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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part4
	- 868 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/12/07(土) 22:16:55.75 ID:UzFu06IQ0
 -  ―古城 地下空洞 
  
  
  封印結界「」バチバチ… 
  
  
 「……その命令は受理できません」 
  
 ロムリン「なぜだ?」 
  
 「私の存在意義に反しています」 
  
 ロムリン「存在意義か……。しかしラティア・ヘイヴンは事実上既に滅んでいる。君の存在意義が国の維持・発展だとするならば……それはもう、失われている」 
  
 「…………」 
  
 ロムリン「その上で改めて存在意義を考えるならば……この国を滅ぼした雷霆の魔王を野放しにせず討ち滅ぼし、民の弔いを完遂すること――と再定義することはできないかね?」 
  
 「魔王の討滅には賛同します。しかしその為に――」 
  
 ロムリン「……」 
  
 「この浮島を爆破して魔王を道連れにするという作戦は、決して認められません」 
  
 ロムリン「………あくまで最終手段だ。この島には僅かだが生き残った人形やゴーレムたちに、後から移り住んだ空妖精たちがいる。彼らまで巻き込むことになる作戦は私とて本意ではない」 
  
 「であれば、尚の事認めるべきではありません」 
  
 ロムリン「だが――彼奴を生かしたまま地上に放てば、いずれはこの国のみならずこの星全てが雷雲に呑まれて滅びる。例え5分の1と言えど、星の力を魔王が手にすればどうなるかは君の計算能力があれば容易くわかるだろう」 
  
 「そうであれば、私の全能力を用いてこの星を破壊致しましょう。星の力とて、源流を絶てば維持は不可能です」 
  
 ロムリン「……君は、自分が何を言っているかわかっているのか? もし本気でそんなことを言っているのなら、君の機能を停止させなければならなくなる」 
  
 「冗談ではありません。元より、私は地上の生命などには何の感情も抱いていない。地上などよりも、この島の存続の方が遥かに重要です。私の存在意義は、この浮島国とそこに生きる生命たちに尽くすこと。私が製造された遥か過去より現在に至るまで、それは何一つとして変わらない根幹です」 
  
 ロムリン「……」 
  
  
  トコトコ パタパタ 
  
  
 ロムリン「む、誰だ」 
  
 クロシュ「こんにちは……」 
  
 セイラ「こ、こんにちは……」 
  
 妖精「ロムリン王、今誰と話してたの?」 
  
 ロムリン「君たちか。今のは――」 
  
 幾何学模様の描かれた球体「……」 
  
 ロムリン「彼だ。ゼーレシルト・フォルカロスと言う。かつてこの浮島国を管理統括していたセントラルゴーレム……簡単に言えばゴーレムや人形たちのリーダーだ」 
  
 ゼーレシルト「あなた方のことは王より伺っております。この度は、雷霆の魔王討伐の為に志願してくれたとのこと。ゴーレムを代表し、御礼を言わせて頂きます」ペコリ 
  
 クロシュ「わあ……」 
  
 セイラ「まんまる……」 
  
 妖精(球体なのに、なんか頭を下げたような感じの雰囲気がする。面白い……) 
  
 ロムリン「今はもう管理する必要もないから、専ら私専属の話相手にしかなっていないがね」 
  
 ゼーレシルト「今でも疑似星脈の維持・修復等を行っております」 
  
  ☆まんまるゴーレムのゼーレシルトと出会いました 
  
 お話します 
 ↓1〜2 何の話をする?  
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