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【たぶんR18】 魔王「結婚してください!」 勇者「はい!?」
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133 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 16:11:31.80 ID:Vkjsi/6Z0
舞踏会当日。。。
勇者「う、うう…」 ガクガク
魔王「大丈夫…じゃないな、ほらつかまって」
勇者「も、もう隅っこの方でいいよぉ…」
魔王「そうもいかないだろうけど…」
あのピンクのドレスが勇者様なの?
まー素敵ー
あらあら、あんなに縮こまって
となりの男性どなたかしら
礼式だがローブ姿とは…
妙に静かだな
勇者「…すごい見られてない…?」
魔王「礼装なんだけどローブじゃまずかったかな…タキシードは似合わなくて」
魔王「あと杖も隠し持ちやすいんだ、ホラ」
勇者「え、袖にはいってたの?」
魔王「普段は手のひらサイズにしてしまってあるんだ、使うときに必要な長さに調整しつつ引っ張り出す感じ」
魔王「威圧感が必要なときは装飾もついでにくっつけたり」
勇者「まさかのカスタマイズ!」
134 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 16:32:49.52 ID:Vkjsi/6Z0
王子「みなさん、ようこそ 今日はボクの親友の結婚前祝いだ、楽しんでいってください」
王子ー!
殿下―!
勇者「う、ぐ…」
魔王「だーから、いつ親友になったんだ俺たちは」 ハァ
勇者「ま、まおう…」
魔王「わかっています、さっさと挨拶して帰りましょう」
魔王「殿下、この度は…」
王子「やあ魔王殿、突然招いて申し訳ない!ほらほら、フード取りなよ!久々に角拝ませてよ」 グイッ
魔王「う、うわっ!!」 バサッ
ざわっ…!
王子「なんだよー魔王殿、なんで角小さくしてるのさあ、カッコいいのに」
魔王「やめてくれ!」
勇者「魔王!落ち着いて!」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 16:33:52.49 ID:Qs4huu1f0
魔王だけに踊りもma!oh!上手のはず
136 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 16:48:09.68 ID:Vkjsi/6Z0
キャーーッ!!
つ、角だ…!
魔族!
なんで魔族が!
勇者様!
勇者「ああ、もう!これだから差別的な都会は困るのよ…っ」
魔王「…やれやれ…」
王子「はいはーい、みんな落ち着いて!ボクと魔王殿は親友なんだよ、大丈夫ですよ!」
王子「今回は、魔界の為政者・魔王殿と、人間界の英雄・勇者殿の結婚を間近に控えての前祝いなんだ」
王子「魔界っていっても人間界とそう変わらない社会がきちんと作られてる、一つの国だととらえてもらった方がいいからね」
王子「でも驚かそうと思って黙ってたのは謝るよー、騒がせちゃって、ゴメーン」 テヘッ
ざわざわ……
勇者「とりあえず、助かったかな…」 ゲンナリ
魔王「…何なんだろうな、この胸くそ悪い違和感…」 イライラ
137 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 17:35:29.71 ID:Vkjsi/6Z0
王子「いやぁゴメンゴメン、こんな大騒ぎになっちゃうとは思わなくてさ」
魔王「…俺はまさか、初対面でこんなにも馴れ馴れしくされるとは思いませんでしたよ」(小声)
王子「ほら、いろいろと必要になるんですよ、こういうアレは、ね」
勇者「……」 ビクビク
王子「勇者さん、昔のボクが本当に失礼しました」
王子「今は心から祝福したいと思っています、どうかお祝いだけでも…」
ツルッ 「キャァ!!」 勇者「危ない!」
ガシャンッ バシャーーンッ!
魔王「勇者!」
メイド「ひ、っひい……!ももも申し訳ございません!」
勇者「あちゃぁ…やっちゃった……」
勇者「ごめん、魔王…ドレスが…」
魔王「仕方ありませんよ、あなたに怪我がなくてよかった そちらのメイドさんも」
王子「な、なんてことを…!」
メイド「申し訳ございません!お許しください!」
王子「今すぐっ!出ていきなさい、すぐに!」
魔王「殿下、待ってくれ」
王子「本当にすまない、勇者さ…」
魔王「待てといっているんだ、殿下! それはあんまりだ!」
138 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 17:58:23.94 ID:Vkjsi/6Z0
王子「な…」
魔王「勇者もメイドさんも、怪我がなかったんだ、それでなぜ良しと出来ない!」
王子「し、しかし!勇者さんのドレスが…!」
魔王「替えは用意してある、着替えれば良いだけだろう?」
勇者「え、そうなの?なんかごめん…」
魔王「いい、こういう場面ではあり得る事故だ それに洗えばお茶会くらいには使えるさ」
勇者「富豪思考と庶民派思考の両立って魔王だからこそなんだね…」
魔王「?」
王子「バカな…この壊れた銀のグラス1つで、その娘の給金の何十倍もするんだぞっ!?」
魔王「こんな金属のグラスくらい直せば使えるじゃないか、ほらっ」 グニュッグニグニ
王子「うわっ…」
魔王「俺を親友だと言い張るくらいなんだ、これで終わりにしろ!」
魔王「メイドさんももう、怯えなくていい …ああでも働きずらいだろうしうちで雇うから来るといい」
メイド「え、ええっ?!」
勇者「その方がいいと思うよ、そうしなよ」 ウンウン
魔王「こんな大勢の前で叱るようじゃまだまだだな、殿下」
王子「…チッ……」
139 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 18:14:51.27 ID:Vkjsi/6Z0
控え室。。。
勇者「はあ、怖かった…」 ビショビショ
魔王「……」 ブツブツ
勇者「あのー、魔王、着替えるから出てほしいんだけど…」
魔メイド「私どもがおりますから、大丈夫ですよ?」 (←待機してた)
魔王「……すまない勇者、少しだけ離れる」
勇者「へ、なんで?!」
魔王「……さっきからする違和感だ、確かめてくる…」
勇者「で、でも…!」
魔王「本当にすまない、すぐ戻る!行ってくる!」
勇者「魔王!」
魔メイド「あーもー、なんでこうフラグ作っちゃうかなーもー!」
霊メイド「いや、フラグとか言わないでよ、絶対なにか起こっちゃうじゃないの!」
勇者「あの、フラグって」
魔・霊メイド「「聞いちゃダメ!」」
勇者「ハイ…」
140 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 18:25:43.02 ID:Vkjsi/6Z0
明かりの届かない中庭暗部。。。
ドカッ!
王子「……どういうつもりだ、うまくやれといっただろう…」
メイド「も、申し訳、ござ…」
王子「ましてや勇者に助けられるとか、あり得なさすぎだろう?」
メイド「」
王子「…チッ、気絶したか、まあいい…お前はしくじるなよ」
そっくりなメイド「ひっ…!」
王子「お前ら、これをここから離しておけ そのあとは好きにしていい」
黒服「……(コクリ)」 スタスタ…
王子「あと三人か、二回しかしくじれないぞ、しっかりやれ」
そっくりなメイドたち「「は、はい…」」
王子「そろそろ戻らないと影武者に申し訳ないな、いくか」
141 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 20:06:20.22 ID:Vkjsi/6Z0
霊メイド「はぁぁぁ…不安しかないわよ」
勇者「はなれないでって言ったのに…ふたりがいるからまだ大丈夫だけど…」
魔メイド「魔王様が戻られるまではしっかりついていますからね!」
霊メイド「いったいどうしたんでしょうね、魔王様…かなり不審がっていましたけど」
勇者「うん…… あー、ごめん、ちょっとトイレ…」
魔メイド「はーい たしかこっちでしたね、ドアのところで待ってますので」
勇者「ごめんね、ちょっといってくる」
じゃーー…
勇者「ふう、すっきりー」
???「……」
勇者「ドレス姿でおトイレって面倒だよなぁ… っ!?」
ガシッ ガタン!!
そっくりなメイド(気弱)「も、申し訳ございません…」
142 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 21:19:21.25 ID:Vkjsi/6Z0
数分後。。。
魔メイド「はい、間違いないですの!誘拐ですの!」
霊メイド「やられましたわ!!結局やられました!!そして魔王様もいまだ行方不明ですわ!」
魔執事「パニックなのは分かりましたからキャラをもとに戻して説明してください」
霊メイド「はい 普通にトイレの使用音と、洗面所で手を洗う音、そのあと急に無音になりました」
魔メイド「もちろん、その段階でおかしいと判断してすぐ中を確認して無人でしたので、執事さんを呼びに走りました」
魔執事「ふむ、相当用意周到でしたか…こちらの包囲網を完全に抜かれてしまっています…」
魔王「やられたか…」
魔メイド「魔王様っ!!」
霊メイド「どこいってたのですか!勇者さんが……!」
魔王「……すみません、実を言うとこうなるのはわかってたんです、だが手口が想像を遥かに越えていました」
魔メイド「ま、まさか!!わざと誘拐させたって言うんですか!」
魔王「それは絶対ありません!その前にきちっと捕まえるはずでしたよ!」
魔王「確認する不審な箇所が多くて、その隙にやられました…」
魔執事「言い訳は後にしましょう!場所は特定できていますか、魔王様」
魔王「ああ、勇者の居場所を検索かけてるんだが、引っ掛からない箇所があります」
魔王「ついでに強い魔力が集まってるのにそれを隠ぺいする技法がかかってるから、すぐわかりましたよ」
魔・霊メイド「「助けに行けよ!」」
魔王「いや、行きたいんですけど通れないんですよ!」
魔執事「はいはい、新キャラ発掘しなくていいですからね さっさと行きますよ」
魔王「いや、だから、通れないんです!」
143 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 22:01:54.87 ID:Vkjsi/6Z0
勇者「えー、はい、勇者です」
勇者「なんだかよくわからない内に、なんだかよくわからない寝室っぽいところに放り込まれました」
勇者「なんかクローゼットとか机とか、全体的に白すぎて気持ち悪いです」
勇者「あとお布団が異常にぼよんぼよんしてて眠れるような場所じゃありませんよ、ここ… あだっ」 ボヨンボヨン
王子「意外と一人言多いみたいですね、勇者さん」
勇者「ああ、ようやくお話し相手がいらっしゃったと思えば、殿下でしたか」
勇者「(……うー、出来れば話なんかしたくないです!)」
王子「ふふ、冷静を装っていらっしゃるようですが、手が震えておりますよ」 ソッ
勇者「っっ!!」 ゾゾゾゾッ
王子「ああ、この手も頬も肌も、魔王のものになってしまっているなんて…父はなんて罪深い事をしたのか」
王子「別に魔の者達を差別するつもりなんてありませんけど、魔の頂点と人の希望を結ぶなど、おかしな話です」
王子「あなたと結ばれるべきは王の血族であるべきでしょう?このボクがふさわしいはず」
王子「間違いはすべて、正すべきでしょう? あなたが魔王を捨ててくれれば修正は可能ですから」
王子「あなたの全ては、ボクのものだ、そうでないことは正しくない、そうでしょう?」
144 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 22:22:27.54 ID:Vkjsi/6Z0
ああ、そうだったーーー
最初に魔王に出会った日、毛嫌いしそうだった原因がこれだ…
勇者「ナルシストは本当にご勘弁ください」
王子「?」
勇者「(そしてこの理解できてない部分!本物のナルシスト!!本当に嫌!)」
勇者「と、ともかく、結ばれるべきとか間違いとか、そういうのは全然ないので!」
勇者「好きあっていたらそれでいいと思うんです!血とか関係ないと思うので!」
勇者「そ、そりゃ最初は王様と魔王の強引さからですし、流されっぱなしですけど、最初から好きだって言ってくれてっ!」
王子「勇者さん、そういうのいりませんから」
王子「好きとか嫌いとかで王族は結婚できませんから、そういうのいらないんですよ」
王子「男と女なら、抱けるように出来てるんです、王族は」
勇者「ちょ、ほ、本当に目がヤバいぃぃぃぃ!!」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 22:34:26.75 ID:miLwUSaAO
こんなところでR18展開になるのは嫌だー!
146 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 23:17:17.87 ID:Vkjsi/6Z0
王子「勇者さん、勇者…」
勇者「ぎゃーっっ!呼び捨てやめてぇぇええええ!」
王子「ふふ、悲鳴すら甘露…」 カチャカチャゴソゴソ
勇者「本格的に気持ち悪いぃぃぃぃっ!!」
勇者「…でっぎょぇぇええあああああっ!!!?ベルト取るなズボン脱ぐなパンツ脱ぐなやめろぉぉおおお!!」
王子「おや、もしかして処女? ふーん、まだ魔王は手をつけてないのか…」 ニヤ
勇者「ぎゃぁあああああ¥$&*=+#%?&※!!!」
王子「大丈夫、色々と薬も用意させてるし、楽しませてあげますよ?痛みなんか感じない内に虜にさせてーー」
ピーーー
勇者「フルボッキサイズが傭兵仲間の通常サイズにも満たないソーセージで処女膜傷つけられるとか思うなよこの●●●●●!!」
147 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 23:21:47.44 ID:Vkjsi/6Z0
ごめんなさい、修正してませんでした
●●●●●(ピーーー)!!」
になるはずでした、ごめんなさい
148 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 23:32:27.21 ID:Vkjsi/6Z0
勇者「処女膜傷つかないから強姦証明できなくて泣き寝入りさせるつもりか!」
勇者「そんなものでよく寝取っると思ったよ逆に感心するよ!」
勇者「あ、念のため言っとくと、傭兵連中って男女関係なくその辺で着替えとかしちゃうんですよ!」
勇者「それで全裸で筋肉披露とか始めちゃうんで!そういう連中のモノはうっかり見慣れちゃってるんで!」
勇者「なので!!そんな小さい物体見ると逆に気持ち悪いんでやめてください!!!!!」
王子「 」 (凝固)
149 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 23:33:17.01 ID:Vkjsi/6Z0
勇者「処女膜傷つかないから強姦証明できなくて泣き寝入りさせるつもりか!」
勇者「そんなものでよく寝取れると思ったよ逆に感心するよ!」
勇者「あ、念のため言っとくと、傭兵連中って男女関係なくその辺で着替えとかしちゃうんですよ!」
勇者「それで全裸で筋肉披露とか始めちゃうんで!そういう連中のモノはうっかり見慣れちゃってるんで!」
勇者「なので!!そんな小さい物体見ると逆に気持ち悪いんでやめてください!!!!!」
王子「 」 (凝固)
150 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 23:49:21.77 ID:Vkjsi/6Z0
勇者「はあ、はあ… よ、よし、時間は稼げそう…逃げなきゃ…」
勇者「ぬぉぉぉぉ、でまかせとはいえ、なんてことを言っちゃったんだ私…ぐはぁ、恥ずかしい…」
勇者「ん、うく…なにこれ、カギが動かない…!」 ガチャガチャ
王子「開きませんよ、魔力を持たない勇者さんでは、ね」 サワッ
勇者「ひっ!!」
王子「ふ、ふふ…!まさか勇者さんの口からあんなに卑猥な単語がポンポン出てくるとは…」
王子「思わず固まってしまいましたよ、でも…これはこれでそそられます」
勇者「う、あ…! (動けない…!魔法か、これ…!)」 ミシッ…
王子「ほら、口をあけてください、ソーセージなんでしょ?くわえてくださいよ」
勇者「い……んぎぃぃ…!」 ギシギシ…
王子「堕としてあげますよ、徹底的に、ね…」
勇者「んぐぃぃぃ…!」
151 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/16(火) 00:07:32.32 ID:+JmqIGdN0
148と149、なぜか修正する前のとした方のと両方が投稿されてしまっています
148を無視してください、失礼いたしました
>>135
舞踏会シーンは都合上入れられませんでした、ごめんなさい
集められたお客さん全員、サクラのようなものです、使用人とかにそれっぽい格好させて演技させてます
>>145
さあどうなるでしょう
だがしかし、もう遅いので明日に続きます、失礼します
本当に皆様、ありがとうございます
まだ苦しいですが、がんばります
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/16(火) 00:10:50.54 ID:MKaAOEUF0
乙
>>148-149
は大事なこと(短小とゲスさ)だから二回言ったんだろ?
とりあえず無理すんなよ、体大事に
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/16(火) 09:57:50.39 ID:86SqJDasO
乙!
154 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/16(火) 16:04:46.72 ID:2YHmDN4K0
ドゴォォォンッ!!
ズガガガガキィンッ!!
王子「!?」
勇者「うぁっ!!」
ガランッガラガラ…ドスンッ
魔王「さすがにこの方法は思い付かなかったな…魔杖と聖剣での同時攻撃が解除方法か」
黒服(赤髪)「魔王様のポテンシャルの広さに圧倒されております」
黒服(金髪)「まさか、本当にやってのけてしまうとは…」
勇者「魔王!」
王子「な、ななんな…」
魔王「わざとらしくどもってなくていいから、勇者から貧相なケツをどかしやがれ王子」 ゲシッ
王子「ぶはっ」
勇者「まお…」
魔王「勇者、あとで色々聞きたいことがあるんで覚悟しておくように、ね?」
魔王「とにかく無事でよかった…」
勇者「え、ええっと…聞こえてた感じですか?」
魔王「結界とか色々と頑張ってた感じはあったけど、防音には意識がいってなかったんでしょうね、丸聞こえでしたよ」
勇者「あ、あれああああれは嘘だからね!そんなわけないからね!?更衣室はちゃんと別々にあるよ!」
魔王「うん、あとで聞きますよ」
勇者「助けてくれてありがとう、だけどひぃぃぃぃ!!」
魔王「…まあ、ちゃんとお礼は言う辺りが勇者らしいですけどね」
155 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/16(火) 16:30:00.13 ID:2YHmDN4K0
魔王「それでは黒服さんがた、王子の拘束、その他もろもろお願いしますね」
黒服「「はいっ」」
勇者「…って、魔王!その手…!!」
魔王「聖剣を握ったときに焼かれてしまったんですよ、火傷は初めてで、魔法での治癒方法がちょっとわからなくて」
勇者「ああぁぁ…!」
魔王「…心配しなくても、クリカラは無事ですよ、ほら」
クリカラ《!、!!、!》
魔王「扉をこじ開けようとしたときに突っ込んできたんですよ、よっぽどあなたが心配だったんでしょう」
魔王「そこの黒服さんたちが解除方法を教えてくれて、聖剣《クリカラ》に訳を話して協力をーーー」
勇者「違う!」
魔王「ゆ、勇者…?」
勇者「魔王…あ、あなた魔族の長なのに、聖剣に触るのが、どれほど危険か…!」
勇者「死んじゃったら、どうするんだよぉぉ…!」
魔王「…いや、聖剣と会話ができる段階で、そんな死ぬほどのダメージは受けない確信がありましたよ?」
勇者「……うん、それはそうだろうけど…でもっ危険なのは変わらないじゃないか!」
魔王「ええっと… まあ確かに、前例のないことをやってのけた自覚はありますけど、一応魔王ですから」
魔王「刀傷に火傷するのに比べれば、握って火傷するくらいなら耐えきれると思ったので」
魔王「クリカラ自身も手加減してくれてましたし、何より…」
魔王「勇者を奪われるかもしれないときに、考えてる暇なんて無かったので」
156 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/16(火) 16:57:02.27 ID:2YHmDN4K0
。。魔王突入数分前。。。
バタバタバタバタ……
魔王「この先上の階の、ゲストルームの4つ目です」
魔メイド「んもうっそこらじゅうに妨害魔法が大量でどはんっ!!」
ゴンッ
霊メイド「!? なにこれ、魔力の壁がーー」
魔王「人間の魔力と、魔族の魔力とを区別する結界です…これのせいで、先に進めないんです」
魔王「場所はわかってるのに…助けにいけない…っ」
魔執事「これほど巨大な魔力では、人間側の協力者は相当でしょう…ほころびを見つければ、展開は早いかと」
魔王「…たぶんこれ、ただの魔力じゃないんだよな…勇者の力のほうが近いんだ」
メイド「!!」
魔メイド「ま、魔王様!あの女性…っ」
魔王「グラスを落とした時のメイドさんか…ん、いやまて、違う…?」
メイド「あ、ああ…っ」
魔王「似てる…けど、別人?でも…」
メイド「ど、どうしよう、おねえちゃ…」
メイド「仕方ないわ、末のを探すためよ!」
メイド「もう、あんな目に遭うのはイヤよ…!」
霊メイド「へ、え、ええっ!?」
魔メイド「そ、そっくりってレベルじゃないじゃん!完全に同じ顔…!?」
魔王「これは…」
157 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/16(火) 17:33:08.85 ID:2YHmDN4K0
………
魔王「つまり、末の妹さんを捕まえている黒服の二人組が、王子の直属な訳ですか」
メイド(接)「同時に私たちの指導保護役でもあります」
メイド(壱)「私たちは年子で元々顔も似ていて…それがどういうわけか、王子の利用価値に必要だったそうで…」
メイド(壱)「魔法とは違う、呪い…なのでしょうか、そういうのをかけられて完全に同じ顔にされました」
メイド(参)「殿下の命令には完全服従ですが、裏側では私たちをかばってくれていました…怪我も治してくれて…」
メイド(参)「きっと、彼らなら殿下の結界について何か知っているはずです」
魔メイド「……メイドばっかりでなんかわかりにくっ」
霊メイド「まあまあ…」
黒服(赤髪)「彼女らを助けられるのでしたら、どうなってもいい」
黒服(金髪)「我らの命、どうぞお使いください」
魔王「!?」
黒服(赤髪)「逆らえば死ぬ、それが当然 同胞を幾度も失った」
黒服(金髪)「女性まで巻き添えにするのは、もう、耐えられない…」
黒服(赤髪)「末のは、保護している、残りわずかの同胞がちゃんと手当てしている、魔法も使える」
黒服「「我ら全員魔王に従う、勇者への暴挙を許さない」」
魔王「こ、れは…だいぶ想定外だなぁ…」
黒服(赤髪)「それだけ、我々は殿下の悪行を握りつぶさせられてきた…そろそろお返しする時が来た、ということかと」
魔王「あー…収集つくのか、これ…」
158 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/16(火) 17:53:27.03 ID:2YHmDN4K0
。。。
魔王「……で、色々な方面から、恨みに恨まれきってる王子だからな」
魔王「弱味握られて逆らえずにねじ伏せられてた部分が全部蜂起したってところだ、ほぼほぼ協力的だったな」
勇者「それであんなに大勢いるんだ…」
魔王「結界を壊す方法も、黒服たちがちゃんと調べてくれてたおかげだ」
勇者「魔杖と聖剣の同時攻撃だっけ、私が捕まってるんだから普通は出来ないよね」
魔王「あとのことなんか考えてなかったからな…勇者のえげつない怒号であせったのもあったけど」
勇者「いーうーなー やめてー」
魔王「勇者を助ける方法が不確かでもあって、勇者の危機に駆けつけたクリカラがいて手段がそろった」
魔王「そこからはもう、体が勝手に動いてた…必死だった」
勇者「うん…」
魔王「不安にさせたのは謝る…でも、俺も…」
勇者「わかってる、私もかっとなって泣いたりしてごめん、不安だっただけなの」
魔王「そうだね…」
勇者「うん……っ」
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/16(火) 19:04:31.81 ID:86SqJDasO
乙!
160 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/18(木) 20:02:04.77 ID:2Tcz0R/a0
魔執事「あの、魔王様…そろそろ勇者さんをおひざから解放していただけませんか?」
魔王「いやだ」
魔執事「怪我や呪いなどを受けていないか検査したいのですが…」
魔王「抱っこしてても問題ないだろう?」
魔執事「魔王様っ」
勇者「魔王、大丈夫だから、ちょっとだけ離して、ね?」 ナデナデ
魔王「……いやだ、絶対駄目」
勇者「魔王…」
魔王「俺のせいで…勇者を失いかけた、俺の大事なひとを…」
魔王「離れないって約束したのに、不安要素を取り除くことに気をとられて、手を離してしまった…俺が…」
勇者「もういいんだってば、魔王…」
バターーーーンッ!
姫「お兄様ぁぁああああああああああああ!!」
勇者「んげっ!?」
王子「妹!!」 ガバッ
姫「このっ……! ドカスのアンポンタンのカボチャパンツぅぅぅうううう!」
バチーーーンッ!
王子「ごべんなざい!!」
勇者「あああ、姫様が…」
魔王「怖ぁっ!?」
161 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/18(木) 20:22:01.39 ID:2Tcz0R/a0
姫「大変申し訳ございませんでしたわ、勇者様!」
姫「金輪際勇者様にお兄様を絶対近づけないよう、お約束いたしますわ!どうかお許しを!」
王子「いででででで」 メキメキメキ
勇者「ひ、姫様!殿下の股関が裂けてしまいますから!もうその辺で結構です!惨事を見たくありません!」
姫「ああもう…!本当に謝罪の言葉が見つかりません!」
魔王「(う、うへぇ…巨乳な姫さんが王子をマタサキする様って、トラウマになりそうだ… ウプッ)」
王子「」 (瀕死)
姫「お兄様…本当に何てことを… 力尽くで奪った愛になんの価値があると言うのです!この大馬鹿!」
勇者「…愛なんか無いみたいだよ、姫様」
姫「ぇ…」
勇者「男と女なら、誰でも抱けるんだってさ 私が勇者だから、欲しかっただけなんだよ」
姫「そんな…だってお兄様は…」
勇者「だから、私が勇者を辞めれば、もう襲われなくて済むんです」
勇者「なのですみません、もう…あなたの勇者は続けられそうにないです」
魔王「ゆ、勇者…?」
162 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/18(木) 20:43:18.76 ID:2Tcz0R/a0
勇者「姫とは同い年で、小さい頃の勇者の仕事って遊び相手だったんだよ」
姫「そ、そうですわ!勇者様はワタクシだけの勇者様でしたのよ!」
姫「その勇者様をお兄様のお嫁さんにしてしまえば、勇者様はずーーっとワタクシの勇者様でしたのに!」
魔王「…ちょっと待て、つまり殿下をそそのかしたのは姫さんですか?!」
姫「あっ!?」 ビクッ
勇者「まあ、そういうこと」
勇者「なので《姫様の勇者》は、廃業させていただきます」
姫「ま、待って!そんな…!」
勇者「私は…」
魔王「あーーーもう、ハッキリ言わせていただきます!」
163 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/18(木) 21:04:16.02 ID:2Tcz0R/a0
魔王「勇者は俺のお嫁さんです!モノじゃない!!」
勇者「まおう!?」
魔王「魔族もヒトも関係なく、あんたたちが勇者を愛してて大好きだっていうんなら、俺も正々堂々と戦うつもりだった!」
魔王「でも…《勇者》っていうモノが欲しいだけなら、関係ない」
魔王「どんなに手を使ってでも、勇者は渡せない!」
魔王「勇者は、俺の嫁だ! 愛してんだ!!!」
164 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/18(木) 22:44:24.53 ID:2Tcz0R/a0
全員「「「…………」」」
魔王「俺は何を言ってるんでしょうね…」 ハズカシイ
勇者「う、嬉しかったよ!ありがとう魔王!」 ブルブル
魔王「勇者…こういうときは、笑うか慰めるかどっちかにしておいてください…」
勇者「ブフーーーッ」
魔王「遠慮ないですね…」 サメザメ
勇者「げふんげふんっ! …魔王!」
魔王「はい」
勇者「愛してます、魔王のお嫁さんにしてください」
魔王「…い、いいんですか…?」
勇者「こんなヘタレで激情屋で…そのくせカッコいい魔王の嫁なんて、他人に譲れるかっての!」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/19(金) 04:13:47.40 ID:RG+BuxizO
乙!
166 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/19(金) 21:29:16.97 ID:UyCxg4jW0
魔王「勇者…!」 ギューッ
勇者「ま、また私何か地雷踏んだのかー!?」
魔王「もう無理!連れて帰るからな!止めるなよ!」
魔執事「はい、どうぞどうぞ」
魔メイド「え」
霊メイド「ちょ、あ、私たちも戻ります!」
バタバタ…
シュィィィーン……
勇者「んぇぁーーーーー!?」
姫「…お兄様…」
王子「はあ…失恋ってこういうもんなのかなーなんてね」
魔執事「おや、恋や愛は必要なかったのでは?」
王子「だってさぁ、将来会ったこともないどっかのお嬢さんと結婚させられるんだよ?」
王子「それなら妥協できる相手のほうが納得できるって思ったんだよなー、残念」
黒服(赤髪)「そんなもので失恋だなどと言わないでいただきたい」
黒服(金髪)「…赤、まだ引きずってたか…」
王子「でもさ、正直言って抱きたいと思う女抱いた方が子作りもはかどるだろー?子供作るだけなんだから」
姫「お兄様………さすがにそれは品性下劣ですわ」
黒服(赤髪)「自分、本当に魔界で働こうかな…」
黒服(金髪)「みんなでいくか…無理だわ、もう…」
メイド(壱)「私どももまいります!」
メイド(参)「あ、あの、でももとに戻してほしいです…」
メイド(接)「ずーっとこの顔だから、もとがわかんないけどさ」 アハハ
167 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/19(金) 21:47:17.30 ID:UyCxg4jW0
王様「はい、戻したよ」 パンッ
メイド「「へ?」」
魔執事「おお、これはこれは陛下殿」
王子・姫「「父上?!」」
王様「皆、うちの子供らが本当に申し訳ない…親友と舞踏会をすると聞き、信用してしまったわしが愚かだった」
王様「まさか勇者を呼んでいたとは《影》から聞くまで知らなんだ…対応が遅れに遅れた事、謝罪する」
王様「勇者と魔王には明日、詫びにいく で、息子と娘には今からみっちりマナー講座だな」
王様「では、明日以降から全てについて対応させていただくので、今日は一旦解散していただきたい」
王様「ああ、黒服派と四姉妹のメイドについては、魔王と相談して決める予定だ、どうしたいか考えておくように」
王様「ではな」
王子・姫「「い、いやあああああああ!!?」」 ズルズル
黒服(赤髪)「え、えっと、どうしよう…何も出来なかったんだけど…」
黒服(金髪)「…とりあえず、寝るか」
168 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/19(金) 22:55:17.64 ID:UyCxg4jW0
メイド(末)「おねえちゃぁぁーーーん!」
メイド(三人)「「末ちゃん!!」」
メイド(参)「って、あれ…?末ちゃんだよね?」
メイド(末)「うえええええええん!いっちゃんつぐちゃんさんちゃん!!」
メイド(壱)「あっ!末ちゃん、あたしたちと髪の色が違う!」
メイド(接)「壱姉ちゃんも目の色が違うよ!参ちゃんも!」
メイド(参)「そうか…陛下がもとに戻してくれたんだ…やっぱり陛下はすごい…!」
メイド(壱)「私…こんな髪だっけ?なんか固くなった気がする」
メイド(接)「自分の体じゃないみたい…」
黒服(赤髪)「い、壱…?!」
メイド(壱)「え?」
黒服(赤髪)「そんな…急にいなくなったと思ってた…君が…あの娘だったのか…!?」
メイド(壱)「えっと…?」
黒服(金髪)「お、まさかの再会か?」 ニヤニヤ
メイド(末)「?」
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/21(日) 07:57:37.99 ID:nuYoOBfTO
乙!
170 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/21(日) 22:43:03.94 ID:DkvMToYw0
またしても、喘息の発作をおこしました
なんか名前が原因なんだろうか…
名は体を表すってやつですかね
ちょっとだけいきます
171 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/21(日) 22:53:55.41 ID:DkvMToYw0
魔王城。。。
ストンッ
勇者「ふおわっ!?」
魔王「ん、到着」
勇者「はー、うう、この内臓がふわってなるようなのはどうにかならないの…?」
魔王「うーん、慣れかなぁ」 ナデナデスタスタ
勇者「……ええっと、そろそろおろしてくれないかな」
魔王「ダメ、このまま連れてく」
勇者「魔王…」
魔王「勇者をつれていくのは俺だけ」
勇者「むー」
172 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/22(月) 23:00:39.12 ID:C5e4i8iA0
魔王「でも、魔法陣酔いおこして弱ってる勇者もなかなか可愛いよ」
勇者「うわぁ」
魔王「はい、部屋についたよ」
勇者「…っ」 ビクッ
魔王「…勇者、逃げるなら今のうちに頼む」
魔王「部屋に入ったらもう、離す気はないよ?」
勇者「……魔王…」
魔王「勇者…」 ギュゥゥゥ
勇者「………うん」 ギュゥ
魔王「……」
ガチャ、バタン…
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/23(火) 06:36:53.40 ID:TSwZ1i5F0
乙!
174 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/25(木) 21:16:54.69 ID:86a8rBft0
勇者「魔王…」 オロオロ
魔王「勇者、勇者っ…!」 ギュゥゥゥッ
勇者「い、痛いよっ」
魔王「すまない、でも、離したくない…っ」
勇者「まおう…」
魔王「勇者…」
勇者「ん、んーーっ」 ビクンッ
魔王「んく、ふぁ…」
勇者「ぷはっ い、いきなりキスするなぁ…」 カァァ
魔王「ふー、じゃあキスさせろって言えばいいのか?」 ニヤ
勇者「そういう問題じゃにゃぁぁっ!?」
魔王「んー」 ペロペロ
勇者「な、ちょ、なめっなめるとかひゃぁぁぁぁ」
魔王「う゛、化粧変な味…」
勇者「顔洗ってくるっ」
魔王「ダメー」 モニュンッ
勇者「ひゃぁぁぁぁああああ」 ビクッビクッ
魔王「おお、胸柔らかい」 モニモニ
勇者「何するんだよぉぁぁ…」 フラッ
魔王「おわっと!?」 ガシ
勇者「あ、あれ、力がはいらにゃぃ…」
魔王「……」 ゴクッ
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/26(金) 04:05:29.28 ID:b6osddcjO
乙!
176 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/26(金) 20:59:27.57 ID:hxkSxZj50
魔王「よいしょっと」 ボスンッ
勇者「あうっ」
魔王「さあ、ベッドの上ですよ、勇者?」
勇者「ぁぁあのさ、あの、ほ、本当に、し、しちゃうの…?」
魔王「…………逃げなかったのは、勇者でしょう?ここでやめろだなんて言うのは卑怯です」
勇者「い、いわ ない」
魔王「無理矢理はしませんけど…」
勇者「嫌だとは言わない!嫌な訳じゃない!こ、怖いの!」
177 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/26(金) 21:34:54.21 ID:hxkSxZj50
勇者「すっごく痛いって聞いたことあるから…そこが怖い…」
魔王「勇者…」
勇者「たぶん、嫌だとか怖いとかやめてとかいっぱい言うと思うから、先に謝っとく!ごめん!」
魔王「え、ええと…そこはどうしよう…大丈夫だなんて言えないし…」
勇者「……魔王って、どうて
魔王「言わないでくださいやめてください」
勇者「ご、ごめん」
魔王「本当にこのまま襲いますよ」
勇者「ちょちょちょ、ちょ ーーーっ」
魔王「はい、だまりなさいっと んちゅー」
勇者「んんんんんーーー!?」
178 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/26(金) 22:04:13.46 ID:hxkSxZj50
魔王「ふはっ …あのですね、俺は勇者一筋なんですよ、他の女なんて興味ないんです」
勇者「んにゅぁ、はぁ、はぁ…」 ビクビク
魔王「…勇者?」
勇者「ぁ…」 ピクンッ
魔王「……」 ナデナデ
勇者「あんっ!」 ビクンッ
魔王「(うわ、やばい…声可愛い…)」
魔王「ぬ、脱がしますよ?」
勇者「まってぇ…背中のリボンはずしてくれたら自分で脱ぐよぉ…」 クラクラ
魔王「疑問系を使ったのが間違いでしたね、無しです 脱がします」
勇者「う、うわぁぁぁ」
ぬがしぬがしごそごそ
179 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/27(土) 00:11:57.77 ID:JdOFXFvX0
勇者「ううーっ」 シュバッ
魔王「こら、シーツに潜るな!」
勇者「だったらまじまじ見ないでよ!」
魔王「ダーメ」 バサッ
勇者「うわぁっ!」
魔王「ああ、勇者のおっぱい!」 モニモニ
勇者「やだぁぁぁあっ!痛いよ!やだーっ!!」
魔王「すまん、強すぎましたか…じゃあもう少し…」 フニフニ
勇者「んんっん、んう、あう、あん……」 ビクンッ
魔王「お、腰が動いた」
勇者「!?」
魔王「なでたらどうなるかな」 サワサワ
勇者「ーーーー!!??」 ビクンビクン
魔王「うわ、すげー…可愛いよ、勇者…エロくて可愛いくてたまんねぇ」
勇者「はぁ、はぁ、はぁ…も、もう…さわっちゃだめぇ…」
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/27(土) 01:57:01.86 ID:z8un2voBO
乙!
181 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/28(日) 23:10:34.93 ID:BlouTT040
魔王「ふー…ちょっと待ってて… はい、これ」
勇者「リンゴ水?」
魔王「そう、飲んでおいて」
勇者「んー…あれ、甘い、ハチミツ入ってる?」 コクコク
魔王「ああ、妖精が持ってきた《魔界の蜂蜜》っていうレアアイテムだ」
勇者「ふえっ 飲んじゃってよかったの?」
魔王「飲ませたかったんだよ …そろそろかな」
勇者「ん?なんか…」
勇者「なにこれ、なんぅ…っ」 クチュン
勇者「………!?」
魔王「色んな意味で、元気になる効果があるそうだよ」
勇者「あ、あついよう…まおうー…」
魔王「ほら、嫌なことされた分、やりかえしてもいいんだよ?」 ズボンパンパン
勇者「魔王の……」
魔王「俺にされたこと、やり返していいんだよ それとも怖い?」
勇者「怖くない!」 ムカッ
勇者「このっこのこの!」 モニモニモニモニ
魔王「ん、くぅぅぅぅ……」 ビクッビクッ
魔王「はあ、はあ…勇者…こすってみて?」
勇者「こ、こう?」 コスコス
魔王「くっはぁぁあ……!」 ガクガク
182 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/28(日) 23:26:44.08 ID:BlouTT040
魔王「はー、はー…!勇者…」 ゴソゴソ
勇者「ひっ」
魔王「勇者…!」 ギンギン
勇者「ひ、ひにゃぁああああああ!? 黒光りする物体が!!」
魔王「勇者が欲しくてたまらなくなるとこうなるんだ…勇者のここに…」 クチュン
勇者「きゃあ!?」
魔王「ああ、すごい…こんなにぬるぬるになって…あのハチミツがちゃんと効いてるんだね」
魔王「でも出来るだけ痛くしたくないんだ、ここにも塗っておこうね」 ヌチュヌチュ
勇者「い、いつの間にもってきたの!って あん、あん!ゆ、ゆびが…!」 ビクビク
魔王「勇者の中に、俺の指が二本も入ってるよ、エッロいなあ」 グチュグチュ
勇者「ひ、ひあ、ひあああ…!」
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/29(月) 01:11:44.15 ID:VgXxycA1O
乙!
184 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/07/03(金) 02:14:28.63 ID:44G7V6Cm0
魔王「勇者…愛してる…」
勇者「まおう…」
魔王「いくよ…っ」 グチュッ
勇者「んっ んーーーっんんんーーー!!!」 ビクビク
魔王「んぐ、くはっ き、きつ、い…!」
魔王「勇者っ力ぬいてくれ…!」
勇者「あ、あ、はぅ…」 ガクガク
魔王「ユウ…」 ギュッ
勇者「はーー、はあ、はあ…な、なんだ…そんなに痛くないや…あははっ…」
魔王「……すまん、勇者」
勇者「ふぇ?」
魔王「まだ…先端しか入ってない…」
勇者「ぐはっ」
魔王「勇者のここ、ちっちゃい…のか?」
勇者「し、知るかぁぁあああああ!!! 魔王のがでかいんじゃないのかふかはぁ!?」
魔王「うわっ!!」
ズチュルッ ギュプッ
勇者「あ、ひ、ぃた、ぁ…」 ブルブル
魔王「…あ……全部入った、な」
勇者「い、いたいよぉ……」
魔王「…すまなかった…こんな一気にねじ込むつもりは…」
185 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/07/03(金) 02:27:28.75 ID:44G7V6Cm0
勇者「だ、だめ…やっぱりだめ…こわい…動いちゃだめ…」
魔王「…わかった、静かにしてるから、抱き締めててもいいか?」
勇者「んぃっ ひ、あひん…!」 グチュッ
魔王「…やわらかいのに、こんなに締め付けて…」
魔王「痛いよな…ごめん、でも、俺…気持ちよくて…っ!」
勇者「ま、おう…キスして…」
勇者「少しおさまってきたから…だから、ね」
勇者「まおうだけずるい、わたしも…気持ちよくしてくれなきゃやだぁ……っ」
魔王「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!」
186 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/07/05(日) 00:22:48.14 ID:NCxs2kE80
ギシッギシッギシッ
魔王「はぁ、はぁっ!」
勇者「あっあん、あうっ!!」
魔王「やばい、腰が止まらん…!」
勇者「は、はげっしっ」 ガクガク
魔王「んぐっく…駄目だ、出るっきつい、気持ちいい…!」
勇者「ひっ…!」
魔王「お、ここか…!中がすげえ震えてる…」
勇者「いやっいやいや……!こわいよぉ……!」 ギュゥゥッ
魔王「勇者…愛してる」
勇者「ま、まお、魔王…! 好き、大好きぃぃ…!」
魔王「……うぐぅぅ!」
ドクンッドクンッ
187 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/07/05(日) 00:36:18.79 ID:NCxs2kE80
魔王「ユウ、起きられるか?」
勇者「無理、腰痛い、なんでそんなに元気なの、絶対切れてる、終わってから超痛い」
魔王「ごめんなさい」
勇者「体拭いてください、魔王汁でどろどろです」
魔王「本当にごめんなさい」 フキフキ
勇者「おわった直後に抜いてぶっかけるとか意味わかりません、どんだけ回復早いんですか」
魔王「申し訳ありません」 ゴシゴシ
魔王「で、でも…また中に出したら痛いだろうし辛いだろうなと思って…でも我慢できなくて、しごいたらすぐ出ちゃって」
勇者「絶倫」
魔王「もう許してくれよー…ああ、本当にごめん、こんなに出血してる…」
勇者「破瓜だけじゃないよねこれ絶対、明らかに外側が切れてるよね」
魔王「薬あったはずだからちょっとまってて…本当にごめん…」
勇者「……うん、そろそろ許すよ」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/05(日) 06:46:11.25 ID:74z9L0tuO
乙!
189 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/07/17(金) 00:04:15.16 ID:zEV63U/10
一方そのころ、メイド用ロッカールーム。。。
魔メイド「出てきませんねえ…もうお昼になるんですけど…」
霊メイド「ま、ドウテー魔王じゃあ大ハッスルしちゃってるでしょ、当分出てこないと思うわ」
妖精「うにゅ」
魔メイド「とりあえず、薬湯がっつり作っておきましょうか 勇者さん、起きあがれないでしょうから」
霊メイド「そうねー、お風呂か体拭くだけかは、あとで判断するしかないか」
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/17(金) 00:21:50.39 ID:3kAPmpC8O
待ってた!!
191 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/07/17(金) 21:45:50.90 ID:FVaY4vqX0
そんなこんなで、昼過ぎ。。。
勇者「……」 グッタリ
魔王「勇者…」 ダッコ中
勇者「ん、まおうー…」 スリスリ
魔王「食事、できそうかな?ほら、勇者の好きな薬樹の実が入ったゼリーもありますよ」
勇者「ゼリー食べたい…けど動くの辛いよ」
魔王「はい、あーんして」
勇者「あーん、んむー」 モキュモキュ
勇者「おいしい」
魔王「よかった、他のはどうします?」
勇者「んーん、ゼリーだけでいいよ、まだちょっと眠くて…」
魔王「そうですか、じゃ、もう一回あーん」
勇者「あーん」
192 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/08/11(火) 15:24:33.77 ID:eM+3GqjE0
すいません、また病気してました
おまたせしてすいません、続きいきます
193 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/08/11(火) 15:30:23.34 ID:eM+3GqjE0
魔王「勇者?」
勇者「すー…」
魔王「寝ちゃいましたか、無理させてしまいましたね…」
魔王「はー、仕事したくない…」 スリスリ
勇者「うーん…」 モゾモゾ
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/11(火) 16:23:45.40 ID:DpUOWzoAO
久しぶり乙!
195 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/08/11(火) 22:45:29.25 ID:eM+3GqjE0
枕「ミシミシ」
勇者「うーん…」 ギュー
魔王「……」 隣の部屋で仕事中
魔メイド「魔王様ー…?」
魔王「んー」
魔メイド「今入っても大丈夫ですか?勇者さんはご無事ですか?」
魔王「うん、どうぞ」
魔メイド「失礼いたします…」 コソコソ
魔王「ちょっとー…片付けたから、そんなにおっかなびっくりじゃなくても…」
魔メイド「いえ、情事のあとですから…」
魔王「情事は違うって!」
魔メイド「冗談です、勇者さんをお風呂につれていきますね」
魔王「ああ、よろしく」
魔メイド「勇者さん失礼しますねー、起きてくださいませー」 ユサユサ
勇者「うーん…」
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/12(水) 20:45:24.72 ID:FzjRa3fPO
乙!
197 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/08/13(木) 21:37:15.21 ID:iii1IxrD0
夕方。。。
………どたどたどたどたっ
猫医者「ん、なんか想騒々しいのう」
魔王「猫先生ぃぃぃいいい!勇者が起きねぇぇええ!」 バターーーンッ!
勇者「ぐーー…」 zzZZ
魔王「それになんかいつの間にか、謎のゼリー状な膜でおおわれてるんだけど!いったい何事!?」
猫医者「え」
魔王「思い当たるのっていうと先生処方の薬か、妖精の持ってきたハチミツくらいなんですが!」
猫医者「まず落ち着いてくだされ、魔王様」
魔王「*+=&$¥〜#%+&?!」
魔メイド「……えいっ」 膝カックン
魔王「?!!」 ガクッ
魔メイド「診察をお願いします、先生」
猫医者「ええ、診察台に寝かせてくだされ」
勇者「すぴー…」zZZ
魔王「い、いってぇ…」 ウズクマリ
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/14(金) 10:27:58.71 ID:bJ7WyhoYO
乙!
199 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/08/19(水) 21:07:19.39 ID:3XJR1PSC0
猫医者「うーむ、どうやら薬とハチミツの組み合わせがよくなかったと思われますかな」
猫医者「とりあえず謎の膜はハチミツが主成分のようなので、妖精の話を聞きましょうか」
妖精「みゅっ」 ビクンッ
魔王「いたのか、妖精!」
魔執事「どうやら本人もよくわかっていないようですが、《薬のむ、つかうのダメ》と言ってますね」
魔執事「魔王様、お薬はどのタイミングで服用させましたか?」
魔王「リンゴ水にハチミツと薬を両方混ぜておいたんだ」
魔王「その、まあなんだ、イチャイチャしてて疲れて喉乾いた頃だろうなって時に飲ませて…」
猫医者「ふーむ…」
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/19(水) 22:09:42.55 ID:oBwSN4xhO
乙!
201 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/09/10(木) 21:37:12.37 ID:Dux2C+Gx0
お久しぶりです
なんか症状が重くなってきてますがまだ生きてます(苦笑い)
たまにしか更新できてなくてすみません
ちょっとだけいきます
202 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/09/10(木) 21:53:10.55 ID:Dux2C+Gx0
勇者「ん…んー?」 モソモソ
勇者「ううー…なに… 動けない…」
魔王「勇者!」
魔メイド「勇者さん!」
猫医者「おお、目が覚めましたか よかった」
勇者「…?」
魔王「勇者、よかった…! ゆすっても何しても目を覚まさないから…っ」
魔王「よかった、本当によかった!!愛しています、勇者!」
勇者「勇者…って、何でしょうか?」
魔王「…勇者?」
勇者「私はユウサです、勇者だなんて名前じゃありません」
魔王「え」
勇者「あと、あなたはどなたですか?頭に着けてるのって何かキャラクターのコスプレ角飾りですか」
勇者「ここは…壁も家具も真っ白ですけど病院ですか?事故にでもあったのかな…」
魔王「ゆ、勇者…?」
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/11(金) 02:40:09.75 ID:MRlZW4GoO
乙!
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/12(土) 00:02:14.76 ID:KiovajVro
乙です!無理せず頑張ってください!
205 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/10/05(月) 23:46:06.14 ID:h86GLpaK0
いつもありがとうございます
がんばります
206 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/10/06(火) 00:02:08.04 ID:kFnduioR0
ユウサ(勇者)「…つまり、この体はその女性勇者さんのもので、私がなぜか入り込んでしまった、という状況であってますか?」
魔執事「恐らく、ですけれど……ええと、ユウサさんでしたね」
ユウサ「はい」
魔執事「魔王様は、その…勇者さんとは恋仲でして、先ほどの強引な…えー…」
ユウサ「なんとなくわかりましたよ、いきなり抱っこされたりチューしようとしたのもそういうことでしょ」
魔執事「本当に申し訳ございません」
ユウサ「もういいよ…殴ってごめんって言っておいて」
ユウサ「それにしても、本当に別人になっちゃったなぁ…薄緑の髪とかワケわかんない」
魔メイド「魔執事さん、猫先生!妖精の鱗粉集めてきました!」
猫医者「ありがとうございます、これで妖精の蜂蜜の効果を打ち消せるはずです」
魔執事「うまくいくといいのですが…」
ユウサ「妖精…うわぁ、ファンタジーだなぁ…」
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/06(火) 02:45:51.34 ID:qa3Wh0PyO
乙!
208 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/10/31(土) 20:08:24.52 ID:lzyfVeWx0
»»»結論«««
ダメでした。
ユウサ「えー、どうしよう、帰れないじゃない」
猫医者「文献を調べて参ります…」 トボトボ
魔執事「私もいって参ります! もう少々お待ちくださいね、ユウサ殿」
ユウサ「はーい…」
魔メイド「あ、あの! お茶どうぞ!」
ユウサ「ありがとう」
ユウサ「…ねえ、メイドさん…ちょっと聞きたいんだけど…」
魔メイド「はい、どうされましたか?」
ユウサ「勇者と魔王ってさ、というより人間と魔族の間に子供できるの?」
魔メイド「えーと、外見がそれほど大きく違わないことが条件ですが、可能ですよ」
霊メイド「生前の私がそうでしたよ、半魔メイドって呼ばれておりました」
ユウサ「そうなんだ…」
魔メイド「いかがされました?」
ユウサ「いやぁ…そうなると、魔王も勇者も跡継ぎって必要でしょ?生まれる子供はどっちになるんだろうなーって」
霊メイド「勇者は神が決めるそうですよ?世襲じゃありませんから、お子様は魔王様の跡継ぎになられますよ」
ユウサ「……そうか…だとすると…」
魔メイド「ユウサさん…?」
ユウサ「もしかしたら、今のこの状況って、その神様にとって嫌な場合なんじゃない?」
ユウサ「…次の勇者の準備のために、この体から女勇者さんの魂を引っこ抜いたとかっていう可能性ってある…?」
メイドズ「「………え!?」」
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/03(火) 22:28:22.49 ID:gpYb03IMo
乙!
210 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/11/15(日) 21:43:38.34 ID:NWb99Wh00
ありがとうございます!
場所???。。。
《勇者?》『眠い…』
《勇者?》『でも起きなきゃ…魔王、きっと泣いちゃうもんね』
《勇者?》『…でもどうしたらいいのか…』
《勇者?》『ああ、ダメだ…真っ暗だし…足元どころか今、自分が立ってるのか横になってるのかさえ、分かんなくなってる…』
《勇者?》『魔王…会いたいよ…』
《白い珠》『…勇者… 今生勇者よ…』
《勇者?》『え…?』
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/16(月) 05:50:51.77 ID:pJF/AcURO
乙です
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/16(月) 16:23:28.54 ID:0VAHNoanO
乙!
213 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/12/11(金) 20:49:28.32 ID:67EVrD7K0
ありがとうございます
続きます!
《白い珠》『よし、無事に連れ出せたみたいだよ』
《白い珠》『ここがどこかは考えない方向でよろしく頼むよ』
《勇者?》『え…っと』
《白い珠》『今の君は、とても不安定な状態だよ』
《白い珠》『勇者と魔王が愛しあうなんて、予想もしていない状況よ』
《白い珠》『そこで神々はこれから生まれてくる赤ちゃんから新たな勇者を選んだよ』
《白い珠》『でも、更なる予想外がおきたよ…勇者、君がいなくなっちゃうかもしれないよ』
《白い珠》『正確に言うと、このままじゃ存在そのものが消滅するよ』
214 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/12/11(金) 21:12:45.45 ID:67EVrD7K0
《勇者?》『しょうめつ…』
《白い珠》『存在そのものが消滅しちゃったら、魔王はどうなるんだろうよ』
《白い珠》『記憶が改ざんされるわけじゃないよ?消えちゃうんだよ?』
《白い珠》『求愛したことも、一緒におやつを食べたことも、デートしたことも…全部覚えてるのによ』
《白い珠》『隣や目の前にいた誰かが…ううん、誰もいないのに、何もない空間に話しかけてたことになっちゃうかもよ』
《白い珠》『多分、狂うよね、おかしくなっちゃうよ、心が壊れていくかもよ』
《勇者?》『う、あ…あ、あああああ…』
《白い珠》『だから、助けに来たのよ』
《勇者?》『た、たすけ…?』
《白い珠》『他の神たちと相談して、今、君の体に別人の魂を仮どめしてあるよ』
《白い珠》『今のうちなら大丈夫、でもそんなに長くは持たない…あと1日くらいしかないよ』
《白い珠》『選択肢をあげる、選んでほしいよ』
《白い珠》『1つ目:君にかかわったあらゆるすべての人間から、魔族から、君の記憶を消去・改ざんする』
《白い珠》『この場合は君を別人にすり替えるよ…全く無関係などこかの貴族のお嬢さんの記憶を改ざんして用意する準備が出来てるよ』
《白い珠》『2つ目:君が死んだことにする』
《白い珠》『これはとても簡単、偽物の君を用意するだけだよ』
《白い珠》『今君の体に入っている別人の魂を取り出すだけでもいい、その場合は偽物の体に君の魂を押し込むだけだよ』
《白い珠》『但し、どちらを選んでも、君は二度と、あらゆるすべての知り合いから隔離されるんだよ…』
《白い珠》『そういうわけだから、選んで…でも、時間は残り少ないよ…』
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/12/11(金) 22:00:59.66 ID:4+YGaDb8o
乙!
216 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/12/11(金) 22:08:32.16 ID:67EVrD7K0
《勇者?》『…消滅する理由を聞いてもいいですか…?それからあなたは?』
《白い珠》『ボクは白い珠、世界を作ってる神の一部』
《白い珠》『神は一人であり複数でもあり、それは複製だったり、全く別だったり、それが神々よ』
《白い珠》『消滅する理由は…勇者は一人しか存在できないせいだよ』
《白い珠》『普通は、勇者が死んだあとにどこかの女性のお腹に勇者の印がついた卵子が作られて、そのうち次の勇者が生まれてくるよ』
《白い珠》『それが…予想外の出来事に動揺したんだよ、君が死ぬ前に卵子が準備されちゃったんだよ』
《白い珠》『もうすでに、受精卵になってしまったよ、回避が間に合わなかったよ…』
217 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/12/13(日) 19:57:10.96 ID:NsjgILyG0
《白い珠》『…そろそろ選んでもらっていいかなよ? 本当に時間がないよ』
《勇者?》『タマさん…』
《タマ》『ちょ、ちょっと!!省略し過ぎでしょ!!?』
《タマ》『ってぎゃーーーー!! もう固着されちゃったよーーー!』
《勇者?》『固着?』
《タマ》『うあぁぁぁぁぁ…はあ』
《タマ》『ここでは呼び名が重要なんだよ、魂がむき出しなせいなんだよ』
《タマ》『自分の存在は、自分以外の何かに認識された方法で強制的に固着するようになっちゃうんだよ』
《勇者?》『…つまりそれって……私がタマさんって呼んじゃったせいですか……』
《タマ》『そういうこと…』
《勇者?》『ご……ごめんなさい…』
《勇者?》『……あれ…?ちょっと待って、それなら…!』
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/12/14(月) 11:42:44.92 ID:LB3zg4C5o
乙!
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/12/14(月) 23:05:16.63 ID:0HUEDRxlO
乙
220 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/12/31(木) 15:48:56.35 ID:wAtjWqDn0
魔王城、屋上
魔王「はぁぁぁぁ…」 ←影背負ってる
魔執事「おいたわしや…」 グスン
魔メイド「どうしたものかしらね… あら、ユウサさん」
ユウサ「…ちょっと魔王と話したいんだ、いいかな」
魔王「話…?まあいいですけど」
ユウサ「さんきゅー、となり座るよ」 ヨイコラショ
ユウサ「ひっぱたいたのは謝るよ、いい加減影しょいっぱなしはやめてくれよ」
魔王「あ、いえ…それはもう大丈夫です」
魔王「勇者が無事かどうか分からないことが気がかりで…仕事が手につきません…」
魔王「それに、どういう経緯か分かりませんが、ユウサ嬢の元の体のことも心配です、御家族もきっと心配されて…」
ユウサ「あーそっか、話してなかったね」
ユウサ「私って《先天性多魂症》の副人格だから、元の体は大丈夫だよ」
魔王「……ん?」
221 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/12/31(木) 16:11:29.19 ID:wAtjWqDn0
ユウサ「えーっと、多重人格とかって聞いたことあるかな?こっちではどういう風に解釈してる?」
魔王「…聞いたことはある、全く別の人格が宿っているかのような言動をする、精神の病だろう」
ユウサ「そうか、全部病気のくくりね… 私の住んでる国では、先天性と後天性に別れることが医学的に解明されてるよ」
ユウサ「《先天性多魂症》は、病気じゃなくて個性であって、《後天性多魂症》は魔王の言う通り心の病気」
ユウサ「後天性の場合は精神的あるいは肉体的なショックなんかから体と心を守ろうとして、全く別の魂が宿る現象なの」
ユウサ「んで、受精卵2つが何かの拍子でくっついて一個の卵子になっちゃった場合とか、あるいは細胞分裂の段階で魂が2つ以上有ることが確認されると、《先天性多魂症》になるの」
ユウサ「これは病気じゃないんだよ、あくまでも、そういう個性なんだ」
ユウサ「あ、その前に魂って分かる?人格を司る物質でね、自分の意思で別の魂を吸収して多重人格になった場合は、また別の呼び方があってー……」
魔王「す、すまない、その辺りでもういいです!!」 混乱中
ユウサ「そう? 私の主人格が医者を目指してたから、私もつられて勉強してたから詳しいよ?」
魔王「猫先生としてください、そういう類いの話は!」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/12/31(木) 19:03:02.49 ID:rwF0WXlVO
乙!
223 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2016/01/13(水) 22:22:01.03 ID:4Uff/FSG0
訂正です
ユウサ「あ、その前に魂って分かる?人格を……」
→ユウサ「あ、その前に魂の定義方法なんだけど、人格を……」
が、正しいです
申し訳ありませんでした
224 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/19(火) 21:01:32.09 ID:3t02AvBvo
こういう定義大好き
225 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2016/01/23(土) 20:10:40.10 ID:d/xiBK610
ユウサ「まあとにかく、元の体の方は大丈夫だからさ、あたしのことは心配要らないけど」
ユウサ「勇者さんはどうなっちゃうんだろうね…」
魔王「…会いたい…ユウ…」
ユウサ「多分、偶然じゃないよねー、勇者さんの名前とあたしの名前が似てるのって」
魔王「名前…?」
ユウサ「あれ、ユウって勇者さんの名前でしょ?」
魔王「……勇者は勇者なんだが?」
ユウサ「ん、んんーーー…?」
魔王「『ユウ』は、祭りに出掛けたときに、変装用につけた呼び名だ」
ユウサ「………うん、オーケー分かった、ここでは名前で呼ぶっていう概念が向こうと違ってるみたいだね」
魔王「よくわからんが、そういうものか」
ユウサ「あたしだってわかんないよー」
226 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2016/01/23(土) 21:21:17.60 ID:d/xiBK610
魔王「…ユウサ嬢、ありがとう」
ユウサ「えー、感謝されるようなことしてないじゃん?」
魔王「いや、勇者が今も眠ったままだったら、もっと落ち込んでいただろう」
魔王「別人とはいえこうして話ができて、少し安心しているんだ…勇者はまだ無事だって思えるから…」
魔王「だから、ありがとう」
ユウサ「なんか照れくさいからやめてよー」
魔王「手、触れてもいいか? 勇者に…ユウに伝わるか分からないけど」
ユウサ「ああ、いいよ」
魔王「………ユウ、早く帰ってきてくれ…愛してる…」 ギュ
ユウサ「うっひゃー、あたしが言われてる訳じゃないのに照れるねー」 ニヤニヤ
魔王「茶化さないでくれ… ん?」
ユウサ「え? なんだこれ、熱い!手があっつぅぅぅ?! ぅあ…?」 グラッ
ブツンッ
魔王「ユウサ嬢!?」
227 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2016/01/23(土) 21:44:31.83 ID:d/xiBK610
※※※どこか※※※
ビュォォォォォオオオオ……
ユウサ『真っ白な世界だ』
ユウサ『……落ちていってるのか、吹き上げられてるのか、わかんないけど』
ユウサ『なんかすごく風にあおられてるのは分かる』
ユウジロウ『ユウサ!』
ユウサ『あ、ユウジロウ!』
ユウジロウ『どうなってんだ、これ!?飛んでるぞ!』
ユウサ『あたしが知るかー!』
ユウ『まって、まってー! まだ帰っちゃダメーー!』
ユウサ『えっと、誰?』
ユウジロウ『俺らは飛んでるのに、あの人走ってないか?』
ユウサ『いや、状況が飲み込めないし』
ユウ『私、ユウ!タマさんから聞いたよ、助けてくれてありがとうーーー!』
ユウサ『!!じゃあ、あなたが勇者なんだね?』
ユウ『ううん、もう勇者じゃない!勇者は一人しか存在できないんだって! だから、私は今日からユウ!』
ユウ『消えずにすんだよ!あなたのおかげなの!ありがとうーーー!』
ユウサ『あはは、会えて良かったよ!魔王さんと仲良くねー!』
ユウ『ありがとうーーー!』
ユウサ『そんじゃ、バイバーイ!』
ユウ『元気でねーーー!!』
……ビュォォォォォオオオオ……
228 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2016/01/23(土) 22:05:17.89 ID:d/xiBK610
ユウジロウ『…泣いてんのか』
ユウサ『泣いてない』
ユウジロウ『そうか』
ユウサ『…そういや、面と向かって話すの初めてだね』
ユウジロウ『そうだなー、お前、そんな顔してたんだな』
ユウサ『同じ顔じゃん』
ユウジロウ『ははっそうかよ』
ユウサ『…自分の意思じゃないんだろうけど、迎えに来てくれてサンキュー、《主人格》』
ユウジロウ『当然だ! お前と俺は、二つで一つだろ』
ユウジロウ『居なくなった間、どんだけ心のなかが空っぽになってたと思ってんだ』
ユウジロウ『早く帰るぞ、《副人格》』
ユウサ『うん!』
ユウ『はあ、はあ、はーー…』
タマ『…驚いたよ、まさか自力で会いにいっちゃうなんてよ』
ユウ『あはは…どうしてもお礼、いいたかったの…はぁ、ふー…疲れた…』
タマ『そろそろ君も帰るんだよ』
ユウ『うん、ありがとうございました、タマさん』
タマ『結局なんだよー…』
ユウ『ふふ、ヒントをありがとう、《白い珠》さん』
《白い珠》『!!』
ユウ『私が勇者じゃなければ、次の勇者と私の両方が存在しても大丈夫なんですね』
《白い珠》『……保証はしかねるよ、でも、きっと君なら大丈夫だよ』
《白い珠》『もとに戻してくれてありがとうなんだよ』
ユウ『私のせいですから、お礼言われても…』
《白い珠》『また何かあったらいつでも助けるよ、君はきっと…』
《白い珠》『…ううん、やめておこうよ、きっとなにも起きないよ、きっとね』
ユウ『?』
《白い珠》『さあ、もうお行き…愛しい彼が泣いちゃってるよ』
ユウ『うん、ありがとう《白い珠》さん、さようなら…』
《白い珠》『(…出来れば、今後は見守るだけであるよう、我らは願う…)』
《白い珠》『(さて、マニュアルを作り直さねば… もう二度と、失敗できない、しっかりしなければ…)』
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/27(水) 19:56:46.52 ID:BP5P5g2wO
乙!
230 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2016/02/06(土) 20:51:01.03 ID:IQ5fWJh80
魔王「ユウ!!ユウサ嬢!」
魔メイド「た、大変!猫先生を呼んできます!」
霊メイド「魔王様!」
魔王「嘘だろ…なんで、今さっきまで普通に話してたのに…」
魔王「起きてくれ、目ぇあけてくれ、ユウ、ユウ…!」
ユウ「あ、はい」 ガバッ
魔王「ユウ!?」 ビクーンッ
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/07(日) 17:29:40.41 ID:y7L44YSGO
乙!
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 11:29:45.97 ID:o0QDvTSEO
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