【DQ1-HD2D】もくろみの妖精「そんな泣きそうな顔で見られたら調子狂うじゃない」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2026/02/06(金) 03:43:23.60 ID:QGTaFAbE0


『────この世界はかつて、闇に閉ざされていたらしい。
 それは神話。
 全てが闇に包まれていた世界に降り立った光の竜によって、世界は光の中で広がったのだという。
 世界には神と呼ばれる存在が大勢いて、世界を彩る様々な精霊がいて、大地を駆ける多くの種族が歌を唄っていた。
 けれどいつしか──世界には消えたはずの闇が何度も姿を現すようになり、何度もその世界に生きるものたちを苦しめるようになった。
 それは神話から伝説に変わった頃。
 光の竜の意志を継いだ、神でも精霊でも妖精でもエルフやドワーフでもない、勇敢な人間が闇に立ち向かうようになった。
 世界は勇気あるその者をW勇者Wと呼び、希望の存在として語り継ぐようになったという────』


『ここは、アレフガルドと呼ばれる世界。
 かつて闇の大魔王を討ち果たし平和となった世界だったが、それも数百年の時を経て新たに現れた魔王の闇によって脅かされていた。
 新たな覇王を自称する闇の存在、W竜王Wは瞬く間に世界中にモンスターを蔓延らせ、平和を奪ってしまう。
 そしてかつての勇者が遺した希望の象徴であるWひかりのたまWと、勇者ゆかりの地とされるラダトーム王国の王女であるローラ姫が竜王によって囚われてしまっていた。
 ──そんな最中に現れたのは、勇者の子孫を自称する一人の青年だった』

『勇者を名乗る青年は、いま──ラダトーム王国から西に位置する岩山の洞窟を訪れていた』


勇者「……」

もくろみの妖精「……変な人間ね、さっきのモンスターをやっつけてくれた時に怪我でもしたの?」

勇者(首を静かに振る。勇者はアメジスト色の髪をした少女の妖精に歩み寄る)

まどろみの妖精「やだ! もくりん気をつけて〜、人間に捕まったら何されるか分かんないよ〜?」

もくろみの妖精「わかってるわよ、でも……」

もくろみの妖精「どうしてそんな顔をするのよ、あなた」

勇者「……」

勇者(首を静かに振る。なんでもない、と言いたげに彼は笑って見せた)




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1770317003
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2026/02/06(金) 04:05:39.72 ID:QGTaFAbE0


もくろみの妖精「それで……そう、さっきは助けてくれてありがとう」

勇者(頷きながら少女たちに怪我が無いか見ている)

もくろみの妖精「私たち、さっきの魔物に狙われていたの。だからあなたが倒してくれて助かったわ」

まどろみの妖精「さっきのすごかったよね、もくりん。他の人間のことをすぐに助け出しちゃってさ」

まどろみの妖精「雷をばりばりーって! あんな魔法見たことないもん、何者なの?」

もくろみの妖精「そうね……あなた、名前は……?」


勇者「……」

勇者(名前を告げてから、勇者は事情を説明することにした)

勇者(二人の妖精に目線を合わせるために膝をつき、彼はこれまでにあった話を全てする)

勇者(自分は今、ある日とつぜん夢のお告げによって勇者だと明かされた事──)

勇者(そしてその夢のお告げにより、世界を救うために大地を創造したとされる精霊ルビスという存在を召喚しなければならない事──)

勇者(これからその夢のお告げをくれた『夢の妖精』を魔物の手から救いに行く事──)

勇者(そこからすぐにアレフガルド東の沼地の洞窟に向かい最奥に囚われているローラ姫を救い出す事──)

勇者(アレフガルド東にあるリムルダール周辺に住まうドワーフを救い出し、彼等に南の城塞都市メルキドという街の近辺で橋を架けてもらう事──)

勇者(その間にラダトーム南に隠された妖精の隠れ里から妖精たちを避難させるつもりだという事──)


もくろみの妖精「多い!!」

まどろみの妖精「すごい喋ってるのに全然喋ってない感じするけどすごい説明してる!! こわい!!」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2026/02/06(金) 04:22:03.29 ID:QGTaFAbE0


勇者「……///」

勇者(そんなに話が長かったかな、という感じに頭をぽりぽりとかいて見せる)


もくろみの妖精「照れるポイントじゃなかったと思うけど……まぁいいわ」

もくろみの妖精「……え? それより、本当なの!? 族長様が迷いの森で囚われてるって……」

まどろみの妖精「そんなのデタラメでしょ! 信じちゃだめ、もくりん!」

もくろみの妖精「でも……」

まどろみの妖精「この人間きっとアタマがおかしいんだよ!」


勇者「!?」ガーン


もくろみの妖精「……でも」

勇者(困ったように首を傾げて苦い顔をしている)

もくろみの妖精「……こんなに必死そうなのに……」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2026/02/06(金) 04:22:36.66 ID:QGTaFAbE0
【だめだ眠い、寝ます】
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