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日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」

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846 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/23(木) 01:31:28.09 ID:CuUW0Nek0

勇者日向「…………」

俺はベッドに座って茶柱が部屋に入ってくるのを待っていた。『大事な話がある』『見せたい物がある』って話しだったけど、一体何の──


武闘家茶柱「お、お待たせしました……」

おっ、やっと入って来た入って来た。一体何の用事が……。


勇者日向「…………」

武闘家茶柱「…………」

勇者日向「あのー、茶柱?」

武闘家茶柱「な、なんですか?」

勇者日向「何でお前は素っ裸で俺の前に現われたんだ?」

折角武闘家のこいつにピッタリかつ暑くても平気な『希望ヶ峰学園の体操着とブルマ』が手に入ったってのに、今更なんで──


武闘家茶柱「す、素っ裸じゃありませんよ! 忘れたんですか!? 転子達が何の為に今まで特訓を重ねてきたか──!!」

勇者日向「何の為って──あ」

そこで俺は「ある可能性」に思い至った。こいつ、まさか……!


勇者日向「もしかしてお前今『バカには見えない服』を着てるのか……?」

茶柱は顔を真っ赤っかにさせて、コクンと頷く。……そういえば体操着とブルマが手に入るまでは『この装備を着て貰う為』って名目で色々とやってたんだっけな……。


武闘家茶柱「……明日の早朝、転子達は魔王城に出発します。そして、魔王を倒す事が出来れば……」

勇者日向「多分「ゲームクリア」元の世界に戻れる……だろうな、多分だけど」

真宮寺の奴が言ったことを信じるならば、魔王を討伐すればプレイヤーである俺達の勝ちだ。無事に元の世界に戻ることが出来るだろう。


武闘家茶柱「……それで、その前に『特訓の成果』って奴を見て欲しかったんです。……転子の羞恥心は、自分の意思でかなり制御出来る様になりました。男死嫌いも凄く治りました。……それもこれも、日向さんのおかげです」

勇者日向「俺は何もしてないよ。お前が自分で頑張った成果さ」

実際、こいつが苦手な事を二つも克服できたのは本当に凄いことだと思う。元の世界に帰ったらみんなビックリするんじゃないか? 冗談じゃなく病院に行くことを勧められるかもな。


武闘家茶柱「……ほんと、色々ありましたよね。カジノで入間さんに洗脳されて野球拳をやらされたり……ああ、そう言えば初めての同衾はセイジョウさんのメイド喫茶ででしたっけ」

勇者日向「お前よく覚えてるなぁ……まぁ俺も覚えてるけどさ。お前に絞め落されたし」

武闘家茶柱「よ、余計な事は思い出さなくて良いんです!」

勇者日向「いやだってお前とは本当に色々あったからさ……。伝説の裸エプロンを誰が着るかでオーディションをやったらやる前もやった後もボコボコにされたし、尾美田の胸に間違ってダイブしたら聖なる泉の方にぶん投げられたし、王都の川で全裸で水泳の練習もやったし……」

武闘家茶柱「初めて「バカには見えない服」を手に入れた時は口説かれましたしね。しかもその所為で何度も何度も一緒にお風呂に入ることになって……」

勇者日向「魔法使いの里じゃあお前が俺に母乳を朝昼晩3食分吸われたし、八岐の街じゃあマッサージをしてやったっけ。……初めてお風呂で互いの身体を洗い合ったのもその時だったよな。「ご主人様」ってお前が言ってくれた時は新鮮で嬉しかったよ」

武闘家茶柱「他にも色々ありましたからね……。一緒に湯船に浸かったのは、私が人食いミミックの呪いを受けた時でしたっけ。……あの時は本当に襲われちゃうかと思いましたよ」

勇者日向「悪かったって……。あの時も言ったけど、こういう男もいるから気をつけろよって忠告してやりたかったんだよ。……聖獣の森の神秘の泉で裸で抱きしめ合ったりもしたっけ」

武闘家茶柱「あの時は尾美田さんも一緒でしたね。……記憶に新しい事と言えば、苗木王子とその正妻候補の皆さんと一緒に衆人観衆の元、全裸で川で泳いだ事でしょうか。あとはあの「デート」……ですね。ジェットコースターに乗って、カップル専用のメリーゴーランドに乗って、VRお化け屋敷でその……そ、その後のローション風呂でも色々とハレンチでイヤらしくてエッチな事をしちゃいましたし……」

勇者日向「……後悔してるか?」

不安になってそう聞いた俺に、茶柱はふふっと微笑みかけながら──


武闘家茶柱「いいえ、全然。……この世界の、みなさんの、日向さんのおかげで転子は「大きく成長できた」って感じられるんです。不思議な話ですけどね。あれだけハレンチなのもイヤらしいのもエッチなのも嫌いだったのに、今では「ああ──人生にはそういう事も必要なんだな」って分かるようになりました」

勇者日向「そっか……それなら何よりだよ。こんな倫理観が滅茶苦茶な世界だけど、お前が「良かった事もある」って思ってくれたなら俺も嬉し──茶柱?」

そうして不意に俺の身体に抱きついてきた茶柱に──

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