【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」第2層

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223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/17(水) 15:28:57.61 ID:cz1h2YFUO
単発2回だから一応2
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/17(水) 15:55:20.63 ID:nMqO8g7do
2
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 16:13:51.00 ID:xGVmQBo00
コンマ11(シリカ成功、好感度6に上昇。3層終了時レベル9に)
コンマ11(サチ大成功。好感度5に上昇(3層終了時)、魅力Maxに上昇)
ネペントの森

俺(あの後、何体かのラージネペントを狩って毎回LAを渡す事で一緒に討伐していた俺達は良いくらいの時間になっていた)

俺(全員のレベルの引き上げには成功したが、正直これで良かったのかは俺には分からない…)

俺(確かに基礎的な戦い方や戦術、スイッチの方法は教えたが…何れ攻略組に混ざれるかどうかで言えば微妙なラインだったが…)

ラージネペント「液体」ブシャッ!!

シリカ「わあっ!?」バッゴロゴロ...

根「」ビュオッ!!
ダッカー「はあっ!」バシッ!!

テツオ「今だ…!スイッチ!うおおおっ!」ブンッ

ラージネペント茎「」ドスッ!!

ダッカー「チャンスだ!ケイタ!ササマル!」

ケイタ「よしっ!」ダッ
ササマル「はああっ!」ダッ

ラージネペント茎「」ドスッドスッ

ラージネペント「」パリ-ン...

ケイタ「や、やった!俺さんの援護無しで倒したぞ!」

テツオ「またレベルも上がったー!もうレベル6だ」

ダッカー「甘いなオレなんてもう直ぐ7だぜ?」

シリカ「ふぅ…」

サチ「シリカちゃんも。お疲れ様」ニコッ

シリカ「あ…ありがとうございますサチさん…」

俺(…まぁ、最初の頃と比べると明らかに成長してるしこれで良かったのかな)
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 16:24:48.14 ID:xGVmQBo00
ネペントの森

太陽「」ズズ...

俺「陽も落ちて来たし、そろそろ引き上げ時だな」

ケイタ「もう帰るんですか?」

俺「ああ。俺一人なら大丈夫だが、サーチングスキルが低い内は夜になると危なくなってくるしな…」

俺「こんなに大勢のビギナー連れてたら、もしイレギュラーが起きた時が怖い」

ケイタ「俺さんでも意外と慎重なんですね」

俺「慎重と言うより、皆んなの命を預かるリーダーとしては安全マージンを決めてちゃんと取っておくのは当たり前だ」

ダッカー「おおっ、俺さんが言うと本当に攻略組のリーダーっぽくてかっけえ!」

俺「茶化すな。大事な話だ」

ダッカー「すいやせん」

俺「ケイタも月夜の黒猫団を率いるギルドのリーダーになるんだったら、ちゃんと自分の中でその辺りは取っておけよ」

ケイタ「はい!勉強になります!」

俺「それじゃあ、日が落ち切る前にはじまりの街まで帰るとするか」スッ

ササマル「俺さん。あの小さいのもネペントですか?」

俺「うん?」

リトルネペント「」

俺「リトルネペント…?未だ完全に絶滅した訳じゃ無かったのか…」

俺「ちょうど良い。サチ、さっきのラージネペントへの攻撃に参加出来なかったしそいつはサチが倒してみろ」

俺「今のレベルなら弱点へ入れる事が出来たら一撃で仕留められる筈だ」

サチ「あ…。う、うん…」スッ

ケイタ「頑張れサチ」

シリカ「頑張ってサチさん!」

リトルネペント「」ウニョウニョ

サチ「ッ…」ゴクリ...

サチ「い、行くよ……」スッ

俺(サチもあんまり攻撃に参加して無かったとは言え、パーティーに入ってるから経験値は貰ってる)

俺(それにリトルネペントとは言えたったの1匹のみ。落ち着いてゆっくりやればリトルネペントくらいにならサチでも…)

影「リトルネペント」フワッ

俺「……ん!?」

サチ「え?…」

ジャイアント・アンスロソー「Lv11」ズドンッ!!!

サチ「ぁ…」

俺「なっ…!?」

俺(こんな森にレベル11のモンスター!?一定条件を満たさないと現れない隠れフィールドボス!?)
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 16:50:02.77 ID:xGVmQBo00
ネペントの森

ジャイアント・アンスルソー「リトルネペント」ガシッ

ダッカー「あ、あいつ…まさか…」

ジャイアント・アンスルソー「」バクッグッチャグッチャッ

シリカ「ひっ!?」ビクッ!

ケイタ「モンスターが…モンスターを食べ…てる?…」

俺(流石にこいつはイレギュラーだ…。俺が相手をしないとサチが死ぬ)グッ

俺「サチ!逃げろ!」

ケイタ「はっ!?さ、サチ!」

ジャイアント・アンスルソー「」ギロッ

サチ「あ…ぁぁ……」ブルブル...

俺「くっ…!」ダッ

ジャイアント・アンスルソー「牙」ビュオッ!

サチ「うっ…!」目「」グッ

ガブウッ!!

サチ「ッ……」ブルブル...

サチ「あ…れ?……」目「」スッ

俺「サチ、戦闘中は絶対に目を背けるな…」ググッ

俺「この世界では目を背けた所で、その先に待っているのは本当の死だけだぞ…」ジャイアントアンスルソー口「俺右手「」」ググッ

サチ「ぁ…う、腕…」

ジャイアント・アンスルソー口「俺腕「」」ガブウッ!!

俺「うっ!?」ビキッ!!

サチ「あぁ…」

俺右腕「」ブチイッ!!

俺「ッ…」バッ

アニールブレード「」ボトッ

俺(身体の欠損による装備武器のディスアーム…)

ジャイアント・アンスルソー「俺右腕「」」グッチャグッチャッ

俺(面倒な事になって来たな…)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 17:02:11.23 ID:xGVmQBo00


ジャイアント・アンスルソー「俺右腕「」」グッチャグッチャ...

ササマル「お、おい…。俺さん、右腕が喰われて…や、ヤバいんじゃないか?…」

ケイタ「あ、ああ…」

ケイタ(しかし、こんな奴に勝てるのか?未だレベル7やそこらの。あ僕達が…)

シリカ「くっ…うぅ……お、俺さんの腕を返せー!!」バッ

ケイタ「あっ…」

俺「シリカ!?」

シリカ「やああァァァッ!」ビュオッ

ジャイアントアンスルソー「口」ドスッ!!

シリカ「はああぁぁっ!!」ビュンビュンッ!!

ジャイアントアンスルソー「ガアアッ!!」ブワッ

テツオ(シリカちゃんが出た!それじゃあ次は…)ゴクリッ...

テツオ「す、スイッチ!」ダッ

ジャイアントアンスルソー「」ドシュッ

シリカ「あ……」ストッ

ケイタ「さっきのと同じだ!人数差があるんだ!敵に攻撃する暇を与えず押せば勝てるぞ!」ダッ

ジャイアントアンスルソー「」ドスッドスッドスッ

ササマル「勝てる!!」ビュオッ

ジャイアントアンスルソー「」ドシュッ

ダッカー「勝つんだ!!」ブンッ

ジャイアントアンスルソー「」ドガッ!!

俺(こうなったら、体術で時間を稼ごうと思ったが……)

ジャイアントアンスルソーHPゲージ「」ヒュ-ン...

俺(これは……)

サチ「あ……」

ザシュッ!!ドガッ!!ドシュッ!!ズバアッ!!!
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 17:07:52.36 ID:xGVmQBo00
ネペントの森

ジャイアントアンスルソーHPゲージ「」ヒュ-ン...パリ-ン...

ケイタ&ダッカー&ササマル&テツオ「「「「か、勝ったあぁぁぁ!!」」」

シリカ「や、やった……。あっ、でも…俺さんの腕は…」チラッ

俺「ん?」

シリカ「ええっ!?生えてる?」

俺「いや、そりゃ身体の欠損はただの状態異常の一つだし…一応ゲームだからな…」

シリカ「はぁ、なんだ…」ホッ

俺「でも、モンスターの見た目の怖さに臆せず真っ先に飛び出せた勇気は良かったぞシリカ」

シリカ「あ…///」

俺「しっかり成長してるじゃないか」

シリカ「へへっ…。そ、そうですか…///」

俺(もうシリカは大丈夫そうだな)

俺(ってか、状態異常になってHPも減ったらパーティー組んでるアスナからもうメッセージが来てる……)

サチ「…。」


シリカの好感度が6に上昇した
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 17:59:42.06 ID:MhiLEg3g0
転移門広場

テツオ「今日はめちゃくちゃ楽しかったス俺さん」

ダッカー「いやぁ、まさかあんなボス戦が燃えるとはね」

ササマル「フロアボス戦だともっと楽しいんだろうな。早く追いつきてえ〜」

俺(フィールドボス戦を経験したテツオ達は、転移門広場まで戻って来た後も興奮しっぱなしだった)

ケイタ「今日はありがとうございました。本当に貴重な経験をさせて貰いました」

俺「助けになれたなら良かったよ」

ケイタ「僕等も直ぐ追いつきますから、待っていて下さいね」

俺「ああ。でもやる気を出すのは結構だが、ちゃんと今日言った事は守るんだぞ」

ケイタ「はい。月夜の黒猫団のリーダーとしてしっかりします」

サチ「ありがとうございました。シリカちゃんもまたいつか会ったら…」

シリカ「は、はい。また遊んで下さい…//」

俺「それじゃ、もうアスナ達も帰って来てるだろうし俺等も3層まで戻るか」

シリカ「はい」コクッ

サチ「…。」

俺(俺とシリカは、ケイタ達と次に会う時はフロアボス戦で…と言う約束をして別れた)

俺(ビギナー達に基礎を教えるだけかと思ってたが……下への指示出しや教え方…。やる気にさせ方とか…)

俺(俺も色々と勉強になった一日で、レベリングでは得られない事を学べた貴重な一日だったな…)

シリカ「あの…俺さん?」

俺「うん?」

シリカ「私もいつか、俺さんやアスナさんと一緒に攻略組で戦えますかね?…」

俺「なんだシリカも触発されたのか…」

シリカ「あ、いや…//」

俺「それはシリカの今後の頑張り次第さ」

シリカ「あ…」

俺「でも、今日見てた中じゃ戦闘の筋は一番あったと思うぞ」

シリカ「…!」

シリカ「私、頑張ります!」

俺「ああ」


カリスマが優秀に上がった
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 22:17:33.17 ID:MhiLEg3g0
翌日


アスナ「あれ?私達、ここでクエスト受けたよね?…」

キリト「あ、ああ…」

俺「いや、クエスト開始地点無いけど…」

俺(ビギナーへの指導が終わった翌日、俺は約束通りアスナキリトと合流しようとキリトの言ってたクエスト開始地点へと向かったが…)

俺「もしかして、もう他の人に受けられ過ぎて終わったって事?」

キリト「いやまさか…。これはβテスターだけが大型キャンペーンのクエストだって知ってる特別なクエストの筈だが…」

アスナ「本当に見えてないの?」

俺「ああ、戦闘してるNPCなんか居ない…」

アスナ「どう言う事キリト君?」

キリト「いや、オレの方が聞きてえよ…。もしかしたらオレ達がオリチャー入ってしまったのが原因かな…?」

俺「…まぁもう受けられ無いのなら、アスナ達に合流しても仕方無いか」

アスナ「ええー」

俺「そっちのクエスト、経験値とか美味しいんだろ?」

アスナ「あっ、うん…。もう5レベも上がった…7

俺「たった1日で5レベ!?すげっ、どんだけ上手いクエストなんだ!?」

キリト「ま、まぁ色々ありまして…」

俺「仕方無い…。じゃあ今回のフロアボスはアスナとキリトに頑張って貰うか」

俺(まぁその為の保険での別行動でもあったしな…。本当にアスナだけでもこっちのクエスト参加しといて貰って良かった)

アスナ「そりゃあ頑張りますけど…」

アスナ「俺君は?」

俺「俺も迷宮区こもってレベリングしてみるさ。多分2人には追い付かないだろうが、3層フロアボスの最低適正レベルまでは上げておきたいし」

アスナ「ソロだよね?…」

俺「他に誘える人居ないし、多分そうなるな」

アスナ「気を付けてね…。何かあったら直ぐにメッセージ飛ばして。直ぐ駆け付けるから」

俺「ああ」

俺(こうして、俺は何故かエルフクエストを受けれずアスナキリトとは別々でレベリングする事になった)
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/17(水) 22:58:54.21 ID:MhiLEg3g0
第3層
ズムフト

俺(結局、迷宮区にソロで潜るならポーションの数を予定より増やしたり色々と準備が必要なので俺は主街君のズムフトへと戻って来ていた)

シリカ「それじゃあアスナさん達とはレベリングしないんですか?」

俺「ああ。したくても出来なかったと言うのが本音かな」

シリカ「あ、あのっ…そ、それじゃあ俺さん…良かったら、私と一緒にレベリングしませんか!?///」

俺「誘ってくれるのは嬉しいが…シリカ、今レベル幾つだ?」

シリカ「昨日から1上げて今7です!」

俺「俺は今23でもう直ぐ24だ…」

シリカ「うっ…け、結構空いてますね…」

俺「ああ…」

シリカ(昨日は俺さん22だったよね?いつの間にレベル1上げたんだろ…?)

俺「7以上レベル差が開くと、モンスターを倒しても経験値が引かれだして、そこからは開けば開く程旨味が減る…」

俺「その…だから今はシリカとは…」

シリカ「はい。組めませんね…」

俺「それでももし未だ一人でレベリングするのが緊張するなら、誰か探してみようか?」

シリカ「俺さんの知り合いに、私のレベルくらいの知り合いが居るんですか?」

俺(ギルド以外の俺の知り合い…駄目だ。全員攻略組にしか居ない…)

俺(昨日見てやった月夜の黒猫団も、次はフロアボスで会おうって言われて別れたしな…)

俺(なんだかんだリズもレベル高いし…)

俺(やっぱ一人だけレベル差凄いし、シリカの為を思うともう一人シリカとレベル近いギルドメンバー探してみるべきかな…)

俺「居ないけど、今から探してみようかなって…」

シリカ「そ、そんな悪いですよ。私はもう大丈夫ですから、俺さんは俺さんの事に集中して貰っても…」

俺「なるほど。それで本心は?」

シリカ「そっ…そりゃあ、紹介してくれたら…助かりますけど……ってやめて下さい!!//」

俺(この子、正直過ぎてちょっとおもろい…)

シリカ「本当に本当に大丈夫ですから!ね!?//」


1まぁシリカの言葉を信じて俺は俺の事をしよう
2シリカの相方を探してやる

多数決下3まで
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/17(水) 23:00:17.17 ID:A7xPYQCPO
2
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/17(水) 23:04:21.57 ID:vTw5xXMa0
2
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/17(水) 23:33:29.14 ID:gCdRik6K0
1
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/17(水) 23:37:26.08 ID:3NaJfILOO
1
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 00:05:34.72 ID:l73q2O+40
ズムフト

俺(まっ、今回はもう俺の方は良いか…。本当に3層のフロアボス戦までに27レベ辺りを目標にして調整しておけば…)

俺(俺と比べてアホほどレベル上がってるアスナキリトが上手くやってくれるだろう)

俺「今日はシリカの相方を探してやるよ」

シリカ「い…良いんですか!?」

俺「ああ」

シリカ「ありがとうございます!」

俺「しかし現在レベル7か…。なら大体3〜11くらいの辺りで探してみよう」

シリカ「はい!」

俺(流石に3レベだと1層…いや、2層か?…)

俺(かなり中途半端だが探してみるか)


コンマ下二桁
81以上2層でシリカの面倒を見てくれそうなおっさん達を見つけた(クライン好感度3に上昇。シリカ3層終了時にレベル19まで上昇)
61〜80シリカの相方を探してた筈なのに、何故か俺と組みたいって人が現れた…
41〜60低レベルだが、はじまりの街で良さげな子を見つけた
40以下特に見つからず結局ソロでレベリングして貰う事に

安価下
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 00:06:46.45 ID:LyU3VyHYO
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 00:08:34.66 ID:LyU3VyHYO
ユナ拾って来れるか?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 01:01:30.88 ID:l73q2O+40
コンマ45
はじまりの街

俺(俺はシリカと共に先ず2層の主街区を回ってみたが、シリカが合いそうなプレイヤーは見つからず…)

俺(結局また1層主街区はじまりの街へと降りて来ていた)

俺(しかし、そこでとある女性を見つけ声を掛けてみた)

俺「あ、あの〜いきなりすみません」

ユナ「はい?」

俺「もし良ければ貴方のレベルを教えてくれませんか?」

ユナ「えっ?3だけど?…」

俺(シリカと4レベ差か…。だが優しそうな顔、この世界では初めて見たかなり珍しい吟遊詩人、そしてシリカと同性の女性…)

俺「実は彼女のレベリングのパートナーを探していて…」

シリカ「…。」ペコリッ

ユナ「は、はぁ…」

俺「もし良かったら、明日彼女と一緒にレベリングに付き合ってくれませんか?」

シリカ「お、お願いします」

ユナ「えっと…」チラッ

俺「??」

俺(あ、もしかして俺ってば新聞のせいで有名人だから……知られてる?…)

ユナ「私、あまり戦力にはならないと思うけど…?」

シリカ「それでも大丈夫です!私が前衛をやるんで!」

ユナ「それなら…うん。良いよ」

シリカ「ありがとうございます」ペコリッ

ユナ「貴方は…」チラッ

俺「あ、いえ俺は彼女と同じギルドの人間なだけで…」

ユナ「ギルドの?…」

俺「でも俺と彼女ではレベル差があり過ぎて俺は組めないので…」

ユナ「そう言う事だったの」

俺「ええ。ですからちょうど良さそうな人を探してたんです」

ユナ「そっか。ギルドメンバーを強くする為に頑張ってるんだね」ニコッ

俺「ぁ…ええ、まぁ…」

ユナ「なるほど…」

俺(もしかして彼女。ギルドに興味あるのかな?誘ってみるか?……いや、流石に彼女の事を未だ何も知らないのに誘うのはリスクが高いか…)

俺(でももし明日シリカが組んでみて、気が合いそうなら改めて興味あるかは聞いてみるか…)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 09:16:21.08 ID:l73q2O+40
翌日
第3層
ズムフト

俺(シリカの用事も終わらせて、俺はようやく自分のレベリングに入った)

俺(だがその前に、ちょうど今日は珍しくズムフトに居たアルゴから情報を買う事にした)

アルゴ「βテスト通りなら、この層の北エリアの迷宮区へ行く為には先ずその途中に居るフィールドボスを倒すしかないゼ」

アルゴ「近くでフィールドボス討伐クエストが受けられるから、それを受けてから討伐すれば報酬も貰えて一石二鳥だナ」

俺「何?…フィールドボスが未だ居るって、キバオウのALSかリンドのDKBが倒したんじゃないのか?」

アルゴ「いいや、その攻略組2大ギルドは今別の事をしてる」

俺「別の事?…」

アルゴ「気になるかい?1ギルドにつき500コルで教えてやるゼ」

俺「いや、別に良い…。今はそこまで余裕がある訳では無いし…」

俺「だけどそのフィールドボスの情報だけは買っておきたい。幾らだ?」

アルゴ「おっ、行く気だナ俺っち。今回は200コルだ」

俺「200?今回の情報はお前にしては随分安いな…」ピッ

俺(今回はクエストは受けれなかったのに、随分とフィールドボスに縁があるな…)

アルゴ「そりゃオイラも俺っちに途中まで同行するからな。毎度アリ」

俺「うん?アルゴも同行するのか?」

アルゴ「と言ってもフィールドボスの前まででお別れダ。オイラが向かうのはダークエルフの野営地だからナ」

俺「ダークエルフの?」

アルゴ「そっ、ちょっと仕事でナ。調べ事があるんダ」

俺「俺以外にも情報屋を積極的に使ってる奴…キリトかアスナか?」

アルゴ「悪いが俺っち、オイラは依頼者についての情報は売って無いんダ」

俺「ん…そうか」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 09:21:20.69 ID:l73q2O+40
ズムフト

アルゴ「まぁオイラと俺っちの仲だから、どうしてもって言うなら650コルで教えてやるゼ」

俺「たっけ…」

アルゴ「そりゃあナ」

俺「貰ったフィールドボスのデータを先に見てから決める…」

俺(フィールドボスの種類ネピアの女王…毒蜘蛛か。これくらいならちゃんと装備を整えて猛毒攻撃にさえ注意すれば、ソロでも負ける事は無いだろうが…)

俺(他にも見た目に反して素早いが、前後に別れて攻撃すれば攻略は楽か…)

俺(でもアスナはクエスト中…。それに他の攻略組の手も借りれない…)

俺(どの道鉱石採集にフィールドに出なきゃならないみたいだし、いっそリズベット連れて行くのも…)

俺(どうするか…)


1リズベットに防具を麻痺耐性から毒耐性に変えて貰いソロで挑む
2いっそリズベットにフィールドボス戦を手伝って貰う
3何も準備せずに挑んでみる


多数決下3まで
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:32:03.78 ID:S//+xx47O
1
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:32:55.45 ID:S//+xx47O
やっぱ2で
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:33:23.70 ID:umu7QD1B0
3
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:34:42.45 ID:Tg4Os0Za0
1
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:36:13.78 ID:cqahQqz/O
2
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:40:02.71 ID:S//+xx47O
一応単発2回なので
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:44:07.37 ID:cqahQqz/O
どっちが正解かわからん
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 09:47:16.68 ID:S//+xx47O
深読みかもしれないけどリズのPKの可能性は消えてないからレベルは上げられたら上げた方がいいと思うかな?
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 10:00:26.74 ID:umu7QD1B0
迷宮区でPK食らうの知っててリズ連れ出すのか…
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 10:04:43.99 ID:EtdGCUOAo
今の時点で単発じゃないの1人しかいないでしょ
どうしてもやるなら点呼でもしないと
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 10:08:53.67 ID:Tg4Os0Za0
まぁたとえリズが死んでもどこかでこの章のどこかで死亡できるだろ
リズが死んだらぶっちゃけ詰むと思うし
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 10:11:29.48 ID:umu7QD1B0
仲間が死んだら覚醒するんだよなあ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 10:21:03.51 ID:Tg4Os0Za0
仲間死んだら覚醒とか明言されてたか?
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 10:34:00.52 ID:EtdGCUOAo
>>255
前スレ146でそれっぽい事は言ってる
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 11:46:30.57 ID:MEbCyWFC0
ズムフト

俺「…いいや、やっぱ買わない。仲間を連れて行く」

アルゴ「仲間?アーちゃん以外に3層の迷宮区に連れて行ける仲間なんているのか?」

俺「同じギルドのリズを連れてくつもりだ」

アルゴ「あぁ、リズにゃんか。確かにあの子も20レベだったナ」

アルゴ「でもあの子って武具屋専門じゃ無かったカ?」

俺「20レベに底上げするまでに結構モンスターを倒して、攻略組並みとは行かないまでもある程度は戦えるようにはなっている」

俺「今だとレベルも近いし、迷宮区までの道を開通するまでちょうど良いしな。リズのレベルも上がるし」

アルゴ「確かに理には適ってるな。でも気を付けた方が良いゼ?」

俺「うん?気を付ける?」

アルゴ「2層で強化詐欺を働いていたネズハの話し、覚えてるか?」

俺「ネズハ?確かキリトにとっちめられて鍛冶スキルを手離したんだっけ…」

アルゴ「確かに結末はそうだが、そのネズハに強化詐欺の悪知恵を吹き込んだ黒幕が居る」

俺「黒幕?何だそれ?」

アルゴ「黒ポンチョの装備で顔を隠した不気味な男だ」

俺(黒ポンチョの装備…)

アルゴ「オイラも独自にその男について調べてはいるが、今の所名前は愚か全く情報すら掴めないキナ臭い人物だ…」

俺「情報屋なアルゴが情報すら掴めないなんて、確かにヤバそうな奴だな…」

アルゴ「オイラの評価を高く買ってくれてるのは嬉しいが、どうにも攻略組や中層組を狙って邪魔しようとしている人物が紛れ込んでいる…」

アルゴ「俺っちもアーちゃんもリズにゃんももうこの世界では有名人だ。気を付ける事だナ」

俺「…。」

俺「アルゴにしては、珍しく他人の情報を無料で売ってくれるんだな…」

アルゴ「そりゃあ情報を買ってくれる善良なプレイヤーを食い物にしようとする奴は、オイラにとっても敵だからナ」

俺(強化詐欺の入れ知恵をした黒ポンチョの男か……。警戒するに越した事は無いが…)
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 12:15:37.81 ID:MEbCyWFC0
ズムフト

リズベット「え?あたしにレベリングに付き合って欲しい?…」

俺「ああ。迷宮区まで行きたいんだが、途中にフィールドボスが居てさ」

俺「そいつに挑むのちょっと不安だから、リズにも手伝って欲しいんだ」

俺「昼過ぎまでレベリング終わったら帰りにリズの鉱石発掘の方を手伝うからさ」

リズベット「それなら良いけど…。でもフィールドボスって3人で勝てるの?」

アルゴ「渓谷で挑むフィールドボスは攻撃されたらそっちに反撃を試みるから、その間一人はガードに専念。反対側に回り込んだ一人は攻撃って順番に繰り返して行けば簡単に倒せると思うヨ」

アルゴ「あとオイラが同行するのはその少し前のフォレストエルフのキャンプ区域までダ」

リズベット「ええっ!?って事はあたしと俺のデュオで挑むって事!?」

アルゴ「ま、そう言う事だナ」

リズベット「ッ…」

俺「2人きりだと無理か?」

リズベット「い、いいわよ!いいに決まってるじゃない!///」クワッ

俺「お、おう…」

リズベット「もうレベル1の頃とは違うのよ。アタシでもアスナの代わりなんて全然務まるんだから!//」

俺「あ、ああ…。期待してるよリズ…」

リズベット(アスナもキリトもシリカも不在。そしてアルゴは用事……久々の2人きりイベントキターっ!!///)

─────
────
───
──

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 12:29:58.72 ID:MEbCyWFC0
迷宮区域

リズベット(って出発前は思ってたのに…)

ネピアの女王「キシャ-!!」

リズベット「いやあ〜!?超巨大蜘蛛気持ち悪ーーっ!?」ゾゾ...

俺「ただのタランチュラだ!俺が奴のケツに回り込むまで時間を稼いでくれ!」タッ

リズベット「た、ただのってアンタ…」

ネピアの女王「」シャ-!!
目「」ギョギョロギョロ

リズベット「いや、キモ過ぎるー!?」

俺「リズ!しっかり前見ろ!」タッタッタッ

リズベット「ま、前って…」

ネピアの女王「足」ブンッ

リズベット「うひゃあっ!?」メイス「」ガッ!!

ネピアの女王「足」ガッ

俺「よし、スイッチ!」ブンッ!!

ネピアの女王足「」ザンッ!!

ネピアの女王HP「」ヒュ-ン...

ネピアの女王「」クルッ

俺(情報通りだな。これを後何回か繰り返して行けばスムーズに…)

リズベット「猛毒液「」」ブシャッ!!

俺「うっ…」バッ

地面「緑の液体「」」ジュウゥ...

俺(300秒の猛毒液は喰らえない。今の防具にこれへの耐性は無い…)

ネピアの女王「足「」」ビュオッ

俺「くっ…!」カキンッ!!

俺「リズ!攻撃してくれ!」

リズベット「攻撃…ッえええい!」ブンッ

ネピアの女王足「」ドガアッ!!

ネピアの女王「」クルッ

リズベット「ぎゃー!?またこっち向いた!?」

俺(ビギナーとは違って恐れずちゃんとスイッチしてくれる分、頼りにはなるが…)

俺(やはり攻撃系のスキルをあまり上げてないから、リズの攻撃のターンだとそんなに威力が無い…)

俺(こいつは俺がソードスキルを連発して倒し切るしか無い)


コンマ下二桁
76以上スムーズに倒せた
26〜75猛毒を喰らう事無く何とか倒せたが、俺の剣の耐久はだいぶ減ってしまった
25以下猛毒を喰らってしまったが何とか倒した…(俺死亡のピンチ)


安価下
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 12:31:10.74 ID:t8yoglb8O
ゆけ
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 12:38:21.97 ID:S//+xx47O
これはしゃーない
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 13:06:42.54 ID:MEbCyWFC0
undefined
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 13:09:17.79 ID:MEbCyWFC0
コンマ74
迷宮区域

ネピアの女王「顎」カパッ

リズベット「ひいいっ!?く、喰われる!?」ビクッ

俺「今だ!!」バッ

俺「バーチカルアーク!」ブウンッブウンッ

ネピアの女王腹「」ザンッズドンッ!!

ネピアの女王HP「」ヒュ-ン...

ネピアの女王「」パリ-ン...

リズベット「はぁ、はぁ…お、終わったの…?」ストッ

俺「はー…はー…」ストッ

俺(今のレベルでもフィールドボスくらい楽勝かと思ってたが、まさかアスナ無しで俺一人で削り切るのが……こんなに時間かかるとは…)

俺(アニールブレードの耐久もソロだとこんなゴリゴリに削れるんだな…)チラッ

アニールブレード耐久「赤色」

俺(こいつの強化の時、俺は攻撃力の底上げで鋭さを上げまくってたが…)

俺(ソロのキリトは強化の半分を丈夫さの強化に回してた意味がようやく分かった…)

俺(……てかそもそも、昨日シリカに良いカッコしてないで…ちゃんとレベリングしてから今日こいつに挑んだ方が良かったか?…)

俺(そうしてたらもっとスムーズにこいつも…)

俺「いや、まぁいいか。とりあえずはこのボスはちゃんと倒せたんだし…」ポーション「」キュポッ

俺「お疲れリズ」スタスタ

リズベット「この後、そこの洞窟に入るって本気?…」ポーション「」キュポッ

俺「ああ、自動回復が終わったら入る。たがその前に…こいつの修理って頼めるか?」

俺「今のタランチュラとの戦闘でかなり耐久が削れた」

リズベット「別に良いけど素材は?あたし今の修理用の鉱石一つも持って無いわよ?…」

俺「俺が少し持ってる。それを全部渡すから使ってくれたら良い」

リズベット「まぁ、それならここでも出来るけど」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 13:12:46.92 ID:MEbCyWFC0
迷宮区域

俺「と言うかフィールドに居ても直ぐに修理頼めるのって意外と便利だよな…」

リズベット「フフン。やっとアタシの凄さに気付いたか」

俺「いや、元々凄い助かってはいたけどな」

リズベット「そ、そう?…なら良いけど…//」

俺「もし良かったらこれからはリズも俺とアスナに同行するか?」

リズベット「まぁ序盤の内は別に良いけど…でもあたし、いつか自分の武具店を開いてみたいのよ」

俺「ちゃんとした店を構えるって事か?」

リズベット「ええ。攻略組から稼いだコルはそっちに回そうかって思っててね」

俺「そっか。じゃあ武具屋楽しんでるんだな」

リズベット「そうね。意外と武具屋こそがこの世界のアタシの天職だったのかもしれないわ!//」

俺「…。」

俺(最初は俺とアスナの足らない役職の押しつけみたいになって心配してたが、まぁちゃんと楽しめてるのなら良かったかな…)

リズベット「っと、修理だっけ?ほらその剣見せて」

俺「ああ、頼む」スッ

リズベット「ほいほいっと…うわ!何これ!?かなり削れてるじゃないの!」

ナイフ「」ヒュ-ン…

リズベット「………え?」

リズベット背中「ナイフ」ドスッ

俺「リズ…?」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 13:18:11.26 ID:Tg4Os0Za0
まだ死んだかわからんけど2を選んだやつ戦犯だな
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 13:27:07.51 ID:hTDSH9SOO
文脈的にそこより前のシリカにもう大丈夫言われてるのに更に強欲に仲間探しに行った選択も悪さしてそう
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 13:29:34.27 ID:EtdGCUOAo
俺の頭脳的に回復しないで修理頼まないだろうし一撃死だったら俺も勝つの厳しそう
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 13:50:29.84 ID:MEbCyWFC0
迷宮区域

リズベット「ぅ…」ビリッ

俺「リズ!くっ…!」スッ

リズベット背中ナイフ「」グッ

リズベットHP「黄色」ヒュ-ン...
麻痺マーク「300秒「」」

俺(麻痺?このナイフ…。まさか麻痺毒を強化した…?)

俺(しかも、プレイヤーの物の……)ゴクリ...

俺「ッ…」キョロキョロ

岩盤「」

俺「…。」チラッ

岩盤「」

俺「くっ…!」ビュンッ!!

手「麻痺ナイフ「」」パシッ!!

黒ポンチョの男「おいおい、他のプレイヤーに向けてナイフを投げるなんて危ないだろ?」スッ

俺(こいつ、アルゴの言ってた黒ポンチョの…)

俺(そうか。隠蔽スキルでずっと姿を隠して、俺達の事を尾行していたのか…)

俺(俺がボス戦に備えてスキルスロットから索敵スキルを一瞬抜いた、このタイミングを狙って……)

リズベット「だ、誰…?」ビリビリ

黒ポンチョの男「It's show time!!」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 14:17:24.17 ID:MEbCyWFC0
迷宮区内

俺(こいつ…)

黒ポンチョの男「オレンジバー「」」

俺(何らかの犯罪を犯したプレイヤー、オレンジプレイヤー…。初めて見たな…。いや、見たくは無かったが…)

黒ポンチョの男「…。」

俺「…リズ、一旦返して貰うぞ」スッ

アニールブレード「」

リズベット「お、俺……」ビリビリ

俺「お前の狙いは彼女の持つ大金だな?」スチャッ

黒ポンチョの男「…。」

俺(恐らくこいつ、ずっと前からリズを狙っていた…。そして圏外に出て援軍も来ないこのタイミングで…)

俺(レベル差では最近まで攻略組のトップ層だった俺は負けてないと思うが……)ゴクリ...

黒ポンチョの男「フフフ…ハッハッハッハッ!」

リズベット「え?…」

俺「ん…?」

黒ポンチョの男「オレが欲しいのは…お前等の命だ…」ニヤッ

俺「なっ!?」

黒ポンチョの男「…!」ダッ

俺(速い!?)グッ

カキ-ン!!

俺「お前、本当に分かっているのか!?この世界の死は、現実世界の…」ググッ

黒ポンチョの男「それがどうした?」ダガ-「」ビュンッ

俺「ッ!?」サッ

俺(マズイ。こいつは……)


コンマ下二桁
16以上俺は人を殺す事を恐れてしまい、隙を突かれて麻痺ナイフを刺されてしまった…
15以下対人戦はクソ上手かった俺、何とか凌いではいたがアニールブレードの耐久の方が…(身体能力上昇、リズベット死亡可能性大)

安価下(16以上なら下の判定へ)


コンマ下二桁
11以上麻痺耐性持ちの防具なので簡単に麻痺にはならなかった
10以下麻痺ってしまった…(全滅)

安価下2
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 14:19:04.48 ID:Tg4Os0Za0
ほい
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 14:33:53.78 ID:e7Nxv6Q/O
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 14:38:11.81 ID:e7Nxv6Q/O
こうなってくると1が最低で3が次点2が最善だったのかね
精神論だけど護る相手がいるといつも以上の力が出せるって言うし
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 15:15:10.58 ID:MEbCyWFC0
コンマ48
コンマ78
迷宮区内

カキンッ!!

俺(こ、こいつは…違う。ガチの犯罪者だ……)グッ

黒ポンチョの男「…。」サッ

俺「くっ…!俺を舐めるなぁっ!」ブンッ!!

黒ポンチョの男「…。」

俺「はっ…!」ビクッ!!

黒ポンチョの男「……どうした?さっきみたいなソードスキルを使わないのか?」ニヤッ

俺(しまった!?咄嗟にプレイヤーを斬る事を、躊躇って…)

黒ポンチョの男「フッ、攻略組って言っても所詮この程度か…」サッ

俺「ッ…!?」

俺胸「麻痺ナイフ「」」ドスッ!!

俺「うっ!?」

アニールブレード「」ガシャンッ!!

リズベット「俺…!くっ…」ビリビリ

俺「お、お前……」ブルッ...

黒ポンチョの男「さてと…プレイヤーを直接この手にかけるのは初めてだが…どっちからにするかな?」ダガー「」シャキンッ

リズベット「ッ…」ビクッ!!


コンマ下二桁
71以上リズベット、気付く(リズベット好感度8に上昇)
70以下リズベット、気付かない

安価下
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:16:43.10 ID:OvqIljBEO
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:18:07.41 ID:EyVbjoBoO
前回二連続だったけど単発2回連続になるのか?
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:18:40.47 ID:EtdGCUOAo
キツいな
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:20:36.74 ID:Tg4Os0Za0
前と同じならその下も単発だしもう一度になるのか?
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:23:34.86 ID:EyVbjoBoO
ここは取れればラッキーだけどミスしたから終わりって場所ではなさそう
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 15:23:47.33 ID:MEbCyWFC0
単発末尾O2連でその下も単発末尾Oなので取り直し

コンマ下二桁
71以上リズベット、気付く(リズベット好感度8に上昇)
70以下リズベット、気付かない

安価下
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:24:20.86 ID:Tg4Os0Za0
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:24:23.56 ID:EtdGCUOAo
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 15:40:41.99 ID:MEbCyWFC0
コンマ86
迷宮区内

黒ポンチョの男「やっぱ、先ずは生意気なお前からだ」ダガー「俺「」」シャキンッ

俺「クソッ…」

黒ポンチョの男「フッ、ちょっとずつ行くぞ。そら!」ビュッ

俺「ッ…!」

リズベット(俺…あっ…)

リズベット「わ、分かったわよ!武具屋で稼いだコルなら全部アンタにあげるから…だから…」

黒ポンチョの男「ほう…」

俺「や、やめろ…。リズ…そんな事をしてもこいつは…」

黒ポンチョの男「お前は黙ってろ」足「俺「」」ドンッ

俺「フグっ!?」地面「」ドゴッ

俺HPゲージ「黄色「」」ヒュ-ン...

リズベット「や、やめなさい…。ほら、ここに置いたから…」ビリビリ...

大量のコル「「「」」」ポンッ

黒ポンチョの男「フン、それで良いんだ…」スタスタ

俺(俺に……背を向けた!今だ!!)

俺「…!」バッ

黒ポンチョの男「ん!?」

俺回し蹴り「」ビュオッ
黒ポンチョの男背中「」ドゴオッ!!

黒ポンチョの男「壁」ドオンッ!!

俺「リズ!よくこの状況でパニックにならず俺が麻痺って無い事に気付いて合わせてくれた!」タッ

リズベット「俺ェ…」ジワッ


リズベットの好感度が8に上昇した
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:46:30.75 ID:EyVbjoBoO
リズベット元々好感度9じゃね?
俺からの好感度が7なだけで

この場合俺からの好感度が上がるのは違和感

だけど10が最高で一人だけしか上げられないのにここで消化するのか?
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 15:46:48.50 ID:MEbCyWFC0
迷宮区内

黒ポンチョの男「フン…」ムクリッ

俺「くっ…」

リズベット「あっ…」

黒ポンチョの男「チッ…悪運の強い。ボスの種類的にてっきり毒耐性だと思ってたが、麻痺耐性の防具だったか…」

黒ポンチョの男「しかも麻痺に見せかけた狸寝入りだったとは、結構策士らしい事するじゃねえか…」ニヤッ

俺(背中から不意打ちを喰らわせて、リズの元へは行けたが脅威が去った訳では無い…)

俺(どうする…。リズの麻痺が回復するまで後120秒…)

俺(ここでリズの回復まで耐えるか、それともリズを担いで逃げるか…もしくは……)

俺(回復まで耐える場合は、もし失敗したら恐らくリズがやられる…)

俺(担いで逃走した場合はまぁ間違い無く俺がメインで狙われるだろう…)

俺(そして最後の一つは俺の覚悟次第…。今後の事にも色々と影響を与えてしまうだろう……)

俺(どうする…)



1リズベットを抱えて逃げる
2120秒リズベットを守り切る
3殺人者になっても良い覚悟で反撃を試みる

多数決下3まで
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:48:38.57 ID:Tg4Os0Za0
1
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:52:01.15 ID:EyVbjoBoO
120秒守り切っても脅威は無くなってはないんだけど増援が来たりするのかね

それに賭けるか2
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 15:57:49.54 ID:OxyYQQC4O
2
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:02:59.95 ID:/a2hAfXAO
武器折れる寸前なのに耐えるのは絶対キツい
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:18:32.74 ID:EyVbjoBoO
>>269で打ち合いしてないし2回か3回の判定分は残ってそうだけどその間の増援をお祈りするしかないかな

>>269は低い方の判定だしコンマ次第で判定は増えそう
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:22:49.23 ID:TPaVqYxgO
ここ乗り越えたら対人戦闘の経験も増えるしいい事ずくめ進行上対人戦は増えてくるし

ただ判定はきついだろうからなんとも言えないけど
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 16:30:11.30 ID:MEbCyWFC0
迷宮区内

俺(……ここで奴の攻撃を120秒凌ぎ切り、先ずはリズをここから逃す)

俺(その後、俺も頃合いを見て奴の前から逃げる)

俺(それが一番全員が生き延びるリスクの低い選択の筈だ…)グッ

リズベット「俺…」ビリビリ...

俺「大丈夫だ。必ず守ってみせる…」スチャッ

俺(攻撃しなくても弾きに専念すれば…。ただ、唯一の懸念点は…)チラッ

アニールブレード「赤色「」」

俺(もう折れかけのこいつの耐久値…。ダガーの振る速さ的に、最低でも3秒に1回は攻撃が来る筈…)

俺(合計30発以上は…)

俺(それでも…やるしか無い…)グッ

黒ポンチョの男「てっきり逃げるかと思ってたが…フッ!」ダッ

俺「ッ…!」バッ

カキンッ!!



コンマ下二桁
86以上キッチリ120秒守り切った
11〜85残り20秒辺りで剣の耐久値を削りきられて折られてしまった…
10以下マモレナカッタ…(リズベット死亡)


安価下
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:30:58.86 ID:TPaVqYxgO
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:31:33.49 ID:bcN/UEyU0
お見事
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:32:49.05 ID:TPaVqYxgO
1足りた
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 16:54:24.79 ID:MEbCyWFC0
コンマ86
迷宮区域

俺(こいつがリズの方へと行こうとすれば体術で吹き飛ばして対応…)

俺(そして、俺を狙った場合は剣で弾く事で俺は時間を稼いでいた)

俺(幸いな事に奴はオレンジプレイヤーの為に主街区へと戻れず、この使っているダガーも恐らくシリカの持ってるレア武器よりも弱い…)

後(その為、俺のアニールブレードも20以上打ち合っても削りはMAXまでは減らされなかった)

黒ポンチョの男「これはどうだ?」ブンッ

俺「くっ…!」ブンッ 

俺(これは横に…流す!)剣の腹「」チイイインッ!!

カキンッ!!キンッ!!

リズベット「俺……あっ!」ピクッ

リズベット「麻痺が回復したわ!」

黒ポンチョの男「…。」チラッ

俺「リズ!回復したらここから逃げろ!」

リズベット「あ、アンタは!?」

俺「俺も直ぐに逃げる!」

リズベット「分かった!」タッタッタッ

黒ポンチョの男「フッ…。だったらまた…」スッ

麻痺ナイフ「」シュッ

リズベット「あっ…」

俺「ッ…」俺腕「」ブシュウッ

黒ポンチョの男「チッ…」

俺(よし…。これでリズは無事に迷宮区から避難させれたが、後は俺だな……)チラッ

俺HPバー「赤色「」」

俺(ずっと受けと弾き…。そしてリーチ差で防ぎきれない攻撃は直接喰らう事に徹してたせいでもう死にかけだ…)
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 16:56:00.92 ID:Tg4Os0Za0
身体能力は対人戦では無意味なのかな?
ボス戦では回避が上がるみたいだけど
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 17:07:56.54 ID:MEbCyWFC0
迷宮区内

黒ポンチョの男「女には逃げられたか…。まぁいい、それなら一番生意気なテメェだけはここで仕留める」

俺「…ッ」

俺(もう剣は限界だ…。後1回でも打ち合えば折れる…)スチャッ

黒ポンチョの男「あぁ?はっ、なんだ。もうソードは耐久値限界で使えねえってか?」

俺「フー……」

俺(大丈夫だ…。次の一撃を絶対にかわし、体術スキルを叩き込んで逃げれば…)

黒ポンチョの男「言っとくがテメェの間合いは分かった。もうその得意の体術はオレには効かねえぜ」スッ

俺「ッ…」ビクッ!

俺(いいや、たった少し戦っただけでそんな事はありえ無い…)

俺(…もしそうだとしても、更に限界を突破して進化するしか道は無い…)

黒ポンチョの男「そら行くぜ!」ビュオッ

俺「くっ…おおおおおっ!!」クルンッ


俺拳「」ブンッ

コンマ下二桁
91以上俺は限界を超えて黒ポンチョを吹き飛ばし、逃走に成功した(身体能力Maxに)
90以下本当に見切られていて俺は地面に叩き付けられてしまった…

安価下
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:10:07.41 ID:EtdGCUOAo
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:16:03.77 ID:TPaVqYxgO
成功させる気のない難易度で草
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 17:22:37.57 ID:MEbCyWFC0
コンマ41
迷宮区域内

俺腕「黒ポンチョ腕「」」ガシッ

俺「なっ!?」ブワッグルンッ

地面「」ドガアッ!!

俺「ガハッ!?」

黒ポンチョの男「ヘッ、だから先に忠告してやったのによ」

俺(体術スキルじゃ無い。普通に投げられた…?柔道みたいに…)

俺(素の身体能力の差で負けた?え…?そんなんアリ?…)

俺(これ、ゲームだよな?ゲームなんだよね?…)

俺(このプレイヤーの身体能力おかしくね?…普通にアスナ以上だろ…)

黒ポンチョの男「残念だが、ここで終わりだよテメェの物語は」シャキンッ

俺「くっ…」

俺HPバー「赤点滅「」」チカッチカッ

俺(お、終わるのか…?俺は…こんな所で……)


コンマ下二桁
96以上何かが黒ポンチョを吹き飛ばして助けてくれた
21〜95アルゴがアスナキリトを連れて来てくれたので助けられた
20以下俺死亡


安価下
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:22:57.68 ID:BhSXBs3TO
まかせよ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:28:56.40 ID:mrjVU1cUO
生き延びたか
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:36:28.76 ID:Tg4Os0Za0
1人で来たとしてもスイッチができない分ボスに苦労するしであまり難易度変わってなさそうだな
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:37:42.58 ID:Tg4Os0Za0
リズベットが居たおかげで麻痺の不意打ちができた分一緒に居た方が難易度下がってたりしてな
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:39:04.53 ID:qn2423QUO
一人で向かったら毒耐性に装備変えてるから麻痺で詰みだろ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:42:18.90 ID:Tg4Os0Za0
>>242で準備せずに向かうがあるから麻痺耐性はそのまま
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:45:37.71 ID:LYsXrAMxO
ここまで戦闘技能に差があるなら1人だとどっちにしろ詰んでたかもな
まさかリズベット連れてきた方が良かったとはな
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 17:49:20.88 ID:R8ZBm/SZO
リズ連れてきた方が良かったとかそんな事あるわけない
>>242で3ならもっと簡単に逃げられただろ

それか出会わないか

つーかリズの好感度だけしか上がらないとかこの難易度で割に合わないわ
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 18:28:08.33 ID:l73q2O+40
コンマ68
迷宮区内

ダガー「」ヒュッ
 
俺(これが突き刺されば、間違い無く俺は終わる……)

俺(……でも、リズは助けられたし……俺としては…)

閃光「」ビュウンッ

俺「…ん?」

黒ポンチョの男「…あ?」

俺(その緑色の閃光の色は、初めて彼女と会って……そして…いつも、放つスキルを見た時の色だった…)

黒ポンチョの男「うおっ!」ブワッ!!

俺「ぁ……」

アスナ「…。」

俺「アス…ナ?……」

アスナ「ハァッ…はっ…良かった…。間に合った…。間に合ったよ俺君…。はぁっ…はっ、これ。直ぐに飲んで」スッ

俺「うっ!?」ポーション「」ゴクッ

アスナ「ちゃんと生きてるよね?俺君?…」

俺「あぁ…でも、なんで…」プハッ

アスナ「この辺には麻痺属性のモンスターなんて居ない筈なのに…」

アスナ「なのにリズも300秒も麻痺するし、俺君のHPも…どんどん下がって行くから…」

俺「……。」

俺(そっか…。アスナとはパーティー組んだままだったから…でもこんなに早く…?)

アスナ「待ってて。直ぐ終わらせるから…」スタスタ

黒ポンチョの男「なるほど…噂の閃光さんか。いいさ、そいつじゃ物足らなかったんだ…」

黒ポンチョの男「アンタとも手合わせしておくか」シャキンッ

アスナ「…。」シャキンッ!!

俺(マズイ!これは俺の時と一緒だ…。戦う気になっていても、いざプレイヤーにソードスキルを放とうとしたら無意思に手が止まった…)

黒ポンチョの男「行くぜえっ!」ダッ

アスナ「…。」

俺「待てアスナ!これは…」

黒ポンチョの男「…。」ニヤッ

ビュオッ

黒ポンチョの男「なっ…!?」

黒ポンチョの男身体「」ザシュザシュザシュッ

アスナ「…。」スチャッ

俺(あ、アスナの奴…プレイヤーに対して普通にソードスキルを……)
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 18:28:47.75 ID:vqaTJ/FXo
ただでさえPKあるのに2を選んでる時点で戦犯なのに
仲間が死んで俺が[ピーーー]ないのがぶっちぎりで致命的なことすら理解できない馬鹿は二度と選択肢取らないでくれ
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 19:00:01.03 ID:l73q2O+40
迷宮区内

黒ポンチョ「この強さ…。お前が攻略組の中でもトップか…」

アスナ「…。」シャキンッ

俺(アスナに追い詰められてる筈なのに、何だあいつの余裕?…)

アルゴ「はぁっはあっ、やっと追いついたー」タッタッ

キリト「あっ、そいつが例の黒ポンチョの!?」タッタッ

アスナ「うん。そうだと思う…。俺君を殺そうとしてた」シャキンッ

黒ポンチョの男「チッ…次から次へと…」

キリト「フッ、でもどうする黒ポンチョさんよ?これで攻略組が3人。そっちは一人だ」シャキンッ

アルゴ「あのー、オイラも前回、ボス戦に途中参戦したけどね…」

黒ポンチョの男「フン、ガキが粋がるなよ」パッ

アスナ「!?」

煙「」ボフッ!!

キリト「何だこれ!?煙幕!?」

アルゴ「けほっけほっ!」

俺「くっ…視界が…」

俺耳元「黒ポンチョの男「今日は逃してやるが、これで終わりじゃねえぞ」」

俺「…!」ハッ!!

ダッ

煙「」スゥ...

キリト「いない?…」

アスナ「逃げられた?…」   

俺「…。」

俺(プレイヤーを傷付けたりする犯罪者のオレンジプレイヤー…。特に奴とは、長い付き合いになりそうだ…)
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 19:14:49.63 ID:l73q2O+40
迷宮区内

リズベット「はあぁっ、怖かったよ〜アスナぁ〜!」スッ

アスナ「うんうん。リズも頑張ったね」ギュッ

俺「どうしてエルフの森のクエストを受けてた2人とアルゴがここに?」

キリト「元々オレとアスナはクエストの続きでここの近くの森エルフのキャンプ場の近くにはいたんだ」

キリト「アルゴもオレ達と合流しててさ。クエストは中断してこっちに来たんだ」

俺「なるほど。やっぱアルゴの情報を買ってたのはキリトだったのか…」

キリト「ああ。こっちでもモルテって言うβテスター上がりの悪質なプレイヤーが居てさ」

アスナ「こっちも色々大変だったんだよ?その人のせいで攻略組の2つのギルドが衝突寸前で…」

俺「攻略組の邪魔を狙ってるプレイヤーはさっきの黒ポンチョの奴だけじゃ無いのか…」

アルゴ「また調べてみるが、オイラの予想じゃ奴等は裏で繋がりがあって組織的に動いてると考えておいて良いと思うゼ」

俺「そういや何でアルゴまで?」

アルゴ「何言ってんだ俺っち?オイラこそ本当は俺っちとリズにゃんの恩人だぞ?」

リズベット「恩人?」

アルゴ「ああ。俺っちが追い詰められて動揺してるアーちゃんに特別に無料で教えてやったんだゼ?」

アルゴ「俺っちとリズにゃんは迷宮区へ行く為の途中に居るボスへ向かってたってナ」

俺「そうだったのか。助かったよアルゴも」

アルゴ「案内してる最中にアーちゃんだけ途中で全力疾走して先行しちゃったから驚いたけど」

アスナ「本当に怖かったから…俺君、死んじゃうんじゃないかって…」

俺「アスナが1秒でも遅かったら間違い無く死んでたよ…。本当にありがとな…」

アスナ「うん…。もう無理しないでね…」

俺「ああ…」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 19:29:14.75 ID:l73q2O+40
ズムフト

俺(あの後、アスナとキリトは第3層でのエルフクエがもう直ぐ終わりそうなので森エルフのキャンプ地へと戻って行った)

俺(俺とリズの方もイレギュラーが起きて剣も折れる寸前だったり、回復アイテムも大量に使ったり等で消耗し過ぎてたので…ズムフトへ戻る予定のアルゴを引き連れて主街区へと戻った)

アルゴ「俺っちが戦ってたさっきの黒ポンチョのプレイヤーと、キー坊が言ってたモルテってプレイヤーはオイラが調べておくゼ」

俺「ああ。また何か分かったら教えてくれ」

アルゴ「ああ。んじゃな」

俺(アルゴはそのまま次の仕事があるとかでズムフトでさよならし…)




酒場

リズベット「はぁ〜。また疲れた〜」グデ-

俺「…久々の実戦でボス戦からのPK戦は疲れるよな」

リズベット「それに結局鉱石も取れなかったしね〜」

俺「ああ…。すまなかったな…」

リズベット「アンタのせいじゃないでしょ。悪いのは全部あのキモい黒ポンチョのせいだわ!」

リズベット「もし次にあいつと会ったら、今度こそボッコボコにしてやるんだから!」

俺「…。」

俺(正直、奴と会ったのがリズで良かったな…)

俺(並大抵のプレイヤーではあんなPKされかけたらトラウマになって、最悪はじまりの街から二度と出なくなる筈だ…)

俺(それに俺の方も…。今日の選択はミスが多過ぎた…)

シリカ「あ、いたいた。俺さん」

俺「シリカ?」

シリカ「あの…ユナさんがお話しがあるって…」

俺「うん?…」

ユナ「あ、あの…私も、俺さんのギルドに入れてくれませんか!?」

俺「……。」

シリカ(…あ、あれ?)

俺「ごめん…。今は…入れられない…」

ユナ「あ……」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 19:38:35.56 ID:R8ZBm/SZO
ただ難易度だけ高くてなんの+もないイベントだったな
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 19:48:17.45 ID:l73q2O+40
酒場

俺(俺は、今日体験した事をシリカとユナに説明した)

シリカ「俺さん達が殺されかけた…」

ユナ「オレンジプレイヤー…」

俺「ああ…。だからすまない…」

ユナ「…。」

リズベット「こいつも悪意があって言ってる訳じゃ無いのよ…。今日は本当に何度も死ぬかと思ったから…」

ユナ「い、いいえ。それなら仕方ないです…」

俺(ユナはとても残念がっていたが…これは当然の答えだった…)

俺(今の俺では、俺よりレベルの低い人を守る事すら出来ない…)

俺(今日の俺はギルドマスターとして、全ての選択を誤ったと思う…)

俺(行く前にアルゴから気を付けろと忠告があったのに、安易に危険な地帯にリズベットを連れて行った事が先ずリーダーとして間違いだった…)

俺(そして、奴を吹き飛ばして逃げる千載一遇のチャンスもあった。しかし俺が選んだのは…)

俺(剣も折れかけで、リズベットの事も守れない可能性すらあったのに…レベル差があるからとタカをくくって…)

俺(そして逆にやられて大ピンチになった…)

俺(結果としては全員無事に助かったが、でも全てがダメだった…)

俺(あの時アスナが来てくれなければ、間違い無く俺も死んでいた…)

俺(自分の事すら守れない今の俺では、あんなプレイヤーが現れた以上…ビギナーを守ってやれる自信が無い…)

俺(ユナのようなビギナーを更に入れるには、もっと俺自身も強くなって、そしてリーダーとしてちゃんと仲間の事を第一に状況判断が出来るようにならないとダメだ…)


カリスマが下がった
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 19:50:23.60 ID:R8ZBm/SZO
そうは言うけどガチの暗殺者からリズベット担いでどうやって逃げ切るんだかね?
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 19:53:38.95 ID:umu7QD1B0
わけわからん妄想でわけわからん正当化してたやつ答え合わせされてて草
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 19:56:37.92 ID:9elvXY5wO
ただレスを拾って内容を付け足して整合性を合わせてるようにしか見えないけどな
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 19:58:44.69 ID:9elvXY5wO
レスで言われてたこと意識してるの丸わかりな文面だし
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 20:01:39.28 ID:9Slrdsa4O
IDコロコロの他責くんは自分が馬鹿なの自覚しろって
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/18(木) 20:04:53.34 ID:EtdGCUOAo
>>154でPK戦がボス戦代わりだったけどこのルートでも当てはまるのか?ボス戦代わりなら頭脳ヒント欲しかったな
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/18(木) 20:11:30.91 ID:l73q2O+40



俺「…ッ!」ブウンッ!ブウンッ!

ロアリングウルフ「」ザシュッ!パリ-ン
ロアリングウルフ「」ザシュッ!パリ-ン

俺(毎晩深夜にレベリングはしてるが…今の俺は現在26レベル…)

俺(しかしアスナは…)

「Asuna Lv31」

俺(この階層が始まって俺が4レベ、アスナは8レベ上昇…)

俺(第3層でアスナとのレベルはかなり開いてしまった…)

俺(俺が色々面倒見てたからか、シリカやリズベットは育ってきてはいるが…)

俺(このペースではフロアボス戦の頃には俺が27へ行く頃には、アスナは33くらいまで行っててもおかしく無い…)

俺「これだと第4層第5層へ行く頃にはレベル差開き過ぎてて経験値引かれるからアスナとはもうパーティー解散するしか無いな…」

俺「……。」

俺(……これ以上のギルドの勧誘とか人間関係系の事は一切せずに、暫くはこの人数でギルドはとどめておいて…)

俺(俺は暫くガチでレベリングした方が良いかもしれん…)

ピコンッ

俺「ん?こんな時間にメッセージ?…アスナ?…あれ?違う…」スッ

俺「サチ?…」
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