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【R-18】女提督「しませんこと?」【艦これ】
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25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/03(水) 07:09:47.38 ID:xIKPrDZp0
これはいいクソレズ
26 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/03(水) 15:43:20.77 ID:P6qzB+5Ro
>>4
ちょっと気に入らないので再投稿
27 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/03(水) 15:44:39.17 ID:P6qzB+5Ro
食事と風呂をすませた後、横長ソファーで陸奥は提督に膝枕をした。
「むっちゃんの膝枕……最高だよ……」
「今度は誰に振られたんですか?」
「足柄……」
この提督はレズであった。
美形ぞろいの艦娘とイチャイチャしたい一心で提督になった、筋金入りのビアンである。
「愛のためにこそ強くなれる」のキャッチフレーズのもと、提督は艦娘同士の恋愛を推奨していた。
そのため新百合ヶ丘鎮守府では、百合の花が満開だったのだが……。
「足柄さんはノンケですよ」
「ノンケがいいんだよ……」
提督はビアンのくせにノンケ好きという救いがたい性癖だった。
28 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/03(水) 15:45:14.51 ID:P6qzB+5Ro
>>17
誤字。再投稿
29 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/03(水) 15:46:15.26 ID:P6qzB+5Ro
那珂の後、提督もシャワーを浴び、二人は仮眠室のベッドで横になる。
「ホントにいいの……?」
「うん……それで……お願いがあるの」
「なに?」
「那珂ちゃん、芸能活動するのに……費用がかかるの……それを助けてほしいなって……」
(アイドルの枕営業って噂では聞いたことがあるけど……まさか……こんな無垢で純真な那珂ちゃんが……。
でも……夢と希望に満ちたアイドルが……金と権力の前に悪堕ちするなんて……興奮するかも……)
提督は変態だったので、それを燃料に興奮しだした。
(援助と引き換えに、全裸より恥ずかしい水着を着せて……ローターを入れたまま……ステージの上で歌わせたり……。
それとも……浣腸をして……アナルプラグをしたまま……サイン会をさせたり……ふひひひ……)
「いいよ……援助する……でも……わたしの言うことを聞いてもらうよ……」
「ありがと……」
「まずは……キス、ふひひひ……」
提督が唇を近づける。
ゴスッ!!!
提督は後頭部に衝撃を感じ、そのまま意識を失った。
- 続く -
30 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/03(水) 15:46:39.19 ID:P6qzB+5Ro
再開するよ
31 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 15:52:02.18 ID:P6qzB+5Ro
「う……ううん……ここは……?」
薄暗い部屋の中、提督が意識を取り戻した。
「あ? なんでわたし全裸? その上、両手を吊るされて……片足も吊るされて……」
ここは艤装の整備をする作業室。天井に重い艤装を吊り上げるフックがある。
そのフックから全裸の提督の両手、片足がロープで吊るされていた。
もう片方の足が地面について立てるので、吊るされる痛みは特にない。
「お目覚めですか?」
「じ、神通? これはあなたが?」
「そうですよ」
制服姿の神通がニッコリとほほ笑む。提督を縛り上げたのは神通だった。
提督の体とロープの間にタオルを入れて、縛られる側の負担を減らす仕事ぶり。
仕事で妥協しない神通らしさが光る。
「わたしもいるよ」
同じく制服姿の川内が後ろから顔を出す。提督を魚雷で殴打し、気絶させたのは川内だった。
32 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 15:53:52.38 ID:P6qzB+5Ro
「ど、どういうつもり?」
「提督……まず那珂がご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします」
「迷惑……?」
「提督と一晩を共にして金銭を得ようなどと……浅ましく短慮な願いをするなんて……ご迷惑だったと存じます」
「あ、あ、あはははは……」
「那珂には、きつく説教しておきました。自分の夢を軽く考えすぎだと……。お手軽に夢を実現しようとする根性では、大成など望めないと……」
「那珂の不始末はさ、姉の責任だからね」
「なにより……事の軽重が分かっていないと……貞操と金銭の重みの違いが分からないとは……これは姉の指導不足です……」
「わ、わかったよ……那珂ちゃんを許すから……わたしを開放してほしいな……」
「駄目ですよ……」
「え?」
33 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 15:56:13.68 ID:P6qzB+5Ro
神通、川内が提督に近づく。
「那珂の浅慮を諫める立場にありながら……叱るどころか喜々とベッドに入って……その上……『まずはキス』などと戯言を……。
上司の教育は、部下の務め……つきましては……指導、仕ります!」
「ひぃいいいい!!! たっ、助けてーー!!! 誰かーー!!! 憲兵さーーん!!!」
「いくら叫んでも無駄ですよ……川内型寮は……隔離されてますから……」
毎夜、川内が「夜戦! 夜戦!」と大騒ぎするので、他の艦娘からクレームが殺到し、
川内型軽巡の部屋は鎮守府の片隅の、誰もいない場所に隔離されていた。
「反省して頂くため、煩悩まみれの助平な提督には……頭ではなく『あそこ』を丸めて頂きます」
神通の手にはブラジリアン・ワックスがある。
「い、いやっ!!!」
「お覚悟を。姉さん」
「あいよ!」
川内が暴れる提督の腰をガシッと掴んで、動きを抑えた。
34 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 15:58:25.87 ID:P6qzB+5Ro
「ジタバタと見苦しいですよ……」
神通がハサミで提督の毛を短く切りそろえる。
「毛を2センチ程度にそろえます……」
「う、ううう……」
デリケートゾーンにベビーパウダーをまぶした。
「ベビーパウダーで地肌を保護します……」
「へ……へぇーー」
木べらでワックスを毛に塗る。
「ワックスを毛の生えている方向に塗るんです……」
「ほほう……」
ネッチョリしているワックスに手ぬぐいをかぶせ、押し付けた。
「かぶせた手ぬぐいを一気に剥がすと……ワックスと一緒に毛が抜けます……」
「やっぱり怖いぃいいい!!!」
「参ります……」
35 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:02:11.27 ID:P6qzB+5Ro
ベリリリリッ!!!
神通が手ぬぐいを一気に引き剥がした。
「ぎゃああああ!!!」
部屋に提督の悲鳴がこだまする。
「痛いですか……? 痛みがなければ覚えません……。これからは立場をわきまえ、責任ある行動を心がけて下さい……」
神通はワックス塗りと引き剥がしを繰り返し、どんどん毛を抜いていった。
「うぉおおおおお!」
「あなたは部下の規範となる立場なのです!」
「痛てぇええええ!」
「肉欲ではなく理性的に行動なさい!」
「んほぉおおおお!」
「那珂ちゃんファンクラブ会員番号一番のわたしを差し置いて!」
「ひぎぃいいいい!」
「純真な那珂ちゃんの唇を奪おうなど!」
「あぎゃああああ!」
「とんでもないことです!」
「んごぉおおおお!」
「那珂ちゃんは、わたしのものです!!!」
「ほげぇええええ!」
「復唱なさい! 『那珂ちゃんは、神通さんのもの!!!』」
「な、那珂ちゃんは……神通さんのもの……」
とうとう提督のあそこは、完全につるつるになった。
36 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:04:17.04 ID:P6qzB+5Ro
「よく言えました。頑張りましたね」
「えへ……えへへ……頑張ったよ……あたし……」
神通が提督を優しく抱きしめ、頭をなでる。
「提督は……わたしの誇りですよ……」
「神通しゃん……ぐすっ……ひぐっ……神通しゃんに認められて……あたし嬉しい……」
神通が冷えたタオルで提督のあそこを冷やし、保湿クリームを塗った。
アフターケアも手を抜かない神通。
「こうすれば火照りが鎮まって、皮膚の潤いも保てますよ」
「神通……優しいね……」
すっかり洗脳されている提督。
「提督……那珂ちゃんは神通のもの……決して忘れてはいけませんよ」
「うん……那珂ちゃんは神通のもの……提督、覚えた……」
「説教の趣旨が最初と変わっているのでは?」と川内は思ったが、神通が怖いので何も言わなかった。
37 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:07:26.29 ID:P6qzB+5Ro
「では……頑張った提督に、ご褒美を差し上げます」
「ご褒美……?」
「提督が那珂を叱らなかったのは、欲求不満だったため。欲求不満に気付かなかったのは、わたしたちの不始末……。
お詫びにお慰めいたします……姉さん……」
「おう……」
川内が提督の顔に両手をそえた。
「提督……」
「川内……んっ……」
そっと唇を重ねる川内。
「後ろから……失礼いたします……」
「んんっ……んんっ……ん゙ん゙ん……」
神通が提督の背中から腕を回し、低い双丘を揉みしだく。
提督の体が、早くもぴくぴくし始めた。
38 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:11:23.25 ID:P6qzB+5Ro
「提督の乳輪……ふっくらしてて、大きいですね……」
まな板のような胸で、大きい乳輪だけが盛り上がっている。
提督は自分の胸が大嫌いだった。
「柔らかくて……なめらかで……しっとりしてて……」
神通の指が乳輪のふちをなぞると、肩がぴくっと跳ねた。
「感じやすくて……可愛らしいです……」
うっとりとした顔で優しくなぞり続ける神通。
提督の胸から痺れるような快感が沸き立つ。
褐色の先端が上を向いて、ぴんっと立ち上がった。
「ん゙ふっ……ん゙ん゙ん゙……」
「息が荒くなってきましたね……」
川内の舌に口の中を貪られ、声が出せない提督。
やっと口を離した川内は、名残惜しそうに提督の唾液をこくりと飲み干す。
「提督のお口……美味しかったよ……」
「あぅうう……川内の舌……細くて長くて……気持ちよかったよぉ……」
「夜は長いよ……もっと気持ちよくしてあげる」
39 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:13:44.33 ID:P6qzB+5Ro
川内の舌が、首筋、鎖骨、胸、へそを通って、恥丘に至った。
「あらら、本当につるっつる……」
「み、見ないで……」
提督は股を閉じて秘所を隠そうとしたが、片足が吊るされているので隠せない。
「提督の花弁……まるで黒い蝶々のよう……もう濡れてるね」
「あああ……黒くて気持ち悪いよ……見ないで……見ないでってば……」
「ううん……綺麗だよ……」
そう言うと、大きくて濃い褐色の花弁に優しくキスをした。
そして、舌で花弁を器用に広げると、愛おしそうに花弁全体を舐め上げる。
「綺麗なんて嘘……割れ目の周りも……お尻の穴の周りも全部黒ずんでて……びらびらも大きくて……。
自分のあそこ、本当に嫌い……見て欲しくない……」
「嘘じゃない……気持ち悪いものを舐めるわけないじゃん……それに……ここは止めて欲しくないみたいだよ……」
40 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:15:13.89 ID:P6qzB+5Ro
花穴から垂れる蜜を舌ですくい上げ、咲き誇る花芽にかけた。
花芽に舌が触れると、びくんっと腰が震える。
「花芽がこんなに膨らんでるし……チョコレート色の花弁に、ピンクの花芽……ちょ〜かわいいんですけど……食べていい?」
「だめっ……いやっ……あっ……あんっ……ああああああああんっ……」
ぷちゅぷちゅと音をたてて、川内が花芽を舐める。
下腹部の強い快感に、艶めいた声をあげる提督。
「乳輪がもっと膨れてきました……乳首、触りますね……」
「だめっ……今……触られたら……おかしくなる……だめっ……だめっ……あああっ……」
神通が乳首をつまんで、引っ張り、こねくった。
下腹部と胸の快感が、提督を追い詰めていく。
41 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/03(水) 16:16:47.18 ID:P6qzB+5Ro
「い゙あ゙っ……ごんな゙の……あっという間に……い゙っぢゃうよ……止めっ……あ゙あ゙っ……」
「イってください……」
神通が耳元でささやき、じゅぷっと、耳に舌を入れる。
耳からの快感が最後のひと押しとなった。
提督の腹筋がびくびくっと動く。
「あああああっ……いぐっ……いぐぅううううう!!!」
背中をしならせ、足をぴんっと伸ばし、提督は絶頂に達した。
頭の中が真っ白になり、強い快感と緊張が何回も襲ってくる。
腰がびくんっと痙攣するたびに、ロープを吊るすフックがミシミシと音をたてた。
「はぁ……はぁ……こんなに気持ちよくなって……死んじゃうよぉ……」
「ご安心下さい。われら姉妹には、この先があります」
「ふひっ……?!」
(一体、何を安心すればいいの……?)
- 続く -
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/03(水) 16:26:30.86 ID:LjIauaL0O
おぉ…っ
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/03(水) 18:25:28.92 ID:xj14/8O4O
乙
もしやここは提督以外もクソレズばっかりなのでは?
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/05(金) 21:26:24.64 ID:ka+ryjoAo
パンツ脱いだままは辛いです
45 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/06(土) 13:13:01.85 ID:J7nwOASdo
>>32
誤字
再投稿……
46 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/06(土) 13:13:52.26 ID:J7nwOASdo
「ど、どういうつもり?」
「提督……まず那珂がご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします」
「迷惑……?」
「提督と一晩を共にして金銭を得ようなどと……浅ましく短慮な願いをするなんて……ご迷惑だったと存じます」
「あ、あ、あはははは……」
「那珂には、きつく説教しておきました。自分の夢を軽く考えすぎだと……。お手軽に夢を実現しようとする根性では、大成など望めないと……」
「那珂の不始末はさ、姉の責任だからね」
「なにより……事の軽重が分かっていないと……貞操と金銭の重みの違いが分からないとは……これは姉の指導不足です……」
「わ、わかったよ……那珂ちゃんを許すから……わたしを解放してほしいな……」
「駄目ですよ……」
「え?」
47 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/06(土) 13:14:22.89 ID:J7nwOASdo
再開するよ〜
48 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:17:21.27 ID:J7nwOASdo
「姉さん……後ろお願いします」
「うん」
神通が提督の前に立った。
「そんなに怯えなくてもいいですよ」
「神通……んっ……」
目がハートの神通が提督の顔に両手を添え、唇を重ねる。
川内が提督の後ろに立ち、手にローションをたっぷり出した。
「ん゙!」
提督のココア色の菊門に、ローションをねっちょりと塗る川内。
指で菊穴の周囲をぐりんぐりんとマッサージすると、提督がビクッと震える。
「ん゙ん゙っ……ん゙ん゙っ……ん゙ん゙っ……ん゙ん゙っ……」
菊ヒダを揉みほぐされると、尾てい骨にもどかしい快感が走った。
「ここをぐりぐりされると……気持ちいいでしょ? びくびくっと震えちゃって……。
かわいいよ……提督……もっと気持ちよくしてあげる……」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/06(土) 13:21:43.44 ID:pElBq/axO
イイヨイイヨー
50 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:22:07.85 ID:J7nwOASdo
川内はスキンを取り出し、舌にはめ……。
「ん゙ん゙!!!」
尻たぶを広げ、菊花を舌でぐりぐり舐める。
強い快感が背骨を突き抜けた。
提督の下腹部が熱くなり、心臓の鼓動が早くなる。
びくっびくっと震える提督を見て、神通が口を離した。
二人の口の間に、光る糸が伝う。
「ふぁ……神通の……キスやばいよ……気持ちよくて、頭がジンジンするよぉ……」
「提督……なぜ私に声をかけて下さらないのですか……?」
間違いなく面倒なことになりそうだから――と、本音を言ったら死ぬんだろうな、と思う提督。
51 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:24:21.19 ID:J7nwOASdo
「神通は……真面目そうで……女の子に興味なさそうだったから……」
「私の心は海軍と……那珂ちゃんに捧げていますが……体は提督に……夜伽をすることはやぶさかではありませんよ……」
「神通……ああっ……」
神通が提督の胸の先っぽを口にふくんだ。
褐色の先端は、痛いほど膨らんでいる。
「吸っちゃ……だめっ……んんっ……お尻も……ああん……ああああんっ……」
胸とお尻から熱い快感がせり上がり、頭がクラクラしてきた。
玉のような汗が、白い肌に浮かんでいる。
「ひっ……!」
神通の指が、咲きほころんだ花芽に触れた。
蜜をすくい、愛液をたっぷりまぶすと、くにくにとこね回す。
52 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:26:58.34 ID:J7nwOASdo
「ひやぁあ!」
川内が舌のスキンを指にはめ、菊穴にずぶりと差し込んだ。
すんなりと受け入れられた指が、ゆっくりと動く。
じんじんと疼くような快感が尻穴から広がった。
「提督のここ……初めてじゃないね……さすが変態……」
提督はオナニストでもあったので、菊門も自己啓発していた。
前後から襲う強い快感に、体をよじる提督。
「ゔっ……ゔっ……い゙っ……い゙っぢゃゔ……」
「まだ、だめですよ……」
神通と川内が指を止める。
53 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:28:55.85 ID:J7nwOASdo
二人はスカートをたくし上げ、ショーツを下ろした。
ショーツと太ももがびっしょり濡れている。
そして……。
「んっ……」
艶やかな吐息とともに、秘所から何かをずるるっと引き抜いた。
びくびくっと震える神通。
「はぁうん……魚雷です……」
見ると川内も魚雷を引き抜いて、手に持っている。
「ま……ま……まさか……」
「そう……提督はわたしたちと『魚雷姉妹』になるんですよ……」
ニッコリと笑い、魚雷を舐める神通。
54 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:32:41.06 ID:J7nwOASdo
「そうだよ……『我ら生まれた日は違えども』……」
「『イク時は同じ日同じ時を願わん』……ですよ……」
「桃園の誓いじゃなくて、菊門の誓いだね」
「ふふっ、姉さん、うまいことを言いますね……」
「え? 全然うまくないぃ……ぃぃぃいい゙い゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
ブスリと前後の穴に突き立てられる魚雷。
前は神通、後ろは川内という布陣である。
なお後ろの魚雷にはスキンが被せてあり、汚れないようになっていた。
「あっ……あっ……あああん……」
前後の魚雷がちゅぷちゅぷと淫猥な水音をたてる。
前の魚雷の丸みを帯びた先端が、ぐりんぐりんと子宮口をこすり、
後ろの魚雷の先端が腸壁ごしに、ゆるりゆるりと子宮をゆすった。
前後から襲う強烈な快感に、提督はみるみる押し上げられていく。
55 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:41:43.09 ID:J7nwOASdo
手に持つ魚雷で提督を攻めたてる二人。
顔を紅潮させ、恍惚の笑みを浮かべている。
「ううっ……ぎぼぢっ……ぎぼぢいいよぉ……」
涙とよだれを垂らし、よがり狂う提督。
「そんな切ない顔されると……わたしも……」
神通、川内の指が、自身の裂け目に伸びる。
濡れている秘穴に中指を入れ、気持ちよい場所をぐりぐりと刺激しだした。
「提督……イキそうですか……?」
腰をビクビクさせてアヘ顔の提督に神通がささやく。
56 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:43:44.55 ID:J7nwOASdo
「ゔん゙っ……い゙っぢゃゔよ゙っ……も゙ゔ……だめ゙っ……い゙っぢゃい゙ま゙じゅっ……」
「姉さん……わたしも、もう……」
「うん……提督……さあ……わたしたちと一緒に、いこ……」
「ゔん゙っ……ゔん゙っ……ゔん゙っ……お゙じゃぎに゙ぃ失礼ぃいいいあああ……」
提督が背中をしならせ、腰を激しく震わせて絶頂を迎えた。
まぶたの裏に強い閃光がまたたき、肉壁が何度も収縮し、魚雷を絞る。
蜜穴が収縮するたびに腰がびくんびくんと痙攣し、強烈な快感が全身を駆け巡った。
「姉さんっ……いきます……」
「わたしも……」
神通、川内も体をびくっびくっと震わせ絶頂に達し、その場にうずくまった。
「提督……姉さん……一緒にイケましたね……」
「うん……」
「ふひ……ふひ……ふひ……」
一息つくと、神通と川内は提督を解放し、ベッドに寝かせる。
提督はあっという間に眠りに落ちた。
57 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/06(土) 13:49:36.26 ID:J7nwOASdo
この後、提督が那珂に手を出すことはなかった。
そして、時々、夜戦演習と称し川内型寮に行く提督の姿が目撃されたそうな。
なお、つるつるになった提督を見て、陸奥の可愛いもの大好き魂が爆発し、ますますイチャイチャしたことは言うまでもない。
第一話 完
- 続く -
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/06(土) 13:54:31.87 ID:pElBq/axO
えろい
乙
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/06(土) 14:50:47.81 ID:It6LItmso
僕の魚雷も暴発しそうです
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/02/06(土) 17:48:40.48 ID:alAo0dwvO
あの爆発のAAを早く貼るんだ!!
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/06(土) 18:29:42.82 ID:s+A2LuvKO
ageカスくたばれ
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/06(土) 21:16:10.07 ID:MxaDc9sUo
まだ第一話が終わったところだと…!?
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/07(日) 00:55:21.87 ID:ioPM32EN0
おセックスですわ
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/07(日) 00:58:39.86 ID:uGgFW49dO
このクソレズ提督の詳しいスペックが知りたい
相当な貧体みたいだけど
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/07(日) 02:26:20.97 ID:/QUG8BhPo
乙
これは確かに森奈津子っぽいですわ
66 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:00:37.61 ID:DWtBfOVio
>>64
クソレズ提督のスペックを適当に書いてみる。
148*47*2X
B73 W65 H88
AAAカップ
B型
黒髪のおかっぱショート。
顔は童顔。小動物っぽい。
色白だが、乳首とあそこはチョコレート色で、大人の色気を主張。
乳輪はデカい。500円硬貨で隠し切れない。
凹凸の少ない、空気抵抗の少ないボデー。
大本営に行くと、毎回、駆逐艦と間違われる。
トレーニングの結果、筋肉が少し付いた。体脂肪率は低い。
胸の脂肪は、全部、大胸筋に吸収された。
頭はたいして良くない。しかし、可愛い女の子とエッチをするためには妙な力を出す。
艦娘とイチャイチャしたいがために提督に志願した。
提督になるには、生まれついての激レアな資質が必要であり、人並み以上の努力もあって、若くして提督になれた。
提督の階級は「提督」。正規の階級ではない。臨時の階級。
提督の資質を持つ人間が非常に少ないので、パンダ並みの好待遇を受けている。
三食昼寝、豪華な宿舎付き。鎮守府内の予算を自由にできる。
67 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/02/08(月) 02:01:26.92 ID:DWtBfOVio
再開するよ〜
68 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:04:14.01 ID:DWtBfOVio
第二話 優しい雨
※しんみり回
「山城……気持ちいいかい……?」
「時雨……そうね……続けて……」
ここは新百合ヶ丘鎮守府のわたしの部屋。
薄暗い部屋で、わたしは時雨に抱かれている。
ベッドの上、時雨はわたしの秘所を黙々と舐めていた。
「ん……ん……」
静かな部屋。二人の吐息と、外の雨音だけが響く。
「雨ね……わたしの心の中みたい……」
時雨がいないかのように、わたしは独り言を言う。
69 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:05:46.85 ID:DWtBfOVio
「ん……ふ……」
わたしはぴくっと体を震わせ、絶頂を迎えた。
時雨は満足そうにわたしを抱きしめる。
「時雨……わたしを抱いて、楽しいの……?」
ベッドの上で、わたしは気の利いたことも言わず、可愛い反応もしない。
イクときも黙っている。わたしが時雨を気持ちよくさせることもない。
何が楽しいのだろう……。
今まで何度も聞いた質問。でもまた聞いてしまう。
「楽しいよ……山城と一緒にいるだけで……満足だよ」
時雨はわたしの頬にキスをする。唇は姉さまのもの。だから時雨には許していない。
指を入れるのもだめ……。ひどい女……。
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/08(月) 02:07:10.75 ID:KTBTzp5Bo
よっしゃ!やましぐれやんけ!!
71 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:09:31.95 ID:DWtBfOVio
「白露や……大鯨……夕立……雲龍……。あなたを慕っている艦娘は、いくらでもいるじゃない……」
「僕は山城がいいんだ」
「そう……全然、わからないわ……」
「わからなくてもいい」
「わたしの心は姉さまのもの……時雨も嫌いじゃないけど……わたしの心にあなたはいないの……」
わたしの心に、不思議と時雨の顔が出てくることはなかった。
姉さま、最上、満潮、あのクソレズ提督でさえ浮かぶのに……。
「もう……行くの……?」
「うん……シャワー、借りるね」
「どうぞ……」
時雨が部屋から出ていく。
なんの感慨も浮かばない。
「姉さま……」
ベッドで一人つぶやく。
わたしと姉さまの関係は、すでに壊れてしまった。
部屋も別々になり、今では接触さえ禁止されている。
72 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:14:07.92 ID:DWtBfOVio
数か月前のこと。
姉さまが大規模作戦で大破した。
わたしは居ても立ってもいられず、姉さまが入渠しているドックの前のベンチで、出待ちした。
しかし、わたしは演習帰りだったこともあり、居眠りしてしまう。
気づいたら、自室で寝ていた。
慌てて姉さまを探す。
食堂で見つけ、近づくと……。
満潮と手をつないで歩いていた……。
そこから、意識がいったん途切れる。
気づいたら、姉さまがわたしの頬をひっぱたいていた。
下を見ると、血だらけの満潮がいる。
誰かがわたしを羽交い絞めにして、引きずり倒した。
また、そこから意識がない。
満潮は轟沈寸前だったそうだ。
わたしも解体処分寸前だったが、姉さまと提督、そして満潮の嘆願により減刑。
とりあえず、独居房で反省となった。
73 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:16:55.75 ID:DWtBfOVio
艦娘に激甘の提督から、珍しく激しく怒られた。
「満潮をいじめるなんてひどい! だめ! 絶対! そして、山城がいなくなったら、わたし死んじゃう!
中破したときの、あのお尻が見れなくなるなんて……耐えられない……。二度としないで!」
独居房に姉さまが面会に来たことがある。
「山城……どうしてあのようなことを……」
「よく覚えてませんが……姉さまを……満潮に取られると思って……」
「山城も満潮も……大切な家族ですよ……」
家族……その言葉がわたしを絶望させた。
「姉さま……わたしだけ見てほしい、わたしだけ愛してほしい……だめですか……?」
「……山城……なにがあっても、私はあなたの味方ですよ……」
その後も頻繁に面会に来てくれたが、あまり覚えていない。
そして……。
74 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:20:28.08 ID:DWtBfOVio
「提督……なにか御用ですか……?」
「山城……仮釈放だよ……仕事に復帰して……」
「はい……」
「で……あれだけのことをして、そのままというわけにはいかなくてね……
山城は扶桑への接触を禁止……部屋も別々にするよ……会話、メールも一切だめ」
「そ……そんな……」
「ペナルティだよ……大人しく反省すれば、いずれ解除する」
「……」
「満潮への謝罪を拒否してるんだって?」
「……」
「少なくとも謝罪するまでは、解除しないよ」
「……」
そして現在、経過観察ということで仮釈放中。姉さまへの接触、会話などは一切禁止。
わたしの心は、死にかけている。
投げやりになったわたしは、時々、求められるまま時雨に抱かれていた。
でも、体が気持ちいいだけ。心は何も感じない。
ホント、どうしようもない……。
75 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:25:35.01 ID:DWtBfOVio
翌日、わたしは時雨と食堂に行った。
一人で食べたかったが、たまたま一緒に行くことになってしまった。
「わたしと食事して、楽しいの?」
「うん」
「そう……」
そこで……見てしまった。遠くに姉さまと満潮を……。
ぱしーーーーーん……
わたしの手が、時雨の頬を叩いた。
時雨の笑顔が許せなかった。
わたしは姉さまを取り上げられたのに、なんで時雨は笑っているの……?
理不尽すぎる理由だった。
白露型の駆逐艦たちが音もなく寄ってきて、時雨を囲み、守る。
敵意むき出しの目、冷たい殺気だった目。
食堂の空気が凍り付いた。
76 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:29:01.63 ID:DWtBfOVio
「……」
そこに満潮が割って入った。
わたしを守るように。白露型駆逐艦に立ち向かうように。
「山城……なにがあっても、私たちはあなたの味方ですよ」
姉さまがわたしに寄り添って、笑った。
そのとき、わたしのすべてが壊れた。
わたしは、いつも「姉さま、姉さま」と言ってきた。
でも、それがなんだというのだろう。
愛しているつもりだった。誰よりも大事に思っているつもりだった。
でも……わたしは……姉さまを困らせているだけ。
これで姉さまを思ってるって、言えるの……?
わたしは姉さまを独占したかっただけで、本当は姉さまを愛してなかったのかも……。
だから……うわべを繕うために「姉さま、姉さま」と言っていたのかな……。
満潮は……姉さまのために、姉さまの愛するわたしのために、全てを飲み込んで、わたしを守ろうとしている……。
「姉さま、姉さま」なんて言わずとも、姉さまのためを思って動いている……
これが愛なのかしら……。そんな気がする……。
77 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/08(月) 02:31:19.51 ID:DWtBfOVio
「負けたわ……満潮……本当にごめんなさい……あなたが望むなら、わたしを煮るなり焼くなりすればいいわ……。
そして……姉さまをよろしくお願いします……」
わたしはその場を去った。
その日はそのまま早退し、次の日は仮病で休んだ。
「また雨……」
部屋の外から雨音がする。今日も休んだ。雨が降ったから仕方ない。
コンコン……
ドアがノックされた。無視しよう。
「山城……僕だよ……」
- 続く -
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/08(月) 03:19:05.13 ID:/o4qn9vNO
山時雨は良い文明
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/08(月) 08:25:05.49 ID:/CBz0xyOO
>>66
乙
小さいのはわかっていたが発育のいい小学生以下とは
80 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:13:03.10 ID:5z3Cl+Wno
「居るんでしょ……ねえ……」
「……」
「僕……白露姉さんと大喧嘩しちゃった……」
「……」
「山城と別れろって言うんだ……」
「……」
「別れないって言ったら……もう姉妹でもなんでもないってさ……」
雨音が強くなった。
「僕も姉さんと絶縁だって言って、部屋を出てきた……」
「……」
「もう行くところがないんだ……」
パジャマ姿のわたしは、ドアのそばに行った。
「……わたしなんかとは別れて……白露に謝って……帰りなさいよ……」
「山城……僕は君を愛してる……どうしようもないんだ……」
「……見捨てなさいよ……こんな女……」
「山城は、忘れろって言われて扶桑を忘れられるの……?」
「……」
81 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:14:51.66 ID:5z3Cl+Wno
わたしはドアを開けた。ずぶ濡れの時雨がいる。
「あんた……バカよ……入るといいわ……」
「うん……」
時雨にバスタオルと着替えを渡し、ホットミルクを作った。
「着替えて、これでも飲みなさい……」
「ありがとう」
「あの時は、あなたを叩いて……ごめんなさい……あなたは悪くないわ……」
「……」
「なんで時雨を部屋に入れたか分かる?」
「……」
「もうわたしには味方はいない……食堂のみんなの目で、はっきりわかったわ……」
「扶桑と満潮は……?」
「もう迷惑をかけたくないの……だからもう頼らない……こちらから関係を断つわ……」
「……」
「でも……さみしい……時雨を愛してないけど……誰かとつながっていたい……だから、部屋に入れた……」
「……」
「軽蔑した……? 今からでも帰っていいわよ……?」
82 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:17:11.30 ID:5z3Cl+Wno
着替え終わった時雨が、ミルクを飲む。
「ううん、帰らない……やっと……山城が僕だけのものになった……うれしいよ……」
「時雨……」
「ひどいと思う……?」
「ひどいわ……最低……でも、分かるわ、とても……」
時雨の言葉が、初めて心に響いた。
「わたしには、もうなにもない……時雨だけ……抱いてもいいわよ……」
「うん……その前に……シャワー浴びてくるね……」
わたしはベッドに座って、時雨を待つ。
「お待たせ……」
バスタオルを体に巻いた時雨が、ベッドに座った。
「次は……わたしがシャワーを……」
「行かなくていいよ」
「わたし……におうわよ……おとといも、きのうも、何もする気が起きなくて……お風呂に入ってないの……」
「いいよ、むしろ、そっちのほうがいい……」
「……好きにすれば……」
83 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:19:11.88 ID:5z3Cl+Wno
時雨が頬にキスをして、首筋の匂いを嗅いだ。
「山城の匂い……好きだよ……」
「そう……」
時雨がわたしを優しく押し倒し、パジャマの上から胸を揉みしだく。
「山城の胸……大きくて……柔らかい……」
「ん……ん……」
もどかしい快感が胸から沸き立つ。
顔が熱くなった。
「んん……ふう……」
「いつもよりも……声が大きいね……感じてるの……?」
「ん……わからないわ……」
時雨がパジャマをめくり上げると、わたしの胸がこぼれでる。
「もう先が立ってる……めずらしい……興奮してるんだね……」
「違うわ……あ……んん……」
桜色の先端を口に含まれて、ゆるゆると舌で転がされると、強い快感が胸を満たした。
「ん……ん……」
「山城の顔……耳まで赤くなって……かわいい……」
「やめて……かわいくなんか……ないわ……」
時雨は口が吸えない分、胸を吸っているようだ。
84 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:22:54.12 ID:5z3Cl+Wno
「風呂に入ってない山城の匂い……こっちはどうなの……」
時雨がわたしの茂みに顔を埋める。
「いや……やめなさい……」
「甘い匂いがする……大人の雌の……濃い匂い……」
「恥ずかしい……不幸だわ……」
わたしの下腹部が熱くなりだした。
「舐めるよ……」
「わざわざ言わなくていいわ……」
「ふふっ」
時雨が一番敏感な場所を舐めはじめた。
「んんっ……ああっ……」
「エッチな声が漏れてるよ……今日は乱れるね……うれしいな……」
わたしは快感に身をよじる。
これほど感じたことは、今までなかった。
孤独になった寂しさからか、体が時雨を求めているようだ。
85 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:26:43.93 ID:5z3Cl+Wno
「んん……んん……」
時雨の舌に追い詰められ、腰がぴくぴく震えだす。
「イキそうなの……?」
「……」
「でも……だめだよ……」
時雨が舌を止め、わたしの頬にキスをする。
「僕が山城が好きなのは……山城が不幸だから……。
僕も同じ……不幸だよ、とてもね……同じなんだ……だから好き……」
「……」
「姉妹たちが……仲間たちが……どんどん沈んでいくんだ……目の前で……。
でも、助けられないんだ……目の前で沈んでいくのに……」
「……」
「幸運艦と呼ばれるたびに……心に黒いものがたまっていく……。
だけど、僕は見栄をはって……そんなの知らないって感じで、頑張っちゃうんだよ……」
「……」
「でも……山城は不幸を隠さない……暗い面も、弱い面もさらけ出して……。
だから、山城なら……僕の不幸を分かってくれる……心の闇を受け入れてくれるって思ったんだ……」
「……幸運艦に不幸自慢されて……わたしって本当に……不幸だわ……」
「……」
「でも好きよ……時雨の言葉……いままで何も感じなかったけど……その言葉は、感じる……本当の時雨を感じるの……」
86 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:31:01.92 ID:5z3Cl+Wno
時雨がわたしを強く抱きしめた。
「好きだよ……愛してる……あの時から……」
「あの時……?」
「スリガオ海峡で……山城が沈む姿を見たんだ……闇夜のなかで、炎に身を焼かれながら……沈む君の姿を……。
自分の不幸を嘆きながら……世の中を呪いながら……すべてを受け入れ泰然としながら……。
あれは……とても美しかった……不幸と呪詛の海の女王……一瞬、何もかも忘れて見惚れたよ……。
それからずっと……僕の心は君のものさ……」
「船が沈む姿を美しいなんて……趣味が悪いわ……」
スリガオ海峡……思い出したくもない……。
あそこで沈んでから……ずっと心に雨が降っている……。
あのとき、沈むわたしのそばに時雨がいた……覚えている……ずっと……。
ずっと……ずっと……雨……雨……。
そのとき、わたしは気付いた。
時雨はわたしの心に居たのだ。
わたしの心の中に降る、優しい雨として。
あのときから、ずっと……。
顔が浮かばなかったのは、もう雨として心に居たから……。
87 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:34:46.85 ID:5z3Cl+Wno
「時雨……わたしの口を吸ってもいいわよ……」
「……急に……どうしたの……?」
時雨がとまどう。
「わたしにも、わからない……。気が変わらないうちに、吸うといいわ……」
時雨がそっと唇を重ねた。小さな唇から、時雨の熱が伝わる。
時雨の目から雨が降り、頬の上で、わたしの雨と混じりあった。
「山城……」
「時雨……」
時雨の指がわたしの花芽を愛撫し、高みに押し上げる。
「ああ……時雨……もう……わたし……」
「山城……愛してる……」
口を強く吸われながら、わたしは絶頂を迎えた。
優しく穏やかな快感が、わたしを包み込む。
そんなわたしを、時雨はずっと抱きしめていた。
88 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/02/09(火) 07:36:36.25 ID:5z3Cl+Wno
その後、わたしは満潮、提督、姉さま、時雨に正式に謝罪した。
まだ姉さまへの接触禁止は解除されていないけど、もうすぐ解除だろうと提督は言った。
でも、わたしの心が成長するまで、姉さまとは距離を置こうと思う。
時雨も白露に謝罪し、仲良し姉妹に戻った。
わたしの心の雨は、まだ降り続けている。
「雨はいつか止むさ」と時雨はいうけれど、この雨は止んでほしくない。
降り続けて欲しい、いつまでも……。
第二話 完
- 続く -
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 08:34:41.29 ID:bxFs/baoo
おつ
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 09:18:09.15 ID:uWcNyCWnO
メンヘラ同士引かれあってたのね
乙
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 12:27:41.44 ID:jO2J5K+8o
乙
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 12:44:10.58 ID:MunXdItW0
気持ち悪い屑百合豚だな。さっさと死んどけゴミks
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 13:01:44.69 ID:PGySCXeSo
百合アンチニキがカンカンでいらっしゃる
続けてさしあげろ
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 15:17:42.89 ID:DYK6WS/wO
ホモSS書こう(提案)
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/09(火) 16:49:15.02 ID:j0n82WtaO
ホモはレズ
つまりこのSSはホモ
QED
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/10(水) 20:02:46.07 ID:sXQ+Sda50
第3部も読みてぇよなぁ〜、俺もなぁ〜
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/11(木) 18:05:15.92 ID:zj6+icmxO
>>92
百合[
ピーーー
]先輩いつもお疲れ様です!
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/18(木) 08:28:31.57 ID:W2Ut70WQO
はやくよみてぇよなあ〜俺もなあ〜
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 00:31:57.42 ID:N9Pj44qpO
続き来ないかなあ
100 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/02(水) 03:32:50.72 ID:6J4sQ1lio
テスト投稿
※このレスは本編とは関係ありません。読む必要もありません。まとめる必要もありません。オチもありません。
扉<バーーーーン!
霧島「指令、お茶がはいりました」
提督「霧ちゃ〜ん、ありがとう〜、愛してる」
霧島「私も召し上がります?」ヌギヌギ
提督「いいね! じゃあ扉を閉めて、鍵をかけて、キーチェーンをかけて……」
提督「午後のスケジュールはキャンセルだ……あ?」
扉<ガチャガチャ!!!
鍵<残念でした!
ピッキングツール<カチャ……カチャ……ガチャン
鍵<ギャアアア!
キーチェーン<通さへんで!
大型ケーブルカッター<バチーーーン
キーチェーン<ギャアアアア!
扉<ギィイイイイイ……
金剛「……」ジーーッ
比叡「……」ジーーッ
榛名「……」ジーーッ
陸奥「……」第三砲塔ナデナデ
神通「……」般若の面
雷「……」魚雷素振り
扉<バタン
提督「霧ちゃん……三時から演習があるから、また今度にしよう……」ドキドキ
- 終劇 -
101 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/02(水) 03:33:43.12 ID:6J4sQ1lio
再開するよ〜
102 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/02(水) 03:35:59.63 ID:6J4sQ1lio
第三話 航空母艦「信濃」
「お母さん……もう我慢できないなの……」
「だめ……信濃……いい子だから止めて……」
ここは新百合ヶ丘鎮守府、居酒屋鳳翔の二階。
薄暗い和室の布団の上に、浴衣姿の信濃と鳳翔がいた。
二人とも下着は着ていない。
大きくはだけた鳳翔の胸元から、桜色の先端がちらりと見える。
信濃は鳳翔の上に覆いかぶさり、舌で首筋を愛撫していた。
「お母さんの首筋……いい匂いなの……」
「んん……止めなさい……ああ……」
信濃は黒髪、長髪。肌は白。長身で筋肉質、手足は長い。鳳翔が子供に見えるほどだ。
首元に顔をうめる姿は、大きな猛獣が喉笛に喰らいついているようだ。
「大好き……ずっとこうしたかったなの……」
「いけません……このようなこと……」
103 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/02(水) 03:37:29.74 ID:6J4sQ1lio
信濃が耳たぶを唇でくわえると、鳳翔の肩がぴくんと跳ねる。
鳳翔の目が潤み、呼吸は早くなり、耳まで赤くなった。
信濃の手が鳳翔の秘所に伸びる。
浴衣の裾をめくると、淡い茂みが顔を出した。
指が桜色の秘裂をそっとなぞると、鳳翔が低いうめきを漏らす。
指を離すと、花弁から透明な糸が伸びた。
「娘に襲われて、お股を濡らすなんて……お母さんは淫乱なの?」
「違う……違うの……」
円を描くように指で花弁をこねくると、鳳翔の体がぴくぴくと震える。
「感じてるの? うれしい……もっと気持ちよくしてあげるなの……」
舌で耳たぶを舐めると、ぴちゃぴちゃと卑猥な水音が部屋に響いた。
「ん……ふ……ん……」
鳳翔が悩ましい顔で甘い吐息を漏らす。信濃の顔に嗜虐的な笑みが浮かんだ。
未実装艦「信濃」の正体は大和であった。
なぜ大和が「信濃」になって、鳳翔と閨を共にしているのか?
話は一ヶ月前にさかのぼる。
104 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/02(水) 03:40:34.90 ID:6J4sQ1lio
一ヶ月前、諦め半ば、駄目元で、大和は鳳翔に告白した。
鳳翔は非常に人気が高く、多くの空母が告白していたのだが、全員振られていたからである。
「わたくしでよろしければ……」
意外なことに鳳翔の返事はOKだった。しかし……。
「それで……あの……お願いがあります」
「私に出来ることでしたら、喜んで」
「大和さん、私が教えますので、弓道を習っていただけませんか?」
「え……? なにか理由があるのですか?」
「だめ……ですか……?」
鳳翔が潤んだ目で下から見上げた。
「習います! はい! 喜んで!!!」
「習うにあたり、もう一つお願いが……」
「はい!」
「航空母艦の『信濃』さんとして習って欲しいのです」
「はい! え……? はい???」
「ありがとうございます……」
真っ赤な顔で、恥ずかし気に顔を隠す鳳翔。
(鳳翔さん……本当にかわいい……)
鳳翔の頼みごとを、大和が断れるはずもなかった。
- 続く -
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 04:21:30.90 ID:wlK8CeE+o
続きキター
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 06:32:22.60 ID:tE1ud0GJo
乙
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 09:16:18.95 ID:KywVc/Lwo
イサキは採れたの?のホモコピペみたいになってんな
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 22:49:31.18 ID:YIbO9p9to
よっしゃきた
いきなり想像のだいぶ斜め上に拗らせててワロタ
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/07(月) 23:40:47.40 ID:XMdQuuuHo
え? 信濃と思ったら、更にそれが大和がなりきりやってるとは斜め上が来たなww
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/18(金) 23:41:02.51 ID:Tjxxn1/bO
続き読みてえなあ
111 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/19(土) 15:53:40.54 ID:FbNLpCzCo
>>103
ちょっと書き換え
112 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/19(土) 15:57:06.71 ID:FbNLpCzCo
信濃が耳たぶを唇でくわえると、鳳翔の肩がぴくんと跳ねる。
鳳翔の目が潤み、呼吸は早くなり、耳まで赤くなった。
信濃の手が鳳翔の秘所に伸びる。
浴衣の裾をめくると、淡い茂みが顔を出した。
指が桜色の秘裂をそっとなぞると、鳳翔が低いうめきを漏らす。
指を離すと、花弁から透明な糸が伸びた。
「娘に襲われて、お股を濡らすなんて……お母さんは淫乱なの?」
「違う……違うの……」
円を描くように指で花弁をこねくると、鳳翔の体がぴくぴくと震える。
「感じてるの? うれしい……もっと気持ちよくしてあげるなの……」
舌で耳たぶを舐めると、ぴちゃぴちゃと卑猥な水音が部屋に響いた。
「ん……ふ……ん……」
鳳翔が悩ましい顔で甘い吐息を漏らす。信濃の顔に嗜虐的な笑みが浮かんだ。
「信濃」の正体、実は大和である。
なぜ大和が「信濃」になって、鳳翔と閨を共にしているのか?
話は一ヶ月前にさかのぼる。
113 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/19(土) 15:57:37.10 ID:FbNLpCzCo
>>102
こっちも、少し書き換え
114 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/19(土) 15:58:34.23 ID:FbNLpCzCo
第三話 航空母艦「信濃」
「お母さん……もう我慢できないなの……」
「だめ……信濃……いい子だから止めて……」
ここは新百合ヶ丘鎮守府、居酒屋鳳翔の二階。
薄暗い和室の布団の上に、浴衣姿の信濃と鳳翔がいた。
二人とも下着は着ていない。
大きくはだけた鳳翔の胸元から、桜色の先端がちらりと見える。
信濃は鳳翔の上に覆いかぶさり、舌で首筋を愛撫していた。
「お母さんの首筋……いい匂いなの……」
「んん……止めなさい……ああ……」
信濃は黒髪、長髪。肌は白。長身で筋肉質、手足は長い。鳳翔が子供に見えるほどだ。
首元に顔をうめる姿は、大きな猛獣が喉笛に喰らいついているかのよう。
「大好き……ずっとこうしたかったなの……」
「いけません……このようなこと……」
115 :
◆KY9IyHJerk
[sage saga]:2016/03/19(土) 16:01:37.45 ID:FbNLpCzCo
再開するよ〜
116 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:03:04.66 ID:FbNLpCzCo
数日後、大和が弓道場に行くと、鳳翔が待っていた。
「待っていましたよ。まずは衣服を着替えて下さい」
「これを着るのですか?」
「ええ」
ほほ笑む鳳翔が弓道衣を差し出す。
上衣は白筒袖、袴は黄緑と深緑の迷彩模様。
「袴の色は、信濃の商船迷彩に合わせましたよ」
「」
(ここまでされたら、逃げられませんね……)
いよいよ信濃になるしかない大和。
人格を切り替えるため、空母っぽくサイドテールにし、アンダーリムの伊達メガネをかけた。
更衣室で服を着替えると、射場に向かう。
「よろしくお願いします……なの」
信濃は実装されていないが、とりあえずそれっぽい語尾にしてみた。
「よろしくお願いします」
鳳翔がにこりと笑う。
117 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:06:34.20 ID:FbNLpCzCo
「まず、弓道を学ぶ意義を説明します」
「はい」
「弓を持つ空母は、艦載機を矢として放ち、発艦させます。弓はカタパルトと考えてよいでしょう。
強い弓ならば、より速く艦載機を発射できますし、狙いが正確ならば、まっすぐに目標に到達するでしょう。しかし……」
「しかし?」
「放たれた艦載機は妖精さんが操縦しますので、弓の強さも狙いの正確さも、実はそれほど重要ではないのです」
「そうなんですか……」
(知らなかった……)
鳳翔が一息置いた。
「では弓道を学ぶ意義はなにか。それは精神修練です」
「なるほど……なの」
「戦場においても常に冷静でいられるよう、弓道を通して無心、無我の境地を会得します」
「はい!」
「まずは、試しに的を射てみましょう。私が見本を見せますから、同じようにやってみて下さい」
118 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:11:56.10 ID:FbNLpCzCo
鳳翔は自分の身長よりも大きな弓を、頭上にかまえた。
そして弓を下ろしながら、軽々と弦を引く。
しばらくすると、音もたてずに、するっと矢が放たれた。
はっし、と的を射抜く音がする。
「すごい! 的の真ん中に当たったなの……」
「ではやってみて下さい」
鳳翔から弓と矢を受け取り、同じように頭上にかまえ、下ろしながら弦を引いたが……。
「んんぎぎぎぎぎぎ……」
顔が真っ赤になるほど全力を出さないと弦が引けない。やっとの思いで引くと、がくがく震えて狙いが定まらない。
(どうやったら、あんなに涼し気に弓を引けるの???)
狙いをつける前に、握力と腕力が限界になった。
「ぶはぁ!」
矢が放たれる。びよーーーんとあさっての方向に飛んで行った。
「最初は皆このようなものですよ」
大和を慰める鳳翔。
119 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:14:49.54 ID:FbNLpCzCo
「ところで、なぜ私が震えずに弓を引けたか不思議ではないですか?」
「はいなの」
「それは弦を筋力ではなく、精神力で引いているからです。丹田に力を入れて引くのです」
「???」
鳳翔は弓を引いて、大和に腕を触らせた。鳳翔の腕は柔らかく、力んでいる様子はなかった。
「腕に力が入っていません。筋力で引いていないからですよ」
「はいなの……」
(なんで脱力して弓が引けるのか、まったく分からない……これは、先が長いわね……)
愕然とする大和。
「まずは弓を引くところから始めましょう」
「は、はい……なの……」
「的は狙わず、この巻藁を射ましょう」
数メートル先の巻藁を指さす。
そして、足の構え、弓の持ち方、引き方を指導し始めた。
120 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:16:19.38 ID:FbNLpCzCo
しばらくすると、鳳翔の指導に力が入ってくる。
「丹田に力を入れなさい! 引いている間は息を止めて! まだ! まだよ! まだ放ってはだめ!」
そう言いながら、大和の下腹をばしばし叩いて、丹田の力の入り具合を確かめた。
矢を放つときは……。
「装甲を貫け! 一射絶命! 一射に全生命を投げ出しなさい!!!」
と絶叫。普段の鳳翔からは考えられないほどの熱血指導。
さすがの大和も、へとへとになった。
「今日はこの辺にしておきましょう」
「はいなの……ありがとうございました……」
「信濃、がんばりましたね。夕飯を作りますから、食べにいらっしゃい」
「ご飯……はいなの!」
(まだ信濃のままなんだ……)
121 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:18:28.72 ID:FbNLpCzCo
二人は弓道場を出て、居酒屋鳳翔に向かった。
「信濃のためにお夕飯を作るから、今日、お店は休業です。ご飯ができるまでしばらくかかるから、先にお風呂に入りなさい」
「はい…なの……」
(鳳翔さん、お母さんみたい……やばい……萌えるわ……)
風呂から出ると、寝間着の浴衣が用意されている。
「それを着なさい」
そして鳳翔の手作り料理を食べた。
「鳳翔さん、おいしいなの!」
「信濃……お母さんって呼んで欲しいの」
「お母さん……」
「はい……ふふっ」
鳳翔が顔を真っ赤にしながら、恥ずかしそうにほほ笑む。
大和は鳳翔のあまりの可愛さに、気絶しそうになった。
(まだ沈んじゃだめっ! 傾斜復元しないと……)
122 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:27:23.63 ID:FbNLpCzCo
二人が食事を終え、鳳翔が風呂から出ると……。
「信濃……今晩、お布団で一緒に寝ましょうね」
「は、は、は……はいなの。よ、よ、よ、よ、よろしくなのっ!」
(やるしかないわね! 戦艦大和、推して参ります!)
大和の心臓が早鐘のように鼓動する。
鳳翔と大和が枕を並べて、布団に入った。
「信濃……ふふっ……」
「お、お母さん……」
(鳳翔さんの顔が近いぃいいいいい!!! すごくいい匂いぃいいい!!!)
鳳翔が大和の手をキュッと握る。
(あかーーーーーーん! 私がここまでやられるなんて!)
大和の意識が遠のき始めたころ……。
「何があっても、必ず生きて私のところに帰ってくるのですよ。わかりましたね」
「はいなの……」
「おやすみなさい……」
「おやすみなの……」
鳳翔はそう言うと、すうっと寝てしまった。
(鳳翔さん、ほんとうに可愛い……。デート初日だから手を握れただけで戦果上々かも……でも、次は……)
123 :
◆KY9IyHJerk
[saga]:2016/03/19(土) 16:31:33.62 ID:FbNLpCzCo
翌朝……。
鳥のさえずりと朝食を作る音で、大和は目覚めた。
「お母さん、おはようございますなの」
「おはようございます。もうすぐ朝食が出来ますからね」
台所に立つ鳳翔が、にこりとほほ笑む。
「天国はここにあったのね……」
つつっーーーっと鼻血を垂らす大和。
(もう死んでも悔いはないわ……)
そんなデートを数回繰り返したのだが、手を握る以上には発展しなかった。
大和は、もやもやしっぱなしである。
(幸せなんだけど……もやもやして……もどかしくて……胃に穴があきそう……でもどうすればいいのかしら……?)
大和は建造されて一年ちょっと。恋愛の知識も経験もほとんどない。
(経験豊富っていうと……そういえば、提督と陸奥さん、付き合ってたわね……陸奥さんに聞いてみますか)
- 続く -
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/19(土) 16:52:23.95 ID:+kkcpNvFO
乙
母娘プレイとかクソレズ提督大好きだろうな
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