ランサー「言峰!!俺もう我慢できねえ!!」

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368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 20:11:03.28 ID:2ALIXTpPO
凛ちゃん,sun値チェック成功したのか(気絶)
369 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:40:48.87 ID:RWY1FbMl0
時臣「ぐうっ・・・!!」

攻撃が通じないという結果に、慌て気味に後ろに下がった。

だが、同時に言峰も前進し時臣の身体を抱きしる。

言峰「ご主人様ッッッ♡♡♡」

時臣「ぐあああああああああああああああああ!!!!」

ギュウウウウウウ!!!!と抱き締められ、バキバキという音と共に時臣の身体が軋む。
370 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:44:02.15 ID:RWY1FbMl0
時臣「離せ!!離せえええええええええ!!!!」

掌から0距離で言峰の身体にビームを放つ。

だが言峰は何事もないかのように時臣を抱きしめる。

そして、

「愛しています」

と、耳元で呟き続けた。
371 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:44:58.92 ID:RWY1FbMl0
時臣「うぉえっ!!気持ち悪いいい!!!!」

言峰「それでも、愛しています。どんなに気味悪がれようと、罵詈雑言浴びせられようと、愛しています。

私は、あなたが欲しい。あなたを独占したい。永遠に、私と言う名の檻に閉じ込めておきたい」

すると言峰に抱き締められている時臣の身体が光り出した。

時臣「なっ・・・なんだこれは!!??」

言峰「一緒に、一つになりましょう・・・。私が、あなたの全てになります・・・」

それは吸収だった。

言峰が愛の力で時臣を吸収し1つになろうとしているのだ。

時臣「嫌だ!!嫌だ!!誰かっ・・・誰か助けっ――――――――」
372 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:45:51.60 ID:RWY1FbMl0
その言葉を言い終えた瞬間、時臣の身体は光の粒子となり言峰に吸収された。

言峰はうっとりとした表情で、自身の胸を撫でる。

そこにいる時臣を愛でるように。



セイバー「な、なんですかアレ・・・」

セイバーはこの状況に理解が追いつていなかった。

バケツ「分かんねえ・・・俺にもさっぱりだ」

アーチャー「つまり、言峰の肉体で復活した時臣はその肉体の主人格であった言峰に乗っ取られた、ということだ」

アーチャーが二人の側に来て、言った。
373 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:47:43.54 ID:RWY1FbMl0
セイバー「あなたはよく冷静でいられますね・・・。もしかして私なんかよりよっぽどすごい人生歩んでます?」

アーチャー「ふっ、どうかな。だが相応の経験を積んだことについては自負している」

そう言って言峰を見やった。

言峰は敵意を剥き出しており、一歩づつ足を進めていた。



言峰「ご主人様の望みは神になること。その願い、その下僕たる私が叶えるが道理――――」

その時、

時臣『――――助けて!!助けてくれえ!!凜!!桜!!』

言峰の胸に絶望に染まった時臣の顔がでっぱり上がり、叫んだ。

その声からひしひしと時臣の絶望が伝わってくる。
374 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 22:15:46.55 ID:RWY1FbMl0
ヤンデレ言峰×時臣

って組み合わせってどうなんでしょうか。カップリング的に。

ってかマシュのおっぱいすげええええええええええええええええええええええええ!!!!

>>361
凜いると話長引くの見えますからここで退場させて頂きました(”・ω・)

>>365
そう言われると嬉しいよありがとう。

>>366
オリジナルじゃないけどハーメルンみたいな二次創作投稿サイトで今作終わったらシリアス系で書いてみたいなって思ってます。

>>367
師匠まだゲットしてないですね。食料ひたすら集めて羽と交換してました。
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 23:57:54.64 ID:6n6fc8Wko

>嫌だ!!嫌だ!!誰かっ・・・誰か助けっ――――――――
時臣の恐怖と絶望がヒシヒシと伝わってくる……
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 02:59:42.37 ID:2fjTs2Qqo
時臣の最後の慟哭怖い乙

>>374
麻婆ワインという恐ろしいカップリング用語があってだな…
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 17:26:09.23 ID:pOPsXn0AO
>>376

麻婆豆腐とワインはグルメにはおなじみの組み合わせらしい
つまり二人のフュージョンは必然…!
378 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:01:39.72 ID:/Ix3gO1n0
言峰「ご心配はいりません。この私がずっとお側にいます」

時臣『嫌だっ・・・!!やめてくれ・・・!!自分がなくなっていく、全てが言峰に染まって行く!!』

時臣の悲鳴と同時に、言峰は抵抗する時臣を抑え込み封じた。

言峰「では、始めようか」

言峰が走り出した。

セイバー「アサシン!!士郎達を頼みます!!」

アサシンは頷き、士郎と凜をおんぶしている葛木の前に立った。
379 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:02:37.05 ID:/Ix3gO1n0
3騎士が言峰を迎え撃つ。

セイバーが前線で戦いアーチャーが少し離れた所で矢を射る。

そしてバケツもといランサーは得意のルーン魔術を活かしセイバーとアーチャーのいる2か所を行き来し巧みに戦う。

一見は互角に見えているが、一人でも欠けたら一気に劣勢に立たされるというのは明白だ。



言峰が攻めに出た。

ランサーがセイバーとアーチャーの間の距離で遠距離攻撃を仕掛けたタイミングで最も近くにいるセイバーに突進する。

アーチャーとランサーの攻撃は無視していた。

セイバー「っ・・・」

狙いを察したセイバーは魔力を放出急速で後退し、ランサーと合流しようとする。
380 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:03:22.17 ID:/Ix3gO1n0
だが、

言峰「遅いぞ」

後退するセイバーの目の前に言峰はいた。

ランサー「なっ、速い!?」



言峰を前にしてその動きを理解した。

セイバー(この動き、魔力放出か!?)

時臣はサーヴァントとその繋がりのあるマスターの精液を集め、強くなった。

つまりサーヴァントの力を自身の物にすることで神になろうとしたのだ。

今の言峰は全クラスのサーヴァントの力を合わせたハイブリットということになる。
381 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:03:50.24 ID:/Ix3gO1n0
セイバー「うおおおおおおおおおおお!!!!」

言峰の心臓目掛けて不可視の剣を突き出す。

対して、言峰は姿勢を低くすることで不可視の剣を頭上に素通りさせセイバーの手首を掴んだ。

セイバー「風王鉄槌!!」

それと同時にセイバーが不可視の剣に施された力を解き放った。



『これで言峰を吹き飛ばし自分は味方と合流し体制を立て直す』



言峰「――――というのが、君の算段かな」

セイバー「!?」

セイバーの真後ろに、言峰がいた。
382 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:06:33.35 ID:/Ix3gO1n0
言峰はセイバーの首をガッと掴み、持ち上げもう片方の手でセイバーの胸を殴りつける。

そして豪快な音と共に壁に叩き付けられた。

士郎「セイバー!!」

葛木「待て!!」

慌てて士郎は、葛木の静止を振り切って10m程先にいるセイバーに駆け寄った。



ランサー「刺し穿つ死棘の槍!!」

その間にランサーが宝具を発動させた。

セイバーを飛ばし、「次はお前だ」とランサーに視線を向けた瞬間に言峰の胸を貫いたのだ。
383 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:07:57.49 ID:/Ix3gO1n0
だが――――――

言峰「残念だったな、ランサー」

ランサー「何!?」

言峰は刺さった槍を掴み持ち上げ、槍を持ったまま宙に浮いたランサーを地面に叩き付けた。

言峰「生憎貴様の宝具は知っているのでな。対策を取らせてもらった」

アーチャー「ランサー!!奴のペニスを見ろ!!」

言われて言峰のペニスを見て気づいた。

ランサー「ばっ、馬鹿な――――――――」
384 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:10:01.74 ID:/Ix3gO1n0



士郎はセイバーを抱き起し、状態を見る。

士郎「大丈夫か、セイバー!!」

セイバー「・・・ええ」

弱弱しい声で答えた。

意識はあるようだがダメージが大きいのも確かだった。

どうすれば、と士郎は頭を回転させる。

そんな心配げな表情をしている士郎を見て、軽く微笑み、

セイバー「大丈夫ですよ士郎、私は強いですからね・・・」

と、篭手を外し素手で士郎の頬を優しく撫でた。
385 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:11:16.50 ID:/Ix3gO1n0



――――――――



言峰のペニスを見てその異常さに気付いた。

金玉が、玉袋が、心臓のように鼓動しているのだ。

更によく見ると、

ランサー「あれ、こいつペニスなくね?」

アーチャー「何を言っている!!頭を見て見ろ!!」

ランサー「あ――――――――」



言峰「おやあ、気づいてしまったかな」

ペニスと金玉二つを収納した玉袋を見つけた。

ランサー「ぶふぉあっwwwwwwwいやでもwwwおまっwwwwwwそwこwはwねーだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

言峰の額に、角のように生えていたのだ。
386 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:20:16.72 ID:/Ix3gO1n0
昔、エロ漫画で

ある日突然額からペニスが生えた!!

みたいな内容の話を思い出し、そこからパクりました。

にしても水着師匠カッコいいですねー。水着は清姫が好きです。
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 19:50:49.20 ID:Tk2549Gso

そこはねえよいくらなんでもwwwwww
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 20:56:36.33 ID:/q2653dVO

ガーベラでは葛木先生に角が生えてましたねぇ
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 23:58:46.62 ID:PMBuU5qBo
おつ
腹の底からワロタwwwwwwwwwwwwwwwwww
390 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 00:48:54.67 ID:ABry+raG0
言峰「ご主人様のペニスを笑うとは、なんたる恥知らず・・・」

ランサーは槍を引き抜き、アーチャーの近くにジャンプし構えなおす。

そこからセイバーを一瞥すると、戦えるようなるには時間がまだいるのは明らかだ。

士郎達は見当たらない。避難しているのだろう。

ランサー「にしてもどこにあろうと心臓を確定で穿つこの一撃が何故外れたんだ?」

アーチャーに言った。

アーチャー「分からん。だが少し試させて欲しい」

と、剣を投影し矢に変化させ、放った。
391 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 00:49:53.87 ID:ABry+raG0
アーチャー「赤原猟犬!!」

赤原猟犬は言峰の股間にある心臓目掛けて飛ぶ。

言峰「ふん」

頭部のペニスが揺れた。

同時に、赤原猟犬が心臓に向かわず言峰の胸、本来の心臓の部位に突き刺さった。

アーチャー「・・・」

やはりか、と言った表情で言峰を見る。
392 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 00:50:27.96 ID:ABry+raG0
ランサー「分かったぜ・・・。野郎の頭部のペニス、あれがジャミングしてるってこった」

アーチャー「のようだな」

言峰は刺さった矢を強引に引き抜き、へし折った。

言峰「これで分かっただろう?では、終わらせてもらうとしよう」

口を大きく開け、そこに光が集まり出す。

口から『はかいこうせん』の如くビームを放つ合図だった。
393 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 00:51:11.27 ID:ABry+raG0
だが、

言峰「!?」

言峰の足元に一本の剣が刺さったことでチャージを中断した。

全員が飛んできた剣の元を見やった。



士郎「ま、間に合った・・・!!」

ギルガメッシュ「どうやら、随分手こずってるようじゃないか」

黄金の鎧を纏ったギルガメッシュが入り口から剣を放ったのだ。

士郎とギルガメッシュの後ろにはアサシンと葛木、意識がない凜がいる。

ランサー「さっき見ていねーと思ったら・・・」

士郎「悪い、ヤカ――――英雄王を呼び行ったら時間掛かっちまった!!」
394 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 01:07:24.51 ID:ABry+raG0
今朝FGOログイン時に150日ログインボーナスを頂きました。

もうそんなに経ったのか、という気持ちです。

今作士郎の活躍が少ないですね。スペック的にもしかたないですが。
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 06:45:34.06 ID:eatmTgXlo

この作品で活躍できる=どうしようもない変態というイメージがあるので
活躍できない方が人としてはいいのではないかという気がするのは何故だろう
396 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:43:50.80 ID:ABry+raG0
言峰「ふん、ギルガメッシュか」

ギルガメッシュ「随分愉快な姿になったではないか」

前に歩み、ランサーとアーチャーに横並ぶ。

言峰「今の私に貴様など取るに足らん相手だ」

ギルガメッシュ「ほう。では、試してやろう――――」

背後から何十本もの剣を展開し、放った。
397 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:44:17.73 ID:ABry+raG0
言峰「無駄だ」

分かっていたかのように笑みを浮かべた。

そして、どっしりと構え口を大きく開け、

「こおおおおおおお――――――――――――」←カービィが吸い込む時の音

ダイソン。

言峰はダイソンの如く剣を口で吸い込み、飲み込んだ。
398 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:44:46.05 ID:ABry+raG0
言峰「返すぞ、ギルガメッシュ」

ピョン☆、という音と共に剣を吐きだした。

ギルガメッシュ「ふん!!」

その剣を更に剣を射出することで相殺させる―――――



―――――はずだった。

ギルガメッシュ「何だと!?」

言峰の吐き出した剣の数本が、ギルガメッシュが放った剣に打ち勝ちギルガメッシュに向かって飛んできたのだ。

ギルガメッシュは舌打ちし、適当に抜いた剣で全てを叩き落す。
399 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:47:54.22 ID:ABry+raG0
ランサー「クソ!!何かねーのかよ!!」

ギルガメッシュ「いや、あるだろう」

アーチャー「何?」

ギルガメッシュ「貴様の『あの剣』を使えばいいだろう」

アーチャー「・・・なるほどな」

ランサーも理解した。

アーチャーは全裸になり、そのペニスに剣―――――絶影剣を投影した。

これを言峰に突き刺し、魔力の活動を止めることで攻撃を通すという計画だ。
400 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:48:21.99 ID:ABry+raG0
ランサー「俺達が隙を作る。頼むぜ」

アーチャー「ああ」

そう言って、アーチャーの姿が消えた。

絶影剣の能力の一つ、ミラージュコロイドである。

気配と姿を消すことを可能するが攻撃しようとすると効力がなくなるという能力だ。

ランサー「行くぜええええ!!!!」

アーチャーが消えると同時に動き出した。
401 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:48:49.60 ID:ABry+raG0
言峰「私は成長し続ける!!何をしても無駄だ!!」

ランサー「どうかな!!」

槍を派手に振り回し、猛攻を仕掛けた。

言峰は新たに頭部のペニスからビームを放ち攻撃するが、合間にギルガメッシュが剣を射出し牽制する。

ランサーとギルガメッシュの連携に隙は無く、むしろ言峰がランサーに隙を見せてしまう。

ランサー「どうらあああああああああ!!!!」

それを見逃さなず、しっかり強力な一撃を叩き込んだ。
402 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:49:19.94 ID:ABry+raG0
言峰「ぐう・・・!!」

言峰が後ずさった。

セイバー「だあああああああああああああああああ!!!!」

その時、猛スピードで言峰に切り掛かる。

治療を終え、ギルガメッシュの登場等事が増し存在感がなくなることで姿をさりげなく隠し、機を見計らっていた。

言峰「ごおおおおおおおおお!!!!」

セイバーの一撃が言峰の身体を切り裂いた。

更にその真後ろにいたアーチャーがミラージュコロイドを解き、絶影剣を言峰のアナルに挿入した。
403 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:49:50.63 ID:ABry+raG0
言峰「ふにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんッッッ!!!!!!!!」

アーチャー「ぅおおおおおおおおくらえええええええええ!!!!」

パンパンパンパン!!!!

大剣が、アナルを貫きピストンによって蹂躙される。

言峰のアナルが、時臣にしか弄られたことのないアナルが、犯されていく。

それが今、言峰の逆鱗に触れた。

言峰「ぬああああああああ!!!!」

アーチャー「何!?」
404 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:52:02.34 ID:ABry+raG0
その時だった。

言峰の首と右腕の肘が180度回転したのだ。

言峰「よくも・・・よくもご主人様専用の我がアナルを・・・!!」

そう言って、回転した右腕の渾身の拳が絶影剣にヒット、絶影剣が砕けた。

アーチャー「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアペニスがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

言峰「にょわあああああああああああああああああああ!!!!」

言峰はアーチャーの戻った血まみれペニスを掴みジャイアントスイングのように投げ飛ばした。

「ギギ・・・ユルサヌ・・・ユルサヌ・・・」

言峰の身体が異形の物へと変わって行った。

これが、言峰の進化の形――――――――
405 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/18(木) 17:55:20.47 ID:ABry+raG0
はやくて1回、普通で2、3回の投下で終わります。

約1年半で3スレ+1スレ、かつては4スレ(初代、4次)を半年で終わらせましたがあれは本当に異常だったんですね。
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2016/08/18(木) 18:20:22.85 ID:YLoPfPQAO
乙乙。最初にこのSS読んだとき、言峰がここまでアレなことになるなんて思っても見なかったよ。
そういやfgoのビーチイベントにここのアルトリアがいたら師匠にはダイブするのだろうか。清姫にルパンダイブして鐘に閉じ込められて大炎上する様は容易に想像できるけど
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 19:43:40.24 ID:eLRqCVbwO

絶影剣が折れただと……
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 22:32:59.39 ID:zqCDq1hAO
おつ

しかしここのセイバー、エリちゃんはアウトかストライクか気になる
静謐ちゃん、エレナさんとかも
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 22:53:42.39 ID:qNGCcIxxo
絶影剣が敗れるとかもう勝ち目ないんじゃないのか
410 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga sage]:2016/08/18(木) 23:05:46.52 ID:ABry+raG0
>>406

なんかやらかして男性陣の村で遊んでそう

>>408

身長的にアサシン以外はOK
アサシンは妥協すればくらいの気持ち。身長的に

>>407>>409

一作目でも折れてるから多少はね?
411 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga sage]:2016/08/20(土) 16:30:28.66 ID:NApSUsdG0
その最中、ギルガメッシュが剣を射出するが、

ギルガメッシュ「これは・・・!!」

不可視の壁が進化する言峰を守った。

ランサー「なら―――――突き穿つ死翔の槍!!」

飛び上り槍をぶん投げる。

渾身の投擲で放たれた槍は強大な力を持って言峰を守る障壁に直撃した。
412 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/20(土) 16:30:55.17 ID:NApSUsdG0
だが――――



ランサー「ばっ・・・馬鹿な!?」

言峰は勿論、障壁にもダメージが入った様子はなかった。

そして変わらず言峰を囲う不可視の障壁があり、言峰は進化を続ける。

セイバー「もしかして、あれは言峰を『守っている』のではなく『隔離している』のではないでしょうか」

ランサー「どういうことだ!?」

セイバー「つまり言峰がいる場所だけを別の世界に隔離されているんですよ。

あの障壁は私達のいる世界から言峰のいる世界の間のようなものでしょう。

だからその間に攻撃しても別の世界にいる言峰には届かない」
413 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/20(土) 16:31:51.75 ID:NApSUsdG0
ギルガメッシュ「ふむ・・・ではどうする?このまま言峰の進化が終わるのを待つか?」





「いや、原理がそれなら勝てるぞ!!」

声に一同が振り向いた。

声の主はアーチャーだった。

ランサー「それは本当か!?」

アーチャーは壁に寄り添ったまま続ける。

アーチャー「ああ。ここにあいつがいてよかった・・・」

そう言って、アーチャーは「キャスターのマスター!!」と、叫んだ。
414 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/20(土) 16:33:10.60 ID:NApSUsdG0
凜の看護していた葛木は手を止めアーチャーを見た。

同時に葛木の足元に黒い布でグルグルに巻き付けられた長方形の何かが落ちる。

アーチャーが投げ渡したのだ。

アーチャー「いいか!!その黒い布の端を軽く解いて独楽のように布が封じてるものを障壁にぶつけるんだ!!」

何故自分なのか、理由は分からぬままそれを持った。

葛木(・・・不思議だ。何故か馴染んでいるような)

葛木は自然な動作で布を軽く解き――――

セイバー「3!!」

ランサー「2!!」

ギルガメッシュ「1!!」

アーチャー・士郎「「ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」」

凜「セックス!!」

葛木「シューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

と、それを独楽のように放った。
415 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/20(土) 16:33:44.70 ID:NApSUsdG0
アーチャーはガスマスクを投影し、装着して言った。

アーチャー「臭いに気を付けろ!!」



ランサー「おえっ・・・なんだこれクッサ!!!!ルーン魔術ルーン魔術!!」

それは酷い悪臭だった。

あまりの臭さにランサーはルーン魔術で臭いを遮断、は出来なかったので匂いの耐性アップに努める。

一方ギルガメッシュはガスマスクの原典を装着することで臭いを完全遮断し、セイバーは回復の際来てくれた士郎から回収した『全て遠き理想郷』を展開しその中に引きこもっていた。

アサシンと凜は気を失っている。
416 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/20(土) 16:36:53.67 ID:NApSUsdG0
今夜終わるかなー
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/20(土) 16:46:44.33 ID:9j8j+q4gO
まさか……まさかあれか
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/20(土) 17:06:07.69 ID:AgezOCmyO
乙。ついにヤツが火を吹いたか。
そういやセイバー、いつのまにか鞘を回収してたけど、今回の聖杯戦争に鞘持ってこれなかったのはタブルアヴァロン防ぐためかな?
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/20(土) 18:13:52.49 ID:eMCh7GqBo
凜はなんでカウントに参加してるんですかねぇ……
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/20(土) 19:52:56.39 ID:bWw2GCFzo
無意識のうちに声だけ張り上げたのであろう
さすが凛
421 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:18:14.46 ID:64lNcsvZ0
士郎と葛木は戸惑い気味に周囲を見渡していた。



その時、進化を終えた言峰が別世界から帰って来た。

障壁が解かれ、この世界に足を踏み出す。

その姿は金髪で全体的に赤く禍々しくなっており、肘、踵から後ろにブレードが生えており身体全体の血管が青く浮き出ている。

アーチャーとギルガメッシュはガスマスク越しに、セイバーは全て遠き理想郷越しに、ランサーは必死に堪えながら唖然とした表情で見ていた。



そして、

言峰「ぐおおおああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

言峰が苦しみだした。
422 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:19:36.65 ID:64lNcsvZ0
言峰は既に、別世界からの狭間を断ち、この世界にいる。

つまり言峰は自力でこの臭い―――――――





―――――――漆黒の遺影から逃げなくてはならないということになる。

言峰「あっ・・・!!」

その眼に、漆黒の遺影が入った。

衛宮切嗣の写真だ。

言峰の頭部のペニスが勃起した。
423 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:21:59.41 ID:64lNcsvZ0
言峰「うぐああああああああああああああうわああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

言峰が地面に這いつくばり、もがき始めた。後射精。

漆黒の遺影の魔力に比例した腐ったカフェオレの臭いが言峰を蝕んでいく。

今の言峰は魔力の塊とも言える。その威力は絶大だ。







セイバー「あのー、アーチャー!!こっからどうやって倒せばいいんですかー!!??」

その様子をセイバーは全て遠き理想郷越しに体育座りで地面に座りながら眺めていた。

アーチャーは大声で返す。

アーチャー「奴の身体をよく見ろ!!一ヶ所だけ弱点があるだろう!!」
424 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:26:55.36 ID:64lNcsvZ0
全員が、言峰のアナルだと確信した。

瞬間、ランサーの足元にガスマスクが投げられる。

アーチャー「そのガスマスクなら臭いを遮断できる!!俺のペニスは再起不能だ!!頼む!!ギルガメッシュも!!」

セイバー「あ、私ここから出たら死ぬんで」

ランサー「・・・」

無言でガスマスクを装着した。

ランサー「行くぜギルガメッシュ・・・!!」

ギルガメッシュ「英雄の王たる者として、裁きを下してやろう」
425 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:46:39.00 ID:64lNcsvZ0
先にギルガメッシュが動いた。

ギルガメッシュ「天の鎖よ!!」

どこからもなく現れた鎖が言峰を大の字に拘束する。

ランサー「決める!!」

と、ランサーは言峰の背後に回り込みケツを確認した。

ランサー(ビンゴだな・・・!!)

ニヤリ、と笑みを浮かべた。

とりあえず景気付けに一発、言峰のアナルにペニスを挿入、神速のピストンで蹂躙する。
426 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:47:06.96 ID:64lNcsvZ0
言峰「あっあっあっ(はあと)」

ランサー「オラオラオラァ!!!!散々人をコキ使ってくれてよお!!!!」

「オラ!!謝れやあああああ!!!!」と、ピストンのペースを上げていく。

言峰「ほっほよよ〜〜〜ん!!ごめんなさいですぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

パンパンパンパンパンパンパンパン!!!!!!!!!!

ランサー「おらあああああああああああああああああああ!!受け取れええええええええええええええええええええ!!!!!!」

ドピュ!!ドピュルルルルルルルルルルルルルル!!!!

ビュクッ!!ビュククククッッッ!!!!

ビュッビュッ・・・!!
427 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:47:33.58 ID:64lNcsvZ0
濃密な精液を言峰のアナルの奥底に注ぎ、流し込んだ。

言峰「あああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・」

この時、言峰はイカないよう必死に耐えていた。

その理由は当然、時臣というご主人様以外の男にイカされたくないという思いからだった。

だが言峰はイッてしまった。

時臣専用でありながら他人にイカされるという禁忌を犯してしまったのだ。
428 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:54:43.81 ID:64lNcsvZ0
ランサー「あ〜すっきりだぜ〜〜〜」

ペニスをアナルから引き抜いた。

そのアナルから精液がドロリと溢れでる。

セイバー(何やってんだコイツら・・・)

全て遠き理想郷の中で、セイバーは鎧を解き寝転がって様子を見ていた。

ランサー「次いいぜ!!ギルガメッシュ!!」

ギルガメッシュ「こんな奴とヤルくらいなら一生童貞のがマシだ!!ケツを向けろ!!ぶち込むぞ!!」

と、剣を展開した。
429 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/21(日) 01:55:19.68 ID:64lNcsvZ0
明日でラスト!!
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/21(日) 01:59:16.99 ID:+FhctlCAo
ギルガメッシュの台詞がドモン寄りの関で再生される
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/21(日) 05:55:40.34 ID:Wk+2w1d10
朝っぱらから何故このスレを開いてしまったのか
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/21(日) 10:00:34.36 ID:wY3J0LRko
朝からとんでもないものを見てしまった
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/21(日) 12:55:56.71 ID:Qfo/sbGLO
>>431
朝イチの投下確認が俺のルーティンになってる
>>432
何を今更w
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/21(日) 13:48:43.86 ID:G2CybtHto

セイバーに共感を覚えてしまったww
435 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:25:15.36 ID:F3Mg0iKQ0
「はいよ!!」とランサーは言峰を掴み背を向けさせ、アナルをギルガメッシュに向けた。

そのアナルにギチギチなるまで剣を射出し入れる。

そしてギルガメッシュが指をパチン!!と鳴らすと放った剣の一本、振動型バイブの原点が振動を始めた。

言峰「あああああ〜〜〜〜〜イグううううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

額のペニスが噴水の如く射精する。

同時に言峰の身体が元に戻ってきていた。



セイバー(あーやっと終わる流れかなー)

と、眠たげな表情でその様を見ているとセイバーの、全て遠き理想郷の前にガスマスクが投げられた。
436 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:27:22.19 ID:F3Mg0iKQ0
セイバー「え?」

ギルガメッシュ「何傍観者を気取っている。止めは貴様が刺せ」

セイバー「な、何故私が・・・?」

ギルガメッシュ「あの汚物に我が至宝を抜けと言うかこのたわけが!!」

セイバー「あああああああああああああ分かりましたよもう!!」

話の間延びを面倒に感じ、話を切り上げ全て遠き理想郷を解除した。

ガスマスクを装着し、不可視の剣に掛けられた力を解く。

そこに、黄金に輝く剣が姿を現す。
437 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:31:04.86 ID:F3Mg0iKQ0



――――



士郎「あれが、セイバーの剣の本当の姿・・・!!」

アーチャー「そうだ。『約束された勝利の剣』、それが彼女の宝具だ」

士郎「なあアーチャー、この異臭元のアレでなんとなく確信したんだけどさ・・・」

士郎は以前、この臭いを嗅いでいたことを思い出す。(←2スレ目>>382参照)

この時、遺影が一度だけこの異臭を放っていたことを。

そして様々な記憶が繋がり、答えを見つけた。

「お前の正体って―――――」と言いかけた所でアーチャーは言葉を切る。

アーチャー「俺はただの無銘の英雄、それだけだ」

士郎は何かを察したかのように「・・・分かったよ」と返し、セイバーへと目を向けた。

ちなみに最も士郎を確信に至らせたのはアーチャーのペニスが、自身と同じく左に傾いていることだった。

365日毎日見ているペニスだ。あの傾きなら誰よりも自分だと確信できる自信があったからである。
438 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:33:40.94 ID:F3Mg0iKQ0
「ま、最後は私で〆ないと絵になりませんからね」と、セイバーは剣を構え駆け出した。

魔力をフルスロットルで放出し、勢いを付け言峰のアナルに光輝く聖剣を突き刺す。

言峰「があああああああああああああああ!!!!」

セイバー「あなたには敗北と言う苦汁を飲まされてますから――――――――」

そこから切り上げるように振るい持ち上げ、聖剣が斜め上を向いた状態にして叫んだ。


セイバー「――――――――『約束された勝利の剣』!!!!」


瞬間、聖剣の輝きが言峰のアナルを、体内を浄化するように照らしていく。

そして言峰綺礼の全てを切り裂いた。
439 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:35:34.24 ID:F3Mg0iKQ0
言峰(消える!!この私が!!消える!!神たる私が!!)

消えゆく中で言峰は叫んだ。

聖剣の光は言峰の叫びも、何もかも無常に飲み込んでいく。

だが一人、その言葉を聞いた者がいた。

そこは真っ白な空間だった。

時臣(君の負けだ。言峰綺礼)

全裸の時臣と全裸の言峰だけの空間だ。

言峰(ご、ご主人様ッッッ!!)

時臣(私は君のご主人様ではないよ。朽ち果てた肉便器だ)
440 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:37:08.09 ID:F3Mg0iKQ0
そう言うと時臣の身体は光の粒子となり、消滅した。

言峰(あっ!!ああああああああ!!!!行かないでくださいご主人様ッッッ!!!!ご主人様がいないと、私は――――――――)

聖剣の光が止んだ。

その剣先に言峰はおらず、それが言峰の消滅を表していた。

そして、聖剣が貫いた天井から朝日が差し込む。

まるで、この戦いの勝利を祝福するかのように――――
441 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:38:38.92 ID:F3Mg0iKQ0
その場にいる全員が勝利の酔いに酔っていると、どこからもなく

「ありがとう」

という声が聞こえた。

言峰に囚われた時臣の声だ。

全員が一斉に声の方を向くと、薄く透けた全裸の時臣がいた。

時臣「みんな、迷惑をかけた。凜と桜を任せたよ」

時臣は朝日を辿って天に昇って行っている。

全員が唖然と時臣を見つめていると、時臣と同じく薄く透けた何かが時臣に抱き付いた。

臓硯「時臣様・・・儂も、ご一緒させて頂きましゅる・・・//////」

全裸の臓硯だった。
442 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:40:31.90 ID:F3Mg0iKQ0
時臣の顔が、絶望に染まる。

そして全力で臓硯を拒絶しだした。

時臣「うわっうわああああああああああ離せ!!離せええええええええええええええええ!!!!」

臓硯「離しませぬ!!儂も、あなた様と一緒に行かせて下さい!!そして、向こうでまたあの快楽に沈めて下さい//////」

臓硯の顔がぽっと赤くなった。

時臣「うがあああああああ黙れええええええええええええええええ!!!!!!!!」

臓硯を引き剥がそうとするが、その力は強く離れない。

そして更に、




















薄く透けた全裸の言峰が時臣に抱き付いた。
443 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 02:44:12.32 ID:F3Mg0iKQ0
次回エピローグ。

今回の最終決戦はちょっと力がなかったですね。あっさりし過ぎたと言いますか。

終盤は時臣と言峰に尺を使い過ぎた感。
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 03:01:00.86 ID:HGV6EK47o

倒した後の時臣の絶望こそが本編なような気がする
まあ自業自得な面もあるけど
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 03:44:12.86 ID:+U43kOpA0

皆はいったいどんな顔してこの
惨状を見ているのか…
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2016/08/22(月) 12:39:27.42 ID:MVu10MPbO
乙。あっさり・・・あっさりってなんだ?
447 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 14:39:32.10 ID:F3Mg0iKQ0
時臣「うわあああああああああああああああああうわああああああああああああああああ!!!!!!!!」

時臣は口を大きく開け、発狂する。

時臣「来るな!!来るな!!来るなクルナクルナ来るな!!!!」

言峰「嫌です」

臓硯「一緒に、行きましょう」

言峰は時臣の身体にコアラのように抱き付いたまま、動かない。

そして時臣は臓硯、言峰に抱き付かれた状態で天に昇って行く。

3人は、3人揃一緒に天国に行き、向こうで気持ちよくなるのだろう。

その光景を見ているマスター、サーヴァントらは言葉にせずとも全員がそう確信していた。
448 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 14:39:58.51 ID:F3Mg0iKQ0
だがその時、天に昇る時臣の頭上に黒い穴が開いた。

時臣「なっなんだこれは!?」

言峰「聖杯です。主よ」

臓硯「どうやら聖杯の力を取り込み一体化したことで、肉体を失った貴方様は天ではなく聖杯に還るということでしょう」

聖杯の力を取り込んだ者は聖杯に還る。

つまりその時臣を乗っ取った言峰、その魂の形成に使われた蟲経由で臓硯も聖杯に、黒く歪んだ聖杯に還るということだ。

言峰「何があろうと、私もご一緒します」

臓硯「聖杯も・・・いえ、聖杯を黒く染めた『この世全ての悪』も貴方様を歓迎なされているようです」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 14:40:04.87 ID:ztXGh2BAO
>>445
FXにお金溶かした顔
450 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 14:41:04.80 ID:F3Mg0iKQ0
時臣「嫌だ!!嫌だ!!私はもう!!解放されたい!!」

時臣は足掻くが何をしても『この世全ての悪』が時臣たちを引っ張る。

時臣「ちょちょちょっと待ってくれ!!やめてくれえええええええええ!!!!

助けて!!助けてくれ!!助けて下さい!!!!お願いします!!!!

ふぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

という叫びを最後に時臣ら3人の全てを吸い込んだ。

そして何事もなかったかのように穴は消えた。
451 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 14:41:30.57 ID:F3Mg0iKQ0
こうして、全てが終わりを告げた。

全員が集まり大聖杯を見渡すとそこに大聖杯はなく、時臣が呼んだサーヴァントもいきなり消滅したとのことだった。

士郎「なあ、大聖杯はどうなったんだ・・・?」

イリヤ「少なくとも完全に消えちゃったのは確かだよ」

その場にいた者達の脳裏には時臣の最後が思い浮かぶ。

おそらく聖杯も時臣に取り込まれたことで愛に目覚めたのだろう。

だから最後、時臣を吸収し時臣を何もない、聖杯と言う意思の空間で愛することにしたのだ。会いの名のもとに。

葛木「では、大聖杯が無くなったとなるとサーヴァントはどうなる!?」

キャスター「魔力が尽きるまでは現界でしょう。ですが尽きたら消滅します」
452 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 14:41:59.29 ID:F3Mg0iKQ0
士郎「それは、どれくらいなんだ!?」

ランサー「さあな。令呪が残っていれば年単位で残れるだろうし、俺やアサシンみたいにすぐ消えちまうのもいる」

そう言ったランサーの身体から光の粒子が放たれていた。

その粒子はランサーを構成する魔力であり、全てである。

アサシンも同様だ。

アサシン「ずっとマスター不在でござったからな。仕方あるまい。だが、うむ―――――――」

「―――――――これはこれでいいものだ」と言って、消滅した。

アサシンを見届け、一同は再びランサーに目を向ける。

だがそこにランサーは既にいなく、足元にバケツが落ちているだけであった―――――
453 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 15:19:33.22 ID:F3Mg0iKQ0
その後、全員は元の日常に戻った。

サーヴァント達はマスターの元で短い時間をマスターと共に満喫した。







セイバー「もう、あれから一ヶ月ですよ士郎」

縁側で士郎とセイバーは夜空を見ながらお茶を飲んでいた。

士郎「そうだなー」

この一ヶ月で、戦いで重傷を負っていたアーチャー、キャスター、イリヤの魔力とこれからを思ったバーサーカー、魔力が限界を迎えたライダーが座へと戻って行ったのだ。

みんな、最後は笑っていた。。

なおギルガメッシュは、言峰のいた教会を自宅とし悠遊と生活している。

そしてなんだかんだで最も難を逃れていたセイバーは普通にまだまだ現界できるそうだ。
454 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 15:21:07.20 ID:F3Mg0iKQ0
士郎「セイバー、少し散歩しないか?」

セイバー「いいですよ。行きましょうか」

二つ返事で了承し二人は外へ出た。

士郎とセイバーは他愛のない話をしながら住宅街、新都を歩く。

そして公園でベンチに腰かけ、自販機で買った缶ジュースを開けた。

セイバー「平和ですねー」

士郎「ああ、平和が一番ってな」

と、士郎が笑った。釣られてセイバーも「フフッ」と笑い出した。
455 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 15:21:40.67 ID:F3Mg0iKQ0



――――



少しして、士郎が「帰ろうか」と切り出し立ち上がった。

セイバーも「ええ」と返し立ち上がったその瞬間、



セイバー「士郎!!」

セイバーが声を張り上げ、右手を掴み引き寄せた。

士郎のいたところに、短剣が刺さっている。
456 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 15:24:55.65 ID:F3Mg0iKQ0
士郎「こ、これって!?」

周囲を見ると士郎達の前に担当を構えた黒い人型――――シャドウサーヴァントがいた。

驚愕が士郎の頭の中で回る。

だが驚いている場合ではないのも確かなようだ。

セイバー「士郎、まずはギルガメッシュと落ち合いましょう」

士郎「ああ!!こっからならすぐ行ける!!頼むぞセイバー!!」

セイバー「ええ!!」

鎧を纏い、剣を構え駆け出した。
457 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 15:51:46.83 ID:F3Mg0iKQ0
駆け出したセイバーの後ろから士郎が走って付いてくる。

教会に向かうことを考え、敵は無理に倒さず捌くことに専念する。

士郎「セイバー!!ここからあそこまで跳べないか!!」

士郎が新都橋を差した。

ここから走っていくよりセイバーの魔力放出で一気に進もうという算段である。

セイバーは「勿論!!」と言って士郎を抱え魔力放出で一気に橋へと向かった。

敵は追えないと判断したのか、諦めて引っ込む様だ。
458 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 15:52:17.43 ID:F3Mg0iKQ0
新都橋の中央程の位置にセイバーが降り立った。

そして士郎を降ろし、周囲を見渡す。

士郎「おかしい・・・!!車も何も通った気配がねえ!!」

セイバー「ええ。それに――――」

セイバーが振り返る。

士郎も遅れて振り返るとそこには無数のシャドウサーヴァントがいた。

否、囲んでいた。
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 16:05:23.26 ID:4rjPXZ1+0
昔は全男キャラに輪されてたAUOが今では頼りになるノンケになって(フラグを建てる)
460 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 16:47:38.26 ID:F3Mg0iKQ0
周囲には無数の敵で溢れている。

セイバー「うわーピンチですねーこれ」

士郎「ど、ど、どうすりゃいいんだ・・・!?」

セイバー「最悪一点突破して橋下にダイブですね」

「宝具は使えませんし・・・」と付け加えて。





その時だった。

「伏せろお前ら!!」

セイバー「あれは!?」

剣を持った2人が、敵の大群に剣を振り下ろし、その一撃で周囲の敵をも消滅させたのだ。
461 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 16:48:13.65 ID:F3Mg0iKQ0
敵がその一撃一撃にひるんでいる間に、士郎とセイバーの前に現れた。

セイバー「あ、あなたは!?」

士郎「あ、あれっ!?」

セイバーは驚き、士郎は現れた二人とセイバーを交互に見返してる。

モードレッド「よっ!!」

アルトリア(リリィ)「良かった、無事みたいですね」

セイバー「ん”ん”っwwwwwwwww!!??え、ちょちょちょどういうことですか!!??」
462 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 16:49:14.44 ID:F3Mg0iKQ0
モードレッド「わりーけど説明してる暇ないんだ。さっさと行くぞ!!」

アルトリア(リリィ)「事情は後ほど説明しますので・・・」

と、頭を下げる。

モードレットとアルトリア(リリィ)が道を切り開きその道を士郎とセイバーが駆け抜ける。

そして全員が橋を渡り切った瞬間、敵の大群が光に飲まれた。

その光は士郎もセイバーも知っている光、あの聖剣の光だ。

気付けば士郎達の前に、槍を手に馬に乗った女性がいた。

士郎「この流れだから言える・・・」

セイバー「ええ・・・!!」

その人物を士郎もセイバーも察していた。




アルトリア(槍)「敵は殲滅しました。行きましょう」
463 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 16:49:41.03 ID:F3Mg0iKQ0



――――



教会に向かうとギルガメッシュと消滅したサーヴァントのマスター達、初見が数人いた。

ギルガメッシュ「遅いぞ貴様ら!!」

士郎「な、なんでさ!?」

セイバー「で、アレはなんなんですか?」

と、親指を後ろにいるモードレッド達に向ける。

ランサー「一度家に行ったがいなかったんでな。ちょろっと何人かにお前ら探してもらってたんだよ」

ランサーが現れた。
464 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 16:50:43.21 ID:F3Mg0iKQ0
士郎「ら、ランサー!?なんで!!??」



「それについては私が説明します」

そう言って現れたのは大きな盾を持った少女と、その後ろにいる白い服を着た青年だった。

少女は『マシュ・キリエライト』と名乗り話を続ける。

マシュ「この世界は今から一週間もしないうちに聖杯の力で蘇った言峰ゴッド(完全体)を名乗る言峰綺礼によって滅ぼされます。

私達、人理継続保障機関『カルデア』はこの破滅の未来を阻止するべくこの時代に来ました」

アルトリア(剣)「ですから私達と共に、この世界のために戦ってほしい」

今度のは正真正銘セイバーと瓜二つのセイバーだった。

士郎は口をあんぐりと開けたまま動かない。

一方セイバーは「うーん」と考える素振りを見せてから後ろを向き、かつての愛馬を撫でやり、その上の人を見あげ―――――――



アルトリア(槍)「・・・?」



―――――――言った。















セイバー「おっぱい見せて」

465 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/22(月) 16:56:39.52 ID:F3Mg0iKQ0
約一年半最後まで見て頂き本当にありがとうございました。

オチは、ランサー消滅後カルデアで召喚され消滅した時代に帰って来ましたとさ、という感じで。

アルトリアラッシュはやってみたかっただけ。

いつも通り質問あったら答えます。
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 17:07:47.79 ID:Xua8Zrg0O
乙!
ソロモンは掘られましたか?
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 17:11:43.74 ID:+U43kOpA0

凛が一番可哀想な立ち位置にいるな
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