【安価】揺杏「侍道4」【咲-saki-】

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52 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 18:34:18.96 ID:v8jN5PaT0
揺杏「成香、その弟子の人ってどうにか説得できないの?」

成香「私も最初は説得に言ってたんですけどね……仕事を放っておくわけにもいきませんでしたし、それに……」

揺杏「全然説得には応じてくれなかった、かぁ…………ねぇ、なんでその弟子の人は鍛冶屋をやりたくなくなったの?」

成香「……私にはですね、弟子が二人いたんです。今まで話してた弟子は獅子原爽って人で、もう一人が吉田って人なんです」

揺杏(なんで吉田は苗字だけ?)

成香「あの二人、仲も良くてお互いに切磋琢磨してて。私は二人とも腕のいい鍛冶屋になってくれると思ったんですけどね」

成香「ある日、吉田が般若党に入って、国を守るって言い出したんです」

揺杏「そりゃあまた、いきなりだね」

成香「もう鍛冶はこれ以上無理だ、こういう作業は向いてない。だから刀を取る。そう言ってました」

成香「それで戦いで死んでしまったんです。私、偶然その戦いの場に居合わせてしまって」

揺杏(……最初の港での戦いみたいな感じか)

成香「爽の造った刀で国を守りたかったけど、爽が鍛冶屋になる前に死んでしまうなんて。そう言い残して、死んでいきました」

揺杏「その吉田って人が死んでから、浪人になったんだ」

成香「はい。多分原因はそこにあると思うんですよね」

揺杏「その爽って人、今はどこにいるの」

成香「何も依頼とかがきていないなら、多分墓場に居ると思いますよ」
53 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 18:50:15.16 ID:v8jN5PaT0
――――夜、墓場。

揺杏(言われたから来たけど……こんなとこで一人いるとか私は嫌だな……あ、あの人かな)

爽「…………」

揺杏(……あれ阿片密売してた人じゃん。あのとき斬らなくて正解だった……のかな?)

揺杏「ねぇ、あんた」

爽「ん? ってあの阿片のときの。言っとくけど、あの阿片なら私のとこにはもうないから。依頼されて密売してただけで私は麻薬中毒じゃないし」

揺杏「いや阿片はどうでもいいよ。鍛冶屋、成香の話なんだけど」

爽「……あの鍛冶屋になら戻らないよ」

揺杏「なんで? 成香はあんたをいい鍛冶屋になるって言ってたし、鍛冶屋の才能あるんじゃないの?」

爽「そんなわけないじゃん。私はさ、もう一人の弟子だった吉田よりも全然鍛冶が下手だよ」

揺杏「でも成香は……」

爽「それは、ズルしたんだよ。私が下手だから吉田が手を加えて刀を造ってね、それを見せたらいつも注意ばかりだった私が師匠に褒められたんだ」

揺杏「……………………」

爽「それからしばらくして、師匠は吉田への指導が少なくなっていったんだ。それで最後には吉田は鍛冶を嫌になって攘夷に入って死んでった」

揺杏「それなら、成香から聞いたよ」

爽「そう。だからさ、吉田が死んだのは私のせいなんだ。それなのにもう鍛冶屋なんてできるわけない」

揺杏「で、でもそれは……」

爽「とにかく、もう戻らない。どうせなら、私がズルしてたって師匠に言ってもいいよ。それなら師匠も私を見限ると思うからさ」

揺杏「…………」コクッ
54 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 18:59:21.36 ID:v8jN5PaT0
――――鍛冶屋。

揺杏「成香、戻ったよ」

成香「揺杏ちゃん……それで、どうでした」

揺杏「あの爽って人、ズルしてたって。その吉田って人に協力してもらったら成香に褒めてもらえただけだって」

成香「爽さんの刀に吉田が手を加えたことですか? そんなの知ってますよ」

揺杏「え?」

成香「二人の癖はよくわかってますからね、わかりますよそりゃ」

揺杏「成香が吉田って人への指導が少なくなってったてのは……」

成香「それは吉田から頼まれたんですよ。もう少し鍛冶をやってみて合わなかったら鍛冶はやめるから、あんまり自分には指導せず爽を指導してくれって」

揺杏「なるほどね」

成香「あっ、まさか爽さん、自分が褒められたからとかって言って、吉田が死んだのは自分のせいだと思ってるんですか!?」

揺杏「そうだよ、全く。それじゃ、私はまた説得に行くから待ってて」

成香「はい」
55 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:07:43.94 ID:v8jN5PaT0
――――墓場。

爽「……何で戻ってきたの?」

揺杏「成香、あんたがズルしたこと知ってたって。そのうえで褒めたんだってさ」

爽「じゃあ吉田に指導するのが少なくなったのは?」

揺杏「その吉田って人から成香に頼んだんだってさ。鍛冶は性に合わないって」

爽「……違う、やっぱ私のせいだよ。そんなの吉田の強がりだって」

揺杏「私は、そうは思わないけど」

爽「うるさい! お前になにがわかるんだよ!!」

揺杏「……もう限界か。なら、その刀に聞くか」

爽「ッ……いいよ、かかってきなよ。私は本気でお前を殺そうとしてやる」

揺杏「なら私は、そっちの気が済むまで相手してやる」

爽「自信満々だね、この浪人がっ!」シャッ

揺杏「浪人なのはお互い様だよ。あと……あんたが立てなくなる程度のダメージは与えさせてもらうからね」シャッ

爽「できるもんならね」

揺杏「…………いくぞ」
56 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:27:29.72 ID:v8jN5PaT0
爽「はああああああああああ!!!!!!」

揺杏(随分と荒削りなスタイルだな……でも強い)

爽「よく凌ぐな……そこらへんの武士なんかよりずっと強いんじゃないの」

揺杏「そりゃあどうも。喋ってられるだけの余裕はまだあるんだね」シャッ

爽「っと危な。まぁ、頭にくると喋るようになるタイプでね。静かにキレるなんてのは考えらんないからさっ!!!」ザシュッ

揺杏「ッ! マジかよ……」

揺杏(そこでよく突きに切り替えるな……頭で考えるというより、本能で動いてるタイプか)

爽「そこだっ!!」シャッ

揺杏「その動き、隙デカいよ」ドッ

爽「みっ、峰打ち……」バタッ

揺杏(加減はしたけど……確か峰打ちって下手すりゃ斬るよりダメージ大きいんだよね……よかった、多分いい感じにダメージ入ってる)

爽「……あぁっ、クソッ! もう人斬りですらこのザマか。もう、腹を切るしかないのかな」

揺杏「ねぇ。今さ、成香は過労で体が弱ってるんだよね…………それと、吉田って人には夢があったんだって」

爽「え?」

揺杏「『爽の造った刀で国を守りたかった』ってさ……その吉田って人も成香も、あんたに鍛冶屋になって欲しいんだよ」

爽「……う、あぁ」ポロッ

揺杏「……………………」

爽「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

揺杏(少し強引だったかな……)

爽「うう……ぐすっ……………………ねぇ」

揺杏「ん?」

爽「まだ師匠は鍛冶屋に……いる?」

揺杏「まだいるよ。待ってるって」

爽「そうかぁ……しばらくサボってた分、頑張らなきゃなぁ」

揺杏「私はもうこれで帰るよ。成香とはちゃんと話してね」

爽「うん……あとさ」

揺杏「?」

爽「これからあんたの刀は私が世話することになるだろうから、よろしく」

揺杏「……うん」
57 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:30:36.81 ID:v8jN5PaT0
――――翌日、朝。

揺杏「また結局旅籠で夜をこしたけど……旅籠出たらさっそく人集りとか、なにがあるんだか」
58 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:32:11.75 ID:v8jN5PaT0
商人「大変だ、御大老様がお出ましになるそうだ」

町人「御大老様といやあ、将軍様の片腕だぜ」

浪人「そのお偉い御方が自ら江戸を売ってでるたぁ、どういうこった」



役人「下に、下に。御大老様のおな〜り〜」

揺杏(頭下げなきゃだめなんだっけか)サッ


咲「…………久しぶり、みんな」

照・菫・淡「ご苦労さまです」

末原「お待ち申し上げておりました。阿弥浜代官、末原恭子にございます」

咲「……末原さん。今後、この町の治安回復には私とここにいる魔鱗組という精鋭たちが当たります」

咲「この国は今、非常時にあるんです。一刻も猶予はないです」

咲「それが判らない愚か者はもう、容赦できないんです」

咲「私は治安回復に来たと言いましたけど、血を流すためだけに来たんじゃありません。素晴らしい贈り物も用意してるんです」

咲「明日、この広場で剣術大会を開こうと思ってるんです」

咲「腕に自信のある人は是非参加してください。身分は問いません。勝ったものは魔鱗組に取り立てます」

揺杏(なるほど、それで斬り合いなんかに参加する野蛮な奴らを殺すと同時に、優秀な奴を集めようってわけか)

臼沢「……どう思う、シロ」

小瀬川「何を考えているのか」

メグ「いいデスネ、実にイイ。面白くなってきマシタ」
59 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:36:17.82 ID:v8jN5PaT0
揺杏「さて、とりあえず代官所の方に向かうとするか……ん? あれは岡っ引き達か……どうしたんだろ」

岡っ引き1「これからどうするよ」

岡っ引き2「やってらんねぇ」

岡っ引き3「魔鱗組がなんだってんだ。俺たちだってやるときゃやるんだよ」

揺杏「何があった?」

岡っ引き1「あんたは確か……噂の浪人か。どうしたもねぇよ、魔鱗組のせいで俺らの仕事がなくなったから追っ払われちまった」

揺杏(なるほど……大老がここにきたのは、どうもいいことじゃない気がするな)
60 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:40:26.42 ID:v8jN5PaT0
揺杏「……洋榎さんまで出てきたぞ」

洋榎「はは、どうやらうちも御大老様に嫌われたみたいや。首になるんも時間の問題やな」

揺杏「そんな……」

洋榎「下手したら、この腹を切れ、なんちゅうのもあるかもしれへんな」

洋榎「実家にでも身を寄せた方が無難かもな……まぁ、あんたも気を付けた方がええかもな」

揺杏「……うん」
61 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 19:47:23.88 ID:v8jN5PaT0
―――代官所。

末原「ええか、みんな。今から市中巡察に行くで。怪しい奴は片っ端から捕えろとの命や。抵抗する奴は切り捨て御免や。御大老様がそう仰っとる」

揺杏(うわ、なんかめっちゃいるけど……これが魔鱗組か。身分的にはやっぱ末原さんより下なんだ)

咲「あぁ、あなたが噂の浪人ですか。良く来てくれました」

末原「おお、あんた。加勢しにきたんか」

揺杏「んー……どうしようかな」

末原「市中巡察には姫君様たちも参加なさるで。腕の見せ所や」

揺杏(怪しいのは片っ端から捕えて抵抗したら斬り殺す……か。参加するか、しないか)

揺杏「そうだな、市中巡察には>>63
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 19:48:15.73 ID:HTqEBknMo
参加
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 19:52:35.10 ID:rC3hatUJo
あえて参加しないでおく
64 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 20:03:46.58 ID:v8jN5PaT0
末原「なんでやっ! ……いや、そうか。あんたは代官所の人間やないから参加する義務はないしな。無理に誘おうとしてすまん」

揺杏「いや、そんな。それじゃあ私はこれで……」

揺杏(さて、断っちゃったけどどうしようかな。市中巡察に出くわすわけにはいかないし、町には行けないな。あぁ、成香と爽に鍛冶屋を離れるよう伝えておかなきゃ)
65 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 20:14:07.11 ID:v8jN5PaT0
――――町、鍛冶屋。

揺杏「成香、爽」

爽「あぁ、揺杏。また刀がぼろくなった?」

揺杏「いや、今から魔鱗組たちが市中巡察に出るって。怪しい奴は片っ端から捕えて抵抗する奴は斬るって。爽、昔は色々やってたわけだし、もしかしたら危ないかも……」

爽「まぁ確かに攘夷の連中の依頼もやったことがあるよ。何より……」

成香「吉田が死んだとき、私駆け寄ったんです。だから攘夷と関わりのわる人だったって知られてる可能性もありますね」

揺杏「だから外にいたら危ない。家に戻った方がいい」

成香「わかりました。ここから近いし、私の家に避難しましょう爽さん。最近また使い始めたばかりなので汚いですけど」

爽「……ていうか、師匠はもっと家で休んでなよ」

成香「爽さんに心配されるほどヤワじゃないですからっ。ほら、行きますよ」

爽「うん。それじゃあ揺杏。ありがとね」

揺杏「うん、またね」

揺杏(さて、私もさっさとどこかに行かなきゃな……って言っても街道か旅籠で寝るしかない)

揺杏(……うん、>>67に行こう)
66 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 20:17:32.64 ID:v8jN5PaT0
関わりのわる→関わりのある

誤字申し訳ないです
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 20:19:05.04 ID:I8kKogP40
街道
68 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 20:34:40.98 ID:v8jN5PaT0
――――街道。

揺杏「逃れるように街道に来たけど、茶屋くらいしかないんだよね」

揺杏「……ん? こんなとこに道があったのか。その先には軽い広場的な……誰かいるし死体がある」

ゆみ「…………終わった。これで私の復讐は終わった。ん?」

揺杏「あ、あぁいや私は別にその人と全然関係ないし人を斬ったのを責める気はないよ」

ゆみ「そうか、それならよかった。しかし、私はこれから行くところがない。というか記憶もあまりない」

揺杏「ふーん、記憶喪失ねぇ。その死体になってる人に復讐があるのは覚えてたんだ」

ゆみ「あぁ、はっきりと覚えてる。弟を殺されたんだ」

揺杏「そっか……でもこれから行く場所がないんだね」
69 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 20:38:24.15 ID:v8jN5PaT0
ゆみ「あぁ…………ところで、見たところ君も私と同じような身分と見たが」

揺杏「あー、まぁ浪人だからね。ここ阿弥浜に来てまだ三日だし」

ゆみ「君はどうやって過ごしているんだ?」

揺杏「ここに来たとき、偶然戦いに巻き込まれてね。そこでちょっと攘夷志士を倒したら代官所の人に気に入られて。ちょいちょい仕事をもらってその報酬でどうにかしてる」

ゆみ「そうか。私にはそんな出会いの場がなかったからな……」

揺杏(可哀想だし、どうにか助けてあげようかな)

揺杏(持ち金結構あるし、お金あげてその先はこの人次第にするか、もしくは人手の足りてない呉服屋で働くよう勧めるか)

揺杏(>>72にしよう)
70 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/05(火) 20:38:54.89 ID:v8jN5PaT0
やることがあるので今日はこれで終わりにします
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 20:40:23.47 ID:V4NhwgVNo
呉服屋
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 20:41:20.49 ID:dfVPd+6Po
呉服屋で働くよう勧める
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 20:41:59.59 ID:rC3hatUJo
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 20:43:15.67 ID:I8kKogP40
呉服屋(NAGANO STYLE)
75 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 15:43:31.16 ID:eGW5jbYf0
揺杏「「確か、大通り呉服屋が定員一人だけで忙しそうだったからさ。あそこで働かせてもらえばいいんじゃない?」

ゆみ「そうか……それなら行ってみよう」

揺杏「あぁ待って。今は代官所の人たちが市中巡察してるから、もしかしたら変に目を付けられるかもしれない」

ゆみ「そうか……なら夕刻に向かうとしよう」

揺杏「うん、それがいいよ」

ゆみ「あぁ、ありがとう」
76 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 16:12:39.17 ID:eGW5jbYf0
揺杏「そういや記憶がないって言ってたけど、名前は?」

ゆみ「ゆみだ。苗字の方は全く思い出せない」

揺杏「名前の漢字は?」

ゆみ「記憶にない……というより元々漢字じゃないと思う」

揺杏「そっか。ところでゆみさんはさ、剣術とかってのは覚えてたんだ」

ゆみ「あぁ。それはちゃんと覚えてる。玩流剣術だ」

揺杏(聞いたことないな……そうとう無名な流派なのか、それとも東北や九州とかで使われてるのか……)

ゆみ「曖昧な記憶だが、この流派はあまり有名じゃないと思う。特に地方での流派というわけでもないようだし」

揺杏「なんか私の心を読んだみたいな発言でちょっと怖いんだけども」

ゆみ「そうなのか?」

ゆみ(随分と頭の回転がいいんだな)
77 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 16:18:26.02 ID:eGW5jbYf0
ゆみ「そういう君の剣術は……っと、すまない。名前も答えさせていなかったな」

揺杏「いやこっちこそ名乗らずにごめん。私は岩館揺杏。流派は何でもないよ」

ゆみ「何でもない?」

揺杏「そうだね。色んな武士やら浪人やらを見てそれをちょいちょい真似してたら今の剣術のような何かになったってだけ」

ゆみ「それなのに君は代官所の人に気に入られたんだろう? 随分凄いな」

揺杏「まぁ、命がかかってりゃそんくらい必死になるってだけだよ」

ゆみ「……なあ、軽く手合せしないか?」

揺杏「じゃあ、その辺の木の枝を使おうか。なるべく同じようなね」

ゆみ「折れたらどうする?」

揺杏「まぁ、折れたらそこまでにしよう。あんまり早く折れたらちょっと考えるけど」

ゆみ「わかった」
78 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 16:25:41.93 ID:eGW5jbYf0
ゆみ「よし、それじゃあいくぞ!」

揺杏「いいよ」

ゆみ「はあっ!」シュッ

揺杏(随分と基本に忠実だけど……かなり上等だな、これ)

ゆみ「せいっ!」シュッ

揺杏(確かに強い……けど動きが大体わかる。わかってしまう。これは決してゆみさんが強いからじゃない)

ゆみ「中々やるな、随分凌いでいるが攻めてはこないのか?」

揺杏「ちょっとね」

ゆみ「なら遠慮なく、攻めていくぞ」シュッ

揺杏(やはり、どの動きもわかってしまう。だって)

ゆみ「はあぁぁぁぁぁっ!」シャッ

揺杏(この玩流剣術とやら、全く私と一緒だ)

揺杏「そこだ」シャッ

ゆみ「いっ…………これは、真剣なら私は死んでいたな」

揺杏(自分と同じ動きの人の隙を突くってなんか、自分に隙があるって認めるようで嫌だけど……まあ鍛錬不足か)

ゆみ「私の負けだ。随分見極めが上手いんだな」

揺杏「あーそれは……」
79 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 16:30:36.19 ID:eGW5jbYf0
揺杏「動きがさ、私と一緒なんだよね」

ゆみ「……攻め込み方も、か?」

揺杏「そうだね。その玩流剣術っての、かなり極められてる剣術だね……あーあ、まさか自分と同等の剣術使いが日本にいるなんて」

ゆみ「はは、もしかしたら剣術というのは極めたら私たちのようになるのかな」

揺杏「いやぁどうだろ……実際さっきは隙があったからね。ゆみさんで隙があるってことは、私も同じような隙があるってことだ」

ゆみ「確かにまだ完璧ではないな……でも天下一ではあるんじゃないか?」

揺杏「どーだろね。結局今みたいにさ、同じ剣術で戦ったのに勝ち負けが決まるんだ。剣術がどうであれ、最終的には本人の心境とかだよ」

ゆみ「玩流同士なら、揺杏のように隙を突く方がいいということか」

揺杏「まーそうだね。正確には私は玩流とやらじゃないけど」
80 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 16:41:20.99 ID:eGW5jbYf0
揺杏「さっきも話したけど、私は世を渡るうちに自分が最もいいと思った剣の使い方をやってるだけ」

ゆみ「私に玩流を教えた人……または私をいつの間にか見ていた、とかはないのか?」

揺杏「いや、こういう動きをする人はいなかったね。なんせ自分が今まで見てきた中で一番いい動きがゆみさん、または私だからね」

ゆみ「では、揺杏の真似をしてそれを己の流派とした人がいる、とか」

揺杏「まーありえなくないね。てか、もしかしたらそれがゆみさんだったり」

ゆみ「いや……記憶を失ってるとはいえ、私はそこまでクズじゃかったと思うよ」

揺杏「まー、もし私の真似をしたとしてもゆみさんぐらい上手なら、もう流派云々じゃなく実力があるってだけだし」

ゆみ「実力があっても人の真似をして勝手に名前を付けるのはどうかと思うな……」
81 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 16:56:20.57 ID:eGW5jbYf0
揺杏「夕方までまだ時間あるなぁ……巡察に出くわしたくないし」

ゆみ「揺杏は代官所の人に気に入られてるんじゃないのか? 何故逃げるようにしてるんだ」

揺杏「まぁ、代官所の人ってか代官になんだけどね」

ゆみ「それはすごいな」

揺杏「ゆみさんも実力は私と同じくらいだけどね。えーと、逃げてるのは市中巡察に誘われたけど断ったから」

ゆみ「断った? せっかくの仕事じゃないか」

揺杏「怪しいのは片っ端から捕えて抵抗したら斬り殺す、っていうように大老の命令でね」

ゆみ「……なるほど。揺杏は正義感が強いな」

揺杏「いや、こんなの聞かされたら参加したくなくなる人だっているでしょ」

ゆみ「私も多分それは誘われても参加しなかったな」
82 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 17:04:27.01 ID:eGW5jbYf0
揺杏「あーあ、やっぱ暇だなぁ」

ゆみ「私に関しては金すらないから暇潰しもまともにできない」

揺杏「もう……夕方まで寝るかな」

ゆみ「私はもしかしたら夕刻になっても起きないかもしれない」

揺杏「まぁいいって。寝ようか」
83 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 17:15:29.19 ID:eGW5jbYf0
揺杏「…………うーん、だいぶ寝たなぁ。って夜だしゆみさんいないし」

揺杏「ん? これは……置手紙?」

揺杏「『あまり気持ちよさそうに寝ているから起こさないでおく。私は呉服屋に行くよ』か。ゆみさんじゃなく私が夜まで寝ちゃったな」

ゆみ「…………」トボトボ

揺杏「ゆ、ゆみさん!?」

ゆみ「あぁよかった……まだいたか」

揺杏「どうしたの!? 呉服屋は!?」

ゆみ「呉服屋で雇ってもらったが、主人一人で全然大丈夫らしくてな……仕事がないのに給料をもらうのは忍びないのでやめて寿司屋に雇ってもらったんだ」

揺杏「それで?」

ゆみ「寿司握りはできたんだが、無愛想で接客が向いてないとわかってな、用心棒のような仕事をやろうと思い賭場の用心棒になったんだ」

揺杏「……それで?」

ゆみ「あそこで行われてる卑怯な行為に目も当てられなくなってな……語学所で雇ってもらおうと思ったんだ」

揺杏「…………それで?」

ゆみ「開いてなかった」

揺杏「そりゃそうでしょ! 語学所は子供の行くとこだから夜にやってるわけないじゃん!」

ゆみ「もう行く当てがない……」
84 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 17:22:04.97 ID:eGW5jbYf0
揺杏「確かさ……町に道場があったんだよね。人の出入りしてるとこ見たことあるし多分やってる」

ゆみ「そこで剣術を教える、か。悪くないな」

揺杏「今から行ってみない?」

ゆみ「もうこうなったら行くしかないな」
85 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 17:47:25.60 ID:eGW5jbYf0
――――夜、町の道場。

揺杏「失礼するよーっと、よかった人いる」

熊倉「おや、どうしたんだい」

揺杏「いや、この人がさ。剣の腕は確かなんだけど仕事がなくてね」

熊倉「師範をやってくれるのかい? 丁度良かった。今はもうこの道場はまともに師範が居なくてね」

ゆみ「え?」

熊倉「一応私が教えているけど、私自身はもう年だしねえ」

ゆみ「なら、ぜひ私に師範を!」

熊倉「でもねぇ、まぁ一日様子見って感じだね。あぁ、もし師範になるなら金が要るからね?」

ゆみ「なっ…………何故?」

熊倉「道場主の権利もアンタに渡さなきゃいけないからね」

揺杏「金なら私が払う」

熊倉「そうかい? なら金を払ったあんたが道場主、師範でそっちのアンタは師範代だね」

ゆみ「いっ、いいのか?」

揺杏「いいっていいって。どうせ私は生きてけるけど、ゆみさんは記憶喪失だし色々大変でしょ」

ゆみ「…………すまない」
86 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 17:49:53.17 ID:eGW5jbYf0
――――翌朝。

揺杏(結局その道場で夜を越した。久々に旅籠以外の場所で夜を越したな……)

揺杏「…………ん、なんだ。花火?」

熊倉「剣術大会だろう? 参加するのかい」

揺杏「あぁ、大老がやるって言ってたやつか」

揺杏(一応、末原さんには挨拶しておこうかな)
87 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 17:55:19.12 ID:eGW5jbYf0
――――昼、代官所。

末原「ん? あぁアンタか。大会はもうすぐ始まるで。どや、会場は見たか? あれはうちが一晩で作ったんや」

揺杏(末原さん、代官やめて建築やればいいのに)

末原「ところで、アンタ。参加するんやろ? まだ決めてないんやったら、是非参加してほしい。御大老様からアンタを誘うよう、直々に御指名を受けたまわってんねん」

揺杏「まぁ、参加はするよ」

末原「ホンマか! アンタなら絶対優勝できるで!」

揺杏(大会会場だけじゃなくフラグまで建てなくていいんだけど……)
88 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:02:48.81 ID:eGW5jbYf0
――――剣術大会会場(大通り)。

受付「参加を希望する者か」

揺杏「うん」

受付「控室はこの奥だ。控えておけ」


揺杏(般若党の奴もいるな……国籍も性別も本当に関係なしだな)



咲「壮観だね」

菫(さて、控室の奴ら、どんな心境なのか……考える必要もないか)

末原「皆、立身出世を夢見て浮き立っとるな……これで不満不平が解消されて町も静かになるな……」

末原「御大老様の深慮遠謀には感服やな」

咲(確かに、町の浄化にはつながるよね)

エイスリン「ミテ、ラレルカナ……」

メグ「まぁエイスリン様には、少々刺激が強すぎるかもしれまセン」
89 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:05:02.27 ID:eGW5jbYf0
末原「これより剣術大会を開始する! 参加者は籤で選んだ相手と戦い、先に一本取ったもんが勝ちや。見事三回戦を勝ち抜いた者が魔鱗組の一員になるんや」

末原「得物は問わへん。真剣勝負や」
90 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:10:15.28 ID:eGW5jbYf0
末原「これより、第一試合を始める。両者入場せよ」

豊音「…………」スタスタ

揺杏(般若党の人かあ……)スタスタ

豊音(どこかで見たような顔だけど……勝負に私情はいらないっ!)スチャッ

揺杏「…………」スチャッ

末原「……始め!」
91 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:17:46.63 ID:eGW5jbYf0
揺杏(背が高いからそもそもの攻撃範囲が長いのに、刀も長いから面倒だな)

豊音「やあっ!」シャッ

揺杏(ただ随分と大振りだ。これはさっさと間合いを詰めて攻め込めば簡単だな。デカいから当てやすいし)

揺杏「よっ、と」グサッ

豊音「いたっ……このっ!」シャッ

揺杏(危なっ……仕留め損ねけど、次は決める)

揺杏「じゃあね」バシュッ

豊音「あっ……あぁ……せめて、もう少、し……夷敵を斬ってから…………」

揺杏「……………………」

末原「一本! それまで!」

揺杏(一応峰打ちでも一本にはなるんだろうけど……そんなんじゃ私が殺されかねない。爽のときみたいに殺しちゃいけない理由がないからなぁ)
92 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:21:59.95 ID:eGW5jbYf0
末原「これより第二試合を開始する。両者入場せよ」

大沼「…………」スタスタ

揺杏(うっわ何か強そうなおじいさんがきたぞ)

大沼「じじいにどこまでできっかな……」サッ

揺杏(居合かぁ、これまた強そうな)シャッ

末原「……始めっ!」
93 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:25:23.55 ID:eGW5jbYf0
大沼「…………」シャッ

揺杏(こりゃかなり早いな……刀をいちいちしまう時間が勿体ないな)

大沼「いちいち刀をしまってんのが勿体ない、と思ったか」

揺杏「……そうだけど。つか、勝負に集中しなよじいさん。なめてると死ぬよ」

大沼「元々勝つために来てねえよ」シャッ

揺杏「そうかよっ!」ザシュッ

大沼「っ…………」シャッ

揺杏「甘いんだよ、昔は強かったのかもしれないけど、あんたはもう老人だ。戦えやしないよ」ザクッ

大沼「…………」バタッ

末原「一本! それまで!」
94 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:31:21.55 ID:eGW5jbYf0
揺杏(あぁ、なんだか胸糞悪いなこのじいさん。人をいいように自殺の理由にしやがって……そのくせ一回戦で一人殺してやがる。意味わかんね)

ゆみ「揺杏」

揺杏「ゆみさん……観客の中にいたんだ」

ゆみ「これを使うんだ。その刀はもうボロボロだろ」

揺杏「え……? あ……本当だ、ボロボロ」

ゆみ「揺杏、案外心の余裕がなかったのか」

揺杏「いやそんな……ところで、この刀は?」

ゆみ「鍛冶屋の爽という人にこれを渡すよう言われてな……」

揺杏「そっか、ありがと」
95 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:39:02.04 ID:eGW5jbYf0
末原「これより第三試合を開始する。勝ち抜いた者は晴れて魔鱗組の一員や。両者入場せよ!」

忍「…………」スタスタ

揺杏(何か変なお面してるけど、忍者だよな……短刀腰にしてるし)

忍「悪いが、命を貰う」スチャッ

揺杏(……それとなく、どっかで聞いたことあるような声だな)シャッ

末原「……始めっ!」
96 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:49:02.92 ID:eGW5jbYf0
忍「…………」シャッ

揺杏(短刀を活かした隙のない振り……こりゃ攻めにいかないと勝てそうにない)

忍「……そこだ」ザシュ

揺杏「っ……くそ!」シャッ

揺杏(やけになって振ったって当たらないよな、そりゃ……)

忍「…………集中しろ?」シャッ

揺杏「危なっ」キーン

揺杏(何だコイツ、力強くないか!?)

忍「忍が一騎打ちに弱いとは限らない」

揺杏(これじゃ攻め込んでも崩されかねない……あぁ、どうすりゃ)

忍「…………」シャッ

揺杏「っ! そこだ!」ザシュッ

忍「くっ……」

揺杏(少なすぎる隙を突いても、そりゃ致命傷なんかにならないよな……)
97 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 18:57:29.94 ID:eGW5jbYf0
忍「…………」シャッ

揺杏(あぁもう、強いなコイツ!)サッ

忍(勝てる)ザシュッ

揺杏(痛いな、くそっ……斬れないのなら……)

忍「…………」シャッ

揺杏(きたっ! 今だ)

揺杏「喰らえっ!」ドスッ

忍「ぐふっ!?」

揺杏(この、思いっきり蹴ってやったぞ。男だろうが女だろうがそこは痛いだろ?)

忍「くそっ……コイツ……」

末原「い、今のは…………流石に真剣勝負として……」

咲「構いません。これも勝つための手段、相手を倒すのに全力を尽くした結果でしょう。それに」

咲「得物は何だって構わない、です。勿論それは数もですから。刀と脚、どちらも得物として使って問題ないでしょう」

揺杏「……悪いね」ドスッ

忍「…………」バタッ

揺杏(思いっきり蹴ったうえに峰打ちもするのは申し訳ないけど……死ななかっただけ良しとしてくれないかな)

末原「一本! それまで!」

揺杏「これで…………私の大会は終わりか」
98 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:02:18.35 ID:eGW5jbYf0
末原「これにてすべての試合が終了した。只今より表彰を行う。見事に三つ勝ち抜いた者たちは、速やかに表彰台に上がれ」

揺杏(表彰か……それを受けた人は魔鱗組か)

揺杏「…………」

末原「どうしたんや、アンタ。表彰やから早く行きや」

揺杏「あぁ…………表彰は>>100
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 19:05:02.40 ID:aAE2XEXmo
受ける
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 19:06:45.23 ID:Z8J0tH5Io
辞退する

まだEDには早い
101 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:20:54.17 ID:eGW5jbYf0
末原「なに、本気かいな!? ここまで来て名誉を捨てるんか!?」

揺杏「……………………」スタスタ

末原「訳のわからん奴や……」
102 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:28:35.28 ID:eGW5jbYf0
咲「皆さん、勝ち抜きおめでとうございます。私は感動しました。君たちこそ武士の中の武士、真の侍です」

咲「約束通り魔鱗組に取り立てますが……この場で私自ら褒美があります」

優勝者1「聞いたか、褒美だ、金が出るぞ!」

優勝者2「やったなぁおい!」

優勝者3「ところで、何か熱くねえか?」

咲「もう隠しておかなくていいですよ。幕を下ろして皆に見せてください」

魔鱗組「はっ」

メグ「表彰台の下に……釜、デスカ」

末原「…………釜!? しかも湯気がたっとるっちゅうことは!」

咲「落としてください」

魔鱗組「はっ」

優勝者達「うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

咲「欲に目の眩んだ愚か者共、罠とも知らずにわざわざ殺されにやってきましたね」

末原「……っ」

エイスリン「……………………」クラッ

メグ「おっと………………サムライは、上も下も野蛮人ばかりデスネ」

末原「……………………」

揺杏(マジか……………………何考えてんだあの大老)
103 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:30:17.40 ID:eGW5jbYf0
――――翌朝、代官所。

揺杏(ここしか行く当てないから来たけどさ……)

菫「良く来てくれた」

淡「奥でサキが待ってるよ」

照「こっちにどうぞ」

揺杏「…………」スタスタ
104 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:38:45.28 ID:eGW5jbYf0
――――代官所内。

末原「御大老様。剣術大会以降、町中が恐怖で凍り付いております。いくら危険分子を一掃するためとはいえ、あのやり方は逆効果ではありませんか」

咲「為政者は時に非常にならねばならないものです。私だって本当はやりたくありませんでした」

咲「しかし、これ以上の攘夷を許すと外国の日本侵略への口実を与えてしまいます。幕府を、ひいては日本を守るために私一人が悪人になればよかったんです」

洋榎「………………」スクッ、ペコ

揺杏(洋榎さん?)

洋榎「…………」スタスタ

末原「おい、どこ行くんや!」

咲「捨て置きましょう。覚悟あっての事なんでしょうから」

末原「申し訳ありません……とんだひねくれ者でして……………」

揺杏(覚悟をもってして立ち去って行った……洋榎さんならそうする、か。私は…………>>106)
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 19:41:28.95 ID:t/EfYi4Ro
ksk
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 19:46:51.54 ID:oJWegPli0
とどまる
107 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:54:48.57 ID:eGW5jbYf0
咲「末原さん。攘夷志士は動揺し、怖気づいています。今こそ根絶やしにする絶好の機会ですよ」

末原「では、残党狩りの手配を」

咲「いえ、もうそのやりかたでは駄目なんです。退治してもいくらでも湧いてきます。なら、圧倒的な力を見せつけてしまえばいい……英国の大砲とかです」

末原「大砲……」

咲「では領事館の方に交渉に行きましょう」
108 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:58:12.78 ID:eGW5jbYf0
――――領事館。

咲「黒船に備えられた大砲、このお金で売っていただけませんか」

エイスリン「シカシ……」

咲「これではまだ足りませんか?」

エイスリン「タイホウ、キケンデス……ソウカンタンニハ……」

咲「攘夷を根絶やしにするためです。そうすれば、外国人が安心して暮らせる日本になるんです……御決断を」

エイスリン「ワカリマシタ…ソノカワリ、アラソイヲモウ……」

咲「わかりました。行使様の御厚意に必ず報いて魅せます」
109 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:58:39.77 ID:eGW5jbYf0
誤字りましたな……魅せる→みせる
110 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 19:59:13.04 ID:eGW5jbYf0
末原「アンタは、今晩黒船の警備を頼む」

揺杏「わかった……」
111 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:00:20.29 ID:eGW5jbYf0
すいません、またミスです
>>110はまだです
112 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:02:59.24 ID:eGW5jbYf0
――――洞窟前。

末原「これから般若党の本拠地に攻め込む。これで思い知らせたるで!」

揺杏「…………」

末原「アンタはうちと臼沢・小瀬川のとこへ行くで」

揺杏「……わかった」
113 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:07:06.62 ID:eGW5jbYf0
――――般若党、本拠。

塞「…………よく来たな、幕府の犬にしては上出来ね」

白望「大砲かぁ……そんなんで止まるわけないでしょ」

塞「毛唐の武器に頼るなんて日本人の恥め……!」

末原「……撃てっ!」

塞「撃たせるかっ!」

白望「撃つことに集中してるうちに斬ればいい」

揺杏「あんたの相手は私だ」

白望「塞、こいつは私に任せて末原を……」

塞「ええ」

114 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:14:35.59 ID:eGW5jbYf0
白望「……さ、相手は私」

揺杏「居合か……刀いちいちしまうのやっぱ勿体ないと思うんだよね」

白望「……無駄なのか、やりあえばわかる」

揺杏「いいよ、やってやる」

白望「……ァッ!」ザシュ

揺杏「っとぉ……なるほど、かなり速いけど、勝てる」

白望「随分余裕だね……死んでも知らないけど」

揺杏「死ぬ気はさらさらないけどねっ!」シャッ

白望「…………そう」キーン

揺杏(なんて余裕こいたけど、こいつ攻撃を容易く受け流してくれるけど……まぁ隙がないわけじゃないか。あの剣術大会の忍よりは、弱い)

揺杏「……ッシャァ!」グサッ

白望「ッ…………くそっ」ガシッ

揺杏「!? 何つかみかかってんの!?」

白望「お前ごと私は死ぬ」

揺杏(すぐそこの池に飛び込む気か!? こいつ頭おかしいぞ!!)

揺杏「離せっ」ガスッ

白望「痛っ……つかまれて頭突きする程度の起点はきくんだ」

揺杏「剣術大会で急所蹴ったりする程度には起点きくし容赦もないよ」
115 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:17:56.81 ID:eGW5jbYf0
白望「…………!?」ガクッ

揺杏「私は剣術だけじゃなく体術も心得てるんだよ。ただの荒削りな暴力じゃない。狙い澄まして、あんたの顔面に頭突きをかましてちょいと揺らしてやった」

白望「………………」ガクガク

揺杏「いまいち世界がはっきりしないでしょ? その間に脚も斬ったからもうあんたは終わりだよ」ザシュッ

白望「…………」バタッ

揺杏「向こうも……末原さんが勝ったみたいだ」
116 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:20:01.18 ID:eGW5jbYf0
末原「……ついに倒したか。これで攘夷も終わり……犠牲になった皆は報われたんや。そしてこれで犠牲者が出ずに済むんや」

揺杏「………………」
117 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:23:10.15 ID:eGW5jbYf0
――――領事館。

咲「おかげで攘夷を根絶やしにできました」

エイスリン「コレデ、アラソイハ!」

咲「これで攘夷志士に脅える必要はありません。そこでお願いがあります。研究のためにあなたがたの黒船を少し貸して頂きたいのです」

咲「もちろんただとは言いません。製糸工場の建設をお約束しましょう。これから日本は、産業の発展に力を入れたいんですから」

エイスリン「ワカリマシタ、フネヲカシマス」

メグ「……なんてお人よしなんデスカ」
118 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:23:38.38 ID:eGW5jbYf0
末原「アンタは、今晩黒船の警備を頼む」

揺杏「わかった……」
119 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:29:53.68 ID:eGW5jbYf0
――――夜、黒船。

揺杏「産業、か。あの大老は本当に……………………」

揺杏「…………………………」スタスタ

揺杏(この部屋は……地球儀やらワインやらよくわからないな)

洋榎「黒船の番を頼まれたんか」

揺杏「……洋榎さん」

洋榎「アンタは、大老が本心から産業の発展や英国との友好を願ってると、信じ取るんか?」

洋榎「あいつは怪物や。必ず、日本の進む道を過つで。アンタには……それがわからないんか」

揺杏「……………………」

洋榎「今、この場ではっきりと。後悔せんように決めや。あんたは、どうするんや」

揺杏「……私は…………私は>>122
120 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:31:21.23 ID:eGW5jbYf0
ゲームにない選択でもいいですよ
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 20:31:27.33 ID:aAE2XEXmo
重要そうだな
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 20:34:49.71 ID:t/EfYi4Ro
大老を斬る
123 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:43:13.45 ID:eGW5jbYf0
洋榎「それを、ほんまにやるつもりなんか」

揺杏「今は、それが一番早い」

洋榎「悪いが、うちにはそれができるとは思えへん。いくらアンタほどの剣豪でもうちはそれ、無理やと思う」

揺杏「…………」

洋榎「大老に反対する、大老に勝ちたいんやったらうちに協力してくれへんか? 決して、うちとアンタの目指すとこが相容れないわけやないやろ」

揺杏「協力ですか」

洋榎「あぁ。うちに、協力してくれ」

揺杏「……洋榎さん、私はあなたに>>125
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 20:47:14.05 ID:z/CC/gdzo
協力する
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 20:48:30.63 ID:Z8J0tH5Io
協力します
126 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 20:54:21.77 ID:eGW5jbYf0
洋榎「まずは、陸に上がるか」

揺杏「……はい」
127 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:03:56.81 ID:eGW5jbYf0
洋榎「……本当は、大老が攘夷を根絶やしにする前に攘夷を潰し、大老がここにいる理由をなくしてしまおうと思ったんやけど」

揺杏「大老が、自ら攘夷を根絶やしにした…………鬼怒川は攘夷がいなくなってもここに居続ける理由を作った、製糸場を建てるって」

洋榎「そうか……先に手を回されとったか……黒船が取られとる時点でなんとなくわかっとったけど」

揺杏「……じゃあ、どうすれば」

メグ「……私が、協力するのはどうデス?」

洋榎「あんたは……伯爵」

メグ「大砲も船も取られて、ここにいる外人に力はありまセン。全く、エイスリン様の人の良さも考え物デスヨ」

揺杏「……あなたには、何か策が」

メグ「一応。いいデスカ、攘夷志士は一掃されていまセン」

洋榎「はぁ!? 確かに鬼怒川が根絶やしにっ」

メグ「イイエ、根絶やしなんかになっていまセン。まだ、残党が居る。証拠に、うちの領事館の者が攘夷志士に殺されマシタ」

洋榎「じゃあ、そいつらをうちらが消せば!」

メグ「大老は、江戸ヘ」

揺杏「……早く行こう。もうすでに大老も気付いてるかもしれない」
128 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:10:13.41 ID:eGW5jbYf0
揺杏(正直、いくら攘夷とはいえ、刀も何もかもがまともに整っていない人たちを2、30人斬るのは気が進まなかった)

洋榎「……いくら攘夷でも、ちょっと同情してまうな」

メグ「早いとこ出まショウ」

洋榎「あぁ……っ!」


末原「洋榎あんたどうしてここに……」

洋榎「すまんな……手柄を横取りなんてして」

末原「なるほど、御大老様に江戸に帰って頂こうって魂胆やな」

洋榎「……うちも、やるときはやるんや。昔のうちをアンタは知っとるやろ、恭子」

末原「せやけど、アンタにはすでに反逆者の烙印が押されとる。うちはそれを見て見ぬふりができへんねん」

洋榎「互いに、辛いな」

末原「……行くで」
129 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:20:29.95 ID:eGW5jbYf0
洋榎「いつ以来やろうか、刀を抜いたのは」シャッ

末原「はあああああああああっ!」シャッ

洋榎「はぁっ!」ザシュッ

揺杏「!?」

揺杏(何だあの動き……あまりにも強すぎる)

末原「ぐっ…………はああああああああああああああああ!!!!!」

洋榎「…………」ザクッ

末原「…………ああああああああああああああ!!!!!!」ダッ

洋榎「……………………ッ」ザシュッ

末原「ハァー、ハァァー……」

洋榎「もう、やめえや」

末原「グッ……」ヨロヨロ

洋榎「もうやめろや! アンタもう死んでもおかしないで!? もう諦めぇや!!」

末原「……うちはな、わかっとった。洋榎に勝てへんことは。でもうちは阿弥浜代官、末原恭子や。最後まで、最後まで……幕臣であらなけらば…………」バタッ

洋榎「なぁ恭子、アンタとはずっといい友で……ありたかったわ。恨むなら時代を、恨もうな」
130 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:22:56.82 ID:eGW5jbYf0
洋榎「こんなことになるとは思ってへんかった……すまんな、巻き込んで」

メグ「……領事館で匿いマスヨ」

洋榎「これで、大老は江戸に帰るんやろうか」

メグ「製糸場などの件なら、私が手を回してありマス。大老は江戸に帰りマス」
131 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:33:10.16 ID:eGW5jbYf0
 攘夷が一掃され、その他の仕事もなくなり大老は江戸へ帰った。
 血で血を洗う戦いは終わり、一気に阿弥浜は近代化の華が開いた。


 愛宕洋榎はその手腕を大いに振るい、財閥を開き伯爵の称号を得た。その傍らにはかつて共に戦った、侍の姿があった。


 文明開化の象徴の舞踏会は毎晩行われる。そこで美女を抱き、踊り笑う男達。彼らはかつて「侍」と呼ばれた男だった。


 晩年、愛宕洋榎はこう語っている。
 侍はもう、この国に必要なくなったから滅んだのだと。


 しかし、そう語る愛宕洋榎の目はどこか――哀しそうであったという。



 だがたった一人、侍でい続けた者と話すときだけは……その目にあった哀しみは少し、薄れるという。
132 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:38:08.77 ID:eGW5jbYf0
これにて終了です

が、2周目に入ろうと思います
主人公の変更など、要望がありましたら遠慮なく申し付けください

無いようでしたら安価でルートを決めて2周目に入ります
133 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/07(木) 21:39:17.85 ID:eGW5jbYf0
一日待って要望がなければルートの安価をとろうと思います

また、今日は書くのはここまでにしようと思います
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 21:39:56.02 ID:oJWegPli0
隠しルート行かなくちゃ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 21:42:48.84 ID:aAE2XEXmo
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 21:45:52.63 ID:Z8J0tH5Io
乙です
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 22:18:20.72 ID:aBNCwTBso
末原さんが琴吹役なのは納得だわ中の人的な意味で
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 22:53:31.71 ID:z/CC/gdzo
寄り道で夜這いしたりやらかして拷問されたりしたいww
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 08:35:16.26 ID:6fVyi6/wo
ルパンダイブする揺杏か
140 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 17:56:33.02 ID:+eHEWcX40
>>134 隠しルートは最後にやります

>>138 揺杏だと夜這いが書けそうにないのでそうなったら主人公変更ですかね……
141 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 18:19:37.85 ID:+eHEWcX40
外国、攘夷、無所属 のいずれかを安価でとり

その決まったルートが外国、攘夷、無所属なら夜這い等ありかなしかの安価をとろうと思います

もし夜這い等ありなら主人公を決める安価もとろうと思います。
ちょっと構想を練ったら揺杏でも夜這い等ありいけそうなので、安価で揺杏おkにします
142 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 18:20:28.03 ID:+eHEWcX40
その決まったルートが外国、攘夷、無所属なら の部分いらないですね、すみません

2周目のルートは>>143
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 18:35:32.70 ID:sLqdNZQdo
外国
144 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 18:47:10.47 ID:+eHEWcX40
夜這い等は>>145
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 18:49:29.62 ID:7FPKqgRJo
あり
146 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 18:53:52.47 ID:+eHEWcX40
主人公は変更する? しない(の場合名前を書いてください)?
>>147
147 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 18:57:05.43 ID:+eHEWcX40
ミスなんでやり直しです

主人公は変更する(の場合名前を書いてください)? しない?
>>148
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 18:57:11.04 ID:NS9DveHKo
しない
149 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 19:00:45.92 ID:+eHEWcX40
外国ルート、夜這い等あり、主人公揺杏でいきます

もしかしたら1周目の揺杏とキャラが変わってると感じるところがあるかもしれません
150 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 21:06:10.74 ID:+eHEWcX40
2周目はゲーム通り前の周の状態を引き継ぎます(刀が爽の造ったものである、地図を最初から持っている、など……)
治安などは適当で、最初から鍛冶屋や道場などは既にイベント終了後の状態(爽が鍛冶屋、ゆみが師範代)です

また、夜這いの相手は安価で場所(大通り、町、港、居留地、病院、領事館)と時刻(昼、夕方、夜)を聞き、その条件から相手を絞り、選択肢から安価で決めます


口説き落としは全成功、夜這いの成功失敗は安価にします
151 : ◆9JifO/c2B6 [sage saga]:2016/04/08(金) 21:21:19.15 ID:+eHEWcX40
あまり重要ではありませんが、刀の設定をしておこうと思います
1周目で倒した相手(ハオ、豊音、大沼、忍、塞、シロ、末原)の刀と爽が造った刀の中から選びます

センチュリオン、物干竿、天道刀、真心、阿修羅、阿摩羅、一文字、荒本刀

この中から3本

>>152
>>153
>>154
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