【R-18】比企谷八幡は選べない

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341 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:14:56.91 ID:+A/YGK8c0
【八幡のアパート】

八幡(俺の部屋を静寂が支配している)

八幡(空気はこれと無い程に張りつめ、俺の全身も緊張で固まっており指一本すら動かすのを躊躇してしまう)

八幡(状況だけ見れば沙希と優美子を初めて抱いた夜、二人のシャワーが終わるまでを待っていた時に似てなくはないと思える)

八幡(だがその緊張の質は全くもって別のものと言ってもいいだろう)

雪乃「・・・・・・・・・・・・・・」

結衣「・・・・・・・・・・・・・・」

八幡(俺の正面には今、雪ノ下と由比ヶ浜が座っている)

八幡(雪ノ下の表情はまるで能面の様に表情の変化が殆ど無い)

八幡(澄ました表情のままだ)

八幡(一方の由比ヶ浜は視線を俺や優美子と沙希の間を行き来させている)

八幡(雪ノ下に比べ、表情の変化を見て取るのは容易だが、俺の知る由比ヶ浜に比べてその変化は少ない)

優美子「・・・・・・・・・」

沙希「・・・・・・・・・・/////」

八幡(沙希と優美子は俺を真ん中に挟んで両隣に座っている)

八幡(右側に座る沙希は、沙希ほど全裸で二人の前に出てしまった羞恥心から俯いている)

八幡(服装も当然全裸ではなく、俺のジャージ上下一式を貸し与えた)

八幡(一方の優美子はと言うと、服装は先程のまま)

八幡(下着はパンツのみを身に着け、その上に俺のYシャツを羽織っている)

八幡(その表情は凛然としており、恐ろしさを感じつつも頼もしく思えてしまう)

八幡(既に俺たちが向き合ってから5分程が経過している)

八幡(互いに言葉を発するでも無く、ただ座っているだけ)

八幡(だが時間が過ぎるのに比例して、その緊張の糸はより張りつめていく様に感じられる)

八幡(俺は覚悟を決めた)

八幡「・・・・・で、雪ノ下と由比ヶ浜は何でこんな突然に俺の家を訪ねて来たんだ?」

342 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:15:55.82 ID:+A/YGK8c0


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               比企谷八幡は選べない
            Part2 Sadistic Summer Vacation-2
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343 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:16:47.85 ID:+A/YGK8c0
雪乃「その前に、今の貴方の状況について聞きたいのだけれど」

優美子「・・・・・さっきの見てわかんない?」

雪乃「・・・・・私は比企谷君に聞いているの。部外者は黙っていて貰えるかしら」

沙希「・・・・・部外者とは聞き捨てならないね。優美子は立派な当事者だよ。あたしも含めてね」

八幡(復活した沙希が優美子へ援護に入る)

八幡(それでも雪ノ下は素知らぬ顔で俺を問いただす)

雪乃「比企谷君、早く答えてくれないかしら。私は貴方の口から聞きたいのだけど」

八幡(これは梃子でも動かないな)

八幡(俺は嘆息すると雪ノ下に向き合った)

八幡「・・・・・優美子の言う通り・・・見た様な状況だ」
344 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:17:29.35 ID:+A/YGK8c0
雪乃「暈かさないで言って欲しいのだけれど、具体的にどの様な状況なのかしら?」

八幡「・・・・・・」

八幡(俺は優美子と沙希にアイコンタクトをする)

八幡(それを見た二人は躊躇い無く頷いた)

八幡(俺は息を整え、その言葉を発する)

八幡「俺は沙希と優美子と付き合っている。無論、男女的な意味でだ」

八幡(その言葉を聞いた雪ノ下の表情に変化は感じられない)

八幡(相も変わらず澄ました表情のままで固定されている)

八幡(だが由比ヶ浜は違った)

八幡(驚愕と困惑が入り混じった表情をしている)

345 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:17:57.50 ID:+A/YGK8c0
結衣「えっ、ちょっと待って!優美子と沙希って・・・・・二股って事!!?」

八幡「・・・・・そういう事になるな」

雪乃「一体どんな卑劣な手段を使ったのかしら。・・・・・反吐が出るわね」

八幡(雪ノ下の言葉が俺の知る以上に刺々しい)

八幡「・・・・・じゃあ何でそんな奴のところに来てるんだよ。お前は」

雪乃「それは・・・」

優美子「あんさー・・・」

八幡(唐突に優美子が会話に割って入ってきた)

346 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:18:58.11 ID:+A/YGK8c0
雪乃「何かしら?私はこの男に」

優美子「何か雪ノ下さんの言い方だとあーしと沙希が八幡に弱みでも握られて付き合ってるみたいに聞こえるんだけど?」

雪乃「・・・・・違うのかしら?」

沙希「ああ、違うね」

八幡(沙希が言いきる形で雪ノ下の問いに応える)

雪乃「なら、一体どういう」

優美子「あーしと沙希が八幡に同時に告白したわけ。無論、二股公認でね」

雪乃「!!?」

結衣「え!?・・・ちょ・・・・・ど、どういう事!!?」

八幡(二人の表情が驚愕の色に染まった)

八幡(由比ヶ浜と違い雪ノ下は先程の表情に戻ると詰問を続けたが、その標的は俺では無く、優美子と沙希に変わっていた)
347 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:19:32.84 ID:+A/YGK8c0
雪乃「・・・・・あなたたち二人に聞きたいのだけれども」

沙希「何?」

優美子「何だし?」

雪乃「あなたたちにはプライドというものが無いのかしら?」

沙希「・・・何だって?」

優美子「・・・・・どういう意味だし?」

雪乃「あなたたちがどういう経緯でその男に告白したかは知らないけれど、二股前提で交際を申し込むなんて・・・」

沙希「・・・・・」

優美子「・・・・・」

雪乃「しかも、それを受け入れてあまつさえ体を許すなんて、まるで情婦じゃ」

八幡「雪ノ下」

雪乃「何かしら?今私は二人に」
348 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:20:29.22 ID:+A/YGK8c0


八幡「お前、黙れ」

349 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:21:16.87 ID:+A/YGK8c0
雪乃「!!!?」

結衣「ヒッ、ヒッキー?」

八幡(この時の俺の表情は一体どの様なものだったのだろうか?)

八幡(だが、雪ノ下と由比ヶ浜が優美子の二股宣言の時より驚いた顔をしている事からおおよその察しは付いた)

八幡(少なくとも俺は今、雪ノ下に憤怒の感情を向けている)

八幡「俺が罵られるのは構わない。だが、沙希と優美子をこれ以上侮辱してみろ。俺はお前を許さない」

八幡(俺の様子に雪ノ下の表情に動揺が広がった様に見えた)

結衣「ゆきのん、謝って!詳しく聞かないで、流石に今のは失礼だよ!!」

雪乃「・・・・・そうね。三浦さん、川崎さんさっきの言葉は取り消すわ。・・・それに、二人を侮辱するような事を言ってごめんなさい」

八幡(雪ノ下はそう言うと、二人に頭を下げた)
350 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:22:14.83 ID:+A/YGK8c0
優美子「・・・・・別に」

沙希「・・・・・」

八幡(対する二人の反応はけんもほろろもいいところだ)

結衣「で、でも何でそんな事になったの?高校の頃、優美子はヒッキーに興味なんて無かったじゃん?」

優美子「それは・・・」

八幡(優美子が俺と沙希に目配せをする)

八幡(俺と沙希は優美子の考えを察し、頷いた)

優美子「・・・・・あんま聞いて楽しい話じゃけど、話すよ」

八幡(そう言うと優美子は語りだした)

351 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:22:51.77 ID:+A/YGK8c0
優美子「まずさ、あーしたちの大学のサークルの事件、知ってる?」

結衣「え〜と・・・」

雪乃「・・・・・某大手サークルが危険ドラックの所持や女衒まがいの行為をしていた事かしら?」

優美子「あ〜・・・多分それ」

雪乃「それと貴方達と何の関わりが」

優美子「あーしね、そのサークルの新歓で男にレイプされそうになったん」

雪乃結衣「「!!!?」」

352 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:23:55.07 ID:+A/YGK8c0
優美子「あー・・・・・流石にレイプは言い過ぎかな。でも、サークル幹部の男にしつこく誘われて・・・無理やりホテルに連れてかれそうになって・・・」

優美子「そこを八幡と沙希に助けられたんだ」

沙希「・・・・・ま、助ける筋書き立てたのは八幡だけどね。あたしは傍に立っていただけさ」

八幡(沙希が補足説明を加える)

八幡(流石に雪ノ下も由比ヶ浜も知人がその様な事件の当事者になっていたとは夢にも思わなかっただろう)

雪乃「・・・・・・・・・」

結衣「ヒッキー・・・」

八幡(二人が俺へと視線を向ける)

八幡(一方の優美子は淡々と自分たちに起こった事実を述べ続けている)

353 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:25:06.06 ID:+A/YGK8c0
優美子「そんで知っての通り警察沙汰になってそのサークル潰れたんだけど、大学も最初は詳細な情報を公開するか揉めたらしくて、公表するのが遅れてね」

優美子「そんで、もたもたしてるうちに『あーしたちのせいでサークルが潰された』っていう情報だけが噂になって・・・八幡、沙希、あーしの三人が他の連中から距離を置かれてさ」

優美子「そんで自然につるんでいったって言うか・・・あ、あと八幡があーしに絡んできたウザいやつを言い負かしたのも切っ掛けかもね」

結衣「ウザい奴?」

沙希「事情も碌に知らないくせに、さっきの噂を真に受けた奴がいてさ。そいつが正義感振り回して一人でいた優美子にちょっかい出してきたんだよ」

優美子「で、それを八幡が理屈屁理屈こねて言い負かして・・・その辺りから3人でつるむ様になったってわけ」

八幡(優美子は懐かしそうに笑みを浮かべながら話し続ける)

優美子「・・・・・話がずれたし。まああーしが八幡を好きになったのは、新歓で助けられたのが切っ掛けで、普段一緒にいても楽しいし、それに・・・慰めて貰ったのもあるかな」

八幡(優美子が意味有り気な視線を雪ノ下に送る)

雪乃「・・・・・何か?」

優美子「いや・・・・・何でもないし」

八幡(程無く、優美子は視線を元に戻した)
354 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:25:52.45 ID:+A/YGK8c0
結衣「そっ、そっかぁ・・・・・そんな事が、あったんだ・・・」

雪乃「・・・・・三浦さんの経緯はわかったけれども、川崎さんは何故比企谷君と」

沙希「ああ・・・・・話すよ。きっかけについてはあんた達にも多少は関わり有るからね」

結衣「・・・?どういう事?」

沙希「高2の時のバイトの事さ」

雪乃「ああ、あの」

沙希「それまで八幡の存在なんて知らないも同然だったけれどね・・・」

沙希「ただ文化祭の時に・・・その・・・・・///」

結衣「何かあったの?」

沙希「・・・最近八幡に聞いたら冗談だって事だったんだけど・・・・・『愛してる』って言われて・・・そこから気になりだして・・・/////」

355 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:26:23.80 ID:+A/YGK8c0
雪乃「・・・・・・・」

結衣「ヒッキー・・・」

八幡「おい・・・そんな目で見るな・・・・・怖いから」

八幡(二人の瞳のハイライトが消えて、背筋が凍りそうです。ハイ)

沙希「それから修学旅行や、生徒会選挙。そしてバレンタインなんかで交流持つようになって・・・」

沙希「気付いたら・・・好きになってた」

雪乃「そう・・・そんな前から・・・・・」

沙希「だから、大学が一緒になれてチャンスだって思った。あんたたち二人は違う大学だし・・・」

雪乃「そう・・・でもあなたたちが比企谷君と二人が公認の上で二股関係になった説明はなされていないわ」
356 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:27:23.31 ID:+A/YGK8c0
沙希「そうだね・・・・・八幡、あの事話すけど大丈夫?」

八幡「そうだな・・・今の状況を説明するんじゃあ避けてと通れないしな・・・・・俺から言う」

八幡(優美子も首を縦に振り、俺と沙希の提案に同意した)

結衣「あの事って?」

八幡「・・・・・俺がおまえたちに答えを伝えた日の事を沙希と優美子に話した」

八幡(それと同時に雪ノ下が飛び上がるように立ち上がった)

雪乃「あなた、あの時の事を他人に話したの!!?」

優美子「言いたい事はわかるけど、今は八幡を責めないでくいない?・・・八幡、その時の事で相当思い詰めてたみたいだし」

結衣「え?」
357 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:27:59.05 ID:+A/YGK8c0
沙希「まあ、その事は追々話すとして・・・八幡があんたたちのどちらかを『選べなかった』事を知ってさ・・・」

優美子「そんであーしたち思ったんだ。もし告っても、八幡はあーしと沙希のどっちかを選ぶことは出来ないって。まぁ、沙希が八幡の事を好きなのは何となく察せたし・・・・・」

沙希「あたしは優美子の八幡への想いは寝耳に水だったけどね」

雪乃「・・・・・」

結衣「・・・・・」

沙希「それで、優美子の提案で八幡にあたしたちのどちらかを『選ばせない』やり方をしたってわけ」

結衣「それが・・・」

優美子「そう・・・今の二股関係ってわけ」
358 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:28:46.98 ID:+A/YGK8c0


雪乃「・・・・・・・ふざけないで」

359 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:29:51.72 ID:+A/YGK8c0
八幡(雪ノ下が怒りからなのか声と体を震わせている)

雪乃「あんな・・・『私達のどちらかと付き合う事は出来ない』って返事をしておいて、半年足らずでこれ!!?・・・・・貴方、私と由比ヶ浜さんを馬鹿にしているの!!!?」

沙希「・・・・・やっぱりそういう返事たったんだ・・・」

八幡(沙希が得心したかのように呟く)

結衣「ゆ、ゆきのん、ちょっと落ち着いて、話がまだ」

雪乃「いいえ、私は落ち着いているわ由比ヶ浜さん。私達の苦しみも知らないでこの男は・・・」

優美子「ちょっと、自分だけ被害者面すんのやめてくんない!?」

沙希「そうだね・・・・・当然八幡にも非は有るけど、あたしたちの主観から見てあんたたちにも全く非が無いとも言い切れないよ」

360 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:30:34.11 ID:+A/YGK8c0
雪乃「わかったような口を利かないで貰えるかしら!あなたたちもこんなふしだらな関係に甘んじて・・・」

沙希「その言葉、そっくりそのままあんたに返すよ。相手がいるのに他の男が一人暮らししているところ訪ねて来てさ!」

雪乃「何を訳のわからない事を言っているのかしら?私がふしだら?その言葉、鏡を見て言いなさい!!」

結衣「ちょっと二人とも、落ち着いて・・・」

優美子「結衣、あーしはあんたの事も友達だと思ってるから言うけど、ここに来て大丈夫な訳?」

結衣「え、その・・・・・何の事?」

361 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:31:23.13 ID:+A/YGK8c0


優美子「とぼけんなし!あんたが戸塚と付き合ってんのはあーしたち知ってんだから!!」

362 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:32:02.10 ID:+A/YGK8c0


雪乃「・・・え!?」

結衣「・・・え!?」


363 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:32:31.38 ID:+A/YGK8c0


沙希「雪ノ下も、葉山と付き合ってんのあたしたち知ってんだよ!!」

364 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:33:09.15 ID:+A/YGK8c0


結衣「え!?」

雪乃「え!?」


365 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:33:48.50 ID:+A/YGK8c0
沙希「自分たちは彼氏作っといて、二股とはいえ八幡が女作ったのが許せない・・・そんな事がまかり通ると思ってんの!?」

優美子「結衣、流石に自分の事を棚上げして八幡を責めるんなら、あーしはあんたを許さないし」

雪乃結衣「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」

八幡(雪ノ下と由比ヶ浜が固まる)

八幡(だが、どこか様子がおかしい)

優美子「・・・・・どうしたし、二人とも急に黙り込んで?」

沙希「・・・・ひょっとして、あんたたちお互いに彼氏がいるの知らなかったの!?」

結衣「ねえ、ゆきのん」

雪乃「・・・・・何かしら由比ヶ浜さん」

結衣「ゆきのんって、隼人君と付き合ってるの?」
366 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:34:16.81 ID:+A/YGK8c0


雪乃「・・・・・いいえ、付き合ってない・・・ありえないわ」

367 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:34:43.06 ID:+A/YGK8c0
優美子「・・・・・」

沙希「・・・・・・・・・」

八幡「・・・・・・・・・・・はい?」

雪乃「そういう由比ヶ浜さんも、戸塚君とお付き合いしているのかしら?」
368 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:35:13.49 ID:+A/YGK8c0


結衣「いや、彩ちゃんはいい友達だけど・・・・・付き合ってないよ」

369 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:35:50.11 ID:+A/YGK8c0
八幡「ハ?」

沙希「はぁ?」

優美子「はぁああぁあ!?」

八幡沙希優美子雪乃結衣「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」

八幡(張りつめていた空気が一気に弛緩していく)

八幡(え?つまりどういう事?)

雪乃「比企谷君?」

八幡(その声に、俺の背筋が凍る)

八幡「ハイ、何デショウカ?」

雪乃「どうしてそういう結論に至ったか、説明して貰えるかしら」

八幡(そこには氷の女王が、凍てつく様な微笑みを浮かべて立っていた)
370 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:36:41.66 ID:+A/YGK8c0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

八幡「ああ・・・わかった。突然済まなかったな、戸塚。ああ、また今度」

八幡(俺は戸塚への電話を終え、再び雪ノ下と由比ヶ浜の正面に座った)

優美子「八幡、隼人の方も戸部経由で確認出来たよ」

八幡「ああ、わかった」

沙希「これで一応、証言だけは取れた訳だね」

八幡「ああ、そういう事になるな」

八幡(雪ノ下と由比ヶ浜に恋人がいないという発言の後、俺たちは裏付けを取っていた)

八幡(俺は戸塚に直接電話を掛け、優美子は戸部を通して葉山に確認を試みた)

八幡(程無く二人から連絡が有り、証言を得ることが出来た)

八幡(あくまで証言のみであるが・・・)
371 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:37:21.51 ID:+A/YGK8c0
雪乃「・・・・・終わったかしら」

八幡「ああ、一応は、な・・・」

雪乃「そう・・・・・まさかあの喫茶店に貴方と三浦さんが居たなんて思ってもみなかったわ」

八幡(優美子が戸部から得た葉山の証言と雪ノ下の証言を統合すると、あの日雪ノ下は急に姉である陽乃さんに呼び出され表参道に赴いたそうだ)

八幡(高2の正月の事を考えれば雪ノ下が姉の誘いに乗る道理は無い)

八幡(しかし、何故か雪ノ下は姉に誘われるままに表参道に赴き、そこで姉とその付き添いである葉山にとも合流したそうだ)

八幡(そして気付けば陽乃さんは姿を消し、仕方なしに二人で行動する羽目となったという事だ)

八幡(その途中で俺と優美子が入っていた喫茶店を利用したそうだ)

八幡(結局、喫茶店を出たところで解散となったらしい)
372 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:38:23.41 ID:+A/YGK8c0
結衣「それだったらあたしも彩ちゃんとの待ち合わせをヒッキーと沙希に見られてるなんて思いもよらなかったよ」

八幡(由比ヶ浜の方は戸塚に相談に乗って欲しい事が有って、駅で待ち合わせをしていたとの事だ)

八幡(なぜ異性である戸塚に相談を持ち掛けたかわからない)

八幡(由比ヶ浜も戸塚も相談した理由とその内容は暈かされ話してくれなかった)

八幡(しかも、何故か戸塚からはお叱りを頂いてしまった・・・・・解せぬ、が、怒っている戸塚も可愛かったから許す)

八幡(まあ、これらの事も当人たちの発言のみが情報源である為、偽証しているという可能性も否定できないが、わざわざ嘘をつく理由も思いつかない)

雪乃「・・・・・・・・・」

結衣「・・・・・・・・・」

沙希「・・・・・・・・・」

優美子「・・・・・・・・・・」

八幡(空気はさっきまでの張りつめていたものでは無くなってはいた)

八幡(しかし、重さのみを見ればさっきより重くなっている様に思える)
373 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:39:16.48 ID:+A/YGK8c0
沙希「・・・・・あたしたちは八幡があんたたちに答えを出した時に『選べなかった』って事は聞いてたよ」

沙希「でもやっぱり、さっき雪ノ下が言ったのが、その時八幡が言った科白ってことだよね?」

雪乃「そうね・・・間違いはないわ」

沙希「そう・・・・・なら八幡も悪いね」

八幡「・・・・・やっぱり、そうなのか?」

沙希「八幡の『選べなかった』って決断はあたしたちは尊重するし、そこに至るまでに散々考え抜いたって言うのも知ってる」

八幡「・・・・・・・」

沙希「ただ、八幡。あんた言葉が足らなすぎ」
374 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:40:40.30 ID:+A/YGK8c0
八幡「言葉が・・・?」

沙希「そう。あんたって、多分今までの人付き合いが人と比べて希薄だったから、どこまで言っていいのかっていうその加減があんまりわかってないのかもね」

八幡「加減、か・・・」

優美子「何かわかる気がする。八幡って言葉足らず時があるし、さっきの言葉も・・・・・」

沙希「そう、奉仕部やあたしたちとつるむ様になって多少は改善されてきたとは思うけど・・・」

八幡「それでも、まだまだか・・・・・」

優美子「そういう事だし」

八幡(言葉の加減か・・・・・)

八幡(思い当たる節が無い訳では無い)

八幡(まあ、元がボッチだから沙希の言い分は理に適っている)

八幡(まぁ、要するにコミュ障って事ですね!わかります!!)
375 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:41:34.38 ID:+A/YGK8c0
結衣「あ、あの・・・さ」

八幡(それまで黙っていた由比ヶ浜が声を上げる)

雪乃「どうしたのかしら、由比ヶ浜さん?」

結衣「う、うん・・・さっき優美子がヒッキーが思い詰めてたって言ってたのが気になって・・・」

優美子「ああ・・・その事・・・・・」

結衣「うん。・・・・・それに今の考え抜いたって言ってたけど、あたしとゆきのんはその考えを聞いていないから・・・」

優美子「はぁ・・・・・八幡、それ一番伝えなきゃいけない事じゃん」

結衣「その、優美子。それはヒッキーだけが悪いとは言えないと言うか・・・」

優美子「?・・・どういう事?」
376 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:42:27.27 ID:+A/YGK8c0
結衣「うん、ヒッキーの答えを聞いて、あたしたちすぐに部室から出てっちゃって・・・・・ヒッキー、多分話す暇が無かったんだと思う」

優美子「ああ・・・そういう・・・・・何となくそうなんじゃないかと思ってはいたけど・・・」

沙希「でも、卒業までの間に時間は有った訳だし、八幡は伝える気は無かったの?」

八幡「・・・・・あの時の表情から流石に愛想を尽かされたと思ってな。それに二人を傷付けて期待を裏切ったのにどの面下げて言い訳しに行けるんだって思って・・・・・」

結衣「それはあたしも同じ。あの後、ヒッキーにどう接すればいいかわからなくなっちゃって・・・・・でもヒッキーの言い分も聞かずにいなくなっちゃったから、自分から行くのが・・・何か、気が引けちゃって・・・」

沙希「なるほど、互いに遠慮しちゃったって事だね」

結衣「そうなるのかな・・・・・」
377 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:42:58.74 ID:+A/YGK8c0
八幡(言わないとわからない。でも言われてもわからない事もある。言ってわかるっていうのは傲慢・・・・・俺は高2のクリスマス前のあの時を思い出していた)

八幡(俺たちが壊れ掛け、そして再生するきっかけとなったあの時の言葉を)

八幡(・・・・・それでも、伝えなければ何も始まらない)

八幡(俺は迷い、答えを模索するあまりにそんな当たり前の事さえ見失っていた)

八幡(自分の情けなさ、不甲斐無さに引き籠りたくなってしまう)
378 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:43:39.87 ID:+A/YGK8c0
優美子「・・・・・八幡、あんたが思い詰めてた理由とか、色々話すけど・・・いい?」

八幡(優美子の言葉によって、俺は思考の海から現実へと引き戻された)

八幡「ちょっと待ってくれ優美子。それは俺の口から」

優美子「いや、あーしが言う。その方が何かと伝わると思うし」

八幡「・・・・・いや、でもやっぱ俺の口から言った方が・・・」

優美子「いいから。ここはあーしに任せて」

沙希「もし何ならあたしも一緒に説明するよ。あたしもあの場所で一緒に聞いてた訳だし」

八幡「・・・・・いいのか、二人とも?」

優美子「いいに決まってんじゃん。あーしはあんたの彼女だし」

沙希「そうだね、あたしも彼女だしね。それに、あの時あんたがどんな事を言ったか、あたしたちから言った方がいいかもしれないし・・・・・さっきも言った様に八幡って言葉足らずだから」
379 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:44:13.25 ID:+A/YGK8c0
八幡(そう言うと沙希と優美子は雪ノ下と由比ヶ浜に向き直り俺が『思い詰めていた』状況を説明しだした)

八幡(俺が時折、自嘲したような笑顔を浮かべていた事や雪ノ下が葉山と、由比ヶ浜が戸塚と一緒にいたのを目撃した時、苦しそうな表情をしていた事)

八幡(そして俺の告白)

八幡(二人との関係を守りたいと思いつつも、その為に出した答えによって奉仕部を壊してしまった事への後悔)

八幡(優美子と沙希を雪ノ下と由比ヶ浜の代用品として無意識に思っているのでは無いかという自己嫌悪)

八幡(自分のみが取り残され、前に進めていないと感じていた事)

八幡(それらを話しながら俺が無意識に涙を流し、その後号泣した事)

八幡(それらを全て)

八幡(当初は怒りが見て取れる表情を浮かべていた雪ノ下も、話を聞くにつれ元の澄ました顔へと表情を変化させていった)

八幡(一方の由比ヶ浜は真剣な表情で沙希と優美子の話を聞いていた)

380 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:45:05.00 ID:+A/YGK8c0
優美子「・・・・・と、こんなところかな。あーしと沙希が聞いた八幡の告白は」

雪乃「・・・・・・・・・・」

結衣「・・・・・・・・・・」

沙希「この内容を信じるか信じないかはあんたたち次第だよ」

優美子「で、もし信じないなら二人とも、もう八幡に近付かないでくんない?」

雪乃「・・・・・・・」

結衣「・・・・・・・」

沙希「八幡があんたたちを苦しめたのは事実だし、それは八幡の罪だと思うよ」

沙希「でもね、八幡も同じ位苦しんだとあたしたちは思ってる」

優美子「あーしたちにその事を言わせたのを卑怯だって思うかもだけど、さっきの見てわかる様に自分で言おうとする意思が有った。けど敢えてあーしたちが代弁した」

沙希「禊が十分とは言えないけど、これ以上八幡やあたしたちに言えることは何もない」
381 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:45:45.63 ID:+A/YGK8c0
優美子「・・・・・・・で、二人とも、どうなん?」

雪乃「・・・・・・・・・」

結衣「・・・・・・・・・」

八幡(二人は俯いたまま、喋らない)

八幡(二人の言葉を噛み砕いている様に感じる)

八幡(再び静寂が部屋を支配する)

結衣「・・・・・・・あたしは・・・」

八幡(突如、由比ヶ浜が沈黙を破った)

結衣「あたしは・・・・・ヒッキーの言葉を、ヒッキーを信じるよ」

結衣「そして・・・優美子と沙希も」

八幡(由比ヶ浜の顔には懐かしい満面の笑みが浮かんでいた)

八幡(作り笑顔では無い。心の底からの笑顔に思えた)
382 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:46:36.19 ID:+A/YGK8c0
雪乃「・・・・・比企谷君」

八幡「・・・・・何だ?」

雪乃「貴方は本当に『選ばなかった』のでは無く『選べなかった』のね?」

優美子「ちょ、あんた・・・!」

八幡(それでもなお俺に質問を投げかける雪ノ下に優美子が食って掛かろうとするが、俺はそれを制する)

八幡「ああ・・・・・俺の口から言っても説得力が無いかもしれないが、あの時の俺にとって雪ノ下も由比ヶ浜も大切な存在だった。比べる事なんて出来ない位に」

雪乃「そう・・・・・それだけ聞ければ満足よ」

八幡(雪ノ下の顔に自然な笑みが戻る)

雪乃「私は比企谷君を、そして彼の言葉と川崎さんと三浦さんの言葉を信じます」

雪乃「そして3人とも、数々の無礼を働いてごめんなさい。心からの謝罪させて頂きます」
383 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:47:10.03 ID:+A/YGK8c0


八幡(雪ノ下はそう言うと足を正座に組み直し、掌を床に付けると深々と頭を下げた)

八幡(土下座の体勢である)


384 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:47:50.37 ID:+A/YGK8c0
八幡「お・・・おい!」

優美子「ちょ・・・あんた!」

沙希「そこまでしろとは・・・!」

雪乃「いいの、これはケジメよ。私自身の」

八幡(そう言うと雪ノ下は頭を上げ俺たちに向き直る)

雪乃「これでお互い水に流すという事でいいかしら?」

八幡「・・・・・俺は、構わない」

沙希「・・・・・あたしも、許すよ」

優美子「・・・・・・そこまでされて、許せない訳ないし」

雪乃「そう・・・3人とも・・・・・ありがとう」
385 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:48:32.34 ID:+A/YGK8c0
八幡「・・・・・その、俺も悪かった。二人の期待を裏切る様な真似して」

雪乃「それはお互い様よ、私たちも事を急ぎ過ぎたのだし・・・それに貴方の事を何でも理解していると思い上がっていたのかもしれないわ」

結衣「うん・・・そうだね。あたしもヒッキーの全部をわかってる思ったけど・・・・・難しいね」

八幡「・・・・・ああ・・・そうだな。・・・・・難しいな」

八幡(部屋の空気が一気に軽くなった)

八幡(先程までのギスギスしたものはもう無い)
386 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:49:25.36 ID:+A/YGK8c0
優美子「・・・・・あっ・・・そ〜言えば解決してないことがあった」

雪乃「何かしら、三浦さん?」

優美子「うん、何で結衣と雪ノ下さんは今日、ここに来た訳?」

雪乃「それは・・・・・」モジモジ

結衣「その・・・・・」モジモジ

八幡(雪ノ下と由比ヶ浜が急にしおらしくなる)

沙希「・・・・・どうかした?」

雪乃「い、いえ・・・・・今日は比企谷君の誕生日なのは知っているわね?」

優美子「当たり前だし。彼女なんだから」

雪乃「・・・・・そう。で、どうせ祝ってくれる人もいないだろうし、サプライズで比企谷君の誕生日会をしようと訪れたの」
387 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:50:04.77 ID:+A/YGK8c0
沙希「そしたらあたしたちが居たと?」

雪乃「そうなるわね」

結衣「で、でもゆきのん、ヒッキーと仲直りしようって言ってたんだよ!」

優美子「そうなん?」

雪乃「ええ、そのつもりだったのだけど・・・」

沙希「・・・・・ああ、あたしたちがいて頭に血が上ったと」

雪乃「・・・・・そういう事になるわ」

八幡(雪ノ下が顔を赤くしながら俯いた)

八幡(由比ヶ浜もそれを見て苦笑いを浮かべている)

388 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:50:46.56 ID:+A/YGK8c0
八幡(そんな空気の中、俺の腹が鳴った)

八幡「・・・・・そう言えば、腹が減ったな」

優美子「そうだね、昨日から碌なもの何も食べてないし」

沙希「じゃあ、あたしが適当に作るよ。雪ノ下と由比ヶ浜も食べてく?」

結衣「えっと・・・いいの?」

優美子「八幡の誕生日を祝いに来てくれたんでしょ?なら、いいに決まってるし」

雪乃「そう・・・ならば御相伴に与らせて頂くわ。あと川崎さん、私も手伝う事あるかしら?」

沙希「・・・・・じゃあ、お願いしようかな。下拵えもまだだし・・・」

八幡(和やかな空気が流れ、俺の誕生日の食事会をする事と相成った)
389 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:51:22.08 ID:+A/YGK8c0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雪乃「・・・・・で、姉さんが『比企谷君が綺麗な女の子と原宿でクレープ食べながら歩いてるよっ!!』って言うから行ったのよ!そしたら・・・・・」ビールゴクゴク

八幡「へっ・・・・・へぇ〜・・・そうなんですか〜・・・・・」

優美子「でも、あーしたちクレープなんて食べてないし、その電話が掛かってきた時間、原宿に着く前だし・・・・・」

雪乃「畜生っ!あの愚姉めえぇぇぇっ!!謀ったなあああぁぁぁぁぁっーーー!!!」ビンビールラッパノミ

優美子「ねぇ・・・何か雪ノ下さん、キャラ違くない?って言うかキャラ壊れてるし・・・」ヒソヒソ

八幡「ああ、初めて酒飲むって言ってたからな・・・・・自分でも酒癖が悪いって知らなかったんだろ・・・それに色々溜め込んでたみたいだしな・・・・・」ヒソヒソ

雪乃「ちょっとぉ!二人ともぉっ!!聞いてるのかしらぁっ!!!」バンッ
390 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:52:08.38 ID:+A/YGK8c0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結衣「・・・でね、彩ちゃん『それなら、答えは由比ヶ浜さんの中にあるんじゃないかな?』って・・・・・それがわかんないからヒッキーの事を彩ちゃんに相談したのに・・・・・あァァァんまりだよおォォオォ〜〜〜!!!」ウェーン

沙希「わかった、わかったから!あんたも苦しかったんだね!!ほら、これ食べて!!!」

結衣「うん・・・・・あ、これおいしい。沙希の手作りだよね!?」パクパク

沙希「ああ、そうだけど・・・・・」

結衣「すごいなぁ・・・あたし料理とか相変わらずダメだから・・・・・」

沙希「・・・・・わかったよ。今度教えてあげるから、うちに来な!」

結衣「本当っ!?」

沙希「ああ、優美子も最初は結構酷かったからね・・・・・多分あんたでも大丈夫」
391 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:52:39.18 ID:+A/YGK8c0
結衣「・・・・・優美子、料理できるの?」

沙希「え?・・・・・うん、あたしが教えたからね。今はそれなりに出来る・・・」

結衣「・・・・・うわあああぁぁぁぁぁーーーーーん!!優美子、料理とかマジ無理とか言ってたのにいいいぃぃぃぃぃーーーーー!!!!!」ガツガツモグモグ

八幡「おい、由比ヶ浜!何俺の炊き込みご飯強奪してんだよっ!!ってか、もう全部食ってやがるっ!!!」

優美子「ちょっと結衣!炊飯ジャー抱え込んで食べるのは、流石にやめろし!!!」
392 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:53:38.85 ID:+A/YGK8c0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

八幡「・・・・・・・はい?」

小町『だから、12日におじいちゃん家行ってから、そのまま旅行行くから』

八幡「いや・・・・・聞いてないんですけど」

小町『うん、だから今言った』

八幡「・・・はぁ・・・・・で、いつ帰ってくるんだ?」

小町『うん、3泊4日だから16日には・・・・・あ、それでまたおじいちゃん家に一泊するから17日だね』

八幡「おい、その不必要な一泊はどこから湧いた?」

小町『いや・・・カー君のお世話をおじいちゃん家に任せて行くから、受け取りに行かなきゃじゃん?』

小町『それにお兄ちゃん、バイトの関係でこっちに来るのが13日以降って言ってたし』

八幡「まあそうなんだが・・・それに16日には帰るから、会えそうにないな」

小町『ま、それは仕方ないね〜』

八幡「やだっ、妹が冷たいっ!!」
393 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:54:15.64 ID:+A/YGK8c0
小町『それより・・・・・雪乃さんと結衣さんに会った?』

八幡「ああ・・・・・会って話をした」

小町『・・・・・お兄ちゃん、二人から聞いたよ・・・卒業前の事』

八幡「そうか・・・・・」

小町『うん・・・・・目の前に居たら一発お見舞いするところだったよ』

八幡「それに関しては大丈夫だ・・・・・無事に和解出来た」

小町『そっか、なら良し!・・・・・でも、お兄ちゃん、今度はこういうの無しにしてよね』

八幡(只今、絶賛言えない様な状況なのですけどねっ!!!)

小町『それに、家には誰もいないから二人を招待して大丈夫だよ!きゃっ、今の小町的にポイント高いっ!!』

八幡「はいはい、高い高い(棒)。ってか、旅行ってどこ行くんだ?」

394 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:54:42.33 ID:+A/YGK8c0
小町『北海道』

八幡「・・・・・おい、随分いい所に行くんじゃねぇか」

小町『まあ、ちゃんとお土産買ってくるから期待しててねっ!!』

八幡「わかった、気を付けてな」ピッ

沙希「小町、何だって?」

八幡「ああ、12日から17日まで帰省と旅行で帰っても誰もいないってさ。だから俺は実家に一人だな」

優美子「へぇ・・・・・」

沙希「ふぅん・・・・・」

雪乃「・・・・・・」キキミミタテル

結衣「・・・・・・」キキミミタテル
395 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:55:23.35 ID:+A/YGK8c0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雪乃「今日は楽しかったわ」

沙希「ま、それなら良かったよ。それにこいつの誕生日だしね。祝ってやるに越したことは無いし」

結衣「うん・・・・・でも、本当に楽しかった」

優美子「結衣・・・・・」

八幡「・・・・・・・」

八幡(空気がしんみりとしていく)

八幡(宴は終わり、雪ノ下と由比ヶ浜は帰路に就く)

八幡「・・・・・ってか、お前ら酔いから醒めるの早いな」

優美子「さっきは流石にどうなるかと思ったし・・・」

雪乃「あっ、あれは・・・・・忘れてちょうだい!」

結衣「うぅ〜・・・あんなに食べて・・・・・太ったらどうしよう・・・」

沙希「今度からは自重するんだね」

八幡(俺たちはお互いに軽口を言う)

八幡(わだかまりは消えた様に思えた)

396 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:56:08.68 ID:+A/YGK8c0
八幡「それより、駅まで送らなくて大丈夫なのか?」

雪乃「あら随分殊勝になったのね?二人のおかげかしら?」

八幡「そうだな・・・・・二人のおかげだ」

結衣「ヒッキー・・・変わったね」

八幡「そうか?」

結衣「うん、格好良くなった!」

八幡「お・・・・・おう・・・何かこそばゆいな」

雪乃「・・・・・比企谷君」

八幡「?・・・何だ?」

雪乃「また、会ってもいいかしら?」

八幡「・・・・・それなら優美子と沙希に確認取ってくれ。俺のスケジュールは二人に管理されてるからな。そんで許可が出たらだ」

雪乃「ふふっ・・・わかったわ」

結衣「それじゃあ・・・優美子、沙希、ヒッキー・・・・・またねっ!!」

雪乃「3人とも、さようなら。・・・・・また会いましょう」

八幡(そう言うと、雪ノ下と由比ヶ浜は帰っていった)
397 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:56:55.74 ID:+A/YGK8c0
沙希「・・・・・心のつっかえは取れた?」

八幡「ああ・・・」

優美子「なら良かったし」

八幡(俺たちは部屋へと入る)

優美子「そういや、結衣と雪ノ下さんにまた会うの?」

八幡「ああ・・・奉仕部の仲間だったし・・・・・友達だからな」

沙希「・・・・・そう・・・まぁ進歩って言えば進歩だけど・・・」

優美子「あーしたちがいるのに他の女に会うとか・・・」

八幡「そ、それに関してはお前たち二人の許可を条件とした。お前たちに許可なくあいつらに会う事は無い!」

優美子「はぁ・・・・・」

沙希「まぁ・・・そういう事にしとくよ・・・・・」
398 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:57:37.61 ID:+A/YGK8c0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【帰り道】

雪乃「・・・・・・・」

結衣「・・・・・ねぇ、ゆきのん」

雪乃「・・・・・何かしら、由比ヶ浜さん」

結衣「ヒッキー、楽しそうだったね」

雪乃「・・・・・そうね」

結衣「それに・・・優美子と沙希も楽しそうだった」

雪乃「・・・・・そうね、あの二人と比企谷君があの様な関係になるとは思ってもみなかったけれど・・・」

結衣「・・・・・・そう、だね」

雪乃「・・・?・・・・・由比ヶ浜さん?」

結衣「・・・・・やっぱりさ、あたしヒッキーの事、好きだったんだなって再確認したよ」ポロポロ

雪乃「・・・・・由比ヶ浜さん」

結衣「あたしたちが、ヒッキーから遠ざかったのもいけなかったんだよね・・・・・それでも、あたしは・・・・・」ポロポロ

399 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 20:58:30.34 ID:+A/YGK8c0
雪乃「そうね・・・・・私も同じ気持ちよ」

結衣「・・・・・ゆきのん」

雪乃「歩み寄る機会は確かに有った。それを無駄にしてしまった事はもう取り返しがつかないわ」

結衣「・・・・・そう、だね」

雪乃「・・・・・でも、これから歩み寄る機会は幾らでも有るわ」

結衣「・・・・・・・ゆきのん?」

雪乃「由比ヶ浜さん・・・・・・・そのあなたにその覚悟は有るかしら?」
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:01:31.53 ID:1qouamJlo
ここで終わり?
401 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 21:01:47.96 ID:+A/YGK8c0
>>399 申し訳ありません。

最後、間違えました。

雪乃「由比ヶ浜さん・・・・・・・・あなたにその覚悟はあるかしら?」
402 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/14(土) 21:06:34.51 ID:+A/YGK8c0
本日の投下は以上になります。

修羅場回を意識して書かせて頂きましたが、うまく表現できているか不安です。

次回は来週の3連休のどこかで投稿できればいいと考えておりますが、ひょっとしたら再来週になるかもしれません。

本日も夜分に>>1の自己満足にお付き合い頂きありがとうございます。

少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

それでは、よい夜をお過ごしください。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:08:44.64 ID:TZdNLY6AO
>>402


やっぱり勘違いだったか・・・
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:08:58.21 ID:qBUhHyXG0
おつ!
これはゆきなんとガハマさんも参加かな!
次の更新が待ち遠しいわ
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:09:07.58 ID:1qouamJlo
おつおつ
一気読みはやっぱりかっつり読めていいね
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:09:11.62 ID:gcdeMhkAO
おもしろかったよ
次回も期待!
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:10:48.39 ID:Msct17AdO
乙です
和解してよかった!
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:11:20.54 ID:ytoo2AXLo
乙!
結局八幡がヘタレ屑なだけか…これゆきゆい何も悪くないじゃん
どうせならハーレムに入れてやりなよと思うわ
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:12:03.15 ID:1TlVz8rOo
おつおつ
ハーレムルートいいぞー
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:13:20.40 ID:+Bcxv5CMO


勘違いでも半ば自業自得だな、結衣は…

雪乃は陽乃と葉山を殴っても良し
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:14:25.41 ID:DEtuWNyBO
空気が重くて空き缶が自然に潰れるレベルや
戸塚はフリーだった、やったぜ
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:14:36.18 ID:wdDpEsuAO
乙!
王道ハーレム、良いものだ!次も期待して待ってる!
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:14:47.66 ID:6g5qPhu00
大量投下乙
読み応えあってよかった
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:17:42.48 ID:BwL4fLkzO
乙です
胸糞悪い葉雪じゃなかった!
それだけに続きも期待してます
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:38:43.34 ID:3/fs7P7o0
ガハマの大食いキャラっていつから定着した?
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 21:39:28.65 ID:B1NASsBX0
強く実直なゆきのんいいぞ〜
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 22:02:30.14 ID:FC7OmJ0Bo
仲直り出来てよかったよかった

そして戸塚はフリーなようだな私が貰っていこう
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 22:04:52.41 ID:E4ZNX7L70
おつ
ハーレムでもなんでもこいだけど皆がハッピーエンドで頼む
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 22:10:44.48 ID:UJY0z9h5o
これはもうハーレムルートまっしぐらだよな?
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 22:13:48.93 ID:0dUWlYK7o
>>415
胸に余分な脂肪が付いてるからじゃないかしら
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 22:18:40.37 ID:TZdNLY6AO
ゆきのん、優美子と沙希の間に割って入る気満々だな
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 22:22:08.52 ID:PB1+hV6Ko
乙です!
こういう形もいいね
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 23:50:04.70 ID:QHW4M6sE0
乙!おもしろかった!これからゆきのんとガハマはハーレムに加わるのか…個人的には友人のポジションであって欲しいがどうなるか楽しみです!
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 23:50:20.21 ID:bUM1NnGj0
乙でございます
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 23:53:23.64 ID:QD7IgFkUO
>>420 雪ノ下さん僻まないでください、貴女にもなんかいいとこあるよ
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 00:46:40.54 ID:ar+cajIVo
一人一晩あるな
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 01:23:34.93 ID:nAxFMIUTo
いろはす〜
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/22(日) 18:57:15.96 ID:kqBxNA+ko
今週はないみたいか…
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/22(日) 20:10:26.24 ID:Z8LgQNSMo
「三連休の何処か」だからまだ明日があるさ!
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/22(日) 22:53:59.43 ID:sQ7FMHve0
くぅ〜新参だけど楽しすぎるよ。のんびり待ってます!
431 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:52:06.96 ID:kohiSlA50
こんばんわ、夜分に申し訳ありません、>>1です。

この三連休のどこかに投下出来ればと先週申し上げましたが、申し訳ありませんがこの三連休中に投下出来そうにありません。

拙作を読み続けて頂いている皆様には申し訳ありませんが、次回の投稿は今度の土日辺りに出来るよう努力させて頂きます。

お詫びと言っては何ですが、即興で書かせて頂いた小ネタと言いますか、嘘予告を投下させて頂きます。

今週はこれでどうかご容赦下さいます様、お願い申し上げます。
432 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:52:36.76 ID:kohiSlA50


『あなたのそのやり方とても嫌い』

『人の気持ちもっと考えてよ』



433 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:53:21.19 ID:kohiSlA50
八幡(結局俺はそこで『本物』を手に入れることが出来なかった)

八幡(俺が見つけたと思った居場所は俺の行いをきっかけに崩壊を始め、そして後に終わりを迎えた)

八幡(俺に残ったのは後悔と罪の意識)

八幡(そして人ともう必要以上に付き合わないという自分への戒め)

八幡(それを胸にこれから生きていこう)

八幡(そう孤独に生きていく筈だった・・・・・)

八幡(だが・・・・・)
434 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:53:53.02 ID:kohiSlA50


沙希『あんたは色々と一人で考え過ぎなんだよ。それにいざとなったらあたしたち周りを頼りな』

いろは『先輩、これ以上自分を傷付け過ぎないで下さい。先輩が傷付くとわたしも傷付くし悲しいです』


435 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:54:47.30 ID:kohiSlA50
八幡(去っていった二人と入れ替わりに現れた二人は、乾ききった俺の心に潤いを与え、氷付いた俺の感情を溶かしてくれた)

八幡(残り僅かとなっていた高校生活、そして大学生活を共に過ごし・・・・・)

沙希『八幡・・・・・これから一緒に幸せになっていこうね・・・』

いろは『先輩・・・沙希先輩を大切にして、先輩自身も大切にしないと許しませんよ・・・・・・・先輩、大好きでした』

八幡(俺は一人を選び一人を選ばなかった)

八幡(それでもその後の3人の関係は円満なまま時が過ぎて行っていた)

八幡(そしてその後もそれが続いていく・・・・・・そう思っていた・・・)
436 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:55:28.28 ID:kohiSlA50


キキィ―――ドンッ―――ピーポーピーポー

八幡『頼むよ・・・・・頼むから目を開けてくれよ・・・・・・・・沙希ぃぃぃぃぃ―――――!!!』

八幡(破壊は一瞬であった)


437 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:56:09.86 ID:kohiSlA50


いろは『先輩、先輩!しっかりして下さい!!』

京華『はーちゃん・・・・・はーちゃんがそんな事しても、さーちゃんは喜ばないよ・・・・・』

八幡(堕ち逝く俺を引き留めようとしてくれる二人)



438 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:56:41.22 ID:kohiSlA50


結衣『あっ・・・・・ヒッキー・・・・・・・』

雪乃『あら、久しぶりね・・・・・比企谷君』

八幡(突如として俺の前に現れた俺の後悔と罪の象徴)

439 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:57:50.02 ID:kohiSlA50
雪乃『結局、貴方自身が紛い物なのよ。そんな貴方に本物を見つけられる訳がないわ』

結衣『結局さ、ヒッキーってあたしたち自身を見てくれた事、一度も無かったよね』

雪乃『貴方の行いは全て自己満足。その結果は奉仕部を見ればわかるでしょ?』

結衣『ヒッキーみたいな考え方だとさ・・・・・誰も幸せになれないと思う・・・』

八幡(言葉の刃が俺の心の古傷を抉る)
440 : ◆MbLult/K69fv [saga]:2015/11/22(日) 23:58:33.27 ID:kohiSlA50
いろは『先輩、わたしは今でも先輩が大好きです。捻くれて、皮肉屋で、それでもとても優しい先輩が・・・』

京華『さーちゃんが何ではーちゃんを大好きだったか・・・・・あたし、わかったよ』

八幡『俺は・・・・・俺はっ!!』

八幡(そして、俺は)
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