【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」

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431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 21:44:36.86 ID:kAuM/AeRO
1
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 21:54:04.58 ID:feN6aVui0
1
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 22:14:41.32 ID:t1F0zlXco
いつもの自演くん失敗したか?
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/08(月) 22:18:04.21 ID:JCW10LOE0
宿屋
アスナ部屋前

俺「自分でも正直分からない…」

アスナ『…。』

俺(俺が今動く理由は未だ漠然として、自分自身でもよく分かっていない…)

俺(だって、そりゃそうだろう?)

俺(最初の俺はただ、リアルの友達に誘われて一緒にゲームを楽しむ為だけでこいつを始めただけだったんだから…)

俺(だけど……)

俺「でも、ここで腐って行くくらいなら何か行動したいって思ったんだ」

アスナ『……。』

俺「…前へ進もうとする歩みを止める事は、死んでても出来る事だ」

俺「だけど…俺は未だ生きている…。未だここに居る」

俺「だったら、いつか終わりの時が来るのを、ただ待っているだけの人生なんか真っ平だ」

俺「…俺の未来は、他人の手に委ねたくなんか無い」

俺「自分自身の手で、明日を掴み取りたいんだ」

俺「それが今の、俺の動く理由かな…」

アスナ『…。』

アスナ『……そっか』

俺「…俺はアスナの事を未だよく知らないから、ああしろ。こうした方が良いとかアドバイスは出来ない」

俺「でも、一つだけ言える事がある…」

アスナ『…?』

俺「アスナはいつか必ず立ち直り、部屋から出て来る。俺はそう信じてるよ」

アスナ(ぁ…)

俺「それじゃあおやすみ」スタスタ

アスナ『…。』

アスナ(ここで、腐って行くくらいなら……か……)グッ
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/08(月) 22:22:17.17 ID:JCW10LOE0
翌日
ホルンカの村

俺(俺は情報屋で買った情報通り、遂にはじまりの街を出てホルンカの村まで移動しクエストを受けていた)

母「旅の剣士さん、実は私の娘が重病にかかってしまいまして西の森に棲息する捕食動物の胚珠があれば薬を作れるんですが…」

母「もし胚珠を取っていただければ、お礼に先祖伝来の長剣を差し上げましょう」

俺「オッケーっす。取ってきます」

「クエスト「森の秘薬」を受注しました。」

俺(なるほど、クエストを受けたらこんな風に出るのか)チラッ

娘「…。」

俺(NPCなんだよな?見た目は普通にプレイヤーと変わらないから変な気分だ)





俺「この辺りに居る植物型、花付きのリトルネペントを倒せば良いらしいが…」

リトルネペント「」ガサッ

俺「早速1体出たが花付きじゃ無いな…」シャキンッ

俺(花付きがポップする確率は凡そ100分の1…。運が悪いと3日くらいはこの森に滞在する事になるな)

俺(とりあえずハズレでも倒しておないと他のリトルネペントがこの辺りに湧かない)

俺(此方を見つけたら攻撃してくるタイプだし倒しておくか)

リトルネペント「ツタ」ビュオッ

俺「突き攻撃…!」サッ

俺(オマケでくれたアルゴの情報通り、こいつの攻撃はツタによる突きと切り払い)

俺(ツタさえ処理してしまえば…!)ブンッ

ツタ「」ザンッ!!

俺(残るもう一つの攻撃方法は口からの噴射攻撃。それを浴びたら防具が駄目になってしまうらしい)

俺(ほぼ全てのコルをソロ攻略用に結晶へと回したから、今から防具を買うにはまたはじまりの街へ戻らなきゃいけない…)

俺(今は絶対に喰らいたく無い攻撃だ)

リトルネペント「」モゴモゴ...

俺「あ…」

俺(来るか…!)


コンマ下二桁
96以上吐かれる前にソードスキルで一閃した(身体能力上昇)
06〜95上手く避けて倒した
05以下まさかの喰らってしまった…

安価下




436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 22:22:37.12 ID:kAuM/AeRO
はい
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/08(月) 22:59:11.47 ID:JCW10LOE0
コンマ12


リトルネペント「」プシャッ

俺「ッ…」サッ

俺(よし、避けた!このまま一気に弱点の部分の接合部を…)タッタッタッ!

俺「斬る!!」グッ!!

リトルネペント「」ザンッ!!

リトルネペントHP「」ヒュ-ン...

リトルネペント「」パリ-ン!!

俺「ふう…。無事に倒したか…」

俺「でも今ので1体…。先は長そうだ…」

俺(しかも花付きだけじゃ無く、誤って実付きを倒してしまったら臭いで一気に仲間がポップして来るらしい…)

俺(そうなったらソロである俺の死のリスクも一気に上がる…)

俺「慎重に見分けて倒して行かないとな…」スタスタ

俺「っと今の奴でちょうどレベルアップしたか」

俺(スキルスロットの枠がまた一つ解放された…)

俺(ずっとソロでやってたから、これまでは長期戦は不利と火力と速度全振りでスキルを入れて来た)

俺(だから今の長所である速さの下がってしまう盾すらも持って無い…)

俺「だけど、そろそろ他のスキルも上げた方が良いのかね…」

俺(このゲームは各ロール(役割)が決まってて、平均的に上げて行くよりも何か一つに特化させた方が後々になると強いらしいな)

俺(今は片手剣を使ってるがそれに合わせて、後々スキルや能力に合わせて武器も変えて行けば良いか)


1これまで通り今後もソロかデュオを見越して火力&素速さ全振りで行く(片手剣のまま。コンマこれまで通り)
2ダメージは受けやすいが更に火力のみに特化にする(両手剣に変更)
3ここからは逆にディフェンス系に特化する(槍&長盾に変更)
4一撃決着特化で火力もDFも捨ててクリティカル系を上げていく(細剣に変更)
5逆にセオリーを無視して全部を平均的に上げて行く(片手剣&小盾に変更)


多数決下3まで(今後のコンマに影響与えます)
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:02:14.70 ID:oUZUyUQOO
1
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:02:31.75 ID:kAuM/AeRO
5
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:12:41.61 ID:43zUdjufO
1
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:14:20.21 ID:QtcycKA6o
1
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/08(月) 23:29:57.74 ID:JCW10LOE0


俺(…いや、各ロールとか言われても攻略も対人関係もスタートダッシュには失敗してるんだしどうせ今後も俺はソロだろ)

俺(仮にもしアスナが復帰しても俺等このゲームに知り合いも居ないしデュオだ…)

俺「うん。だったら今のまま火力&素早さ全振りで良いか」ピッ

俺(ここの報酬の片手剣も3層まで使える優れ物だし)

俺「さてと、引き続き花付きのリトルネペントを探して行くとするか」スタスタ



リトルネペント「」ヒタヒタ

俺「またハズレだ…。しかしさっきの1体目でこいつの倒し方のコツは学んだ」スチャッ

俺(敵の攻撃を見切り慎重に…そして冷静に倒せば案外簡単だ)ブウンッ

リトルネペント「」ザンッ

リトルネペント「」パリ-ン

俺(よし、この調子で100体倒すぞ)

俺(こうして、俺は何十体とリトルネペントを討伐して行ったところ…)


コンマ下二桁
71以上運良く花付きが早目に現れた
41〜70俺の運が悪いのかなかなか花付きが現れず心が折れそうになった
40以下事故って実付きも倒してしまい一気にピンチになった…

安価下
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:30:53.09 ID:hzVc3y1Yo
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:36:48.37 ID:vh7CmW62O
おいおい
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/08(月) 23:55:50.41 ID:JCW10LOE0
コンマ09


俺「スラント」ビュオッ!!

リトルネペント「」ザンッ!!

俺「ホリゾンタル!」ブンッ!!

リトルネペント「」ザンッ!!

俺「ふぅ…。ふぅ…」

俺(一気に3体ポップして襲ってきたりと意外と出るな…。1%以下の確率だからそんなもんなのか…)

俺背後「蔓「」」ビュオッ!!

俺「くっ…!」

俺ほほ「」バシュッ!!

俺HP「」キュウウン...

俺「チィッ…ホリゾンタル」ブンッ

リトルネペント「」ヒョイッ

俺「なっ…!?外した!?しかも……!」グッ

俺(死と隣り合わせの緊張感を持ちながら、何十体と一人で倒して行く内に俺は疲労がかなり溜まっていたのかもしれない…)

リトルネペント「実「」」ザンッ!!

俺(背後に居たリトルネペントの、更に背後に実付きが居る事を目視出来ずに焦って攻撃してしまった…)

俺「あ…」

大量のリトルネペント「「「「」」」」ヒュ-ン...

俺(マズイ。大量のリトルネペントが…に、逃げなければ…)

俺背後「蔓「」」ビュオッ

俺「ぐっ!?」ドガッ!!

俺(クソッ!囲まれてたのか!?)

木「俺「」」ドスンッ!!

俺「うっ…」ドサッ

俺HP「赤色」ヒュ-ン...

俺(マズイ…。体力が…)

大量のリトルネペント「「「「」」」」

俺「ッ…」ビクッ!!

俺(もうβテスター達は更に次の村へと行きこの辺りには居ない…)

俺(そして、今の時期にはじまりの街からこの村まで来るプレイヤーも居ない…)

俺(助けは無い…)

大量のリトルネペント「「「「「蔓」」」」ビュオッ

俺(死ぬのか…俺も?こんな…所で……)グッ


コンマ下二桁
41以上……が、まさかの助けが入った(アスナ好感度5に上昇、クエスト成功、ボス適正レベルに上昇)
21〜40なんとか逃げ帰ったが、クエストは失敗した…
20以下俺死亡

安価下
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 23:56:31.89 ID:GhSeN6LXO
はい
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 00:00:03.93 ID:6uKhK/Ql0
これは最速アスナかな
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 00:33:39.90 ID:JocYoHQT0
コンマ89


蔓「細剣「」」ザンッ!!

俺「……えっ?」

俺(助けは誰も現れない…。そして、大量のリトルネペントに囲まれて、俺のHPバーももう赤色で生き残るのは絶望的…)

俺(俺はここまでだ…と俺自身の心も半分折れかけていたのだが…)

俺(この細剣は…)

アスナ「俺君!」バッ

俺「アス…ナ?…」

アスナ「私が引きつける!今の内にポーションで回復を!」

俺(な、なんでここにアスナが?いや……それよりも…)ゴソゴソ...

リトルネペント「蔓」ビュオツ

アスナ「ッ…!」サッビュンッ!!

リトルネペントA「顔」ドシュッ!!

アスナ「なっ!?効かない!?」

リトルネペントA蔓「」ビュオッ!!

アスナ足「」グルンッ

アスナ「キャアッ!?」ビュオッ!!

俺「バーチカル!」ブウンッ

リトルネペントA「」ザンッ!!

リトルネペントA「」パリ-ン!!

アスナ「うっ…」ドサッ

俺「コイツらは顔面の部分を斬ってもHPが僅かにしか減らないが、弱点の接合部を斬るんだ。そうすれば大ダメージを与えられる!」

アスナ「分かった!でももうHPは大丈夫なの?…」スクッ

俺「ああ。今の時代はもうポーションの自動回復待ちじゃ無いんだ。レアアイテムだが回復結晶を使えば一瞬で回復する」

アスナ「そう。私が部屋で引きこもっていた間に時代は進んだのね…」

俺「と言ってもこれを持ってるのは未だ一部のβテスターと俺くらいなもんだろうが…」

リトルネペント「「「「「ギ-」」」」」ヒタヒタ

俺「お喋りしてる暇は無い!どんどん来るぞ!」スチャッ

アスナ「分かってる!」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 00:34:52.25 ID:JocYoHQT0


大量のリトルネペント「「「「」」」」

俺「初日に説明したスイッチのやり方を覚えてるか!アレを使う!」タッタッタッ

アスナ「分かった!」タッタッタッ

蔓「」ビュオッ

俺「おおおおっ!」ザンッ!!

蔓「」バシュッ!!

俺「スイッチ!!」

アスナ「せやあぁっ!!」ビュオッ!!

リトルネペント「」ザンッ!!

リトルネペント「」シュウウン...パリ-ン!!

俺「お、おお…」

俺(このモンスターと今のアスナが戦うにはレベルも足りて無いのに、少し説明しただけで正確に、一撃で…)

アスナ「これで一体目!」

俺(やっぱり俺の予想した通り強いな…。彼女は…)

俺「よし、この調子でどんどん行くぞ!口から吐く溶解液には当たるな!」タッ

アスナ「ええ!」タッ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 01:05:17.13 ID:JocYoHQT0
ホルンカの村

母「ありがとうございます。こちらお礼の品です」スッ

アニールブレード「」

俺「これが…」ガシッ

母「アガサ。ほら、旅の剣士様達が薬を持って来てくれたわ。これを飲めば直ぐに良くなるわ」

娘「ん、楽になって来た。ありがとうお兄ちゃんお姉ちゃん」

俺「あ…。ああ…」

アスナ「良かったね」ニコッ

「クエスト「森の秘薬」を完了しました」

─────
────
───
──
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 01:06:14.71 ID:JocYoHQT0
ホルンカの村

扉「」ガチャッ

アスナ「フフッ。クエストって分かってても、あんな風にお礼されると良い事をした気分になるね」

俺「ああ…」

俺「…なぁアスナ」スタスタ

アスナ「うん?」スタスタ

俺「どうして君が、ここに居るんだ?」

アスナ「どうしてって、俺君とはパーティー組んでるから何処に居るのかは常に表示されてるじゃない」

俺「いや、そうじゃ無くて…本当に良かったのか?あの宿を出て…」

アスナ「ああ…うん。もう良いの」

アスナ「あの後、色々考えてみたんだけど私分かったの…」

俺「分かった?…」

アスナ「私も俺君と同じ…。あんな場所で閉じこもってゆっくり腐って行くくらいなら、最後の最期まで自分らしくありたいって」

俺「…。」

アスナ「たとえ怪物に負けて死んでも、このゲームこの世界には負けたくないって考えたら一気に身体が軽くなって」

アスナ「それで気が付いたらここまで来ちゃってた」

俺「そっか…。でもよくここまで辿り着いたな」

アスナ「はじまりの街周辺は何故かモンスターが居なくなってたし、簡単だったよ」

俺「街周辺のモンスターが居なくなってるのにはまぁ理由があるんだが…まぁとりあえず、一言言わせてくれ」

アスナ「うん?」

俺「来てくれてありがとう。助かったよ」

アスナ「うん」ニコッ


アスナの好感度が5に上昇した
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 01:46:52.00 ID:JocYoHQT0
数日後
草原

アスナ「このクエスト報酬の…あ、これだわ」トッ

赤ずきん「アスナ「」」フワッ

アスナ「どう?似合ってる?」

俺「あ、ああ…」

アスナ「そう?良かった」

俺(最初に渡された鏡で設定したスキンが消えたからフードも消えたと思ったら、またフード…)

アスナ「俺君も報酬で貰ったよね?着てみたら?」

俺「いや、片手剣だとそれ着たら今より防御力もパワーも下がるし、性能的にな…」

アスナ「いっつも性能性能って、可愛いのに…」

俺「そ、そうか?…」

俺(確かにアスナだと可愛いかもしれないが、俺がフードだと怪しいだろ…)




俺(あの後、俺はアスナに俺の知ってるこの世界の情報を全て与えて一緒に旅をしていた)

俺(正直、今の俺とアスナのレベル差だとパーティーを解散して別々に
レベルを上げた方が効率が良い…)

俺(それは分かっているのだが、俺はこの前言っていたアスナの言葉が少し引っかかっていた…)


アスナ『たとえ怪物に負けて死んでも、このゲームこの世界には負けたくないって考えたら一気に身体が軽くなって』

アスナ『それで気が付いたらここまで来ちゃってた』


俺(…アスナはネットゲーム初心者とは思えない程の才能に溢れている。だがそれは自分の命を、何処か軽く見ている節があるからだ)

俺(自分らしく死ねるのなら、いつ死んでも良い…と己の命を客観的に見ている部分こそが彼女を強くしている…)

俺(だから、街に着いても他人とのコミュニケーションは避けるし俺以外とは必要最低限しか取らない…。もしかしてその為のフードなのかな?)

俺(……逆に俺、今考えるとよくこんなじゃじゃ馬の女の子の心を開けたな)

俺(一歩でも何処か間違えてたら絶対成立してなかった関係だろうに……)

アスナ「どうしたの?」

俺「ああ、いや…」

俺(しかし、俺は出来る事ならばアスナに死んで欲しく無かった。だから…)

俺「ここか」

アスナ「ここが未だβテスターすら挑んで無い迷宮区…」

迷宮区入口「」

俺(普通に攻略して行っても俺とアスナのレベル差はもう埋まらないだろう…)

俺(だからアスナがこの世界のExpの仕様を知らない内にLastAttackを与えて、強引に俺と近いレベルまで引き上げる事にした)
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 02:11:15.50 ID:JocYoHQT0
迷宮区

ルインコボルトトルーパー「」ビュンッ

アスナ「やあっ!!」ビュンッ

ルインコボルトトルーパー「」ザンッ!!

俺(凄い…。もう一人で格上のモンスターを倒し切った…)

俺(技のスピードとそれを当てる正確さは既に俺すら上回ってる…まるで閃光だな)

スワンプコボルトトラッパー 「ダガー」ビュンッ!!

アスナ手「」ザンッ!!

アスナ「あっ!?」

俺「アスナ!!」ブウンッ!!

スワンプコボルトトラッパー「」ズバアッ!!

俺「俺が代わる。一旦下がってポーションでの回復を待つんだ!」スチャッ

アスナ「う、うん!」

俺(まぁ流石に今のアスナで一人でこの数は無理か…)

コボルトの群れ「「「」」」

俺(でももう何日か有れば、恐らく…)ブウンッ!!

スワンプコボルトラットハンター 「」ザンッ!!
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 10:58:57.38 ID:mHSjgCAQO
草原

アスナ「あの迷宮区に篭ってから、私も俺君のレベルにかなり追い付いて来たね」スタスタ

アスナ「あんまりウカウカしてると、俺君の事ももう直抜かしちゃうかもよ?」

俺「むしろ、それくらいの心意気で頑張ってくれる方が俺としては嬉しいな」スタスタ

俺(迷宮区はβテスター達ですら未だ立ち入るのを恐れる程高難度ダンジョンの為、レベリングの狩場としては擦れて無い絶好の場所だった)

俺(奥へと入り込まなければ、俺とアスナのデュオでもなんとかなり)

俺(コボルトを倒した際に獲得出来る経験値もフィールドでモンスターを狩り続けるよりかなり美味く効率も良い為、俺達はここを独占状態で使っていた)

俺(それにより、アスナは俺が最初の5日間頑張った努力をたったの2日で埋める速度でメキメキ強くなっている)

俺(入手出来るコルも多いし、序盤のレベリングを効率のみで考えるならば恐らくここが最適解の場所だろう…)

俺(…それでも勿論、俺とアスナにも一瞬の油断が死へと繋がる隣り合わせの緊張感もある)

俺(四方からダメージを喰らって一気に残りHP僅かの赤バーまで行ったり、武器をスキルで叩き落とされて死にかけた事も多々あったが何とか生き残って来た)

俺(腕が無くなったりしても、死を恐れずに戦い続ける事の出来る勇気…)

俺(冷静に立ち回り相手のウィークポイントを見抜く頭脳…)

俺(そして抜群の身体能力を持ったアスナだからこそ通用出来ているだけで他の初心者プレイヤーなら間違い無く即死んでいる場所だ)

俺(ゲーマーとしての経験だけでは得られない…恐らく、生まれ持った潜在能力。アスナはポテンシャルが高過ぎる…)

アスナ「何よ急に黙って見て?…」

俺「い、いや。なんでも無い…///」

俺(オマケに超美少女…。この女、つまり全てを持っている…)

俺(絵に書いたような異世界転生系のチート主人公タイプだ…。俺、絶対いつか追い越されると思う…)
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 11:00:19.90 ID:mHSjgCAQO
草原

アスナ「でも俺君も凄いよね」

俺「何が?」

アスナ「だって、ゲーム初心者は最初皆んな大パニックだったのに初日から経験者に混ざって強くなろうとしてたんだし…」

アスナ「それからもずっとソロで頑張ってた…」

俺(…それにはまぁ色々理由があっただけだが…)

アスナ「それにこんな美味しい狩場も見つけて来るし、ゲーマーとしての才能あるんじゃない俺君?」

俺(これは嫌味じゃ無く、純粋な気持ちで言ってるな…。そもそもアスナはそう言うタイプじゃ無いか…)

俺「だったら嬉しいが…」

アスナ「もしかしたら私達で第1層のボス倒しちゃう事になるんじゃない?」

俺「流石にこのゲームはそこまで甘く無いさ…。βテスター達は俺達なんかよりもっと最前線に居る筈だし」

俺(…かと言って今日で1週間、今の所βテスターがボスを倒したと言う噂は愚か、何ならボス部屋も見つけたと言う話しも聞かない)

俺(しかも1週間と言う事は、初期コルが尽きるのは早いと今日中……もしかするとはじまりの街は大パニックになってるのかもしれない…)


1はじまりの街へ戻ってみる
2…いや、戻ったとしてもいったい俺に何が出来る?パニックに巻き込まれるだけだ。このままここで無心にアスナと共にレベルを上げ続けよう


多数決下3まで
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 11:03:51.52 ID:LsfJ7qclo
2
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 11:05:15.16 ID:EsX4YSJmO
2
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 11:13:44.12 ID:oZ1MAysIO
大丈夫かな?
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 11:20:47.97 ID:gsAXfeA10
こういうパターンはどちらにもメリットデメリット用意してるからどちらでもいいんじゃない

460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 11:30:31.86 ID:T8clTBanO
草原

俺(…いや、戻ったとしてもいったい俺に何が出来る?)

俺(パニックに巻き込まれるだけだ…)

俺(今はこのままここで、無心にアスナと共にレベルを上げ続ける事が最適解だ)

俺(…しかし、かと言ってここに篭りきりで外界の情報が何も無いと言うのは、それはそれで不安になる)

俺(アスナが俺以外と関わろうとしないのも気になるし…)

俺「なあアスナ…」

アスナ「どうしたの?」

俺「この世界はどうだ?少しは慣れたか?」

アスナ「…。」ムスッ!

俺「慣れてないのか?…」

アスナ「当たり前でしょ。ご飯は美味しく無いし、何よりお風呂にすら入れないし」

俺「お風呂?…」

アスナ「だってこのゲームの宿屋って、何処も部屋は一つのみでベッドがあるのみなんだよ!?」

俺「RPGゲームの宿屋って、基本的にそんなもんじゃないか?…ド○クエとかもそうだし」

アスナ「何それ?そんなルール知らない」

俺「それに俺達は一応ゲームの世界に居るんだし、お風呂に入らなくても汗の匂いとかは発生しないと思うが…」

アスナ「分かって無い!俺君は何も分かってない!!」クワッ

俺「え、ええ…?」

アスナ「俺君。そんなんじゃ現実世界で女の子とお付き合いなんか一生出来ないよ!?」

俺「」グサッ
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 11:58:31.49 ID:T8clTBanO
翌日


俺(あの後、一度ポーションや他の回復アイテムの補充、武具の新調等も兼ねて俺達は近くの村へと戻った)

アスナ「えっ…?今日は別行動?…」

俺「ああ、偶には別々に行動した方が良いだろ」

アスナ「で、でも…」

俺「アスナだって今使ってるその細剣」

アスナ細剣「」

俺「それ、もう耐久値がボロボロだけどもう少しレベルアップしたら昨日ドロップしたウインドフルーレのステータスに追い付くから新しいの買うより修繕して使った方が良いだろうし」

アスナ「付いてきてくれないの?…」

俺「途中で死ぬつもりは無いが、もし仮に俺が居なくなったら今後どうするつもりだ?」

アスナ「う…」

俺「ヘルプの項目を見ながらやって行けば武器防具の修理や強化、道具屋での買い方等は載ってるから最低限の事だけは覚えておいた方が良い」

アスナ「……。」

俺「明日の朝になったらまた昨日の迷宮区へ行く。朝の8時にここに集合だ」

アスナ「分かったわよ…」トボトボ...

俺(この村は見渡す限りNPCしか居ないから、まぁ問題になる事は無いだろ)

アルゴ「俺っちが最近組んでるって赤頭巾ちゃんってのはあの子か。たったの数日で随分とレベルを上げたようだネ」スタスタ

俺「アルゴ…メッセージ読んでくれたのか」

アルゴ「そりゃ、俺っちはオイラのお得意だから、呼ばれたら出張するに決まってるヨ」

俺「アスナはそんな有名なのか?」

アルゴ「そりゃあこの世界の女性プレイヤーは存在自体が貴重だからネ。それに攻略組ともなれば当然オイラの耳にも入るサ」

俺(俺は情報屋のアルゴを俺の持ってる迷宮区のマッピングデータと引き換えにこの街まで呼び出していた)
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 12:14:26.98 ID:lKamxhsuO
俺は一途でもアスナは違いますをしそう
BSSの可能性もあると言ってたしな
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 12:29:07.27 ID:T8clTBanO
酒場

アルゴ「そりゃ昨日ははじまりの街は大パニックだったネ」

俺「…。」

アルゴ「街に溢れる大量の一門無しのプレイヤーの数と来たら…」

俺「そりゃそうだ…。はじまりの街には未だに茅場の言う事を信じずに救助を待つ人や、逆に茅場の言う事を信じて恐怖で動けなくなった人達で溢れてた…」

俺「そんな人達が強制的に外へと排出される…」

アルゴ「でも、その日生きるコルを手に入れようとしても、街の周りには既にソロで倒せるモンスターは狩り尽くされて消滅してる」

アルゴ「仕方無いから同じ境遇の者同士でとパーティーを組んでも、そう簡単に戦闘が出来る訳無いし命を預ける信用も出来ない…」

アルゴ「昨日一日だけで数百と言うプレイヤーが死んだヨ」

俺「…。」

アルゴ「情報屋のオイラでさえ、お金にもならない事をしてしまう所だったヨ」

俺「先行したβテスター達は何をやっているんだ?」

アルゴ「彼等はこの先のトールバーナと言う街を拠点に活動してるヨ」

俺「はじまりの街の惨状を知って、それでも見て見ぬ振りなのか?」

アルゴ「勿論、彼等だってはじまりの街の惨状を知って無料でガイドブックを作ったりしてる」

俺「今更ガイドブックって、遅過ぎる…。彼等のせいで、いったい何人の犠牲者が…」

アルゴ「…でもネ俺っち。俺っちが思っている程、βテスターってのも万能じゃ無いんだ」

俺「えっ?…」

アルゴ「先行した約1000人の内、未だ攻略を諦めてないβテスターは既に300人を切ってる」

俺「…!」

アルゴ「1ヶ月後には更に数を減らしてるだろうネ」

俺「βテスターも、そんなに…」

アルゴ「βテスター達だって情報を独占して先行して行ったと言っても命賭けで挑んでるのは変わらない」

アルゴ「そこは覚えておいて欲しいかナ…」

俺「……。」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 12:57:48.90 ID:A4kdvLEdO
酒場

アルゴ「βテスターがガイドブックを配った事で、何人かのプレイヤーははじまりの街を出て攻略組との合流目指しだした者も居る」

アルゴ「でも、だからってリソースは既に食い荒らされて今からじゃ本当に一握りのプレイヤーしか攻略組に追い付く事は不可能だろう」

アルゴ「その俺っちが背負ってるアニールブレードだってもう手に入らない限定品ダ」

アルゴ「βテスターでさえ一部の者しか持って無い。今の相場なら2万コルで売買できる代物だゼ」

俺「無料で手に入った物がそんな大金に…まぁこれを売るつもりは無いが…」

俺(強化したアニールブレードは第一層に於いては最強武器…。序盤で手に入る武器だとしても、これは俺の生命線を握ってるような物だからな…)

アルゴ「だからま、オイラは個人的に期待してるんだヨ」

アルゴ「俺っちとあの赤頭巾ちゃんは、βテスター組じゃ無くてもボス戦の時に戦力になるんじゃないかってネ」

俺「…。」

俺(俺とアスナがボス戦なんて、きっと未だ未だ先の事だと思ってた…)

俺(だけど、先行したβテスター組でさえそんなボロボロの状況なら…第一層からでも参加した方が良いのか?…)
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 13:05:18.25 ID:Yv91IIAWO
酒場

アルゴ「とまぁ、俺っちの欲しがってた情報はこんな所だろ。これ以上は追加料金が発生するゼ!」キラ-ン

俺「お前、俺からいったいどんだけコルを奪う気だ…」

アルゴ「現状一番のお得意様が俺っちだな!リトルネペント100体狩った時のコルだって未だ残ってんだろ?」

俺「そりゃまぁ、武器も無料で手に入れたから多少は持ってるが…」

アルゴ「俺っちと赤頭巾ちゃんは今デュオなんだろ?」

俺「ああ…」

アルゴ「だったら新たに旅に出始めた有力そうなプレイヤーの情報とか…」

俺「パーティーに加えろってか」

俺(確かにこのソードアートオンラインと言うゲームは最大6人まで同時にパーティーが組める…)

俺(人数が増えれば増える程各ロールが増えて助け合って、ダンジョン攻略時には有利にはなるが…)

俺(こんなデスゲームの最中なんだ。人が増えれば増える程、人間関係の問題も浮上して来る事だろう…)

俺(…それにまたアスナの時のように俺達と同レベルまでレベリングするのも少し面倒いのも)

俺(現状でもアスナは俺に依存気味だし、食事は不味いしお風呂が無いとか不満タラタラで……)

アルゴ「どうする買っとくかい?今なら一人につき500コルで売るゼ?」

俺(どうするかな…。今の俺の手持ち的には少しくらいなら買っても問題無さそうだが…)


1有力そうな新人の情報を買っておく
2新人の情報は買わないが、マシな食事とお風呂のある宿の情報を買う
3今は何も買わない


多数決下3まで
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:06:12.44 ID:B1mbIWAHO
2
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:07:16.24 ID:tCAtDmaJO
2
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:07:45.48 ID:+FJOP1SwO
2
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 13:31:25.48 ID:lcunUU4l0
酒場

俺「新人の情報はいい」

アルゴ「そうか。それじゃ俺っちは未だデュオで行く気かい?」

俺「今はな…。多分、地盤を固める方が先だ」

アルゴ「地盤を固める?」

俺「ああ。新人の情報は要らないが、2つ程買いたい物がある」

アルゴ「おうヨ!それを待ってました!」


──────
─────
────
──

宿屋前

俺「ここか…」ガチャッ

宿屋の店主「いらっしゃいませ」

俺(この宿屋がβテスターで貸切じゃ無ければ…)

俺(そして食事についても、もう一個の牛型モンスターを50体倒すクエストが未だ出来れば…)


お風呂
コンマ下二桁
31以上抑える事が出来た(アスナ好感度6に上昇。下の判定へ)
30以下既に満室だった…


安価下


クリーム
コンマ下二桁
41以上クリームを入手した(アスナ好感度7に上昇)
40以下既にこのクエストは出来なかった

安価下2
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:34:38.48 ID:3/tXVhaGO
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:35:21.15 ID:h5VMCeTbO
はい
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:36:44.86 ID:gsAXfeA10
単発Oの連続はなし
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:39:24.31 ID:sZ5XVxZwO
ないすー
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:41:04.22 ID:DxBAkTKZO
ここまで上がれば無理に好感度稼ぎにいかなくても問題ないのかね
仲間も必要になるからアスナばかりにかまけてもられないし
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:43:50.21 ID:DxBAkTKZO
さっきからIDがころころ変わるんだけど
これは変わってないよな
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 13:44:34.45 ID:DxBAkTKZO
変わってないみたいだ
何が原因なんだろ
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 14:07:09.14 ID:lcunUU4l0
コンマ48
連続単発末尾Oなので下にズレてコンマ86


アスナ「何よ?いきなり呼び出して…今日は別々に行動しようって言ったの俺君の方じゃ無かった?」プリプリ

俺(う…。未だ根に持ってる…)

俺「ま、まぁそうだが…いや、そうじゃ無いんだ」

アスナ「そうじゃ無いって何?」

俺「えっと晩飯はもう済ませたのか?」

アスナ「未だだけど…でもどうせ不味いパンでしょ…」

俺「それがだな…」スッ

アスナ「??」

俺「このアイテムで…」タッ

アスナ「瓶?…」

俺「クリームだ。持ってるパンに塗ってみろよ」スッ

アスナ「…。」スッ瓶「」トッ

パン「」ヌルッ

アスナ「…。」パクッ

アスナ「…!」パアアッ!!

俺「どうだ?これなら美味いだろ?」ニコッ

アスナ「ま、まぁ…///」

アスナ「何処で手に入れたの?…//」

俺「クエストの報酬であるんだ。教えるから良かったらアスナもやるか?」

アスナ「良いわよ…。私はこんな事をする為にこのゲームをしてるんじゃ無いもの…」

俺「そうか…。残念だが…でもこれだけじゃ無いんだ」

アスナ「これだけじゃ無い?…」

俺「俺の借りてる部屋に来てくれないか?」

アスナ「はぁ!?そ、そんなクリームパン一つで私を釣る気!?///」

俺「いやいや、入りたいって言ってたろ?」

アスナ「え?…」
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 14:08:46.98 ID:lcunUU4l0
宿屋
俺部屋

風呂「」ホワホワ...

アスナ「お、お風呂…!?///」ゴクリ...

俺「お風呂入りたいって言ってたろ?」

俺「俺はもう一部屋借りてるし、この部屋はアスナ用に借りてあるから好きに使ってくれ」

アスナ「あっ…ありがとう俺君!使わせて貰うね!///」

俺「あ、ああ…じゃあごゆっくり///」スッ

俺(いや、顔近いって…//)

扉「」ガチャッ

俺(…てか、他にも色々やりたい事あった筈なのに何で俺アスナに一日費やしたんだ?)

アスナ『ありがとう俺君!///』ニコッ

俺「…まぁ、偶にはいいか//」スタスタ



アスナの好感度が7に上昇した
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 14:10:39.90 ID:+d0UGAipO
だいぶ上がったなー
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/09(火) 14:29:10.13 ID:lcunUU4l0
アスナ部屋

浴槽「」チャプ

アスナ「ふぅ…お風呂最高〜///」

アスナ(この感覚が、ナーヴギアの送る電気信号だとしても……今の私にとってはこれが現実)

アスナ「でもこれでもう、いつ死んだとしても思い残す事は無いわ…」

アスナ(俺君に感謝しなきゃね…)

アスナ(意外と俺君って、乙女心分かるタイプだったんだ…)

アスナ「昨日そんなんじゃ現実で誰とも付き合えないよって言ったの、謝らないとな…///」ブクブク...




俺部屋

風呂「」

俺「ふぅ…」チャプッ

俺「はは、なるほど…。ゲームだってのに、確かに本当に入った感覚になる…」

俺(…いや、考えてみれば当たり前か。このゲームはよりリアルさを追求して五感が脳で感じれるようになっている)

俺(モンスターに斬られたり、腕とか欠損した時にショック死を起こしかねない痛覚だけはカットされてあるが…)

俺(まぁそれでも、やられた時は異物に触られたような嫌な感じがしてリアルと同じような声は出るけどな…)

俺「はぁ…」

俺(しかしまさか、あそこまでアスナが風呂好きだったとは…今頃は倫理コード解除して入ってるのかね…)

俺「…。」

俺「ん?…なっ!?///」俺息子「」ビ-ン!!

俺(これも反映されるの凄過ぎないかナーヴギア…)

俺(だがこうやってアスナの事想像して大きくなるって事は、俺は今の環境に馴染んで、少しは余裕が出来て来たって事なのかな…)

俺「デスゲームに馴染むって、どうなってんだ俺…」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/09(火) 14:36:30.38 ID:Xc2EPTLXO
原作よりまだマシとはいえバーサーカーの片鱗は見せてるな
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