他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報R
更新
検索
全部
最新50
【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
Check
Tweet
618 :
以下、2016年まであと3666秒。。。
[sage]:2015/12/31(木) 22:58:54.74 ID:7QXr5NAZO
乙でした
619 :
以下、2016年まであと1924秒。。。
[sage]:2015/12/31(木) 23:27:56.57 ID:Fvv3MUIho
乙です
620 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 10:53:46.40 ID:EJyn8GyhO
乙でした!
今年も楽しみにしてます!
621 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 18:39:01.52 ID:Y3ruLz1w0
乙
今年も
>>1
の投下を待ち続けるからな!
622 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 20:35:08.56 ID:qTCcGTTSo
>>617
見返したくなったらここで読みなおすからまとめが必要と思ったことはないかな
でも加筆修正があるならそっちも楽しみにしてる
623 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/03(日) 16:26:05.15 ID:bqbyd3MEo
あけましておめでとうございます、どうも
>>1
です
次回以降は毎回イチャエロになると言いましたが、それに当たって
プレイ内容やシチュエーション・・…の参考意見を募集してみたいと思います
注意事項として
・ヒッキーとガハマさんの二人限定
・常識的(?)な範囲内でのイチャエロ
・アブノーマルでも社会的に死なない範囲で
・あくまで参考なので、貰った意見そのままにはならないかも
以上の条件が守られたものの中から、書けそうなものは拾いたいと思ってます
向こう三話分のプロットは出来上がっているので、拾うのはそれ以降になりそうです
またまとめに関する意見も引き続き募集してます
それでは本年も宜しくお願いします
624 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/03(日) 18:40:01.64 ID:nY19++Dso
ガハマさんの生尻を枕にして顔をうずめたい
625 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/03(日) 20:12:33.94 ID:guuKMUtaO
杭に見えた
626 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/03(日) 21:23:53.11 ID:46n9XNHhO
ガハマさんを拘束して欲しい
627 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/04(月) 05:12:05.03 ID:P+93X7obo
メス犬格好で青姦プレイ、マーキングもあるよ!で
628 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/04(月) 06:57:30.32 ID:4Sy4N+F4o
授乳手コキを是非お願いします
あとなれた2人がスローセックスでまったりイチャイチャしてるのが見たいです
629 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/05(火) 02:00:47.20 ID:pl57D0Hr0
縛って潮吹かせて欲しい
630 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/05(火) 02:59:48.68 ID:IlGhw2Lco
動けないガハマさんをヒッキーに攻めたおしてほしいな
631 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/05(火) 22:42:34.16 ID:3MI9NXIw0
馬乗りパイずりで顔射して
精液をちんぽで顔に塗りたくって顔ズリしたあと
口に挿入してイラマで口内射精ごっくん、そのままお掃除フェラ
ちんぽ咥えながら[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]するように命じて2回くらいイッたあと
いやらしく挿入をおねだりさせる
632 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/05(火) 23:25:20.76 ID:6uPPgYwyo
たたなくなるまでフェラチオ
633 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/05(火) 23:29:41.60 ID:ctc24AZGO
お前ら業が深いな
634 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/06(水) 00:41:41.80 ID:3UMdHsFBO
お尻も試して欲しい
635 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/07(木) 20:27:37.45 ID:p6Wq1by/o
寝起きで比企谷→ガハマ
636 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/08(金) 07:23:05.79 ID:ndVJLiDx0
よし、間を採って寝フェラにしよう
637 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 08:26:16.48 ID:JITIuAeho
今年の抱負は「SS界隈一のガハマ作家になる!」どうも
>>1
です
多くのリクエスト有り難う御座います、闇深いッスね
引き続きリク、まとめへの意見募集中です
で、ちょっとスランプ気味で筆があまり進んでおりません
四話は一括投下しようと思ったんですが、全部となったら時間もかかりそうなので
今日の夕方か夜辺りに前半部を投下したいと思います
期待せずお待ち下さい
638 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 21:08:31.64 ID:yMzYeZ5S0
待機
639 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 21:39:30.30 ID:JITIuAeho
どうも
>>1
です
今からご飯なんで終わったら推敲、後に投下したいと思います
暫しお待ち下さい
640 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/12(火) 23:17:50.29 ID:JITIuAeh0
どうも
>>1
です、遅れてしまい申し訳ありません
四話前半投下します
641 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:22:34.11 ID:JITIuAeh0
ゴールデンウィークも明けて五月病の倦怠が心身を蝕む中、俺は遅まきながらベッドを買った。
人間生きてさえいられればどんな状況にも適応出来てしまうもので、
実際フローリング布団にもそれなりに慣れてきたつもりだったが、
先日の帰省で味わった久々のベッド就寝はズボラな俺にすら睡眠の質を意識させるに十分だった。
やっぱ長生きしたきゃ睡眠は大事だわ、水木先生の睡眠力を俺にも!
というわけでベッド導入は生活向上には当然の成り行きであり、そこに他意は無い。
……ということにしてある。
ピンポーン
来訪者の存在を示す安っぽい電子音が鳴った。
唐突というわけでもなく近い時間にそうなるのは既知だったが、
意識を裡側に向けていた俺は身体をビクリと反応させてしまった。
誰も見てないのに何だか恥ずかしくなる生理現象その一である。
642 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:23:39.88 ID:JITIuAeh0
一息吐いてビビリの余韻を静めながら扉へと向かう。
宅配でもないから判子も持たない。
新聞とか宗教の勧誘の可能性も微粒子レベルで存在しているけど。
ガチャリ、もう聞き慣れた音を耳にしながら扉を開くと、
「来たよヒッキー、やっはろー!」
何時も通り元気で馬鹿っぽくて愛おしい声色の、
こちらも聞き慣れてしまった珍妙挨拶が耳に入ってきた。
今日は俺の……恋人、であるところの由比ヶ浜結衣が遊びに来る予定だったのだ。
643 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:25:12.31 ID:JITIuAeh0
事の起こりは一昨日のこと。
ゴールデンウィーク終了後最初の土日前にベッド導入の話を由比ヶ浜としたのだ。
すると「見て見たい!」と過剰なくらいの反応で俺の部屋に押しかけることを
一方的に決定したのだった。やっぱコイツ変なとこで押しが強い。
正直ベッド見て見たいってだけで遊びに来るのはどうなのとぼっちの習性で思わなくもない。
そもそも学校帰りに遊びに来るのもしょっちゅうだけど。
ともあれ些細なことで騒ぎたがるのはリア充の性質だし、
何よりそれ自体は口実で由比ヶ浜は単に俺と一緒にいたかっただけなのかもしれない。
そう考えるととにかく恥ずかしく、また少しだけ嬉しくなる。
そういうのを疑わない程度には俺も由比ヶ浜と一緒にいることを望めているということなのだろう。
で、持ち運びの都合上バラバラのパーツを通販での購入になり、
組み立てにも時間がかかるだろうということで
宅配予定の土曜ではなく本日日曜の来訪と相成った。
644 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:26:25.29 ID:JITIuAeh0
狭く短い廊下を通ってリビングへ連れ立って行く。
事前に準備しておいたテーブルと座布団へ由比ヶ浜を誘導……する間もなく、
「これがヒッキーのベッドかー……えいっ!」
俺の脇をすり抜けて、由比ヶ浜は遠慮無しにベッドへとダイブした。
購入組み立てしたばかりの真新しいベッドの瑞々しい反発で由比ヶ浜はぼよんと跳ねる。
「わーふっかふかー! えいっ、えいっ!」
新しい玩具か寝所を与えられた犬のように目を輝かせながらぼよんぼよん跳ねている。
ついでに何処かがぼよんぼよん揺れている。何処とは言わんが。だっだーん。
「……何やってんのお前」
由比ヶ浜のこういう勢い任せな行動にも慣れたもんだが、それでも一応突っ込んでおく。
片方が非常識ならも片方は常識的な対応でバランスを取るのが人間関係の正しい在り方だろう。
由比ヶ浜は九割常識的で俺の方は九割非常識なんだけどな、ハッハッハ。
645 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:27:45.23 ID:JITIuAeh0
「だって新しいベッドだし、遊びたいし」
「子供か」
「あたし達まだ成人前なんだから子供じゃん?」
「そういう意味での子供じゃねぇよ……」
投票権の範囲拡大とか成人年齢の引き下げの流れが出来てるっぽいし、
何より子供と言うには由比ヶ浜の肢体は爽やかで瑞々しくも熟れて包容力抜群の甘々なんだけどな。
果糖万歳。
……なんてことを考えれば、
必然一週間ほど前の記憶がフラッシュバックし一瞬で心臓が肥大化する。
ついでに股間も肥大化しそうになる。ズキューン。
646 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:28:45.74 ID:JITIuAeh0
ゴールデンウィークが明けてからこっち、学内外問わず由比ヶ浜との距離は更に近くなった。
まだまだそれが恥ずかしく出来れば避けたいと思う逃げ腰は変わらずとも、
その距離を周囲に見せ付けてやりたいという感情も自分の中に生まれていた。
あの日を境に、俺は由比ヶ浜との関係を前向きに受け取れるようになったのだろう。
だがそれにしたってあの日の記憶や経験はあまりに鮮烈で濃密で、
それらが引き起こす衝動は生半なコントロールなど受け付けないほど爆発的に強力だった。
それこそ由比ヶ浜とのスキンシップは愚かただ話をしたり見かけるだけで、
由比ヶ浜のいない日常生活の中でも、
そもそも生殖性欲の一切関わらない哲学数式の話の中からですら、
ふとした切っ掛けで顔を出し俺の中を無茶苦茶にかき回していった。
647 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:29:55.68 ID:JITIuAeh0
だからその……そーいうことを意識させる状況というのは、マズい。
由比ヶ浜の来訪が決まってからあらぬ妄想で心身共に浮き足立っていた。
二人きりの部屋、ベッドではしゃぐ彼女。
思わず「誘ってんの?」と口から滑りそうになるくらいおあつらえ向きのシチュエーション。
付き合い始めて一年以上、俺達はようやく共に歩み始めたが、まだ歩み始めたばかり。
何が正解で間違いかを判別出来る経験なんて持ってやしないのだ。
勘違いは、まだ怖い。
「ともかくベッドから降りて座れ、茶ァ淹れるから」
後は顔や態度に焦りが出ないよう努めながら、平和な方向へ誘導する。
ベッドの話を肴に茶と菓子で舌鼓を打ち、陽が暮れたら送っていく。
これで良い。無難だ。ベタベタにベター。
「やーだっ」
が、由比ヶ浜は実に楽しそうに俺のもてなしを拒否った。
それどころかベッドへ全身を投げ出し、布団に顔を埋めて
「ヒッキーの匂いは、まだそんなにしないなぁ」
なんてことを仰りやがる。
648 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:31:38.98 ID:JITIuAeh0
いやもう何なのこの子……本当に誘ってんの?
ちなみに越してきた当初の一夜がアレだったもんで布団も一枚必要だろうとそっちも買っていた。
これは新しい方を自分用にしといて正解だったな……。
ここで「ヒッキーの匂いがする」とか言われてたらちょっとヤバかった。
というかその想像だけで既にヤバい。
「……買ったばかりで、当たり前だろ。 馬鹿なこと言ってねぇで早く降りろって」
「だからやだって……よーしヒッキーのより先にあたしの匂いつけちゃおー♪」
そして布団に全身を擦りつけ楽しそうにマーキングを始めた。
実に愛玩動物的……いやその喩えも危険が危ない。
由比ヶ浜が愛玩……ぺ、ペットってお前。ご主人様ってお前!
何時かのメイド喫茶なんて比じゃねぇぞオイ!
649 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:32:57.25 ID:JITIuAeh0
「本当お前、いい加減にしとけよ。 早く降りんと茶も菓子も出さんぞオイ」
何が彼女をそこまで駆り立てるのか……ならばその欲望を直接攻撃すれば何とか。
食欲には敏感な彼女のこと、これなら俺のグダグダ説得よりもまだ効果が――
「んー、だったらお茶もお菓子もいらないや」
――さいですか。
いやちょっと悩む素振りはあった。
でも効果があってこれだからやっぱ所詮俺だわ。
「それに座るならベッドにだって座れるじゃん? ここでいーよ」
「……さよけ」
なんかもうどうでも良くなってきた。
由比ヶ浜が九割常識的というならこういうのもリア充、
引いては社会の常識でありそこに馴染めず反抗しているぼっちの俺こそが
マイノリティであり世間知らずの恥知らずなのだろう。
そういうことにしとけ俺。
650 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 23:33:03.29 ID:m19RWmq9O
いいぞ
651 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:34:30.21 ID:JITIuAeh0
そしてベッドに寝転んでいた由比ヶ浜は起き上がるとベッドの縁に腰をかけた。
ちょこんと座る姿勢はまぁ可愛いんだが妙な疲労感からそこに感慨を抱くこともない。
疲れた時に肉食っても顎疲れるだけで味気ないよね……。
麻痺気味な思考で俺もフローリングに敷いた座布団へ腰を下ろそうとした……
「ヒッキーもこっちに座ろうよ」
ところで、由比ヶ浜が自分の隣のスペースをポンポン叩いた。
いやもう俺は座布団が良い、座布団が呼んでる……。
「いえそちらはおぜう様専用でせう」
「変な口調すんなし。 とにかく隣でよくない? 隣がいいよ」
「俺は身を挺して尻を庇おうとする座布団君の心意気を無駄にしたくねぇんだよ」
「あ、そーいうの知ってる! えーと……ギジン化、てヤツでしょ?」
「え、お前擬人化とかイケる口なの?」
「イケるっていうか、聞いたことあるってだけで……床と天上の届かない恋、みたいな」
何その無駄に詩的な捉え方。これが現代文学?
シェイクスピアの魂は現代にも連綿連なり新たな形へ至――
「……てゆーのを前に姫菜が言ってたし」
――前言撤回、ホモかよ。
いや演劇や文学の新たな受け皿として餌を与えれば与えるほど肥ゆる
腐葉土があると考えれば……その内本当になりそうで怖ぇな。
652 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:36:24.73 ID:JITIuAeh0
「変わんねぇなぁ海老名さんも」
「寧ろ卒業してからもっと自由になってる気がするよー」
あははと笑う由比ヶ浜の様子に幾分心が休まり、何食わぬ顔で座布団へ腰を下ろそうとすると、
「あ、ヒッキー隣! こっちこっち!」
間髪入れず由比ヶ浜の突っ込みが入る。チッ。
「……別に場所なんてどこでもいいじゃねぇか」
「どこでも良くな――ううん、隣の方がいいと思うよ?」
「程々で満足しとかないと身を滅ぼすって孔子と韓非の中華二大思想家も言ってるぞ」
「こんなの程々だし、ヒッキーが淡泊なだけじゃん?」
「清貧質素は比企谷家の家訓だから」
「専業主夫でダラけて暮らしたいとか言ってた人のセリフじゃないし!」
653 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:37:28.55 ID:JITIuAeh0
おおう失敬な、専業主夫は志していたがダラけて暮らしたいとまでは――言ってたっけ、どうだろう。
「ともかく、声さえ届けば会話なんて成立すんだから場所なんて一々気にするもんじゃないだろ」
この話題が続くと墓穴掘りそうだったので強引に戻していく。
会話というコミュニケーションに於いてこの主張は正論だろう。
あくまで互いの声、言葉によるやり取りが主となるなら声さえ届く位置に居れば良い。
この場には俺と由比ヶ浜しか居らず、鼓膜の振動を邪魔する雑音も無い。
よってこれは絶対的に正しい。
正しいが。
「……お話だけで、いいの?」
――掠れたような甘い声が、俺に間違いを突きつけてくる。
654 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:38:37.50 ID:JITIuAeh0
心臓が一気に破裂する。
そう錯覚するほど痛烈な鼓動。
僅かに視界が白み、足は重みを手放し浮遊感に踊る。
話だけ。
それで済まそうとしていた俺の間違いはとっくにバレていたのだ。
「話以外の、何をすんだよ」
それでも見苦しく本質から遠ざかろうとする俺だが、それを逃がすような由比ヶ浜ではない。
「色々あると思うよ……だから、ね?」
ニコリ微笑み逃げ道を塞いでくる。
由比ヶ浜はただ強引なだけの押しだけでなく、こういう柔らかな誘導も使うようになっていた。
人はそれを、誘惑、と呼ぶのだろう。
655 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:40:17.12 ID:JITIuAeh0
「いや、その、でもだ、な、こう……なんだ」
毒か混乱か、霧状にバステを散布して弱点を突いてくる由比ヶ浜を前にしたら俺に為す術はない。
それでもとしどろもどろに抵抗する俺に、また有効な手。
「……それとも、ヒッキーはあたしの隣、イヤ?」
切なげに眉を寄せ、俯きながら上目遣い。
ゾクリ、背筋が震える。
ズクリ、胸が痛む。
再度膨張する心臓、今度は棘が疼いて痛覚に電流を走らせた。
あー畜生、こんなん勘違いしようもなく狙ってやってやがる。俺でも分かるわこんなん。
でも抵抗できない、悔しいけど(痛みを)感じちゃうビクンビクン。
由比ヶ浜は馬鹿だが、それは知性や賢さと両立しないものではない。
ここ一年、彼女は実に女性らしい強さ賢さを会得しつつあった。
……それはそれで良いんだけど、なんだ、困る。
そんな由比ヶ浜の老獪練達な攻めに困り果てた俺は由比ヶ浜の望み通りに折れるしかなかった。
656 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:41:43.96 ID:JITIuAeh0
「……分かったよ、隣、座る」
「うん♪」
俺の敗北宣言を実に嬉しそうに受け取る由比ヶ浜。
そんな様も愛らしいのだが、なんか小町に似てきたような気がして複雑な気分。
アイツ、由比ヶ浜に変なこと吹き込んでねぇだろうな。
今度問い質してみようと心に誓い、俺は由比ヶ浜の勧め通りベッドの縁に腰掛けた。
「……ヒッキー?」
「なんだよ」
「隣って言ったよね?」
「隣だろ」
「50センチは離れてる気がするんだけど」
「離れてるな」
「隣って言ったよね?」
「隣だろ」
「……離れてるじゃん」
「離れてるな」
「隣って……てなんか繰り返しになってるし! 隣じゃないよそんなのー!」
657 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:43:12.94 ID:JITIuAeh0
「いやお前、距離があろうが俺とお前の間に誰か居るわけでも何か置かれてるわけでもない。 よって今はお前の隣に俺が居て、俺の隣にお前がいる状態ってわけだ」
「屁理屈過ぎるっ!」
「でもお前の隣でこうして会話してるんだから提示された条件は満たした筈だろ」
言われた通り屁理屈を垂れると由比ヶ浜は「むぅ」って感じに頬を膨らませた。
なんか小動物的だな、カワイイ!(伝説のスーパーサイヤ人的ニュアンス)
そしてそんな栗鼠チック由比ヶ浜は無言で身体をズラした。
方向は勿論俺の居る方。
距離が30センチくらいまで狭まる。
「……」
俺の方も黙って身体をズラす。
方向は勿論由比ヶ浜の居ない方。
距離がまた50センチくらいまで広がる。
658 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:44:30.53 ID:JITIuAeh0
「むー」
また由比ヶ浜が距離を詰めてくる。
「……」
応じて俺はまた距離を開ける。
「むぅー」
以下エンドレス……とは行かない。
ごつ
「……ってッ」
所詮は男の一人暮らしに使うシングルベッド、そう何度も追いかけっこが出来る幅も無い。
三度目の逃亡であっさり逃げ場はなくなり、肩がベッドの端の柵にぶつかり止まる。
そしてそれをチャンスと見たか、小動物は肉食動物へと姿を変え、
「かくほー!」
俺との距離をゼロに詰め、勢いのまま腕に抱きついてきた。
659 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:45:52.71 ID:JITIuAeh0
「ちょ、おまッ!」
つい最近も味わったばかりの過剰な柔感がぎゅぅっと押し付けられる。
由比ヶ浜の体温と身体の感触はあまりに心地よく、それ故に危険だ。
何せ二人きりで、こうも密着して、場所は……ベッドだ。
「えへへぇ、やっと隣って感じだよー」
そんな俺の葛藤を知って知らずか、由比ヶ浜は抱きつく力を強めると腕に頬ずりまでし始める。
スリスリ。
「ひぅッ!?」
そりゃ声も裏返るってもんですわ。大きな声出すと自分の声のキモさを再認してしまって若干鬱るよね。
ああやわこい、擦れるとなんか気持ち良い……。
だがそれで止まってくれるほど今の由比ヶ浜は甘くなかった。
頬ずりを止めると今度は俺の腕に顔を埋めてスンスンと鼻を鳴らし、
「こっちはヒッキーの匂いがするね……」
籠もって、でも甘えたような声で巫山戯たことを仰られる。
660 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:47:18.22 ID:JITIuAeh0
「――ッ!」
そりゃビクッとする。
同じ不意打ちでの反射とは言え、さっきのインターホンに反応したアレなんか比じゃない。
幸福や快楽を司る神経を直接愛撫されたような、くすぐったくてムズ痒くて溜まらない感覚。
それは俺の意思を無視して下半身が血を集め始めるに十分過ぎる刺激だった。
マズい、これは本当に危ない。
ゴールデンウィークの時のように覚悟が決まっているわけでもないのに、衝動だけは同じくらいに膨らんでいる。
如何に親しみ想い合う仲だろうと、過ちを予期させるには十分過ぎるほど漲り高まっていく。
止まれ。
止まれ。
止まらなければ。
「そ、そりゃ当たり前、だろ。 俺の身体直接だし、俺、その、臭ぇし、だから離れろよ」
顔を背けて腕を強ばらせ、出来るだけぶっきらぼうに。
本当なら言葉だけでなく体自体引き剥がさなければならないのだろうが、振りほどけるほど力が入らない。
幾ら俺の思考が足掻こうと身体は正直ってことなのか。
661 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:48:37.86 ID:JITIuAeh0
「臭くなんてないよ、すごく安心する匂いで……あたし、好きだな」
勿論そんな俺の弱々しい抵抗など何のそので由比ヶ浜は侵攻してくる。
今の由比ヶ浜は壁の隙間を縫う霧であり、塹壕トーチカを轢殺する戦車だ。
屁理屈で目張りされただけの破れ障子が如き俺の防壁など障害にすらならない。
だからもう、直接防御に出るしかない。
ともすれば拒絶になりかねないような、強引で稚拙な守りに。
「ッ……お前いい加減にしないと、危ねぇだろ」
「……何が危ないの?」
「だってお前、今の状況考えろって」
「考えなきゃいけないようなことなんて、ないよ」
「だから、その……だ、男女が二人きりで、ベッドの上って、お前」
「……問題無いじゃん、あたしたちなら」
「い、いや、そりゃそうなんだろうが」
662 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:49:53.97 ID:JITIuAeh0
ああもう、やっぱりコイツは分かった上でやってやがった。
単にくっつきたいとか、スキンシップ不足でやったことじゃない……それも混ざってるかもしれないが。
由比ヶ浜は、本当に俺を誘惑していた。
そして、それを一々見て見ぬ振りしようとしている俺の方が異常なのだ。
「……ダメ? ヒッキーは、あたしと……って、思ってないの?」
「え、そ、そんなことはない、と、思ったり、して、多分」
「じゃあいいじゃん……ね?」
何時しか由比ヶ浜の顔は再び寂しげ切なげに曇り、潤んだ瞳で見上げてくる。
また棘が疼いて胸が痛む。
彼女の望みは叶えてやりたい。
全部が全部なんて約束出来るほど前向きでも脳天気でもないが、出来うる限りを尽くしたいと思う。
でも俺は天の邪鬼だから、由比ヶ浜の望みが俺と同じ方向を向くと逆に躊躇してしまう。
俺と由比ヶ浜と、同じことをして幸せに……なんて都合が良すぎないか。
何処かに落とし穴はないか、重要な何かを見落としてはいないか。
彼女がただ俺に気を使ってそうなっているだけではないのか。
663 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:51:35.79 ID:JITIuAeh0
「その、い、痛かったろ、こないだの。 大丈夫なのかよ」
「え、あ……い、痛かったけど、それとは関係なくて」
「関係無くないだろ。 俺、痛がらせたり苦しめたりって趣味ねぇし、お前がそうなるってのは、なるべく避けたい」
「ヒッキー……」
痛いのが欲しい、と彼女は言った。
だがそれは由比ヶ浜がMってわけではなく、互いが深く繋がる為の必然だからこそ求めていたのだろう。
故に俺もそれを認め、自身の快楽を追うことに決めた。
でも今は違う。
大切であるからこそ破瓜の痛みがあるならば、初めて以降に痛むことの意味は?
そりゃ痛いのは最初だけという可能性もあるが、そんな都合の良い妄想に浸れる性格はしていない。
経験しなければ快楽にならない。
しかしその過程に痛みがあるなら、快楽は求めていいものなのだろうか。
だが葛藤に苛まれる俺に、由比ヶ浜は問う。
「……ヒッキーはさ、こないだの、気持ち良かった?」
664 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:53:08.90 ID:JITIuAeh0
「え、そ、そりゃ……当たり前だろ」
「気持ち良いだけだった?」
「それって、どういう」
意味だ、と続けるよりも早く答えが来た。
「あたしね、あの時……痛かったけど、すごく幸せだったの」
幸せ、その単語は鼓膜を通して即座に俺の中へ吸い込まれていった。
ガツンと頭を殴られたような、胸の裡にストンと落ちてくるような。
「ヒッキーとシてる、ヒッキーにあげられたって思ったらね、痛いのなんて何も関係無いくらい暖かいのが溢れてきて、これが幸せなんだって分かったんだ」
「……でも、痛かったんだろ?」
「それは痛かったよ、でも関係無いって言ったじゃん。 だから多分、気持ち良いのと幸せなのって別々だと思うんだ……ヒッキーは、どうだった?」
「俺は……」
665 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:54:07.68 ID:JITIuAeh0
下世話な喩えだが、自慰に耽っているときに幸福を感じているかと問われたら?
大抵の男が違うと答える気がする。それでも性感はあるのだ。
つまり自慰を終えたときの虚脱とはそうした心身の不一致がそうさせるのではないか。
本当はもっと脳科学とか何かでハッキリした回答はあるのだろう。
しかし由比ヶ浜の提示した心の形は、俺にとって限りなく真理に近い説得力を持っていた。
「俺も幸せだった、と思う……」
胸の中から暖かいものが溢れて、それが涙になった。
あの時確かにそう感じた。
涙は悲しみだけに起因するものではない。
器の許容量を超えた感情が涙となって零れ落ちるのだろう。
幸福を幸福と感じることもまた、感情の役割だ。
「うん、だからね……痛くても、あのあったかい幸せをもっともっと感じたい、あの時からずっとそう思ってて、それでヒッキーがベッド買ったって言うから、誘ってくれてるのかなって思ったの……違った?」
「あー……」
まぁこんなタイミングで一人暮らしの彼氏がベッド買ったなんて報告してきたら、
そりゃそういうアピールだって思われて当然だよなー。
666 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:55:33.24 ID:JITIuAeh0
実際俺自身ベッドの購入を考えてる時、
購入を決意した時、
宅配から組み立て設置、
今日由比ヶ浜が来訪する時まで「あくまで安眠用、QOL向上の為」と逐一脳内で言い訳をしていたわけで。
そうまで執拗に否定するというのは、面倒臭い性格の俺にとっては願望の裏返しでしかない。
そもそも一人暮らしの男子学生が彼女と……なんて当たり前の欲求で未来予想図だ。
幾ら俺でも、そんなシンプルな欲望まで誤魔化したり見て見ぬ振りをする必要はもう無いのだ。
由比ヶ浜を想う自分を否定しないと、そう決めたんだから。
「そのつもりが全く無かったとは言わねぇけど、その為だけって訳じゃないからな?」
「それは分かってるし、幾らヒッキーでもそれだけの為に買ってたらキモ……ううん」
こんなムードの中でもナチュラルにキモ……とか出て来るガハマさんパネェッス。
しかし由比ヶ浜は俺の心のデリケートゾーンを凍えさせる言葉を引っ込めると、
「……あたしとシたいからって理由だけで買ってくれてたら、寧ろ嬉しかったかも」
抱きつく力を強め、逆に熱湯をぶっかけてきた。
もう今日何度目だってくらい心臓が跳ねた。その内心臓疾患で死ぬぞ俺。
667 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:57:24.19 ID:JITIuAeh0
「お、前ッ……なぁ」
「えへへ、こういうこと言われると嬉しい? でも本当にそう思ったんだからね?」
そうしてはにかむ由比ヶ浜の姿を見ていると、意識のスイッチが切り替わるのをハッキリ感じた。
既に下半身は隠しようもないほど起き上がっている。
布地を押し上げる窮屈は理性の抑圧に反抗する本能のメタファーだ。
もうここで止まるなんて選択肢はない。
走ろう、行き着くところまで。
改めて心を決めると力を取り戻した腕で由比ヶ浜を引き剥がし、由比ヶ浜の全身を抱きすくめる。
「あ……ヒッキー……」
今度は由比ヶ浜がビクッと反応したが、直ぐに力を抜いて俺に全てを委ねてくれた。
久し振りの抱擁。
異なる体温と身体の感触を全身で受け止める、それだけで幸福感が高まっていく。
けれどそれだけでは終わらない。
幸福の、文字通り絶頂を目指してこれから俺達は触れ合うのだから。
「由比ヶ浜……じゃあその、いいか?」
ここまでの遣り取りで既に許可を得ているようなものだが、それでも確認はする。
この行為は一人だけでは成立しないのだから、独り善がりにならない為このくらいは当然だろう。
668 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:58:32.63 ID:JITIuAeh0
「えと……いっこだけ、お願いしていい?」
「無茶なお願いじゃなけりゃ」
「無茶じゃないよ、多分……こないだみたいに、名前で呼んで?」
あー、そう来たかー。
だが今はそのことに対する照れとか忌避感とかは一切無い。
なんというか、心を決めた瞬間、この部屋が俺だけではなく二人の空間になった気がするから。
ならば、どんな形でも彼女と距離を詰めることに躊躇う理由はなんてある筈も無かった。
「えーと……その、結衣、いいか?」
「――うんっ!」
それでもちょっと堅い声になってしまった俺だったが、由比ヶ……結衣の声は抑え切れない喜色に満ちて、抱き締める俺の胸板に更に体重を預けてきた。
この重み――と言うほど結衣が重いわけではないが――こそは幸福の実感、その証だ。
669 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:59:34.64 ID:JITIuAeh0
そのことに改めて感動している俺の顔を上目遣いで見つめ、結衣は言う。
「じゃあヒッキー……えっち、しよ?」
――こうして買ったばかりのベッドに俺の体臭が染みつくより早く、
二人の思い出が刻み込まれることになったのだった。
670 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/13(水) 00:03:34.50 ID:dY8sfETz0
以上で四話前半投下終了です、お付き合い有り難う御座いました
ところでリクの内容、アレ気な方向性のものが多かったのでいっそこのスレのifってことで
プレイはアブノーマル、空気はインモラル、でも純愛という雰囲気の新スレでも立ててやろうかと思案中です
実際始めたら需要を全部そっちに持って行かれそうですし
そもそも自分の筆の遅さで掛け持ちなんて自殺行為も甚だしいですが
ともあれ一先ずは第四話後半を急いで完成させたいと思います
期待せずお待ち下さい
671 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:04:22.93 ID:7lw+t5fpo
乙です
672 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:06:36.23 ID:AePRsOiFO
乙乙〜
673 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:28:37.42 ID:9FPyiiL6o
乙です。ニヤニヤです
674 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:44:29.93 ID:jyAOGQvjo
いいな
675 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 01:33:57.51 ID:g6q1jd0mo
おつ
媚薬で獣のようになった八幡を頑張って受け入れるガハマさんとその逆パターン
676 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 08:35:50.08 ID:x4SXLS/5O
一通りノーマルな方向のを満足するまで書いてからアブノーマルに行けば?
スレの掛け持ちはかなりきついぞ
677 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/24(日) 23:35:09.40 ID:iwjmJqTmo
まだか
678 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/27(水) 19:14:55.34 ID:3gMgFMfpo
どうも
>>1
です、お待たせしており申し訳ありません
現在腰を痛めており長時間PCの前に座れなくなってしまいました
寝転がりながらタブレットで書き進めてはいますが難航中です
というわけで生存と恐らく後半は来月になるかな、という報告をさせて頂きます
先行きは見えませんが、期待せずお待ち下さい
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/27(水) 19:17:51.27 ID:MUk69/fyo
待ってる
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/01/27(水) 23:01:27.31 ID:KGdpTpIu0
雪かきで腰やられたか
あれは想像以上に腰に来る…
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/28(木) 13:37:55.43 ID:VQKvJtvJO
健康第一やで
ゆっくり休むんやで
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 20:08:41.89 ID:9qUoiCpJo
どうも
>>1
です、生存報告です
腰痛は大分マシになってきたのでボチボチ書き進めてます
とりあえずは今月中には次回投下を間に合わせるつもりなので今暫くお待ち下さい
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 20:18:07.66 ID:aiT67cuYO
やったぜ
待っとるで〜
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 20:24:54.77 ID:SuYRb6yvo
待ってます。
お大事に〜
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 21:50:16.63 ID:HOPrJD82O
あまり無理をしないでくださいね
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/02/20(土) 00:36:29.49 ID:ggWQ+dWX0
腰は後引くからなあ
687 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 01:42:57.09 ID:nRjYwqH20
今月中いけそう?
688 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/13(日) 19:10:51.53 ID:xE7Ig1aoo
治りかけが一番危ないってそれ一番言われてるから、どうも
>>1
です
結局二月中間に合わなくてすみません、今全力で書いてます書いてます
一括投稿が良いとは以前意見頂きましたが、今回のように何かしらトラブルがあると下手すればスレが落ちかねないので細かく分けての投稿も思案中です
とりあえずは来週中の投下を目指しますので期待せずお待ち下さい
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/13(日) 19:16:11.47 ID:kTTd/dafo
期待するよ
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/13(日) 22:20:42.42 ID:NEztX2vZ0
プレッシャーにならない程度に期待してる
691 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/13(日) 22:21:41.63 ID:nnkRHSuno
♪〜キスキスこ〜いしてる〜よ〜♪
主人公:玉縄
メインヒロイン:サキサキ
クラス委員の柔道娘:陽乃さん
よしっ、この伝説の超展開アニメを、奉仕部の3人に見せてみよう!
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/22(火) 12:32:26.33 ID:/fnkWTOeO
Sくんはサックスかな
693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/21(木) 21:07:02.33 ID:90g7NOFFo
保守
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/22(金) 12:01:41.66 ID:pygDcmaFo
結局エタったのか、残念だ
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:35:20.06 ID:uSwPmWfM0
保守有り難う御座いますそして超絶な遅れ申し訳ありませんどうも
>>1
です
一先ず分割分、本格的エロ突入まで投下します。
696 :
ID加速中
◆V9LlgfWZs2
:2016/04/29(金) 19:36:36.86 ID:x5gNEa/70
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〜プーン ←ジャプカス
|:::::::::::::;;;;;;|_|_|_|_|〜プーン
|;;;;;;;;;;ノ∪ \,) ,,/ ヽ〜
|::( 6∪ ー─◎─◎ )〜 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ノ (∵∴ ( o o)∴)〜 <日本は至高だお。在日差別は正義だお。日本万歳!!
| ∪< ∵∵ 3 ∵> ムッキー! \_____________________
\ ⌒ ノ_____
\_____/ | | ̄ ̄\ \
___/ \ | | | ̄ ̄|
|:::::::/ \___ | \| | |__|
|:::::::| \____|つ⊂|__|__/ /
|:::::/ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:38:02.96 ID:uSwPmWfM0
――さて、ここからどうしたものか。
愛する彼女が抱き締められながら上目遣いに濡れた声色で震えながら「えっちしよ?」と言ってくる
男冥利に尽き過ぎ状態でまず思うのがこんなことなんだからやっぱり俺は俺。
だが何かの拍子で直ぐおっ勃つ思春期男子と言えど、潔癖気味に性知識の流布が行われる現代日本で
グラム50円レベルの胸肉くらいチキンボーイに育った俺にとっては本番≠ノ対する忌避感はあまりに強い。
前回は通じ合うこと、その過程や儀式としての側面や使命感が強かった。
だが今回は種保存の意識すらなくただ愛欲に任せて繋がろうとしている。
それは行為の本質を見誤った欺瞞ではないのか、そんな愚考が頭から離れない。
決定的な一歩を踏み出すに俺にはまだ切っ掛けが必要だった。
だがその切っ掛けを待つのでなく、探そうと思えるようになったのは進歩と言えるだろう。
あまりに待機が長くては結衣が訝しむだろうと既に過熱気味な脳を更に猛スピードで回転させ……
思考よりも先に視界が見つけた。
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:39:56.02 ID:uSwPmWfM0
「……カ、カーテン」
「?」
「閉めねぇと、まずは、カーテン」
倒置法は動揺の証、ぼっち学生はうろたえる。
動揺した俺のキモさ格好悪さはともかくカーテンを閉めること自体は行為の前のエチケットとして当然だろう。
「あ、う、うん……そだね、閉めないと恥ずかしいよね」
これは勿論結衣も同意してくれる。
実際の視線の有無ではなく、その可能性があるというだけで羞恥心は行為とそれに伴う感情の昂ぶりを阻害するだろう。
それはまだ(性的な意味では)始まったばかりのカップルには厳しいものがある。
まぁ結衣が見て欲しい人≠ナある可能性もあったわけだが。
もしそうだったら俺も衆人環視の青姦とか信じて送り出した的なビデオレターを誰かに送ったり動画配信をしなきゃいけなかったかもしれないのか。
やっべぇ恐ろしい。そしてちょっと興奮する。そもそも送る相手は誰だ。
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:41:28.51 ID:uSwPmWfM0
「おう、それじゃ……」
宣言して、強く抱き締めた結衣の身体をベリッと引き剥がす。
実際には感触はおろか音すらしない。
だが愛しい体温と引き離された心は表現通り生皮を剥がれたように痛みを訴えた。
「あ……」
結衣も同じ感傷を抱いたのか、眉を八の字に寄せた。
どうせこの数分後にまた同じように、或いはそれよりも強く深く交合うというのにほんの少し距離が離れるだけで互いにこれだ。
恋愛とは正気にてはならず……アレなんか混じってる?
ともかく恋は病気だと、心の狂い様の極致であるということが実感として分かるというもの。
けれどそれを求めずはいられないのも人というもので、こんな俺でも人として当たり前の狂気を宿せた事実が少しだけ嬉しく、
その狂気を共に出来る相手が愛おしかった。
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:43:19.20 ID:uSwPmWfM0
「……閉めるから」
「――うん、あたしもその間に服脱いじゃうね」
そして時間は有限、互いに手持ち無沙汰にならぬようそれぞれが出来ることを同時に済ませ……え。
服。
「脱いじゃうの?」
「え、そ、そりゃ脱ぐよ……脱がないと、その、できないじゃん」
「何言ってんだお前、世にコスプレモノのエ……映像媒体がどれだけ氾濫してると思ってんだ」
「あたしコスプレなんてしてないし!……それとも、着たまましたかったの? し、皺になっちゃうから、困るんだけど」
着衣セックス!そういうのもあるのか!
……いや日本に於いてはメジャージャンルだし個人的に興味津々だが、今はそうじゃなくて。
「そ、そっちじゃねぇよ……その、脱がしたかった的な」
的なってなんだよ、ただ脱がすという以外に微妙な方向性やニュアンスの違いがあるのか。
ぬぎぬぎしましょうねと年上風吹かせる父性主導。
ビリビリ破ってとっても非経済的なレイプレイ(※実在する成人向けゲーム作品とは一切関係ありません)。
極めつけは念じるだけで相手の服が剥げていくサイコキネシス系!
……どれもねぇな、うん、ない。
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:44:34.84 ID:uSwPmWfM0
「男の子って、脱がしたいの?」
そんな俺の不埒な妄想など知るよしも無い由比ヶ浜は顔を赤らめながら特定のベクトルを持った欲望の実在を問いかけてくる。
……ちょっと照れてる感じがグッド。実に良い。ディ・モールト・ベネ。
「皆が皆とは言わねぇけど、そういう嗜好は割とあるんじゃ、ないかな、とか、多分」
「そ、そうなんだ……でも、脱いでるとこ見られたりとか、脱がされたりは、まだ……は、恥ずかしい、かも、ごめんね」
「あ、そう……いやそもそも無理強いするつもりないし、気にすんなよ」
「う、うん」
気が付けば、体を離した二人は向き合って正座状態。うーんこの。
お互い不器用なのは承知の上だったが、多分それ以上に真面目なのだ。
もっと素直に欲望を解放してあちこちぶつかりながら覚えていけばいいのに、
石橋叩くのに何時間もかけておっかなびっくり亀の歩み。
そもそも付き合って一年以上経ってようやく姦通ってのは貞操観念的には清らかでも若者としてはどうなんだ。
でもそれが俺達らしさというなら、それでいいんだろう。
前回は初体験としては上手く行った方だと思うが、それがローペースの報酬というならそれでもいい。
それに今日を乗り越えれば、俺達はもっとスムーズに進んでいけるんじゃないか。
そんな気がする。
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:46:03.52 ID:uSwPmWfM0
「じゃ、今度こそ閉めるからな」
「あたしも、今度こそ脱いじゃうね」
そして今度こそという契約を交わし、俺はベッドを離れ窓際へ。
シャ、シャっとカーテンレールの軽快な音ともに日光が遮られていく。
光の一切を遮断するほどではないから部屋の隅とか箪笥の陰てもなけりゃ何かが見えなくなるわけじゃない。
だがそういう陰影の塩梅はまるで自分がAVかエロゲ、官能小説の主人公にでもなったような錯覚を引き起こす。
期待、不安、背徳。
それぞれ別の色を持った感情が混じり合い、性欲という黒一色へと染まっていく。
始まる前から異常に昂ぶる自分が後ろめたくて、行為とは全く関係無い別室のカーテンまで閉めに行ってしまう。
しかも焚き付けられた心臓の血流が脳と足の感覚を曖昧に惑わせ、幾度と震えて転びそうになる。クッソ恥ずかしい。
あまりにKOOLから遠い心身の状態を深呼吸で無理矢理調整し、それでも残る震えを抑えつつ結衣の待つ部屋――の手前へ。
703 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:47:30.44 ID:uSwPmWfM0
「ゆ、結衣……も、いいか?」
うっわー声まで超震えてら。思わず八汁ぶっしゃーしそうなくらいの超振動。
まーこれから下半身の八汁ぶっしゃーしに行くんだけどなガハハハ……うん、しのう。
「う、うん、もういいよ、ヒッキー」
返される結衣の声も震えて上擦っていた。
下らないことを考えて極度のアップダウンを繰り返していたメンタルが一気に上で固定される。
緊張しているのは俺ばかりではない、それを認識すると安心が一瞬、以降ここまで以上の興奮と緊張で本気の眩暈。
これ以上立ち止まっていたら失神するのではないか……そんな馬鹿馬鹿しくも笑えない妄想が頭を過ぎり、
意を決するより先に体が本能に突き動かされて部屋の中へ。
大股にベッドへ近づき、体ごと向き直る……そこに、
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:48:43.00 ID:uSwPmWfM0
「どう、かな……?」
由比ヶ浜結衣。
比企谷八幡の彼女。
可愛くて愛おしい、俺の生きる理由であり目的。
その姿は裸、に極近い。
女性らしい豊満さを包む薄い布地。
そう、今彼女は下着姿でベッドの上に座っている。女の子座り。
あれだけ順序を無視した倒錯を繰り返した癖に彼女の下着姿は初めて見る。
家族じゃない異性、初めて見る、想い人の下着姿。
下着の模様の知識なんぞ持ってないから、ただ複雑で美しい紋様であることしか分からない。
そんな黒い下着を身に着けた彼女が、ベッドの上で、俺を待って――。
待って。
ちょっと待て。
黒い下着。
黒。
……黒?
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:49:59.10 ID:uSwPmWfM0
「黒!?」
思わず口に出た。出てしまった。
結衣の反応は勿論、
「え、あ……に、似合わない、かな」
緩やかな余裕は一瞬で縮む。
俯くように、沈み込んだ。
ズキリ、即座に反応して痛む心臓。
言い訳のしようがない、明らかな不手際。
「い、いや、そんなことは、ない、んだが……」
吃驚したからってのはあるけど、やらかしちまったよオイ。
女性が何かしてくれたらとりあえず褒めてから場をコントロールせいって小町が言ってた。
つまりこの場はもう俺のコントロール下を離れたってことだなヤバイヤバイ。
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:52:02.93 ID:uSwPmWfM0
「あ、あははは、あたしも自分で、似合わないんだろうなって分かってたからさー……む、無理して褒めなくても」
誤魔化すような結衣の空元気、胸の痛みが増していく。
うん清純派と思ってた恋人がいきなりアピール感マシマシな格好してきたら普通驚くよね。
その点は仕方無い俺は悪くねぇ。
でもそれを表に出してしまうのは明らかに失策、俺が全部悪い。
向き合って、噛み合わなくても歩み寄っていく。
それを俺は是とした筈なのだから、このまま彼女の行いを失敗と断じさせてはいけない。
歩み寄れ。
「む、無理なんかじゃねぇって。 似合ってる、似合ってるんだけど……」
そうして改めて結衣の姿を見やる。
白雪の如くとまでは言えなくとも、言えないが為に健康的ながらしっとりとした白さを保つ肌。
そんな肌色と要所が主張する豊満さを薄い黒が覆って隠す。
黒は細く小さく見せる色だと言われ、その効果は覿面に発揮されている。
黒の下着は包容力ある彼女の肢体を引き締め、艶めかしさを増し少女の気配を色濃く女≠ヨと変えていた。
そんな現実を認識すれば、心臓は痛みだけではなく興奮で鼓動を強めていく。
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:53:15.29 ID:uSwPmWfM0
「なんか色っぽすぎて吃驚したっつーか、黒ってイメージ全然なかったし」
「え、でも前黒キャミとか着けてたし、見てたじゃん」
「あれは今みたいな下着じゃねぇだろ……とにかく、吃驚しただけで似合ってない訳じゃないから、な?」
「う、うん……でも、黒じゃない方がよかった?」
「……正直、心臓に悪いし清楚なのから慣れさせてもらいたかったとは、ちょっと思ってる」
思い返せば、ここ数ヶ月あれだけ直接的なエロイベントに恵まれていたのに下着姿だけは見ていなかった。
引っ越した日は勿論ドキドキお口体験、はじめての日ですら見たのは肌色のそれだけだった。
順序とかバランスがおかしいのも俺が俺である所以か――嬉しいやら困るやら。
ともかく経験の薄いぼっちDT……いやもうDTではないけど、
俺的にはアップダウンの激しいビックリドッキリイベントよりも堅実な歩みの方が望ましい。
堅実過ぎて彼女泣かせまくりましたねサーセン、マジすみません……。
708 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:54:55.55 ID:uSwPmWfM0
「清楚かぁ、あたし自分ではそんなイメージないけど」
「見た目は未だにビッチっぽいもんな」
「ビッチ言うなし!……でもあたしもう処女じゃないし、ビッチになっちゃうのかなぁ」
「いや、処女じゃないだけでビッチってのは流石にないと思うぞ、多分」
処女膜の有無で女性の評価を天地に分けられる、そう思っていた時期が俺にもありました。
現在進行系でそれ拗らせそうな奴一人知ってるけどな、Z木座て言うんだ。
それにそんな見た目ビッチな由比ヶ浜結衣の処女を頂いたのは他ならぬ俺ですし。
「ともかく、あんまり特別感ないようなので慣れて、サプライズはそうなってから用意してもらえると有り難いかなと」
「普段通りのってこと? でも、どうせ見て貰うなら女子的には特別なのだけ見て欲しいんだけど……」
特別なのだけ……まぁ分からなくはないかも。
この辺はやたらすっぴんを有り難がる野郎共と、それに対する女性のメイクへの意識の差なのかもしれない。
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:56:45.06 ID:uSwPmWfM0
素のままの君が良い
特別な私を貴方に
どちらも異性の理想像に擦れ違いがある。
自己都合の押し付け合いと言えばそれまでだが、男だって勘違いしたファッションやアピールで特別感を演出したがるし。
……いやちょっとこれは身につまされすぎて思い返してはいけない痛い痛い。
逆に女性だって外面の気遣いをしない内面のだらしなさを受け入れて欲しいと思うのだろう。
妹のいる身としては、その存在が思春期男子の女性に対する理想へのカウンター・幻想殺しであることを思い知っている。
出来ればその幻想はぶち殺して欲しくなかった……。
今回彼女の行いが空回りだったと言えばその通り。
でも重要なのは何故そうしたのか、その根源は何であるのかということ。
……俺を喜ばせようとした、その努力の結果であることを今更疑いはしない。
そして、予想外のデッドボールだったとしても想像もしなかった黒の一面に興奮し、彼女のサプライズを嬉しく思っているのも事実なのだ。
だから、伝える。
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:14:23.73 ID:uSwPmWfM0
「その、なんだ、特別なのと素朴なのがどちらもあって良いと思うぞ、俺は」
「うん……なんか、ごめんね? 勝手に色々暴走しちゃって」
「いやいいんだよ別に。 俺の為にって思ってやってくれたのは嬉しいし……似合ってるってのは、本当に、マジで、だから」
「……本当?」
「だから言ってんじゃねぇか、本当だって……しょ、証拠、見る?」
「あるの?」
「あるんだよ、でも、その、ひ、引くなよ?」
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:16:08.39 ID:uSwPmWfM0
熱に浮かされているのは自覚している。
しているが――今から自分がやろうとしていることに忌避感をあまり感じていないのは、
大概正気でないことを意味しているのだろう。
恐怖や緊張より興奮で震える己の手でズボンに手をかけ、ずり下ろした。
息を呑むような様子の結衣の視線は下へ、注視されているのは勿論。
「……な? 滅茶苦茶興奮してんだって」
外衣の束縛から解放されて尚、下着すら窮屈と隆起する雄性の屹立。
ええ、ビンビンですとも。
彼女を抱き締めた時、カーテンを閉めて彼女の脱衣を待っている間もバンプアップ状態ではあったが、
今感じている張りと熱に対しては比較にすらならない。
「わ、わ……スゴ……」
「ほら、なんかもう、堪んねぇんだよ」
両手で口元を押さえて感嘆を口にする結衣と開き直り上等な気分の俺である。
普段は絶対に、俺でなくても避けて通るような行為を、絶対に見せたくない筈の相手に見せてしまう。
そのくらい頭は痺れて、身体は欲望に圧し上げられている。
712 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:17:50.67 ID:uSwPmWfM0
「こ、こんなになっちゃってるんなら、やっぱり黒で良かったってことなんじゃないの?」
「いや、心と身体は別というか、安易に流行に乗ってしまう己を恥じる心境というか……」
悔しい!でもビクンビクンとかそういうアレ……とまでは口に出さなかった自分を褒めてやりたい。
この場でネットスラング同然のエロワード吐き出すのが拙いのは流石のヒッキーにも分かりますとも。
そしてそんな俺の様子にウィークポイントを見出したか、口から手を離した結衣の顔は意地悪く笑んで歪み、拙く責めて来る。
「……ふふーん? そんなこと言ってもこう≠ネんだから、ヒッキーって……む、むっつり?なのに、やらしーんだ」
そのまま世界一可愛いボクとか言ってもいいくらいのお調子ライドっぷりだな?
イラッと来るがそれ以上に世界一可愛いんで腹パンよりムツゴロウムーヴでよしよし撫で回す方向に行きてぇなぁ。
腹だけじゃなくもちっと上も。
「てめ、言うに事欠いてむっつりスケベと呼ぶか」
「だってそうじゃん? いつもはあんまり褒めてくれないし素っ気ないのに、こういう時だけ分かり易いんだから」
「う、うっせーな、お前だってこんな下着穿いて……き、期待してたんだろ? 十分やらしいじゃねぇか」
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:18:49.33 ID:uSwPmWfM0
うーん、さっきまで妖しく惑わすような空気だったのに一瞬で砕けてしまう辺り俺達らしい、のか。
と言ってもお互い照れ隠しで憎まれ口を叩いてしまうのは分かっているところ。
俺は大層捻デレだが結衣も結構ツンデレの気あるよな。対俺限定で。
しかし状況が状況だ、何時もの軽口はあっという間に覆って元に戻る。
「……そうだよ。 期待、してたよ。 やらしい女の子だよ? あたし」
俯き、上目遣いで、囁くように、でも爆弾のような言葉で。
「え、あ……そ、そう」
「うん、それで、ヒッキーもやらしいから……あたし達、え、エッチなカップル、だね」
そうして結衣は、えへへ、と笑う。
何時ものように。
何時もの笑みなのに。
眉は僅かに寄り、
赤い顔で、
嬉しそうな、
恥ずかしそうな、
そんな、そんな。
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:19:58.05 ID:uSwPmWfM0
ズクン
限界まで怒張していたと思っていた陰茎が、また下から突き上げられる。
今度こそ臨界を迎えた心と身体は、緊張と理性を引き千切る。
ぶつり、音無き音が全身に響き渡った。
止まらない、止められない。
結衣を無事なまま、穢さずに帰させることはもうあり得ない。
結衣を、おかしたい。
おかす
「ゆい……ッ!」
衝動のまま、覆い被さるように結衣の身体へ抱きつく。
「あ! ひっき……!」
結衣は抵抗する間もなく、俺は抵抗させる気もなく、余った勢いで押し倒し実際に覆い被さる形になった。
だがそれだけでは止まれない。
結衣に承認を得る間すら惜しい。
滾る欲望は真っ先に第一の目的地……唇を目指し、押し付けるようなキスをした。
715 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:21:32.82 ID:uSwPmWfM0
「ンむッ」
触れた瞬間、一気に強ばる。
まだ慣れない少女には当然の反応だが、気に留めることもできない。
本能に追い立てられるような焦燥が俺自身を追い込んでいく。
前回の再現のように、結衣の唇を割って舌先を侵入させる。
「ぅむ!? んん、むぅ、ぅぅッ」
また前回同様に歯を閉じこちらを拒む結衣。
本来ならここで止まるべきなのは分かっているが、それで止めれれば苦労はない。
今はひたすら天の岩戸が開くと信じ、硬質なエナメルを舌でつつき、舐る。
やがて抵抗を無意味と悟ったか、顎の力が抜けて入り口が開く。
間が惜しい。
時が惜しい。
焦燥は更に勢いを増し、結衣の舌が出て来るより先に無理矢理歯の間から結衣の口中へ攻め入る。
「ッ!!!!」
脱力した筈の結衣が再び硬直するが、矢張り気遣える余裕はない。
目指すべき場所に至る、それだけが重要だった。
奥に閉じこもっていた結衣の舌に触れ、絡め取る。
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:23:03.06 ID:uSwPmWfM0
「んぉ、むッ!」
前回のディープキス……べろちゅーは互いの唇の中間点での戯れだったが、今回のフィールドは結衣の領域
劣情の赴くまま、暖かく滑る口内を蹂躙する。
さながら十世紀前、北欧の益荒男・略奪者達のように。
攻める。
責める。
嬲る。
奪う。
奪う――。
「んぅ、ぁ、ぁぅう、んむ、むちゅぅ……」
そして結衣は再び脱力する。
時折こちらの舌におずおず絡みついてくるも、絡め返すと直ぐ為されるが侭になる。
ディープとはいえキス一つでこれなのだ、通じ合えば組み敷くに暴力など不要――彼女以外にそうは出来なかろうが、
気分は手練手管で女性を堕とすジゴロの気分だ。
前回の反省から鼻呼吸を忘れず唇を合わせて何分か、何時までも口内への食欲は止まないが、
それでも「肉を食わせろ」という下半身の欲求は強まるばかり。
動的な停滞への名残惜しさを感じつつも身体毎唇を、顔を離す。
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:24:16.52 ID:uSwPmWfM0
「は、はっ、はぁ……あぅ、ぅ、ぅぅ……ひっきぃ……」
目と鼻の先から俯瞰した彼女の顔のグラデーション。
赤く、桃色に蕩けかけた頬と焦点の合わない瞳は雌のそれ。
だが潤むどころか目端に涙を溜め、眉を寄せ、どこか咎めるような視線は正気を残している。
感情と理性、野生と知性の混じり合う斑の矛盾は歪なのに美しく、胸に迫る感傷がまた一つ息を荒くさせる。
「まえに、言ったじゃん……な、なにかする時は、ちゃんと、言って……」
息も絶え絶えにこちらの勝手を責めてくる。責められているのに、
吐息や語尾の甘い丸っこさがまた一つ心臓のトルクを上げる。
……そういえば、そんなこと言われてたな。本当反省しねぇな俺。
でも、でもだ。
「わ、わりぃ……でも、でもお前、一人暮らしの男の部屋来て、き、期待してたとか、言って、そんな、無防備で……こんなん、我慢とか、無理だろ」
俯瞰した気になっても口を開けばハァハァ言いながらこれですよ、うーんキモい。
それにそんな無防備カモンカモンな結衣からすら目を逸らそうとした俺が言っていいこっちゃねぇ。
だが土壇場でキモいのも言い訳がましいのも比企谷八幡の宿業、
ならば由比ヶ浜結衣はそれごと受け入れて愛してくれているのだと信じるのみ。
素直に、真っ直ぐに。
ぶつからなければ互いの望みの中間点、その行き着く先すら分からないのだから。
590.05 KB
Speed:0.2
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)