安価ダンガンロンパSSを復興させたい

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1 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 12:27:48.99 ID:p5pl6xro0
最近めっきり見んくなったんやけどなんで居らんくなったんや…
めっちゃ書きたいんやがもう流行り遅れか?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1751686068
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 13:20:41.98 ID:WwFD/TURo
書いてみよう話はそれから
3 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 14:15:06.35 ID:p5pl6xro0
せやな。とりあえず全部安価でやりたかったんやが今そんな人はおらんやろうし
キャラだけは決めといたんや
一応ツールとか駆使して立ち絵も作ったからちょっと見てクレメンス
4 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 14:17:12.48 ID:p5pl6xro0
https://imgur.com/YetkKd9
5 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 15:08:19.07 ID:p5pl6xro0
とりあえず全員まとめたやつ投下するから少し待ってほしいンゴ
6 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 15:26:26.60 ID:p5pl6xro0
https://imgur.com/a/Uh3nRGR
7 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 15:27:57.27 ID:p5pl6xro0
とりあえずちゃんと貼れてるかわからんけどキャラはこんな感じや
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 16:49:31.68 ID:p5pl6xro0
スマホからすまんな
ちなみにワイが安価論破書くでってなったらどれくらい人おるんや??
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 17:48:50.37 ID:LhVcNDFvo
>>3
気持ちは分かるけどこういうのってむしろキャラ作りがメインの印象あるわ
逆にキャラ作りからやったほうが人集まりやすい気がする
あくまで個人の感想だけど
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 18:19:57.49 ID:p5pl6xro0
なるほどなぁ。ほんならキャラ作りからやって見るか??
まあこんな立ち絵できるやでーってことで

しつこくてすまんがそうやったらどれくらいおる??
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 19:03:26.83 ID:WwFD/TURo
12 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:08:27.90 ID:p5pl6xro0
予想してた通りめっちゃ人おらんな。
今回だけはしゃーないもう作ったキャラクターと作った舞台でやらせてくれメンス。
死ぬ順番とか生き残りは全部安価で決めるから、なんならもうコミュニケーション撮る相手も全部決めてくれてええで

今回は復興の足掛かりってことで完結させてある程度人が集まった暁には全安価でやるから
それでも参加してくれるか?
13 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:30:03.34 ID:p5pl6xro0
とりあえずエタ対策として
14 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:32:03.98 ID:p5pl6xro0
・安価はしばらく↓1
・安価が10分以上ない時は自動的に一番上の安価で進行

その他は
・とりあえず本編の別世界線っていう設定
・本編のネタバレはできる限り抑えてクレメンス(もうだいぶ前のゲームやからみんな知ってるかもしれんが)
・あとは順次追加

でゆるっとやっていくやで
15 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:33:27.72 ID:p5pl6xro0
目を開けると、目の前は一面の緑だった
青い空白い雲なんて言葉を聞いたことはあるけれど、それとは全然違う。

葉っぱがざわざわと音を立てて私のぼやけた視界を、意識をゆっくりと鮮明にしてくれる。

「…倒れてたんだ、私。」

まったく知らない場所で目が覚めて、まったく心当たりのない状況で、まったくもって意味不明で
普通の女の子ならきっと泣いちゃったりして大慌てしてたんだろうなって。

けど今は違った、だってそれ以上におかしなことがあったから。

「…何してたんだっけ......」

何にも分からない、どうしてこんな状況になってるのか、どうしてここに来ようと思ったのか
私はいったい誰なのか、家族は?年齢は?好きな物とか嫌いな物とかは?恋人はいたっけ?
訳の分かんない状況でずっと考え事をしてたからかズキンと頭が痛くなった。

「四葉…四葉。代。私は四葉代、超高校級の…超高校級の幸運だ...」

頭の痛みが消え去った瞬間、カチッと何かのピースが一つはまった気がした。

「なんでこんな大事なこと…忘れちゃってたんだろう」

思い出した、自分の名前と、自分の才能を
けど、思い出したのはそれだけ、なんでここにいるのか、いったいどんな状況なのか、それに心当たりは全くなかった。

「…びぇぇぇぇぇぇんっ!!!」

だから…だからめちゃくちゃ怖くなった、だって高校一年生の女の子がこんな森の中で…しかも一人で
きっと誘拐されたに決まってる、しかも私は超高校級の幸運だ、普通の女子高生じゃない、超高校級
超高校級っていえば...超高校級っていえば...えっと…超高校級っていえば…何????

でもきっとなんだかレアな響き、きっと香港とか中東とかに売られてストリップショーに出るダンサーとか大金持ちの第4夫人とかにされちゃうに決まってる
…ん?なんでそんな風に思っちゃうんだろう?あれ???

「…どこなんだろ…ここ…グスッ」

なんだかもう色々頭の中をぐるぐるしてて涙も止まっちゃった
とにかく家に帰んないと、家がどこにあるかなんか全然思い出せないけど。
16 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:34:51.90 ID:p5pl6xro0
とりあえず、とりあえずは地面でばたばたもがいてないで立って周りをぐるっと見渡してみることにした。

「すっごい森、というより山…なのかな?」

左右上下見渡す限り木か草か花、一面が全部緑か緑を一部に取り入れた自然由来の物で埋め尽くされている
分かることっていえばここは山か森なんだろうなってことくらい。

「でも誘拐犯はいなくて…」

誘拐犯はいない、スマホもない、食料も水も何もない
嬉しい事1個、嬉しく無い事2個、多分考えれば考えるほどうれしくないことは積もっていきそうな気がする。

「…空気がおいしいから…爽快」

よし、これで今の所嬉しいことと嬉しくないことが半々の比率になった、大丈夫きっと未来は明るいはず。

「あ。見たことない花、なんかいい匂いとかしそう」

これで嬉しいことは3つ、今この状況はとにかくポジティブな状況ってことになる
よくよく考えると凄いじめじめしてるけど、それは加湿されてるってことだから喉にもいいはず
嬉しい事を4つに増やした、決して無理やりじゃない、どんな状況でも空気が潤ってれば嬉しい…はず

全然思い出せないけど。

「…これでいいんだよね?」

ちょっと不安になったから呟いてみちゃったけどもちろん誰からも応答はなくて
小鳥が答えてくれるとか、不思議な小動物が目の前に現れるとかもない
しかもよくよく考えると全然記憶喪失だから、今まで積み上げてきた些細な嬉しい事が全部崩れてしまう

自分がものすごい大犯罪者で記憶喪失になったことで新しい第二の真っ白な人生が歩めるのかもしれないなんて想像も頑張ってしてみたけど
そんな空論より記憶喪失っていう大きすぎる事実が全部を打ち壊してくる。

「…お先真っ暗だよぉ…グズッ」

なんだか一気に疲れてその場に座り込んでしまった
私は本当にこれからどうなっちゃうんだろう...。

■<四葉と遭遇する人物を安価>■
面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定
↓1
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 19:45:20.03 ID:i5KgHxmd0
久しぶりの安価ダンガンロンパスレだ
14
18 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 20:21:49.62 ID:p5pl6xro0
「…私より。ですか?」

地面に座り込んでこれからの暗い未来について想像していたときに声が聞こえた
細くて儚くて小さな声で。

「すいませんっ!!いまっ!今…」

きっと助けに来てくれた人だと思った、だから急いでその声の方向を向いて助けを求めようとしたけど。

「えっ…」

「大丈夫ですよ。森の幽霊とかではないです、精霊でもなければ魔女でもないですから、安心してください人外の類ではないです」

「あの…お怪我を?」

「生まれつきです、光に弱いので…日光をケアするために、足のことを問われているのであれば、これも生まれつきです」

私の視線に先にいるのは車いすに座っている天使みたいな女の人、幻想的な見た目で…もしかするとこれは極限時の幻なのかもしれない…
その人は私を安心させるようにお母さんみたいな優しい口調でゆっくり私に話しかけてくれている。

「現地の人とかですか?」

「申し訳ありませんが違います、恐らく貴方と同じ状況かと…」

「安心しましたっ!これで臓器ブローカーによる臓器密売のための誘拐の線とストリップダンサーとして中東辺りに拉致される心配はなくなりました!!」

「うふふ…意外と失礼ですね?内臓は元気ですし、やろうと思えば座ったまま脱げるんですよ?」

「あっ…ごめんなさい!!!つい…安心しちゃって…」

「大丈夫です。さっきなんて「なーにクララにあこがれてんのよ!アルプスの山脈から下り落ちてヤギの餌にでもなってなさい!!病弱ブス!!」って言われましたから」

「ひっどい!!!……ん?もしかして他にも人がいるんですか?」

「気になさらないで?貴方も同じようなものですよ?…ええ、皆さん。恐らく、匂いと声の感じから私を含めて15人ほどかしら」

「怖い人とかいましたか?ほら。誘拐犯みたいな…」

「大丈夫です、皆さん聞いた感じですと同じ状況ですから」

「じゃあみんな記憶喪失で森か山かわからないところに拉致されてるってことですか!?」

「…?」

首を傾げられるとともにキィッと車いすが軋む音がした。

「記憶喪失…ですか?」

「え…。名前と超高校級ってことしかわからなくて…それで途方に暮れてるって状態じゃ…」

「えっと…そう…ですね?どう申し上げたらよろしいでしょうか」

「そこで気を使わないでくださいよっ!大丈夫です…!どんな現実でも受け入れますから!逆にそこで言い淀まれると不安になっちゃいます」

「…してますね。いま」

「え!?なにしてるんですか!?」

「パーティーしてます。今。新入生歓迎ドッキリオリエンテーションだって言って」

「ぱぁてぃ?…えっ。こんなボロッボロに不安な状況なのって...」

「貴方だけです。騒がしいのが苦手で外に出た人は私みたいに何人かいましたけれど…」

なんで人がこんなに不安に押しつぶされそうになってる中でパーティーなんかしてるんだろう
いや本当に、記憶喪失を自覚してから初めて怒りが沸き上がってきた。

「えっと…はい?」

「わかりますよ。今もう飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎですから、危機感とかそういう面とかの」

「いや…記憶喪失ですよ?!記憶喪失!!!誘拐!!!」

「弱視に選定性の歩行困難です。そのカードの切り方は私の前では悪手かrと思われます」

「知らないですよ!!!自分が何者かもわからない思春期の危機なんです!!!!!」

「大学生くらいになるとインドに行きそうですね。自分探しに」

「行きませんよ!!!!というよりインドってどこですか!!!」

「そのレベルの記憶喪失なんですか?それは…」

「スフィンクスあるところですか!?ピラミッドあるところですか!?」

「あ。もともとの学力の問題ですか…」
19 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 20:28:52.81 ID:p5pl6xro0
少し離席。九時〜九時過ぎから再開します
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 21:03:50.43 ID:WwFD/TURo
おつ
きたい
21 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc [sage]:2025/07/05(土) 21:26:22.66 ID:p5pl6xroo
再開
まじで書き溜めてない勢いやから遅筆なんは許してくれメンス
22 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 21:45:12.64 ID:p5pl6xro0
「ん?じゃあここからパーティー会場は近いんですか?」

「いえ。少し離れていますね」

「そんなにうるさいんですか?そこ…?」

「あ。そういうわけではなくてですね、とある方が入学者が全員集められているのであれば一人足りないという話になりまして、パーティー離脱したメンバーで捜索しようということになりまして…」

「それで私を見つけてくれたんですねっ」

なんとなく状況がつかめてきたようなそんな気がする
今は皆誘拐?をされてしまって、このよく分からない場所に集められている
それにここに集められているのはみんな超高校級の人たちばかりで、皆が新入生ってことらしい

つまり私も記憶はないけれど、新入生の一人で、きっと入学式か何かに行こうとしていたところを拉致されたんだと思う。

「とりあえず自己紹介をしておきましょう、私も貴方のお名前を知っておきたいですし」

「あっ!そっか…えっと。超高校級の幸運の四葉 代(ヨツバ カワリ)って言います!」

「四葉さんですね。改めましてよろしくお願いいたします、私は超高校級の天文学者【星島 キララ】(ホシジマ キララ)と申します」

「…天文学者?」

「あ。今星見えないだろって思いましたね?」

…悲しいけど図星だった。

「うふふ、それが星が見えなくても星空を学問することはできるんですよ?それに夜だとまだ灯りが少ないですから少しの時間なら目隠しを取れるんです」

「そうなんですか…だからなんだかとっても神秘的な雰囲気なのかな。さっきからなんだか落ち着くというか…安心するっていうか…」

「それは気のせいですよ、私も皆さんと同じ高校生なんですから。人より落ち着いているっていう所は自覚していますけれど」

「ちなみに天文学者って何するんですか?隕石と戦って加勢を侵略するんですか?」

「全然違います、星空を研究して未知の惑星を見つけたりして名前を付けたり…といっても一般の人や興味のない方には馴染みがないかもしれないですね」

「じゃあきらら星があるってことですかっ!?宇宙人はレーザー銃もってるんですかっ!?」

「侵略も未知との遭遇もしていませんよ?さっきからやんわり失礼ですよ?」

「…ごめんなさい、なんだか人にあえた嬉しさと未知との遭遇ともうわけわかんない状況でなんだかおかしくなっちゃってるのかもしれないです…」

「いえいえ…私はそこまで厳しい人間ではないですが。お集りの皆さんの中には気難しい方もいらっしゃるようですので…」

「「なーにクララにあこがれてんのよ!アルプスの山脈から下り落ちてヤギの餌にでもなってなさい!!よくよく見たらおいしそうなのチーズのっけてるトーストだけじゃない!あとあのブランコ誰が吊るしてんのよ!!病弱ブス!!」って言われたんでしたっけ?怖いなぁ…」

「あ。増えてますね。なんだか地味に二言葉くらい増えてますね。本当に記憶喪失なんですか?」

「自分自身が分からない!!思春期の危機!!きっと私の名前は四葉代!!超高校級の幸運!!な気がする女の子です」

「誇らないでくださいね。思春期どころか色々危機ですから。その状況」

23 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 22:02:00.42 ID:p5pl6xro0

そこから私は星島さんといろんなことをしゃべりながらみんながいる場所に連れて行ってもらうことにした。

道中は少し長かったけど、その間にもいろんなことを教えてもらった
例えばここは山の奥にあるキャンプ場見たなところだってこと、近くには川が有ったりちょっとした商業施設のようなものが有ったりするってこと
皆は大きなコテージのようなところに集まっていて人数分の個室も用意されてるってこと。

「超高校級tってなんなんですか?ごめんなさい、あんまり…そこらへん覚えてなくて」

「一般的には世界的な功績を残した人や常人離れしている人、その分野のプロだったり世界的な著名人だったり。様々ですね」

「じゃあ私はスーパーラッキーガールってことなんですか…?誘拐されちゃってますけど...」

「死んでないってことはきっとラッキー…なのかもしれませんね?」

「じゃあみんなラッキーじゃないですか!ここから出たら山ほど宝くじ買いあさりますからっ!」

「それは個人の自由だと思いますけれど…えらく庶民的というか…こうもっと温泉掘り当てたりなど大きな夢をかなえようとして法がよろしいのではないですか?」

「3億!!!3億は!!!おっきい夢ですよ!!!!家買えますから!!!」

「それはそうなんですけれど…んー。なんと申し上げればよろしいのでしょうか」

「もういいです。3億当たってもご飯ご馳走してあげません!牛王角も牛宮亭も叙々々苑も連れてってあげません」

「全部焼肉なんですね?レパートリーをもう少し増やされた方がよろしいかと」

「キャビアとか!トリュフとか!あとは記憶喪失なんで忘れちゃいましたけど」

「記憶喪失でごまかさないでください。多分そこまで出てきているのであれば単に学力的な問題かと…」

「ちーがいまーす!記憶喪失なんです!」

「そうですか…そう言う事に致しましょう。それが一番平和な気もしてきました」

そんなことを話していると道中はあっという間で目の前には大きなコテージが見えてきた
まるで童話とかに出てきそうな大きくておしゃれで、こんな状況じゃなければ一度は泊ってみたいような
とにかく素敵でキラキラしててゴルバニアファミリーみたいなおうちの前で


なんでか知らないけどみんなでBBQをしていた――――――――――――


■<四葉達に話しかけてくる人物を安価>■
面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14以外)
↓1
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 22:23:32.69 ID:9DgJNVAlO
7
25 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 22:51:02.83 ID:p5pl6xro0
「…初めて見る顔」

唖然としていると身長の高い星島さんとはまた違った意味で神秘的な女の人が近寄ってきた
この人も超高校級…なのかな?いや、話を聞いている限りだとここにいるのは全員超高校級のはずだからきっとこの人も何か凄い人なんだろうなあ

「あ、初めましてっ!記憶喪失!思春期の危機!自分探しにエジプトへ!超高校級のスフィンクス!四葉代です!」

「混ざっています混ざっています。もう今までの会話全部混ざっています」

「…そう、スフィンクスなの。握手をしましょう」

「森守さん。違います、人です列記とした人ですよ」

「…そうなの、残念ね」

「彼女は四葉代さん。超高校級の幸運らしいのだけれど、どうやら記憶喪失のようで…皆さんより少し混乱していらっしゃるみたいなんです」

「…そうなのね、私は【森守樹(もりもり いつき)】超高校級のレンジャーよ。握手をしましょう」

そういって森守さんは私にぬっと手を伸ばしてきてくれた
枝みたいに長くて、しなやかで、とっても色が白くて
握り返してみるとほんのりひんやりしていて心地よかった。

「森守さんもみんなと一緒にバーべーキューをしていたんですか?」

「いいえ、先ほど帰ってきたところ」

「森守さんも四葉さんを一緒に探しに出てくれていたんですよ」

「ええ、そう。帰ってきたら夾竹桃の枝を使って串焼きをしようとしていたから目が離せない」

「そうなんです…ね?」

「…危うく会場が死屍累々としてしまう所だった」

「何を焼こうとしてたんですかっ!?」

「夾竹桃だけど?」

「恐らく毒のある植物か何かなんじゃないでしょうか?」
26 :1さん ◆s5LHgg7FgY :2025/07/05(土) 23:11:00.32 ID:p5pl6xro0
「…夾竹桃と言うのは…簡単に言うと毒性の強い植物」

「えっ……」
「…枝を燃やした煙を吸うだけでも中毒症状が出て立てなくなる」

「まあ……でもそれだと私には関係ありませんね」

「元々立てないからとかそう言うことじゃないと思うんだけどなぁ」

森守さんはそこから色々なことを教えてくれた
例えば散策していた時に見つけた動物や植物のこと、さっきのように毒のある植物のこと、それに食べれる野草のこと
静かな人だけど人とお話するのは嫌いじゃないみたいで、記憶喪失の私にとって色々と勉強になることを教えてくれた。

「でもなんだか記憶喪失直後だからか頭の中空っぽですんなり覚えれちゃいました」

「そう……良かった」

「けど色んなところに毒のあるものが潜んでるんですね、さっき教えてくれた水仙なんて綺麗なお花にしか見えてなかったです」

「…鑑賞する分には美しい、口にしなければいいだけ」

「そう考えると最初から歩けない私はなんだかお得ですね、うふふ。」

「…死ぬほどお腹を壊すこともあるから気をつけた方がいい」

星島さんの時折挟まれるブラックジョークと森守さんの植物トークでなんだかすっかり馴染めてしまった
最初ここで目が覚めた時はもっともっと不安で仕方なかったのに
今はこのふたりに感謝しないといけないな、なんて思いながら私はその場にいる15人のことを見回した
みんな誘拐されたなんて思わせないような楽しそうな雰囲気でお肉やお魚を食べてお話して。

「なんだか楽しくなってきちゃった。二人ともありがとうっ!私みんなにもご挨拶してくるね!」

「あ……」

「…追いかける??押すよ。車椅子」

「気難しい人もいらっしゃるから少し心配ですけれど…そこまで干渉するのもよろしくないでしょうからやめておきます。どうもありがとう」

「…いえ、大丈夫。」

次は誰にお話してみようかな?
ちょっと怖い見た目の人たちもいるけど…でもみんな同じ境遇だし大丈夫だよね!

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7以外)↓1
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 23:21:51.01 ID:p5pl6xro0
次は1で執筆します
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 23:37:09.09 ID:p5pl6xro0
私は奥で焼き鳥を食べながら缶コーラをゆっくり飲んでいるスラッとした女の人に話しかけてみることにした
なんだか明らかに年上って感じの雰囲気で、ちょっと近寄り難いような…。

「んぁ?なーに見てんの?」

「あっ…あっ…えっとぉ…」

「なーによ?取って食おうって訳じゃないんだからさぁ」

「ごめんなさいっ!ちょっと緊張しちゃって!」

「なはは!こりゃまたビビりが増えたね」

目の前の女の人はすくみあがってる私を見てケラケラと笑ってる
ビビりって…そりゃこんな状況…というよりみんなの方がおかしいんだよっ!
……なんて言いたいのはグッと飲み込んでおいた。

「いや!その!お姉さんが怖いって訳じゃなくてっ!」

「この状況が…って感じっしょ?大丈夫大丈夫。そりゃあみんな一緒だから」

「お姉さんも?」

「そりゃそーよ、見てみ?焼き鳥しか食べれてない」

「焼き鳥食べれてる時点で結構順応してるのでは?」

「で?何しに来たの?なんか用あるんっしょ?」

「あ…私が最後のひとりみたいだったから…その…自己紹介を」

「あー…はいはい。あたしゃ【超高校級の射撃部】【下 平子】」

あたまをぽりぽりとかきながら頭をポリポリとかきながら下さんは面倒くさそうに自己紹介をしてくれた
射撃部…ってことは銃を撃ったりするのかな?
ってことはスナイパー?ゴルゴみたいなヒットマンってこと??

「あー…競技射撃のほうね?暗殺者とかじゃないから」

「なんでわかったんですか!?」

「いや…そりゃそんなシリアスな顔されたら察するでしょうが」

「そんな顔してました?」

「めちゃくちゃにしてた、血の気引いてたもん」

「…競技射撃ってなんですか?白人狩ったら5ポイント!みたいなやつですか?」

頭に手を当てて深く溜息をつきながらも下さんはそこから競技射撃のことを教えてくれた
人は撃たないし、実銃も使わない、要するに難しい射的ってことらしい。

「アンタ。天然って言われない?」

「記憶喪失なんで分かりませんっ!」

「ハハハ…こりゃまた癖のある人間が増えたわ」

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1以外)↓1
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 23:41:29.60 ID:i5KgHxmd0
13
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:01:57.32 ID:DoX+pG4l0
「ねえねえっ!アナタ!そこのパーカーの!!」

私も喉が渇いたから飲み物を探していたら後ろから呼び止められた
明るくハキハキしてる声でなんだか仲良くなれそうな気がして振り向いてみるとーーー

「アナタ!記憶喪失なのよね!?すごい!すごいっ!!キャトルミューティレーションでもされたのっ!?」

赤いセーラー服に……頭にロウソク?手には数珠と十字架??
えっと……前言撤回、きっと仲良くなるのが難しそうな…独特な子で…
と言うより頭火傷しないのかな?

「私??私はね!【超高校級のオカルト部】【丑島とら】好きな物はオカルト!で。こっちはみょんみょん!あ。こっちはペソペソ!」

「え…何もいないよ?」

「うん!見えないと思う!だってこれは私が作り出したタルパ。未知不可視の使い魔たちだからっ!」

「へ…へぇ……」

「それで記憶喪失の話!詳しく聞かせて??上空に不思議な光を見たの?それとも黒いスーツの2人組に光る棒でーー」

「あ。えっとぉ…思い出せなくて…」

「どこまでの記憶が無いの!?生まれた時から?それともある一定を境に!?もし後者ならその前後に不思議な体験をしなかった!?」

「してない…かな?目が覚めたらここで…」

「集められた16人の超高校級…みんな口を揃えて目が覚めたらここにいたって言う…そして記憶喪失のアナタ…」

「きっと事件とか誘拐とかだよ…」

「違うわっ!これは選別よ!始まってしまったの!!新人類による!世界最上化計画が!」

「へ…へぇ…そ…そうなの??」

「そうよ!きっと外の世界は既に滅んでいて!ここは山奥を模した方舟!令和のノアの方舟よっ!」

そこから丑島さんは熱く熱く自分の考えを聞かせてくれた
毒のある植物の次に頭に入ってきたのは記憶喪失の私でも分かる突拍子のないオカルトの知識
なんだかすごい複雑な気分だけど…これも何かの役に立つ時が来るの…かな?

「はいっ!お近付きの印にこれをあげるわ!お守りよ」

そう言って手渡された白くてツヤツヤした真珠みたいな小さな球
…真珠より光沢が無いけど…普通の石でも無さそうな……

「これはね、私の小さい頃に抜けた乳歯を粉にして丸く固めた物なの!ビンバビンバ族では強力な魔除けとして扱われているのよっ」

キラキラした目でそんなこと言われたら捨てるに捨てれないし…捨てたら捨てたでなんだか良くないことが起こりそうな気がするよ…。
ポケットの奥にその白い球をしまい込んで私は逃げるように飲み物を取りに行った。
■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13以外)
↓1
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:16:56.10 ID:DoX+pG4l0
次は2
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:33:34.68 ID:DoX+pG4l0
なんとか丑島さんから逃げ切って、飲みもののありそうな日陰のクーラーボックスのところまでたどり着いた
とりあえず冷たい飲み物でも飲んで一息ついてからもう一回だけ状況を整理してみよう。

「…チッ」

クーラーボックスに手を伸ばした瞬間舌打ちが聞こえてきた
そっと木陰の方をみると男の子が1人座り込んでいる。

「お前。うるさいやつじゃねえよな?」

「あっ…うん。休憩というか…ちょっと状況整理したくて…」

「別に何しに来たかとか聞いてないけど」

「ごめん…」

目線も一切合わせず、あさっての方向を向きながらその子は吐き捨てるようにそういった
なんだか今まで会ってきた人達の中で1番冷たいというか…敵意を感じるというか…
なんだろうこのとっととどっかにいけオーラ。

「もしかして…邪魔とか…?」

「別に。」

「怒らせるようなこととかしちゃったとか?」

「別に」

「あー…じゃ…じゃあ!」

「あのさぁ。話しかけないでくれるかな?うるさいの嫌いなんだよね」

「…ごめん…なさい」

「飲み物とか取りに来たんでしょ?飲み物そこあるから取ってサッサとどっか行きなよ」

「う…うん」

すごく冷たくあしらわれて心がキュッとなってしまった
けど今までがちょっと特殊だったというか…
こういう人も1人はいるよねって思わないといけないと言うか…。

「何?なんか聞きたいことでもあんの?」

「じゃあ名前とか…」

「【超高校級のeスポーツ選手】【電脳寺アトム】」

「あ…ありがと!私はねーーー」

「良い、興味無い、仲良くなる気もない」

「グズッ…」

「ちょ!泣かないでよ!俺が泣かせたみたいじゃん!!!」

「名前聞いてくれる???」

「わかった!聞く!聞くからダルいことやめろってば!!」

そこから電脳寺くんは渋々私の自己紹介を聞いてくれた
何もあそこまで言うことないのに…そんなに嫌われるなんて…
だからちょっとした仕返しのつもりでさっきの乳歯球をそれなりの宝石って言って渡しておいた。

「それなりの宝石って…なんだよ?まじ変なやつしか居ねーよな…ここ」

後々ちょっと微妙な気分になればいい…
そう思いながら飲み物を飲んだ後すぐに邪魔にならないようにその場を離れた。

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33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 00:37:37.66 ID:A/94xLzC0
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34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:52:04.77 ID:DoX+pG4l0
「あ…あの。あのっ!あー…こんにちは」

次はどこに行こうかなぁと思っていると後ろから蚊の鳴くような声で呼び止められた
呼び止められてるんだよね?

「…もしかして私?」

「あ…うん。うん。そう…ごっ…ごめんね急に呼び止めて…キモいよね?」

「えっ?そんなことないよっ!むしろ声掛けてくれてうれしい…かな?」

「あのね…その…あの…さっきから色んな人に挨拶してるみたいだからさ…僕も挨拶しておこうかなって…」

さっきの電脳寺くんと違って彼も全然目を合わせてくれない
けど電脳寺くんと違うのはずっと下を向いたりキョロキョロ左右に視線を動かして挙動不審なところ
緊張…してるのかな?

「【超高校級の衛生兵】【後田長介】って言います…怪我とかしたら…いやすることないと思うけど…」

衛生兵って事は…お医者さんみたいなお仕事なのかな?
でもお医者さんってことは相当頭がいいってことだよね?

「あ…ご…ごめんね??興味ないよね?そうだよね…それに僕血とか見ると卒倒しちゃうし…役に立てないかもしれないよね…」

「ううん!いや!そんなことないよ!!お医者さんみたいな人なのかなって考えてただけっ」

「は…ははっ…良かったぁ、でも僕はお医者さんみたいなことは出来ない…んだ。病気とか薬の知識はないから…外的損傷を即座に治すことが専門だからさ…ごめんね?期待外れで…」

血が苦手なのに外的損傷を治すってどうやるんだろう…もしかして相当無理してるのかな?

「でもっ…あれだよ…普通の人よりかは薬とか病気の知識はあるから…さ」

「ありがとう…もし風邪とか引いたらお願いするね?」

「た…頼りになれるか分からないけど…頑張るねっ」

私と同じような雰囲気の子も居るんだ…
あのことは本当に仲良くなれそうな気がする
いや…仲良くなれるといいなぁ。

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35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 00:56:36.06 ID:80Z0N6y3O
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36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 01:13:02.24 ID:DoX+pG4l0
後田くんと別れたあたりから…かな?
さっきから無駄に視界の端に映り込んでくる人がいる
最初はこんなに人が多いからと思ってたけど…あの人は違う
明らかに意図して私の視界の端に移動している… 。

「あっ…あの!」

何か用があるのかな?後田くんみたいにシャイな人なのかな?と思って声をかけてみたらーーーー

「おやぁ!おやおやおや。やはり私のゴージャスでファービュラスなオーラにレディは寄ってきてしまうようだねっ!」

前髪をさっとかきあげながらその人は続けた

「美しい私、本来ならばこのような場所でこのようなことをしている暇は無いんだが。
そこまで熱い視線を送られてしまうと答えざるを得ない
そう!私こそが!【超高校級の指揮者】いや…ウルトラビッグスペシャリティヒューマン!【遠音シド】さっ!」

遠音くんはクルッと一回転してポーズを決めながら私に向かってウインクをした

「レディたちを恋に落とす罪な男。メス猫は私と目が合うだけで発情期に陥り、メスのカブトムシは私が手を差し伸べるだけでクワガタになってしまう!」

「…あ。はい」

「逆アナタハン島の様にになってしまうかもしれない危険性を秘めた男…それが!!私だ!!!」

「あの。いちいちポーズ取らないといけないんですか?」

「ゴホンッ…美の象徴である私は。常に自分を美しく見せているだけさっ!」

「へぇ…そ…そうなんですね…」

「先程レディから送られたこの百合よりも美しく」

「それ水仙です。毒あります」

「この真珠よりも輝いている」

「それ乳歯砕いて固めたやつです」

「それが!!遠音シドと言う男…なのさ…」

指で鉄砲の形を作って私を撃つフリをする遠音くん
人差し指にフッと息をふきかけて
「以後お見知り置きを」
なんて言ってどこかに行ってしまった

みんなにアレやってるのかな?
……疲れそうだなぁ。暑そうだし…。

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37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 01:14:34.34 ID:DoX+pG4l0
次の安価から更新は明日に回すやで
もう1時やし寝てクレメンス…
今日は付き合ってくれてありがとやで

明日も起きたら細々更新するから付き合ってクレメンス
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 13:00:03.46 ID:DoX+pG4l0
再開するやで
諸事情でスマホから更新で酉無いけど許してクレメンス
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39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 13:20:31.61 ID:h1Db1Sslo
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40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 13:38:41.48 ID:DoX+pG4l0
「まったく。頭がおかしいんじゃないのっ」

目の前の女の人は不機嫌そうな顔でサラダを食べながら誰と話すでもなく見るからにイラついている
確かにこの状況でこんなことしてるのは私も変だなって思うけど。

「なによ?じーっとこっち見て!何か用でもあるの??」

私の視線に気づいたのか、その人はお皿を机に置いて、イライラした様子で私に声をかけてきた
なんだか何を言っても怒られそうな雰囲気で、正直何を話そうか迷ってると。

「なに?何見てるのって聞いてるんだけど??もしかしてわたくしが見えていないの??それとも耳が聞こえないのっ?!」

沈黙が正解って訳では無いらしくて…
女の人はさらに声を荒らげて私に詰め寄ってきた
とにかくなんでもいいから話さないと。

「あ…素敵なお着物だなぁって……」

「あら?分かるの?良いじゃない。貴方」

「え…えへへ…嬉しいです…」

セーフ…着物を褒められたことで気を良くしてくれたのか、さっきまでのピリピリしたオーラはだいぶマシになったみたいで
表情もなんとなく柔らかくなったような気がする

「この着物はねわたくしに合わせて特注で京都の職人が仕上げた特級品なのよ」

「へぇ……凄いです。」

「そうでしょう?特注の品物を纏うのは特別なわたくし【超高校級の養蜂家】【蜜井 姫子】」

「よ…養蜂家」

「そう。世界各国の王室ですら数年待ちが決定している極上の蜜、そしてわたくしが全て育てあげた特別な蜂達、まさしく現代に存在している女王蜂の頂点」

なんだかさっきの男の人といい、超高校級の人って尊大な人が多いのかな??

「それこそがわたくし!蜜井姫子なのよぉっ!おーっほっほっほ!!」

まだ名乗り口上は続いてたみたいで蜜井さんは扇子を口に当てて高らかに笑い始めた
とりあえず拍手でもしておこう……
何をしている日とかよく分からなかったけど多分すごい人なのには違い無いし……

「仲良く…してくれると嬉しいです」

「ふんっ!まあ。よろしくてよ?まだ話の分かる人間みたいだし」

機嫌を損ねない限りは気のいい人……無のかな?
とにかくこの人は怒らせないようにしておかないと
ぼろが出てしまう前に私はゆっくりと蜜井さんから離れてほかの人たちの場所に行くことにした。

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