【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】

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669 :1 [saga]:2025/07/19(土) 10:04:45.54 ID:bnyMj/Cq0
 『人ならざるものがこの世のものとは思えないような所業で禍をもたらすのだと言う』


 『米国の兵が巡視を増やしたのはそういう訳かと合点がいった』
 

 『終戦から明るいことばかりではなく、暗い影も点々と落としていた』

 
 『それを特に気に留めず、黙々と廃材を運ぶ。これを分別すれば金を手に入れられるのだ』
 

 『仕事を終え、配給切符を貰い受けた私だが・・・喉の渇きはあるものの空腹感は全く無かった』


 『腹に妙な物が付いて以来、そうなってしまっている。これは病なのか・・・』


 『空襲を免れた家々の間を歩きながらそう考えていると・・・どこからか呻き声が聞こえた』


 『・・・ヴヴゥ゙ゥ゙・・・』

 ショウ『・・・!?』
 
 『ガァァアアアアッ!!』
 

 『目の前に現れた怪異に、私はこれも病によって見えている幻覚なのではと疑心した』


 『>>670
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 10:33:43.31 ID:o/lilInjO
妖怪やお化けといったものは絵本や小説の中の存在に違いない、よもや現実に存在する筈などないのだから…
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 10:34:27.26 ID:PPfOBSizO
こちらに気がついてはいないようだが…
私はふと手の中に小石を握った、無論効くはずないのかもしれないが
672 :1 [saga]:2025/07/19(土) 21:49:04.54 ID:bnyMj/Cq0
 『妖怪やお化けといったものは架空の存在に違いない、よもや現実に存在する筈などないのだから』


 『こちらに気がついてはいないようだが・・・表に出てしまえば、忽ち大惨事となるだろう』


 『私はふと手の中に小石を握った。無論効くはずないのかもしれないが・・・』


 『ここを曲がった先に焼け残った工場があったはず・・・そこへ誘き寄せるには十分だ』

 
 『怪異が表の道に気付き、そこへ向かおうとしている。私は力一杯小石を投げ飛ばした』

 
 『見事に怪異の頭部に直撃し、私に気付いた。そこからは無我夢中で走り続けていたので記憶が曖昧だ』


 『やっとの思いで骨組みが僅かに残った工場へ着いた途端・・・腰に巻かれたそれが唸り、光り始める』


 『手を見やると人のそれではなく怪異と似たような異形の形となっていき、顔が何かに覆われていく』


 『触れると鋼鉄のように硬い。目の上辺りから触覚が生えていた』


 『体も鋼鉄の鎧を纏っているようで、腰のそれが光らなくなった時には・・・人ではなくなっていた』


 『>>673
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 22:03:38.25 ID:o/lilInjO
私も怪異になってしまった
……しかし気持ちは先ほどの者とは違うだろう、憤怒が湧き上がっていたからだ
辛く苦しい時を乗り越えて平和に過ごそうとしている人々に対して害を成すとは……!
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 22:07:17.77 ID:RiNHJ2P5O
……こんな姿になるとはなぜだ…
私もあの者みたいに日陰で暮らさなければならないのか?
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