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穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」ことり「その4、なの!?」
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58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 00:40:23.44 ID:TMBUI2kMO
粘着荒らしのやつは、ソイツ余所の板で自分の男子児童買春を自慢気に話してたキモい奴だから無視した方がいいよ。
頭に障害抱えてるから無罪になったとか得意気に語ってた奴だし。
とりあえず粘着荒しくんの糞親は今年中に癌で死ぬことになってるよ。
59 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:22:50.71 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
穂乃果の部屋
海未「もう、クーラーつけっぱなしじゃないですか」
海未「今日は助かりましたけど……」
ガラッ
雪穂「持ってきたよ!!」
海未「ありがとうございます!」
雪穂「大丈夫!? おに――穂乃果!」
穂乃果「あ、はは……なんとか」
雪穂「もう、なにしてんのさ……っ」
海未「えっと、これは?」
雪穂「この前テレビで濡れタオルに風当てるといいって……」
海未「なるほど、だから氷水とタオルなんですね。熱も計らないと」
穂乃果「自分で出来るよお!!」
海未「ダメです」
穂乃果「うう……」
スッ
60 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:24:19.28 ID:86+zaO/s0
雪穂「穂乃果さ、なんでそんなになるまで無理してたの?」
穂乃果「いやだって……」
海未「穂乃果はそういう人ですよ」
雪穂「まあ……」
海未「だから周りが止めなきゃいけないんですが、今回は私が強く止めなかったからです」
海未「どう考えても体調が悪いのを分かっていたのに」
雪穂「海未ちゃんはなにも」
穂乃果「――ごめんね……」
海未「これに懲りたなら次からは自分の体調くらいは自分で把握してくださいね」
穂乃果「うん」
海未「夜更かしもしない」
海未「野菜も食べる」
海未「いいですか!?」
穂乃果「うぇ……うー」
海未「い、い、で、す、か?」
穂乃果「はい……」
穂乃果「前も言ったけど夜更かしは海未ちゃんがLINEとか返すから――」
海未「だから人のせいにするのはいけませんよ!!///」
61 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:25:27.78 ID:86+zaO/s0
雪穂「…………」
雪穂(お邪魔、かな……)キリリ
雪穂「あの、海未ちゃん……私店番しなくちゃだから……」
海未「分かりました。穂乃果は私に任せてください、流石に救急車を呼ぶ程度ではないと思うので」
雪穂「うんありがとう」
穂乃果「……」
バタン
穂乃果(雪穂……)
ピピピピピ
海未「……38度、ですか」
穂乃果「そんなにあるんだ……」
海未「さっきと比べて呂律も回っていますし、熱が下がればきっと大丈夫ですよ」
ピタッ
62 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:26:36.16 ID:86+zaO/s0
穂乃果「冷たくてきもちいい……」
海未「このまま眠ってください。――では私はそろそろ帰りますね。絶対に安静にするんですよ?」
穂乃果「え……もう帰っちゃうの?」
海未「眠るのに私がいたら眠れないでしょう?」
穂乃果「……う、海未ちゃんがいてくれると安心、するんだけど」
穂乃果「だ、ダメ……かな?」
海未「……」
海未「本当に私がここに居ても大丈夫なんですか?」
穂乃果「うんっ」
海未「分かりました……穂乃果が眠れるまで、側にいますね」
◇――――◇
海未「馬鹿……!」
海未「本当に、心配したんですよ……?」ギュッ
穂乃果「……すぅすぅ」
海未「大事になってもおかしくなかったのに……本当に良かった……」
海未「やっぱり私は穂乃果のことが好きです……一緒に、いたいです」
海未「誰にも渡したく、ないです……っ」ギュッ
63 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:28:11.11 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
雪穂(声が聞こえない……海未ちゃんまだ帰ってないよね?)
雪穂(……)ソーーッ
雪穂(……!!)
海未「すぅ……すぅ……」
雪穂(海未ちゃんまで眠っちゃってる……穂乃果の手まで握って……)
雪穂「……」
◇――――◇
穂乃果「ん……」ムクッ
穂乃果「あれ?」
海未「すぅ……すぅ……穂乃果……」ギュッ
穂乃果「寝ちゃってる」
穂乃果「かわいい」
穂乃果「また迷惑かけちゃったな……はぁ」
穂乃果「二時間くらい寝てた、か」
穂乃果「流石にまだまだ怠いなぁ……ぅう」
ナデナデ
64 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:29:22.59 ID:86+zaO/s0
穂乃果「ありがとう海未ちゃん」
穂乃果「ん、迷惑……あっ!!」
穂乃果「ど、どうしよっ! 風邪うつしちゃったかも……」サァァーー…
海未「ん……穂乃果?」
海未「私、眠ってしまったんですね。穂乃果のこと、看てなればいけなかったのに」
海未「体調はどうですか? 少しは楽になりましたか?」
海未「……まだ少し顔が青いような」
穂乃果「あ、いや。その……ちょっとは楽になったよ、海未ちゃんが居てくれたからかな?」
海未「そんな//」
穂乃果「あの、海未ちゃんごめんね!!」
海未「え?」
穂乃果「穂乃果が一緒にいて欲しいなんて言ったから……風邪、うつしちゃったかも」
海未「もう、私の心配なんてしなくていいんですよ。とにかく今は自分のことだけ考えてください」
穂乃果「……でも」
海未「それに私は一応規則正しい生活を心掛けていますから」
海未「――お水、もらってきますね」
穂乃果「うんありがと、多分下にお母さんいるから」
海未「はい、わかりました」ガラッ
雪穂「――うわっ!!」
65 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:30:15.83 ID:86+zaO/s0
海未「……雪穂、どうしたんですか?」
雪穂「や、よ、様子を見に来ただけだよー!」
海未「そうですか。穂乃果、さっきよりは楽になったみたいですよ」
雪穂「そっか……」
海未「飲み物を貰ってきますね」
雪穂「それくらい私が」
海未「大丈夫ですよ」ニコッ
スタスタ
雪穂「……」
穂乃果「……」
雪穂「大丈夫なの」
穂乃果「うん……」
雪穂「そっか」
穂乃果「あの、雪穂!」
雪穂「――安静にしてなよ?」スタスタ バタン
穂乃果「っ……」
ガララ
海未「持ってきましたよ」
66 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:31:11.96 ID:86+zaO/s0
穂乃果「ありがとう海未ちゃん……」
海未「また辛くなってきましたか?」
穂乃果「……そう、かも」
海未「それならまた眠らないと、ですね」
穂乃果「うん……」
穂乃果「あ、あのね海未ちゃん……」
海未「なんですか?」
穂乃果「その、急にで悪いかなあって思うんだけど。し、週末にある花火……二人で、行かない……?」
海未「……ぇ」ドキッ
穂乃果「みんなで行くのもいいかなーって思ったんだけどさ、穂乃果は……二人がいいなって……//」
海未「……////」
海未「わ、私も! 穂乃果と行きたい、です……」カァアアアアア
穂乃果「そ、そっか!」キュンッ//
「…………」
穂乃果「じゃあ……それまでに絶対治すね」
海未「はい、私も風邪を貰わないように気をつけます」
穂乃果「えへへ……うんっ」
67 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:32:50.57 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
雪穂「…………」パチパチパチ
海未「……雪穂?」
雪穂「まだ看病、してくれてたんだ」
海未「はい、穂乃果はもう寝てしまいましたけれど」
雪穂「そっか」
ポトン
雪穂「あ」
海未「線香花火ですか。好きなんですか?」
雪穂「うん、毎年やってるの」
雪穂「……やってたの」
スッ
パチパチ
雪穂「わたし、線香花火得意なんだ」
雪穂「だからいつも勝負になるんだけど、負けたことなかった」
海未「……?」
雪穂「――今年は……忘れてる」
雪穂「もう、どうでもいいんだろうね。私なんて」
海未「ゆ、雪穂?」
ポトン
スッ
雪穂「――今日は看病してくれてありがとう。海未ちゃんがいなかったら、あいつどうなってたかわからなかったよ」
68 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:34:22.98 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
花火 前日 公園
穂乃果「じゃあさ、明日は18時頃にウチに来てね!」
海未「はい」
穂乃果「楽しみだなー」
海未「中学生の時以来ですね」
穂乃果「新鮮な気分になれるよきっと」
穂乃果「みんなはどうするか聞いた?」
海未「ええ、みんなも行くみたいですよ」
穂乃果「そっか、なら現地でみんなに会っちゃうかもね……」
海未「……い、嫌、なんですか?」
穂乃果「そんなわけないよ!」
海未「……//」
穂乃果「本当だよ?」
海未「分かりました! 分かりました、から……///」プイッ
亜里沙「――あ、あのっ」
穂乃果「……亜里沙ちゃん?」
園田「どうしたのですか、こんなところで」
亜里沙「あの、たまたま見かけて……それで穂乃果さんに相談したいことがあって……」
69 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:35:42.96 ID:86+zaO/s0
亜里沙「でもなんだか二人がいい雰囲気で、邪魔しちゃ悪いのかなって考えたりもして」
海未「そんなこと気にしなくても……」
穂乃果「なにかあったの?」
亜里沙「いい、ですか?」
海未「では私は」
亜里沙「海未さんにもできれば……」
海未「……わかりました」
亜里沙「――最近雪穂に変わったことがあったりしませんか?」
穂乃果「変わった、こと?」
亜里沙「はい。何かありませんか?」
穂乃果「そう言われてもなあ……海未ちゃんは?」
海未「そうですね……ではどうして亜里沙はそんなことを聞くのですか? 何かあったということですよね?」
亜里沙「……」
亜里沙「そんなに深刻なことじゃないんです。本当にちょっとしたこと、なんです」
穂乃果「話してみて?」
亜里沙「はい。あの……最近雪穂、私とあんまり話してくれないんです」
穂乃果「え? 雪穂と仲良かった、よね? 喧嘩?」
亜里沙「いえ……原因がよくわからないんです。それも、無視されるとかでもないんです。話しかければいつも通りに接してくれるし……でもなんだかいつもと違って……」
海未「原因がわからない、ですか」
亜里沙「心当たりはあるんです」
亜里沙「雪穂、最近男の子達と話すことが増えてて……」
70 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:36:30.23 ID:86+zaO/s0
亜里沙「だから私と話すのも楽しくないのかなって……」
海未「なるほど……好きな人でも出来たのかもしれませんね」
穂乃果「雪穂が男の子と、ねえ」
穂乃果「……あ」
亜里沙「何かありましたか?」
穂乃果「それ、もしかして穂乃果のせい、かも」
穂乃果「少し前にね、雪穂に彼氏作りなよってからからったことがあったんだ。それで雪穂は怒っちゃって。もしかしたら、それで……」
穂乃果「あと、最近帰りが遅い日が増えてる、かも……」
亜里沙「……」
穂乃果「雪穂になにか言っておこうか?」
亜里沙「いえ……大丈夫です」
亜里沙「こんなこと聞いてもらってありがとうございました」
穂乃果「本当にいいの? 亜里沙ちゃんが言ってたことが本当なら穂乃果にも責任が」
亜里沙「はい、本当に大丈夫です。そういうことに口を出すのは、多分いけないことですから……」
亜里沙「じゃあまた今度!!」ペコリ
スタスタ
71 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:37:12.56 ID:86+zaO/s0
穂乃果「雪穂、どうしたのかな」
穂乃果「好きな人でも出来たのかな……」
海未「穂乃果……もしかして、雪穂と仲直りしていないのではないですか?」
穂乃果「ぅ……」
海未「先ほどの話が本当ならば、それを言った穂乃果が悪いと思います」
穂乃果「そんなこと分かってるけど……でもそんなに怒ること、ないのに」
海未「そういうことを気にする年頃だということです」
穂乃果「でも雪穂、無視するんだもん」
海未「私も手伝いますから、ね?」
穂乃果「うん……」
72 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:38:01.28 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
居間
雪穂「ただいまー」
穂乃果「……おかえり」
雪穂「……起きてたんだ」
穂乃果「お、遅かったね! なに……してたの?」
雪穂「……なんで穂乃果に話さなくちゃいけないの?」
穂乃果「ぅ……」
穂乃果「こ、こっちは心配してあげたのになにそれ!?」キッ
雪穂「……」
雪穂「いいよ、心配なんて。別に私に興味ないでしょ」スタスタ
穂乃果「ちょっと雪穂!!!」
穂乃果「……どういう意味だろ」
73 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:39:28.55 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
練習終わり 帰り道
海未「そういえば穂乃果、雪穂とはどうでしたか?」
穂乃果「う」ピタッ
穂乃果「あのね海未ちゃん……雪穂と仲直り……できなかった、あはは……」
海未「……」
穂乃果「あの、ごめんね急に! 海未ちゃんは心配しなくていいから!」
海未「でも」
穂乃果「本当に平気!」
海未「穂乃果、私は――」
穂乃果「――家族の問題だからさ!」
それ以上は何も言えませんでした。言葉を続けようとしたところをあからさまに切られてしまったことが、もう踏み込むなと言われているようにしか思えなかったのです。
家族の問題。一番デリケートな部分で、確かに私が踏み込むべきではないのでしょう。でも……。
穂乃果「――今日、楽しみだね?」
海未「ええ……」
穂乃果「あれ……みんなと行きたかった?」
海未「い、いえ! そんなことありませんよ」
海未「もう……いじわるしないでください」
穂乃果「ごめんごめん」
私が否定することを分かっていて何度も……。
海未「じゃあまた、夜に」
穂乃果「うんっ、ばいばい!」
立ち止まって手を振ると、穂乃果も手を振りながら駆けていきました。
携帯電話を手にとって時刻を確認すると、二時を超えていました。ここからシャワーを浴びて……夜の準備をして。それに、ちゃんと身体を休ませておかないとですね。せっかくの楽しみを疲れていて楽しめなかっただなんて勿体無いですからね。
穂乃果と二人……だなんて、初めてですから心の準備も……。
74 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:40:44.46 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
17時
絵里「さすがに誰も浴衣は着てこないわよねー」
真姫「……まあ、大体予想出来てたけれど」
ことり「女の子しかいないし」
希「でも普通は女の子同士でも浴衣とか着ていくもんなんやない?」
にこ「じゃあなんで希は浴衣じゃないの?」
希「うーん……まあいいかなって」
絵里「気楽に行くのもいいと思うわ」
凛「海未ちゃんは浴衣着ていくかな?」
絵里「それは、ね」
真姫「だめよことり、二人を探しちゃ」
ことり「さ、探さないよー!!」
ことり「それに、多分二人は見つからないよ」
花陽「どういうこと?」
ことり「あのね、小学校の頃に三人で花火大会に行ったことがあるの」
ことり「そこでことりは迷子になっちゃったんだけど……」
ことり「二人はことりのことを探すために色々探検したんだって。ことりが二人に見つけて貰った時にね、ちょっと離れてるけどいいところが見つかったって言ってたの」
ことり「結局少し離れてるから屋台とか見るなら行かない方がいいってことで、中学生の時はそこに行くことはなかったんだ」
75 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:41:28.93 ID:86+zaO/s0
にこ「じゃあ二人しか知らない場所があるっえこと?」
ことり「多分……」
ことり「きっと山のなかとかそういう特殊な場所ってわけじゃあないんだろうけど、メイン通りじゃないと思うから……」
真姫「ムードを意識するなら、人があんまりいない、そして昔の思い出を思い出せる……そこに行くのが普通ね」
ことり「でしょ? だからきっとことり達は見つけられないと思うな」
にこ「いいじゃない、私たちは私たちで楽しめば」
真姫「そうよ。ねえ、そろそろ5時半だから向かわない?」
凛「よーし、いっくにゃー!!」
ことり「うんっ!」
76 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:42:36.05 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
穂乃果「ひゃー……すごい人だなー」
海未「そう、ですね」
穂乃果「離れちゃダメだよ」
穂乃果「ほら」グイッ
海未「ん……//」
穂乃果「浴衣、歩きにくくない?」
海未「はい、大丈夫です」
穂乃果「良かった。ありがとね、穂乃果のためにそれ着てきてくれたんでしょ?」
海未「……///」コクッ
穂乃果「本当に可愛い。……綺麗、かな?」
穂乃果「どっちでもいっか!」
穂乃果(……海未ちゃんのセクシーさって、絵里ちゃんとか希ちゃんのとかとは全然違うよね)
穂乃果(海未ちゃんにしかこの感じは出せないね)
穂乃果「あ!! たこやき!! ねえねえ一緒にたべよ!」
海未「はいっ」
穂乃果「ひとつくださーい!」
穂乃果「む、穂乃果もそういうのきてくれば良かったな……なんて言うんだっけ」
海未「浴衣ではなくて……甚平ですか?」
穂乃果「それっ! 確か家にあったし、着てくれば良かったかなー……」
海未「穂乃果はいつも通りでも大丈夫ですよ」
77 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:43:36.95 ID:86+zaO/s0
穂乃果「でも海未ちゃんがそんな可愛い格好してるのに穂乃果だけ……」
海未「でも、穂乃果が気合いを入れてどこかへ出かける時の雰囲気はいつもと違うじゃないですか。……今日みたいに」
海未「にこも言っていましたよ。花陽と初めて三人で遊んだ時、なんだか穂乃果っぽくない見た目だった、と」
海未「私はそれを見るのが、好きなんです」
海未「――出来たみたいですよ」
穂乃果「う、うん!」
穂乃果「ちょっとここじゃ食べられないし、あっちいこっか」
海未「そうですね」
スタスタ
穂乃果「ここなら座れそう」
穂乃果「汚くないかな……」パッパッ
穂乃果「どーぞ!」
海未「ありがとうございます」スッ
穂乃果「これ、熱いかな……」
海未「おそらく……」
海未「あ、これ」
穂乃果「え、いいよお金なんて! もー真面目なんだから」
海未「でも私……穂乃果に買って貰ってばっかりで」
穂乃果「いいっていいって」
海未「……」
78 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:44:28.83 ID:86+zaO/s0
穂乃果「そうだなあ、そんなに満足出来ないなら……いつか違うことでお返ししてね!」
穂乃果「楽しみにしてる!」
海未「!!! わかりました! 何か違うことで、必ず!!」
穂乃果(海未ちゃん見てると、真面目すぎても生きにくそうだね…… )
プスッ
穂乃果「はいあーん」
海未「!!!?」
穂乃果「あーん」
海未「……」
穂乃果「……」
海未「……//」
穂乃果「もうっ……」
海未「あ、あむっ」
穂乃果「あ」
海未「あっ……つっっ……んんっ!!」バタバタ
穂乃果「やっぱり熱い……?」
海未「も、もうっ! 実験台にしましたね!?」
79 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:45:16.59 ID:86+zaO/s0
穂乃果「そ、そんなことないよー!」
海未「うぅ、熱かったです……美味しいですけど」
穂乃果「良かった!」
海未「つ、次はこっちの番ですよ!」
穂乃果「?」
ヒョイ
海未「さ、さあ口を開けてください!!」///
穂乃果(うわー……下手で可愛い……)
海未「……///」
穂乃果(どうしてあーんしてあげる方が顔真っ赤なんだろう……)
穂乃果「あーん、んぐっ」
穂乃果「あっっつぅ……っ!!」ハフハツ
海未「ふふっ」
穂乃果「美味しいけど熱いなあ、これ」
海未「ですよね、少し切りながら食べた方がいいですね」
穂乃果「というか、そろそろ花火打ち上がるかな」
海未「そうですね、時間的にも――」
携帯電話で時刻を確認して、空を見上げます。するとちょうど、夜空に大輪が咲いていました。
80 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:47:32.76 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
希「すっごーい!」
希「ねええりち! すごいっ!!」
絵里「そうね……。ってはしゃぎすぎっ!」
希「だってだって! 花火!」
絵里「私も久しぶり……たまにはいいわね」
真姫「…………綺麗」
にこ「真姫が綺麗………だなんて、なんか変な感じ」
真姫「……なによそれ悪い?」
にこ「誰も悪いなんて言ってないでしょー?」
真姫「そう言ってるように聞こえるの」
にこ「――花火、久しぶりなの?」
真姫「小さい頃は行ってたけれど……もう覚えてない」
真姫「だから初めてみたいなものね」
にこ「そっか」
真姫「……なに、文句あるの?」
にこ「いやただ聞いただけじゃない。なにツンケンしてんの?」
真姫「してない」
真姫「何か言いたそうな顔、してたから」
にこ「……そうね、強いて言うなら。またみんなで見に来たいかな」
真姫「……」
真姫「……私も」
にこ「あとー、真姫ちゃんがにこにーに見惚れてたからぁ……にこ、花火より綺麗だもんね?」
真姫「…………」
にこ「ちょっと!」
81 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:48:41.79 ID:86+zaO/s0
ことり「二人は去年も来てたの?」
凛「うんっ」
凛「毎年来てるよ!!」
ことり「毎年かあ……」
花陽「この花火をみないと夏が来たーって感じがしなくて」
花陽「でももう夏休みも中盤だし、これが終わるとなんかちょっと寂しい気分になったり……」
凛「ちょっとそういうこと言わないでよー!」
ことり「ふふっ」
希「ねえねえことりちゃんあっちの屋台いこ!!!」
ことり「え、あ、うんっ!」
真姫「希のテンションの上がり方、すごいわね」
絵里「去年も花火行きたいって言ってたから……」
絵里「去年は断っちゃったんだけどね」
真姫「なるほどね」
絵里「希は寂しがり屋だから」
真姫「人のこと、言えるの?」
絵里「真姫だって」
真姫「意味わかんない……」
希「花火すごーいっ!」キャッキャッ
ことり「楽しそうだね!」
82 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:50:02.63 ID:86+zaO/s0
希「実はずっとここの花火見てみたくて!」
希「――ことりちゃんは、楽しくないん?」
ことり「え……た、楽しいよ?」
ことり「そんなふうに、見えた?」
希「なんかちょっとだけ考えごとしてるみたいやなーって」
希「――二人のこと?」
ことり「……うーん。確かにこの花火を観に来るときは絶対二人が居たし、ちょっと変な感じだけど……」
ことり「でも二人のことはもう気にしてないよ? 二人とも両想いだし、穂乃果ちゃんは今日告白するはずだから、何も心配いらない」
ことり「希ちゃんが心配してるみたいにいつまでもクヨクヨなんかしてられないもん。それは選んで貰えなかったのは、悲しいけれど……みんなだって同じ気持ちのはずだし、ことりだけーなんてダメに決まってる」
ことり「――それにみんなといるの楽しいんだ。本当に」
ことり「みんなに言うのはちょっと恥ずかしいけど……希ちゃんには言っておくね?」
希「う、ウチ?」//
ことり「なにかあったらフォローしてね?」ササヤキ
希「う、うん」ゾクリ
ことり「さ、あっち観に行こ!」ギュッ
希(男の人がこんな風にされたらきっとすぐ好きになっちゃいそう……。ことりちゃん恐るべし……)
希(これに耐え切った穂乃果ちゃんも恐るべし……)
ことり「どうしたの?」ウワメ
希「はっ……」//
希(ゆ、百合はあかんっ!!!)
83 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:52:07.07 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
昔二人で行った公園、覚えてる?
穂乃果はどこか緊張した面持ちでそう言いました。はぐれないようにと私の手を握る手には少し力が入っているのがわかります。ここ何日か、手を繋ぐ機会が多かったのもあり変化にすぐに気がつきました。
古いはずの記憶なのに、その記憶は今に至るまでとても大きなものとして色褪せていませんでした。
ことりと穂乃果と私、初めて親の同伴抜きで行った小学生の時の花火大会でした。私は小学生なのにあんな人混みに行くだなんて、と最後まで反対したのを覚えています。まあ……案の定穂乃果に押し切られてしまったのですが。
確かに楽しかったんです。今まで親の保護下をほとんど離れなかった私達は、その一瞬の出来事だけでなんだか大人になったような気がしました。前を歩く穂乃果に懸命に追いつこうとことりの手を引いて人混みの間をぬって、今まで見たこともないところを探検する。私も、心配や不安という感情以上に浮かれてしまっていたのでしょう。
――気がついた時には、ことりの手を掴んでいませんでした。
どうしたら良いかわからず、なにがどうなったのかもわからず、穂乃果に泣きついたのは忘れることが出来ません。私がしっかりしていればことりを迷子にすることなんて無かった。穂乃果はそんな時泣き出しそうになった私の手を握って、大丈夫だってなんとかしてみせるって笑ってくれました。とても……心強いものでした。
花火の鑑賞エリアをあちこち探し回ってたどり着いたのは、近くにあった公園でした。
少し離れたところにあることもあってか人はまばらでこんなところにはいないと私が声を出そうとした時、頭のうえで大きな花びらが咲きました。
84 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:54:35.48 ID:86+zaO/s0
高いビルの間からちょうど見える花火に少しの間酔いしれます。穂乃果も立ち止まって、しばらくの間花火を眺めていました。
こんなことをしている場合ではありません。穂乃果の裾を引っ張って伝えようとした時のその表情、なにか思いつめたような決心したようなそんな表情。
直後に唇をきゅっと噛み締め、向き直ります。青い瞳に見つめられて、少しだけドキドキしました。穂乃果と二人でいることになんの違和感も抱いたことがなかったのに、あの時は少し、おかしかったんです。胸の高鳴りが止まらず、今ならわかる、いえ……"それ"の直後から分かった感情は当時の私には理解出来ていなかったんです。
少しずつ穂乃果の顔が近づいて来ました。私は動けず、唇と唇が触れる寸前で何をするのか理解出来ました。"これ"はキス。理解した途端、私は穂乃果の肩に手を当てて押し返していたのです。
押し返した後で穂乃果の表情を見て気がつきました。酷く落胆して、穂乃果も自分自身が何をしたのかよくわかっていないようでした。あたふたと訳のわからない言葉を紡ぐ穂乃果の唇を見て、私は受け入れればよかったと後悔するのでした。――だって、私は穂乃果のことが好きだったんですから。
今更戻れない私は、少しでも気まずい雰囲気をなくそうとことりを探す話題にすり替えました。それなら自然ですし、それが当時の目的でしたから。
一瞬でもことりのことを忘れて、違うことを考えてしまった自分に腹が立ちました。ことりは今もどこかで……。
穂乃果「――良かったよね、本当に見つかって」
海未「ええ、どうなるかと思いました」
85 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:56:41.78 ID:86+zaO/s0
あの時の公園についた私達は、空いていたベンチに座り昔の思い出話に花が咲きました。周りにはちらほらとカップルがいて、あの日から数年経った今、ここはそういう場所になっているようです。そして一通りの思い出話をし終わった後に走った沈黙は、心地の良いものでした。あの時のように、心が高鳴ります、合間合間に鳴り続ける花火の音と共鳴しているようです。
この場所、この花火大会で残した最後の思い出話は――。
穂乃果「ねえ」
ひゅるひゅると花火が打ち上げられる音とともに穂乃果の手が私の左肩をつかみました。前のように押し返されないため、なのでしょうか。……今日は、逃げませんよ。
目を閉じて、思い浮かべるのはこれまでではなくて、これからのこと。µ’sのみんなで最高の思い出をつくること――穂乃果と最高の思い出を、つくること。
穂乃果の吐息がほんの近くまで来たのを感じます。今までで一番大きな音が耳を叩いて、私の吐息と穂乃果の吐息が、混じり合いました。
86 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:57:58.01 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
ことり「おっとまり、おっとまり!」
ことり「真姫ちゃんの家、探検していい?」
真姫「ちょっとやめてよ」
希「別荘よりも広いなんてー」
絵里「すごいわね……」
にこ「ふんっ」
希「窓から花火見えるかな?」
真姫「この位置からじゃ見えないわよ、ビルが邪魔してるの」
希「そうなんや」
真姫「あれ、花火飽きたんじゃなかったの?」
希「いやー最後のおっきいの見ておけば良かったかなーって」
花陽「花火見るのも楽しいけれど、なんだかんだ途中でちょっと飽きちゃうもんね」
凛「結局屋台巡りしちゃうんだよね!」
花陽「ふふっ」
真姫「まあもっとすごい花火大会ならきっと違うんじゃない?」
希「でもみんなと見れて本当に良かったよ」
希「ね、ことりちゃん!」
ことり「うんっ」
ことり「またみんなで色んなことしようねっ」
87 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 04:59:29.22 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
穂乃果「よーしっ、帰ろっか!」
海未「そうですね」
穂乃果「最高だったなー」
海未「はい」
穂乃果「海未ちゃんと付き合えたし」
海未「……//」
穂乃果「ふふっ」
海未「……私、穂乃果以外の男の人とこんなに風に歩くこと、出来ません」
海未「穂乃果とこんな関係になっていなければ……大学を出たらすぐに見合い話が来るでしょう」
海未「きっと緊張しすぎて話だって続かず……すぐに見限られてしまいます」
海未「でも穂乃果となら……穂乃果とだけ、私は私らしくいられる気がするんです」
海未「……すみません、ちょっと重い話でしたね」
穂乃果「お見合いさせられちゃうんだ……。そんなの嫌だよね? なら穂乃果とずっと一緒にいよう?」
穂乃果「それなら海未ちゃんがお見合いしなくてもいいもんね!」
海未「……穂乃果」
海未「はい……」
海未(ずっと、一緒……//)
穂乃果「流石にちょっと気が早かったかな……あはは」
海未「そうですね」クス
穂乃果「あれ……」
88 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 05:00:47.70 ID:86+zaO/s0
海未「どうしたのですか?」
穂乃果「いや、あれ……」
穂乃果「――雪穂……?」
穂乃果(男の人と一緒に、いる)
穂乃果(同級生っぽい、けど)
海未「本当ですね……」
雪穂「?」
雪穂「ごめん、ちょっと」
雪穂「うん、ごめんね」
スタスタ
雪穂「……海未ちゃん達も来てたんだね」
海未「ええ……」
穂乃果「あの、雪穂……あの男子は?」
雪穂「ん? 彼氏だよ」
チラッ
穂乃果「え!?」
穂乃果(うわー……かっこいいなあ……)
雪穂「花火、楽しかったね。ばいばい海未ちゃん」
海未「は、はい。また今度」
穂乃果「……」
海未「雪穂に彼氏、ですか」
穂乃果「相手の人、かっこよかったね……」
穂乃果(そっかあ。雪穂も彼氏とか出来るんだよね……)
穂乃果(言ったのは穂乃果だけど、なんか変な気分、だな)
海未「穂乃果……?」
穂乃果「……ううん、なんでもないよ」
穂乃果「帰ろっ!!」
海未「……はいっ」
89 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 05:01:39.31 ID:86+zaO/s0
◇――――◇
海未「そうですか……怪しいとは思っていたんです」
海未「私が穂乃果と携帯のカバーをお揃いにしたり、二人で話し込んだりしていても……誰も割り込んで来ないのですから」
ことり「花火も、二人で行くのが当然って風にみんなでしてたからね」
海未「もうっ……知ってたのなら言ってください」
ことり「えへへ」
海未「むぅ……」
ことり「――やっぱり、勝てないなぁ」
海未「?」
ことり「勝負って、言ってたでしょ?」
海未「……そう、でしたね」
ことり「おめでとう」
海未「……ありがとうございます」
ことり「あーあ。結局、なんにも勝てなかったね……」
ことり「海未ちゃんの変なぬいぐるみなんか作っちゃってたからかな?」
海未「なんですかそれ?」
90 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 05:02:28.54 ID:86+zaO/s0
海未「……?」
ことり「……」
ことり「――海未ちゃん、ずっと前から穂乃果ちゃんのこと好きだったもんね。それが伝わったんだね」
海未「そうだといいんですが」
ことり「そうだよ」
海未「――で、呼び出した理由はなんですか?」
ことり「うん……話したいこと、あったんだ」
ことり「あの、ね、ことりね……多分まだ穂乃果ちゃんのこと、好きなんだと思う」
フラれただけでは実感出来なかった、ことりの心。花火大会の後二人から報告を受けて、幸せそうな表情を見たら、好きな人と結ばれることはないんだってわかってしまった。知っていたけれど、いまいち実感出来ていなかったんだよね。
だからことりは今日海未ちゃんを呼び出して、最後のお話をするところ。
海未「……」
ことり「でもことりね、穂乃果ちゃんのこと諦めないー……なんて言わないよ」
91 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 05:03:41.07 ID:86+zaO/s0
海未「え?」
ことり「こんなこと、本当は言わない方がいいことだっていうのもわかってるよ。でも、言っちゃえばきっと揺るがないから。海未ちゃんには嘘……もう、吐きたくないから」
今日はおうちに帰ってお風呂にはいってわんわん泣いて……そして明日には忘れよう。それが頑張ってきた自分への慰みになって、それは海未ちゃんと穂乃果ちゃんに対する思いやりにもなると思うから。
諦めないで恋を追い続けるのは素敵だし、羨ましいとも思うけれど……穂乃果ちゃんには海未ちゃんがいる。それにも関わらず追いかけるってことは、海未ちゃんに早く別れろって言ってるようなもの、だよね?
それは嫌なんだ。海未ちゃんと穂乃果ちゃんには幸せに付き合っていて欲しいし、海未ちゃんはとっても大切な友達だから裏切ることは、もう、したくない。中学校の時に海未ちゃんが穂乃果ちゃんのことを好きだと知っていながら、穂乃果ちゃんとの関係を持っていた、償いのつもりもあったりする。
ことり「――ことりは穂乃果ちゃんのこと、きっぱり諦めます。だから海未ちゃんは、幸せに過ごしてくれると嬉しいな」
ことり「だから、何かあったら今まで通り相談して欲しいなーって。お願いしに来たんだよ」
海未「ことり――」
ウルッ……
92 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/01(月) 05:04:40.20 ID:86+zaO/s0
ことり「話は終わりっ」
ことり「じ、じゃあね海未ちゃん! また明日!!」クルッ タッ
泣くのは一人でって決めたの。ことりが泣くと、海未ちゃん笑ってくれないから。穂乃果ちゃんも、ことりが笑ってた方が変な気使わないで済むもんね。
海未「ことり!!」
海未「……また明日」
ことり「うん、ばいばい」
ことり(明日からはきっと、泣きそうになったりしないから)
タッタッタッ
海未「……ことり、ありがとうございます」
海未「あなたが友達で、良かったです」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 11:33:26.91 ID:3NJBS5vqO
つまらん
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 14:41:03.41 ID:yy8ZQS9uO
ほのうみ以外は皆マイナーカプ
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 17:30:39.89 ID:XRvz64izO
もう続きこないと思ってたぜ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 19:13:21.74 ID:FzeZxIPAO
>>68
唐突に出てくる園田で草
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 19:15:26.12 ID:oOMjUnhKo
※94
いや一番人気ないやろ、穂乃カプの中ですら
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/01(月) 19:40:44.84 ID:UUxr/tGaO
ことりがいたたまれねえ
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/02(火) 04:37:59.63 ID:aMAb0bVGo
ことりちゃんのは最後に特大のエピソードが来るはずだから…
100 :
なんだかんだこのルートが一番長くなった可能性があります
[saga]:2016/02/02(火) 04:47:59.64 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
一ヶ月半後
ことり「え、穂乃果ちゃんに求められたらどうすればいいか……?」
ことり「……」
ことり「い、いやちょっと驚いただけだよ」
ことり「急にどうしたの?」
ことり「もー……顔真っ赤にするくらいなら相談しないでよぉ……。こっちまで恥ずかしくなっちゃうよ//」
ことり「でも確か海未ちゃんて、前に自分から穂乃果ちゃんのこと誘って……」
ことり「そんなこと絶対しないと思ってたのに、海未ちゃんて実はちょっと……えっちだったりするの?」
ことり「な、泣かないで海未ちゃん! ごめんね、ことりが悪かったよ……」
ことり「じゃあさ、穂乃果ちゃんがどういう行動取るかわからないけれど、拒否しないことかな?」
ことり「そういうことしようとしてる時の男の人ってとっても傷つきやすいんだって。拒否するにしても、理由は言ってあげた方がいいよ」
ことり「それだけで大丈夫だよきっと」
ことり「穂乃果ちゃんの場合は脳と下半身が繋がってる……っていうのは言い過ぎかもしれないけれど――とっても性欲強いから、気をつけてね」
ことり「うふふ、すぐ顔真っ赤になっちゃってかわいいなぁ」
ことり「夜が上手くいかないと、恋人同士も上手くいかないって言うしね?」
ことり「ふふ、穂乃果ちゃんから色々教えて貰うといいと思うな♡」
101 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:49:02.65 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
次の日
ことり「そ、それことりに相談、する……?///」
ことり「知らないよぉ……海未ちゃんとえっちがしたいならすればいいんじゃないかな……」
ことり「昨日海未ちゃんから相談受けたばかりなのに」ボソッ
ことり「え、ううんなんでもないっ」
ことり「というか……ぅぅ……そういうのは男の子同士で相談を……//」
ことり「こ、ことりならどうするか?」
ことり「うーん考えたこともない、けど……海未ちゃんの場合ムードとか意識して言葉にしないでしようとすると、なんとなく理解して貰えない気がするの」
ことり「不器用だからね」
ことり「だからぁ……えっちしたいって、ストレートに言う、かな?」
ことり「きゃー! そう言われた時の海未ちゃん絶対かわいい!! お顔真っ赤にしてえ、俯いて……」
ことり「うん、それがいいと思う……優しくしてあげないとダメだよ?」
ことり「ことりにするみたいに乱暴にしちゃダメ」
ことり「うん、わかってるよね。あはは、ごめんね今更こんなこと」
ことり「…………」
ことり「そんなに溜まってる、の?」
ことり(顔真っ赤、かわいい……♡)
ことり「ふふっ、じゃあお楽しみに♡」
102 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:49:52.02 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果の部屋
穂乃果「……」
穂乃果「んっ……」
海未「ちゅ……ふぁ……」
穂乃果「……」
穂乃果「海未ちゃん、あのね……今雪穂、いないんだ」
穂乃果「泊まりいってて」
海未「そ、そう、なんですか」
ギュッ
穂乃果(今日の海未ちゃん、なんだかいつもと匂いが違う、ような……)
海未「……?」//
穂乃果「えっち、したい」
海未「……/////」
穂乃果「っ……//」
穂乃果(いいってこと、かな……?)
穂乃果(そもそもこんなこと聞く自体がやっぱりおかしかったよね//)
ドサッ
海未「あ、あのっ……」
穂乃果「……」
海未「すみません、今日、は……」
穂乃果「え……?」
103 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:50:28.31 ID:owlfbFgk0
穂乃果「ごめん、嫌だったよね。ごめん………」スッ
海未「違うんです、嫌なわけじゃないんです、本当です!」
穂乃果「?」
海未「…………」
海未「今……生理中……なんです」
穂乃果「あ……」
穂乃果(だからなんかちょっと違う匂いしたのかな……?)
穂乃果「ごめんね気がつけなくて」
穂乃果(うぅ、どうしよう……もうその気になっちゃってたよ)ムクムク
海未「……あの」
海未「――今の私に出来ることは、ありますか?」
穂乃果「え……」
海未「…………教えて、ください」
穂乃果「でも」
海未「私はそのようなことが、良くわかりません……。何も出来ないままは……嫌なんです」
穂乃果「じゃ、じゃあ……さ」
104 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:51:10.70 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
海未「………////」
海未「恥ずかしくて気絶、しそうです……」
海未「これが穂乃果の……」ジーッ
海未「はっ//」プイッ
海未「破廉恥です!!!!」
穂乃果「……」
穂乃果「こっちまで恥ずかしくなるんだけど」//
海未「すみません……。えっと、触ればいいんですか?」
穂乃果「うん」
海未(前見たものと少し形が違うような……)スッ
フニャフニャ
海未(あれ、少し柔らかい?)
海未(な、なるほど……ここから大きくなるということ、なのでしょうか)
穂乃果「んっ……♡」ムクムク
海未「うわ……」
海未(さっきより硬く……)
穂乃果「皮剥いて?」
海未「は、はい」
海未「こう、ですか?」ムニュ
穂乃果「それで、上下に」
海未「……」シュコ…シュコ
穂乃果「はぁぁ……♡」
105 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:51:48.44 ID:owlfbFgk0
海未「これで気持ちいいんですか……?」
穂乃果「うん、最初よりおっきくなってるでしょ?」
海未(前みたのと、同じです……)
穂乃果「続けて?」
海未「はい」
穂乃果「はっ……♡んっ♡」ビクッ
海未「痛かったですか!?」
穂乃果「え? 大丈夫だよ、気持ちよかったから」
海未「そうでしたか……」
海未(硬い……)
海未(このさきっぽを触ったら……)ピトッ
穂乃果「ひゃぁ♡」
海未(きっと、気持ちいいってことですよね……?)
穂乃果「うん、その調子」
シコシコ
穂乃果(人にされるの久しぶりだなあ……)
穂乃果(気持ちいいけど、ちょっと刺激が弱い、かなぁ……)
穂乃果(イケるかな……)
穂乃果「海未ちゃん、もう一ついいかな……?」
海未「なんですか?」
穂乃果「口でしてもらいたい、なんて……」
海未「く、くちですか……?」
海未「えっと……わかりました」
海未「くち……くち。えっと」
ペロッ
穂乃果「んんっ♡」
106 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:52:30.18 ID:owlfbFgk0
海未「ちゅ、んっ……ぺろ」
穂乃果「うん、気持ちいい……♡」
穂乃果(舌でされるのってこんな感じなんだぁ♡)
穂乃果(必死でかわいいなぁ……)
穂乃果「さきっぽがいい」
海未「ふぁい//」
海未「ちゅる……んちゅ……れろ……♡」
穂乃果「はぁ、あんっ♡」
海未(さきっぽ、こんなに赤く……ぱんぱんに……///)
海未(こんなに反って、血管も浮き出てとっても苦しそうです……なんとかしてあげなければ……)
穂乃果「ハァハァ……❤︎」
穂乃果(気持ちいいけど、舌じゃイケなそう……どうしよう)
穂乃果「咥えて?」
海未「え……」
海未「あ、む」
穂乃果「ふぁ……♡」
穂乃果「ありがとう」ナデナデ
海未「……んー///」
穂乃果「頭動かして?」
海未「……」
ググッ
穂乃果「――いたっっ!!!」
海未「え……あっ」ビクッ
穂乃果「……歯たてないでよぉ……」
海未「ご、ごめんなさいっ、大丈夫でしたか?」
穂乃果「うん……」
穂乃果「ごめん、教えなきゃだったね」
海未「いえ……教えられなくても分かるはずでした……」
穂乃果「……」
穂乃果「口でシテもらうのはまた今度にしようかな?」
穂乃果「手でお願い」
海未「すみません……」
穂乃果「ううん、大丈夫だよ」ナデナデ
穂乃果(痛くてちょっと萎えちゃった……)
107 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:53:14.46 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
15分後
穂乃果「……そうだ、これ使お」
海未「?」
穂乃果「ローションだよ」
穂乃果(……ことりちゃんて、上手かったんだなぁ……すぐイッちゃってたもん……)
穂乃果(穂乃果早いと思ってたけど、そうでもないのかな……)
穂乃果(ことりちゃんが上手すぎただけ?それとも海未ちゃんが――)
穂乃果(ううん、教えていけば問題ないよっ)
穂乃果「これ垂らすと、ぬるぬるになるの」ベチャァ
海未「……うわ」
穂乃果「これでして?」
海未「はい、がんばり、ます……」
穂乃果「そんな改まらなくても」
穂乃果(これでいけなかったらどうしようかな……)
108 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:53:48.49 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
20分後
穂乃果「はぁ、はぁ♡」
穂乃果(だめだ、なんかもうちょっと足りない……ちょっと刺激が弱すぎるな……)
穂乃果(どうしよう、もう少しな気がするんだけど、さっきからずっとこんな感じ……)
海未「……」グチュグチュ
穂乃果「……」スッ
ピタッ
穂乃果「――あの、海未ちゃん。今日はもういいや」
海未「え……ま、間違っていましたか?」アタフタ
穂乃果「ううん、なんだか今日は調子よくないみたい……ごめんね?」
海未「そうなんですか」
海未「……」
穂乃果「悪いのは穂乃果だから、大丈夫だよ?」
海未「はい……」
穂乃果「ティッシュで拭いて」
海未「……」ゴシゴシ
穂乃果「――トイレ、行ってくるね?」
海未「あ……」
海未「……」
109 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:54:18.99 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
トイレ
穂乃果「こんな、かんじかな……んぁぁ♡」グチュグチュ
穂乃果「んっぁ♡」
穂乃果「……ぃ♡」ガクガク
穂乃果「ふぁっぁ♡♡」ビュクッビュクッ
穂乃果「はぁっ♡はぁっ♡♡」
穂乃果「……」
穂乃果「……なんでひとりでしちゃったんだろ」
穂乃果(……海未ちゃんに色々教えよう。海未ちゃんのこと、好きだし)
海未「…………」キキミミ
海未「やっぱり、私じゃ……」
海未「満足させてあげることもできないなんて……」
海未「ことりならきっと……」
海未「っ…………」
ガチャ
穂乃果「……あれ海未ちゃん?」
海未「なんでもないですっ!」
穂乃果「部屋戻ろ?」
海未「はい……」
110 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:55:09.34 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果「……ぎゅー」
海未「ん……痛いですよ//」
穂乃果「二人きりなんだからいいでしょ?」
海未「はい……」
穂乃果「……さっきから暗い顔してる」
海未「だって」
穂乃果「うん」
海未「……私はこれから先、穂乃果のこと、満足させてあげられないのかもしれないと思うと」
穂乃果「……海未ちゃんは穂乃果とそういうことするの、嫌じゃない?」
海未「は、恥ずかしいですけど……嫌では、ないです」///ボソボ
穂乃果「じゃあまた今度しよ? 今度は色々勉強、してから!」
海未「勉強?」
穂乃果「そういうことの!」
海未「……///」
海未「……教えてくれるんですか?」
穂乃果「うん、だって……海未ちゃんと、そういうこと……したいから//」
穂乃果「あ! そ、そういう目でしか見てないってことじゃないんだよ!? ほ、本当に好きだから……」
海未「わかっていますよ」
穂乃果「じゃあもう遅いし、寝よっか!」
111 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:56:18.95 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
雪穂「……」
穂乃果「おはよう雪穂」
雪穂「うん」
雪穂「行ってきまーす」
穂乃果「……」
穂乃果(雪穂……冷たいな)
穂乃果「はぁ、行ってきまーす」
海未「おはようございます穂乃果」
雪穂「……じゃあ海未ちゃん、またね」
穂乃果「……行ってらっしゃーい」
雪穂「……」タッタッ
海未「まだ仲直りしていないのですね」
穂乃果「だって……」
穂乃果「仲直りしたい、けど。雪穂また違う彼氏作ったみたいで忙しいみたいだし」
海未「でも」
穂乃果「――仲直りしたいに決まってるじゃん!! でも、謝っても許してくれないし!」
海未「……」
海未(……ずっと悩んでいたんでしょうか)
穂乃果「……ごめん」
穂乃果「……海未ちゃん、海未ちゃんを、こんなことに巻き込みたくないけど……力、貸して欲しい」
海未「……」
海未「穂乃果がそう言ってくれるのを、待っていましたよ」
穂乃果「え……」
海未「私は、何度も協力すると言いました」
海未「でも穂乃果は大切なことになるといつも一人で抱え込んで、私たちのことを頼ってくれません」
海未「私はいつも助けられているというのに」
海未「頼ってくれて、ありがとうございます。二人でがんばりましょうね」
穂乃果「海未ちゃん……ありがとう」
112 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:56:54.89 ID:owlfbFgk0
☆――――☆
高坂穂乃果のことが、好きだった。
だらしなくて、喧嘩もたくさんして、でもいつも一緒にいた。誰よりも長い時間を過ごしていたはずだった。兄のことを、心から好きだった。自慢の兄だった。
――家族として、好きだった。
高坂穂乃果のことを、好きになった。
穂乃果が絢瀬絵里さんと付き合い始めた時から、変化を感じていた。二人でどこかへ行くことはほとんど無くなった。私と話していてもすぐに携帯を開いたり、違うことを考えだしたりした。わかりにくいかもしれないけれど、私ははっきりとわかってしまった。強烈な違和感に、なぜか強い不安を当時小学生だった私は感じていた。
穂乃果が絢瀬絵里さんと別れたら、穂乃果はまた前みたいに戻ってくれた。一緒に買い物をしたり、でもそれも短い間だった。絢瀬絵里さんと別れた後も穂乃果は、少しの感覚を開けて付き合っては別れるを繰り返していた。誰かと付き合う度、最初に感じた違和感が戻ってくる。不安になって、別れてくれたら安心する。そんな生活が続いて、それがなんなのかわからないまま私は穂乃果と同じ中学校に入学することになった。
そこには私の知らない穂乃果がいた。
当時付き合っていた……名前はわからないけれど、可愛かった彼女さんと穂乃果は学校でいつもイチャイチャしていた。幸せそうに笑う笑顔は私に向けたことがないもので、それを見てしまった瞬間……私は穂乃果のことを好きだったんだと気がついてしまった。絶対に踏み入れてはいけない領域だとも、その心と一緒にわかった。
113 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:58:09.39 ID:owlfbFgk0
――それでも私は穂乃果のことを、異性として好きになった。
お兄ちゃんと呼ぶのをやめたのも、その頃からだったと思う。今まで通りお兄ちゃんて呼んでいたら、私は私の心を否定することになってしまう。気がついた時には心の大部分を占めていた想いを、否定することなんて出来なかった。叶わないって分かっていたのに、認め切れなかった。
それが悔しくて、今の立場にいたらただの妹でしかないのが辛くて。私は次第に穂乃果に対する当たりが強くなっていった。余計離れるだけって、わかってるのに。
雪穂「えー、なんでそんなことしなくちゃいけないのさ」
雪穂「……つまんない、帰る」
同じ学校に通っている一つ上の先輩と付き合って二回目のデート。ちょっとかっこいいかなーって思って愛想よくしゃべったら……うまい具合に告白してくれた。うまくいきすぎたかなあって気もするけれど、穂乃果もこんな感じで彼女作ってたのかな。私もやれば出来るじゃん。
でも、なんかこの人は違うかな。私に見る目はないのかな。
背を向けて家に帰ろうとすると、彼氏が腕を掴んできた。
雪穂「離してっ」
雪穂「……もういいよ、別れよ」
穂乃果なら、もっと楽しいとこ連れてってくれる。穂乃果ならもっと楽しい話、してくれる。穂乃果なら、穂乃果なら――。
今のところ、どんな男の人と居ても頭に浮かんでくるのはそればかり。今は海未ちゃんっていう彼女がいて、私の想いなんて叶うはずもないのに、その呪いから逃れられない。
――ただ、逃れよう、と思ってないだけなのかもしれないけれど。
114 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:58:50.73 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
海未「穂乃果」
穂乃果「んん……」
海未「もう夕方ですよ」
穂乃果「もうちょっとぉ」
海未「そんなにお昼寝をしてたら、夜眠れなくなってしまいます」
穂乃果「うーん……」
海未「ほら」
穂乃果「はーい……」ムクッ
穂乃果「雪穂帰ってきてるかな?」
海未「いえまだ」
穂乃果「そっか」
穂乃果「今日も遊び行ってるのかな」
穂乃果「下降りてよっか」
海未「そうですね」
115 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 04:59:33.91 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
雪穂「ただいまー」
ガラッ
穂乃果「お、おかえりー」
海未「お邪魔してます」
雪穂「こんにちは海未ちゃん」
穂乃果「……」
雪穂「」スッ
穂乃果「ちょ、ちょっと待って!」
雪穂「なに?」
穂乃果「……どこ行ってたのかなーって」
穂乃果「ほら最近よく遊びに行ってるでしょ? なにしてるか気になって」
雪穂「別に、関係ないでしょ」
穂乃果「……」ブチ
雪穂「じゃ」
穂乃果「……関係なくないじゃん」
海未「穂乃果……?」
穂乃果「最近の雪穂おかしいよ!! ううん、思い返したら最近じゃないもっと前からだったのかもしれない。一体どうしたのさ!? 穂乃果のことそんなに嫌いなの!?」
雪穂「……なに急に熱くなってんのさ」
雪穂「私がどこで、なにしてたって穂乃果に関係ある!?」
海未「ちょっと二人とも……」
穂乃果「あるよ! 雪穂がもし危ないことしてるんだったら、心配するでしょ!? もし連絡無しで帰ってこないなんてことがあったら大変なんだよ!?」
雪穂「……心配、なんて」
雪穂「――私のことなんて、どうでもいいくせに!!!」
116 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:00:16.04 ID:owlfbFgk0
穂乃果「え……?」
雪穂「っ……」
ダッ
穂乃果「雪穂!!」
穂乃果「……わけ、わかんないよ」
海未「……」
海未「私が話を聞いて来ます。穂乃果は待っていてください」
◇――――◇
雪穂「……心配、してくれてたのに」
雪穂「なにしてるんだろ……私」
コンコン
雪穂「……っ」
海未「――雪穂」
雪穂「海未、ちゃん? どうしたの?」
海未「雪穂、入ってもいいですか? 私一人です」
雪穂「……いいよ」
ガチャ
雪穂「ちょっと散らかってるけど」
海未「私でもこのくらいになるときもありますよ」
雪穂「そうなの?」
雪穂「あ、そこ座って」
海未「失礼します」
117 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:01:01.56 ID:owlfbFgk0
雪穂「ごめんね、変なとこ見せて」
雪穂「――最近仲悪くて、さ。穂乃果から聞いてるかな」
海未「ええ」
海未「いつからなんですか?」
雪穂「二ヶ月くらい前だったかな、正確には覚えてないけれど」
雪穂「まあ私が変な維持張ってるだけだよ」
雪穂「で、どうしたの?」
海未「はい、実はそのことなんです。――穂乃果と、仲直りしてもらえませんか?」
雪穂「っ」
雪穂「……なんだ、そのことなんだ」
海未「少し前に穂乃果に喧嘩しているという話を聞いてから、しばらく見ていました。……やはり二人には仲の良い兄妹でいて貰いたいのです」
海未「私が口を出していいことではないのかもしれません。でも……辛そうに見えるんです。二人とも」
雪穂「……私は別に」
海未「少なくとも……穂乃果は、辛そうです」
雪穂「そんなわけないよ……だってあいつ楽しそうにしてるじゃん。海未ちゃんと付き合って、嬉しそうだよ」
海未「こんなこと言っていいのかはわかりませんが……私と二人でいるときも雪穂の話をするんですよ」
海未「話しかけたけれど、無視されちゃったって落ち込んでいることもしょっちゅうでした」
雪穂「……」
118 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:02:16.33 ID:owlfbFgk0
雪穂「海未ちゃんがそういう話、聞いてくれてたんだ。ありがとう。……やっぱり海未ちゃんは優しいね」
雪穂(自分のことしか考えてない私とは全然違う……)
雪穂「二人が羨ましいな」
海未「?」
雪穂「穂乃果には海未ちゃんみたいな優しい彼女がいて、海未ちゃんは――穂乃果と付き合ってて」
雪穂「本当に羨ましい」
海未「……?」
海未(……? 私が穂乃果と付き合ってることが、羨ましい……?)
海未「穂乃果と付き合ってて、羨ましい……? 」
雪穂「へ」
海未「雪穂もしかして、穂乃果のことが――」
雪穂「ち、違うの! えと、あのっ」
海未「……」
雪穂「はあ」
雪穂「……気持ち悪いでしょ? 海未ちゃんが思ってる通りだよ。――私は穂乃果のことが好きなの」
海未「……それは、異性として、ですよね」
雪穂「うん」
海未「……そうだったんですか」
雪穂「いつからだったかな。穂乃果に彼女が出来始めた時からかな、急に構って貰えなくなってさ、しばらくしてから好きなんだって気付いたの」
雪穂「でもさー私たち兄妹だから、無理なんだもん。それを認めたくなくってさ、お兄ちゃんって呼ぶのもやめた」
海未(なるほど……だから雪穂は、穂乃果に彼氏のことでからかわれたりすると、激怒したんですね)
海未(好きな人から……そんなことを聞かれたら、辛かったでしょうね)
海未「言わないんですか」
119 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:03:18.26 ID:owlfbFgk0
雪穂「言えるわけないよ、こんなこと」
雪穂「気持ち悪いじゃん……」
海未「そんなことありません、誰かが誰かを想う気持ちに、気持ち悪いだなんて!」
雪穂「お世辞でも、ちょっと嬉しい」
海未「お世辞じゃありません、信じてください!」
雪穂「……ありがと」
雪穂「でも、さ。今は海未ちゃんの彼氏だよ、海未ちゃんのことだけ考えてくれた方がいいでしょ?」
海未「確かに私のことを見てくれないと、少し辛い時もあります。でも誰に対しても明るく振舞って、笑顔にするのが穂乃果ですから」
雪穂「――じゃあ、穂乃果と別れてよ」
海未「……え」
雪穂「私が伝えるってことは、そういうことでしょ?」
海未「……」
雪穂「ふふっ、冗談だよ。海未ちゃんと穂乃果お似合いだもん」
海未(……嫌味を言ったのと、同じでした)
海未「すみません……」
雪穂「ううん、ありがとね」
雪穂「――私、やっぱり穂乃果と兄妹なんだよ。恋人にはなれない。海未ちゃんにこの話して、やっと自覚出来た」
雪穂「――お兄ちゃんに、謝るよ」
雪穂「……海未ちゃんにも心配かけてごめんね」
120 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:03:44.18 ID:owlfbFgk0
海未「雪穂」
雪穂「あー……なんかスッキリしたかも」
雪穂「穂乃果のこと、呼んで来てくれるかな?」
海未「はい」
スッ
ガチャ
雪穂「はぁ」
雪穂「話しちゃった……」
雪穂「でもなんだか楽になったかも。私は誰かに話したいだけだったのかも、ね」
雪穂「お兄ちゃんって呼ぶのちょっと恥ずかしい、な」
〜〜〜〜♪
雪穂「……!?」
雪穂「家の前、来てるって……嘘!?」
121 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:04:29.67 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果「雪穂の部屋に行けばいいの?」
海未「はい、話があるって」
穂乃果「……なに話してたの?」
海未「女性限定のお話です」
穂乃果「なにそれぇ」
海未「とにかく、行きましょう」
穂乃果「うん」
スタスタ
海未「頑張ってください」
穂乃果「うん」
コンコン
海未(私は結局なにもしてあげられませんでした。雪穂が一人で答えを出してくれたから良かったものの……)
海未(穂乃果なら……)
穂乃果「あれ?」
穂乃果「……雪穂ー入るよ?」
ガチャ
穂乃果「――雪穂?」
穂乃果「あれ、いないよ!?」
海未「え!?」
海未「さっきまでここに……」
穂乃果「トイレかな?」
穂乃果「ちょっと待ってみようか」
122 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:05:29.98 ID:owlfbFgk0
――――
穂乃果「家の中探してみるね」
海未「私も行きます」
――――
海未「いませんね……電話も繋がりません」
穂乃果「外かな? 玄関から出たならすれ違ってるはずだし……」
穂乃果「――裏口から……?」
海未「なるほど入れ違いで裏口からでていった可能性もありますね」
穂乃果「雪穂あっちにも靴置いてるから見に行こ!!」
ダッタッ
穂乃果「やっぱり無いよ出ていったんだ」
海未「でもどうしてこのタイミングで」
穂乃果「……なんか、嫌な予感する。探しにいこ!!」
海未「はい!」
穂乃果「海未ちゃんその靴頑張ってはいて!」
海未「わかりました」
ガチャ
穂乃果「どっちだろう……」
海未「――穂乃果、これ!!」
穂乃果「雪穂の、携帯……? なんでこんなところに!?」
海未「やっぱり何かあったんじゃ……」
穂乃果「探さないと!」
海未「でもどこへ――」
雪穂「きゃーっ!!! ――んっ」
穂乃果「……雪穂!?」
穂乃果「雪穂の声だ……多分あっちの角から、だよね?」
海未「はい……」
穂乃果「行こう!」
123 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:06:32.91 ID:owlfbFgk0
海未「っ……」キュッ
穂乃果「大丈夫、穂乃果がついてるから。何かあったら逃げて?」
海未「いえ……大丈夫、です」
タッタッタッ
角を曲がって袋小路にたどり着くと、制服を着た三人の学生の後ろ姿が見えました。直後、私より前にいた穂乃果が雪穂の名前を叫びます。私には見えませんが、きっとあの中心には雪穂がいるのでしょう。
私は一歩を踏み出すのでも、怖いのに……穂乃果は恐れなど感じさせず振り向いた男子学生に迫っていきます。……音ノ木中の制服が一つと西高の制服が二つ。音ノ木の制服を着た背の高い人が、雪穂の手をがっしりと掴んでいました。
穂乃果「雪穂になにしてるの、嫌がってるじゃん」
雪穂「穂乃果!?」
三つの鋭い眼光が穂乃果に向けられ、そのうちの一人が口を開きました。誰? お前には関係ないだろう、と。
雪穂「そ、そうだよその人は関係ない! だから……なにもしないで」
雪穂の声は、震えていました。掴まれている手を振り回し抵抗するも、音ノ木の生徒が怒鳴りつけ、動きを止めます。
穂乃果「……雪穂の兄だよ」
聞いたこともないような低い声。
西校の一人が穂乃果に迫ります。雪穂がわけのわからない理由をつけてその生徒の後輩であろう、音ノ木の生徒を振ったというのです。
穂乃果「……その人に魅力がなかったんじゃない?」
124 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:07:17.58 ID:owlfbFgk0
穂乃果「どうでもいいけど、雪穂にひどいことしようとした時点でそっちが悪いよね」
海未「穂乃果……」
その後も相手の言葉に挑発するような言動で返し続ける穂乃果は、私が知っている穂乃果とは別人のようでした。
気がつけば西校のもう一人が私の目の前にいました。
海未「な、なんですか……」
怖い……怖い。
――こっちの子もかわいいじゃん、奢るからどっか遊びに行こうよ、と。私に手を伸ばして来た瞬間でした。
穂乃果「やめろっ!!!」
袋小路に怒号が、響きます。一人が穂乃果の胸ぐらを掴んでぐいっと持ち上げると穂乃果の口から鈍い声が漏れ出します。
穂乃果「うぐ……二人に手……出したら許さない、から」
雪穂「やめてっ!! お兄ちゃんを離して!!」
海未「や、やめてくださいっ……!」
ここで喧嘩なんかしたら、穂乃果が一方的に……。穂乃果の苦しそうな顔を見て笑うと、そのまま穂乃果を地面に放り投げてしまいました。
125 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:08:34.79 ID:owlfbFgk0
穂乃果「うっ……」
海未「穂乃果!!」
穂乃果「いった……」
海未「大丈夫ですか!?」
私が駆け寄ると腕を抑えていました。穂乃果は腕をコンクリートに擦ったせいか、皮が剥け少し血も出ています。それでも歯を食いしばって相手のことを貫くような視線で立ち上がろうとします。
もうやめてください。私が叫ぼうとした時でした。
急に三人の学生達は、雪穂から離れ私から離れ穂乃果から離れていきました。捨てセリフのように、叫ばれると面倒だからもう行こう、と。確かに今私や雪穂が思いっきり叫び続けたら誰かが来て、この人たちにとっては面倒なことになっていたかもしれません。私たちはその行動によって救われることになったのですが。
穂乃果「待ってよ! 雪穂に手、出したら絶対許さないよ」
穂乃果は立ち上がり、音ノ木の生徒の背中にそう投げかけます。すると隣にいた西高の生徒は、あんなのよりもいいの紹介してやるから、と音ノ木の生徒の肩を叩きます。それがその人たちの最後の言葉でした。袋小路を右に曲がってしばらくすると途端に私は足に力が入らなくなってその場に座り込んでしまいました。
雪穂「お兄ちゃん、大丈夫!?」
穂乃果「……雪穂こそ、大丈夫だった? 怪我ない?」
雪穂「うん……ごめんねっ、私のせいでっ!」
雪穂「海未ちゃんも、ごめんっ……」
126 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:09:47.45 ID:owlfbFgk0
穂乃果「はぁ……怖かった……本当に」
穂乃果「雪穂も、怖かったよね」
雪穂「……うん」
ギュッ
ナデナデ
雪穂「///」
穂乃果「全く、手のかかる妹を持っちゃうと大変だね」
雪穂「い、いつもはお兄ちゃんのほうが……手、かかってるし」
穂乃果「確かにそうかも。じゃあ今までのお返しってことで」
雪穂「……ありがと」
雪穂「あの、お兄ちゃ――」
穂乃果「お兄ちゃんって呼ばれるの、いつぶりかな」
雪穂「///い、いいじゃん別に!!」
穂乃果「うん、嬉しいけど」
雪穂「……あの、ごめんね。最近変な態度取ってて」
穂乃果「穂乃果が変なこと色々言ったから、だよね? 雪穂のことなんにも考えてなかった、ごめん」
雪穂「ううん、お兄ちゃんは謝ろうとしてくれてた……私も、悪いよ」
127 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:10:14.37 ID:owlfbFgk0
穂乃果「じゃあどっちも悪いね」
雪穂「そう、だね」
スッ
穂乃果「海未ちゃんも大丈夫?」
海未「はい……なにもできなくてすみません」
穂乃果「ごめんねーもっと穂乃果が頼りになれば怖い想いさせなかったのに」
海未「そんなことありません! かっこよかったですよ」
穂乃果「……じゃ、帰ろっか」
雪穂「うん……」
128 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:10:42.08 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果「いやー……いったいなぁ」
海未「擦りむいただけで終わってよかったですよ」
穂乃果「そうだよね、殴られそうだったし」
海未「――絆創膏貼っておきますね」ピタッ
穂乃果「んっ、ありがとー」
穂乃果「なんだかんだ、雪穂と仲直りできたのかな」
海未「もう大丈夫だと思いますよ」
海未「格好良かったですよ」
穂乃果「そう、かな///」
海未「はい」
海未「……あの、穂乃果。そういえば雪穂のことで話があるのですが」
穂乃果「?」
129 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:11:35.34 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果「雪穂ー!!」
雪穂「なにー?」
穂乃果「降りてきてー!!!」
雪穂「……なんだろ一体」
穂乃果の声のする方に進んでいく。リビングを抜けて、え、どっち?
縁側?
雪穂「あれ海未ちゃんは?」
穂乃果「もう帰ったよー」
雪穂「泊まっていかなかったんだ」
雪穂(話したいことあったのに)
雪穂「で、どうしたの?」
穂乃果「ふふふ、じゃーん!!」
雪穂「え……」
穂乃果「雪穂、したがってるって聞いたから」
雪穂「線香……花火」
雪穂「海未ちゃんから聞いたの?」
穂乃果「うん、ごめんね毎年買ってくるって言ったのに忘れちゃってて」
穂乃果「夏はもう終わっちゃったけど、やっぱり雪穂とこれ、したいなって」
雪穂「お兄ちゃん……」
130 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:12:17.15 ID:owlfbFgk0
穂乃果「ふふっ今年の穂乃果は一味違うんだから!」
穂乃果はそう言ってロウソクに火をつけて、ばりってちょっと乱暴に袋を開けた。その調子じゃ、またいつもみたいにすぐに落としちゃいそう、なんて考えたら去年のことを思い出して楽しくなってきた。
雪穂「いつの間に?」
穂乃果「さっき走って買ってきた!」
雪穂「無理しないでよ?」
穂乃果「へーきへーき」
私も線香花火を一本取って、火をつける。ゆらゆら揺れる火花が、まるでさっきまでの私の心を映し出しているみたい。
雪穂「心配かけてごめんね」
穂乃果「大丈夫、何かあったら絶対言うんだよ」
雪穂「うん」
穂乃果「――あっ!」
雪穂「……早いよ落とすの」
穂乃果「ちょっと油断してただけだもん」
雪穂「あっ……」
穂乃果「ほら雪穂だって」
雪穂「感覚、忘れてただけ!」
もう一本、もう一本。お兄ちゃんと私は次々線香花火に火をつけていく。私の中では毎年の行事で、今年も結局することになった。時期はちょっと違うけれど、必死になって線香花火を見つめるお兄ちゃんの顔が好きだったりする。
131 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:13:02.87 ID:owlfbFgk0
海未ちゃんに聞きたかったな。どうやって告白したんだろうって。私も告白、していいのかなって。
もちろん海未ちゃんからお兄ちゃんを取る気なんてないし、取れるとも思ってない。でもどこかで愛は一方的に贈るものだって見たんだ。私の気持ちは愛なんて言う大それたものじゃないのかもしれないけれど、お兄ちゃんを想う気持ちだけはきっと本物だから。
お兄ちゃんって呼ぶのに抵抗が少しずつなくなってきてる。でもお兄ちゃんのこと好きって気持ちはまだあって、でもその好きは……どんな好きなのかは私の中で少しずつ濁り始めている。海未ちゃんにこのこと告白したせいかな、なんだかすっきりしちゃったから。
雪穂「ねえねえ」
穂乃果「ん?」
雪穂「――好き」
ポトン、と線香花火が落ちる。一瞬の静けさにお兄ちゃんは目を見開いた。
穂乃果「ほ、穂乃果も好きだよ?」
きっとお兄ちゃんはこのことを言っても軽蔑するような人じゃない。軽蔑されてしまったとしても、私はやっぱり言うことに価値があると思うんだ。付き合うとか付き合わないとか、そんなのはどうでもいいの。
雪穂「私の好きはきっとお兄ちゃんが思ってる好きとは違うよ。お兄ちゃんが、海未ちゃんに向けて思ってる気持ちと、おんなじ」
穂乃果「え……?」
雪穂「兄妹、なのにね。好きになっちゃった」
132 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:14:30.74 ID:owlfbFgk0
雪穂「だからお兄ちゃんって呼ぶの、やめた。彼氏作れって言われて怒った。お兄ちゃんに彼女が出来ると、イライラした」
穂乃果「……そう、だったんだ」
雪穂「ごめんねこれで何かしてほしいわけじゃないの。自分勝手だけど、ただ言いたかっただけ。私たちは兄妹だし、今は……お兄ちゃんの妹でよかったって思ってる」
雪穂「だから、またいつも通りよろしくね」
穂乃果「……うん、ちょっとびっくりしてるけど嬉しいよ」
穂乃果「そういえば、買い物付き合ってって言ってたんだよね。それもすっぽかしてたけど」
雪穂「そうだよー楽しみにしてたのに」
穂乃果「じゃあ今度いこっか!」
雪穂「うん」
穂乃果「――ラスト一本もらいっ!」
雪穂「あ、ちょっと!」
心に羽が生えたみたいだった。とっても軽くて、とっても心地よい。今年の夏は今までと全然違ったなあ、なんて振り返ってみる。大体が怒ってたり不安な気持ちになってた気がするけれど、それでも最後がよかったからいい夏だったのかなって。
お兄ちゃんはラスト一本も、案の定すぐに落としちゃって頭を抱えた。――ふふ、来年こそは私よりも上手くなってよねお兄ちゃん。
http://i.imgur.com/ZlLg3yn.jpg
133 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:15:21.35 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
ことり「穂乃果ちゃんその腕どうしたの!?」
穂乃果「え、あはは……昨日ちょっと色々あってさ」
穂乃果「ね?」
海未「はい」
――――
ことり「大丈夫だったの!?」
穂乃果「なんとか」
ことり「ほえー……穂乃果ちゃん凄いね」
ことり「見てみたかったな」
穂乃果「もうああいうのは二度とごめんだよ……怖いもん、うん」
ことり「怖くても逃げなかったの、かっこいいよ」
穂乃果「そう、かな?」
海未「ではことり、私たちはこれで」
ことり「うん、ばいばい!」
134 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:16:08.28 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果「うーみちゃん♡」ギュッ
海未「い、いきなりどうしたんですかっ」///
穂乃果「なんか最近大変なこと多かったから、こういうこと、してないなーって」
海未「た、確かにそうですが」
穂乃果「前言ったこと、覚えてる?」
海未「?」
穂乃果「――えっちなこと、一緒に勉強しようねって♡」
海未「なっ///あ、あれは!!」
穂乃果「ね、いまからしよ?」
海未「具体的に何をするんですか?」
穂乃果「うーんそうだなあ」
穂乃果「あっ! 海未ちゃんて、えっちな動画とか見たことある?」
海未「ない、です……」
穂乃果「だよね、じゃあ一緒に見よう!」
海未「いまからですか!?///」
穂乃果「さっきからそう言ってるじゃん」
ポチッ
海未「うぅ……」
穂乃果「どういうのがいいかな?」
海未「知りません!//」
穂乃果「じゃあこういうので」
海未「……ほ、本当に見ないとダメですか?」
穂乃果「ダメだよ」
海未「うぅ」
チュル……チュンッ
海未「ひっ……」
135 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:16:37.60 ID:owlfbFgk0
穂乃果「キスしてるだけだよ。穂乃果達もこういうこと、してるんだよ?」
海未「そうですけど」
海未(な、なんというか生々しいといいますか……穂乃果はこういうのをいつも見ている、のでしょうか)
ア……ン……ビク
海未「!?!?」//////
海未「む、無理ですもうこれ以上は見れませんっ!!!!」
穂乃果「……」
海未「限界です、穂乃果ぁ……」ウルウル
穂乃果(可愛い……けど嫌なら続けちゃダメだよね)
穂乃果「そ、そっか……ごめんね?」シュン
ピタッ
海未「……」
海未(ここでやめたらまた穂乃果に我慢させてしまうことになるんですよね……。考えてみたら毎回毎回私は自分のことばかり……)
海未「や、やっぱり見ます!」
穂乃果「でも」
136 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:17:09.25 ID:owlfbFgk0
海未「大丈夫です、大丈夫ですから」カァァアアアア
ポチッ
穂乃果(大丈夫、なのかな?)
チュル…レロ…チュププ
海未「な……///」
海未(女の人が男の人のモノを口で……)
海未「は、破廉恥ですこんなの!!」
穂乃果「そ、そうだね」
穂乃果(海未ちゃんやってくれてたよね……)
海未「……/// 」ジーッ
海未(なるほど、裏側をこのように舌で……)
海未「――はっ//」プイッ
穂乃果「くす……大丈夫だよ、穂乃果以外見てないから」
海未「……ぅぅ」
穂乃果「ほらよく見て」
海未(そ、そうにゅう……というもの、ですよね)
ニュル……ズズ……アンッ……ギシギシ
海未(あ、あんな簡単には、入るのですか///)
137 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:17:50.74 ID:owlfbFgk0
海未(男の人も、女の人も……とても幸せそうです)
海未(見ているのはとても恥ずかしいですけれど、破廉恥の一言で片付けるのは、よくないのかもしれませんね……)
チラッ
穂乃果「はぁ……ハァ//」
海未(私も穂乃果とこんな風に抱き合えば、幸せな気分になれるのでしょうか)
ギシギシ……グチュグチュ
海未「……」ムラ…ムラ
海未(なんだか、変な気分です)
穂乃果「もうちょっと、くっつくね」ズイッ
海未(穂乃果の身体、少し熱いです。私も同じかもしれませんが……//)
ビュッビュッ
海未「!?」
海未(こ、これが男の人の射精……もっと声を出すのかと思っていました)
海未(穂乃果も、こんな風にびくびくって……)//
穂乃果「はい、終わりだよ」
穂乃果「どうだった?」
海未「はい……あの、とても恥ずかしいですけれど、学ぶものは……あった、と思います」
138 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:18:39.23 ID:owlfbFgk0
穂乃果「全部見れたね、顔真っ赤だけど」
海未「仕方ないじゃないですか!//」
穂乃果「……」
海未「……」ギュッ
穂乃果「……海未ちゃん//」
海未「穂乃果……苦しく、ないですか?」
穂乃果「え?」
海未「……その、こういうのを見たら苦しくなるもの、じゃないんですか?」
穂乃果「……そう、だけど」ビンビン
穂乃果(いい匂い……)
海未「協力、させてください」サワッ
穂乃果「あ……」ビク
海未「わ、私がんばりますから」
139 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:19:31.34 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
穂乃果「ハァハァ……♡んっぅ」
海未「れろ……れろ」
穂乃果「さっきの、見たからかな。上手くなったね♡」
穂乃果「あー、気持ち……ぃ」ナデナデ
穂乃果「一旦やめて?」
海未「?」
穂乃果「あの、さ……挿れたい、な」
穂乃果「でも、前は痛かったでしょ、怖いよね? だから今日は違うことしない?」
海未「違う、こと?」
穂乃果「うん、海未ちゃん前にさ――一人でしたことあるって、言ってたよね?」
◇――――◇
海未「自分で服を脱ぐのが、こんなに恥ずかしいなんて……」
穂乃果「やっぱり綺麗だね、海未ちゃんは」
海未「もう……すぐそういうこと、言うんですから」
海未「あの、本当にしなくちゃダメですか……?」
穂乃果「みたい」
海未「ぅぅ、でも二回したことないですし……本格的にしたことなんて……」
穂乃果「自分の身体のこと、知っておいた方がいいと思わない?」
海未「……わかり、ました」
穂乃果「穂乃果も一緒にするから、恥ずかしくないよ」
穂乃果「ね?」
海未「……」
サワサワ…
140 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:39:00.54 ID:owlfbFgk0
穂乃果「胸からなんだ♡」
海未「いちいち言わないでくださいっ」
穂乃果「ごめんごめん♡」
海未「はぁはぁ……んっ♡」
海未(前した時は、どんな感じだったん、でしょうか……)
モニュモニュ
海未「んっ♡」
穂乃果「ブラジャー、とって?」
海未「はい……」
ハラリ
穂乃果「……♡」ジーッ
穂乃果「ハァハァ……♡んっ♡ぁっ♡」シュコシュコ
穂乃果「隠さないでっ」
海未「……」
穂乃果「続けて?」
海未「……ひゃっ♡」コリッ
海未(さきっぽ……ビリビリ、します)
海未(こんな間近で見られていると、なんだか)ジワ
穂乃果「気持ちいい?」
海未「変な感じ、です」ビク♡ビク♡
141 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:39:41.17 ID:owlfbFgk0
穂乃果(海未ちゃんが自分で乳首コリコリってしてる……すっごいいやらしい♡)
海未「穂乃果、これでいいんですか?♡」
穂乃果「うん、気持ちよくなってきたら――下、触ってみて?」
海未「……し、た///」スッ
穂乃果「んぐっ♡海未ちゃんのみてたら、本当に、興奮してきちゃったよぉ♡」グチュグチユ
海未「はぁはぁ……穂乃果ぁ//」
クチ…
海未「あっ♡」
海未(恥ずかしいのに、ここ……触れるだけで身体が……おかしくなっていきそうです)クニ…クニ…クチュゥ
海未「……//」
穂乃果「えっちな音、したね?♡」
海未「穂乃果だって、す、すごいことになってるじゃないですかっ」ウルウル
穂乃果「だって、海未ちゃんかわいいんだもん」ハァハァ//
穂乃果「もっと見せて?♡」
海未「あっ、んっ♡ほの、か♡ふぁっ♡」グチュ……クチュ
穂乃果「下着、脱いで。邪魔でしょ?」
海未「こ、こんな明るい中でですか?」
穂乃果「お願いっいいでしょ?ね?」
海未「ぅ……」
スルル…
穂乃果「わ♡」
142 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:40:29.82 ID:owlfbFgk0
海未「も、もうだめですっ! 見せませんっ」//
穂乃果「やーだ、見せてっ♡」グイッ
海未「ひゃっ」
穂乃果「きれー」
海未「そんなとこきたない、ですから」
海未(あたま……ぼーっとします)
穂乃果「触ってみせて」ササヤキ
クチュゥ
ゾクゾク
海未「んんぁっ♡」
クニュクニュ
海未「だめ……おかしく、なりそうです」
穂乃果「そこ、クリトリスって言うんだよ。女の子が気持ちよくなれる場所なんだって」
海未「そ、うなんですか」
海未「あぁ♡んぅぅ♡」
海未(きも、ちいい……)
穂乃果(どんどんのめり込んでる♡)
海未「ハァハァ……ほの、か……ほのかぁ」ビクビク
穂乃果「イキそう?」
海未「わ、かりません……なんかふわふわして♡」
穂乃果(そっか、イッたことないんだね)
穂乃果「じゃあ、手伝ってあげるね」
ギュッ
穂乃果「穂乃果はこうやって、後ろから抱きしめててあげるから……がんばって?」ササヤキ
穂乃果「そうさっきみたいに自分の気持ちいいとこ、触って」
143 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:41:14.05 ID:owlfbFgk0
穂乃果「そう……可愛いよ。うん、大丈夫穂乃果がついてるからね」
海未「はっ、あっ♡ほの、かぁ♡」ビクビク
コリコリ
海未「!? あっ、ん……♡」
穂乃果「手伝ってあげるって言ったもん」
海未「そんな、うしろから、なんて」
穂乃果「はむっ」チュピチュピ……コリ…クニッ
海未「はっ、はっ♡〜〜〜!?!?」ビクビクビクビクピーン…♡
海未「はっ、あ……はぁ……はぁ」
穂乃果「イっちゃったね♡……どうだった?」
海未「わけが、わかりません……♡」グッタリ
穂乃果「海未ちゃんすごい気持ちよさそうだったよ」ナデナデ
海未「……///」
海未「……そういえば穂乃果、自分もすると言っていたのに最後の方は私を責めていただけじゃないですか!」
穂乃果「そ、それは……海未ちゃんが可愛いから、ね?」
海未「褒めてもだめですよ」
海未「し……」
穂乃果「し?」
海未「し、仕返しですっ!」///
キュッ
144 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:42:14.64 ID:owlfbFgk0
穂乃果「ひ……♡」
海未「しゃ、しゃせー……させますからね」/////
穂乃果「うん?」
穂乃果(なんで鬼気迫ってるの……負けず嫌いだからなのかな)
穂乃果「あっ♡」
穂乃果(あぁもうっ、興奮しすぎてる……すぐイっちゃいそう♡)
海未「れろ……ちゅる……」シュッシュ
穂乃果「……海未ちゃん♡んっ♡イケそう♡」
海未「ほんと、れすか? もっとがんばります」グチュ…グチュ
穂乃果「あっ、でるっ♡んんっぅ♡」ビュッビュルルッ
海未「きゃっ」
穂乃果「はぁはぁ……」
海未「これが……射精……べとべとなんですね」
海未(動画でみたものより、すごい量です……)
穂乃果「気持ちよかったよ、ありがと」
海未「あの、これを出すときが気持ちいいんですよね?」
穂乃果「そ、そうだけど……」
海未「へぇ……」ベチョ
穂乃果「海未ちゃん、動画みただけなのに大分上手くなったね?」
海未「本当ですか?」
穂乃果「うん、最初なんていくらやっててもイケそうになかったもん」
海未「……ひどいですよー」
穂乃果「今が大事なんだからいいでしょ?」
穂乃果(海未ちゃん負けず嫌いだし、なんだか向上心も持ってくれたみたいだし……ことりちゃんより上手くなれる、かも?)
145 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:44:24.44 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
一ヶ月後
穂乃果「あっ♡あっ、ちょっと待って♡」
海未「……出ちゃいそうでしたか?」ピタッ
穂乃果「もうっ、今日こそは挿れるって言ったのに」ギュッ
海未「すみません。穂乃果が気持ちよさそうにしているのを見ていたら少しだけ楽しくなってきてしまって」
穂乃果「はぁぁ……もう」
穂乃果「――ごめんね、痛い思いばっかりさせて」
海未「いえ……穂乃果は悪くありません。私が悪いんです」
バサッ
海未「……//」
穂乃果「ちゅっ……んっ」
海未「ほの、か……」
穂乃果「いくよ?」
海未「は、い」
ピトッ
海未「んっ♡」
海未(穂乃果の、熱い……)
穂乃果「あっ♡」ニュル…ググ
海未「っっ」
穂乃果「大丈夫?」
海未「は、い」
146 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:45:04.58 ID:owlfbFgk0
穂乃果「力抜いて? 大丈夫だから、ね?」ググ
海未「ひっ……いっっ」ウルウル
穂乃果「大丈夫!?」
海未「大丈夫、大丈夫ですから……お願いしますっ」ハァハァ
海未「私のせいで何度も失敗して……穂乃果にもどかしい思いばっかり、させたと思います」
海未「でも穂乃果はそれでも……私に付き合ってくれて、諦めないでいてくれました」
海未「……何度も言っているように、私も穂乃果と一つになりたい、です///」
穂乃果「っん♡……は、海未ちゃんは可愛いなぁ♡」
穂乃果「がんあろうね?」
海未「ハァっ……んっぅ♡」レロ…クチ
グググ
海未「っ……!!」ウルウル
穂乃果(もうちょっと、もうちょっと……♡)
ズンッ
海未「かっ……♡あっ゛……♡」
147 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:46:10.67 ID:owlfbFgk0
穂乃果「はぁぁ……♡」
穂乃果(はいっ、た♡ せまくて、にゅるにゅる、してて……♡)トローン
穂乃果「はいったよ、海未ちゃんがんばってくれて、ありがとう。痛い?」
海未「そ、うですね……はっきり言うと痛い……です」
穂乃果(血……)
穂乃果「あはは……そうだよね。今日は無理だと思うけど、少しずつ慣れてくと思うから」
穂乃果(さっき海未ちゃんにイキそうになるまで手と口でされててよかった)
穂乃果(これなら今日はあんまり苦しめなくて良さそうだね)
穂乃果「動くね、痛かったらすぐ言ってね」
ギシ…ギシ
穂乃果「あぁぁ……♡」
海未「あっ♡っぁ♡」ギリリ
穂乃果「海未ちゃ♡やばっ……♡」ズプッパチュ…グチュ
海未(卑猥な、音が……っ)
海未「////」
穂乃果「だい、じょぶ?///」ハァハァ♡
海未(穂乃果の顔……すごいです。こんな気持ちよさそうな顔して……初めてみました)
海未「は、い」
海未(穂乃果が嬉しいなら、私はそれで)
ギュッ
穂乃果「ハァハァ……海未、ちゃん……♡」ズプッ‼︎ジュピッ‼︎グビュッ
148 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:46:55.70 ID:owlfbFgk0
穂乃果「ごめ、ん♡もう……イっちゃい、そ♡」ハァハァ//
海未「は……ンっ、穂乃果♡遠慮、しないでくださいっ♡」ジュッチュ…グチュルゥ
穂乃果「ふぁっ♡海未ちゃん……かわいいっ♡」
穂乃果「あ♡イクっ♡イッッッ〜〜〜!!!♡////」ドピュ‼︎‼︎ビュルルルッビュクッビクッ
海未「あ゛いっぅ♡」フルル…♡
海未(膣内でびくびく、跳ねてます♡)
穂乃果「ぅ……/////」
穂乃果「はぁ、はぁ……♡」ピュ……ピュ……
穂乃果「すっごい、よかったよ」グッタリ
海未「私も、幸せでした」
ニュル…ヌプ
海未「っ♡」
穂乃果「……今日は久しぶりで全然余裕、無かったけど今度からは海未ちゃんも気持ちよく出来るように頑張るね?」
海未「私は穂乃果が幸せそうな顔を見せてくれるのでしたら、それで満足ですよ」
穂乃果「海未ちゃん、いっつもそんなことばっかり言うんだもん」
149 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:47:34.39 ID:owlfbFgk0
海未「本当のことですから」
穂乃果「もう」
ウト…ウト
海未「眠くなってきちゃいましたか?」
穂乃果「う……射精すと、眠くなるんだ」ウト…ウト
海未「そういうもの、なんですね」
海未「そろそろ眠らないと、明日の練習に響きますもんね」
海未「電気、消しますね」
海未(私達……電気思いっきりついてる中で、してたんですね)
海未(少し前なら、恥ずかしくて倒れていたかもしれません。私……淫乱になってしまったんでしょうか)
穂乃果「どうしたの?」
海未「いえ」
パチッ
ゴロン
穂乃果「もっと近く来てよ」
海未「……///」スリ
海未(でも……穂乃果がそれを望んでくれるのなら、それでも、いいのかもしれません)
海未「穂乃果、おやすみなさい」
150 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:48:05.16 ID:owlfbFgk0
◇――――◇
海未「……」ヨタヨタ
ことり「むむ」
海未「こ、ことり?」
穂乃果「どうしたの?」
ことり(歩き方……変、ちょっとガニ股……)
ことり(普段の海未ちゃんがこんな歩き方するわけないよね)
ことり(てことは……)
ことり「うふふ」
海未「な、なんですか!?」
ことり「んー」
ことり「こういう時って、お赤飯?」
ヨタヨタ
穂乃果「え!?」
151 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:52:19.56 ID:owlfbFgk0
ことり「――気持ちよかった?」コソッ
穂乃果「……な、なに言ってるの!!?!///」
海未「ことり! 何を言ったんですか!?///」
ことり「冗談だよ♡」
海未「なんとなくわかる気がするのが、なんだか悔しいです……」
ことり(ちょっとずつ教え込まれてるなぁ……)
穂乃果「はぁぁ、ことりちゃんに全部見抜かれてる気がする」
穂乃果「――まあそんなことよりさー!」
ことり「?」
穂乃果「これからどこか食べに行こうよ!」
海未「こ、これからですか!?」
穂乃果「そうだけど?」
海未「なにを言っているんですか! あなたは急すぎるんですよ!」
ことり(……お邪魔かなあ?)
穂乃果「えーいいじゃん! 行こうよ!」
穂乃果「ことりちゃんは行くでしょ!」
ことり「え!?」
ことり(いい、のかな?)
152 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:53:34.54 ID:owlfbFgk0
海未「ことりが行くなら……私も行きますけれど」
ことり「こ、ことり……?」
穂乃果「いやー久しぶりだねー。そもそも付き合ってから一度もごはんとか食べに行ってないしねー」
ことり(もう行くことは確定したんだ……)
海未「そういえば……」
ことり「遊びにも行ってないの?」
穂乃果「そう、だよね?」
海未「ええ」
ことり「……どうして?」
穂乃果「なんでだろう……うーん、忙しかったのもあるけど」
海未「――きっと、ことりもいないと落ち着かないからだと思います」
ことり「え……?」
穂乃果「うん、きっとそうだね!!」
海未「三人でいたいって、言ったでしょう?」
ことり「海未ちゃん……」
ことり(だからなのかな。二人が付き合っても、あんまり居辛さとか感じなかったの)
ことり(時々二人が会話してる時も、ことりが二人は付き合ってるからって色眼鏡で見てた、だけなのかも)
153 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/02/02(火) 05:55:46.88 ID:owlfbFgk0
ことり「……穂乃果ちゃんごめんね」
穂乃果「へ?」
ギュッ
海未「ひゃっ!? ことり!?」
ことり「――海未ちゃんのこと、もらっちゃう」
穂乃果「え!? それはだめっ!」
ことり「んー……っ」
海未「ひゃぁぁ」
チュッ
穂乃果「あーーっ!」
海未「あぅ///」ヘロヘロ…ペタン
ことり「えへへ、初めて海未ちゃんに勝っちゃったかも♡」
穂乃果「あはは、やっぱりことりちゃんには敵わないね……」
海未「うぅ……」///
◇――海未ルート――◇
154 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/02/02(火) 05:59:51.51 ID:owlfbFgk0
終わりです。見てくださった方はありがとうございました。当初は雪穂と海未ルート分けるつもりでしたので、◆雪穂◆で極度のマグロ海未ちゃん書きたくて仕方なかったのですが、合併にあたって泣く泣く中止に…機会があればどこかで。
次は◇希◆ルートです。
このルートを先に書いたせいでかなりネタ切れして正直◆ことり◆ルートで書くことがなくなってしまいました…。書き終わっているので今日中には始めたいです。
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/02(火) 06:21:43.43 ID:wG8ZvTL+o
おつおつ
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/02(火) 06:45:36.94 ID:L3l2BXIe0
書くな
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/02(火) 07:50:00.80 ID:iOYSF3hp0
1、おかえり。また読めて凄く嬉しいし思わず一気読みしてしまいました。◆雪穂◆また読める機会をお待ちしてます
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