他の閲覧方法【
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報R
更新
全部
最新50
【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
Tweet
853 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2020/02/09(日) 05:01:36.58 ID:Dj3mmJ3i0
まってる
854 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/02/10(月) 11:11:56.61 ID:kJnsnLo8o
>>852
sageられない悪い子が居る限り来ませんよ
855 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/02/16(日) 20:35:43.47 ID:ZjQZF/m00
申し訳ない…
856 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/12(火) 23:43:21.34 ID:AYwNKrtc0
テステス
857 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/12(火) 23:48:16.86 ID:AYwNKrtc0
・山風『儚いモノ』、タイトル変更で途中まで書いてたとこまで投下しときます。
858 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/12(火) 23:48:49.62 ID:AYwNKrtc0
希薄、希薄、何もかもが希薄。ここで、ただ消え去る時を待とう。
どうせ、きっと、誰にも−−。
「艦娘の幽霊?」
「幽霊クマ」
「艦娘の幽霊が、なんだって?」
「裏山に出るらしいクマ。木曾が様子を見に行ったっきり帰ってこないクマ」
「幽霊は俺の担当外だ、他を当たれ」
「つべこべ言わずに来るクマ」
「ちょっ、待て、絞まる、襟首掴んで引きずぐぇっ!?」
「何人か助っ人も呼んでるクマ、急ぐクマー」
「わがっだ、わがっだがら、じぬ」
それは、いつものように舞い込んだトラブル。もう日常と化していて、何だいつものことかとすれ違う艦娘達は気にもとめない。
−−そこに、確かに何かが起きていることに変わりはないというのに。
859 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/12(火) 23:49:25.96 ID:AYwNKrtc0
大木の虚(うろ)、その中に大柄な影と、それに覆われるような影が一つ。
先にここへ来ているはずの数名が見当たらないのは、これを見たからだ。
「帰りが遅いから心配して来てみれば、何やってんだクマ」
「添い寝」
「いや、そういうこと聞いてんじゃないと思うぞ」
クマにしがみつかれながら寝転がっている妹に溜め息を吐きつつも、球磨は近付いていって臆病なペットと妹の頭を乱暴に撫でる。
幽霊とやらは真っ昼間でも現れるらしく、木曾も一度は遭遇したものの見失い、ここで再度出現するのを待っていたとのことだった。
「先に来た奴等はどうしてるクマ?」
「周辺の見廻りに行ったぜ。一人はそこだ」
「うあー……だりー……」
「人選ミスだろ、アレ」
近くの木の上の方でだれきって、なまけものよりなまけている睦月型の脱力系。一応、一緒になって寝転がっていないだけマシなのだが、やる気は皆無といっていい。
「相方はどうした?」
「あっち、さくてきちゅー」
「そうか。で、他には誰が来てるんだ?」
「はいはーい、私だよ!」
「……で、他は?」
「時雨と龍驤に声かけたクマ」
「ちょっ、無視はひどくない!?」
「山で何か起きてお前が動いてないわけないだろ。現状報告」
木々の枝を飛び移りながら現れた川内曰く、目標はやはり艦娘であり、発見しても追跡は困難。そして何より、誰の目にも彼女は艦娘であることしか分からなかった。
(厄介だな。どの“目”にも引っ掛からないってことは相当特殊な艦娘か個体ってことか)
認識阻害、存在の希薄性、他にも原因は考えられるが、一々確認していてはキリがない。ざわざわと木々が騒ぐのを聞きながら、提督は幽霊のような艦娘をどうすれば捕捉出来るかと考えに耽るのだった。
860 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/12(火) 23:49:55.96 ID:AYwNKrtc0
楽しそう。きっとあの艦娘達は優しさに包まれている。
私からは全てが抜け落ちていくだけ、もうほとんど“私”は残ってない。
だから、もう放っておいて、探さないで、希望なんて、何処にもありはしない。
提督達のたった数十メートル先、そこに立っていた艦娘は、音もなくその場から去っていった。
861 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/12(火) 23:51:05.01 ID:AYwNKrtc0
「やっぱり空からやと木が多くて、ちと難しいわ」
「そもそも広範囲索敵だと難しいかもね、視認してて見失うぐらいだから」
「時雨呼んだんは“運”頼み、って訳でもなさそうやな。それなら雪風呼ぶやろし」
「どちらかというと“勘”かな。今日はなんとなく、僕が行かないといけない気がしたんだよ」
「私ともっちーは何で呼ばれたのかしら」
「嵐に追われてるから、かもね……」
「時雨? 何か言った?」
「いや、なんでもないよ。次はあっちを探してみようか」
(うち、今回いらんのと違うかコレ。まぁ暇やしえぇけど)
どこか察した龍驤は、頭をガシガシと掻いてから艦載機をくるくると旋回させて遊ぶ。彼女が空に描いた文字は、少し間が長く開いている“嵐”という漢字だった。
862 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/13(水) 00:58:03.15 ID:Ry0QatC80
少しして、提督と合流した時雨達。結局件の艦娘は見付からず、当事者ならぬ当クマは相変わらず木曾にベッタリとくっついている。
「さて、三日月、望月、お前らから見てどうだ?」
「確かに何かが居るような雰囲気はするんですけど……」
「そこ止まりだね、スコープで覗いた瞬間気配が霧散するって感じ」
「龍驤は?」
「さっぱりやわ、うちら以外の反応は艦載機からやとなーんもあらへん」
「球磨」
「毛が逆立つ感じはないし、少なくとも敵意とかはないと思うクマ」
「時雨」
「そうだね……そこ、かな?」
そう言うと、時雨は誰も見ていない方向を急に指差す。それは、ほんの数メートル先で、今まで誰もそこには存在していない、はずだった。
「誰!?」
「川内、大丈夫だよ。アレは−−僕の妹だと思うから」
淡く消えてしまいそうな程存在が希薄なその艦娘は、ただボーっとそこに立っていた。感情の読み取れない表情、辛うじて白露型の艦娘と同じ出で立ちをしていることは認識できたので、他の面々も時雨の言葉に納得する。
「ねぇ、どうしてこんなところに一人で?」
「……」
「聞こえてないのか?」
「違う、と思う。あの表情は、僕もよく知ってるから。だから多分、必要なのは……“見付けたよ、山風”」
「……!」
名前を呼んだ声に呼応するように、山に風が吹き荒れる。落ち葉が舞い、全員が目を閉じた。
そして、風が止み目を開けた者達の目に映ったのは、新しい鎮守府の仲間が時雨を押し倒して頬擦りしているシーンだった。
「時雨姉時雨姉時雨姉時雨姉」
「僕も会えて嬉し−−いや、山風? そこに頭突っ込んじゃ、だ、誰か止めて!?」
(こりゃまた凄そうなのが来たクマ)
(あー……姉妹の再会だ、そっとしておこう)
(球磨姉も抱き着いたらこんな風に落ち着くのかな……)
「ホントにダメ、助けて、助けてってば!?」
−−−−山風が着任(?)しました。
863 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/05/13(水) 08:08:30.98 ID:Wcz7o7sIO
一年以上越しにキター!
864 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/05/13(水) 09:45:34.76 ID:n/m2OL3f0
久しぶりの投下乙です
865 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/05/13(水) 16:45:49.46 ID:LQe/IhOuo
待ってた甲斐があった
乙
866 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/18(月) 01:28:01.60 ID:KMWHr9Kg0
undefined
867 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/18(月) 01:29:18.05 ID:KMWHr9Kg0
「提督、あなた様の瑞穂です」
「断じて違う」
こんなやり取りが繰り返されて何度目か分からないが、提督は瑞穂に対しての苦手意識がどうしても拭えずにいた。好意を向けられることには馴れてきたものの、鎮守府に来た当初から彼女の態度はストーカーレベルであった為、恐怖が先に立つのだ。
「俺はお前にそうまでさせるようなことを何かしたのか? 全く身に覚えがないんだが」
「ふふふ、提督にはそうだと思います。ただ、瑞穂は知っているのです。五十鈴さんや龍驤さん達のように、私はあなた様のことを知った上で此方へやってきました」
五十鈴と龍驤、その名前が出たことに少し提督は驚きを見せる。確かに二人とも流れ着いてきたのではなく、自らの意思でこの鎮守府へ志願してやってきた変わり種の一角だ。
ただ、対外的には明確にその二人だけがそうであると分かるような噂は当時流れてはいなかった。にも拘わらず、瑞穂は明らかにそれを事実として知っている体で話していた。
868 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/18(月) 01:30:02.28 ID:KMWHr9Kg0
「……どこから仕入れた」
「提督は自分が思っていらっしゃる以上に有名人ですよ。元帥の教え子であり、西の軍神と朱姫の同輩」
嫌な名前の羅列に露骨に顔をしかめたくなったものの、それよりも完全に一部の人間しか知り得ない情報が出てきて更に提督は語気を強める。
「お前、本当に何者だ?」
「あなた様の瑞穂です」
「以前に居た鎮守府はどこだ、何の作戦に参加した」
「過去は捨てました」
「これは命令だ、答えろ」
「……蛇大将筆頭秘書艦、よく知っておられるであろう呼び名でしたら−−」
「お前があの“拷問姫”、だと……? いや待て、今も蛇大将は瑞穂を秘書艦としていたはずだ」
「影武者です」
「影武者って、お前……」
「立場的にこちらへ来るのに少々問題がありまして」
人相手なら明らかに非人道的だと非難される作戦や実験を数々と実行してきた大将。人相手にも一切容赦なく大将の障害を排除してきた秘書艦。
敵も多く、機密情報もそこそこ抱えた艦娘、更には大将の秘書艦娘ともなれば簡単に転属など出来ようはずもない。
「蛇大将も影武者の方もよく納得したな」
「元々お互いのことには口を挟まないという条件で秘書艦娘になっておりましたし、影武者の子も喜んで引き受けてくれました」
それが真にせよ嘘にせよ、今までの中でも上位に入る厄介な存在だと分かり、提督は頭を抱える。その姿を見て、瑞穂はうっとりとした表情を浮かべた。
「うふふ、提督はやはりその何かに困っている状態のお顔が一番素敵です」
(よし、コイツとだけは絶対にケッコンカッコカリしない)
翌日、提督の半径二メートルに近づくことを禁止された瑞穂が距離を保って常に追いかける微笑ましい光景が鎮守府にはあったそうな。
869 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/05/20(水) 10:44:09.85 ID:gKioafxYo
おかえり
待機しててよかった(ง ˙-˙ )ง
870 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/24(日) 00:19:38.65 ID:1DRKBrmR0
・羽黒『明石印の医薬品』、投下します
871 :
◆UeZ8dRl.OE
[sage saga]:2020/05/24(日) 00:20:19.42 ID:1DRKBrmR0
「司令官さん、どうですか?」
「とりあえずこっちに来て後ろ向いて動くな」
秘書艦日に軽いサプライズを用意していた羽黒。早速反応があり、ドキドキしながら言われた通りにする。
「この感じ、エクステとかじゃないな。この短期間に伸ばせる訳がないし……明石にでも頼んだか?」
「出来ませんかってお願いしたら、需要がありそうって作ってくれました」
一口飲めばあら不思議、短髪だったあの子がものの数分でロングヘアーに大変身。明石印の艦娘長毛剤、近日発売予定。
「いつもの羽黒ぐらいの長さも好きだが、こうしてロングになるとまたイメージが変わるな」
「えへへ、司令官さんが喜んでくれて嬉しいです」
色々と後ろから髪を弄りながら楽しそうにしている提督を見て、羽黒は穏やかな笑みを浮かべる。特別何かをしている訳でも、何かを出来るわけでもない今の彼女からすれば、こういった日常の中のほんの些細なサプライズを考えるのが羽黒なりの提督へのアピールだった。
「那智も色々と弄らせてもらったが、羽黒だとまた違った印象になるな」
編んだり括ったりと子供のようにはしゃぐ提督の手を、羽黒はとてもいい笑顔で、掴む。
「? どうした? やりすぎたか?」
「司令官さん。実はこの薬、とっても嬉しい副作用もあったみたいなんです」
「副作用、だと? それ、大丈夫なのか?」
「大丈夫です。ねぇ、司令官さん……」
気付く。羽黒の息が荒い。顔は紅潮し、手から伝わる体温も高い。
「昔は見られたら恥ずかしくて恥ずかしくて耐えられなかったんです。でも、今は−−見ても、触っても、いいんですよ?」
注、副作用として多少媚薬のような効果が出てしまう場合があるので、ご注意ください。
872 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/07/23(金) 19:35:21.09 ID:/Fc+BzM5o
待つわ
873 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/12/22(水) 00:57:32.81 ID:4Y0Nj1iK0
まちます
481.83 KB
Speed:0.2
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
スポンサードリンク
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)