【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」

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1 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/09(日) 17:19:50.87 ID:BJiYhGxQ0
・先のスレ同様、リクエストを受け付けながら勝手気ままに書いていきます

・スレの設定から著しく逸脱する場合パラレルとして書きます

・Rー18は一回のリクエスト受付の中で一番先に該当したものを採用し、それ以降のものは繰り下げて採用します

前スレは以下の5つです

【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」

→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399761014/-20

【艦これ】大鳳「出入り自由な鎮守府」

→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401844632/l20

【艦これ】提督「鎮守府として色々不味いことになった」

→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406746107/l20

【艦これ】大鳳「浦風が可愛い鎮守府」提督「多分一応は鎮守府」

→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416478239/l20

【艦これ】浦風「姉さんが拗ねとる鎮守府」大鳳「最近私の影が薄い鎮守府」

→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423975394/l20

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439108390
2 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/09(日) 17:20:45.41 ID:BJiYhGxQ0
では前スレで書いた通り、今スレ最初のリクエストを受け付けます

18時より三つ、21時より三つ受け付けます

朝霜と高波は未実装です
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:23:08.45 ID:wDL/jW9vO
建て乙!
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:23:27.49 ID:IbKj5bKUO
ケッコン関係は進展した艦娘居るの?
5 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/09(日) 17:32:06.75 ID:BJiYhGxQ0
大鯨ケッコンカッコカリ済みになりました

春雨次にリクあればケッコンカッコカリするかもです

雲龍次で確定

他も徐々に進展中
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:48:54.57 ID:GHwV0AIjO
立て乙
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:50:00.25 ID:jDf1DDTUo
蒼龍と陸奥のお化粧艦二人
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:50:01.05 ID:GHwV0AIjO
イケメン木曾で
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:50:28.71 ID:jDf1DDTUo
あミスった時間違うごめんなさい
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:51:18.20 ID:GHwV0AIjO
同じミスしてるやついてワロタ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:56:04.43 ID:zR2JrzqjO
二刀流かな?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 17:58:12.96 ID:jDf1DDTUo
違うんだが・・・信じてくれってのも無理か今回はやめとく
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 18:00:03.95 ID:7n2F6+8OO
秋月
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 18:00:07.22 ID:t8BzfzASO
>>1乙
瑞鶴を先輩と慕う葛城


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 18:00:32.65 ID:JHrheOBhO
大和
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/08/09(日) 18:00:51.14 ID:Pc+meZoE0
一番ちゃん
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 18:09:54.40 ID:Pc+meZoE0
下げ忘れてましたすいません
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 18:32:34.41 ID:77jluJmt0
スレ建て乙乙
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 20:59:59.42 ID:gCROzS5k0
磯風とのわっち
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 21:00:00.09 ID:FmZFwzymO
男装川内
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 21:00:00.40 ID:LOTMcJRuO
提督に発破をかける恋のキューピットクーちゃん
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 21:00:00.54 ID:59WtzS+9o
暑いのか自家製梅酒が売れるBar早霜
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/09(日) 21:17:10.80 ID:1llTodoNO
1秒以内、だと…
24 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/09(日) 21:18:01.82 ID:BJiYhGxQ0
・秋月『節電です!』

・葛城&瑞鶴『アウトレンジ』

・大和『夏の夜に』

・川内『笑わなくてもいいじゃん!』

・クー『言ッタコトニハ責任持テ』

・早霜『少し、楽しくなってきました』

以上六本でお送りします
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/10(月) 12:29:36.52 ID:4Zrcpx/SO
了解です。
そして>>23
ここのスレならよくあることだ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/11(火) 16:53:14.03 ID:mgq+DkVs0
ここで安価とるなら秒では甘い、コンマ以下を争わなければww
27 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/13(木) 02:44:56.39 ID:hmojY4JE0
・秋月『節電です!』 、投下します

駅前のスーパーで猫と熊と卯印の野菜が販売中
28 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/13(木) 02:45:23.32 ID:hmojY4JE0
「こりゃまた凄いな……」

「ゴーヤさんに頼んでやっていただきました」

「頑張ったでち」

 各寮でグリーンカーテンを作る、という計画を秋月が言い出したのはつい先日のことで、それが実現するまでの時間の短さに提督は素直に感心する。
 明石には各艦娘用の冷却マット作成、各部屋の室長にはエアコンの掃除、冷蔵庫の綺麗な収納術講義を間宮と鳳翔へ依頼、他にも様々な節電・節約の為に秋月は行動を起こしていた。

「最初は協力して頂けるか不安でしたが、皆さん快く協力して下さいました」

「今までは正直余裕があったからあまり気にしていなかっただけで、面倒だから嫌だとは誰も言わんさ」

「多少、そういう声もあるにはあったのですが……」

「あー……大体どうなったかは予想がつく」

 苦笑いする彼女を見て、恐らく姉妹艦辺りに全員一喝されたのだろうと提督も苦笑いで返す。

「それにしても、塵も積もればなんとやらで、霧島がざっと計算したらこのぐらい浮くらしい」

「す、凄いですね……」

 向けられた電卓に表示された数字を見て、秋月は目を丸くする。
 鎮守府の規模が大きい分、全体で節電・節約を心掛ければそれだけ成果は大きくなる。

「――さて、この功績を踏まえて秋月、何か望むものがあれば言っていいぞ。常識の範囲内なら叶えてやる」

「いえ、私はただ自分のわがままに皆さんを付き合わせただけですので」

「なら、付き合った俺のわがままも聞いてもらう」

「提督、その返しはズルいと思います……では、こういうのはどうでしょうか?」
29 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/13(木) 02:45:49.69 ID:hmojY4JE0
「――提督、その料理の山は……」

「各屋台から差し入れが届いたんだよ。秋月、どれか食うか? アイツ等コスト無視して作ってるからどれも美味いぞ」

「じゃあ、たこ焼きとチョコバナナをいただきます」

「一舟百円、一本五十円、原価は大体五百円ってとこか」

(逆にどうしたらそこまで高く出来るんだろ……)

「それにしても大きな祭がしたいってのは面白いお願いだな」

「去年のクリスマスが楽しかったので、出来ればまたやって欲しいと思っていたんです」

「元々前から計画はあったんだが、各自やりたいことを出し合ったらバカみたいに必要な予算が膨らんでな……」

「私の質素倹約の精神は、必要な時の為に備えるというのが目的ですから」

「何かで読んだな、“本物のドケチは金の使い方を知っている”、だったか」

「提督も、無駄遣いはなるべくしないで下さいね?」

「……善処はする」




――――秋月、コンビニじゃダメか?

 ――――ダメです。駅前のスーパーの方が十八円も安いです。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 12:14:39.20 ID:jJhiIROSO
乙です
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 12:18:36.10 ID:CaxmG6u7O
おつです
秋月、姉妹を迎えに行くのに苦労しそうだよ(白目
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 19:31:41.07 ID:6ES4dCg90
乙です
秋月が主婦のイメージにww
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/14(金) 02:11:26.19 ID:9Zys0PXM0
そのスーパーの野菜ってあれか、多摩鎮の面々が作ったのか
34 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/15(土) 22:54:29.21 ID:qlQKlpw40
・葛城&瑞鶴『アウトレンジ』、投下します

自分もされて初めて知る苦労
35 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/15(土) 22:54:56.44 ID:qlQKlpw40
「瑞鶴先輩!」

「葛城か、私に何か用?」

「私に空母としての戦い方を教えて下さい!」

「教わるなら私じゃなくて、もっと他に適任がここにはいっぱい居るんじゃない?」

「私は瑞鶴先輩に教わりたいんです!」

「そ、そこまで言うならいいけど……私も人に教えるのはあんまり慣れてないから、分かりづらくても文句言わないでね」

「はい! よろしくお願いします!」

(慕ってくれるのは嬉しいんだけど、何か調子狂うなー……)

 落ち着きを持ってしまった瑞鶴からすると、今の葛城は昔の自分を見ているような気分になり、少し気恥ずかしくもあった。
 しかし、一度引き受けた以上、自分を鍛えてくれた未だに越えられない壁に笑われない様にしなければと、すぐに気を引き締めるのだった。




「とりあえず発艦と着艦、百回ぐらいやってみて」

「百回!?」

「うん、どうかした?」

「い、いえ、やります!」

 飛ばす、戻す、飛ばす、戻す、ただそれだけとはいえ、百回となるとそれなりに時間がかかる。
 更に言えば、艦載機を飛ばす際には集中力も必要な為、地味に疲れる訓練でもあった。

(五十八、五十九……)

「――はい、そこまで」

「へ? きゃっ!? せ、先輩!?」

「集中し過ぎて周りが見えてないとそうなっちゃうから、次は私の動きにも注意しながら飛ばしてみて」

「は、はい!」

 背中へ訪れた冷たい感触に振り返った葛城の目には、水鉄砲を構えた瑞鶴の姿。
 使っているものは水鉄砲と遊びにも見えるが、空母が戦う上で重要なことを彼女は教えていた。

(コレ、かなり文句を加賀さんに言いながらやったっけ……私の時は水鉄砲じゃなくてハリセンだったけど)

 懐かしき日々に思いを馳せながら、瑞鶴は再び背後に回り込んでカウントをゼロに戻す。
 葛城がようやく百を数えられるようになったのは、この翌日のことだった。
36 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/15(土) 22:55:22.37 ID:qlQKlpw40
「よし、じゃあ次は簡単よ」

「あの、艤装はいらないんですか?」

「あってもいいけど、多分邪魔にしかならないんじゃない?」

(艤装無しで何をするんだろ……早く先輩に艦載機を使った戦い方を教えて欲しいな)

 若干艦載機に執着や拘りの強い雲龍型らしく、葛城も艦載機を飛ばすことに喜びを感じていた。
 それを知った上で、瑞鶴は次の特訓に協力してくれる艦娘の名を呼んだ。

「じゃあ頼んだわよ、島風」

「一日追いかけっこに付き合ってくれるってホント!?」

「えっ? いや、えーっと、瑞鶴先輩……?」

「今日一日、島風をずっと追いかけること。とっても簡単でしょ? じゃあ頑張ってね」

「私には誰も追い付けないよ! じゃあよーい、ドン!」

(先輩が言うことに間違いは無いはず……よね? よ、よーし頑張るぞー)




 翌日、筋肉痛と極度の疲労により葛城ダウン。
 なお、島風がキラキラしたことにより天津風がスタミナ料理を差し入れに向かった模様。
37 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/15(土) 22:55:49.58 ID:qlQKlpw40
 その後も特訓は続き、大和・武蔵の道場で稽古、祥鳳の弓道教室に参加、ほっぽのお守り、那珂の艦娘アイドルレッスンを経て、ようやく瑞鶴は艤装を葛城に着けるよう指示した。
 当然、瑞鶴も艤装を着けている。

「瑞鶴先輩、今日こそは艦載機を使って訓練ですよね?」

「ねぇ、葛城。貴女は艦載機を上手に操れるようになって、空母として強くなって、どうしたいの?」

「瑞鶴先輩みたいになりたいです!」

「ふーん、私みたいに、か。じゃあ葛城は――私には一生勝てないわね」

「っ!?」

 知っていた。知っていたはずだった。
 しかし、その迫力に葛城の背筋に悪寒が走る。

(まるで、別人みたい……)

「後は自分で必要なことを覚えて、学んで、私を倒せば晴れて一人前よ。遠慮なんていらないから、全力でかかってきなさい」

「はい!」




――――瑞鶴、葛城はどうだ?

 ――――いざ自分がされるとこんなに神経がすり減っていくとは思わなかったわ……。

――――(射程外から延々観察……ストーカーとは違うが確かに神経はすり減りそうだな)

 ――――(いいなぁ、瑞鶴先輩とお茶……違う! ちゃんと観察しないと!)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 00:48:15.03 ID:iQqRuhxiO
そういやイベント艦はまだかな?
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 00:59:55.07 ID:7mCco4UZo
乙
たしかここの島風って姿が消えるほどの速度だったはずだが…
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 10:05:11.05 ID:n2e+ECRSO
乙です
鶴翼の絆5巻よりもスパルタな特訓だな
41 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/16(日) 23:00:47.54 ID:6mkcUUvn0
 ちょっと海に出てくるよ、そう言った彼女を誰も止めなかった。
 少し沖まで出た後、穏やかで静かな夜の海に一人佇み、目を閉じる。
 雪風と並び幸運艦と称されるだけの経歴を持つ彼女が、雪風の持つ願いを共に願っていたとして何らおかしいことはなく、暗い海の底まで届くように祈りを捧げる。

(僕はここだよ、皆もおいでよ。きっと、楽しいから)

 手を前へ出し、ただ祈りながら待つ。
 握り返す感触が本当に来るとは、彼女も思っていない。
 しかし、そうなれば嬉しいとは心の底から思っていた。

(……今日は、もう帰ろうかな)

 目を開き、手を下げて踵を返そうとした。
 だが、彼女にはそれが出来なかった。
 何故なら――。

「ン。久しぶり、時雨の姉貴」

「っ……うん、久しぶり、だね」

 確かにその手は、妹の手を掴んでいたのだから。




――――江風を時雨が連れて帰ってきました。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/17(月) 08:18:00.96 ID:l+EiYFTw0
乙乙
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/17(月) 09:29:17.09 ID:nWzS3YMio
乙
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/17(月) 10:02:23.95 ID:2YEj0rqSO
次から江風リクエスト可能になったか
45 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/18(火) 09:13:29.11 ID:3PYHlzHB0
・大和『夏の夜に』、投下します

夏は姉妹共々実は苦手
46 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/18(火) 09:14:00.13 ID:3PYHlzHB0
 ――私はお札を部屋中に貼りました。それこそ扉が開かないぐらいに。

(後が大変そうだな)

(大和は幽霊なんて主砲で追い払ってみせます)

 ――また夜が来て、あの音がし始めました。でも、その日は前日までとは違う点が一つだけありました。

(なんとなくオチは読めた)

(ち、違う点……?)

 ――……その音、部屋の外じゃなくて中から聞こえてきたんです。私、見えない何かと一緒に部屋に閉じ籠ってしまっちゃってたんですよ。……結局その部屋、翌日に引き払いました。

「素人が札なんかベタベタ貼ったって意味なんて無いだろうに、なぁ大和……大和?」

「や、大和は幽霊なんて怖くありません。へっちゃらです。大和の主砲ならきっと幽霊だってたちまち逃げ出してしまいます。だから提督、ちょっと工廠へ行ってきますね?」

「待て、お前の主砲は俺も逃げるぞ。ちょっと落ち着け大和」

「大和は至って冷静です」

「冷静な奴が部屋で、しかも真夜中に主砲ぶっぱなそうとするわけがあるか!」

「……提督が悪いんです」

「おい、何でそうなる」

「どうして恐怖番組なんて見たんですか!」

「夏だし他にろくな番組が無かったんだよ」

「恐怖番組を見るぐらいならニュースの方がまだ楽しめます!」

「わざわざ二人でニュースなんか見たくないわ!」

「もういいです。大和、本日は部屋に戻らせていただきます」

「あぁ、勝手にしろ」

「失礼しま……? っ!?」

「ん? 戻るんじゃなかうおっ!?」

「て、提督、音、ガリガリ、扉……」

「お、おちづけやまど、ぐるじ……」

 ――ガリガリ……ガリガリ……。

「ひっ!?」

(や、やばい、背骨が……胸で息も……い、意識が、遠、退いて――)

「て、提督は大和がお、おお守りします……提督? 提督、しっかりして下さい、提督、提督ー!」




――――どうやら逃げ出した雪風のペットが、あの音の正体らしい。

 ――――申し訳ありません提督、大和、一生の不覚です……。

――――まぁちょっと死にかけはしたが、大和の貴重な怯える姿も見れたし、次はホラーDVDでも見るか?

 ――――ず、ずっと提督に抱き着いていてもいいなら、構いませんよ?

――――(ある意味その死と隣り合わせな状況はかなりホラーだな)
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 12:46:04.07 ID:evGSfb0XO
なんという天国(地獄
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 16:21:36.49 ID:M1ljfAtSO
ホラーDVDか……手始めにリングでも見せてみるか
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 05:27:08.07 ID:MZMaPhYg0
姉妹共々···よし、次のリクエストが決まったぞ
50 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/21(金) 21:18:14.59 ID:n7QNhSsu0
・川内『笑わなくてもいいじゃん!』、投下します

任務とライブ以外は地味に露出が少なかったり
51 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/21(金) 21:18:42.62 ID:n7QNhSsu0
 執務室に響くノックの音。大抵はノックなどせず入る者がほとんどであり、誰かとは問わずにただ入れと言うのが提督の常である。
 書類に目を落としたまま扉の開く音を聞き、キリのいいところまで書いてから、彼は顔を上げた。
 そこに居た相手が予想外であったことに驚くと同時に、珍しいものを目の当たりにして思わず提督は笑ってしまう。

「何も笑うことないじゃん!」

「いや、すまん。そんな顔してるお前を見るのは初めてだったんで思わずな」

 本当にそれだけの理由かと疑いの眼差しを彼に向けるのは、最近また新しい忍者の漫画を読み始めた川内である。
 しかし、今彼女が身に着けているのは、忍者とはかけ離れたものだった。

「それにしてもどうしたんだよ、そのタキシード」

「次の那珂のライブでの衣装」

「他の二人は?」

「那珂は天使、神通はウェディングドレスだよ」

「那珂が恋のキューピッドで、二人を結婚まで導く、みたいな感じか」

「大体それで合ってるよ」

「それで? わざわざここへ来た理由は何だ?」

「うん……別にさ、男装するのが嫌って訳じゃないんだけどね、神通のウェディングドレス見てたら何かこう、モヤモヤしちゃうっていうか……」

「お前も着たいってことか?」

「うーん……提督はさ、私のウェディングドレス姿って……見たいの、かな?」

 川内は顔を横に逸らしながら、横目で提督の反応を窺う。
 普段ははっきりとした物言いをするものの、こういうところでたまに女の子らしい素振りを見せるのが、彼女の魅力の一つだと提督は思っていた。

「それを口にすると俺はまた暫く小遣いゼロになるからコメントは控えさせて頂く」

「へー、見たいんだ。ふーん、そっかそっか」

「今日はまた随分とコロコロと表情が変わるな、入ってきた時のちょっと恥じらった様な顔が一番珍しかったが」

「私だって女の子だし、変な恰好してるとか思われるの嫌じゃん」

「変どころか似合ってるぞ、タキシード。立派に神通をエスコートしてこい」

「何か釈然としないなぁ……あっそうだ、良いこと思い付いちゃった。提督、ちょっと待ってて」

(何かは分からないが、嫌な予感がする……)
52 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/21(金) 21:19:09.50 ID:n7QNhSsu0
「あははははははっ!」

「笑うな! やらせたのはお前だろ!」

「ごめんごめん、想像以上におかしくって」

「全く、こんな恰好するハメになるとは提督になった時は考えもしなかったぞ」

「いいじゃん、貴重な経験が出来たって思えば」

「女装なんぞ一生経験したくなかったんだが?」

「提督もそれでライブ出演してみる?」

「人前になんぞ出れるか!」

「……じゃあさ、逆なら人前に出てくれたり、する?」

「……考えておく」




――――提督、早く早くー!

 ――――(良く考えたら川内の普段着ってボーイッシュなのが多い気がするな……今度那珂に頼んでみるか)

――――提督ってばー!

 ――――分かった、分かったからそんな大声で呼ぶな! 急がなくてもドレスは逃げん!
53 : ◆UeZ8dRl.OE [saga sage]:2015/08/21(金) 21:19:52.80 ID:n7QNhSsu0
 執務室にその報せが飛び込んだのは、ヒトヨンマルマルを過ぎた頃だった。

「――熱中症で所属不明の艦娘が遊技場で倒れただと?」

『はい、今明石にこちらに来てもらえるよう連絡したところです』

「分かった、俺もすぐに向かう。大鳳、周囲の人払いを頼む」

『了解です』

(はぁ……ここはどうしてこう次から次へと……)




「あっ提督、こっちです!」

「倒れた艦娘の様子はどうだ? 大丈夫なのか?」

「それが、その……説明するより見て貰った方が早いわね」

「?」




「ハヤスィー?」

「あ、いえ、速吸です、はい」

「グラーチェハヤスィー! リベ、まだこっちの暑さに慣れてなくって」

「えっと、あの、こちらの艦娘の方ですよね?」

「ううん、リベはどこにも所属してないよ? 何か楽しそうな場所だったから来てみただけー」

「えっ、えぇっ!?」

(まずい、どちらの話を聞いても面倒なことになりそうな予感しかしない……)

(あのジャージ良いわね、私も一着欲しいわ)




――――職(着任先)探し中のジャージ娘と放浪中の駆逐艦が鎮守府に現れました。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 21:36:34.54 ID:wCNWORcSO
乙です
ハヤスィーって閃光のハサウェイに出てくるΞ(クスィー)みたいな響きだな

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/24(月) 07:26:51.89 ID:I1EMJvDg0
みんなイベントの追い込みでここに浮上しなくなってるな…
ん、私? E7は諦めました
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