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穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」ことり「その4、なの!?」
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332 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/11(木) 23:47:21.28 ID:G6bJcKdo0
人混みのなか、並んでラーメン屋さんに向けて歩く。一週間前に二人でラーメン食べたばっかりなのに、また誘ってくれるなんて穂乃果先輩も結構好きなのかな?
凛『……//』
穂乃果『……凛ちゃん、今日あんまり喋らないね?』
凛『にゃ!? そ、そうですか?』
穂乃果『迷惑だった……かなあ?』
凛『いえ全然! 本当に誘われて嬉しいです!!』
凛『あともう前のことも気にしてませんからっ!!』
穂乃果『元気になってくれたなら良かった!』
凛『穂乃果先輩のおかげです!』
凛『あとかよちんの……』
穂乃果『花陽ちゃん、だっけ?』
凛『はい。凛、かよちんのためにこれからも走ろうと思います!』
凛『この前かよちんにも色々励まされて、やっぱり凛かよちんのこと大切なんです! かよちんのためにも変わるために今はなにをしていいかわからない、だからとりあえず走ろうって!』
穂乃果『凛ちゃんらしいね? 穂乃果も応援するよ!』
凛『えへへ……ありがとうございます!!』
333 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/11(木) 23:48:22.80 ID:G6bJcKdo0
◇――――◇
凛『あの、穂乃果先輩の家そっちじゃ……』
穂乃果『ん、送ってくよ?』
凛『でも遠回りに……』
凛『本当に、いいんですか?』
穂乃果『凛ちゃんと話してると楽しいしねー!』
凛『……///』
もうずっとだ。さっきからさっきから穂乃果先輩と話すだけで目が合うだけでドキドキが止まらない。顔はきっと真っ赤になりっぱなし。
――もしかして、凛……穂乃果先輩のこと好きなのかな……?
待って、好き、ってなんだろう? 凛そんなの経験したことないし、わかんないよ……。
凛『あの、穂乃果先輩……』
穂乃果『なあに?』
凛『――人を好きになるって、なんですか?』
334 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/11(木) 23:49:36.92 ID:G6bJcKdo0
穂乃果『え!?』
凛『……///』
穂乃果『いきなりどうしたの凛ちゃん?』
凛『あ、いや……その友達がね……彼氏とかできたりしてて……凛はそういうの全然わからなくて。あの、穂乃果先輩なら教えてくれるかなって』
モジ…モジ
穂乃果(どうしよう、なんか今日の凛ちゃんすっごい可愛い……//)
穂乃果『ほ、穂乃果もそんなよくわからないよ? でも好きって……多分その人のこと考えてるだけで楽しいとかしあわせとか……たまに苦しかったりすることだと思う。その人のことでとにかくいっぱいいっぱいになっちゃうことかな』
凛『穂乃果先輩はいっぱい好きになったことあるんですよね?』
穂乃果『いっぱい、なのかなあ』
凛『絵里先輩の時もそうだったんですか?』
穂乃果『……うん』
穂乃果『あの時は確かに絵里ちゃんのことでいっぱいいっぱいだったよ』
穂乃果『凛ちゃんも、いつかわかるかもね?』
凛『そうなのかな……』
穂乃果『――ついたよ』
凛(え、もう……?)
穂乃果『じゃあまた今度ね?』
凛(……もっと話したい)
凛『あの……次はいつ、会えますか……?』///
穂乃果『え?』
凛『あ、いや……その、先輩と話すの楽しいなあって』
335 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/11(木) 23:51:03.76 ID:G6bJcKdo0
穂乃果『……明日は?』
凛『へ』
穂乃果『良かったら明日の放課後、適当に遊ばない?』
凛『は、はい!』
穂乃果『ふふっ良かった。穂乃果も最近凛ちゃんとメールしたりするの楽しいなーって思ってたんだー』
凛『えぇ//』
穂乃果『じゃあ明日! 今日帰ったら連絡するね』
凛『はいっ!』
またにこって笑いかけてくれる穂乃果先輩。もう直視すら出来ないほど凛はおかしくなってて、俯いたまま手を振った。足音が遠退いていくと、急に胸がきゅぅって締め付けられるような感覚が襲ってきた。
凛『もしかして凛、穂乃果先輩のこと好きなのかな……』
久しぶりに再会してからたった1週間だけど毎日メールはしてたし、確かにずっと穂乃果先輩のことばかり考えていた気がする。かよちんにもなんだか気がぬけたみたいって何度か注意だってされたしね。それに……次いつ会えるかなんてことまで……訊いちゃった。だって今日穂乃果先輩と話してるの本当に楽しかったし、時間が過ぎるのも早かった。
だからなのかな……こんなに一人になると寂しいのは。穂乃果先輩言ってた。その人のことばかり考えちゃっていっぱいになって、時々苦しくなる。
凛『――凛、穂乃果先輩のこと好きなんだ……』
ふらふらと突然やってきて凛の中に根をを下ろした恋心は、急速な速さで成長してしまったらしい。
凛はこれから、どうすればいいんだろう。
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/13(土) 04:47:11.14 ID:ZUmsQ4Szo
他の人と付き合ってるときはちゃんと遠慮はしてるのか
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/19(金) 05:04:01.88 ID:ViimixJC0
まだかなぁと続きが待ち遠しい
338 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:19:08.29 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
凛『付き合う……付き合う……?』
凛『付き合うって、なんだろう』
凛『ねえねえかよちん、付き合うって、どういうこと?』
花陽『凛ちゃん?』
凛『なんか気になって』
花陽『珍しいね?』
凛『うん』
花陽『えっと……好きな人同士が想いを伝え合って……深い関係になろうとするのが付き合うってこと、かな?』
花陽『ごめん、私もわかんないや……』
凛『凛たちそういうのわかんないもんね……』
花陽『……本当に最近どうしたの?』
凛『ううん、なんでもないよっ!』
普段なら真っ先にかよちんに相談していたと思うけれど……なんでだろう穂乃果先輩のことは恥ずかしくて、言えなかった。
付き合うかあ……。穂乃果先輩のこと、凛は多分全然知らない。凛、もっと先輩のこと知りたいよ。これも付き合いたいってことになる、のかな。
339 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:19:51.41 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
穂乃果(凛ちゃん、どうしてあんなこと聞いてきたのかな……)
穂乃果(……やっぱり凛ちゃんといると楽しい、かも……)
ドキドキ
穂乃果(穂乃果……凛ちゃんのこと、好きなのかな……)
穂乃果(もうちょっとでわかりそうな気がする)
穂乃果(今日、楽しみだな)エヘヘ
穂乃果『え!?』ガタッ
穂乃果『すみません聞いてませんでした……』
340 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:20:29.73 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
ゲームセンター
凛『むー』
穂乃果『猫のぬいぐるみかあ』
凛『ちぇ、取れなかったにゃ……』
穂乃果『穂乃果が取ってあげるよ』
凛『いいんですか?』
穂乃果『まっかせて!』
穂乃果『…………』
ボス
凛『わ!』
穂乃果『よしっ!』
穂乃果『はいどーぞ!』
凛『やった! ありがとー先輩!!』
凛『えへへ……//』
穂乃果『……』キュン
凛『部屋に置いときますね!』
穂乃果『うんっ』
穂乃果『ん、もうそろそろ時間じゃないかな?』
凛『もう……』
穂乃果『とりあえずでよっか』
凛『はい』
スタスタ
341 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:21:13.21 ID:fxLQUBv90
穂乃果『――凛ちゃんてさ、彼氏とかいないの?』
凛『り、凛に!?』
凛『い、いるわけないですよ!! 出来たこともないですし、あはは……』
――いつもなら、これで違う話になったりフォローされたりして凛はすぐ違う話を振っていた。だって恋愛なんてよくわからないし……。でも今日だけは違ったんだ。もし。
――穂乃果先輩に彼女がいたら?
もう両想いで、二人で深い関係になろとしている人がいたら?
不意に浮かんだ疑問は、凛の心を一瞬にして追い込んだ。苦しい、気になる……気になるけれど、もし彼女がいたら……。
ダメだ、逃げちゃダメなんだ。肝心なことから逃げたら……またこの前みたいになる。小さく深呼吸をして、精一杯の笑顔で穂乃果先輩に問いかける。
凛『――穂乃果先輩はどうなんですかー?』
穂乃果『ん、穂乃果? えっとね』
穂乃果『――いるよ、彼女』
凛『え』
342 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:21:43.63 ID:fxLQUBv90
凛『……』
凛『そ、そうですよね。あはは、モテますもんねー!』
穂乃果『――嘘ー!!』
凛『へ……?』
穂乃果『嘘だよ? 彼女なんていないよ、高校じゃ出来てないもん』
凛『もうっ!!! 酷いにゃー!!! 先輩の馬鹿ー!!』
穂乃果『あはは、ごめんごめん』
凛『もう……』
良かった……いないんだ、彼女。
じゃあ凛がなれる可能性もあるってこと、だよね……?
告白、告白……しなきゃ。
343 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:24:36.32 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
帰り道
穂乃果『あの……さっき嘘ついたことでそんなに怒ってるの?』
凛『怒ってないです』
どうやって言えばいいの? わかんないよ、告白ってなに? 凛、穂乃果先輩のことは、好きだよ。最近先輩のことしか考えてないし、こんなに苦しいよ?
穂乃果『……』
穂乃果(嫌われちゃったかな)
それを言葉で伝えれば告白になるの? 好きですって言えばいいの……? まだ早いかな? 穂乃果先輩、凛のことなんて全然興味ないかな?
穂乃果『――家ついたよ?』
凛『え』
そのことを考えているだけで、どうやら家までついてしまったらしい。穂乃果先輩はまた今度ねって笑ってる。今……言わなきゃ……多分もう絶対言えない。
凛『ほ、穂乃果先輩!!』
穂乃果『……?』
凛『あの、あの……っ!!』
溢れ出て来たのは言葉ではなく、涙だった。喉の奥につっかえている言葉を出そうとすればするほど、嗚咽だけが漏れていく。
そういえば凛、忘れてたよ。自分が泣き虫だってこと。かよちんも泣き虫だからかよちんと一緒にいると自分がそうだってことを忘れてしまっていた。感情が極端に昂ぶってしまうと、凛はこうなっちゃうみたい。
凛『ぅぅ……っ、ごめん、なさぃ……』
344 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:25:20.31 ID:fxLQUBv90
凛『言いたいこと、あるのに……っ』
穂乃果先輩が凛の頭に手を乗せて、落ち着いてって覗き込んでくる。
凛『うぅぅ、気がついたら穂乃果先輩のことばっかり考えてるし、それでいっぱいになってて、時々とっても苦しく、ぅ、なるんです』
穂乃果『……』
凛『――ひっぐ……ぅ、凛……穂乃果先輩のことが、好きです』
顔を手で覆ってぐしゃぐしゃになってしまっていることを必死で隠す。先輩にこんなところを見られるのは三度目だから、きっと面倒って思われてるに違いない。泣き止まなきゃ、先輩のこと苦しめるだけ。
穂乃果『そっか、凛ちゃんが穂乃果のことそんな風に思ってくれてたなんて……嬉しいな』
その声はとっても優しい。凛の頭を撫でるのも続けてくれてる。凛、多分本当に面倒くさいと思うのに……どうして先輩はこんなに。
穂乃果『――実は穂乃果もね、凛ちゃんのこと好きなんだ』
時間が止まった。
今……な、なんて言ったの……?
穂乃果『両想いだったんだね。じゃあ穂乃果と付き合ってくれる?』
345 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:31:40.57 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
希「うわー……青春?」
絵里「そうね……」
希「だってだって、凛ちゃんが先輩先輩! って言いながら寄ってくるんでしょ?」
希「……」
凛「な、なに?」
希「最高……」
凛「ぅ……なんか嫌にゃ」
ことり「穂乃果ちゃんと付き合うまで、結構短かったんだね?」
凛「そうだね。2週間くらいかにゃ?」
にこ「積極的ね」
凛「ち、違うよー! 本当にどうしていいのかわからなかったし……」
花陽「私に話してくれれば良かったのに」
凛「なんか恋愛関係の話だけは恥ずかしくて……」
花陽「で、それからは?」
凛「にゃ?」
ことり「付き合ってからはどんな感じだったのー?」
凛「ま、まだ話すのー!?」
絵里「当然よ、まだまだ時間は沢山あるんだから」
346 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:34:11.28 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
穂乃果『うーんいないなあ』
凛『穂乃果ちゃーん!』
穂乃果『あ、待ってたよ!』
凛『えへへ、高校の文化祭なんて初めて来たにゃ!』
穂乃果『凛ちゃん達の文化祭行けなくてごめんね? ことりちゃん達に誘われてたんだけど』
凛『ううん、大丈夫! 久しぶりにことり先輩と海未先輩達と話せて楽しかったもん!』
穂乃果『凛ちゃんのクラスはなにやったの?』
凛『メイド喫茶だよー』
穂乃果『え!? てことは凛ちゃんメイド服着たの!?』
凛『あ……凛は着てないんだ。そういうヒラヒラしたのとか似合わないし……』
穂乃果『そうなんだー……』
穂乃果『穂乃果達はおばけ屋敷だよ! 後で入ろうねー』
凛『ええ……驚かす方が得意だよー』
穂乃果『そんな感じするよね』
347 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:34:49.68 ID:fxLQUBv90
穂乃果『じゃあ早速まわろっか』
そんなに大きくない校舎の中にごった返す人混み。うわー、なんだか高校の文化祭ってすごいにゃー……。なんか色々なお店とかあるし!
凛がキョロキョロしながら穂乃果ちゃんの横で歩いていると、穂乃果ちゃんは誰かに声を掛けられて立ち止まった。
この高校の制服を着た、とっても可愛い二人組みだった。どちらも艶やかな黒髪を長く伸ばして、清楚な雰囲気が漂ってる。
10秒くらい三人で話していた後、二人組みのうちの一人が凛へ視線を向けた。
「その子、噂の彼女?」
え!? 穂乃果ちゃん何話してるの!? 凛は恥ずかしくて誰にも言ってないのにぃ……。
「うわー可愛い、中学生なんだ。やるね」
穂乃果『な、なにそれ……はは』
二人組はニヤニヤしながら凛と穂乃果ちゃんに視線を交互に向けた。
そして気が済んだのか、凛に楽しんでねと一言言って人混みの中へ消えて行く。
凛『凛と付き合ってること、色んな人に話したの?』
穂乃果『えっと、知ってる人には……。でも名前とかは言ってないから』
凛『ことり先輩とかにも?』
穂乃果『ううん、そこはまだ――』
凛『あのね穂乃果ちゃん……凛が穂乃果ちゃんと付き合ってることあんまり言ってほしくないんだ』
穂乃果『どうして?』
348 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:39:33.27 ID:fxLQUBv90
凛『凛がそういうの、あると……からかわれちゃいそうで……』
穂乃果『そんなことないと思うよ?』
穂乃果『でも……うん、そうだよね。下手に広げることでもないもんね。わかった、もう言わないよ』
凛『ごめんね?』
穂乃果『いいって』
穂乃果『あ、クレープだ! 食べる?』
凛『うんっ!』
◇――――◇
そのあとも穂乃果ちゃんは色々な人に声をかけられていた。背の高いイケメン、ギャルみたいな人、さっきみたいな清楚な子、あんまり目立たなそうな人。穂乃果ちゃんは声をかけられるたび凛が彼女なのかってことを聞かれて、ほとほと困っていたみたい。ただの後輩だよーと否定してくれたけれど。
凛『にゃっ!!!』ギュッ
穂乃果『だ、大丈夫大丈夫』
凛『は///』
手もこの前初めて繋いだばかりなのに、こんなにくっついていいのかな? うぅ、付き合う前はもっとスキンシップ取れてたような気が……。
おばけ屋敷の暗闇の中、穂乃果ちゃんに密着しながら進んでいく。穂乃果ちゃんもちょっとは怖いみたいで時々びくっとするのが面白かったりする。
凛『きゃっ!!!』ギュッギュッっ
穂乃果『///』
ま、また抱きついちゃったにゃぁ……。でも、楽しい。穂乃果先輩と付き合えて、良かったな……。
349 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:43:22.73 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
クリスマス
かよちんにはいつ言おうかな。
やっぱりお世話になってるし、言わないとダメだと思う。かよちんにだけは隠し事はなしにしたいから。でも……うーん。
穂乃果『綺麗だね』
凛『うん……』
穂乃果ちゃんと付き合い初めて三ヶ月くらいが経っていた。辺りはたくさんの光が作りだすイルミネーションに包み込まれている。ほおっと息を吐くと白くなったと同時にそれも光に照らされてちょっとだけ綺麗、なんて。
手を繋ぐのもちょっとだけ慣れてきた。穂乃果ちゃんはすぐ慣れちゃったみたいでちょっと悔しい! 凛はこんなにドキドキしてるのになあ。
穂乃果『あれ本当のもみの木なんだって!』
凛『お話とかに出てくるやつでしょ!』
穂乃果『そうそう!』
凛『おっきいにゃぁ……』
穂乃果『……』
周りはカップルばっかり、凛たちもカップルだけどここみたいに本格的なデートスポットっていうのに来るのは初めて。そのせいか穂乃果ちゃんも少し緊張してるみたいで、口数がいつもより少ない。
凛、穂乃果先輩と一緒にいるだけで本当に楽しくて、幸せなんだよ。口でも時々言うけれど、恥ずかしくなっちゃって途中で自分でも何を言ってるかわからなくなっちゃうんだ。
だからこういう手を繋ぐ機会がある時は精一杯伝えようってがんばるの。だって凛が口下手なことは……告白した時にわかってるからね。
穂乃果ちゃんへの、凛の中の好き……ちゃんと伝わってるのかな?
穂乃果『……凛ちゃん?』
もっと伝えたいな。凛ね、こーんなに穂乃果ちゃんのこと好きなんだよって。
そう思ったら、自然と穂乃果ちゃんの唇に自分の唇を重ねていた。
350 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:45:01.53 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
ことり「きゃーっ!!!」
海未「やはりその時ですよね」
ことり「ことりと二人で居たよねその時?」
海未「ええ、ことりは気がついていないようでしたので」
ことり「言ってよぉ、そっかあだからあの時の海未ちゃんはいきなり暗〜い表情になっちゃったんだね」
海未「し、仕方ないではありませんか!///」
凛「恥ずかしいよぉ……」
絵里「ねえねえ続きは?」
凛「……」
絵里「……?」
凛「そのちょっと後に別れちゃったんだ」
絵里「そ、そうなの……」
凛「これは話したくないから……ごめんね?」
絵里「ううん、こっちこそごめんなさい」
凛「じゃあ次は絵里ちゃん!! 絵里ちゃんの本性見せるにゃー!」
絵里「ええ!?」
351 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:46:00.25 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
1週間後
穂乃果ちゃんとの亀裂が走ったのは、クリスマスが終わってすぐの頃だった。時々どちらかの家に遊びに言ったりするんだけれど、その日は凛の家に穂乃果ちゃんが来ることになっていた。
いつも通り、いつも通りに楽しくおしゃべりして一緒に寝て……ってはすだった。。一緒にベッドに入るところまではいつも通り。でもその日の穂乃果ちゃんはなんだか口数が少なくて凛がくっついても嬉しくなさそうだった。
どうしたのかなー? って覗き込もうとした時、穂乃果ちゃんが急に起き上がって凛の両肩を抑えつけた。その時の表情は忘れられない。息も荒くて、なんだか……凛じゃない何かを見ているみたいだった。
片方の手が肩からお腹へ移動する。どうしたのどうしたのって聞いても答えは返ってこない。ごくりという唾液を飲む音が、嫌に耳に響いた。そしてお腹をさすっていた手は――胸に。
本当にわけがわからなかった。左胸を乱暴に触られて、穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんじゃなくなったみたいになってしまっていた。
怖くなった。何をされるのかわからなくて、凛は――突き飛ばした。
少し距離を取ったことで穂乃果ちゃんは冷静さを取り戻したみたい。必死で謝ってきたけれど、凛は……怖かった。また泣いてしまった。
352 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:48:26.02 ID:fxLQUBv90
それが確かな亀裂になった。しばらくギクシャクしているうちに凛は穂乃果ちゃんの周りを観察してみた。そうしたらね、穂乃果ちゃんの周りには魅力的な人がたくさんいたんだよ。男の子だって、女の子だって。可愛い女の子もいたから……凛じゃダメなんだって思った。凛なんかじゃ穂乃果ちゃんの望みを叶えてあげることはできない、自分だけ幸せになってるだけなんだって気がついた。
別れはメールで済ませた。会うのが怖かったの。一方的に送って穂乃果ちゃんからのメールや電話は全て無視して。……最低だったと思う。変わりたいって言ったのに、凛は最後まで逃げてしまったんだから。
思い返せば、凛は男の子にとって魔法の言葉を言っていた。――今日親いないんだーって。なにも知らず、なにも考えず、穂乃果先輩にいいよって言ってしまってたんだと思う。当時の凛はわからなかったけれど、穂乃果ちゃんだけが悪いんじゃなくてなんにも知らない凛も悪かったんだ。えっちってなにをするのかも知らなかったんだから……。
「お待たせしましたー」
昔のことを思い出していると、凛の大好きなこってり醤油とんこつラーメンが運ばれてきた。数は一つ、なんたって今日はカウンター席に一人だからね! 最近は一人で来ることもなかったからなんだか新鮮な気分! だって今日誘っても誰もこなかったんだもん、練習疲れたーって。ノリ悪いにゃぁ。あと、なんだか最近みんなが凛を見てニヤニヤするって言うか……変な表情をすることが多いんだ。なんなんだろう。
スープを一口。んー……美味しい! この濃い味が合宿疲れに染みるにゃ。
353 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:49:56.42 ID:fxLQUBv90
真夏の合宿はすっごく疲れたけれど、µ’sに入って良かったなあって本当に思う。色んなことから逃げ続けた自分を変えたかったから。ことりちゃんに頼んで女の子らしい服装にだって挑戦するつもり。かよちんは肝心なところで逃げなかった、それを見てたら羨ましくなっちゃって凛もµ’sに入っちゃったんだよね。
――まさか穂乃果ちゃんがいるだなんて想像もしていなかったけどね!!
屋上で穂乃果ちゃんに再会した時、忘れようって、このままお墓まで持っていこうって決めていた気持ちが……溢れ出てきたの。顔を見た瞬間、好きだって思った。自分の気持ちに、嘘はつけなかった。自分勝手だよねってやっぱり思うけれど、諦めたくなかったの。
凛は穂乃果ちゃんと別れた後、一人で少しずつえっちなことの勉強をしてた。パソコンに向かって顔が真っ赤になりながら、色んなことを学んだ。――穂乃果ちゃんを諦めたくないって、思っていたからなのかもね。
今なら穂乃果ちゃんのしたいこと、させてあげられるのになぁ……。でも凛の身体色々ぺったんこだから自信ないし、しかもあんなライバル達が出てくるんだもん、タイミング悪いや。
ずずずと固めに頼んだ麺をすする。そういえば周りは男の人ばかり……ぅ、やっぱり女の子らしくないかなあ……。
穂乃果「――とんこつしょうゆラーメンお願いしまーす」
凛「え……?」
穂乃果「もー穂乃果は行きたーいってLineしてたよー?」
凛「そ、そうだったの!?」ガサゴソ
凛「ほんとだ……」
354 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:52:00.90 ID:fxLQUBv90
穂乃果「でも隣空いてて良かった」
穂乃果「ここ来るの久しぶりだねー」
凛「うん、美味しいよね!」
穂乃果ちゃんと二人でくるのは、付き合い出したあの日以来だった。……うん、懐かしいな。
夢中になりかけていたラーメンを食べる手を止めて穂乃果ちゃんとの会話に集中してしまった。
だって凛は穂乃果ちゃんの方に夢中になっちゃうんだもん。
◇――――◇
ことり「今頃なにしてるかなー?♡」
穂乃果ちゃんが凛ちゃん以外に話をし終わったのがつい2日前のことだったらしい。合宿が終わって、ことりはその帰り道で穂乃果ちゃんにフラれちゃったの。
――凛ちゃんに決めたんだって。
いつ返事をしようか迷っている時に凛ちゃんからLineのグループにラーメンのお誘いが来た。
ことりも行こうかなーって思ってたんだけれど、穂乃果ちゃんは凛ちゃん以外でトークを作って、二人きりにして欲しいってお願いをしてきた。
つまりそういうことだよね? 多分あのラーメン屋さんは凛ちゃんの話の中で聞いたラーメン屋さんだったと思うから。
ことり「うふふ、凛ちゃんにどんな可愛い服着せちゃおうかなー?」
355 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:54:02.03 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
帰り道
付き合ってた頃は毎日学校帰りにこの道を通ってたなあ。もう八ヶ月くらい前、か……。
凛「お腹いっぱーい!」
凛「えへへ、お腹いっぱいなのって幸せだよねー」
食べたばっかりなのにぴょんぴょん飛び跳ねて、無邪気に笑う凛ちゃん。それを穂乃果は、奪いそうになったことがある。思い返したくないけれど、事実だ。
高校で再開して凛ちゃんは穂乃果に対してぶつかって来てくれた。やり方はちょっとびっくりしちゃったけど……穂乃果がしたいって思ったことに対する答えだったんだと思う。
穂乃果は逃げちゃったんだ。あんなことした穂乃果に凛ちゃんと付き合う資格なんて、ないって。そこで断りきれるほどの勇気もなくて……結果キープって形で、苦しめた。
みんなのこと、真剣に考えてみた時に一番時間が多いのは凛ちゃんだった。――真剣に考えるのが遅すぎたけれど、今の穂乃果が凛ちゃんに対して出来ることは、逃げないで正面からぶつかることなんだって分かった。
凛「じゃ、穂乃果ちゃん送ってくれてありがとにゃ!」
穂乃果「待って!」
凛「どうしたの?」
すぐに言ってあげられなかった、一番長く苦しめた、これをすぐに言ってあげていれば。
穂乃果「――もう一回、穂乃果と付き合って欲しいんだ」
凛「……」
356 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:55:40.23 ID:fxLQUBv90
凛「え? ちょ、ちょっと待って……?」
凛「よく意味がわからないっていうか……あのっ」
凛ちゃんは視線をあっちこっちに泳がせて身振り手振りでよくわかってない、を必死で表現している。……そっか、凛ちゃんは言葉よりも身体で表現するタイプだもんね。
右手を伸ばして凛ちゃんの身体を抱きよせる。できるだけ優しく、抱きよせられるか不安なくらい力を抜いて。――それでも簡単に凛ちゃんの困惑の声が耳のすぐ近くで聞こえていた。
凛「ぅ……///」
凛「ほんとに、凛でいいの?」
ぐずぐず。声が涙色に変わって、ほどなくして凛ちゃんは嗚咽を漏らし始めた。もう、凛ちゃんは泣き虫なんだから。……守ってあげたくなっちゃうよ。
凛「だって、凛、うぅぅ……泣かないようにしてた、のに」
穂乃果「いいってことでいいのかな?」
凛「うんっ……」
穂乃果「ごめん、最初に告白してくれたのは凛ちゃんなのに、いっぱい苦しめちゃったね。……これからよろしくね?」
357 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:56:29.57 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
一ヶ月後
ことり「なんでもっとイチャイチャしないのー?」
ことり「全然人前でイチャイチャしないよね?」
穂乃果「イチャイチャ……みんなの前じゃさすがに」
穂乃果(付き合ってたこと隠してたこともあるし、穂乃果達の中じゃ結構普通なんだけどな)
穂乃果(ことりちゃんは人前でイチャイチャするタイプなのかな?)
ことり「ことりは見たいよ?」
穂乃果「だーめ」
穂乃果(そんなみんなの前でイチャイチャしてたら、にこちゃんの言った通りトラブルになりかねないし)
ことり「むぅ」
ことり「二人の可愛いところがみたいなーって」
穂乃果「やだよ恥ずかしいもん!」
ことり「でも、順調そうで良かったよ♪」
穂乃果「ありがと!」
穂乃果(ことりちゃんだけじゃなくて、みんな優しいな……。穂乃果、みんなのこと……キープして、振ったのに)
穂乃果(……恵まれてるなあ。感謝、しなきゃ。みんなのために穂乃果は何が出来るかな)
358 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:57:56.39 ID:fxLQUBv90
ことり「今週末デートでしょ」ササヤキ
穂乃果「え!?」
ことり「うふふ♪」
穂乃果「なんで知ってるの!?」
穂乃果「って……凛ちゃんしかいないよねぇ」
ことり「なんにも聞かないで、デートの日まで待ってあげて?」
穂乃果「……」
穂乃果(何かしたのかな?)
穂乃果「わかったよ」
◇――――◇
凛ちゃんと付き合えたのはすっごく嬉しいし、幸せ。デートは水族館にいこーって話になってるんだけれど、待ちきれなくて凛ちゃんの家に来ちゃうことも多かった。
――でもね、ちょっとだけ困ったことになってるんだ。
凛「――大丈夫? えっちしなくていいの?」
穂乃果「きょ、今日はいいかな……あはは」
凛「そっか……」
付き合ってからたった一ヶ月だけれど、凛ちゃんはなんだか……ちょっとだけえっちになっていた。家に来るたびにしなくていいの? って聞いてきて、最初は誘われるがままにしてたんだけれど……。
凛「……」スリスリ
穂乃果「……」
359 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 02:59:02.76 ID:fxLQUBv90
穂乃果「り、凛ちゃん? 穂乃果ねえっちするために凛ちゃんの部屋に来てるわけじゃないんだよ?」
穂乃果「も、もちろんしたい時だってあるけどね?」
多分前に別れた時の原因の一つだから、凛ちゃんは穂乃果に合わせようとがんばってくれてるんだと思う。合わせるどころか……突き抜けてるけれど。
凛「そっか! それなら仕方ないにゃ」
わ、わかってくれた……かな?
凛「……ね、ねえ本当に」
少し時間が経って、遠慮がちに、また問いかけてくる。
凛ちゃんは簡単にえっちなんて言う子じゃないって思っていたけれど、それは違うらしい。でも、付き合ってからは凛ちゃんから直接えっちがしたいって言ってくることは無くなった。そのかわりに、したくない? って顔を赤らめながら聞いてくることがとても多かった。
保留していた時は直接的だったのに。
穂乃果「――凛ちゃん、シたいの?」
凛「ぅ……///」
穂乃果「……この前したばっかり、だよ?」
凛「だ、だってぇ! 穂乃果ちゃんがなんか、すごいことするからにゃ!!//」
ぶんぶん首を振って目に涙を溜め始める.
凛「……我慢、できないよぉ……♥」スリスリ
360 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:00:45.26 ID:fxLQUBv90
猫みたいに体を摺り寄せておねだりしてくる、かわいい……。
付き合ってから少しして初めて本格的にシた時、ううん本当はもっと前からなんだけど、シてる最中の凛ちゃんの反応が普通じゃないんだ。
最初は恥ずかしがるんだけれど、膣内に何かを入れて奥の方を触ってあげると、狂ったみたいに声を上げる。全身がありえないくらい痙攣して、本当に一瞬気絶してしまう。
本人曰く、気持ちよすぎる……らしいんだけれど、なんだか怖いんだよね。
ことりちゃんもかなり求めてくる方だったけれど、それでも穂乃果から求める隙だってあった。でも凛ちゃんは穂乃果が求める隙なんて与えないで、求めてくる。
凛ちゃんは人前であんまりイチャイチャしてこないから、その反動かな? 付き合ってからはみんなの前での露骨なアピールは無くなったし。
凛「しよう……?❤︎」
ついに凛ちゃんにベッドに押し倒されてしまう。
穂乃果「あ、あの……」
すでにとろけはじめている目尻から想像するに、前の行為のことを思い出して、先のことを想像して凛ちゃんの心は準備オッケーみたいだ。
凛(おく……❤︎おくにほしぃ❤︎)ハァハァ❤︎
穂乃果「ごくっ……」
361 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:01:41.12 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
穂乃果「まって、も、むり……ハァハァ♥」
凛「あっあ゛っ゛っ……ふぅ……はぁ」ビクビク
凛「やだ♥もっと、奥、奥突いてにゃぁ♥」スリスリ
穂乃果「次4回目、だよ……無理だよぉ」ヘナヘナ
凛「うぇぇ? うぅ」
凛(柔らかいにゃ……)フニフニ
穂乃果「そろそろ親も帰ってくるんじゃない?」
凛「そ、そっか……わかったにゃぁ」
凛「ちから、はいんない」
穂乃果「また何回か意識飛んでたでしょ?」
凛「よく覚えてないんだあ……」
凛「奥、突かれるとわけわかんなくなって。頭がねぐわんぐわんてなるの。気持ちよくなってなんにも聞こえなくなるにゃ」
穂乃果「凛ちゃんすごい奥までが浅いと思うよ。だから多分子宮のとこに簡単に当たって……」
凛「そういうのがあるの?」
穂乃果「うん、普通感じるには開発が必要ってあったけど……なんでか凛ちゃんはしなくてもいいんだね」
凛「うーんなんでだろうね」
穂乃果(穂乃果も凛ちゃんが簡単に何回もイッてくれるからついしちゃうんだよね……ほんとこのペースじゃもたないよぉ……)
凛「あの……ごめんね穂乃果ちゃん」
穂乃果「?」
362 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:02:12.98 ID:fxLQUBv90
凛「凛がもっとおっぱいがおっきくてくびれもあったらもっと楽しんでくれたのかな」
穂乃果「もう……そういうこと言っちゃダメって約束したでしょ?」
穂乃果「凛ちゃんは今のままが一番だよ」
凛「凛にして欲しいこと、ない?」
穂乃果「このまま一緒に居てほしいなー」
凛「……///」
穂乃果「穂乃果は今まで付き合ってる時に自分から振ったことないもん。凛ちゃんのこと振るわけないし、だから凛ちゃんにお願い」
凛「り、凛ももうフラない!!」
凛「穂乃果ちゃんの周りに可愛い子がいっぱいいるのはもうわかってる。――凛努力するよ、顔は変えられないけれど、お化粧だってオシャレだって料理だって、他の人に負けないようにがんばるにゃ」
凛「前は変わりたいって言って、結局逃げちゃった。だから今回は」
穂乃果「うん。じゃあ穂乃果も、怠けてちゃいけないねー」
363 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:04:33.46 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
ことり「この女優さんと凛ちゃんてすっごく似てない?」
穂乃果「ああ、その人かー。ドラマとかいっぱい出てるよね」
ことり「うん、前はそんなに似てるって思わなかったんだけどね」
ことり「なんだか最近の凛ちゃんさ、すっごく女の子っぽくなったような気がするの」
穂乃果「確かに……そういえばこの前お化粧道具を凛ちゃんの家で見つけてね、すっごく恥ずかしがってて可愛かったんだ!」エヘヘ
穂乃果「それとね――」
ことり「♪」ウフフ
穂乃果「あ……」
ことり「どうしたの?」
穂乃果「や、やめとく」
ことり「……ことりは穂乃果ちゃんが凛ちゃんのことで惚気る話聞きたいよ?」
穂乃果「だめだめ!///」
ことり「えー聞かせてー?」
364 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:05:24.32 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
駅前
穂乃果「来ないなあ」
穂乃果「まあまだあと五分あるけど」
ソワソワ
穂乃果(うぅ、デート緊張するなあ)
凛「――お、お待たせー……」
穂乃果「あ、凛ちゃん!」
穂乃果「へ……?」
穂乃果「な、なんか雰囲気……違うね?」
凛「うん……」モジモジ
穂乃果(髪の毛すごいふわふわしてるし……スカートはいてるし……メイクもしてある)ゴクリ
穂乃果「パーマかけたの?」
凛「ううん、自分でやったの」
穂乃果「へぇ……すごい。練習しないと出来ないよね? いつの間に……」
凛「えっと、こっそり……。ことりちゃんに教えて貰ったんだ」
穂乃果「なるほど!」
穂乃果(大変だっただろうなあ……これ自分でやっちゃうんだ……)
365 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:07:53.53 ID:fxLQUBv90
穂乃果「スカート、はいたんだね」
凛「うん……どう、かな?」
穂乃果「スカートも髪の毛も、すっっごい似合ってる!!」
凛「ほんと……?//」
穂乃果「うんっ!」
穂乃果(ほんとに別人みたい……可愛い……)
凛「えへへ、実は前からスカートとか履いてみたかったんだにゃ///」
穂乃果(普段よりかなり大人っぽい……ギャップが、すごくて)
凛「髪の毛は時間かかっちゃうから、普段はあんまり出来ないんだけど」
凛「今日は特別だから」エヘヘ
穂乃果(ことりちゃんがデートのこと知ってたのは、凛ちゃんにお化粧とかセットとか服とか教えてあげてたからなのかな)
穂乃果(どうしよ……本当に可愛い)
凛「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「え、ごめん。なんか、凛ちゃんが普段より可愛いから……緊張しちゃって//」
凛「にゃ……///」
凛「り、凛も……今日の穂乃果ちゃんいつもと違うから……//」
366 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:09:20.55 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
花陽「〜〜〜〜!?!?」バタバタ
希「凛ちゃんが可愛いすぎて花陽ちゃんが悶えてる」
真姫「いい加減慣れなさいよ」
花陽「だって、だって!!」
花陽「可愛いよ、凛ちゃぁん……」
花陽「ことりちゃんが色々したの?」
ことり「うんっ! でも今日は今までで一番可愛いかも……」
絵里「あれ、どうなってるの……」
ことり「あのね、アウトラインと毛先にはカールアイロンで柔らかさを出してね、ポイントポイントにストレートアイロンでシャープさを出してランダム感を強めるようにしてるよ」
ことり「少なくとも教えてあげた時はそういう風に……」
にこ「また随分と凝ったやり方教えたのね。アイロンの種類変えると質感変わって、どうなのかしら」
にこ「あとカールアイロンはふわっとする分持続力がないから――」
ワチャワチャ
絵里「また始まったわ……」
希「えりちの時々するあのふわふわーっとしたポニーテールはどうやってるん?」
絵里「ふふ、企業秘密、よ」
希「えー」
海未「みんな色々考えているのですね……」シュン
367 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:11:42.71 ID:fxLQUBv90
希「海未ちゃんは長いから色々出来そうやけど」
海未「私はアイロンで伸ばすくらいしか……」
希「でも海未ちゃんは下手に巻くよりそっちの方が似合うんやないかな」
海未「そうなのでしょうか……」
真姫「私はみんながストレートで羨ましいけど」
海未「――あ、さっきから二人とも動きませんね」
絵里「海未なんだかノリノリになってきたわね」
海未「ち、違います!」
にこ「お互い褒め合ってる感じっぽいけど」
希「二人とも……普段とは見た目の雰囲気全然違うね。デートって感じ!」
花陽「穂乃果ちゃんて、気合入ってる時と入ってない時の見た目に差がありすぎるからすぐわかっちゃうよね」
ことり「そうだね」アハハ
にこ「見た目だけじゃなくて、仕草とかも全然違くない?」
ことり「あの二人普段学校じゃ友達って感じだもんねー」
絵里「みんなの前では付き合ってからの方がドライな雰囲気になるって、ちょっと凛らしいというか」
絵里「付き合う前って結構みんなの前で露骨なアピールしてたわよね?」
にこ「してたわね」
368 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:14:05.05 ID:fxLQUBv90
希「あれも精一杯のものだったって考えると、微笑ましいやん? 凛ちゃん恥ずかしがりやさんやからねー」
ことり「でも……今日は二人の可愛いところ、いっぱい見れちゃうんだぁ♥」
海未「ほ、本当にいいんでしょうか……二人のデートを覗き見なんて……」
ことり「もう、今更何を言ったって説得力無くなってるよ?」
海未「ぅう」
花陽「――はっ!! 動きだしました!」
絵里「見て! 手、手繋いでるわ!!」
ことり「きゃーっ!!」
真姫「……この調子で大丈夫なのかしら」
◇――――◇
凛「マグロだにゃー!」
穂乃果「うわぁ……本当に飼えるんだ!!」
穂乃果「かっこいー!」
凛「マグロって泳いでないと死んじゃうんでしょ?」
穂乃果「そうなの?」
凛「え、わかんない」
穂乃果「それより美味しそうだよね」
凛「えーそうかな……?」
穂乃果「あ、魚嫌いなんだもんね」
凛「味自体は嫌いじゃないよ? その、骨が怖くて……」
穂乃果「あー、骨かあ。そうだよねえ骨あるとテンション下がっちゃうよね」
穂乃果「あれ、でもマグロ食べる時って大体骨抜かれてない?」
369 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:15:07.10 ID:fxLQUBv90
穂乃果「そうだ、そろそろ時間だしご飯食べよ?」
凛「うんっ! 凛もお腹減ってたんだ」
穂乃果「確かあっちにレストランあったよ、見に行こ!」
◇――――◇
花陽「わ……すごい水族館なんて久しぶり」
希「ねえねえやっぱりここ広いし、夕暮れまでいるんかな?」
ことり「多分……」
絵里「じゃああれよね、さっき外にあったあの観覧車!」
ことり「うんっ!!!」
花陽「きゃーっ!!」
真姫「ほんと、迷惑になっちゃうから……」
◇――――◇
花陽「あーんしたっ!! 今あーんしましたよっ!!!」
花陽「凛ちゃんお顔真っ赤……はぁぁ」//
ことり(ふたりとも、可愛い……)フワフワ
真姫「ちょっとことり大丈夫……?」
370 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:18:10.67 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
穂乃果「うーん! 結構回ったねー!」
穂乃果(正直こんなに時間潰せるとは思わなかった……ここだけで今日は終わりそうだね)
凛「結構広かったもんね!」
凛「うわー! 見て! 夕日すっごい綺麗だよ!」
穂乃果「ほんとだー!」
穂乃果「ねえねえ――あそこから見たらもっと綺麗じゃないかな?」
凛「……うんっそうだね」
穂乃果「じゃあ乗ろ! チケット、さっき買ったからっ!」
凛「え!? いつの間に」
穂乃果「ふふっ、秘密だよー!」
穂乃果「さ、早く早く!」
◇――――◇
凛「きれーだね」
穂乃果「そうだね」
凛「……」
ギュッ
凛(手繋いでるだけなのに……こんなに幸せな気もちになれるんだ)
凛「……だけ、なんて失礼だよね」
穂乃果「?」
凛「凛ね、穂乃果ちゃんの隣にいられるの本当に嬉しいんだ。だからね、手を繋ぐのも、それ以上のことをすることも、全部幸せ。だから……凛と一緒に居てね……? これ以上何かをしてほしいなんて凛、言わないよ。だって前から凛のわがままばかりに付き合わせちゃってるもんね」
371 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:18:53.35 ID:fxLQUBv90
凛「凛を選んでくれて、ありがと……にゃ」
穂乃果「……こっちこそ、ずっと待っててくれてありがとう。また色んなところ、二人で行こうね」
凛「うん!」
穂乃果「んっ……」チュッ
凛「えへへ……」
ギュッ
ことり「ここから見ても夕日、綺麗なんだもんね」
花陽「あそこから見たらきっと……」
ことり「いつか観に来たいね」
花陽「ね」
いつか。花陽ちゃんもきっとわかってるんだろう。友達と見るのもきっと素敵だけれど、ことりたちの言ういつか、は……大事な人が出来た時。
そんな人出来るかわからないけれど、いつかこの場所にまた来たいな。
ことり「あれ、みんなは?」
花陽「あれ?」
372 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:20:22.63 ID:fxLQUBv90
見当たらない、おかしいなさっきまで一緒に居たのに。
花陽ちゃんと一緒にキョロキョロしていると後ろからわちゃわちゃと何かが聞こえてくる。振り返って見ると……みんなが木の奥に隠れながら強く手招きをしている。
ことり「……?」
花陽「まあ、行こっか?」
ことり「そうだね」
よくわからないけれど、みんなのところにいけばいいみたい。花陽ちゃんと一歩を踏み出した時。
凛「――な」
花陽「へ……?」
みんなの悲鳴が聞こえた気がした。
◇――――◇
ファミレス
凛「な……なんで! ずっと見てたのー!?」
穂乃果「もう!! ひどい……」
ことり「ご、ごめんね? あの、悪気があったわけじゃないんだよ?」
真姫(ほんとかしら……)
凛「言い出したのは、ことりちゃん?」ピキピキ
ことり「え……あ、いや……誰だっけ?」
凛「ことりちゃんにしか言ってないにゃ」
ことり「ぅ」
花陽「そのみんなで二人のこと話してたら、流れで……」
373 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:22:55.82 ID:fxLQUBv90
凛「かよちんも凛たちが二人でいるところ見たかったの?」
花陽「え、えっとぉ……」
花陽「そ、それより凛ちゃんに話しかけたくて本当に辛かったんだからね!?」
凛「え!?」
花陽「だって凛ちゃん……可愛いんだもん」
花陽「この髪の毛……その服装……お化粧……うぅ」
真姫「なんで泣いてるの」
凛「大げさにゃ……」
絵里「ほら、私たちもちょっと気になってたっていうか……あなた達、みんなの前じゃ本当にただの友達って感じだったから」
凛「だって……恥ずかしいもん// 付き合う前は無理してたんだにゃ」
希「へー?」ニヤニヤ
穂乃果「もうっ、凛ちゃんのこといじめちゃダメ!」
海未「まあ私たちも悪いことをしたとは思っているんです……」
にこ「ノリノリだったくせに?」
穂乃果「海未ちゃんまで……」
海未「違うんですこれは!!」
凛「はぁぁ……これじゃあ安心してデートも出来ないにゃぁ……」
ことり「安心して? その、時々どうしてるかなー? って見に行くことはあるかもしれないけれど、それだけだからっ」
穂乃果「それじゃ意味ないよ!?」
ことり「だってぇ……ねえ?」
希「ねえ?」
凛「うぅ、逃げ場はないのかにゃぁ……ダレカタスケテー!!!!!」
◇――凛ルート――◇
374 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/02/23(火) 03:25:42.17 ID:fxLQUBv90
どうも見てくださった方はありがとうございました。書けない書けない嘆いてたはずですが、書いてみたらなかなか量書けてしまいました。
次はことりルートのはずでしたが、都合により急遽おまけルート書きました。
短いです。いつか言われたにこルートのその後のことりちゃんです。ことりちゃんかわいい。キャラ崩壊注意。
375 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:51:03.48 ID:fxLQUBv90
◇――ことりおまけ――◆
ことり(28)「はぁぁ……あの子も結婚かぁぁ……」
ことり「どうしよう、私……」
ことり「彼氏なんか……できないし……作り方……知らないし」
ことり「理想、高いのかなぁ」
ことり「なんで……ことりばっかり、独りなんだろ」
ことり「いいもん別に欲しくないし」
ことり「んっ……んっ……お酒……まず。安いからだね」
ことり「はぁぁ……」
ことり「海未ちゃんとお電話しよぉ……えへへ」
ことり「あ、もしもしぃ」
海未『もう、またですか?』
ことり「だってぇ、海未ちゃんのこと好きだもーん」
376 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:54:43.41 ID:fxLQUBv90
海未『酔っていますね?』
ことり「チューハイ飲んだー」
海未『……』
海未『お仕事の方はどうですか?』
ことり「んー……」
海未『?』
海未「前言ってた……人間関係ですか?」
ことり「……」
ことり「だって! ことりはなんにもしてないのに……同僚の女の子が達は、ことりが男の人に媚び売ってて気にくわないって!」
ことり「男の人も……表面上は優しいけど、なんか怖いよ……」
ことり「――寂しいよぉ海未ちゃぁん……」
ことり「ひっぐ……ぅ、私だってがんばってるのに……なんでっ」
ことり「今から来てよ海未ちゃん……っ」
海未『もうこんな時間ですよ、流石に……」
ことり「ううぅ……最近の海未ちゃん、なんか冷たいよ……ことり、寂しいよ」
海未『……』
海未『ことりも今日は早く眠ってくださいね。時間が出来たら会いましょうね? また連絡しますから』
ことり「ち、ちょっと――」
ことり「はぁ……寝よ」
377 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 03:58:23.94 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
一ヶ月後
ピンポーン
ことり「あ、いらっしゃい海未ちゃぁんえへへ」トローン//
海未「///」
海未「よ、酔ってますね?」
ことり「ぅん……海未ちゃんのこと待ってたんだけどね、ちょっとだけ飲んじゃおうかなーって」//
フラフラ…ギュゥウ
ことり「ことりね待ってたんだよ?」
海未(いい匂い、です//)
ことり「入って? ご飯作るから」
海未(そういえばお酒を飲みながら作るのが好きと言っていましたね……)
378 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:01:19.88 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
ことり「穂乃果ちゃん達……もう子供生まれる頃かなー?」
ことり「にこちゃんはもうママか……」
海未「早いものですね」
ことり「あ、でもまだ結婚してない人ばかりだねじゃあまだ大丈夫!」
海未「ことりなら結婚したいと思えばすぐに……」
ことり「そう簡単じゃないって」
ことり「んうぅ、海未ちゃぁんことり酔っちゃったぁ」コテン スリスリ
海未「///」
海未「ことりはあまりお酒強くないんですから、飲みすぎたらいけませんよ」
ことり「なぁんでぇ? ことり、お酒好きだもぉん」
海未「だ、だから……その……無防備すぎる、といいますか」
海未(理事長の娘ですからなんとなく想像はつきましたが……大人っぽくなって……//)
379 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:06:13.37 ID:fxLQUBv90
ことり「――もしかして、男の人にお持ち帰りされるの心配してくれてるのー?」
ギュッ
海未「お、おもっ……」
ことり「海未ちゃんにしかこういう姿見せないから安心して?」
ことり「でも……ちょっと前調子に乗って飲んでたらね、ホテルに連れ込まれそうになっちゃったの」
海未「え……」
ことり「ちょっといいかも……って思えた人だったのに、男の人なんて、そんなのばっかり……もう嫌になっちゃうよね」
ことり「まあ、ことりが言えることじゃないんだけどねー」
ことり「海未ちゃんと一緒にいるとね、すっごく安心するんだ……えへへ///」
海未「……」ナデナデ
ことり「///」スリスリ
海未「――ごちそうさまでした」
ことり「お風呂沸いてるから入ってきていいよ」
380 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:07:39.93 ID:fxLQUBv90
海未「いえ、家でシャワーを浴びてきているので」
ことり「あそっかぁ、ことりも入っちゃったからあとは眠るだけだねー」
ことり「はい海未ちゃんもっと飲んで?」
海未「あの……ことり」
ことり「?」
海未「実は、今日、話があって……来たんです」
ことり「なあに?」
海未「……」
ことり「もう、どうしたの?」
海未「――私……結婚、することになりました」
ことり「は……?」
ことり「な、なに言ってるの? だって海未ちゃん彼氏もいないでしょ?」
海未「……実は、少し前にお見合いがありまして……そこから交際、
381 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:08:31.15 ID:fxLQUBv90
ことり「……」
ことり「う、うそだよね?」
ことり「本当だったら、真っ先に言ってくれるよね……?」
海未「…………すみません。言い難くて……っ」
海未「でも、これだけは隠しておくわけにはいかないと思ったんです」
ことり「……」
ことり「……そっか。だから最近休みの日とか、ことりと会ってくれなかったんだね……おめでと」
ことり「ごめんね、ちょっとお風呂入ってくる……」
海未(さっき入ったんじゃ……)
フラ…フラ
382 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:09:47.47 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
ことり「ふー、いいお湯でした」
海未(泣き声が聞こえたのは……気のせいでしょうか……)
ことり「海未ちゃん、その人とのこと教えて?」
海未「え」
海未(辛そうと思ったのは……私の勘違いなら、良いのですが)
◇――――◇
ことり「幸せそうで、嬉しいよ」
海未「ありがとうございます」
ことり「でも、やっぱりちょっと寂しいな」
海未「時間のある時は、こうやって会いましょうね」
ことり「うん」
ことり「ねえ海未ちゃん……ぎゅーってして?」
海未「え?///」
ことり「おねがぁい……」ウルウル
海未「もう……ずるいですよ」ギュッ
ことり「ん……嬉しい」
海未(ことりのいい匂いが……なぜこんなに甘い香りが……///)
ことり「海未ちゃんも結構酔ってるね。……海未ちゃんがこんなことしてくれるなんて」
383 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:16:08.10 ID:fxLQUBv90
ことり「ひっぐ……寂しいよ、海未ちゃん……ぅぅ」
海未「……っ」
ことり「あはは……ごめんね……」
ことり「海未ちゃん、好きだよ」
海未「///私も……好きですよ」
海未「気がすむまで、こうしていましょう」
ことり「……」
スッ
海未「?」
スッ
海未「え……?」
ことり「んむっ……///」チュゥウ
海未「!?!?!?」
海未(な、なにを!?)
ことり「れろ……んっみちゃ」
海未(!? 舌がっ)
海未「――やめてくださいっ!!!」ドンッ
ことり「ぅっ」
384 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:18:11.73 ID:fxLQUBv90
海未「はぁ、はぁ……」
海未(いくらことりでも……)
海未(きもち、わるい……)
海未「なにを、考えているのですか」
ことり「――だって、海未ちゃんことりのこと好きって言ってくれたよね?」
海未「え……?」
ことり「あ、そっか……ムード作れてなかったかな?」
ことり「……じゃあ電気、消そっか」
海未「ち、ちょっと待ってくださいっ!」
海未「あの……すみません。否定するつもりはないのですが……私にはそういう性癖は、ありません……ストレート、です」
ことり「ー? ことりもストレート、だけど……海未ちゃんが可愛くて、優しいのが悪いんだよ」
ことり「ね、もう一回キスしよ?」
海未「すみません……」
385 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:18:49.82 ID:fxLQUBv90
ことり「……」
海未「ことり、一体どうしたのですか……」
ことり「海未ちゃんこそ……どうしたの」
海未「え……?」
ことり「海未ちゃん……ことりのお願いはいっつも聞いてくれてた」
海未「っそれは」
ことり「海未ちゃんなら彼氏ができてたことも……真っ先に言ってくれてる」
ことり「海未ちゃんじゃない……海未ちゃんじゃない……」
海未「こ、とり……?」
ことり「――海未ちゃんじゃない。そんなの、海未ちゃんじゃない!!!!!」バンッ!!
海未「っ……ことり……酔いすぎです……もうやめましょう」
ズル…ズル
386 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:19:39.96 ID:fxLQUBv90
ことり「海未ちゃん……好きだよ?」
海未(……話が通じません……なんとかしなければ)
海未「……わかりました、今日は一緒に寝ましょう?」
ことり「やったー!」
海未(……ことり、本気なんでしょうか。……酔っただけ、ですよね)
ことり「入って入って♡」
スッ
ギュッ
ことり「海未ちゃん、ことりのものになってよ……」
海未「それは、できません……」
海未「ことりにもきっといい人が見つかります」
ことり「見つからないよ、もう海未ちゃんにしか興味ないよ」
海未「もう、わがまま言わないでください」ナデナデ
ことり「……」
海未「今日は眠りましょう? 明日昼からどこかへ行きますか?」
ことり「うん……」
海未「では、お休みなさい」
ことり「♥♥」ニヤァ…
387 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:22:39.72 ID:fxLQUBv90
◇――――◇
海未「んっ……朝ですね」
海未「時間は」
ガチャッ
海未「え……?」
海未(手錠!?)
海未「な、なんですかこれ――」
ことり「――んみちゃ……ちゅっ……んっぅ」
海未「!?!?」
海未「ふっ、んっ……んんっ!!!」ウルウル
ことり「はぁ、はぁ……かわいぃ♡」
海未「ことり、どういうつもりですか!?」
ことり「ことりね、酔ってた勢いじゃないんだよ。本気なの……それ伝えたくて」
海未「……」ゾク
海未「わ、わかりました……伝わっていますよ」
ことり「ほんと!? じゃあ……結婚なんてしないよね?」
ことり「――ことりと……ずっと一緒に居てくれるよね? 海未ちゃんとことり、両想いだもんね」
388 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/23(火) 04:24:53.16 ID:fxLQUBv90
海未「!?」
海未「ことりいい加減にしないと――」
バサッ
海未「なっ」
海未(テープ……?)
ことり「叫ばれちゃ困るから、ごめんね」
海未「や、やめっ」
ペタペタ
海未「んーんー……んー!!!」
ことり「キス出来ないのは残念だけど、かわいい……」ツツーッ…
海未「んっっ」ビク
ことり「…………」
ことり「海未ちゃんの身体、穢れてる……汚いよ。ことりが……綺麗にしてあげるね?」
ことり「ことりと穂乃果ちゃん以外が海未ちゃんの身体に触れてるだなんて――ありえないよ」
ことり「安心して海未ちゃん……今からことりが、変な男の人のことなんて、忘れさせてあげるから……♡」
海未「んー……ん……!!」ブンブン
ことり「やーん……大丈夫」
ことり「――時間なら、たーっぷり……あるからね♥」ニタァ…
◇――おまけルート――◆
389 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/02/23(火) 04:27:19.08 ID:fxLQUBv90
見てくださった方はありがたいです。ことうみ……良きかな(・8・)
次はおそらく白ことり。
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/23(火) 09:51:46.31 ID:bYx9FRu+o
ことり放ってるとどのルートでも最終的にこうなりそうだな
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/23(火) 15:39:06.86 ID:jP1a5tZV0
1.超乙。難産と言われてたけど読めて本当に嬉しい。
希ばりにHにはまりやすい体質かと思ってたのでその要素入れつつも甘酸っぱい通り越してこれが青春かと。
おまけルートがタイムズスクエアの告白を思い出しつつ
待ってる間に読み直してるけど、身体の相性が合わないことりとほのかがどうなるのか気になりますと
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/24(水) 19:09:56.11 ID:hgjnu15/O
待ちに待ったことりルート
楽しみにしてる
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 10:05:18.05 ID:j78EQlP80
まだかなまだかな
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/28(日) 18:41:01.67 ID:lbkp/lMU0
一年前のSSかーって思って読んでたらまだ続いてただと…凄い長編やな…楽しみ
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 18:33:23.55 ID:tLg/ufrAO
ことりルート楽しみだし、また番外編でも良いから1の物語が読みたいな
396 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/03/06(日) 08:31:54.46 ID:8kw5pWki0
◇ことりルート◇
キャラ崩壊
山無し谷無しオチ無し
今までのエロ、詰合わせ
注意です。
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/06(日) 09:17:26.67 ID:bvbLZK3aO
別にいいです
398 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/03/06(日) 09:38:03.17 ID:8kw5pWki0
◇――ことりルート――◇
ことり「ふぅ……」
ちゃんと言えた。自分がどう思ってるか、今までどう思っていたか。きっと自分ひとりじゃ言えなかったよね、ことりは臆病だから今の関係を変えるのが怖くてズルズル、ズルズル。みんなからきょーれつな後押しを受けて、ノリって言ったら失礼だけれど……似たようなものかもしれない。でもこの想い自体は絶対に本物だし、良いきっかけになってくれた。みんなに感謝、しなくちゃ。
もう一回深呼吸をして、唇に手を当てる。穂乃果ちゃんとのファーストキスの味は、緊張し過ぎていてよくわからなかった。よくレモンの味? コーヒーの味? 色々例えはあるけれど、きっと穂乃果ちゃんだからあんこの味? ふふっ、なんだかおかしいね。女の子みたいに柔らかくて、触れた瞬間幸せな気持ちでいっぱいになった。ことりと穂乃果ちゃんはそれ以上のこともしてきたけれど、そんなのより全然……。
気持ち次第で、単純なことでも色んな顔を見せてくれる。今回はことりが好きって気持ちでキスをした、ことりから一方的にキスをした。なら、穂乃果ちゃんと気持ちが通じ合って好き同士でキスをしたら、どうなるんだろう。それ以上のことをしたら、どうなってしまうんだろう。
ちょっとだけ想像しちゃって、顔がとっても熱くなるのと同時に視界までクラクラしてきちゃった。壁に寄りかかって、一呼吸。
399 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/03/06(日) 09:38:33.99 ID:8kw5pWki0
ことり「はぅぅ……//」
やっぱりダメ、落ち着けない。ドキドキしてるの、収まらない……。
あ! でもここにいると穂乃果ちゃんに会っちゃう! それはやめておかないと……今また会ったらすっごく恥ずかしいし、ドキドキして多分眠れなくなっちゃう。
ことりは両手で頬をパチンと打って、みんながいる広間へ向かった。
◇――――◇
広間に入ると、みんなの視線が一斉に突き刺さった。きっとみんなはことりがちゃんと告白出来たかどうかを訊きたいんだよね。なんとなーくだけど、肝心なところでダメになりそうってイメージついちゃってる気がする……。いや、多分実際ダメなのかもしれないけれどね?
ことり「みんなのおかげで、ちゃんと言えたよ」
ことりが報告すると、絵里ちゃんが良かったわねって言ってくれて真姫ちゃんが少しだけ笑ってくれた。
凛「強敵だにゃー」
凛ちゃんがそう言いながら一瞬頭を抱えた。ことりからすれば、みんな強敵なんだけどな……。自分の布団がある場所に戻りながら、みんなの顔をもう一度見渡してみる。やっぱり可愛いよみんな……。
ことり「あれ?」
絵里「どうしたの?」
400 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/03/06(日) 09:40:44.57 ID:8kw5pWki0
ことり「海未ちゃんは?」
絵里「ああ……」
絵里ちゃんが指を指す。こんな時間なのに、ことりの隣に敷いてある布団から珍しく顔を出しているはずの海未ちゃんの顔が、ない。トイレかな? って思って布団を見ると、なにやらモゾモゾと蠢いている。……なんだか海未ちゃんらしくないというか、中でどんな動きをしているんだろう。可愛い……。
ことり「おーい?」
ことりも時間の布団に入ってぽんぽんと海未ちゃんの布団を叩いてみる。
ことり「むぅ」
よーし、こうなったら!
ことり「お邪魔しますっ」
布団の横から、こんばんは。潜り込むと、暗いけれど中で丸くなっている海未ちゃんと目が合った。可愛い。
海未「ひゃっ……///」
ことり「えへへ、どうしたのー?」
海未ちゃんは変な声を出して、ことりから逃げるようにそのまま布団の外へ顔を出してしまった。……どうしたんだろう?
401 :
ミス。また夜に。
[saga]:2016/03/06(日) 09:41:31.85 ID:8kw5pWki0
ことりもまた追いかけるみたいにして、布団の外へ顔を出す。今度は逃がさないぞー。肩を掴んで、目をじぃっと見る。
海未「////」
絵里「ほーら、あんまり海未をイジめない」
絵里ちゃんからのドクターストップ。絵里ちゃんに目を向けた後、再び海未ちゃんを見るとへなへなとよくわからないことになっていた。
ことり「海未ちゃんどうしたの?」
凛「希ちゃんのせいだにゃー!」
希「ちょっ……//」
ことり「希ちゃんの?」
にこ「まあ……口がいくら硬い人でもぽろーっと漏れちゃうこともあるわよね」
希「うぅ」
あれ、どういうこと? よくわからないけれど……ことりがいない間に希ちゃんが何か言ったってこと、かな? それを聞いて海未ちゃんがこうなってる。……うん、多分そんな感じかなあ……?
うつ伏せになったガールズトークモードのみんなの中で、ことりは上体を起こして希ちゃんを問いただしてみた。
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/07(月) 03:18:15.53 ID:eVQJmr7yo
とうとう本命きたか
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/07(月) 14:07:56.27 ID:G7+a73t10
>>162
やめんるんだ!男同士なんてみたくない。
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/08(火) 04:40:32.65 ID:GBwbeU+p0
遂に来たことり編。ツバサルート等色々な自分以外がメインヒロインの時に色々と出番あった分自分の時は少なくなっても仕方な・・・
どんな物語になるのか楽しみですっと
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/08(火) 07:04:50.40 ID:11COeZDDO
小学生のことりと穂乃果の間に何があったのか、ついに分かるのか!とか、
ようやくことりが報われるのか…とか、
そういえばこの二人、身体の相性良くない設定だかったな…とか、
色んな見たかった知りかったい展開なので、
超楽しみ
406 :
◆nv1kPr3aqINd
[sage]:2016/03/08(火) 13:28:46.73 ID:AM8w8GEc0
ごめんなさい。このルートは細かいことなど考えずに頭をからっぽにして、見てください。残念ながらそういうルートです…黒の方でも色々するのでご勘弁を
407 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:30:28.01 ID:AM8w8GEc0
◇――――◇
うん、あのね……えーっとぉ……希ちゃんの言ったことは正しい、よ?
そ、そんなに騒がないでよぉ!!!
痛くなかったのって……もうっ! 顔真っ赤じゃないよっ、うぅっ。……だから海未ちゃん、お布団に潜ってたの?
海未ちゃんには謝らなきゃいけないよね……。本当にごめん……。みんなもごめん、ことりねµ’sの活動してる時も穂乃果ちゃんとそういう関係、続いてた。
そっか知ってる人も何人かいるよね。……海未ちゃんの気持ち、知ってたのに……最低なことした。ごめん……。希ちゃんは謝らなくていいよ? こんなことしてたことりが悪いんだから。穂乃果ちゃんのことは責めないであげて? 誘いをかけてたのはことり、だし。
……うん、ことりから。こ、これ以上は話さなくてもいいかな? ほらあんまり良くない話って言うのかな……?
――へ? 聞き、たい? 海未ちゃん、本気なの!? こんなの聞いて面白い話じゃないよ!? ことりも話すの、恥ずかしいし……。
408 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:33:01.99 ID:AM8w8GEc0
これが、罰ってこと? うぅ……海未ちゃんなんで微笑んでるのぉ。怖いよぉ、話すから、話すから、ね? でも、知らないからね! 海未ちゃんが聞きたいって言ったんだよ!? と、どうなってもことりのせいじゃないからね……? 絵里ちゃんと希ちゃん近いよっ! そんなに面白くないってばあ……。
えっと。いつのことだったかな? 確か小学校五年生の時の……梅雨頃だったかな? ジメジメーってしてたある日、保健体育の授業があったんだ。ちょうどその時の保健体育ってね、女の子の身体とか男の身体とか……そういうちょっとだけ入り込んだ内容になってたの。
その……とっても恥ずかしいんだけどことりはもっと前からそういうことに興味、あってさ、周りの子よりも知ってたんだ。……海未ちゃんもう顔真っ赤だけど大丈夫……?
じゃあ続けるね。
409 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:34:31.99 ID:AM8w8GEc0
周りの子はその時間だけ妙にそわそわしちゃってね、ことりもその空気に飲まれて知ってるはずのことでもなんだか恥ずかしいーってなってたんだ。海未ちゃんは授業なら全然平気だったんだよね。ね、海未ちゃんらしいね。ふふ。
でね、肝心の穂乃果ちゃんは――もう、そわそわそわそわしてるの。席が近かったから観察してたんだけど、意味もなくページを見つめたりイラストをじっと見つめては首を振ったり。今思い返しても可愛いかったな♡
……穂乃果ちゃんも男の子だもんね、特にあの時期の男の子ってすっごくそういうことに興味持ち始める年頃だと思うんだ。女の子も、もちろんそうだと思うんだけどさ。絵里ちゃんなんかは、色々知ってたんだもんね? ふふっ、お返しです。
その日は珍しく授業が終わってプリント宿題が出たから、ちょっとブルーになってた。海未ちゃんに助けてもらおうかな? なんて考えていた時に、穂乃果ちゃんが声をかけてきたの。さっきまでそわそわ真っ赤な顔だったのに、授業が終わった途端いつも通りでちょっと変な感じ。
それでね、元気いっぱいの声で宿題一緒にやろって言ってきたんだ。正直いつも通りのことだったから、海未ちゃんにも声かけてことりの家でやろうとしたんだよね。覚えてる?
あははさすがに覚えてないか。でも海未ちゃんは用事があるって言ってこなかったから、結局その日は穂乃果ちゃんと二人で宿題することになったんだよ。
410 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:38:12.31 ID:AM8w8GEc0
えっちな漫画みたいって……うぅ。小学生だよ……そんなに小学生って連呼しないでよ、恥ずかしいよぉ。
まあ本当によくことりの家で宿題とかはして部屋に慣れてたから、穂乃果ちゃんは早々にベッドに寝転んでやりたくないっーって駄々捏ねてた。そんなこんなで、穂乃果ちゃんをなんとか引っ張って宿題を始めたんだ。
プリントを裏返して、穂乃果ちゃんの動きが止まった。見てみると、教科書に書いてあるのと同じイラストの穴埋め問題。どうしたのって聞くと、穂乃果ちゃんはなんでもないって顔を真っ赤にしながら言ったのをよく覚えてるなー。
――こういうの、気になってるんだ。ちょっと冗談交じりに言うと……下を向いて何も話さなくなったの。
それがすっっごく可愛くて、あの……ことりも気になってるんだって、言っちゃった……。男の子の身体ってこういう風になってるの? って。
なんだか自然と距離が近くなってて、穂乃果ちゃんは女の子はどんな風になってるのって遠慮がちに聞いてきた。ああもうこれも可愛くて……ってごめん、可愛いって言いすぎだよね。でも可愛いんだよ?
411 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:41:26.18 ID:AM8w8GEc0
それで……あの、ことりが、誘っちゃい……ました。男の子の身体見てみたいってちょっと思ってたし、ほ……穂乃果ちゃんならなんだか安心できたから。
なにしたのって……想像にお任せってことで、だめ……? はい絵里ちゃんさん、すみません……。
――ことりは、自分の身体みせてあげるから、 穂乃果ちゃんの身体もみせてって言ったの。
それで……見せてあげたんだ。ことりは当時胸もちょっと膨らんでただけだったけど、穂乃果ちゃんは声かけても反応しなくなるくらい夢中になってて、すっごく恥ずかしかった。今度は穂乃果ちゃんの番! って言ったんだけど、全然乗り気じゃないの。どうしてどうしてー? って聞いてみると、その……下半身を抑えてて何も言わないで首だけ振ってた。
……興奮してたってことなんだよね。そこ、おっきくなってて穂乃果ちゃんは自分でもなんでそうなるかよくわかんなかったんだって。ことりはなんでそうなるかも知ってたから、ちょっとびっくりしただけで早く見てみたいって気持ちの方が強かったかな。
理由はうまく説明できなかったから、なんとなく説得してようやく穂乃果ちゃんは頷いてくれた。ことりばっかり上半身裸でずるいって思いもあったんだよ。
412 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:49:56.25 ID:AM8w8GEc0
あれ、穂乃果ちゃんて中学生になってもまだそういうこと知らなかったの? なんとなくーくらいだったんだ。へぇ……絵里ちゃんが色々教えてあげたんだーうふふ。
海未ちゃんはもう布団に閉じこもってるし、真姫ちゃんはくだらないって言って寝ちゃってるけど……続けていいの?
え、真姫ちゃん起きてるの? へえ、真姫ちゃんっていつもうつ伏せで寝るから、仰向けの今は起きてる、と。流石花陽ちゃん! よく見てるんだね。
穂乃果ちゃんの……初めてみてみて、やっぱりびっくりしたよ。インターネットとかで見たこともあったけど形も大きさも全然違ったから。うん……まあ……小学生だし、ちっちゃいのは当たり前じゃないかな? でも当時は実物でみるの初めてだったから、おっきいー! って思ってたかなあ。
でね間近でしばらく見てるとぴくぴく動いてるから、触りたくなっちゃって……そっと触れてみた。そしたらひゃんって可愛い声出すから、止まれなく……なっちゃって。あの時の穂乃果ちゃんの身長……145くらいだったと思うし、ことりはもう155は超えてたから……結果として襲っちゃった感じに……。力も多分、ことりの方が強かったしね、女の子の方が成長早いでしょ? その時はよくわからなかったけれど、ことりも多分興奮、してました……。
ん、あれ……海未ちゃん?
おーい。おーい。
きゃっ! どうしようっ、海未ちゃん気絶しちゃってるよぉ!! えと、えと……とりあえずこの話はこれでおしまいっ。これ以上はだめなのっ! こんな感じでことりの初体験は終わりましたっ。
413 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:53:45.35 ID:AM8w8GEc0
◇――――◇
ことり(10)『うわ……ぴくぴくって、してるよ?』///
穂乃果(10)『うぅ、恥ずかしいよぉ……///』
穂乃果『こういうの、だめだよぉ』
ことり『だれにも言わなければ大丈夫だよ』
ことり(すごぉい、男の子のってこういう風になってるんだー……)
キュッ
穂乃果『ひゃんっ!』ビク
穂乃果『な、なんで触ってるのー!?』
ことり(あったかい……ドクドクしてて、硬い……すごい)
穂乃果『ちょ、ちょっとことりちゃ……』
穂乃果『な、んかムズムズする』
ことり『ムズムズ?』
穂乃果『うん』
ことり『嫌な感じ?』ニギ…ニギ
穂乃果『は、ぅぅ♡』
穂乃果『嫌、じゃないけど……なんか変な、感じ』
ことり(前インターネットで調べた時は、触ると気持ちいいらしいけど……)
414 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 13:57:15.10 ID:AM8w8GEc0
ことり(……男の子も女の子も触ると気持ちいい、えっちな気分になると、男の子はおっきくなる――あと……女の子の股に男の子のこれを入れることができる。そうすると男の子はとっても……気持ちいい、んだっけ?)
ことり(よくわかんない、な……)
ことり『穂乃果ちゃん、時々こんな風におっきくなるんだっけ?』
穂乃果『うん……』
ことり『ふぅん』
ことり(ほ、穂乃果ちゃんもえっちなこと、考えてるってことだよね……!?)
ことり(えっと、でも……どうやって小さくするのかな?)
ことり(触ってても小さくなる気配ないよぉ……それどころかどんどん硬くなってる)
穂乃果『こと、りちゃ……♡』
パッ
ことり(触っててダメなら自然に収まるのかな?)
穂乃果『ぁ……』
ことり(あれ、不満そう?)
穂乃果『ほ……穂乃果恥ずかしいのに見せたんだからっ……つぎはこ、ことりちゃんのも見せてよ』ドキ…ドキ
415 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:06:37.24 ID:AM8w8GEc0
ことり『……』////
ことり『おっぱいだけじゃ、だめ……?』ムニュゥ…///
穂乃果『っ……」ビンビン
穂乃果『……』シュン
ことり(……可愛い)
ことり『穂乃果ちゃん見せてくれたのに、ことりばっかりダメ、だよね』//
ことり『あの、本当に恥ずかしいから……あんまり見ないでね……?』スル…
穂乃果『ごくっ……』ハァ、ハァ
ことり『今……下着脱いだから、スカートしか履いてないよ』////
スカートヒラ
ことり『……』/////ウツムキ
穂乃果『////』ジッ
416 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:13:06.03 ID:AM8w8GEc0
ことり(うぅ、穂乃果ちゃん思いっきりみてるよぉ///)
穂乃果『す、すごい、ね』カァァアアアア
穂乃果(ほんとにワレメしかないんだ……)
ことり『……///』
穂乃果『もうここに毛生えてるんだ……大人の人…みたい』//
ことり『き、気にしてるのにぃ!!』///
バッ
ことり『やっぱりことり、変、なのかな……?』ウルウル…
穂乃果『でも男子でももう生えてきてるって人いるよ!』
ことり『そうなの……? 男の子、そういう話平気でするんだね』
穂乃果「女の子は、しないの?」
ことり『しないよっ///』
穂乃果『海未ちゃんとも?』
ことり『しないっ』
穂乃果「……』
ことり『海未ちゃんのここは、もう大人になってる、のかな……』
穂乃果『/////』
ことり『えっち……』ジトッ
穂乃果『なんでっ』
417 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:14:53.87 ID:OrHXjiVyO
ことり『穂乃果ちゃんもそういう話、好きなの?』
穂乃果『穂乃果は全然、なんにもわかんないし……ほんとだよ?』
ことり『……えっち』
穂乃果『なんでー!?』
穂乃果『ことりちゃんから言ってきたんだもん、ことりちゃんがえっちなんだよ!』
ことり『……そう、かもしれないね』
ことり『二人ともえっちって言うのはどう?』
穂乃果『……うーんそれなら』
ことり『穂乃果ちゃん、まだ硬くなってるね』
穂乃果『だって収まらないよ……』
ことり(ことりが上半身裸だから、まだえっちな気分になってるのかな?)
ことり『――ねえ穂乃果ちゃん、ことりとえっち、してみない……?』
穂乃果『……えっちって?』
ことり(ほ、ほんとに知らないんだ)
ことり(やっぱりことり……いやらしい、のかな。でも言っちゃったんだからもう、戻れないよ)
ことり『そ、それ、収まるかもしれないよ!?』
穂乃果『ほんと?』
ビン…ビン
418 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:17:13.37 ID:AM8w8GEc0
穂乃果『じゃあ、する』
穂乃果『で、えっちってなに?』
ことり『ベッドに仰向けになって?』
穂乃果『この格好で!?』
ことり『うん』
穂乃果『ぅう』//アオムケ
ことり(ど、どうしよっ。どうやってすればいいのかな。えと、とりあえずことりのに、穂乃果ちゃんのを……)
ことり(あれれ、インターネットだと男の人が上だった気がするんだけど……どうしよ、間違っちゃったよぉ)
ことり(ことりも実際よくわかんないし……でもここまでしちゃったし……ど、どうなってもしらないっ)
マタガリ
穂乃果『こ、ことりちゃん……? ちょっと重い、んだけど』
ことり『……』スリ
穂乃果『ひんっ♡あ、あの……穂乃果の、当たっちゃってる、から』
穂乃果『ハァハァ♡』
419 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:20:05.08 ID:AM8w8GEc0
ことり『じ、じっとしててね……』
ギュッ
穂乃果『ぅ……♡』
穂乃果『なに、するの?』
穂乃果(ことりちゃんのスカートの中に隠れてどうなってるかわかんないよぉ♡)
ことり『はぁ、はぁ』
ことり(腰、落とせばはいりそう……)
クニ……ズンッ
穂乃果『ああぁっぅ!!!』♡♡♡///
ことり『はぁああああ……♡♡♡』ビクビク
ことり(……はいった、一人でするより……なんかすごい……)
穂乃果『あっ♡こと、りちゃ♡なにこれぇ♡♡////』グズグズ
ことり(穂乃果ちゃん泣きそう……かわいぃ♡♡)
ことり『今ね、ん……♡こと、りのワレメさんにね、穂乃果ちゃんのがはいって、るの……』
穂乃果『ハァハァ、ン……♡あぁっ♡』
穂乃果『なんか、あったくて……にゅる、にゅるしてて♡』
ことり(聞こえてないかな?)
ことり『動いて、みるね』
グチュ……グチュ
ことり『んんっ♡』
穂乃果『――あ♡だめっ、らめっ♡♡』ビクビク ガクガク……////
ことり(なんか、今すごい反応だったね)
穂乃果『ハァーっ♡くっ、ぁ♡やめ、て。も、やめてぇ♡』ビクビク
ことり『……どうしたの?』ハァハァ
穂乃果『わか、んない。わかんない、けどぉ……ひっぐ、もう、やだぁ』グズズ
ことり(ほ、ほんとに泣いちゃってる!?)
ことり『ご、ごめんね!? ごめんね!?』
ヌプッ
穂乃果『あ゛……ッ』
穂乃果『ひっぐぅ、うぅ……ううぅぅぅ』
ことり(……ど、どうしよ)
420 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:22:32.94 ID:AM8w8GEc0
◇――――◇
ああやって気まずくなっちゃったの、懐かしいなー。今でも鮮明に思い出せるもん。痛かった方が覚えてるって言うから……自分で破ってなければよかったな……。で、でも初めての相手はちゃんと穂乃果ちゃんだしっ。はぁ……昔のことり、一体何をしてたんだろう……。あの時はことりの方が身長も全然高かったし多分力も強かったんじゃないかな、襲っちゃったのと同じだよねあれじゃあ。
よくわかんなくて避妊もしてなかったし、穂乃果ちゃんがあの時精通してる状態だったら小5で妊娠!! なんてすごいことになってた可能性も……。
ことり「うん、危なかった……」
穂乃果「なにが? 」
ことり「え!? なんでもないよー」
穂乃果「?」
真夏の合宿が終わってから、2日が経っていた。一日だけ休んですぐに練習を再開したんだけれど、やっぱりみんな疲れちゃってて少しだけ早く終わりになったんだ。
で、ことりは今……とってもドキドキしています。穂乃果ちゃんは急にことりの家に来ていいかって聞いてきて、特に予定もなかったからオーケーしたんだけれど……一体なにをするつもりなのかな。正直、告白してからまともに二人きりになるのって初めてだから、どうしよう。
穂乃果「お邪魔しまーす」
421 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:23:29.33 ID:AM8w8GEc0
穂乃果ちゃんが靴を揃えたのを見て、部屋がある二階へ向かう。気のせいかな、なんか……会話が続かないよぉ……。
ことり「あっついねー、今クーラーつけるからね」
穂乃果「うんありがとー」
ピッ
ことり「あ、飲み物いる?」
穂乃果「あー、後でいいかな?」
ことり「そう?」
穂乃果ちゃんはことりのベッドに座って、ことりもその隣に座っちゃおうかな……って思ったけれど、やっぱり恥ずかしい。前までなら普通だったんだけどな……。
告白。
告白した後って、こんなにモヤモヤするんだ。怖いし、不安だし、苦しくて、辛い。みんなはこんな期間をずっと過ごしてきたんだね。すごいや……。
今までみたいに、微妙な関係でいた方が楽だったかな。
穂乃果ちゃんは、んーってクーラーの風を浴びながら涼しそうに伸びている。
穂乃果「――ちょっとこっちきて?」
ことり「え?」
穂乃果「いいから」
422 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:24:55.16 ID:AM8w8GEc0
言われるがまま、立ち上がると座ったまま手招きされた。恐る恐る近くにいくと、穂乃果ちゃんは隣をポンポンと叩いて見せた。隣に……座れってこと? おかしいな、笑顔からは何も読み取れない。
ことり「……」スッ
穂乃果「……」
ことり「……」
ことり「く、クーラーあんまりきかないね」
穂乃果「でも涼しくなってきたよ」
ことり「そ、そっか! ことりだけかな、暑いの……」
顔が、身体が熱い……暑い。
穂乃果「ことりちゃん」
ことり「な、なあに?」
目が、会う。青色の綺麗な瞳に見つめられた瞬間、ことりの心のどこかが鷲掴みにされる感覚に陥った。ああ……やっぱりことり、この人のこと、好きなんだ。
ほとんど同時だったと思う。ことりも穂乃果ちゃんも少しの間見つめ合って、示し合わせたみたいに、お互い視線をずらした。ことりはちょっと俯いて、穂乃果ちゃんは少し上を向いたみたいだった。
穂乃果「……//」
ことり「……」
スッ…
423 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:27:37.03 ID:AM8w8GEc0
ことり「!?」
右手が、握られている感覚。視線を慌てて手に移動させると、紛れもなく穂乃果ちゃんはことりの手の甲に、自らの手を重ねていた。
穂乃果「……//」
ことり「//」
きゅぅって、時々強く握られては……緩くなる。ことりは言葉が全く出てこなくて、何かが詰まっているせいで息を飲むのもなんだか苦しい。クーラーの機械的な音、蝉の音、ことりの心臓が破裂しそうな音、色んなものが混ざり合った中心で――ことりたちは確かに手を、繋いでいる。
穂乃果「手を繋ぐのって、なんだか初めてな気がするね」
ことり「そう、かな?」
穂乃果「ううん、実際には初めてじゃないと思うんだけどさ」
穂乃果「……」
ことり「……」
穂乃果「――穂乃果ね、ことりちゃんに告白されるまでに、µ’sのみんなに告白されてるんだ。それは知ってる、んだよね?」
ことり「うん、みんなから聞いてる」
穂乃果「そっか。……穂乃果ね考えてみたんだ。みんな可愛いし、本当に良い子ばっかり……穂乃果にはもったいないくらいな人ばっかり」
穂乃果「でもね、それでもなんで付き合わなかったのか……キープっていう最低なこと、してたのか……わかった気がするんだ」
穂乃果ちゃんは、少しずつ言葉を区切りなら続けた。
424 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:31:27.83 ID:AM8w8GEc0
穂乃果「――ことりちゃんから告白されるの、待ってたのかも……しれないって」
穂乃果「多分、高校二年生になって久しぶりにことりちゃんに会った時から――好きになってたのかもしれない、の」
ことり「え……?」
穂乃果「ことりちゃんはさ、穂乃果とずっと一緒に居たよね。幼稚園から、ううんもっと前から」
穂乃果「いつでも優しくて、いつでも可愛くて、いつでも穂乃果のこと、考えてくれてる。……ごめん、穂乃果ねそのことにやっと気がついた」
穂乃果「気がついたらいっつも隣に居てくれた、それがすっっっごく貴重なんだって」
穂乃果「あっ……と、えと……ごめんよくわかんない、よね。つ、つまり!!」
穂乃果「都合いいって思っちゃうかもしれない、わけわかんないことばっかり言ってるって思うかもしれない」
穂乃果「でもね、穂乃果はほんとにことりちゃんのこと好きなんだ」
穂乃果「穂乃果ね……これからも、ことりちゃんの隣に居たい。だからことりちゃんも、穂乃果の隣に居て、ください」
ことり「……ほんとに、いいの?」
ことり「ことりで、いいの……?」
穂乃果「うん……ごめん、告白、こっちからするべきだったよね」
ことり「ううん……はは、泣いちゃうかなって思ったんだけどな」
425 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:36:04.20 ID:AM8w8GEc0
ことり「嬉しすぎて何が何だか……わからなくなってるみたい」
穂乃果「……なんだか、変な感じだね」
ことり「うん……」
ことり「恋人、か……うん////」
ことり「初めてでよくわからないけど……お願い、します……///」
穂乃果「うんっ……んっ……」
ことり「ちゅ……ふぁ……」
穂乃果「///」
ことり「も……もう一回……////」
426 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:37:21.64 ID:AM8w8GEc0
◇――――◇
1週間後
ことり「今は二人きりだもん、もっとくっついていい?」
穂乃果「うん、練習疲れてない? 大丈夫?」
ことり「心配しなくても大丈夫だよ? ことり、穂乃果ちゃんが見てくれてるだけでがんばれるから♡」
穂乃果「穂乃果もことりちゃんのこと見てるだけで元気出る♡」
にこ「ちょっとちょっと……あれバカップルって言うんじゃないの?」
絵里「甘すぎるわ……ことりがここ最近ずっとふわふわしてるわ」
希「そうやねえ」
真姫「まあ……みんなの前じゃ大体いつも通りだしまだマシなんじゃないの」
花陽「みんなの前でもあんな感じだったら、確かにちょっとだけ……居心地悪い、かもね」
凛「ラブラブだにゃー」
海未「二人が幸せそうでなによりです」
絵里「まあ、ね」
にこ「それより、誰が先陣切って入るのよ」
凛「ぶちょーお願いしますっ!!」
希「ぶちょー!!!」
427 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:38:01.24 ID:AM8w8GEc0
にこ「も、もうどうなってもしらないんだからね!?」
ことり「穂乃果ちゃん、ちゅーしよ?」
穂乃果「うん♡」
穂乃果(かわいい……)
穂乃果「んー……」
バンッ
にこ「――はいはいはい!!」
穂乃果「!?」
ことり「!?」
穂乃果「――あ、あははことりちゃんゴミついちゃってるよー」
ことり「あ、ありがとー」アサアセ
にこ「……」
にこ(なんで私がちょっと悪者みたいになってるのよ……)
穂乃果「遅かったねみんなっ」
ことり「ね、ねー! 待ってたんだよー?」
希「あはは……」
絵里「ま、色々なことは置いておいて」
428 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:39:34.14 ID:AM8w8GEc0
希「ごめんね、今日はちょっとウチら生徒会からお話があるんよ」
凛「?」
絵里「アイドル研究部は部活よね、にこ」
にこ「そうだけど……」
絵里「じゃあ今まで部費が出ていたはずよね? それはこのグッズ達に使っていたと」
にこ「ぅ……仕方ないでしょ?」
希「仕方ないんかな……」
絵里「今年は何につかった?」
にこ「今年は使おうと思った時にµ’sに入ったから特には」
絵里「使ってないってことね」
にこ「ええ」
にこ「さっきから何が言いたいのよ」
絵里「にこ、部費の管理はあなたがしてるんじゃなかったの?」
にこ「え、そうだけど」
ことり「…………」
絵里「ねえ、部費っていったい何に使ってるのかしら」
にこ「そりゃあ今の所遠征とかもないし――衣装とか?」
ことり「」ビク
絵里「……衣装ね」
429 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:40:19.30 ID:AM8w8GEc0
絵里「廃校寸前のなんの実績もない部活の部費なんてそんなに多いものじゃないわ。九人分の衣装なんて一度や二度作ってたらすぐに無くなってしまうんじゃないかしら」
絵里「最近作ってるのはのは結構豪華、みたいだし」
絵里「にこ、部費がどうやって使われてるかちゃんと確認してないでしょ」
にこ「ぅ……で、でもそれはことりに一任してるから――」
絵里「そう」
絵里「だ、そうだけど?」
ことり「……」
穂乃果「ことりちゃん、何かしてるの?」
真姫「……まさか、着服……?」
ことり「そんなのしてないっ!」
真姫「そう、よね。ごめん」
絵里「多分、その逆なんじゃないかしら」
海未「……ことりまさか――自分でお金を出してるんですか……?」
ことり「そ、そんなわけないよ!?」
ことり「も、元から持ってるの使ったり安く仕入れられたり……」
ことり「……ほ、ほんと、だよ」
ことり(希ちゃん、言っちゃったの……?)
430 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:41:00.62 ID:AM8w8GEc0
希(ごめんねことりちゃん……でも絶対こっちの方がいいから)
希「……ことりちゃん、正直に答えて欲しい」
ことり「……っ」
希「ことりちゃんが衣装考えて作ってくれるおかげで、ウチらは可愛いものを着ることが出来る。それなのに、お金まで出して貰ってるだなんてなったら……流石に申し訳がたたないでしょ?」
ことり「……」
絵里「ことり、答えて? 部費なんてもう、とっくにないはずよ?」
ことり「……ごめん、なさい」
絵里「ふぅ、やっぱりね」
海未「ことり……」
穂乃果「なんで相談してくれなかったのさ!」
ことり「……だって、これはことりが自己満足で良いモノ作りたいって思ってただけでみんなに負担背負わせるわけには、いかないもん」
にこ「……はぁ、どうしようもない性格してるわね」
真姫「確認もしなかった人が言えることかしら」
にこ「なに!?」
真姫「なんでも」
海未「どれくらいかかるものなんですか?」
ことり「そこそこ……」
絵里「そうよね、どう考えてもこの前作ったやつと今回作っているもの豪華になってるものね」
花陽「どうやってお金を出してたの?」
ことり「……みんなには黙ってたんだけどね、バイト、してるんだ」
穂乃果「バイト……?」
凛「穂乃果ちゃんも知らないの?」
穂乃果「うん」
ことり「……ごめん」
希「みんなにも詳しく教えてくれる?」
431 :
◆nv1kPr3aqINd
[saga]:2016/03/08(火) 14:41:34.03 ID:AM8w8GEc0
◇――――◇
2日後
穂乃果「あれ、ここって」
にこ「あ」
穂乃果「花陽ちゃん達と来たところ、だよね?」
花陽「うん」
にこ「ええ、ミナリンスキーがいるところね」
花陽「ミナリンスキー……!!」
穂乃果「ミナリンスキー……てことはにこちゃん、ミナリンスキーさんと一緒に働くってこと?」
にこ「はっ、そうね!! サイン貰えるわね!!」
真姫「……馬鹿みたい」
にこ「なによ!」
穂乃果「みんなのメイド服姿、楽しみだなー」
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