【安価】 勇者「仲間とヌチャヌチャしたいから旅をする」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:04:18.93 ID:3aI6tMrto

勇者「マジ王様話なげぇ」

勇者「魔王倒すだぁ? 勇者としての務めを果たせだぁ?」

勇者「んなもん興味ねぇっての。 あぁーめんどくせぇ」

勇者「俺が興味あるのは!」

勇者「女! 穴! セックス!」

勇者「やっと旅に出られるんだぁ! 楽しむぜFoooooooo」

酒場店主「やぁ勇者。 仲間を連れてくんだな?」

勇者「おう、活きのいいのを頼むぜ?」

店主「活き…? まぁいいや希望はあるかい?」

勇者「おう! >>2>>3>>4を頼んだ!!」



安価2〜4
年齢 職業 なにか希望があれば
例:20歳の女騎士 ドM etc.

前のSS更新しようと思ったらHTML化したんだ。許してくれ。 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457445858
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/08(火) 23:06:12.86 ID:1DVMH+IVo
エルフ(453)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/08(火) 23:08:57.82 ID:/4FPvzhd0
女騎士(17)ドS
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/08(火) 23:09:20.90 ID:iZz6bt9bO
魔法使い(16)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/08(火) 23:09:25.00 ID:3DYKzch+0
女僧侶 16 潔癖症 男嫌い
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/08(火) 23:09:56.89 ID:FzfO1JCG0
15才 妹
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:13:18.40 ID:3aI6tMrto

勇者「女のエルフと女の騎士と女の魔法使いを頼むわ」

店主「はぁ!? おいおい勇者! お前昔から不真面目な奴だとは思ってたが連れてく仲間に女しか連れて行かない気か!?」

勇者「なんだよ? 悪いか?」

店主「悪いもなにも! 旅に女はどう考えても不利だろう!? 力もないし女としての性が旅に影響することが多いんだぞ!?」

店主「それに男女のもつれが……

勇者「あーはいはい分かった分かった。少し落ち着けよ」

店主「……おいおい勇者、考え直せって」

勇者「はぁ……うるせぇなーマジめんどい」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:18:47.49 ID:3aI6tMrto

ため息をつきながら俺は右手の人差し指を宙に置く

ポゥと淡く優しい光が指先から発せられ、その光を纏った指が文字を描く


『従』


宙にその文字が浮かび上がり、独立する
デコピンの要領でその文字を弾くと一直線に酒場の店主に文字が飛来し付着した


店主「ば、ばかお前! やりやがったな!?」

勇者「なぁ店主、俺とあんたは長い付き合いだろう?」

勇者「エルフと女騎士と魔法使い、頼むぜ?」

店主「仕方ねえな、分かったよ。 ちょっとリストをあげるから待ってろ」

勇者「やりぃ」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:23:27.82 ID:3aI6tMrto

これが俺の勇者としての能力、文字の具現化だ

仕組みは簡単指先で文字を書き、それをイメージしながら対象に命中させれば効果は発動する

今のは『従』を店主に使ったことで店主は一定時間俺の言いなりというわけだ

かなり便利な能力だがまぁ制限はある
文字は二文字までしか書けないこと
二文字書くと魔力の消費が大きすぎてそんなにホイホイ使えるもんじゃないってこと
対象に当てないと効果を発揮しないこと
効果が強力すぎるものは書けなかったり、イメージが出来ないものは発動しないこと

まぁ他にもないことはないがこんなもんだろう


いやー……使い方によっては女を虜に出来るまさに俺にうってつけの能力ですわぁ

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:31:45.56 ID:3aI6tMrto


店主「待たせたな勇者、魔法使いと女騎士だ」

女騎士「あんたが勇者か? よろしくな」

魔法使い「…………」ペコリ

勇者「ほー?」

勇者(女騎士か、少し釣り目だが凛としていてかなりの美人じゃないか。 それに鎧の上からでも分かるいい胸をしている)

勇者(魔法使いの方は…… あの魔法使い共がよく着ている真っ黒なローブにとんがり帽子でいかにもって感じだな。 脂肪はないがまぁスレンダーでこれはこれで楽しめそうだな)

勇者「っておい、店主? エルフがいねえぞエルフが。 そこ大事だろうが」

店主「無茶言うなよぉ。 エルフなんざ先の戦争で絶滅に近いって言われてるくらい今じゃ珍しい人種だぜ? そんなのがおいそれといるわけねえだろ」

勇者「んだよーいねえのかよ。 つっかえな」

店主「おめぇな……いい加減にしろよ…!」

勇者「ふん」

「あ、あの……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:39:36.46 ID:3aI6tMrto

エルフ「その、私なんかでよければ勇者様の旅に同行させてもらってもいいでしょうか?」

勇者「ん? あんたは?」


フードがついたローブを身にまとった女性が後ろから声をかけてくる

目が隠れるほどに深く被ったフードをはらりと脱ぐとそこにはまさしく俺が求めていたものがあった


魔法使い「……わぁ!」

女騎士「これは驚いた」

店主「……マジかよ」

勇者「いいじゃねえか!」


金色のセミロングの髪からピンと長く尖った耳はまさしくエルフの象徴

これで俺の求めていたパーティは揃った


勇者「よし! お前も来い!」

勇者「役者は揃った! これから俺のハーレムお楽しみパーティの完成だぜ!!!」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:49:01.86 ID:3aI6tMrto

……………………………………

勇者「って思ってたのなんなんだよこれ」

勇者「みんなとお近づきになってアンアンしようと思ってたのよぉ」

勇者「俺しか馬車引けないってどういうことだよ!!」

勇者「後ろで女たちは集まってキャッキャしてるっていうのに……なんで俺だけこんな目にあわなきゃなんねえんだ?」チラッ


女騎士「へぇ? 魔法使いは16歳なのか? じゃあやっと教会の学校が終わったばかりじゃないか」

魔法使い「……そう。 でも毎日修行してたから。 魔法は少し自信がある」

エルフ「ふふ、頼もしいわね」

女騎士「私も17なんだよ。 魔法使いとひとつしか変わらないな。 剣はまだまだ修行中だが前衛は任せてくれよ?」

魔法使い「…………」コクリ

魔法使い「……みんな歳が近そうで安心した」

女騎士「確かに! 冒険者の集まりって結構おっさんばっかりだからな!」

女騎士「で、エルフはいくつなの?」

エルフ「え、私? えーっと……あはは」

魔法使い「……?」

エルフ「……数えで453、かな」

女騎士「え?」

魔法使い「……!!」

エルフ「……ごめんね、びっくりするよね突然こんなこと言われても」

女騎士「えっと、ごめんそれ何かの冗談? びっくりしすぎてリアクション出来なかったよ」

魔法使い「……聞いたことがある。 エルフは数が少ないけど個々の寿命は我々純人種よりはるかに長命だと」

女騎士「……ほんとに?」

エルフ「うん、そうなんだ」

女騎士「…………」

魔法使い「…………」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:52:21.06 ID:3aI6tMrto

女騎士「すごいじゃん! 見た目私らと全然違いないのに!」

魔法使い「……いざ目の前に本物のエルフがいるとにわかには信じがたい」

エルフ「あははそうだよね。 長生きしてるからね色々なこと知ってるんだよ?」

女騎士「うわ、なんか面白い話聞きたい!」

魔法使い「……文書に残されていない史実があるかもしれない。 興味がある」

エルフ「んーとじゃぁ、そうだねぇ、あの今私たちがいた街が出来た当時の様子を教えるね?」



勇者「……あー……俺もキャッキャしてぇ……まざりてぇなぁー……」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/08(火) 23:59:34.05 ID:TugGHqJg0
馬車に自動って文字を張り付ければいいんじゃね?
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/08(火) 23:59:45.34 ID:3aI6tMrto


……………………………………………………

勇者「よーしじゃあ少し休憩にするぞー」

エルフ「そうなの! それで街を作った商人はその独裁的な姿勢が強すぎて捕まっちゃって……」

女騎士「なんだと!?」

魔法使い「……街を作ろうと頑張りすぎてしまったのが裏目に出た」

エルフ「えぇ…… そして捕まってしまったけどその街を作った商人の名が街の名前になってるのよ」

女騎士「なんだって! そんな裏話があったなんて知らなかったぞ」

魔法使い「……実に興味深い」


勇者(こいつらだけで盛り上がりやがって。 完璧無視かよ)

勇者「おーい、休憩するぞ」

エルフ「あ、ごめんなさいつい話込んじゃって」

女騎士「すまないな勇者殿」

魔法使い「…………」


勇者(猛烈に壁を感じる…… 仲いいグループに一人だけ放り込まれた気分だ……)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:04:33.57 ID:3ubKW9DYo

エルフ「きゃぁ! 川冷たい!」

女騎士「ほらほらー! 待てー!」

魔法使い「……女騎士! やめて、冷たい!」

エルフ「あはは、魔法使いちゃんびちょびちょ」

魔法使い「……もう」プイッ

女騎士「……! ごめん魔法使い、少しやりすぎてしまったようだ」

魔法使い「……冗談。 平気」

女騎士「ほっ。 そうか」

魔法使い「……でもお返し!」バシャ

女騎士「うわぁ! 冷たい! あははは」

エルフ「ちょっとこっちにも飛んできてるってば! あはは」


勇者「……疎外感パネー。 超ぼっちなんですけど。」

勇者「はぁ……つまんねぇ。 なにかするか?」



>>18

@『脱』

A『濡』

B昼寝

C自由安価
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:06:30.55 ID:8v525+zXO
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:07:19.88 ID:o+pIqiM70
3
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:12:15.73 ID:3ubKW9DYo

勇者(あーつまんね)

勇者(せっかく雌豚共とパーティの日々だと思ってたのによ)

勇者(やってらんねー寝るわ)


『眠』


勇者(文字能力で一文字とはいえ魔力は消費するけど、眠れるなら回復するしいいか)

勇者(はい、じゃあおやすみ未来の肉便器ども)

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:12:47.81 ID:vxjKHHeDo
馬に従を使って指示すればいいんじゃね?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:19:29.04 ID:3ubKW9DYo


エルフ「勇者様、寝ちゃったね」

女騎士「一人で荷馬車を引いていたからな、疲れも出るだろう」

魔法使い「…………」

エルフ「なんか申し訳ないね?」

女騎士「そうだなー。 私たちも馬車くらいは引けるようにならないと勇者の負担が大きすぎる」

魔法使い「……同意」コクン

エルフ「でもちょっと勇者様って話かけ辛いよね?」

魔法使い「……それも同意」コクコク

女騎士「分かる! なんか変なことを考えてそうっていうか」

魔法使い「……コミュ障」

女騎士「それだ!」

エルフ「ちょ、ちょっと! ダメだよそういうこと言ったら! ぷふっ」

女騎士「あははは! なんだか勇者っていうからどんなのかと思ったらただの根暗だったな」

魔法使い「……そこまで言ってない。 ちょっと可哀そう。 ふふ」クス

エルフ「って魔法使い、笑ってるよー?」クスクス

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:22:07.80 ID:3ubKW9DYo

……………………………………………………


勇者「んぅ……?」

勇者「ふぁぁ……よく寝た」

勇者「ん…… ん?」

>>23「あ、おはよう」

勇者「あぁー…。 >>23?」



>>23

@エルフ

A女騎士

B魔法使い
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:23:12.17 ID:RDvdWKpco
3
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/09(水) 00:23:25.90 ID:eZwKhb8x0
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:25:57.74 ID:3ubKW9DYo

魔法使い「……あ、おはよう勇者」

勇者「あぁー…。 魔法使いか」

魔法使い「…………」コクン

魔法使い「……よく眠れた?」

勇者「あぁ、おかげさまでな」

魔法使い「……そう、よかった」

勇者「あぁ」

魔法使い「…………」

勇者「…………」


勇者(え、気まずい! なに!? 何を話せばいいのこの子と!?)

勇者(とりあえずちゃんと会話したの初めてだけど恐ろしく無口だってことだけはもう分かったよ!?)

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:26:23.20 ID:ht5ohmaQO
冒頭を見るにコミュ障はないと思うんだが
まず喋ったのか?
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:26:54.43 ID:ht5ohmaQO
会話してないのにコミュ障扱いとかこのパーティー抜けますね!
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:31:43.19 ID:3ubKW9DYo

勇者「え、えーとぉ? 他のみんなは?」

魔法使い「……女騎士は馬車の中で休んでる。 エルフは少し散歩してくると」

勇者「へー……そうなんだ」

魔法使い「……そう」

勇者「…………」

魔法使い「…………」

魔法使い「……ごめんなさい」

勇者「へ?」

魔法使い「……一人で馬車引かせてしまって」

勇者「あぁ? いいよそんなの気にすんなって」

魔法使い「私たちだけで楽しんで、勇者は寂しかったでしょ?」

勇者「あ……」

魔法使い「だから……ごめんね?」チラッ

勇者「お、おぅ」


勇者(あれ、魔法使いの顔を初めてちゃんと見たけど結構かわいい顔してるんだな)


魔法使い「……なに? そんなにまじまじと見られると恥ずかしい」プイ

勇者「あ! わりぃ! そういうんじゃなくてさ」

勇者「結構魔法使いかわいい顔してるんだなってさ」

魔法使い「…………」

勇者(あれ? これもしかして惚れられるパターンじゃね? 来てるんじゃね?)

魔法使い「…………」ジトー

勇者(あ、あれぇー…… なんか怪しいもの見てるような眼してるよこの子ぉ)

魔法使い「……ありがと」プイ

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:36:46.34 ID:3ubKW9DYo

魔法使い「……みんなまだ勇者とどうやって話せばいいか分かっていないだけ」

勇者「そうかぁ?」

魔法使い「……私もそう」

勇者「お、おぅ」

魔法使い「勇者は口数が少ない。 相槌ばかり」

勇者「女の話をよく聞く男がモテるっていうしな」

魔法使い「……聞き上手と喋り下手は違う」

勇者「難しいなそれ」

魔法使い「……私が言えたことじゃないけど」

勇者「確かに」

魔法使い「きっとエルフや女騎士ならスッと話ができるはず」

魔法使い「あの二人は話が上手」

勇者「あぁーまぁ魔法使いよりは明るいしな」

魔法使い「……失礼」

勇者「でもさ、ちゃんと俺に最初に話しかけてきてくれたのは魔法使いじゃん? ありがとな」

魔法使い「……うん」

魔法使い「……勇気を出して話せてよかった」

魔法使い「……勇者、全然普通にいい人。 話してて、楽しい」

勇者「さいですか」

魔法使い「……うん」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:41:18.94 ID:3ubKW9DYo

…………………………………………

魔法使い「……それでね、エルフはとっても物知り」

勇者「へぇ? なんか見た目で言ったら魔法使いが頭良さそうだけどな?」

魔法使い「……私ももちろん勉強はしてる。 でもエルフはあぁ見えて450歳を超えてる」

勇者「はぁ!? なんだそりゃ!?」

魔法使い「エルフは長命。 私たちより遥かに長い時を生きて様々な経験をしていた」

勇者「マジかよ…… 俺エルフには敬語で話した方が良いかな」

魔法使い「……その心配はいらない。 エルフはとてもフレンドリー」

勇者「冗談に決まってるだろ…真に受けんなよ」

魔法使い「……む。 勇者の冗談はつまらない」

勇者「ダメ出しキツいっすね」

魔法使い「……そうでもない。 普通」

魔法使い「……私の冗談はおもしろい」

勇者「へぇ? そりゃ楽しみだ」

魔法使い「……冗談」

勇者「うわ、つまんね」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:45:01.06 ID:3ubKW9DYo

エルフ「あら?」

女騎士「やぁ、おかえりエルフ」

エルフ「ただいま。 あの二人仲良くなったんだね」

女騎士「そうみたいだな。 魔法使い無口かと思ったら結構楽しそうに話してるじゃないか」

エルフ「でも目は合わせられないんだよねー」

女騎士「そこいじめたくなるよな?」

エルフ「ちょっとやだぁ。 悪趣味だよ?」

女騎士「あはは、うそうそ」

女騎士「でも、魔法使いがあんなに1対1でちゃんと話せるなんて意外かも」

エルフ「そうだね、3人なら話せるけど2人っきりだと話しにくそうかもって思ってた」

女騎士「勇者の話がうまいのか、相性がいいのか」

エルフ「ちょっと勇者に興味湧いてきたね!」

女騎士「これから旅する仲間に興味ないってのもひどい話だけどな、あははは」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:46:35.87 ID:3ubKW9DYo
終わります

安価で話進めていくので書きためとかは基本出来ません

酒飲んだノリと勢いで書いてます誤字脱字抜け設定などあったらご指摘ください

魔法使いかぁーわうぃい↑↑
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:48:24.92 ID:vxjKHHeDo
おつ
魔法使いカワイイ
S設定の女騎士が安価とか行動でMになったりってするの?
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:49:46.05 ID:mERLkQf9o
おつー
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 00:52:01.29 ID:3ubKW9DYo
ごめんなさい、もう1つ追記

自由安価のところは基本何でも受け付けるようにはするけどさすがに無茶苦茶なのは勘弁してね?
文字能力使えばなんとでもなりそうだけどそれは安価次第ってことで
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 00:56:58.96 ID:vxjKHHeDo
>>1は酉つけていた方がいいんでね?
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 02:15:53.85 ID:06kOqhoHo
>>33
多分Mって書いてあげればいいと思う
「M」と「マゾ」だったら効果は違うのかな?
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 02:17:22.73 ID:vxjKHHeDo
Mもマゾも一緒じゃないの?
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 03:43:46.36 ID:pxiDxWoyO
乙、楽しみです
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 07:39:14.50 ID:4yPS2o20O
魔物使いはおらんのけ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 10:17:16.82 ID:3ubKW9DYo
……………………………………

勇者「ふぁぁ……」

勇者「あー……だりぃ」

勇者「御者台ずっと乗ってると痔になるわこれ」

勇者「ケツいてぇ背中ゴリゴリストレスマッハまじつまんねぇ」

勇者「あー……なんかいいことねぇかなぁ?」


約3時間以上もガタガタと揺れる馬車を先導し、腰も背中も厚い鉄板が敷かれているような感覚になってきた頃、変化は訪れた

平和だった街道に禍々しい気配を感じたのだ
これはまさしく魔物の気。 幾度も鍛錬のために魔物を狩ってきた勇者には慣れ親しんだものであり、手綱を引くよりも剣を握ることの方が楽しいのは当たり前のことだった


勇者「きたきたきたぁー!!」

勇者「退屈な御者台からついに降りられるぜ!!」

勇者「狩りの時間だぁぁぁぁぁあああああ!!!」


42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 10:20:10.88 ID:3ubKW9DYo


早速手綱を引き馬に止まれの合図をする

いきなりグイと引っ張られた馬はやや不満そうに嘶くが従順にその場で足を止めた
女もこれくらい扱いが簡単ならいいのに。


内心でぼやきながらも、御者台からぴょんと飛び降り剣を抜くがまだ魔物は姿を見せない

ここら辺に住む魔物は比較的大人しく好戦的ではないためこちらから近づかなければ攻撃されることはあまり多くない
だがそれでも戦いはどうしても起きてしまうものだ。 襲われる旅人たちのためにもここはいっちょ魔物狩りをしておいてやろう。 決して俺が馬車を引くのが飽きたからではない。 断じて


自分にくだらない言い訳を言い聞かせているうちに気配だけを感じていた魔物が姿を現した
ブヨブヨとした体に幾本もの触覚が生えたホイミスライムと呼ばれる魔物数体と、同じくスライムの上に子供くらいの大きさの騎士が上に乗っかっているような形のスライムナイト数体だった


勇者「おぉーマジか……」


個々の強さは正直大したことがない。 どちらかというより腕のたつものなら容易く倒せるレベルの相手だ
しかし厄介なのはその数の多さとホイミスライムの存在である

例えばこちらが相手の一体を斬ったところでその横や後ろから他の魔物から攻撃をされたら堪ったものではない
しかもこちらが敵を一撃で倒せなければ魔物の使う回復魔法で傷を癒され、こちらがジリ貧になる可能性だってある


勇者「ま、なんとかなるっしょ」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 10:30:09.50 ID:3ubKW9DYo


女騎士「どうした!」

エルフ「わっ、魔物の群れ! 結構数も多いね」

魔法使い「……厄介」


俺の声を聞いてか女連中も馬車から降りてきた
魔物の姿を確認するや否やそれぞれが得物を構える

うろたえないあたりそこら辺の初心者旅人よりは使えるようだ


女騎士「援護するよ勇者」

勇者「お?」

エルフ「後ろは任せて!」

魔法使い「……一気に片付ける」


あれ、案外頼もしいんじゃないか?

女騎士はレイピアと呼ばれる特殊な剣を担いでいる
西の方の大陸に広く普及しているもので、普通の両刃の剣とは異なり柄から剣先までが円錐形となっているのが大きな特徴で、斬撃よりも刺突に重きを置いた武器だ


勇者「かっこいい武器使ってんじゃん」

女騎士「ふっ、戦い方もかっこいいぞ?」

勇者「そりゃ楽しみだ」


後衛の二人に目を向けると、エルフは腰に短剣を差し大きな弓を構える。 魔法使いは小さな体のせいかやたらに大きく見える木の杖を両手で抱えていた


勇者「ベタたなぁ魔法使いのそれ」

魔法使い「……これは魔法を嗜む者のスタンダードな武器」

勇者「体、ちっこいな」

魔法使い「……失礼。 杖が大きいだけ」

エルフ「ほーら! 遊んでないで敵が来るよ?」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 10:32:36.70 ID:3ubKW9DYo

エルフに喝を入れられ意識を集中させる

初めてのパーティでの戦闘だし仲間との連携を確かめたい気もするけど、ここで俺が活躍して女共の心を奪うってのもありだなぁ


うーんどうするか


>>45

@セオリー通り普通に戦う

A仲間たちだけにやらせ、ヤバそうなら俺も加勢する

B女共の視線を釘付けにしてやるぜ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/09(水) 10:37:00.30 ID:eZwKhb8x0
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 10:38:43.73 ID:vxjKHHeDo
好感度がある程度貯まるまでは堅実に行かないとね
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 10:52:24.55 ID:3ubKW9DYo

よし、ここは仲間と力を合わせて蹴散らしてやるぜ!


勇者「っしゃおらぁぁぁ俺は御者じゃねえんだぞぉぉぉ!!!」


最早怨念を込めた斬撃がスライムナイトAの兜を叩き割る
ガギンという金属同士がぶつかり合う甲高い音が響き、スライムナイトAが倒れた


勇者「よっしゃぁおらああああ!!」

女騎士「ちょっと! もう少し静かに戦えないの!?


俺の横から迫ってきていたスライムナイトBを、踏み込みののった素早い刺突がスライムナイトBの腕を貫く

ピギー! という耳をつんざく悲鳴に一瞬目を細めるが俺も女騎士もすぐに体勢を立て直し、後ろに飛び退く


エルフ「任せて!」


ぎりりりりと音が鳴るまで引いた弓からビュンと一直線に矢が飛んだ
それはホイミスライムの回復魔法よりも早く、そして確実にスライムナイトBの体躯を射抜いた


勇者「おぉーやるー!」

エルフ「はぁー! 緊張したぁー!」

女騎士「ナイスだエルフ!」

勇者「いけるか魔法使い」

魔法使い「…………」コクリ

魔法使い「……みんな離れて」


魔法使い「……焼き尽くせ、豪炎魔法ベギラマ!」


キラキラと光のカーテンのようなものが魔法使いから放たれる
魔法の詠唱が終わると同時にそれらは結晶のような綺麗な光の粒となり瞬く間に灼熱の炎の渦と変わった


メラメラと燃える炎の渦からは魔物の悲鳴すら逃れることも出来ず、その炎が鎮火する頃には真っ黒に焦げた魔物の姿があった

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 10:58:08.23 ID:3ubKW9DYo

魔法使い「……ふぅ」

エルフ「すごい威力…!」

女騎士「こっちの肌まで焼けそうな熱量だったな」

勇者「!!」


皆が戦闘が終わったと気を抜きだした瞬間、俺の視界には魔法使いの後ろからスライムナイトがまさに飛びかかろうとしているのが映った

まずい!

驚くほどに冷静に見え一気に思考が加速する
誰もそのスライムナイトには気がついておらず、しかも勇者が今からは知ったとして到底間に合う距離ではない

仕方がない

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 11:04:04.01 ID:3ubKW9DYo

俺は指先に意識を集中させ、走り書きとも呼べないほどの汚さで文字を紡ぐ

書いた文字は


『力』


全身に文字通り力がみなぎるのを感じ、大地に足を強く踏みしめる

地面が砕けるほど強く踏みこみ、俺は文字通り弾丸となってスライムナイトへと跳ぶ


まさにスライムナイトの剣が魔法使いへと到達する瞬間、俺の拳がスライムナイトの身体を捉えた

拳に肉を貫き、骨を粉々にする嫌な感覚が伝わり、思わず顔をしかめるが動きを止めない
そのまま一気に拳を振り抜き、魔物は即死した


50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 11:06:32.86 ID:3ubKW9DYo

魔法使い「……ふぇ?」


弾丸のような恐ろしい速さで飛んできた勇者に素っ頓狂な声をあげる魔法使い

ちょっと可愛いななんて内心思いつつも、俺の動きは自分でも止められなかった


やばいやばいやばい!!


地面に足がつかず、空を飛んだまま目の前には大きな岩が迫る


勇者「あ」


死ぬかも。 なんて思った頃にはもう岩に俺は頭から激突していた


勇者「……かっこわり」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 11:15:08.39 ID:3ubKW9DYo

女騎士「じゃあ明日も早いしそろそろ寝るか」

エルフ「そうね」

魔法使い「……おやすみなさい勇者」

勇者「おう」


エルフに回復魔法をかけてもらったがまだ若干痛みが残る中、右腕をあげて応える

テントの収容人数は2人だけ
1人は荷馬車の中
残る1人は火の番兼見張りだ


火に枯れ木を入れるとパチパチと小気味のいい音を立て、暖かな熱をくれる

結局やっぱりまだうまく仲間と馴染めなかったな
どうやったら女共を侍らせられるんだ?
ていうか魔法使いのさっきの声可愛かったな

なんて取りとめもない考えが頭の中をぐるぐると廻る
いつもそうだ。 火を見てると不思議と変なことを考えたり、悲しい気持ちになる


勇者「はぁ……」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 11:16:11.87 ID:3ubKW9DYo

>>53「どうしたの?」

勇者「ん?」



>>53声をかけてきたのは誰か


@女騎士

Aエルフ

B魔法使い
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 11:17:02.99 ID:vxjKHHeDo
3
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 11:20:55.91 ID:eZwKhb8x0
魔法使いメインヒロインは珍しいのでもっとやれ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/09(水) 11:21:44.96 ID:3ubKW9DYo

勇者「はぁ……」

魔法使い「……どうしたの?」

勇者「ん? なんだ魔法使いか」

魔法使い「……なんだってなに」

勇者「そんな怒んなよこえぇな。 魔法使いは荷馬車で寝るんじゃなかったのか?」

魔法使い「……まださっき助けてもらったお礼言ってなかったから」

勇者「あぁ」

魔法使い「……ありがとう」ペコリ

勇者「いいってそんなの。 仲間だろ」

魔法使い「……うん。 そうだね」

勇者「…………」

魔法使い「…………」

勇者(やっぱり相変わらず気まずいわ!!)
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/09(水) 11:22:04.10 ID:vxjKHHeDo
目的はハーレムだけどこのタイミングなら魔法使いちゃんだよね?
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