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【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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656 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:41:43.96 ID:JITIuAeh0
「……分かったよ、隣、座る」
「うん♪」
俺の敗北宣言を実に嬉しそうに受け取る由比ヶ浜。
そんな様も愛らしいのだが、なんか小町に似てきたような気がして複雑な気分。
アイツ、由比ヶ浜に変なこと吹き込んでねぇだろうな。
今度問い質してみようと心に誓い、俺は由比ヶ浜の勧め通りベッドの縁に腰掛けた。
「……ヒッキー?」
「なんだよ」
「隣って言ったよね?」
「隣だろ」
「50センチは離れてる気がするんだけど」
「離れてるな」
「隣って言ったよね?」
「隣だろ」
「……離れてるじゃん」
「離れてるな」
「隣って……てなんか繰り返しになってるし! 隣じゃないよそんなのー!」
657 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:43:12.94 ID:JITIuAeh0
「いやお前、距離があろうが俺とお前の間に誰か居るわけでも何か置かれてるわけでもない。 よって今はお前の隣に俺が居て、俺の隣にお前がいる状態ってわけだ」
「屁理屈過ぎるっ!」
「でもお前の隣でこうして会話してるんだから提示された条件は満たした筈だろ」
言われた通り屁理屈を垂れると由比ヶ浜は「むぅ」って感じに頬を膨らませた。
なんか小動物的だな、カワイイ!(伝説のスーパーサイヤ人的ニュアンス)
そしてそんな栗鼠チック由比ヶ浜は無言で身体をズラした。
方向は勿論俺の居る方。
距離が30センチくらいまで狭まる。
「……」
俺の方も黙って身体をズラす。
方向は勿論由比ヶ浜の居ない方。
距離がまた50センチくらいまで広がる。
658 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:44:30.53 ID:JITIuAeh0
「むー」
また由比ヶ浜が距離を詰めてくる。
「……」
応じて俺はまた距離を開ける。
「むぅー」
以下エンドレス……とは行かない。
ごつ
「……ってッ」
所詮は男の一人暮らしに使うシングルベッド、そう何度も追いかけっこが出来る幅も無い。
三度目の逃亡であっさり逃げ場はなくなり、肩がベッドの端の柵にぶつかり止まる。
そしてそれをチャンスと見たか、小動物は肉食動物へと姿を変え、
「かくほー!」
俺との距離をゼロに詰め、勢いのまま腕に抱きついてきた。
659 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:45:52.71 ID:JITIuAeh0
「ちょ、おまッ!」
つい最近も味わったばかりの過剰な柔感がぎゅぅっと押し付けられる。
由比ヶ浜の体温と身体の感触はあまりに心地よく、それ故に危険だ。
何せ二人きりで、こうも密着して、場所は……ベッドだ。
「えへへぇ、やっと隣って感じだよー」
そんな俺の葛藤を知って知らずか、由比ヶ浜は抱きつく力を強めると腕に頬ずりまでし始める。
スリスリ。
「ひぅッ!?」
そりゃ声も裏返るってもんですわ。大きな声出すと自分の声のキモさを再認してしまって若干鬱るよね。
ああやわこい、擦れるとなんか気持ち良い……。
だがそれで止まってくれるほど今の由比ヶ浜は甘くなかった。
頬ずりを止めると今度は俺の腕に顔を埋めてスンスンと鼻を鳴らし、
「こっちはヒッキーの匂いがするね……」
籠もって、でも甘えたような声で巫山戯たことを仰られる。
660 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:47:18.22 ID:JITIuAeh0
「――ッ!」
そりゃビクッとする。
同じ不意打ちでの反射とは言え、さっきのインターホンに反応したアレなんか比じゃない。
幸福や快楽を司る神経を直接愛撫されたような、くすぐったくてムズ痒くて溜まらない感覚。
それは俺の意思を無視して下半身が血を集め始めるに十分過ぎる刺激だった。
マズい、これは本当に危ない。
ゴールデンウィークの時のように覚悟が決まっているわけでもないのに、衝動だけは同じくらいに膨らんでいる。
如何に親しみ想い合う仲だろうと、過ちを予期させるには十分過ぎるほど漲り高まっていく。
止まれ。
止まれ。
止まらなければ。
「そ、そりゃ当たり前、だろ。 俺の身体直接だし、俺、その、臭ぇし、だから離れろよ」
顔を背けて腕を強ばらせ、出来るだけぶっきらぼうに。
本当なら言葉だけでなく体自体引き剥がさなければならないのだろうが、振りほどけるほど力が入らない。
幾ら俺の思考が足掻こうと身体は正直ってことなのか。
661 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:48:37.86 ID:JITIuAeh0
「臭くなんてないよ、すごく安心する匂いで……あたし、好きだな」
勿論そんな俺の弱々しい抵抗など何のそので由比ヶ浜は侵攻してくる。
今の由比ヶ浜は壁の隙間を縫う霧であり、塹壕トーチカを轢殺する戦車だ。
屁理屈で目張りされただけの破れ障子が如き俺の防壁など障害にすらならない。
だからもう、直接防御に出るしかない。
ともすれば拒絶になりかねないような、強引で稚拙な守りに。
「ッ……お前いい加減にしないと、危ねぇだろ」
「……何が危ないの?」
「だってお前、今の状況考えろって」
「考えなきゃいけないようなことなんて、ないよ」
「だから、その……だ、男女が二人きりで、ベッドの上って、お前」
「……問題無いじゃん、あたしたちなら」
「い、いや、そりゃそうなんだろうが」
662 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:49:53.97 ID:JITIuAeh0
ああもう、やっぱりコイツは分かった上でやってやがった。
単にくっつきたいとか、スキンシップ不足でやったことじゃない……それも混ざってるかもしれないが。
由比ヶ浜は、本当に俺を誘惑していた。
そして、それを一々見て見ぬ振りしようとしている俺の方が異常なのだ。
「……ダメ? ヒッキーは、あたしと……って、思ってないの?」
「え、そ、そんなことはない、と、思ったり、して、多分」
「じゃあいいじゃん……ね?」
何時しか由比ヶ浜の顔は再び寂しげ切なげに曇り、潤んだ瞳で見上げてくる。
また棘が疼いて胸が痛む。
彼女の望みは叶えてやりたい。
全部が全部なんて約束出来るほど前向きでも脳天気でもないが、出来うる限りを尽くしたいと思う。
でも俺は天の邪鬼だから、由比ヶ浜の望みが俺と同じ方向を向くと逆に躊躇してしまう。
俺と由比ヶ浜と、同じことをして幸せに……なんて都合が良すぎないか。
何処かに落とし穴はないか、重要な何かを見落としてはいないか。
彼女がただ俺に気を使ってそうなっているだけではないのか。
663 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:51:35.79 ID:JITIuAeh0
「その、い、痛かったろ、こないだの。 大丈夫なのかよ」
「え、あ……い、痛かったけど、それとは関係なくて」
「関係無くないだろ。 俺、痛がらせたり苦しめたりって趣味ねぇし、お前がそうなるってのは、なるべく避けたい」
「ヒッキー……」
痛いのが欲しい、と彼女は言った。
だがそれは由比ヶ浜がMってわけではなく、互いが深く繋がる為の必然だからこそ求めていたのだろう。
故に俺もそれを認め、自身の快楽を追うことに決めた。
でも今は違う。
大切であるからこそ破瓜の痛みがあるならば、初めて以降に痛むことの意味は?
そりゃ痛いのは最初だけという可能性もあるが、そんな都合の良い妄想に浸れる性格はしていない。
経験しなければ快楽にならない。
しかしその過程に痛みがあるなら、快楽は求めていいものなのだろうか。
だが葛藤に苛まれる俺に、由比ヶ浜は問う。
「……ヒッキーはさ、こないだの、気持ち良かった?」
664 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:53:08.90 ID:JITIuAeh0
「え、そ、そりゃ……当たり前だろ」
「気持ち良いだけだった?」
「それって、どういう」
意味だ、と続けるよりも早く答えが来た。
「あたしね、あの時……痛かったけど、すごく幸せだったの」
幸せ、その単語は鼓膜を通して即座に俺の中へ吸い込まれていった。
ガツンと頭を殴られたような、胸の裡にストンと落ちてくるような。
「ヒッキーとシてる、ヒッキーにあげられたって思ったらね、痛いのなんて何も関係無いくらい暖かいのが溢れてきて、これが幸せなんだって分かったんだ」
「……でも、痛かったんだろ?」
「それは痛かったよ、でも関係無いって言ったじゃん。 だから多分、気持ち良いのと幸せなのって別々だと思うんだ……ヒッキーは、どうだった?」
「俺は……」
665 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:54:07.68 ID:JITIuAeh0
下世話な喩えだが、自慰に耽っているときに幸福を感じているかと問われたら?
大抵の男が違うと答える気がする。それでも性感はあるのだ。
つまり自慰を終えたときの虚脱とはそうした心身の不一致がそうさせるのではないか。
本当はもっと脳科学とか何かでハッキリした回答はあるのだろう。
しかし由比ヶ浜の提示した心の形は、俺にとって限りなく真理に近い説得力を持っていた。
「俺も幸せだった、と思う……」
胸の中から暖かいものが溢れて、それが涙になった。
あの時確かにそう感じた。
涙は悲しみだけに起因するものではない。
器の許容量を超えた感情が涙となって零れ落ちるのだろう。
幸福を幸福と感じることもまた、感情の役割だ。
「うん、だからね……痛くても、あのあったかい幸せをもっともっと感じたい、あの時からずっとそう思ってて、それでヒッキーがベッド買ったって言うから、誘ってくれてるのかなって思ったの……違った?」
「あー……」
まぁこんなタイミングで一人暮らしの彼氏がベッド買ったなんて報告してきたら、
そりゃそういうアピールだって思われて当然だよなー。
666 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:55:33.24 ID:JITIuAeh0
実際俺自身ベッドの購入を考えてる時、
購入を決意した時、
宅配から組み立て設置、
今日由比ヶ浜が来訪する時まで「あくまで安眠用、QOL向上の為」と逐一脳内で言い訳をしていたわけで。
そうまで執拗に否定するというのは、面倒臭い性格の俺にとっては願望の裏返しでしかない。
そもそも一人暮らしの男子学生が彼女と……なんて当たり前の欲求で未来予想図だ。
幾ら俺でも、そんなシンプルな欲望まで誤魔化したり見て見ぬ振りをする必要はもう無いのだ。
由比ヶ浜を想う自分を否定しないと、そう決めたんだから。
「そのつもりが全く無かったとは言わねぇけど、その為だけって訳じゃないからな?」
「それは分かってるし、幾らヒッキーでもそれだけの為に買ってたらキモ……ううん」
こんなムードの中でもナチュラルにキモ……とか出て来るガハマさんパネェッス。
しかし由比ヶ浜は俺の心のデリケートゾーンを凍えさせる言葉を引っ込めると、
「……あたしとシたいからって理由だけで買ってくれてたら、寧ろ嬉しかったかも」
抱きつく力を強め、逆に熱湯をぶっかけてきた。
もう今日何度目だってくらい心臓が跳ねた。その内心臓疾患で死ぬぞ俺。
667 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:57:24.19 ID:JITIuAeh0
「お、前ッ……なぁ」
「えへへ、こういうこと言われると嬉しい? でも本当にそう思ったんだからね?」
そうしてはにかむ由比ヶ浜の姿を見ていると、意識のスイッチが切り替わるのをハッキリ感じた。
既に下半身は隠しようもないほど起き上がっている。
布地を押し上げる窮屈は理性の抑圧に反抗する本能のメタファーだ。
もうここで止まるなんて選択肢はない。
走ろう、行き着くところまで。
改めて心を決めると力を取り戻した腕で由比ヶ浜を引き剥がし、由比ヶ浜の全身を抱きすくめる。
「あ……ヒッキー……」
今度は由比ヶ浜がビクッと反応したが、直ぐに力を抜いて俺に全てを委ねてくれた。
久し振りの抱擁。
異なる体温と身体の感触を全身で受け止める、それだけで幸福感が高まっていく。
けれどそれだけでは終わらない。
幸福の、文字通り絶頂を目指してこれから俺達は触れ合うのだから。
「由比ヶ浜……じゃあその、いいか?」
ここまでの遣り取りで既に許可を得ているようなものだが、それでも確認はする。
この行為は一人だけでは成立しないのだから、独り善がりにならない為このくらいは当然だろう。
668 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:58:32.63 ID:JITIuAeh0
「えと……いっこだけ、お願いしていい?」
「無茶なお願いじゃなけりゃ」
「無茶じゃないよ、多分……こないだみたいに、名前で呼んで?」
あー、そう来たかー。
だが今はそのことに対する照れとか忌避感とかは一切無い。
なんというか、心を決めた瞬間、この部屋が俺だけではなく二人の空間になった気がするから。
ならば、どんな形でも彼女と距離を詰めることに躊躇う理由はなんてある筈も無かった。
「えーと……その、結衣、いいか?」
「――うんっ!」
それでもちょっと堅い声になってしまった俺だったが、由比ヶ……結衣の声は抑え切れない喜色に満ちて、抱き締める俺の胸板に更に体重を預けてきた。
この重み――と言うほど結衣が重いわけではないが――こそは幸福の実感、その証だ。
669 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/12(火) 23:59:34.64 ID:JITIuAeh0
そのことに改めて感動している俺の顔を上目遣いで見つめ、結衣は言う。
「じゃあヒッキー……えっち、しよ?」
――こうして買ったばかりのベッドに俺の体臭が染みつくより早く、
二人の思い出が刻み込まれることになったのだった。
670 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/13(水) 00:03:34.50 ID:dY8sfETz0
以上で四話前半投下終了です、お付き合い有り難う御座いました
ところでリクの内容、アレ気な方向性のものが多かったのでいっそこのスレのifってことで
プレイはアブノーマル、空気はインモラル、でも純愛という雰囲気の新スレでも立ててやろうかと思案中です
実際始めたら需要を全部そっちに持って行かれそうですし
そもそも自分の筆の遅さで掛け持ちなんて自殺行為も甚だしいですが
ともあれ一先ずは第四話後半を急いで完成させたいと思います
期待せずお待ち下さい
671 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:04:22.93 ID:7lw+t5fpo
乙です
672 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:06:36.23 ID:AePRsOiFO
乙乙〜
673 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:28:37.42 ID:9FPyiiL6o
乙です。ニヤニヤです
674 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 00:44:29.93 ID:jyAOGQvjo
いいな
675 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 01:33:57.51 ID:g6q1jd0mo
おつ
媚薬で獣のようになった八幡を頑張って受け入れるガハマさんとその逆パターン
676 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/13(水) 08:35:50.08 ID:x4SXLS/5O
一通りノーマルな方向のを満足するまで書いてからアブノーマルに行けば?
スレの掛け持ちはかなりきついぞ
677 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/24(日) 23:35:09.40 ID:iwjmJqTmo
まだか
678 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/27(水) 19:14:55.34 ID:3gMgFMfpo
どうも
>>1
です、お待たせしており申し訳ありません
現在腰を痛めており長時間PCの前に座れなくなってしまいました
寝転がりながらタブレットで書き進めてはいますが難航中です
というわけで生存と恐らく後半は来月になるかな、という報告をさせて頂きます
先行きは見えませんが、期待せずお待ち下さい
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/27(水) 19:17:51.27 ID:MUk69/fyo
待ってる
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/01/27(水) 23:01:27.31 ID:KGdpTpIu0
雪かきで腰やられたか
あれは想像以上に腰に来る…
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/28(木) 13:37:55.43 ID:VQKvJtvJO
健康第一やで
ゆっくり休むんやで
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 20:08:41.89 ID:9qUoiCpJo
どうも
>>1
です、生存報告です
腰痛は大分マシになってきたのでボチボチ書き進めてます
とりあえずは今月中には次回投下を間に合わせるつもりなので今暫くお待ち下さい
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 20:18:07.66 ID:aiT67cuYO
やったぜ
待っとるで〜
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 20:24:54.77 ID:SuYRb6yvo
待ってます。
お大事に〜
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 21:50:16.63 ID:HOPrJD82O
あまり無理をしないでくださいね
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/02/20(土) 00:36:29.49 ID:ggWQ+dWX0
腰は後引くからなあ
687 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 01:42:57.09 ID:nRjYwqH20
今月中いけそう?
688 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/13(日) 19:10:51.53 ID:xE7Ig1aoo
治りかけが一番危ないってそれ一番言われてるから、どうも
>>1
です
結局二月中間に合わなくてすみません、今全力で書いてます書いてます
一括投稿が良いとは以前意見頂きましたが、今回のように何かしらトラブルがあると下手すればスレが落ちかねないので細かく分けての投稿も思案中です
とりあえずは来週中の投下を目指しますので期待せずお待ち下さい
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/13(日) 19:16:11.47 ID:kTTd/dafo
期待するよ
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/13(日) 22:20:42.42 ID:NEztX2vZ0
プレッシャーにならない程度に期待してる
691 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/13(日) 22:21:41.63 ID:nnkRHSuno
♪〜キスキスこ〜いしてる〜よ〜♪
主人公:玉縄
メインヒロイン:サキサキ
クラス委員の柔道娘:陽乃さん
よしっ、この伝説の超展開アニメを、奉仕部の3人に見せてみよう!
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/22(火) 12:32:26.33 ID:/fnkWTOeO
Sくんはサックスかな
693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/21(木) 21:07:02.33 ID:90g7NOFFo
保守
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/22(金) 12:01:41.66 ID:pygDcmaFo
結局エタったのか、残念だ
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:35:20.06 ID:uSwPmWfM0
保守有り難う御座いますそして超絶な遅れ申し訳ありませんどうも
>>1
です
一先ず分割分、本格的エロ突入まで投下します。
696 :
ID加速中
◆V9LlgfWZs2
:2016/04/29(金) 19:36:36.86 ID:x5gNEa/70
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〜プーン ←ジャプカス
|:::::::::::::;;;;;;|_|_|_|_|〜プーン
|;;;;;;;;;;ノ∪ \,) ,,/ ヽ〜
|::( 6∪ ー─◎─◎ )〜 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ノ (∵∴ ( o o)∴)〜 <日本は至高だお。在日差別は正義だお。日本万歳!!
| ∪< ∵∵ 3 ∵> ムッキー! \_____________________
\ ⌒ ノ_____
\_____/ | | ̄ ̄\ \
___/ \ | | | ̄ ̄|
|:::::::/ \___ | \| | |__|
|:::::::| \____|つ⊂|__|__/ /
|:::::/ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:38:02.96 ID:uSwPmWfM0
――さて、ここからどうしたものか。
愛する彼女が抱き締められながら上目遣いに濡れた声色で震えながら「えっちしよ?」と言ってくる
男冥利に尽き過ぎ状態でまず思うのがこんなことなんだからやっぱり俺は俺。
だが何かの拍子で直ぐおっ勃つ思春期男子と言えど、潔癖気味に性知識の流布が行われる現代日本で
グラム50円レベルの胸肉くらいチキンボーイに育った俺にとっては本番≠ノ対する忌避感はあまりに強い。
前回は通じ合うこと、その過程や儀式としての側面や使命感が強かった。
だが今回は種保存の意識すらなくただ愛欲に任せて繋がろうとしている。
それは行為の本質を見誤った欺瞞ではないのか、そんな愚考が頭から離れない。
決定的な一歩を踏み出すに俺にはまだ切っ掛けが必要だった。
だがその切っ掛けを待つのでなく、探そうと思えるようになったのは進歩と言えるだろう。
あまりに待機が長くては結衣が訝しむだろうと既に過熱気味な脳を更に猛スピードで回転させ……
思考よりも先に視界が見つけた。
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:39:56.02 ID:uSwPmWfM0
「……カ、カーテン」
「?」
「閉めねぇと、まずは、カーテン」
倒置法は動揺の証、ぼっち学生はうろたえる。
動揺した俺のキモさ格好悪さはともかくカーテンを閉めること自体は行為の前のエチケットとして当然だろう。
「あ、う、うん……そだね、閉めないと恥ずかしいよね」
これは勿論結衣も同意してくれる。
実際の視線の有無ではなく、その可能性があるというだけで羞恥心は行為とそれに伴う感情の昂ぶりを阻害するだろう。
それはまだ(性的な意味では)始まったばかりのカップルには厳しいものがある。
まぁ結衣が見て欲しい人≠ナある可能性もあったわけだが。
もしそうだったら俺も衆人環視の青姦とか信じて送り出した的なビデオレターを誰かに送ったり動画配信をしなきゃいけなかったかもしれないのか。
やっべぇ恐ろしい。そしてちょっと興奮する。そもそも送る相手は誰だ。
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:41:28.51 ID:uSwPmWfM0
「おう、それじゃ……」
宣言して、強く抱き締めた結衣の身体をベリッと引き剥がす。
実際には感触はおろか音すらしない。
だが愛しい体温と引き離された心は表現通り生皮を剥がれたように痛みを訴えた。
「あ……」
結衣も同じ感傷を抱いたのか、眉を八の字に寄せた。
どうせこの数分後にまた同じように、或いはそれよりも強く深く交合うというのにほんの少し距離が離れるだけで互いにこれだ。
恋愛とは正気にてはならず……アレなんか混じってる?
ともかく恋は病気だと、心の狂い様の極致であるということが実感として分かるというもの。
けれどそれを求めずはいられないのも人というもので、こんな俺でも人として当たり前の狂気を宿せた事実が少しだけ嬉しく、
その狂気を共に出来る相手が愛おしかった。
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:43:19.20 ID:uSwPmWfM0
「……閉めるから」
「――うん、あたしもその間に服脱いじゃうね」
そして時間は有限、互いに手持ち無沙汰にならぬようそれぞれが出来ることを同時に済ませ……え。
服。
「脱いじゃうの?」
「え、そ、そりゃ脱ぐよ……脱がないと、その、できないじゃん」
「何言ってんだお前、世にコスプレモノのエ……映像媒体がどれだけ氾濫してると思ってんだ」
「あたしコスプレなんてしてないし!……それとも、着たまましたかったの? し、皺になっちゃうから、困るんだけど」
着衣セックス!そういうのもあるのか!
……いや日本に於いてはメジャージャンルだし個人的に興味津々だが、今はそうじゃなくて。
「そ、そっちじゃねぇよ……その、脱がしたかった的な」
的なってなんだよ、ただ脱がすという以外に微妙な方向性やニュアンスの違いがあるのか。
ぬぎぬぎしましょうねと年上風吹かせる父性主導。
ビリビリ破ってとっても非経済的なレイプレイ(※実在する成人向けゲーム作品とは一切関係ありません)。
極めつけは念じるだけで相手の服が剥げていくサイコキネシス系!
……どれもねぇな、うん、ない。
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:44:34.84 ID:uSwPmWfM0
「男の子って、脱がしたいの?」
そんな俺の不埒な妄想など知るよしも無い由比ヶ浜は顔を赤らめながら特定のベクトルを持った欲望の実在を問いかけてくる。
……ちょっと照れてる感じがグッド。実に良い。ディ・モールト・ベネ。
「皆が皆とは言わねぇけど、そういう嗜好は割とあるんじゃ、ないかな、とか、多分」
「そ、そうなんだ……でも、脱いでるとこ見られたりとか、脱がされたりは、まだ……は、恥ずかしい、かも、ごめんね」
「あ、そう……いやそもそも無理強いするつもりないし、気にすんなよ」
「う、うん」
気が付けば、体を離した二人は向き合って正座状態。うーんこの。
お互い不器用なのは承知の上だったが、多分それ以上に真面目なのだ。
もっと素直に欲望を解放してあちこちぶつかりながら覚えていけばいいのに、
石橋叩くのに何時間もかけておっかなびっくり亀の歩み。
そもそも付き合って一年以上経ってようやく姦通ってのは貞操観念的には清らかでも若者としてはどうなんだ。
でもそれが俺達らしさというなら、それでいいんだろう。
前回は初体験としては上手く行った方だと思うが、それがローペースの報酬というならそれでもいい。
それに今日を乗り越えれば、俺達はもっとスムーズに進んでいけるんじゃないか。
そんな気がする。
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:46:03.52 ID:uSwPmWfM0
「じゃ、今度こそ閉めるからな」
「あたしも、今度こそ脱いじゃうね」
そして今度こそという契約を交わし、俺はベッドを離れ窓際へ。
シャ、シャっとカーテンレールの軽快な音ともに日光が遮られていく。
光の一切を遮断するほどではないから部屋の隅とか箪笥の陰てもなけりゃ何かが見えなくなるわけじゃない。
だがそういう陰影の塩梅はまるで自分がAVかエロゲ、官能小説の主人公にでもなったような錯覚を引き起こす。
期待、不安、背徳。
それぞれ別の色を持った感情が混じり合い、性欲という黒一色へと染まっていく。
始まる前から異常に昂ぶる自分が後ろめたくて、行為とは全く関係無い別室のカーテンまで閉めに行ってしまう。
しかも焚き付けられた心臓の血流が脳と足の感覚を曖昧に惑わせ、幾度と震えて転びそうになる。クッソ恥ずかしい。
あまりにKOOLから遠い心身の状態を深呼吸で無理矢理調整し、それでも残る震えを抑えつつ結衣の待つ部屋――の手前へ。
703 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:47:30.44 ID:uSwPmWfM0
「ゆ、結衣……も、いいか?」
うっわー声まで超震えてら。思わず八汁ぶっしゃーしそうなくらいの超振動。
まーこれから下半身の八汁ぶっしゃーしに行くんだけどなガハハハ……うん、しのう。
「う、うん、もういいよ、ヒッキー」
返される結衣の声も震えて上擦っていた。
下らないことを考えて極度のアップダウンを繰り返していたメンタルが一気に上で固定される。
緊張しているのは俺ばかりではない、それを認識すると安心が一瞬、以降ここまで以上の興奮と緊張で本気の眩暈。
これ以上立ち止まっていたら失神するのではないか……そんな馬鹿馬鹿しくも笑えない妄想が頭を過ぎり、
意を決するより先に体が本能に突き動かされて部屋の中へ。
大股にベッドへ近づき、体ごと向き直る……そこに、
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:48:43.00 ID:uSwPmWfM0
「どう、かな……?」
由比ヶ浜結衣。
比企谷八幡の彼女。
可愛くて愛おしい、俺の生きる理由であり目的。
その姿は裸、に極近い。
女性らしい豊満さを包む薄い布地。
そう、今彼女は下着姿でベッドの上に座っている。女の子座り。
あれだけ順序を無視した倒錯を繰り返した癖に彼女の下着姿は初めて見る。
家族じゃない異性、初めて見る、想い人の下着姿。
下着の模様の知識なんぞ持ってないから、ただ複雑で美しい紋様であることしか分からない。
そんな黒い下着を身に着けた彼女が、ベッドの上で、俺を待って――。
待って。
ちょっと待て。
黒い下着。
黒。
……黒?
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:49:59.10 ID:uSwPmWfM0
「黒!?」
思わず口に出た。出てしまった。
結衣の反応は勿論、
「え、あ……に、似合わない、かな」
緩やかな余裕は一瞬で縮む。
俯くように、沈み込んだ。
ズキリ、即座に反応して痛む心臓。
言い訳のしようがない、明らかな不手際。
「い、いや、そんなことは、ない、んだが……」
吃驚したからってのはあるけど、やらかしちまったよオイ。
女性が何かしてくれたらとりあえず褒めてから場をコントロールせいって小町が言ってた。
つまりこの場はもう俺のコントロール下を離れたってことだなヤバイヤバイ。
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:52:02.93 ID:uSwPmWfM0
「あ、あははは、あたしも自分で、似合わないんだろうなって分かってたからさー……む、無理して褒めなくても」
誤魔化すような結衣の空元気、胸の痛みが増していく。
うん清純派と思ってた恋人がいきなりアピール感マシマシな格好してきたら普通驚くよね。
その点は仕方無い俺は悪くねぇ。
でもそれを表に出してしまうのは明らかに失策、俺が全部悪い。
向き合って、噛み合わなくても歩み寄っていく。
それを俺は是とした筈なのだから、このまま彼女の行いを失敗と断じさせてはいけない。
歩み寄れ。
「む、無理なんかじゃねぇって。 似合ってる、似合ってるんだけど……」
そうして改めて結衣の姿を見やる。
白雪の如くとまでは言えなくとも、言えないが為に健康的ながらしっとりとした白さを保つ肌。
そんな肌色と要所が主張する豊満さを薄い黒が覆って隠す。
黒は細く小さく見せる色だと言われ、その効果は覿面に発揮されている。
黒の下着は包容力ある彼女の肢体を引き締め、艶めかしさを増し少女の気配を色濃く女≠ヨと変えていた。
そんな現実を認識すれば、心臓は痛みだけではなく興奮で鼓動を強めていく。
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:53:15.29 ID:uSwPmWfM0
「なんか色っぽすぎて吃驚したっつーか、黒ってイメージ全然なかったし」
「え、でも前黒キャミとか着けてたし、見てたじゃん」
「あれは今みたいな下着じゃねぇだろ……とにかく、吃驚しただけで似合ってない訳じゃないから、な?」
「う、うん……でも、黒じゃない方がよかった?」
「……正直、心臓に悪いし清楚なのから慣れさせてもらいたかったとは、ちょっと思ってる」
思い返せば、ここ数ヶ月あれだけ直接的なエロイベントに恵まれていたのに下着姿だけは見ていなかった。
引っ越した日は勿論ドキドキお口体験、はじめての日ですら見たのは肌色のそれだけだった。
順序とかバランスがおかしいのも俺が俺である所以か――嬉しいやら困るやら。
ともかく経験の薄いぼっちDT……いやもうDTではないけど、
俺的にはアップダウンの激しいビックリドッキリイベントよりも堅実な歩みの方が望ましい。
堅実過ぎて彼女泣かせまくりましたねサーセン、マジすみません……。
708 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:54:55.55 ID:uSwPmWfM0
「清楚かぁ、あたし自分ではそんなイメージないけど」
「見た目は未だにビッチっぽいもんな」
「ビッチ言うなし!……でもあたしもう処女じゃないし、ビッチになっちゃうのかなぁ」
「いや、処女じゃないだけでビッチってのは流石にないと思うぞ、多分」
処女膜の有無で女性の評価を天地に分けられる、そう思っていた時期が俺にもありました。
現在進行系でそれ拗らせそうな奴一人知ってるけどな、Z木座て言うんだ。
それにそんな見た目ビッチな由比ヶ浜結衣の処女を頂いたのは他ならぬ俺ですし。
「ともかく、あんまり特別感ないようなので慣れて、サプライズはそうなってから用意してもらえると有り難いかなと」
「普段通りのってこと? でも、どうせ見て貰うなら女子的には特別なのだけ見て欲しいんだけど……」
特別なのだけ……まぁ分からなくはないかも。
この辺はやたらすっぴんを有り難がる野郎共と、それに対する女性のメイクへの意識の差なのかもしれない。
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 19:56:45.06 ID:uSwPmWfM0
素のままの君が良い
特別な私を貴方に
どちらも異性の理想像に擦れ違いがある。
自己都合の押し付け合いと言えばそれまでだが、男だって勘違いしたファッションやアピールで特別感を演出したがるし。
……いやちょっとこれは身につまされすぎて思い返してはいけない痛い痛い。
逆に女性だって外面の気遣いをしない内面のだらしなさを受け入れて欲しいと思うのだろう。
妹のいる身としては、その存在が思春期男子の女性に対する理想へのカウンター・幻想殺しであることを思い知っている。
出来ればその幻想はぶち殺して欲しくなかった……。
今回彼女の行いが空回りだったと言えばその通り。
でも重要なのは何故そうしたのか、その根源は何であるのかということ。
……俺を喜ばせようとした、その努力の結果であることを今更疑いはしない。
そして、予想外のデッドボールだったとしても想像もしなかった黒の一面に興奮し、彼女のサプライズを嬉しく思っているのも事実なのだ。
だから、伝える。
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:14:23.73 ID:uSwPmWfM0
「その、なんだ、特別なのと素朴なのがどちらもあって良いと思うぞ、俺は」
「うん……なんか、ごめんね? 勝手に色々暴走しちゃって」
「いやいいんだよ別に。 俺の為にって思ってやってくれたのは嬉しいし……似合ってるってのは、本当に、マジで、だから」
「……本当?」
「だから言ってんじゃねぇか、本当だって……しょ、証拠、見る?」
「あるの?」
「あるんだよ、でも、その、ひ、引くなよ?」
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:16:08.39 ID:uSwPmWfM0
熱に浮かされているのは自覚している。
しているが――今から自分がやろうとしていることに忌避感をあまり感じていないのは、
大概正気でないことを意味しているのだろう。
恐怖や緊張より興奮で震える己の手でズボンに手をかけ、ずり下ろした。
息を呑むような様子の結衣の視線は下へ、注視されているのは勿論。
「……な? 滅茶苦茶興奮してんだって」
外衣の束縛から解放されて尚、下着すら窮屈と隆起する雄性の屹立。
ええ、ビンビンですとも。
彼女を抱き締めた時、カーテンを閉めて彼女の脱衣を待っている間もバンプアップ状態ではあったが、
今感じている張りと熱に対しては比較にすらならない。
「わ、わ……スゴ……」
「ほら、なんかもう、堪んねぇんだよ」
両手で口元を押さえて感嘆を口にする結衣と開き直り上等な気分の俺である。
普段は絶対に、俺でなくても避けて通るような行為を、絶対に見せたくない筈の相手に見せてしまう。
そのくらい頭は痺れて、身体は欲望に圧し上げられている。
712 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:17:50.67 ID:uSwPmWfM0
「こ、こんなになっちゃってるんなら、やっぱり黒で良かったってことなんじゃないの?」
「いや、心と身体は別というか、安易に流行に乗ってしまう己を恥じる心境というか……」
悔しい!でもビクンビクンとかそういうアレ……とまでは口に出さなかった自分を褒めてやりたい。
この場でネットスラング同然のエロワード吐き出すのが拙いのは流石のヒッキーにも分かりますとも。
そしてそんな俺の様子にウィークポイントを見出したか、口から手を離した結衣の顔は意地悪く笑んで歪み、拙く責めて来る。
「……ふふーん? そんなこと言ってもこう≠ネんだから、ヒッキーって……む、むっつり?なのに、やらしーんだ」
そのまま世界一可愛いボクとか言ってもいいくらいのお調子ライドっぷりだな?
イラッと来るがそれ以上に世界一可愛いんで腹パンよりムツゴロウムーヴでよしよし撫で回す方向に行きてぇなぁ。
腹だけじゃなくもちっと上も。
「てめ、言うに事欠いてむっつりスケベと呼ぶか」
「だってそうじゃん? いつもはあんまり褒めてくれないし素っ気ないのに、こういう時だけ分かり易いんだから」
「う、うっせーな、お前だってこんな下着穿いて……き、期待してたんだろ? 十分やらしいじゃねぇか」
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:18:49.33 ID:uSwPmWfM0
うーん、さっきまで妖しく惑わすような空気だったのに一瞬で砕けてしまう辺り俺達らしい、のか。
と言ってもお互い照れ隠しで憎まれ口を叩いてしまうのは分かっているところ。
俺は大層捻デレだが結衣も結構ツンデレの気あるよな。対俺限定で。
しかし状況が状況だ、何時もの軽口はあっという間に覆って元に戻る。
「……そうだよ。 期待、してたよ。 やらしい女の子だよ? あたし」
俯き、上目遣いで、囁くように、でも爆弾のような言葉で。
「え、あ……そ、そう」
「うん、それで、ヒッキーもやらしいから……あたし達、え、エッチなカップル、だね」
そうして結衣は、えへへ、と笑う。
何時ものように。
何時もの笑みなのに。
眉は僅かに寄り、
赤い顔で、
嬉しそうな、
恥ずかしそうな、
そんな、そんな。
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:19:58.05 ID:uSwPmWfM0
ズクン
限界まで怒張していたと思っていた陰茎が、また下から突き上げられる。
今度こそ臨界を迎えた心と身体は、緊張と理性を引き千切る。
ぶつり、音無き音が全身に響き渡った。
止まらない、止められない。
結衣を無事なまま、穢さずに帰させることはもうあり得ない。
結衣を、おかしたい。
おかす
「ゆい……ッ!」
衝動のまま、覆い被さるように結衣の身体へ抱きつく。
「あ! ひっき……!」
結衣は抵抗する間もなく、俺は抵抗させる気もなく、余った勢いで押し倒し実際に覆い被さる形になった。
だがそれだけでは止まれない。
結衣に承認を得る間すら惜しい。
滾る欲望は真っ先に第一の目的地……唇を目指し、押し付けるようなキスをした。
715 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:21:32.82 ID:uSwPmWfM0
「ンむッ」
触れた瞬間、一気に強ばる。
まだ慣れない少女には当然の反応だが、気に留めることもできない。
本能に追い立てられるような焦燥が俺自身を追い込んでいく。
前回の再現のように、結衣の唇を割って舌先を侵入させる。
「ぅむ!? んん、むぅ、ぅぅッ」
また前回同様に歯を閉じこちらを拒む結衣。
本来ならここで止まるべきなのは分かっているが、それで止めれれば苦労はない。
今はひたすら天の岩戸が開くと信じ、硬質なエナメルを舌でつつき、舐る。
やがて抵抗を無意味と悟ったか、顎の力が抜けて入り口が開く。
間が惜しい。
時が惜しい。
焦燥は更に勢いを増し、結衣の舌が出て来るより先に無理矢理歯の間から結衣の口中へ攻め入る。
「ッ!!!!」
脱力した筈の結衣が再び硬直するが、矢張り気遣える余裕はない。
目指すべき場所に至る、それだけが重要だった。
奥に閉じこもっていた結衣の舌に触れ、絡め取る。
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:23:03.06 ID:uSwPmWfM0
「んぉ、むッ!」
前回のディープキス……べろちゅーは互いの唇の中間点での戯れだったが、今回のフィールドは結衣の領域
劣情の赴くまま、暖かく滑る口内を蹂躙する。
さながら十世紀前、北欧の益荒男・略奪者達のように。
攻める。
責める。
嬲る。
奪う。
奪う――。
「んぅ、ぁ、ぁぅう、んむ、むちゅぅ……」
そして結衣は再び脱力する。
時折こちらの舌におずおず絡みついてくるも、絡め返すと直ぐ為されるが侭になる。
ディープとはいえキス一つでこれなのだ、通じ合えば組み敷くに暴力など不要――彼女以外にそうは出来なかろうが、
気分は手練手管で女性を堕とすジゴロの気分だ。
前回の反省から鼻呼吸を忘れず唇を合わせて何分か、何時までも口内への食欲は止まないが、
それでも「肉を食わせろ」という下半身の欲求は強まるばかり。
動的な停滞への名残惜しさを感じつつも身体毎唇を、顔を離す。
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:24:16.52 ID:uSwPmWfM0
「は、はっ、はぁ……あぅ、ぅ、ぅぅ……ひっきぃ……」
目と鼻の先から俯瞰した彼女の顔のグラデーション。
赤く、桃色に蕩けかけた頬と焦点の合わない瞳は雌のそれ。
だが潤むどころか目端に涙を溜め、眉を寄せ、どこか咎めるような視線は正気を残している。
感情と理性、野生と知性の混じり合う斑の矛盾は歪なのに美しく、胸に迫る感傷がまた一つ息を荒くさせる。
「まえに、言ったじゃん……な、なにかする時は、ちゃんと、言って……」
息も絶え絶えにこちらの勝手を責めてくる。責められているのに、
吐息や語尾の甘い丸っこさがまた一つ心臓のトルクを上げる。
……そういえば、そんなこと言われてたな。本当反省しねぇな俺。
でも、でもだ。
「わ、わりぃ……でも、でもお前、一人暮らしの男の部屋来て、き、期待してたとか、言って、そんな、無防備で……こんなん、我慢とか、無理だろ」
俯瞰した気になっても口を開けばハァハァ言いながらこれですよ、うーんキモい。
それにそんな無防備カモンカモンな結衣からすら目を逸らそうとした俺が言っていいこっちゃねぇ。
だが土壇場でキモいのも言い訳がましいのも比企谷八幡の宿業、
ならば由比ヶ浜結衣はそれごと受け入れて愛してくれているのだと信じるのみ。
素直に、真っ直ぐに。
ぶつからなければ互いの望みの中間点、その行き着く先すら分からないのだから。
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:25:23.83 ID:uSwPmWfM0
そうして一瞬で覚悟完了すると、結衣の反応を待たず右手を心の赴くまま……黒に覆われた乳房へ向け、触れる。
掴む。
「あッ」
ビクン、と電気が走り、柔らかい部分がふるり震える。
その反応も突発的、事故的な部分を含んだものだろうけど、
まだ残る声の端の丸みが溶けかけた彼女の裡を示すようで、興奮、する。
その興奮のまま、指に力を込めて内へと沈めていく。
「んっ……」
布地の上と素肌の上、二分される五指の感触の違いが新鮮な感動を呼び込んでくる。
前々回のこの部屋、前回のホテル、両方で味わった乳房の感触はただひたすら柔らかく、そのシンプルさが逆に新鮮だった。
今回下着の上から触れる感触は、その過剰な柔らかさを包み支える為に必要な硬さを実感させた。
だが奥にあるのは脂肪の柔感で、圧せば必然沈んで行く。下着の表面と内部のメリハリが心地良い。
喩えるなら……。
――外はカリッと中はしっとり、ポワレで仕上げられた焼き魚の様――
……いや違う、全然違う。美味そうだけどそういうことじゃない。
――その点ガハマっぱいって凄いよな、最後まで脂肪たっぷりだもん――
何もかも違う。というか情事の最中に何を考えてるんだ俺。
719 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:26:23.20 ID:uSwPmWfM0
「だ、だからぁ、いきなり、は……ッ」
そんな駄考に惑う俺の脳に、吐息に掠れる結衣の声が耳朶より染み入ってきた。
心中で頭を振って改めて結衣へと向き直り、俺自身も改めて開き直る。
「……誘ってきたのお前だろ、覚悟決めろよ」
「で、でも、あんまり乱暴なのは……」
「さっき言ったろ、痛がらせるような趣味はねぇって……そうならない範囲で、色々、するとは思うけど」
「色々って、なに」
「それは……色々、思いついたらってのも、あるだろうし」
「そんなの、行き当たりばったりじゃん……」
「今の流れがそのものだろ、ケセラセラだ」
「けさらんぱさらん?」
「……それ意味分かってないだろ」
「う、うん」
現在進行系で愛撫ペッティングしてるってのにこの脱線ぶり。
流石由比ヶ浜結衣と言うべきか、所詮比企谷八幡と言うべきか。
雰囲気とかムード作りって大事なんだな、はちまんおぼえた。
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:28:17.13 ID:uSwPmWfM0
「ケセラセラってのはヒッチコックの……いやそれはいい、ともかく、なるようになるって意味だ」
「なるように、なる」
俺の解説を噛み締めるように反復する結衣。
熱と丸みはそのままに、言葉の意味を探し、感じ取ろうとしているのだろうか。
「さっきまで俺が、その、すげぇヘタレてたのも、臆病で、お前が言うところの優しさなのかもしれないけど、そればかりで動けないと、また拗れて、壊れそうになるのかもって……それはやっぱり怖いから、そうなるくらいならって思ったんだ。 だから」
ケセラセラ。
Whatever will be, will be
なるようになる。
なるようにしかなれない。
それは確かに無責任なのだろうが、己の行いや全ての事象に責任を取れる人間なんていない。
そうあろうと思えば、その重責に堪えかねて潰れるか、放り出して逃げ出すしかないのだろう。
だから勢いだけで、考え無しで、今はそれでいい。
以前の俺と今の俺は、良くも悪くも違う人間だから。
臆病に立ち止まって零し落とすより、痛みの中に希望と快楽を見つけたい。
「だから、纏めて今確認しとく……これからお前に、色々する」
721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:29:30.98 ID:uSwPmWfM0
ありったけの勇気と目力を込めて、熱に浮かされる由比ヶ浜結衣の瞳を射貫く。
元より死んだ魚の目、このくらいの本気が丁度良い。
「――いいか?」
ビクッと、触れたときほどではないが結衣の身体が反応する。
彼女の顔には緊張も、怖れもある。
でも、見間違いでないのなら、溶けている。
「――うん」
コクリ、頷く。
小皿に乗せられた角砂糖に、熱い紅茶を一滴一滴垂らしていくような。
少しずつ侵食していくような、でも外殻を崩し壊すような。
そうして由比ヶ浜結衣の警戒は、理性は蕩けてしまった。
「いいよ……あたしに、色々、して……ヒッキー」
近づいてきたと思ったら離れていく。
親しげかと思ったら拒絶する。
誘ってきたと思ったら、怯えて竦む。
俺の知る、女の子の抱える矛盾、理不尽。それを俺の言葉で突き崩した。
その勝利と愉悦に酔う俺の理性も、泣き声のように震えて求める彼女の声で完全に崩壊した。
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/29(金) 21:31:50.28 ID:uSwPmWfM0
今回の投下はここまでです。お付き合い有り難う御座います。
長らく待たせてしまったこと、今後の方針など伝えるべきことはたくさんありますが
とりあえずは続きを投下出来るよう専念したいと思います。
期待せずお待ち下さい。
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 22:08:00.35 ID:D3yBjrboo
待ってた
乙です
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 23:20:29.81 ID:uFLqgbdOO
乙
自分のペースで完結してくれればいいですよ
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 00:34:01.86 ID:jPg5yl19o
待ってました。次も楽しみにしてますが、無理せずどうぞです
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 01:40:06.56 ID:kEbv/CFjo
いいね
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 06:32:57.15 ID:avDsB8Kuo
やっと帰ってきたかー超待ってたわ
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 08:02:31.33 ID:fU5Tm3Vao
どうも
>>1
です
まだ投稿文完成してませんが、なんぞエログロ系は別板に移転だなんだって話が出て来たんで取り急ぎ今後について
年始めに頂いたリクは別の板かSNSでオムニバス的に投下してこうと考えてます
その上でこのスレはよりストーリーを意識して書こうと思ってましたが、
元々話的にもモチベ的にも最大の山場だった三話の投下が終わってますし、
板移転という事故(?)も重なったのでこのまま書き続けるかどうか迷ってます
実際エロ成分の濃いのを抜き出した上で場所移動してまでどれだけの読者さんが着いてきてくれるか未知数ですし
何か意見要望があればどうぞ
ただ猶予が一週間ほどしかないみたいなんでお早めに
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 09:25:25.57 ID:8bqvG6dbo
エロと物語性両方含めてこのSSが好きなのでできればこのままのこの話の続きを読みたいな
どちらにしろSNSよりは同じような板でやってくれたほうがありがたいです
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 11:18:25.84 ID:4ApZrgOAO
みんなついて行くぞ
このまま続けてくれ
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 11:26:27.86 ID:T7ESl1Zho
この話の続きが読みたいですよ
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 11:45:02.29 ID:t4JFk4iXO
乙です
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 13:38:10.26 ID:0mIEsbR9o
続き待ってる
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 22:45:08.37 ID:3MNZBR1Y0
移転先ってどこなの?
735 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/06(金) 07:49:43.79 ID:Z7NfBROn0
俺もこのまま続けてほしいな
736 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/07(土) 06:27:04.33 ID:bmZZgJBho
どうも
>>1
です、存続希望が多いのは嬉しい限り
ただ上でぶっちゃけた通り話の山場は過ぎてるので、ストーリーと言っても
今後の展開はちょっとした心の機微程度になるのでご了承を
それが青春モノの醍醐味と言えばその通りではありますが
あと移転先は
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/
になります
今回の騒動については専用スレッドで絶賛議論中みたいなんで気になる方はそちらもチェックですね
737 :
スレッドムーバー
★
[sage]:2016/05/13(金) 22:58:02.32 ID:???
このスレッドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)
SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/
詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。
■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/
■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/
移動に不服などがある場合、
>>1
がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。
よろしくおねがいします。。
738 :
真真真・スレッドムーバー
:移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
739 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/30(月) 22:03:09.24 ID:Pt1McHbto
時間かかっていいから失踪だけはせんでくれよ
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/18(土) 17:59:17.74 ID:nMb2Gsbpo
待ってる
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/18(土) 20:01:01.65 ID:ewzGXKWSo
リゼロ意外と面白かった、どうも
>>1
です
既にアニメ二期、ガーフとオットーの活躍に期待してる
なんとか本日の誕生日に間に合わせたかったですが無理そうです申し訳無いです
分割も考えたんですがこれ以上分けるのもアレなんで、もう少しお待ち下さい
雨に咲く花、面白かったです
これまで本当にお疲れ様でした
742 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/19(日) 00:31:04.84 ID:hXMR84IRo
雨に咲く花の人引退の悲しみをここのSSで癒やしてくれ
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/19(日) 16:59:55.38 ID:F7xtj05q0
ゆっくり待ってるよ
744 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/20(月) 23:40:51.54 ID:29Ys14LK0
もう最後になるかもしれないので書き込みます
突然すみません、名前上げてもらえて光栄です上の作者です
いろんな文書く人がいますけど、この界隈で自分が嫉妬しそうなほど凄いと思ってるのはあなただけでした
本当に美しくて扇情的で、今でも読むのが嫌になるぐらいです
面白いとか言ってくれてますが、私なんか全然敵わないと正直に思ってます
結衣のSSで最高傑作は間違いなくこれです
楽しみにしていますのでこれからも頑張ってください
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/21(火) 00:09:08.58 ID:W7yU71Kbo
ベタ褒めやな笑
>>744
のためにも頑張って完結させてくれ
746 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/29(水) 23:37:00.59 ID:oioWfhV3o
まだかーー
747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 21:04:19.63 ID:cZ4u6SFpo
我らエムラクール、つまりお前らもエムラクール、どうも
>>1
です
もう少しとか言いつつ二週間以上お待たせしてしまいすみません
一先ず今日明日で推敲含めて終わりそうなので、明日の夜に投下予定です
期待せずお待ち下さい
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 21:17:52.22 ID:cZ4u6SFpo
>>744
何か色々と、恐縮です
このSSの投下と同日にエラい作品が始まってしまった、こっち空気じゃん!と戦慄したのも懐かしい
尊敬する作者様に凄いと言われて嬉しくはありますが、自分はただ漫然と書き散らしてるだけですし
原作の文体をリスペクトしつつ、キャラクターの心に優しく寄り添うようなあの展開はとても真似出来ません
嫉妬と言うなら自分も「何故あの作者のように出来ない!」と心中頭を抱えたのは一度や二度ではありませんでした
二次創作と言えど、貴方のような作者、生み出す作品に出会えたことは読者としても作者としても幸運幸福の極み
そしてそんな方に羨望の声をかけられたことはこれ以上ない誇りとして心に残るでしょう
これからは文字通り活動のフィールドが変わるようですが、変わった先でのご活躍、またその作品に出会えることを今から祈っております
某SSの最後のエアマスターネタ、突っ込んだの実は自分でした
749 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/05(火) 18:16:16.01 ID:zENMgwl/o
どうも
>>1
です、昨日は寝落ちてましたすみません
突発的ですが今から投下します
750 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/07/05(火) 18:18:15.97 ID:zENMgwl/0
かくして俺と結衣の二度目の交合いが始まったわけだが。
「んぃッ! んぅ……くぅ、ぅああ、あぁあ……」
――蕩けたのは外殻だけに留まらず、侵食は一筋に非ず。
「あッ、あっあっあっ、ひっきぃっ! それ、へ、へんに、なるっ、なるからぁ……!」
自分が上手だなんて思ってない。
童貞卒業したての良いとこレベル2・奮発してこんぼう買っちゃいました勇者がキメラかゴーレム相手に勝てるわけもなく、
前回同様あくまで善戦・及第点を目指して極々慎重に事を進めるつもり……だったら強引に唇奪ったり許可無くおっぱい掴んだりゃしませんよねー。
ともかく、かいしんのいちげき前提にすまいと石橋を叩いて進むつもりだった。
だが、
「ゆ、結衣……気持ち良い、か?」
「う、うんっ! ひっきぃの、ぅ、してくれの……んくっ 全部、ぜんぶ、きもちいい……!」
誰だチートコード入れた奴ァ。
751 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/07/05(火) 18:20:09.68 ID:zENMgwl/0
事態はあまりに俺に都合が良く戸惑いは隠せないが、結衣の反応は良好すぎるくらいだった。
ブラをズリ下げ直接脂肪の柔らかさや中心の突起に触れると熱い息を吐き、
ショーツの中に指を潜らせると全身を震わせ蜜を漏らした。
八幡君、確かに学校じゃ疎まれ虐げられるポジだったけど
鬱屈と抑圧の果てに催淫術に目覚めたりなんてしてないよ?
確かに前回の結衣の反応も処女とは思えないほど良かった。
いや処女の反応の平均値なんて知るよしもないが、
ただ男の行為に身を固くして耐えるしかないくらいまで想像していた身としては、
彼女の反応は嬉しさと安心感をもたらし……しかし、前回を超える今の痴態は安心すら超えた。
「一緒に、いじるぞ」
そう宣言して、左手と口で両乳首、右手で陰部をまさぐり、舐る。
「――――ッ! あッ、あッ、あぁ、あぁあっ」
三点同時となると流石にどの動きも覚束なくなるが、それでも結衣の震えと熱が正着を知らせてくれる。
乳房に唾液を滲ませ、下着を役に立たたさぬとばかりに諸共濡らす。
……打てば1km先まで響くような彼女の様子に不安を感じないわけではない。
彼女は何処かおかしいのではないか。或いは、そうさせている俺の方が何かおかしいのではないかと。
752 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/07/05(火) 18:22:00.54 ID:zENMgwl/0
だがそれを冷静に考えられる状況ではない。
明け透けに乱れる結衣の様子に反し内で静かに、或いは同じく猛り盛り上がる物がある。
一物のことだけど。
如何に比企谷八幡が未だに思春期拗らせた鶏野郎とはいえ、
本能を司る神経へ過剰な電流が走っている状態でそれでも逃げを打てるほど人間やめちゃいない。
快楽目当てに突き進む情動も、失敗と痛みの予想に竦む臆病も、
ごちゃ混ぜに弾け合ってとっくにコントロール下を離れていた。
本当に、もう、結衣を犯さずには、いられない。
土壇場でストップをかけられても、それこそ殺されなければ止まれないと思えるほどに性欲が肥大化していた。
その勢いのままに告げる。
「結衣、俺……そろそろ、い、いれたい」
我ながらあんまりな言い様。
けれどこれまで自分の欲求すら自身の中で誤魔化していた俺だ、
きっと荒削りな幼さが本質により近いのだろう。
そんな欲望の原石を受け取った結衣は、
「うん……ひっきぃ、あたし、だいじょぶ、だから……」
はふ、はふ、と可愛らしく息を荒げ、
「……いれて、いいよ」
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/07/05(火) 18:23:41.18 ID:zENMgwl/0
爆発。
暴発。
頭がカッとなるという経験はある、が、過去のそれらとは比べものにならないほど真紅。
ただあまりに衝撃的な鼓膜の振動は、逆に踏み止まる冷静さを僅かなりとも残してくれた。
戸惑い、嬉しく、生まれた化学反応は爆発と相殺を同時に起こす。
OK、落ち着け俺。
クールに、冷静に、しくじらなきゃ最高の体験が待っている筈だ。
だから、まずは、まずは……。
「じゃ、じゃあ、ぱ、パンツ、脱がせる……脱がせていい?」
「うん……」
さっきはまだ恥ずかしいと言っていたが、レールに乗ってしまえば拒む選択も無し、ということか。
不埒なサークルが酒や空気を過剰に注いで断れなくさせるが如し……いやこの喩えはないな。
酔わせるなら言葉で、気持ちで酔わせて、受け入れさせろ。
今は本気でそう思い、そうありたく願う。
劣情の激流に呑まれながら、結衣の下着に手をかけ下ろしていく。
その際足を上げ腰を浮かせてくれたのが、当然の行為だと分かりつつも嬉しくなった。
754 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/07/05(火) 18:25:06.78 ID:zENMgwl/0
するり、抜き取った黒い下着は秘所の分泌液で濡れてただの布きれよりも僅かに重く、
指先に感じる生暖かさが失われ冷えていくのが妙に惜しかった。
「あ、んッ……」
そうして、仰向けに待つ彼女の下へ……膝を開かせ、自分の身体を割り込ませて密着する。
抱擁と同じような温もりと、結衣の足に挟まれ彼女の身体そのものに包まれる感触。
押し倒し組み敷いた姿勢。
もう彼女は抵抗出来ないという事実の補強。
そして、上気した頬と潤んだ瞳で、ただ俺を見上げて交尾の瞬間を待つしか出来ない愛しい人。
気分の乗った女性はそれはもう柔らかいとか。
結衣が何をされても気持ち良いとか。
今俺は、完全に落ちてる。
堕とされた。
空気と状況と、由比ヶ浜結衣に。
755 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/07/05(火) 18:26:32.16 ID:zENMgwl/0
今この空間、この事象を構成する全ての要素が、ただ俺達の、俺の為にある。
かつて俺を孤独に追い込んだ勘違いとそれらは同質のもの。
だが今は正着か誤答かなんて単なる無粋か臆病と同じだ。
今を真実にする以外に、取るべき行動なんて無い。
乗ったレールに対する疑問なぞ皆無、ただ幸福だけを求めて腰を押し出――
「ひ、っきぃ……」
――そうとした瞬間、声がかかる。
囁くような声でも、何処か重みを持った響きで。
その重さは勢いあってもあまりに軽い俺の自意識に対して強力なブレーキになった。
「な、なんだよ」
何かある、のは分かるが返せる言葉はこんなもんだ。
情けないとは分かっていても、いざ喰らいつく寸前にお預け食うのは流石に辛い。
早く、早く、シたい。
だから早く、早く、言葉を、用事を、済ませてくれ。
「そのまま、するの?」
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