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【ガルパンSS】みぽりんとあれやこれや作戦です!【安価超短編】
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39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/27(水) 20:52:53.08 ID:dVP1Hk2Do
チョビ子
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/27(水) 20:53:16.22 ID:ubgWpvPWo
まほ
41 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/27(水) 20:54:53.57 ID:pMCKHt1Q0
・早くてびっくりした……しほまほ書けたらまた安価取ります
・「以外」の中に梓を忘れてた
42 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:17:58.26 ID:eyDnjQbk0
【西住しほの場合】
西住しほは悩んでいた。
「みほとまほが戦うことになるなんて……」
母親として、娘たちとのコミュニケーションが不十分だったのが原因ではないか? 遅まきながらその事実に気づきはじめていたのだ。
往々にして鉄面皮などと評されがちだが、西住家の女は決して情が薄いわけではない。ただ、それを表現するのが致命的に下手なだけなのだ。
ともあれ、黒森峰から転校して以来実家から遠ざかっていたみほが、勇気を出して久しぶりに帰省してくれた今こそが、みほとの関係を修復し得るチャンスであろう。もうコミュニケーションが苦手とか言っている場合ではない。
「“娘との適度なスキンシップ”……ね」
しほは読んでいた育児本を置いて立ち上がった。
43 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:20:01.05 ID:eyDnjQbk0
「みほ、入るわよ」
「ひやぁ!?おおおお母さん!?」
浴室の扉を開け放ち、足を踏み入れるしほ。もちろんタオルで前を隠すような軟弱な真似はしない。「進む姿は乱れ無し」と掲げる西住流の体現者ならば当然の振る舞いである。
だが、みほの方はまだまだその境地に至ってはいないようだった。慌てふためいて洗い場から湯船に飛び込み身体を隠すようにしながら、悠然と髪を洗い始めた母親に怯えた視線を向ける。
「いっ……いきなりどうしたの……?」
「私にも反省すべき点があると気づいたのです」
シャンプーの泡の中からもごもごと答えるしほ。
「西住流を継ぐ者として以前に、私はもっと母親としてあなたに接するべきだったとね、みほ」
「お母さん……」
普通は、厳格な母親が不器用ながらも歩み寄ってくれようとしていることに、娘として照れくさいながらも喜びを覚えるべき場面であろう。
だがみほの胸には、言いようのない不安が去来していた。
すなわち……お母さんが何か思いついたときって、ろくな事になったためしがない。
44 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:23:17.26 ID:eyDnjQbk0
みほの推測は的中していた。
「あ、あの、お母さんっ……いくら母娘でお風呂に入るっていったって、この体勢はおかしいと思うんだけど……」
「何がおかしいというの。昔はよくこうして抱っこしてあげていたでしょう」
「昔って。私もう高2だよ……」
「大きくなりましたね、みほ」
湯船の中で後ろからみほをすっぽりと抱きかかえながら、しほは娘の乳房の成長ぶりと若い肌の弾力を確かめるようにすくい上げ、優しく揉む。
「きゃう!? そそそそれはセクハラだよ、お母さん……!」
「何をばかな。母娘間でセクハラなど成立しないわ」
みほの顔が真っ赤になっているのは茹ったせいではないだろうが、西住流家元は頓着などしない。
スキンシップを図ることには成功しつつあるようだ。次はもっとフランクな対話を心掛けなければ。
「ところでみほ。ちゃんとマスターベーションはしているの?」
「げっほっ!?」
赤くなった耳元で囁くと、娘は文字通り咳き込んだ。
「オナニー、または自慰と呼ばれる行為のことよ」
「それぐらいさすがに知ってますっ!そうじゃなくて質問の意味が」
「思春期は心身ともにデリケートな時期なのだから、定期的に発散するようにしないと駄目よ」
と、さっき読んでいた本に書いてあった。
「と、とにかくその……ちゃっ……ちゃんと人並みにし、してるから……お母さんが心配するようなことじゃないから……っ」
恥ずかしさに悶絶する思いで、どうにかぼそぼそと答えるみほだったが、その程度であっさり引き下がるようなら西住流家元ではない。
「ちゃんと正しいやり方でできているの?ちょうどいいから今やって見せなさい」
「今っ!?」
「母と娘の間で何を恥ずかしがることがあるというのです」
「母と娘だからこそ恥ずかしがらなくちゃいけないところですここは!」
「いいから始めなさい」
しほの声が低くなった。みほがよく知っている、一切の反抗を許さないときのトーンである。
45 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:27:13.75 ID:eyDnjQbk0
みほの膝がぐっと割り開かれ、両脚を大きく広げた状態で抱えられる。
「さあ」
(うう……久しぶりに家に帰ってきたと思ったら、何でこんなことに……)
有無を言わさない促しに、みほは諦めの境地でそろそろと指先をその部分へと伸ばしていく。
「あっ……はぁっ……うっ。どうかなぁ、お母さん……いつもこんな感じで♡してるん、だけどっ……♡」
すぐ後ろから襞の奥までもじぃっと観察されながら、自分でする。しかもその相手はお母さん。
当たり前だが、最初はとにかく羞恥心しかなかった。ところが、後ろからの無言のプレッシャーに屈して行為を続けているうちに、徐々にそれが得体のしれない興奮へと置き換わりはじめている。
お母さんが私を見てくれてる。私の恥ずかしいところを全部。
私を、この私だけを……
私もしかしたら、ずっとこうしてもらいたいって思ってたのかもしれない。そんな気さえしてきた。
母は優しくみほの髪を撫でる。もう何年もしてもらった覚えがない優しい仕草で。
「なかなか筋は良いようだけれど、まだ拙い部分もあるわね。一手、指南しましょうか」
「ふぁい……♡ お願いします、お母さん……♪」
46 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:28:34.23 ID:eyDnjQbk0
“指南”が始まり、みほは自分の未熟さを思い知らされることになる。
みほのそれがゆるゆるとした時間のかかる浸透戦術だとしたら、しほの熟達した戦技は開始早々の突撃でみほの儚い抵抗を打ち砕き、包囲戦術からの殲滅戦であまねく快楽を存分に極めさせ完全に制圧する、いわば電撃戦であった。女としてのキャリアが、段違いだ。
何回かの制圧完了後。
「はへぇ……ふぇぇ……♡」
「どうでしたか?」
「き、気持ち……良かったぁ……お母さんはやっぱり、すごいです♡」
へなへなとしほに寄りかかり、火照った身体をすり寄せるみほ。
「これからも精進するのですよ」
「あ、あのね……気持ちよすぎて途中からよく分からなくなっちゃったから……その、もう一回……」
もじもじとおねだりしてくる娘に、しほはわずかに苦笑する。
「仕方ないわね。茹だってしまうから、後もう1回だけよ?」
「うん! お母さん、大好き♡」
首に両腕を投げかけられ、ねっとりとしたディープキスを交わし合いながら、しほは娘との適度なスキンシップを達成できたことに至極満足であった。
47 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:29:57.57 ID:eyDnjQbk0
もちろん翌日1日遅れで帰省してきたまほの方は満足どころではない。
「あの……みほ? なんでそんなに1日中、お母様にべったりくっついているの?」
「だってぇ……ねー、お母さん?」
「ええ、母娘の間だけの秘密です」
「一応私も娘なんですが」
「あ、お姉ちゃん。私西住流を継ぐことにしたから!」
「はぁ!?」
「だってそうすればお母さんとずっと一緒にいられるもん」
「ちょ」
「まほ、あなたは好きな道を選んでいいのですよ」
「おいッ!」
まほの必死の説得でみほが正気を取り戻すのに3日かかったという。
教訓:ときに母の愛は重すぎ、育児本のアドバイスが全て正しいとは限らない。
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/28(木) 12:32:05.27 ID:2W5g1mhto
>>47
おっかさんの教育のせいで子供に
精神異常が起こる……この現象を
「母原病」と名づけて研究してる
精神学者もいるんだぞ(^^)
49 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:32:13.74 ID:eyDnjQbk0
・まほ編がまだですが次の安価出しときます
>>50
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/28(木) 12:35:16.48 ID:ACnyyIfrO
ダージリン
51 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 12:40:04.47 ID:eyDnjQbk0
>>50
了解
・らぶらぶだとみほが13?才まで一緒にお風呂に入ってたっぽい一方でリトアミだと小学生の時点で既に気おされてるし母親としての西住しほ像は未だ謎が多い感じですな
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/28(木) 13:39:34.86 ID:scFdQy4No
らぶらぶ作戦はコメディ成分250%増しのパラレルワールドだからね整合性を考えても仕方ないね
リトアミはだいたい整合性取れてるし監修も入ってるので準公式と考えて良さそう
53 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 19:30:02.74 ID:eyDnjQbk0
【西住まほの場合】
走る。
闇の中、嵐のように冷たい雨と風に打ち付けられながら、走る。
「……みほっ!」
「おねえ……ちゃん?」
ようやく捕まえたみほは、濡れそぼり弱り切った子猫のような眼差しを向けてきた。
54 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 19:30:44.74 ID:eyDnjQbk0
あのプラウダ戦以降、みほの行動は奇矯さを増していた。
身の回りのこと──例えば、外出するとき部屋のカギをちゃんと掛けるとか──に全く注意を払わなくなったり、明らかに見えているはずの目の前の障害物に激突したり。中でもボコられグマへののめり込みっぷりは異常と表現するほかないほどだ。
「ボコはいいなぁ……どんなに殴られても蹴られても、傷つけられても……痛くないんだもんね」
などとぬいぐるみに話しかけているのを見たときには、思わず背筋が凍ったものだ。
55 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 19:32:34.33 ID:eyDnjQbk0
夜ふらふらと彷徨い歩くようになったのも、ごく最近だ。
さすがに今日のような日には出ないだろうと思っていたのだが、ふと嫌な予感がして部屋まで確認しにいったところ、もぬけの殻だったという次第である。
みほは真っ直ぐ学園艦の外縁へと向かっていた。
舷側には高いフェンスが設けられているからまさか海中に落ちはしないだろうが、黒森峰の外周はアウトバーンが取り巻いている。下手に足を踏み入れれば事故に遭ってもおかしくないところだった。
なぜそんなところに?なんて聞くまでもなかった。
「お姉ちゃん……私、どこか遠くに行きたい……ここからいなくなりたいの……」
もうみほは涙をこぼしすらしない、生気のない表情で呟くばかり。誰がみても、もう限界だ。
姉としての、良識ある西住家長女としての自分は、妹と戦車道を切り離すべきだと訴える。戦車道の無い学校にでも転校させるのが、一番の安全策だ。
戦車隊指揮官としての自分は、あたら有能な副官を失いたくないと訴える。一時休養でもしてほとぼりを冷まし、なんとかならないものか。
まほは激しく首を振る。そんなおためごかしはどうでもいい。
”西住まほ”としての意見は、どうなんだ。
みほの優しい笑顔を何よりも愛している、ただの私は、一体どうしたいと思っているんだ。
56 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 19:34:27.21 ID:eyDnjQbk0
そんなのは決まっている。
まほは骨まで砕けよという勢いで、みほを抱き締めていた。冷たく濡れた華奢な体が、沸騰するかのような自分の体温で少しずつ暖まっていく。
「お、おねえちゃ……苦し……」
苦しげではあるものの、みほの目に驚いたような生気がわずかに戻った。
「行かないで、みほっ!」
まほは風雨に負けじと絶叫する。
「おまえを苦しめる、どんな理不尽だって引き受ける。名誉も立場も戦歴も、何もかも失ったっていい!それでもおまえだけは、みほだけは、失いたくないんだっ!」
血を吐くような勢いで。
「愛してる、みほ!……だから、いなくなるなんて、言わないで……!」
すがりつくように。
その手に、そっと柔らかな手が重ねられた。
57 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 19:39:03.49 ID:eyDnjQbk0
みほの周りを取り巻き苦しめていたさまざまな問題──無責任なメディア、押しつけがましい理事会やOGたち、一部の隊員たちの反発など──は少しずつ、潮が引くように収まっていった。
秘かに裏で手を回したしほや、あくまで公正に接してくれた逸見エリカたちの存在も大きかったが、一番の原因はまほが今までの中立的な態度を放り出し、頑としてみほを擁護する姿勢を隠しもせずさらけ出したことだ。
──みほを傷つけるのなら、私ももろともだ。
そんな開き直った西住まほに逆らえる度胸を持つものなど、そうはいない。
みほの奇行も、ありがたいことに治まってきた。
ただ一つだけ、いまだにまほを悩ませている問題が残っている。それは、夜中の外出である。
寮の外に出るわけではない。その代り彼女は毎晩のように……
「ねえお姉ちゃん、そろそろ覚悟を決めた方が、いいと思うんだけど」
「ダメだみほっ……私たちは姉妹なんだぞっ……!」
「もう、そんなこと言って……あの時お姉ちゃんの気持ちは全部わかっちゃったんだよ?だから私、今ここにいるんだから」
ベッドと、まほの身体の上に。
「こうなったら……お姉ちゃんをとろとろにしちゃう作戦です!」
「きゃっ!ちょっ……ダメだってば、みほっ……!」
今の彼女はあの嵐の夜とは全く逆の、いたずら好きな子猫のような瞳をきらめかせている。
そして最も悪いことに、まほはそんな笑顔でさえ、かけがえがないほどに愛しいと思ってしまっているのだった。
58 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/28(木) 19:41:14.46 ID:eyDnjQbk0
・ダー様の次のキャラ安価
>>60
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダジ以外でお願いします
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/04/28(木) 19:43:55.92 ID:UAZPTi2q0
愛里寿
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/28(木) 19:44:27.43 ID:lDiTJgGF0
エミ
61 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 21:53:16.60 ID:KXchLOgH0
【ダージリンの場合】
──聖グロリアーナ 応接室──
みほ「ダージリンさん、絶対に一滴たりとも紅茶をこぼしたりしないって言ってましたけど、あれって本当なんですか?」
ダージリン「ええ、そうよ。まさかお疑いになるの?」
みほ「どんな状況でも?」
ダージリン「ええ。例え被弾しようとも、行進間射撃中であろうとも」
みほ「じゃあ……私と一つ、賭けをしませんか?」
ダージリン「賭け?」
62 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 21:54:02.51 ID:KXchLOgH0
みほ「そのカップの紅茶が冷めるまでにこぼさせたら私の勝ち。こぼさなかったらダージリンさんの勝ち」
ダージリン「興味深いご提案ね。でもチップがないと賭けは成立しないと思うのだけれど」
みほ「ダージリンさんが負けたら、私のことをどう思ってるのか、今日こそはちゃんとお話してもらいます」
ダージリン「あら」
みほ「名言とかことわざとかは無しで、自分の言葉で言ってもらいますから」
ダージリン「今日のみほさんはなかなか挑戦的ね……では私が勝ったら、キスでもしていただこうかしら」クス
みほ「私、負けませんから」ニコ
ダージリン「勝負は時の運と言うけれど……無謀な挑戦を勇気とは呼びませんわよ?」
オレンジペコ(本日のイチャイチャ警報発令です)
アッサム(二次被害を受ける前に退出しましょう)コソコソ…
63 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 21:55:41.24 ID:KXchLOgH0
みほ「じゃあ始めますね。……ふぅーっ」
ダージリン「ひぃっ!?(み、耳元に、みほさんの息が……!)」ゾクッ
みほ「ダージリンさんのうなじ、綺麗ですよね」ペロ
ダージリン「ひゃぁ!?」カチャッ
みほ「あれ?今ちょっとだけこぼれませんでした?」
ダージリン「さ、さぁ……そんなことは、ないと思いますわ///」
みほ「そうかなぁ。じゃあこんなことしたらどうですか?」サワサワ
ダージリン「ちょっ……!みほさん、さすがにそれはエチケット違反というものですわ……!///」
みほ「私、戦争と恋愛には手段を選ばないことにしてるので」モミモミ
ダージリン「きゃんっ!?///」タパパッ
みほ「……今、完全にこぼしましたよね?」
ダージリン「……そ、それは見解の相違というものですわね。私の目にはこぼれたようには見えませんでしたわ……!」
みほ(また二枚舌外交です)
64 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 21:56:50.93 ID:KXchLOgH0
ダージリン「さあ、そろそろ紅茶が冷めてきてましてよ?」
みほ「まだまだです。戦いは最後の5分間で決まるんですから」スッ…
ダージリン(また耳元に息を……?でも今度はその手には乗りませんわよ。運命は浮気者、不利な方が負けるとは限らないのだから)
みほ「ダージリンさん……大好きです♡」
ダージリン「!?///」
カチャカチャッ ドバッ!
65 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 21:59:06.77 ID:KXchLOgH0
みほ「やった、勝ちました♪」
ダージリン「い、今のは流石に卑怯では無くて!?」
ダージリン(私の方が先に言うはずでしたのに……イギリス淑女の面目、丸つぶれですわ……!)
みほ「拗ねないでください。今回は特別に引き分けってことにしてあげますから」
チュッ♡
ダージリン「……くっ。おやりに、なるわね……///」
66 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 22:00:26.12 ID:KXchLOgH0
・エミさんの次のキャラ安価
>>68
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ以外でお願いします
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 22:26:27.12 ID:Z5iYO/CD0
ナオミ
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/04/29(金) 22:27:07.45 ID:QHsG3WvV0
愛里寿
69 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 22:46:13.78 ID:KXchLOgH0
>>68
愛里寿ちゃん了解です
70 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 23:36:59.66 ID:i6V8d+2c0
【中須賀エミの場合】
──ベルウォール学園艦 4月──
エミ「みほあなた、何でこんなところに……黒森峰に進学したんじゃなかったの!?」
みほ「あ、ええと、ですね。これにはいろいろと事情が……」
みほ(戦車道のない学校にって転校って話だったのに……しかも何か生徒は不良みたいな怖い人ばっかりだし……菊代さんっこれどうなってるんですか!?)
◇◇◇
しほ「あら、菊代。みほの転校届の書類……大洗ではなくてベルウォールと記載されているようだけれど」
菊代「……間違えちゃいました」テヘ♪
◇◇◇
エミ「まあちょうど良かったわ。今うちの戦車道チーム、人手が足りないのよ。手伝ってくれるわね?」
みほ「えっ?いやその……私もう、戦車道は……」
エミ「……あ?」ギロッ
みほ「ひっ!? な、何でも、ないです……」
みほ(そっか、エミちゃんは去年の試合の事知らないんだ……)
エミ「じゃあとっとと行くわよ!」グイッ
みほ「うぇぇ!?ちょ、ちょっと待って……!」
71 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 23:37:59.12 ID:i6V8d+2c0
──数カ月後──
みほ「な、何だかんだで全国大会優勝しちゃいました……」
エミ「バ柏葉ズにティーガーにKV-2にクロムウェルにマウスにセンチュリオンまで予備車両含めて大量に購入させたのが大きかったわね」
瞳「大丈夫かなあ、柏葉さん家のお財布……」
千紘「まあ私は出番が出来たから良かったんだけどね」
エミ「悪かったわね、無理矢理転校頼んだりして」
千紘「大丈夫大丈夫。こっちはサッカー部もあるし。両刀使いで頑張るよ」
瞳「それちょっと意味ちがうんじゃ……///」
みほ「あの……エミちゃん」
エミ「何?」
みほ「ありがとう、あの時私の手を引っ張ってくれて……エミちゃんがいなかったら私、本当に戦車道が嫌いになっちゃってたかも」
エミ「は?何だかわかんないけど……お互いさまでしょ」
みほ「?」
エミ「小学校の時に私の手を引っ張ってくれたのは、みほ達じゃない。いろいろあったけど……戦車道を続けて来て良かった。あなたたちとまた一緒にやれて、今すごく充実してる」
みほ「……見つけられそう?エミちゃんの戦車道」
エミ「なんで疑問形なわけ?“私たちで”これから一緒に見つけていくんでしょ」デコピンッ
みほ「あいたっ!……えへへ。うんっ♪」
エミ「まったく……ちょっとは自覚を持ちなさいっての」
瞳(何かエミちゃん、ずいぶん丸くなったよね。後みほちゃんにすごく甘くなったというか……)
千紘(昔はナイフみたいに尖っては、触れるものみな傷つけてたのにねぇ)
エミ「聞こえてるわよ!後ネタが古い!」クワッ!
72 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 23:40:23.20 ID:i6V8d+2c0
エミ「次も大一番が控えてるんだから、みんなしっかりしてよね」
瞳「ええと……短期転校で大洗女子学園?に合流して、エキシビジョンマッチの大学選抜チームに勝てば廃校を阻止できる、んだったっけ」
千紘「簡単に言うけど大学選抜って強いんじゃないの?」
みほ「うん……特に隊長の人がすごくて……日本戦車道期待の天才って言われてるほどの人で……」
エミ「弱気になるな」デコピンッ
みほ「痛ぁ!エミちゃんってばもう、おでこが腫れちゃうよ……」
エミ「バカじゃないの。相手が強かろうとなんだろうと、全力を尽くすだけでしょ」
みほ「そう……だよね」
みほ(私も、もう逃げない)
みほ(ここで再会した大切な仲間たちと……ベルウォールのみんなと、全力で立ち向かうだけ)
みほ(私の見つけた戦車道を、ひたすらに進むだけ……!)
エミ「とにかく、気合入れていくわよ、あんたたち!」
みほ瞳千紘「おーっ!」
みほ「戦車道は……やっぱり最高ですっ。パンツァー・フォー!」
エミ瞳千紘「いえーっ!!」
73 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/29(金) 23:43:43.10 ID:i6V8d+2c0
・愛里寿ちゃんは明日に書く予定
・次のキャラ安価
>>75
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿以外でお願いします
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 23:49:20.24 ID:Z5iYO/CD0
猫田
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 23:49:26.44 ID:SwLSg7Nr0
カルパッチョ
76 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:10:18.93 ID:x7ij7m7Y0
【島田愛里寿の場合】
みほ「愛里寿ちゃん!?どうしたの、こんな夜中に突然部屋に来たりして」
愛里寿「……お母様とケンカして、家出してきた」
みほ「家出!?なんでケンカなんて……」
愛里寿「私が一緒にお風呂に入るのはもう嫌って言ったら、お母様ったらそんなの許しませんって怒るんだもの」プクッ
みほ「お母さんとお風呂……お母さんと、一緒に……///」
愛里寿「……みほ?どうかしたの?」
みほ「ななな何でもないです、ちょっと思い出しちゃいけない記憶を思い出しそうになって/// それにしても……ここまでどうやって来たの?」
愛里寿「ルミたちにヘリで送ってもらったの……今晩、泊めてもらえる?」
みほ「うん、もちろんいいよ!とりあえず、入って入って」
みほ(もう遅いし、ルミさんたちからも連絡入ってるだろうし……愛里寿ちゃんのお母さんへの連絡は明日でいいかな……)
77 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:11:58.04 ID:x7ij7m7Y0
カポーン
みほ「……あの、愛里寿ちゃん?」
愛里寿「何?」
みほ「お母さんと一緒に入るのは嫌なのに、私とお風呂入るのはいいの……?///」
愛里寿「うん、アズミが好きな人と一緒にお風呂入るのは普通だし楽しいことだって言ってた」
みほ「す、好きな人……///」
みほ(な、何意識してるの私!愛里寿ちゃんはただ友達として好きっていってくれてるだけで……変なこと考えちゃダメだってば)ブンブン
みほ「で、でもね。二人で湯船に入るのはちょっと無理があるっていうか……窮屈じゃないかな?」
みほ(それにこんな体勢で入ってると、お母さんに……されたときのこと、思い出しちゃうよ……///)
愛里寿「……そう?じゃあ、そっち向くね」モゾモゾ
みほ「へ?」
愛里寿「よいしょっ……と」ギュウッ
みほ「ひゃあっ!?///」
愛里寿「えへへ……こうやってくっついたら、狭くても大丈夫……だよね?」ニコ
みほ(そ、そういう意味じゃないんです、愛里寿ちゃん!こんなに真正面から抱き付かれると……抱き付かれると……///)
みほ(お肌、すべすべだ……愛里寿ちゃんの体、華奢に見えるけどすっごく柔らかいんだ……///)ゴクリ…
愛里寿「どうしたの、みほ?顔、真っ赤だよ?」
みほ(ピンクに染まったお肌が、なんか色っぽくてドキドキする……それに、灰色の大きな瞳でじっと見つめられてると、くらくらして吸い込まれちゃいそう……///)グルグル
愛里寿「……みほ?」
みほ「きゅう///」
愛里寿「みほ!大丈夫!?しっかりして、みほっ……!」ユサユサ!
78 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:12:54.41 ID:x7ij7m7Y0
愛里寿「……さっきはすごくびっくりした」ムス
みほ「あはは……ごめんね、心配かけちゃって。疲れたでしょ?もう遅いから寝よっか」
愛里寿「うん」
みほ「私はソファで寝るから、愛里寿ちゃんは私のベッド使ってね」
愛里寿「やだ」
みほ「うんじゃあ予備のお布団出してくるから……へ?やだ?」
愛里寿「みほと、一緒に寝たい……ダメ?」ウルルッ
みほ「ぶふっ!?」
愛里寿「……どうしたの?」
みほ「ううんっ……あの、ちょっと鼻血をこらえてて……///」
愛里寿「……さっきから、変なみほ」クスクスッ♡
79 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:15:03.48 ID:x7ij7m7Y0
──消灯後──
みほ(愛里寿ちゃんの吐息が……体温が……お菓子みたいに甘い香りが……!///)
みほ(こんなんじゃ眠れるわけないよぉ……って、だから私、さっきから何考えてるの! 愛里寿ちゃんは私のことを信頼してきてくれたのに……こんなやましい事、考えてちゃダメ……)ブンブン
愛里寿「みほ……起きてる?」
みほ「ひっひゃいっ!?」
愛里寿「みほは……私のこと、好き?」
みほ「えっ?」
愛里寿「私は……みほのこと、好き……///」
みほ「あ、愛里寿……ちゃん?」
愛里寿「限定品のボコを譲ってくれて、優しいなって思って……初めて戦車道で負けて、強いなって思って……一緒にたくさん遊んでくれて、嬉しいなって思って……」
愛里寿「気づいたら、好きになってたの」
みほ「愛里寿ちゃん……」
みほ「わ……私も、愛里寿ちゃんのこと、好き!」ギュウウッ
愛里寿「みほ……///」
みほ「もうすっごく可愛い!妹にしちゃいたい!」
愛里寿(むっ……妹……?)
グニィッ
みほ「痛っ!?な、なんで今の流れで脇腹つねってきたの、愛里寿ちゃん?」
愛里寿「それより……好きなんだったらなんで、してくれないの?」
みほ「してくれないって……何を?」
80 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:17:29.59 ID:x7ij7m7Y0
愛里寿「好きな人と一緒にベッドに入ったら、すっごく気持ちいいことしてもらえるんだって、アズミが言ってた」
みほ(あ、アズミさんまだ13歳の子に何てこと教えてるんですかっ!?)ガビーン
愛里寿「私、みほにしてもらいたい……気持ちいいこと……」スリスリ
みほ「だ、だめっ、そんな風に脚を私の脚の間に入れてくっついてきちゃダメ、変な気持ちになってきちゃうからっ……/// そ、そういうことは、もうちょっと大人になってから……ね?」
愛里寿「私、大学生だもん。みほより学年上だもん」ムスッ
みほ「確かにそうだけど……そっちの問題じゃないっていうか……」
愛里寿「してくれるまでくっつくから。こうしてると好きな人はオオカミさんになって気持ちいいことしてくれるってアズミが言ってた」ギュウギュウ フニフニ…
みほ(ふわわわわっ!?/// あ、愛里寿ちゃんの……愛里寿ちゃんの、まだ成長途中で控えめな感じだけどちゃんと柔らかく膨らみはじめてる胸が、お、押し付けられて……!)
ぷつんっ!←みほに残された最後の理性の糸が切れる音
みほ「あ……愛里寿ちゃんっ!」ガバッ
愛里寿「みほ……?」
みほ「も、もう……先に戦端を開いたのは、愛里寿ちゃんの方なんだからね?後先考えずに愛里寿ちゃんをいただきます作戦、開始しちゃいますからっ!」
愛里寿「……うんっ、許可する♡」
81 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:20:16.72 ID:x7ij7m7Y0
──翌朝──
千代「愛里寿!迎えに来たわよ、さあ帰りましょう!」
愛里寿「……嫌です」
千代「え?」
愛里寿「お母様。私は、愛里寿は、みほとずっと一緒にいることに決めました」
千代「なぁっ!?」フラッ…
みほ「ちょっ、ちょっと愛里寿ちゃん!?」
愛里寿「だって、アズミも言ってたもん。──大好きな人とずっと一緒にいられるのが、人生で最高の幸せなんだ、って」ンベッ♪
◇◇◇
みほ(こうして何だかんだで愛里寿ちゃんは大洗に転校してくることになって……私たちは同じ部屋に同せルームシェアすることになりました。でも問題は……)
愛里寿「みほ……みほ、好き……♡」スリスリ
みほ(茨城県の条例とか、大丈夫かな……私、捕まったりなんてことないですよね!?)ビクビク!
82 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:21:44.47 ID:x7ij7m7Y0
・次のキャラ安価
>>84
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿カルパッチョ以外でお願いします
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 22:24:01.82 ID:qpCwtqd6O
桃ちゃん
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 22:24:07.43 ID:VzDhelu90
優花里
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 22:24:18.87 ID:cD4xelAz0
ナオミ
86 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 22:44:33.17 ID:yZw0U/w90
・
>>84
了解
・愛里寿の母親に対する呼称ですが、選抜のキャラの前では「母上」電話口では「お母様」になっており、今回は「お母様」の方を採用しましたのであしからず
87 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/04/30(土) 23:15:07.12 ID:yZw0U/w90
・ところでカルパッチョは難しそうなんで少しお時間いただきます!今日の所はおやすみなさい
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 23:24:56.69 ID:VzDhelu90
乙でした。いいストーリーが思いつくように祈ってる
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 02:33:48.74 ID:0Tp/w+plO
なんて最高のスレなんだ…
しほみほの話とみほ愛里寿の話は繋がってるし、全部別々の時系列というわけでもないのか
90 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/01(日) 06:49:46.35 ID:y5vr1PpX0
>>89
時系列については大体別だけどたまに微妙に関連することもあり、要するに適当
91 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/01(日) 06:51:00.76 ID:y5vr1PpX0
【カルパッチョの場合】
<●月▽日 アンツィオ高校 緊急弾劾裁判記録>
裁判長「あー……みんな静粛に。これは本当に緊急の案件なんだからな。早く何とかしないと今日のおやつどころじゃなくなるぞ」
(木槌が机を叩く音に、不安げにざわめいていた傍聴席が静かになる)
裁判長「よし、それでは被告、前へ。名前と所属を言え」
被告「はい、ドゥーチェ。アンツィオ高校戦車隊、セモヴェンテ装填手。カルパッチョです」
裁判長「起訴状を読むぞ。おまえは昨日大洗女子学園に潜入、同学園戦車隊隊長であるところの原告の寮の部屋に真夜中に忍び込んだ。ここまではいいな」
被告「はい、ドゥーチェ。いつも通り鍵を掛け忘れていたようだったので簡単に入れました」
裁判長「裁判長といえ。で、問題はその後なんだが……寝ている原告をソフトロープで痛くないようにしかし厳重に縛り上げ、目隠しとポールギャグを嵌め、合計4時間もの長きに渡って延々とわ、わいせつな行為に及んだ。ま、間違いないなっ!?」
被告「はい、間違いありません、裁判長」
検事「わいせつな行為の内容についてはちょっととても口に出していえるような内容じゃないんでー、みんなの手元の資料に文書としてまとめておいたっす。合計120ページ」
裁判長「どこのえ、え、エロ小説だよ!」
検事「えーでも姐さんこういうの好きっすよね?」
裁判長「私が普段読んでるのはもっとプラトニックな恋愛小説だっ!……と、とにかくみんな、静粛に。裁判を進める」
(再び木槌の音。頬を赤くしながら資料を手に囁き合っていた傍聴席が静かになる)
92 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/01(日) 06:52:00.21 ID:y5vr1PpX0
裁判長「そして、そのまま拉致して当高校まで連れて来てしまったと。被告人っ、なんでこんなことをしたんだ?理由をいえ」
被告「はい、裁判長。……これも忠誠と友情のためです」
裁判長「はぁ?」
被告「私にとって無私の忠誠を捧げるドゥーチェと、永遠の友情を誓ったたかちゃ……カエサルのためです」
裁判長「どういうことだ」
被告「だって二人とも、西住さんのこと好きですよね?ドゥーチェは毎晩のように西住さん宛にラブレター書いては没にするっていう作業繰り返してますし」
裁判長「だーっ!? なんてことカミングアウトしてんだいきなり!?」
(ざわめく傍聴席)
検事「えっそんなことしてたんすか姐さん」
裁判長「黙れ黙れ!全員静粛に!」
原告「あ、アンチョビさん……が?」
裁判長「げ、原告もまだ出てこないでっ」
被告「たかちゃんも、最近は二人でいるときだって西住さんの話題ばかり……だから私」
検事「つまり嫉妬が犯行の動機ってことっすねー」
被告「違うわ!そうじゃなくて……その……」
裁判長「?」
93 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/01(日) 06:53:31.10 ID:y5vr1PpX0
被告「に、西住さんを性的に完全調教して身も心も意のままにしちゃってから引き渡せば、さすがに奥手なドゥーチェやたかちゃんでも想いを遂げられると思ったのっ。だから、私、心を鬼にして……!」
裁判長「カルパッチョ……おまえ……」
弁護人「まってひなちゃんっ!」
被告「たかちゃん……?」
弁護人「私は確かに西住さんに憧れてる!でも、それは恋愛感情じゃない……私が本当に好きなのは、ひなちゃんだけなんだっ!」
被告「た、たかちゃんっ……! 本当、に……?」
(抱き合う被告と弁護人)
裁判長「そんな動機で犯行に及んでいたなんて、知らなかった……許してくれ、カルパッチョ……ぐすっ……」
(Bravo! Bravo! と盛り上がる傍聴席)
原告「いえあのそれでも私にとっては十分ヒドイ理由なんですけど」
裁判長「ま、まあそうだな。わいせつ事件の被害者が出たのは事実。ここでしっかりと処罰をしておかなければ、アンツィオの規範が問われることになる。よって……厳罰を言い渡す。いいな、カルパッチョ」
被告「はい、どんな罰も受ける覚悟です……!」
94 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/01(日) 06:56:01.62 ID:y5vr1PpX0
裁判長「よし。……被告人はこれから1カ月、おやつ抜きだっ!」
(原告を除いたその場の全員に衝撃が走る。「なんて過酷な……!」「ほとんど死刑と同じじゃないっすか……!」などという私語も聞こえる)
裁判長「いいな、被告人」
被告「はい。謹んで罪を償います」
裁判長「原告から意見はあるか?」
原告「ええと……最初は何事かと思ってすごく怖かったですけど、すぐカルパッチョさんってわかりましたし……そんなに痛い事とかはされませんでしたし……途中からはその、き、気持ちよかったですし……正直に言うとまたしてもらいたいなぁって」
裁判長「ん?最後の方、よく聞こえなかったんだが」
原告「な、なんでもありませんっ!そ、それよりですね……とりあえず私早く大洗に帰らないとこのままだと大変なことに」
(原告が最後まで陳述する前に、大音響とともに破壊された議場の壁から�W号を先頭にヘッツァー、M3リー、ルノーB1などの戦車団が次々と雪崩れ込んでくる)
(実弾の発砲音と履帯が議場内をあまねく蹂躙する音が響き、傍聴人たちが逃げ惑う阿鼻叫喚。この記録はここで終わって)
95 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/01(日) 06:57:45.15 ID:y5vr1PpX0
・レスさんくす
・次のキャラ安価
>>97
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿カルパッチョ優花里以外でお願いします
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 08:29:07.04 ID:TDZ96wFVO
ドゥーチェ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 08:48:13.15 ID:DjRAEqTGO
ケイ
98 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/02(月) 14:02:35.32 ID:tP0fWXPO0
【優花里の場合】
玄関のカギを回して扉を開ける音が聞こえて、私は普段着にしているニットとデニムの上にエプロンを着けたまま、大急ぎで台所から飛んでいきました。
「西住殿っ、おかえりなさーい!」
「あれっ……優花里さん。今日は早かったんだね?」
にこにこと笑う西住殿。
「はいっ、今日は取材の後直帰でしたので」
私は今、雑誌「月刊戦車道」で新人記者をやっております。何かと勤務時間が不定期になりがちなのは悩みですが、こういう時に西住殿をお迎えできるのはいいところですね。
「お荷物お持ちしますね!お腹空いてませんか、ごはんもうすぐできますよ!あっお風呂も掃除してお湯張っておきましたので、よければお先にどうぞ!」
オフシーズンとはいえプロ戦車道チームのエースである西住殿はいつもご多忙で、今日も数日間に渡る合宿からようやくお帰りになったところ。お疲れの西住殿のためごはんや一番風呂を準備しておくのも今の私の務めであります。
今日は時間に余裕があったので、ちゃんとお迎えできました! ……なんて自画自賛していた私だったんですが。
「……」
部屋に上がった西住殿は、何故か難しそうな顔でこちらを見つめてます。あ、あれ?
「あの……西住殿?何か私、粗相をしてしまったでしょうか」
「うん」
西住殿は、重々しく頷きました。
「今の優花里さんのお出迎えの仕方には5カ所(※)の間違いがありました」
「ご、5カ所もでありますか!?」
この短いやり取りでそんなに!?
※ 文中から5カ所の間違いを探してみよう!
99 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/02(月) 14:04:53.33 ID:tP0fWXPO0
「答えられなかったら罰ゲームです。制限時間5秒」
「えっ、ちょっちょっと待ってくださええと」
「54321ゼロ♪」
「早い!早すぎであります!」
「まず最初の答えね。おかえりの挨拶はそうじゃなかったよね?」
「う……すみません……」
目を閉じて待っている西住殿の唇に、かるく触れ合わせるようなちゅーを……しようと思ったら、ぐいっと頭を抱えられて……
「んんっ!?」
「じゅるるっ……ずちゅちゅーっ……♪ぷはっ……」
「ぷぁ……はぁ、はぁ……♡」
「えへへ……ぺろ……♡じゃあ2つ目の答えだけど、私たちの仲で敬語はやめてって言ってるよね?」
「それは申し訳、ご、ごめん。……で、でもこれまで何年間も敬語だったのに急にタメ口なんてハードル高すぎであります!」
「そこを頑張るのが優花里さんの仕事です♪」
「西住殿だってちょくちょく敬語挟まってるのにズルいであります……」
「何か言ったかな……?」
「なななんでも!」
「じゃあ3つ目ね。お出迎えは裸エプロンで。これは基本です♪」
「うぇぇーっ!? この前言ってたの冗談じゃなかったんですかぁ!?」
「私はいつだって本気です」
た、確かに。西住殿の目には一切の反論を許さない本気の気迫が満ち満ちているであります……
「でもさすがにそれは、恥ずかしくて……」
「じゃあ手伝ってあげる♡」
「きゃぁぁぁー!?」
しゅるっばさばさ。
ううううう……あっという間に全部脱がされてしまいました……エプロンだけ器用に残しているところが熟達の技であります……
「4つ目。ごはんとお風呂ときたら、優花里さん自身も選択肢として提示してくれないと困ります」
「あのぉ、それはいくらなんんでもベタ過ぎというか……」
「定石は大事です。それに私、合宿のおかげで何日間も優花里さんと会えなかったんだよ?今一番不足している優花里さん成分から補う必要があります。というわけで♡」
「ひゃああっ!?せ、せめて寝室に行きましょうよぉ西住殿ぉ……!」
「ダメです、待てません♪」
「あっやっ、いきなりそんな、ふわぁぁぁぁっ……♡」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/02(月) 14:06:31.12 ID:NqmH3Thxo
ニットとデニムの上にエプロンを着けた
大急ぎで台所から飛んでいった
荷物を持ってあげた
食事の用意をしてあげた
風呂の用意をしてあげた
101 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/02(月) 14:09:46.13 ID:tP0fWXPO0
数十分後。
「ぜぇ、ぜぇ……汗だくになってしまったであります……」
ああ……ごはん、温めなおさないと……
「じゃあ一緒にまずお風呂にしよっか、優花里さん♡」
「あれだけしてぜんぜん息も切らしてないとか、さすがですね、西住殿……」
「ほら、それです!5個目の間違い!」
「へ?」
「優花里さんだってもう西住なんだから、その呼び方はおかしいっていつも言ってるよね?」
「あうう……それはぁ……」
仕事は旧性で続けておりますけれど、義両親の意向で今の戸籍上は私、西住優花里となっております。幸いうちの両親も特にその辺りこだわりはありませんでしたし。
とはいえ、「ずっと尊敬して憧れてきた西住殿」から「お嫁さんのみほ殿」にいきなり意識を切り替えるなんて、不器用な私にはなかなかスムーズに行かないものでして……
でも西住殿はそんな逡巡も許してはくれません。ぷくっと頬を膨らまして、
「もうっ……それならちゃんと呼んでくれるまでしちゃうから!お風呂はそれまでおあずけです!」
「ひゃぁぁぁぁーっ!?」
102 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/02(月) 14:10:30.22 ID:tP0fWXPO0
また数十分後。
「はふぅ……はひぃ……」
「ほら、優花里さん?」
「はいぃ……大好き、みほぉ……♡」
「よくできました♡……それはそうと、もう1回します」
息も絶え絶えの私に、無情な宣告がくだされます。
「ふぇぇ……!?罰ゲーム分は全部終わりましたよねぇ……!?」
「うん、間違い探しは終わりだけど……優花里さんが可愛すぎるから、延長戦です!」
「そ、そんなぁぁ……♡」
プロの戦車道選手になられた西住ど……みほの追撃戦は、学生時代よりもはるかに熾烈で隙のないものだったとだけ、申し上げておくであります……。
103 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/02(月) 14:12:04.11 ID:tP0fWXPO0
>>100
一個だけ正解
・次のキャラ安価
>>105
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿カルパッチョ優花里ケイ以外でお願いします
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/02(月) 14:24:15.87 ID:ppROhAxIO
アンチョビ
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/02(月) 14:25:54.35 ID:PAMba9P80
カチューシャ
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/02(月) 14:40:50.55 ID:2tt5+hP0O
乙です。だめだこの軍神w
みぽりんはベタなシチュ大好きなイメージがあるよな
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/02(月) 19:18:30.51 ID:WQ2J1Ry10
みぽりんは受け攻め両方いけるイメージだったけど
ここのみほを見てから攻め攻めなイメージしかないなw
108 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:43:29.78 ID:g0Q18ULM0
>>106
”普通”に憧れてる感じあると思う
>>107
誘い受けとか逆転攻勢とか微妙なのもあるけど意外に攻め率高かった
109 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:44:19.79 ID:g0Q18ULM0
街角
ケイ「ハーイミホ!待たせちゃった?」
みほ「は、はい。45分ほど」
ケイ「ソーリィ!朝起きたら目覚まし時計が時限爆弾に入れ替わってたのよ」
みほ「えええっ!?」
ケイ「アハハ、うそうそ。アメリカンジョークよ!それより今日はテディベアのムーヴィーを観るのよね?早く行きましょ、遅れちゃうよ!」セナカバンバン
みほ「ごほっ!あ、あの、テディベアじゃなくてボコの劇場版です……!」
ケイ「Oh、そうだった?まあ似たようなものよね?」
みほ(に、似たような……もの……?)ムカァッ…
ケイ「あらどうしたのミホ、そんな怖い目して。Cuteな顔が台無しよ?」チュッ♡
みほ「んむっ!? な、な、なななな……!///」
ケイ「What?どうかした?」キョトン
みほ「ひ、人前でいきなりキスとか、やめてくださいっていつも言ってるじゃないですかっ……!」
ケイ「あれ、そうだったかしらー?まあいいじゃない、挨拶みたいなもんだし。それよりハリアップ!」オシリナデナデ
みほ「きゃぁぁぁ!?///」ビクーッ
ケイ「ミホのお尻はいつも触り心地バツグンねー、Excellent♪」アハハ
みほ「けっ……ケイさんの……ケイさんの……」
ケイ「?」
みほ「ばかぁぁーっっ!!///」バチーンッッ!
ケイ「Oooops!?」
110 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:46:48.87 ID:g0Q18ULM0
翌日 戦車道カフェ
みほ「……ひっく。ケイさんはぁ、いっつもいっつも、デリカシーが無さすぎるんですぅ〜っ。聞いてますか沙織さんっ!」バンッ!
沙織「き、聞いてる聞いてる、ちゃんと聞いてるから……それでケンカして帰ってきちゃったんだよね?」
麻子(誰だ西住さんにアルコール飲ませたのは)
華(いえあれはただのオレンジジュースなんですけれど)
みほ「大体すーぐ人の事、好きだとか言ったりスキンシップしたりぃ、あげくのはてには人前でキスしてきたりぃ……全体的に軽いんですーっ!ただセクハラしたいだけにしか見えません。そう思いませんか優花里さんっ!」
優花里「は、はいっ!同感でありますですっ!」ピシッ
みほ「すぅ……すぅ……」Zzz
優花里「あ……寝てしまわれました……」
華「しかし、どうしたものでしょうか……」
沙織「ケイさんってどうみても大雑把な感じだもんねー。みぽりんってば結構繊細なとこあるから大変だよね」
麻子「それより、好意の表現がストレートすぎて西住さんには逆に本気に感じられないところが問題なんじゃないか?」
ゆかはなさお「あー……」
沙織「ふむ……じゃあ、ケイさんが本気でみぽりんのことが好きってことがわかればいいのか」
優花里「そんな都合のいい方法ありますか?」
沙織「うんっ、いいアイデア思い付いちゃった!みんな聞いて!」
コショコショコショ…
麻子「……古典的だな」
華「でもかえってシンプルでいいかもしれません」
沙織「問題はそのための人選なんだけど」
麻子「サンダースの隊長とあまり面識がなくて、いかにも凶悪な外見をしていて、できれば西住さんに全く好意を抱いていない人物が必要になるぞ」
華「そんな方存在しますか?特に最後の条件で非常に限られてしまう気が……」
優花里「……いや、います!」ピコーン!
優花里「たった1名のみ、その条件に合致する……“いやなやつ”が!」
111 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:49:41.08 ID:g0Q18ULM0
翌週日曜日 街角
みほ「あ、あの、ここで待ってればいいの? ケイさんとの待ち合わせにはまだ時間が……」
沙織「大丈夫大丈夫、それでこの後チンピラが現れてみぽりんに絡んでくると思うんだけど」
みほ「ち、チンピラ!?」
優花里「事前に打ち合わせた仕込みですので、ご心配なく」
華「適当に合わせてあげてください」
麻子「じゃあ私たちは物陰に隠れてるからな」
スタスタ…
みほ「えっあの、私何がなんだか、そもそもなんでこんなことを……って、行っちゃった……」ハァ
「へ、ヘイ彼女。い、一緒にお昼どう?」
みほ「ふぇっ!?……って、あ、あなたは……」ジーッ
みほ「エ……逸見さん?何してるんですか、こんなところで」
エリカ「はぁっそっそれ誰のことよ?私は通りすがりのええと、チンピラなんだけど」
みほ「いえ確かにサングラスに黒いガウンみたいの羽織っちゃってちょっと怖い感じだけど……どうみても逸見さんだよね?」
(参考画像→
http://www.4gamer.net/games/304/G030461/20160401032/TN/007.jpg
)
エリカ(ちょっとぉぉ!いきなりバレたんですけど!あなたたちが絶対バレないって押し付けてくるからこんな恥ずかしい恰好したのに!)←ピンマイク
麻子(演技が棒すぎる)←エリカのイヤホン
沙織(えりぽんならもっとチンピラっぽくやってくれると思ったのに)
優花里(チッ使えない逸見ですねぇ)
エリカ(舌打ちまでマイクに乗ってるわよ!)
華(いいえ、まだ諦めるのは早いです。幸いみほさんに正体を知られても作戦の実行自体には支障ありません)
麻子(そのまま小悪党っぽく絡み続けてくれ)
エリカ(何が小悪党よ!全く、何でこの私がこんなことを……)
みほ「……あの、逸見さん……?」オドオド…
エリカ「……相変わらず覇気のない顔してるわね、元副隊長」
みほ「うっ……そうかな……」
エリカ「最近サンダースの隊長と付き合ってるって噂聞いたけど。何でそんなことになったのよ」
みほ「し、知ってたの!?え、ええと……ケイさんにいきなり告白されて……びっくりしたけどケイさんってばすごく強引で、なんというか、流されるような感じに……あはは///」
エリカ「……へぇぇ。あなた、告白されれば誰とでも付き合うわけ?」イラッ
みほ「えっ、べ、別にそんなわけじゃ」
エリカ「あなた、前から優柔不断で押しに弱かったものね。戦車道をやめるなんて言って黒森峰を出たくせに、結局大洗の子たちと仲良くなってまた始めるし。大体何なのよあの子たち、あなたに馴れ馴れしすぎなんじゃないの?付き合い短いくせに」
みほ「さ、沙織さんたちは、その、特別で、大事な友達で……」
エリカ「じゃあ私は特別じゃないっていうの?長らく戦車道で寝食を共にしてきたこの私は!」ドンッ!
みほ「ひっ!?そ、そんなことは……」ビクッ
エリカ「無いっていうの?なら私が告白してもOKするのね?」クイッ
みほ「え、エリカさん!?///」
沙織(おおっ!壁ドンに顎クイだ!初めて見た!)キラキラ
華(迫真の演技ですね!)ワクワク
麻子(あれ、演技か……?)
優花里(逸見ぃぃ調子に乗ってんじゃねぇですよぉぉ……!)ゴゴゴ
エリカ「……」グッ
みほ(え、エリカさんの唇が迫って……このままじゃもしかして、キスされ……!?)
「Hey, stop it!」グイッ!
112 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:52:19.54 ID:g0Q18ULM0
エリカ「なっ!?」
みほ「け、ケイさんっ!?」パァッ
ケイ「いやー先週怒られたから今日は早めに来てよかったわ♪」
ケイ「まさか私のミホに手を出そうとする●●●●な▽▽▽が湧いてるなんてね……」ギンッ!
エリカ「ひっ!?」ズザッ
エリカ(こ、この私が……気圧されてる……?)
みほ(ケイさんのこんな真剣な表情……初めて見た……)
ケイ「ちょっとだけ話聞こえちゃったんだけどさ。……確かに私のアプローチは強引だったかもしれないけどね。この気持ちは本物よ」
ケイ「恋も戦車道も、こうと決めたら一直線、フェアプレーが私のポリシーなの。試合でミホと会った時から、私にはこの子しかいないって決めてたんだから」
ケイ「だから絶対にミホは渡さないわ。例え相手がどんな相手だろうとね」
みほ「ケイさん……///」
エリカ「……」
ケイ「わかったらアナタもGo Away! って、あれ?このおジャマ虫さん、どっかで見た顔ね……」ジロジロ
エリカ「ひっ!?」
華(撤退してください)
沙織(目的達成だよ、お疲れさまえりぽん!)
麻子(見事な噛ませ犬ぶりだった)
優花里(もう用済みなんで帰っていいですよ逸見)
エリカ(あ、あなたたちねぇ、後で約束通りハンバーグおごりなさいよ!?)
エリカ「きょ、今日の所は引き下がってあげるけど、覚えておきなさいっ!」ダダッ…
113 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:57:01.16 ID:g0Q18ULM0
ケイ「ヤレヤレね」sigh
みほ「あ、あの……ケイさんっ……」
ケイ「何、ミホ?」ニコ
みほ「ごめんなさいっ!ケイさんはずっとはっきり伝えてくれてたのに、私……ケイさんの気持ちを信じられなくて……疑ったりして……」
ケイ「あはは、もういいんだって。それより私こそこの前はごめんね。お詫びにホラ」
バサ
みほ「これ……花束?」
ケイ「Yes!急いで走って来たからその……ちょっとぐしゃぐしゃになっちゃったけど」ポリポリ
みほ「ううん、すごく嬉しい!ありがとうケイさん♪」ギュウウッ!
ケイ「Wow!?///」
みほ「ケイさん……私も、私も、いつも優しくてまっすぐなケイさんのことが、大好きですっ。これからもよろしくお願いしますっ♡」チュッ
ケイ「ミホ……///」
みほ「ケイさん……♡」
ケイ「あの、嬉しいんだけどいいの、ミホ?///」
みほ「へ、何がですか?」
ケイ「メチャクチャ目立ちまくって周りの人に見られてるんだけど……」
ザワザワ
キャー♪
オオウ…ゴクリ…
みほ「き、きっ、きゃぁぁぁーっ!?///」
114 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 07:59:45.32 ID:g0Q18ULM0
黒森峰 ノンアルコールビアガーデン
エリカ「……ひっく。大体元副隊長はいつもいつも優柔不断なくせに大切なことは一人で勝手に決めて……聞いてますか隊長っ!」バンッ!
まほ「あ、ああ、ちゃんと聞いているぞエリカ」
まほ(誰だエリカにアルコール入りビールを飲ませたのは)
小梅(いえあれは正真正銘ノンアルコールのはずなんですが……)
エリカ「大体あんなサンダースなんかとイチャイチャして、勝手にやってなさいってのよ。そう思うでしょ小梅ぇ!」
小梅「ひぃっ!?は、はいっそう思いますエリカさん……!」
エリカ「ほらぁ!ハンバーグもっと持ってきなさいよぉ!」
まほ小梅(帰りたい……)
115 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 08:02:01.56 ID:g0Q18ULM0
・登場キャラ増えると分量も増えるねすまん
・次のキャラ安価
>>117
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿カルパッチョ優花里ケイカチューシャ以外でお願いします
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 08:36:34.64 ID:7HBtu68GO
ドゥーチェ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 08:38:22.24 ID:77JvuXqjo
桃ちゃん
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 10:11:09.59 ID:rPun/HUT0
ハンバーグおごるだけでこんな茶番に付き合ってくれる逸見はなんだかんだでいいやつ
119 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:38:01.49 ID:NC8PJClK0
>>118
いいやつだと思う
120 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:39:40.60 ID:NC8PJClK0
【カチューシャの場合】
カチューシャ「気に入らない!気に入らない気に入らない気に入らなーいっ!」ジタバタ
ノンナ「どうしたのですか、同志カチューシャ?」
カチューシャ「ミホーシャのことよ!」
ノンナ「ミホさんが何か?」
カチューシャ「ダージリンとかケイとか最近では島田流の子とか!他の子とばっかり仲良くしてこの私を構ってくれないんだもの!」
ノンナ「先週遊びにいらっしゃったばかりではないですか」
カチューシャ「それじゃ足りないの!大体ミホーシャはその……モテ過ぎよ!何なのよ会う子会う子に気に入られて!節操ってものがないの!?」
ノンナ(カチューシャもその一員なのですが)
カチューシャ「……なんか言った?」
ノンナ「いえ、何でも。しかし要するに……カチューシャはミホさんと仲良くなりたいのですね?」
カチューシャ「ま、まあ……そうよ。私と一番仲良くしたら、ゆ、許してあげてもいいわ」
ノンナ「……わかりました。私に考えがあります。任せていただけますか」
カチューシャ「ほ、本当に!?」
ノンナ「はい、近頃流行のやり方があるのです」
カチューシャ「流行なんてあんのね……まあいいわ、任せる!しっかりやんなさいよノンナ!」
ノンナ「Понял(了解)」
121 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:41:24.98 ID:NC8PJClK0
ユサユサ
「──きてください!カチューシャさん、起きて」
カチューシャ「むにゅ……なぁに、ミホーシャぁ……?確か私たち、学園艦の応接室でロシアンティー飲んでたはずじゃ……」
みほ「それが……どうも私たち、閉じ込められちゃったみたいなんです」
カチューシャ「へっ!?」キョロキョkロ
カチューシャ(な、何よこの部屋……小さいベッドがあるだけで他には家具も何にもない……窓もなくて壁は分厚いコンクリート……)
みほ「扉の鍵も、外から掛けられてて……携帯も取り上げられちゃってるみたいで……で、取っ手の所にこのメモが掛かってたんですけど」
カチューシャ「ロシア語!?」
みほ「はい、カチューシャさんなら読めると思って」
カチューシャ「もっ!?もももっもちろんよ!このカチューシャにできないことなんてないわ!」
カチューシャ(ノンナの仕業ね!?私まだロシア語の勉強始めたばっかりなのに……あ、でも都合のいいことに日露辞典ポケット版がポケットに入ってたわ)
──翻訳作業中──
カチューシャ(ええと…… “カチューシャとミホさんがものすごく仲良くなるまでこの部屋の扉は開きません。 Хорошо(ハラショー)!”……ね。やっぱりノンナだわ……なんてロシア的な強引な手段)
みほ「カチューシャさん?解読できました?」
カチューシャ(ミホーシャには、いったいどう答えたものかしら……考えるのよカチューシャ、バイカル湖よりも深く!)
1. 内容をそのまま伝える
2. 伝えない
122 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:42:32.50 ID:NC8PJClK0
один(1).
カチューシャ「え、ええとね……カチューシャとミホーシャがものすごく仲良くなるまでここからは出られないって書いてあるわ」
みほ「……?どういうことでしょうか……?」キョトン
カチューシャ「そ、そうよね!おかしな事件に巻き込まれたものよね!あは、あはは……」ダラダラ
みほ「いえ、カチューシャさんと私、もうすっごく仲良しだと思ってたんですけど……」
カチューシャ「み……ミホーシャ……///」キュンッ♡
カチューシャ「そ、それだけじゃまだ足りないのよ!ロシア語でいうすっごい仲良しっていうのはね、その……キスするぐらいの仲良しって意味なの!///」
みほ「キ、キス!?///」
カチューシャ「ここから出たければキスするしかないの!……それともミホーシャはぁ、カチューシャにちゅーするのは、嫌なの……?」ウルッ
みほ「そ、そんなことはないです!///」ドキーンッ!
カチューシャ「じゃあ、して……?」ウルルッ
みほ「わ、わかりました。……西住みほ、行きますっ……!///」
みほ(そう、これは外に出るためで結局はカチューシャさんのためで私の欲望がどうとか犯罪行為とかそういうのは関係なくて)グググ…
チュッ♡
みほ「……///」
カチューシャ「……///」
シーン
みほ「開かないですね……///」
カチューシャ「多分、もっとしないとダメってことね……///」
みほ「じゃあ、あの……長くなると疲れそうですから、ベッドでしませんか……?///」
カチューシャ「ま、まぁ……いいわよ?///」
123 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:43:29.57 ID:NC8PJClK0
──1時間後──
チュッ…チュッ…チュパッ…ジュルッ…
カチューシャ「はふぅ……ミホーシャぁ、キス上手になったわね、エライわ……♡」ナデナデ
みほ「んちゅぱ……カチューシャこそぉ……やらしいキスの仕方覚えちゃって……やらしいです♡」
カチューシャ「ところでっ……私たち、なんでこんなことしてるんだっけ……んちゅっ♪」
みほ「いいからもっとキスに集中して、カチューシャ♡」
チュッチュッ♡
──隣のモニター室──
ニーナ(ど、どうするだ……もうとっくにドア開いてるのにちびっこ隊長も西住さんも全然気が付かないで盛り上がってるだよ)
アリーナ(ここは大人しく退散してほっとくしかないんでねか……)
終了〜!
124 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:47:48.97 ID:NC8PJClK0
два(2).
カチューシャ「え、ええとね……とにかく大人しくしてれば助けがくるから待ってなさいって書いてあるわ!」
みほ「えっ、それだけですか?」
カチューシャ「な、何よ、このカチューシャを疑うの!?」
みほ「そ、そんなことはないですけど……わざわざこんなところに閉じ込めた意味って……」
カチューシャ(私が言ったせいでノンナはこんなことしたんでしょうけど……考えたらこんなみみっちい作戦カチューシャの好みじゃないわ。そのうち開けてくれるだろうし、そうしたら今度は堂々と正面からのスチームローラー作戦でミホーシャを私のものにしてやるんだから!)
──2時間後──
みほ「なかなか助け来ないですね……」
カチューシャ「……///」プルプル
みほ「どうしましょうか、何とか外部に連絡する手段とかを……」
カチューシャ「……///」モジモジ
みほ「あの、カチューシャさん?どうかしたんですか?」
カチューシャ「な、何でもっ……ないわよっ……///」
カチューシャ(くぅっ……紅茶の効果が……もうさっきから、限界っ……っ///)
みほ「お腹でも痛いの?大丈夫?」ナデナデ
カチューシャ「ひいっ!?お腹撫でるのやめてぇ!」ゾクゾクーッ!
みほ「か、カチューシャさん!?」
カチューシャ「と……トイレに行きたいのよっ……小さい方よっ……わかりなさいよそれぐらいっ……///」
みほ「す、すみません!なるほど……あ、でもここ、トイレどころかベッド以外は何にもない……」
カチューシャ「そんなぁ……このままじゃ私ここで、お、おもらしを……」ウルルッ
みほ「カチューシャさん、が、頑張ってください!きっともうすぐ助けが……!」
カチューシャ「無理よぉ……もう待てないぃ……」グスッ
みほ「……!」
みほ(このままじゃカチューシャさんが……でも扉を開ける方法はないし……でもなんとかしなきゃかわいそう……)
みほ(はっ、そうだ!)ピコーン
みほ「大丈夫、いい方法を思いつきました。私に任せてください」
カチューシャ「ほ、本当に……?」プルプル
125 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:50:12.84 ID:NC8PJClK0
みほ「はい。まずスカートとパンツを脱いで」
カチューシャ「ええっ!?///」
みほ「早く。もう限界なんですよね?」
カチューシャ「わ、わかったわよぉ……」スルスル パサッ
みほ「ベッドの端に座って足を開いて」
カチューシャ「こ……こうでいいのってミホーシャ!?なんで私の脚の間に座って口をそ、そ、そんなとこに……も、もう出ちゃいそうなんだってばっ///」
みほ「おしっこ出ちゃっても、私が全部飲みますから。そうすればおもらしにはなりませんよね」
カチューシャ「なっ……はっ……ふぇぇぇーッ!?///」
みほ「カチューシャさんに恥ずかしい思いなんて、絶対にさせませんから!」
カチューシャ「既にこの段階でこれ以上ないほど恥ずかしいのよっ! シベリア平原よりも広い心を持つ私でも限界よっ!///」
みほ「出すときはその、できるだけゆっくり出すようにしてくださいね、飲み切れないとこぼれちゃいますから///」
カチューシャ「うう、聞きなさいよぉ……///」
みほ「あ、少しだけだけどもう溢れてる……ぺろ♪」
カチューシャ「んひぃ!?」ビクンッ!
みほ「あっちょっと、暴れないでください」グイッ
カチューシャ「む、無理よこんなのやっぱりぃ……///」プルプル
みほ「じゃあ手伝ってあげますね。舌の先で……ええと、ここかな?」グリュッ!
カチューシャ「きゃぁぅっ!? あ、う、ふわぁぁぁ……」
チョロロロローッ!
みほ「んっ……ごくっ……ごくごくんっ……」
カチューシャ(うそぉ……何なのよこれぇ……本当にミホーシャにおしっこ、飲まれちゃってるぅ……///)
◇◇◇
チョロッ…チョロロッ…チョパッ…
みほ「ん……んくっ……ぷは。あれ、もう終わりですか、カチューシャさん?ずちゅるるるーっ……」
カチューシャ「ひぃんっ……そんなに吸ってももう出ないってばぁ……!///」ビクビク!
126 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:51:07.48 ID:NC8PJClK0
◇◇◇
カチューシャ「ミホーシャのバカッ!こ、こ、こんな屈辱を味わったのは人生初めてよっ……///」
みほ「す、すみません……カチューシャさんが大変って思ったら頭の中、ぐるぐるになっちゃって……///」
カチューシャ「まあ、結果的には漏らさないで済んで助かったけど……こんなことあなただから特別に許してあげるんだからね?他の人間だったら粛清モノなんだから、感謝しなさいよっ!?」
みほ「はい、すみません……」
カチューシャ「はーでもすっきりしたら喉乾いてきたわ」
みほ「私はその……喉は乾いてない、かな……///」
カチューシャ「そ……そうだったわね……///」
みほ(むしろお腹がたぽんたぽんで……あれ?)ブルルッ
カチューシャ「ミホーシャ?」
みほ「あ……ええと……その……カチューシャさんのをたくさん飲んだせいで、私もその……///」
カチューシャ「……」
カチューシャ「……え、まさ……か?」
みほ「あの……お願いします、カチューシャさん……///」
カチューシャ(うそでしょぉぉーっ!?///)
──隣のモニター室──
クラーラ「……」ピクピク←(鼻血を吹いて倒れている)
ノンナ「……」ピクピク→(床に血文字でХорошоと書き遺している)
終了しません!エンドレス!
127 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 13:53:52.42 ID:NC8PJClK0
・エロに偏りがちなのを健全な方向に修正しようと思っていたのになぜなのか
・次のキャラ安価
>>130
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿カルパッチョ優花里ケイカチューシャ桃以外でお願いします
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 13:55:39.83 ID:TnQAkXY8o
ペパロニ
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 14:19:26.19 ID:HrMRRG0Y0
アウンさん
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 14:22:26.86 ID:yQnn5PnJO
安斎さん
131 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 16:33:08.05 ID:oUIOAM9x0
・
>>130
アンチョビ了解 アウンさんとかだとかなり苦戦するだろうな
・ 今さらですがケイ編でみほの呼称が「逸見さん」→「エリカさん」に変化しているのは仕様です
132 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 20:57:07.82 ID:D694VJP/0
【河嶋桃の場合】
──河嶋先輩って、ボコみたいですよね。
「えっ? 西住さんに……そんなこと言われたの?」
「ああ、確か、選抜戦前の廃校舎だったかな。雑務を手伝ってもらっているときにな」
大学選抜との戦いと、その後の慌ただしい復学手続きでうやむやになっていたのを、今になって思い出したのだ。試しにと意見を聞いてみたところ、柚子はにわかに顔を曇らせている。
「……桃ちゃん、ボコってどんなのか知ってる?」
「包帯を巻いたクマのぬいぐるみだろう? 西住が好きな。詳しくは知らんが」
「……動画を見た方が早いかな」
柚子が押してよこしたノートパソコンのモニタを見た私は。
「な……なんだこれは……!」
ひたすらに、ボコられる。ようやくのことで立ち上がっても、またボコられる。何の逆転も救いもなく、そこでアニメ終了。
「こんなキャラクターに、私は例えられたのか……?」
「どう考えても、良い意味じゃないと思う……西住さんってめったに悪意を外に出したりする人じゃないのに……ってことはよっぽど桃ちゃんのことが嫌いで」
「や、やめてくれ! それ以上言うな!」
怖くなってくるじゃないか!
「いやー深読みしすぎだって」
会長席から齧っていた干しイモを離した角谷会長の声が掛かった。
そ、そうですよね! そんなことはないですよね!
「単に言葉通りの意味っしょ」
「言葉通り?」
「要するに、かーしまをボコしたい。それでも起き上がってくるようなら繰り返しボコしたい。そういうことっしょ」
「なっ!?」
133 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 20:58:52.27 ID:D694VJP/0
そ、それじゃあつまり、西住は……
私を“生きたボコ”として監禁して繰り返し容赦ない暴行を働き、ストレス解消のためにひたすら弄ぼうというつもりなのか!?
「そこまでは、言ってないけど……」
考えが口に出てしまっていたのか、柚子が苦笑する。
「し、しかしいくらなんでもそこまで憎まれるいわれはないぞ! 理不尽だっ!」
「そーかなー?」
「無理矢理脅迫して戦車道やらせたり」
「あ、あれは我々みんなで」
「自分で作戦立てといて姑息な作戦だとかケチつけたり」
「どんな近距離でも砲撃外すしね〜」
「うぐ」
「すぐ威張るし」
「成績悪いし」
「水着はやたら攻め過ぎだし」
「そ、そんなぁぁ……」
そんなにたくさん憎まれる心当たりがあったなんて、今まで気づかなかった……!
「助けて柚子ちゃぁぁん! 西住に、あいつに生きたボコにされるぅぅ……!」
泣きわめく私の頭を柚子ちゃんが撫でてくれた。
「あはは……ごめんね桃ちゃん、言い過ぎちゃった」
「そんなに気になるなら、西住ちゃんに直接聞いてみればいいんじゃん?」
会長も、そんな貴重なアドバイスをくれたのだった。
134 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 21:01:24.41 ID:D694VJP/0
その次の練習の後、私は早速西住に声を掛けることにした。
兵は拙速を尊ぶというし、何よりこんな問題放置していたら、怖くて夜眠れなくなっちゃうじゃないか!
「西住ぃ!」
「ひっ!? か、河嶋先輩……どうしたんですか、そんなに目を血走らせて」
「おまえと二人っきりで話がしたい。私と西住、二人の仲に関わる、非常に重大な案件だ。格納庫裏に行くぞっ」
「えっあの、急に何のお話で……そんなに引っ張らないでくださいぃ……!」
「うそっ……今のって……」「桃ちゃん先輩が、西住隊長のことを!?」「きゃーっ、みんな見てる中で声掛けるなんて大胆!」「いや、あれは単に周りが見えてないだけなんじゃないか」
などという声が聞こえた気がするが、私にとってはそれどころではない。
◇◇◇
「西住! 私がボコみたいとかいう、あの言葉の真意は何なんだ!? 教えてくれっ」
「へ? 河嶋先輩がボコ? あ、ああ……なるほど」
私に引っ張って来られて何故か顔を真っ赤にしていた西住は、それでようやく合点がいったかのように頷いた。
「や、やっぱり……私を生きたボコとして監禁するつもりなのか!? これまでのことは謝る! おまえに無責任なことを言ったり、重荷を背負わせたりして悪かった! だから許してくれぇぇ……!」
「なななんですか生きたボコって! あ、あの、取りあえず涙を拭いてください、そんなんじゃありませんから」
「うう……ぐすっ……じゃあどういう意味なんだよぅ……」
差し出されたハンカチで涙を拭いながら尋ねると、
「私、尊敬してるんです。河嶋先輩のこと」
そんな思いもよらない言葉が返って来たのだった。
135 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 21:03:25.75 ID:D694VJP/0
尊敬って、どういうことだ。
私は砲撃も当たらないし、会長たちに比べるとちょっとだけだけど成績も悪いし、何より今までさんざん西住には辛く当たってきたというのに……
「だって、河嶋先輩は……どんなときでも大洗を守ろうとして一生懸命だったじゃないですか。廃校が決まってみんなが希望を失ってた時も、最後まで諦めないで頑張ってたじゃないですか。私、そんな先輩を見て……」
──すっごく、格好いいなって思ったんです。
そんなことを言われた。
生まれて初めて、そんなことを言われた。
「ボコはアニメのキャラクターで、ぬいぐるみだから……いくらボコボコにされても、包帯巻くだけでまた立ち上がれるけど……私たちは人間だから。傷つけられたら、痛くて苦しい思いをしたら、もう起き上がりたくない、逃げちゃいたいと思うのが普通だと思うんです」
現に私もそうでしたし、と、西住は俯いてから。
「だから、先輩はすごいんです。私も先輩みたいに負けないで頑張りたいって、あの時思ったから。だからつい、そんなことを言っちゃって……」
誤解させてごめんなさい、と両手を合わせる西住の笑顔を、沈みゆく夕日が照らし出していて……なんだかとても眩しく見えた。
136 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 21:06:41.68 ID:D694VJP/0
「ふう、それにしても安心したぞ……」
「あはは、でもヒドイです。私がそんな怖い人だって思われてたなんて」
「その、すまん。それについては謝罪するから……!」
「じゃあ、その罰と言うことで……1つお願い、聞いてもらっていいですか?」
「な、何だっ?」
こんどこそとんでもないお願いが来るのではないかと身構える私に、
「これからは河嶋先輩じゃなくって、桃ちゃん先輩って呼んでもいいですか?」
「何ぃ!?」
「だって、桃ちゃんって可愛い名前ですし♡ ……小山先輩や1年生が呼んでるの、うらやましかったんです」
西住は照れた表情で、そんな要求を突き付けてきたのだった。
◇◇◇
格納庫に戻ると、何故か隊員たちの視線が集中した。
「ええい、何をやっている! さっさと整備点検して撤収せんか!」
と一喝したのだが、逆に取り囲まれてしまった。
「広報殿、首尾はどうだったんだ!?」
「隊長とうまくいったんですか? いっちゃったんですか!?」
「気になって整備どころじゃないよ〜!」
なんだなんだ。西住は西住で、あんこうの連中に囲まれて何やら詰問されているようだし。
「ええい、何だかわからんが、西住と私の仲には、何の問題もない! 順風満帆だ!」
騒ぎを鎮めるためにそう力強く宣言すると、何故かニヤニヤしている会長と頭を抱えている柚子を残して、ようやくその場は息を呑んだように静まり返ったのだった。
やれやれ、これで今日からは安心して眠れそうだ。一件落着、だな!
137 :
◆663LzicDVs
[saga]:2016/05/03(火) 21:08:17.44 ID:D694VJP/0
・桃ちゃん一件落着
・次のキャラ安価
>>139
・エリカ菊代麻子華しずか優季紗希梓ヤイカそど子しほまほダージリンエミ愛里寿カルパッチョ優花里ケイカチューシャ桃アンチョビ以外でお願いします
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 21:12:29.17 ID:G8iZZYhWo
西さん
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