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【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索【百合】
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 16:35:29.09 ID:qtEI9akE0
- 遺跡探索部の顧問である人物を決めます
なお遺跡探索部は部員が定数に満たず存続が危ぶまれている死にかけの部活です
現在真面目(?)に活動している部員はルウェリアただ一人です
↓1 遺跡探索部顧問
【名前】
【種族】
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意とする属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
- 37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 16:40:18.20 ID:Bb4WZASWO
- 【名前】エンシァン
【種族】人間
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】ボサボサの白髪にダボダボの白衣を着たスレンダー体型。身だしなみを整えれば実はかなりのべっぴんさん
【性格】怖いもの知らずでマイペース。彼女に付き合うと大体振り回されることに
【魔法】穴を掘る魔法。本当に穴しか掘れない。コスパは抜群
【備考】危険だろうとなんだろうと、楽しければなんでも良い、そんな人物。でも無謀な事はしない
- 38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 16:42:58.03 ID:JjH04IrX0
-
【名前】ルル・ルールル
【種族】インテリジェンスソード(普段は人間の姿だが剣に変身できる種族)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】おかっぱ頭の10歳程度の女の子のような容姿
【性格】普段は無邪気だが遺跡の事になると冷静
【魔法】地属性が得意
【備考】体の一部だけを刃に変えることもできる
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/04/23(日) 16:42:59.54 ID:Bv3J3McS0
- 【名前】シャーロット・リスティア
【種族】エルフ
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】金髪ロングで優しい顔立ち 右目に泣きぼくろがある 縦ニットセーターにタイトスカート 網ストッキング着用 爆乳
【性格】おっとりで優しい
【魔法】(主に使う魔法や得意とする属性など)治療・生命力活性の魔術
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)遺跡オタクでそっちのほうに話が進むと尋常じゃなく長々とした語りを入れ始める
- 40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 17:54:06.71 ID:qtEI9akE0
- ああん、勿体ない病の発作が出てしまいます
せっかく魅力的な案をいただいたので、エンシァン先生以外の案もきっと別のところで登場してくれるでしょう
――――――――――――――――
エンシァン「グッドイブニング! 君が古代遺物のマスター、リアン・ロールセンくんかな?」ズカズカ
リアン(私の部屋に入ってきたのは、身だしなみがめちゃくちゃな女性だった! だ、誰だこの人!?)
ルウェリア「紹介するよ。この人は私の所属してる遺跡探索部の顧問、エンシァン先生だ。その、見た目はアレだけど……ある意味、とても信用できる人だから」
リアン「え、ええ……!? え、えと……リアン・ロールセンです。初めまして……」
エンシァン「初めまして! 礼儀正しい子だね、好感が持てる」ギュッ
リアン(エンシァン先生は、差し出してもいない私の手を勝手に取って無理矢理握手してきた。めちゃくちゃだ)
エンシァン「それで奥でぐったりしているのが例の魔法人形リエムくん、か」
リアン「…………」ジト
ルウェリア「ご、ごめん……。でも、本当に信用できるんだよ。外部圧力とかには絶対に屈しない人だから……」
リアン(まあ、私よりも頑張ってきたルウェリアさんが言うならそうなのだろう……。実際、話は早い方が良いし)
リアン「あ、あの、エンシァン先生。リエムちゃんのことは、内密にしていただけると……」
エンシァン「内密にし続けた結果取り返しのつかない事態になったとしたら、君にその責任は取れるのかね?」ギラッ
リアン「あ、う……」
リアン(私は何も言えなかった。実際、ついさっき寮を木端微塵にする寸前まで行ったのだ。リエムちゃんを軽率に連れ帰った私のせいと言われれば、何も言い返せない……)
エンシァン「フッ、すまない。意地悪を言ってしまったね。責任を取るべきは君ではない。我々大人の方だ。この島の遺跡について不可解な隠蔽工作が行われているのは私も感知している」
リアン(エンシァン先生は表情を和らげて、少し優しい口調でそう言った。こう見えて意外と優しい人なのかも……)
リエム「リアンさま……? わ……お客さまが……」モゾモゾ
リアン(そうして話していると、リエムちゃんが気付いたのか、無理に立ち上がろうとし始めた)
リエム「あうっ」ドテッ
リアン「リエムちゃん、無理しないで。大丈夫、今は休んでていいから……」
エンシァン「ふむ……見たところリエムくんは後期型の魔法人形で……現在の症状は魔力炉の破損による動作不良……合っているかな?」
リアン「そ、そうです!」
リアン(すごい……少し見ただけで、リエムちゃんの状態を言い当てちゃった! それに、後期型? っていう、知らないことまで……)
エンシァン「なに、大学部の方に重度の遺跡オタクがいてね。そいつにいろいろ無理矢理覚えさせられただけさ。しかし魔力炉の破損となると、現代技術で治すのは不可能に近いな……。古代遺物を扱える変態技術者を探すよりも遺跡に直接乗り込んでそこの設備で治しちまった方が早いかもしれん」
リアン「そ、そうなんです! 一応、リエムちゃんから魔法人形研究所っていうところの位置情報は聞いてて……」
エンシァン「何ッ!? なぜそれを早く言わなかった! だったらさっさと行くぞ!」ガタッ
リアン「え、えええ!?」
ルウェリア「せ、先生! いくらなんでも急すぎるんじゃ……!」
エンシァン「馬鹿者! 敵に防備を整える暇を与えてどうする! それにお前はいつでも遺跡へ向かう準備ができているはずだろう、ルウェリア!」
ルウェリア「……! はい、もちろんです! ロープもテントも非常食も、40秒で用意できます!」
エンシァン「よし! 遺跡探索部新入部員、リアン・ロールセンを加えて今年度初出陣だ!」
リアン「え、え……わ、わかりました! リアン・ロールセン、行きます!」
リアン(なんだかよくわからないまま私は遺跡探索部の新入部員となり、リエムちゃんを救う為に未踏遺跡である魔法人形研究所へ向かうこととなった)
リアン(まあでも……尻込みしてる暇なんてないくらいの方が、私には丁度良いや)
- 41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 19:02:41.97 ID:vqkpQmGWo
- このパーティ(機能する)ブレーキがおりゃん…w
いいぞイケイケ
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 19:03:48.29 ID:qtEI9akE0
- (日が暮れかけている中、私たちはエンシァン先生が運転する魔法燃料式ハイブリッド軽自動車に乗って移動し、迅速に目的にへと向かった)
(そこは鬱蒼とした木々に覆われた森の中で、辿り着く頃には既に日も暮れて夜の帳が降りていた――)
ルウェリア「リアンさん、これを」
リアン「……ヘルメット? あ、照明が付いてる……」
ルウェリア「魔法でも明かりは点けられるけど、光魔法が得意でない限りは魔力消費もバカにならないからね」
エンシァン「うむ。だがこのチャチな照明じゃ捗らんのも確かだ。光魔法適性の高い部員が入部してくれれば良いのだがな……。欲を言えば風も、火も、土も……あらゆる属性の担当が欲しいが。リアンくんの水魔法ももちろん頼りにさせてもらうぞ」
リアン「は、はい……! ガンバリマス!」
リエム「…………申し訳ありません。お役に立てず……」
リアン(私の背中から、小さな謝罪の言葉が聞こえてきた)
リアン「……じゃあ、治ったらいっぱい役に立ってもらうからね」
リエム「はい。いっぱい、お役に立ちます」
◆
リエム「ここです。ここの地面の下に、魔法人形研究所の入り口があります」
リアン(歩いていると、リエムちゃんがそう言って地面の下を指さした)
リエム「しかし扉はロックされており、わたしにはそれを開く権限がありません……」
ルウェリア「それなら地面を液状化させてみよう。リキッド!」ドロロンッ
リアン(ルウェリアさんが地面に手を付けて魔法を使うと、地面が一気にドロドロと液状化し始め、その下にある研究所の外郭が露わになった)
リアン(しかしその外郭の方は、一向に液状化しない……)
ルウェリア「くっ……やはりダメか……!」
エンシァン「ふむ……強力な対魔法防壁だな。ほとんどの遺跡の外郭にはこいつがかけられてるから、簡単には侵入できないようになっている」
リアン「じ、じゃあどうするんです……?」
エンシァン「フッ、まあ少し離れていろ……。それっ」
ガオン!
リアン(エンシァン先生が何かの魔法を使った途端、奇妙な音と共に外郭に大きな穴が開いた)
エンシァン「よし、入るぞ。私に続け」
リアン・ルウェリア「はい!」
リアン(古代文明の対魔法障壁を容易くぶち抜く先生の魔法って一体……)
- 43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 19:06:12.41 ID:qtEI9akE0
- ―魔法人形研究所[0/15] 持続力[6/6]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:戦闘力+2、踏破率+1、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:戦闘力+2、踏破率+3、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:戦闘力+3 踏破率+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:戦闘力-1、踏破率-1、持続力-1)
リアン(ずっと昔から手付かずだったからか、魔法人形研究所の中はかなり原型を保っているようだった)
リアン(よくわからない機器や装置がたくさんある)
エンシァン「おお、おお……! 宝の山ではないか……! ククク、シャーロットの奴が見たらどんな顔をするか……」ワナワナ
ルウェリア「リエムちゃん、目的の場所はわかる?」キョロキョロ
リエム「はい、施設情報はインプットされています。ナビゲートいたします」
リアン「うん、お願い」
↓1コンマ
01-30 踏破率+6、襲撃
31-60 踏破率+6、何もなし
61-90 踏破率+6、アイテム
91-00 踏破率+9、??
- 44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 19:06:13.24 ID:d2sOYuvH0
- シンプルな説明文の能力ほどえげつないのあるある
- 45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 19:44:44.37 ID:qtEI9akE0
- ―魔法人形研究所[6/15] 戦闘力[7] 持続力[5/6]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:戦闘力+2、踏破率+1、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:戦闘力+2、踏破率+3、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:戦闘力+3、踏破率+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:戦闘力-1、踏破率-1、持続力-1)
敵襲!
エンシァン「! 伏せろ!」サッ
リアン・ルウェリア「!?」サッ
パタタタタッ
リアン(私たちが身をかがめた次の瞬間、頭上を何かがかすめていった)
リアン(通路の先を見ると、無骨な形の機械が私たちに砲身を向けて立ち止まっている)
リエム「警備ゴーレム――無警告で発砲……? 故障しているか――あるいはプログラムを改ざんされている可能性があります」
エンシァン「考察は後だ! 破壊するぞ!」
◆警備ゴーレム 戦闘力[2] 持続力[6/6]
↓1コンマ 戦闘判定
01-05 痛恨 味方持続力-4
06-25 失敗 味方持続力-2
26-95 成功 敵方持続力-7
96-00 会心 敵方持続力-14
- 46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 19:51:45.13 ID:31m/eLxjO
- えい
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 20:00:06.80 ID:qtEI9akE0
- ―魔法人形研究所 踏破率[6/15] 戦闘力[7] 持続力[3/6]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:踏破率-1、戦闘力-1、持続力-1)
味方の持続力に2のダメージ!
警備ゴーレム「シンニュウシャ……ハイジョ……ハイジョ……」ブッピガン
ブラタタタ……
リアン「うわああああ! わあああああ!」ジタバタ
エンシァン「落ち着けい! 敵は一体だ、落ち着いてかかれば――うおおっ!?」ササッ
ルウェリア「くっ、なんかよくわからないこの機械を液状化させて――うわあああ!」ドロロ……
リエム「あ、あ……システム、エラー、システム、エラー……」
◆警備ゴーレム 戦闘力[2] 持続力[6/6]
↓1コンマ 戦闘判定
01-05 痛恨 味方持続力-4
06-25 失敗 味方持続力-2
26-95 成功 敵方持続力-7
96-00 会心 敵方持続力-14
- 48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 20:05:28.53 ID:d2sOYuvH0
- しあ
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 20:48:04.12 ID:qtEI9akE0
- ―魔法人形研究所 踏破率[6/15] 戦闘力[7] 持続力[3/6]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:踏破率-1、戦闘力-1、持続力-1)
リアン「ッ! こ、こんなところで……負けられない! そっちがゴーレムなら、こっちだって!!」ギュルルルッ!!
ルウェリア「――! リアンさんの纏った水に、硬さを――ソリッド!!」ガギィィン!!
警備ロボット「ハイジョ……ハイジョ……」ブラタタタ
カンカンカンッ
リアン「効くもんか! うあああああッ!」ブンッ
バグオン!
警備ロボット「ジ、ジジ……シ、シンニュウシャ……ハイ……」バチバチ……
エンシァン「――もう眠れ」スッ
ガオン!
警備ロボットだったもの「――――」
◆警備ゴーレム 戦闘力[2] 持続力[0/6]
リエム「システム、エラー……システム、エラー……」ブツブツ……
リアン「リエムちゃん!」
リエム「あ……リアン、さま……」
リアン「もう大丈夫だよ。ごめんね、背負ったまま激しく動いちゃって……」
リエム「いいえ……」
リアン「……少し、休んでいこう。ルウェリアさんとエンシァン先生が、周りを見てくれてるから……」
リエム「………………あの、ゴーレムは……」
リアン「……?」
リエム「……わたしと、何が違うのでしょうか…………」
リアン「…………」
―戦闘終了
↓1コンマ
01-30 踏破率+6、アイテム
31-60 踏破率+6、何もなし
61-90 踏破率+6、アイテム
91-00 踏破率+9、??
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 20:49:06.61 ID:DzM5/YGsO
- えい
- 51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 21:16:32.93 ID:qtEI9akE0
- ―魔法人形研究所 踏破率[12/15] 戦闘力[7] 持続力[2/6]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:踏破率-1、戦闘力-1、持続力-1)
スタスタ……
エンシァン「はあ……さっきはどうなることかと思ったぞ」
リアン「す、すみません。銃口を向けられたの、初めてで……パニックになっちゃいました……」
ルウェリア「はは……普通の人生送ってたら銃口向けられるなんてことないからね」
エンシァン「遺跡探索中はああいった警備ゴーレムに出くわすのも珍しくないぞ。まあそれでも、無警告で発砲されることはあまりないがな……」
リアン「うう……しんどいなあ……」
リエム「リアンさま……ご無理はなさらないでくださいませ」
リアン「リエムちゃん……!」
ルウェリア「ん……? これ、保存状態が良いですよ」
エンシァン「お? 何か見つけたのか?」
↓1コンマ 何を見つけた?
01-30 エーテルリキッド 持続力3回復
31-60 研究所案内図 踏破率+3
61-90 簡易魔導レーザー 次回戦闘のみ戦闘力+5
91-00 ??
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 21:17:25.92 ID:JPPtilX4O
- !
- 53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 21:36:33.26 ID:dF31y4VJo
- ないすぅ
- 54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/23(日) 21:58:40.75 ID:qtEI9akE0
- ―魔法人形研究所 踏破率[12/15] 戦闘力[7] 持続力[2/6]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:踏破率-1、戦闘力-1、持続力-1)
エンシァン「おいおいおい! こりゃまさか……!」
ルウェリア「何か知ってるんですか?」
リアン「……? 剣……?」
リアン(ルウェリアさんが見つけたのは、厳重な箱に封入されていた不思議な文様の剣だった)
ルウェリア「なんか大事そうに仕舞ってありましたし、模様も綺麗ですし、裏ルートに流せばけっこうな収入になるんじゃないかと……。我が部は資金難ですし……」
エンシァン「ば、馬鹿者! これを裏に流す阿呆がどこの世界にいる! これは――」
剣「うるさい……」
リアン・ルウェリア「!!?」バッ
リアン(突然声が聞こえて、私とルウェリアさんはその場から飛び退いた。今のは……剣から聞こえたような……)
リエム「インテリジェンスソードのお方ですね」
リアン(リエムちゃんが、何やら聞き覚えのない言葉を言った。いんてりじぇんすそーど?)
剣「ふわああ……。よいしょ」グンッ
リアン(剣は物理法則を無視した動きで自立すると、ギュルンと形を変え――10歳くらいの女の子のような姿になった。おかっぱだ)
剣だった少女「あなたたち、だれ?」
リアン(剣だった少女はあくびをしながら、眠そうな目で私たちを見回した)
エンシァン「おお……本物のインテリジェンスソードとは……。お初にお目にかかる、私はエンシァン。こっちがルウェリア、リアン。リアンが背負っているのがリエムだ」
剣だった少女「ふうん。ルルはルル。ルル・ルールル」
リアン(ルが多すぎて一瞬混乱したが、多分ルル・ルールルという名前だ)
ルル「んー? あれ、ここ、どこ?」キョロキョロ
リエム「ここは魔法人形研究所です、ルルさま」
ルル「んん……? おもいだせない……。ねえ、外出たい」
エンシァン「……ク、ククク……それなら、私たちに付いて来るのはどうかな……? まだ目的への道すがらだが……クッ、フフ……いずれは外に出る……」
ルル「ん。そうする」コクン
リアン(なんだかよくわからないけれど、インテリジェンスソードのルル・ルールルちゃんが付いてくることになった。エンシァン先生、すごく嬉しそう……)
ルウェリア「せ、先生……あんまり変なことしないでくださいよ?」
エンシァン「し、しないしない! 君は私をなんだと思っているのかね!?」
↓1コンマ
01-90 踏破
91-00 ??+踏破
- 55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 21:59:50.13 ID:T7iTivnm0
- あ
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/24(月) 00:02:19.80 ID:zW2TsKwD0
- ―魔法人形研究所 踏破率[15/15] 戦闘力[9] 持続力[5/10]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆リエムちゃ(動作不良:踏破率-1、戦闘力-1、持続力-1)
◆ルル (土の魔法:踏破率+2、戦闘力+3、持続力+4)
エンシァン「この扉は……!」ザッ
扉「」
リエム「魔法人形試作研究区画――本研究所の中枢エリアです」
リアン「! ここなら……リエムちゃんを、治せる……?」
リエム「……断定はできませんが、施設の保存状態から言えば可能性は高いです」
ルウェリア「…………ねえ、ここでその、アクセス権限ってやつは手に入る?」
リエム「……断定はできませんが、この研究所で上級権限を取得できる機能がある可能性は高くありません」
ルウェリア「そっか……。ううん、いいんだ。一歩一歩、着実に潰していくだけさ」
リアン「ルウェリアさん……」
エンシァン「フッ、各遺跡の位置情報は既に掴んでいるのだろう? ならば私がいつでも穴を開けてやる」
ルウェリア「先生……。ありがとうございます!」
ルル「ふうん……。なんだかいろいろフクザツな事情があるのね」
◆
(そうして私たちは、その重々しい金属の扉を開けて中に入った)
(そこで待っていたのは――)
リアン「こ、これ、は――……」
ルウェリア「な……なに、これ……」
エンシァン「クッ……なぜ、ここだけ……!?」
ルル「わ……。ぐろ……」
リエム「…………」
(おびただしい数の、魔法人形の死体だった――……)
リアン「こ、ここ、で……ほ、本当に、リエムちゃんは治るの……!?」
リエム「設備の機能を確認……スタンバイ状態……余剰パーツ有り……修復可能……」ピピピ
ルウェリア「ほ、本当に大丈夫なの? こんなところの設備なんて使ったら、リエムちゃんも……!」
エンシァン「いや、それはない……。見たところ、この惨殺された魔法人形たちは設備とは無関係の、何か別の力で殺されている……」
リエム「……リアンさま。わたしを、あの円筒形の機械に入れてくださいますか?」
リアン「り、リエムちゃん……。本当に……本当に、大丈夫なんだよね……?」
リエム「はい。システムはオールグリーンの値を示しています。本区画外観の凄惨さに対し、設備の状態は良好のようです」
リアン「わ、わかった……。あ、危なくなったら、助けを呼んでね? すぐに助けるから」
リエム「はい、リアンさま」ギュッ
(私はリエムちゃんをゆっくりと、その円筒形の機械に設えられた寝台のような部分にリエムちゃんを横たえた)
ウィーン……
(円筒形の機械がリエムちゃんを取り込んで、その蓋が閉まっていく。私は不安と必死に戦いながら、その様子を見つめ――)
??「あーあ。容赦しないって言ったばっかなのに。ていうか来るの早すぎでしょ、頭おかしいんじゃない?」
全員「――!!?」バッ
(即座に振り返る。そこに立っていたのは、リエムちゃんにそっくりで――しかし瞳だけはあの時乗っ取られたリエムちゃんのように真っ赤な――魔法人形だった)
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/24(月) 00:02:55.48 ID:zW2TsKwD0
- 本日はここまで
- 58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/24(月) 00:22:05.64 ID:HtSIO2YZo
- おつおつ
- 59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/24(月) 18:36:18.79 ID:lxVgbtR/0
- 悪リエムちゃん何やかんやで倒したあと仲間になってツンデレヒロイン枠になるやつ
- 60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/24(月) 20:35:15.89 ID:zW2TsKwD0
- リアン「あ、あなたは……!!」
??「あ、ちゃん付けのキショい人間。ガラクタ可愛さにここまで来るとかキショい通り越して吐き気を催す変態でしょ」
ルウェリア「そうやって安全な所から魔法人形に取り憑いて姿を見せないで――あんたの方が、よっぽど吐き気を催す卑怯者じゃない!」
??「はあ? これはわたしのオリジナルボディなんだけど。必要もないのに他のガラクタにハッキングなんてするわけないじゃん」
リアン「……! あなたも魔法人形なら、どうして同族をガラクタなんて……!」
??「一緒にしないで。自分の意志もなく人間に使われて、穢されて、壊されるだけの惨めな人形なんて――ガラクタ以外の何者でもない」キィン―
リアン(その子は吐き捨てるようにそう言い、片手を私たちへと向けた。その手には魔力が収束し――)
??「これ以上の会話はリソースの無駄。死ね」キィィ――
リアン(リエムちゃんを乗っ取った時よりも遥かに早いスピードで――臨界点に達した魔力が放たれる――)
ガオン!
リアン(しかしその魔力が放たれた瞬間、先生の魔法の音が響いた)
エンシァン「クッ……こいつは奥の手だったんだがな……!」ズザザッ
??「!? まさか――!」
ルル「よそ見」ヒュッ
ギン!
??「――ッ!! 舐めるなッ!」バヂヂッ
ルル「わわっ」ヒョイッ
ルウェリア「リエムさん! 私たちも!」ダッ
リアン「あ、うんッ!」ギュルルッ
リアン(私は、まだ何も知らない。リエムちゃんのことも、この子のことも。本当に、何も)
リアン(戦うしかないのかな。他に道はないのかな)
リアン(――ううん。きっと、ない。だってこの子が私たちに向ける殺意は、あまりにも――)
リアン(だから今は、この場を生き延びなきゃ――)
―魔法人形研究所 踏破率[15/15] 戦闘力[10] 持続力[6/11]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆ルル (土の魔法:踏破率+2、戦闘力+3、持続力+4)
VS
◆?? 戦闘力[10] 持続力[5]
――ボス戦闘開始――
↓1コンマ
01-05 痛恨 味方持続力-20
06-50 失敗 味方持続力-10
51-95 成功 敵方持続力-10
96-00 会心 敵方持続力-20
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/24(月) 20:49:02.63 ID:M+uVy8AH0
- えい
- 62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/24(月) 21:05:46.04 ID:zW2TsKwD0
-
ガギィン!
ギュルルルッ!
ギンッ!
キィィーン――
ガオン!
リアン「はあっ、はあっ……! 癒やしの水っ!」ポウッ
ルウェリア「ぐうっ……! あ、ありがとうリアンさん!」シュタッ
??「ふざけるな、ふざけるなッ……!」キィィ――
ルル「鈍ってきてる」ザシュッ
??「ああああああッ!!!」
エンシァン「終わりだ――」スッ
リアン(あ――先生が、あの子にトドメを――)
↓1〜3 重要な選択なので多数決
1.止める
2.止めない
- 63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/04/24(月) 21:06:32.06 ID:RcE0GvqH0
- 1
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/24(月) 21:18:17.36 ID:HtSIO2YZo
- 1
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/24(月) 21:55:52.40 ID:KZPyyYSs0
- 1
- 66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/25(火) 00:41:15.70 ID:9kRdhaBp0
-
リアン「だめえええええッ!」ダッ
エンシァン「うっ!? な、何をするリアンくん!」ザザッ
リアン「だ、だめです! リエムちゃんは助けて、この子は殺すなんて……! そんなの間違ってる!!」
エンシァン「誤謬だ! リエムくんを助ける為にこの魔法人形を倒さなければならないのだろう! この魔法人形が生きていれば、リエムくんが乗っ取られて破壊活動をされるリスクは消えないのだぞ!」
リアン「そ、それでも――! それでも――……ッ!!」
リアン(先生の言うことに対する有効な反論は思い付かない。ただの感情論。子供の我儘と言われれば、それまでだ)
リアン(――でも。もし、リエムちゃんと同じ魔法人形のこの子を、ここで殺してしまったら――)
??『自分の意志もなく人間に使われて、穢されて、壊されるだけの惨めな人形なんて――ガラクタ以外の何者でもない』
リアン(この子の、あの言葉を――そんな哀しい魔法人形の末路を、肯定してしまう気がして――)
リアン(絶対に、嫌だった)
ルウェリア「せ、先生! 私も、今ここでこの魔法人形にトドメを刺すことには反対です!」ザッ
リアン「ルウェリアさん!」
エンシァン「ほう! ルウェリアの言い分はなんだ!?」
ルウェリア「こいつは遺跡の重要参考人として価値があります!」
エンシァン「一理ある! が、それはリエムくんでも構わないのではないかね!?」
ルウェリア「リエムちゃんよりも……け、権限がありそうですし……!」
エンシァン「素直に情報を吐く可能性はどれくらいあるかな!? 自爆する危険性は!!?」
ルウェリア「う、ううッ……!」
リアン(ルウェリアさんが助けようとしてくれたが、呆気なく先生に言い負かされてしまった。これが大人のやり方か……!?)
ルル「むー……ルルにわかんない話しててつまんない……。ん?」
??「う、うぅ……人間なんて……人間なんて……ッ!!」キィィ――
ルル「わわわ! お喋りしてる場合じゃ――」
??「大ッ嫌いッッ!!!!」キュィィィ――ッッッッ
ドギュゥゥゥゥン――――
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/25(火) 00:41:59.26 ID:9kRdhaBp0
- 「――魔導障壁展開……状態良好……」
リアン「へ……?」
リアン(一瞬、膨大な光に目が眩んで……目が慣れた時には、最近少し見慣れてきたさらさらの金髪が視界に入った)
リアン(――リエムちゃんが、光から私たちを守るように立っていた)
リエム「リアンさま。皆さま。お怪我はありませんか」
リアン「リエムちゃん!」
ルウェリア「もう治ったの!?」
リエム「はい。ご迷惑をおかけいたしました。セキュリティのバージョンも上がりました」ペコリ
リアン(リエムちゃんはペコリと頭を下げる。良かった。それなら後は――)
リアン「――あれ? あの子は?」
リエム「離脱していったようです。追撃いたしますか?」
エンシァン「……いや。我々も消耗が激しい。目的は果たしたのだから、帰ろう」ザッ
リアン「あ……。せ、先生……さっきは、すみません……」
エンシァン「いいさ。学生の善意を踏み躙りかけるなど、私も少々大人げがなかった。今後のことはこれから考えれば良い」
リアン(先生はそう言ってカラカラと笑った。やっぱり……めちゃくちゃに見えて思慮深くて、思いやりのある人なんだ)
エンシァン「それに……ククク……あれほどまでに自我を確立させた魔法人形を破壊するのは些か私も耐え難かったのでな……」
リアン(お、思いやりのある人なんだ。多分……)
ルル「ふわああ〜。なんだかすっごい疲れちゃった。目覚めてばっかりであんなのと戦わされるなんて聞いてないよお」ノビー
リアン「ルルちゃんもお疲れ様。いきなり巻き込んじゃってごめんね」
ルル「んー、まーでも寝起きのいい運動になったかも」
リアン「あんな死と隣合わせな運動はもうゴメンだよ……」
―魔法人形研究所 踏破率[15/15] 戦闘力[15] 持続力[8/13]
探索メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆ルル (土の魔法:踏破率+2、戦闘力+3、持続力+4)
◆リエム (魔導兵装:踏破率+2、戦闘力+5、持続力+2)
――踏破成功――
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/25(火) 00:43:02.91 ID:9kRdhaBp0
-
―どこかの遺跡
??「はあ、はあ……くそっ、くそっ……あんな奴らに……!」ヨタヨタ
「随分無様にやられたものですね?」ヌッ
??「ッ! 何の用ッ……!?」バッ
「別に。スクラップになってたらバックアップを取って次のあなたを作ってあげようと思ってたけど、必要ないみたいですね」
??「ッ!」ギリッ
「フフ、そう睨まないで。そのボロボロの体を直す用意もありますよ?」シャキン
??「いらないッ! お前なんかに体を弄くられるくらいなら爆散した方が万倍マシ!」
「あら残念」スッ
??「用がないなら消えろ! お前みたいな下衆がいるとパフォーマンスが落ちる……!」
「全く、嫌われたものですねえ。フフ……それじゃあリエムちゃんとやらでも見に行きますかね」
??「……あいつらは私のターゲット。手を出さないで」
「ふふ、別に取って食うわけではありませんし。それにもし壊れたら、そのリエムちゃんとやらも新しく作り直してあげますからご安心を」
??「お前ッ――!」キィン―
「そんな体で撃ったら今度こそ完全にスクラップですよ?」
??「――――ッ」ギリリッ
「それでいい。せっかく拾った命、大事になさいな。バックアップから再生したあなたは、あなたであってあなたでないのですから――」
――――
――
―
- 69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/25(火) 00:44:55.50 ID:9kRdhaBp0
- 本日はここまで
戦闘が即殺or即死みたいな世紀末バランスなので次回はなんか良い感じに調整します
- 70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 01:07:46.87 ID:rgwI0q3Qo
- おつおつー
悪リエムちゃんもこっちにオイデ…オイデ…
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 19:20:30.98 ID:z++hc2HB0
- 悪リエムちゃん可愛い
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 20:28:46.30 ID:9kRdhaBp0
- ―4月2週
リアン(あの後ルウェリアさんが周辺の土や岩石を液状化させて穴を埋め固め、皆でそれっぽく隠蔽工作を行ったことにより、私たちの盗k……遺跡探索が露見することはなかった)
リアン(リエムちゃんはいろいろあって転がり込んできた私の親戚の子、という設定で誤魔化すことになった。エンシァン先生の口利きで私の部屋に住む許可も得られた為、とりあえず目先の問題は解決したと考えて良さそうだ。しかしユリトー魔法女学院、親戚の子も寮に住めるなんて寛大なのか雑なだけなのか……)
リアン(そしてルルちゃんは――)
↓1コンマ
01-20 その辺をほっつき歩いている
21-60 エンシァン先生のおうちに厄介になっているようだ
61-90 当面は遺跡探索部の部室に住むことにしたらしい
91-00 なんか新任教師ってことになってるんですけど……
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 20:31:06.02 ID:P5mn3XDpO
- えい
- 74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 21:09:28.16 ID:9kRdhaBp0
- ―ユリトー南海岸
ルル「わーッ! 海だーッ! あはははは!!!」タタタタ
エンシァン「ま、待ってくれーッ! 一度でいいから身体測定をーッ!」ドタドタドタ…
ルル「やだーッ! あははははははは!!!」タタタタ
◆
リアン(……その辺をあてもなくぶらついているらしい。土魔法の技量や剣になれる特性のお陰で、どんな環境でも割と平気らしい)
リアン(エンシァン先生はまだ熱烈なアプローチを続けているみたいだし、会おうと思えばいつでも会える気がする。一緒に戦ってくれたこと、ちゃんとお礼したいしね)
リアン(さて……転入早々台風みたいな出来事に振り回されてきたけど、ようやく少し落ち着くことができそうだ。もちろん、ルウェリアさんのお姉さんのこととか、あの赤い瞳の魔法人形の子のこととか……考えなきゃならないことはいっぱいあるけど)
リアン(今は、少し羽を休めたい……)
◆
キーンコーンカーンコーン……
生徒A「あー月曜まじしんどー」グデー
生徒B「あーね。までも、ガッコで皆に会ってイチャラブすんのも悪くなくね?」
生徒A「アハッ、イチャラブしたらうちら百合レズじゃん!」
生徒B「女学院っていや百合レズっしょ!」
生徒A「めっちゃそれな!」
キャハハハハ…
リアン(いやそれはおかしいでしょ……)ジトー
ノルン「リアンちゃん、お昼一緒に食べない?」スッ
リアン「あ、う、うん! 食べる食べる……あっ!」
ノルン「……もしかしてまたお弁当忘れちゃった?」
リアン「え、えひひ……」メソラシ
サーナ「そんなリアンに朗報ですわ! 今週から先週まで改修工事をしていた学食がオープンしましてよ!」ドン!
リアン「え! ていうか学食なんてあったんだ……」
ノルン「あはは……それなら分けてあげなくても大丈夫だね」シュン…
リアン「あ、え、ええと……」
サーナ「学食ご飯と皆のお弁当を分け合いっこしましょう! たくさん味わえて一石二鳥ですわ!」ドドン!
リアン「そ、その手が――――ッ!」
◆
☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・赤い瞳の魔法人形と話をする
4月2週の行動です
↓1〜3 自由行動安価 自由行動の後にシナリオイベントが発生します
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/04/25(火) 21:16:29.78 ID:siJT3nry0
- 遺跡や古代遺物の事で詳しそうな人を探す
- 76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 21:17:24.91 ID:z++hc2HB0
- リエムちゃんと遊ぼう
- 77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 21:18:28.87 ID:E8V75R1F0
- パジャマパーティーをする
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/25(火) 21:28:27.75 ID:Mj0e52Pno
- ルルちゃんが楽しそうで何よりですw
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/26(水) 00:16:39.45 ID:3XMYTkzd0
- ―4月2週 某日
リエム「リアンさま、朝です。起きてくださいませ」ユサユサ
―
リエム「リアンさま、朝ごはんはお食べになりますか? もし食べるのが難しい場合は、流動食だけでも――」
―
リエム「おかえりなさいませ、リアンさま。夕ご飯の準備とお風呂の用意ができております。また、本日はお弁当を忘れていかれてしまったようで――」
―
リエム「リアンさま、お眠りになれないようでしたら子守唄を歌ってさしあげます。横になってくださいませ――」
―
リエム『リアンさま、リアンさま、リアンさま――』
―
リアン「……」ムクリ
リエム「リアンさま。本日はご自分で起床なされたのですね。朝ごはんは――」
リアン「リエムちゃん!!!」ガバッ
リエム「はい、リアンさま」キョトン
リアン「な……何か、やりたいこととか……ない!?」ズイッ
リエム「はい。これからもリアンさまにお仕えさせていただきたく――」
リアン「そ、それ以外で!」
リエム「――――」
リアン(私がそう問うと、リエムちゃんはぽけっとした表情のまま固まった)
リアン(なんだか、今のままでは――魔法人形を利用して使い潰す人間と、使い潰される魔法人形――そのものみたいだ)
リアン(例え形だけでも、心根がそうでなかったとしても――形はやがて、真になり得る)
リアン(早急に、改善すべき案件かもしれない……)
リエム「――わかりません。申し訳ありません……」
リアン(しばらくするとリエムちゃんはそう言って、頭を下げた)
リアン(いろいろと問題はあるけれど、とりあえず『やりたいことはない』という断定ではなくて一安心だ。わからないだけで、あるかもしれないのだから)
リアン「……よし! 頭を上げて、リエムちゃん。そもそも私相手に頭を下げる必要なんてないからね」
リエム「そうなのですか?」
リアン「うん。やりたいことがわからないなら、わかるようになろう!」
リエム「わかるように……」
リアン「だからまずは――えっと……」
◆
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/26(水) 00:17:15.83 ID:3XMYTkzd0
- ―公園
リアン「リエムお姉ちゃん! 商品を持ってきたよ!」
リエム「おつかれさま、リアン。これでおみせがひらけるね。いっぱいおかねをかせいで、リアンをしあわせにするね」
リアン「リエムお姉ちゃんも幸せにならなきゃだめだよ!」
リエム「リアンをしあわせにすることが、リエムおねえちゃんのしあわせなのよ」
リアン「お、お姉ちゃん自身の幸せを探さなきゃ!」
リエム「おねえちゃんじしんのしあわせは、リアンがしあわせになることなのよ」
リアン「んあああああ!!! 妹離れしろーッ!」
リアン(私はおままごとを通してリエムちゃんの情操教育を図ろうとしたが、上手くはいかなかった)
リアン(でも私は諦めない。リエムちゃんにリエムちゃん自身の生きる意味を見つけてもらうことを……!)
サーナ「何をしてらっしゃるのかしら、あの二人……」
ノルン「……お、おままごと……かな? あはは……仲が良いんだね……」
◆
- 81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/26(水) 00:18:27.36 ID:3XMYTkzd0
- 本日はここまで
他の自由行動は次の更新でやります
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/26(水) 07:20:51.63 ID:QpBWKoZXo
- おつー
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/26(水) 12:40:08.40 ID:44GEiMTto
- (同じ(と思われる)被造物のインテリジェンスソードとの違い様よ……いやまてルルちゃがちょっと他の賢剣から外れているだけかも
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/26(水) 14:16:24.33 ID:wpxMV858O
- ステータス確認画面でリエムだけリエムちゃになってるの可愛い
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/26(水) 21:49:08.97 ID:3XMYTkzd0
- リアン(……先日のおままごと作戦は失敗だった。別のアプローチが必要だ)
リアン(古代遺物の専門家の人に話を聞きたい。魔法人形の情操教育や、この島の遺跡について)
リアン(どの道、もう遺跡や古代遺物との関わりは避けられない。無知でいるのは自殺行為だ)
リアン(エンシァン先生はあれで遺跡の専門家というわけではないらしいし……どこかに遺跡や古代遺物に詳しい人がいれば良いのだけれど……)
◆
―4月2週 某日 放課後
ユリトー川 下流
サラサラサラ……(水の流れる音)
ルウェリア「うーん……」ムム
リアン「……ど、どう? 見つかりそう?」
ルウェリア「当時とは地形が大きく変わってるみたいで……簡単には見つからないかも」
リエム「お役に立てず、申し訳ありません……」
ルウェリア「ううん、リエムちゃんのお陰で凄い前進してるよ! 今までは、既知の遺跡は隠蔽されるし未知の遺跡は見つからないしで八方塞がりだったんだから。まさしく雲泥の差ってやつだね」
リエム「それは本当ですか……?」
ルウェリア「本当本当!」
リアン(ルウェリアさんはそう言いながら、大げさにリエムちゃんを褒め称えた。なんだかリエムちゃんが褒められると私も嬉しくなる)
リアン「そういえばエンシァン先生は?」スタスタ
ルウェリア「今日もルルさんのストーキング」ガサガサ
リアン「ええ……」ドンビキ
ルウェリア「まあ……自由な人だから。その自由さのお陰で私もいろいろ自由にやらせてもらってるし……」
リアン「そ、そうなんだ……」
ルウェリア「うん……。あ、そういえば今日は現地に顧問代理を送るとかなんとか言ってたような」
リアン「顧問代理?」
「こんにちは〜」
リアン(私たちがそんな話をしていると、ふんわりと間延びした優しそうな声の挨拶が聞こえてきた)
シャーロット「遺跡探索部の今日の活動場所はここで合ってるかしら?」ユサッユサッ…
リアン(振り向くと、優しそうなお姉さんが長い金髪を風に揺らせてこちらへ歩いてきているのが見えた。縦セタにタイトスカートに網タイツ……セクシーな大人ファッション!! 縦セタを大きく歪曲させる巨山が二つ、一歩一歩歩く度にたゆんたゆんと揺れている……!! 耳が尖っていることに気付いたのはやや遅れてからだった。この人、エルフだ。最近はエルフの巨乳化が著しいというニュースを前に見たけれど、まさかこれほどまでとは……!!!)
ルウェリア「シャーロット准教授! もしかして代理顧問というのは――」
シャーロット「ええ。本日の遺跡探索部顧問代理は、この私シャーロット・リスティアが務めさせていただきます。ふふ、よろしくねみんな」ユサッ
リアン(シャーロット准教授はそう言って、にこやかに微笑んだ。優しそうな人だ。セクシーだけど)
リアン「は、初めまして。私リアン・ロールセンって言います。この子は、ええと、私の親戚の……」
シャーロット「ふふ、大丈夫よ。事情はエンシァンちゃんから聞いてるから。魔法人形のリエムちゃん、ね?」
リアン「!」(エンシァン先生のお墨付きなら大丈夫だとは思うけれど……)
リエム「はい。よろしくお願いいたします、シャーロットさま」ペコリ
シャーロット「!!!!!!」ズキュウウウン
シャーロット「ふ、ふふ、うふふふふ……。そ、それでね……? ものは相談なんだけれど……。リエムちゃんのことを、その、ね? ちょ、ちょっとだけ……先っぽだけでいいから、ね? ふふ、うふふふふ……!!!」ズズズ…
リエム「っ!」ギュッ
リアン(あのリエムちゃんが、体を強張らせて私にしがみついた――?)
リアン(こ、この人、エンシァン先生の――同類ッ!!)
◆
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/26(水) 21:51:02.28 ID:3XMYTkzd0
- シャーロット「魔法人形の情操教育について、ねえ」
リアン「はい。リエムちゃんは私に仕えることしか考えてない……ううん、考えられないみたいで」
リアン(探索の休憩中に、私は早速リエムちゃんのことについてシャーロット准教授に相談してみることにした。ちなみにリエムちゃんはルウェリアさんと一緒に焚き火の準備をしている)
シャーロット「そうは言ってもそれは魔法人形にとって当然のことなのだから、無理に捻じ曲げようとする方が余計な歪みを生みかねないわよ?」
リアン「で、でも……! リエムちゃんにそっくりな赤い瞳の魔法人形は、自分の意志を持っているように見えたんです。だったら――!」
シャーロット「話には聞いているわ。とても興味深いし、私も是非対話してみたいけれど……。リアンちゃんは、その子が幸せそうに見えた?」
リアン「っ」
リアン(幸せには……とても見えなかった。むしろ、物凄く苦しそうで……。なんとかできるなら、なんとかしてあげたい。私なんかがそんなこと思うのは、きっとあの子にとってとても迷惑で、すごく傲慢なことなのだろうけれど……)
シャーロット「逸脱した魔法人形の行く末が幸せなものである保証なんてどこにもないのよ。むしろ、生まれつきのプログラムに則って主人に粛々と従い続ける方が、ずっと平穏で幸せかもしれない」
リアン「……」
シャーロット「それに……ふふっ。リアンちゃんは、リエムちゃんに酷いことをする悪いご主人さまには決してならないでしょう?」
リアン「あ、当たり前です! そんな悪い人間には絶対なりません!!」ガタッ
シャーロット「なら今はそれでいいじゃない。もしリエムちゃんが自分の意志を持つなら、きっと誰に言われるでもなく自ら掴み取るわ。意志って、そういうものでしょう?」
リアン「……そうかも、しれません」
シャーロット「ふふ、でもリアンちゃんがリエムちゃんのことをとっても真剣に考えてるのは凄くよくわかったわあ。良いわねえ、とても――」
リアン(少し言いくるめられてしまったような気もするけれど――なんだか、すっきりした)
リアン(私、あの赤い瞳の子に言われたことを気にして、焦っていたのかもしれない)
リアン(そうだよね。私に言われるがまま意志を探すなんて本末転倒だよ)
リアン(考えても見れば、私もリアンちゃんもまだ出会ったばかりなんだから。焦らずゆっくり、生きていこう――)
ルウェリア「おーい魚焼けたよー!」
リエム「焼けましたー!」
シャーロット「あら、いつの間に魚なんて釣ったのかしら。ふふっ、じゃあ行きましょ。リアンちゃん」ユサッ
リアン「はい! 今行くーっ!」スクッ
◆
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/04/26(水) 22:15:53.44 ID:1fJ0FxIJ0
- リアンちゃんおっぱいに反応し過ぎだけどおっぱい星人なの?
そしてこっちの世界でも昔はエルフはド貧乳種族だったのね
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/26(水) 22:16:58.64 ID:1fJ0FxIJ0
- >>87
sage忘れた…申し訳ない
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 00:39:28.40 ID:CtA00UX10
- リアンちゃんは自分の胸にはあんまり興味ないけど自分以外のおっぱいには割と興味があるタイプの子かもしれません
――――――――――――――――
―4月2週
リアンの部屋
リエム「…………」
リエム(わたしがなすべき家事は全て終わってしまいました)
リエム(リアンさまが帰ってくるまで、やることがありません)
リエム(リアンさま……)
リエム(あ――)
リアン『私が出てる間、暇だったらタブレットとか使って遊んでていいからね。使い方は――』
リエム(リアンさまから、タブレットをお預かりしていました)
リエム(使用の許可はいただいています。インタネットという不定形データベースにアクセスすることで、情報を取得できるのだとか――)
リエム(今の時代、世界について学習しましょう)
◆
動画「イマドキ女子と言えばパジャマパーティ、パジャマパーティと言えばイマドキ女子。パジャマパーティをしない女子はゴミクズ以下だぜ」
リエム「…………」
リエム(イマドキ女子はパジャマパーティをする)
リエム(この時代の価値観では、パジャマパーティをしない女子はゴミクズ以下の誹りを受ける)
リエム(リアンさま……!)
◆
- 90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 00:39:59.50 ID:CtA00UX10
- リアン「ただいまあ〜」ガチャッ
リエム「おかえりなさいませ、リアンさま」トテトテ
リアン「うん、ただいまリエムちゃん。お留守番ありがとうね」
リエム「はい、リアンさま……。あの、リアンさま。ご相談があります」
リアン「へっ?」
リアン(り、リエムちゃんが私に相談!? ま、まさか、もうやりたいことが見つかったとか!? で、でも急すぎない!? 私まだ、心の準備が……!!)
リエム「パジャマパーティを、開いて欲しいです」
リアン「え……え?」
リエム「パジャマパーティを、開いて欲しいです」
リアン「…………え? パジャマパーティ?」
リエム「はい」
リアン「それは……え、ええと……り、理由を聞いてもいい?」
リエム「はい。イマドキ女子は、パジャマパーティをするとお聞きしました」
リアン「そ、そうらしいね」
リエム「パジャマパーティをしない女子は、ゴミクズ以下と蔑まれるそうです」
リアン「え、そうなの?」
リエム「はい。そうらしいです。タブレットで見ました」
リアン(ええ……)
リエム「だからリアンさまに、パジャマパーティを開いていただきたいのです」
リアン(ええ〜……)
リエム「リアンさま……。お願いします」ペコリ
リアン(なんてことだ……。リエムちゃんに、まずはネットリテラシーを学んでもらうべきだった……)
リアン(でも……これはリエムちゃんが初めて出した要求だ。経緯はなんであれ、応えてあげねば女が廃るというもの――)
リアン(こういうのの企画役って正直死ぬほど苦手だし向いてないし吐きそうになるけれど、コミュ障なりにやれるだけやってやる!)
リアン「……わかった! やります、パジャマパーティ!」
リエム「リアンさま……! ありがとうございます――」フカブカー
◆
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 00:41:07.70 ID:CtA00UX10
- ―4月2週 某日
リアン(と威勢よく啖呵を切ったは良いものの――)
ガヤガヤ…
生徒A「てかめっちゃあの新色良くない? アタシめっちゃハマっちゃったかも〜!」
生徒B「わかるわ〜! マジバチバチイマドキ越えてミライドキ女子になれそーだよね〜!」
サーナ「ノルン、今度手合わせよろしくて?」
ノルン「ええ? 闘技大会はまだまだ先だよ?」
サーナ「常在戦場ですわ! 常に鍛錬を怠らず磨き続けてこそ、戦場(いくさば)で真の実力を発揮できるんですのよ!」
ノルン「言いたいことはわかるけど……それなら私なんかよりもっと適任がいると思うよ?」
サーナ「フッ、隠しても無駄ですわよ? あなたの真の実力に気付かぬわたくしではありませんわ」
ノルン「……わかった。でもあんまり、人には言わないでね?」
リアン(や、やっぱやめよう……。皆、それぞれの日常を過ごしているんだもの。いきなり私なんかが皆の時間を奪っちゃ悪いし……)
ルウェリア「リアンさん、どうしたの?」スッ
リアン「うひゃあ!」ドテッ
ルウェリア「わっ、ご、ごめん。驚かすつもりはなかったんだけど……」
リアン「あ、ルウェリアさん……。え、ええと……あのね……?」
ルウェリア「うん?」
◆
ルウェリア「パジャマパーティ?」
リアン「うん。リエムちゃんの初めての要求だから、叶えてあげたいんだけど……」
ルウェリア「よし、わかった! じゃあ遺跡探索部と……誘えそうな人を誘ってみるよ!」
リアン「ええ! い、いいの!?」
ルウェリア「気にしないで。リアンさんにもリエムちゃんにも、いろいろ助けてもらったし……。それに私、実はこういうのけっこう好きだから」
リアン「え、そうなの?」
ルウェリア「うん。あはは、リアンさんには遺跡のことで余裕のない顔ばっかり見せてたもんね……」
リアン「……!」
リアン(そうだ――。ルウェリアさんも、普通の女の子なんだ。お姉さんのことがなければ、本当はもっと、学生生活を心から――)
リアン(……私、頑張ろう。皆、同じ学生なんだから。皆で、この学生生活を――イマドキ≠、楽しめるように――!)
◆
- 92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 00:41:38.77 ID:CtA00UX10
- 本日はここまで。最後にコンマ判定だけ
↓1コンマ パジャマパーティ参加者
01-12 リアン、リエム、ルウェリア
13-24 リアン、リエム、ルウェリア、サーナ
25-36 リアン、リエム、ルウェリア、ノルン
37-48 リアン、リエム、ルウェリア、サーナ、ノルン
49-60 リアン、リエム、ルウェリア、エンシァン
61-72 リアン、リエム、ルウェリア、ルル
73-84 リアン、リエム、ルウェリア、シャーロット
85-96 リアン、リエム、ルウェリア、エンシァン、ルル、シャーロット
97-00 リアン、リエム、ルウェリア、??
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/27(木) 00:42:43.12 ID:JpNOEI720
- えい
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/27(木) 00:54:00.33 ID:ljjxpu1Zo
- おつおつ
リエムちゃんんんん!ネットの強い言葉は聞き流そうね!
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 22:16:47.05 ID:CtA00UX10
- ―4月2週 週末
リアンの部屋
リアン(E:きぐるみパジャマ)「…………」
リエム(E:ネグリジェ)「…………」
ルウェリア(E:襟付きパジャマ)「…………」
ルウェリア「……ごめん。何人か誘ってみたんだけど……皆、今週はけっこう予定があるみたいで……」ズーン
リアン「き、気にしないで! 私としては、むしろ見知った仲の人しかいない方が気楽で良いから……!」
リエム「リアンさまがリラックスできる環境が一番良いです」コクコク
ルウェリア「二人とも……ありがとう……。私、人望ないけど……あなたたちとパジャマパーティができて、嬉しいよ……」グスッ
リアン「じ、人望あるから! 私にとっては全然人望あるから!」アタフタ
リエム「はい。わたしにとっても、ルウェリアさまはとても信頼のできるお方です。どうか、お気に病まないでくださいませ……」
ルウェリア「う、うう……私、二人に会えて良かった……!!!」ガバッ
リアン(私たち三人のパジャマパーティは、よくわからないテンションで始まった……)
ルウェリア「そういえばリアンさん、きぐるみみたいな形に水を纏う魔法を使ってたよね。きぐるみ好きなの?」
リアン「あ、うん。へ、変かな……?」
ルウェリア「ううん、女の子らしくて可愛いと思う。あの水魔法はオリジナル?」
リアン「うーん。あれ元はジェルアーマーっていう教本魔法なんだけど、私好みにアレンジしてったらあんな感じになっちゃって。だからまあ、オリジナルとは言えないかなあ……」
ルウェリア「ええ!? あれジェルアーマーだったの!? す、すごい魔改造……」
リアン「ま、魔改造だなんて。ちょっといじっただけだよお〜」
ルウェリア「ちょっといじっただけじゃ物理的な破壊力を強化する機能は付かないと思う……」
リアン「ルウェリアさんはシンプルなパジャマだね」
ルウェリア「うん。着心地さえ悪くなければ、他にはあんまりこだわりとかないから」
リアン「な、なんかカッコ良い……。できる女って感じがする」
ルウェリア「いや、無頓着なだけだよ。リアンさんみたいに自分の好き≠こだわれる方が、素敵だと思う」
リアン「そうかなあ……。ルウェリアさんも素敵だし可愛いよ。ね、リエムちゃん」
リエム「はい。ルウェリアさまのパジャマはご自身のパーソナルカラーと見事に調和しており、素敵で可愛いと言えます」
ルウェリア「ふふっありがとう二人とも。実は、色合いとかはけっこう気を遣って選んでるんだ」
ルウェリア「リエムちゃんも、そのネグリジェ凄く似合ってる。どこか良いとこのお嬢様みたい」
リアン「でしょでしょ! えっへへ〜これ私が選んだんだよ〜!」
リエム「はい。先日、リアンさまに買っていただきました」
ルウェリア「そうだったんだ! きぐるみ……じゃないんだね?」
リアン「ま、まあ……きぐるみも考えたけど、それだと私の趣味の押し付けになっちゃうし……」
ルウェリア「ああ……。リアンさんらしいと言えばリアンさんらしいね、それも……」
リアン「ところで、パジャマパーティって何をすれば良いの?」
リエム「はい。イマドキ女子は、シャンパンやワインで乾杯するそうです」
ルウェリア「私たち未成年だよ!!」
◆
- 96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 22:17:30.74 ID:CtA00UX10
- ―翌朝
リアンの部屋 ベランダ
チュンチュン…
リアン「ふああ〜……」
リアン(結局パジャマパーティと称しながら、昨日は遅くまで遺跡のことや古代文明のことばかり話していた)
リアン(まあそれも私たちらしいっちゃ私たちらしいけど。いつも通りだ)
リアン(朝の空気が気持ち良い……)
ルウェリア「おはよう、リアンさん」スッ
リアン「あ、ルウェリアさん。おはよ」
ルウェリア「隣、良い?」
リアン「うん。どうぞどうぞ」ササ
ルウェリア「ありがとう……」スス
リアン(昨晩のパジャマのまま、ベランダで黄昏る私の隣にルウェリアさんが来た)
ルウェリア「気持ち良いね」
リアン「うん」
ルウェリア「……」
リアン「……」
リアン(静かだ。でも悪くない。不思議と、こんな沈黙も心地良く感じる)
ルウェリア「……敬語……使わなくなったね」
リアン「あ……そういえば……」
ルウェリア「ふふ……。その方が良いよ、私」
リアン「……うん」
ルウェリア「…………ねえ。リアンちゃんって、呼んでも良い……?」
リアン「……うん。私も……ルウェリアちゃんって、呼んで良いかな……?」
ルウェリア「もちろん」
リアン「それじゃあ改めて――よろしくね、ルウェリアちゃん」
ルウェリア「こちらこそ――よろしく、リアンちゃん」
チュンチュンチュン…
リアン(休日の静かな朝は、ゆっくりと過ぎていった――)
◆
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 22:19:53.55 ID:CtA00UX10
- ―4月3週
遺跡探索部 部室
エンシァン「リエムくんの地図を参考にして一週間遺跡を探してみたものの、現状見つかっているのは魔法人形研究所のみ、と」
ルウェリア「はい……」
エンシァン「地図とは地形が全く異なっているところも少なくないな。リエムくんが敢えて間違った情報を与えたとも考えにくい。となると――古代文明が栄えた時代から現代に至るまでの間に、このユリトー島で地形の大規模な変化が起きていたと考えるのが妥当だろう。専門家はどう思う?」
シャーロット「私も同じ考えよ。特にこのユリトー島は中央に大きな火山を擁している。もし過去に大きな噴火があったとしたら、当時の文明が滅んで地形が大きく変わったとしても全く不思議ではないわ」
リアン「な、なるほど……。となると、すぐに見つかった魔法人形研究所がレアケースだったんですね……」
エンシァン「ああ、レア中のレアだったのかもしれん。中身の状態もかなり良かったしな」
シャーロット「も〜三人ともずるいわよお。今度私も連れてってね?」ユサッ
エンシァン「言われなくとも連れていってやる。お前がいればわからなかったこともわかるかもしれんしな」
シャーロット「やったー! エンちゃん大好き!」ダキッ
エンシァン「やめろ、暑苦しい。少しは胸の脂肪を落とせ」シッシッ
◆
―ユリトー島 新南区
学生通り
ワイワイガヤガヤ…
ルウェリア「……はあ。地形変化の理由が推測できたところで、結局は地道に足で探すしかないか」スタスタ
リアン「うん……。でも私も遺跡探索部の部員として頑張るから、一緒に頑張ろ!」スタスタ
ルウェリア「……っと、ごめん! 私が腐っちゃだめだよね。リエムちゃんの地図があるだけで今までとは段違いなんだから……!」
リアン「あ、あはは……。あんまり、自分を追い詰めないでね。適度な休息が効率を上げるって、何かの本で読んだことあるし」
ルウェリア「うん……ありがとう」
◆
(今後は週ごとの自由行動安価レスのコンマを加算していき、〈遺跡発見率〉を上げていきます)
(現在の〈遺跡発見率〉には、前回の自由行動安価である>>75、>>76、>>77を既に加算してあります)
―次の遺跡発見率[256/500]
遺跡探索部メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+3)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+3、戦闘力+2、持続力+1)
◆リエム (魔導兵装:踏破率+2、戦闘力+5、持続力+2)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・赤い瞳の魔法人形と話をする
4月3週の行動です
↓1〜3 自由行動安価 自由行動の後に特殊なイベントが発生することがあります なお本日は少し早いですがここまで
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/27(木) 22:24:05.75 ID:92eSzpq90
- ルルちゃん相手に魔法の自主特訓
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/27(木) 22:26:45.77 ID:ljjxpu1Zo
- リエムちゃとルルちゃんで、お互いの事でどれ位の事を知っているか聞き取り
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/27(木) 22:29:09.46 ID:ALMMjUiQ0
- ノルンさんとお料理
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/28(金) 19:56:14.34 ID:sCMfhzwh0
- ―4月3週 放課後
ユリトー南海岸
ザァーン ザザァーン
エンシァン「リアンくん、リエムくん、ルウェリア! よく来てくれた!」
リアン「先生!」タッタッタ
リエム「エンシァン先生さま」トテトテ
ルウェリア「一体どうしたんです? まさかこの辺りで遺跡を見つけたとか……」タッタッタ
エンシァン「いや……すまん、ルウェリアの期待には添えん。だがこれは、後々の遺跡探索にも関わる重大なミッションだ」
リアン「へ? それは一体……」
エンシァン「ルルくんを捕まえるのを手伝ってくれ!!!」
リアン(ああ……なるほど……)
エンシァン「知っての通り、ルルくんは魔法人形研究所で封印されていた。彼女との対話によって得られるものは必ずこの島の遺跡調査に役立つはずだ。戦闘能力も折り紙付きであるし、もし遺跡探索に協力してくれるようになれば非常に心強い味方となってくれるだろう。そしてこれはついでだが……クク……個人的に、彼女の体を隅々まで調べてみたくてね……」
リアン(絶対ついでの理由が本命だこの人……)
エンシァン「私の魔法では相手を傷付けずに捕まえるのが難しいのだ。落とし穴くらいなら掘れるのだがな……」
リアン(先生の魔法って、確かにそういう用途には使いにくそう)
エンシァン「そうなのだよ……。だが君たちはむしろそういう用途にこそ真価を発揮する魔法だろう? ルルくんは速く、堅く、強い。彼女を相手にすれば、結果的に君たちの魔法の訓練にもなるはずだ」
ルウェリア「なるほど、確かに……。わかりました、やれるだけやってみましょう」
リアン「……あ、リエムちゃんは本気出しちゃだめだよ? ルルちゃんが怪我しちゃうかもしれないから……」
リエム「心得ています。魔導兵装は使いません」
◆
ザァーン ザザァーン
ルル「あれー? 久しぶり?」パシャパシャ
リアン「ルルちゃん、久しぶりだね。元気だった?」
ルル「んー、ぼちぼち? あなたたち、えーと……リアンに、リエムに、ルウェリア!」
リエム「はい。覚えていてくださり、ありがとうございます。ルルさま」
ルル「ん! それで、今日は勢ぞろいしてどうしたの? エンしゃんのさしがね?」
ルウェリア「うん、その通り。一応聞いておくけど……素直に来る気はある?」
ルル「んー……やだ! でもルルを捕まえられたらいいよ?」
ルウェリア「オーケー、じゃあ鬼ごっこだ!」ザッ
リアン「さ、三対一でごめんね?」ギュルル
リエム「よろしくお願いします、ルルさま」スッ
ルル「あははっ! ルルを捕まえられる?」パシャッ
↓1コンマ
01-30 失敗(リアンとルウェリアの能力+)
31-90 成功(リアンとルウェリアの能力+、ルル加入)
91-00 会心(リアンとルウェリアの能力++、ルル加入)
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/28(金) 20:02:51.79 ID:S6R9l8ueo
- 3人に勝てる訳ないだろ!
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/28(金) 20:59:42.90 ID:sCMfhzwh0
- ルル「あはっ遅い遅い!」パシャパシャヒュンッ
ルウェリア「くっ……やっぱり速い! 正攻法じゃ厳しいかも!」パシャッ
リアン「だったら! バインドジェル!」ギュオオン
ルル「やわいやわい!」スパスパッ
リアン「ええっ水を斬れるのッ!?」
ルウェリア「それなら足元の海水を! ソリッド!」ガギン
ルル「わっ! あ、あぶな〜! 海は危険……!!!」シュッスタッ
リエム「砂地における接地面の摩擦を計算し最適な移動を……あうっ」コテッ
リアン「り、リエムちゃん!」
ルル「あははっやっぱりルルのかち〜?」ピョンピョン
ルウェリア「くっ……! リアンちゃん、水撒いて!」
リアン「う、うんわかった! スプリンクラー!」バシャシャ
ルル「ふふっ、手の内ばればれ! 当たらなきゃどってことないもん!」ヒョイヒョイ
ルウェリア「違うよ。私の実力じゃ、まだまだ水の助けが必要だから――アースフラッド!」コッ
ドロロロロ…!
リアン(ルウェリアさんが濡れた砂浜に手を付くと――そこから一気に液状化が広がる。まるで即席の底なし沼だ)
ルル「わ、わわわっ!」ズルズル
リアン(ルルちゃんの足が地面に引き込まれていく。泥に足を取られては自慢のすばしっこさも型なしだ)
ルウェリア「……はい、捕まえた!」スタスタ、トン
ルル「うう〜! ずるい! ルルは魔法使ってないのに!」プンプン
リエム「魔法を使ってはいけないというルールはありませんでした。今から訂正しますか?」トテトテ
ルル「む〜。それはそれでださいからやだ」
リアン「じゃ、じゃあ……ルルちゃん、一緒に来てくれる?」
ルル「ん。そういう約束だったし」コク
ルウェリア「……! ありがとう、ルルさん! お礼はエンシァン先生が必ずするから!」
☆ルルが遺跡探索部に加入しました
☆リアンとルウェリアの能力が成長しました
◆
- 104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/28(金) 21:01:19.81 ID:sCMfhzwh0
- ―夕方
ユリトー南海岸
ザァーン ザザァーン
カモメ「クゥー、クゥー…」
カニ「チョキチョキ」
エンシァン「よくやってくれた! 皆の活躍、しかと見届けさせてもらったぞ!」ザッザッ
ルル「あ、エンしゃん! ひとりだけ高みの見物してたの? ひきょー者!」
エンシァン「ククク、なんとでも言え! もうお前は我が遺跡探索部の一員なのだからな! 撤回は許さん!」
ルル「撤回したくなってきた」
ルウェリア「ああもう! エンシァン先生は少し黙っていてください! ルルさん、遺跡探索部の部員になった君に早速少し質問があるんだけど、良いかな?」
ルル「いーよ?」
ルウェリア「じゃあ……。君は、あの魔法人形研究所で眠りに就く前のことは、覚えてる?」
ルル「ん、んー……?」
ルウェリア「何でも良いんだ。自分の生まれた場所のこととか、知っている人のこととか……」
ルル「んー……」
リアン「……あ、そうだ! ルルちゃん、眠る前にリエムちゃんに会ったことなかった? リエムちゃんじゃなくても、リエムちゃんみたいな姿の女の子でも……」
ルウェリア「あ、それならリエムちゃんもルルさんのことを知ってたりしない?」
リエム「申し訳ありません。リアンさまと出会う以前の記憶は残っておらず……。インテリジェンスソードという種の知識はありますが、ルルさま個人に関する情報は持ち合わせておりません」
リアン「初期化って言ってたもんね……」
ルル「んー…………」
↓1コンマ ルルの記憶
01-50 おぼえてない
51-90 うろおぼえ
91-98 赤い瞳
99-00 ??
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/28(金) 21:03:08.41 ID:unyr2ywb0
- あ
- 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/28(金) 21:18:47.24 ID:AIPHPUCfo
- やはり悪リエムちゃんとお話しないとな
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/28(金) 22:01:15.31 ID:sCMfhzwh0
- ルル「んー……わかんない」
ルウェリア「そっか……。うん、ありがとう」
ルル「むー……なんか、嫌な感じ。ルル、記憶に何かされたの?」
エンシァン「何らかの方法で記憶をいじられている可能性が高いな。インテリジェンスソードには自然発生したものと古代文明の技術で人工的に造られたものの二種類がある。ルルくんがそのどちらに属するかは現状わからんが、どちらにせよ研究の対象であったことは確かだろうな」
ルル「ルル、実験動物扱いされてたの? なんかむかついてきた」
リアン(ルルちゃんは自分の頭に手を当て、難しそうな顔をした。この子も遺跡の犠牲者なんだ。それなら――)
リアン「それなら、取り戻そうよ。古代文明に奪われた、ルルちゃんの記憶を」
ルル「取り戻せるの……?」
リアン「…………」アセアセ
リアン(しまった。確証もないのに思い付きで適当なことを言ってしまった。た、助けてリエムちゃん、エンシァン先生……!)オロオロ
エンシァン「あーオホン。絶対に取り戻せると断定することはできないが……遺跡を探っていけば、記憶を取り戻す手がかりが見つかる可能性は十分にあるだろう」
リエム「はい。ルルさまがご自身のことを知るには、当時の痕跡を探っていくのが最も効率的であるとわたしも考えます」
リアン(ありがとうリエムちゃん、エンシァン先生!)グッ
リアン「……そ、そうなんだよ! だから、一緒に行こう! ルルちゃん!」スッ
ルル「ん……わかった。一緒にいく」ギュッ
リアン(ルルちゃんと握手した。戦っている時は速くて堅くて鋭い剣になるのに、今はこんなにも小さくて、柔らかくて、温かい――)
リアン(いくら私たちより強いとしても――こんな幼い子を危険な遺跡探索には連れていくのはあまり気が進まない……)
リアン(でも遺跡に記憶を取り戻す手がかりがあるのなら――そしてそれを本人が望んでいるのなら――。私はルルちゃんが怪我をしないよう、精一杯守り、サポートするだけだ)
リアン(どうか――これからも、誰も傷付きませんように――)
◆
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/04/28(金) 22:22:13.81 ID:qCoxNXuJ0
- 㐴佹㐴佂㐴䬵㐴佳㕡㙍㕙坯㔷坃㕌W㐴䝖㐴䝪㐴䝖㐴䝯㔵坺㐴䭔㐴䝮㐴䭃㐴䝇㕌煍㕢煭㐴䝯噫汑㐴䝲㕡支㐴䭓㔴†㐴䝚㐴䝱
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/28(金) 23:37:05.08 ID:sCMfhzwh0
- ―4月3週 昼休み
教室
ガヤガヤ… モグモグ…
ノルン「わあ……リアンちゃんのお弁当っていつも綺麗だよね。食材と栄養のバランスがお手本みたいに整ってて」
リアン「え、そうなの? 全然気付かなかった……」
ノルン「リアンちゃんが自分で作ってるわけじゃないの?」
リアン「うん。リエムちゃん……一緒に暮らしてる親戚の子が、毎朝作ってくれてて」
ノルン「あ、もしかしてあのお人形さんみたいに可愛い女の子!? へえ〜……え、本当!? あの子が!?」
リアン「う、うん。いつも頼りっ放しで悪いとは思ってるんだけど……」
ノルン「凄い……。あんなに小さいのに、ここまでバランスとか考えられるなんて……」
リアン「そ、そんなに凄いんだ……。今度、改めてちゃんとお礼を言おうかな……」
ノルン「うん、是非言ってあげて! 料理を作る人は、食べた人から『美味しかった』って言われるのが一番嬉しいから」
リアン「わ、わかった! で、でもそれだけで良いのかなあ。私、リエムちゃんに何も返せてない気がして……」
ノルン「……ね。それなら、良い考えがあるんだけど」
リアン「良い考え……?」
ノルン「リエムちゃんに……リアンちゃんが料理を作ってあげよう!」
リアン「……え?」
↓1コンマ リアンの料理の腕前
01-10 壊滅的
11-40 必要最低限
41-70 淑女の嗜み
61-90 孤児院の調理担当
91-00 パティシエ
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/28(金) 23:39:55.46 ID:sCMfhzwh0
- 訂正
↓1コンマ リアンの料理の腕前
01-10 壊滅的
11-40 必要最低限
41-70 淑女の嗜み
71-90 孤児院の調理担当
91-00 パティシエ
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/28(金) 23:44:39.25 ID:jkNR4RBGo
- あ
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 00:20:14.04 ID:O63qrQpo0
- リアン(そういうわけで、私はリエムちゃんに料理を作ってあげることになった)
リアン(品目はホットケーキ。どうせなら甘いものを食べて幸せな気持ちになってもらいたい……けど本格的なのは難しいから、簡単で甘くて美味しいものを、というノルンさんのチョイスだ)
リアン(そういうわけでノルン先生にお菓子作りの指南を受けることになったのだけれど……)
◆
―放課後
ノルンの部屋
リアン「ひい、ひい……こ、これいつまでやれば良いの……?」グリグリ
ノルン「小麦粉のダマがなくなるまで! うーん、まだまだあるね……。頑張って!」
リアン「ひい〜!」
リアン(ホットケーキ作りがこんなにキツい重労働だなんて知らなかった……!)
◆
リアン「わ、わ……! ふ、フライ返しってどう使えば……!」ジュワジュワ
ノルン「落ち着いて、一旦火を弱めて。大丈夫、焦らないで……ゆっくり生地の下に差し込んで――」
リアン「こ、こう……?」
ノルン「そう! そこで、くるっと!」
リアン「く、くるっと……え、えいっ!」グチャッ
ノルン「あっ」
リアン「んああああああ!!!!!」
◆
縞模様に焦げ付いたホットケーキ「」
リアン「…………」ズーン
ノルン「お、落ち込まないで! 外側はちょっと変な焦げ方しちゃったけど、中はほら! ふわふわだよ!」サクッ
リアン「あ、本当だ……。良い匂い……」
ノルン「……どうする? これもハチミツをかければとっても美味しいけど……」
リアン「リエムちゃんには、もっと綺麗に焼けたのをあげたいから……。今回は、練習ッ!」
ノルン「ふふ、わかった。じゃあ、これは私たちで食べよ?」
リアン「うん……!」
リアン(少し変な焦げ方をしてしまったけれど、味はしっかりホットケーキで、とても美味しかった)
リアン(もっとちゃんと、料理ができるようになりたいな……)
リアン「ありがとう、ノルンさん」
ノルン「うん、どういたしまして。また一緒に料理しようね、リアンちゃん」
◆
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 00:54:39.71 ID:O63qrQpo0
- ―4月4週
教室
先生「知っているかお前たち。今週は週末に遠足があるぞ」
生徒A「モチ!」
生徒B「知ってるどころかめっちゃスタンバってま〜す!」
リアン「遠足……? そ、そういえば転入する時にちょこっと聞いたような……」
ルウェリア「年間行事予定に書いてあるよ。今年は……どこだったっかな。まあ島内のどこかだとは思うけど」
リアン「あっ、それならリエムちゃんマップの遺跡ポイントに近ければついでに遺跡探しもできるね」
ルウェリア「……え? 私は全然良いけど……リアンちゃんは良いの? せっかくの遠足なのに」
リアン「え? ええと……むしろ、普段行かない場所に行ける良い機会じゃない……?」
ルウェリア「……ま、まあそれはそうかも」
リアン「でしょ?」
ルウェリア「う、う〜ん……。本当にそれで良いのかな……」
参考:高等部年間行事予定
4月1週 入学式、授業開始
4週 遠足
5月1週 大型連休、立夏
4週 新人闘技大会(一年生)
6月3週 夏至
7月4週 期末テスト
8月1週 夏休み開始、立秋
9月1週 授業再開
3週 秋分
4週 学内闘技大会
10月1週 学外闘技大会
4週 文化祭
11月1週 立冬
4週 修学旅行(2年生)
12月3週 期末テスト、冬至
4週 冬休み開始
1月2週 授業再開
4週 ??
2月1週 立春
3月2週 期末テスト
3週 春休み開始、春分
―次の遺跡発見率[454/500]
遺跡探索部メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+4)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+4、戦闘力+2、持続力+1)
◆リエム (魔導兵装:踏破率+2、戦闘力+5、持続力+2)
◆エンシァン(掘削魔法:踏破率+3、戦闘力+3、持続力+3)
◆ルル (土の魔法:踏破率+2、戦闘力+3、持続力+4)
☆現在の目標☆
・ルウェリアの姉の手がかりを探す
・赤い瞳の魔法人形と話をする
4月4週の行動です
↓1 遠足の行き先(なんか島内にありそうな場所やスポットを書いていただければ)
↓2〜4 自由行動・または発生するイベント 自由行動終了後に遠足イベントに移ります なお本日はここまで
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/04/29(土) 00:59:13.58 ID:WY5pUqkE0
- 魔導遊園地
夏イベに使えそうな巨大ウォータースライダー付きプールや乗り物系(水が跳ねるから薄着だと透けちゃうかも?)アトラクションとか食事処だったり色々ある
寮生や先生の息抜き用の建物の一つ
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 01:05:42.37 ID:cf4FUFQq0
- エンシァン先生って身だしなみとか気にしないんですかと聞いてみる
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 01:24:43.12 ID:+x5x2IaKo
- サーナさんの幸運に助けられる
(ギャルっぽい生徒A.Bもええな……レギュラー昇格して欲しい)
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 02:22:44.31 ID:A755vGc8O
- ちょっと難しい課題が出て、放課後の教室で皆とぷち勉強会
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 09:48:36.59 ID:O63qrQpo0
- 遺跡探索において敵として登場するキャラクターを二人募集します
物語の性質上、味方キャラクターよりも死亡、行方不明、尊厳破壊される可能性が高いです。お気を付けください
なお本日の更新は夕方〜夜くらいになると思います
↓1〜2 敵キャラクター
【名前】
【種族】魔法人形またはインテリジェンスソードまたは他の人造種
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意とする属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 10:06:12.41 ID:cf4FUFQq0
- 【名前】イエリア
【種族】聖鍵(ある遺跡を封印している生ける鍵)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】真っ白な肌に真っ白な髪、瞳は銀色でとても小柄。手の甲や胸、首元に紋様のようなものが刻まれている
【性格】根は優しい子だったが数百年の時を経て精神は摩耗している。人間不信
【魔法】人造種を自身の護衛として従える力がある
【備考】
とある重要な遺跡を封印するために生み出された聖鍵
本人を遺跡の前まで連れて行き、その命を捧げることで封印は解き放たれる
ルルのことを知っているみたい
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 10:56:26.90 ID:zsUbcmQkO
- 【名前】フィー
【種族】インテリジェンスソード
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】青髪のポニーテール、やや高めの身長
神秘的な雰囲気ながらも柔らかな印象もある少女
【性格】長年の経験により、落ち着いていて
周りとやや一線を引いているところがある
本質は好奇心豊富で色んなものを知ろうとし、周りをよく見て気遣える、元気で明るく優しい人
【魔法】自らの所有者と仲間を、その人の意志の強さに応じた強化を与える
意志が強ければ強いほど強化度合いも高くなるが、対象者の意志を超えた強化はその者の破滅にもなりかねない
【備考】
元は意識などなかった剣が、とても長い間様々な剣の所有者に使われた結果生まれた剣の精霊
自身が悪意を持つ者に悪用されないよう、また意志が弱き者が持って破滅しないように自分自身(剣)を持つ者を選別する
とても長く生きてるのでとっても博識
意外とロマンチストだったり、ボケやツッコミしたり、最近の情報には疎い(遺跡にいたため)ことを気にしたりする面も
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 11:18:03.80 ID:l2gOqPKlO
- 姫と騎士様みたいな関係性築いてそう
- 122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 14:38:43.78 ID:PmzetTHv0
- 気付きな反発探す絵織物買ってダイイングッズメッセージ考える気付きな役立つけど届きましたですも役立つ影響で有為形跡考えるもある ❗️クスノックス気付いた心が軽いシャンクスのかです影響拡大する受けたきゃdせる申し訳した心が軽いシャンクスの‼️半の心が2年後大昔考えるも離れた?受けた心が軽いシャンクスのか悪い関わる心が軽いシャンクスの‼️気付きましたバシッ証拠心が心が軽い清原着いた気付きました?セメント買ってもある ❗️クスノックス❗️偽考える気付きな反発探す特別なんqが戻るキャンセル料買ってダイイングッズメッセージのか悪い関わる心が軽い心臓病買ってですけど届きましたですもある 本物虚実寝な無い無い寝な無えな❗️クスノックス気付いたサカズキ見抜けた水瓶座の‼️気付きました変わりました?セメント買ってダイインがあった真実味があったですけど届きました?受けた心が軽いシャンクスが永い言ったけど本物冷酷冷淡ズキンズキンエロ漫画があった敗れた去ったアスランエアがあった敗れた去ったエロ漫画があった敗れた去った?受けたいじめたも離れた嫌い同士島があったけど次考える心が軽い青そうです心が心が軽い警察庁があった敗れた去ったエロ漫画考える気付きな役立つpも重いもある 本物考える心が考える気付きな心が心が軽い警察庁の‼️後に役立つ受けた敗れた去った昆布拓未があった敗れた67探す絵織物考える気付きな‼️気付きました変わりました?セメントがあった敗れた去ったアスランエア考える心がスキン考える気付きな‼️後に入れるけど本物冷酷冷淡ズキンズキンエロ漫画考える気付きな‼️気付きました変わりましたけど本物冷酷冷淡な心が戻るもない悪いでしょうかを受けた?偽があった心が心が軽い警察庁信のかですも役立つけど届きました後の野と後に役立つ受けた敗れた去った昆布拓未大佐は‼️気付きは戻るキャンセル料があった真実味があった真実味考える心が軽い青そう空があった真実味考えるもある 4434rdgジぇr5しlyシャーロックホームズがあったけど届きました?受けた気付きましたけど本物冷酷冷淡ズキンズキン無効清原秀晃霊時代60年前から59年相違年後99最後があった歳99歳エロが病死探す絵織物考える心が軽い青空老?今日があった?受けた暴くにするも首が横フリフリ❗️動くも動いた?セメントの‼️気付きました変わりましたけど本物冷酷冷淡ズキンズキン無効清原秀晃霊永橋で影響で清原秀晃霊考える心が軽い青空考える気付きな役立つ受けた敗れた去った昆布拓未大佐に戻るキャンセル料にするも入れる今日考える心が考える心がスキン考えるズキンズキンは‼️半の心が軽い青空暴かれたにする受けた敗れた去った昆布拓未役立つ影響で清原秀晃霊役立つ受けた敗れた空信lyショー無図ホームズ影響で清原秀晃霊役立つ受けた悪行を暴かれたにするけど本物冷酷冷淡ズキンズキンエロです影響拡大した心が買う塁約束通りを嫌な感覚があった?受けた受けなさい?今日今は‼️後に行った同盟全知全能ホームズがあったけど本物冷酷冷淡ズキンズキン無効清原着いた気付きました変わりました事件考えるズキンズキンエロ漫画のかは戻るキャンセル料があった?受けたホームズ霊影響で清原秀晃霊があったけど本物冷酷冷淡ズキンズキンエロが戻るキャンセル料考える心が軽い青そう空があった心が軽い青そう空考えるズキンズキン無効清原秀晃霊買ってです影響拡大探す追加探す特別な心が軽い悪行もない暴かれたにする後に入れるも入れるけど本物冷酷冷淡ズキンズキンエロ漫画があった心が心が軽い警察庁があった?受けたホームズがあった心が心が軽いホームズゴースト影響で清原秀晃霊役立つも受けた特許清原考えるズキンズキンエロ漫画考える気付きな心が心が軽い後に行った距離考える気付きな‼️気付きましたバシッ証拠考える気付きな‼️気付きましたバシッ証拠考える本物冷酷冷淡虚実があった?受けたにする受けたにする後に役立つ影響で清原秀晃霊があった大昔考える本物冷酷冷淡❗️クスノックス気付いた心が心が軽いも形跡があったけど本物冷酷冷淡残した事があるけどフォン多いでしょうかを買う塁があった心が軽い青そう空があった真実味があったです影響拡大探すも受けた?偽考える気付きな心が心が軽いも役立つけど届きましたです影響拡大で清原秀晃霊考える暴かれたにする受けたけど届きました後のも永い三回3回に役立つ影響で清原秀晃霊があった敗れた去ったアスラン大根があった真実味感gら他があった敗れた去ったアスランエア霊があった敗れた67探す特別な心が考える気付きな‼️気付き気付きなした気付きました暴かれたにする受けたにする広まるも受けた欠かされた素直に戻るキャンセル料ズキンにズキンズキンエロ漫画考える
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 19:54:56.78 ID:O63qrQpo0
- キャラクター案ありがとうございます。近いうちに登場すると思います。お楽しみに
ちなみに生徒A、Bはモブなのでレギュラー昇格はしないと思います。とはいえ気に入っていただけて嬉しいです。今後もモブとして適度に賑やかししてくれるでしょう
――――――――――――――――
―4月4週 某日
教室
エンシァン「それでは諸君、来週までに『物質系精霊と魔力の関係性・相互作用』についてのレポートをまとめてくるように。本日の我が授業は以上だ。失礼する」スタスタ
ザワザワ…
リアン「ええ……そんなの教科書のどこにも書いてないんだけど……」
ルウェリア「ま、まずい。エンシァン先生の悪癖が始まった……」
リアン「悪癖……?」
ルウェリア「うん。あの人自分の研究に熱中し過ぎて、教科書どころかまだ論文も出てないような内容の課題を出してくることがあるんだよ。去年も二回くらいやられてさ……」
リアン「高等部どころか本職研究者レベルじゃないのそれ!? あの人高等部の教師だよね!?」
ルウェリア「うん……。まあその代わりに採点はかなり甘めなんだけど、元の難易度が高すぎて脱落者が後を絶たないんだ」
リアン「ひ、ひえ……。ほ、本人に書き方聞いちゃダメかな……?」
ルウェリア「……去年それ試したけど教えてくれなかった」
リアン「だよねえ……」
ルウェリア「今回はどうしたものかな……」
リアン「そうだ! リエムちゃんに聞いてみるのはどうかな!?」
ルウェリア「それだ!」
◆
―リアンの部屋
リエム「……お答えできません。エンシァン先生さまから、それの回答を控えるよう言付かっております」
ルウェリア「ええ! どうしてエンシァン先生なんかの言う事を聞いているの!?」
リエム「エンシァン先生さまが厳しい課題を出したことはわたしも存じ上げております。しかしわたしから聞いたことをそのままレポートに書き写すのは、エンシァン先生さまの意図した学習過程とは大きく異なっており、必ずしもリアンさまとルウェリアさまの成長には繋がらないものと思われます。わたしは……リアンさまやルウェリアさまに、正当な方法でレポート課題を遂行していただきたく思い……。魔法人形の分際で差し出がましい真似をし、まことに――」
リアン「わ、わ……! リアンちゃんは何も悪くないから! カンニングしようとした私たちがいけないんだよ! ね、ルウェリアちゃん!」
ルウェリア「そ、そうそう! 私たちが軽率だった! 真面目に書くよ、レポート!」
リエム「リアンさま、ルウェリアさま……」
◆
- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 19:55:50.86 ID:O63qrQpo0
- ―放課後 教室
リアン「……とは言ったものの……。どうしよう……」
ルウェリア「……あとは、大学部の図書館に行ってそれっぽい本とか資料を漁るしかない。一応、私たち高等部の生徒も入れるはず」
リアン「でも、まだ論文にもなってないようなことをどうやって調べれば……」
ノルン「その話、もしかして例のレポートの件?」スッ
リアン「あ、ノルンさん」
ルウェリア「うん……例のレポートの件。せっかくならノルンさんも一緒に資料探さない? 人手は多い方が良いし」
ノルン「いいの? それなら是非、一緒に探させて。このままじゃ皆揃って赤点になっちゃいそうだし……」
リアン「わ、ありがとうノルンさん!」
ノルン「ふふっ、自分の為でもあるもの。お礼はこっちの方――」
コツコツコツ―バァン!
サーナ「リアン! ルウェリア! あなたたち、遺跡探索部の部員でしたわね!?」ヅカヅカ
リアン「う、うええ!? そ、そうですけど……」
ルウェリア「い、いきなりどうしたのサーナさん?」
サーナ「書類の落とし物ですわ! エンシァン先生の署名がなされておりますゆえ、あなた方に手渡すのが早いかと――」
ルウェリア「! サーナさん、それ見せて!」バッ
サーナ「え、ええ!? 勝手に中身まで見て良いんですの!?」
ノルン「も、もし極秘のものだったりしたら――」
ルウェリア「大丈夫大丈夫、バレなきゃセーフだから!」バララッ
リアン(普段から不法侵入やら盗掘やらしているせいか、ルウェリアさんの法意識はかなり柔軟だ)
リアン(かく言う私も、まあ見るくらいなら別に良いんじゃない? と思ってしまっていた……)
ルウェリア「そのものドンピシャってわけじゃないけど、課題の基礎部分はこの資料である程度カバーできそうだ……!」
サーナ「ええ!? 課題ってあの、エンシァン先生の無茶振りのことですの!?」
ノルン「う、うん。私たち、それについて調べようって話をしてたの」
ルウェリア「これがあれば調べ方の目星も付くかもしれない。凄いよサーナさん!」
サーナ「そ、そうなんですの? ただの偶然ですし、褒められてもあまり嬉しくないですわね……」
ルウェリア「でもサーナさんの幸運のお陰で、私たち皆赤点を回避できそうなんだ。本当にありがとう……!」
サーナ「え、ええ……。まあ、わたくしもあのレポートについては頭を抱えておりましたし……結果オーライと致しますわ!」
ノルン「ふふっ、サーナちゃんってけっこうノリ良いよね」
サーナ「しかしそれならこうしてはおれませんわよ! すぐにその資料を複製して原本をエンシァン先生に返さなければ! 時間が経てば経つほど疑いの目は厳しくなりますわ!」
リアン「そ、それなら私が、複製したら返してくるよ」
ルウェリア「え、大丈夫? 私が行った方が……」
リアン「大丈夫。ルウェリアちゃんのことをよく知ってるエンシァン先生には、私の方が適任だと思うから」
ルウェリア「うっ……確かに……。それじゃあ、くれぐれも気をつけて……」
◆
- 125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 20:00:08.28 ID:O63qrQpo0
- リアン(その後資料をこっそり複製し、私は一人原本を持って遺跡探索部部室の扉を開けた)
リアン「し、失礼しま〜す……」コソコソ
ルル「あ、リアンだ」ノンビリ
エンシァン「おや、リアンくん。今日の活動は休みだが、ククク……私に会いに来てくれたのかな?」
リアン「は、はい。あの、落とし物を拾いまして……。これ、先生のですよね?」スッ
エンシァン「む? ああ、授業用の資料か。重要なものではないが、届けてくれたことには感謝しよう。ありがとうリアンくん」
リアン「いえ……! そ、それでは失礼――」
エンシァン「ところで中身は見たか?」
リアン「ッ! い、いえ――」
エンシァン「見ようとは思わなかったのか?」
リアン「――お、思いませんでした」
エンシァン「ふむ……」
リアン(や、やばい! なんかとてもやばい感じがする! バレてる!? な、なんとかしないと――!)
リアン「せ、先生! 先生は、なぜ身だしなみを気にしないのですか!?」バッ
エンシァン「身だしなみ?」
リアン「は、はい! その……いつもボサボサでヨレヨレなので……!」
エンシァン「一応言っておくが、清潔さには気を遣っているぞ? 風呂には毎日入っているし、当然体や頭の洗浄も欠かしてはいない。衣服も毎日しっかり洗濯している。不衛生は研究の敵だからな」
リアン(確かにエンシァン先生は見た目こそ荒れているものの、汚れや臭いは特にない)
エンシァン「格好や髪型のことを言っているなら、気にする必要がないからだ。髪や服を整えたところで研究の効率が上がるわけではないし、それどころか余計な手間が増えて時間や労力を無為に浪費するだけと言えよう。世間的にはあまり好まれないことも理解しているが、わざわざ一般感覚に迎合する必要も意味も現状ないのでな」
リアン「な、なるほど……。勉強になりました。ありがとうございます……!」
エンシァン「うむ。リアンくんも、身だしなみなどという無駄なものを捨ててみてはどうかな?」
リアン「……か、考えておきます! それでは失礼します!」クルッ
ルル「ばいばい」フリフリ
パタム…
エンシァン「行ってしまったか。……何か忘れているような気がするが……まあ重要なことではないか」
ルル「ちゃんとすればけっこう綺麗になりそう、エンしゃん」
◆
リアン(その後私たちは、複製を利用して上手く資料を探し、それっぽいレポートを仕上げることに成功した)
リアン(本職の研究者から見ればごっこ遊びのような内容だっただろうけれど、そもそも高等部の生徒にそこまで求められても困る……)
リアン(この緊張感漂う経験を通して、一緒に頑張ったサーナさんやノルンさんとの仲が少し深まったような気がした)
◆
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 20:59:01.36 ID:O63qrQpo0
- ―4月4週 週末
魔導遊園地
カモメ「クゥー、クゥー」
ワイワイガヤガヤ…
リアン(私たちはユリトー島新西区にある埋立地、ユリトーポートアイランド上に建設された魔導遊園地に来ていた)
リアン(アトラクションや食事処も豊富で、学院生や先生方もよく利用するらしい。多分この島最大の娯楽施設だ。プールもあるらしい)
リアン(生まれてこの方遊園地なんてほとんど来たことのなかった私は……なんだか少し目が回りそうだった……)
先生「では各自自由に行動してください! でも単独行動はご法度です、必ず二人以上で動くように!」
生徒A「やったー! ね、アレ行こアレ! 水ばしゃーんってなるやつ!」タッ
生徒B「っぱアレだよねーここと言ったら! 行こ行こ!」タタッ
リアン「うぅ……遊園地すごい……」グルグル
ノルン「リアンちゃん、大丈夫? お水飲む?」
サーナ「まだ着いたばかりでしてよ! だらしないですわ!」
ルウェリア「ま、まあまあ。リアンちゃんはまだ慣れてないから……」
リアン「ご、ごめん大丈夫! それで、私たちはどこに行くの?」
―次の遺跡発見率[500/500]
遠足メンバー
◆リアン (水の魔法:踏破率+1、戦闘力+2、持続力+4)
◆ルウェリア(硬度変化:踏破率+4、戦闘力+2、持続力+1)
◆サーナ (風の魔法:踏破率+2、戦闘力+4、持続力+1)
◆ノルン (光の魔法:踏破率+2、戦闘力+2、持続力+3)
↓1〜3 リアンたちが回る場所、施設、アトラクション(なんかそれっぽい名称だけでもOK) ちなみにリエムちゃとルルとエンシァン先生は学院にお留守番中です
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 21:05:15.06 ID:vQZ+gUWt0
- 小型の飛行ドラゴンに乗ることができる谷
- 128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 21:06:44.77 ID:WY5pUqkE0
- モブ子が言ってる水がばしゃーんってするアトラクション
- 129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 21:13:30.46 ID:N35hHxoBO
- 魔導の力で水が流れるウォータースライダー
- 130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 21:14:44.16 ID:qFiddpU6O
- ゾンビ屋敷
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 21:30:54.46 ID:O63qrQpo0
- ―ヴァレイ・オブ・ザ・プチドラゴン
ワイワイガヤガヤ…
プチドラゴン「ギャオン」
リアン「わああ! 本物のプチドラゴン!?」
スタッフ「はい。当園では本物のプチドラゴンを生育・調教し、その遊覧飛行をお客様に楽しんでいただくことができます」
プチドラゴン「グルグル」スリスリ
ノルン「わっくすぐったい! ふふ、見た目は堅そうなのに人懐っこいのね」ナデナデ
リアン「あ、あの、でも、私乗ったことなくて……落っこちたりとかはしませんか……?」
スタッフ「はい。プチドラゴンの背中に付けられた鞍にしっかり跨がり、シートベルトと命綱を締めていただければ、事故率はゼロ%です! プチドラゴンたちはとても賢いですし、健康状態も毎日しっかりチェックして厳格な基準をクリアしております! もし万が一落っこちても、プチドラゴンがすぐさま急降下して救助してくれるでしょう!」
サーナ「フフッ、一度プチドラの遊覧飛行を体験すると病みつきになりますわよ」
ルウェリア「リアンちゃん、高いところは平気? 苦手なら、無理しなくても……」
リアン「……ちょっと怖いけど……ここまで来て乗らないわけにはいかないよね!」
サーナ「その意気ですわ!」
↓1 リアンのドラゴンライディング
01-10 ダメダメ
11-40 まあ普通
41-70 初めてにしてはなかなか
71-90 抜群のセンス
91-00 竜騎士
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 21:33:49.33 ID:L97X8CPVO
- 竜騎士
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/29(土) 21:34:29.02 ID:WY5pUqkE0
- 竜騎士を目指したい
- 134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 22:27:26.81 ID:O63qrQpo0
- 33 人並みドラゴンライド
リアン「よ、よろしくねプチドラゴンさん……!」
プチドラ「ギャウ」コクン
リアン「よし、い、行くよ……!」ドキドキ
プチドラ「――!」シュダッ バサッバサッ
リアン(その瞬間、視界が一気に空へ――)
リアン(私――飛んでる――!)
プチドラ「――」バサッバサッ
リアン「う、う、うあああああああ!!!!!」
リアン(気が付くと私は、歓喜とも恐怖とも錯乱とも付かぬ雄叫びをあげていた)
リアン(怖いのか楽しいのか、自分でもよくわからない。ただ、空を飛んでいるのが、すごかった)
リアン(落っこちないようにプチドラさんの背中にしがみつくのが精一杯で、航路は完全にプチドラさん任せだった)
リアン(プチドラさんは私の状態を感じ取ってか、とても紳士的な安全運転でゆっくりと谷の空を巡ってくれた)
リアン(プチドラゴン遊覧飛行……すごい!)
バサッバサッ
リアン「た、ただいま〜……」フラフラ
ノルン「おかえりなさいリアンちゃん!」
ルウェリア「どうだった? 初めてのプチドラゴン」
リアン「す、すごかった……!」
ルウェリア「あはは、だよね! 私も初めて乗った時は語彙力失っちゃったもの」
リアン「と、ところでサーナさんは?」
ノルン「サーナちゃんならまだ……あ、ほらあそこ!」
リアン(ノルンさんはそう言って空を指さした。そこには――)
サーナ「風ですわーッ! 風になりますわーッ! オーッホホホホホホーッッッ!!!」ギュオオオオオッ
リアン「わあ」
◆
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/04/29(土) 22:28:04.21 ID:O63qrQpo0
- ―スプラッシュ山・急流下り
サーナ「次はここですわ!」ザッ
リアン「あっここってもしかして……!」
ノルン「う、うん……。水ばしゃーんってなるやつ……」
ルウェリア「……ね、ねえやめない? 私、今日薄着にしてきちゃって……」(E:カットソー、キュロットスカート)
ノルン「私も……」(E:白ワンピース)
サーナ「大丈夫ですわ! だって今日は水魔法使いがいるんですのよ!?」(E:フリルブラウス、コルセットスカート)
リアン「――えっ!?」(E:半袖パーカー、プリーツスカート)
↓1 結果
01-10 全員ビショビショ
11-20 リアン以外ビショビショ
21-30 ノルン、サーナ濡れ透け
31-40 ルウェリア、サーナ濡れ透け
41-50 ルウェリア、ノルン濡れ透け
51-60 ノルン濡れ透け
61-70 サーナ濡れ透け
71-80 ルウェリア濡れ透け
81-90 リアン、皆をかばう(リアンだけビショビショ、リアンの能力+)
91-00 有能リアン、水を全て弾く(リアンの能力+)
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