奴隷「ご主人、様」

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1 : ◆9W6PAVDo7. [saga]:2015/11/09(月) 02:52:11.11 ID:RFcMJIEp0
現在執筆中のSS

チャラ男「あ〜、彼女欲しいわ〜www」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437677049/
これから日記を書く 三冊目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436892044/
ウェイター「俺は勇者じゃないんだけども」 女兵士「貴様は勇者だよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417413035/
女騎士「黒パン固ぇwww」 2本目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423060231/



すでに、下で書いてたんだけど。影響受けたゲームの冒頭と似すぎてるので、改めて書き直し。

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446927400/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447005130
2 : ◆9W6PAVDo7. [saga]:2015/11/09(月) 02:59:13.48 ID:RFcMJIEp0
闇の中。ゆっくりと眠りから覚めていることに気づく。身体の感覚がゆっくりと戻る中、下半身、それも局部からぬめりそして少しざらついたような感触があった。

しばらくの間、規則正しくその感触が竿を上下した後、亀頭から順に生暖かく柔らかいものに包まれていく。

その感触により生み出された快楽のおかげで、じゅぶじゅぶと聞こえ始めた水音と合わせるように、瞼をゆっくりと開ける。

少しだけ朝の光で目がくらんでから、元の視界に戻ると、俺のそれを咥えしゃぶるうら若い娘の姿があった。

男「おはよう」

娘に朝の挨拶をしたものの、彼女は無視して口淫を続けた。
3 : ◆9W6PAVDo7. [saga]:2015/11/09(月) 02:59:47.12 ID:RFcMJIEp0
行為は激しさを増し、聞こえてくる水音もより空気を含んだものに変わっていく。与えられる激しい快楽を我慢する必要はなく、俺はそのまま娘に白濁液を吐き出した。彼女もそれを予期していたように、タイミングを計ったように喉奥まで入れこみ、それを受け止めた。

射精が終わったところで、中の分も吸い出しながら局部から口を離していく。少し荒い息をして呼吸を整えてから、それを飲み干した。

「……食事の準備ができております。支度の準備は、お手伝いいたしますか?」

今までの行為とは裏腹に、どこか事務的な口調で俺に聞いてきた。いらないと答えると、娘は静かに礼をした後部屋を後にした。
4 : ◆9W6PAVDo7. [saga]:2015/11/09(月) 03:00:37.01 ID:RFcMJIEp0
娘は俺に与えられた奴隷だ。戦いによる怪我の後遺症で、俺は戦場から離れた。後遺症により少し足に不自由はあるが、鍛えていた体のおかげで不便があったということはない。家を飛び出して騎士となった俺に、戻るという選択肢は頭になく、このそこそこ栄えている街に小さな一軒家を購入した。生活の当てもそこそこの勲章を授与されるぐらいには活躍していたから、国からの恩給で成り立っている。

命のやり取りをする必要もなく、窮屈な家で生活しないで済む。人々が穏やかなこの街で、一人暮らすことに充足感を覚える生活が、2年ほど経ったある日のことだ。
5 : ◆9W6PAVDo7. [saga]:2015/11/09(月) 03:02:05.14 ID:RFcMJIEp0
便りなど来るはずもない我が家に、1通の手紙が届けられた。見慣れた筆記体で書かれた文字は、俺の親父の名前だった。破り捨ててやろうかとも思ったが、そうすると親父絡みで何かあった時に、結局面倒をこうむるのは自分と言い聞かせて中身を空けると、書かれていたのは『明日、迎えをよこす』の一文だけだった。

その内容に俺は違和感があった。あの傲慢で自分の思い通りになると思っている親父が、俺に断りを入れるなんてことはせず、迎えどころか強引に連れ戻す。そう思ったからだ。

はっきり言って顔すらも見たくはない肉親だったが、このやり方に好奇心が沸いた俺は、翌朝きっちりときた迎えの馬車に乗って、家へと戻った。
6 : ◆9W6PAVDo7. [saga]:2015/11/09(月) 03:02:32.30 ID:RFcMJIEp0
懐かしい顔が、俺に少し疎ましそうな表情をしているのを見ながら通り過ぎ、書斎に通されると白髪が目立ちやや頬がこけた親父が、そこにいた。

『久しいな』

その声もどこか弱弱しいものだった。いつも怒鳴り散らしていた男が、俺が離れた数年の間でこうなるのかと思うと、反抗で出て行ったことに対して虚しさを感じていた。

『先の戦で、足に障害が残ったそうだな?』

そのあとに続く言葉は、半端者にお似合いな姿、あるいは。そんな罵詈雑言を想像していると。

『お前に、奴隷だが世話役をつける』

その言葉の意味はすぐわからず、そしてその真意も読むことはできなかった。
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