【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」

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804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/12(金) 04:40:47.64 ID:9fv+SWGt0
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805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/12(金) 05:06:07.18 ID:9fv+SWGt0
酒場

アルゴ「まぁ、ここから先の情報が欲しいなら200コルかかるゼ?」

俺「クッ、気になる所で切りやがって…この商売上手が」スッポンッ

アルゴ「へヘッ毎度アリ」

アルゴ「最近はお得意様だった攻略組がそれぞれ集まって情報交換するせいで、オイラの情報屋の事は使ってくれなくてサ」

俺「攻略組が情報屋を頼らなくなったのは、1層のボスで事前情報が違ってたのも有るだろうな…」

アルゴ「いやぁ、まさかあそこまでボスの仕様をβの時と大きく変えてくるのはオイラとしても計算外だったヨ」

アルゴ「だからま、最近のオイラのターゲットは攻略組に追いつこうと街を出た中間層なんだけど…」

俺「そういや生き残り8千人の内、未だどれくらいがはじまりの街に居るんだ?」

アルゴ「おっ、追加情報買う?」

俺「いや、それはやめとく…。買った所でどうにか出来る問題じゃ無いだろうし…」

アルゴ「それは残念。まぁでも未だ全然俺っちが予想してるよりも遥かに多いとだけ言っておくヨ」

俺「そうか…」

アルゴ「何人かは攻略組を目指して街を出たんだけど、情報屋としては今が一番商売上がったりでサ」

アルゴ「中間層は未だ全然初心者だけど、ガイドブックや攻略組の先人から情報が入るから明らかに集客率は落ちてるし」

俺「そうか。だから簡単にコルを支払ってくれる財布の緩い俺の所へ来たって訳か」

アルゴ「そんな風には思って無いサ」

アルゴ「逆にオイラにとって、俺っちは誰よりも情報を大事にしてくれる上客」

アルゴ「それに俺っちには特別に期待してるのもあって、どっちかと言うとファンに近いと思うヨ?」

俺「上手い事言う…。金を巻き上げるファンなんか聞いた事ねーぞ」

アルゴ「そりゃあ情報屋として一個人にのみ肩入れする事は出来ないからサ」

アルゴ「だから情報屋じゃ無いアルゴとしては、俺っちに期待してるって事だナ」

俺「はいはい。何処まで本心やら…そんな事より料金払った分の情報ってのは?」
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/12(金) 05:32:23.99 ID:9fv+SWGt0
酒場

アルゴ「担当直入に言うと、あのリズって子の事を思うならば俺っちがギルドを立ち上げた方が良いと思うゼ」

俺「ギルドを…立ち上げる?…」

アルゴ「うん。今の所入りたいって思うギルドも見つかって無いんだろ?」

アルゴ「そもそもギルドシステムが解放されるのは3層からだけど」

俺「いやいや、話が見えて来ない。何で俺がギルドマスターになる必要があるんだよ?」

アルゴ「このデスゲーム中に於けるプレイヤーによる武具屋と言う存在は、俺っちの想像してる以上に貴重な存在だからサ」

俺「貴重…」

アルゴ「自らの戦闘スキルよりも他人を優先し、鍛冶スキルを上げる…その道を行こうとするのはこのデスゲームに於いて通常の人間では到底考えられない事だ」

アルゴ「それは俺っちやアーちゃん、キー坊でさえも例外じゃない…」

俺(確かに、俺達はただひたすら自分の戦闘スキルを磨き続けた。この世界で生き残る為に…だがリズは…)

アルゴ「特にこの序盤の時期だと尚更貴重だ。残念ながら世界初の方は最近良い噂を聞かないし…」

俺「それ、確かネズハ…だったか?強化用のコルや素材を通常よりも多めに貰ってるのに、よく武器強化に失敗するどころか偶に破壊すらするって言う…」

アルゴ「さすがに俺っちなら知ってるか」

俺「この前キリトから聞いたんだ。攻略組をターゲットにしてる悪質な武具屋が居るからあまり利用しない方が良いって」

アルゴ「でも、そう言う悪い噂が出回っていたとしてもプレイヤー武具屋を利用しなきゃいけないのが攻略組の懐事情なんだろ?」

俺「なるほど。そう言う事か…」

俺(確かに、リズが武具屋を開くって知ったら何処で知ったのかキリトは真っ先に現れて予約して来た…)

俺(このデスゲームに於いて、命を張ってボスと戦う攻略組こそがこの世で一番偉いと思っているキバオウやリンドの耳に新たなプレイヤー武具屋が誕生したと入れば、間違い無く専属での奉仕を強要される…)

俺(特に背後盾等も無く、戦闘スキルの無いリズではそれに対抗する自衛手段すらも…)
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/12(金) 05:50:21.47 ID:9fv+SWGt0
酒場

俺「それを未然に防ぐ為の、俺自身のギルドによるリズの独占…」

アルゴ「流石俺っち。未だ50すら説明しなくても理解が早いのは此方としても助かるヨ」

俺「だがそう言った悪質な連中じゃなくても、プレイヤー武具屋を使用したい人は居る筈だ。ギルドに抱え込んでの独占は…」

アルゴ「独占しろとは言わないけど、攻略組の中でもレベルの高い俺っちとアーちゃんが彼女の背後盾となって守ってやるのなら、彼女もそう言う心配せずに今後武具店を開けるんじゃ無いかナ?」

俺「リズを守る為にもギルドを俺自身が立ち上げて持つ…」

俺「そもそも今の段階では未だデュオでも苦労して無いし、何処かに所属するのは一切考えて無かったが…」

俺「リズを武具屋にする以上、もう行動起こした方が良いのか…」

アルゴ「リソースの限られているこの世界では、何より先に行動を起こす事こそが大事なのは、俺っちが一層の頃に一番身を持って学んだ事じゃ無いカ?」

俺「…。」
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/12(金) 05:58:56.95 ID:9fv+SWGt0
酒場

俺「次のボスを倒して、もしギルドを作るとしたら最低何人必要なんだ?」

アルゴ「ギルドは3人からならギルド専用クエストをこなせば誰でも作れるゾ」

俺「一応直ぐにでも立てれるのか…」

俺「しかし、俺とアスナとリズのみのギルドなら少しその理由があからさま過ぎる…」

俺「その為のギルドと言うのはアスナもリズだって嫌がると思う…」

俺「せめてもう一人必要だな…。そうだ、お前も入れよ」

アルゴ「フッ、だからさっきも言ったろ?情報屋は信用が命だ。何処か一つの組織には肩入れしないってサ」

俺「入ってる事隠してたら良いんじゃないか?」

アルゴ「ギルドに入ってしまったら、名前の上のアイコンにギルドのマークが表示されるんだ」

俺「そうなのか…。そりゃ情報屋としてはスパイだと勘違いされるならやっていけないな…」

アルゴ「まぁでもその誘いは嬉しかったし、俺っちがギルド作るってんなら協力はしてやるゼ」

俺「協力?…」

アルゴ「ああ。勿論、情報屋としてナ」

俺「未だ金取るつもりかよ…」

アルゴ「まっ、もし今後この世界で情報屋が必要無くなってきたら一番オイラを使ってくれた俺っちの所に入らせて貰うサ」

アルゴ「だから今後ともご贔屓にナ」

俺(いったいそれはいつの話になるんだか…)

俺「とりあえず今の俺の残りコルの余裕は…」


コンマ下二桁
71以上未だ金に余裕があったのでアルゴから人の情報を買った
70以下流石に金欠だったので自分の足で探しに行ってみる事に


安価下
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/12(金) 05:59:14.21 ID:WOEsLhwco
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/12(金) 06:07:03.55 ID:c/H9vhxOO
なんか凄い時間からやってるな

以上なら安価で以下ならコンマなのかね
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