【安価】揺杏「侍道4」【咲-saki-】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

452 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:26:20.22 ID:HujDHwqh0
メグ「ン、貴方が相手デスカ、コレは願ってもない相手デス。大丈夫、コチラも刀デスヨ」

揺杏「悪いね、二本なんだ」シャッシャッ

メグ「本数くらいは別に反する何て言いまセン」

揺杏「……来い」

メグ「遠慮なく」シャッ

揺杏「そこっ!」シャッ

メグ「おっ、と……危ない、癖で懐に手が」

揺杏「何だよ、銃持ってんの?」

メグ「使いまセンヨ、まったく」シャッ

揺杏「危なっ……っと、そこだ」ザクッ

メグ「くぅ、あっ!」ザシュッ

揺杏「引き分けなら……こっちの勝ちだ、刀は二本あるって言ったのに」ザクッ

メグ「……私としことガ、貴方達の毒気に当てられ柄にもなく熱くなってしまいマシタ……あぁ、この熱が、大和魂デス、カ……」バタッ
453 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:31:50.40 ID:HujDHwqh0
――――領事館一階

塞「…………」スタスタ

末原「なんちゅうことを……領事館を襲撃、これやと国同士の戦争になってしまうやろ!」

塞「大いに結構、夷人どもの圧力で開国されるのを、座して待つわけにはいかない。国同士の戦争になれば、攘夷の帆脳は燃え上がる!」

末原「あまい……負ければ清国のように植民地にされてまうんや! そうなってからあぁ開国しとけばよかったなんて思っても遅いんや!」

塞「清国に志士はいなかった。ここには私たちがいる」

末原「話にならない……」

菫「話す必要など初めからない、代官」

塞「上等だよ、このクソども」シャッ

照「……」シャッシャッ

淡「戦いだ!」シャッ
454 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:37:04.82 ID:HujDHwqh0
照「あなた、気になってた。すごく強いから」

白望「……黙れ、話すことなんてない」

照「それは刀で語る、的な?」

白望「……一回」

照「?」

白望「この刀を鞘から抜くのは、一回でお前を殺す」

照「……随分な自信だね」

白望「試して、みる……?」スタスタ

照(カウンター、なにがあるのかわかんないけど、随分弱いと思われてるようでイラつく)

白望「…………っぁ!」

照「そこだっ!」シャッ

白望「引っかかった、見せかけにやられたね」ザシュッ

照「え…………ぅぁ……ぅ」バタッ

白望「カウンターでも不意打ちでもない、ただの純粋な一発。それで終わり」
455 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:45:34.57 ID:HujDHwqh0
淡「いくら長刀でも、さすがに2人相手で槍と刀は難しいんじゃない?」

菫「まぁ。お前を殺せば指揮が乱れると判断しての二対一だ、悪く思うな」

塞「はっ、今から死ぬくせに何を言ってんだかっ!」シャッ

淡「不意打ちとか汚い!」

菫「まったく、これだから野蛮人はっ!」シャッ

塞「馬鹿、上段構えだからって下があまいと思った?」ザクッ

菫「…………がぁ、ぅあ」バタッ

淡「そこだっ!」シュッ

塞「おっと、姉が死んでも動揺は無しか」

淡「うるさいっ! 殺してやる!」ボロボロ

塞「…………三姉妹で唯一、心があったんだ」

淡「違うっ! 照も菫も優しかった! 心がないわけないっ!」

塞「黙れ、仲間を何人も殺した残虐者どもが優しいなんて。それはただの仲良しだからってだけ、身内にだけ優しいんだ」

淡「そっちも、同じだっ!」

塞「否定はできない、ただそっちよりは正しいことをしているんだよっ!」シャッ

淡「あああああああああああっっっっっっっっっっっ!!!!!」シャッ

塞「頭に血が上ってる、隙のデカい力任せの一撃だ」ザシュッ

淡「ぁ…………ぅ、あ」

塞「…………さようなら」ブシャァッ

淡「……………………」バタッ
456 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:50:06.74 ID:HujDHwqh0
末原「…………アンタは、自分の行為が正しいと思っとるんか?」

揺杏「もう正しいかどうかだけが問題じゃない、一度決めた道を変えるわけにはいかない。私は侍だからね」

末原「進む道だけ間違えたな。アンタ、心持は完璧やのにな」

揺杏「そりゃどうも。そんじゃ、いくよ」シャッシャッ

末原「……あぁ」シャッ

揺杏「…………」

末原「…………」

揺杏「……………………」スッ

末原「……はぁっ!」シャッ

揺杏「掠ったけど、問題ないっ!」ザクッ

末原「ぐっ…………くそっ!」シャッ

揺杏「危ね…………あぁ、致命傷どころか体の機能すら奪えてないか」

末原「……どうにかして、当たり所を良くしたからな」
457 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:53:41.35 ID:HujDHwqh0
末原「今度は、こっちが当てるで」シャッ

揺杏(今のは本命じゃない……いや、もうこれは早めに決めよう)

末原「はぁっ!」サシュッ

揺杏「ぁ…………はぁっ!」ザシュゥ

末原「腕片方失ってのカウンター……やと」

揺杏「はは、私は片腕あれば一本は扱えるんでね、片腕なくてもそこらの奴より強いからなくてもいいんだよ」

末原「…………うちの、負け、か」

揺杏「あぁ、そうだよ…………だから、じゃあね」ザシュッ

末原「……………………」バタッ
458 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 21:55:12.34 ID:HujDHwqh0
揺杏「これで終わりか!?」

塞「そうだよ……でも喜ぶのは早い。まだ戦いは続く。これからは攘夷の炎を国に広め、そして戦争に備え国をまとめるんだ!」
459 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:00:16.01 ID:HujDHwqh0
――――領事館前

塞「ひとまずは終わった……………………か」

魔鱗組「…………馬鹿め」バンッ

塞「なっ…………銃……」

白望「塞!?」

咲「愚か者め、貴方達のやったことが日本を滅ぼす行為だとわからないんですか? これより、幕府の名において厳罰に処します」

塞「私に構わないで、逃げて……」

白望「逃げれるなら、皆とっくに逃げてる。最後まで塞と一緒」

塞「そう…………なら、揺杏に託すしかない。私たちが幕軍に突っ込むから、その隙に逃げて……振り返らない、約束」

揺杏「あぁ、約束……だよ」

塞「ありがと……揺杏に出会えてよかった」
460 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:10:14.53 ID:HujDHwqh0
塞「志士の魂、見せてやる…………皆、あの世で会おう…………突撃っっっ!!!!!」ダッ

般若党達「うおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」ダッ

魔鱗組達「…………」バンッバンッ

般若党「ぎゃぁっ!」バタッ

般若党2「ぐぉぅっ……」バタッ

揺杏「あ、あぁ…………」

塞「振り返るなっ! 走れっ!」

揺杏「っ…………」タッタッタッ

揺杏(振り返るなっ、振り返るなっ…………あぁっ、クソッ!)

塞「行ったか……揺杏。頼むよ、攘夷を……………………全員、ひるむな、進めっ!」

白望「塞っ!」バッ

魔鱗組「…………」バンバンバン

白望「っ、ぁ…………」バタッ

塞「シロ!」

塞「…………ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔鱗組「…………」バンッ

塞「ぐっ…………」バタッ

咲「馬鹿な人たちだ、全く」

白望「…………っ」ガシッ

咲「まだ生きてたんですか」バンッ

塞「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

咲「こっちまでっ!」バンッ

塞「っ!」ザシュッ

咲「ぐっ……なんてしぶとい」

塞「…………」バタッ
461 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:11:49.11 ID:HujDHwqh0
――――1か月後、代官所

代官「御大老様、海軍が攻め込んできました! 見渡す限り、阿弥浜の海は船で埋め尽くされております! 大艦隊です!」

咲「…………あの攘夷どもめ」
462 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:14:03.93 ID:HujDHwqh0
――――同時刻、とある場所

般若党1「毛唐め、来るなら来てみろ。皆殺しだ」

般若党2「この国は一歩も踏ませぬ」

般若党3「もう死んでも悔いはありません。隊長、突撃命令を」

揺杏「…………ああ、行こうか」
463 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:17:36.18 ID:HujDHwqh0
 阿弥浜での戦いが、さらなる外国への報復を招いた。
 幕府は崩壊への道を辿り、攘夷の炎は日本国中に広がった。

 その攘夷運動の先頭に立つこの者は、般若党党首、臼沢塞の意思を継いだ『侍』だったのである。

 夷敵を恐れず、果敢に立ち向かったこの侍の半生は後々まで語り継がれる。その侍が正しいかどうかなど、関係無しに。
464 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:22:43.13 ID:HujDHwqh0
これにて攘夷ルート終わりです。

次は隠しルート、つまりは真ルートです。
このルートでは刀は一本のみで正道刀、流派は無心流(つまり初期装備)とします。

隠しルート後は最終なりわいに関わるところ(阿弥浜八人衆)や、要望があれば主要キャラへの夜這い等をできるとこまでやろうかなと思います
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:23:56.17 ID:xE+Myshvo
よしきた
466 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:25:33.56 ID:HujDHwqh0
隠しルートに関しては安価がありません。

阿弥浜八人衆関連でも基本的には安価はなしです。
夜這い相手をだれにするかとかなら安価はあるかもしれません。
467 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/22(金) 22:27:14.74 ID:HujDHwqh0
今日はこれで終わりかなぁ……もし風呂から上がって気力がもつようなら書くかも

多分終わりだと思うけど
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:28:23.35 ID:+TnPNyUz0
乙です
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:29:45.83 ID:xQjTGWMTo

待ってる
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/22(金) 22:32:31.19 ID:cED4+zfJo
とりあえず乙
471 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:16:44.17 ID:YPRDYI2g0
風呂あがってから書く気があったけど寝落ちしてしまった……

それでは隠しルートをやっていきますよーぅ
472 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:20:05.57 ID:YPRDYI2g0
船頭「お客さん、阿弥浜は初めてですか?」

揺杏「…………急いでるんで」

船頭「し、失礼しました」

揺杏「……さて」
473 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:22:07.85 ID:YPRDYI2g0
――――阿弥浜、港。

揺杏「さてと、人集りができてるな……まぁ混ざってみるか」

揺杏「何か明らかに幕臣って感じの人たちいるな……ん、あの人が代官かな?」


末原「絶対に攘夷どもの好きにはさせんで! 今日こそ臼沢と小瀬川を捕まえたるで!」


揺杏「なるほど、野次馬の集まりか」
474 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:22:57.91 ID:YPRDYI2g0
――――黒船
エイスリン「ニホンハ、ガイコクトノコッコウ、スレバキットハッテンデキマス!」

照「うん、悪い話じゃない」

菫(どうせ受け入れる振りして金を巻き上げたら追っ払うつもりだろうな、こいつ)

洋榎「Zzzzzzzzz」ウーン

淡「ちょっと洋榎さん! 失礼だよ」ガスッ

洋榎「おっおおぅ!? あっあぁ! せやな、めっちゃ興味深い話やったわ。外交官愛宕洋榎、感服しましたわ!」

メグ「……聞いてたんデスネ」

菫(そんなわけないだろ)




――――同時刻、港。

岡っ引き「攘夷だ、攘夷が来たぞ!」

末原「来たか…………そして早速出よったな、臼沢塞。 御政道に反する大罪人!」

塞「……うるさいなぁ、幕府の犬が」イラッ

武士「攘夷共、覚悟! うおおおおお」タッタッタッ

白望「…………馬鹿だ」ザシュゥ

武士「ぐっ…………」バタッ

末原「……何や、隠れとっただけで小瀬川もおるんかいな。ほら、あんたら怯むな! いくで!」

塞「上等……いくぞ!」

般若党「うおおおおおおお」ドドドド

揺杏「あっというまに戦いが始まったな……」

美穂「お侍さん!」

揺杏「ん? 何?」

美穂「見てないで、何とかして!」

揺杏「ん…………『口出し無用』だからね」

美穂「頑張って!」パァァ

揺杏(表情わかりやすいなこの人)
475 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:29:21.83 ID:YPRDYI2g0
般若党「こいっ」

揺杏「受け身になってちゃ勝てないよ」シャッ

般若党「せいっ!」シャッ

揺杏「ん、あまい」ザシュッ

般若党「ギャアアアアァァァァ!!」バタッ

揺杏「…………流れでやっちゃったけどどうするか」
476 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:33:32.03 ID:YPRDYI2g0
――――黒船

淡「……ねぇ。なんか港の方が騒がしくなってない?」

菫「ん? あぁ、確かに言われてみればそうだな」

エイスリン「……! タタカイ、オキテル!」

メグ「……フム」

エイスリン「イマスグムカウ! フネ、チイサイノデイイカラ、ダシテ!」

洋榎「本気ですかいな!? あそこは危険な場所ですよ!?」

エイスリン「ホンキ!」タッタッタッ

メグ「ンー、ああなったら、止められまセン。行きまスヨ」ニヤニヤ

洋榎「いやいや、何で楽しそうやねん……どうなっても知らんで」

メグ「そういえば、姫君様たちハ?」

洋榎「あのじゃじゃ馬姫様たちなら、もう港へむかっておられますよ。ひと戦、なさるそうでね」
477 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:38:45.75 ID:YPRDYI2g0
淡「船頭さん! 大砲撃たれてて危ないんだからもっとはやく漕げないの!?」

船頭「そういわれてもこの波じゃあねぇ……」

照「つべこべ言わないでさっさと漕いで」ゲシッ

船頭「痛ぁ!」

菫「おい、落ち着け」

淡「もう、ほらはやく漕いで!」ゲシッ

菫「おい、淡……って」

菫(クソッ、あの外人どもも港へ行ったか……しかも抜かれた)スクッ

照「?」

菫「ったく、抜かされたじゃないか」ガスッ

船頭「この中で一番痛っ!」
478 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:39:16.93 ID:YPRDYI2g0
――――港

洋榎「この人、ほんまに港に降りよった……」

エイスリン「ハヤク! ハヤクイカナキャ!」

白望「……愛宕洋榎と、誰?」

塞「んなっ、金髪!? まぁ、丁度いいや。アンタ! 少し大人しくしてろ!」グイッ

エイスリン「キャアッ!」

揺杏(って何だあいつら!)

洋榎「いやいや、早速国際問題やんけ!」

揺杏「……人質をとったか」

揺杏(取り敢えず、助けようとしてみるか)

塞「……何? アンタ、毛唐の女を助けようっての?」

揺杏「取り敢えず、『娘から手を離せ』」

塞「…………誰よ、アンタ。まあいいや、こいつにかかれ!」
479 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:42:32.96 ID:YPRDYI2g0
般若党「くらえっ!」シャッ

揺杏「邪魔」ザシュッ

揺杏(……なんだ、あいつ私に思いっきり背を向けて大砲を海に向かって……いや、あの小船に向かって撃ってるのか)

揺杏「まぁいいや、とりあえず死にな」ザシュッ

般若党2「ギャアアアアアアアアア」バタッ
480 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:44:13.29 ID:YPRDYI2g0
淡「砲撃が、止んだ?」

船頭「波も弱まりましたし、これならさっさと漕げる」

照「やった」

菫「なんとか港の戦いには間に合いそうだな」
481 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:52:00.95 ID:YPRDYI2g0
塞「やるね。私は般若党党首、臼沢塞。次は私が相手だよ」シャッ

揺杏「そう。じゃあかかってきなよ」

塞「いくよっ!」シャッ

揺杏「……そこだ」シャッ

塞「あっ、ぶなぁ!」シャッ

揺杏「体勢崩したな」ザシュッ

白望「塞っ!」

塞「大丈夫……あんた、やるな」

揺杏「…………そうかな?」

ハオ「攘夷、覚悟!」シャッ

塞「ったく、毛唐の女は香水臭くてかなわないな……」

ハオ「野蛮人め!!」シャッ

揺杏「危なっ……って、え!? 私!?」
482 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:56:50.05 ID:YPRDYI2g0
ハオ「とりゃあっ!!」シャッ

揺杏(脇構えなのに……大振りもあるな)

ハオ「小賢しい動きだっ」シャッ

揺杏「ほら、大振り」ザクッ

ハオ「くそ……やっかいだな」

揺杏「もうちょい良い剣術にしなよ」シャッ

ハオ「……図に乗るなっ!!」シャッ

揺杏「だーから大振りだっての」ザシュッ

ハオ「くっ…………不覚だ」

末原「大丈夫か、騎士さん! 助太刀すんで!」

ハオ「すまない……」
483 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 20:57:58.24 ID:YPRDYI2g0
末原「こいっ!」

揺杏「遠慮なくっ!」シャッ

末原「甘いでっ」シャッ

揺杏「そっちも、ね」ザクッ

末原「無駄のない動き……厄介やな」

揺杏「そりゃどうもっ!!」ザクッ

末原「ぐっ…………中々の腕やな……」

揺杏「てかさ、言っとくけど私はその般若党とやらの人間じゃないからね? だから停戦停戦」

末原「…………ほんまか?」

揺杏「嘘じゃないって、刀もしまうよ」シャッ

末原「…………そうか」シャッ
484 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:05:02.18 ID:YPRDYI2g0
揺杏(これで争いは終わりかな……)

菫「っと、まだ戦いは終わってないな?」スタスタ

末原「ひ、姫君様!?」

照「船から見てたけど、そこの侍面白そうだね」

淡「勝負してよ!」

揺杏「……どーせ拒否権とかないんでしょ」

淡「当たりだけど」

揺杏「おいおい、姫が戦うのか」

菫「身分なんぞ関係ないだろう、ほらいくぞ」シャッ

照「……」シャッシャッ

淡「よし、やるよ」サッ
485 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:16:21.38 ID:YPRDYI2g0
菫「いくぞっ」シャッ

揺杏「おぉ、ここにきて相手した奴のなかで一番振りが速い」

菫「当然だ」シャッ

揺杏「っ、とそこだ」ザクッ

菫「っ…………」

照「菫、さがって」

菫「……悪いな、そうさせてもらう」

淡「私もいくよ!」

揺杏「二対一かよ」

照「関係ない」シャッ

揺杏「あぶっ、いきなりとか!」シャッ

照「っと、そこ」シャッ

淡「そしてそこもだ!」シャッ

揺杏「同時とかやめろって、くそ!」ザシュッ

淡「痛っ!」

揺杏(なんとか当たったか)

照「…………やめた」

淡「え?」

照「菫も淡も怪我しちゃって、私も怪我したら誰が治療するの」

菫「……まぁ、それもそうだが」

揺杏「……終わり?」

照「うん、ここは逃がしてもらうけど……その前にこれを」バンッ

揺杏(信号弾……嫌な予感するなぁ)

照「それじゃあね、ほら2人ともいくよ」
486 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:20:35.80 ID:YPRDYI2g0
末原「おい、いくらなんでも姫君様に狼藉をはたらくとは……」

塞(まぁ……死なすには惜しい侍だ)

揺杏「……ねえ、代官。さっきの信号弾は何?」

末原「…………詳しくは知らん」

揺杏(信号弾なら、順当に考えれば誰かの呼び出しとかか)
487 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:24:27.92 ID:YPRDYI2g0
――――その後、大通り

揺杏「人集り、かぁ。ねぇ、何が起こるの?」

町人「あ、あんたは港で姫君様を相手した侍……えっとな、どうも御大老様が急に来なさるそうだ」

揺杏(あぁ……あの信号弾か? 多分あの信号弾は代官所とかへの信号で、それを見た役人が大老を呼んだ。多分そんなんだろ)

町人「あんたに何が起きるかわかんねぇから、気を付けろよ?」

揺杏「あぁ、うん」
488 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:29:49.84 ID:YPRDYI2g0
咲「…………久しぶり、みんな」

菫「急な呼び立てで申し訳ない」

咲「構いませんよ……それで、その男というのは?」

菫「ええと……あぁ、あんなところに。あの侍で間違いない」

揺杏(さっそく見つかってしまった……まぁいいか)

咲「あなたですか……よく、この3人に恥をかかせてくれましたね。魔鱗組、いってください」

魔鱗組1「死ね」シャッ

揺杏「くそっ」ゲシッ

魔鱗組2「そこだっ!」

塞「っと、危ないな」キーン

揺杏「……攘夷の」

塞「私達も手を貸すよ、ほら皆出てこい!」

般若党達「うおおおおおおおお!!!!!!!!」タッタッタッ
489 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:31:08.51 ID:YPRDYI2g0
ミス

男→侍
490 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:35:37.32 ID:YPRDYI2g0
白望「……遅い」ザシュッ

魔鱗組3人「…………」バタッ

塞「よっ、と」ザシュゥ

魔鱗組「ギャアアアアアアア!!」バタッ


咲「…………もういいです、鉄砲隊、撃て!」

鉄砲隊「…………」バンッバンッ

白望「なっ、何を」サッ

揺杏「悪いね、今斬ったあんたに盾になってもらうよ」サッ

般若党達「ギャアアアアア!!!!!!」バタッ

塞「っ! 喰らったか…………」

白望「塞! 大丈夫? 立てる?」

塞「ごめん……」

白望「撤退だ、退こう! 皆!」
491 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:38:09.09 ID:YPRDYI2g0
――――夜、神社

医者「…………」

白望「塞は、助かるの?」

医者「…………」フルフル

白望「っ……どうにか、助けられないの? 塞は私たちにとっても日本にとっても大切な人。ここで死なすわけには……」

医者「そう言われてもね……この人を治せる医者は日本にゃいないよ。することはしたから、あとは天に祈るしかないね」

白望「そんな……」
492 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:40:32.03 ID:YPRDYI2g0
揺杏「…………病院に連れていこう」

般若党「何言ってんだお前!」

塞「だ、だめ…………毛唐の医者にかかるくらいなら死んだ方がマシ…………ぐっ」バタッ

白望「塞っ……………………ねえ、病院とやらに案内して。塞を死なせるわけにはいかない」
493 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:44:13.50 ID:YPRDYI2g0
――――病院

エイスリン「…………」

医者「ん、また誰か来ましたね。急患が今日は多い」

白望「……この人の治療をお願い」

メイド「攘夷です!!」

医者「な、な…………」

エイスリン「オチツイテ! コノヒト、ケガシテル」

医者「そうですが…………」

エイスリン「クルシムヒトニ、テキミカタノクベツハ、アリマセン」

医者「そ、それもそうですね……どれ、見せてください」
494 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:46:32.04 ID:YPRDYI2g0
医者「これは……すぐ手術しなければ助からない」

白望「手術……?」

医者「体の悪い部分を切って治す医術の事です」

般若党「う、臼沢さんの体を切り刻むのか!?」

医者「この人の体には鉄砲の弾が入り込んでいます。取り出さなければ」

白望「…………でも」

医者「大丈夫、助かりますから」
495 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:48:24.16 ID:YPRDYI2g0
――――その後

医者「…………」キイィ

白望「さ、塞は…………」

医者「大丈夫です。しかししばらく安静が必要ですので、この病院で寝ていてもらいます」

般若党「よかった……」
496 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:49:44.06 ID:YPRDYI2g0
塞「……………………」スースー

白望「夷敵に救われたって知ったら、塞はなんて言うかなぁ…………」

揺杏「……………………」
497 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:56:27.69 ID:YPRDYI2g0
――――翌日、黒船

揺杏「………なんか攘夷の人たちに様子見てこいなんて言われたけど、何を見れば」

メグ「ン、あなたは港の」

揺杏「伯爵、だっけ?」

メグ「そうデスヨ。いやぁ、しかしカジノがなくて退屈で退屈で……何かありまセン?」

揺杏「黒船でも爆破すれば?」

メグ「すごいこと言いマスネ」

揺杏「冗談冗談…………んー、黒船から出てみれば?」

メグ「そうデスネ……引き籠っているから退屈だったんデス。気晴らしに散歩でも行きマスカ。どこか、案内してクダサイ。できれば刺激的な場所」

揺杏「ん、わかった」
498 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:57:58.02 ID:YPRDYI2g0
――――その後、港、寿司屋前

揺杏「うん、ここだ」

メグ「なんデス? ココ」

揺杏「寿司屋だよ」

メグ「スーシー? 何デスカ、ソレ」

揺杏「まぁ、行ってみてのお楽しみってことで」ガラッ
499 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 21:59:32.29 ID:YPRDYI2g0
寿司屋「へいらっしゃい!」

揺杏「適当に座って」

メグ「ハイ」

寿司屋「さあ、何を握りやしょう」

メグ「握る……? 面白い、あなたにお任せシマス」

寿司屋「あいよっ」
500 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 22:03:47.83 ID:YPRDYI2g0
寿司屋「へいお待ち!」

メグ「な、何デスカ……クサイ! 生の魚デスカ!?」

寿司屋「お客さん、塩まこうか?」シャッ

メグ「フム…………いいデショウ。食べマス」パクッ、モグモグ

揺杏(さて、どんな反応するか)

メグ「な、何デスカ、この刺激っ…………涙が止まりマセンッ!」

揺杏「いやそれわさびでしょ」

メグ「素晴らしい、コレはエクセレントデス!」

寿司屋「お客さん、もっと握ろうか?」

メグ「もちろんデスヨ!!!!」
501 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 22:06:25.34 ID:YPRDYI2g0
揺杏(喜んでたようで何よりだけど……金がかかったな)

メグ「今日、寿司という最高に刺激的な料理に出会いマシタ。これもあなたのおかげデス。あなたこそ最高の友デス」

揺杏「そりゃよかった」
502 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 22:09:35.79 ID:YPRDYI2g0
――――その後、神社

揺杏「様子見に来た……って、また減ってる」

白望「……塞が留守の間に多くの命が失われ、仲間たちの信頼を失った。全部私の不甲斐なさのせい。失った信頼は、結果で取り戻すしかない」スタスタ

揺杏「ちょっと、どこ行くつもり?」

白望「売国奴、愛宕洋榎を斬る」

揺杏(…………止めるべきか)
503 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 22:18:28.04 ID:YPRDYI2g0
――――夜、語学所前

揺杏「いた」

洋榎「ん、アンタか。どうした、そんな急いで」

揺杏「攘夷の小瀬川が、あんたを斬るって」

白望「…………」タッタッタッ

洋榎「噂をすれば、やな」

白望「愛宕洋榎、天誅!」シャッ

洋榎「おっと、危ない。なぁ、アンタ、うち一人殺したとこで、世の中は変わらへんで?」

白望「黙れ!」

揺杏「やめろ、無駄なことすんな。冷静になりなよ」

白望「このままじゃ塞に面目がたたない!」

洋榎「なるほど、そういうことかいな」

白望「私は塞のように上に立つ器じゃない、だからこういう生き方しかない」

洋榎「人斬り小瀬川、面目躍如ってか」

白望「その減らず口、黙らせてやる!!」

揺杏「……自分じゃ何も考えられない、それじゃまるで人形じゃない?」

白望「なっ…………」

揺杏「あんたは、塞みたいになりたくないの?」

白望「塞みたい…………どういうこと」

洋榎「臼沢の真似をするなということや。小瀬川、今こそ一人で考えるべきやないんか」

白望「黙れ!」サッ

揺杏「…………いったんは、戦うしかないか」シャッ
504 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 22:29:48.80 ID:YPRDYI2g0
洋榎「なぁ、ここはうちにまかせてくれ」

揺杏「え? いやまぁいいけど」

白望「…………何の真似だ」

洋榎「よっ」ヒョイッ

白望「!?」

洋榎「はは、小瀬川アンタ、軽いわ。投げるには簡単過ぎるで」

白望「くっ、くそっ」シャッ

洋榎「あまいで?」ガスッ

白望「っ…………」

揺杏(軽く人を投げてる…………何者だよ)

洋榎「さっき投げられたとき頭打ったやろ。そろそろきいとるんちゃうか?」

白望「…………負けだ、とどめを刺して」

洋榎「よし、と言いたいとこやけど……アンタは殺すには惜しいと見た」

白望「?」

洋榎「アンタは剣の道しか知らんねん、友の背しか見とらんかったからな。せやけど、もっと広い世界を見て、もっと多くの事さえ知れば、アンタは変わる」

白望「余計なお世話! 塞いて、私が刀。それで構わない」

洋榎「ホンマかぁ? そんなら、明日語学所に来てみ。言葉だけやない、外国の卓越した知識も学べるんやで?」

白望「攘夷志士の私に、異国の知識を身に着けろと……ふざけないで」

洋榎「そんなに異人の知恵が恐いか? 西洋の知識や文化が恐ろしいか?」

白望「何を…………そんなわけ」

洋榎「そんなら来ればええ」

白望「こっ、断る」スタスタ

洋榎「うちはアンタの命を助けた。助けた命は、助けた者の命なんやで? 待ってるで」

白望「…………」スタスタ

洋榎「さてと、良かったらアンタも来てみぃひん?」

揺杏「うん」
505 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/24(日) 22:30:31.78 ID:YPRDYI2g0
今回はここまでにしますー
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 22:34:48.62 ID:CcpOdXy1o
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 22:35:00.58 ID:OXHxZSASo
乙です
508 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/02(月) 01:52:03.11 ID:34C8pf/80
とりあえず生存報告

数日後には書けそう
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/02(月) 08:37:45.87 ID:iW7Z+lxio
まってる
510 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 00:27:01.09 ID:ZW2qaYKk0
なんか回線悪いし夜中だし久々だけどやっていきますよーぅ
511 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 00:40:17.50 ID:ZW2qaYKk0
――――後日、語学所

揺杏(さて、来てるのかな……)ガラッ

先生「This is a pen」

子供たち「でぃすいずあーぺーん!」

揺杏(何言ってんのかさっぱりわかんないな……とりあえず座るか)

先生「No! This is a pen」

子供たち「でぃすいずあぺーん!」

揺杏「…………ん?」

白望「…………」キョロキョロ

揺杏(メガネかけて三度笠とかめっちゃ怪しい……つか普通に不審者)

白望「…………」スッ

揺杏「小瀬川?」

白望「……知らない、人違いじゃない?」

揺杏「んー…………あ、なんだ。誰かと思えば小瀬川じゃん」

白望「斬られたいの…………」

揺杏「おー、小瀬川が来たー!!」

白望「頼むから、静かにして……」

揺杏(可愛いしいじるの楽しいな)
512 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 00:45:15.02 ID:ZW2qaYKk0
先生「ハイ、それでは次に地理のお勉強をしまショウ。これが世界地図デス。エー、世界には沢山の国がアリマス」

子供「先生ー、日本の国は何処ですか?」

先生「日本は、エート、ここデスネ」

小瀬川「なっ、そんな端っこの小さな国が日本……そこの人、日本を愚弄する気!?」

先生「そこ! うるさいデスヨ!」

小瀬川「あっ……ごめん…………その、ちょっと小さ過ぎるような気がして…………」

揺杏(日本ってあんな小さいんだ、初めて知った)
513 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 00:52:35.11 ID:ZW2qaYKk0
魔鱗組1「突然だか失礼するぞ。ここは開国倒幕派の温床になっているため、取り潰せと御大老様からの御下命を受けて参った」

先生「そ、そんな……」

子供「やだよぉ!」

魔鱗組2「うるさい、読み書き算盤をしていればいいんだ!」

子供「英語の方が面白いよぉ!」

魔鱗組3「口答えをするな!」バシッ

揺杏(っ、あいつ子供に手出しやがった!)

小瀬川「やめろ!」

魔鱗組3「何だ、貴様?」

小瀬川「……出ていけ。じゃなきゃ斬る」

魔鱗組3「貴様ら、どうせ浪人だろう。魔鱗組にかなうとでも思っているのか?」

揺杏「えっ、なに私も入ってんの? まーいいけどさ、取り敢えず戦うってことでいいよね?」シャッ

小瀬川「……そこの外国人、子供を連れてここから逃げて」スッ

先生「ハ、ハイ。皆さん、危険なので外に出てマショウネ」
514 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 00:58:51.09 ID:ZW2qaYKk0
魔鱗組1「馬鹿め、さっさと刀を抜け!」シャッ

小瀬川「……大老直属の部隊でも、弱い奴は弱いんだ」ザシュゥ

魔鱗組1「なっ、速い…………」バタッ

魔鱗組2「調子に乗って油断なぞしてるそいつは雑魚よ。我ら2人は、手強いぞ?」

揺杏「さーて、そりゃどうかな。ま、あんたらは私が今まで見てきた誰よりも強ければ勝てるけど」

魔鱗組3「何を話している、隙ができているぞ!」シャッ

揺杏「誘ってるに決まってんだろ馬鹿」ザシュッ

魔鱗組2「今だっ!」シャッ

揺杏「はい、終わり」ザシュゥ

魔鱗組2・3「…………」バタッ

揺杏「めっちゃ弱かったな、こいつら」
515 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:04:54.85 ID:ZW2qaYKk0
洋榎「だっ、大丈夫か!?」ダッ

小瀬川「……特に強くもない奴らだったし」

洋榎「そうかいな。いやーしかし、御大老様に睨まれちゃあうちもおしまいやな」

揺杏「…………」
516 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:10:21.20 ID:ZW2qaYKk0
洋榎「……そんで、どうやった。語学所の授業」

小瀬川「…ひとつ、聞きたいことがある。日本は本当にあんなに小さいの?」

洋榎「あぁ。せやけど、広さなら英国も日本とどっこいどっこいやな。英国が『世界に冠たる国』なんて呼ばれるのは産業が発展したからやけど」

小瀬川「つまり……その産業とやらを発展させれば、日本も世界に勝てる」

洋榎「そーやけど、今のこの国のありようやと無理やな。どんな国になるんかはわからんけど、攘夷や幕府じゃ新しい国なんぞ無理やろ」

小瀬川「…………幕臣のくせに、幕府を否定するんだ」

洋榎「どう言われても、うちはうちや。そんじゃ、まぁいろいろやることあるしじゃあなー」スタスタ
517 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:11:48.02 ID:ZW2qaYKk0
小瀬川「……ねぇ、少し付き合って」

揺杏「何するつもり?」

小瀬川「考え、まとまったから塞に伝える」

揺杏「そっか。わかった、付き合うよ」
518 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:20:06.18 ID:ZW2qaYKk0
――――病院

塞「なっ……血迷ったの!?」

小瀬川「私はただ塞に聞いてるだけ。攘夷で本当に日本は救われるのかどうか。攘夷のあとに日本はどんな国になるのかを」

塞「一体何があったの!?」

小瀬川「……語学所に行った」

塞「語学所……」

小瀬川「日本を救うには、異国の卓越した知識を吸収して産業を発展させて、諸外国に負けない国を築くことなんじゃないかな、と思って」

塞「シロ、開国論者の愛宕洋榎に洗脳されたの!? 言ってたでしょ、考えるのは私でシロは刀って!」

白望「……昨日まではね。それに塞だってここに入院したから助かった」

塞「それはっ……シロが勝手に連れてきたんでしょ。こっちは有難迷惑。毛唐の医者にかかるくらいなら、死んだ方がましだった!」

白望「分かった……今日のところはこれで帰る」スタスタ

塞「勝手に帰って。顔も見たくない!」

揺杏「…………」スタスタ

塞「……まさか、シロが外国かぶれになるなんて」
519 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:29:19.75 ID:ZW2qaYKk0
――――その後

揺杏「……さて、戦いだの重い話だのでで疲れたし寿司食べて少しのんびりとしよう」ガラッ

メグ「へい、ラッシャイ!」

揺杏「……それは一体?」

メグ「いやぁ、遂に生きがいというものを見つけマシタ」

揺杏「そりゃーまぁ、連れてきて良かった。てか、外人も普通に弟子にするんだ」

店主「へへっ、じぇいじぇいがどーしても弟子にしてくれって聞かねえもんでぇ!」テレテレ

メグ「そういうことデス。さ、私が寿司を握りマスヨ」

揺杏「えっと……おまかせで」

メグ「ワカリマシタ……これをこうして……っと、へい、オマチ!」スッ

揺杏「は?」

メグ「さ、食べてみて下サイ」

揺杏(上から順に蟹と鯖と海老がまるごとそのままと謎の物体と白米……食えんのかこれ)

メグ「遠慮はいりまセンヨ?」

揺杏「……よし、いただきます」パクッ

メグ「どうデス?」

揺杏「えっ、美味しい」

メグ「それは良かった」

揺杏(どういう反応が起きたらこの組み合わせが美味しいんだ……あの謎の物体に何か入ってるのか)
520 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:32:48.97 ID:ZW2qaYKk0
末原「……」ガラッ

メグ「へい、ラッシャイ!」

末腹「これは驚いた、異人が寿司を握るっちゅう噂は本当やったんか……せや、ひとつ何か握ってや」

メグ「いいデスヨ…………へい、オマチ!」スッ

末原「こ、これは……まぁ、食ってみるか」パクッ

末原「ん! 見た目はともかくとして、なかなか旨いな!」
521 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:36:43.67 ID:ZW2qaYKk0
魔鱗組「失礼する…………英国福使、メガン・ダヴァン伯爵だな?」

メグ「エ、エエ。そうデスガ」

魔鱗組「毛唐のくせに寿司職人の真似事をし、日本の伝統文化を怪我した罪で召し捕る!」

末原「なんや、どうした。寿司を握るくらいええやろ?」

魔鱗組「御代官様、これは御大老様のご命令です」

末原「いや、それにしても……」

魔鱗組「ほら、いくぞっ!」グイッ

メグ「っ!」

末原「ちょ、待てや!」タッタッタッ
522 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:39:55.95 ID:ZW2qaYKk0
あっ、やべえ店主のセリフの時名前JJになってるわミス

じぇいじぇい→めがん

あたりに脳内でどうにかお願いします
523 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:40:49.52 ID:ZW2qaYKk0
店主「……真似事をしてたんじゃねぇ、めがんは本気で寿司職人になりたかったんだ! あっしにはわかる、昨夜は一晩中寿司の握り方を練習していた! どうか、どうかあっしの弟子を助けてやってくだせぇ!」バッ

揺杏「ちょっと、土下座とかやめて……大丈夫、必ず連れ戻してくるから」
524 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/05(木) 01:43:17.40 ID:ZW2qaYKk0
早くて申し訳ないけど今回はここまでに

次の更新も近日中にしたい
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/05(木) 02:15:25.09 ID:1PyjLm7po
乙です
526 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:41:02.29 ID:LnOGTfEf0
さーやってきますよーぅ
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/07(土) 21:45:45.30 ID:LnOGTfEf0
――――同日夜、代官所

揺杏(さぁ、来たけれどもどこにいるのか……一応あの代官、末原が協力してくれるらしいけど)

揺杏「……まさか、拷問部屋か?」チラッ


菫「ほらいい加減認めたらどうだ?」

メグ「げほっげほっ……わ、私は無実デス……ただ寿司を握っていただけじゃないデスカ」

淡「……なかなかしぶといね。まぁ拷問はこれからだしね」

照「次私ね」


揺杏(さて、どうするかな……っと、末原さんだ)

末原「…………」コク

揺杏「まずは任せた」
528 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:46:16.85 ID:LnOGTfEf0
――――同日夜、代官所

揺杏(さぁ、来たけれどもどこにいるのか……一応あの代官、末原が協力してくれるらしいけど)

揺杏「……まさか、拷問部屋か?」チラッ


菫「ほらいい加減認めたらどうだ?」

メグ「げほっげほっ……わ、私は無実デス……ただ寿司を握っていただけじゃないデスカ」

淡「……なかなかしぶといね。まぁ拷問はこれからだしね」

照「次私ね」


揺杏(さて、どうするかな……っと、末原さんだ)

末原「…………」コク

揺杏「まずは任せた」
529 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:48:32.71 ID:LnOGTfEf0
末原「姫君様、お楽しみのところを申し訳ありません。少しだけ時間をいただいてもよろしいですか?」

菫「…………まぁ、いいか。ほら、いくぞ」

末原「こちらです」スタスタ
530 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:51:23.01 ID:LnOGTfEf0
揺杏(よし、あの三姉妹もいなくなった。今だ)タッタッタッ

メグ「ん……あ、あぁ。あなたデスカ」

揺杏「助けに来たよ。今縄をほどくから……ってうわあ誰かいる!?」

人間豚1「へへっ……逃がそうったってそうはいかないぜぇ」

人間豚2「手柄を上げて……ひひっ、姫様から褒美をもらうんだぁ……」

揺杏「キモ!? うわキモい!!」
531 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:53:17.12 ID:LnOGTfEf0
揺杏「でもすっごい弱かったから秒殺だった…………はい、ほどいたよ」

メグ「助かりまシタ……あの三姉妹は怖ろしい……無実の罪を認めてしまうところデシタ」

揺杏「歩ける?」

メグ「肩をかして頂けると……助かりマス」
532 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:54:49.97 ID:LnOGTfEf0
――――その後、領事館前

エイスリン「メ、メグ!」

メグ「ハハ……話せば、長くなりマス……」

エイスリン「キ、キズノテアテヲ!」

揺杏「病院すぐそこだし丁度いい、連れてこう」
533 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 21:59:03.72 ID:LnOGTfEf0
――――病院

塞「なっ、何!? 何で半裸の黒人が運ばれてんの!? てか下着の趣味悪っ!」

揺杏「……無実の罪で拷問されて、衰弱してる。しばらくここでの治療が必要でさ」

塞「なっ、この異人と枕を並べて寝ろってこと!?」

エイスリン「ハイ。ナカヨクシテアゲテクダサイネ」

揺杏「仲良くしろよ?」

塞「……ふん」

メグ「ドーゾよろしく」

エイスリン「ソレジャア、ワタシハリョウジカンニ」スタスタ

揺杏「私も用事があるから、じゃね」スタスタ
534 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:08:40.36 ID:LnOGTfEf0
メグ「……寿司は、美味しいデスネ。私は感動シマシタ……日本には素晴らしい食文化があるんデスネ」

塞「フン、利いたような口を……」

メグ「私は、寿司屋に弟子入りしたんデス」

塞「…………日本の伝統文化は奥深いんだから、寿司を握ったくらいで豪そうな口をたたかないでよ」

メグ「はは……言う通りでデス。私はもっともっと学びタイ…………次は何に弟子入りしたらいいか、教えてくだサイ」

塞「…………茶なんか、いいんじゃない」

メグ「お茶、デスカ。確かにどのようにつくられているのか気になりマス」

塞「もしかしてお茶の材料の葉を育てるのとか考えてる?」

メグ「エエ、そうデス」

塞「……ふふっ、そんなわけないでしょ。お茶を淹れる方だからね」

メグ「フム…………」


揺杏(まぁ急ぎの用事なんてないんだけどね……ちょっと二人きりなのが心配だったけど、大丈夫そうだ)スタスタ
535 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:14:40.86 ID:LnOGTfEf0
――――翌日、大通り

揺杏「また人だかりか……何の騒ぎ?」

エイスリン「オサムライサマ! アレ……」

揺杏「宙づりにされた……罪人か?」


罪人「たっ、助けてくれっ!!」

咲「……さて皆さん。これから、面白い見世物をご覧に入れましょう」

末原「罪人とはいえ、なんちゅうことや……」

咲「おろしてください」

魔鱗組「……」コクッ

罪人「熱い! 助けてくれっ……」


白望「…………っ!」

洋榎「やめとけ、今飛び出したところで返り討ちや」


菫「……随分とまぁ、絶景だな」

淡「お楽しみってのはこれのことだったんだね」


咲「そろそろいいか……あげてください」


揺杏「公使様、見ちゃだめだ。それにしてもエグイな、こりゃ……」


咲「公儀に逆らう対罪人の哀れな末路をとくと見ましたか」


揺杏「耐えられないな……向こうへ行こう」
536 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:20:55.05 ID:LnOGTfEf0
――――領事館

揺杏「昼間から何かと思えば、攘夷志士の公開処刑とはね……ってか、塞がいなくて白望が攘夷をやめた今でも般若党は動いてるの?」

白望「一部だけ動いてるけど……ほぼバラバラ。大半は塞や私についていきたいって人が多かったから……」

揺杏「般若党は事実上解散ってことか……それより、大老の行為についてだ」

エイスリン「コウギヲスルシカ……」

洋榎「聞く耳があるんやったら、そもそもあんなことせん」

白望「もう、黙らせるしか……」

揺杏「このまま放置してもエスカレートしてくだけだ」

エイスリン「ヤハリ、ワタシガコウギニ!」ダッ

洋榎「ちょい!? くそっ、追うで!」

揺杏「私に任せて。今大人数で行っても仕方ない」

洋榎「……わかった、アンタに任せる」

揺杏「ありがとう」
537 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:22:25.22 ID:LnOGTfEf0
――――代官所前

揺杏「よかった、間に合った」

エイスリン「オ、オサムライサマ……」

揺杏「まったく、無茶なことするなぁ……1人であんな危険人物のとこに行くのは危ないから」

エイスリン「アリガトウゴザイマス」
538 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:28:52.86 ID:LnOGTfEf0
――――代官所内

咲「これはこれは、ようこそおいでくださいました」

エイスリン「モウシアゲタイコトガ」

咲「はて……なんでしょう」

エイスリン「コウカイショケイノケンデス。アノヨウナコトハヤメテクダサイ! ニホンノホウリツニカマユデノケイナンテアリマセン!」

咲「よく御存じで……でもですね、私は法を越えているんですよ」

エイスリン「アナタハ……ショケイヲタノシンデイマス! イセイシャトシテ……ハズベキコトデス!」

咲「何をおっしゃるのかと思えば……いいですか? 今の公使様の発言は私への侮辱を通り越して、日本国への内政干渉ですよ」

揺杏「はぁ!?」

咲「日本国への宣戦布告と見なし……あなたを処刑します」

エイスリン「ア、アナタハニンゲンジャナイ……!」

咲「魔鱗組、公使様を捕えなさい。すぐに公開処刑をします。その侍はどうしましょうかね」

魔鱗組1「邪魔するようなら、斬り捨てますか」

咲「そうですね、そうしましょう」

魔鱗組2「死ねっ!」シャッ

揺杏「あっぶね、このっ!」ザシュッ

539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/07(土) 22:32:37.20 ID:LnOGTfEf0
揺杏(くっそ……もう十数人は殺したぞ。何人いるんだよ)

咲「おっと、動かないでください」

揺杏(なっ!? しまった、あくまで狙いは公使様……剣を喉に突き付けられちゃあ……もう」

咲「うっかり公使様のか細いお首を傷つけてしまいそうです」

揺杏「くそっ……わかった、刀は全部捨てるよ」

咲「ふふ……いい土産が出来ました。三人も喜んでくれます」

揺杏「…………」

咲「拷問部屋に連れていきなさい。公開処刑の準備もお願いします」
540 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:34:45.89 ID:LnOGTfEf0
菫「さて、いいおもちゃが手に入ったが…………」

照「まぁ、死ぬか死なないかぎりぎりあたりの拷問にしようか」

淡「別に殺してもいいってサキは言ってたよ」

菫「それならちょうどいいな、存分に楽しむか」
541 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:47:01.83 ID:LnOGTfEf0
――――三十分後

菫「まったく準備が悪いな……備え付けの人間水車以外じゃ三角木馬しかないなんておかげで30分水車で水責めだぞ」

照「ていうか、よく死なないね」

菫「死なないようにやってるんだよ。恨みもあるしな」

淡「ねーそろそろ三角木馬使おうよー」

菫「そうだな……じゃあまず吊るしてくれ」

照「吊るしたら三角木馬の効果薄くならない?」

菫「苦しかったり楽になったりが一番辛いだろ」

淡「おっけ、吊るして三角木馬の上にやったよ」

菫「高さの調節は淡のそばの紐だな? よし、少し早めに降ろせ」

淡「はーい」グイッ

揺杏「っ! ぁ……ぅ」

淡「ちょっとあげて……さっきより早く降ろす」グイッ

揺杏「っ……ぐぅ…………」

菫「…………変更だ、このまましばらく放っておこう。もし耐えきったら解放してやる」

照「え?」

菫「そしたら武器もなしに私達と戦わせてやる。それで勝てばお前は自由だ」

淡「それ遠回しに死ねっていってるような」

菫「まさか、ちゃんと希望は残っているじゃないか」
542 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:50:19.63 ID:LnOGTfEf0
――――しばらく後

菫「……そろそろ恥骨とかやばいんじゃないか? おろすか」

照「そしたら?」

菫「言った通りだ、素手で私達と戦う。もちろん、本気の殺し合いだ」

淡「降ろしたよー、立てる?」

揺杏(……正直立つので限界に近い)

菫「股が痛かろうが構うものか。ほら、行くぞ」シャッ

照「…………うん」シャッシャッ

淡「よーし」シャッ

揺杏「…………くそっ」
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/07(土) 22:55:25.42 ID:LnOGTfEf0
――――同時刻、大通り

エイスリン「……………………」

咲「南蛮娘釜茹での図……いいですねぇ、浮世絵にしたい。さて、そろそろいいですか、下ろしてください」

魔翌鱗組「はっ」

咲「そうそう……ゆっくりとです。苦しむ顔が見たいのでね」

末原「…………ああ、見てられんわ!! やめや! 処刑中止!! 今すぐ公使様を解放せえ!」

咲「…………末原さん、私を裏切るということですか」

末原「ああそうや!」

咲「そうですか…………末原恭子を捕えてください。公使もろとも釜に沈めましょう」

魔翌鱗組1「[ピーーー]っ!」

末原「甘いわこのザコ!」ザシュゥ

末原「さあ来いや! 全員倒したるわ!」
544 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:55:58.88 ID:LnOGTfEf0
わーもうミスった……携帯端末使いにくい
545 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:56:58.53 ID:LnOGTfEf0
>>539 もトリップついてない……
546 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 22:58:12.41 ID:LnOGTfEf0
――――同時刻、大通り

エイスリン「……………………」

咲「南蛮娘釜茹での図……いいですねぇ、浮世絵にしたい。さて、そろそろいいですか、下ろしてください」

魔翌鱗組「はっ」

咲「そうそう……ゆっくりとです。苦しむ顔が見たいのでね」

末原「…………ああ、見てられんわ!! やめや! 処刑中止!! 今すぐ公使様を解放せえ!」

咲「…………末原さん、私を裏切るということですか」

末原「ああそうや!」

咲「そうですか…………末原恭子を捕えてください。公使もろとも釜に沈めましょう」

魔翌鱗組1「死ねっ!」

末原「甘いわこのザコ!」ザシュゥ

末原「さあ来いや! 全員倒したるわ!」
547 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:02:01.07 ID:LnOGTfEf0
一応の為とリップありで>>538>>540の間です




揺杏(くっそ……もう十数人は殺したぞ。何人いるんだよ)

咲「おっと、動かないでください」

揺杏(なっ!? しまった、あくまで狙いは公使様……剣を喉に突き付けられちゃあ……もう」

咲「うっかり公使様のか細いお首を傷つけてしまいそうです」

揺杏「くそっ……わかった、刀は全部捨てるよ」

咲「ふふ……いい土産が出来ました。三人も喜んでくれます」

揺杏「…………」

咲「拷問部屋に連れていきなさい。公開処刑の準備もお願いします」
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/07(土) 23:05:37.66 ID:LnOGTfEf0
――――拷問部屋

洋榎「っと、何とか間に合ったみたいやな」

白望「……助けにきた」

菫「邪魔が入ったな……」

淡「……洋榎さんも、敵なんだね」

洋榎「ああ……悪いな」

白望「揺杏の刀、持ってきたよ」

揺杏「ありがと……さて、これで三対三だ」

淡「私はそこの白い人とやるから」

照「じゃあ私は洋榎さんでいいや」

菫「……じゃあ私は決まったな」

洋榎「姫君様でも容赦はせんからな」

照「当たり前」
549 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:06:08.44 ID:LnOGTfEf0
まーたトリップついてない



――――拷問部屋

洋榎「っと、何とか間に合ったみたいやな」

白望「……助けにきた」

菫「邪魔が入ったな……」

淡「……洋榎さんも、敵なんだね」

洋榎「ああ……悪いな」

白望「揺杏の刀、持ってきたよ」

揺杏「ありがと……さて、これで三対三だ」

淡「私はそこの白い人とやるから」

照「じゃあ私は洋榎さんでいいや」

菫「……じゃあ私は決まったな」

洋榎「姫君様でも容赦はせんからな」

照「当たり前」
550 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:08:49.61 ID:LnOGTfEf0
白望「…………きなよ」

淡「居合いのくせに、槍に受け身で勝てると思ってるの?」

白望「……勝てると思ってなきゃやらないでしょ」

淡「っ…………この!」シャッ

白望「甘い、そこだ」ザシュッ

淡「ったぁ……くそっ」

白望「…………脚」ザシュゥ

淡「うっ…………ぁ」

白望「もう動けないよね…………さよなら」ザシュゥ

淡「…………」バタッ
551 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:11:57.41 ID:LnOGTfEf0
照「…………刀、なんだね」

洋榎「当たり前や。うちは必要なときしか刀は抜かへんねん」

照「まぁ、いいけど」シャッ

洋榎「っと、不意打ちかいな……きたないわ」

照「勝った方が勝ち、それだけ」シャッシャッ

洋榎「……遅いで」ザシュッ

照「…………?」

洋榎「遅い。ほら、もうアンタ死ぬで?」

照「え…………あ…………」バタッ
552 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:16:06.29 ID:LnOGTfEf0
菫「…………一撃勝負と行くか?」

揺杏「短期決着……というよりは勝機のある方法を提示してきただけか」

菫「ああ。正直お前には勝てないからな」

揺杏「…………まあいいけど」

菫「…………行くぞ」

揺杏「あぁ」

菫「…………」ダッ

揺杏「…………下だ」ザシュッ

菫「ぐっ…………くそ……」

揺杏「さて、結局私の勝ちだね」

菫「…………勝つべき奴が勝つ、ということか」

揺杏「まぁ、多分そんな感じだよ」

菫「そうか……それでは大人しく死ぬとしよう。じゃあな」ザシュッ

揺杏「自ら斬首……これが姫君の最後、か…………」
553 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:17:11.95 ID:LnOGTfEf0
洋榎「終わったな、よし急ぐで! 処刑が始まってまう!」

白望「うん」

揺杏「頼む、間に合ってくれ…………!」
554 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:19:40.04 ID:LnOGTfEf0
――――大通り

末原「はぁっ……はぁっ……うちも、ここまでか」

咲「そうです、悪あがきもここまでです。処刑を再開してください」

魔鱗組「はっ」

エイスリン「アァ……モウカマガスグソコニ……ッ!」

咲「もうゆっくりでなくて構いません。早く殺してしまいましょう」
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/07(土) 23:22:21.00 ID:LnOGTfEf0
エイスリン「ッ………………………………?」

咲「止まった……何事ですか!!」

洋榎「悪いな、何とか阻止させてもらったで」

白望「洋榎が公使様を上げる。揺杏は助けに行って」

揺杏「ああ!」タッタッタッ

咲「……させませんよ!」ビシュッ

揺杏(刀を投げて縄を斬る気だ……間に合えっ!)ダッ
556 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:23:02.08 ID:LnOGTfEf0
あーまたトリップが…………



エイスリン「ッ………………………………?」

咲「止まった……何事ですか!!」

洋榎「悪いな、何とか阻止させてもらったで」

白望「洋榎が公使様を上げる。揺杏は助けに行って」

揺杏「ああ!」タッタッタッ

咲「……させませんよ!」ビシュッ

揺杏(刀を投げて縄を斬る気だ……間に合えっ!)ダッ
557 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:27:37.61 ID:LnOGTfEf0
エイスリン「…………!」

揺杏「良かった、間に合った」

エイスリン「オサムライサマ!」


末原「すごいわ……うちのお株をすっかり奪われたな…………っと隙ありや!」ゲシッ

魔鱗組「ぐっ!?」

末原「よし、これでうちも動けるな」

洋榎「恭子!」

末原「洋榎……はは、久しぶりやな。こうして二人で背中を合わせて戦うんは」

咲「…………よくも私の楽しみを邪魔してくれましたね」

洋榎「いくで恭子!」シャッ

末原「あぁ!」シャッ
558 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:29:04.94 ID:LnOGTfEf0
今回はここまでにしますー

とりあえず一番やりたかったシーン(恭子と洋榎のとこ)はできたのでいったん満足
559 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/07(土) 23:30:43.82 ID:LnOGTfEf0
あとミス(特にトリップ)が多くて申し訳ない

次の更新が多分隠しルートラスト
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 23:45:12.64 ID:XiEkutX4o
乙です
561 :スレッドムーバー [sage]:2016/05/16(月) 22:31:51.19 ID:???

このスレッドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)

SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/

詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。

■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/

■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/

移動に不服などがある場合、>>1がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。

よろしくおねがいします。。
562 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 22:49:46.90 ID:fIVVrw0n0
なんかR18モノのための板ができたみたいですね
移転されてないしこのまま続けていいらしいのでやってきますよーぅ
563 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 22:58:53.85 ID:fIVVrw0n0
揺杏「おいおい、魔鱗組ってこんなにいたの」

洋榎「案外デカい組やからな……中にはかなり強いやつもおるから気ぃつけや」

白望「……っ、しまった!」

洋榎「なんや、なんかあったんか」

白望「大老の狙いは殺すことじゃない……このどさくさで公使を」

揺杏「っ、大老は!?」

恭子「表彰台の上や!」

咲「ふふ……気づいたようですが、もう遅いですよ。公使様はもう捕まえさせてもらいました」

エイスリン「…………」

揺杏「……っ」

咲「ふふ、勝負は最後の最後までわかりませんね…………っ!? な、銃!?」

メグ「あなたの言う通りデス。勝負は最後の最後までわかりまセン」スチャ

ハオ「銃を使うのはお前ら幕府より、こちらが上だ」

塞「シロ!」

白望「塞……!」

洋榎「公使様、今のうちにこっちへ」

咲「ま、待て!」

揺杏「おっ、と。そうはさせない。相手は私だ」

咲「……いいですよ、相手をしてあげます」シャッ
564 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:12:44.89 ID:fIVVrw0n0
揺杏「…………」

咲「ふふ……そんなに深く考えても、意味はありませんよ?」

揺杏「さて、どうかなっ!」シャッ

咲「甘い!」ザシュッ

揺杏「っ……全く、大老ってもっとこう、室内で篭って仕事してんじゃないの? ろくに歩きすらせず運んでもらってるしさぁ」

咲「まぁ、確かにあなたがたより普段から動いてませんね。それでもそもそもの能力が違いますから」

揺杏「へっ、そうかい!」シャッ

咲「だから甘いんですよ」シャッ

揺杏「…………甘いのはどっちだか」

咲「……避けた」

揺杏「さっきも言っただろ、勝負は最後の最後までわからないって」

咲「……ええ、その通りですよ。全く、あなたが立っている位置が理解出来てますか?」

揺杏「表彰台だろ?」

咲「元々そこがなんなのかわかりますよね?」

揺杏「…………処刑台!」

咲「馬鹿め、もう遅い! 公使様より先にあなたを釜茹でにしてあげましょう!」

揺杏「っ、足場がっ!」

咲「……なんだ、落ちていないんですね。ほら、早く落ちてください! さぁ、さあ!」ゲシッ

揺杏「……侍の魂を捨てたかっ」

咲「為政者は時として鬼にならなければならないんです」

揺杏「ふん、鬼には地獄がお似合いだよ、釜茹でがなっ!」ガシッ

咲「な、何をするんです! くっ、このっ!」

揺杏「体制を崩したなっ」

咲「あ、あ、ああ!」バシャッ

咲「あああああああああああ!!!!!!」
565 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:16:45.94 ID:fIVVrw0n0
塞「……やったか?」

恭子「さすがに死んだやろ……」

洋榎「やったな、お手柄や揺杏!」

揺杏「…………いや、まだだ」

洋榎「なんやて?」

咲「くっ……よくも、よくもやってくれましたね。しかし、一度や二度殺したくらいでは死なないんですよ」

メグ「……恐ろシイ」

咲「親衛隊、来てください! 私が逃げるのを援護してください」タッタッタッ

揺杏「待て!」

恭子「ここらはうちらでどうにかする、あんたは大老を追え!」

揺杏「あぁ、ありがとう!」ダッ
566 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:19:35.50 ID:fIVVrw0n0
――――港

揺杏「くそ、どこ行きやがったあの大老」

美穂子「……まさかあなたがここまで恐ろしい存在になるだなんて」

揺杏「あ、あんたはここで会った人…………」

美穂子「悪いけれど、御大老様の邪魔をするなら死んでもらうしかないわ」シャッ

揺杏「……なるほど、忍か。いいよ、どうせ倒さなきゃ邪魔なんだ。相手してやる!」シャッ
567 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:22:16.66 ID:fIVVrw0n0
美穂子「一撃、それで決まる」

揺杏「へぇ……なら、こっちも速攻かけさせてもらおうか」

美穂子「ええ」

揺杏「………………」

美穂子「………………」

揺杏「…………ッァ!」ザシュッ

美穂子「ハァッ!」ザシュッ

揺杏「っ…………」

美穂子「…………」

揺杏「……こっちの勝ち、だ」

美穂子「くっ、あ…………」バタッ
568 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:28:30.78 ID:fIVVrw0n0
洋榎「揺杏! 大老は!?」

揺杏「わからない、今この忍を倒したところ」

メグ「……! 皆さん、海から離れてくだサイ!」

揺杏「!? っんな、なんだ!?」

恭子「大砲……?」

洋榎「っ! 黒船や、あそこ!!」

揺杏「どうにか黒船に乗り込む方法は……」

揺杏(……一か八か、あの船とつながってる綱を刀でも使って渡るか)

親衛隊「いたぞ!」

洋榎「くそっ、しつこい奴らやな!」

揺杏「私に考えがある! 皆はここを凌いで!」ダッ

恭子「……一体何をする気や?」

白望「それより今は目の前の敵……やらなきゃなぁ……」

洋榎「あっちは揺杏に任せて、ウチらは戦うで!」
569 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:34:31.73 ID:fIVVrw0n0
揺杏「よし、これで刀を上手く使って……いくぞ!」


洋榎「……あれは……ターザンみたいやな」

メグ「ターザンとは少し違いマスヨ。しかしあんな方法で乗り込むんデスネ……」

塞「あんな発想が出来るから、強いんでしょ」


揺杏「っと、乗り込み成功。さて、大老は……っとぉ!?」バッ

咲「……不意打ちにはやられませんか」

揺杏「慣れてるんで。さて、もうひと勝負いこうか」

咲「本気でいかせてもらいますよ。あなたには手加減不要と見ました」

揺杏「そんなこと言って、実はもう余裕が無い?」

咲「その程度で、私の戦闘に影響は出ませんよ?」

揺杏「心理戦にゃ強いってか……まぁ、いい。いくぞ」シャッ

咲「ここで、殺してあげます」シャッ
570 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:46:06.39 ID:fIVVrw0n0
咲「喰らえっ!」シャッ

揺杏「っ、強いなおい」キーン

咲「本気を出すと言ったでしょう!」シャッ、ザシュゥ

揺杏(ひと振り目はフェイクか……速いし厄介だな)ザッ

咲「そんなに構えなくても、すぐに殺してあげますよ」

揺杏(…………大砲の弾がそこらに落ちてるけど、大老が大砲を撃つためにやったのか? 危険だけど……)

咲「余所見している余裕がありますか!?」ザシュッ

揺杏「っ、くそっ!」シャッ

咲「そんなのは当たりませんよ。全く、美穂子さんもこんなのにやられるなんて期待外れです。忍としては優秀でしたが」

揺杏「あぁ、さっきの……まぁ、あんたよりはマシな精神だったよ」

咲「うるさいですね、無駄口を叩く余裕が?」ザシュッ

揺杏「ぐっ……ぅ、あぁ、無駄口を叩く余裕があるんだよ」

咲「…………はい?」

揺杏「っ、おらっ!」ヒュンッ

咲「なっ、大砲!? しかしどこを狙ってるんです、全く当たりませんよ」

揺杏「なに、今に当たるさ」

咲「…………? っ、しまった、煙突が!! くっ、くそっ!」ダッ

揺杏(刀を落とした……よし)

咲「くっ、あ、煙突が倒れた衝撃が…………」

揺杏「今だっ!」ビシュッ

咲「……う、あ……あ」ザクッ

揺杏「……何人も人を殺した、あんた自身の刀で死ぬんだな」

咲「私の刀を……投げた……?」

揺杏「……これで終わりだよ、斬首だ」ザシュゥ

咲「…………」

揺杏「……これで勝ち、だな。はー疲れた。もう寝転がるか」バタッ

揺杏「…………なーんか久しぶりに空見た気がするな。思えば刀と人と血しか見てない気がするなぁ……まったく」
571 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:48:31.74 ID:fIVVrw0n0
恭子「んなっ、黒船が…………」

エイスリン「アア……オサムライサマ……」

洋榎「もとより覚悟の上やったか……」

塞「あいつこそ……武士の中の武士」

エイスリン「…………」ポロポロ
572 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/20(金) 23:56:08.26 ID:fIVVrw0n0
 動乱の幕末を、それぞれの旗を掲げて戦った者達はここに矛を納めた。
 お互いが理解し信頼することによって内乱の危機は去った…………

 その後、エイスリンは将軍に謁見。末原恭子や愛宕洋榎をはじめとする仲間達の無実を認めさせた。

 信頼と権威を取り戻した瀑布形は休むまもなく、庶民のために働き、庶民のために日本国中にあまねく安全と平和をもたらした。

 開講を促した外国は日本の貿易と産業のさらなる発展を促し、日本は近代国家へと急速な発展を遂げていった。

 攘夷に命を賭けた者達は草の根に生きる道を選んだが、日本人の誇りは常に持ち続けていた。


 阿弥浜の海に今日も朝日が昇る。大海原に差す日の光はあの侍のように自らが輝ける希望の光となって、後の夜の人々を照らし続けるのだ。

 阿弥浜は大老が来る前となんら変わらぬ日常を過ごす。港や大通りで人々が行き交い、それぞれの人がそれぞれの生き方をしている。ただ、その生き方が以前とは違い、きっと正しいと言える生き方をしているのが、唯一阿弥浜の変わった点。そう、唯一のだ。
573 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:04:07.82 ID:zsmRDf/K0
――――ある日、港

エイスリン(キョウモ、ニギヤカ)スタスタ

エイスリン「アッ…………」

武士「なぁ姉ちゃん、いいじゃねえかよ〜」

娘「い、いえっ、その。困ります……」

武士「そんなこと言わねえでさぁ〜」

エイスリン「…………」

町人「おいおい、いいのかよあれ」

町人2「まだ手は出してねえだろ……いやまぁやばそうだけどよ」

武士「なぁ姉ちゃんいいだろぉ〜」

???「…………おい」トントン

武士「あ?」クルッ

???「女が嫌がってんだろっ」バキッ

武士「いってえ! な、何しやがるんだ! って、お、お前は……す、すいませんでしたぁ!」タッタッタッ

揺杏「ったく、こういう輩はやっぱ消えないよなぁ……」

エイスリン「ア、アァ…………」ポロポロ

揺杏「ん……や、ただいま」

エイスリン「…………ッ!」ダキッ
574 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:07:05.47 ID:zsmRDf/K0
これで隠しルート終わりです

阿弥浜八人衆やるか夜這い三昧するかぐらいしか残ってませんが、誰に夜這いして欲しいとか八人衆やって欲しいとか希望があれば言ってください、いずれやります

すぐに希望がこない限りは今回はここで終わりです
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 00:10:19.64 ID:zldeowmKo
乙です
誰でもいいなら夜這いチカセン
576 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:17:52.37 ID:zsmRDf/K0
えーとじゃあ夜這い三昧ってことで

もう夜這いのために阿弥浜に来たと言っても過言ではない、くらいの揺杏を主人公に展開していくクソストーリー始めます。

これからは安価で、続行(その場合夜這い相手を書き込む)か終了かを聞きます。最初は誓子です。
夜這い相手は基本的に誰でも構いません。それだともうただの揺杏と誰かのレズセSSで侍道関係ないじゃんと思われるかもしれませんがこれは侍道4×咲です。
洋榎とか塞とかメインキャラでも全然構わないのでお願いします。
577 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:21:10.26 ID:zsmRDf/K0
船頭「お侍さん、阿弥浜は初めてで?」

揺杏「悪い、急いでるんだ」

船頭「す、すみません…………はい、つきましたよ」

揺杏「ありがと」

揺杏(さて、ここ阿弥浜って言ったらやっぱ外国関係だろ……まぁ英語あんまわかんないからバリバリの外国人は勘弁だけどさ)

揺杏「人集り……まぁいいや、外人の居留地的なのあるらしいしそこいこ」
578 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:25:00.47 ID:zsmRDf/K0
揺杏「うっわ、すごいな外人ばっか」

誓子「日本人もいるから」

揺杏「うわっ、え? 金髪?」

誓子「日本人だから。なにさ、折角案内でもしてあげようかと思ったのに」

揺杏(……よしこの人イケる)

誓子「……?」

揺杏「おー、私阿弥浜初めてだからさ。案内お願いできる?」

誓子「わかった。今日は1日暇なんだよね」

揺杏「明日は?」

誓子「午前は暇だけど」

揺杏(朝まで余裕か……)
579 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:31:49.75 ID:zsmRDf/K0
――――その後、夜

揺杏「あー、案内までしてもらったうえで頼むのは申し訳ないと思ってるんだけどさ」

誓子「ん、なに?」

揺杏「浪人でさ……家も金もないんだよね」

誓子「……それで阿弥浜に流れ着くなんて珍しいね」

揺杏「まぁ、うん……それで、一日だけでいいからかくまってくれたら嬉しいなーっ、て」

誓子「その後はどうするの?」

揺杏「どうにか仕事を探す。だから今日一日だけお願い」

誓子「んー、わかった。今晩だけね」

揺杏「うん、ありがと」

揺杏(よし、イケる)
580 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:38:59.60 ID:zsmRDf/K0
――――誓子の家

誓子「さ、上がって。ここが私の――ッ!?」

揺杏「っ、と悪いね静かにして。別に殺そうってわけじゃなくて、かるーく私に抱かれて?」

誓子「っ…………」フルフル

揺杏「んー、残念だなぁ。同意を得たうえでこのうなじとか」ペロッ

誓子「っ、ふぅっ…………」

揺杏「この胸とか」モニュ

誓子「っ、あ…………」

揺杏「触りたかったんだけど……まぁいいや。ほーら、早く服脱いで。ってか脱がすから」

誓子「やっ、あっ……」

揺杏「さらしの巻き方雑だね、すぐほどけた。んー、下も脱いでもらうからね」

誓子「あっ、いやっ……」

揺杏「嫌なの? その割にはまぁ……」グチュッ

誓子「はぁっ……んぅ……」ピクッ

揺杏「結構濡れてるよね。無理やりされるの好き?」クチュクチュ

誓子「やぁっ、ちがっ……んっ!」ピクンッ

揺杏(……まさか)
581 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:50:05.83 ID:zsmRDf/K0
揺杏「指、二本ちょっと奥までいくよ」

誓子「えっ、や、やめてっ! それは本当にっ!」

揺杏「ここまできてやめるわけないでしょ」ズプズプッ、ブチッ

誓子「痛っ、あ、あ…………」

揺杏(やっぱ処女だったか……ま、いいや、いじめたおそう)

誓子「うっ、あぁ……」ポロポロ

揺杏「泣かないでよ……一緒に気持ちよくなろう?」

誓子「…………」ポロポロ

揺杏(泣き顔が可愛い……虐めたくなるけど助けてあげたくもなるんだよね。正直堪らないから早いけど貝合わせしちゃおう)

揺杏「んっ、あったかい」ピトッ

誓子「…………グスッ」ポロポロ

揺杏「ごめんって……こっから優しくするから」

誓子「…………本当に?」

揺杏「もちろん」

誓子「さっきみたいに……痛くしない? 優しくしてくれる?」

揺杏「するよ、もう酷いことは絶対にしないから」

誓子「…………いいよ」

揺杏「うん、動くね」クチュクチュ

誓子「んっ……はあっ」クチュクチュ

揺杏「どう、気持ちっ、いい?」クチュクチュ

誓子「んぅっ……あっ……気持ちいい」クチュクチュ

揺杏「ふぅっ……ぅん……ねぇ」クチュクチュ

誓子「あっ、ぅ…………?」クチュクチュ

揺杏「口も、くっつけよ?」

誓子「…………ん」チュッ

揺杏「んむ、んっ……」チュッ

誓子「んぅ、ぁ…………ぷはぁっ」
582 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:55:13.74 ID:zsmRDf/K0
揺杏「ふふ、顔とろけてて可愛い。ほら、動くよ」グチュグチュ

誓子「はぁっ、あ、ぅあ……」グチュッグチュッ

揺杏(キスしたらさっきより濡れてる)グチュグチュ

誓子「あっ、う……イく……んあぁっ!」ビクンビクン

揺杏「まだまだ止めないよ?」グチュッグチュッ

誓子「やぁっ、あぅ……はぁっ!」ビクンビクン

揺杏「まだ、私がイくまでだよ」グチュッグチュッ

誓子「はぁっ! んぁ、ぅんぅ!」ビクンビクン

揺杏「あっ、んぅ……イきそう……」グチュッグチュッ

誓子「……一緒に、イこ?」グチュッグチュッ

揺杏「うん……一緒に……っ、はっ、あぁ……っ」グチュッグチュッ

誓子「んっ、あぁ!」ビクンビクン

揺杏「ふっ、ふぅっ……!」ビクンビクン
583 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 00:58:56.32 ID:zsmRDf/K0
誓子「はぁっ……はぁっ……」グタッ

揺杏「初めてにはハードだったかな……でもまぁ、良かったでしょ」

誓子「……キス、して」

揺杏「…………今キスしたら私、止まらなくなりそう」

誓子「いいよ……私が失神したりしても続けて」

揺杏「ずっとイくの、辛いよ? 気持ちいいけど」

誓子「うん……でもさっき揺杏が言ったみたいに、強引なの好きかも」

揺杏「っ……そんなの言われたら本当に止まんないからね? いいの?」

誓子「いいよ、きて」
584 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 01:07:40.51 ID:zsmRDf/K0
揺杏「はっ、はっ、はぁっ」グチュグチュグチュ

誓子「あっ……う…………」ビクッビクッ

揺杏「んっ、あぁっ……ふうっ」グチュッグチュッ

誓子「あっ…………あ……」ビクッビクン

揺杏「大丈夫? 意識っ、ある?」グチュッグチュッ

誓子「ぅあ………ん、うん……意識ある、よ」ビクッビクッ

揺杏「気持ちいい? 意識飛びそう?」グチュッグチュッ

誓子「意識なくなりそうなくらいっ…………なのに、気持ちいい……ずっとイくの、好き」ビクンビクン

揺杏「〜〜〜〜ッ! ごめん、もう我慢出来ないや」グチュッグチュッグチュッ

誓子「あっ、う…………」ビクッビクッ

揺杏「ごめん、誓子。多分意識飛ぶよ」グチュッグチュッ

誓子「いい、よ…………」ビクンビクン

揺杏「はっ、はぁっ、あっ……んぅ」グチュッグチュッ

誓子「いっ、あ…………あ」ビクンビクン

揺杏「はっ……はっ……」グチュグチュグチュッ

誓子「ぅあ、あっ! あ………………」ビクッビクッ

揺杏「誓子、もう意識ない? 痙攣してるけど」

誓子「…………ぁ…………ぁ」ビクビク

揺杏「……こりゃ駄目だな、やり過ぎた。さすがに失神しても続けるのは可哀想だし、このまま休ませようかな」

揺杏(……少し、ヤり足りない……のは自慰を激しめにやるので我慢しよう)
585 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 01:14:30.23 ID:zsmRDf/K0
――――翌朝

誓子「ん……ん」ムクッ

揺杏「おはよ…………あとごめん」

誓子「……あぁ、失神しちゃったんだ私。いいよ、すっごい気持ちよかった。多分あれくらいが私には丁度いい」

揺杏「大分強引にされるの好きだね……体に悪いよ?」

誓子「我慢して発散できないほうが体に悪いと思うけどね…………ねぇ、今日の午前、暇って話したよね」

揺杏「……意識失ったら午後の予定も潰れるよ?」

誓子「……今晩からはどうするの?」

揺杏「どうにか仕事探して金を仕入れる手段を手に入れる。あとさ」

誓子「ん?」

揺杏「毎日は無理だけど……ちょいちょい、夜お邪魔していい?」

誓子「……それはかくまって欲しいってこと? それとも体?」

揺杏「両方だけど後者の方がつよい。駄目かな?」

誓子「全然いいよ」

揺杏「ありがと。それじゃ私は予定を変えて今日一日中仕事でも探すよ」

誓子「えっ…………ううん、わかった」

揺杏「ごめんね……あ、自分でするとき失神するまでやらないでね」

誓子「しないから!」
586 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 01:15:44.43 ID:zsmRDf/K0
次の相手は? もしくはやめる?

>>588
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:17:26.04 ID:KcmfS+mko
ksk
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:18:30.52 ID:rsVrqdOAo
ネキいこう
589 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 01:27:18.99 ID:zsmRDf/K0
洋榎に関しては少し構想を練らせてくれ……すまんな

今回はここまでで
早ければ午前10時前くらいには更新するけど微妙
早めの更新目指すので許して
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:30:25.79 ID:zldeowmKo

ドMチカセンすばら
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:36:07.80 ID:rsVrqdOAo
待っ照
592 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/05/21(土) 08:57:30.23 ID:zsmRDf/K0
今更感あるけど>>572の誤字が酷いので直し

瀑布形→幕府方
開講→開国


 動乱の幕末を、それぞれの旗を掲げて戦った者達はここに矛を納めた。
 お互いが理解し信頼することによって内乱の危機は去った…………

 その後、エイスリンは将軍に謁見。末原恭子や愛宕洋榎をはじめとする仲間達の無実を認めさせた。

 信頼と権威を取り戻した幕府方は休むまもなく、庶民のために働き、庶民のために日本国中にあまねく安全と平和をもたらした。

 開国を促した外国は日本の貿易と産業のさらなる発展を促し、日本は近代国家へと急速な発展を遂げていった。

 攘夷に命を賭けた者達は草の根に生きる道を選んだが、日本人の誇りは常に持ち続けていた。


 阿弥浜の海に今日も朝日が昇る。大海原に差す日の光はあの侍のように自らが輝ける希望の光となって、後の夜の人々を照らし続けるのだ。

 阿弥浜は大老が来る前となんら変わらぬ日常を過ごす。港や大通りで人々が行き交い、それぞれの人がそれぞれの生き方をしている。ただ、その生き方が以前とは違い、きっと正しいと言える生き方をしているのが、唯一阿弥浜の変わった点。そう、唯一のだ。
593 :真真真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
594 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/06/02(木) 22:02:49.35 ID:3ZGsmSaW0
生存報告をとりあえず

大体構想は練り終えたから明日の午後時間があれば……って感じで
595 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/06/07(火) 15:35:39.62 ID:OdcbB4ZU0
申し訳ないけどこの作品は終わりにします……ごめんなさい
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 19:22:41.82 ID:Zq72OTwno
残念
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2023/05/25(木) 19:48:53.13 ID:kWar9M23O
271.99 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)