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【たぶんR18】 魔王「結婚してください!」 勇者「はい!?」
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46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/05(火) 05:00:23.85 ID:QbydKxbAO
>>45
同じく
インテリヤクザみたいな感じかな?
47 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/05(火) 13:13:17.35 ID:/gh+80y30
>>45
、
>>46
そんな感じかもしれないです、インテリヤクザ
そんで本人も、自分のキャラ付けが難しいようです …というか迷走中?
紳士で真摯を目指してるのに、角はえてるし魔王だしそれっぽさも必要なのかな、とか
ちなみに勇者は、アンテナポニテのイメージで、前髪眉上パッツン?かなー、と(ニマニマ)
48 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/05(火) 14:34:47.08 ID:/gh+80y30
一時間後。。。
魔王「申し訳なかった」
勇者「叩いてごめんなさい」
スライム「僕もごめんなさいでした」 プルプル
魔メイド「はい、それじゃあ仲直りってことでお茶にしましょう」
魔王「うん…」
勇者「は、はいっ」
スライム「僕もクッキー食べたーい」 プルルン
魔メイド「はいはい、こっちで用意してますよ」
魔メイド「では、ごゆっくりどうぞ」 ペコリ
49 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/05(火) 16:47:44.67 ID:/gh+80y30
勇者「(あうぅぅ…気まずいよー…)」
魔王「勇者さん」
勇者「はいっ」
魔王「昨日今日と、不埒な行為をした事、重ねて謝罪します…」
勇者「ふえぅっ あ、いや、どっちも事故ですから!もう大丈夫です!」 ワタワタ
魔王「いえ、なにかさせてください!」
勇者「あの、じゃ、じゃあ、今身に付けてるもの、何か下さい!」
魔王「えっ」
勇者「あ、え…な、何を言ってるんでしょうね私は!なんでもないです!あははははっ」
魔王「…これでいいかな?」
勇者「え、えっ あ、カフスボタン…」
魔王「これをこうして…ん、よし」 パキッ カチャカチャ
勇者「わぁ…!」
魔王「はいこれ、イヤーカフ型にしてみたけど、どうかな」
勇者「すごい、魔法だ…!」
勇者「って、違くて!なんでもないって言ったじゃないですか!」
50 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/05(火) 17:06:57.07 ID:/gh+80y30
魔王「お揃いで持てたらうれしいなって思ったんですが、駄目ですか?」
勇者「あうー…」
勇者「で、でも、片方だけになっちゃいますよ?」
魔王「ああ、いいんですよ これもイヤーカフにします」
魔王「カフスボタンは別のがありますから」
勇者「あううー…」
魔王「謝罪だっていうのに、喜んじゃってすみません…」
魔王「どうしよう、にやけて止まらない…」 フルフル
勇者「本当にもう…あうぅぅぅ…」
魔王「貰ってください、ね?」
勇者「…はい」
魔王「ありがとう」
51 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/05(火) 17:25:05.49 ID:/gh+80y30
魔メイド「やっばい、たまらん」 ハナヂ
スライム「いやあ、意外な展開ですぜ、姐さん」
魔メイド「そろそろ仕事しないとなのに、もうちょっと見てたい!」
魔王「今度、宝石商よぶかな…」
勇者「ちょっと!何を言い出すんですか!」
魔王「指輪…だと剣にぎるのに邪魔ですよね、やっぱりアームバングルとかかな」
勇者「買う方向で話を進めないで下さい!遠慮させてください!なんか怖いです!!」
魔メイド「いやー、萌えるわぁ」
スライム「出歯亀っすよね、僕らって」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/06(水) 01:09:53.35 ID:TAOumOIs0
勇者ちょろいな 支援
53 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 16:23:45.37 ID:Hzsw4QAf0
>>52
ちょろくないと、先に進めないことに気がついたのですよ
いつも皆様ありがとうございます
54 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 16:50:59.10 ID:Hzsw4QAf0
妖精「にーうーゆー」 パタパタ
勇者「あ、昨日の妖精さんだ」
魔王「ありがとう、持ってきてくれたんだね」
妖精「むい!」 コトン
勇者「なんだかカラフルなのがいっぱい…」
魔王「最近魔界で流行っているマシマルっていうお菓子だよ、はいお駄賃」
妖精「にゅ!」 フカフカモチモチ
勇者「へー、柔らかいんだ」
魔王「そのまま食べてもいいし、お茶に入れると溶けてとろみがつく」
魔王「なかなか需要に供給が追い付かなくて、人間界に出荷するのは見送りになってるそうだ」
勇者「わ、そんな貴重なお菓子を…でも遠慮なくいただきます!」
魔王「どうぞ」
魔王「(やっぱり、宝石とかよりは食い物の方がなついてくれそうだな…ふむ)」
勇者「おいしーい!」
妖精「あむあむ」
魔王「俺は軽く炙るのも好きだな」 ボンッ
勇者「いいなぁ」
魔王「何個か焼いとこうか? 妖精、串かピン持ってきて」
妖精「あいっ」
勇者「あ、そうじゃなくって…魔法っていいなーって思って…」
勇者「でも炙ったマシマルは欲しいです」
55 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 18:55:06.83 ID:Hzsw4QAf0
妖精「んまー」 ハフハフ
勇者「うんんーっ もちってしててとろっとして何この食感!」
魔王「お気に召したようで何より」
魔王「で、妖精はいつまでいるのかな?(意:二人にさせろや)」
妖精「めっ(意:やなこった)」
魔王「ほほーう、言葉はわからんが、意味はわかった気がするぞ」 ガタンッ
妖精「るぃっ(意:やんのかコラ)」 シュッシュッ
むんずっ
魔王「ちょっとコイツ、庭に置いてきますね」
妖精「みーぎーにゅー(意:はーなーせー)」 ジタバタ
勇者「あ、はい…」
勇者「仲良しさんですねぇ」 モグモグ
56 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 19:02:21.18 ID:Hzsw4QAf0
角を曲がったところ。。。
魔王「で、何があった、妖精」 スタスタ
妖精「!?」
魔王「わざと俺につまみ出されようとしてただろう?何か用事があったんじゃないのか?」
妖精「……あいっ」 コクリ
魔王「執事のとこにいくぞ、一緒にこい」
妖精「あい!」
57 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 19:14:06.46 ID:Hzsw4QAf0
お茶の間。。。
勇者「ふわぁぁぁ、眠くなっちゃいますよー…」 アクビー
勇者「こんなにのんびり過ごすの、どのくらいぶりでしょうかね」
勇者「筋トレ、組手、講座…魔王城にきてから免除されてますし、オヤツいただいてるばっかりです…」
勇者「……太っちゃいそうですね、順調に餌付けされてますよ、私…」 ウツブセ
すよーーー…
魔王「戻りました」
勇者「ふぁ、はいっ」ガバッ
魔王「どうしました?」
勇者「なんでもないですっ」
勇者「(やばい、ヨダレたれてないよね!?)」
58 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 19:33:09.12 ID:Hzsw4QAf0
魔王「ちょっと提案があるのですが、聞いていただけますか」
勇者「はい、どうぞ? (ほ、セーフ…)」
魔王「デートしましょうか」
勇者「は……(ごふっ)…あぶねっ 何でですか?!」
魔王「ちっ」
勇者「舌打ちしましたよこのヒト! いや種族は人じゃないけど!」
魔王「さすがにもう引っ掛かってもらえませんでしたね、残念」
勇者「癖で『はい』って言っちゃうの、直すようにしてますので!」
魔王「それで、デートなんですけど」
勇者「安定の強引!」
魔王「俺としては、結婚を前提としたお付き合いをしたいなと願っているのですが」
魔王「勇者さんがけっこう押しに弱いなと判断しましてね?もう少し押してみようかなと」
勇者「うー…」
魔王「もうすぐ国王の誕生際ですし、人間界に出て、屋台めぐりなんてどうかなと」
勇者「屋台!」
魔王「デートっていうより、一緒にお祭りに行きませんか?っていうお誘いです」
魔王「幸い、父が居ますので結界の保護は任せてしまおうかなと思ってますし」
勇者「あ…」
59 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 19:56:14.57 ID:Hzsw4QAf0
勇者「ま、まずいよ、魔王が城からあまり離れると、結界が緩んでしまうはずじゃ?!」
魔王「そうだね、『魔王』が、ひとりも居なくなると確かに、まずいことになるよ」
魔王「魔族のほとんどは、人間界に興味はあっても侵略なんかは考えてない、法律もあるしね」
魔王「でも、法で裁けるのは住民だけだ…魔獣や自我を失った者共に、意味はない」
勇者「だからこそ、魔王が結界の中にいる間、人間はいたずらに魔界を刺激してはいけないと定められたんでしょ」
魔王「そういうことだよ、維持ができれば大丈夫さ」
勇者「……あ!!そうか、元魔王様がお城にいらっしゃれば、問題ないんだ!」
魔王「正解! 『魔王』の血を持つ者が、結界の内側にいる間、結界は維持され続ける」
魔王「でも丸1日以上はなれてしまうと、体に異変が起きるらしいから、外泊はできないけどね」
勇者「え、魔王自身にもよくないことが起きるの? やめた方がいいんじゃ…」
魔王「勇者と一緒に出掛けたいんだ、1日くらい耐えて見せるさ」
勇者「う…」
魔王「父には以前から、デートの時にはよろしく頼むって言ってあるんだ、たぶん大丈夫」
魔王「勇者さん…お願い、ね?行こうよ」
勇者「う、うーー…わかりましたぁ…」
魔王「…ぃよっしゃぁ!」
勇者「ふぁっ」 ビクッ
魔王「あ、ごめんっ 俺が小さい頃、よく両親がデートに行ってて、でも俺は留守番でさ…」
魔王「誰か出掛けるなんてしたことないから、嬉しくてつい…」
勇者「そうなんだ…」
60 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/06(水) 20:04:05.07 ID:Hzsw4QAf0
魔王「誰かと出掛けるなんてしたことないから、嬉しくてつい…」
が正しいです、失礼いたしました
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/07(木) 09:33:29.61 ID:eQIgfoH3O
乙期待
62 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/07(木) 16:47:04.31 ID:K9enDmKE0
魔王「またきてね?」
勇者「う、うん…」 マッカッカ
魔メイド「はい、お送りいたしますよー魔法陣にのってくださいね」
スタスタ…
魔王「…さて、どうなるかな…なぁ、妖精?」
妖精「にゅいっ」 パタパタ
魔執事「魔王様、失礼いたします」
魔王「ああ、例の犯人はどうなった?」
魔執事「申し訳ございません、獄中にてすでに息を引き取っておりました」
魔執事「毒のカプセルを含んでいたようですが、捕縛した時点で口内は私と他三名が責任をもって調べました」
魔王「ああ、俺も父も執事を信用している」
魔執事「この首を賭けて誓います」
魔王「おおぅ、そこまでしなくていいよ!」
妖精「みゅっ」 ビクビク
魔執事「失礼をいたしました」
妖精「ういぅ」
魔執事「不自然な点がいくつかございました、資料を用意しておりますので確認をお願い致します」
魔王「ああ、すぐいく」
63 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/07(木) 17:10:01.69 ID:K9enDmKE0
妖精「……ふにゅ」 ウムッ
パタパタパタパタ スタッ (薬草ドーム、花卉ゾーン)
ゴソゴソ… テッテレーン♪
アナウンス《妖精は魔界の蜂蜜を手に入れた!》
妖精「にゅい!」 ムフーッ
パタパタパタパタ…
妖精「にゅーいっ」
魔王「ん、どうした妖精?」
妖精「あい!」 グイグイ
魔執事「おや、妖精アイテムの魔界の蜂蜜ですね」
魔王「…どこからこの小瓶は出てくるんだ?」
魔執事「それは突っ込んではいけませんよ、妖精なんですから」
魔王「そういうもんなのか…小指くらいのサイズの小瓶が亜空間から現れる…のか」 困惑
魔執事「ちなみに中身は、元気が出るおまじないのかかった蜂蜜でございますよ」
魔執事「どういう《元気》かは、使うタイミングで変わるそうですが…」
魔王「なにそれ怖い」
妖精「のぃ」 (意:飲め)
魔王「ごめん、ちゃんと調べてからにさせて、今すぐ使うのは怖い」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/07(木) 18:49:49.41 ID:EEgLjbcl0
乙!
65 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/07(木) 19:13:34.85 ID:K9enDmKE0
傭兵ギルド、寄宿舎。。。
勇者「女傭兵ちゃーんっ!!」 バーンッ
女傭兵「ちょっと!着替え中よ!」 バタバタ
勇者「ごめん!」
女傭兵「はいはい、それでどうしたのよ」
勇者「大変なんだよっ!で、デートに誘われてしまったよ!」
女傭兵「詳しく聞かせなさい!」
。。。しばらくお待ちください。。。
女傭兵「ふんふん…ならば、お祭り初日は避けるべきね」
勇者「え、なんで!?」
女傭兵「なんやかんや、楽しみだったのね…でも、魔王を何度も連れ出すわけにいかないでしょう?」
女傭兵「第一角よ、角!! 目立つこと必至でしょ!」
勇者「ああっ!」 ガーンッ
女傭兵「完全に忘れてたわね、この娘…」
勇者「だって、角があるのが普通な見た目なんだもん!かっっっこいいんだもん!!」
女傭兵「お、もうすでに惚れたか?」 ウリウリ
勇者「そ、そういうわけでは…」 ワタワタ
66 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/07(木) 20:09:39.73 ID:K9enDmKE0
勇者「まだよくわかんない…のが、正直なところ」
勇者「すっごく親切で、ちょっといたずらっ子っぽいとこもあって」
勇者「あと、お菓子ごちそうになったよ、それから薬樹の実をいっしょにこっそり食べたりとか、楽しかったなぁ」
女傭兵「…餌付けされてる?」
勇者「………………違うもん…」
女傭兵「うーん、強面さんで角ありでしょう?しかも結構長い角でやせ形長身かー」
女傭兵「人混みが割れて怖がられるか、勇者ちゃんと同じ趣味の女子に囲まれるか、だね」 ニヤニヤ
勇者「うぅー…」
女傭兵「とりあえず、角だけは何とかしないとお祭りどころじゃないね」
女傭兵「三日目くらいなら色々とはっちゃけた人たちも増えてくる頃だからさ」
女傭兵「何人か集めて角飾りつけて参加してみようかな、出店に置いといてもらえば調子にのって買う人もいそうだし」
勇者「なるほど…あ、でもその前に魔王に聞いてみるよ」
勇者「魔法で角隠したり小さくしたりできないか聞いてみるよ」
女傭兵「そうね、そっちが先だわ いけない、先走るところだったわ」
67 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/07(木) 20:46:17.91 ID:K9enDmKE0
勇者の最後の部分の台詞がだぶってたので、こっちにします↓
勇者「なるほど…あ、でももしかしたら、角隠したり小さくしたりできるかも…先に聞いてみるね」
失礼しました
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/07(木) 23:49:25.47 ID:HQGlT7JMO
乙です
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/08(金) 03:09:26.82 ID:dPCFsTphO
乙!
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/08(金) 21:49:37.74 ID:MViD6QQdO
おつおつー
あっという間にイージーモードやな
71 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/11(月) 00:12:45.70 ID:ND9SybLy0
翌日。。。
魔王「ああ、角なら縮めることができるからな、問題はないよ」 ニュンニュン
魔王「完全には隠せないけど、このくらいなら帽子で隠せるでしょ?」
勇者「………っ」 キューンッ
魔王「ど、どうしたの?」
勇者「…か、かわいいっ 角、ちっちゃい…!」
魔王「え」
勇者「やばいです、友人の趣味が今、理解できました…!」
勇者「大きい角の魔王も格好いいですけど、小さい角、かわいい…!」
魔王「そ、そう、か」
魔王「え、というか、格好いい、の?」
勇者「あ」
魔王「………」 プシュー
勇者「………」 プシュー
魔メイド「いやぁ、初々しい…」
霊メイド「きゃー、真っ赤か!かわいいっ」
妖精「みゅん」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/11(月) 16:18:30.19 ID:XTF9efRwO
おつおつー
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/11(月) 17:42:48.42 ID:zDoMoUkrO
乙!
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/11(月) 22:56:56.80 ID:4ZTQy4TaO
乙
75 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/13(水) 21:22:47.04 ID:XwLHrFv20
国王誕生祭、初日。。。
(待ち合わせ場所、時計塔広場)
勇者「………」 ソワソワ
ワイワイガヤガヤ…
キャーキャー
勇者「魔王、まだかな…」
魔王「すまない、待たせてしまったようだ」
勇者「ひゃぁ!!」
魔王「す、すまないっ」
勇者「あわわ、だ、大丈夫! ちょっと早すぎただけだから!」
勇者「楽しみで部屋でじっとしてられなくて出てきちゃって… どうしたの?」
魔王「かわいい…ワンピース似合うな」
勇者「っ!!」 プシュー
勇者「ま、魔王だって、か、格好いいよっ!帽子もっ」
魔王「え、あ、ど、どうもありがとう…」 プシュー
魔王·勇者「………」 マッカ
魔王「ん、んんっ…ええっと、ちょっと提案があるんだが」
勇者「あ、はいっ」
76 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/13(水) 21:35:05.33 ID:XwLHrFv20
魔王「勇者魔王で呼ぶの、やめておこうと思うんだ」
魔王「一応、護衛が一般客に紛れてついてきてはいるんだが、わざわざ危険を呼び込む必要もないしな」
勇者「そっか、魔族だってばれたら囲まれちゃうしかもしれないもんね、滅多に人間界に出てこないもん」
魔王「いや、勇者が人気者だからっていう意味でいったんだが…」
勇者「そうかなー、使い勝手のいい傭兵くらいにしか思われてないよ?」
魔王「…まあいいか… それで、呼び名なんだけど」
魔王「ユウって呼んでいいかな?」
勇者「うん、いいよ そのまんまだね」 クスッ
勇者「じゃあ、魔王はマオって呼ぶね!」
魔王「女っぽくないか…?」
勇者「大丈夫だよー、私の方が男っぽいから釣り合うよ!」
魔王「そうだな、ではユウ、行こうか」
勇者「うん、よろしくねマオ!」
魔族護衛1「バカップルにしか見えん…」
魔族護衛2「あれだけ普通に話してて、よくバレてないわね、さすがお祭り空気感…!」
77 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/13(水) 22:42:59.67 ID:XwLHrFv20
ユウ「キャーすごーい、花吹雪!」
マオ「優しい魔力でいっぱいだな…心地いい」
ユウ「魔力って漂うものなの?」
マオ「普通はすぐに霧散してしまうよ、でもこれだけ沢山魔法使いがいると途切れないみたいだな」
マオ「何よりあちこちで大道芸人や詩人たちに警備が混じっているし、常時警戒系の魔法を発動しているんだろうね」
ユウ「ふーん?」
マオ「(…ふむ、本当に魔力を感じ取れないみたいだな…)」
ユウ「マオ、次あれ食べよう!おっきいソーセージがあるよ!」
マオ「ああ、今いく」
ユウ「おじさーん、二本くださーい!」
ソーセージ屋台のオヤジ「あいよ!」
マオ「でかっ そして安っ! 赤字じゃないのかこれ…オヤジさん、お金置いとくぞ」
ソーセージ屋台のオヤジ「まいどー、ほらおつりだ 可愛い彼女にケチャップ多目な!」
ユウ「ありがとう!」
マオ「か、彼女……っ」
ユウ「あ…」 カァァァ
ソーセージ屋台のオヤジ「なんだいまだ付き合いたてか?可愛いな、お二人さん!」 ガハハ
マオ「ど、どうも…」
ユウ「あり、ありがとうおじさん、またねっ」 アタフタ
78 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/13(水) 22:55:06.14 ID:XwLHrFv20
ユウ「はひー、びっくりした…」
マオ「俺は嬉しかったけどな」
ユウ「はうぅ…」
マオ「ユウ、早く食べないとケチャップ垂れるよ」 (すでに完食)
ユウ「おっと」 パクッ
マオ「う…」
マオ「(い、いかん…変な想像してしまう…っ)」
ユウ「?」 パキッ モグモグ
マオ「(うぅ…!)」 ビクゥゥッ
魔族護衛1「あ、むっつりがいるぞ」
魔族護衛2「えっと、ごめん、意味がわかんないわよー…?」 モグモグ
魔族護衛1「男特有の現象だ、気にするな (俺もですけどね…くぅっ)」 ビクンッ
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/14(木) 02:14:29.81 ID:VA4t+0YrO
乙
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/14(木) 02:36:21.48 ID:RUAh3OEDo
噛み千切るのはアカン・・・縮こまる
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/14(木) 11:47:27.96 ID:+EkrPDfuO
乙!
82 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/14(木) 20:22:13.91 ID:rxRizctt0
実際に起きた、はじめてのお祭りでの出来事が少し混じっております(笑)
こっちが謝るのもなんか変だしどうしたらよかったんでしょうね…
あ、爪が無事伸びてきましたッス!指はまだ短いけど、一応順調です
83 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/14(木) 20:48:26.63 ID:rxRizctt0
ユウ「さて、次なに食べよっかな〜」
マオ「あっユウ!みて、綿キャンディ売ってるよ!」
ユウ「え、あのフワフワのやつ!?」
マオ「お祭りでしか食べれないって聞いてたけど、行列できてるよ…」
ユウ「是非とも食べておかないと!」
マオ「うん、行こう!」
子供たち「ありがと、おじちゃん!」
綿キャンディ屋台のオヤジ「落っことさんようにな〜」
マオ「お、もうちょっとだ」
ユウ「皆一年ぶりだもんね、いい笑顔ですな」 シミジミ
マオ「急におっさんぽくなったぞ」
ユウ「やー、小さい子って可愛いなあって」
84 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/14(木) 21:05:09.38 ID:rxRizctt0
マオ「そっか、子ども好きなんだ」
ユウ「うん、時々孤児院で遊んだりとかしてるの まあ皆はおやつのボンボンが目当てだろうけど…」
マオ「え、ボンボンってお酒使ったお菓子じゃなかったっけ?」
ユウ「あれ、お砂糖とかキャラメルとかのお菓子の総称だと思ってた」
マオ「それだと、綿キャンディもボンボンになるよ?」
ユウ「よく知らないで持っていってた…今度孤児院行く前に調べておかなきゃ」
マオ「俺も…あ、料理長に聞けば早いかな」
ユウ「それだっ!」
綿キャンディ屋台のオヤジ「はいまいど! 次のカップルさん、どうぞ!」
マオ「あ、はーい」
ユウ「はーいっ」
マオ・ユウ「(……返事してしまったー!!)」
マオ「ふ、普通の2つで!いいよね、ユウ!」
ユウ「は、はい!!」
綿キャンディ屋台のオヤジ「あいよーっ」
ガーーーーーーーッ (綿キャンディ製造中)
85 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/14(木) 22:14:50.38 ID:rxRizctt0
ユウ「え、ええっと、おごってもらっちゃって、ありがとう…」 モキュモキュ
マオ「いえいえ」 モキュモキュ
ユウ「………えっとですね」
マオ「うん?」
ユウ「…なんかさっきから、屋台にいくたびカップルって認識されるのってなんか、こう…」
ユウ「わーーーってなるんですけど、どうしたらいいのでしょうか」
マオ「…ごめん、そんなに嫌だった…?」
ユウ「わかんない…でも、嫌なわけじゃない、デス」
マオ「なんでカタコト…」
ユウ「う、うぅー… うー…」 ムシリムシリ
マオ「…ユウ……勇者?」
勇者「マオ…魔王が、好きです」
魔王「!!!」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/15(金) 00:39:05.10 ID:ID1+HpK6O
エンダー乙
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/15(金) 01:31:08.55 ID:MQIlbwQAO
微笑ましい
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/15(金) 02:43:20.52 ID:3hGgB2GcO
乙!
89 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/15(金) 20:35:40.67 ID:Q5CxBlpw0
魔王「いよっしゃぁぁああああ!」 ギューッ
勇者「ひゃぁぁぁぁ!」
魔王「大事にするから!大好きですから!」
勇者「わかったからはなしてぇぇ!?」
魔王「ようやく念願叶ったんですよ、離すものですか!」
勇者「!! 魔おぅ…マオ、帽子脱げる!」
マオ「やばっ」
ユウ「危ないなあもうっ」
マオ「魔力がコントロールできなくなってしまって…すみません」
ユウ「いつの間にか、設定忘れるところだったわ…」
マオ「本当にありがとう…嬉しい」
ユウ「あああ、あの、でも…結婚はちょっと待ってほしいの!」
ユウ「その、色々と問題ありそうだし、ええっと、心の準備がっ…!」
マオ「職業については、問題ないですよ?」
マオ「そちらのトップが色々根回ししてくださいましたので」
ユウ「おうさま、かぁぁぁぁぁ…!」(小声)
マオ「そういうことです、それに俺もちゃんと仕事してますよ?まあ基本書類ばっかりですけど」
ユウ「私なんか剣ふってるばっかりだもの…」
マオ「もちろん、ユウ自身も普通の民のような生活では無かったでしょうけれど、こちらもそこそこ特殊なものです」
マオ「たくさん話し合いましょう、ね?」
ユウ「うん…!」
90 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/15(金) 20:48:26.21 ID:Q5CxBlpw0
スコンッ!
マオ「あいたっ」
ユウ「マオ?」
マオ「…あ、あー…護衛からの合図だ、何かあったみたいですね」
ユウ「石に色が塗ってあるね…これ、当たったの?大丈夫?」
マオ「痛いですけど怪我するほどではないと思います、すみませんがちょっと行きますのでここにいてください」
ユウ「うん、いってらっしゃい」
???「見ろ、男が離れた」
???「やるか?」
???「節操ねえなあアンタ、賛成だ」
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/15(金) 21:05:06.92 ID:63+iQGokO
NTRダメ絶対
92 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/15(金) 22:07:05.43 ID:Q5CxBlpw0
魔族護衛1「申し訳ありません、魔王様」
魔王「大丈夫です、大事になる前に報告していただけて助かりました」
魔王「それじゃあ戻りますので、またお願いしますよ」
魔族護衛1「はっ」
マオ「ユウ、おまたせー……ユウ?」
食べかけの綿キャンディが落ちているベンチ「……………」
マオ「……護衛!ユウを探してくれ!!何かあったみたいだ!」
魔族護衛1.2「!!!」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/15(金) 23:26:36.13 ID:qIyplLlcO
乙
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/15(金) 23:48:12.20 ID:3hGgB2GcO
乙!
95 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/16(土) 12:08:49.09 ID:5myIDQrt0
マオ「ユウ、ユウーーーッ!!」
魔族護衛1「ユウ様ーーーーっ!!」
魔族護衛「……?なんでしょう、今、変な音が」
……キィィィィイイイインッ……
ズドーーーン!!
三人「「!!??」」
うわーーーっ なんだーー
何か落ちてきたー
わーぎゃー
マオ「……!」
魔族護衛1「まおっ…我が主!」
魔族護衛2「お待ちください、主ーーッ!」
96 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/16(土) 12:31:49.08 ID:5myIDQrt0
。。。十分前。。。
ユウ「うん、いってらっしゃい」
わいわいがやがや
キャーあははは
ユウ「……暇ー…綿キャンディおいしー…」 モキュモキュ
ユウ「早く戻ってきてよぅ…」 ジワ…ゴシゴシ
男1「暇なら一緒に回ってくんない?」
男2「俺ら良い喫茶店知ってますんで、いきましょうよ」
男3「おいおい、せっかくのお祭りで喫茶店かよ、だが良いな、ゆっくり話せる」
ユウ「……綿キャンディおいしー…」 モキュモキュ
男1「あ、あのー…」
ユウ「まだかなー…」 モキュモキュ
男1「おい、無視すんなよ!!」 ガシッ
ユウ「ハァ…」
グイ、ギリギリギリ…!
男1「いだだだだだだだ!?」
ユウ「すみません、人を待ってますので、お引き取りください」
97 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/16(土) 12:48:20.34 ID:5myIDQrt0
男3「乱暴はよくない、だが威勢のいい女性は好みだ」 グイッ!
ユウ「!!」
男1「うぐ…いってえなこの…!」
男2「まあまあ、無事確保できたんだし早速行こうか」
男3「うん…?(結構筋肉質だな…薬、多目に使っ)」
ユウ「セイッ!」
ズドンッ!!
98 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/16(土) 19:52:41.06 ID:SzXdcSm30
男3「グハッ!!」 グラッ
ユウ「じゃあねっ!」
男1「まてこらー!!」
男2「アダッ!」 ムギュッ
ユウ「ほいっ」 ピョンッ
だだだだだ…… ガクンッ
ユウ「!?」 ビターーンッ!
男1「よし、かかった!」
男2「いってぇな… 多少は乱暴しても許される感じじゃね?」
男3「こんな小さいみぞでも、充分足止めになるな」
ユウ「う、く…(やばい、足ひねった…!)」
男1「よし、連れていくぞ」
ユウ「……っ 来い、クリカラ!!!」
男1「は?」
ズォッ キィィィィイイイインッ
ズドーーーン!!
男たち「!?」
ユウ「はぁっ…はー… 退きなさい、私に触るな!」
99 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/16(土) 20:26:25.49 ID:SzXdcSm30
魔王「……なるほど、それであの男どもが怪我だらけな訳だ」
ユウ「う、うえぅぅ、死んじゃうぅぅぅ、魔王ー、治してえぇぇぇ…」 号泣
魔王「そう簡単に死なないから落ち着きなさい、ユウ」
男たち「「………」」 ガタガタブルブル
魔王「はぁ、思い知ったでしょうあなたたち?俺の彼女に手を出した、その結果だ」
男1「は、はい…本当に申し訳ございませんでした…」
男2「こえええよぉぉぉ…棒が伸びたり太くなったりするよぉぉぉ…」
男3「まさか、魔王の細君だなどと、梅雨ほども知らず…無礼をいたしました…」
魔王「や、まだ結婚してないけど…というか、なんで魔王って…」
男3「必死に《魔王、魔王ーーーーっ》って呼んでおりましたので…」
ユウ「いやぁぁっ 言わないでよ!」
魔王「うーん、まあいいけど…とりあえず」
ゴンゴンゴンッッッ!!(拳骨)
男たち「「ぎゃぁぁっ!!」」
魔王「これでよし、と」
男1「う、あ、あれ…」 ジュゥゥゥゥ…
男3「怪我が治っていく…う、イデデデデ!?」
男たち「「あだだだだいだだだいででいだだだあいたただだだ!!?」」
魔王「悪いな、魔王だからか殴らないと治癒魔法が使えないんだ、ついでになおる最中、ものすっごく痛いんですよ」(大嘘)
魔王「まあ、悪さをした代償だと思えば安いものでしょう?警備兵につき出すわけでもないし、怪我も治るし」
100 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/16(土) 20:51:49.82 ID:SzXdcSm30
んぎゃぁぁぁぁぁ…(断末魔)
魔王「さて、ユウ…(勇者だとはバレていないんですよね?)」
ユウ「うん…(聖剣の形状、棒っぽくしておいたから、剣には絶対見えてないはず)」
魔王「ああ、そういえば棒が伸びたり太くなったりって言ってたな…じゃあ大丈夫かな」
ユウ「うーん」
男1「ぬ、ぉぉっぉおおお…」 ブルブル
魔王「ああ、もう動けるんだ、結構頑丈だね」
男1「なんで、ここまで…!」
魔王「大目に見たほうだと思うんだけど?」
魔王「魔界だと、女子供に性的乱暴目的で連れ込んだりした場合、未遂でも投獄と強制労働ですよ」
魔王「実際に性的暴行なんかしたら、即日死刑だ」
男1「……申し訳ございませんでした…」
魔王「懲りたら、もう二度と誰にもこんなことするんじゃありませんよ」
男1「はい…」
魔王「それじゃあ帰りますよ、ユウ?」
ユウ「う、うん…」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/17(日) 14:33:33.03 ID:keRjcXiIO
乙!
102 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/18(月) 00:10:15.15 ID:qeQ53JPh0
魔王「あーぁ、彼らのせいですっかり夕方ですね…」
ユウ「……」
魔王「魔王だってバレちゃったし、明日はもっと変装しないとな」
ユウ「……」
魔王「…ユウ?」
ユウ「…魔王……」 ヘナッ
魔王「勇者!!どうしたんですか?どこか怪我を?」 オロオロ
勇者「……」
勇者「怖かった…必死だったからか、さっきまでは平気だったのに…あ、足が震えて…」
魔王「勇者…!」 ギュッ
勇者「ごめん…なさい…」
魔王「悪いのは彼らです!勇者が謝ってはいけないんですよ!」
勇者「…魔王…」 ギュゥ
魔王「勇者…一緒に城へ帰りますか?」
勇者「え…?」
魔王「こんな状態で一人にしたら…消えてしまいそうで怖い」
勇者「……」
魔王「勇者を守らせて欲しい」
勇者「……ひっく…ぅ…うええぇぇぇん…!」
魔王「勇者…」
103 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/18(月) 00:42:07.69 ID:qeQ53JPh0
魔王城。。。
霊メイド「お帰りなさいま…せ?」
魔メイド「まあ、勇者さん!」
勇者「…………」 プシュー
魔王「ただいま、すまないが勇者を風呂へ」 姫ダッコ
魔王「(ちょっとトラブルがあった、色々とケアを頼む)」 ヒソヒソ
魔メイド「! (承知いたしました)」 ヒソヒソ
霊メイド「足にお怪我を?」
勇者「う、ううん…ちょっと立てなくなっただけ、もう大丈夫…」
魔メイド「ご無理なさらないでくださいませ、お運びします」 ヒョイッ
勇者「わあ!?」
霊メイド「すみません、私透けちゃうのでお荷物くらいしか持てなくて」
魔メイド「ヘーキヘーキ、女の子くらいだっこできるわよー」
勇者「歩けますよおぉぉぉ」
魔執事「お帰りなさいませ」
魔王「ただいま」
魔執事「報告は受けております、お部屋の準備も後輩にこっそりさせております」
魔王「ああ、それで彼女らは知らなかったんだね」
魔執事「はい …その、魔王様、差し出がましいとは思いますが…」
魔執事「避妊用の魔法薬と殺精子魔法剤を寝室にご用意しております」
魔王「ブーーッ」
魔執事「その、一応まだ恋人でございますからね、エチケットでございますよ」
魔王「まて、そんなつもりでは…!」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/18(月) 20:10:51.72 ID:dqeYT2Y8O
乙!
105 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/22(金) 21:44:28.48 ID:kUjj9eKX0
お久しぶりでございますー
無事、指の治療終了いたしました
5ミリくらい短いままですが、指の形をもとに戻すのを優先しての治療でしたので、悔いはないです
あとは爪の出っ張った部分を切り取れる長さになるまで注意しながら、仕事復帰しますッス
右手だけ見るなら、ほぼ普通の指になってるので気を付けないと右手で物拾っちゃったりするのでしびれて痛いです(笑)
皆様、どうぞ寝不足にはご注意を… 自分みたいに大怪我してからじゃおそいですわ、マジで
それでは続き、いきまーす
106 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/22(金) 22:08:08.19 ID:kUjj9eKX0
魔王城、銭湯。。。
勇者「………へふぅ」 ホカホカ
魔メイド「はい、洗髪おわりましたよー」
勇者「髪の毛洗ってもらうのって、こんなに気持ちよかったんだ…これはたまんないです」 トローン
魔メイド「ええ、元魔王后様の御髪を専門で洗う大役を任された先輩に、ビシバシ鍛えられましたので!」
勇者「本当に良いのかなぁ…ただの勇者なのに…」 ブクブク
魔メイド「大丈夫です!魔王様の御命令でございますので!」
魔メイド「それと、足首の治癒魔法は魔王様にバレないように細工してありますので、ご安心くださいませ」
勇者「何から何までありがとうございます」
魔メイド「そろそろあがりますか?お着替えは魔王様が用意していたものから選んでまいりましたよ」
勇者「ありがとう、でもなんで着替えがあるの…」
魔メイド「魔王様のことですし、勇者さん限定で目視による計測とか出来そうですわ…むっつりですし」
勇者「ありがたいけど怖い」
魔メイド「まあそういうところが、魔王様ですものねー」
魔王私室。。。
魔王「へっくしっ!!」
107 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/22(金) 22:28:51.65 ID:kUjj9eKX0
魔王私室、応接ルーム。。。
魔王「ふー、さっぱりした」 ゴシゴシ
スライム「お疲れ様ですー、髪乾かしますよー」 プルルン
魔王「ああ、頼むよ」
スライム「よいしょっと!」
ムニュムニュモゴモゴ…
魔王「シャワーのあとはやっぱり、スライムドライヤーだなぁ」
スライム「無機物っぽい言い方はやめてくださいよ!」 プルプルモソモソ
霊メイド「魔王様、失礼しまきゃぁぁぁぁーーーっ!?」
魔王「その声は霊メイドか」 ←(頭がスライムで被われているのでよく見えていない)
スライム「はいはーい、終わりですー」 スポンッ
霊メイド「び、びっくりした…!髪乾かしてただけでしたか…」
魔王「ねえ勇者は?」
霊メイド「魔メイドがすぐにつれてまいりますわ」
魔王「そうか…」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/23(土) 01:39:09.51 ID:PyVDQGVxO
ありがとう乙!
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/23(土) 06:48:37.57 ID:YBSNvqwAO
スライムが水分を吸いとってる感じか?
便利だけどなんかヌルヌルベタベタしそうだなww
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/23(土) 13:27:28.26 ID:PyVDQGVxO
乙!
111 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/25(月) 22:05:19.32 ID:lcRAKj2Z0
魔王「うちのスライムはバブル系じゃなくてこんにゃくゼリー系なので、常時プルプルしてます」
スライム「変装中以外は、基本あんまりベタつかないよ〜」 プルルン
魔王「変装中もすごくプルプルしているので違和感がすごいんです、どうやって変装してるのかは謎ですが…」
…だそうです。(作者)
112 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/25(月) 22:30:24.49 ID:lcRAKj2Z0
魔メイド「よくお似合いです!」
勇者「う、うぅ…可愛い過ぎだよう…」 豪華ワンピース
魔メイド「ドレスじゃないのが残念なくらいなのですが!」
勇者「無理ぃぃぃ…」
魔メイド「はい魔王様、勇者さんをお連れしましたよ」 コンコン
(魔王「!!」) ガターン!
勇者「うわっ?!」
魔王「待ってたよ、勇者!入ってはいって!」
勇者「へぁぅっ!」
魔王「勇者の寄宿舎に連絡ついてるんだよね?」
魔メイド「はい、滞りなく」
魔王「ん、ありがとー んじゃまた明日!」
魔・霊メイド「「失礼いたします」」
勇者「え、ちょ、二人っきりですか!?」
113 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/25(月) 22:41:00.92 ID:lcRAKj2Z0
勇者「………」 カァァァァ
魔王「……あ…えっと、最初に言っておくと!」
魔王「城に連れてきた段階では、全くやましい気持ちは無かったので!そこはご理解いただきたいです!」
勇者「…今は?」
魔王「…………………………ごめんなさい、ちょっとあります…」
魔王「で、でも!無理矢理とかは絶対しませんので!」
勇者「うん、信用してる」
魔王「あ、あれ…」
勇者「男のヒトだもんね、そういうもんなのは何となくわかるよ…」
勇者「下世話な話を大声で喋っちゃうようなオッサンも身近にいたしね」 アハハ
魔王「それもそれでどうかと思うよ!?」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/25(月) 23:46:19.81 ID:Gf3EaSdAO
ヌルヌルベタベタじゃなくてプルプルペタペタか
暑い日なんかは良いなぁ
115 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/28(木) 19:58:20.11 ID:8f88lmsR0
お久しぶりでございます、激しい頭痛で死にかけてました
脱水症状なりかけだったようです、会社の応急処置ですぐ治ったので無事です
以前はスッゴク寒いところで、今の職場が服がしぼれるくらい汗をかくあっつい所なもんで…
急激な寒暖差に体が付いていけなくなったみたいです
ここ数日家に帰っても汗が止まらなかったんで、すでにヤバかったようです
麦茶と塩水飲まされるとは思いませんでした… ゲフォ
それではいきます
116 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/28(木) 20:21:08.57 ID:8f88lmsR0
勇者「えーと…どうしたらいいかな」
魔王「え」
勇者「や、その…どういうことをするのかは知ってるんだけど…」
勇者「どうやってそういう行為をはじめるのかは聞いたことが無くてですね…えーと、えっと」 モジモジ
勇者「ぬ、脱ぎまsu あ、はい…」
魔王「まだ脱がなくていいです!」
魔王「(ああぁぁぁもう!危ねえなあ!!)」
勇者「(ひぃぃぃぃ、恥ずかしすぎてどうしたらいいかわかんない!)」
117 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/28(木) 20:42:22.70 ID:8f88lmsR0
コンコンッ
魔執事「魔王様、お夕食をお持ちいたしました」
魔執事「軽めでとの指示でございましたので、お部屋でのほうがよろしいかと思いまして」
魔王「お、おう!ありがとうな、執事!」
魔執事「勇者さん、こちらのお部屋へどうぞ」
勇者「は、はい!!」
魔執事「食器はのちほど回収いたしますので、食後はそのままお休みくださいませ」
魔王「ああ、ありがとう」
魔執事「それでは失礼いたします」
魔王「………勇者、大丈夫か?」
勇者「う、うん…まだ心臓ばくばくしてるけど…」 グッタリ
魔王「脱がなくてよかったな」
勇者「ごめんなさい」
118 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/28(木) 21:09:27.44 ID:8f88lmsR0
食後。。。
勇者「ごちそうさまでした!」
魔王「サンドイッチなんて久々に食べましたね、案外ペロッと完食できましたよ」
勇者「…魔王ってさ、言葉づかいが丁寧なのと雑なのと、頻繁に混ざるよね」
魔王「あ、あー…それはその…」
勇者「もしかして、無理してる?」
魔王「…いえ、気をつけて使うようにはしています、無理してる訳では…」
勇者「………」
魔王「…こんな顔ですし、角はえてますし、ね…」
魔王「これで言葉が汚かったりしたら、完全に悪者ですから」
勇者「そこはほらアレだよ、汚い言葉づかいをしなければいいんだって!気ぃ緩んだ程度なら普通の感じだと思うよ?」
勇者「私なんて最初から魔王にタメ口だったし、今更治らなくなっちゃったよ」
魔王「勇者はそういう所が元気でいいと思います…い、いいと思う、ぞ ?」
勇者「あはは、結局どっちにしろガタガタになるね!」
魔王「うぐ」
勇者「そんで、どっちの魔王も好きだよ」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/31(日) 02:36:07.56 ID:WXN1pl3VO
乙!
120 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/31(日) 20:33:28.58 ID:EboLUgbt0
皆様、いつもありがとうございます
121 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/31(日) 21:06:32.34 ID:EboLUgbt0
ぎゅぅぅぅぅっ
魔王「………!」
勇者「ちょ、ま、魔王っ! 苦しいよ!」 ペシペシ
魔王「…本っ当に………あなたはタチが悪い!どうしてそうやって俺を試すような事を…!」
勇者「なんで!?何もしてないよっ」
魔王「俺がどれだけ我慢していると思ってるんですか!」
魔王「好きな女の子と部屋で二人きりなんですよ、辛いんですよ!追い討ちぶちこまないでくださいよ!」
勇者「なんかごめんなさい?でもどうしろと!」
魔王「…勇者……抱きたい…っ!」
勇者「………!」
魔王「俺のものになってほしい、俺だけの女にしたい!そういう状況なんだよ!わかってよ!!」
122 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/05/31(日) 22:48:29.70 ID:EboLUgbt0
魔王「勇者、ゆうしゃ…!ユウ…!」 ギュゥゥゥ
勇者「…魔王…」 ギュ
勇者「大事にしてよ…?」
魔王「っ! あああ、当たり前だ!」
勇者「うん、信じる」
魔王「勇者…」
勇者「ま、まお…」
ガチッ!
勇者「いったぁ…!」
魔王「……あ、口切れた…」
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/02(火) 20:29:23.27 ID:AUmFR9teO
おつおつー
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/02(火) 22:26:32.72 ID:HF4wH/ByO
乙!
125 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/03(水) 19:55:37.32 ID:/wsSJrxL0
翌朝。。。
魔メイド「おはようござうおっ」 ビクンッ
魔王「おはよう…」 ドヨーン
勇者「おはようございます…」 グッタリ
霊メイド「ええっと…何があったのか、聞いても大丈夫でしょうか?」
魔王「たぶん、緊張のあまり二人とも床で寝てた…それだけです」
勇者「気がついたらカーテンの下が明るくなってました…背中がメキメキいってる…」
魔メイド「…猫医者さんを呼んでまいりますわ」
魔王「ああ、頼む…あと、眠気覚ましに酸っぱいものもってきて…」
勇者「すみませんが私もください…」
霊メイド「かしこまりました」
霊メイド「(何も起きなかったみたいですね、つまんない…)」
魔メイド「(やっぱり魔王様、へたれですねぇ)」
126 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/03(水) 21:58:13.08 ID:/wsSJrxL0
魔執事「魔王様、朝食中申し訳ございません 緊急速達便でございます」
魔王「おや、どなたでしょう…んん、王子ですか」
勇者「ぶぶぅっ!!」 (リンゴジュース)
魔王「どうしたんですか、勇者!」
勇者「ご、ごめん…気にしないで中読んで…」 ゴシゴシ
魔王「? …えーと…」
=============================
前略、魔王殿
貴殿が結婚すると聞いて大急ぎでパーティの準備をしました
ボクは勇者と魔王の結婚式には必ず出席するつもりだが
その前にぜひとも前祝いをさせてほしい
日時は別紙を確認してください
それでは城で会いましょう
敬具 王子
============================= (要点部分のみ抜粋)
魔王「…長いなあ、おい…便箋三枚によくもここまでだらっだらと…」
勇者「(うぷ…)」
魔王「要点だけ読むと、大体こういうことだよな?」
魔執事「そのようでございますね」
魔王「そんでもってパーティは明後日か…バカだろ、こいつ」
魔王「大体俺は、王子といつ親友になったんだ」
魔執事「魔王様、お言葉が乱暴になっております」
魔王「おお、いけないいけない…」
魔執事「…勇者さん!お顔色が真っ青です!!」
魔王「勇者!」
勇者「気持ち悪い…なんで王子に会わなきゃいけないの…!」
127 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/03(水) 22:32:03.98 ID:/wsSJrxL0
勇者「これ、私、どうしても出ないとだめかな…」
魔王「うーん…絶対二人でこいって書いてありますよね…」
勇者「うう…」
魔王「何かあったんですね…絶対嫌ならお断りの手紙を出しますよ」
勇者「…や、それで魔王の印象悪くなるとまずいよね…いくしかないな…」
勇者「絶対離れないでよ、本当に離れないでよ…!」
魔王「あ、ああ それは大丈夫です、でも何があったんですか…?」
勇者「…ストーカー…探偵雇って張り込まれてたの…毎日手紙とお花と贈り物がきて…怖かった…」
魔王「それ、は…うわぁ…」
勇者「もちろん全部王様に返却したよ…王子に直接返したら何されるかわかんない…」
魔執事「もしかして、国王陛下が魔王様と勇者さんの結婚を推していらっしゃったのは、それが原因なのでしょうか…」
128 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/04(木) 20:44:23.25 ID:ZI2foKmM0
勇者「今思うと、たぶんそうかもしれない」
魔王「む…俺としては願ったり叶ったりだが、なんかむかつくなそれは」
魔執事「ともかく、警備の手配を急ぎます」
魔執事「メイドの皆さん、ドレスの準備をお願いしますよ」
魔メイド「新規では間に合いません、魔王様のご用意されたドレスの改造許可をください」
魔王「わかった、全力で頼みましたよ」
メイド衆「「はい!!」」
魔王「そうだ、勇者のイヤーカフをちょっと貸してください」
勇者「? はい」
魔王「《現在地点送信、救難信号機能》を追加、っと」
魔王「俺のには《勇者現在地点・救難信号 受信》をつけてっと…はい、着けて」
勇者「あ、ありがとう」
魔王「これでよっぽどのことが起こらない限りは勇者の居場所を特定できるから、万が一はぐれた時用に」
魔王「…あとは王子がおかしな真似にでないといいんだけどね…」
129 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/04(木) 22:34:03.45 ID:ZI2foKmM0
王都、傭兵ギルド寄宿舎、談話室。。。
勇者「………ということがあってね、一応報告に来ました」
女傭兵「ふーん、ずいぶんと進展があったわね、結婚式楽しみだわ!」
勇者「今はそこじゃないよう!王子の対策を!」
傭兵A(オッサン)「しかしよぅ、急いで準備したっつう割には準備万端整ってるのは気のせいかぁの?」
勇者「なんかね、魔王の部下が数人、王城で働いてるんだけど…あ、王様公認でだよ」
勇者「その彼らからの報告では『国中の要人のお使いが城で話し合いをしてる』らしいのね」
勇者「どう見ても前々から顔を見てる人たちばっかりだってさ」
傭兵B(ヤンキー風)「きな臭すぎだろぃ」
傭兵A「え、魔族の人混じってたのか?気がつかんかったわい」
勇者「そこかい」
女傭兵「とにかく、魔王さんのそば離れちゃダメよ?」
勇者「うん、しっかり引っ付いとく」
傭兵A「カッカッカ!すっかりホの字だな!! ワシもたまには嫁といちゃついてみるかね」
傭兵B「くっそー、俺も嫁さん欲しい!」
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/04(木) 23:52:25.94 ID:BxckISSpO
乙!
131 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 14:06:07.19 ID:Vkjsi/6Z0
お待たせしてすいません、重めの喘息と肺炎で寝込んでいました
なんとか復帰しました、いきます
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 15:01:19.78 ID:WcEk9LQDO
お、おう
病み上がりなんだろうからあんまり無理すんなよ……
133 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 16:11:31.80 ID:Vkjsi/6Z0
舞踏会当日。。。
勇者「う、うう…」 ガクガク
魔王「大丈夫…じゃないな、ほらつかまって」
勇者「も、もう隅っこの方でいいよぉ…」
魔王「そうもいかないだろうけど…」
あのピンクのドレスが勇者様なの?
まー素敵ー
あらあら、あんなに縮こまって
となりの男性どなたかしら
礼式だがローブ姿とは…
妙に静かだな
勇者「…すごい見られてない…?」
魔王「礼装なんだけどローブじゃまずかったかな…タキシードは似合わなくて」
魔王「あと杖も隠し持ちやすいんだ、ホラ」
勇者「え、袖にはいってたの?」
魔王「普段は手のひらサイズにしてしまってあるんだ、使うときに必要な長さに調整しつつ引っ張り出す感じ」
魔王「威圧感が必要なときは装飾もついでにくっつけたり」
勇者「まさかのカスタマイズ!」
134 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 16:32:49.52 ID:Vkjsi/6Z0
王子「みなさん、ようこそ 今日はボクの親友の結婚前祝いだ、楽しんでいってください」
王子ー!
殿下―!
勇者「う、ぐ…」
魔王「だーから、いつ親友になったんだ俺たちは」 ハァ
勇者「ま、まおう…」
魔王「わかっています、さっさと挨拶して帰りましょう」
魔王「殿下、この度は…」
王子「やあ魔王殿、突然招いて申し訳ない!ほらほら、フード取りなよ!久々に角拝ませてよ」 グイッ
魔王「う、うわっ!!」 バサッ
ざわっ…!
王子「なんだよー魔王殿、なんで角小さくしてるのさあ、カッコいいのに」
魔王「やめてくれ!」
勇者「魔王!落ち着いて!」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 16:33:52.49 ID:Qs4huu1f0
魔王だけに踊りもma!oh!上手のはず
136 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 16:48:09.68 ID:Vkjsi/6Z0
キャーーッ!!
つ、角だ…!
魔族!
なんで魔族が!
勇者様!
勇者「ああ、もう!これだから差別的な都会は困るのよ…っ」
魔王「…やれやれ…」
王子「はいはーい、みんな落ち着いて!ボクと魔王殿は親友なんだよ、大丈夫ですよ!」
王子「今回は、魔界の為政者・魔王殿と、人間界の英雄・勇者殿の結婚を間近に控えての前祝いなんだ」
王子「魔界っていっても人間界とそう変わらない社会がきちんと作られてる、一つの国だととらえてもらった方がいいからね」
王子「でも驚かそうと思って黙ってたのは謝るよー、騒がせちゃって、ゴメーン」 テヘッ
ざわざわ……
勇者「とりあえず、助かったかな…」 ゲンナリ
魔王「…何なんだろうな、この胸くそ悪い違和感…」 イライラ
137 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 17:35:29.71 ID:Vkjsi/6Z0
王子「いやぁゴメンゴメン、こんな大騒ぎになっちゃうとは思わなくてさ」
魔王「…俺はまさか、初対面でこんなにも馴れ馴れしくされるとは思いませんでしたよ」(小声)
王子「ほら、いろいろと必要になるんですよ、こういうアレは、ね」
勇者「……」 ビクビク
王子「勇者さん、昔のボクが本当に失礼しました」
王子「今は心から祝福したいと思っています、どうかお祝いだけでも…」
ツルッ 「キャァ!!」 勇者「危ない!」
ガシャンッ バシャーーンッ!
魔王「勇者!」
メイド「ひ、っひい……!ももも申し訳ございません!」
勇者「あちゃぁ…やっちゃった……」
勇者「ごめん、魔王…ドレスが…」
魔王「仕方ありませんよ、あなたに怪我がなくてよかった そちらのメイドさんも」
王子「な、なんてことを…!」
メイド「申し訳ございません!お許しください!」
王子「今すぐっ!出ていきなさい、すぐに!」
魔王「殿下、待ってくれ」
王子「本当にすまない、勇者さ…」
魔王「待てといっているんだ、殿下! それはあんまりだ!」
138 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 17:58:23.94 ID:Vkjsi/6Z0
王子「な…」
魔王「勇者もメイドさんも、怪我がなかったんだ、それでなぜ良しと出来ない!」
王子「し、しかし!勇者さんのドレスが…!」
魔王「替えは用意してある、着替えれば良いだけだろう?」
勇者「え、そうなの?なんかごめん…」
魔王「いい、こういう場面ではあり得る事故だ それに洗えばお茶会くらいには使えるさ」
勇者「富豪思考と庶民派思考の両立って魔王だからこそなんだね…」
魔王「?」
王子「バカな…この壊れた銀のグラス1つで、その娘の給金の何十倍もするんだぞっ!?」
魔王「こんな金属のグラスくらい直せば使えるじゃないか、ほらっ」 グニュッグニグニ
王子「うわっ…」
魔王「俺を親友だと言い張るくらいなんだ、これで終わりにしろ!」
魔王「メイドさんももう、怯えなくていい …ああでも働きずらいだろうしうちで雇うから来るといい」
メイド「え、ええっ?!」
勇者「その方がいいと思うよ、そうしなよ」 ウンウン
魔王「こんな大勢の前で叱るようじゃまだまだだな、殿下」
王子「…チッ……」
139 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 18:14:51.27 ID:Vkjsi/6Z0
控え室。。。
勇者「はあ、怖かった…」 ビショビショ
魔王「……」 ブツブツ
勇者「あのー、魔王、着替えるから出てほしいんだけど…」
魔メイド「私どもがおりますから、大丈夫ですよ?」 (←待機してた)
魔王「……すまない勇者、少しだけ離れる」
勇者「へ、なんで?!」
魔王「……さっきからする違和感だ、確かめてくる…」
勇者「で、でも…!」
魔王「本当にすまない、すぐ戻る!行ってくる!」
勇者「魔王!」
魔メイド「あーもー、なんでこうフラグ作っちゃうかなーもー!」
霊メイド「いや、フラグとか言わないでよ、絶対なにか起こっちゃうじゃないの!」
勇者「あの、フラグって」
魔・霊メイド「「聞いちゃダメ!」」
勇者「ハイ…」
140 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 18:25:43.02 ID:Vkjsi/6Z0
明かりの届かない中庭暗部。。。
ドカッ!
王子「……どういうつもりだ、うまくやれといっただろう…」
メイド「も、申し訳、ござ…」
王子「ましてや勇者に助けられるとか、あり得なさすぎだろう?」
メイド「」
王子「…チッ、気絶したか、まあいい…お前はしくじるなよ」
そっくりなメイド「ひっ…!」
王子「お前ら、これをここから離しておけ そのあとは好きにしていい」
黒服「……(コクリ)」 スタスタ…
王子「あと三人か、二回しかしくじれないぞ、しっかりやれ」
そっくりなメイドたち「「は、はい…」」
王子「そろそろ戻らないと影武者に申し訳ないな、いくか」
141 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 20:06:20.22 ID:Vkjsi/6Z0
霊メイド「はぁぁぁ…不安しかないわよ」
勇者「はなれないでって言ったのに…ふたりがいるからまだ大丈夫だけど…」
魔メイド「魔王様が戻られるまではしっかりついていますからね!」
霊メイド「いったいどうしたんでしょうね、魔王様…かなり不審がっていましたけど」
勇者「うん…… あー、ごめん、ちょっとトイレ…」
魔メイド「はーい たしかこっちでしたね、ドアのところで待ってますので」
勇者「ごめんね、ちょっといってくる」
じゃーー…
勇者「ふう、すっきりー」
???「……」
勇者「ドレス姿でおトイレって面倒だよなぁ… っ!?」
ガシッ ガタン!!
そっくりなメイド(気弱)「も、申し訳ございません…」
142 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 21:19:21.25 ID:Vkjsi/6Z0
数分後。。。
魔メイド「はい、間違いないですの!誘拐ですの!」
霊メイド「やられましたわ!!結局やられました!!そして魔王様もいまだ行方不明ですわ!」
魔執事「パニックなのは分かりましたからキャラをもとに戻して説明してください」
霊メイド「はい 普通にトイレの使用音と、洗面所で手を洗う音、そのあと急に無音になりました」
魔メイド「もちろん、その段階でおかしいと判断してすぐ中を確認して無人でしたので、執事さんを呼びに走りました」
魔執事「ふむ、相当用意周到でしたか…こちらの包囲網を完全に抜かれてしまっています…」
魔王「やられたか…」
魔メイド「魔王様っ!!」
霊メイド「どこいってたのですか!勇者さんが……!」
魔王「……すみません、実を言うとこうなるのはわかってたんです、だが手口が想像を遥かに越えていました」
魔メイド「ま、まさか!!わざと誘拐させたって言うんですか!」
魔王「それは絶対ありません!その前にきちっと捕まえるはずでしたよ!」
魔王「確認する不審な箇所が多くて、その隙にやられました…」
魔執事「言い訳は後にしましょう!場所は特定できていますか、魔王様」
魔王「ああ、勇者の居場所を検索かけてるんだが、引っ掛からない箇所があります」
魔王「ついでに強い魔力が集まってるのにそれを隠ぺいする技法がかかってるから、すぐわかりましたよ」
魔・霊メイド「「助けに行けよ!」」
魔王「いや、行きたいんですけど通れないんですよ!」
魔執事「はいはい、新キャラ発掘しなくていいですからね さっさと行きますよ」
魔王「いや、だから、通れないんです!」
143 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 22:01:54.87 ID:Vkjsi/6Z0
勇者「えー、はい、勇者です」
勇者「なんだかよくわからない内に、なんだかよくわからない寝室っぽいところに放り込まれました」
勇者「なんかクローゼットとか机とか、全体的に白すぎて気持ち悪いです」
勇者「あとお布団が異常にぼよんぼよんしてて眠れるような場所じゃありませんよ、ここ… あだっ」 ボヨンボヨン
王子「意外と一人言多いみたいですね、勇者さん」
勇者「ああ、ようやくお話し相手がいらっしゃったと思えば、殿下でしたか」
勇者「(……うー、出来れば話なんかしたくないです!)」
王子「ふふ、冷静を装っていらっしゃるようですが、手が震えておりますよ」 ソッ
勇者「っっ!!」 ゾゾゾゾッ
王子「ああ、この手も頬も肌も、魔王のものになってしまっているなんて…父はなんて罪深い事をしたのか」
王子「別に魔の者達を差別するつもりなんてありませんけど、魔の頂点と人の希望を結ぶなど、おかしな話です」
王子「あなたと結ばれるべきは王の血族であるべきでしょう?このボクがふさわしいはず」
王子「間違いはすべて、正すべきでしょう? あなたが魔王を捨ててくれれば修正は可能ですから」
王子「あなたの全ては、ボクのものだ、そうでないことは正しくない、そうでしょう?」
144 :
◆G/mqESF7Ns
[saga]:2015/06/15(月) 22:22:27.54 ID:Vkjsi/6Z0
ああ、そうだったーーー
最初に魔王に出会った日、毛嫌いしそうだった原因がこれだ…
勇者「ナルシストは本当にご勘弁ください」
王子「?」
勇者「(そしてこの理解できてない部分!本物のナルシスト!!本当に嫌!)」
勇者「と、ともかく、結ばれるべきとか間違いとか、そういうのは全然ないので!」
勇者「好きあっていたらそれでいいと思うんです!血とか関係ないと思うので!」
勇者「そ、そりゃ最初は王様と魔王の強引さからですし、流されっぱなしですけど、最初から好きだって言ってくれてっ!」
王子「勇者さん、そういうのいりませんから」
王子「好きとか嫌いとかで王族は結婚できませんから、そういうのいらないんですよ」
王子「男と女なら、抱けるように出来てるんです、王族は」
勇者「ちょ、ほ、本当に目がヤバいぃぃぃぃ!!」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 22:34:26.75 ID:miLwUSaAO
こんなところでR18展開になるのは嫌だー!
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