【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」

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769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 11:23:13.15 ID:GnWknWHkO
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ウルバス

NPC店員「いらっしゃいませ」

アスナ「この前のケーキをお願いします」スタスタ

俺「…。」スタスタ

俺(俺達攻略組が1層のボスを討伐した事で、アインクラッドは次のエリア第2層を解放した)

俺(主街区であるここウルバスはテーブルマウンテンの外周部だけ残してくりぬいて作られた変な形の街ではあったが、内容的にははじまりの街とそう変わらない)

俺(NPCの宿屋があって、道具屋があって、武器屋があって…)

トレンブリングショートケーキ「」パクッ

アスナ「くぅ〜!美味しい〜!!///」モグモグ

俺「……。」

俺(違うと言えばケーキ屋さんがあるくらいか。ちなみにめちゃくちゃ高い…)

俺(これ一つ食べるのに4日間はレベリングなりでダンジョンに籠りっぱなしじゃ無いと食べられ無いエグい高級品だ)

俺(第1層で序盤の立ち回りを少しでも有利にする為、情報屋でコルを使い過ぎた俺にはアスナの奢りじゃ無いと一人で到底来るのは不可能な代物だ…)

俺(第一層の頃はただ強くなる為にガムシャラに戦っていたら、勝手にコルが溜まっていた)

アスナ「どうしたの?食べないの俺君?」

アスナ「今日は1日、私の素材集めに付き合って貰ったから私が奢るって言ったじゃない」

俺(…しかし状況も少し変わって来ていて、更に自由度も広がってプレイスタイルの幅も広がった為に強くなる…と言うのも色々と頭を使う事が必要になった)

俺(それに伴って今欲しい物は新しいパーティーメンバー以外にも…)

俺顔「」グイイッ!!

俺「あ、アフナ?…」

アスナ「もう!また攻略の事考えてたでしょ!」

俺「う…」

アスナ「もう、私と居るオフの時は攻略の事考えるのは禁止って言ってるでしょ!ほら、アーン///」スッ

俺「あ、アーン…///」モグモグ...ゴクリッ

アスナ「ふふっ、美味しいでしょ//」ニコニコ

俺「う…あ、ああ…///」

俺(戦力欲しさはあるが、戦力を増やせばこれを俺一人が独占出来なくなるのは少し考え物だ…)
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 11:54:44.14 ID:ajWqYRHEO
鍛冶屋

アスナ「すみません!この子を強化して下さい。素材も全てあります!」

アスナ「正確さ+1でお願いします!」スッウインドフルーレ「」

NPC鍛冶屋「あいよ」ガシッ

アスナ「…ッ」ドキドキ...

俺(鍛冶屋では素材を集めて来れば武器が鍛えられる)

俺(武器によってそれぞれ強化できる回数は限られており、例えば俺のアニールブレードなら最大の8回まで)

俺(アスナが今頼んだウインドフルーレならば6回までと限られている)

俺(しかし、強化を頼んでも必ずしも成功するとは限らず失敗する可能性はある…)

俺(もし失敗した場合は頼んだ時より−1され、更に強化可能回数も減る…最悪なパターンだ)

俺(しかもNPC鍛冶屋だとそれが約3分の1と言う結構な確率で起きる…)

俺(ガイドブックを見るまでそう言う事を知らずに、俺は手に入れたばかりのアニールブレードを5回も強化しまくって全部成功してきたのはかなり運が良かったのかもしれない…)

カ-ン!カ-ン!カ-ン!カ-ン!

NPC鍛冶屋「ほら、出来上がったぜ」スッ

アスナ「あっ…良かった!+4になってる…ありがとうございます!」ホッ

俺「ケーキの効果が出たのかもな」

アスナ「うん!」

俺(さっきのケーキを注文して食べれば幸運効果が15分だけ付与される)

俺(それで何%成功確率が上がってるのか分からないが、俺達攻略組にとって武器の強さと言うのは死活問題だ)

俺(もし強化に失敗したり、何かの拍子で主武装を失えば一気に前線には居られなくなる…)

俺(俺達最前線組にとってはそれくらい武器と言うのは大切な存在だった)

俺(ただやっぱり強化前に毎回ケーキ食べてたらコルの消費は膨大になるし、3分の1と言うそこそこの確率で失敗と言うのはやはりキツ過ぎる…)

俺(NPCじゃ無くプレイヤー自身による武具店ならば失敗確率もかなり下がり、強化に必要な素材も減って一石二鳥らしいが…)

俺(…しかし、武具店を選ぶと言う事は本来戦闘などに振られるスキルを武具の売買や強化へと回す事になる)

俺(つまり、自力による攻略を諦める道を選ぶ…と言う事だ)

俺(強さを捨て、それを選ぶプレイヤーはこのデスゲームに於いてかなり勇気が必要…)

俺(そんな他人を信じて武具を託せる勇敢なプレイヤーなんか今後現れるのか?…)
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 12:21:16.10 ID:s0hk9iIg0
2層
フィールド

キバオウ「ほな、今日も適当に組んで探索して行くで〜」

俺(あの後…1層ボス攻略組は2日に1回集まりそれぞれ情報交換の他、共に危険地帯や高難度クエストを共に攻略する集まりとなった)

俺(1層の各自完全にバラバラに攻略していた時よりかは取れ出したチームワークにより、1層攻略の時と比べれば格段に攻略スピードも犠牲者の数も減り安定しだした)

俺(大体フィールドを5日以内に、迷宮区とボス攻略も1週間以内にの計2週間くらいのペースでの攻略を目処に置いているが慣れて来たら更にスピードも上がって来るだろう)

俺(その攻略組を指揮してるのはこの男…)

キバオウ「アンタ等はまた2人か。ほな、またモブの処理を頼むで」

俺「分かったよ」

アスナ「何よ。1層のボスを倒したのはほぼ私達4人なのに仕切って…」

俺「そう言うな。団体行動じゃ仕切り役ってのも大事なのさ」

アスナ「は〜あ、リーダーが俺君なら強さも頭脳も納得出来るのに」

俺「はは…。持ち上げ過ぎだ…」

俺(確かにまぁ、俺にそんな能力が有ればディアベルが死んだ後も攻略組を纏め上げれただろうが…残念ながら俺にそんなカリスマは無い…)

俺(いや、そういや仕切ってるのはもう一人居たっけ…)

ディアベル?「おい!何でアンタが仕切ってる!この攻略班を仕切るのはディアベルさんの意思を継いだこのオレだ!」

キバオウ「はっ、何言うてんや?意思継いだって言うより、アバターの髪の色とか寄せて格好も真似しただけやないか」

ディアベル?「何を!?我々ドラゴンナイツこそがこの攻略班は纏める!」

他のプレイヤー達「「「やっちまえー!」」」

キバオウ「そんなダサい名前が流行る思ってんか!ワイ等はアインクラッド解放隊になるんや!!」

他のプレイヤー達「「「キバオウさん今日こそあいつらブチのめしましょうよ!」」」

アスナ「どっちもダサ…。絶対嫌だわ…」

俺「ああ…」

俺(…確かに犠牲は減ったし、クエストや上手い狩場等の情報もマップデータ等も1層の頃と比べて楽に手に入りやすくなった)

俺(しかし、攻略組の足並みはディアベルを失った事で全く一枚岩では無かった…)
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 12:42:53.44 ID:s0hk9iIg0


アスナ「第3層からはギルドシステムが解放される」

アスナ「ギルドに所属すれば、ギルド仲間との連携による難易度の高いコンテンツ攻略、情報共有、レベリングのサポート…」

アスナ「ギルドにしか提供されない特別な施設や機能も利用できたりする為、攻略がよりスムーズに楽しくなる…って書いてるわ」

ガイドブック「」

俺「ギルドなぁ…」スタスタ

俺「エギルからも誘われたけどな…」

アスナ「あぁ、あの1層の時に一緒に戦った頼りになる大人の人だっけ?最近攻略組には見て無いけど…?」

俺「忙しいらしい。商人に興味持って、そっち方面の準備とかで色々」

アスナ「あっ、エギルさんそっち行っちゃったんだ…」

俺「勿論偶には攻略組にも顔出すらしいけど…大人の中では唯一頼りになる人物だったんだが…」

アスナ「そうね…」

俺「エギルのギルドは初期の頃から繋がりのある大人5人パーティーだ…」

俺「そこに俺等が混じって行くのは結構難易度高くね?…ボス戦とかだとどの道一人余る事になるし…」

アスナ「そ、そうね…」

俺「あの時、キリトは俺とアスナにデュオのままじゃやがて限界が来る」

俺「信頼出来る人に誘われたらギルドへ入れって言ってたが…」

アスナ「そう言えば最近見ないねキリト君。攻略組の集まりにも顔出してないみたいだし…」

俺「…。」


コンマ下二桁
41以上俺とアスナの話を盗み聞きしていたキリトを発見した(キリト好感度4に上昇)
40以下俺も最近見ていない

安価下
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 12:43:42.43 ID:GTdUoXS9o
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 13:29:41.57 ID:s0hk9iIg0
コンマ43


俺「…。」ジッ

草むら「」ガサ...

俺「だってさ、俺達の話をコソコソ盗み聞きしてるキリト…君!」石「」ビュオッ!!

アスナ「え?…」

ゴンッ!!

キリト「てっ!?」バサッ

アスナ「えっ?キリト君!?」

俺「ハイディングスキル使って人の話し盗み聞きなんて趣味悪いぞキリト」

キリト「フッ、よく俺の隠蔽を見破れたな…。なかなかやるじゃないか俺…」

アスナ(相変わらずちょっと厨二だわ…)

俺「…俺達は基本デュオだから、その分常にサーチングスキルは上げ続けてる。その程度の隠蔽スキルで欺けると思うな」

アスナ(そう言えば俺君と居る時はモンスターの接近に気付くのかなり早かったけど、そう言う事だったんだ…)

俺「まぁちょうど良かった。ビーターに色々聞きたい事あったんだ」

キリト「何だ?見破った褒美に特別に教えてやるよ」

アスナ(本当にビーターの呼び名気に入ってるんだ…)

俺「あ、本当か?じゃあこのメモに書いてる事全部頼むよ」スッ

キリト「ん?…」スッ

メモ用紙「」

キリト「えーと…」

キリト(アイテムクリエイティブの事、武器喪失時の事、プレイヤー鍛冶屋の事、スキルスロットの事、スキルの応用の事、武器強化の事、ギルドの事、フロアボスとフィールドボスの事、強い武器、防具…)

キリト「って多過ぎだろ!?」

俺(しかしそう言いながら、キリトも話し相手居ないソロだと寂しいのかなんだかんだ色々教えてくれた)


キリトの好感度が4に上昇した



775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 14:10:39.73 ID:gXww+B1SO
必要な事とはいえキリトの好感度上がるの怖いなw
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