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所長「いらっしゃあい。自殺事務所へようこそ」
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42 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:10:09.87 ID:QvSpFfqP0
依頼人E「先生」
所長「僕、医師免許は持ってないのよね。だから先生じゃないかなあ」
依頼人E「じゃあ所長さん」
所長「じゃあも何も最初からそう呼べば良いのにー」
依頼人E「死にたいです」
所長「うん知ってた」
43 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:11:08.69 ID:QvSpFfqP0
所長「どんな方法で死にたいの?」
依頼人E「夢のある方法が良いです」
所長「……腹上死?」
依頼人E「あの、私女ですけど」
所長「うん知ってた。セクハラしただけー」
依頼人E「…………」
44 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:12:03.94 ID:QvSpFfqP0
所長「夢のある方法ってねぇ、中々無いのよお?ってかない」
依頼人E「一つや二つ、あるんじゃ無いんですか?」
所長「無いわけじゃないけど……。そうだなあ、君のおっぱい触らせてくれたら──」
秘書「しょちょう?」 ジロリ
所長「──冗談」
45 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:13:04.75 ID:QvSpFfqP0
所長「今やるのが難しくなったって意味では、夢のある自殺方法あるよ?」
依頼人E「なんですか?」
所長「硫化水素自殺ぅ!」
依頼人E「硫化水素?」
所長「説明しよう!硫化水素とは硫黄と水素の化合物だ!!無色の気体で腐乱臭がするぞ!!!!」
依頼人E「は、はあ……」
所長「硫黄泉とか火山の噴火口で硫黄の匂いがするって言うけど、それは硫黄じゃ無いんだ!!硫黄は本来は無臭!故に!腐乱臭は硫黄ではなく硫化水素の匂いなんだ!!!わかったかい良い子ちゃん!」
依頼人E「あの、私こっちなんですけど……なんで明後日を向くんですか?」
所長「良い子に説明するため」
依頼人E「は?」
秘書「いつものことなんで無視してください」
46 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:14:38.70 ID:QvSpFfqP0
依頼人E「で、どうしてその硫化水素自殺が今は出来ないんですか?」
所長「んーできないってわけじゃ無いんだけど、材料が手に入りにくくなったのよね」
依頼人E「?」
所長「数年前に硫化水素の自殺がちょっと流行しちゃってねえ。その時に使われていたあるモノが今は販売停止なったのよ」
所長「本来の使い方をすればとっても良いやつなんだけどね。それ」
依頼人E「へえ」
47 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:16:59.81 ID:QvSpFfqP0
所長「そんなに苦しくないし、わりと手軽にできるし、遺体も綺麗なまま。夢のような自殺だね。今やるの難しいけど」
依頼人E「わあ、すごい」
所長「まあお目目キラキラ。食いつくねえ」
依頼人E「今は出来ないんですか?」
所長「できるけど……耳貸して耳」
依頼人E「………」
所長「……おっぱい触らないから」
依頼人E「わかりました」
所長「 」
依頼人E「ふん、ふん、はあ」
所長「──でまあ作れるよ」
依頼人E「なるほど、ありがとうございます。早速探して実践してみますね」
所長「いいえー。良い来世をー」 バイバイ
48 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:19:36.10 ID:QvSpFfqP0
秘書「──すごい自殺があるんですね。楽に死ねるなんて」
所長「まっさかーあ!楽な自殺なんて無いよ。楽に死ねるのは老衰ぐらいじゃない?」
秘書「え、じゃあ」
所長「さっきのはぜぇーんぶうっそー」
所長「遺体は綺麗に残らないし、かなり苦しいみたいで、"死の苦しみ"って比喩されているんだよね……って、死ぬんだから当たり前か!アハハハ」
秘書「」
所長「いやあ、近隣住民で死者が出ないのを祈るよ」
秘書「は?死者出るんですか?」
所長「場合によっちゃでるよー。だって毒ガスだもん。アレ」
49 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 01:20:20.51 ID:QvSpFfqP0
秘書「所長って時々良くわかりません」
所長「大丈夫!僕自身ですらわかってないもん。君がわかるはずがないさあー」
秘書「…………」
所長「あーあ!僕甘いの食べたくなっちゃった!秘書ちゃん秘書ちゃん、パンケーキ食べに行こう!」
秘書「はあ」
所長「今日は僕が奢っちゃおうねえー。フルーツ盛り盛り生クリーム盛り盛りメープルシロップたあっぷりのあんまーいパンケーキ食べようねぇー」
秘書「」
50 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/24(金) 01:21:45.30 ID:QvSpFfqP0
長く放置していてすみませんでした
またポツポツと更新するのでよろしくお願いいたします
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/24(金) 08:15:55.78 ID:hB6yuV2VO
お、続ききたか
乙
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/24(金) 09:24:09.95 ID:eYQGjBluO
こいつぁひでぇ
53 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 17:54:09.58 ID:QvSpFfqP0
(パンケーキ屋)
店員「いらっしゃいませー。御注文はお決まりですか?」
所長「僕は季節のフルーツ盛りパンケーキに生クリーム、アイスクリームとメープルシロップ追加したのとキャラメルマキアート。秘書ちゃんは?」
秘書「ベリーベリーパンケーキに生クリームとバニラアイス追加でお願いします。飲み物は……ホットティーで」
店員「ミルクと砂糖、レモンをつけることが出来ますが──」
秘書「ミルクをお願いします」
店員「──かしこまりました」
54 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 17:54:46.95 ID:QvSpFfqP0
所長「秘書ちゃんって思ったより甘党じゃないんだね。ベリーベリーなんてあまり甘くないやつだよ?」
秘書「そういう所長はかなりの甘党でいらっしゃいますね。私だったら胸焼け起こしています」
所長「それ褒めてる?」
秘書「いえ」
所長「(シュン)」
55 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 17:55:47.47 ID:QvSpFfqP0
所長「それにしても」
秘書「はい?」
所長「なんかデートみたいだね、ウフフ」
秘書「何言ってるんですか。私と所長何歳離れていると思っているんです」
所長「愛に年齢差なんてどうでもいいんだよ」
秘書「……所長って結構気持ち悪いですよね。私席移動します」
所長「あ、うんごめん。謝るからひとりにしないで」
56 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 17:57:04.67 ID:QvSpFfqP0
店員「お待たせいたしましたー。こちらベリーベリーパンケーキ、生クリームとアイスクリーム追加になります」
秘書「あ、私です」
所長「やっぱり秘書ちゃんのが早かったね」
秘書「所長のは季節のフルーツ盛りですし、生クリームとアイスクリームとメープルシロップ追加ですからね」
所長「僕はそのぐらい甘くないと食べた気がしないからねぇ。ささ、先にお食べ」
秘書「お言葉に甘えて、いただきます」パクッ
57 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 17:58:42.03 ID:QvSpFfqP0
店員「お待たせいたしましたー。季節のフルーツ盛りパンケーキ、生クリームとアイスクリーム、メープルシロップ追加になります」
所長「あ、僕です」
店員「あと、ホットティーとキャラメルマキアートです。ホットティーのお客様」
秘書「私です」
店員「キャラメルマキアートのお客様」
所長「僕です」
店員「ご注文は全てお揃いですか?では、ごゆっくりどうぞー」
所長「……ねえ見た?あの店員ちゃん僕の顔じっと見てたよ。あれは脈アリだね」
秘書「単に所長の食べるパンケーキにびっくりしたんでしょう。男性でここまで甘党にする方なんてレアですから」
所長「あ、そうか」
秘書「 」
58 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 18:00:33.55 ID:QvSpFfqP0
所長「あ"ー、美味い」
秘書「ビールを飲んだおっさんのような反応はやめて下さい」
所長「やっぱり甘いものはない生き返るね!うん、美味い!こんな美味しいものを食べることなく自ら死を選ぶ人って勿体無いよ!甘いの最高!」
秘書「…………」
所長「……そんな深い意味はないから、深刻な顔にならないでよ」
秘書「すみません」 モグ
59 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 18:01:30.81 ID:QvSpFfqP0
所長「……よし、秘書ちゃんのラズベリーもーらいっ」
秘書「あ、ちょっと」
所長「うん、甘酸っぱくて美味しいね!ちゃんとフレッシュのラズベリーだ。時々冷凍を出す人がいてさあ、別にいいんだけど、あれベチャってなるから僕好きじゃないんだよねえ」
秘書「勝手に食べないでください」
所長「そんなに怒らなーいの。キープスマイリング。秘書ちゃんはいつも無表情に近いけど、笑ったほうが美人さんなんだから」
秘書「どうも」
所長「ほんと、つれない子だ」
60 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 18:02:31.64 ID:QvSpFfqP0
所長「じゃあ……秘書ちゃん秘書ちゃん」
秘書「はい?」
所長「あーん♡」
秘書「…………」
所長「……ほんと生ゴミを見るような目が上手だよね」
秘書「なんですか、それ」
所長「僕のパンケーキ。さっきのラズベリーのお詫び」
秘書「なら皿にでも置いて下さい。自分で食べます」
所長「だあめ。所長命令」
61 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 18:03:27.24 ID:QvSpFfqP0
秘書「…………」(口開ける)
所長「はい、どーぞ」
秘書「……!美味しい」
所長「でしょう?ベリーベリーもいいけど、僕はこっちのほうが好きなんだよね。あと秘書ちゃんの唇に触れたフォークゲット」
秘書「本当所長って変態ですよね。辞めていいですか」
所長「ごめんなさいふざけすぎました」
62 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/24(金) 18:04:14.86 ID:QvSpFfqP0
……………………………
店員「ありがとうございましたー」
秘書「ご馳走様でした」
所長「いいよこれぐらい。また甘いの食べに行こうね」
秘書「所長とは当分良いです。見ていると胸焼けを起こします」
所長「えー?」
63 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/24(金) 18:06:37.60 ID:QvSpFfqP0
特に意味のないパンケーキ話
私はホットケーキは食べたことはありますがパンケーキは食べたことがありません
また20時頃に書きます
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/24(金) 23:13:26.46 ID:/UnVWwxUO
どっちも食べたことあるけど
いまいちよく違いわからん
20時頃…
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/24(金) 23:15:38.85 ID:7ZXmb+7po
何日の八時ごろとは言っていないからセーフ
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 00:19:02.75 ID:G63L+SmqO
あらやだうまそう
67 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/25(土) 10:37:30.62 ID:yTIWrxWZ0
20時頃に更新すると言いましたが、あれは嘘だ(すみません体調不良で寝てしまってました)。
なんでもするので許してください。
そういえば、パンケーキとホットケーキの明確な違いって無いらしいですね。
無知でございました。
68 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:38:43.46 ID:yTIWrxWZ0
所長「──へえ、焼身自殺とはコアだねぇ」
依頼人F「はい!」
所長「まー元気な人。死にたがっている人間とは思えないよ」
依頼人F「元気が俺の取り柄なんで!」
所長「……はあ」
秘書「(珍しく所長が押されてる)」
69 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:39:12.61 ID:yTIWrxWZ0
所長「で、なして焼身自殺やりたいの?」
依頼人F「インパクトのでかい自殺がやりたくて!」
所長「あっ、そうなの」
依頼人F「飛び降りとか入水とか考えたんですけど、相手にトラウマ植え付けるなら焼身が一番かなって思って!」
所長「うん、今君がやばいことをしようとしているのだけはわかった」
70 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:39:48.23 ID:yTIWrxWZ0
依頼人F「あのアマ……俺を捨てて金持ちの男と婚約したんですよ!」
所長「あら、君捨てられた側なの」
依頼人F「だからあいつに、あいつに俺は復讐するんだ!」 グッ
所長「復讐が自殺って、面白い人ねえ」
71 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:40:34.27 ID:yTIWrxWZ0
所長「で、どういう風に復讐するの」
依頼人F「あいつら来週結婚式をあげるんで、式場に乗り込んで目の前で逝きます」
所長「焼身に使う道具は?」
依頼人F「ペットボトルに入れたガソリンと、ライターです」
所長「少ない!」
依頼人F「はい?」
72 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:42:37.82 ID:yTIWrxWZ0
依頼人F「少ない……んですか?」
所長「あのね、焼身で確実に死ぬには最低3リットル、いや、5リットルのガソリンが必要なの。それに、式場で死ぬんでしょ?ってことは頭からガソリンを浴びて点火するってことだ。温い!ぬっるすぎるよー!」
依頼人F「はあ」
所長「そんな馬鹿なことしたら表面だけ大火傷で終わっちゃうのよ。君はレアの人間ステーキにでもなるつもり?やるなら服に染み込ませて、全身に油が回るようにしなきゃ。そうだなあ、具体的に言うとすれば……少しずつ手にとって染み込ませるのが良いね」
依頼人F「そんな時間ないですよ」
所長「なら事前にしておけば良いじゃない」
73 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:43:45.34 ID:yTIWrxWZ0
所長「先にガソリンを身体に染み込ませておいて、式場に殴り込むんだよ『俺ぁ死ぬぞー!!!』って。で、さらに上からガソリン浴びて点火すれば良し」
所長「ね?これなら確実でしょ?」
依頼人F「ほうほう……流石所長さんだ!」
所長「でっしょー?よかったら帰り際にお金をもっと落としても良いのよ」
依頼人F「はい!」
所長「(やったぜ)」
74 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:44:35.86 ID:yTIWrxWZ0
所長「でも気をつけるんだよ?下手して生き残った時とか、そりゃあ地獄の苦しみみたいだし」
依頼人F「任せてください!気合で乗り切りますよ!ハハハ!」
所長「おおー。頼り甲斐のある自殺希望者だこと」
依頼人F「じゃあ!俺今からガソリン買って帰ります!」
所長「いい自殺をしてちょうだいな。あとお金を落としてねえー」
75 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 10:45:24.14 ID:yTIWrxWZ0
所長「彼苦しむだろうなあ……ウフフフ。あ、秘書ちゃん、彼お金落とした?」
秘書「前払い5000円にプラス20000円です」
所長「やりぃ!やっぱ死ぬ前の人ってお金たくさん落としてくれるんだねえー」
秘書「あの世には金はいりませんから」
所長「わかんないよー?言うじゃない、地獄の沙汰も金次第って、さ」
秘書「意味合いが少し違うと思いますが」
所長「いいじゃないのー」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 19:39:30.22 ID:XXVjdCN10
乙
77 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 19:47:35.56 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「……僕は、死ななくてはならないんです」
所長「ふぅん。どうして?」
依頼人G「僕は、不要な人間だから」
所長「へえ、不要なんだ」
依頼人G「僕よりも弟達の方が立派だし、"出来ている"から……。僕は早く死んで、彼らがもっとやりたいことを出来るようにしてやりたいんです」
所長「なるほどねえ。つまりはアレだ、君に使われる筈だったお金を、君は弟達に回したいと」
依頼人G「はい」
所長「ご立派なお考えをお持ちで」
78 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 19:50:43.42 ID:yTIWrxWZ0
所長「僕が君ぐらいの年齢の時はねぇ、遊び呆けてたよ。綺麗なお姉さんのお店に行こうとしたら厳ついお姉さんのいる店に間違えて入ったり、ナンパ失敗したり、酒の飲みすぎて失敗したり、女の子にビンタされたり」
依頼人G「…………凄いですね」
所長「今思えば、色々やりすぎてたなぁっては思ってるけどね。でも悪かない思い出だよ」
依頼人G「僕にはそんなこと出来ません」
所長「お金が無いから?」
依頼人G「(頷き)」
79 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 19:51:39.23 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「僕のせいで、弟達が辛い思いをするのはもう嫌なんです」
所長「なんで辛い思いをしているのよ?」
依頼人G「僕が大学に行っているせいで、弟達はやりたかった部活とか、勉強が出来ていないんです」
所長「なら進学しなければよかったじゃない」
依頼人G「……両親が、行けと」
所長「ふぅん。御両親が行けって言ったから行ったの」
所長「言いなりだね、これじゃあ」
80 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 19:55:20.52 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「もう嫌なんです、全部。両親には感謝していますが、家庭にかかる経済的圧迫が大きすぎます」
依頼人G「だから、僕は、僕は──」
所長「それさあ、ただ逃げたいだけじゃない?お勉強とか、御両親からの重圧とかからさ」
依頼人G「──は、い?」
所長「いや、だからね、僕が君の話を聞いた限り、君の死にたい同期がなんか弟達がどうのこうのって建前を作っておいて、本音では逃げたいから自殺をしようとしているみたいに見えてねえ。だって、お金なんてアルバイトすれば稼げるのに、アルバイトやってないんでしょ?」
依頼人G「…………」
所長「まあ、そんなことどうでもいい事だけどね。君が死のうが生きようがぼくには関係ないことだし。死にたい人を支援するのが僕の仕事だから」
依頼人G「…………」
81 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 19:59:18.64 ID:yTIWrxWZ0
所長「で、どう死にたいの?苦しみたい?楽に死にたい?自殺に見えない死に方がいい?自殺の方法(カード)はたくさんあるんだ、好きなのを引くと良い」
依頼人G「……できるだけ」
所長「ん?」
依頼人G「できるだけ、綺麗に死にたいです。あまりにもぐちゃぐちゃだと家族にトラウマを植え付ける事になるし……」
所長「──君は、家族想いの良い子だねぇ。良い子すぎるよ」
依頼人G「…………」
所長「なら、手軽に出来て比較的綺麗に死ねる方法を教えてあげようねぇ」
依頼人G「お願いします」
所長「か・ん・で・ん♡」
依頼人G「感電?」
82 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:01:23.15 ID:yTIWrxWZ0
所長「そうそう、感電自殺。簡単で死体も綺麗だよぉ?」
所長「やり方は超簡単3ステップ!」
所長「1!まずコンセントが刺さっていない方のコードを引き抜く!2!銅線を剥き出しにする!3!コンセントをぶっ刺して銅線を胸と背中に当てる!ほぅら、簡単でしょ?」
依頼人G「……ありがとうございます」
所長「ただ、死ねる確率は低いよ?確実に死ぬなら心臓を狙う事、銅線と皮膚の間に食塩水を含めたガーゼを当てること、変圧器を使って電圧を高める事ぐらいかなあ。それでも、あんまり確率上がらないけど」
所長「でも、死ねた時の遺体は、胸と背中に火傷痕が残るぐらいだから綺麗なモンよ?」
83 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:03:32.70 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「痛みとかどうなるんですか?」
所長「一般的な自殺としては痛みは一瞬だからそんなに苦痛は伴わないって言われてるけど、まあ仰け反るぐらいの痛みが駆け巡るらしいね。だから僕としてはアルコールの一つでも飲んで酔っ払ってからの方が良いと思うなあ。あと睡眠薬飲むとかね」
依頼人G「なるほど」
所長「自殺で死ねなかった場合ってさ、やり方によっては結構後遺症が重かったりするんだけど、これはそんなに後遺症が残りにくいのよ。ただ、発見された時に遺体に触れたら、触れた人間も感電する可能性があるから、ちゃーんと『触らないでね』って張り紙すること。いいね?」
依頼人G「わかりました」
84 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:07:11.38 ID:yTIWrxWZ0
所長「いい自殺をして、逝っちゃってね。グッドラック」
依頼人G「……逝ってきます」
………………………………………
秘書「……あの依頼人に教えて良かったんですか?」
所長「何言ってんの?ここ自殺事務所よ?カウンセリングルームじゃないの。どのように死にたいかを聞いて、彼らの思ったような死に方ができるように手伝う。それが僕らでしょ?」
秘書「それは、そうですけど……」
所長「さっきの子にちょっと同情しちゃった?」
秘書「…………」
所長「その反応じゃ、当たりだね」
85 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:10:04.75 ID:yTIWrxWZ0
所長「秘書ちゃんの僕にあまり向けられない優しいところはとても好きだけどさ、一過性の情に流されていたらこの仕事やってられないよ。これ、向いていないんじゃない?」
秘書「私はやるつもりないので」
所長「僕もやらせるつもりは毛頭ないよ。こんなことするのは僕だけで充分」
秘書「…………」
所長「んー!なんか重っ苦しいなあ!ここはひとつ、秘書ちゃんのおっぱいを枕にして──」
秘書「何たわけたことを」
所長「──ですよねえ!」
86 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:11:59.43 ID:yTIWrxWZ0
所長「じゃあお茶淹れてくださいな。お茶菓子は確か戸棚に僕が──」
秘書「あの戸棚にあった丸ボーロは私が食べましたよ」
所長「──え?」
秘書「嘘です」
所長「無表情で冗談は本当キッツイからやめてね」
87 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:12:54.95 ID:yTIWrxWZ0
(お茶を淹れている)
秘書「所長は」
所長「何?」
秘書「どうしてこの事務所を作られたんですか?」
所長「あれ、言ってなかったっけ」
秘書「確か聞いてませんね。はい、お茶です」
所長「あ、ありがとう。──そうねえ、僕がどうしてこの事務所を作ったか、かあ」
秘書「ええ」
所長「ひ・み・つ♡」
秘書「語尾にハートをつけて許されるのはアイドルぐらいだって相場が決まっているんですよ」
所長「君容赦無く心を抉るね」
88 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:19:00.81 ID:yTIWrxWZ0
所長「まあ色んな理由が絡んでいるんだけど、一番はそうだなあ……。少しでも苦しんでいる人を救済する為かな、救済なんて大層なことはしてないけど」
秘書「救済?」
所長「そう。自殺を予防する機関は多いけど、自殺を勧めるところは無いでしょ?」
秘書「そうですね」
所長「死にたがっている人をさ、無理矢理どうこう言って生きさせるのって、なんかおかしくない?
それは現段階で死ぬということを考えない人間のエゴでしかなくて、今死にたがっている人間にとっては苦痛でしかないのさ。
それってなんかおかしくないかなあってずっと考えていたんだけど、ある日ね、なら、そんな人たちに死ぬ方法を教える事務所作っちゃえ!ってなって、ここ作ったの」
秘書「……それって、自殺教唆罪や自殺幇助罪にならないんですか?」
所長「よくそんな言葉知ってるねぇー!はい、ご褒美に僕のヘソクリの芋羊羹あげよう」
秘書「芋羊羹よりお給金あげて下さい」
所長「うっ」
秘書「冗談です」
所長「君最近冗談好きよね」
89 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/25(土) 20:21:41.99 ID:yTIWrxWZ0
所長「確かに、自殺幇助罪に引っ掛かってるよ。でも、死にたいのに生きろって言われるの、本当に苦痛なのよ。
ほら、嫌なことを無理矢理させられるときって、とても嫌な気持ちになるでしょ?それに似た感じだと思ってもらったら良いよ。
僕は相手を苦痛に陥れてまで生きて欲しくない。犯罪ってのは重々承知しているけど、人の求めるものになるだけ協力したいから自殺事務所(ここ)をやっているんだ」
秘書「…………」
所長「惚れた?」
秘書「何馬鹿なこと言っているんですか」
所長「あ、うんごめん」
90 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/25(土) 20:30:58.46 ID:yTIWrxWZ0
>>80
同期→動機に脳内変換してください
書いていてすごくガバガバすぎるところがありますがお許しください
私の調べ方が甘いのでしょうが、自殺法ってレパートリーが無いんですね。すぐネタ切れ起こしそうです
自殺ネタ以外でもちょくちょく小ネタを挟んでいけたらいいなと勝手に思っているので、こんなネタあったら読んでみたいなんてあったら教えて頂けますと書いたり書かなかったりします
今日はちゃんと20時台に更新できたよ!
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 21:01:56.04 ID:b4tTOFyMO
無理心中したがる依頼人にこの二人はどういう反応するのかな
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 22:04:23.89 ID:XXVjdCN10
おつ
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 22:09:15.76 ID:noKQi9fHo
乙
自殺法によって話を広げるのでなく依頼主のエピソードによって話を広げると良いのでは
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 03:05:34.32 ID:TE1h1SIMO
乙
所長さん結構好き
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 12:05:36.39 ID:yOzDto/tO
芋羊羹の下りでで勇者シールをプレゼントする話し思い出したけどまさかね…
96 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/26(日) 17:43:49.95 ID:55sK39RM0
みなさん乙、コメントありがとうございます
いただいたネタは早速使わせていただきます
>>93
さんの依頼主に焦点を当てた話は、もう少ししたら少しだけ長めの話で書いてみようと思います
>>95
さん
すみません、私はそのようなお話は知らないのですが、よければ教えて頂けますか?
97 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 17:45:10.31 ID:55sK39RM0
依頼人H「──離婚してからというもの、昼夜問わず仕事を入れて子供のために働いているのですが、どうしても暮らしぶりは良くならず……」シクシク
所長「(あれ、ここ心療内科だっけ)」
依頼人H「子どもにこれ以上苦しい思いをさせるなら、もういっそのこと、子どもと一緒に死のうと考えてまして……」
所長「なるほど。お子さんはおいくつ?」
依頼人H「4つです」
所長「あら、天使の4歳じゃない。いっぱい言葉喋るでしょ?」
依頼人H「はい。もう、どこから覚えてきたのかわからない言葉を教えてくれたりするんです」
所長「小さい子は貪欲に物事を覚えるからねえ」
依頼人H「あはは……」
98 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 17:45:41.78 ID:55sK39RM0
所長「元旦那さんからの養育費は?」
依頼人H「それが……最初の1ヶ月2ヶ月で支払わなくなってしまって」
所長「よくある話ねえ。養育費に関しての公正証書はとってたの?」
依頼人H「いえ……」
所長「まあ、そういうものよね」
依頼人H「だから、もう私には死ぬしかないんです。でも、遺される子どもがかわいそうでかわいそうで──」
所長「だから無理心中をしたいんだね?」
依頼人H「……私はどう苦しんでも構いません。子どもが、せめて子どもが安らかに逝ける方法を教えてくださいませんか?」
所長「そうだねえ……。一つ言っていい?」
依頼人H「はい」
所長「奥さん頼るところ間違えてるよ」
99 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 17:46:50.05 ID:55sK39RM0
所長「君のエゴで子どもを殺す前に、頼れるところを頼らなくちゃ。こんなところに来る前に」
依頼人H「エゴだなんて、そんな」
所長「僕から見たら立派なエゴだね。二進も三進も行かなくなって視野が狭くなっているんじゃない?」
依頼人H「…………」
所長「死ぬのは大いに結構。でもね、死ぬ気がない人間を幾ら可哀想だからといって道連れにするのは、少し考えが浅はかだ」
所長「まあ、何人もの人間を殺したような人間に言われたくないだろうけど」
100 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 18:05:53.85 ID:55sK39RM0
所長「元旦那さんには支払い要請したの?」
依頼人H「1度だけ」
所長「何で?」
依頼人H「電話、ですけど……」
所長「電話だけだと弱いなあ。お手紙出しなさいな、お手紙。『私はあなたが養育費を支払わないからこんなに苦しんでるのよー。○○日までに払えー』って。恨み辛み書いちゃえ」
依頼人H「はあ……」
所長「ダメだったらダメで内容証明郵便とか履行勧告、命令、差押えって感じでプレッシャーかければいいの。嫌かもしれないけど、自殺を考えたぐらいの奥さんならできる」
依頼人H「…………」
所長「行政は?」
依頼人H「仕事が忙しくて行ってないです」
所長「じゃあこの後は行政だ。役所に行って話しておいで。ここよりもいい話が聞けるはずだから」
依頼人H「はい」
所長「子どもの未来を憂いて殺すより、あと少しだけ足掻いてみようよ。それでもダメだったら、良い方法を教えるから」
依頼人H「…………」
101 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 18:21:34.73 ID:55sK39RM0
─────────
秘書「所長にしては、あんなことも言うんですね」
所長「無理心中で殺されるであろう子どもが不憫でね。まあ……奥さんには酷なことを言ったけど」
秘書「死にたいのに生きろって言ったようなものでしたもんね」
所長「僕は最低だね。生きることへの苦しみから解放されたい人を援助したかったのに……ハハ」
秘書「一人は解放されたとしても、道連れにされる側からしたら、無理心中なんて馬鹿馬鹿しいことです。一人の単なる偽善のために殺されるなんて、エゴイズムも良いところですよ」
所長「……まるで普段の僕みたいなことを言うんだね」
秘書「私は思ったことを言ったまでです。所長、所長の判断はおかしくなかったと思います。少なくとも私は」
所長「ありがとうね」
秘書「いいえ、別に」
102 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 23:53:46.96 ID:55sK39RM0
依頼人I「飛び降りって、怖いですか?」
所長「飛び降り希望さん?」
依頼人I「はい。ネットで、飛び降りは気絶するから痛くないって見たので……」
所長「ははーん、なるほどお。確かに痛くはないみたいよ?ケースによるけどね」
依頼人I「ケース?」
103 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 23:56:44.48 ID:55sK39RM0
所長「ほら、飛び降りる時もその高さってあるでしょん?ビビって低いところから飛び降りても、痛いだけで終わるなんてあるしさー」
依頼人I「はあ」
所長「死ぬなら確実にかつ痛くなく、死にたいでしょう?」
依頼人I「それは……勿論です」
所長「でしょ?確実に死ぬにはそうだねぇ……7〜8階の高さのビルが最高かなあ。下がコンクリートならまず助からないね。頭ぱっくり血塗れさようならー」
依頼人I「…………」
所長「顔色悪いよお?そんなんじゃ死ねないんじゃない?ハハハハ」
依頼人I「だっ、大丈夫……です!」
所長「どうかなあ?」
104 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 23:58:02.06 ID:55sK39RM0
所長「あとは、頭から落ちるってのも大切だね」
依頼人I「頭から?」
所長「そうよー。十分な高さから飛び降りても死ねない人って時々いるんだけど、その原因は頭から落ちていなかったってのが多いんだよねえ。あとは、花壇の上とか車のボンネットの上に落ちたとか下に人がいたとか」
依頼人I「へぇ……」
所長「確実に死にたいならコンクリートに頭叩きつけて死ぬんだよ♡
深夜帯とかに飛び降りたらいいんじゃないかな」
依頼人I「わかりました」
所長「人の上に落ちて、自分は生きているのに、その人は死んでしまったってケースも聞くから気をつけるんだよ?賠償金尋常じゃないらしいからね。ハハハ」
105 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/26(日) 23:58:49.73 ID:55sK39RM0
……………………………
所長「あー今日もお仕事したなあ。もう少しで秘書ちゃんのお給金上げるから、お楽しみにね〜」
秘書「ありがとうございます」カタカタ
所長「あれ?ウチにこんな植物あったっけ?」
秘書「ミントです。夏が近づいてきましたし、少しでも涼しげに過ごしたくて」カタカタ
所長「へえ。あ、芽が出てる。可愛いなあ」
秘書「そうですか」カタカタ
所長「んーっと……何やってんの?」
秘書「ちょっと変なサイトを見つけまして。それについて調べていたところです」
所長「変なサイトぉ?」 ハテ
106 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 00:02:26.18 ID:o/sK8hvZ0
秘書「これです」 スッ
所長「……何これ。知らん宗教だねえ」
秘書「鍛錬によって徳を積み、最後に己の死を神への供物にすることによって、あの世での幸福を約束されるというものらしいです」
所長「はえー、恐ろしっすなあ」
秘書「全然怖そうじゃないですか」
所長「えへ」
秘書「可愛くない」
所長「(しゅん)」
107 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 00:03:51.65 ID:o/sK8hvZ0
所長「それ、いわゆるカルト宗教ってやつじゃん」
秘書「何とも思わないんですか?」
所長「全然。だって、その人がやろうとしてやってることだし。僕には関係ないね」
秘書「そうですか……」
108 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 00:07:08.70 ID:o/sK8hvZ0
(数日後)
所長「──へえ、お姉ちゃんが不審死」
依頼人J「そうなんです」
所長「でもそれってただの自殺でしょ?君の話を聞く限り、お姉ちゃんは車の中に排気管から繋げたパイプを突っ込んで死んでいた。これが自殺以外の何に見えるってのよ」
依頼人J「姉は、自殺をするような人じゃないんです!」
所長「そう言われてもねぇ……。僕君のお姉ちゃんのことなんて微塵も知らないし」ポリポリ
依頼人J「っ、でも!」
所長「そんなのは僕じゃなくて、警察に言わなくちゃ」
依頼人K「……警察に言っても、信じてくれなかったので……」
所長「まあ、信じないよね」 コクコク
依頼人K「俺には所長さんしか頼る人がいないんです!お願いします!姉の、姉貴が自殺じゃないってことを証明してください!」
所長「んなこと言われてもねぇ……」
109 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 00:12:14.20 ID:o/sK8hvZ0
所長「そもそも、僕は探偵じゃないんだしィ……」 ゴニョゴニョ
依頼人J「自殺事務所の所長でしょ?!なんとかしてくださいよ!!」 ガッ
所長「ちょ、待って、首、首締まる……!」
依頼人J「あっ、ごめんなさい」パッ
所長「ッゲホゲホ………ハア、余り力になれないと思うけど」
依頼人J「……!ありがとうございます!」
所長「何か、手がかりになりそうなやつってないの?」
依頼人J「そういえば……姉の財布にこんなものが……」ゴソゴソ
所長「……なにこれ、お札?」
依頼人J「僕もわからないんです。神社のお守りにしては何処となく気持ち悪いデザインだし……」
所長「そう言われればそう見えるねえ。ちょっとこれ、預かっていい?」
依頼人J「はい」
所長「とりあえず、このお札について調べておくから、また来てちょうだいな」
依頼人J「わかりました!ありがとうございます」
110 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 00:15:49.39 ID:o/sK8hvZ0
所長「──というわけで秘書ちゃん」
秘書「はい」
所長「このお札についてお願いしてもいい?」
秘書「些か、普段の業務とは違うもののように思えますが」
所長「だって、あの場面で断れば僕絞め殺されていたんだもん。仕方ないじゃない」
秘書「絞め殺されても良いと思いますけどね」
所長「えっ」
秘書「このお札について調べておけば良いんですね」
所長「あ、ああ……うん。ただの自殺だと思うんだけど、まあ約束しちゃったし、お願い」
秘書「かしこまりました」
111 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/27(月) 00:17:06.70 ID:o/sK8hvZ0
>>108
依頼人K→依頼人Jに訂正をお願いします
今日はここまで
みなさまおやすみなさいませ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 00:20:04.24 ID:6XtWpqRSO
乙
無理心中のネタ拾い感謝
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 00:22:47.50 ID:gg1vav4Co
乙
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 09:13:47.75 ID:2dDwlAXWO
勇者シールは結構昔の勇者ssです。
勇者以外みんな亡くなって勇者は薬草とかの使いすぎ中毒みたいな…
115 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/27(月) 18:23:38.38 ID:o/sK8hvZ0
こんばんは
乙、コメントありがとうございます
>>112
さん
こちらこそネタの提供ありがとうございます
>>113
さん
ありがとうございます。
調べて拝読しました。勇者以外のメンバーの亡くなる描写が壮絶で、なんとも言えない気持ちになりました。
116 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/27(月) 18:24:08.04 ID:o/sK8hvZ0
>>114
さんへでした
すみません
117 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 18:28:37.09 ID:o/sK8hvZ0
秘書「所長」
所長「ん、どうしたの?」
秘書「以前頼まれたらお札の件、出来ました」
所長「お疲れ様。さすが持つべきは優秀な秘書だね。マフィンあげる」
秘書「ありがとうございます。……お札についてなのですが、所長、こちらを覚えていますか」スッ
所長「ここ……前のカルト宗教じゃん?」
秘書「ええ。ここの宗教のお守りであることが判明したんです。……これが、このサイトにあったお守りです」 カチッ
所長「わあ。お札とそっくりだ」
118 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 18:31:57.71 ID:o/sK8hvZ0
秘書「クライアントのお姉様は、この宗教に入信していた可能性が高いと思われます」
所長「ふうん、宗教ねえ。そんなのに縋って生きている人って、どんな気持ちなのやら。……ん?」
秘書「如何されましたか?」
所長「このサイト面白いねえ。自殺した人間の名前を載せているよ。中には写真まである人もいるのねえ」カチカチ
秘書「うっ……」 ウップ
所長「あ、こういうの苦手?」
秘書「私は……所長と違うんです」
所長「ふふふ、かんわいーねえ。その感覚は忘れたら駄目だよ?男にモテなくなる」
秘書「所長に言われたくありません」
所長「僕は男だから問題ないんだよなあ──ん?」
秘書「どうしましたか」
所長「この前の依頼人さんのお姉さん、名前なんだっけ」
秘書「依頼人K姉さんです」
所長「ここ、同じ名前だ」
秘書「あ、本当」
119 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 18:34:32.55 ID:o/sK8hvZ0
所長「なになにー?『前回の会議の結果、贄に決定した依頼人K姉さんは、排気ガスによる排ガス中毒により神の御許に召されました──。』なんだ、ただ生贄に決定したから自殺したってだけじゃないの」
秘書「所長、写真が」
所長「あ、本当だ」カチッ
秘書「……綺麗なものですね」
所長「そりゃそうよ。ガス中毒で死ぬ人間はちょっと皮膚が変色するぐらいで身体自体は綺麗なもんよー」
120 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 18:46:55.79 ID:o/sK8hvZ0
秘書「あれ?」
所長「どったの秘書ちゃん」
秘書「死体の手首をみてください。やけに赤くないですか」 コツコツ
所長「あら、本当。しかも……手首だけだねえ」
秘書「こんなことってあるんですか?」
所長「そんなわけないよ。皮膚の変色は全身に広がるものだし、そんなに赤くはならない」
秘書「じゃあ、どうして」
所長「可能性としてあげられるのはそうだなあ……何かによって拘束した跡かな、これだと」
秘書「拘束した跡って──」
所長「それに色々おかしいところがあるねえ」カチカチ
秘書「えっ?」
所長「ほれほれ、ちょっと見てみてよ」
秘書「ちょっと、近付けないでください」
所長「嫌かもしれないけど、よく見るんだ」
秘書「…………」オソルオソル
所長「違和感を感じない?」
秘書「?」
121 :
◆0B.2KBz0Ik
:2016/06/27(月) 19:00:48.80 ID:o/sK8hvZ0
所長「まず写っているものを確認しよう。これは何処で撮影されている?」
秘書「車内です」
所長「そう、車内。次。撮影者はどうのようにこれを撮影しているかな?」
秘書「これだと……。K姉さんが助手席に座っているので、運転席のドアを開けての撮影ですよね。ガラス越しには見えませんから」
所長「その調子。彼女の自殺方法は?」
秘書「排気ガスによる排ガス中毒……ですよね」
所長「当たり。ガス自殺での鉄則は?」
秘書「外気が入り込まないように徹底して空気の入り道を遮断すること……ん?」
秘書「これ、本来ならドア開けられないはずですよね」
所長「良い目の付け所だ。その通り」パチパチ
122 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 19:09:48.86 ID:o/sK8hvZ0
所長「入る場所以外のドアを全部外側からガムテープで空気を遮断して、入った後は内側からガムテープで同じようにする。この状態だと、中々ドアは開けられないよね。まあ、無理矢理開けることもできなくはないけど」
秘書「手首の跡は?」
所長「自らで手首を拘束した上で自殺に臨んだか、逃げられないように拘束されたかのどっちかだろうね。まあ、拘束していたものがないとなると、後者かな」
秘書「所長、まさかですが……」
所長「秘書ちゃん。僕が言ったのは全部憶測。君が言おうとしているのも憶測。事実がはっきりしない状態でものを言うのは余り宜しくないな。……まあ、依頼人Kさんに話してみようか」
123 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 19:17:47.41 ID:o/sK8hvZ0
………………………………
所長「──っていうわけで、このお札は聖なる骸(サンクタム・コープス)っていう宗教団体のお札っていうのが分かったけども、何か知ってたりする?」
依頼人J「なんですか、その宗教って」
所長「この宗教団体ね、自らを生贄にすることによって、この宗教の神に忠誠を誓うっていうカルトじみた奴なんだけど──」
依頼人J「?!」
所長「──何か知ってそうだね」
124 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 19:23:39.75 ID:o/sK8hvZ0
依頼人J「この宗教については知らないです。でも」
所長「でも?」
依頼人J「一時期姉が家に全く帰ってこなくなった時があったんです。でも、つい数瞬間前かな。久々に家に帰ってきたと思ったら、なんか様子がおかしくて」
所長「へえ。自殺の機会を伺っていたとか?」
依頼人J「そんな、そんなはずない!」
所長「どうしてそう言い切れるの?」
依頼人J「姉貴、帰ってきたときに言っていたんです。『私、結婚する』って。結婚する人が自殺なんて考えられますか?!」
所長「お、おう……」
依頼人J「姉貴凄く幸せそうで、彼氏の写真を見せてくれたんです!彼氏も凄く良さそうな人で……。みんな楽しみにしていたんです。なのに、なのに──!」
所長「…………」
125 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/27(月) 19:26:29.78 ID:o/sK8hvZ0
…………………………………
秘書「幸せの中にいた人が突然自殺なんてあるんですか?」
所長「他者から見た幸せが当人の幸せとは限らないからね。ザラにあるよ」
秘書「そうですか……」
所長「……秘書ちゃん」
秘書「はい」
所長「明日から一週間お休みね」
秘書「は?」
所長「僕、旅に出る」
126 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/27(月) 19:27:45.17 ID:o/sK8hvZ0
一区切りつけます。
依頼人Jさんです
何をトチ狂ったのかKと書いていますが、脳内変換でJさんに変えていてください。
21時にまた更新できたらいいな。
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/27(月) 22:49:30.12 ID:ha6TGoPN0
寝ちゃったとかかな
乙乙
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 22:50:05.07 ID:ha6TGoPN0
sage忘れすみません
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/28(火) 01:37:24.47 ID:B4wnjs5XO
今までも面白かったけど、自殺をテーマに話が広がっていくのも良いね
乙
130 :
◆0B.2KBz0Ik
[sage]:2016/06/28(火) 21:01:17.79 ID:xMZR0+Kd0
こんばんは
昨日は失礼しました
きょうも宜しくお願いします
131 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:04:53.95 ID:xMZR0+Kd0
秘書「旅に出るって、一週間も何しに行くんですか」
所長「んー、探偵ごっこ?」
秘書「は?」
所長「探偵ごっこ探偵ごっこ。依頼人Jさんの話を聞いていたら少し引っかかることがあったからねえ。ちょっと現地に行って調べてくるよ」
秘書「現地って、どこなんです?」
所長「そりゃあ、ここだよ」トントン
秘書「……!サンクタムコープス……危険ですよ、幾ら何でも」
所長「僕さあ、気になったことはとことんやりたいんだよねえ。知的好奇心が旺盛でさあ」
秘書「 」
132 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:05:28.94 ID:xMZR0+Kd0
所長「大丈夫。ヘマはしないよ」
秘書「所長……」
所長「僕ね、ここから帰ってきたら秘書ちゃんと結婚するんだ」
秘書「私は結婚願望ありませんし付き合ってもないしフラグ立てないでください」
所長「ごめんなさい」
秘書「ちゃんと帰ってきてくださいよ。お給金がもらえないと困ります」
所長「もちろん!」
133 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:07:24.79 ID:xMZR0+Kd0
……………………………
所長「と、いうわけでね。来ちゃった☆」
シーン
所長「って言っても誰も突っ込んでくれないのか…うん、頑張ろう」
所長「あの、すみませーん!」
受付「はい」
所長「僕、入信の手続きをしていた──」
受付「ああ、先日お電話されていた。お待ちしていました、同志よ。有末様がお待ちしております」
所長「はあ」
受付「こちらの方にご記入お願いします」スッ
所長「」カキカキ
134 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:17:28.91 ID:xMZR0+Kd0
受付「──はい。では確かに。あちらの部屋で俗世の不純を取り除く作業をしてから、有末様のお部屋に向かってください。こちらが道着と、我が教団の認定バッヂになります」スッ
所長「ありがとうございます」
受付「有末様はあちら向かって奥の突き当たりにあるお部屋でお待ちです。道着にお着替えになりましたら、速やかにお向かいください」
所長「分かりました」
(着替え部屋)
所長「へえ、携帯系統の通信機器持ち込みアウトなのか。予想していたけど」ゴソゴソ
所長「スーツ以外の服を着るって久々だなあ……うわ、ダサい」
所長「(この認定バッヂとやらも、趣味の悪い金ドクロのバッヂだし、変に立体的だし重いし)」
所長「……さあ、行くか」フウ
135 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:23:07.65 ID:xMZR0+Kd0
コンコン
所長「失礼しまあす」 ガチャ
有末「おや、君が体験入信の──」
所長「所沢長義です」 ペコッ
有末「待ってましたよ。さあ掛けて掛けて」
所長「失礼します」
有末「で、どうしてここへ?」
所長「……自殺という世間見たらいけない行為を、神様のために捧げることができるというのを聞いたので」
有末「おおー。ありがとうございます。サンクタムコープスは、あなたのような人を待っていたのですよ」
有末「喜んで、神はあなたを迎え入れます」
所長「(神、ねえ……)」
136 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:24:53.91 ID:xMZR0+Kd0
─────────
(鍛錬室)
幹部1「さあ!我らが神であるサンクタム・コープス様の元へ行っても恥ずかしくないよう、徳を積んでおきましょう!」
「はい!」
ドンドン!
バタンバタン、キャーキャー
所長「(う……わぁ……)あの……」
幹部1「君が所長さんだね?」
所長「あ、はい」
137 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:27:25.97 ID:xMZR0+Kd0
幹部1「鍛錬室へようこそ。ここ(鍛錬室)は、贄に己を捧げる前に徳を積む部屋になります」
所長「はあ……(すごいなあ)」
幹部1「とりあえず、各鍛錬室を回りながら説明しましょうか…………。まず、サンクタム・フムス(聖なる土)は、体を鍛え、サンクタム・コープス様の元へ行ったときにコープス様のお手伝いができるようにしておくための部屋です」
所長「すごいですね」
幹部1「次はこちらになります」
所長「Sanctum Aqua……?」
幹部1「サンクタム・アクア。聖なる水の間です。ここでは、プールの中に息を止めて潜り、水の中で長時間息を止める訓練をします。贄として逝く際、余り苦しまないために鍛錬しています」
??「や、めてくださっがぼぼぼぼぼ」
??「そんな時間では息を止めた中に入りませんよ!ほら!もっと潜って!」
所長「…………」
幹部1「じゃあ、次に行きましょう」
138 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:29:06.53 ID:xMZR0+Kd0
幹部1「サンクタム・アグニ。聖なる火の間です。ここは、中がサウナのようになっており、中で重労働をして徳を積んでいます。コープス様は、神になる前、灼熱のような土地で重労働をなされていました。それにあやかり、我々もアグニの間で重労働をし、徳を積むのです」
所長「そうですか……」
幹部1「……さて、男性とほとんどの女性はこれで終わりです」
所長「へ?」
所長「他に何かあるんですか?」
幹部1「ええ。選ばれし聖なる巫女の間、サンクタム・ルクスリアがあります。しかしそれは、選ばれた人だけが積むことのできる部屋ですので、あなたには関係ないですよ」
所長「あー……そうですか(ルクスリア、か)」
幹部1「今日は初日ですので、サンクタム・フムスで徳を積みましょうか」
所長「分かりました」
139 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:36:00.89 ID:xMZR0+Kd0
───────────
キーンコーン
幹部1「皆様、本日の鍛錬はこれにて終了です!お疲れ様でした、サンクタム・コープス様も皆様が徳を積まれたことをお喜びになられていると思いますよ!」
ザワザワ
カエロウカー
幹部1「準備が整った方から各自、イエンエーヌ・デイへお戻りください。また明日!」
所長「つ、疲れた……」ボロボロ
140 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:41:22.65 ID:xMZR0+Kd0
所長「早く……早く帰って……ご飯食べたい……」
??「よお、お前!」
所長「?!」バッ
??「お前見ねえ顔だな、新入りだろ」
所長「は、はあ。そうですけど」
??「やっぱりな!オレ人の顔を覚えるの得意でよ、一回でも顔見たら覚えるんだけど、お前は見たことなかったんだよなあ〜」
所長「えっと、君は──」
??「オレぁ大黒寺!大黒寺東馬ってんだ。よろしく」
所長「あ、ああうん、よろしく。僕は所沢長義って言うんだ」
大黒寺「宜しくな!オレのことは東馬って呼んでくれ!……お前のこと何て呼べば良いんだ?」
所長「(やけに元気だなあ)僕、あだ名が所長だから、所長がいいなあ」
大黒寺「所長かあ……。変なあだ名だな!まあよろしく所長!」
所長「よろしくね」
141 :
◆0B.2KBz0Ik
[saga]:2016/06/28(火) 21:43:15.60 ID:xMZR0+Kd0
所長「そういや東馬くん。やけに水浸しだけど、どうしたの」
大黒寺「へへ、今日はサンクタム・アクアで鍛錬をしていたから」
所長「サンクタム・アクアって、水の……アレ?なんかきつそうだったけど……」
大黒寺「もちろんキツイさ。でも、サンクタム・コープス様のところに行けるために頑張っていると思うと、やれる気がするんだよな」
所長「へぇ……(すごいな)」
大黒寺「所長は?」
所長「僕は……サンクタム……なんだったっけ。土って言ってたよ」
大黒寺「フムスかあ。あれ一番楽だよなー」
所長「え?」
大黒寺「あ?」
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