【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023

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217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/14(日) 22:33:09.61 ID:FljaJlrH0
河神ラドン「とっさの判断でカルデアのマスター、それと宿儺と播磨局を逃がしたか。まあ悪くない判断だ。」

河神ラドン「それと手負いの君が残ったとなると、君はこの場で死ぬ覚悟で私を止めるつもりで残ったのかな?」

河神ラドン「それともなんだ・・・・カルデアのマスターたちがいてはマズい事でもあるのかな?君や私の依代の事で?」

吉備真備「ツゥゥ・・・‥ああそうさ。あんたの言う通り、前者は人類史最後のマスターである彼女をアンタから引き離すため、宿儺と播磨局はその護衛だ。」

吉備真備「僕がここに残ったのもアンタを出来るだけこの場に留まらせ、彼女たちの戦略的逃亡を手助けするのが目的だ。何があっても・・・」

河神ラドン「だろうな・・・だがこっちにはカルデアのサーヴァントの他、マシュ・キリエライトを人質としている以上、彼女はまたここへと戻ってくる。必ずだ。」

河神ラドン「カルデアの連中が彼女を見捨てる事などまず無い。今を生きる彼女たち2人の生存こそ、カルデア唯一の希望だからね。」

吉備真備「・・・・・・・・・‥」


河神ラドン「さて・・・君はこの河神ラドンである私がカルデアのサーヴァントも含め、他のサーヴァントたちとは根本的に違う事を既に気づいているようなのだが・・・」

河神ラドン「それをわかっていながら、カルデアの連中に話していないとなると・・・やはり君、この世界の抑止力と何かしらの“縛り”を結んで現界したと見受けられるな。」

河神ラドン「私の本当の正体を知っていながら、君や宿儺、それに播磨局の正体さえも彼女たちに言わなかった。人間の依代も無しにサーヴァントとして現界できないという言い訳を携えて。」

河神ラドン「この世界に来た私を止める為に、あえてサーヴァントの力を持って私に挑んでくるとはな・・・・?」

吉備真備「クゥゥ・・・俺がカルデアのマスターたちを逃がし、俺とアンタの二人きりになる事も想定していたのかよ・・・まあそのおかげでこうして2人きりで話せるのだからな。」


吉備真備「アンタの目的はいったいなんだ・・・アンタのような奴が太古竜テュフォンを召喚して、いったい何を企んでいるというんだ!」

河神ラドン「別に・・・ただ私は私の大義を持ってやっているだけさ。テュフォンを復活させて、カルデアへの報復を成し遂げるっていうことをね?」

吉備真備「そうじゃねぇよ・・・アンタの大義はそんな大逸れすぎるような事じゃねぇ!こっちの世界の人類史を滅ぼしてまでやる大義なんて、お前がやろうとしてた事じゃねえだろ!!」

河神ラドン「そうか?ならば私をこのまま倒し、この特異点を消滅させる他にカルデアやこの世界を救う道はない。その為に君たちはこの世界に召喚されたのだろ?」

河神ラドン「だたし私相手にサーヴァントの力は無力だ。私を倒せるとすれば君としての本来の力を使わなければならいない。君の持つ本来の力・・・」

河神ラドン「『無下限呪術』を使う以外に私を倒す事など不可能だ。君もその身体の持ち主を依代としているのであればわかっているはずだ。」

吉備真備「!?。ツゥゥッ!」シュッ、ガシッ!


河神ラドン「さぁ使ってこい。私の親友であるはずなれば、その力を出し惜しみなく使うはずだ。そうだよなぁ〜〜!!」

吉備真備「・・・・・・・・・‥」ググググゥゥ〜〜〜!


ヒュゥゥゥ〜〜〜ン・・・・・・
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/14(日) 23:45:23.11 ID:FljaJlrH0
河神ラドン「・・・・・・・・・・・・」

吉備真備「・・・・・・・・・」


河神ラドン「・・・・出来ないか・・・。そうか・・・やはり君は私の期待外れでしかなかった。君の存在を危険分子から外して当然というべきかな?」

河神ラドン「君という存在が彼の姿でこの特異点に現れた時は少しは期待は持てたはずだと思ってたのだがなぁ〜〜・・・ほんとガッカリだよ。」

吉備真備「!?。なんだと・・・・この俺が期待外れだと?いったいどの口で言ってるんだ・・・確かに俺の身体は―――」

河神ラドン「言わずともわかる。私だって彼が君をサーヴァントの器としてこっちに召喚された事など分かるはずもない‥彼の親友である私でさえも・・・」

河神ラドン「だがそれはそれでいいさ。私は彼の私情などに興味はない・・・彼がどうであろうとも彼が私の邪魔さえしなければどうにもなる事だからね。」

吉備真備「どうにでもなるって・・・・アンタはこの依代の親友ではなかったのか?彼が吉備真備の魂の依代として現界している事も、アンタは眼中にないと・・・・」

河神ラドン「ああそうさ・・・・彼がどうなろうと倒せる事が出来ればそれで良いのさ。だって・・・‥」


河神ラドン「“彼”とは直接会ってもすら無いのだから。」

吉備真備「――――!?」



シュッ!バシュゥゥゥ〜〜〜〜〜!

吉備真備「―――――――」バシュゥゥ〜〜!ドサッ・・・・


河神ラドン「故に君が彼の姿をしようと私にはどうも感じる事など無いのだよ、吉備真備。・・・いや・・・・」

河神ラドン(最悪の特級呪詛師■■■)「“『五条悟』の皮を被った猿(サーヴァント)”め・・・・」


キュゥゥゥン・・・・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――
河神ラドンの宝具により、自身の片眼が潰れるほどに重傷を負いつつも、どうにかカルデアのマスターたちを遠くへと逃がした吉備真備。

しかし彼は河神ラドンとの問答にて、河神ラドンは彼の事など眼中にはないかのように言い張り、彼はラドンの言い放つその真実に動揺してしまい、

その隙に河神ラドンが彼にトドメをさすかのように手刀を振るい、吉備真備の顔が横真っ二つに引き裂かれ、彼の霊基はそのまま消滅するのであった・・・


そして河神ラドン自身は、吉備真備が自身の思っていたモノとは期待外れだったと悟り、彼に落胆した表情で吉備真備を倒し、その失望感溢れる目つきを持って、

吉備真備の事を“『五条悟』の皮を被った猿(サーヴァント)”と言い放ち、彼と彼が使役するサーヴァントたちと共にその場を動かずに立ち尽くしているのであった。


そして消滅した吉備真備が倒れた後には、真っ二つに引き裂かれたように破れた紙切れがあり、その紙はそのまま火がついて燃えるように消えていくのであった。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/16(火) 00:01:21.98 ID:6qqWpB4R0
第13■■:真実の開示
――――――――――――――――――――
回想シーン:中国・唐 高楼にて・・・・


ヒュゥゥ〜〜ン・・・・

吉備真備「あ〜あぁぁ・・・ほんとどうしたものかなぁぁ〜〜・・・」

吉備真備「あの唐人め、僕が優れた知能を持ってるからってこんな所に閉じ込める事はないだろ。全くもう・・・・」

吉備真備「僕はただ唐の国で仲良く外交して、この地の文化や色んな事を学んでいこうと思っていたのに・・・」

――――――――――――――――――――――――――――――
元正朝の霊亀2年・・・僕が21の才時に日の本の海の向こうにある唐の国に入唐し、そこで日の本と唐の国との異文化交流と共に留学勉強をするはずだった。

だけど唐の役人たちは僕が入唐するのを良しとせず、僕を捕まえて、こんな山と山に囲まれたとても高さのある牢屋に入れられちゃったんだ。

彼らの事は僕の術でどうにかなる保証はあるのだけど、当時はこちらが唐にきた身の為に迂闊に彼らを刺激する事など出来なかったんだ。

彼ら唐の役人たちを刺激させたらそれこそ日の本と唐との戦争は免れない。領土の大きい中国大陸にある唐と日の本とでは戦略的にも技術的にも、日の本のより上である事はこちらの予想はしていた。

それ故に僕は唐の役人たちの指示通りに動き、生きて出る者はいないという山の中にある高楼に閉じ込められ、こうして僕は高楼の中で暇を持て余しているって事なのさ。
――――――――――――――――――――――――――――――

ドスンッ・・・ドスンッ・・・ドスンッ・・・ドスンッ・・・・

吉備真備「・・・‥ん?」


鬼(阿倍仲麻呂)「・・・・・・・・・」ドスンッ、ドスンッ、ドスンッ、ドスンッ・・・・

吉備真備「!。(アイツか・・・確かこの高楼には不気味な鬼が潜んでいると聞いており、役人たちが言うに高楼から生きて出る者はいない理由がそれであり、)」

吉備真備「(その鬼が高楼から逃げる者らを丸呑みしているとか否かと聞いてはいるが、念の為に僕の姿を隠しておいた方が良さそうだ・・・)」

シュンシュンッ、フワァァンッ・・・・・・・


ドスンッ、ドスンッ、ドスンッ、ドスンッ・・・・

鬼(阿倍仲麻呂)「・・・・???」キョロキョロキョロ・・・・
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/16(火) 23:53:13.53 ID:6qqWpB4R0
透明姿の吉備真備「おい。いかなる者ぞ、我は是れ、日本国の王の御使ひなり。王事、盬(もろ)きことなし。鬼何ぞ伺ふや」

鬼(阿倍仲麻呂)「!。おお〜〜!よもや最も嬉しきことなり。我も日本国の遣唐使にて、渡れりし者なり。物語りせむと思ふ。」

透明姿の吉備真備「・・・そうかな?私の眼にはただの会話の出来る鬼にしか見えぬ。会はむと思はば、鬼の貌(かたち)を変へて来るべし。」

鬼(阿倍仲麻呂)「・・・・・・・・・・・・・・・」

―――――――――――――――――――――――
唐役人たちに捕らえられ、高楼での監禁生活を強制されていた頃、僕がいる高楼に鬼の姿で訪問してきた者こそが阿倍仲麻呂だ。

僕が唐に来る前、過去に遣唐使として唐につかわされ、そのまま行方知らずとなったと日の本の話で聞いていたのだが、

その彼も僕と同じく唐の役人たちによって高楼に閉じ込められ、彼はそこで飢え死となり、彼は鬼の生き霊となって高楼周辺を彷徨っていたと仲麻呂はそう言ってくれた。


彼が僕に尋ねてきた理由は僕が彼と同じ日の本の人間である事を見て、彼は僕に彼の子孫の消息の有無を確認するために僕の所へ訪ねてきていたのだ。

僕は彼に彼の子孫は無事にうまくやっていると伝え、彼はそのお礼として僕に今の唐の国の全てを教えてあげ、僕に全面的に協力してくれると約束してくれた。

そして僕は阿倍仲麻呂が途中で消えぬよう彼を僕の式神による使い魔契約を交わし、阿倍仲麻呂とは良き親友であり、良きパートナーとなった。


そして僕と仲麻呂は唐の国で僕たちを貶めようとする悪しき心の唐の役人たちを懲らしめる為、その知恵と策で役人たちを翻弄してやった。

時に文選の意味を知るためにわざわざ空を飛んだり、命を賭けた囲碁勝負に挑んだり、日の本の神仏たちと協力して唐の国に色々な災いを―――



ザザッ、ザァ〜ザァザァァァ〜〜〜・・・‥


否。私が主に伝える事はこのような物事であらず。私が伝えたい事は英霊としての私ではない・・・‥

今、この汎人類史の外の世から持ち込まれた呪いに包まれた特異点にて、私がこの呪いに耐えいるサーヴァントとなるべく要した私の偽りの身体・・・

主らが言う“依代”としての人間の経緯であり、その依代が何故、河神ラドンとの青い春の記憶を・・・‥

――――――――――――――――――――――――――――

???1「“弱者生存”――それがあるべき社会の姿さ。弱きを助け、強きをくじく。呪術は非術師を守るためにある」

???2「それ正論?俺、正論嫌いなんだよね・・・‥」

???2「呪術に理由とか責任を乗っけんのはさ、それこそ弱者がやることだろ。ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねぇよ!」

???1「何・・・」


彼とその者は同じ呪術師だった。術の種類も家柄も異なるも、彼らは共に人々を守る人類の守護者であった。

彼らは互いに親友であった。共に数々の呪いが渦巻く戦場でそれらを呪いを祓ってきた戦友であり、互いに信頼し合える同志であった。


あの時までは・・・・
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/17(水) 10:29:42.84 ID:wo4ymFVk0
■■■■の世界:東京・新宿の大通りにて・・・



最悪の呪詛師(■■■)「術師以外殺すのかだって?ああそうさ、私がしたのは意味のない殺しではない。この殺しには意味はある。意義もね。大義ですらある。」

最悪の呪詛師(■■■)「それに親だけ特別というわけにはいかないだろ。もっとも私の家族はもうあの人たちだけじゃない。」

■■■「■■■■■■■■■!■■■■■■■■■―――――!!」

最悪の呪詛師(■■■)「できもしないことをせこせこやるのは意味はない、か・・・・それは傲慢だな。」

■■■「!?」

最悪の呪詛師(■■■)「君にならできるだろ■。自分にできることを人にはできやしないと言い聞かせるのか?」

■■■「――――」



最悪の呪詛師の素顔
https://livedoor.blogimg.jp/anico_bin/imgs/a/e/ae2da575.jpg


最悪の呪詛師(■■■)「君は■■■(ガァ〜ガァァガァ〜〜)だから最強なのか、最強だから■■■(ガァ〜ガァァガァ〜〜)なのか?」

■■■「■■■■■■?」

最悪の呪詛師(■■■)「もし私が君になれるのならこのバカげた理想も地に足が着くと思わないか?」

■■■「・・・・・・・・・」

最悪の呪詛師(■■■)「生き方は決めた。あとは自分にできることを精いっぱいやるさ。」

■■■「―――!!」シュッ!

最悪の呪詛師(■■■)「殺したければ殺せ。それには意味がある」

■■■「・・・・・・・・・・」

――――――――――――――――――――――――
■■■には彼を殺す事などできなかった。かつての親友、共に苦楽を共にした友を、人の醜悪に嫌気がさし人を呪うようになった彼をその手で殺めることなどできなかった。

■■■はどうしても彼を止める想いがあった。呪術師として、彼の親友として・・・これ以上、彼の悪行を止める為にも・・・


しかし今、■■■はこの人類史での制約を守る為、彼は自分自身に“縛り”をかけ、彼はその縛りによって自滅しようとしている。

抑止力は判断を誤った。英霊では最悪の呪詛師を倒せない。最悪の呪詛師の暴走を止められるのは彼しかいないというのに・・・

判断を誤るな。主は彼を救う唯一の人である事を。今は彼を救うことに命をかけろ。責務の呼び声はその後だ。

『責務の呼び声(オーディール・コール)』が、主らと『五条悟』を殺すように・・・‥


ガガガガガァァァァ〜〜〜〜!!プツンッ!
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/17(水) 11:09:54.48 ID:wo4ymFVk0
???「藤丸立香!起きるんだ藤丸立香!」


【・・・‥!?】←
―――――――――――――――――――――――――
渋谷 クロスタワー内:吉備真備のアジト



パチパチパチッ・・・

呪詛師エリザベート「・・・・・・‥」

【――ハッ!?】
【エリちゃん・・・それに宿儺・・・・】←

口元の宿儺「ようやく起きたか・・・またしても睡眠時間が長かったなぁ‥?」

呪詛師エリザベート「ええ。あの吉備真備の即急の脱出手段の影響もあって、貴方がその際に気絶しちゃってたからもう・・・」

【気絶してた・・・‥】
【!?】←


【真備さんはどこ!?】←

呪詛師エリザベート「・・・あのイケメン、私たちを逃がすためにあのような脱出手段を使ったわ。そしてあの人は1人で河神ラドンの足止めに入った。」

呪詛師エリザベート「おそらくあの様子ではもう助からない。それ故にあの手段を使ってでも、唯一の希望である私たちをあの場から逃がそうとした‥」

口元の宿儺「そういう事だな。あいつの事はもう諦めろ。あいつはお前を救うために自らの霊基を犠牲にしたただそれだけのことだ。」

口元の宿儺「それにあの大盾の女の事もだ。奴の術式の呪いからすぐに目覚めなかった以上、あの女もラドンの奴に捕まったと見受けられる。」

口元の宿儺「おそらく奴は彼女たち2人を人質に何かを仕掛けるつもりかもしれん。お前が契約しているという他のサーヴァントやらを使ってな?」

【!?】
【他のサーヴァントっていうのは・・・・】←


ガガッ・・・ガガガァァ〜〜〜、ピピィィー!

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「藤丸ちゃん!藤丸ちゃん聞こえる!?」

【ダ・ヴィンチちゃん!?】
【良かった‥無事だったのね・・・。】←


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ああ・・・ゴルドルフもカドックも、どうにか医務室で事なきを得ている。まさか特異点での呪詛攻撃がこちら側にも届くなんて思いもしなかった・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ただその呪詛が当たるのにこちら側の距離が遠かった事が幸いだったのか、こちらの影響は長時間の気絶で済んだ。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「その時間は私の計算上・・・約1ヶ月分の情報量がこちらに流し込まれた感覚であって、私がそれから起きるのに1週間はかかる所だったのだけど・・・」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/18(木) 00:02:13.91 ID:C1iWwbGp0
ピピピィィーー!


テスカトリポカ(通信)「そこはオレの力でどうにか時間を早め、ダ・ヴィンチ女史を早めに起こしてやったのさ。力の解放にはモルガンの姉さんも協力もしてくれた。」

テスカトリポカ(通信)「まあオレはナイチンゲールやアスクレピオスのような医者ではないが、状況が状況だったからなぁ。」

【テスカトリポカ!】←


モルガン(通信)「無事か我がマスター。話はある程度シオンから聞いている・・・・我が娘バーヴァン・シーがマシュと共に敵に捕まったと・・・・」

【モルガン・・・・その・・・・】←

【本当にごめんなさい!】←
【私、バーヴァン・シーを守れなくて・・・】

モルガン「いいえ・・・あなたは何も悪くはありません。むしろ戦う相手が悪すぎたと言うべきでしょう・・・あの河神ラドンと名乗るサーヴァントという者の力に・・・」

テスカトリポカ(通信)「ああ。あのような呪いの攻撃をする奴がいるなど、全能の神であるオレも初めて耳にする存在だ。ましてやサーヴァントを無条件で操れるなんてな・・・」

テスカトリポカ(通信)「故にいくら今のオレがマスターのサーヴァントであっても、今回ばかりは全面的に協力することができねえ。マスターを救いに行けない事についてはオレも謝罪はするさ。」

テスカトリポカ(通信)「なんたってあの河神ラドンの持つ力と今のオレたちサーヴァントとはあまりにも相性が悪すぎる。そこだけは理解してくれればいいのだが、マスター・・・」

【無条件で操る・・・?】
【いったい何があったというの?】←


シオン(通信)「プトレマイオスたち、特異点へ向かったはずのサーヴァントが特異点から退去したにも関わらず戻ってこない理由が分かったんです。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ああ。本来、藤丸氏と契約したサーヴァントが特異点から退去された場合、その霊基が消失がなければ、霊基グラフを通して再召喚する事が出来る。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「だがプトレマイオスたちが特異点から退去したにも関わらず、彼らの霊基は特異点から戻ってこないという事態が在って‥」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「その事に私がどうも気になり、急遽、カルデアの霊基グラフをこちらで調べ直したところ、とんでもない事がわかったんだ!」

【!】
【とんでもない事って?】←
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/20(土) 00:02:48.49 ID:eSuRsnJ70
シオン(通信)「藤丸さん。以前、ビーストIII:Lの案件でカルデアの職員を含む多くのサーヴァント達が忽然として消えた事を覚えていますか?」

シオン(通信)「あれらの原因は案件の黒幕である神霊カーマが自身をビーストとして完成させる為に、17世紀半ばの日本、江戸時代の江戸城内‥」

シオン(通信)「特異点名:【徳川廻天迷宮 大奥】を形成させる材料として、当時の江戸城にいた大衆と多くのカルデアの職員とサーヴァントたちを攫い、そして特異点の材料として利用させられた。」

――――――――――――――――――――――――――
回想シーン:【徳川廻天迷宮 大奥】にて・・・・

大奥とカーマ(イメージ像)
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/monokuror/20220705/20220705074416.jpg
―――――――――――――――――――――――――――

【今でも少しは覚えているよ】←
【あれは正直むごかった・・・】


シオン(通信)「ええ・・・。それでこの渋谷特異点へ向かった7騎のサーヴァントの内、徐福・牛若丸・モレ―の3騎は、特異点内に充満する呪いにやられ、」

シオン(通信)「プトレマオスさんに至っては現在エリザベート・バートリーを器としている両面宿儺・・・別名:呪詛師エリザベート宿儺によって身体を切り裂かれた。」

シオン(通信)「それらのサーヴァント4騎が渋谷特異点から何らかの形で退去され、本来は霊基グラフを使って再召喚は可能なのですが・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「・・・それらの霊基が今、特異点から戻っていないとの話の他、先ほどの河神ラドンの話や呪霊サーヴァントたちの事で気になる事ができてね」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ラドンが召喚させた“呪霊サーヴァント”たちを、彼は普通に“サーヴァント”と呼び、その呪霊サーヴァントたちの素顔もまた・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「カルデアのサーヴァントと霊基の波長が似ていた事から、カルデアの霊基グラフを改めて調べ直したのだけど・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「・・・・・・・・・・」

【ダ・ヴィンチちゃん・・・?】←


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「うん・・・落ち着いて聞いて藤丸ちゃん。その霊基グラフを私が改めて調べ直したところ、カルデアにあるサーヴァントたちの霊基・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「つまり藤丸ちゃんとのサーヴァント契約が・・・英霊の座とのリンクと共に他所の所へ行くと書き換えられていたんだ!」

播磨局、呪詛師エリザベート「――――!?」


【・・・・えっ・・・‥?】←
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/21(日) 00:06:09.81 ID:no1Qq2Jk0
シオン(通信)「正確に言いますと、カルデアで保管している霊基グラフと英霊の座とリンクがマスターである藤丸氏ではない誰かに主導権を取られ、」

シオン(通信)「その主導権がその藤丸氏ではない誰かが握っており、こちらではサーヴァントの再召喚が不可になっている状態になっています。」

シオン(通信)「簡単に言えば、こちらのサーヴァント使用のアカウントが乗っ取られている状態を意味しています。そしてそのアカウントを乗っ取った人物こそ・・・」

【河神ラドンっていう事だよね?】←

シオン(通信)「はい・・・・」


播磨局「ちょっと待て!そのカルデアが契約しているサーヴァントが霊基ごと河神ラドンの奴に奪われ、それらを奴の戦力に使われてるっていうなら分かる。」

播磨局「だが、だとしてもいったいどうやってあの数のサーヴァントたちをカルデアが保管してる霊基と一緒に盗むことができたんだ?」

播磨局「プトレマイオスたちであれば、この渋谷に充満する呪いとかでサーヴァント達を倒し、それらが退去する前に霊基を奪ったとするのなら理解が追いつくはずなのだが‥」

シオン(通信)「ええ・・・プトレマイオスさんたち4騎の呪霊サーヴァント化については播磨局さんの説が正解なのは確かなのですが・・・」

シオン(通信)「カルデアからのサーヴァントとその霊基の強奪に至っては、大奥特異点の件から既に隅々まで対策をしていたのですが・・・」


ピピィィ〜〜!

ネモ(通信)「その河神ラドンにしてやられたんだ。まさかあんな仕掛けを彼ら宛てに仕込んでいたとは・・・・」

【キャプテン!】
【いったいストーム・ボーダーで何があったの!?】←

ネモ(通信)「ああ・・・まず、マスターにはこれを見てほしい。君たちが渋谷特異点へとレイシフトした直後、ストーム・ボーダー内のマイルーム各箇所‥」

ネモ(通信)「特にサーヴァントたちがいるマイルーム中心に、テスカトリポカとモルガンが録画してくれた映像だ。」


ピピィィ〜、ガガガガァァァ〜〜〜・・・・
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/21(日) 23:44:48.23 ID:no1Qq2Jk0
ストーム・ボーダー:数時間前の録画映像画面(時系列:カルデアのマスターたちが渋谷特異点へ向かった直後)


エリザベート・バートリー(テレビ画面)「ハァ〜〜イ、この映像を見ているサーヴァントのみんな〜〜!お待たせぇぇ〜〜!!」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「あなたたち、今年は“昼と夜の城での聖杯戦線”によってハロウィンイベントが潰れてしまったって聞いているのだけど、」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「見ての通り、私のハロウィンは健在よ!私のハロウィンは聖杯戦線なんかに屈していないわよぉぉ〜〜!」


【この映像のエリちゃんって・・・・】←

口元の宿儺「河神ラドンの奴がエリザベート・バートリーの姿に変えた俺を使って撮影させたものだ。良くできているだろ?(ドヤッ!)」

播磨局「良くできているって、お前・・・・」

ネモ(通信)「‥問題はここからだ。この映像はサーヴァントが居住しているマイルーム、食堂などの施設にしか流れていなく、その映像自体に問題があったんだ。」


エリザベート・バートリー(テレビ画面)「さて・・・この映像はサーヴァントたち全員にむけて配信しているもので、これを見ている貴方たちにとても重大な話をしてあげるわ。」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「この話は一度だけしか言わないから、耳の穴をかっぽじってよーく聞きなさいよ!」


エリザベート・バートリー(テレビ画面)「今回、このような時期に開催されるハロウィンは今までのハロウィンとは違う。今までのトンチキとは比べようもないほどのシリアス路線・・・」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「今回のハロウィンとしている特異点・・・少しでも放っておくことがあれば、汎人類史が泡沫化するほどに重要かつ危険なレベルで設定したわ。」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「特異点の場所は日本にある東京、渋谷・・・・その場所で私は人類史の命運を賭けた“ハロウィン聖杯戦線”開催させるわ。」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「もちろん、この特異点には貴方たちサーヴァントたちのマスターである藤丸立香も参戦する予定なのだけど・・・」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「彼女は私がこの特異点で得た力でかなりの大怪我をさせ、こちらで身柄を預かっているわよ。」


ゴソゴソッ・・・・シュッ!

【あれって・・・・】
【獄門疆だ!】←

口元の宿儺「ああ・・・おそらくアレは聖杯の雫で生成したモノではない。お前を封印した獄門疆の生成の為のオリジナルと言うべきシロモノだろう‥」

呪詛師エリザベート「なんですって!?じゃあどうしてそのようなモノを宿儺が持って・・・・」

口元の宿儺「撮影の為に一時的に手渡されたモノだ。お前はその時お前自身が決めた定時時間内でお前の生得領域に引きこもっていたから知らないのは当然だ。」

口元の宿儺「まあ、あの獄門疆の事については俺は関係ないというべきかな?」

呪詛師エリザベート「・・・・・・・・・‥」


【エリちゃん・・・?】←
【(いったいどうしたんだろう?)】
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/23(火) 23:23:51.01 ID:f8jKArL50
エリザベート・バートリー(テレビ画面)「このようにこのサイコロの目のような箱の中には貴方たちのマスターが入っている。中身がどうなっているのかは教えてやらないわよ!」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「マスターを助けたくば、死に物狂いで掛かってらっしゃい!貴方たちのマスターは貴方たちサーヴァントが助けなきゃならないのだから!」

エリザベート・バートリー(テレビ画面)「そしてその貴方たちの持つ力を持って、お互い、呪いあおうじゃないの?」


キィィィ〜〜〜ン、ビカァァァ〜〜〜ン!!
――――――――――――――――――――――――――――――――
映像を見た直後、吉備真備のアジトにて・・・


【‥今の光はいったい・・・・!?】
【もしかしてあの光がサーヴァント達を・・・・】

モルガン(通信)「そうだ。あの映像の後に画面から照らされた光がカルデアのサーヴァント達を飲み込み、彼らはその姿を消しました。」

モルガン(通信)「私は即座に術を使ってあの光から逃れたのだが、近くにいたブリトマートらが消えていた事から、あの映像からの光が何かしらの術による転移の術だと知った。」

モルガン(通信)「その他にも私を含めた一部のサーヴァントたちはどうにかその光から逃れたが、他の多くのサーヴァント達はおそらくあの光を浴びて‥」

モルガン(通信)「先ほどマスター達が見たラドンの配下となった数多くのサーヴァントとして、彼らの霊基が河神ラドンに取り込まれたと見て間違いないな。」

【そんな・・・‥】←
【・・・・・・】

モルガン(通信)「信じられないと思うか。だがこれは現実だ・・・紛れもないほどにこちらの圧倒的不利となっている・・・。」


テスカトリポカ(通信)「俺とモルガン、その他光に呑まれなかった一部のサーヴァント達は今のところ大丈夫なのだが・・・」

テスカトリポカ(通信)「この今の状況では、こちらからの追加戦力が無いと言っても過言はねえ状態だ。ラドンの意味や渋谷の呪いも含めてな。」

テスカトリポカ(通信)「一部無事だったサーヴァントの中にはメリュジーヌや俺の妹なんかは、すぐにでもそっちへ行こうとこちらが施した拘束を破ろうと藻搔いているのなのだが・・・」

テスカトリポカ(通信)「万が一、あのつよつよ娘2人が敵の手に堕ちればそれこそマズい事になるからな。全力で2人を止めているのがやっとだ・・・。」

テスカトリポカ(通信)「今回の一件はあまりにもサーヴァントには分が悪すぎる。色んな意味でな・・・」


【・・・・・・・・・‥】←
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
河神ラドンの圧倒的な力に吉備真備が自身の術式を持って、吉備真備自身が殿になるよう強引に金王八幡宮周辺から脱出させられたカルデアのマスターたち

彼女たちが飛ばされたのは吉備真備がアジトとしていたクロスタワーの一室であり、彼女たちはそこで今の状況を整理するかのようにダ・ヴィンチちゃんたちに話をしていた。


カルデアにいるダ・ヴィンチちゃんたちの話から、特異点から退去したはずのサーヴァントがカルデアの霊基グラフに戻っていない原因が判明し、それらの説明をしたところ‥

それらの原因はカルデアで保管している霊基グラフと英霊の座とリンクの主導権がカルデアのマスターから河神ラドンに乗っ取られている事が原因であり、

しかもその多くがカルデアのマスターが渋谷特異点へと向かった直後、突如としてカルデアのサーヴァントたちに向けて配信された映像によって多くのサーヴァント達が巻き込まれ、

それにより様々な事が重なり、カルデアから追加戦力のサーヴァントが送り出せないほどに状況が最悪になっていた事をカルデアのマスターたちは知るのであった。
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/24(水) 09:20:23.35 ID:qBLtx5cu0
ネモ(通信)「藤丸立香。このように我々は河神ラドンの持つ不確定すぎる力により、我々は完全に大網漁の網に掛かった魚の群れと言える程の立場となった。」

ネモ(通信)「ラドンの持つ力を解析しない限り、こちらの勝機は大海にいる一匹のプランクトンを捕まえる程に困難を極まるというのだが・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「こちらの重要戦力であるマシュがラドンの手中に堕ち、藤丸ちゃんが捕らえられれば、ラドンの望む太古竜確定英霊召喚術式が完成してしまう。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「太古竜が復活すれば、こちらの敗北は確定したの当然だ。やはりトリスメギストスIIが再度予測した通り・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「カルデアがこの特異点に干渉した事でラドンの策に嵌まり、汎人類史は彼によって泡沫化されるように呪殺されるというべきか・・・・」


呪詛師エリザベート「・・・・・・・・・・」

播磨局「・・・・・・‥」

口元の宿儺「・・・・・・・・・」

【・・・・・・・・・・】



口元の宿儺「・・・フフ、フフフフフフフッ、アッハハハハハハハハハハハハ〜〜〜!!!」ゲラゲラゲラ!!

【!?】
【宿儺・・・・・】←

口元の宿儺「フハハハハハハハ〜〜!!言ったはずだ。この事態を招いたのは藤丸立香、お前のせいだと!お前がエリザベート・バートリーの心を裏切った事が全ての始まりだと!」

口元の宿儺「お前が彼女を裏切らずに彼女のハロウィンとやらに耳を傾けていれば、お前はこの絶対的で絶望的な呪いを貰う事は無かった。」

口元の宿儺「お前が彼女のハロウィンを裏切り、昼夜の城の聖杯戦線に魅入られ、それでも彼女に固着した故にこの特異点は対人類史・対カルデア専門の特異点へと完成に至った。」

口元の宿儺「お前らカルデアがこの特異点に関わった時点でアイツの思惑通りになった。お前たちを呪うべきここまでお前たちをはめる罠を用意し、お前らはそれに引っかかった。」

口元の宿儺「クッハハハハハハ!全く、自分たちの世界を守る為に行ったつもりが逆に自分たちの世界を呪い殺す事になってしまうとは・・・ほんと実に愉快なことだ!!」

口元の宿儺「ここまで俺を笑わせたのはあの呪術師たち以来初めてだ!お前たちはまさに“呪い”に振り回された道化だ。それ以外に言うことなど無い!」

播磨局「!?。てめぇ・・・・!」


口元の宿儺「・・・だが、だからとて俺はあの河神ラドンと名乗る奴をこのまま見過ごす訳にはいかん。奴は俺のこのような望まぬ姿で召喚させた“貸し”がある。」

口元の宿儺「俺のこの姿で侮辱し、あわや俺とは何も関係のない世界の蹂躙に利用されたなどと、それこそ不愉快極まりのない事だ。」

口元の宿儺「俺は奴をこのまま生かしておくつもりはない。だが現状がこの有様では元もこうもない・・・・故に・・・」


口元の宿儺「お前たちに俺たちの“真実”を開示してやろう。」


播磨局、通信越しのカルデアのみんな「―――!?」

【真実・・・?】
【それってどういう事なの?」←
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/25(木) 00:03:15.59 ID:q7mrdDn50
口元の宿儺「言葉の通りさ。お前たちカルデアの術師が不甲斐なさ過ぎるせいで俺もこれ以上黙ってられるものではなくなった。」

口元の宿儺「このままでは俺たちもまた、あの河神ラドンと名乗る奴に餌をやられるだけの存在と成り果ててしまう。そのなる事は俺にとって一番の不愉快だ。」

口元の宿儺「奴を倒す為にも、これらをもって俺たちの真なる正体の開示をする“縛り”を設けようかと俺は思っているのだが・・・」

呪詛師エリザベート「開示って・・・宿儺、貴方がやろうとしていることは―――」

口元の宿儺「言わずともよい。本来ならば、この世界で最も異物である俺たちの存在が明るみになれば、この世界の抑止とやらに消される可能性があるのだが・・・」

口元の宿儺「今のこの状況下でようやく全てがわかった。この件は必ずしも俺たちの真なる力でなければ、取り返しのつかないことになるのは確実だと・・・」


口元の宿儺「クククク・・・・そう思えば、俺たちをここに呼び出させた抑止力の奴も、花の魔術師も、俺たちに土下座してでも世界を守って欲しいとせがんでくると俺は確信してる。」

口元の宿儺「お前らもいい加減に素直になれ。お前たちもまた、真の存在を隠し続けることに限界を感じてきているのだろう?」

口元の宿儺「もっとも、お前たちの真の呪術を解放したところでアイツを救えるのかは知らぬのだがな・・・。」

呪詛師エリザベート、播磨局「・・・・・・・・・・・・」

【エリちゃん、播磨さん・・・・?】←


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ちょっ・・・宿儺。君はいったい何を言っているんだ?世界の抑止力が君たちに土下座をするだって?なんで抑止力が君たちにそのような権限があると確信しているんだい?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「宿儺はラドンによって呼び出されたとはいえ、君たちはこの特異点修正の為に抑止力によって召喚されたはぐれサーヴァントではないのか?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「はぐれサーヴァントとして召喚された者である以上、抑止力自体が君たちにお願いされることなど・・・」

口元の宿儺「その抑止力自体が俺たちにそのような“縛り”を結ばせてこっちへと召喚されたのが俺たちだととしたら?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「―――!?」


【えっ・・・‥】
【“縛り”を結ばせた・・・・】←

シオン(通信)「・・・・・・・・・・・・・」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/29(月) 23:23:06.91 ID:qAWzbJff0
口元の宿儺「ところで・・・お前たちの仲間のサーヴァントのロードエルメロイとやらはどうしたというのだ?奴もあの攻撃を受けたのだろ?」

シオン(通信)「はい。確かにラドンが放った宝具らしき光はサーヴァント・諸葛孔明の疑似サーヴァントであるロードエルメロイ二世にもあって、彼も同じく数時間気絶した程度で済んだのですが・・・」

―――――――――――――――――――――――――――
数分前(カルデアのマスターがアジトで目覚める前)・・・・ストーム・ボーダー:管制室内にて・・・


シオン「エルメロイ二世さん!起きてくださいエルメロイ二世さんッ!」

ロードエルメロイ二世「・・・‥ハッ!シオン‥それにダ・ヴィンチ女史・・・‥。私は‥いったい・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「あの河神ラドンの宝具によって君やここにいる我々も数時間の間、その意識を失っていたんだ。」

ダ・ヴィンチちゃん「テスカトリポカとモルガンの力があって、早い段階で意識を取り戻せたのだが、あの宝具はいったいなんだったのか・・・」

ロードエルメロイ二世「そ、そうか・・・‥私も何が起こったのかサッパリ分からなかった・・・‥。ただ、私の眼に見えたのは数多くの歓喜、数多くの幸福・・・」

ロードエルメロイ二世「それがこうも果てもなく、こうも簡単に私の頭にねじ込まれるように無限の幸福感が私の中へと・・・・」


ロードエルメロイ二世「‥は・・・はははははは・・・‥これは私でも理解が追いつけない・・・・アレは魔術を遙かに超えたシロモノだ・・・私の手におえるモノではない・・・」

ロードエルメロイ二世「ハハハ・・・・ハハハハハハハハハハハハ・・・・・・‥」スタッ・・・スタッ・・・スタッ・・・スタッ・・・・・・


シオン、ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・・・・‥」

―――――――――――――――――――――――――――――
話は現在に戻り、


シオン(通信)「そういう訳で、ロードエルメロイ二世は河神ラドンの宝具に参ってしまったのか・・・あの様子では彼はまともに話を聞くことも会話することもできないと判断し、」

シオン(通信)「彼は一度霊体化して医務室に運ばれまして、彼は今回の件としては再起不能(リタイア)かと・・・・」

【そう・・・・・・】
【でも彼が無事で良かった】←


口元の宿儺「・・・そうか。やはりあの術式は少しながらもカルデアにも届いていたというのか・・・全くとんでもない術式を見せられたモノだな・・・」

口元の宿儺「まさか六眼持ちでなければ使えぬ領域展開をあの実一つで再現させるとは・・・やはり奴はタダモノではない・・・」

口元の宿儺「あの領域展開・・・・『五条悟』にしか使えない領域展開――『無量空処』をあのような形で再現させるとは・・・・」


【!?】←
【(いま、五条悟って・・・‥)】←
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/30(火) 00:09:16.27 ID:GdQ7mkcF0
口元の宿儺「さて、与太話はここまでだ。単刀直入でお前たちカルデアに言う事がある。」

口元の宿儺「お前たちは今の俺のことをエリザベート・バートリーの霊基と融合された“両面宿儺”と見ているようなのだが・・・・」

口元の宿儺「俺は正確にはお前たちの知る“両面宿儺”ではない・・・・日の本の伝説にて語られる怪物でも仏教の開基の存在でもない。俺は俺で呪いの王・・・」

口元の宿儺「呪術を用いて、呪術全盛の時代を好きに蹂躙してきた呪いの王・・・・史上最強の呪術師と言うべき存在と言うわけだ。」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「史上最強の呪術師って・・・・そんな事、カルデアのデータには何も記されていない。例え君がそうだとしても・・・・」

口元の宿儺「記されていないのは当然だ。俺はお前たちのカルデアの事など何も知らん・・・いやむしろお前たちのような魔術師という存在も聞いたこともない・・・」

口元の宿儺「少なくても俺がいた“世界”にカルデアも魔術師も、サーヴァントというモノは存在しない・・・そのような概念さえも俺がいた世界には存在しない・・・・」

口元の宿儺「俺の世界にあるのはこの渋谷に再現された呪力・・・即ち“呪いの力”が原動力であり、俺の世界の基礎と呼ぶべきか・・・」

【呪いの力が原動力って・・・・】
【!?。まさか――――】←

口元の宿儺「そうだ・・・・俺たちは元からお前たちの世界の人理定礎を守りに来た、抑止力に呼ばれた“サーヴァント”なんかではない・・・俺は・・・いやここにいる俺たち3人こそ・・・」


キィィ〜〜ン!ピカァァーーン!

呪詛師エリザベート→両面宿儺(エリザベート)「『呪術廻戦』と呼ばれる並行世界から呼び出された呪術師。それが真実の開示だ。」

通信越しのダ・ヴィンチちゃん「―――――!?」

通信越しのシオン「・・・・・・・・・・」

播磨局(■■■■)「・・・・・・・・・・・・・」


【呪術(じゅじゅつ)・・・廻戦(かいせん)・・・‥】←
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/05/01(水) 23:16:48.92 ID:VElGLUEp0
河神ラドンの持つ不可解な能力と術の内容‥そして河神ラドンにマシュ・キリガガライトの捕獲された事実により、もはや為す術がなくなったと思われたカルデアのマスターたち

そんな彼女たちに両面宿儺(エリザベート)は彼女たちの絶望している様子を嘲笑うかのような素振りを見せつつ、今の状況が自分自身にとって不愉快極まりない事であると判断し、

宿儺はカルデアのマスターたちに本来の宿儺たちがどのような存在である事という真実の開示によって彼女たちに単刀直入で伝えた。


それは彼らがカルデアのマスターたちの世界には本来存在しないはずの人物である事を示しており、宿儺はそれを承知の上であった。

そして宿儺は自分やとある人物らを含めた3人が『呪術廻戦』という異世界から来た者であると情報開示をし、カルデアのマスターたちはその事実にただ驚く事しか出来なかったのであった。


今、カルデアのマスターたち(FGOの世界)と宿儺たち(呪術廻戦の世界)と、この2つの世界の存在が本当の意味で出会う形となり、

この2つの人物らがこの2023年度のFGOのハロウィンイベントに偽造し、呪いが渦巻く渋谷の特異点と化した渋谷に大きな激震が走るのであった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

怪奇ハロウィン廻線〜呪いと陰陽の聖杯戦線〜  ←バリィィィ〜〜ン!!(タイトルがひび割れるように砕け散る)

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特級異世界案件  人理定礎値:不明


呪霊廻廊戦界チェイテ・渋谷獄門疆

「Cosmos in the 呪術廻戦」


呪術廻戦×Fate/Grand Order 非公式コラボイベント
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/05/01(水) 23:39:23.33 ID:VElGLUEp0
というわけで開示がかなり遅れましたが、2023年のハロウィンと見せかけたFGO 呪術廻戦コラボです。

話は気まぐれ投稿継続ですが、まだまだ続きます
――――――――――――――――――――――
おまけ

呪術廻戦×Fate/GrandOrder スペシャルコラボイベント


怪奇ハロウィン廻線〜呪いと陰陽の聖杯戦線〜 CM

呪霊廻廊戦界チェイテ・渋谷獄門疆


メインテーマ:青のすみか(FGOバージョン)

CV:櫻井孝宏バージョン


『君たちに私を祓う事など不可能。それが事実だ。』

『黙殺されたハロウィンの渋谷にて巻き起こる、カルデアにとっての真っ黒で最低最悪の聖杯戦線』

『カルデアのその願いが、呪術師の呪いを目覚めさせる』


『呪術廻戦×Fate/GrandOrderスペシャルコラボイベント――呪霊廻廊戦界チェイテ・渋谷獄門疆――』

『さぁ・・・・思う存分、呪い合おうじゃないか!』
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/05/04(土) 23:19:31.35 ID:QX8dFd+G0
第十四節:五条悟
――――――――――――――――――――
クロスタワー内:吉備真備(■■■■)のアジトにて・・・‥


両面宿儺(エリザベート)「・・・・・・・・・」

【呪術(じゅじゅつ)・・・廻戦(かいせん)・・・‥】←

【いったいそれって・・・・】←


シオン(通信)「やはりそうでしたか。どうも宿儺の言ってる事があまりにも不可解な内容だったのですが、そのような理由であればこちらも納得するかと・・・」

【納得って・・・】
【シオンさんは知っていたの?】←

シオン(通信)「はい。以前、私が吉備真備さんに自身の事を“呪術師”であると自称したのを覚えていますか?」

シオン(通信)「あの人や宿儺たちの持つ呪術、あるいは領域展開たる呪術の発動・・・それらの関連から彼らは生前、呪禁師の術を何らかの形で会得したのかと我々はそう思っていました。」

シオン(通信)「しかしこの特異点で我々が見知ったであろう‥呪霊サーヴァントの存在、“縛り”という制約、そして“五条悟の『無量空処』”・・・」

シオン(通信)「これらの3つはこちら側にとっては前例もなく、尚且つあまりにも不可解な点が多くあり、宿儺が開示した証言から・・・・」

シオン(通信)「これら3つの存在と宿儺たちが使う呪術は、元から汎人類史には存在しないモノであると確信があり、もしそれらが本当の事だとすれば――」

【それってつまり・・・】←

【宿儺たちは始めから汎人類史に存在しない存在ってこと?】←

両面宿儺(エリザベート)「・・・・そうだ。」




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