分の言いたいことは全て伝えた



セイウンスカイ「偏見は付き纏うけど頑張るしかないね〜」



それが彼にできる罪滅ぼしだと信じて走るしかない。私の目標も応援してくれると言ってくれてとても嬉しかった




気分も晴れたから少しくらい授業に出ようかと思ったが既に午後になっている。トレーニングが始まっている時間なので明日以降に頑張ることにした



セイウンスカイには何度もお礼を言った。彼女は責めたのにお礼を言われることに戸惑っていたが最終的には受け入れてくれた
186 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 19:54:02.20 ID:I6gs44i50
保健室を出てトレーニングに向かおうとした道中でBNWの三人とバッタリ会った



ビワハヤヒデ「君のトレーナーのことについて聞きたいことがある」



ナリタタイシンは私を睨むように凄んでいる。ウイニングチケットにもいつもの明るさは無い



この三人は私が倒れた時にトレーナーがどういう行動をとったのかを目の前で見ていた。彼が鬼畜なはずが無いと知ってくれていた



本当のトレーナーを知ってくれている人は存在する。それがわかって心がとても軽くなった



私が真実を伝えればこの三人も私を注意してくれるだろう。それが普通で当たり前なんだ



私は責められ怒られる度に心の雲が晴れていくのを感じた




下1〜3
学園内やレースのイベント
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 20:15:31.92 ID:RXgjyguq0
ハルウララ登場。負け続きの自分には、
主人公さえ雲の上の人に思えるという
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 20:31:01.76 ID:AdZUxtmso
謂れのない罪を被ってまで担当を庇ったトレーナーにチケゾー大号泣
ナリタタイシンは気に入らなかったようで、そうやって慰めを求める暇があるならトレーナーが戻ってこれる努力をしたらどうだと
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 20:34:54.07 ID:Bnk65GSCO
G2のレースに出る最近の注目株として記者達が取材に来る。
殆ど当たり障りのない内容を聞いてくるが、「劣悪なトレーナーとの件をどのようにして振りきったんでしょうか?」と元トレーナーの評価は変わっていない
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 20:34:58.31 ID:pd9OpgRS0
モブ、ハヤヒデ達に事情を説明する。
「はぁ?何それ薬に手を出したアンタが全部悪いじゃん、あんな当たりのトレーナーそういないってのに」、「いい人なのに可哀想だよ〜!!」モブに呆れるタイシンと大泣きするチケゾー。
「過去はもう変えられない重要なのは今後のキミ自身の行動による」と冷静に分析するハヤヒデ
191 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 21:45:42.06 ID:I6gs44i50
ナリタタイシン「はぁ?何それ薬に手を出したアンタが全部悪いじゃん」



ナリタタイシン「あんな当たりのトレーナーそういないってのにバカじゃん」



ウイニングチケット「いい人なのに可哀想だよ〜!!」



隠すことはないと全てを三人に話す。ナリタタイシンは呆れてしまいウイニングチケットは彼が可哀想だと泣いている



ビワハヤヒデ「そんな事情があったのか」



納得したようにうんうんと頷く。わけを聞くと彼が左遷で済んだのが甘過ぎると思っていたようだった



聞いていたことが全て事実ならトレーナーは地方でも同じことを繰り返す。この学園がそんな危険なことはしないと考えていた



だからこの話には裏があるとビワハヤヒデは考えていたみたいだった。彼女は自分の考えが合っていたことに納得していた




ビワハヤヒデ「過去はもう変えられない。重要なのは今後のキミ自身の行動による」



呆れもせず泣きもせず冷静にそう口にするビワハヤヒデ。この冷静さは絶対に私も身につけてなければいけない



呆れられてそこで終わればなにも残らない。BNWのような人たちからは常に学ぶことがあると彼は教えくれた
192 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 21:51:45.08 ID:I6gs44i50
私は三人にこの話を他人に話してもいいと言った。予想外だったようでナリタタイシンはチラッとこっちを見た



「もう私は逃げません」



事実を知って罵倒する人がいるならそれも受け入れる。むしろそうなってくれた方がいい



トレーナーは悪くない絶対に悪くないのに!!



ビワハヤヒデ「落ち着くんだ」



そう言われて平穏を取り戻すが同時に鈍い痛みが手からしてくる。ああまたやってしまった



ビワハヤヒデ「激しい感情でレースに出るウマ娘は存在する。しかし君のは危険過ぎる」



私の激情は殺意のそれに等しい。目標を叶えるには感情のコントロールは必須だ
193 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 21:57:37.99 ID:I6gs44i50
後日、私の感情は激しく揺さぶられることになる



G2のレースに出る新人の注目株として記者達が取材に来た。初めは断るつもりだったが○○トレーナーは取材の応対もウマ娘に必要だからと渋々受けることにした



記者「なるほどなるほど」



質問の殆どが当たり障りのない内容か私ではわからないものだった。トレーニングのことはトレーナーに聞いた方が早いのに



いくつかの質問のあとこの記者は言ってはいけないことを口にした



記者「劣悪なトレーナーとの件をどのようにして振り切ったんでしょうか?」



直接的な言葉は使っていないが彼がいかに酷いトレーナーかだったをこの記者は口にしやがった



彼のことなんか何も知らない癖にどの口が言ってるんだこのクズ



トレーナーは悪くない悪くない悪くない悪くない!!




下1〜3
取材はどうなったか、もしくはその後のイベント
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/10/26(水) 22:07:08.53 ID:bYXGdbQb0
モブが記者に殴りかかろうとする寸前、ダイタクヘリオスとメジロパーマーが記者にハイテンションにからんできて、そのすきにセイウンスカイが現れ手を引かれその場をはなれる
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 22:16:44.94 ID:O9srJSID0
カメラの前で前任トレーナーの噂は全部嘘、全部私の責任なんだと真実を暴露する。
も駄目、「こりゃ酷く洗脳されてるな」「まだ彼と繋がりがあり脅されてるのでは?」や「真実とかどうでもいいんだよ…記事書けねぇだろ」と悪質記者のボソと呟くのも聞こえた
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/10/26(水) 22:24:12.50 ID:+xS/q8K20
>>195
その後、理事長に呼び出されメディアの前で勝手な発言は控えて貰いたい、君の為にもそして地方に飛んだ彼の為にもと釘を差される
197 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 23:17:48.64 ID:XRRaL1dh0
このゴミを潰そうと手を伸ばしかけた時に気付く。取材ということでカメラが回っている。私の行動が撮られてしまっている



トレーナーが見てしまうかもしれない、それだけは嫌だ!!



殺意を押し殺しどうすべきかを考える。カメラの前で真実を言えば彼のことをわかってくれるのではないか



きっとそうに決まっている、私がやるべきことはそれなんだ



記者に対して全てを語るといい真実を話す。悪いのは私であってトレーナーはなにも悪くなかった



涙を流すことはなく自分の言葉で全て伝えることなら私にもできる
198 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 23:27:18.73 ID:XRRaL1dh0
記者「こりゃ酷く洗脳されてるな……」



私は真実を語ったのにこのクズ共は認めようとしない



記者「まだ彼と繋がりがあり脅されてるのではないんですか?」



もういいカメラなんか知らない、全員コロシテやる。まずはこの記者からだとターゲットを決めた時、後ろから誰かに抱きつかれた



ダイタクヘリオス「イェーーカメラじゃん映ってるぅ?」



メジロパーマー「こっちも映してよカメラさん!」



カメラの前にはハイテンションな二人が、私に抱きついてきたのはセイウンスカイだった



セイウンスカイ「一緒に遊ぼうよ〜」



振り解こうとしても全く動かない。抱きついてきたのではなく拘束されいる状況に近かった



秋川やよい「その取材待った!!」



更には理事長も来て状況が混沌とし、取材どころでは無くなった
199 : ◆rOtwZuuRn. [saga]:2022/10/26(水) 23:35:29.25 ID:XRRaL1dh0
取材は理事長に許可を得ていないということで没になった。クズ共は許可を取っていたと言っていたそうだが、理事長が出していないと言えば出していない



取材の映像も没収となり学園が預かったと聞かされ、そして私は理事長に呼び出された



秋川やよい「メディアの前で勝手な発言は控えてるように!君の為にもそして地方に飛んだ彼の為にも!!」



「納得いきません」



秋川やよい「こんなことは彼は望まない!!」



学園は私が被害者になることを望んでいる。メディアも私が被害者であれば話が面白くなる



「クズが」



私の独り言は理事長には聞こえていたはずだが何も言われることはなかった





下1〜3
学園内やレースでのイベント
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