【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」第2層

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780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/23(火) 16:16:57.33 ID:qvzp+dBz0
ユナのみ訂正→7に
エギルは元々4だったので上がっています
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/23(火) 16:52:58.16 ID:qvzp+dBz0
第六層
スタキオン

俺(第六層の主街区はパズルで出来た街だった)

俺(建物の全体がゲームのような四方で造られており、どの扉にも多種多様なパズルが仕掛けられており…)

俺(扉の中に入るにはパズルを解くしか無い)

俺(……うん。この層の主街区は第5層とは違い流行らないだろうな)

俺(俺はその街で、ギルドマスターとしてリンドにとある部屋に呼び出されていた)

俺(第5層のクリア報酬で手に入れた、ギルドフラッグの所有についてだ)

リンド「第5層のフロアボスの討伐は君の所が行ったのだろう?」

俺「…どうしてそう思った?」

リンド「ALSがボス部屋へと駆け付けた時には既にそのフロアにはビーターの彼…キリトさんしか居なかったと聞いた」

リンド「しかし、彼が幾ら我々よりも強いビーターだと言っても彼ソロで挑める敵では無いのは我々も知っている」

リンド「だとすれば、考えられるのは一つのみ。君の所のギルドがキリトさんに手を貸したのだろう?」

俺「…さぁな」

リンド「その答えは肯定と捉えよう。そのウチで聞く」

リンド「何故キリトさんにボス報酬を預けた?」

俺「リンド、アンタの所のDKBもあのバフアイテムが欲しいってか」

リンド「当たり前だろう。半径15メートルのギルド仲間に対して、攻撃力、防御力、デバフ耐性上昇」

リンド「それに加えてスキルのCT短縮…これほど壊れたアイテムは存在しない」

俺「よく調べてあるな…。その通りだよ」

リンド「…ハフナー、アレを」

ハフナー「…。」コクッ

大量のコル「「」」

俺「…!」

リンド「30万コルある。譲る気は無いか」

俺(さっ、30万コル!?1日はじまりの街で宿屋に泊まれば12コル…他に食料等を買うとしても大体15コル程度あれば生活出来る…)

俺(つまり、約2万日…一人で生きて行くとしたら50年はニートになっても…!?…っていかんいかん)

俺(貧乏だとどうも思考にノイズが走ってしまう時があるな…。早く金回りの問題は解決しないと…)

俺「…悪いが、金を幾ら積まれてもギルドフラッグは譲る気は無いぞ」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 17:18:41.55 ID:plnEvEMSO
リンドがギルド間のパワーバランスを保ちたいって理由で納得するか微妙
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/23(火) 17:36:10.57 ID:qvzp+dBz0
スタキオン

リンド「そうか…譲る気は無いか」

俺「アンタだって、金で買えるとは思って無かっただろう?」

リンド「フッ、確かに君は金で動くような男では無いとは思っていたがな…攻略組のリーダーとしてこれは必ず交渉しておかねばならん事だったんだ」

俺「そ、そうか……。少しは俺を買ってくれてるんだな…」

リンド「一応、第1層の頃から君を見てるんだ」

リンド「キリトさんのようなβテスターじゃ無いにも関わらず君は誰よりも逆境に強く、そして頭も指揮能力も高い」

リンド「アスナさんやリズベットさん、ユナさんと言ったこの世界で唯一無二の力を持つ者からも慕われる程カリスマだってある…」

リンド「同じ攻略組として、そして同じ身分のリーダーとして君の事は高く評価はしているつもりだ」

俺「ど、どうも……」

俺(評価は嬉しいけど……めっちゃ金は欲しいけどね!?!?俺の今の所持金言ってやろうか!?312コルだぞ!?)

俺(この後リズにボス戦で消費した武器防具の修理出したら12コルしか残らないぞ!?)

俺(第5層からはじまりの街に戻って宿屋に泊まるせこい事しなきゃならないんだぞ!?)

リンド「ん?何か?」

俺「あ、い、いや…なんでも無い…」
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/23(火) 17:47:11.86 ID:qvzp+dBz0
スタキオン

リンド「しかしそんな壊れアイテムが100層ある内の第5層で出ると言う事は、この先のフロアボス戦ではそのアイテム必須級のボスが出てくるのではと言う事も危惧している」

俺「それはまぁ…。可能性はあるだろうな…」

リンド「それを理解しているのなら、あのアイテムをキリトさんに預けておくのは攻略上良く無いのではないか?」

俺「リンドは攻略第一に考えるからいけないんだ。その前に解決しなきゃいけない問題がある筈だ」

リンド「問題とは?…」

俺「積極的に中層組をギルドへ取り入れて、規模の大きくなりつつあるALSとの対立だ」

リンド「う…」

俺「ALSとDKBの合併…これが成立するのなら、俺もキリトもフラッグはそっちへ渡して良いと思ってる。勿論無償でだ」

リンド「なら残念だ…。今後はギルドフラッグが無い前提でのボス攻略を考えて行かねばならないと言う事か…」

俺「その分、合併する気がないのならウチのギルドからも更に戦力を出して人数差でバフ分の戦力を補って行く。それなら異論無いだろう?」

リンド「うむ…。まぁそうして行くしか方法は無いだろう」

俺「ならこの会議は終わりだな」

リンド「あー、待ってくれ」

俺「うん?」

リンド「今回の件は我々の対立が深刻化しない様配慮して行ってくれたのだと理解している…」

リンド「ならばギルドリーダーとして言わねばなるまい…感謝する。キリトさんにもそう伝えておいてくれ」

俺「お、おう…」

俺(ボス戦の後、駆け付けたALSのメンバーからはキリトをPKしてでもフラッグを奪おうと言う声も出たらしいが…)

俺(それを諌めたのはキバオウだったらしい…。一つのアイテムの為にPKしては元も子も無いだろうと…)

俺(どっちもリーダーとしては成長して来ているらしいが…ALSとDKBの合併ルートは諦めるしか無いだろうな)
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 19:04:18.74 ID:oHcK/DdDo
原作と変わらんしフラッグ独り占めしてガッツリ敵対してもおもろかったかもな
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/23(火) 21:28:38.47 ID:qvzp+dBz0
スタキオン

扉「」

リズベット「むぐぐ…だあぁ!!」カチャカチャ

俺「何やってんだよリズ?」

リズベット「何って…見たら分かるでしょ!このパズルのせいで扉が開かないのよ!」

俺「こんなもん、要は知恵の輪の要領で…」カチャカチャ...

俺「ほら、開いたぞ」扉「」ガチャッ

リズベット「…ホント、アンタもアスナも何でも出来て羨ましいわね」

俺「そんな事無いさ。リズが居ないと俺やアスナだけじゃ武器や防具の生産も強化も出来ない」スタスタ

リズベット「それはそうなんだけど…でもこの層じゃ扉がこんなんで商売上がったりだわ」スタスタ

リズベット「ハァ〜第6層の攻略が終わるまであたしは下層に戻って商売しようかしら…」

俺「リズはもうボス戦は行かないのか?」

リズベット「いやいや、何言ってんの?アタシの本職こっちよ?」

俺「そうか。寂しくなるな」

リズベット「う……ま、まぁアンタがどうしてもって言うなら…その時はまた行ってあげても良いけどさ…///」

俺「まあ今回は別に良いや」

リズベット「……どっちなのよ」

俺「第5層は非常時だったから最低限レベリングして皆んなに手伝って貰ったが、俺達だけでやって行くのはどう考えても無理だ」

俺(いや、あのギルドフラッグがあればワンチャンあったけど…)

俺「今後も攻略はALSとDKBに引っ張って行って貰ってウチはウチのペースでまったりやって行くさ」

リズベット「ま、それが良いかもね。ウチは皆んなレベルもバラバラだし攻略ガチ勢!みたいな面子もいないし」

俺「ああ…。だが…」

リズベット「うん?」

俺「リズ、麻痺レベル5無効化の防具って作れるか?」

リズベット「麻痺レベル5無効化の防具?…」
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/23(火) 21:42:17.49 ID:qvzp+dBz0
スタキオン

リズベット「そういや、この前のPK…麻痺毒レベル3のナイフ使って来てたわね…」

俺「ああ…。もし今後レベリングとかしてる時にまた奇襲されたら面倒だ」

俺「レベル5の無効化の防具が作れるなら俺もそれを作りたいんだ」

リズベット「麻痺レベル5無効化かぁ〜。俺もって事はアスナはもう持ってるのよね?アスナはどうしてたの?」ピッピツ

俺「アスナなら…」



アスナ『俺君、見てこれ!』

紫のペンダント「」

俺『ん?ペンダント?レア物か』

アスナ『そう!エルフ戦争クエストやってる時にドロップしたのよ!』

俺『へえ。付いてるなステータスは…麻痺レベル5無効化!?』

アスナ『うん。これ、俺君にあげるわ!』

俺『え?いや…これはアスナが持っておけよ』

アスナ『え?でも…』

俺『大丈夫。俺も今度麻痺耐性の防具、リズに作って貰う予約入れてるしさ』

アスナ『それなら良いけど…』

俺『第5層じゃ街を堪能する余裕も無かったんだ。こっちの事は心配せずアスナは第5層第6層のエルフクエ楽しんできな』

アスナ『うん…。でも何かあったら本当に連絡してね!絶対だよ!約束だからね!』

俺『お、おう…』

アスナ『もし嘘付いたら、私もうエルフクエここで破棄して俺君と居るから!』

俺『だ、大丈夫だって…』

俺(後3層なのにここで破棄するなんて勿体な過ぎる)
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