【安価】揺杏「侍道4」【咲-saki-】

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371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 20:40:18.81 ID:7kMrRAP8o
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 20:41:30.66 ID:YqNSqy37o
373 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 20:49:47.96 ID:jRGPGd4S0
揺杏「行動するなら今すぐだよね……病院に行こう」タッタッタッ


――――夜、病院

揺杏(さて、いるのは……)

憩「…………」

看護師「………………」スタスタ

善野「…………」

揺杏(日本人と外国人の看護師が一人ずつと、寝てるけど人がいるけど病人か……?)

揺杏(さて、誰に話しかけるか…………よし、>>375にしよう)
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 20:51:34.78 ID:NHBc42MZo
善野
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 20:56:03.51 ID:9KyIPw53o
善野さん
376 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 21:01:03.73 ID:jRGPGd4S0
揺杏(ちょっと挑戦だけどそこの寝てる人に……いややばそうならすぐ退くけど…………)

揺杏「ごめん……ちょっといい?」

善野「…………? 知らん人ですね」

揺杏「まぁ、うん……そうだね」

善野「なら何で話しかけとるんですか」

揺杏「いや、不思議だなと思って……なんかここに入院してるなんて」

善野「色々、あったんです」

揺杏「…………話して?」

善野「……まぁ、あなたは関係ない人やし逆に話してもええかな」
377 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 21:24:45.93 ID:jRGPGd4S0
善野「私、もう結婚してるんです。せやけど結婚してしばらくして私、倒れてしまって」

揺杏「何か、重い病気なの?」

善野「まぁ、ちょっと治療にお金のかかる病気やったんです。でも家はあんまお金ないから払えんくて」

揺杏(…………なるほど、金がないのか)

善野「でも、結婚相手に病気のことを話したら絶対に無理してでもお金を払おうとするやろうな、と思うんです」

揺杏「優しい人、なんだね」

善野「はい……でも、私はそれが怖くて打ち明けられず、そんなところに公使様が来て。何とか長期入院になるけど安く済むからそうして、って」

揺杏「…………それをそのまま話せばいいのに」

善野「重い病気だなんていったら心配して病院に通いつめるやろうから、あの人は。せやから軽い入院って言っとるんです」

揺杏「……………………あとどれくらい入院が必要なの?」

善野「短くとも半年はかかるやろうって」

揺杏「……早く治療するにはいくらかかるの」

善野「…………十万文くらいは」

揺杏(払える、な……何とか)
378 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 21:25:28.58 ID:jRGPGd4S0
揺杏「私がさ、払おうか」

善野「えっ……?」

揺杏「ただし、一晩私と寝てもらうけど……さ」

善野「…………それは」

揺杏「…………入院ってことは、しばらくヤれてないんでしょ? お金ももらえて欲求も満たせるなんていい話だと思うよ」

善野「……………………あなたにも、結婚相手にも申し訳ない」

揺杏「私がやりたくてやってるんだからいいんだよ。お金をあげるのも、ヤるのも」

善野「……っ、でも」

揺杏「出来ないほど体が重症なら仕方ないけどさ」

善野「…………そうでは、ないです」

揺杏「ね……シない?」

善野「……………………」

揺杏「……ふふ、耳赤いよ」

善野「っ……………………後で、来てください」

揺杏「うん、ありがと」ニコッ
379 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 21:26:08.89 ID:jRGPGd4S0
さて、今回家の人に見つかるか見つからないか

>>381
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 21:35:37.32 ID:cqT5xQfWo
見つからない
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 21:36:17.10 ID:pqksjnSHo
見つからない
382 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 21:53:05.42 ID:jRGPGd4S0
――――その後、夜這い屋敷

揺杏(私の亀さんが冴えわたっている、ここだ)バッ

善野「…………来たんやね」

揺杏「うん、旅籠、いこうか」
383 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 21:54:38.58 ID:jRGPGd4S0
【注意】ここから先R18(エロ)展開です
384 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:09:35.26 ID:jRGPGd4S0
――――旅籠、とある一室

揺杏「下着、何もつけてないんだ」

善野「着物とか着ませんからね…………一応病人やから、優しくしてください」

揺杏「わかってるって」

揺杏(病気の人妻とセックスできるとか背徳感あって、何か余計に興奮するなぁ……あぁヤれるって想像しただけで濡れてきた)

善野「あんま…………じろじろ見ないで欲しいです……っ」カァァ

揺杏「いや、肌白くて綺麗だなって思ってさ………………ねぇ、今だけは私が一番って思ってくれない?」

善野「いや…………それは」

揺杏「まぁ、取り敢えずいいや……こっち来て」

善野「………………はい」

揺杏(あぁ、この一番じゃない相手に従わせるのもいいなぁ)

善野「………………あの」

揺杏「いいよ、今は一番じゃなくても。首、舐めるよ」レロ

善野「んっ…………ふっ……」ピクッ

揺杏「…………鎖骨、随分はっきりしてるね」ピチャピチャ

善野「……体が、ちょっと衰弱してるだけっ」ピクンッ
385 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:18:42.33 ID:jRGPGd4S0
揺杏「胸、触るよ」ムニュッ

善野「ふぅっ、ぅんぅ…………」ピクンッ

揺杏「あんま大きくないけど、可愛いね」ムニュムニュ

善野「ふあ、あぁ……」ピクンッ

揺杏(いきなり、乳首つまもうかな)ギュムッ

善野「ひゃぁあっ!」ビクンッ

揺杏「反応可愛いなぁ。それに、胸大きくないから乳首いじりやすいよ」キュッ

善野「はぁっ、あ…………」ビクッ

揺杏「ん」チュッ

善野「んん、んっ……ん、ぷはぁ」

揺杏「ふふ、顔とろけてる。キス、良かった?」

善野「…………」

揺杏「素直に、さ。他の人の事考えずに自分がどう感じたか、教えて?」

善野「……………………はい」

揺杏「ん、キス好きなの?」

善野「…………」コクッ

揺杏「もっかいしよっか?」

善野「…………はい」

揺杏「ん、いい子」チュッ

善野「んっ、んん……んむ」レロッ

揺杏(自分から舌を絡めてきた……)レロッ

善野「んむっ、ん……はぁ」
386 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:32:09.46 ID:jRGPGd4S0
揺杏「ふふ、キスで濡れてる。そんなに良かった?」クチュ

善野「……はい」

揺杏「そっか。じゃあそこに座って脚広げて、ココを手で広げて」クチュッ

善野「…………わかりました」

揺杏(あぁ、自分のモノになってく感じと、このポーズにさせるっていうのがいい)

善野「……こう、ですか」クパァ

揺杏「ピンク色で、綺麗だね。軽く舐めるよ」ピチャ

善野「んっ、あ…………」ピクンッ

揺杏「クリも、ちゃんと出して」ペロッ

善野「ひゃっ!?」ビクンッ

揺杏「……もしかして、ここ初めて?」ピチャピチャ

善野「んっ……ふぁ…………」コクッ
387 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:38:27.58 ID:jRGPGd4S0
揺杏「感じやすいね。でももう十分濡れたし、指入れるよ」クチュッ

善野「あっ…………あぁ、んぅ……」ビクン

揺杏「このへん、どうかな?」クチュクチュ

善野「はっ、ん、んぁあ…………」ビクッビクン

揺杏「ふふ、声ちょっと我慢してるね」クチュクチュ

善野「んぅっ……はぁっ、あ……」ビクッビクン

揺杏「……ちょっと、強くするよ」グチュグチュ

善野「はぁっ! あぁ、あっ!」ビクンビクン

揺杏(ちょいちょいイってるな……優しくするって言ったけど、その約束守れないかも)グチュッグチュッ

善野「はっ……やっ、もう……何回もっ」ビクンビクン

揺杏「何回も、何?」グチュグチュ

善野「もうっ、あっ……何回、もっ…………あぁっ!」ビクンビクン

揺杏「言ってくれないとわかんないから、続けるよ」グチュッグチュ

善野「はぁっ! あっ、あぁ、んぅう……あぁっ!」ビクッビクッ

揺杏「……実はこういう風にされるの、好きだったの?」グチュグチュ

善野「あっ、はっ、あ……あぁっ!」ビクンビクン

揺杏「可愛いなぁ、もう…………ね、そろそろ合せよっか、ココ。さっきから私も想像ですごい濡らしててさ。ほら、そのまま脚開いてて」

善野「…………はい」ピクンッ
388 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:45:45.20 ID:jRGPGd4S0
揺杏「ん……柔らか…………」クニュッ

善野「はぁっ、はぁっ……」ピクッ

揺杏「動くよ」グチュッ

善野「はっ、あ……」グチュグチュ

揺杏「気持ちいい、擦れてる感触が」グチュグチュ

善野「あぁっ、あ、ふぅっ……」グチュッグチュ

揺杏「…………ねぇ、今は私が一番?」グチュグチュッ

善野「んっ………………はぁっ……」グチュグチュ

揺杏「…………よっ」ゴロ

善野「きゃっ!?」

揺杏「反応可愛いね。大丈夫、さっきの手でやったのより少し気持ち良さがやばいだけだから」

善野「…………この体勢じゃ、私反抗しても逃げれませんね」

揺杏「なんか、私が犯してるみたいで興奮するなぁ……ねぇ、私は一番になれない?」

善野「…………」

揺杏「……動くから、覚悟してね」

善野「…………」コクッ
389 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:58:27.10 ID:jRGPGd4S0
揺杏「ふぅっ、はぁっ……!」グチュグチュグチュ

善野「あぁっ、んっ! んぁ……あぁ!」ビクンビクン

揺杏「まだ始まったばっかなのにイってるね」グチュグチュグチュ

善野「はぁっ、あぁっ!」ビクッビクン

揺杏「……ねぇ、気持ちいい?」

善野「んんっ、あっ! はぁっ、あっ!」ビクンビクン

揺杏「答える余裕も、ない?」グチュッグチュグチュ

善野「ふっ、あっ……気持ち、いいっ、……ですっ」ビクッビクッ
390 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 22:59:04.87 ID:jRGPGd4S0
揺杏「今までで、一番気持ちいい?」グチュグチュ

善野「はいっ……あっ、んぅっ!」ビクンビクン

揺杏「今は、私が一番だよね」グチュグチュグチュ

善野「……はいっ、一番っ、んっ、です」ビクン

揺杏「じゃ、名前で、揺杏って呼んで」グチュグチュ

善野「じゃあっ、私の、こともっ、んぅっ!」ビクンビクン

揺杏「うん、なんて呼べばいい?」グチュグチュ

善野「一美、ですっ、あっ、はぁっ!」ビクッ

揺杏「うん。イってる一美、可愛いよ」グチュグチュグチュ

善野「はぁっ、あぁっ!」ビクンッビクンッ

揺杏「…………今、名前で呼ばれて余計感じたでしょ」グチュグチュグチュ

善野「んぁ、あっ…………ゆあ、揺杏っ」ビクンビクン

揺杏「ん、どうしたの?」グチュッグチュ

善野「あっ、す、好きぃっ、揺杏っ、あぁっ!」ビクッビクン
391 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 23:00:06.40 ID:jRGPGd4S0
揺杏(征服感とかいろいろやべー……私もイきそう)グチュグチュ

揺杏「一美、私ももうイきそうだから、一緒にイこ?」グチュグチュグチュ

善野「うん、一緒に…………イこう」

揺杏「んぅっ、あっ、はぁっ、イくっ……ああぁっ!」ビクンビクン

善野「あっ、ふぁ、ああっ!!」ビクッビクン

揺杏「はっ、はっ、はぁっ……」

善野「はぁっ……はぁっ……」
392 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 23:13:08.33 ID:jRGPGd4S0
揺杏「それじゃ、約束のお金。この風呂敷に十万文入ってるから」

善野「…………揺杏、さんは」

揺杏「呼び捨てでいーよ」

善野「始めから、私の体が目的やったんですか? お金も、私を釣るための」

揺杏「釣り文句に使っちゃったけど……まぁもしヤってくれなくてもお金はあげてたかも」

善野「…………私、どうすればええんですか」ポロッ

揺杏「えっ、あ、どうしたの?」

善野「私はっ、け、結婚相手がおるのにっ……揺杏のこと、好きになってっ……今お金受け取るのも複雑でっ」ポロポロ

揺杏「…………もういいよ一美、セックスしたし」

善野「……それ、わざと突き放すようにしてますよね」

揺杏「………………ねぇ、人ってさ。一時の感情に流されやすくて、しかも流されたことの気付かないんだよね」

善野「…………」

揺杏「だから、一度結婚した相手を捨てないで。って、寝取るようなことした私が言うことじゃないけどさ……」

善野「………………」

揺杏「ごめんね、惑わせて。でも、こんな浪人についてこないで、結婚した相手と共にいて」

善野「……はい」

揺杏「まぁ、その……その結婚相手が一美を裏切ったり何かに流されたりしたら、私のとこにきてもいい、かなぁ……」

善野「…………最後に惑わせんんでくださいよっ」

揺杏「あはは、ごめんごめん。でも、まぁ私は保険程度の存在と思って生きてね」

善野「…………ちょっとつらいけど、はい」

揺杏「それじゃあね」

善野「……さよなら」
393 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/15(金) 23:14:07.58 ID:jRGPGd4S0
今日はここまでにしようと思いますー
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 23:16:17.32 ID:cqT5xQfWo
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 23:19:10.62 ID:pqksjnSHo

善野さんエロスね
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 23:21:45.32 ID:51/YUTbNo

平行世界の裏切り者同士お似合いじゃないですかねぇ(ゲス顔)
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 23:24:15.29 ID:NHBc42MZo
乙です
こうなったら三人で幸せになろう
398 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 17:32:04.97 ID:ZcQgvQT70
さて3日ほど間がありましたがやっていきますよーぅ
399 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 17:44:02.07 ID:ZcQgvQT70
――――翌朝、居酒屋真実

揺杏(なんか呼び出されたから来てみたけど、何の話してるんだ)

塞「美穂子、その代官所の近くで見たのは私達の中まで間違いないの?」

美穂子「はい、役人と話をしていて……」

般若党「それに関してですが。湯佐という役人が新入りに目をつけ、たぶらかしているという噂を聞いています」

塞「始末すんならまぁ、早い方がいいかな……あぁ丁度いいな、揺杏。天誅だ。代官所の役人、湯佐を斬ってちょうだい」

揺杏「わかった」

塞「それじゃあシロと行ってきて」

白望「…………」コクッ

塞「湯佐はそこらの役人より強い、油断しないで」
400 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 17:51:24.93 ID:ZcQgvQT70
――――代官所前

湯佐「…………」スタスタ

般若党1「……」スタスタ

般若党2「……」スタスタ

白望「いた……あいつ」

揺杏「横に般若党の人二人連れてるな…………」

白望「行こう」

揺杏「わかった」
401 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 17:55:48.76 ID:ZcQgvQT70
湯佐「こ、小瀬川!」

般若党1「こ、小瀬川さん」

白望「失せて…………二度と私達に近づかないで」

般若党2人「ひいぃぃぃ」タッタッタッ

湯佐「クソッ、代官所役人と知っての狼藉か!!」

白望「惚けるな……!」スッ

湯佐「くそっ…………」シャッ
402 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:00:13.94 ID:ZcQgvQT70
白望「…………」ザシュッ

湯佐「くそっ、何だお前っ!」シャッ

揺杏「はいそこ隙あり」ザクッ

湯佐「ぐぁっ、あぁ…………」

白望「死んで」ザシュッ

湯佐「…………」バタッ

白望「2人でかかるほどの相手でもなかったかぁ…………帰ろう」

揺杏「うん」
403 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:06:30.19 ID:ZcQgvQT70
――――居酒屋真実

塞「お疲れ。これは報酬だから受け取って。あと、これからもよろしく」

揺杏「うん。あと何かある?」

塞「そうだな……夜に神社に来て。まぁ何があるわけでもないけどさ」

揺杏「わかった」
404 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:11:24.81 ID:ZcQgvQT70
――――夜、神社

揺杏「や」スタスタ

塞「来た、まぁ今夜はもう仕事はないから酒でも飲みなよ」

揺杏「……もう皆飲んでるの」

塞「シロは飲んでないよ。ってか飲めない」

白望「……苦手で」

揺杏「まぁ酒だって好き嫌いあるよね」
405 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:15:10.85 ID:ZcQgvQT70
揺杏「この盃とかどうやって手に入れたの?」

塞「大体はまぁ、誰かが家から持ってきてるかな。あ、人が口付けたのは使いたくない?」

揺杏「いや、へーきだけどちょっと気になっただけ」

般若党「臼沢さん、大変です!!」タッタッタッ

塞「っ、どうした!?」

般若党「港で異人どもが賭博場を建て直し始めました」

塞「折角潰したのにな……行くか」

揺杏「行こうか」

塞「今度こそ容赦しない、建て直せないほどに壊してやる」
406 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:19:04.60 ID:ZcQgvQT70
――――港、カジノ前

メグ「…………来まシタネ」

塞「何度建て直そうとしても無駄だ」

メグ「あなたたちも、花札やサイコロなどを楽しんでいるじゃないデスカ。賭博も文化、カジノで遊んで西洋を理解しまセンカ?」

塞「黙れ、叩き潰してやる」

メグ「まぁそうくるのを期待してまシタヨ。相手をシマス」

塞「銃なんか使いやがって」シャッ

白望「……周りの銃を持ってる海兵隊の相手をして」

揺杏「わかった」


407 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:24:01.09 ID:ZcQgvQT70
揺杏「よっと」ザシュッ

海兵隊「ぐぅっ……」バタッ

揺杏(さて、向こうは大丈夫か)チラッ


塞「そこだっ!」ザクッ

メグ「ぐっ……随分と長い刀デスネ」

塞「これは私の勝ちじゃないかなぁ?」

メグ「フフッ……やってくれマスネ…………流石に命は惜しい、撤退させてもらいマス」タッタッタッ

塞「これで観念した、そう願いたいものなんだけど」

塞「……よし、私達も帰ろうか。あんたもお疲れ」

揺杏「ああ、うん。それじゃあまたね」
408 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:26:46.14 ID:ZcQgvQT70
――――翌日、大通り

揺杏「……ん、めっちゃ人が集まってるな。なんだなんだ」


商人「大変だ、御大老様がお出ましになるそうだ」

町人「御大老様といやあ、将軍様の片腕だぜ」

浪人「そのお偉い御方が自ら江戸を売ってでるたぁ、どういうこった」



役人「下に、下に。御大老様のおな〜り〜」

揺杏(頭下げなきゃだめなんだっけか)サッ


咲「…………久しぶり、みんな」

照・菫・淡「ご苦労さまです」

末原「お待ち申し上げておりました。阿弥浜代官、末原恭子にございます」

咲「……末原さん。今後、この町の治安回復には私とここにいる魔鱗組という精鋭たちが当たります」

咲「この国は今、非常時にあるんです。一刻も猶予はないです」

咲「それが判らない愚か者はもう、容赦できないんです」

咲「私は治安回復に来たと言いましたけど、血を流すためだけに来たんじゃありません。素晴らしい贈り物も用意してるんです」

咲「明日、この広場で剣術大会を開こうと思ってるんです」

咲「腕に自信のある人は是非参加してください。身分は問いません。勝ったものは魔鱗組に取り立てます」

揺杏(なるほど、それで斬り合いなんかに参加する野蛮な奴らを殺すと同時に、優秀な奴を集めようってわけか)

臼沢「……どう思う、シロ」

小瀬川「何を考えているのか」

メグ「いいデスネ、実にイイ。面白くなってきマシタ」
409 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 18:29:13.62 ID:ZcQgvQT70
――――その後、神社

塞「代官所の面々が志士狩りを始めた。今すぐに潰す。あんたも、来てくれるよね」

揺杏(代官所の面々…………あの魔鱗組ってのも多分いるんだろう。正直今の般若党じゃ勝てる気がしない)

揺杏「私は>>411
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 18:31:08.01 ID:PBzK46mq0
行く
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 18:36:38.47 ID:B91uPpRio
行く
412 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 19:54:42.91 ID:ZcQgvQT70
――――大通り

末原「来よったな、臼沢!」

塞「…………くそっ、こんなに犠牲が」

菫「……あの港のときの」

揺杏(あの港の嫌な感じの人だ)

塞「血は血で購わせて貰う」

末原「アンタらのしとることは日本のなんの為にもならんぞ! 無意味なことやとわからんのか!」

塞「意味があるかないかはそっちが決めるんじゃない、時代が決めるんだ。私たちは信じる道を進む、美しき日本を守るためこの身を捧げる!」シャッ

末原「何言っても無駄か……!」シャッ
413 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:00:59.76 ID:ZcQgvQT70
揺杏「さて、どう考えてもこっちが不利か」

照「相手、しようか?」

揺杏「なるべくなら遠慮したいんだけど……」

照「ダメ」シャッシャッ

揺杏「同じ二刀流が気に食わない?」シャッシャッ

照「別に」シャッ

揺杏「おっと、そこだ」シャッ

照「そんなのに当たらない」

揺杏「だろうねっ!」ザクッ

照「痛っ……」

揺杏「突き、防ぐの苦手だろ」

照「……うるさい」シャッ

揺杏「隙でかくなってるけども」ザシュッ

照「っ…………今日は調子が悪い」

揺杏「逃げるなら勝手に逃げてくれると助かるんだけども」

照「……………………」タッタッタッ

菫「おっ、おい照!」タッタッタッ

淡「ちょっと、待って2人とも!」タッタッタッ
414 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:02:30.43 ID:ZcQgvQT70
末原「くそっ、姫君様が退かれたか……全員撤退! 撤退や!」

白望「…………終わったか」

塞「私は……どれだけ血を流せば済むのかな」

揺杏「…………」
415 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:18:52.03 ID:ZcQgvQT70
――――夕方、居酒屋真実

揺杏(もう私も攘夷志士だからここくらいしか来るとこないんだよね……皆いるなぁ)ガラッ

塞「鬼怒川が、攘夷志士を懐柔するお触れを出した?」

美穂子「はい。攘夷志士でも心を入れ替え幕府に忠誠を誓う者は剣の腕次第では魔鱗組に取り立てる、と」

白望「飴と鞭、かぁ……」

塞「古狸のやりそうなこと……動揺でも誘いたいんだろうけど、まぁそんなのには乗るわけないよね」

美穂子「それからもうひとつ、重要なことです……愛宕洋榎は外国商人から密かに武器を買い集めているという噂があります」

塞「なるほど、私腹を肥やそうってことか……」

美穂子「取引は今夜、港に愛宕洋榎が行くそうです」

揺杏「同時に夷人と売国奴が斬れる、ね」

美穂子「油断しないでください……愛宕洋榎の戦いの実力は本物です」

塞「さて、そうなると斬るしかないな……今夜、港に集合だ。誰か洞窟にいる奴等にも伝えてきてくれ」

般若党「俺が行きます!」タッタッタッ
416 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:19:42.34 ID:ZcQgvQT70
――――その後、町

揺杏(さて、もう少ししたら日が落ちるな……)

揺杏「もう港に行くか……?」
417 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:20:12.31 ID:ZcQgvQT70
まっすぐ港に行くか、寄り道するか

>>419
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 20:21:03.27 ID:q70DYrAio
寄り道
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 20:24:33.77 ID:68GrMmec0
寄り道する
420 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:30:19.76 ID:ZcQgvQT70
揺杏「……墓場にでも行くか……何かありそうだし」


――――墓場

揺杏(4人も人がいる……黒い着物、あの大老の三姉妹か。あと一人は…………っ!)

美穂子「臼沢たちは今夜港へ行きます。愛宕を斬ってくれるでしょう」

菫「そうか、ありがとう」

淡「さっすが美穂子! ありがとね!」

照「それじゃ、私達はこれで」スタスタ
421 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:41:35.82 ID:ZcQgvQT70
美穂子「…………」

揺杏「…………やぁ」スタスタ

美穂子「あっ、あなたいつからそこに!?」ビクッ

揺杏「悪いけど……全部聞かせてもらった」

美穂子「そう……残念だわ。それじゃあなたには死んでもらうしかない」バッ

揺杏(忍者、かぁ)

美穂子「死ねっ!」シャッ

揺杏「……あんたを殺して、茂呂を殺させるのも防ぐ」

美穂子「愛宕が外国と深く関わっているのは事実なのよ?」

揺杏「あんたらの思惑通りなら、それがこの国にとって良くないことだと判断しただけだよ」

美穂子「……変に頭のいい人。何故攘夷なんてしてるのか不思議」

揺杏「黙れよ……一撃で終わらすからな」

美穂子「ではこっちもそうさせてもらうわ」

揺杏「…………行くぞ」
422 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:45:38.46 ID:ZcQgvQT70
揺杏「そこだっ!」シャッ

美穂子「バカ、なめないでよ」シャッ

揺杏「それはこっち言葉なんだよね」ザシュッ

美穂子「はっ!」ザクッ

揺杏「なっ……くそっ」

美穂子「裏を読めたと思っていたの? あなたは逆に読まれたのよ」

揺杏「…………そういうのがあるんだろうと思って、さ。ほら脚見なよ」

美穂子「え?」ガクッ

揺杏「もう立てないよ」

美穂子「……でももう遅い、今頃港では」

揺杏「黙れ」ザシュッ

美穂子「…………」

揺杏「急がなきゃ、港へ……!」
423 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:52:46.60 ID:ZcQgvQT70
――――港

塞「愛宕洋榎、覚悟っ!」

洋榎「いやいや待てや!」

白望「往生際が悪い」

塞「武器の闇取引をしているのはわかっている!」

洋榎「頭費冷やせや! うちを殺してどうなんねん!」

揺杏「待って! その人は殺さないで!」

塞「は? 臆病風にでも吹かれた?」

揺杏「違う! 美穂子は幕府、三姉妹のスパイだ!」

白望「…………それは本当?」

洋榎「それ、ようは今の状態はあの三姉妹に仕向けられてるってことかいな」

揺杏「そう。ここであんたを殺すのは、あの三姉妹の思惑通りになるってこと。それは駄目だ」
424 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 20:57:14.96 ID:ZcQgvQT70
――――同時刻、町、少し御離れた場所

照「あれ、ばれちゃった」

菫「おいおい…………ここは魔鱗組に任せて私たちは退くか」

魔鱗組達「…………」タッタッタッ



般若党「魔鱗組だ!」

塞「……どうやらその話、本当みたいだね。まんまと一杯食わされたらしい」

白望「…………くそっ」

塞「行くぞ!」シャッ

般若党達「おう!」シャッ

洋榎「おっと、悪いけど逃げさせてもらうで。やれやれ……現実は醜いわ」タッタッタッ
425 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:01:43.55 ID:ZcQgvQT70
揺杏(襲ってきた魔鱗組は全滅。だけど般若党もかなり人数が削られた)

塞「はぁ……終わったか」

白望「……でも、空しい。愛宕洋榎を逃したからじゃない」

塞「美穂子が、密偵だったなんて……」

揺杏「…………」

白望「…………」
426 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:06:00.00 ID:ZcQgvQT70
――――翌朝、神社

塞「今日は剣術大会がある。攘夷志士だろうと参加は認められているから私達も参加可能。魔鱗組になれば、大老を殺せる」

白望「…………私が参加する」

塞「そうだな…………あと揺杏も参加してちょうだい。他の面々は待機、その後の作戦を練る」
427 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:07:00.58 ID:ZcQgvQT70
――――剣術大会会場(大通り)

受付「参加を希望する者か」

揺杏「うん」

受付「控室はこの奥だ。控えておけ」


揺杏(異人、その女もいるな……国籍も性別も本当に関係なしだな)スタスタ



咲「壮観だね」

菫(さて、控室の奴ら、どんな心境なのか……考える必要もないか)

末原「皆、立身出世を夢見て浮き立っとるな……これで不満不平が解消されて町も静かになるな……」

末原「御大老様の深慮遠謀には感服や」

咲(確かに、町の浄化にはつながるよね)

エイスリン「ミテ、ラレルカナ……」

メグ「まぁエイスリン様には、少々刺激が強すぎるかもしれまセン」
428 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:08:17.10 ID:ZcQgvQT70
末原「これより剣術大会を開始する! 参加者は籤で選んだ相手と戦い、先に一本取ったもんが勝ちや。見事三回戦を勝ち抜いた者が魔鱗組の一員になるんや」

末原「得物は問わへん。真剣勝負や!!」
429 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:11:41.35 ID:ZcQgvQT70
末原「これより第一試合を開始する。両者入場せよ」

睦月「うむ」スタスタ

揺杏(…………随分とまぁ、貧相な格好だ。そこらの浪人より酷いな)

睦月「…………」シャッ

揺杏「さて、やるか」シャッシャッ

末原「……始めっ!」
430 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:18:49.61 ID:ZcQgvQT70
揺杏「さて、そこらの貧乏浪人の剣術がどれほどか」

睦月「そちらも浪人だろう」

揺杏「あんたとは剣の腕が違うだろうよっ!」シャッ

睦月「おっと。ならこっちは背負っているものが違う。家族を背負っている」シャッ

揺杏「バーカ、こっちは国背負ってんだよっ!」ザシュッ

睦月「くっ……はぁっ!」シャッ

揺杏「当たんないよそんなん」ザクッ

睦月「ぐぅ………あ……」ガクッ

揺杏「……まだやる?」

睦月「当然……」

揺杏「そう」ザシュッ

睦月「…………」バタッ

末原「一本! それまで!」
431 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:23:46.65 ID:ZcQgvQT70
末原「これより第二試合を開始する。両者入場せよ」

戒能「…………」スタスタ

揺杏(おいおい、なんだあれ。銃かよ)

戒能「さて、蜂の巣にしてあげましょう」スッ

揺杏「売国奴が……」シャッシャッ

末原「…………始めっ!」
432 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:28:58.32 ID:ZcQgvQT70
揺杏「さて、つめればほぼ勝ちだな」

戒能「バカめ」ガッ

揺杏「…………そりゃそうするよねっ!」ザクッ

戒能「なっ、長刀……!?」

揺杏「まぁ持ってたもんは持ってたんだ。つか銃に対して刀でまともに勝てるとは思ってないから」

戒能「…………」バタッ

末原「一本! それまで!」

揺杏(やれやれ、全く面白みのない試合だったけどまぁ……仕方ない)
433 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:33:07.05 ID:ZcQgvQT70
末原「これより第三試合を開始する。勝ち抜いた者は晴れて魔鱗組の一員や。両者入場せよ!」

ハオ「…………」スタスタ

揺杏(あの女騎士か…………)スタスタ

ハオ「何となく、当たると思っていた」

揺杏「そう? まぁ私は異人を斬れて良かったと思うけどさ」

ハオ「まぁいい……日本の刀よりもすぐれていること、証明して見せよう」シャッ

揺杏「異人が、調子に乗るなよ」シャッシャッ

末原「……始めっ!」
434 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:48:57.68 ID:ZcQgvQT70
揺杏(さて、鎧がうざいな)シャッ

ハオ「甘い、そこだ!」シャッ

揺杏「よっと」カンッ

ハオ「馬鹿め」シャッ

揺杏「危な…………くっそ、鎧本当邪魔だなぁ」

ハオ「だからどうした」シャッ

揺杏「あぁもう」ザクッ

ハオ「きかない!」シャッ

揺杏「…………そこ」ザシュッ

ハオ「あ…………ぅ」バタッ

末原「一本! それまで!

揺杏(首元が隙あったな……まぁ勝てたからいいけど)
435 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:51:21.80 ID:ZcQgvQT70
末原「これにてすべての試合が終了した。只今より表彰を行う。見事に三つ勝ち抜いた者たちは、速やかに表彰台に上がれ」

揺杏(表彰……それを受けた人は魔鱗組か)

揺杏「…………」

末原「どうしたんや、アンタ。表彰やから早く行きや」

揺杏「あぁ…………表彰なら辞退するよ」

末原「なに、本気かいな!? ここまで来て名誉を捨てるんか!?」

揺杏「……………………」スタスタ

末原「訳のわからん奴や……」




咲「皆さん、勝ち抜きおめでとうございます。私は感動しました。君たちこそ武士の中の武士、真の侍です」

咲「約束通り魔鱗組に取り立てますが……この場で私自ら褒美があります」

優勝者1「聞いたか、褒美だ、金が出るぞ!」

優勝者2「やったなぁおい!」

優勝者3「ところで、何か熱くねえか?」

咲「もう隠しておかなくていいですよ。幕を下ろして皆に見せてください」

魔鱗組「はっ」

メグ「表彰台の下に……釜、デスカ」

末原「…………釜!? しかも湯気がたっとるっちゅうことは!」

咲「落としてください」

魔鱗組「はっ」

優勝者達「うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

咲「欲に目の眩んだ愚か者共、罠とも知らずにわざわざ殺されにやってきましたね」

末原「……っ」

エイスリン「……………………」クラッ

メグ「おっと………………サムライは、上も下も野蛮人ばかりデスネ」

末原「……………………」

揺杏(マジか……………………何考えてんだあの大老)
436 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/19(火) 21:52:30.13 ID:ZcQgvQT70
風呂落ちです

あがってから書くかは不明です
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 21:58:12.58 ID:MlOnW2V+o
いったん乙
さすがにここの安価は省略したか
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 21:59:04.15 ID:B91uPpRio
一旦乙
439 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:34:08.98 ID:HujDHwqh0
更新が間空いてきたなぁ……

それでは再開しますよーぅ
440 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:39:15.29 ID:HujDHwqh0
――――翌日、神社

塞「見損なった、臆病風に吹かれるなんて」

般若党1「人間相手なら戦いますが、あの大老は人間じゃない!」

般若党2「あんなの化け物だ!」

塞「志の無い奴は失せて……他にも逃げたいのがいるなら、今のうちだけど」

般若党1,2,3,4,5「…………」スタスタ

塞「……残った奴こそ同志だ。これより代官所を襲い仲間を救出する。シロ、どう思う」

白望「……命が十個くらいあれば」

塞「シロがそう思うほど強い防衛なら、油断してるとこあるよね」

白望「隙を突く、かぁ」

塞「……あんたも、来てくれるよね?」

揺杏「……あぁ、もちろん」
441 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:40:37.27 ID:HujDHwqh0
――――代官所前

塞「どけ、邪魔だ」ザシュッ

門番「くせ者だ、出会え!」

魔鱗組達「…………」タッタッタッ

塞「揺杏、あんたは先に進んで!」

揺杏「了解っ、と」タッタッタッ
442 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:44:40.95 ID:HujDHwqh0
――――代官所内

魔鱗組体長「…………通さんぞ」シャッシャッ

揺杏「なんだよ、そっちも二刀流か」シャッシャッ

魔鱗組隊長「いくぞ」

揺杏「こいよ、ほら」シャッ

魔鱗組隊長「そこだ」シャッ

揺杏「刀が二本なのはお互い様なの考えろよ」ザシュッ

魔鱗組隊長「はは……カウンターって知ってるか?」ザクッ

揺杏「もちろん、今まさにあんたの攻撃を喰らったのはそのためだ」ザシュッ

魔鱗組隊長「なっ…………」バタッ

揺杏「…………鍵、か?」
443 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:46:16.05 ID:HujDHwqh0
揺杏「これは、ここの扉か?」ガチャッ

揺杏「開いたな……お、皆いるや」

般若党「揺杏さん! ありがとうございます!」

揺杏「1、2、3、4人、か。ほら、行くよ」
444 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:47:16.35 ID:HujDHwqh0
塞「よし、救出した! 怪我人を助けて逃げるぞ!」

揺杏(作戦は成功……か。でもなんだかありそうでならない)
445 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:48:41.86 ID:HujDHwqh0
――――神社、般若党本拠地前

咲「…………」ニコニコ

末原「……………………」

塞(くそっ、留守を突かれた……)

塞「ここは捨てるしかない、どこかへ逃げよう」
446 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:53:06.29 ID:HujDHwqh0
――――旅籠、一階の部屋

塞「……また、減ったか」

白望「…………今夜は、ここにお泊りかぁ」

塞「そうもいかない、すぐにここも嗅ぎつけられる」

揺杏「じゃあここで迎え撃つ?」

塞「いや、違う。忘れちゃいけない、私達の真の敵を。大老も許せないけどさ……」

白望「それじゃ、領事館に攻め込むの?」

塞「うん。そうすれば国際問題になるのは必至。英国と幕府の戦争になる。否が応でも攘夷の炎は国中に広がる」

揺杏「追われている私たちがまさか奇襲をかけてくるとは思ってないだろうからね」

塞「出陣の前に、血盟の盃だ」
447 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:55:06.63 ID:HujDHwqh0
――――夕方、領事館

海兵隊「攘夷だ!」

新隊長「迎え撃て!!」シャッ

般若党「ここは俺たちが防ぎます。小瀬川さんと臼沢さんと揺杏さんは中へ!」

塞「悪いねっ、そうさせてもらう!」
448 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 20:56:47.40 ID:HujDHwqh0
――――領事館内

塞「公使はどこだ、公使を探すぞ!」

揺杏「二階じゃないかな?」

白望「……行ってみよう」
449 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:03:47.49 ID:HujDHwqh0
――――領事館内、二階の部屋

メグ「皆、退避しまシタヨ。アァ、私がいるのは生来の性分ってやつデス」

メグ「ところで。貴方達のしているコト、我が国への宣戦布告デスヨ。分かってマス?」

塞「当たり前だ、舐めるな」

メグ「ハハ、驚きマシタ。ロクな船も大砲も持たないサムライが我が国に勝てる、ト?」

塞「私達には大和魂がある。日本には日本の伝統があり、文化がある。汚されぬよう、守り抜く」

メグ「……どうやら、貴方たちは我が国のマテリアルな文化とは全く異なる発想を持ってるんデスネ……面白い、その愚かな美学、好きデスヨ……それではその美学に従って、勝負デス」

塞「上等だ」

メグ「おっと、三対一、それはそちらの美学に反するのデハ?」

揺杏「塞、>>451
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 21:07:04.17 ID:OlG66H4Wo
サシで勝負
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 21:16:20.76 ID:+TnPNyUz0
452 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:26:20.22 ID:HujDHwqh0
メグ「ン、貴方が相手デスカ、コレは願ってもない相手デス。大丈夫、コチラも刀デスヨ」

揺杏「悪いね、二本なんだ」シャッシャッ

メグ「本数くらいは別に反する何て言いまセン」

揺杏「……来い」

メグ「遠慮なく」シャッ

揺杏「そこっ!」シャッ

メグ「おっ、と……危ない、癖で懐に手が」

揺杏「何だよ、銃持ってんの?」

メグ「使いまセンヨ、まったく」シャッ

揺杏「危なっ……っと、そこだ」ザクッ

メグ「くぅ、あっ!」ザシュッ

揺杏「引き分けなら……こっちの勝ちだ、刀は二本あるって言ったのに」ザクッ

メグ「……私としことガ、貴方達の毒気に当てられ柄にもなく熱くなってしまいマシタ……あぁ、この熱が、大和魂デス、カ……」バタッ
453 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:31:50.40 ID:HujDHwqh0
――――領事館一階

塞「…………」スタスタ

末原「なんちゅうことを……領事館を襲撃、これやと国同士の戦争になってしまうやろ!」

塞「大いに結構、夷人どもの圧力で開国されるのを、座して待つわけにはいかない。国同士の戦争になれば、攘夷の帆脳は燃え上がる!」

末原「あまい……負ければ清国のように植民地にされてまうんや! そうなってからあぁ開国しとけばよかったなんて思っても遅いんや!」

塞「清国に志士はいなかった。ここには私たちがいる」

末原「話にならない……」

菫「話す必要など初めからない、代官」

塞「上等だよ、このクソども」シャッ

照「……」シャッシャッ

淡「戦いだ!」シャッ
454 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:37:04.82 ID:HujDHwqh0
照「あなた、気になってた。すごく強いから」

白望「……黙れ、話すことなんてない」

照「それは刀で語る、的な?」

白望「……一回」

照「?」

白望「この刀を鞘から抜くのは、一回でお前を殺す」

照「……随分な自信だね」

白望「試して、みる……?」スタスタ

照(カウンター、なにがあるのかわかんないけど、随分弱いと思われてるようでイラつく)

白望「…………っぁ!」

照「そこだっ!」シャッ

白望「引っかかった、見せかけにやられたね」ザシュッ

照「え…………ぅぁ……ぅ」バタッ

白望「カウンターでも不意打ちでもない、ただの純粋な一発。それで終わり」
455 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:45:34.57 ID:HujDHwqh0
淡「いくら長刀でも、さすがに2人相手で槍と刀は難しいんじゃない?」

菫「まぁ。お前を殺せば指揮が乱れると判断しての二対一だ、悪く思うな」

塞「はっ、今から死ぬくせに何を言ってんだかっ!」シャッ

淡「不意打ちとか汚い!」

菫「まったく、これだから野蛮人はっ!」シャッ

塞「馬鹿、上段構えだからって下があまいと思った?」ザクッ

菫「…………がぁ、ぅあ」バタッ

淡「そこだっ!」シュッ

塞「おっと、姉が死んでも動揺は無しか」

淡「うるさいっ! 殺してやる!」ボロボロ

塞「…………三姉妹で唯一、心があったんだ」

淡「違うっ! 照も菫も優しかった! 心がないわけないっ!」

塞「黙れ、仲間を何人も殺した残虐者どもが優しいなんて。それはただの仲良しだからってだけ、身内にだけ優しいんだ」

淡「そっちも、同じだっ!」

塞「否定はできない、ただそっちよりは正しいことをしているんだよっ!」シャッ

淡「あああああああああああっっっっっっっっっっっ!!!!!」シャッ

塞「頭に血が上ってる、隙のデカい力任せの一撃だ」ザシュッ

淡「ぁ…………ぅ、あ」

塞「…………さようなら」ブシャァッ

淡「……………………」バタッ
456 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:50:06.74 ID:HujDHwqh0
末原「…………アンタは、自分の行為が正しいと思っとるんか?」

揺杏「もう正しいかどうかだけが問題じゃない、一度決めた道を変えるわけにはいかない。私は侍だからね」

末原「進む道だけ間違えたな。アンタ、心持は完璧やのにな」

揺杏「そりゃどうも。そんじゃ、いくよ」シャッシャッ

末原「……あぁ」シャッ

揺杏「…………」

末原「…………」

揺杏「……………………」スッ

末原「……はぁっ!」シャッ

揺杏「掠ったけど、問題ないっ!」ザクッ

末原「ぐっ…………くそっ!」シャッ

揺杏「危ね…………あぁ、致命傷どころか体の機能すら奪えてないか」

末原「……どうにかして、当たり所を良くしたからな」
457 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:53:41.35 ID:HujDHwqh0
末原「今度は、こっちが当てるで」シャッ

揺杏(今のは本命じゃない……いや、もうこれは早めに決めよう)

末原「はぁっ!」サシュッ

揺杏「ぁ…………はぁっ!」ザシュゥ

末原「腕片方失ってのカウンター……やと」

揺杏「はは、私は片腕あれば一本は扱えるんでね、片腕なくてもそこらの奴より強いからなくてもいいんだよ」

末原「…………うちの、負け、か」

揺杏「あぁ、そうだよ…………だから、じゃあね」ザシュッ

末原「……………………」バタッ
458 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:55:12.34 ID:HujDHwqh0
揺杏「これで終わりか!?」

塞「そうだよ……でも喜ぶのは早い。まだ戦いは続く。これからは攘夷の炎を国に広め、そして戦争に備え国をまとめるんだ!」
459 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:00:16.01 ID:HujDHwqh0
――――領事館前

塞「ひとまずは終わった……………………か」

魔鱗組「…………馬鹿め」バンッ

塞「なっ…………銃……」

白望「塞!?」

咲「愚か者め、貴方達のやったことが日本を滅ぼす行為だとわからないんですか? これより、幕府の名において厳罰に処します」

塞「私に構わないで、逃げて……」

白望「逃げれるなら、皆とっくに逃げてる。最後まで塞と一緒」

塞「そう…………なら、揺杏に託すしかない。私たちが幕軍に突っ込むから、その隙に逃げて……振り返らない、約束」

揺杏「あぁ、約束……だよ」

塞「ありがと……揺杏に出会えてよかった」
460 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:10:14.53 ID:HujDHwqh0
塞「志士の魂、見せてやる…………皆、あの世で会おう…………突撃っっっ!!!!!」ダッ

般若党達「うおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」ダッ

魔鱗組達「…………」バンッバンッ

般若党「ぎゃぁっ!」バタッ

般若党2「ぐぉぅっ……」バタッ

揺杏「あ、あぁ…………」

塞「振り返るなっ! 走れっ!」

揺杏「っ…………」タッタッタッ

揺杏(振り返るなっ、振り返るなっ…………あぁっ、クソッ!)

塞「行ったか……揺杏。頼むよ、攘夷を……………………全員、ひるむな、進めっ!」

白望「塞っ!」バッ

魔鱗組「…………」バンバンバン

白望「っ、ぁ…………」バタッ

塞「シロ!」

塞「…………ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔鱗組「…………」バンッ

塞「ぐっ…………」バタッ

咲「馬鹿な人たちだ、全く」

白望「…………っ」ガシッ

咲「まだ生きてたんですか」バンッ

塞「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

咲「こっちまでっ!」バンッ

塞「っ!」ザシュッ

咲「ぐっ……なんてしぶとい」

塞「…………」バタッ
461 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:11:49.11 ID:HujDHwqh0
――――1か月後、代官所

代官「御大老様、海軍が攻め込んできました! 見渡す限り、阿弥浜の海は船で埋め尽くされております! 大艦隊です!」

咲「…………あの攘夷どもめ」
462 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:14:03.93 ID:HujDHwqh0
――――同時刻、とある場所

般若党1「毛唐め、来るなら来てみろ。皆殺しだ」

般若党2「この国は一歩も踏ませぬ」

般若党3「もう死んでも悔いはありません。隊長、突撃命令を」

揺杏「…………ああ、行こうか」
463 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:17:36.18 ID:HujDHwqh0
 阿弥浜での戦いが、さらなる外国への報復を招いた。
 幕府は崩壊への道を辿り、攘夷の炎は日本国中に広がった。

 その攘夷運動の先頭に立つこの者は、般若党党首、臼沢塞の意思を継いだ『侍』だったのである。

 夷敵を恐れず、果敢に立ち向かったこの侍の半生は後々まで語り継がれる。その侍が正しいかどうかなど、関係無しに。
464 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:22:43.13 ID:HujDHwqh0
これにて攘夷ルート終わりです。

次は隠しルート、つまりは真ルートです。
このルートでは刀は一本のみで正道刀、流派は無心流(つまり初期装備)とします。

隠しルート後は最終なりわいに関わるところ(阿弥浜八人衆)や、要望があれば主要キャラへの夜這い等をできるとこまでやろうかなと思います
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:23:56.17 ID:xE+Myshvo
よしきた
466 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:25:33.56 ID:HujDHwqh0
隠しルートに関しては安価がありません。

阿弥浜八人衆関連でも基本的には安価はなしです。
夜這い相手をだれにするかとかなら安価はあるかもしれません。
467 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:27:14.74 ID:HujDHwqh0
今日はこれで終わりかなぁ……もし風呂から上がって気力がもつようなら書くかも

多分終わりだと思うけど
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:28:23.35 ID:+TnPNyUz0
乙です
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:29:45.83 ID:xQjTGWMTo

待ってる
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:32:31.19 ID:cED4+zfJo
とりあえず乙
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