狼少女「…………食べちゃいたい……」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:26:21.87 ID:koNidqkx0


……昼
−農村・村長の家



チュンチュン

ピヨピヨピヨ



狼少女「……」ムクリ



狼少女「くぁあ……」ファサッ


狼少女「……?」フサフサ



狼少女(…………尻尾と、獣耳……出てる)

ギュッ ギュッ


グイグイ


シュポン

狼少女「……」

狼少女「……」クルクル


狼少女(よし…………しまえた)


狼少女(…………いちおう、出ちゃってもバレないように、ロングコートと帽子を……)


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:28:27.03 ID:koNidqkx0


……


狼少女「おはようござ……くぁ」トテトテ

村長「おぉ、目が覚めたかね。朝食……というよりはもう昼食の時間か。食べるだろう? ご飯、味噌汁、焼き魚。それと新鮮な卵があるからオムレツかスクランブルエッグか」

狼少女「……」ジュルリ

村長「好きな卵料理は?」

狼少女「…………生で……かけてください」///

村長「卵かけご飯ね。はいはい」

狼少女「……」ハッハッハ パタパタ


狼少女(い、いけない……尻尾が)ムギュ ムギュ



……


モシャモシャ

狼少女「……娘さんは?」モグモグモグ

村長「あれなら、畑の方に行ってるよ。まだこの村に滞在する予定なら、仲良くしてやってくれ」

狼少女「しばらくは……。でも、宿代」

村長「なぁにを言うかね。厄介な獣どもを狩ってくれたのだ。しばらくと言わず、あれと一緒に、うちの子になってもよいのだぞ?」

狼少女「……考えて、おきます」モシャモシャ

村長「隣村でも、獣害が深刻化していたからなぁ……なんでも人死にまで出ていたらしい。ここら一帯を掃除してくれたおかげで、どこの村も助かっている」

狼少女「……」モグモグモグ

村長「本当なら、こっちがお金を払う側なのだからね。遠慮は無用だよ」

狼少女「なら……」

村長「ん?」

狼少女「おかわり」ハッハッハ

村長「はいはい」



3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:32:43.55 ID:koNidqkx0


……
−村の中



狼少女「んーっ…………」ノビーッ

狼少女「くぁ……いい天気」


狩人「あら、あんた」

狼少女「……どうも」

狩人「どう? これから一緒に、獣狩りに出ない? ……と言っても、大型の肉食獣はだいぶ散らしちゃったから、兎とか鹿くらいだけど」

狼少女「今日は……いい」

狩人「そう? 残念。あんたと一緒だと楽なんだけどな。ここらを掃除するのだって、あたしだけじゃーかなり骨だったし」

狼少女「こっちも……あなたがいたから、うまくやれた。でも今日は……くぁあ」

狩人「あはは、尖っててかわいい犬歯だね」

狼少女「……!」///

狩人「あんたもしばらくはいるんでしょ? また誘うから、よろしくね」

狼少女「うん……」

狩人「ほんと、手伝ってもらえると助かるからさ。特に最近、弓が撃ちづらくって。なんでだろ……」ボインボイン

狼少女「……」ペターン



狼少女「グルルゥ……」

狩人「なに唸ってんの? おなかいたいの?」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:33:28.55 ID:koNidqkx0


……


狼少女(……わたしはまだまだ成長期……わたしはまだまだ成長期)


クソガキ「あ! おっぱいない方の狩人のねーちゃんだ!」

狼少女(このクソガキ……)ゴゴゴ


ファサッ


狼少女(!? い、いけない……興奮するとまた尻尾が)

クソガキ「いえーい! いただき!」サワッ

狼少女「い゛っ!?」


モミュモミュ

狼少女「え、ちょっ……こら!!」バッ

クソガキ「……」

狼少女「な、なんでお尻……揉んだの」

クソガキ「おっぱいがないから」

狼少女(このクソガキ……!)

クソガキ「それよりねーちゃんさぁ……」



クソガキ「ケツ毛すごくね?」

狼少女「」



クソガキ「これからはケツ毛ぼーぼーのねーちゃんって呼んでやるよ!」

狼少女(違う……違う、それは、尻尾……)

クソガキ「またな!! ケツ毛のねーちゃん!!」タタタッ

狼少女「違う…………のに」ガクッ


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:34:28.57 ID:koNidqkx0


……
−畑


狼少女(尻尾……しまえてる。よし)


狼少女「……あの」

農夫「ん? あぁーあんたか。えれー世話んなったな。礼をしたいとっきゃけど」

狼少女「いえ、別に……」

農夫「今朝とれた、妙にセクシーなダイコンいるか? ほれ」

狼少女(確かに……なんかえっちなかたち……)///


狼少女(けど……野菜はあんまり)

農夫「食うと色気がつくかもしれんよ?」

狼少女「もらいます」スッ



狼少女「あの、ところで、村長の娘さんは」

農夫「家畜小屋だよ。うちの嫁と一緒に」

狼少女「……どうも」ペコ


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:35:57.86 ID:koNidqkx0


……
−家畜小屋



狼少女(……うーん、くさい)


ブモッ ブモォオオオ!!!


狼少女「!?」



村娘「あ、狩りの人! 来てくれたのですわ?」ギュッギュッギュッ

牛「ブモッ!! ブモッ! モモモォオオオオ!!!!!」ジョバジョバ

狼少女「そ、そう……だけど…………すごく痛がってるよ、その子……」

村娘「このぐらいしないとビュッビュ出ないのですわよ」ギュッギュッ

狼少女「そう……なんだ」


牛「ブモォオオォオォオォ!!!!」ジョバジョバジョバ

狼少女「…………いつもやってるの?」

村娘「そうわよ! 一緒にやりますわ?」ギュッギュッ

狼少女「……い、いい」

村娘「楽しいですのに……じゃあ搾りたてのミルク飲みますのん?」

狼少女「う、うーん……牛乳は、あんまり」



村娘「そんなことだから胸が育ちませんことよ!!!」ギュッギュッ

狼少女「いたいいたい!!!!」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:36:36.36 ID:koNidqkx0


農夫嫁「なぁにしとるんけ?」

村娘「あ、おばさん、ごきげんよー」

狼少女「はぁ、はぁ……お、お邪魔、してます」

農夫嫁「おばさんて……まだ二十代なんよ? ……ま、お乳搾りなんて私がやっとくけ、二人で遊んでこんね」

村娘「ほんと!? じゃあ、お言葉に甘えちゃいますわ! 行こうわよ!」グイグイ

狼少女「う、うん……」ズリズリ

農夫嫁「獣がおらんいうても、物騒だかんね。気ぃつけぇよー」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:37:41.79 ID:koNidqkx0


……


村娘「ほらあそこ! 行商人が来てますわ。これも周辺の獣を狩って、道の安全を確保したおかげ。ほんと感謝ですわよ、……ありがとう」

狼少女「そ、そう……」



商人「またあんたか! 今朝から何度目だ!」

のんだくれ「あぁん? 金はあるんだ、文句ねーだろ……イック」

商人「真っ昼間から酒ばかり飲んで、早死にしても知らんぞ」

のんだくれ「うっせーな……いいからくれよ。ここの地酒には飽きたんだ。上等なのを頼むぜ……イーヒック」


狼少女(うわぁ……酔っ払い)



商人「おい! こいつをどっかへ追い払え! 聞いてるのか!」

鍛冶屋「頼まれていたものだ」

傭兵「サンキューっす。おぉーサビサビだった剣がぴっかぴか! いやー悪いっすねわざわざこっちまで」

鍛冶屋「いや、構わない。こちらこそ、品物を融通してもらって助かった。……では、俺は鍛冶場に戻る」

傭兵「うっす!」

商人「うっす! じゃない!! 勝手に品物をやるな!」

傭兵「金がねーんすよ。この依頼が、報酬後払いなもんで」

商人「う、それは」

傭兵「それに護衛のための必要経費っしょ? 剣の手入れは」

商人「うぅむ……」

のんだくれ「うーむ……これでいいか。金は置いとくぜ」ジャラッ

商人「あ! こら!! ……まったく……どいつもこいつも」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 17:38:53.69 ID:koNidqkx0


村娘「ごきげんよー!」

商人「っと、はいどーもごきげんようお嬢さんがた。髪飾りかい? それとも都会の本? あーっと、字は読める?」

村娘「だいたいは。けど、今日はアクセサリーを見せてくださいましな」

商人「はいよ」


村娘「わぁー……!」

狼少女「おぉ……」

狼少女(きれい…………けど、高い)


村娘「あ、見てこの指輪!」

狼少女「?」

村娘「二つセットですって! お揃いにしませんこと?」

狼少女「え、あ、それっ」

村娘「これちょうだいませ!!」

商人「まいど」

狼少女(…………アベック用……)


村娘「片方は、あなたに」

狼少女「……でもわたし、お金」

村娘「いいの。感謝のしるしに送らせて? ほら、手を」

狼少女「…………ん」


スポッ

狼少女「……きれい。かわいい」

村娘「うん! とっても似合ってますですわ〜。それに、こうして手をつなぐと」ギュッ

狼少女「……ひとつのかたちに」

村娘「いっぱい、……手を繋ぎたくなりますわね」ギュウッ

狼少女「ぅ、うん……そう、だね」

村娘「どうかしましたのん?」

狼少女「いや、……」


狼少女(近いし……恋人繋ぎだし……)///



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