【劇場版安価】佐天「Alive A」鴻野江「Life is Beautiful」【禁書】FINAL

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160 :1 [saga]:2025/10/23(木) 18:43:09.81 ID:gdoFDWw50
 龍騎SV(佐天)「ハァッ!ぐぬぅっ・・・!ダァアッ!」


 ―ギュオッ! バギッ! ガッ・・・! ドゴッ! バギィッ!
 
 リュウガ(鏡像佐天)「っ・・・!」

 
 ―ビュオッ! バギッ! ドガァッ! ゴガァッ・・・!

 龍騎SV(佐天)「っづぅ・・・!やぁっ!デアリャッ!」

 どちらも一歩たりとも引かない拳打の応酬を龍騎とリュウガは繰り広げていた。
 適格に隙を狙って拳を突き出すといった高度な体術ではなく、ただ我武者羅にダメージを与えようと龍騎は拳打を叩き込む。
 カウンターを狙って顔面を殴り付けられても痛みに耐えながら、左脚を軸にミドルキックを放って押し退けると助走をつけてやり返すように顔面を殴り付けた。

 リュウガ(鏡像佐天)「んんっ・・・なるほど、それがサバイブを得たお前の力か」


 リュウガ(鏡像佐天)「それなりに性能は向上しているが・・・まだ使い慣れていないようだな?」


 龍騎SV(佐天)「だからなんだって言うの!?アンタを倒すためなら、それぐらい!」


 龍騎SV(佐天)「いくらでも闘魂と根気で賄えるっての!」


 リュウガ(鏡像佐天)「仮にも学園都市の学生であるなら頭を使ってみろ」

 呆れるリュウガに対して鋭いフックとアッパーカットを繰り出すも、悉く回避されてしまう龍騎。
 力任せに拳を振るい続けるだけでは勝てないと悟ったのか、龍騎は一旦攻撃の手を止めた。
 ドラグバイザーツバイを手元に引き寄せて、カードデッキからアドベントカードを引き抜くと本体前部にあるカードスロットに装填して読み込ませる。



 ☆ ゾロ目
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 △ ↑以下
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/23(木) 20:22:00.25 ID:PzKfdvhoO
えい
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/23(木) 20:22:28.71 ID:eBc5YdAlO
どっちが強いか…
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/23(木) 20:22:41.62 ID:JkGmZpuDO
ほい!
164 :1 [saga]:2025/10/23(木) 21:42:16.55 ID:gdoFDWw50
 『ストレンジベント』
 
 龍騎SV(佐天)「これって・・・よし!」


 『トリックベント』

 ―シュイィィーーンッ シュイィィーーンッ

 龍騎SV(佐天)「よっしゃ!いくよ!」


 龍騎SV(佐天)2「うん!精一杯やるから!」

 『ソードベント』


 龍騎SV(佐天)3「よーし!頑張ろう!」


 リュウガ(鏡像佐天)「数で圧倒する気か・・・まぁ、悪くはない手だな」

 分身を合わせて3人の龍騎は同時に走り出し、リュウガに向かって行く。
 本体の龍騎は無手であり、2体の分身は通常時とドラグブレードを展開した状態のドラグバイザーツバイを手にしていた。
 先手必勝と龍騎は前蹴りを繰り出し、それを回避したリュウガに分身の1体目はドラグブレードを振り下ろして斬りかかる。
 最初の一撃から2度目の斬撃を受け流し、3度目の斬撃で分身の1体目を蹴り付けて距離を取らせるリュウガ。
 
 龍騎SV(佐天)3「ハァッ!」


 ―ボォォオオッ! ボォォオオッ! ボォォオオッ!

 ―ボガァアアンッ! ボガァアアンッ! ボガァアアンッ!

 リュウガ(鏡像佐天)「っ!ちぃっ・・・!」


 龍騎SV(佐天)「ナッイスあたしっ!」


 龍騎SV(佐天)2「セェアアッ!」


 ―ドガァッ! バギィッ! ドゴォッ! ドガァッ!

 ―ザシュッ! ザシュッ! ズバァアッ!

 リュウガ(鏡像佐天)「っ・・・!」

 離れた場所から攻撃の隙を狙っていた分身の2体目がドラグバイザーツバイから火炎弾を連射し、リュウガに命中させる。
 火炎弾の爆発で怯んでいる隙に龍騎は分身の1体目の斬撃と共に拳打を叩き込んで攻め込んでいった。
  


 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 △ ↑以下
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/23(木) 21:54:06.17 ID:PzKfdvhoO
みこっちゃんの分身と違って自我が統一感あるな
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/23(木) 21:54:35.08 ID:REASyOFbO
サバイブの分身は強いなあ〜!いけ!
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/23(木) 21:54:52.22 ID:rpG3hXIlO
とは言えリュウガだか…
168 :1 [saga]:2025/10/23(木) 22:57:43.50 ID:gdoFDWw50
 リュウガ(鏡像佐天)「嘗めるなっ・・・!」


 『ソードベント』

 リュウガ(鏡像佐天)「デァアアッ!フンッ!ウォアアアッ!」


 ―ザシュッ! ドガァッ! バシュッ! ガシュッ!

 龍騎SV(佐天)・龍騎SV(佐天)2「「うぁあああっ!?/ぐうぅうっ・・・!」」


 龍騎SV(佐天)3「このっ・・・!」 

 
 ―ビギュンッ! ビギュンッ!

 ―ギュオッ! ギュイィンッ!

 龍騎SV(佐天)3「えっ・・・!?」
  
 リュウガは召喚したダークドラグセイバーで龍騎を横一文字に斬り付け、続け様に分身の1体目をダークドラグクローで殴り飛ばした。
 分身の2体目が援護しようと火炎弾からビームに切り替えて撃ち放つも、リュウガは超電磁砲による強力な電磁シールドで軌道を逸らされてしまう。
 リュウガはブラックドラグバイザーにアドベントを読み込ませると、鏡からドラグブラッカーが出現して咆哮を上げながらリュウガの周囲を旋回する。
 背後でとぐろを巻くように佇むと、鋭い牙の並んだドラグジャウに漆黒の炎を燃え上がらせた。

 リュウガ(鏡像佐天)「やれ」

 
 ドラグブラッカー「ギャオォォオオオオオオオーーーッ!!」


 ―ボ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ!!

 ―ド ガ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ンッ!!

 龍騎SV(佐天)3「うあぁああああっ!!」

  
 ―バ リ ィ イ イ イ ンッ!

 リュウガ(鏡像佐天)「フンッ・・・」


 龍騎SV(佐天)「あぁっ・・・!」

 ドラグブラッカーが吐き出した漆黒のドラグブレスが直撃し、吹っ飛ばされた分身の2体目はガラスのように粉々となって消滅する。
 それを見た龍騎は悲痛な声を上げて精神的なダメージを受けるのも束の間、リュウガは間髪入れずにストライクベントを発動してダークドラグクローを左手に装着していた。
 
 リュウガ(鏡像佐天)「ハァァア・・・ッ!ドラァアアアッ!!」


 ―ボ オ オ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ!!

 龍騎SV(佐天)2「危ないっ!」


 ―ドンッ!
 
 龍騎SV(佐天)「うわあっ!?」


 ―ド ガ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ンッ!!

 龍騎SV(佐天)2「が、ぁあああっ・・・!」

 放心状態となっていた龍騎を分身の1体目は咄嗟に突き飛ばして庇い、漆黒の火球であるダークドラグクローファイヤーを浴びせられた。
 黒い炎に全身を焼かれながら分身の1体目はその場に崩れ落ち、やがてピシピシと体中が罅割れていく。

 龍騎SV(佐天)「そんな・・・!ダメっ!しっかりして!ねぇ!」


 龍騎SV(佐天)2「っ・・・大丈夫だって、あたしは分身だから・・・また召喚すれば会ぇ」


 ―バ リ ィ イ イイ ンッ!

  
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 △ ↑以下
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/24(金) 04:46:59.68 ID:Z7986LlZO
辛い…
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/24(金) 06:32:55.85 ID:56v8SA5HO
いくら分身とはいえ自我のある分身にこれは(´;ω;`)ウッ…
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/24(金) 07:45:53.35 ID:dFf0bW4ZO
本体じゃなっただけ良かったと切り替えるしかない……
172 :1 [saga]:2025/10/24(金) 22:41:40.10 ID:lRro29gS0
 龍騎SV(佐天)「あ・・・」


 リュウガ(鏡像佐天)「おいおい・・・たかが分身が消えたくらいで、そんな悲痛に」


 『ソードベント』

 龍騎SV(佐天)「ああぁぁああああああああッ!!」


 ―ザシュッ! ザシュッ! ガシュッ!

 リュウガ(鏡像佐天)「ぐがっ・・・!」


 『ストライクベント』

 ―ボ オ オ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オッ!!

 我を忘れたかのようにドラグブレードを展開させたドラグバイザーツバイで龍騎はリュウガを滅多切りにし、召喚したドラグクローを左腕に装着した。
 前進して接近するとドラグクローを胸部のブラックチェストに押し当てたまま0距離からのドラグクローファイヤーを浴びせていく。
 1万度もの火炎で熱せられる箇所から赤くなったかと思えば白くなり、突き飛ばされて後退するとリュウガの全身から焼け焦げた異臭と黒煙が立ち上った。
 龍騎はドラグクローを投げ捨ててズカズカと早足にリュウガへと近付いて首根っこを掴み上げる
 
 リュウガ(鏡像佐天)「がぁ・・・っぐ・・・!」
 

 龍騎SV(佐天)「あの子にも自分の意思があって生きてた!それを・・・たかがなんて言うなっ!」

 
 龍騎SV(佐天)「命を簡単に奪った笑ったアンタを・・・あたしは許さないっ!」


 リュウガ(鏡像佐天)「っ・・・ぁ、はははっ・・・!流石の正義感だな・・・」


 
 〜 50以上
 ∧ 50以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/24(金) 22:54:53.21 ID:eGh1WfS0O
これはどっちだ狙い通り…?
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/24(金) 22:55:01.22 ID:tky1+LCzO
それ
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/24(金) 22:55:12.83 ID:DcPDK+hOO
ほい
176 :1 [saga]:2025/10/25(土) 11:10:40.25 ID:/oLL51Nx0
 リュウガ(鏡像佐天)「だが、その正義感は・・・誰のためのものなんだ?」

 
 龍騎SV(佐天)「皆のために決まってるでしょ。龍騎になったその時から決めた事で・・・」


 龍騎SV(佐天)「アンタみたいに身勝手で誰かに手をかける事すら躊躇わない」

 
 龍騎SV(佐天)「そんな暴虐非道を繰り返すような奴を倒すための力でもあるんだから!」


 リュウガ(鏡像佐天)「やれやれ・・・力が全て、という単純明快な思想も悪くないと思わないのか?」

 
 リュウガ(鏡像佐天)「その正義感のせいで見落としている事すら気付けていないというの・・・」

 
 龍騎SV(佐天)「回りくどく言い回さないで!何が言いたいって訳・・・!?」


 リュウガ(鏡像佐天)「・・・私が生み出された、そもそもの要因は・・・学園都市のせいだろう?」


 龍騎SV(佐天)「っ・・・!?」


 リュウガ(鏡像佐天)「超能力に憧れを抱き、自らの理想を実現させたいと思う気持ちを」


 リュウガ(鏡像佐天)「この街は踏み躙ったから・・・自身を欠陥品だと、無価値に思うお前のような」


 リュウガ(鏡像佐天)「存在は少なくとも大勢現れはしないはずだったに違いない」


 龍騎SV(佐天)「そんなのっ・・・そんなのアンタの勝手な思い込みじゃないの!」


 龍騎SV(佐天)「確かにあたしも能力が使えなくて苦しんだり悲しんだりしたよ・・・」


 龍騎SV(佐天)「でもっ・・・前を向いて現実と向き合わないとウジウジしたって仕方ないでしょ!?」


 リュウガ(鏡像佐天)「・・・そうだな」



 ×「だが、それは結局自分自身の問題だろう?」 
 危「但し・・・学園都市の秘密を知っても、そう言えるだろうか」 

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 11:26:00.44 ID:+PvHhdffO
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 11:26:10.49 ID:GufdARJAO
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 11:26:21.91 ID:cKfPV8SDO
キニナルがバツで
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 11:26:30.90 ID:6LScaIf/O
危でー
181 :1 [saga]:2025/10/25(土) 13:08:58.70 ID:/oLL51Nx0
 リュウガ(鏡像佐天)「但し・・・学園都市の秘密を知っても、そう言えるだろうか」 

 
 龍騎SV(佐天)「秘密・・・?何なの、それ」


 リュウガ(鏡像佐天)「知りたいか?・・・だったら、一度ミラーワールドへ入ろうか」


 ―サァァァァ・・・

 リュウガ(鏡像佐天)「そろそろ私も時間切れが近付いてきたようだからな」


 龍騎SV(佐天)「・・・このまま消えてくれた方がいいと思うけど、その秘密を知れば」


 龍騎SV(佐天)「少なくとも学園都市を憎むアンタの気持ちも理解してあげられると思うし・・・」

 
 龍騎SV(佐天)「その時の判断で、アンタを倒すか償わせるか・・・あたしは決めるから」


 リュウガ(鏡像佐天)「・・・」


 ―キュイィィーーーンッ

 -ミラーワールド-

 リュウガ(鏡像佐天)「では・・・時間旅行へご招待しようか。大凡、4年前にな」


 龍騎SV(佐天)「(4年前っていうと・・・あたしがまだ学園都市に来たばっかりの頃だ)」


 龍騎SV(佐天)「(というか、時間旅行ってどうやって・・・!?)」


 龍騎SV(佐天)「そのカード・・・!五和さんが二度と使わないって破ったはずじゃ!?」


 リュウガ(鏡像佐天)「私がコアミラーだというのを忘れたのか?アドベントカードの原料なら」


 リュウガ(鏡像佐天)「いくらでも復元も複製も可能というだけの話だ」


 『タイムベント』

 ―ボォォーーン・・・


 ―バ リ ィ イ イ イーーンッ!

 龍騎SV(佐天)「うわぁあっ!」


 ―チク タク チク タク チク タク・・・
 

  
 ―a 00〜33
 ―b 34〜66
 ―γ 67〜99

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)  

 コンマ50基準設定で以下だったので・・・佐天さんのメンタルがボドボドになります
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 13:14:46.17 ID:+PvHhdffO
佐天さんがここまでボドボドになるのも珍しい…つらい…
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 13:15:02.26 ID:6LScaIf/O
うぅっ…
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 13:15:09.47 ID:RckpzNhSO
185 :1 [saga]:2025/10/25(土) 16:13:04.31 ID:/oLL51Nx0
 佐天「・・・?。ここって・・・(初めて来た時からずっと身体測定をしてくれてる研究所・・・?)」


 佐天「(でも、文字とかが反転してるからミラーワールドの方にまだ居るんだね)」


 [失礼しましたー!] 


 佐天「(!・・・今の声ってあたしの・・・あそこの窓ガラスからだ)」


 [どうだ?さっきの子の強度は。身体の発育は良さそうだったけどな]


 [発育はどうでもいいわよ。まぁ・・・低能力者にも満たない、こんな数値を見ればわかるでしょ]


 [才能は無い、か・・・じゃ、無能力者用の意味ない時間割りをって事で学校に連絡しておくか]



 佐天「・・・は?」



 [ええっ。・・・それにしても、今週に入ってたったの2人しか収穫が無いなんて・・・]


 [これじゃあ、どれだけ予算を割いて効率良く回してたとしても意味がないんじゃないかしら]


 [無能力者用の時間割りで使うプリントの用紙だけでも馬鹿にならないからな]


 [無駄金にも程があるだろ・・・って言ったところで、統括理事会は動かないか]


 佐天「・・・」


 
 ―  30以上
 〜  10以上
 - - ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 16:29:08.12 ID:+PvHhdffO
えい!
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 16:29:20.78 ID:8iZIFAAyO
どん底よねぇ
188 :1 [saga]:2025/10/25(土) 20:06:22.44 ID:/oLL51Nx0
 佐天「(ま、まぁ、あんな口の悪い研究者の人は1人や2人くらい居るよね)」


 佐天「(というかあの男の人、偶にジロジロ見てる気がしてたけど・・・)」


 佐天「(次の身体測定までには、あの研究所を変えてもらわないと・・・)」


 佐天「(・・・誰かが無能力者だって判定された時点で、あんな風に思われてたのかな?)」


 佐天「(御坂さん達はともかく初春とか春上さんは多分違うと思うけど・・・)」


 佐天「(それに、意味のない時間割りってどういう意味なんだろ?)」


 佐天「(木山先生は高校受験とかに出るはずの問題になるから、しっかり覚えておくようにって)」


 佐天「(復習とか予習のプリントとかも渡してくれてるのに・・・)」


 [ほら、次の生徒様が来るんだからさっさと書類を持って行って。・・・どうぞ、お入りください]


 ―ガチャッ・・・

 鴻野江[失礼します・・・]


 佐天「(!。遥希君だ・・・そっか、この頃はまだ同じ学校だから同日で受けてたんだね)」

 

 X 180以上orゾロ目
 
 ↓5まで(コンマ合計)
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:14:47.02 ID:+PvHhdffO
これは行けるか…?
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:15:01.97 ID:TDgXLQSnO
えい
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:15:09.37 ID:i9Q5U6fqO
それ!
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:15:32.17 ID:TSlSEQy8O
ちゃんと学校に通ってた頃の旦那だ…
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:15:45.92 ID:e/a9u4J8O
V濃い!
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:15:57.29 ID:fREEaAFgO
ほい!
195 :1 [saga]:2025/10/25(土) 21:24:48.19 ID:/oLL51Nx0
 [本日もお越しくださいまして、ありがとうございます]


 [藍花悦さん、早速ですがAIM拡散力場の・・・]


 鴻野江[あ・・・えっと、今は本名の方で大丈夫ですから・・・]


 [あぁ、失礼しました。つい・・・それにしても、苦労されているようですね]



 佐天「(・・・ん?あいはな、えつ・・・?本名って・・・どういう事?)」



 [序列第六位の超能力者という身分を隠し通すのも並大抵ではないでしょうから]



 佐天「・・・え・・・?」


 佐天「序列、第六位・・・超能力者・・・?」


 佐天「・・・あ、あはは・・・そ、そっか。これ、アイツが見せてる嘘の過去なんだ」


 佐天「でないと、遥希君があたしに嘘をついてるって事になるし・・・」



 鴻野江[まぁ・・・はい。ずっと無口で近寄り難い雰囲気を作るのが大変で・・・]


 
 × ゾロ目
 危 ↑以外
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 21:29:30.95 ID:+PvHhdffO
!?予想範囲から飛んできたぞこれは…
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 21:29:39.67 ID:fREEaAFgO
ぞんぬ
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 21:29:46.16 ID:4DDu81MGO
199 :1 [saga]:2025/10/25(土) 23:10:09.78 ID:/oLL51Nx0
 [では、実践試験を開始してください]


 鴻野江[はい・・・ふーっ・・・]


 ―キュリリリリリィ・・・

 ―ジャキンッ!

 佐天「・・・ファンタジーっぽい剣を創っちゃった・・・」


 佐天「あれが・・・遥希君が持ってる能力・・・」


 
 [おぉ・・・想像してからコンマ3秒の遅延まで短縮しているな]

 
 [第二位が有する能力と類似した特色を持つ、創造具現。未元物質の下位互換だけど]


 [既存する物質を元素から構築して創り出せるのだから汎用性はそれに劣らずかなり高いのよね]


 [もしも第二位が死んだ時は、彼が第二位になる可能性もあるのか?]


 [あぁ、それはないわね。彼には弟と呼称される複製がいて、それが代用とされるわ]


 [なるほど。ただまぁ、性能と力量を考慮すれば第六位でも十分な才能だろうな]


 
 佐天「・・・本当に遥希君は超能力者なんだ・・・あたしよりもずっと・・・」


 佐天「ずっとずっと強度が高い能力者で、あの研究者の人達に才能があるって認められてる・・・」


  
 ―  50以上
 〜  30以上
 - - ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 23:18:50.44 ID:+PvHhdffO
闇落ちにも光落ちにもなりうる感じ…
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 23:19:09.03 ID:4DDu81MGO
えい
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 23:19:17.22 ID:CB19wCkiO
ほい
203 :1 [saga]:2025/10/26(日) 00:42:56.40 ID:V1q7HdZ30
 佐天「・・・まぁ、そうだよね。誰の価値観からしても無能力者なんかより・・・」


 佐天「よっぽど価値があるのなんてわかりきってる事なんだし・・・」


 佐天「あたしなんか、何の価値もないって思われてても仕方ないよね・・・」


 佐天「・・・アイツが言ってた秘密っていうのは、これじゃないと思うけど・・・」


 佐天「確かにちょっとだけ精神的にクる感じがしたかなぁ・・・」


 佐天「・・・でも、遥希君があたしにでさえ隠してるっていうのも、何となくわかるし」


 佐天「いつか教えてくれたなら、それはそれで嬉しいと・・・思えるよね・・・」


 『タイムベント』

 佐天「っ!?(また時間を戻してた・・・!?)」


 ―チク タク チク タク チク タク・・・
 

  
 ―a 00〜33
 ―b 34〜66
 ―γ 67〜99

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 06:18:45.93 ID:wMSIJXx+O
ほい
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 07:00:22.60 ID:VVxDJnUBO
はい
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 08:21:15.69 ID:K5Srr4UOO
おつおつーまだ落ちないあたり流石に強いぜ…
207 :1 [saga]:2025/10/26(日) 23:10:30.21 ID:V1q7HdZ30
 佐天「今度は・・・どこかの偉い人が仕事をしてる部屋みたいだね・・・」
 
 
 佐天「えっと、カレンダーの日付は・・・わかり難いけど20XX年の8月17日か」


 佐天「あたしが学園都市に来る前の時代なんだ・・・そんなに昔って訳じゃないけど」


 佐天「アイツの言ってた秘密って一体・・・あっ、誰か入って来た・・・」


 佐天「って、あの人・・・は、遥希君のお父さんじゃ・・・!?」



 鴻野江父[ですから、もう少しだけでも追加予算を付けていただかないとあの子達の成長が・・・!]


 [何度も言われようと無価値なゴミクズに無駄金を使われてたまるか]


 鴻野江父[そんな・・・!では、何のためにあの子達は集められたんですか!蠢動さん!]


 蠢動[ふんっ。知れた事を・・・鴻野江、お前の口答えには愛想が尽きた。今日限りでクビだ]


 鴻野江父[っ・・・!]



 佐天「お医者さんの前にここで研究者をやってたんだ・・・」


 佐天「でも、あの嫌な感じの人に辞めさせられて・・・」



 鴻野江父[すまない・・・遠峰君、北条、私が不甲斐ないばかりに・・・]


 遠峰[謝らないでください、鴻野江さん!何とかしてこちらで予算の確保はしますから]


 北条[それよりも、お前の解雇を何としても撤回してもらわないといけないだろう]


  
 ―  30以上
 〜  10以上
 - - ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 02:10:32.52 ID:66kXwJWKO
そろ
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 06:51:59.26 ID:CvC5gnyrO
おお…
置き去り関連にも関連してたんだパパ…
遠峰せんせーや北条さんと面識あるなんていいねぇ…!
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 07:19:22.30 ID:Ptni0RnrO
屑どもにちゃんと意見言えるお父さんえらいよ
こういうのに食い物にならないように真面目に勉強してLevel上げてほしかったんだろうか
そう考えるとゲームにハマるのもウーンってなるのがわかる
211 :1 [saga]:2025/10/27(月) 20:30:34.34 ID:UZRvBggR0
 鴻野江父[いや、そうはいかない。懲戒解雇とはいえ・・・私の退職金は少なからずあるはずだ]

 
 鴻野江父[それを全額予算に回してもらえるよう何とか蠢動に頼み込んでおいた]


 遠峰[えっ・・・!?]

 
 鴻野江父[だから、もう・・・私はここを去るしか選択肢はないんだよ]


 北条[鴻野江・・・。・・・そこまでしてくれたのなら、無下には出来ないな]


 鴻野江父[2人とも、くれぐれも蠢動の動きには気を付けるんだぞ。奴は・・・]


 遠峰[・・・なんですか?]


 鴻野江父[・・・いや、とてもつもなく冷血非道な研究を平気で行う、と言いたかったんだ]


 遠峰[それだけですか?もっと・・・最っ低で最悪な老け顔クソジジイって言えばいいのに]


 鴻野江父[は、ははは・・・さて、それじゃあ荷物をまとめて・・・息子を迎えに行くか]


 北条[母方の祖父母宅に預けっきりなんだろう?早く行ってやるといい]


 遠峰[鴻野江さんのお心遣いは決して無駄にせず使わせてもらいます。本当に・・・お疲れ様でした]


 鴻野江父[ああっ、ありがとう。あの子達の事を頼んだぞ]



 佐天「・・・なんていうか、熱血漢っていう程じゃないけど今と全然違うなぁ」


 佐天「あの遠峰さんと北条さんからはすごく心配されてるし・・・」


  
 ―× 偶数
 〜× 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
 
 >>209 才人工房の子供は置き去りではありませんけどね(多分)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 20:49:42.68 ID:jVgb3Zk0O
理想に萌えてた頃かなぁ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 20:50:48.85 ID:XymHAe1RO
良いか悪いかで言えば良い父なんだろう
仮面ライダーって主人公の父親が出ると悪役ポジが多い気がする
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 20:50:57.84 ID:wBDnCX8QO
215 :1 [saga]:2025/10/27(月) 21:01:39.57 ID:UZRvBggR0
 『タイムベント』


 佐天「あっ・・・」

 ―チク タク チク タク チク タク・・・
 


 鴻野江父[・・・は?遠峰君が・・・死んだ・・・?]



 佐天「!?」



 鴻野江父[・・・遺体すら無いというのか・・・っ!]


 ―ガタンッ!
 
 はるき[おとーさん・・・?]


 鴻野江父[・・・遥希、すぐに着替えを準備しなさい。お祖母ちゃんの所へ行くぞ]


 はるき[えぇ〜!?だって今日、ゆうえんちにあそびに行くんでしょ!?]


 鴻野江父[・・・ごめんな。代わりにお祖母ちゃんと行ってこい]


 はるき[・・・やだ。おとーさんとじゃないとやだ!やだやだ!]


 鴻野江父[遥希、頼むから・・・どうしてもお父さんは行かないといけないんだ]


 はるき[やぁだぁあ〜〜!おとーさんと!おとーさんとがいいぃ〜〜!うわぁあああん!]


 鴻野江父[・・・]



 佐天[これが・・・遥希君のお父さんに対して失望した理由なのかな・・・]


 佐天[でも、これだけで遥希君が・・・でも、超能力者だっていう事を隠してたぐらいだし]


 佐天[内面がよくわらかなくなったから、何とも言えないよ・・・]



 ―  30以上
 〜  10以上
 - - ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 21:22:06.85 ID:jVgb3Zk0O
これは…
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 21:22:37.41 ID:nMOLFOvkO
思いつめてたのかな
逆に言えば今遠峰先生復活をパパンは知らない…?
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 21:22:44.93 ID:YXaR5aVWO
そ!
219 :1 [saga]:2025/10/27(月) 21:46:55.03 ID:UZRvBggR0
 鴻野江父[・・・そうか、奴は逮捕されたんだな。それなら・・・少しは遠峰君も報われるはずだ]


 北条[ああ・・・しかし、悠里千夜が行方知れずとなっている以上完全には報われないだろうな]


 北条[警備員が懸命に捜索をしてくれているが・・・手掛かりも何もないとなると・・・]


 鴻野江父[・・・それが現実だ。残念な事だが事実として受け入れるしかない。]


 鴻野江父[彼女の遺骨は第一〇学区の墓に収めたんだったな。帰りがてら寄ってやらないと]


 北条[ああ、そうしてやってくれ。私は妹がこっちに来るそうだから色々と忙しくなる]


 
 佐天[・・・遥希君を引き離してでも、遥希君のお父さんは来たかったんだね]


 佐天[すっごい泣いてて可哀想だったけど・・・こればっかりは仕方ないと思うな・・・]


 
 鴻野江父[遠峰君・・・誰よりもあの子達の事を想っていてくれて、感謝してもしきれないな]


 鴻野江父[・・・蠢動と似たような奴に、これ以上未来ある子供達を傷付けさせる訳にはいかない]


 鴻野江父[私は・・・心を鬼にしてでも、人を騙す真似をしてでも守るんだ]


 [それなら良いお話がありますよ?鴻野江さん]


 鴻野江父[!。貴女は・・・確か、統括理事会メンバーの薬味さん?]


 薬味[ええっ。知っているようでしたら、自己紹介は省きましょうか]


 薬味[実はあの蠢動のせいで私も酷いもらい事故を受けまして・・・]



 ― 偶数
 〜 奇数 

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 21:49:21.64 ID:jVgb3Zk0O
どうあがいても悪人が出てくるのが闇不可
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 21:49:49.51 ID:LikroFObO
悲しき父よ…
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 21:50:02.85 ID:xm8OYnSyO
息子も出し愛してたんだなあ…可能性も
223 :1 [saga]:2025/10/27(月) 22:42:20.44 ID:UZRvBggR0
 鴻野江父[こんなにも早く開発を急いでくれてありがとうございます、丈澤博士]


 丈澤[いえいえ、統括理事長からの依頼とあれば徹夜してでも創り上げますよ]


 丈澤[では、第一一学区を経由して運送しますので受け取ってください]


 鴻野江父[わかりました。では、失礼します]ガチャッ


 鴻野江父[・・・薬味さん、例の装置は用意してもらえました。早速ですが・・・]


 鴻野江父[はい、お願いします。では・・・。・・・!、遥希か・・・]


 はるき[・・・ん]


 鴻野江父[・・・昨日の件を気にしているのなら、お前が反省さえしてくれればそれでいい]


 
 佐天「(多分・・・教えてもらった事をゲームで使おうとした事かな・・・)」


 佐天「(この頃から新しいゲームを考えるのが好きって言ってたし・・・)」


 
 はるき[ぼく、学園都市に行くよ。そこでいろんなゲームをつくってみたいから]


 鴻野江父[・・・冗談も程々にしろ。ただでさえ大会に出しているだけでも腹立たしいのに]


 鴻野江父[お前は自分の才能をくだない事に使っているんだぞ?・・・わかっているのか!?]


 はるき[・・・よーくわかってるし、そんな大声出さないでよ。うるさいから]


 
 ―× 偶数
 〜× 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 22:51:30.46 ID:xm8OYnSyO
えい!
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 22:51:38.16 ID:dDb0K3ZOO
そい
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 22:51:55.55 ID:jVgb3Zk0O
確執ってほどではないんだけど…ってリアルな距離感
227 :1 [saga]:2025/10/28(火) 00:09:46.59 ID:8vcRLt7o0
 鴻野江父[っ・・・!]


 はるき[おとーさんはどこにでも行ってるんだから、ぼくだって行かせてもらうから]


 はるき[おとーさんなんか知らない。・・・だいっきらいだ]


 鴻野江父[・・・]


 はるき[・・・もう寝る]


 
 佐天[・・・お父さんとこんな仲違いで、遥希君は学園都市に入ったんだ・・・]


 佐天[何の事故かわからないけど、遠峰さんが亡くなったりとか悠里っていう子も居なくなって]


 佐天[お父さんも学園都市には行かせたくないって気持ちはすごいあったんだよね・・・]




 『タイムベント』

 ―チク タク チク タク チク タク・・・


 
 ―キュリリリリリィ・・・

 ―ゴトッ!

 [これは・・・!元素を構成して金属板を創り出したのか!?]


 [いや、それよりこれを構成する元素は空気中にも含まれていない。なのに・・・]


 [この大きさまで創り出したという事は、元素自体を変換したという事か・・・!]


 はるき[・・・これが、ぼくの能力・・・]



 ―  30以上
 〜  10以上
 - - ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 06:39:40.26 ID:zQZIinmrO
おおっこれはすごい能力…
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 07:04:50.52 ID:QOIPIU21O
学園都市外でこんな能力に目覚めているなんて能力に目覚めようとした佐天さんからしたらちょっとあれかもしれぬところよねぇ
乙でしたのよー
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 08:06:19.16 ID:bQIaL57OO
まさかのこう来るとは…いいね
231 :1 [saga]:2025/10/28(火) 22:29:31.11 ID:8vcRLt7o0
 『タイムベント』

 ―チク タク チク タク チク タク・・・


 ―カチャッ 

 鴻野江[どうぞ、依頼の通り開発したライダーシステムです]


 蠢動[おぉ・・・!仕事が早いな、流石は鴻野江・・・あぁ、いやお父さんの息子なだけはあるよ]


 蠢動[ヒヒイロカネを添付した画像の物質構造だけで把握して量産してしまうとは]


 鴻野江[いえ・・・僕としても初めてやってみた事ですから上手く出来てホッとしています]


 鴻野江[こちらの緑色がキックホッパー、茶色はパンチホッパーに変身する事が出来ます]


 
 佐天「!?(あれって遥希君が開発したの!?え?で、でも「アイテム」の公式ホームページだと)」


 佐天「(テレスティーナさんが開発したはずなんじゃ・・・どういう事?)」


 佐天「(それにあの蠢動って人も逮捕されて刑務所に入ってるはずじゃ・・・)」
 


 蠢動[では、ありがたく貰い受けるよ。振り込みの確認は任せるから]


 鴻野江[わかりました。それじゃあ・・・]



 『タイムベント』

 ―チク タク チク タク チク タク・・・

 鏡像佐天「あれは改変される前の過去に起きていた出来事の一部だ」


 佐天「!・・・改変される前って、どういう事なの?」


 鏡像佐天「ミラーワールドは幾つも流れている別の時間に干渉する事が出来る」


 鏡像佐天「平行世界のパラレルワールドとは異なったものだ」


 
 ―× 偶数
 〜× 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 22:40:51.48 ID:OKcLtfgkO
ワクワクさせてくれるがこういう世界線もあるということか…
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 22:41:08.93 ID:4ATN5e90O
やばいこれは引き込まれる…
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 22:41:16.53 ID:t3rSjzbmO
それ
235 :1 [saga]:2025/10/28(火) 23:07:33.01 ID:8vcRLt7o0
 佐天「じゃ、じゃあ、遥希君が超能力者なのも・・・別の時間軸だからって事だよね?」


 鏡像佐天「いいや?アイツが超能力者なのは紛れもない事実だ。お前に隠していた事も含めて、な」


 佐天「っ・・・」

 
 鏡像佐天「考えてみてみろ。何故、私がアイツにあれだけ興味を持っていたのか・・・」


 鏡像佐天「理由は単純明快だ。無能力者にはない超能力者の素質、それがアイツにはあった」


 鏡像佐天「学園都市に来て数日で超電磁砲のように超能力者となれると身体検査で判定された上に」


 鏡像佐天「独自にライダーシステムを開発出来る程の技量を持ち合わせている」

 
 鏡像佐天「これだけでも十分なものだと思うが・・・最も私が気に留めたのは・・・」


 佐天「・・・」


 鏡像佐天「アイツが知り得た学園都市の極秘情報。そう・・・どうやって」


 鏡像佐天「能力者を生み出しているのか、だ。それをお前も知れば・・・」


 鏡像佐天「学園都市がどれだけ二枚舌で世界を騙していたのかを理解するはずだ」クスッ


 
 × ゾロ目
 危 ↑以外

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 

 >>232 あるというより「あった」でせうね。Astral*Buddyで蠢動が2人にホッパーゼクターを渡した伏線回収という事で。
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 23:09:33.23 ID:OKcLtfgkO
ゾロンヌ
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 23:09:55.99 ID:oRrU5CVtO
服戦の貼り方うまいなあ…
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 23:10:11.07 ID:yYKwDFGBO
そい!
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/28(火) 23:17:41.93 ID:OKcLtfgkO
ここでゾロ目来たか…
240 :1 [saga]:2025/10/29(水) 00:09:46.05 ID:41cY1UDl0
 鴻野江[・・・父さん、聞きたい事があるんだけど]


 鴻野江父『・・・数年ぶりに電話をかけて来たかと思えば・・・まぁ、いい』


 鴻野江父『そっちでの生活は順調なのか?心配する必要はないと思うが・・・』


 鴻野江[素養格付]


 鴻野江父『・・・』


 鴻野江[丈澤博士を騙して開発させたのは・・・父さんなんだよね]



 佐天「素養格付・・・?」



 鴻野江父『・・・それは、統括理事会や一部の研究機関しか知らないはずだ』


 鴻野江[僕は学園都市の序列第六位なんだよ?色々やれば、すぐ調べはつくよ]


 鴻野江[まぁ、そんな事より、あれのせいで何千人・・・何万人の人達から夢や希望を奪ったのか]


 鴻野江[父さんは知ってるの?大人の勝手な都合で成長の芽を摘んだって自覚はあるの?]


 鴻野江父『・・・無能力者という判定が覆らない子供を弾いているだけの事だ』


 鴻野江父『不審な機関や組織から目を遠ざけるといった安全対策にも繋がっ』


 鴻野江[僕のクラスメイトにいた女の子は、幻想御手なんていう昏睡状態になる代物を使ってまで]


 鴻野江[能力を使えるようになりたいってくらい・・・劣等感を抱え込んでるんだよ?]


 鴻野江[本当なら低能力者になれるぐらいの素質があるのに・・・それを否定されたんだ]



 佐天「―――」



 × 01〜99

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 06:49:08.22 ID:gGrqG0HEO
ああ…父からすると大人から狙われる子を減らすために創ったようなものだけど子供からしたら夢を取られるようなものだもんな…いたしかゆし
乙です…
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 07:27:36.93 ID:TdjbJsf3O
乙ボドボド指数高すぎるのよー
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 08:15:27.30 ID:m13EPc83O
トラウマをゴリゴリ削ってくるスタイル
244 :1 [saga]:2025/10/29(水) 21:35:11.59 ID:41cY1UDl0
 佐天「・・・ぷふっ、あはは・・・遥希君ったら、何言ってるの?あたしは無能力者だよ?」


 佐天「あのお世話になってる研究員の人達にだって才能が無いって言われて・・・」


 佐天「遥希君と釣り合わないくらい、なんの力もない落ちこぼれの・・・」


 佐天「・・・でも・・・ちょっとでも能力が使えるくらいに成長は出来るはずだったの・・・?」


 佐天「それなのに・・・あたしは・・・能力者にはしないって拒否されたの・・・?」
 


 鴻野江父『・・・日々、世界中から何千人もの子供を預り1人1人に能力開発を施す』


 鴻野江父『その費用や人材を確保するのが、どれだけ大変なのか・・・わかって言っているのか?』


 鴻野江父『いくら潤沢な予算があれど、非常事態に陥れば瞬く間に枯渇化するのは明白だ』


 鴻野江父『だからこそ、学園都市はその生徒には不必要な時間割りを受けさせず』


 鴻野江父『強度に見合った時間割りを受けさせる事よって、効率的に予算を回せているんだ』


 鴻野江父『可能性があったとしても・・・その女の子には運が無かったのだと思ってもらうしかない』


 鴻野江[・・・許してくれると思うの?そんな安っぽい大人の言い訳をするだけで]


 鴻野江父『・・・お前にもいずれ・・・わかる日が来るはずだ』


 (http://www.youtube.com/watch?v=l-3ZCO5uQXY)
 
 佐天「・・・」


 鏡像佐天「話から察する通り、素養格付とはどの程度の強度にまで能力者が成長するのかを」


 鏡像佐天「まとめた所謂データベースだ。お前は低能力者とはいえ、その未来を絶たれた」

 
 鏡像佐天「酷いと思わないか?あれだけ見下されて悔しいと涙を呑む羽目になったのは・・・」


 鏡像佐天「そう・・・全て、お前を切り捨てた学園都市のせいだ」
 

 
 ― 00

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 21:38:12.37 ID:o9d9QPkZO
もうこれは…
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 21:38:24.48 ID:C/vjScqnO
だめか…
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 21:38:39.37 ID:+jDZbo0lO
んあ
248 :1 [saga]:2025/10/29(水) 22:10:27.72 ID:41cY1UDl0
 鏡像佐天「お前と似たような境遇の奴らと出会った事があるだろう?」


 鏡像佐天「アイツらも・・・あれのせいで無能力者という欠陥品のレッテルを貼られて」


 鏡像佐天「学園都市という名の檻に、自分が居るべき居場所を無くしてしまった」


 佐天「・・・」


 鏡像佐天「だからこそ、私は学園都市を何とかしなければならないと思ったんだ」


 鏡像佐天「そして・・・この街を消し去ってしまえば、もう誰も傷付く事も無くなる」


 鏡像佐天「能力者の強度という概念による差別も、何もかもが無くなればいいんだ」


 鏡像佐天「そのためにも・・・お前の力が必要だ。涙子」


 佐天「・・・どうすれば・・・いいの・・・」


 鏡像佐天「私を受け入れろ。あの時言ったように、私達が1つになれば最強のライダーになる」


 鏡像佐天「そうすれば無能力者の皆を救う事が出来るんだ。だから・・・私を受け入れてほしい」


 ―ギュウッ

 鏡像佐天「辛かったな・・・苦しかったな・・・だけど、もういいんだ」


 鏡像佐天「私に任せろ。お前の苦しみを・・・学園都市から解放してあげるから」


 佐天「・・・」


 ―コクン

 
 鏡像佐天「・・・」ニコリ



 『タイムベント』

 ―チク タク チク タク チク タク・・・
 

 
 ライアSV(初春)「佐天さん!・・・え?」

 
 
 ―× 50以上
 〜× 50以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 22:17:58.20 ID:o9d9QPkZO
グア
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 22:18:10.35 ID:+jDZbo0lO
あ〜…これは
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 22:18:22.70 ID:ju5cCZLSO
行くところまで行ったわね
252 :1 [saga]:2025/10/29(水) 23:22:52.82 ID:41cY1UDl0
 ―ちゅぷっ・・・

 佐天「・・・っ」


 鏡像佐天「・・・」


 ―・・・ズ ズズ ズ ズ ズ・・・ 

 佐天「・・・んぐぅうっ!?」


 ―シュイィィン・・・

 ライアSV(初春)「佐、天・・・佐天っ!」

 
 ナイトSV(美琴)「初春さん!?佐天さんがどうし・・・っ!?」


 ファム(食蜂)「嘘でしょ・・・!?」

 

 鏡像佐天「すぅ〜〜・・・ふー・・・ははは。ようやくアイツは受け入れてくれたんだ」


 鏡像佐天「私は・・・私はもはや鏡の中の存在ではない。私は存在する・・・」


 鏡像佐天「最強のライダーとして・・・!」


 ―シュイッ

 ―カシャンッ

 鏡像佐天「変身」


 『サバイブ』

 ―ピキィィーーーンッ
 
 龍騎BKSV(鏡像佐天)「ハハハハッ・・・!」
 
 http://i.imgur.com/17IMd9E.png



 タイガSV(ベイロープ)「マズいわね。リュウガがサバイブに変身したわよ・・・!」


 オーディン(五和)「いえ・・・目の形からしてリュウガではありません」


 オーディン(五和)「あれは・・・黒く染まった龍騎のサバイブ形態です・・・!」


 
 ―× 偶数
 〜× 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 元ネタは、てれびくんの応募企画にて配布されたソフビの龍騎ブラックサバイブでせう。
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 23:31:16.80 ID:o9d9QPkZO
つまり闇落ちフォームだね?
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 23:31:26.81 ID:PMGnkRzqO
そわ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 23:31:35.17 ID:rpPDDYhEO
ふぅ
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 23:34:40.86 ID:Q5IgePbOO
ブラックサバイブなんてあったとはしらなんだ
確かにフュージョンとしてはありだな
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/30(木) 07:20:11.06 ID:DlSLdTA1O
おつおつー
闇に飲まれたか…
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/30(木) 08:52:39.75 ID:UFuyomJeO
ロールパンナ的な
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/30(木) 11:18:43.33 ID:4ih3CD4IO
これからが気になるところ
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