【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2

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352 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/14(土) 22:55:28.56 ID:ZqKIrmTz0
正答が出たところで本日はここまで。
捜査の時からでしたが、3章の裁判は結構長めです……
暫くお付き合いいただければと思います。

明日10/15(日)も21:00ごろより再開予定です
よろしくお願いします。
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:13:10.76 ID:9bitK4Uq0
乙乙
354 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 20:46:45.44 ID:FB/qxYdo0

にちか「それは違くないですかー?」論破!

【BREAK!】

にちか「甜花さん、生徒会に潜入したのは杜野さんにお願いされたからなんですよね?」

甜花「うん……甜花が独断でやったわけじゃないよ……?」

にちか「儀式で使う道具が備わっている才能研究教室を甜花さんが持っていたから。それを引き合いに出した……」

にちか「そこがおかしいんだね、真乃ちゃん」

恋鐘「どがん意味? 鍵付きのドアも、3Dプリンターも実際生徒会は儀式のために使うたばい!」

真乃「だからこそだよ……! だって凛世ちゃんは私やにちかちゃん、あさひちゃんと条件は一緒だったから……」

真乃「屍者の書は【読む間も無く、生徒会に取り上げられてしまった】……儀式で何が必要になるかなんて、知っていたはずがないよ……っ!」

灯織「そうか……私たち生徒会にはすぐに内容の共有がなされたからその違和感に気づかなかったんだ……」

あさひ「内容の占有をされたことの方が問題なんっすけどね。ずるいっすよ」
355 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 20:48:46.76 ID:FB/qxYdo0

甜花「そっか……そういえば、甜花もあの段階じゃまだ儀式に何が必要かは知らなかった……なんで気づかなかったんだろ……」

愛依「どーやって凛世ちゃんは屍者の書の中身を知ったんだろ……」

円香「普通に考えればどなたかがリークをしたんでしょうね。凛世に屍者の書の中身を話したんです」

霧子「それって……甜花ちゃんみたいに、本当は協力したくないのに……生徒会に所属していた人がいるってこと……?」

(……! それって……!)



恋鐘「……」



(恋鐘さんが、杜野さんに……? でも、どうして……?)
356 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 20:50:22.21 ID:FB/qxYdo0

樹里「あ、アタシじゃねーぞ?! 凛世とは仲が良かったと思うけど……これはこれ、それはそれだ!」

(恋鐘さんは口を開こうとする気配はない。今はまだ、内通を伏せておくつもりなんだ)

透「アイム・イノセント」

(口にすれば、幽谷さんからの信頼を失ってしまうからなのかな)

灯織「私も違います! 私は心から霧子さんのために……!」

(……だとしたら、ここはまだ私も触れないでおこう。必ずしもこの議論に必要な情報じゃないしね)

愛依「うちも知らない! うちは生徒会に入ってからは接触をしてないよ!」

(今はこの問題を置いておいて先に進もう)

にちか「いや、リークした人が誰かは今重要じゃないです! 今は話すべきなのは、儀式を邪魔した杜野さんと甜花さんの共謀ですよ!」

にちか「甜花さん、あなたは生徒会から屍者の書を奪取してから……杜野さんと何を謀ったんですか?」

甜花「そ、そんなこと言われても……甜花はただ、儀式を邪魔しようっていうだけで……」

真乃「それじゃあ、実際甜花ちゃんがどんなふうに儀式を邪魔しようと動いて……凛世ちゃんとの間でどんな行動を起こしたのか、詳細に説明してもらえるかな……?」

あさひ「屍者の書を盗み出した……それだけじゃないっすよね? だって甜花ちゃんは仮にも生徒会のメンバーだったわけっす」

あさひ「隠し持ったまま生徒会と合流なんて、とてもじゃないけど出来ないっすよね」

灯織「うん……私たちがあの夜に甜花さんに実際接している限りでも、そんな違和感を感じた場面はなかったかな」

甜花「わかった……思い出せる範囲で、話させてもらうね……」

甜花「儀式の夜の、甜花の行動……!」

357 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 20:52:04.86 ID:FB/qxYdo0
------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【円香の証言】
‣【死体の握っていた金具】
‣【空き教室(中央)の燭台】
‣【凛世の帯】

甜花「儀式の夜に、甜花が見張りについてたのは」

甜花「【4階の階段】……!」

霧子「見張りの配置はみんなで相談して決めたよね……」

樹里「甜花が名乗り出て、階段についたんだったっけな」

甜花「儀式が実際始まるってなった時……」

甜花「幽谷さんが一度月岡さんの才能研究教室に向かったから……フリーになったんだ……」

透「儀式に使う【包丁を取りに行った】からだね」

甜花「その隙に甜花が自分の才能研究教室の扉を開けて」

甜花「屍者の書を持ち出したんだ」

甜花「そのまま、【手前の空き教室】に行って」

甜花「甜花を待ってた杜野さんに手渡し……!」

甜花「えと……【それだけ】、だよ……?」

愛依「儀式には屍者の書が必要不可欠だもんね!」

恋鐘「屍者の書を甜花から凛世に横流しする計画やったとね!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:04:11.20 ID:o9n1er9i0
【それだけ】に【凛世の帯】
359 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:08:01.83 ID:FB/qxYdo0

甜花「その帯は……何……?」

甜花「えっと、甜花……それは知らないや……ご、ごめんなさい……」

(この帯は杜野さんの行動の不可解さを示すもので、甜花さんが何かをした可能性を示すものではない……)

(もっと、明確に……杜野さん単独の行動でないとわかる、不可解な行動の証拠が現場に残っていなかったかな……)


------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【円香の証言】
‣【死体の握っていた金具】
‣【空き教室(中央)の燭台】
‣【凛世の帯】

甜花「儀式の夜に、甜花が見張りについてたのは」

甜花「【4階の階段】……!」

霧子「見張りの配置はみんなで相談して決めたよね……」

樹里「甜花が名乗り出て、階段についたんだったっけな」

甜花「儀式が実際始まるってなった時……」

甜花「幽谷さんが一度月岡さんの才能研究教室に向かったから……フリーになったんだ……」

透「儀式に使う【包丁を取りに行った】からだね」

甜花「その隙に甜花が自分の才能研究教室の扉を開けて」

甜花「屍者の書を持ち出したんだ」

甜花「そのまま、【手前の空き教室】に行って」

甜花「甜花を待ってた杜野さんに手渡し……!」

甜花「えと……【それだけ】、だよ……?」

愛依「儀式には屍者の書が必要不可欠だもんね!」

恋鐘「屍者の書を甜花から凛世に横流しする計画やったとね!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:12:28.36 ID:3kWwDvy/0
【死体の握っていた金具】>【それだけ】
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:12:34.65 ID:o9n1er9i0
【それだけ】に【空き教室(中央)の燭台】
362 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:15:13.57 ID:FB/qxYdo0
発言力等の概念をなくしたので直下でなくとも正答が出ている場合はそれを採用して進めることにしますね。

------------------------------------------------
>>361

にちか「それは違くないですかー?!」

【BREAK!】

にちか「甜花さん……屍者の書を杜野さんに渡した、本当にそれだけですか?」

甜花「……え?! そ、それだけ……本当に、それだけだよ……!?」

にちか「あれれー? だとしたらおかしいな……杜野さんはもっと別にも妨害工作をやってたはずなんですけど……」

甜花「な、なんのこと……?!」

にちか「空き教室の蝋燭を消してるんですよ。空き教室の壁には蝋燭が取り付けられていたのに、その火が消されていた」

にちか「儀式の中では屍者の書を燃やす必要が出てくる……だから蝋燭の火は必須なんですよ。現場から蝋燭の火が消えていたのは儀式に対する妨害工作以外の何ものでもない!」

透「言われてみれば。あの部屋で儀式をやるって決めた時には壁にちゃんと蝋燭は付いてたかも」

樹里「三つ並んでる空き教室はどれもレイアウトは同じだ。全ての教室に壁つけの燭台は共通してるはずだぜ」

真乃「それに、あの部屋には電気が通っていないので……蝋燭を消してしまえば行動自体が困難になりますよね……っ」

灯織「屍者の書を持ち出したことに加えての、保険だったんでしょうか」


甜花「ちょ、ちょっと待って……!」


円香「びっくりした……そんな大きな声出せるんだ」
363 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:16:35.28 ID:FB/qxYdo0

甜花「知らない……甜花、そんな蝋燭のことなんか知らないよ……!」

甜花「もしかしたら、杜野さんが独断でやったのかもしれないけど……甜花はそんな話聞いてないもん……!」

愛依「そ、そうなん?」

霧子「蝋燭の灯を消すことぐらいは、大した手間じゃないよね……甜花ちゃんが知らなかったとしてもそんなに大きな問題にはならないと思うけど……」

霧子「凛世ちゃんが屍者の書を持ち出すことに加えて蝋燭を取り外したことがそんなに重要なの……?」

にちか「蝋燭を取り外したこと自体の重要性というか……甜花さんがこのことに関与していないはずがないのに、黙っているのが不自然なんですよ」

甜花「へ……?」

灯織「にちか、どういう意味? そんな証拠があるの?」

(甜花さんが蝋燭の着脱に確実に関わっている根拠は……これだ)

---------------------------------------------

【正しい選択肢を選べ!】

・蝋燭に指紋が残っている
・甜花自身が取り外したことを語っていた
・監視カメラの映像がある
・一人で取り外せる高さじゃない
・凛世が計画に残していた

↓1
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:20:56.91 ID:3kWwDvy/0
・一人で取り外せる高さじゃない
365 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:31:10.87 ID:FB/qxYdo0

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「燭台の高さ……ですよ。真乃ちゃん、あの部屋を調査した時のことを覚えてる?」

真乃「う、うん……! 高さのことだね……っ!」

甜花「高さ……?」

にちか「あの燭台は身長が158cmの私が背伸びをして手を伸ばしてギリギリ届かないぐらいの高さなんですよ。私よりも背の低い杜野さんが一人で蝋燭を消すなんてこと、できないんです」

甜花「ひぃん……!?」

樹里「あー、言われてみればそうだよな……というかそりゃ当然か。アタシたちの目の高さとかに蝋燭の火があったら、万が一の時があぶねーもんな」

円香「あの部屋に踏み台になりそうなものは特にはなかったはずです。他の部屋から持ち込んでもいいですが、霧子が儀式のために部屋の出入りをしている中で目立つ行動はリスクがありますよね」

あさひ「人形を踏み台にするんじゃダメなんすか?」

にちか「出来なくはないと思うけど……足場には不安定じゃない?」

真乃「凛世ちゃんがあの蝋燭を消したんだとすると、甜花ちゃんの協力があった可能性が高いと思うんだけど……どうかな?」
366 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:32:02.91 ID:FB/qxYdo0

甜花「そんなこと言われても……甜花、本当に知らないよ……? 杜野さんも、蝋燭を消すなんてことは言ってなかったし……本当だよ……!」

愛依「甜花ちゃんはこう言ってるけど……」

(……やけに頑なに否定するな。蝋燭を消すことに関与したのを認めるのってそんなに何かまずいのかな)

(いや……そもそも前提が違う? 杜野さんが火を消すのに誰かの協力は必須だろうけど……もし、火を消したのが杜野さんじゃないのだとすれば……)

にちか「あの、幽谷さん。ここで確認しておきたいんですけど、儀式で使った空き教室に最後に出入りした時……蝋燭はどうなっていました?」

霧子「確か……蝋燭はついていたはずだよ。人形がちゃんと並んでいるかの確認を指差ししてやったはずだから……」

霧子「儀式を中止してから部屋を覗いてはないから、いつ蝋燭が消えたのかはわからないな……ごめんね……」

(……蝋燭を消すのに私の身長だとギリギリ。つまり私よりも数センチ以上背が大きい人なら一人でも出来なくはないということだ)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

恋鐘「あー……こいはうちくらい身長がなかと届かんね……」

にちか「恋鐘さんって身長はいくつなんです?」

恋鐘「165〜! にちかたちよりは10cm近く大きいけん、ちょっとの背伸びでここにも届くたい!」

恋鐘「こいでよか?」

にちか「はい! ありがとうございます!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

(実際……恋鐘さんは一人で手を届かせていた)

(この中で背が高いのは、162cmの愛依さん、165cmの恋鐘さん。この二人なら一人でも蝋燭は消せたんじゃないかな)

(じゃあ儀式の妨害のために蝋燭を消したのって……)

367 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:33:48.00 ID:FB/qxYdo0

透「ねえ、蝋燭を消したのが凛世ちゃんかどうかも気になるんだけどさ」

透「それより気になってるのが……凛世ちゃんの行動なんだけど」

円香「どうしたの、らしくなく真面目? 霧子の影響でも受けた?」

透「えー、ひど。命かかってんだよ、こっちも」

霧子「透ちゃん、凛世ちゃんの行動が気になるっていうのは……?」

透「凛世ちゃんは儀式の妨害がしたかったんでしょ? だったら普通、屍者の書を手に入れた瞬間逃げん?」

透「屍者の書を持った状態で4階に潜み続ける意味がない気がすんだけど」

灯織「確かに……そもそもはそうですよね。屍者の書さえなければ儀式は中止せざるを得ないんですから、蝋燭の火の如何なんて関係ない気がします」

甜花「て、甜花もそう思う……! ていうか、最初に杜野さんから聞いてた計画はその通りだったよ……!」

樹里「っつーと、屍者の書を甜花が凛世に渡したら……凛世は逃げる予定だったのか?」

甜花「幽谷さんがいつ戻ってくるのか、タイミングがわからないから一旦は手前の空き教室に姿を潜めてからにはなるけど……様子を見て、脱出するはずだったんだ」

(まあ……確かに屍者の書を盗むことに成功すれば、蝋燭の火を消したりするのはむしろ助長なのかも)

(姿を見られるリスクを踏んでまでやるべきことじゃない……?)

愛依「じゃあ単純に……逃げるタイミングがなかったってことだけなんじゃね? 4階には生徒会がずっと誰かしらいたわけだしさ」

霧子「儀式の間は協力者の甜花ちゃんから代わってないんだよ……? 逃げるタイミングなら、あったと思うかな……」

真乃「逃げるタイミングがあったのに、逃げていない……それってつまりは……」

真乃「残り続ける目的があった、ということじゃないでしょうか……っ!」

円香「……目的?」

真乃「それも、甜花ちゃんにも伏せられていた真の目的です……!」

(杜野さんはあの時……なにを狙っていたんだ……?)
368 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:35:10.39 ID:FB/qxYdo0
---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【空き教室の紙片】
‣【死体の下敷きになっていた金具】
‣【床下の小太刀】
‣【屍者の書】
‣【霧子の証言】

樹里「屍者の書を奪った時点で儀式の妨害は完了してる」

樹里「4階に残り続ける理由なんてなかったはずだ!」

灯織「凛世は生徒会に対立する立場でした」

灯織「【生徒会の誰かの殺害を企てていた】可能性もあるのではないでしょうか」

樹里「いや、そんな物騒なことを凛世は考えねーって」

樹里「多分、何か【無くしものをしちまって】離れようにも離れられなかったんだよ」

愛依「もしかして、凛世ちゃんには本当は霧子ちゃんの想いが伝わっていて」

愛依「【儀式を実行するため】に残ってたとか!」

愛依「屍者の書を【霧子ちゃんに返す】ために残ってたんだ!」

あさひ「だとしたら黙ってないで出てくればいいじゃないっすか」

あさひ「凛世ちゃんはずっと姿を隠してたんっすよ?」


【正しい発言に正しいコトダマで同意しろ!】

↓1

369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:39:55.26 ID:3kWwDvy/0
【床下の小太刀】>【儀式を実行するため】
370 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:46:26.00 ID:FB/qxYdo0

愛依「そっか、その小太刀を凛世ちゃんは儀式に使おうとしたんだ! 人形に刃物を突き刺す工程があったはずだから___」

あさひ「あの人形は樹脂製なんっすよ? 相当に頑丈なはずっす」

あさひ「もしも凛世ちゃんが儀式に使ったんだったら、刃こぼれしていると思うし……それに、もっと頑丈だったり柄が長かったりするものを使うと思うっす」

愛依「そっか、そーじゃん!」

(うぅ……なんだか強引に押し切られちゃったな)

(この証拠を渡してきたのは芹沢さん……彼女がここまで拒絶するってことはこのカードを切るのはこのタイミングじゃないってことなのかな)

---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【空き教室の紙片】
‣【死体の下敷きになっていた金具】
‣【床下の小太刀】
‣【屍者の書】
‣【霧子の証言】

樹里「屍者の書を奪った時点で儀式の妨害は完了してる」

樹里「4階に残り続ける理由なんてなかったはずだ!」

灯織「凛世は生徒会に対立する立場でした」

灯織「【生徒会の誰かの殺害を企てていた】可能性もあるのではないでしょうか」

樹里「いや、そんな物騒なことを凛世は考えねーって」

樹里「多分、何か【無くしものをしちまって】離れようにも離れられなかったんだよ」

愛依「もしかして、凛世ちゃんには本当は霧子ちゃんの想いが伝わっていて」

愛依「【儀式を実行するため】に残ってたとか!」

愛依「屍者の書を【霧子ちゃんに返す】ために残ってたんだ!」

あさひ「だとしたら黙ってないで出てくればいいじゃないっすか」

あさひ「凛世ちゃんはずっと姿を隠してたんっすよ?」


【正しい発言に正しいコトダマで同意しろ!】

↓1
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:49:10.62 ID:M0NVOkbs0
【無くしものをしちまって】に【床下の小太刀】
372 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 21:55:08.26 ID:FB/qxYdo0

樹里「あー……その小太刀はちげーんじゃねーか?」

樹里「ほら、その小太刀ってすげー価値が高いものなんだろ? 凛世の才能研究教室にあったものなんだし、それを雑に扱うような真似を凛世はやらねーって」

(ん……? なんだか、西城さん……何か言い淀んだような)

樹里「と、とにかく! それはナシだ! その小太刀を落としたからその場に残ってたわけじゃねーって!」

(うーん……これ以上突っ込んでも話してくれなさそうだな……)

---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【空き教室の紙片】
‣【死体の下敷きになっていた金具】
‣【床下の小太刀】
‣【屍者の書】
‣【霧子の証言】

樹里「屍者の書を奪った時点で儀式の妨害は完了してる」

樹里「4階に残り続ける理由なんてなかったはずだ!」

灯織「凛世は生徒会に対立する立場でした」

灯織「【生徒会の誰かの殺害を企てていた】可能性もあるのではないでしょうか」

樹里「いや、そんな物騒なことを凛世は考えねーって」

樹里「多分、何か【無くしものをしちまって】離れようにも離れられなかったんだよ」

愛依「もしかして、凛世ちゃんには本当は霧子ちゃんの想いが伝わっていて」

愛依「【儀式を実行するため】に残ってたとか!」

愛依「屍者の書を【霧子ちゃんに返す】ために残ってたんだ!」

あさひ「だとしたら黙ってないで出てくればいいじゃないっすか」

あさひ「凛世ちゃんはずっと姿を隠してたんっすよ?」


【正しい発言に正しいコトダマで同意しろ!】

↓1
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:03:29.85 ID:M0NVOkbs0
【生徒会の誰かの殺害を企てていた】に【床下の小太刀】
374 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 22:09:36.25 ID:FB/qxYdo0

灯織「そうか、その小太刀を使って生徒会の誰かの命を……!」

樹里「だから違うって! 凛世が命をいたずらに奪うようなこと、考えるわけねー!」

灯織「で、でもこの小太刀が床下に落ちていたのは……」

樹里「それは……護身用か何かだろ、大した意味はねーって!」

(やけにこの小太刀のことになると言葉数が増えるな……)

(西城さんの反論は感情的だけど、この小太刀みたいな杜野さんに直結しそうな証拠を使って殺害を考えるのは……ちょっと考えづらいかもな)

(芹沢さんが首を横に振ったこともあるし……今はこの小太刀から一度離れて考えてみるのもいいかも)

(杜野さんの行動意図を示すような証拠が何か、見つかっていなかったかな……)

---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【空き教室の紙片】
‣【死体の下敷きになっていた金具】
‣【床下の小太刀】
‣【屍者の書】
‣【霧子の証言】

樹里「屍者の書を奪った時点で儀式の妨害は完了してる」

樹里「4階に残り続ける理由なんてなかったはずだ!」

灯織「凛世は生徒会に対立する立場でした」

灯織「【生徒会の誰かの殺害を企てていた】可能性もあるのではないでしょうか」

樹里「いや、そんな物騒なことを凛世は考えねーって」

樹里「多分、何か【無くしものをしちまって】離れようにも離れられなかったんだよ」

愛依「もしかして、凛世ちゃんには本当は霧子ちゃんの想いが伝わっていて」

愛依「【儀式を実行するため】に残ってたとか!」

愛依「屍者の書を【霧子ちゃんに返す】ために残ってたんだ!」

あさひ「だとしたら黙ってないで出てくればいいじゃないっすか」

あさひ「凛世ちゃんはずっと姿を隠してたんっすよ?」


【正しい発言に正しいコトダマで同意しろ!】

↓1
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:20:59.64 ID:M0NVOkbs0
【儀式を実行するため】に【屍者の書】
376 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 22:31:21.60 ID:FB/qxYdo0

すみません、コトダマの選択肢が選出ミスだったようです……
無理くり誤答になる説明を書いていたら少し後の展開と少し齟齬が生じてしまいました。
以後そんな場面があると思いますがどうかご容赦願います。

こちらのミスですので、一旦正答で進めさせてください……
本当にグダグダ進行で申し訳ないです……

---------------------------------------------
【空き教室の紙片】→【儀式を実行するため】
---------------------------------------------

にちか「それしかないですよー!」同意!

【BREAK!】

にちか「……なんか、杜野さんの考えが読めなくなってきました。あの人って本当に甜花さんと共謀して、生徒会の邪魔をしようとしてたはずですよね?」

真乃「にちかちゃん……?」

にちか「死体発見現場に落ちてた、奇妙なメモのこと……思い出したんだ」

霧子「メモ……?」

にちか「はい。今回の儀式において、その蘇りの対象となる4名の名前が書いてあったメモなんですけど……」

にちか「生徒会が復活させようとしていた有栖川さんの名前には×が並記されて、逆にルカさんの名前に〇が併記されてるんですよ」

にちか「死体発見現場の状況を思い出してみてください! あの時……並んでいた人形の中で、ルカさんの人形だけが中央に横たえられていた」

にちか「本来ならあそこにあるはずの人形は有栖川さんのはずだった……杜野さんは生徒会の実行しようとしていた儀式を乗っ取る形で儀式を遂行しようとしたんじゃないですか!?」
377 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 22:32:30.66 ID:FB/qxYdo0

恋鐘「り、凛世が儀式を……!? そ、そがんはずがなか、儀式の日の朝……にちかたちと乗り込んできた時に凛世は言うとったはずばい!」

恋鐘「儀式自体に反対だって! 甦りは自然の摂理に反する冒涜的な行為だって聞いとったよ!」

樹里「……あの時の主張に同調はしかねるけど、確かに凛世は儀式自体に反対のスタンスを取ってたはずだ」

樹里「それなのに、凛世自身が儀式を実行しようと試みたっていうのか?」

真乃「凛世ちゃんが隠れていた空き教室を移動して、儀式の空き教室に移っていたのは裏付けになりませんか?」

真乃「甜花ちゃんの言っていた通り、凛世ちゃんが屍者の書を儀式の妨害に使うためだけなら……少なくとも儀式に使われた空き教室に行く必要はなかったはずです!」


【樹里「トランジション、決めさせてもらうぜ!」】反論!



樹里「凛世が儀式を実行するために4階に残った……そいつはおかしい!」

樹里「だってそれを認めるってことは……凛世が甜花を欺いて、自分のために利用したってことになるだろ」

樹里「凛世はそんなことをするような奴じゃない……! アイツは……誰よりも純真だから、この学園に来た時のこの疑心暗鬼の渦に一番苦しんでいた」

樹里「そんなアイツが……甜花を利用したはずがない!」

378 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 22:33:33.16 ID:FB/qxYdo0
---------------------------------------------
【反論ショーダウン・真打 開始!】

コトノハ

‣【死体発見時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【床下の小太刀】
‣【死体の下敷きになっていた金具】
‣【消火シート】

樹里「凛世が4階に残り続けていたのは」

樹里「単純にタイミングがなかったからだ」

樹里「甜花を協力者に据えているとはいえ」

樹里「いつ生徒会の他のメンバーが戻ってくるかもわからない」

樹里「そんな状況で出て行くことはできなかったんだよ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】

にちか「その主張は分かりますけど……」

にちか「だったらあのメモの説明も」

にちか「部屋を移動していたことの説明もつかないですよ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

樹里「んなもん、どっちも犯人の偽装工作だよ!」

樹里「凛世が儀式を実行しようと考えていたように見せかけるために」

樹里「犯人が作った偽物の証拠品だ!」

樹里「だいたい、凛世には儀式を実行することは不可能だったはずだ」

樹里「現場には【儀式に必須の刃物がなかった】からな!」


【矛盾する発言を正しいコトノハで論破しろ!】

↓1

379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:38:12.33 ID:M0NVOkbs0
【儀式に必須の刃物がなかった】に【床下の小太刀】
380 :直後の議論だったのに見落としててすみません…… ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 22:41:13.79 ID:FB/qxYdo0

にちか「その言葉、切ってみせます!」論破!

【BREAK!】

にちか「現場に刃物がなかった……そんなことはないですよ。ちゃんと儀式に使うための刃物は用意されてたけど……現場が現場だけに見失ってたんですよ」

樹里「ん……? どういう意味だ……?」

にちか「あの空き教室は床の板の隙間がかなり空いてたんです。だからそこから床下に落下してしまった刃物を見落としちゃったんですよ」

にちか「そうだよね、芹沢さん」

あさひ「はいっす。床下に潜り込んだら、儀式にも使える短い日本刀……小太刀が見つかったっすよ」

真乃「銘刀・天網島……高名な鍛冶屋さんが作った特別性の脇差みたいです」

愛依「そっか……この刀ならツカ?もないから隙間に引っかかったりもせずに床下に落ちちゃうんだ!」

灯織「儀式の際に人形の胸に突き立てるには十分な長さと強度もある。条件はちゃんと満たしていますね」

透「んー……でもさ、それが凛世ちゃんの持ち込んだものなのかどうかは分かんなくない?」

透「名札でもついてるなら、別だけど」

あさひ「そんなのあるわけないっすよ! 歴史的に価値があるものを汚したりしちゃいけないんっすよ!」

にちか「よくあなたがそれを言えたね……」

円香「でも、実際そうだよね。この刀自体は凛世の才能研究教室にあったもので、誰でも持ち出すことはできたんでしょ?」

円香「凛世が持ち出したものだとは断言できない。凛世が儀式を図っていたとも限らないでしょ」

(……いや、杜野さんが儀式を行おうとしていたこと自体は明白なんだ)

(そうでもなきゃ、4階に残り続けるわけがない。杜野さんが私たちに見せていた言動のどれが本当だったのかはわからないけど……)

(今掴んだこの道筋は間違いないはず! ここは強引にでも無理くり押し通すぞ!)

381 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 22:43:16.61 ID:FB/qxYdo0
------------------------------------------------

【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【床下の小太刀】
‣【ショーケース】
‣【死体の握っていた金具】
‣【モノクマファイル4】
‣【古今呪儒撰集】

樹里「空き教室の床下にあった小太刀」

樹里「儀式に必要な刃物としての要件は、確かに満たしてるよ」

透「でも、それが凛世ちゃんの持ち出したものとは限らんよ」

透「凛世ちゃんの才能研究教室に置いてあった小太刀」

透「【誰でも持ち出すこと自体はできた】じゃんね」

真乃「あの刀は同じものが【二つとない特別製】です……っ!」

真乃「儀式に使うなんておおそれたことができたのは、部屋の持ち主だったからかもしれません!」

円香「あの小太刀を使ったのが【凛世だって証拠が残ってる】ならまだしも」

円香「あの小太刀には汚れ一つ付いてないから」

あさひ「そもそも、生徒会の人たちが儀式に使おうとしてたものだって可能性もあるっすよね?」

霧子「ううん……生徒会が儀式に使おうとしてたのは……」

霧子「【恋鐘ちゃんの才能研究教室の包丁】だよ……」

霧子「その小太刀は今、ここで初めて見たかな……」


【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:49:58.18 ID:M0NVOkbs0
【凛世だって証拠が残ってる】に【死体の握っていた金具】
383 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/15(日) 23:02:23.87 ID:FB/qxYdo0

すみません、時間的に厳しくなってきたので今日はこれで切り上げます。
明日の更新は厳しいので、10/17(火)の21:00より再開予定です。

(死体が握っていた金具と小太刀とじゃ素材が違うな……)

(流石に小太刀の装飾品だったとは主張できないか……)

(むしろ、あの小太刀が杜野さんのものだったと主張する方が早いか……)

------------------------------------------------

【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【床下の小太刀】
‣【ショーケース】
‣【死体の握っていた金具】
‣【モノクマファイル4】
‣【古今呪儒撰集】

樹里「空き教室の床下にあった小太刀」

樹里「儀式に必要な刃物としての要件は、確かに満たしてるよ」

透「でも、それが凛世ちゃんの持ち出したものとは限らんよ」

透「凛世ちゃんの才能研究教室に置いてあった小太刀」

透「【誰でも持ち出すこと自体はできた】じゃんね」

真乃「あの刀は同じものが【二つとない特別製】です……っ!」

真乃「儀式に使うなんておおそれたことができたのは、部屋の持ち主だったからかもしれません!」

円香「あの小太刀を使ったのが【凛世だって証拠が残ってる】ならまだしも」

円香「あの小太刀には汚れ一つ付いてないから」

あさひ「そもそも、生徒会の人たちが儀式に使おうとしてたものだって可能性もあるっすよね?」

霧子「ううん……生徒会が儀式に使おうとしてたのは……」

霧子「【恋鐘ちゃんの才能研究教室の包丁】だよ……」

霧子「その小太刀は今、ここで初めて見たかな……」


【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 23:43:31.41 ID:zqXSCzhb0
【誰でも持ち出すこと自体はできた】に【ショーケース】
385 :前回はすみませんでした、出来る限りミスの少なくなるよう努めます ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 20:53:51.95 ID:h5PYd+Vs0

にちか「この嘘が真実を手繰り寄せる!」偽証!

【BREAK!】

にちか「杜野さんの才能研究教室自体は誰でも出入りは可能でした。甜花さんの才能研究教室みたいに鍵はついてなかったですしね」

円香「そういえば、なんで甜花の部屋だけ特別扱いなの?」

モノクマ「そりゃ勿論、親フラ防止のためだよ!」

モノタロウ「歌ってみた、踊ってみた、ゲーム実況……親の声が入ったせいで闇に消えたタイムシフトは星の数ほどあるんだ……」

モノファニー「そんな悲しみを生むわけにはいかないの! 配信者は視聴者と共に歩むモノ、その轍を残しておく義務があるのよ!」

にちか「でも、部屋に入れたとしても……中のものを持ち出すとなるとことはそう簡単には行かなくなるんですよ」

霧子「え……? 誰でも手の届くところに展示品はあったよね……?」

にちか「そう見えますけど……実際に持ち出そうとするとことはそう簡単じゃないんですよ」

にちか「実はあの部屋が開放されてすぐ、芹沢さんがショーケースの中の所蔵品に損傷を与えたことがあって……」

愛依「あー! あの古書にボールペンで書き込んだやつ!?」

樹里「な、何やってんだよ!?」
386 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 20:58:01.25 ID:h5PYd+Vs0

にちか「それ以来、あのショーケースには【鍵が取り付けられてた】んですよ。その鍵は、杜野さんが管理していたはずです」

真乃「……」

甜花「へ……?」

あさひ「えっ……そうなんっすか?」

愛依「そーなんだ……うちも知らんかった」

(……よし! あの騒動の場には、愛依さんも居合わせていた)

(芹沢さんが所蔵品を損傷してしまったことに愛依さんは責任を感じて、近づけさせないように誓っていた)

(愛依さんの見張りはちゃんと効いてたみたいだ、この嘘は……露見しないぞ!)

灯織「生徒会による見張りも、設備の一つ一つを確かめるところまでは行き届いていませんでした」

灯織「鍵を新たにつけられていたことに気づきもしませんでしたね……」

透「小太刀を持ち出せたのは実質凛世ちゃんだけ……」

透「マジかー、儀式。マジかー……」

霧子「凛世ちゃんは屍者の書を持ち出すことで儀式をうやむやにした上で……自分で持ち込んだ小太刀と合わせて儀式を実行しようとしたんだね……」

387 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 20:59:43.51 ID:h5PYd+Vs0

甜花「復活させようとしたのは……斑鳩さん?」

恋鐘「夏葉の死を穢すのは抵抗があったとけど、ルカやったらよかと思ったと」

恋鐘「……う〜〜〜ん?」

樹里「まあ……一旦凛世が儀式を実行しようとしてたことは飲み込むとしてもだ」

樹里「その凛世がどうして、命を落とすことになるんだ? しかもあんな凄惨な死に方で」

愛依「カンジンなのはそこだよね……結局、4階で何が起きたんかはまだ見えてこない系」

あさひ「そっすか?」

灯織「あさひ……あなたにはまたこの事件の先が見えているの?」

あさひ「逆にみんなは分からないんっすか? 凛世ちゃんは儀式をしようとしてたんっすよ?」

あさひ「儀式の工程、それと現場に残ってた証拠を加味すればどうして凛世ちゃんが死んだのかは自ずと見えてくるっすよ」

真乃「ほ、本当に……?」

(相変わらずこの子は私たちの先に先に行って……!)

(いいよ、乗ってやる……! その挑発、真っ向から受けてやるんだから……!)
388 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:00:50.05 ID:h5PYd+Vs0
------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【3Dプリンター】
‣【床下の小太刀】
‣【ガスボンベ】
‣【屍者の書】
‣【死体の握っていた金具】

あさひ「凛世ちゃんがどういう経緯で命を落としたのか」

あさひ「それは儀式の手順と証拠品を合わせて考えれば分かるはずっす!」

霧子「儀式の手順を一つ一つ追っていこうか……」

愛依「まず、これまでに命を落とした【みんなを模した人形を作る】んだよね」

愛依「これは生徒会が3Dプリンターを使ってやったね!」

灯織「次に刃物を復活させたい人形の【胸部に突き立てます】」

灯織「今回使われた小太刀は凛世にしか調達ができないもの」

灯織「凛世が儀式を実行したのは間違いないようです」

透「最後に【屍者の書を燃やして】」

透「その灰を人形の上から振りかける」

透「ついでに【呪文を唱えた】ら、はい出来上がり」

透「死者の復活、一丁上がり……ってね」

真乃「この手順のどこかで、命を落とす要素があったんでしょうか……?」

あさひ「にちかちゃんは、どう思うっすか?」

あさひ「怪しい手順を指摘してほしいっす」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:07:03.58 ID:K2JfBDci0
【屍者の書を燃やして】に【ガスボンベ】
390 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:09:25.85 ID:h5PYd+Vs0

にちか「そこだー!」同意!

【BREAK!】

にちか「そういうこと……! 杜野さんは誰かに直接手を下されたんじゃなくて……一人でに、勝手に命を落としたんだ……!」

灯織「えっ……?! そ、それって凛世は自殺……ってこと?!」

にちか「いや、そうじゃないよ。杜野さんは犯人によって仕掛けられた罠にハマって命を落としたんだ!」

にちか「儀式を実行しようとすると、引っかかってしまう即死級のトラップにね!」

にちか「芹沢さん、あなたが言いたいのは地下室で発見したガスボンベのことなんだよね?」

樹里「ガスボンベ……っつーと、鍋とかをする時に使うアレか?」

あさひ「はいっす。小太刀と同じで床下に転がってた証拠品っすね。でも、あのガスボンベはただ床下に落ちてたんじゃなくて」

あさひ「容器に穴をあけられた状態で床下に落ちてたっす。要は【ガス漏れ状態だった】ってことっすね」

透「家庭科の授業とかでもやったっけ……ガスを使う時は、ガス漏れをしないように気をつけろって」

円香「家庭用ガスとして使われてる気体は引火しやすい。タバコの火のような小さなものでも、大爆発を引き起こす可能性がある危険なもの」

愛依「そっか……! 屍者の書を燃やして灰にする時、絶対に火をつけなきゃなんないから……!」

にちか「そういうことです! 犯人は予め地下に穴をあけたガスボンベを転がしておくことで……」

にちか「現場にいずとも、杜野さんを爆発に巻き込んで殺すことが可能だったんですよ!」
391 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:12:41.57 ID:h5PYd+Vs0

真乃「特に、犯行現場の空き教室の蝋燭は何者かによって消されていました。凛世ちゃんが儀式を実行しようとする際には」

真乃「自分の手で火をつけることが必須だったはずですよ……っ!」

霧子「ガス爆発……? 本当に……?」

愛依「霧子ちゃんどしたん……? なんか引っかかることでもあんの?」

霧子「うん……あのね、私は儀式を中止した後もずっと4階の甜花ちゃんの才能研究教室に残ってたんだ……」

霧子「でも、そんな爆発の音や衝撃を感じることはなかったような……円香ちゃんは、どう?」

円香「……そうだね、私も記憶にない」

あさひ「あれれ、そうなんっすか? 爆発が起きたこと自体は明白だと思うんっすけど……」

あさひ「ほら、その証拠なら現場に落ちてたっすよね?」

真乃「爆発が起きた証拠……そんなものあったかな……?」

(爆発が起きたことを指し示す証拠か……)

(爆発が起きたってことはそれなりに大きな衝撃と熱が瞬間的に発生したことになる)

(その可能性を示す証拠といえば……)

【正しいコトダマを選べ!】

>>321>>323

↓1
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:28:37.85 ID:K2JfBDci0
【ルカの人形】
393 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:34:19.41 ID:h5PYd+Vs0

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「現場に転がっていたルカさんの人形……あの損壊状態を見れば明らかですよ!」

真乃「凛世ちゃんが儀式で復活させようとしていたのはルカさん……凛世ちゃんが屍者の書を燃やして灰にする時、一番そばにあった人形もまたルカさんのものであるはずです」

にちか「つまり、爆発の衝撃を一番そばで受けたのがルカさんの人形だった……だからあんなふうにルカさんの人形は砕けてたんじゃないですか?!」

恋鐘「あん人形はどれも3Dプリンターで作られたもので、樹脂製ばい。熱には弱かけど、うちら女の子の力で砕くのは無理があるとよ」

灯織「爆発の衝撃により砕けた可能性は高い……というわけですね」

あさひ「さらに、砕けた部分の接合部は半分溶けかかってたっす。爆発によって生じた熱を間近で浴びた証拠っすね」

円香「なるほど……爆破があったこと自体は確定的」

円香「なら、どうして同じ階にいた私も霧子もその音や衝撃に気づかなかったんですか?」

にちか「霧子さん、昨日の夜は儀式を中止してからは甜花さんの才能研究教室に篭りっぱなしだったんですよね?」

霧子「うん……円香ちゃんとずっとお話ししてたから……」

円香「お話し……ねぇ、随分と一方的な会話もあったものだと思うけど」

にちか「それなら大丈夫です。お二人が気づかなかったことにもバッチリ説明はつけられますよ」

(二人が篭っていた部屋は甜花さんの才能研究教室だった)

(まさにそれこそがこの疑問に対する答えだ)

(だって甜花さんは超研究生級のストリーマーだったんだから……!)

---------------------------------------------

【にっちー危機一髪 スタート!】

甜花の才能研究教室には■■■■■■■が敷き詰められていた!

い だ き お ま
ゆ ざ ち う ん
 
【正しいワードで推理をぶちかませ!】

↓1
------------------------------------------------
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:38:57.52 ID:K2JfBDci0
きゆうおんざい
395 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:42:13.03 ID:h5PYd+Vs0

にちか「見えましたー!」

【COMPLETE!】

にちか「お二人が爆発の衝撃にも音にも気づかなかった理由、それはまさに甜花さんの才能によるものだったんですよ!」

甜花「甜花の才能って……【超研究生級のストリーマー】だってこと……?」

にちか「はい、まさにそれです! あの部屋を最初に調べた時のこと……覚えてますか? モノクマーズたちが私たちにした説明がキーなんですけど」

モノタロウ「えっ?! オイラたちの説明がヒント!? オイラ、何言ったんだっけ?!」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

モノタロウ「この部屋には外の世界からの声も振動も何も届かないから、気持ちを込めてインターホンを押すんだよ!」

モノタロウ(聞こえますか……あなたの心の中に直接語り掛けています……)

モノタロウ「ってね!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

モノタロウ「えっ?! そんなネットユーモアの出涸らしみたいなこと言ったっけ!?」

にちか「もうっ! しっかりしてよ! あの部屋にインターホンが取り付けられてる理由……あなたたちがちゃんと口にしてたはずだよ!」

甜花「そっか……あの部屋は完全防音、完全防振だったんだ……!」

モノタロウ「生配信の邪魔は誰にも許されないからね! プレミア会員以外はお帰りいただくよ!」

霧子「そうなんだ……だったら、気づかないかもしれないね……部屋の外で、何が起きても……」

霧子「凛世ちゃんが、命を落としても……」

にちか「どうです!? これでガスボンベを使ったトラップが実際に用いられたことも証明できましたよね!?」

灯織「……凛世がどうやって命を落としたのかは明らかになった。それならあとはそのトラップを仕掛けたのが誰だったのか……ですね」

樹里「よし……それじゃあ次は誰がトラップを仕掛けたのかを話し合って_____」
396 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:43:13.04 ID:h5PYd+Vs0





あさひ「議論なんかいらないっすよ」





397 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:45:00.31 ID:h5PYd+Vs0

あさひ「ちょっと、まだみんな犯人に気づいてないんっすか? こんなトラップ、仕掛けた可能性があるのはただの一人じゃないっすか」

にちか「は……?! いやいや、今までの議論のどこに犯人を絞れる要素があったの?!」

にちか「床下に仕掛けてあったガスボンベは恋鐘さんの才能研究教室から誰でも調達できるものだし……このトラップは犯行時間のアリバイも不要」

にちか「容疑者は私たち全員なんじゃ……」

あさひ「うーん……にちかちゃんは誤解してるっすね。わたしは『トラップを仕掛けられる人が一人しかいない』じゃなくて、『仕掛けた可能性がある人が一人しかいない』って言ったんっすよ」

あさひ「これまでの推理を辿っていくんっすよ。そうすれば犯人はただの一人に自ずと搾られるはずっす」

(これまでの推理を……辿る?)

(辿れるほどの道程があったようにも思えないけど……どこかにただ一人のクロへと繋がる鍵があったってことなのかな)

(一体どこに……? 私は何を見落としてる……?)

------------------------------------------------

【検討プロセッシング開始!】

結局今回の裁判でも、芹沢さんの良いように議論が動かされてる……癪だな。
でも、彼女が私たちよりも先をいっていることは確かなんだ。とにかく今は彼女に追いつくために思考を進めるしかない。

まず、今回の被害者である杜野さんの行動を振り返ってみるか。
彼女は甜花さんと共謀し、甜花さんを生徒会に潜入させることで儀式を組織の内側から妨害しようと試みた。
でも、それは甜花さんを意のままに動かすための表向きの理由だ。杜野さんの真の狙いはそこじゃなくて、別のところにあった。
杜野さんの真の狙いというのは……

Q1.凛世が甜花を生徒会に忍び込ませ、屍者の書を奪い取った本当の狙いは?

a.霧子に取り入るための自作自演
b.儀式を乗っ取るため
c.別の誰かに屍者の書を渡すため

↓1
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:47:20.29 ID:K2JfBDci0
b
399 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:49:25.86 ID:h5PYd+Vs0

【CORRECT!】

杜野さんの本当の狙いは儀式自体を乗っ取って、ルカさんを甦らせることにあったんだ。
有栖川さんの死の尊厳を守る一方で、ルカさんの気持ちはお構い無しに蘇らせる……なんだか倒錯した思考のように感じるけど、状況や証拠が明確に彼女の行動を指し示している。
可能性以上に大事なのが、事実。今はこの客観的な事実を前提として進もう。

当然ながら、彼女の真の狙いは私たちも知らなかった。
生徒会に属さない私たちの集まりにおいても、彼女は儀式自体に反対する立場を取っていたからまさか腹の中でそんなことを考えているとも思わなかったんだ。
多分、これは生徒会側の人たちも同じだったはず。生徒会に属そうとしない私たちはなべて等しく儀式自体に反対だと思っていたんじゃないかな。

つまり、今回の事件の犯人は……

Q2.今回の事件の犯人は凛世の真の狙いを知っていた?
a.知っていた
b.知らなかった

↓1
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:51:35.36 ID:K2JfBDci0
a
401 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 21:57:45.65 ID:h5PYd+Vs0

【INCORRECT……】

ううん、そうじゃない。
犯人も杜野さんの真の狙いは知らなかったんだ。
私たちも生徒会の人たちも、杜野さんは儀式に心から反対していると思っていたんだからね。

それどころか、甜花さんとの共謀だって知らなかったんじゃないかな。
どちらもこの裁判でも初めて明らかになった事実なんだからね。

あれ……? だとすると、犯人はどうしてガスボンベを床下に仕掛けたりしたんだろう。
だって、杜野さんが儀式をやろうとしていることなんて分かるはずもないのに……この矛盾こそが犯人を特定する鍵なのかもしれない!

Q3.どうして犯人は凛世の儀式を狙ってトラップを仕掛けることができた?

a.凛世にとって第三の協力者だった
b.偶然儀式を行っている現場に出会した
c.犯人が元々狙っていたのは別の人物だった
d.凛世自身がトラップを仕掛けていた

↓1
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:03:09.37 ID:K2JfBDci0
c
403 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:03:56.70 ID:h5PYd+Vs0

【CORRECT!】

そうだ……このトラップは杜野さんを狙ったものなんじゃなくて、【儀式自体を】狙ったものだったんだ。
このトラップは犯行現場にいなくてもいい代わりに、標的を絞ることができないのがネック。
犯人からすれば、杜野さんが命を落としたこと自体想定外だったのかもしれない。

そう、犯人にもまた本当の狙いが別にあったんだ……!

Q4.犯人の本当の標的は?

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:04:05.37 ID:1HscR2zR0
b
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:05:05.43 ID:1HscR2zR0
霧子
406 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:08:30.85 ID:h5PYd+Vs0

【CORRECT!】

言うまでもない。
犯人が本来狙っていた人物は……幽谷さんだ。
私たちの全員が、幽谷さんが儀式を実行することを知っていた。むしろ犯人に狙えたのは幽谷さんしかいなかった。
そんな中、杜野さんと甜花さんが共謀して儀式を妨害するというイレギュラーが発生。
]それに留まらずあまつさえ杜野さんが儀式を乗っ取ってしまった形になるんだ。

……となると、犯人は幽谷さんを中心とする生徒会とは思想を異にする人物なのは間違いないだろう。
儀式の実行こそが生徒会の主たる目標の一つだったわけだし、幽谷さんに心酔していた生徒会メンバーが彼女を裏切るとも思えない。

問題は、生徒会に敵対している人物でこの犯行が可能だったのは誰かということ。
さっきも確認した通りガスボンベを調達すること自体は誰にでも可能なんだよね……芹沢さんは何を持って犯人の特定ができるって言ってるんだろう。


う〜ん……


う〜ん…………


あさひ「もう! いつまで考え込んでるんっすか!」

にちか「えっ?! ちょっ、ちょっと……まだ終わってないんだけど?!」
407 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:09:35.37 ID:h5PYd+Vs0

あさひ「終わってないって何がっすか? それより、みんな黙り込んじゃって退屈なんっすよ」

あさひ「せっかく学級裁判をやってるんだから、みんなで議論するっすよ」

樹里「いや、あさひ自身がもう議論はいらねーっつったんだろ……」

あさひ「今ある材料から直通でたどり着けると思ったんすけど……みんなが思ってた以上に悩んでたんで、協力して考えてもらった方が早いと思ったんっすよ」

愛依「3人寄ればモンジャの知恵ってやつだね!」

円香「……惜しい」

あさひ「にちかちゃん……多分もうちょっとのところまで来てるんっすよ。後は最後の爪の部分っす」

あさひ「トラップを仕掛けた人物……その人には欠かせない条件があったはずっす!」

(……【条件】か。そのピースを手に入れるための推理はすでに出来上がった)


コトダマゲット!【クロへの推理】
〔犯人は元々儀式を実行しようとする霧子を狙っていた。霧子が儀式の際に火を使うのを狙ってガスボンベを仕掛けたが、実際には儀式を実行したのは凛世であり、結果として凛世が代わりに犠牲になってしまった〕


(後はその終着点……クロの尻尾を掴んでやるんだ!)
408 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:11:31.87 ID:h5PYd+Vs0
------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【ガスボンベ】
‣【空き教室(中央)の燭台】
‣【クロへの推理】
‣【霧子の証言】
‣【モノクマファイル4】

あさひ「凛世ちゃんの儀式を利用したトラップを仕掛けたクロ」

あさひ「可能性があるのは、たった一人っすよ!」

恋鐘「【ガスボンベの調達自体は誰にでも可能だった】ばい」

恋鐘「犯人を絞る理由にはならんとよ!」

透「火をつけた瞬間ボカンっていうトラップも」

透「家庭科の授業さえ受けてれば誰でも思いつくよね」

円香「強いていうなら空き教室の蝋燭が」

円香「ある程度【身長のある人でなければ届かない高さ】だったこと」

円香「火を単独で消そうとすると、160cmは必要になるでしょうね」

灯織「犯人は【凛世が儀式を実行しようとしていることを知っていた人物】ではありますよね」

甜花「て、甜花は知らなかったよ……! 本当だよ……!」

灯織「せめて第三の共謀者の正体がわかれば……」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:17:51.86 ID:r8UjqPPZ0
【凛世が儀式を実行しようとしていることを知っていた人物】に【クロへの推理】
410 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:28:06.13 ID:h5PYd+Vs0

にちか「この道が真実へと続く!」論破!

【BREAK!】

にちか「……このトラップは、現場にいずとも儀式の手順を標的がなぞることで自動で成立する殺害方法です。犯人は偽装用のアリバイをわざわざ拵える必要がない……誰でにも仕掛けること自体は可能ですから」

灯織「変な言い方だね……仕掛けること自体は、ってことは……もっと他のところは不可能だったりするの?」

にちか「うん……このトラップを考えることができた人間。その時点で数が絞られるんだよ」

透「家庭科の評定が1だった人、先生怒らないから手をあげなさーい」

円香「ほら、伏せなって。犯人が手を上げにくくなるでしょ」

にちか「いや……そうではなく! そもそも儀式に火を使うことを知れた人間は限られているんですよ」

霧子「そんなことないよ……! 儀式に火を使うことは屍者の書に書いてあったことだから一度読むことさえできれば……」

霧子「あっ……!」

にちか「そうなんです、屍者の書を生徒会以外の人たちは読むことができていなかったんです。だからこそ、さっきの甜花さんとの共謀の時になぜ杜野さんが手順を知っていたのかが議論の的に上がったんですから」

樹里「ああ、そういや……リークした奴が誰だったのかは先送りにしたんだったよな」

にちか「実は……【私たちはそれが誰なのか知ってる】んです」

愛依「え……?! それもこれまでの推理の中にあった系?! うち……聞き逃しちゃった?!」
411 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:28:47.32 ID:h5PYd+Vs0

真乃「ううん……そうじゃなくて、生徒会の人たちには非公開だった情報なんです。だってその人は甜花さんと同じで、生徒会組織を内側から崩すために潜入していたから」

円香「盤石な組織なのかと思っていたら……内通者が二人? 随分とお粗末な屋台骨だったんですね」

灯織「そうなると……その、リークをした人物が犯人になるんですか?」

甜花「な、なんで……杜野さんと協力関係だったんじゃないの……? リークした人が、裏切ったの……?」

にちか「いや、そうじゃないんです。この儀式の中身のリークはしたかもしれないですけど、この人もまた甜花さんと同じ。杜野さんが本当は儀式を実行しようとしてるなんて知らなかったんですよ」

透「そりゃそうか。実際うちらもついさっきまで知らんかったわけだし」

にちか「だから、犯人の本当の狙いは幽谷さんだった。儀式を実行する可能性が目下一番高かったのは彼女だったので!」

霧子「そんな……それじゃあ凛世ちゃんは、私の身代わりに命を……!?」

にちか「犯人は儀式によって死者の尊厳を踏み躙ることに憤りを覚えていて、儀式を中止させようと躍起になっていた人物」

にちか「そして、儀式にはどんな手順が必要になるのかその中身を知ることができた人物」

にちか「なるほど、芹沢さんの言う通りだよ。犯人は……あの人以外に考えられない……!」

【クロを指摘しろ!】

↓1
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:32:24.14 ID:1HscR2zR0
恋鐘
413 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:35:04.21 ID:h5PYd+Vs0

にちか「あなたしか……いません!」

【解!】

にちか「恋鐘さん……あなたなんですね」

恋鐘「うち……?」

樹里「は、はぁ?! 恋鐘?! 恋鐘って……生徒会にはだいぶ初期からいたメンバーだぞ!?」

灯織「組織として生徒会を編成した日からの在籍です。その存在は生徒会の中核と言っても良かった。そんなあなたが、裏切っていたなんて」

にちか「あなたは甜花さんよりも先に、はじめから生徒会に潜入していた人物。私たちとも接触をして、その目的を明らかにしていました」

にちか「幽谷さんにとって誰よりも近い存在だったあなたは……彼女の暴走を無視できなかった。信仰の対象として膨れ上がっていく彼女を、止めるためにこのトラップを仕掛けるに至ったんです」

恋鐘「……」

にちか「もはや幽谷さんを止めるためのブレーキは錆びついていた。強硬策に頼るしかなかった……そうなんじゃないですか!?」

あさひ「恋鐘ちゃんは相当焦ったはずっす。本来なら、あの真っ黒焦げになっているのは霧子ちゃんのはずだったはずっすから」

恋鐘「ち、違うたい……そがんつもりはなかよ! うちは殺そうなんて……」



恋鐘「ちょっと脅かしてやろうと思って、ガスボンベの転がしただけたい!」



414 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:35:50.59 ID:h5PYd+Vs0

樹里「……! 恋鐘、アンタ認めんのか……?」

恋鐘「ち、違う……違うばい! うちが霧子を殺そうとするはずがなかよ! 霧子とはこの学園に来た時からの友情……絆があるたい」

恋鐘「それを殺意に置き換えるなんて冒涜……にちかの推理は流石のうちも無視できん!」

(いや……今回の事件の犯人はきっと恋鐘さんだ。間違いない)

(彼女にこれまでの凶行を絶対に認めさせてみせる……!)

モノクマ「……」

(……だけど、何?)

(私たちを見つめているモノクマの眼)

(赤いレンズの向こうに見えるカメラが……なんだか妙に冷たく感じる)

(間違ってないんだよね? 私たちの歩んでいるこの道は……)

(この先にある、真実は……)
415 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:36:41.36 ID:h5PYd+Vs0
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【学級裁判中断!】





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416 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/17(火) 22:37:40.64 ID:h5PYd+Vs0

キリがいいところなのでここまで。
明日10/18(水)も21:00〜で再開予定です。
またよろしくお願いします。
それではお疲れさまでした。
417 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 20:51:33.36 ID:kWAPRyYk0
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【学級裁判再開!】




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418 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 20:52:42.61 ID:kWAPRyYk0

にちか「恋鐘さん、あなたがこの事件のクロです……! 死者蘇生の儀式を生徒会に潜入することでその詳細を知ったあなたは、儀式の中で火を必要とすることを知り」

にちか「火をつけた瞬間にガス爆発が起きるトラップを現場に仕掛けたんです!」

恋鐘「うちが霧子を殺そうとするはずがなかよ! 霧子はうちにとってかけがえのない存在……生徒会の活動は止めようとしとったけど、間違っても霧子を殺したりなんかせん!」

真乃「生徒会の儀式を中止させようとしていた人たちの中で、儀式の詳細を知ることができたのは潜入活動をしていた恋鐘ちゃんだけなんですよ……っ!」

あさひ「屍者の書が動機として提示されてすぐに生徒会に取り上げられちゃったっすからね。中を見るのは不可能だったっす」

霧子「恋鐘ちゃん……本当……? 本当に、恋鐘ちゃんがガスボンベを仕掛けて……私を殺そうとしていたの……?」

恋鐘「ち、ちがう……ちがうけん、うちの話を聞いて!」

恋鐘「うちは凛世を殺してなんかないし、霧子を殺そうともしとらんかったばい!」

419 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 20:55:51.45 ID:kWAPRyYk0
------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【死体発見時の状況】
‣【3Dプリンター】
‣【ガスボンベ】
‣【空き教室(階段側)の血痕】
‣【空き教室の紙片】

恋鐘「儀式の手順を知っとったうちなら罠を仕掛けられるには確かにその通りたい」

恋鐘「でも、うちが霧子を殺そうとするわけがなかよ!」

恋鐘「大体、あんボンベの中の気体の鼻につく匂いがするとよ!」

恋鐘「部屋に入った瞬間に【ガス漏れに気づいて】……」

恋鐘「火をつけるのはまず避けるはずたい!」

透「凛世ちゃんは風邪を引いてて」

透「【鼻詰まりで匂いを嗅げなかった】んじゃない?」

灯織「ガスボンベのパッケージと中身が一緒である保証はありません」

灯織「犯人は【ガスボンベの中身を入れ替えた】のかもしれませんよ!」

愛依「空き教室にはガスなんか元々通ってないし」

愛依「匂ったとしても【勘違いだと思った】んじゃない?」

恋鐘「そがんはずがなかよ!」

恋鐘「そがんこつでガス爆発が起きるとなら」

恋鐘「こん国はそこら中でガス爆発だらけたい!」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:14:41.68 ID:uD+9iZD70
【勘違だと思った】に【カスボンベ】
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:20:00.21 ID:uD+9iZD70
訂正、【勘違いだと思ったに】に【ガスボンベ】
422 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 21:30:29.31 ID:kWAPRyYk0

恋鐘「そがんわけがなか! 確かにガスボンベは床下に落ちとったけん、存在は知らんかったと思うばってん」

恋鐘「ガス漏れの匂いは尋常じゃなかよ、一度嗅いだら勘違いだなんて思うはずがなか!」

(うぅ……まあ、家庭科の授業のときとかでも嗅いだけど、刺激的で独特の匂いだったもんな……)

(勘違いってことは無いか……)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【死体発見時の状況】
‣【3Dプリンター】
‣【ガスボンベ】
‣【空き教室(階段側)の血痕】
‣【空き教室の紙片】

恋鐘「儀式の手順を知っとったうちなら罠を仕掛けられるには確かにその通りたい」

恋鐘「でも、うちが霧子を殺そうとするわけがなかよ!」

恋鐘「大体、あんボンベの中の気体の鼻につく匂いがするとよ!」

恋鐘「部屋に入った瞬間に【ガス漏れに気づいて】……」

恋鐘「火をつけるのはまず避けるはずたい!」

透「凛世ちゃんは風邪を引いてて」

透「【鼻詰まりで匂いを嗅げなかった】んじゃない?」

灯織「ガスボンベのパッケージと中身が一緒である保証はありません」

灯織「犯人は【ガスボンベの中身を入れ替えた】のかもしれませんよ!」

愛依「空き教室にはガスなんか元々通ってないし」

愛依「匂ったとしても【勘違いだと思った】んじゃない?」

恋鐘「そがんはずがなかよ!」

恋鐘「そがんこつでガス爆発が起きるとなら」

恋鐘「こん国はそこら中でガス爆発だらけたい!」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:39:48.97 ID:on9ChTzd0
【ガスボンベ】>【ガスボンベの中身を入れ替えた】
424 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 21:41:53.57 ID:kWAPRyYk0

にちか「それだー!」同意!

【BREAK!】

にちか「真乃ちゃん、芹沢さん。今回死体を最初に発見したのは私たちだけど……その時にどうやって異変に気づいたか覚えてる?」

真乃「え、えっと……寄宿舎を出て、すぐに二人に出会して……儀式の結果がどうなったのかを確かめるために、みんなで一緒に階段を登ったんだよね」

あさひ「で、4階に近づいてきたところで……匂ってきたんっすよ。何かが焦げたような嫌な匂いだったっす」

にちか「その時にガスの匂いはした?」

あさひ「いや……してないっすね。ガスの匂いは刺激的だから、普通立ち込めてたら匂いには気づくと思うんっすけど……」

にちか「そうだよね。匂いはしなかった……そしてそれは操作の時も同じ。あの現場には全員が足を踏み入れてたけど、誰もガス臭いなんて言葉は口にしなかった」

樹里「確かにそうだよな……ガス爆発が起こるくらいに充満してるんだったら匂わねーはずがない」

愛依「そもそもガスって何で匂うの? サンタモニカ……? みたいに匂いのする気体なん?」

円香「……アンモニア、って言いたいんだろうね。多分」

霧子「家庭用のガスコンロで使われているガスは石油から発生するガスを一度液状化させてから、再び気化させたLPガスと呼ばれるガスだよ……」
425 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 21:44:14.96 ID:kWAPRyYk0

霧子「このガス自体に元々匂いはなくて、今恋鐘ちゃんが言ったみたいに……ガス漏れに気づくことができるように後から匂いがつけられているものなんだ……」

霧子「腐った玉ねぎさんみたいな匂いで……ツンとした匂いがするはずだよ……」

灯織「それはしなかった……ということはやはりガス漏れをしていなかったということで……」

にちか「ちがう! そうじゃないよ。幽谷さんが今言った通り、ガスの匂いは後からつけるものなんだよ?」

にちか「つまり、犯人自体がガスを生成してあのボンベに入れたんだとしたら……ガスの匂いがしなかった矛盾は看破できる!」

恋鐘「ガスを作るのなんてややこしかこつうちは出来んよ!」

にちか「いや、そんな難しい話でもないですよ……むしろ恋鐘さんだからこそ出来たはずです」

(ガスボンベに本来入っているはずの気体に置換して、恋鐘さんがガスボンベに入れた気体……)

(それを明らかにすることが、決定的な証拠になるはずだよ!)

------------------------------------------------

【にっちー危機一髪 スタート!】

ガスボンベの中に入っていた気体は■■■■■だった

メ モ ス レ ア
ン ニ ガ タ ヨ

【正しいワードで推理をぶちかませ!】

↓1
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:55:31.92 ID:on9ChTzd0
メタンガス
427 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 21:58:36.40 ID:kWAPRyYk0

にちか「とっておきですのでー!」解!

【ESCAPE!】

にちか「厨房のダストシュートボックス。あれは料理の残飯をどんどん投げ入れることで、微生物に分解してもらう仕組みになってるんですけど……その結果としてメタンガスが自動生成されるんですよ」

にちか「そしてダストシュートボックスは恋鐘さんの才能研究教室にも置いてある。一階と四階をパイプで一直線に繋いでいたんですよ。後はそこに溜まっていく気体を回収してボンベの中に詰めるだけ」

恋鐘「ちょ、ちょっと待たんね! そいだと匂いの問題がこっちでも発生するばい! 微生物が分解して発生する気体なら、生ごみが腐ったような匂いがせんとおかしかやろ!」

にちか「いや、メタンの匂いを分解するのはLPガスより遥かに容易です! 生活用品店でゴミ箱に取り付ける消臭剤と原理は同じなんです」

にちか「恋鐘さんはダストシュートボックスの通気口に茶葉を敷き詰めたフィルターを被せたんです。空気より遥かに軽いメタンガスが登っていく途中でこのフィルターを通り、茶葉に含まれる成分で匂いが解消されます!」

透「おっ、月岡家の食卓」

真乃「お茶の葉っぱに含まれるポリフェノールには匂いの分解をする効果があるので、部屋にメタンガスが充満していても気にならないぐらいのものに変わったと思います……っ!」

にちか「LPガスではなく、メタンガスに代替することで恋鐘さんはガス爆発トラップの実現に成功したんですよ……!」


【恋鐘「そいは問屋のおろさんね!」】反論!


恋鐘「な、なんねなんね!? そがんややこしかこつ並べ立てられてもうちには分からん!」

恋鐘「ダストシュートにそい……メタンガス? が溜まっとっても偶然ばい!」

恋鐘「うちが狙ってそいガスを貯めた証拠ばなかろうもん!」
428 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:00:15.51 ID:kWAPRyYk0
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

コトノハ
‣【3Dプリンター】
‣【ガスボンベ】
‣【床下の小太刀】
‣【緑の物体】
‣【ルカの人形】

恋鐘「厨房と研究教室のダストシュートは繋がっとった」

恋鐘「確かにガスの溜まっとるかもしれん」

恋鐘「ばってん、そいを使用したかどうかは別問題ばい!」

恋鐘「うちはガスが溜まっとることにも」

恋鐘「気づいとらんかったけんね!」

恋鐘「なんも知らん知らん知らん〜〜〜!!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】

にちか「じゃあダストシュートのフィルターはどう説明するんですか!?」

にちか「あれは間違いなく、メタンガスの匂いを消すためのものですよ!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

恋鐘「そ、そいも知らんばい!」

恋鐘「うちん才能研究教室も誰でも入ることができたとやし」

恋鐘「別の誰かが工作に使った可能性もあるたい!」

恋鐘「それにうちはガスボンベの詰め替えなんて【専門的なこともできん】!」

恋鐘「自慢じゃなかけど、そがん器用さは持ち合わせとらんもん!」

恋鐘「うちはあのトラップとは無関係たい!」


【矛盾する発言を正しいコトノハで論破しろ!】

↓1
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:06:58.87 ID:on9ChTzd0
【ガスボンベ】>【専門的なこともできん】
430 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:10:41.10 ID:kWAPRyYk0

にちか「その矛盾、ぶった斬ります!」

【BREAK!】

にちか「確かにガスボンベの中の気体を入れ替えて、完全な形で再度パッケージングをするんだったら並大抵の技術じゃ再現はできません」

にちか「それこそ商品製造と同じぐらいの設備がいるでしょうね」

恋鐘「そ、そうやろ〜〜〜! やけん、うちにそがん真似は……」

にちか「そんな真似、する必要なくないですか? だって、ダストシュートに溜まってたメタンガスを、空き教室まで持っていければそれでいいんです」

にちか「おかしいなと思ってたんですよね。ガス漏れをさせるためならわざわざ容器に穴まで開ける意味ってないんです。噴出口のところを壊すとか、それだけで良かったはず」

樹里「……確かにな。中の容器と外との気圧差があるから、ちょっとでも隙間を作ってやればそこからガスが漏れたはずだ」

円香「ボンベの穴は、過剰だった……と」

灯織「では、あの穴の大きさは一体……?」

にちか「逆なんだよ。あの穴はガスが漏れ出るためのものじゃなくて、逆にガスが容器に入っていくためのものだったんだ」
431 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:12:49.51 ID:kWAPRyYk0

にちか「ガスボンベからはあらかじめ中の気体を抜いておいて、あの穴からガスを入れるようにしたんだ。それも難しいことじゃない」

にちか「メタンガスは空気よりも軽いから、穴を下に向けて、お茶っ葉みたいにフィルターにようにつっかえ棒させちゃえばいいんだよ!」

真乃「空気よりも軽いガスは自然にダストシュートの中を登っていって、下向きの穴の中に入っていくんだね……っ!」

にちか「蓋はガムテープをつけちゃえばOK。密閉させしちゃえばガスが漏れ出ることもないからね!」

円香「確かに、これなら専門的な技術がなくともガスをも移動させることができる」

恋鐘「そ、そんな……」

にちか「こうやって恋鐘さんはメタンガスを空き教室に持ち込んで、無臭でのガス爆発トラップの実現を可能にしたんです!」

愛依「匂いがしなかったらガスの存在に気づくことは不可能……儀式の最中に火をつけちゃうのは免れらんないよね」

灯織「この方法自体は誰でも可能ですが、儀式の手順を知っていたことに、仕込みの殆どが恋鐘さんの才能研究教室で行われていたところを加味すれば……最有力なのはやはり、恋鐘さんになってしまいますね」

恋鐘「くぅ〜……」

あさひ「どうなんっすか? 今のにちかちゃんの推理を認めるっすか、恋鐘ちゃん」
432 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:13:58.90 ID:kWAPRyYk0





恋鐘「…………認める、ばい」





433 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:14:53.98 ID:kWAPRyYk0

(……!)

恋鐘「にちかのいう通り、ガスボンベを床下に転がしたのはうちたい。霧子の儀式を妨害するのは、もう言葉だけじゃどうにもならんって思って……強硬策に頼るしかなくなってしもうたとよ」

恋鐘「ばってん……うちはガスの入れ替えなんかしとらん! ちゃんと匂いのするガスで、火をつける前に気付くようにしとったばい!」

円香「……何? それじゃ、あなたはダストシュートの仕掛けの一切に感知していないと?」

恋鐘「そうばい! あがんもん、うちの預かり知らんところで真犯人がやった工作ばい!」

(真、犯人……?)

恋鐘「うちはちょっと霧子を脅かすだけのつもりだったばい。儀式を今晩延期させれば、また1日説得のチャンスができる。だから、ガス漏れを起こしただけだったとに……」

恋鐘「他の誰かが、うちの転がしたガスボンベに細工を施したんよ!」

樹里「おいおい、どうなってんだこりゃ……まだ事件は終わらないってのか?」

(……違和感はちょっと合ったんだよね)

(わざわざ生徒会に潜入して、霧子さんの暴走を食い止めようとしている恋鐘さんの姿)

(それは最後までそばに寄り添い続けようとしている人の姿だった。どうしようもなくなって、こんな凶行に走るような生半可な覚悟には思えなかった)

(一度視点を切り替えてみたほうがいいかもしれない……)

(私は、私の推理を……恋鐘さんの殺意を、否定する……!)
434 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:15:58.42 ID:kWAPRyYk0
---------------------------------------------
【パニック議論開始!】

コトダマ
‣【ガスボンベ】
‣【死体の握っていた金具】
‣【円香の証言】
‣【消火シート】
‣【空き教室(中央)の燭台】

恋鐘「うちはガスボンベを床下に転がしはしたけど」
あさひ「メタンガスの回収に使ったダストシュートは」
円香「殺意はなかったと言いますが」

恋鐘「ボンベの中身を入れ替えるような【ちょこざいな真似はしとらん】!」
あさひ「厨房と恋鐘ちゃんの才能研究教室を繋いでた」
円香「ガス爆発なんか起きたら、どう足掻いても即死でしょ」

恋鐘「【匂いも残したまま】で、霧子が気づくようにしたばい!」
あさひ「他の人が仕込んだんだとしたら、途中で恋鐘ちゃんに気づかれないっすか?」
灯織「【瞬間的に酸素を消し去るものでもあれば延焼は防げる】かと思いますが……」

恋鐘「霧子が儀式の最中にガス漏れに気づいて」
樹里「確かに部屋の持ち主に気づかれずにあそこまで仕掛けを行うには難しそうだよな……」
真乃「【消火器】なんかも現場にはなかったよね……」

恋鐘「儀式を中断せざるを得ないような状況にしただけたい!」
透「お茶っぱで匂いが消えるってのも知らんかったし」
霧子「私は……信じたいな……」

恋鐘「凛世はもちろん……」
透「恋鐘ちゃんの知恵袋だ」
霧子「恋鐘ちゃんはちょっと脅かそうとしただけだって……」

恋鐘「霧子を殺す気なんか毛ほどもなかよ!」
甜花「ベストアンサー……甜花コイン、300枚進呈……!」
霧子「そこに、【悪意はなかった】って……」

【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:24:44.91 ID:on9ChTzd0
【消火シート】>【消火器】
436 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:30:43.21 ID:kWAPRyYk0

にちか「聞こえたー!」同意!

【BREAK!】

にちか「恋鐘さん……万が一に幽谷さんがガス漏れに気づかず火をつけようとした時の緊急対策の手段、あったんですよね」

恋鐘「……! に、にちか……!?」

にちか「……すみません。みなさん、ここまで議論をしといてなんなんですけど……恋鐘さんに幽谷さんに対する殺意があったとはやっぱり思えなくて、というか思いたくなくて」

にちか「それに、現場に残っていた証拠品を合わせて見返してみると……もしやって、思ったんです」

円香「……別に、主張がその時々で変わるのは議論の常。私たちはただ一つの真実に向き合おうとしているのだから、その道のりの仔細は問わないけど」

円香「それだけ言うんだったら、証拠はあるんでしょう?」

にちか「ええ、はい……幽谷さんがガス爆発に巻き込まれて最悪死んじゃってもいいってそんなふうに恋鐘さんが本当に思っているんだとしたら現場に残っているはずのないものがあるんです」

にちか「消火シートです! 実際の火事現場でも用いられているようなシートで、被せれば中と外を完全に断絶。酸素を絶やすことで消化を行うことができるものなんです」
437 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:31:46.61 ID:kWAPRyYk0

愛依「……ん? 酸素を絶やすって言った?」

愛依「そ、それって結局シートで包んだところで中の人を殺すことにならん?」

樹里「それに、どっちかっつーとそのシートは延焼防止だろ? それ以上燃えひろがないようにするだけで、中で体が燃えてちまってたらどうしようもなくねーか」

にちか「後から被せるような使い方をすれば、そうですね」

灯織「……どう言う意味? 後から被せるような使い方以外に、消火シートを使う方法があるって言うの?」

にちか「言ったよね。万が一火をつけてしまっても幽谷さんが無事に終わるための保険を恋鐘さんが用意していたって。つまり……火をつけたとしてもガス爆発の衝撃を和らげる手段ってことだよ」

透「え? でも空気中はガスで満ちてるんでしょ? 引火せずに火をつけるのなんか無理じゃない?」

恋鐘「そいはそいやけん……うちは霧子の火つけても、霧子が大火傷をせんための予防線を貼ったばい」

(恋鐘さんが貼った予防線っていうのは、私たちに自信満々に話してくれたあの奇策のことだ……)

【正しいコトダマを選べ!】

>>321>>323

↓1
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:33:25.09 ID:iN6KErhU0
【瞬間的に酸素を消し去るものでもあれば延焼は防げる】に【消化シート】
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:35:53.27 ID:iN6KErhU0
【儀装束】
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:36:07.27 ID:on9ChTzd0
【儀装束】
441 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:38:19.68 ID:kWAPRyYk0

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「儀式の時に幽谷さんに身に纏うように促した装束。あれが消火シートを縫い合わせて作ったものだったんですよね?」

霧子「えっ……?! 恋鐘ちゃんが着せてくれた……あの服が……?」

恋鐘「にちかの言う通りたい。あん時にうちが用意したのは、消火シートを撚り合わせて作った火を通さん儀装束」

恋鐘「火をつけた途端に爆発が起きたとしても、その熱は防ぐことができるし、周りから霧子に燃え広がることもなかろうもん」

樹里「……なるほどな。確かに恋鐘の作った装束を霧子は儀式の時に着ていたはずだ。あれがあれば、真正面から発生する炎には耐性があり、少なくともあんなまっ黒焦げの焼死体にはならなかったろうぜ」

恋鐘「うちは霧子に考えを改めて欲しかっただけ……死んで欲しいなんてこと、微塵たりとも思っとらんばい!」

あさひ「うんうん、恋鐘ちゃんの気持ちはよくわかったっす! 霧子ちゃんは大事な大事な友達だから死んでほしくなかったんっすね!」

恋鐘「あ、あさひ〜! うちの気持ち、わかってくれたばい〜?」

あさひ「はいっす、恋鐘ちゃんの思いはよくわかったっすよ」



あさひ「でも、その装束は霧子ちゃんの分しか無かったから、凛世ちゃんは死んだんっすよね」


442 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:43:04.09 ID:kWAPRyYk0

恋鐘「……ふぇ?」

あさひ「恋鐘ちゃんが霧子ちゃんに殺意がなかったのはよーく分かったっす。でも、結果はそうじゃない」

あさひ「恋鐘ちゃんのトラップにかかったのは、霧子ちゃんじゃなくて凛世ちゃんの方っすよね」

あさひ「凛世ちゃんが儀式を実行するなんて想定外だったからしょうがないっすよ」

あさひ「恋鐘ちゃんの殺人は、意図せぬアクシデントだったんっすね!」

円香「今の装束の話は、恋鐘さんの殺意を否定するだけのもの。二人の間の信頼を取り戻すには足りましたけど……彼女の仕掛けたトラップを否定する材料ではない」

円香「むしろ、彼女は装束を制作していたが故に……爆発自体に手心は加えていなかった」

樹里「なんの備えもしてねー凛世はモロに爆発を浴びちまったわけか……」

真乃「空き教室には消火器も、水っ気も何もなかったので……体に火がつけば最後、消し炭になるまで燃え続けてしまう……」

恋鐘「う、うち……が……?」

恋鐘「うちの仕掛けたガスボンベで……凛世は本当に、命を落としてしまったばい……?」

(……これが、推理の行き着く先)

(そんな気は無かった、その一言で片付けられるほど真実というのは単純なものではない)

(人の命がかかったこの裁判は、事実だけがすべてなんだから)
443 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:44:48.87 ID:kWAPRyYk0

恋鐘さんはすっかり魂の抜けた人形のように項垂れて、何も喋らなくなってしまった。
ガスボンベを仕掛けたこと自体は彼女も認めてしまった。
もはや、杜野さんの死はそのまま彼女の肩にのしかかる形だ。

透「でも、自業自得みたいなもんだよね。殺す気は無かったとはいえ、霧子ちゃんに刃向かおうとしたのは事実だったわけだしさ」

円香「浅倉、あんた……」

透「いんがおーほー、余計なことするのがダメじゃんね」

円香「霧子……っ! あんた、こんなことを他の連中に言わせて平気なの?!」

霧子「……」

霧子「透ちゃん、今の言葉は……ごめんなさい、しようか……」

透「ごめんごめん、つい言い過ぎた」

円香「せっかく、恋鐘さんも、凛世も、甜花も……危ない橋を渡って生徒会とぶつかってくれたのに」

円香「これじゃ……意味がなかったみたいじゃない」

甜花「あ、あぅ……」

事件が終末の形を見て、私たちは再度生徒会との対立構造を取り戻した。
一時的に取り戻していた協力関係はぷつりと途絶え、再び憎悪と不信の目を向け合い始める。
444 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:45:32.56 ID:kWAPRyYk0

(恋鐘さんの覚悟……幽谷さんには、届かなかったのかな……)

冷酷な真実のやるせなさに、思わず首をもたげる私。
その斜めに滑る世界の中で、おかしな色をみた。

そこにいた少女の瞳は、青く澄んでいた。
この場にいる誰しもが、鎮痛な無力感に打ちひしがれているというのに、彼女だけは直立して愉悦に身を浸しているようで。



あさひ「これが事件の真実なんっすね、にちかちゃん」



____私の方を見て、静かにせせら笑っているのだ。

445 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:47:00.55 ID:kWAPRyYk0

にちか「ちょっと待ったー!!」

気がつけば私は絶叫していた。体中を駆け巡った虫唾に通せん坊をするために、神経回路に急ぎ電流を走らせる号令を挙げた。
他のみんなはきょとんと目を丸くして、私の方を見る。

もう、止まっちゃらんない。踏み切ってしまったなら、もう最後まで行くしかない。

にちか「まだ……まだです! この裁判は終わらせるわけにはいきません!」

愛依「ちょ、ちょいちょい!? 何!? 今もう終わるカンジだったじゃん!」

にちか「勝手に終わらせないでくださいよ! 私の主張……言ったはずですよね? 恋鐘さんに殺意はなかった……そんな人物をクロにするわけにはいきません!」

灯織「にちか、気持ちはわかるけど……事実が恋鐘さんの有罪を指し示してるんだよ」

灯織「ガスボンベを仕掛けたのを恋鐘さんが認めている以上、それは受け止める他ないって。だって消火シートを元にした装束は霧子さんが身にまとう一着しかなかったんだよ」

にちか「そう! そこ……一着しかなかったんだよ! だからこそ私たちはまだ……話し合わなくちゃダメなんだ!」

にちか「その一着が何にどう使われたのかを、慎重にね!」

あさひ「……ふーん」
446 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:48:08.44 ID:kWAPRyYk0

真乃「霧子ちゃん、儀式は中止になったけど……その装束はどうしたの?」

霧子「儀式の際に着るように恋鐘ちゃんに言われたものだったから……装束はそのまま儀式の現場に残してきたよ」

霧子「普段から着るには少し厚手だったから……翌日に回収しようと思って……」

(やっぱりそうだ……あの装束は事件当時にも現場に残っていた)

(じゃないと……あの事実と矛盾するんだもん!)

樹里「なんだよ、にちかは何が言いたいんだよ!」

にちか「みなさん、もう一度この装束を中心に儀式のことについて議論してみませんか」

にちか「そのことで改めて見えてくる……新しい真実がきっとあるはずです」

にちか「お願いします!!」

(恋鐘さんを庇うためとか、そんなんじゃない)

(まだ真実はきっとその全てが見えてはいない……いやむしろ)


あさひ「……あはは」


(私たちは、真実に見せかけられた何かに辿り着いただけなのかもしれないから……!!)

447 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/10/18(水) 22:49:53.13 ID:kWAPRyYk0

キリがいいところなのでここまで。
明日も出来そうだったら同じ時間から更新します。
それではお疲れさまでした……
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/12/11(月) 09:07:28.43 ID:nmibzZU40
これ普通に楽しみにしてるけど、もう更新されないんですか…?
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/12/30(土) 13:36:50.11 ID:fExQCy/s0
面白いと思って楽しみにしてたので、エタった(死語)のは残念です
450 : ◆vqFdMa6h2. [sage]:2024/01/03(水) 09:00:29.80 ID:qzDKKGPM0
更新をしないままに年を跨いでしまって申し訳ないです。
安価がこれまでのシリーズのように回らないので進行を簡略化していましたが、自分自身のモチベーションが維持できませんでした。
https://www.pixiv.net/novel/series/10537993
外部サイトにはなりますが、pixivの個人アカウントの方で3章の最後までは投稿しましたので、よろしければこちらをご覧ください。
4章も制作中ではありますので、気長にお待ちいただければ幸いです。
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/01/03(水) 13:02:27.77 ID:l/YwEeLC0
>>450
pixivの方で更新されてたので見に来たのですが、そういう事だったんですね
今後はpixivで楽しみに読みます
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