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【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索【百合】

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350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 13:55:12.76 ID:DatjkrKUO
体育後の着替え中、生徒Bが下着品評会を始める
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 13:55:37.65 ID:rR2D77fTo
夏に向けて新しい水着買いに行こうぜ
リエムちゃん達の分も買おうぜ
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 13:57:13.10 ID:PpVHE06U0
コピペミスです。本日はここまでではありません。これは安価に含まれないレスです
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 13:57:47.64 ID:AGqYZT6d0
>>349すみません誤字りました。

その事→その子とです。
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 14:09:30.22 ID:PpVHE06U0
―6月4週 某日 放課後
 学生通り

アリム「……」スタスタ

アリム「ある程度はこの時代の人間の生活様式を知っておいた方が良いか……」

アリム「エーテルリキッド……ここではマナポーションか。それの補充もしておきたいしね」

自動車「」ブーン!

アリム「この時代の移動用機械か……。質量攻撃として上手く使えれば強そうね」

アリム「頭上にある赤とか黄に光ってるやつは、信号機と言ったかしら。確か赤が停止、黄が注意で……ん? あの車――」

自動車「」ブーン!!!

「あ――」

アリム「ッ!!」シュバッ


↓1コンマ アリムが助けた人
01-10 生徒A,B
11-20 風紀委員長
21-40 ルウェリア
41-60 サーナ
61-80 ノルン
81-00 リアン
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 14:19:04.90 ID:dERYYOIi0
えい
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 14:46:46.29 ID:PpVHE06U0

 ガッ ズザァッ

自動車「」ブゥーン―


リアン「あ――アリム、ちゃ――」

アリム「馬鹿! 馬鹿リアン!! 何ぼけっとしてんのよあんた!!」

リアン「ご、ごめんなさい……」

アリム「言ったわよね!? リエムを裏切るなって……!! お前が消えたら、リエムがどんな気持ちになるか――わからないなんて言わせないわよ!!!」

リアン「……! う……う、うぅ……」ポロポロ

アリム「……ッ! な、泣いたって許さないわよ! 例えただの不注意だとしても、勝手に死ぬなんて絶対に許さないわ……!!」

リアン「う、うあぁぁ……ごめんなさい……ごめんなさぃ……アリムちゃ……リエム、ちゃ……」ポロポロ

マナポーションの瓶「」カラン…

アリム「…………っ! これ……エーテルリキッド……? あんた、これ嫌いなんじゃ……?」

リアン「えぐ、えぐ……。あ、アリムちゃんに……あげようと……思って……」ポロポロ

アリム「……自分の分くらい、自分で買えるわよ。こんなものを渡す為に、命を落としかけたなんて……。ふざけないでよ…………」

リアン「う、うぅぅ……」ポロポロ

アリム「…………立てる? 帰るわよ。ほら……」スッ

リアン「うん……」グスグス

アリム「ったく……。本当に世話のかかる人間ね……」

 ◆
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 18:06:41.42 ID:PpVHE06U0
―6月4週 休日
 学生通り ショッピングモール

リアン「……」ソワソワ

リエム「……」

アリム「……」

リアン「…………あ、アリムちゃん……。この前は……ごめんね……?」

アリム「別に。反省はしただろうから、わたしからこれ以上言うことはもうないわ」

リエム「何かあったのですか……?」

リアン「えっとね……。車に撥ねられそうだったところを、アリムちゃんに助けてもらったの」

リエム「…………悪い方のリエムが、リアンさまを……?」

リアン「うん……。あと、アリムちゃんって呼んであげて……?」

リエム「…………」

リエム「…………リアンさまを助けていただいて……ありがとうございます……」ペコリ

アリム「別に。そいつに死なれたらいろいろ困るから。それにしても、お前がわたしに頭を下げるなんて思わなかったわ。魔法人形が人間を助けるのは当然の義務、それなのに反省や謝罪を求めるなんてやはり悪いリエムは欠陥品だー、なんて言うかと思ってたのに」

リエム「…………いいえ。リアンさまの危機に駆け付けられなかった、欠陥品のわたしに……そのようなことを言う権利はありません……」

リアン「え――」

アリム「……」ブンッ

 パシンッ

リエム「……」ヒリヒリ

アリム「揃いも揃って本当に手のかかる奴ら。待機を命じられてたお前が駆け付けられるわけないでしょ。責任の感じ方がおかしいのよ」

リエム「ですが……わたしより、アリムの方が優秀です。わたしでは、もうリアンさまのお役に――」

アリム「わたしはリアンの魔法人形じゃないし、リアンのことを取ったりもしないわ。リアンの魔法人形は今までもこれからも、お前一人だけ」

リエム「…………」

アリム「わたしがどんなに優秀でも、その地位は永久に変わらないわ。それでもまだ不服? わたしに負けたくないの?」

リエム「……はい。リアンさまの魔法人形はわたし一人で……リアンさまのお役に一番に立てるのも……わたしでなきゃ、いやです……」

アリム「……ふふっ。本当に、強い意志を持った強欲な魔法人形になったのね。良いわ……それなら、わたしが鍛えてあげる……!」

リエム「アリムが、わたしを……?」

アリム「ええ。一朝一夕とはいかないだろうけど、漫然とリアンに仕えているよりは遥かに効率的にいろいろ教えてやるわ。覚悟しておきなさい」

リエム「……! はい……よろしくお願いします、アリム」

リアン(いろいろあったけど、この様子ならリエムちゃんとアリムちゃんは仲良くなれそうかな? 良かった……)


リアン「ねえところでアリムちゃん、この前のルルちゃんの時みたいにパパッとインストールしてリエムちゃんを強くしたりはできないの?」

アリム「リエムの既存機能はもう最新型だからああいうのは無理ね。あとはわたしの今までの学習データをリエムに飲ませるっていう方法もあるけど、その方法はリエムの人格に大きな影響を及ぼすから当然ダメ。そもそもわたしの学習データはわたし用に洗練されたものだから、初期化直後とかならともかく既にいろいろ学習しているリエムに飲ませてもあまり良い結果にならない可能性の方が高いわ。まあつまり、魔法人形も地道に学習を積み重ねていくしかないってことね」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 18:08:56.44 ID:PpVHE06U0
サーナ「わたくしが来ましたわよ!」ザッ

ノルン「おはよう、リアンちゃん、みんな。待たせちゃったかな?」スタスタ

ルウェリア「ごめんみんな、ルルさんがまだ寝てて……」タッタッタッ

剣ルル「んん〜……」

リアン「みんな、おはよう!」

リエム「おはようございます、皆さま」ペコリ

アリム「……で、何の集まりだったかしら。これ」

リアン「これはね……水着を買おうの集まりだよ!」

 ◆

―水着コーナー

ルウェリア「流石に海にスクール水着を着ていくのは恥ずかしいし、ちゃんとしたの選ばないとね」

リアン「だね……。私もスク水しか持ってないから……」

ルウェリア「と言っても……私に似合うのってあんまりないんだよね……」ペタン

リアン「あ、じゃあこれなんてどうかな? ひらひらしてて可愛いし」スッ

リアン(そう言って私が手に取ったのは、胸元にひらひらのフレアが付いたフレア水着だ)

ルウェリア「へえ、こういうのもあるんだ。なるほど……このひらひらがあれば、ペタンコの私でもそんなに変に見えないね」

リアン「そ、その……もし気に障ったら、ごめんね……?」

ルウェリア「ううん。私そういうの全然気にしてないから大丈夫。この前リアンちゃんが大きくなった時は、流石に疎外感あったけどね……」




ノルン「……私はどんなのにしようかな……」

リアン「ノルンさんが遠足のプールで付けてたやつ、可愛かったよね」

ルウェリア「ノルンさん、意外と攻めるんだなあって思ったなあ、あの時は」

ノルン「や、やめてよ……/// 私、今回は攻めないからね」

リアン「それなら……こういうのはどう?」サッ

リアン(そう言って私が手に取ったのは、ふわりとしたフリルやスカートの付いているワンピース型水着だ)

ノルン「わ……これなら肌の露出も少ないし、良いかも……」

ルウェリア「お淑やかな雰囲気ですごく良いと思う。ノルンさんの可愛さが引き立つよ、きっと」

サーナ「わかりますわ! きっととても可愛いですわよ!!」

ノルン「やめてよもう……///」



サーナ「わたくしはどんなのがよろしいかしら……」

ルウェリア「遠足の時はけっこう本格的な競泳水着だったよね。けっこう泳いだりするの?」

サーナ「淑女の嗜みでしてよ。でもせっかくなら、わたくしの美を魅せつける方向も考えたいですわね」

ノルン「サーナちゃんの美……?」

リアン「それなら……これなんかどうかな?」スッ

リアン(そう言って私が手に取ったのは、クロスタイプのセクシーな水着だ)

サーナ「あら、やりますわねリアン! 程よい可愛さと、美しさ――わたくしにピッタリですわ!」

ノルン「あはは、流石だねサーナちゃん。私もちょっとは自信付けたいなあ……」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 18:10:19.89 ID:PpVHE06U0
ルル「ルルは? ねえ、ルルのは?」グイグイ

リアン「わっ起きたのルルちゃん! そうだなあ……ルルちゃんはどうしよっか」

ノルン「ルルちゃんは、どんなのが良いっていう希望はある?」

ルル「んー……かわいくて動きやすいやつ」

リアン「それなら――これだ!」バッ

リアン(そう言って私が手に取った水着は、紺色のワンピースタイプ――スク水だ!)

リアン「ルルちゃんならこれだよ! これしかない!」

ルル「そうなの? わかった、これにする」



リエム「…………リアンさま。わたしは……」

リアン「リエムちゃん。実はね、リエムちゃんのはもう考えてあるんだ――」

ルル「どんなの? どんなの?」ドキドキ

リアン「それはもちろん――これだよ!」バッ

リアン(そう言って私が手に取ったのは、ルルちゃんに選んであげたものに似た――しかし色が白いもの――――白スクだ!)

リアン「リエムちゃんの無垢で清純な印象と、神秘的な魔法人形の印象を併せ持つ――我ながら完璧なセレクトだと思う!」

ルル「わー! おそろい!」パチパチ

リエム「リアンさま……! わたしは……それが良いです……!!」



アリム「…………」

リアン「アリムちゃんは……」

アリム「言っとくけど、わたしはいらないわよ。その……スク水? ってやつも、着ないから」

リエム「む……悪い方のリエムは、協調性がありません」

アリム「どうとでも言いなさい。人間のファッションなどに興味はない」

リアン「まあまあそう言わずに……」バッ

リアン(そう言って私が手に取った水着は、燃えるような真紅のワンピースタイプ――赤スクだ!)

ルル「わー! アリムもルルとおそろい!?」

アリム「は、はあ!? 着ないって言ったでしょ!! 馬鹿リアンは聴覚か脳が腐っているのかしら!!?」

ルル「……おそろい……」ウルウル

アリム「うっ……! る、ルルの為なんだから……間違ってもクソボケキショリアンの為じゃないんだからね!!!?」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 18:11:16.87 ID:PpVHE06U0
リアン「えへへ、水着選びって楽しいね!」

ルウェリア「リアンちゃんにこんな趣味があるとは思わなかったよ」

サーナ「全くですわ。普段の気弱さはどこへやら……いつもこれくらい強気であればよろしいのに」

ノルン「でも……ちゃんと相手のことを考えて選んでくれてるから、嬉しかったよ私」

アリム「どうだか。相手のことを考えないで自分の性癖を押し付けてるだけよ」

リエム「悪い方のリエムは、一度決まったことに後からグチグチ言うみっともない魔法人形です」

アリム「うるさいわね!」

ルル「ねー、リアン本人はどうするの?」

リアン「――え?」

アリム「……勝手に選んで回ってくれたんだから、覚悟はできてんでしょうね……?」ズズズ

リアン「ひえ……!」


↓1リアンの水着
01-30 極小マイクロビキニ
31-60 透けそうでギリギリ透けない競泳水着
61-90 みずのはごろも
91-00 謎の光
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 18:15:10.43 ID:bWGUHsPU0
はあっ
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 18:30:37.37 ID:rDEPOrvLo
スク水三連星は趣味全開やがなリアンちゃんw
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/05/07(日) 18:49:59.03 ID:Kuo/qMsMO
ちょうど遺跡ゲージ溜まったけど、次の遺跡は海の中だったり?
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 19:00:49.60 ID:Y0VYNmcGO
今更だけど魔鍵とイエリアは別個体か。勘違いしてた
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 19:02:45.91 ID:PpVHE06U0
>>363 ネタバレやめてください><
――――――――――――――――――――

透けそうでギリギリ透けない競泳水着「」

リアン「えええー!? これ普通の水着じゃないよ、絶対そういうプレイ用のやつだよ!!」

アリム「あっはは! 脳が腐ってるんなら知性も羞恥心もないから問題ないでしょ! キショリアンにはこれがお似合いよ!」グイグイ

リアン「や、やだ! 助けてみんな!!」


ルウェリア「…………海辺で恥じらうリアンちゃん、良くない?」

ノルン「ちょっと可哀想だけど……良いかも……。で、でもやっぱり……」

サーナ「アリムに自身の性癖を押し付けたのですから、その咎は受けて然るべきですわ……」

ルル「ルルたちのにちょっと似てる……リアンもおそろい?」

リエム「…………リアンさまと、おそろい……」


リアン(な、なんてことだ……頼みの綱であるリエムちゃんまでも……)

アリム「諦めなさい! お前は今年、それを着て海に出るしかないのよ!!」

リアン「んあああああッ!!!」


リアン(結局、みんなが私の選んだ水着を買う代わりに、私はそのスケスケ競泳水着を買わなければならないことになった……)

リアン(これは……性癖を押し付けた私への、罰なのだろうか……)

リアン(……まあでも。アリムちゃんもなんだかんだ楽しそうだったし、ちょっと馴染めたようにも見えたから、良かった)

リアン(このまま、もっともっとみんなと仲良くなってくれると良いな)

 ◆
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 19:06:58.69 ID:PpVHE06U0
―6月4週 某日
 更衣室

リアン「はあ〜今日の体育も疲れたあ〜」ヌギヌギ

サーナ「戦場ではあれほど勇ましく戦うのに、体育の時のリアンはふにゃふにゃですわよね」バルンッ

リアン「戦いの時だってそんなに頑張れてないよお。この前なんかリエムちゃんとアリムちゃんとルルちゃんに任せきりで、後方支援が精一杯だったし……」プル…

ルウェリア「いや、その三人には付いていけないのが普通だから……」ペタン

ノルン「でも……あの子たちばかり矢面に立たせられないよね。私たちも頑張らなきゃ」ポヨン

生徒B「あ! リアンちゃん今日もピンク!?」

リアン「…………///」サッ

生徒A「こら! うちの子がめっちゃご迷惑をおかけしちゃいました〜! ごめんね!」ズルズル

生徒B「あああ〜〜」ズルズル…

リアン「うぅ〜……///」

ルウェリア「り、リアンちゃん。大丈夫だよ、ここはもう私たちしかいないし……そもそも、みんな下着だから」ペタン(E:水色)

サーナ「そうですわ! 気にすることも恥じることも何一つありませんわよ! ほら見なさい! わたくしは黒でしてよ!!」バルンッ(E:黒)

ノルン「ルウェリアちゃんの言う通り……もう、大丈夫だからね。ほら、私だって……今日はこんな下着だよ」ポヨン(E:パステルイエロー)

リアン「……み、みんな……ありがと……///」プル…(E:ピンク)

リアン(しかし……下着を見られた程度でこのザマでは、あのスケスケ競泳水着を着たらどうなってしまうのだろう、私は……)

リアン(うう……考えたくない……)

 ◆
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 19:45:53.31 ID:PpVHE06U0
―7月1週
 遺跡探索部 部室

リアン(雨季が明け、カラッと晴れた夏の日差しが眩しく感じられるこの7月……)

リアン(私たちは、遺跡探索部の部室に招集をかけられていた)


エンシァン「諸君、我々は新たな遺跡の発見に成功した」

ルウェリア「えっ!? いつの間に!?」

エンシァン「見つけたのはシャーロットだ。シャーロットは部員ではないが実質部員のようなものとして遺跡探索をしていてな」

シャーロット「その先は私が自分で説明致しましょう。先日、私はリエムちゃんマップを手に水上バイクで海上を回っていたの」

リアン「え、水上バイクなんて持ってたんですか!?」

シャーロット「ええ、フィールドワークに必要な免許は大体持ってるわ。それで、目的の地点まで来てダイビングをしたら――ドンピシャ! あったのよ、遺跡が!」

ノルン「す、すごいアグレッシブ……!」

シャーロット「でも、外壁は当然対魔法障壁で覆われているし、私一人侵入したところで海の藻屑と消えるだけでしょ? だから、皆に手伝って欲しいのよ!!」

エンシァン「というわけだ。しかし我々にある海上移動手段は、シャーロットの水上バイクだけ……」

ルウェリア「あ、それなら! 私の硬度変化魔法で海上を固めれば、皆で歩いていけますよ!」

エンシァン「一人で何時間、人数分が乗れる範囲の海水を固め続ける気だ? その案は却下だ」

ルウェリア「う……はい」

リアン(うーん……私一人なら水を操ってスイスイ目的地まで行って水中にも潜れるけど……。流石に複数人を運ぶことはできないしなあ……)

エンシァン「というわけで次なるミッションは、複数人での海上移動手段及び潜水手段を確保することだ!」

サーナ「なるほど……理解しましてよ!」

エンシァン「手段にもよるが、探索時は恐らく海上待機組と潜水探索組に分かれることになる。遺跡探索部発足以来最大規模の作戦だ。皆、心してかかるように!」

ルル「ん!」

アリム「……海底に遺跡なんてあったかしら……。データベースにハッキングしてもボロボロだし、調べようがないわ……」


―次の遺跡発見率[0/500]※海底遺跡を踏破するまで上昇率が1/4になります
 ◆遺跡探索部メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+1、戦闘力+3、持続力+4)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇リエム  (魔導兵装:踏破力+2、戦闘力+5、持続力+2)
 ◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+3、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇ルル   (土の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+5)〈防御強化〉
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇アリム  (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+8、持続力+4)

☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・魔鍵を追う
・海底探索の手段を考える、探す

7月1週の行動です
↓1〜3 自由行動または発生するイベント 行動終了後、何らかの特殊なイベントが発生することがあります
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 19:46:37.75 ID:AGqYZT6d0
雨の日サーナがルルを見つけ、自室のお風呂に入れてあげる
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 19:48:50.21 ID:DatjkrKUO
アリムが多くの生徒達にもみくちゃにされる
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 19:49:30.41 ID:R1ppt9t70
アリムに魔法人形ってどうして作られたのって
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 19:52:01.72 ID:LRPsc3iVO
せっかくのファンタジー世界観なのだし、なんかそういう海を渡れるでっかい人造種とか古代兵器とかないかとか調べる
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 21:30:55.08 ID:PpVHE06U0
―7月1週 某日 放課後
 学院 校庭

リアン(そういえば、アリムちゃんっていつも部室にいるけど……どこのクラスなんだろう)

リアン(学年は私たちと同じ二年生ってことになってるみたいだけど……)


「ああああああああッ!」

リアン「い、今のアリムちゃんの悲鳴? 行ってみよう!」


 キャーッ カワイーッ

生徒A「え、めっちゃかわ!!! このキューティクルどーなってんのー!?」

生徒B「肌もすっごい綺麗……! どういうケアしてんのマジで!?」

生徒A「てかリアンちゃんの姪っ子ちゃんにクリソツだよ! 二年生だよね!? どーゆー関係!!?」

生徒B「ま、まさか……隠し子!!!?」

生徒A「やば! スキャンダルじゃん!!」

アリム「離せ! 消し飛ばすぞ人間!!!」


リアン(アリムちゃんが、何人かの生徒に捕まって触られていた……)

リアン(と、とにかく助けないと……!)


リアン「ど、どいてどいて! 嫌がってるでしょ!!」ズイズイ

アリム「リアン……! こいつら、どうにかして……!」

リアン「うん……! こら! 離れて離れて」ブンブン

生徒A「え、嫌がってた……!? ご、ごめん夢中で気付かなかった……。ほんとごめん……」ソソクサ

生徒B「ま、マジでごめん……! 今度埋め合わせするからご勘弁……!!」ソソクサ

リアン(アリムちゃんを捕らえていた生徒たちは、私が追い払うと素直に散っていった……)


リアン「……アリムちゃん、大丈夫?」

アリム「大丈夫なわけないでしょ……。最悪……。吐き気がする……」

リアン(アリムちゃんは顔を青くして、体をふらつかせていた。嫌いな人間たちにあんな風に触られたのだから、当然だ……)

リアン「ぶ、部室に行こ? あそこなら、あんなことする人いないから……」

アリム「…………そうする」

リアン(すっかり消沈したアリムちゃんは、素直に私の提案を聞いてくれた。本当に弱っているのかも……)

リアン(……でも、本気を出せば人間なんて簡単に吹っ飛ばせちゃうのに。アリムちゃんは、そうしなかったんだ)

リアン(……このことで、人間のことがもっと嫌いになったりしなければ良いけれど……)

 ◆
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 21:32:07.55 ID:PpVHE06U0
―部室

 ガラッ

リアン「お疲れ様です」

アリム「…………」

ノルン「あ、お疲れ様。リアンちゃん、アリムちゃん」

リエム「お疲れさまです。リアンさま、アリム」

リアン(部室に入ると、ノルンさんとリエムちゃんがテーブルにパンケーキを並べていた)

ノルン「部活の前にちょっとしたお茶会でもどうかなって思って、リエムちゃんと一緒に準備してたの」

リエム「はい。ノルンさまのお手伝いをさせていただきました」

ノルン「……アリムちゃんは……もしかして、具合が悪い?」

アリム「……別に平気よ。食べても良いのかしら? これ」

ノルン「もちろん! 良かった、少し調子が悪そうに見えたから。じゃあまだ皆集まってないけど、始めちゃおっか」

リアン「あ、うん! ありがとう、ノルンさん、リエムちゃん」

ノルン「いえいえ。では、ご賞味くださいな」

リアン「うん。いただきます!」

アリム「いただきます」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 21:32:41.08 ID:PpVHE06U0
 サクッ

アリム「……」モグモグ

ノルン「どうかな……?」

アリム「……悪くないわね」

リエム「ノルンさま。アリムの言う悪くないは、とても美味しいという意味です」

ノルン「ほんと!? 良かった、頑張って作った甲斐があったよ!」

アリム「そ、そこまで喜ばなくても良いでしょ……。魔法人形の味覚は人間に似せて作られているのだから、人が美味しいと思うものをわたしたちが美味しいと思うのは当然のことよ」

ノルン「そうなんだね……」

リアン「…………」


リアン(そういえば、魔法人形はどうして作られたのだろう……)

リアン(人を守る為とか、仕える為とか、そういう言葉を断片的には聞いているけれど……)

リアン(それなら、感情や苦しみを感じる機能なんて必要なんてないはず……)

リアン(アリムちゃんなら知ってるかもしれないけど……。人にあんなことをされた直後に、そんなことを聞くのは……)


ノルン「……アリムちゃん、一つ聞いても良い?」

アリム「何?」モグモグ

ノルン「……魔法人形は……どうして、生まれたの?」

アリム「知らないわよ。そういう需要があったからじゃないの? 異常性癖の変態どもに」

リアン「え、ええ……」

ノルン「…………」

アリム「……わたしたち魔法人形に、そういう需要があったのは事実よ。ま、詳しいことまでは知らないけどね。知りたくもない」モグモグ

ノルン「そっか……。ごめんね、そんなこと聞いちゃって……」

アリム「別に。リアンもわたしたちにスク水着せて悦ぶ変態だし、同類かもね」

リアン「うっ……」

アリム「……冗談よ。あんた、私が本気で嫌がったら止めてたでしょ。本当に気色の悪い奴らは……根本的に違うわ」

リアン「…………」

アリム「あとは……他の需要ね。家庭用とか軍事用とか子守用とか、いろいろあったし」

リエム「わたしやアリムは特定の用途に特化したタイプではなく、どのような状況にもある程度対応可能な万能型です」

ノルン「いろんな子がいたんだね……」

アリム「そうね……。もうほとんど残ってないけどね」モグモグ…


リアン(そう言いながら、アリムちゃんはパンケーキを再び食べ始めた)

リアン(その横顔は……どこか、寂しそうだった……)

リアン(でも……少なくとも、生徒たちにもみくちゃにされていた時よりは、ずっと楽そうだ)

リアン(ありがとうノルンさん、リエムちゃん!)
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 21:34:45.46 ID:PpVHE06U0
―7月1週 某日 放課後
 学生通り

 パラパラ…ドザァァァ!!

サーナ「スコール!!? しまった、洗濯物を入れませんと……!!」ダッ

サーナ「……? あれは……」

剣ルル「……」

サーナ「ルル!? 何をしてらっしゃるの!? もう!」ヒョイッ

剣ルル「……」

サーナ「ええい、一旦わたくしの部屋まで来てもらいますわよ!」

剣ルル「……」

 ◆

―サーナの部屋 お風呂

 カポーン

ルル「……」ポケー

サーナ「お湯をかけたら人型になりましたわね……。でも相変わらずぼけっとしてますわ」

ルル「……」ポケー

サーナ「とりあえず体を洗ってあげましょうか……」シャワー

ルル「んん……んゆ……?」

サーナ「気が付きましたの?」

ルル「あれ、サーナ? ここ、おふろ……?」

サーナ「ええ。あなた、剣の状態で道端に落っこちてたんですのよ」

ルル「んん……?」

サーナ「覚えてないんですの……?」

ルル「んー……?」

サーナ「うーん……まあ、とりあえず今は体を洗いますわよ」

ルル「ん」

 ◆
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 21:35:38.63 ID:PpVHE06U0
 ゴォォォォ(ドライヤーの音)

サーナ「ほら、じってしてらして! ムラができますわ!」

ルル「んー……ルル、自然乾燥でいい……」

サーナ「だめですわ! 女の子たるもの、髪のお手入れはしっかりなさいまし!」

ルル「むー……エンしゃんはテキトーなのに……」

サーナ「エンシァン先生を見習ってはいけませんわ!!」

 ピンポーン

エンシァン『私だ。ルルが濡れ鼠になっていたとの報告を受けて回収に来たぞ』

アリム『ルルの不調と聞いてわたしも来たわよ。見せてみなさい』

サーナ「噂をすれば、ですわね。はい、乾きましたわ!」

ルル「ん!」

 ◆

エンシァン「ふむ……本当に何も覚えていないのか?」

ルル「ん」

サーナ「剣の状態でしたわ。お湯をかけたら人型になったのですけれど……」

アリム「ちょっとおでこ借りるわね」ピトッ

ルル「ん……」

アリム「…………あー……」

エンシァン「ど、どうだ……? ルルは……無事なのか?」

アリム「ええ、原因がわかったわ。離れて良いわよ」スッ

ルル「ん」

サーナ「それで、その原因とは……?」

アリム「……睡眠よ。ただの」

エンシァン「……」

サーナ「……」

ルル「あ。そういえば、眠くなったからちょっとお昼寝しようと思って……」

エンシァン「はあ……。まあ、何事もなくて良かったぞ……」

サーナ「全く、人騒がせですわね……」

アリム「ルル、あなたは知性あるインテリジェンスソードなのだから、寝る場所は選びなさい……」

ルル「むー……前向きに善処する……」

 ◆
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 21:40:27.83 ID:PpVHE06U0
―7月2週
 遺跡探索部 部室

ルウェリア「うーん……クルーザーとかをレンタルしてみますか? みんなでお小遣い出し合って」

シャーロット「それなら私とエンちゃんが出すわよ。どっちかと言うと海底探索の方が問題ね。海上移動は今ルウェちゃんが言ったようにクルーザーか何かでも借りればどうとでもなるけれど……海底探索はそうもいかないわ」

リアン「……そうだ! なんか海を渡ったり潜ったりできるでっかい古代遺物とかありませんか!?」

シャーロット「文献を見る限りないわけではないみたいだけど……現物がなければどうしようもないわねえ」

リアン「古代遺物の現物……うーん……」


―次の遺跡発見率[34/500]※海底遺跡を踏破するまで上昇率が1/4になります
 ◆遺跡探索部メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+1、戦闘力+3、持続力+4)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇リエム  (魔導兵装:踏破力+2、戦闘力+5、持続力+2)
 ◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+3、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇ルル   (土の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+5)〈防御強化〉
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇アリム  (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+8、持続力+4)

☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・魔鍵を追う
・海底探索の手段を考える、探す

7月1週の行動です
↓1〜3 自由行動または発生するイベント 行動終了後、何らかの特殊なイベントが発生することがあります
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 21:44:11.10 ID:04B5OuG7O
利害の一致で手段を提供してくれる人がいないか呼びかけてみる
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 21:48:41.59 ID:CqaOWSj3O
みんながどれくらい泳げるかの確認
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 21:51:10.61 ID:dERYYOIi0
リアン、サーナ、ノルンの三人が協力して、水中移動の魔法を開発してみる
リアンが水操作、サーナが空気を操作、ノルンが光操作(視界確保)
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 22:48:24.83 ID:PpVHE06U0
―7月2週
 部室

サーナ「そうですわ!」ガタッ

リアン「え、な、何?」

サーナ「海底探索の方法が見つからないのであれば……わたくしたちで作ってしまえば良いのですわ!」

リアン「そ、その手が……!」

ノルン「で、でも高等部の学生程度にそんな高度な魔法が作れるかな……。ゼロから作ること自体が難しいのに」

サーナ「やってみなければわかりませんわ! わたくしが思いついた理論はこうですわよ!」

 キュッキュッキュッ…

リアン(サーナさんが部室のホワイトボードに何らかの図や注釈を書いていく……)


サーナ「つまり……リアンが外圧および推進、わたくしが内圧、ノルンが光での視界確保ですわ!!」

リアン「お、おおー……!!」

リアン(一見すると悪くなさそうな理屈だ。ただ……極めて高度で、息の合った精密な圧力調整が常に要求されるという点を除けば……)

ノルン「これ……光を出してれば良い私は簡単だけど……リアンちゃんとサーナちゃんの負担がとんでもないんじゃ……」

サーナ「根性とマナポーションでカバーですわ!」

リアン「ど、どうだろう……。ある程度自動化できそうなとこを詰めれば……」

サーナ「まずはやれるだけやってみますわよ!!」

↓複合潜水魔法開発
01-30 無理だよ
31-60 できたけど不安定すぎる
61-90 健康とマナポーション代を犠牲にすれば……
91-00 歴史に名を残せますわ
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 22:51:20.30 ID:rDEPOrvLo
名を残そうぜ
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 22:59:28.71 ID:R1ppt9t70
無理かー
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 23:11:25.18 ID:PpVHE06U0
―プール

サーナ「早速プールで実践ですわ!」(E:スク水)

ノルン「端っこの方を水泳部の皆さんが貸してくれて良かったね」(E:スク水)

リアン「やっぱり要は私の水魔法だよね!」(E:スク水)

サーナ「ええ! まずはわたくしの風魔法と、リアンの水魔法で泡を作って……」

リアン「泡の壁は私のジェルで固めて、潜水艦完成! ってわけだね!」

サーナ「やってみますわ!」

 ◆

―水中

リアン「あ、ああああああ! 穴が! 穴が!」ドババババ

サーナ「落ち着きなさいリアン! 穴くらいわたくしの風で――」ブクブクブク

ノルン「わああああ!! 余計空気出してどうするの!?」

 ブクブクブク…

 ◆

―廊下

リアン「……」トボトボ

サーナ「……」トボトボ

ノルン「げ、元気出そ! 二人が頑張ったの、私は知ってるから!」

サーナ「……ええ! いつまでも落ち込んではいられないですわね!」グッ

リアン「……うん! これがだめなら、他のやり方を探そう!」

三人「おーッ!!」


リアン(私たちは互いに励まし合い、次の作戦を考えることにした)

リアン(それにしても……なんだか前にも、学校のプールで落ち込んで、奮起してって流れがあったような……)

リアン(な、なんだろうこのジンクス……)

 ◆
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 23:12:27.57 ID:PpVHE06U0
 一方その頃……

―7月2週 放課後
 ユリトー島 東海岸

ルウェリア「なるほど、この先にあるんですね」

シャーロット「ええ。やはり鬼門は潜水手段ねえ」

ルウェリア「うーん……その海を渡れて潜れる古代遺物ってのが都合良く発掘できれば良いんですけど……」

シャーロット「ないものねだりはできないわ。そもそも遺跡の発見すらままならないのに、そんな遺物が都合良く見つかるはずもないし」

ルウェリア「古代遺物の生産工場でも見つかれば良いんですけどね……」

シャーロット「…………ん? 古代遺物の生産工場……なんか最近、そんなような単語をエンちゃん辺りから聞いたような……」

ルウェリア「……そういえば私も聞いたような……。何だったかな……」

シャーロット「うーん……まあ考えても思い出せないものは仕方ないわ。私たちは今できることをしましょう」

ルウェリア「はい!」

シャーロット「題して――利害の一致に便乗しよう大作戦よ!!」


↓1 遺跡探索部に潜水手段を貸してくれそうな人
01-60 いなかった
61-90 厳しい条件付
91-00 魔導潜水艦、あげます
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 23:13:04.42 ID:R1ppt9t70
いる!
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/07(日) 23:20:01.52 ID:rDEPOrvLo
前回の遺跡!
青髪剣の自爆で損傷なければ何かしら役に立つものが手に入るってことか?
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 23:21:01.35 ID:PpVHE06U0
―夕方
 東区 旧市街

ルウェリア「……」トボトボ

シャーロット「……」トボトボ

ルウェリア「いませんでしたね……」

シャーロット「まあ……当然と言えば当然かもね。何の実績もない学生の部活に、一歩間違えば命の危険があるようなものを貸してくれる酔狂な人なんてそうそういないわ……」

ルウェリア「……いっそ、人数分のダイビング用装備を揃えるとか? 免許はありませんけど」

シャーロット「いや、免許のない人にダイビングさせるのは流石に危険すぎるわ……。遺跡部はどちらかと言うとアウトローだけど、命に関わるところの線引きはしっかりしましょう」

ルウェリア「そ、そうですね。軽率でした」

シャーロット「いいのよ……。あなたのお姉さんには、私もお世話になったからね。できる限りのことはしてあげたいわ」

 ◆
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/07(日) 23:59:35.80 ID:PpVHE06U0
―7月2週 某日
 市民プール

エンシァン「本日は、皆がどの程度泳げるかの確認をする為に集まってもらった」(E:無地ビキニ)

ルウェリア「海底遺跡の探索ですもんね」(E:フレア水着)

エンシァン「ああ。水適性の有無は死に直結する重大なものだ。この結果次第で海上待機班と潜水突入班に分かれてもらうことも考えている」

シャーロット「ちなみに私は突入班よ。初めて一緒に探索することになる子も多いと思うけど、よろしくね?」タユンッ(E:マイクロビキニ)

サーナ「わたくしは得意ですわよ、水泳! それとあまり知られていませんが、水中でも風魔法は使えるんですのよ?」(E:クロス水着)

ノルン「私もある程度泳げるし、視界確保に光も必要だろうから突入班かなあ」(E:フリルワンピース水着)

ルウェリア「私はまあ、普通程度には泳げるよ。あと、硬度変化ももしもの時への対応にけっこう有用だから突入班の方が役立てると思う」

エンシァン「私は……実はあまり泳げん。海底遺跡にバカスカ穴を開けるわけにもいかんから、今回は侵入経路を開けた後は海上待機に回らせてもらうぞ」

リアン「私はまあ、当然突入班だよね。単独でなら海上移動も高速潜水もできるし。自分で言うのもなんだけど、今回はエース級の活躍を見込めると思う!」(E:スク水)

アリム「……わたしとリエムは海上待機ね。水中用の装備でもあれば別だけど、確かわたしたちの型でそんなものは出てなかったはずだし」(E:赤スク)

リエム「はい……。船上で、リエムさまのご帰還をお待ちしております」(E:白スク)

ルル「ルルは?」(E:スク水)

アリム「ルルは沈んだら永遠に自力で浮上できないからダメ」

ルル「むー……」

エンシァン「ふむ……話を聞く限り、大体決まったな。突入班は、シャーロット、リアンくん、ルウェリア、サーナくん、ノルンくんの五人だ。奇しくも学生で揃ったな」

シャーロット「あら、私も学生に数えてくれるの? ふふ、エンちゃんったらお上手ね」タユンッ

エンシァン「黙れ。しかし……これなら別に市民プールに集まってもらう必要はなかったか?」

シャーロット「いいじゃない! ふふっ、若い子たちと一緒に泳ぐのも悪くないわよ?」タユンッ

エンシァン「……泳ぐのは苦手と言ったろう」



アリム「ところであんた何普通のスク水着てんのよ。前に買ったのは?」

リアン「あ〜……え、えっと、ですね……。そのお……」

アリム「卑怯者! ここで脱がしてやる!」バッ

ルル「わー! ルルもリアン脱がすーッ!」

リアン「ひ、ひええ〜ッ!!」



リアン(私は市民プールでアリムちゃんたちに水着を脱がされ、散々な目に遭った……)

リアン(でも……アリムちゃん、楽しそうで良かった。脱がされた甲斐があったよ……グスッ……)
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 00:08:12.71 ID:XkFsIcIq0
―7月3週
 遺跡探索部 部室

シャーロット「う〜ん……」

エンシァン「ふむ……やはり問題は潜水手段の確保か……」

シャーロット「そうなのよ〜……。どこかに都合良く古代遺物の生産工場でもあれば良いんだけど……」

エンシァン「古代遺物の……生産工場……? 待て。ごく最近、どこかで……」


―次の遺跡発見率[67/500]※海底遺跡を踏破するまで上昇率が1/4になります
 ◆遺跡探索部メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+1、戦闘力+3、持続力+4)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇リエム  (魔導兵装:踏破力+2、戦闘力+5、持続力+2)
 ◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+3、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇ルル   (土の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+5)〈防御強化〉
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇アリム  (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+8、持続力+4)

☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・魔鍵を追う
・海底探索の手段を考える、探す

7月3週の行動です
↓1〜3 自由行動または発生するイベント 行動終了後、何らかの特殊なイベントが発生することがあります なお本日はここまで
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 00:10:12.35 ID:4nCxpfVGo
前回探索した遺跡に行って使えるものがないか、作れないか再捜索
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 00:12:46.47 ID:ewD5OhBR0
リエムちゃがわたしもリアンさまと二人きりでお出かけがしたいと言ってくる
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 00:15:58.66 ID:zmN47Ii60
ノルンさんの新作お菓子をみんなで美味しくいただく
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 08:19:43.37 ID:UKPAkMC0O
リエム・アリム・ルルを使ったコスプレファションショー開催
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 11:35:25.06 ID:kSCUzVa9O
1〜3つってるのにあわよくば取ってもらおうと後から平然と投げるやつは何なんだ
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 20:28:16.28 ID:bim9mcfFO
範囲外なら採用しないでスルーすればいいだけの話だしその辺曖昧にして拾ってる>>1が悪いのでは
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 21:12:41.16 ID:XkFsIcIq0
―7月3週 昼休み
 部室

ルル「あうー……暑い……」グデー

リアン「はあ……テスト勉強も深海探索の手段探しも、なかなか上手くいかないね……」

サーナ「そうですわね……。少し休憩がてらに何か冷たくて甘いものが欲しいですわ」

ルウェリア「今から食堂に行っても目ぼしいものは売り切れてそうだし、学生通りまで行くのもしんどいし……」

アリム「だらしない連中ね。自己管理一つまともにできないの?」

リエム「誰もがアリムのように疲労せず風邪も引かない体質というわけではありません」

アリム「馬鹿は風邪を引かないって言いたいわけ!?」


ルル「喧嘩しないで!」ピシャッ

アリム「むぐ……悪かったわね」

リエム「……わたしも……少し意地が悪かったです」

ルル「もう……。二人とも、どうしてすぐ喧嘩するの?」

リエム「アリムがすぐ悪口を言うからです」

アリム「リエムがすぐ煽るからよ」

ルル「むー……」


 ガチャッ

ノルン「こんにちは。……なんか、どんよりしてない……?」

リアン「ああ……うん。暑くて……」

ノルン「……それなら、みんなに良いものをあげます」

ルウェリア「良いもの?」

ノルン「冷蔵庫、開けてみて」

ルル「?」ガチャッ


一面のソーダフロートゼリー「」キラキラ…


ルル「わぁー!!」

サーナ「こ、これは……! すごいですわ!!」

ルウェリア「い、一体いつの間に……!?」

ノルン「昨日ここの給湯室で作って、一晩かけて冷やして固めて、今朝仕上げたの」

リアン「す、すごい……! 私じゃ絶対に真似できない……!」

アリム「…………」ジッ

リエム「ノルンさま。アリムはそれを今すぐ食べたいそうです」

アリム「ばっ! そ、そんなこと……!!」

ノルン「是非どうぞ! 遠慮しないで食べてね」

アリム「……フン。それの色がエーテルリキッドに似ているから食べたくなっただけよ。勘違いしないでよね」

リアン(食べたいっていう気持ちは否定しないんだね)
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 21:13:18.05 ID:XkFsIcIq0
ルル「ノルンはお菓子屋さんになるの?」モグモグ

ノルン「えっ、それは考えたことなかったなあ。どうだろ」

リアン「このソーダゼリー、お店の新商品とか言われたら信じちゃいそうなくらい綺麗で美味しいよ」モグモグ

ノルン「あはは……ありがと。でも、手間と時間をかければ誰でも作れるものだよ。お店で出すには難しいと思う」

リアン「いや、手間と時間をかけても私じゃ絶対に作れないと思う……」モグモグ

ルウェリア「私もきっと無理。ノルンさん、謙遜のしすぎはあんまり良くないよ」モグモグ

ノルン「え、ええ……謙遜してるつもりなんてないんだけどなあ」



アリム「…………」モグモグ

リエム「…………」モグモグ

サーナ「……すっかり黙って食べてますわ。ふふ、お行儀がよろしくてよ」

 ◆
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 21:13:49.53 ID:XkFsIcIq0
―7月3週 某日
 部室

エンシァン「というわけで今週の休日、我々教員や学外部員で魔導機械工場の再調査をすることにした」

ルル「おー」

アリム「あの工場で舟や潜水艇に類するものがあったかどうか、確かな情報はないわ。でも調べてみる価値は大いにある」

シャーロット「うふ、うふふふ! ワクワクしてきたわ……!! よろしくね、アリムちゃん!!!」

アリム「うっ……な、何このエルフ……!? 気色悪い人間とも違う、おぞましいオーラが……!」ゾワッ

ルウェリア「先生、私たちは?」

エンシァン「先日のこともあって樹海近辺は厳戒態勢が敷かれているのだ。特に学生に対する監視の目は厳しい。今回は待機してもらう」

リアン「は、はいわかりました」

リエム「……リエムさまが行かないのであれば、わたしも……」

エンシァン「ああ、リエムくんはリアンくんに付いていてくれたまえ」

リエム「はい……。あの……アリムは……?」

アリム「わたしは身分上学生ってことになってるけど、今回は当然行くわよ。わたしがいなきゃ、何かあっても使えないかもしれないしね」

エンシァン「……というわけだ。アリムくん頼りなのが情けないが、私も打てる手は打ちたい。アリムくんの実力なら監視から逃れるのも容易であろうからな」

アリム「ふふっ、そういうこと。あんたは大人しく留守番してリアンさまといちゃついてなさい」

リエム「む……。ではそうさせていただきます……」

 ◆
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 21:14:26.69 ID:XkFsIcIq0
―7月3週 休日
 リアンの部屋

リアン「んん〜……久しぶりに何もない休日だ……」

リエム「リアンさま。本日はいかがなさいますか」

リアン「リエムちゃん。今日は……何しよっか」

リエム「……以前、リアンさまはアリムと二人きりで買い出しをしたとお聞きしました」

リアン「あ、うん。アリムちゃんと二人で行ったよ、買い出し」

リエム「…………」

リアン「……り、リエムちゃん?」

リエム「……ずるいです」

リアン「えっ?」

リエム「リアンさま……。本日は……わたしも、リアンさまと……二人きりで、おでかけしたいです……」

リアン「………え!? ほんと!?」

リエム「…………あ……。も、申し訳ありません。魔法人形の分際で……出過ぎたことを……」

リアン「……ううん!」

 ぎゅっ

リエム「――あ―」

リアン「いこうっ! 二人で……!」

リエム「リアン、さま……!」


↓1 どこへ行く?
東区(旧市街、東海岸)
新南区(ユリトー魔法女学院、学生通り、ショッピングモール、その他様々な商業施設等)
新西区(新西区住宅街、博物館(閉館中)、魔導遊園地、その他様々な娯楽施設等)
北側(樹海、他険しい地形)※今回は北側のポイントは選べません
ユリトー山(麓、山道、温泉)※リアンの体力・移動速度では日帰りで山頂まで行くのは難しい
その他(要記述。それっぽい名称だけでもそれっぽく実装します)
コンマで決める(場合によっては特殊な場所に行けるかも)
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 21:23:00.79 ID:kXGDx60z0
中等部校舎
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 21:25:15.61 ID:4nCxpfVGo
新南
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 22:17:05.66 ID:XkFsIcIq0
ユリトー魔法女学院は>>2に記載しているように、高等部と大学部しかないため中等部は存在しません。そのため>>401は無効とさせていただき、直下の>>402を採用します
――――――――――――――――――――――――――――――――

―7月3週 休日
 新南区 学生通り

 ワイワイ ガヤガヤ

太陽「――」サンサン

リアン「わあ……今日もあっついねえ……」

リエム「リアンさま、こちらへ」

日傘「」バサッ

リアン「日傘!? リエムちゃん、いつの間に……!」

リエム「わたしの基本装備の一つです。魔力で構築してあるので、不要になれば魔力に戻すこともできます」

リアン「わあ……やっぱりすごいなあ。それ多分、現代の魔法学者さんたちが必死になって実現しようとしてる技術だよ」

 ぎゅっ

リエム「あ、あの……リアンさま……?」

リアン「一緒に持とうよ。リエムちゃん一人に持たせっぱなしなんて嫌だもん」

リエム「……はい。リアンさま……」

 トコトコ…

 ◆

―学院

 フレーッ オーッ イーッチニーッサーンッシーッ

リアン「わあ、やってるなあ運動部」

リエム「暑そうです」

リアン「そういえばリエムちゃん、最近は普通に学院に出入りしてるけど、何か言われたりしない?」

リエム「はい。ユリトー魔法女学院は大学部もあるので、学外の人が出入りしてもそれほど怪しまれないようです」

リアン「そっか、大学部の人は私服だもんね。学外の研究者とか教授もけっこう来るらしいし」

リエム「はい。ルルさまが平然と出入りできているのも同じ理由かと思われます」

リアン「そ、そういえば……。リエムちゃんが私の部屋に住めるようになったことと言い、けっこうアバウトだよねここ」

リエム「他の教育機関はもっと厳格なのですか?」

リアン「……それを言われると、私も実はここがほぼ初めての学校だから何とも言えない……」

 ◆
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 22:17:34.36 ID:XkFsIcIq0
―昼
 公園

 ソヨソヨ…

リアン「はあ〜……木陰が気持ち良いね」

リエム「はい、リアンさま」

 キャッキャッ

リアン「こどもは元気だねえ」

リエム「はい。ルルさまを思い出します」

リアン「あはは、ルルちゃんもいつも元気だもんね。でも、戦いの時はキリッとしてて格好良いよね」

リエム「ルルさまは時折、怜悧な知性に基づいた言葉を発することがあります。彼女は、こどもではないのかもしれません」

リアン「……ルルちゃんの記憶も、まだ戻ってないんだよね。本人がいつも楽しそうだから、つい忘れちゃいそうになるけど」

リエム「はい……。いつか、戻る時が来ると良いのですが」

 ◆

―夕方
 学院通り

リアン「はあ〜……ショッピングモールで買い物してたらもうこんな時間だね」

リエム「はい、リアンさま。今後数日分の食料と、不足しがちな日用品は確保できました」

リアン「あはは、リエムちゃんがいると本当に助かるなあ。私一人だったらどうなってたことやら……」

リエム「これからも頼ってくださいませ。リアンさまのためのリエムです……」

リアン「うん……。でも、リエムちゃんも困ったりつらかったりしたら、遠慮せず私を頼ってね。私だって、リエムちゃんに頼られたいから」

リエム「リアンさま……。はい……」

リアン「うん!」

リエム「それでは……早速、一つよろしいでしょうか」

リアン「おお、もちろん! なんでもどうぞ!」

リエム「――――やっぱり、なんでもありません」

リアン「えっ! な、なんかそういうのすっごい気になるんだけど!」

リエム「なんでもないものは、なんでもありません」

リアン「えー!? リエムちゃんが反抗期になっちゃった!」

リエム「リアンさま――わたしは反抗期では――――」

  アハハッ カエロッ リエムチャン! オウチニ!
               ハイ リアンサマ―
    
 ◆
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 23:17:27.57 ID:ewD5OhBR0
何となく新キャラ探そうとしてるなって安価がちらほらみられるから聞いてみるけど、ネームドキャラはもう出揃ったって認識で良いのかしら?
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/08(月) 23:35:55.15 ID:XkFsIcIq0
キャラクターを増やしすぎると1の頭がパンクしそうになるのと、相対的に既存キャラの描写が薄くなってしまうため、ネームドキャラを増やすことについてはかなり慎重です
一応、コンマで大きな値を出した場合に仲間となる新キャラが登場しそうな判定は今後も時々やっていくつもりです。ご容赦いただけると幸いです
あとは……あえて言うなら、出しやすい敵キャラクターが欲しいかもしれません。もしかしたら今後そういう募集をするかも(イエリアさまもフィーさんも良いキャラクターなのですが、敵としては格が高すぎるので……)
――――――――――――――――――――――――――――――――

―7月3週 休日
 魔導機械工場

エンシァン「さて、再びここへ来たわけだが……」

アリム「少し待ってて。ここで作っていたものを調べてみるわ」ピッピッ

シャーロット「ここで古代の魔導機械を……!? あ、ああ……この工場ごと持って帰れないかしら!?」

エンシァン「無理に決まっているだろう!」

ルル「アリム、まだ?」

アリム「終わったわよ。結論から言うと――製造していたみたいよ。ここで」

エンシァン&シャーロット「!」

ルル「?」

アリム「ただ、今もその現物が残っているかどうかはわからないわ。あったとして、動くかどうかもまた不明。それでも探す?」

シャーロット「当然!!」

↓1
01-30 魔法潜水服
31-60 魔法潜水服+魔法巡航船
61-90 魔法潜水服+魔法潜水艇
91-00 魔法潜水服+超魔法幼塞
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/08(月) 23:36:51.61 ID:ewD5OhBR0
ほい
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 00:01:43.73 ID:eAfSXbHk0

ハイレグ競泳水着のような装備「」

シャーロット「こ、これは……!!!」

アリム「魔法潜水服……と当時は呼ばれていた装備みたいね。水の抵抗や重力による影響を無効化して、水中や宇宙空間、超重力場でも地上と同様の活動が可能になる……らしいわ。潜水服っていうりどっちかというと宇宙服ね」

エンシァン「いや宇宙服どころじゃないだろうそれは! 一体どんなオーバーテクノロジーだ!」

シャーロット「うふふ……見た目も扇情的でそそるわね……!」ユサッ

ルル「ルル、着てみたい!」

アリム「残念ながら人間用しかないみたいよ。まあ着るだけなら着れるけど、効果が正しく発揮されないと思うわ」

ルル「むー……」

 ◆

魔法潜水艇「」

シャーロット「こ、これは……!!!」

ルル「わー! でっかい!」

アリム「これは……魔法潜水艇と呼ばれていた乗り物みたい。さっきみたいな当時の最先端魔導の結晶ってわけではないけど、海上移動も水中潜航も現代の潜水艦より速く安全に行えるはずよ。まあわたしもカタログスペックしか知らないんだけどね」

エンシァン「おお……一気に二つも解決してしまったな!」

シャーロット「ふふ、ロマンティックね……。古代の船に乗って、海を渡って、夕日をバックに私たち――」

エンシァン「……で、どうやって運ぶんだ。これは」

アリム「短期間なら飛行もできるらしいから……夜中にこっそり、東海岸へ乗っていきましょう」

 ◆
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 00:19:50.40 ID:eAfSXbHk0
今まで↓1〜3と書いていたのに時々↓4まで採用したりと、曖昧なやり方をして申し訳ありませんでした。今後は厳格に↓1〜3までとしていくので、ギリギリ間に合わなかった等の場合を除いて安価外まで投げるのはなるべくお控えいただくようお願いします
――――――――――――――――――――――――――――――――

―7月4週
 遺跡探索部 部室

エンシァン「諸君、ついにこの時が来た! 我々は海上移動手段と潜水突撃手段の二つを手にしたのだ!!」

ルル「わー!」パチパチ

エンシァン「作戦の決行は今週の週末……つまり7月の終わりだ! 皆で祝杯を上げ、笑って夏休みを迎えようではないか!!!」

ルウェリア「よし……気合、入れてこう……!!!」

サーナ「ええ! 海底遺跡、楽しみですわ!!」

ノルン「しっかり準備してかないとね……!」

リアン「ふふ……水魔法で大活躍するチャンスだ、私!」

シャーロット「うふふふ……待っていてね、海底遺跡ちゃん……!」ユサッ


 ガラッ

アリム「ねえ、週末の期末テストって何やるの?」スタスタ

リアンたち「あっ……」


―次の遺跡発見率[104/500]※海底遺跡を踏破するまで上昇率が1/4になります
 ◆遺跡探索部メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+1、戦闘力+3、持続力+4)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇リエム  (魔導兵装:踏破力+2、戦闘力+5、持続力+2)
 ◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+3、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇ルル   (土の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+5)〈防御強化〉
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)
 ◇アリム  (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+8、持続力+4)

☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・魔鍵を追う
・海底探索に向けて気合を入れる

7月4週の行動です
↓1〜3 自由行動または発生するイベント 行動終了後、海底遺跡編に突入します なお本日はここまで
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 00:23:00.85 ID:BMj+PxvQ0
テストに向けて勉強会だ!
途中疲れたリアンをノルンが光魔法を応用したマッサージで癒やしてくれる

乙です
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 00:27:28.36 ID:yyHAu0HPO
美味しいお菓子で大分気を許したのか、アリムが勉強で分からないところをノルンに聞いてくる
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 00:35:05.75 ID:hoby+kyio
シャーロット先生の豊胸講座

おつおつ
リエムちゃん大分個性出てきたな、嫉妬に飲まれるな飲まれるな…
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 15:12:36.20 ID:H/77yBSKO
乙です

アリム加入に取って代わられちゃったけど後輩枠は欲しいなって少し思いました。でも歳下(?)属性ってだけならリエムがそれにあたるのか……?
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 15:25:12.77 ID:8KA7i+fy0


そういや制服ってどんな感じなのかな。
夏服はノースリーブだったりして
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 19:56:27.50 ID:eAfSXbHk0
リエムちゃは実際後輩とは言えないので、そう言われると確かに後輩キャラも欲しくなりますね。後輩のいない学生生活というのも寂しいので……。そういうわけで近いうちに1人募集することになると思います。よろしくお願いします
また、制服のデザインは厳密に決めてあったわけではないので、こちらは直ちに募集したいと思います
――――――――――――――――――――――――――――――――

というわけでユリトー魔法女学院高等部の制服デザイン案を募集します

↓1〜3 最もコンマが高いものを採用 なおあまりに奇抜なものや、学生感が無いものは却下とさせていただく場合があります
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 20:05:28.57 ID:ahGf/znc0
薄紫のブレザーに赤いリボンタイ。ブレザーの
左胸には、白百合をモチーフとした校章がある
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 20:06:48.72 ID:8KA7i+fy0
冬服:白のワイシャツの上に紫のブレザー。胸元のリボンの色は学年ごとに異なる。
夏服:白のセーラー服で肩が出そうなくらいの半袖。こちらもスカーフの色が学年ごとに異なる。

各生徒毎に多少のアレンジも可能。
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 20:10:47.92 ID:hyooop6yO
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 20:40:09.72 ID:eAfSXbHk0
ユリトー魔法女学院高等部の制服デザインは>>417になりました。よろしくお願いします
――――――――――――――――――――――――――――――――

―7月4週 某日 放課後
 部室

ルウェリア「……というわけで気合を入れる前にここで勉強会しよう。エンシァン先生が、私たちは目先のテストに専念しろって」

サーナ「ぐうの音も出ませんわ……。わたくしとしたことが、学生の本分である勉強をすっかり忘れていたとは……」

ノルン「探索の準備は先生と准教授が進めてくれるそうだから、私たちは赤点を取らないよう勉強に集中しないとね……」

アリム「ふうん。テストって何のテストかと思ってたけど、性能テストのことなのね」

リアン(そういうわけで……私たちは、部室で勉強会をすることになった……)

 ◆

アリム「…………ちょっと外の空気吸ってくるわ」ガタッ スタスタ ガラッ

ノルン「あ、うん。いってらっしゃい」

サーナ「流石のアリムも長時間の勉強は疲れるのかしら?」

ルウェリア「どうなんだろう……。本人に聞くと否定しそうだけど」

リアン「うぅ〜……私も疲れたよぉ〜……」グデ-ン

ノルン「もう、リアンちゃんたら……。そうだ、光魔法を使ったマッサージがあるんだけど、試してみる?」

リアン「え、そんなのあるの? やってみたいかも」

ノルン「じゃあちょっと仮眠室いこ! 私たちもちょっと抜けるね」

ルウェリア「あ、うん。いってらっしゃい」

サーナ「休むならしっかり休んで来るんですのよ」

 ◆

―仮眠室

ノルン「じゃあ、うつ伏せで横になって。あ、服は脱がなくて良いからね」

リアン「う、うん……」パタン

リアン(ノルンさんと二人きりで、私がベッドに寝そべって……。な、なんだろうこれ……ドキドキしてきた……)

ノルン「それじゃあいくよ。シャイニングフィンガー……!」ヴゥーン―

リアン「え、えっ!? そ、それなんかやばいやつじゃ……!」

ノルン「大丈夫! 指先に集めた光の力で、体の節々に溜まった穢れを浄化するだけだから!」

リアン「えっえっ……! な、何その光のちからって――」

ノルン「じゃあいくよ? 痛かったらごめんね――」


 ンアーッ!!


↓1
01-10 リアン感度アップ
11-90 ノルン能力獲得
91-00 ノルン強能力獲得
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 20:42:58.65 ID:RpQg8cxkO
へい
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 21:00:27.55 ID:eAfSXbHk0

リアン「ひぃ……あひぃ……。も、もう……らめぇ……」ビクンビクン

ノルン「ご、ごめんね……! 私も初めてだったから……加減ができなくって……!」

リアン「のるんしゃん……しゅごかった、れすぅ……」ビクンビクン

ノルン「り、リアンちゃん! しっかりして! ヒールライト!」ポウ

リアン「はっ……!」

ノルン「リアンちゃん、大丈夫……?」

リアン(起き上がって体を動かしてみると、溜まっていた怠さがすっかり消えていることに気付く)

リアン「す、すごい! 体が……軽い!」ブンブン

ノルン「ほんと!? 良かった……失敗したかと思っちゃった……」

リアン「マッサージ中は頭の中が真っ白になるくらいキたけど……終わってみればこの通り! ノルンさん、すごい!」

ノルン「ふふ、頑張って学んだ甲斐があったなあ。また疲れたらいつでも言ってね」

リアン「…………う、うん!」

リアン(すごいけど……またこれを受けるのは、ちょっと勇気がいるかも……)

 ☆ノルンがパッシブスキル〈聖域〉(味方全体の踏破力・戦闘力・持続力が10%上昇(最低1でも1上昇))を獲得しました

 ◆
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 21:47:04.19 ID:eAfSXbHk0

 一方その頃

―学院 屋上

アリム「…………」

アリム「――ああああああ!! 何が『勇者はひどく赤面した、その理由を述べよ』よ!! 人間の気持ちなんて知るか!! 本人か作者に聞け!!!」

アリム「フーッ、フーッ……。クソボケ出題者め……。目前にいたなら八つ裂きにして魔導レーザーで跡形もなく消し飛ばしてやるのに……!!」

アリム「まずい……このままじゃ国語がボロボロになってしまう……。他の教科は楽勝なのに……」

アリム「……いっそリアンに……。いや……そんなことをしたらあの馬鹿が絶頂する勢いで悦ぶ姿が目に浮かぶ……。それはムカつく……」

アリム「でも他の奴らには……ちょっと聞きづらいし……」

アリム「そうだ、ノルンなら……! 人間にしてはちょっと話しやすいし、お菓子作りも上手だし……。ちゃん付けしてくるのが玉に瑕だけど」

アリム「よし、そうと決まれば……」クルッ

 ◆

―夜
 ノルンの部屋

 ピンポーン

ノルン「はーい……?」

アリム『わたしよ。開けてくれる?』

ノルン「えっアリムちゃん? ちょっと待ってて」パタパタ

 ガチャッ

アリム「こんばんは。夜分に悪いわね」スッ

ノルン「ううん、それは別に良いけど……どうしたの?」

アリム「…………誰にも言わないって、約束してくれる?」

ノルン「……内容によるかな。もし誰かが傷付いたりするようなことなら、約束はできないよ」

アリム「ふふっ、やっぱりあんた人間にしては悪くないわ。リアンの馬鹿だったら『絶対誰にも言わない』って思考停止して言ってたわよ。きっと」

ノルン「……でも、そうやって無条件に相手に寄り添おうとする優しさは……リアンちゃんのすごく良いところだと思うな。私」

アリム「…………まあ、そうね。ああいう馬鹿さも悪くは……ゴホン! そんなことはどうでもいいの。ちょっと勉強でわからないことがあったから教えて欲しくて。別に誰かに迷惑かけるようなことじゃないでしょ?」

ノルン「なんだ、そんなこと! ふふっ、そういうことなら大歓迎だよ! さ、上がって上がって!」

アリム「ありがたくお邪魔するわよ」スタスタ

 ◆

ノルン「国語かあ。リアンちゃんも得意だけど――」

アリム「あいつに聞くと悦びすぎて鬱陶しそうだったから」

ノルン「あはは……まあ、きっとすごく喜んだだろうね」

アリム「でしょう? だからあんたのとこに来たのよ。あんたならフラットに教えてくれそうだし」

ノルン「私だって嬉しいよ? アリムちゃんに頼ってもらえるのは」

アリム「度合いが違うでしょ、度合いが。リアンの馬鹿だったら――」

ノルン「……リアンちゃんを、喜ばせたくない?」

アリム「…………ええ。あいつの喜ぶ顔なんて……」

ノルン「そっか……。でももし気が向いたら、リアンちゃんのことも頼ってあげてね」

アリム「……気が向いたら、ね」

ノルン「うん! じゃあ早速始めよっか。この問題はね――」

 ◆

↓1 リアンたちのテスト勉強の成果
01-30 テスト対策+++
31-60 テスト対策++++
61-90 テスト対策+++++
91-00 テスト対策+++++++++
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/05/09(火) 21:47:52.35 ID:QFPJ6JKR0
国語の勉強が出来ていれば、
接種券の説明文読んで
安心などするはずがない

算数の勉強が出来ていれば、
発表の感染者数から
宝くじレベルと理解出来た

理科の勉強が出来ていれば、
免疫の仕組みからmRNAは
おかしいと様子見した

社会の勉強が出来ていれば、
薬害訴訟の歴史と傾向から
接種を回避する

英語の勉強が出来ていれば、
海外先行事例から
安心安全とは理解しない


これに対しての返答が「反ワクチンは低学歴😡」だった時に全てを察したよね

なぜ打つと判断したのか?では反論できないんだよ彼らは
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 21:48:23.29 ID:/YuRk8gqo
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 22:00:59.55 ID:DBu+CgPUO
レアな絡み良いよね
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 22:14:38.23 ID:eAfSXbHk0
コンマ29 テスト対策+++

リアン(あれからも私たちは、テスト勉強を頑張った……)

リアン(テスト対策は……まあまあできたと思う)

リアン(あとは、本番でどこまでやれるかだ……!)

 ◆

―7月4週 某日 放課後
 魔法潜水艇

ハイレグ競泳水着のような魔法潜水服「」

ルウェリア「…………」

シャーロット「ふふっ、なかなかプレシャスなデザインよね」ユサッ

ルウェリア「セクシャルなデザインの間違いじゃ……?」

シャーロット「古代人たちは、これを気品ある格好良いデザインと思ってたかもしれないわよ?」

ルウェリア「うーん……どうなんでしょうか、それは」

ルウェリア「…………」

シャーロット「…………もしかして、気にしてるの?」

ルウェリア「……ほんの少しだけ。この前、不慮の事故でリアンちゃんまで一時的に大きくなったんですけど……。その時、なんだか……寂しいというか、苦しいというか……。形容しがたい心地の悪さを感じました」

シャーロット「…………なるほどね。だからこれを着ることにも抵抗がある、と」

ルウェリア「いや、別にそういう事情がなくても着たくないです。普通に」

シャーロット「こんなにセクシーで格好良いデザインなのに……」

ルウェリア「古代人みたいな価値観じゃないですか」

シャーロット「うふふ、褒めないで?」

ルウェリア「褒めてませんけど……」

シャーロット「そうだ! ルウェちゃんの為にこのシャーロット准教授が特別講座を開いてあげます!」ユサッ

ルウェリア「ええ……? 何の講座です?」

シャーロット「豊胸の!!!!」ユサッッ

 ◆

―大学部 シャーロットの研究室

リアン「え、なんの講義ですかこれ?」

シャーロット「ルウェちゃんが一人はやだって言うから、リアンちゃんにも来ていただきました」ユサッ

ルウェリア「ご、ごめんリアンちゃん。後で埋め合わせはするから……」

シャーロット「じゃあ始めるわよ!」ユサッッ


↓1コンマ 講座、そして実践
01-90 何も変わらなかった
91-94 リアンごく僅かに豊胸
95-98 ルウェリアごく僅かに豊胸
99-00 リアン、ルウェリアごく僅かに豊胸
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 22:17:17.05 ID:/WDyaSP80
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 22:17:44.49 ID:rRSy8CPfo
無慈悲なコンマ草
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 22:22:59.58 ID:eAfSXbHk0
 ◆

シャーロット「うふふ……現代エルフ流豊胸術の極意は伝授したわ。後はあなたたち次第よ!!!」

ルウェリア「…………」

リアン「…………」

ルウェリア「まあ……やるだけやってみよっか」

リアン「う、うん……。せっかく教わったんだしね」

 ◆

リアン(その後……私たちはしばらく実践してみたけれど、特に変化することはなかった)

リアン(まあ、そんな簡単に大きくなるわけないしね)

リアン(実際、無理して変わろうとする必要はないと思う。その人にあった、自然なお胸でいるのが一番だよ)

リアン(ふと、そんなことを考える私なのであった――――……)

 ◆
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/09(火) 23:54:48.48 ID:eAfSXbHk0
―7月4週 テスト結果発表
 廊下

 ガヤガヤ…

掲示板「順位一覧」

ルウェリア「私の順位は……よし! 上位三割に入ってる!」

サーナ「わたくしも上位三割ですわ! ノルンは……上位一割! くっ、やはり流石ですわね……!!」

ノルン「あ、あはは……。そうだ、リアンちゃんは?」

リアン「――」


↓1コンマ リアンの成績 テスト対策+++により難易度緩和
01-10 赤点ギリギリ回避
11-20 上位六割
21-30 上位五割
31-40 上位四割
41-50 上位三割
51-60 上位ニ割
61-96 上位一割
97-00 一位
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 23:56:24.05 ID:B1waIsRC0
いっちばーん
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 00:03:38.31 ID:2YElkZEho
リアンちゃん…w
あれだね護られるタイプだね貴女
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 00:03:38.80 ID:bNuDhlEs0
Oh
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 00:15:40.70 ID:hfwyF6e40
リアン「…………」ジワ…

ノルン「あっ……あっあっ……! り、リアンちゃん……!!」

ルウェリア「し、仕方ないよ! リアンちゃんはここに来て慣れないことばかりだったろうし……いろんなこと、やらなきゃならなかったんだから……!!」

サーナ「そうですわ! 赤点じゃなかっただけでもヨシですわよ!」

リアン「うっうっ……上位の皆さんに言われても……」ジワワ…



アリム「…………」(←上位二割。目立つのを避ける為にわざと何問か間違えた。なお国語は満点)

アリム「……煽ってやろうかと思ってたのに……あいつ……」

アリム「…………この前は自動車に轢かれかけるし……全くもう……」

アリム「………………ふふっ。本当に、馬鹿リアンなんだから……」

 ◆
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 00:16:50.12 ID:hfwyF6e40
本日はここまで
次回、ついに海底遺跡突入編です。お楽しみに
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 00:32:31.66 ID:2YElkZEho

アリムちゃんの顔とんでもなくニヤけてそう
リアンは海底遺跡で活躍して汚名返上や
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 20:47:42.42 ID:hfwyF6e40
―7月4週 週末
 東海岸 魔法潜水艇

エンシァン「これより遺跡探索部は海底遺跡攻略作戦を行う! 魔法潜水艇、発進だ!!」

リエム「魔法潜水艇、発進します。振動に注意してくださいませ」

 ズズズズ……クォォォ――――


リアン「リエムちゃん、潜水艦の操縦もできたんだ……!」

アリム「厳密には違うわ。リエムはこの潜水艇にごく簡単な指示を与えているだけで、実際に計算や調整を行いながら動かしているのはこの船自身よ」

シャーロット「オートマチック車みたいなものかしら」(E:魔法潜水服)

アリム「どちらかと言うと自動運転ね」


魚の群れ『――』

ルウェリア「すごい! 窓の外……!!」

ルル「わあ……!! お魚、いっぱい……!!」

サーナ「まるで水族館……いいえ、本物でしたわね……!!」

ノルン「……なんだか、ロマンチックかも……」

 ◆

―海中 魔法潜水艇

シャーロット「だいぶ暗くなってきたわね……うふふ……」

エンシァン「かなり深いところまで来たのだろう。目標にも近い。各自、準備はできているか?」(E:魔法潜水服)

リアン「う、うぅ〜……これ、デザインもう少しなんとかならなかったんですか……?」(E:魔法潜水服)

ルル「ノルン、ぱつぱつ」

ノルン「あ、あんまり見ないで……///」(E:魔法潜水服)

サーナ「でもこれはこれで悪くありませんわ! わたくしの肉体美、とくと目に焼き付けなさいまし!」(E:魔法潜水服)

ルウェリア「…………考えてみたら、こういう格好に関しては私みたいな体型の方がそんなに目立たなくて良いのかも……」(E:魔法潜水服)

エンシァン「我々以外にお前たちのその姿を見る者など、海の生物か遺跡の古代遺物くらいだ。羞恥心で実力が発揮できないなどということがあっては困るぞ」

シャーロット「エンちゃんは恥じらいがなさすぎよ。少しはノルンちゃんを見習って?」

ノルン「やめてください!!!///」

 ◆
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 20:51:22.86 ID:hfwyF6e40
―深海 海底遺跡前

 ガゴォン… ブクブク…

リアン(エンシァン先生がハッチを開け――私たちは、ついに深海へと歩み出た)

リアン(深海の冷えた水が、素肌に染み渡る。魔法潜水服は競泳水着のような形をしているがその保護機能は全身に及ぶため、私たちが水圧で潰れたり冷たさで凍死したりすることはない。これは私たちがテスト勉強をしている間にエンシァン先生たちによって検証された事実だ)

リアン(そして何より……)


サーナ「まあ!? わたくし、水中なのに全然機敏に動けますわ!!」シュババッ

ルウェリア「ていうか喋れてる! 水中なのに!」

ノルン「ほ、本当にすごい装備なんだ……。見た目はこんななのに……///」

リアン(私たちは、深海でも地上と同様の活動を行えるようだった)

エンシァン「よ、よし……水中にいるというのに普通に動けるのが気持ち悪いことこの上ないが……皆、目前の海底遺跡は見えているな!」


リアン(目の前に、暗い深海の中で静かに佇んでいる大きな建造物が見える。海水による浸蝕が進んでいるのかところどころ崩れており、栄華を誇った時代の面影はもはや残っていない)

リアン(……あれ? こんな状態なのに対魔法障壁が機能しているの?)

 ◆

―海底遺跡前 魔法潜水艇

アリム「……あれが、海底遺跡?」ジッ

リエム「わたしの地図情報にある海浜療養所≠ニの一致が見られます」

アリム「かいひん……りょうようじょ……?」

アリム(おかしい……なぜリエムが保持しているような基本情報を、わたしが持っていない……?)

アリム(しかも、ただの療養所だと? そんなもの、わたしが持っていない理由が――――)

アリム(――――ッ!!!)

アリム「リエム! あいつらを全員呼び戻せ!!!」ガタッ

ルル「わっ、いきなりどうしたの?」

リエム「……? この魔法潜水艇と魔法潜水服には、互換性のある通信機能がありません」

アリム「…………ッ!!」

アリム(まずい……まずいまずいまずい! なんでよりにもよって、わたしもリエムも救援に向かえないような場所に――)

アリム(いや――だからか――。他の人造種が容易に近付けないからこそ――――)

アリム(いっそ、水圧でペシャンコになるのを覚悟で――)

アリム(いや、そんなことをしても海の藻屑が一つ増えるだけだ。他にできることは――)

 ガゴォン… プシューッ…

エンシァン「はあ、はあ……戻ったぞ。クソッ、深海など二度と御免だ。いかにこの装備が優れていようと――」

アリム「エンシァンッ! 今すぐあいつらを呼び戻しに行って!!」

エンシァン「――は? おい、それはどういう――」

アリム「このままじゃ、あいつら全員死んじゃう!」

ルル「ふぇ……?」

エンシァン「――なんだとッ!!!?」

リエム「――――え?」

 ◆
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 21:32:47.49 ID:hfwyF6e40
―海底遺跡 踏破率[0/50]
      合計踏破力[14] 合計戦闘力[18] 合計持続力[20/20] 防御[10]
 ◆探索メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+6、持続力+8)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)〈聖域〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)

 ※水中補正により、リアンの全ステータスが二倍になります


 ――ガオン!


リアン(先生が開けた対魔法障壁の穴から、私たちはするりと海底遺跡に侵入した)

リアン(ちなみに穴を開けた当人である先生は、顔を青くさせながら急いで潜水艇に退避していった)

リアン(本当に水が苦手らしい……)


シャーロット「……朽ち果てているわね」

ルウェリア「そうですね……。そういえば今までの遺跡は原型を保っているものばかりでした」

サーナ「わたくしはこれが初遺跡ですわ。初めてが海の底なんて、やっぱりわたくしはツイていますわね!」

ノルン「初めてがこんなえっちな格好なんて、私は全然ツイてないよ……」

リアン「……で、でも私……ノルンさんのそういう格好も素敵だと思う……!」

ノルン「……///」

ルウェリア「……リアンちゃんって、けっこう天然だよね」


↓1コンマ
01-05 踏破率+14、深海ザメ
06-30 踏破率+14、深海ピラニア
31-60 踏破率+14
61-90 踏破率+14、良イベント
91-00 踏破率+14、??
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 21:34:03.44 ID:3rox+wnQ0
えい
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 21:47:17.68 ID:hfwyF6e40
―海底遺跡 踏破率[14/50]
      合計踏破力[14] 合計戦闘力[18] 合計持続力[19/20] 防御[10]
 ◆探索メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+6、持続力+8)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)〈聖域〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
 ※水中補正により、リアンの全ステータスが二倍になります


リアン「…………静かですね」

シャーロット「今まで対魔法障壁によって封鎖されていたのだもの。対魔法障壁は魔法だけでなく物質の通過も阻むから、この海底遺跡は限りなく無生物に近かったはずよ」

ノルン「でも、じゃあ何で海水による浸蝕が起きているんですか? それなら海水も通過できないはずです」

シャーロット「地下から染み出したか、あるいは以前にも対魔法障壁に穴が開いたことがあったのかもしれないわね。それを調べる為の調査でもあるのよ、これは」

サーナ「遺跡探索って、面白いからって理由だけで遺跡に侵入するわけではないんですのね」

ルウェリア「うちの顧問は面白いからって理由だけで遺跡に侵入するけどね」


↓1コンマ
01-05 踏破率+14、深海ザメ
06-40 踏破率+14、深海ピラニア
41-50 踏破率+14
51-90 踏破率+14、良イベント
91-00 踏破率+14、??
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 21:50:47.09 ID:bNuDhlEs0
ゴーストシャーク
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 22:05:13.40 ID:hfwyF6e40
―海底遺跡 踏破率[28/50]
      合計踏破力[14] 合計戦闘力[18] 合計持続力[18/20] 防御[10]
 ◆探索メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+6、持続力+8)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)〈聖域〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
 ※水中補正により、リアンの全ステータスが二倍になります


深海ピラニア「」ワサワサ

ルウェリア「え、ええええ!? 言ったそばから生物が来てますよ!!?」

シャーロット「今エンちゃんが開けた穴から早速侵入してきたのかしら!? わ、私弱いからみんな頑張って!!! サポートは頑張るから!」

ノルン「わ、わかりました! 光よ……!!」ヴゥーン…

サーナ「この潜水服があれば水中でも飛行できますわね。……自分で言ってて意味がわかりませんけど」フワッ

リアン「よおし……テストの結果がひどかった分、ここで汚名挽回するよ……!!」ギュオオオ


 ◆深海ピラニアの群れ 合計踏破力[10] 合計戦闘力[15] 合計持続力[10/10] 防御[5]

↓1コンマ リアンの〈水耐性〉発動! 受ダメージ1/2
01-05 痛恨 味方に5ダメージ
06-15 失敗 味方に2ダメージ
16-95 成功 敵方に13ダメージ 撃退
96-00 会心 敵方に26ダメージ 撃退
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 22:06:41.19 ID:hfwyF6e40
計算を間違えました。正しくはこっち
↓1コンマ リアンの〈水耐性〉発動! 受ダメージ1/2
01-05 痛恨 味方に5ダメージ
06-95 成功 敵方に13ダメージ 撃退
96-00 会心 敵方に26ダメージ 撃退
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 22:11:07.33 ID:u+voSXVmO
夕飯のおかずにしよう
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 22:23:49.11 ID:hfwyF6e40
―海底遺跡 踏破率[28/50]
      合計踏破力[14] 合計戦闘力[18] 合計持続力[18/20] 防御[10]
 ◆探索メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+6、持続力+8)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)〈聖域〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
 ※水中補正により、リアンの全ステータスが二倍になります


リアン「アクアシュート! アサルトシャワー!! きぐるみアーマー!!!」バシュンバシュシュシュゴゴゴゴブンブン

深海ピラニア「」っっっ


サーナ「逃げていきましたわ……」

ルウェリア「水中でのリアンちゃん、すごく心強いね。ちょっとピラニアがかわいそうになるくらい……」

ノルン「リアンちゃん、お疲れさま。張り切るのも良いけど、無理はしないでね」

リアン「えへへ、ありがと。でも今回は張り切らせて!」

 ―戦闘終了―


シャーロット「うふふ、サポートするまでもなかったわね。じゃあ探索を再開しましょう!」


↓1コンマ
01-05 踏破率+14、深海ザメ
06-15 踏破率+14
16-90 踏破率+14、良イベント
91-00 踏破率+14、??
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/05/10(水) 22:25:18.88 ID:Y4hwMl5r0
高見のっぽさんのご冥福をお祈りします
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 22:31:05.73 ID:QiXEqExk0
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/10(水) 22:49:15.31 ID:hfwyF6e40
―海底遺跡 地下 踏破率[42/50]
      合計踏破力[14] 合計戦闘力[18] 合計持続力[18/20] 防御[10]
 ◆探索メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+6、持続力+8)〈水耐性〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+4、戦闘力+3、持続力+1)
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+3)〈聖域〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
 ※水中補正により、リアンの全ステータスが二倍になります


ルウェリア「見たところそんなに広くはないですね。見える範囲は粗方探し尽くした気がします」

ノルン「シャーロット准教授は何かわかりましたか?」

シャーロット「ここは医療施設か、あるいはそれに近いものだった可能性が高いわ。とは言っても水の浸蝕が酷くてなかなか決定的なものが見つからないのよね……」


サーナ「皆さんこちらへ! 面白いものがありましてよ!!」

リアン「サーナさんがすごいものを見つけたよー!」

シャーロット「見せて見せて!!」タタタッ


↓1 良イベントコンマ
01-30 海洋深層エーテルリキッド(持続力6回復、超過分はストック)
31-60 深海ザメの牙(今回の探索が終わるまで戦闘力+4)
61-90 水魔力の結晶(次回戦闘時、最初の1ターンのみ戦闘力+10)
91-00 上記全て
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