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【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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168 :
◆UeZ8dRl.OE
[saga sage]:2015/10/12(月) 21:33:19.16 ID:///RViPg0
「――揃ったみたいだな」
普段ならば一人、多くても三人程度しか集まらない執務室に集まった十を越える艦娘達。
その顔触れは待機艦隊に加え、裏で動いている者達が大半だ。
いつもならば緩い雰囲気を出している者も、今は真剣な面持ちで提督の言葉に耳を傾けていた。
「明石、大淀、盗聴の類いはどうだ?」
「バッチリ対策済みです」
「念のために周囲の警戒もお願いしてあります。問題ありません」
「そうか、なら本題に入るぞ。お前達には既に通達済みだが、今回の照月の一件でネズミが罠にかかった」
「ネズミか、それにしては大層な面子を集めたものだ」
「窮鼠猫を噛むって言うだろ? ネズミ相手でも手は抜けん」
自分一人で事足りると言いたげな武蔵をやんわりと制止し、提督は話を続ける。
「今回はあえて丁重にネズミを招き入れる。出迎えは大和、赤城、伊勢」
「承りました」
「了解です」
「試し切り出来るかなー」
「分かってるとは思うが当然生け捕りだぞー伊勢ー。次、武蔵、電、吹雪、木曾、ネズミの護衛を相手しろ」
「隠れて動くというのは苦手なのだが……」
「了解なのです」
「任せて下さい、司令官」
「ネズミ相手か、張り合いねぇなぁ……」
「籠は島風、利根、大鳳、龍驤」
「はーい」
「うむ、吾輩に任せるのじゃ」
「私達、やることあるのかしら……」
「楽でえぇやん」
「そこ空母二人、ヘマしたら六ヶ月減給だぞー。加賀、大淀は指揮を任せる」
「了解」
「最善を尽くします」
「後は……言うまでもないな」
省かれたのはこの場に居ない面子。
普段ならば武蔵達の担当する役割はその者達の仕事なのだが、別の仕事が彼女達には任されていた。
「今や絶滅寸前のネズミだが、一片の躊躇無く絶滅させてやれ。この鎮守府はクリーンで安心安全がモットーだ」
「提督ー、雪風のアレは?」
「あー……ペットは可だ。以上! 解散!」
――――ネズミ捕り、準備開始。
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