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102 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:16:12.50 ID:QL2iAkFqo
12月24日
昼 ソ連 シベリア鉄道(ウラジオストク-ノヴォシビルスク間) ロシア号五号客車
瑞鶴「……」
温かい客車の車窓から凍てつくシベリアの大地を眺める。
ここはもう海じゃ無いという実感とともに初めての旅への恐怖が今更襲ってくる。
加賀「……ただいま」ガラガラ
瑞鶴「加賀さん、お帰りなさい」
翔鶴「お帰りなさい。ありがとうございます」
客室の扉を開いた加賀さんは随分と急いだ様子で中へと入ってきた。
加賀「……連結器を通る度耳が取れそうだったわ」ガタガタ
瑞鶴「なるほどそれで……。ところで酒盛りグッズの調達は……?」
加賀「勿論、ほら、どうぞ」ドサドサ
瑞鶴「イェーイ!」
翔鶴「しかし本当に少し常識を超えた寒さですね。北海よりも寒い気さえします」
加賀「まったくよ。普通の人間が住める寒さじゃ無いわ」
瑞鶴「まぁまぁ、ウォッカ飲んで温まりましょう!」
初老の男性「お嬢さんたち、ここは空いてるかな。もし良かったら座りたいのだが」
瑞鶴「空いてるよ〜。遠慮せずどうぞ!」
初老の男性「ありがとう。私の祖国の言葉が上手いね……君たちは日本人に見えるが」
瑞鶴「はい。日本人です」
初老の男性「ああ、暖かさに目を開けば美人ばかりじゃないか。素晴らしい旅になりそうだ」
瑞鶴「あはは!!」
初老の男性「このごろ日本からの来客も少なくなって寂しかったんだよ」
翔鶴「どこまでご一緒出来るのでしょう」
初老の男性「私はモスクワまで。君たちはどうかね」
加賀「私たちもモスクワよ。ご一緒できて嬉しいわ」
初老の男性「では早速ウォッカでも飲もう」
瑞鶴「そー来なくっちゃ!」
103 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:22:05.26 ID:QL2iAkFqo
〜〜〜〜〜〜
初老の男性「そこで私の妻がもうカンカンになってね――――」
瑞鶴「あははは!!!」
加賀「……」クスクス
翔鶴「お父様は海洋連合の噂をご存じですか?」
初老の男性「ああ、うん。彼女らか。話だけは聞いたことがある」
翔鶴「ソ連と彼女たちの繋がりはどうなって行くのでしょう。私は日本人ですが興味があります」
初老の男性「私も大いに興味を惹かれる話題だ。我が国が海を欲す限り海洋連合との繋がりは無くてはならないものとなる」
翔鶴「はい。彼女たちは誰の味方でもあり敵でもあります。その欲望は他の人間と違うものです。国家同士のお付き合いが中々に難しいのでは?」
初老の男性「違う? 互いに国益を求める限り妥協点を見つけ出せると思いますが」
翔鶴「あの場所は国家運営ではなく個人を優先した場所です。個人のために国家がある。艦娘も深海棲艦も個人を守るための盾に過ぎません」
初老の男性「君が言っているのは愚かな民主主義思想と変わらんよ、結局、それで上手くいくのは文字の世界においてのみだ。歴史を見たまえ」
翔鶴「文字の上だけでなく、彼らは愚直にその理想を現実の中に追い求めているように見えます。それに、あそこは……今までの歴史には無い新たな場所ですから」
初老の男性「その愚直さが国際政治でも通用するかね」
翔鶴「それは常任理事国の方々の心次第ではないでしょうか。ですが」
初老の男性「ですが?」
翔鶴「理想を押し付けるだけの力を海洋連合は秘めていると思います。あくまで可能性としての、ですが」
初老の男性「恐ろしいことだな」
翔鶴「共産主義の理想が単なる支配のための言説でないのなら……海洋連合はソヴィエトの頼もしい友人として寄り添い続けるかと」
初老の男性「馬鹿馬鹿しい。子供の我儘など我らは到底受け入れられない」
翔鶴「力が全てという純粋で野蛮な動物の理屈の上に成り立つ者が子供を笑うのでしょうか。客観視して、笑われるべきは逆では」
初老の男性「現実はそう単純ではない。そうしたいのなら、旧石器時代にまで戻らなければ無理だ。……君たちはそんなものを本当に実現させるつもりなのか」
翔鶴「獣であろうとするのは貴方がた自身です。誰かのせいにすべきではない」
瑞鶴「二人ともさっきから何話してるの〜? お酒飲もうよ〜」
初老の男性「これは失礼。少し熱くなりすぎました」
翔鶴「……そうね、モスクワまではまだ長いし飲みましょうか」
104 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:23:17.70 ID:QL2iAkFqo
1983年1月1日
昼 ソ連 モスクワ駅
瑞鶴「じゃあねおじいちゃん!」フリフリ
初老の男性「ああ、瑞鶴。ありがとう」
加賀「楽しかったわ。気をつけて」
初老の男性「君たちも元気で。またいつか会えると嬉しい」
〜〜〜〜〜〜
瑞鶴「面白い人だったね〜」
加賀「……瑞鶴、貴女気づいて無かったでしょ」
瑞鶴「へ? 何に?」
翔鶴「加賀さん、馬鹿に何を言っても無駄です」
加賀「そうね。あ、翔鶴、モスクワにはピロシキの美味しい店があるからそこへ行きたいわ」
翔鶴「それは良いですね。行きましょう」
瑞鶴「ムキャー!!!! なによー! 教えてよー!」
105 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:24:22.00 ID:QL2iAkFqo
1983年1月4日
昼 海洋連合 オワフ島
空母棲姫「駄目。全然駄目。要求したラインの五分の一も満たしてない」
紫帽妖精「ロケットエンジンはジェットとも勝手が違って難しいというか」
空母棲姫「言い訳しない。これじゃ外惑星どころか月までも行けないじゃない」
紫帽妖精「はいい!!!」
空母棲姫「なら仕事にかかりなさい」
紫帽妖精「ひぃぃぃ」
空母棲姫「まったく……」
空母水鬼「チョー手厳しいね〜」
空母棲姫「一刻も早く、人間諸国に先駆けて技術を手に入れることに意味がある。これからは間違いなく宇宙の時代よ」
空母水鬼「はいはい。でも、あんまり雑に扱うと妖精さん達居なくなっちゃうよ」ケラケラ
空母棲姫「そうなれば貴女に任せるだけよ」
空母水鬼「……あー、私は何も聞かなかった。聞かなかったんだ」
空母棲姫「ふふふ」
空母棲姫「ねえ」
空母水鬼「どしたの姫様」
空母棲姫「私、貴女のこと好きよ。だからずっと一緒に居てね」
空母水鬼「………………チョー脈絡見えないんですけど」
空母棲姫「そんなもの必要無いわ」
空母水鬼「は、反応に困るんですけど!?」
空母棲姫「いいの。私が言いたかっただけだから」クス
空母水鬼「……姫様の意地悪」
空母棲姫「そうよ。空母は意地が悪いか素直か、性質としてどちらかしか無いわ」
空母棲姫「これからも期待してるからね、私の腹心さん」
空母水鬼「…………頑張ります」モジモジ
空母棲姫「いい子ね」クスクス
106 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:26:07.54 ID:QL2iAkFqo
昼 海洋連合 とある島
重装兵「ただいま……って来てたのか」
飛行場姫「うへへ、来ちゃった」
重装兵「言ってくれれば何か用意したのに」
飛行場姫「お構いなく! 私も今日偶然時間が出来ただけだから!」
重装兵「はいはい。そうですか」
飛行場姫「なんか飯作ってれ飯〜!!」ジタバタ
重装兵「……分かったよ」クス
昼 海洋連合 トラック泊地環礁内
戦艦水鬼「よし、私とハルカに主砲を撃ってみろ!」
ハルカ「グルルル」
「え……でも教官、主砲はさすがに痛いですよ?」
戦艦水鬼「駆逐艦の豆鉄砲なぞ私とハルカの防御の前には攻撃ですら無い! 構えろ!」
「え、マジで撃つの?」
「だって教官が撃てって言ってるし……」
「教官……痛くても怒らないでくださいね?」
戦艦水鬼「当たり前だ! 誰がこんなことで怒るか! ごちゃごちゃ言わずに撃て!」
「……発射!」ガンガン
「……てぇ!」バン
「……っ!」ドォン
戦艦水鬼「あっこれ、ナノバリア抜け……意外と痛……ったい!! たいたい!!! やめ、ちょ」
「……」ガンガン
「…………」ガゥン
「……」ドォン
戦艦水鬼「だから! ちょ、待て! 待てと言っている!!」
「あ、なんか言ってっぞ」
「攻撃やめ、やめ〜」
戦艦水鬼「誰が連続発射しろと言った!? 普通こういう場合は一発だけだろ!?」
戦艦水鬼「もう怒ったぞ!!! お前ら今日は帰さないからな!!!! ずっと走りこみだ!!!!!」
107 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:26:48.42 ID:QL2iAkFqo
昼 海洋連合 ラバウル市街
雪風(忙しかったですがようやく来ることが出来ました)
雪風(この街もだいぶ人が増えてきましたね〜)
水煙草屋「お嬢ちゃん、ここは未成年立ち入り禁止だよ」
雪風「雪風は艦娘です。これ、IDです」スッ
水煙草屋「し、失礼しました!!! どうぞ中へ」
〜水タバコ説明中〜
水煙草屋「それで三拍子でなく二拍子で、スーハーです」
雪風「スーハーですね。了解です」
水煙草屋「吐く時は魂を抜く感じでハァァァァァ……とするとフレーバーが効きます」
雪風「うししし! やってみます!」
水煙草屋「吸いやすいんですけど結局煙なんで、あんまり連続して吸い過ぎると酸欠になりますよ」
雪風「分かりました! ありがとうございます!」
水煙草屋「ではごゆっくり。向こうに居ますので何かあったらお呼び下さい」
雪風「……」スーハー
雪風「うわ! 凄く甘いです! ……甘いけど」
雪風「……」スーハー
雪風「雪風はやっぱり煙草の方が味とかがガツンと来て好きですね」
108 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:38:07.18 ID:QL2iAkFqo
1月17日
昼 アメリカ 国際連合総会会議場
この日、安全保障理事会の要請により、憲章第二十条に基づき開かれた国連特別会において新たな国連加盟国が承認された。
太平洋のほぼ全域を覆うその国の名は『海洋連合』
艦娘と妖精と人間と深海棲艦によって構成された主権国家である。
代表演説のため、緑の髪をした艦娘が会議場中央にある演説台へと歩みを進めていた。
気後れは一寸も無く凛と、自信を持った佇まいで前へ前へと進んでいく。
目的地へと辿り着くと、少し位置の高いマイクを自分好みに調整し始めた。
長月「あー、海洋連合代表として選ばれた長月だ。以後お見知り置きをお願いする」
会場は100を超える出席者があるにも関わらず静まり返っていた。
出席者の誰もが息を呑み緑の子供がこれから発す言葉に聞き入ろうとしていた。
長月「よくご存知のことかと思うが、私は人間ではない」
そして遂に演説が始まった。
109 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:46:48.43 ID:QL2iAkFqo
長月「人間の皆々様方が辿り着いた輝かしい物質文明への批判として深海棲艦が現れ、その対として艦娘が現れた」
長月「十年近くに及ぶ戦いの中で多くの者が傷つき倒れていった。人だけでなく、深海棲艦も、艦娘も、妖精も。まず全ての失われた命を想おう」
長月「その上で言いたい。この国連という場は特別だ」
長月「ある一つの組織の下で、これほど多くの人々の、これほど大きな希望が一堂に集まったことは、歴史上なかった」
長月「そして、ここ十数年の重苦しい時期にあって、ここで成された討論や決定は、すでに一部を実現されている」
長月「しかしながら我々の進む先には未だ大きな試練と、それを乗り越えた時の大いなる成果が待ち受けている。私は、こうした成果が実現するとの確かな期待の中で、現在自らが有している職責をもって、海洋連合が新たに、この機関を確固たる立場で支えていくことを断言する」
長月「我が国がこうした支援を行う背景には、この世界におけるすべての国々の恒久的平和ならびにすべての生命の幸福と健康を実現する知恵、勇気、そして忠誠を、各国が十分に提供し合うとの信念がある」
長月「私がこの場を海洋連合による一方的な報告を行う機会とすることがふさわしくないのは明白だ。しかしながら、あえて言及するならば、私達の天国のような美しい島で行われた討議において」
長月「我々出席者が、国連憲章で明確に示されているのと同じ、世界平和と人類の尊厳という偉大な概念の実現への道を追求していたことを断言する」
長月「また、いかに希望に満ちて聞こえようとも、偽善的な決まり文句をただ唱えることも、この素晴らしい機会に求められていることではない。そこで私はこの場を、私自身の胸中や海洋連合が今後行う政策のいくつかのことを皆さんに伝える場にしようと決意した」
長月「私は、世界に危機が存在するとすれば、それは、すべての国々、すべての人々に対しても同じように危機であり、同様に、ある一つの国の胸のうちに望みが存在するとすれば、世界中の国々が共有すべきである、との深い信念を持っている。これは海洋連合の信念でもある、と理解している」
長月「たとえ極めて小さな方策であっても、今日の世界の緊張状態を緩和することを目的とした提案を行うとすれば、国連総会の加盟国ほどそれを披露するにふさわしい聴衆はあるまい」
長月「私は本日の演説を行うに当たり、私にとってはある意味では嫌な言葉、兵器として人生の大半を送ってきた私が使うと何様だと感じられる言葉で、あえて話す」
長月「その言葉とは、軍縮に関するものである」
長月「核の時代は、非常に速いペースで進行しており、世界中の人々は、我々すべてにとって極めて重要なこの分野の進展における現在の局面を、少なくとも相対的に、ある程度理解している必要がある」
長月「従って、もし世界の人々が平和を求めて知的な探求を行おうとするならば、現状における重要な事実を認識していなければならないことは明らかである。核の危機や原子力に関して私が述べることは、必然的に海洋連合の観点からの話となる。それが私の知る唯一の明確な事実だからである。しかしこの問題は、その性格上、単に一国の問題ではなく、世界的な議論を要する問題であることは、私がこの総会の場で訴えるまでもない。」
長月「1945年7月16日、米国は世界初の核爆発実験を行った。1945年のその日以降、米国は198回の核爆発実験を実施している。現在の核爆弾は、核時代の幕開けをもたらした兵器の500倍以上の威力を持ち、また水素爆弾は、TNT火薬で数千万トン相当の爆発力にまで達している」
長月「東と西、二つの陣営に別れ戦う人間にとって、これら核は決して欠くことの出来ない存在だった。同じ種族であるはずの人間が思想で別たれ、互いを憎しみ合う状況にあっては必要なものだと誰もが考えた。そして先進諸国において、核は自らの安全のための抑止力として取り入れられ……結果として自分自身を焼き尽くした。悲しい歴史だ。この場に出席されている誰もがよく知っている通り、多くのものが核戦争で失われた」
長月「だが核の火は今尚くすぶり続けている」
長月「艦上あるいは陸上基地においても、今や、単一の航空群が、第三次世界大戦の全期間を通じて英国に投下されたすべての核爆弾の爆発力を超える破壊兵器を、到達可能ないかなる標的に対しても運搬できる状態となっている」
長月「核兵器は、規模と種類においても、更に目覚ましい進歩を遂げてきた。核兵器の進歩たるやすさまじいものがあり、事実上、通常兵器の地位にさえ登りつめた。常任理事国の一角である米国では、陸・空軍まで、核兵器を軍事利用できる能力を有している」
長月「しかし、原子力の恐怖に満ちた機密と恐ろしい機動力は一部の者だけのものではない。恐るべき核の技術を手にしていたとしても、その独占はすでに存在しなくなっている。現在いくつかの国家によって所有されている核兵器に関する知識は、最終的に他の国々、恐らくはすべての国々に共有されると考えられることである」
長月「兵器の数という点で極めて優勢であり、また、その結果として圧倒的な報復能力を有していたとしても、それ自体では、奇襲攻撃による大規模な物質的被害や人命の犠牲に対する予防策にはならないという事実を我々は歴史の教訓として思い返すべきである」
長月「米国は少なくともこうした事実を漠然と認識しており、当然のことながら核戦争以後、更なる警戒態勢や防衛システムの大規模改良計画に乗り出している。こうした計画は、今後さらに加速され、拡大されると思われる」
長月「しかしながら、兵器や防衛システムに対する莫大な出費が、いかなる国家においても都市や国民の絶対的安全を保証できると考えてはならない。核爆弾の恐ろしい算術は、そうした簡単な解答を許してくれはしない。かつてこの世界を救った、妖精たちが作ったナノマシンによる防御雲ですらもはや核に対する完全な防御とは言い切れない」
長月「最大限の能力を持つ防衛に対してでさえ、最小限の奇襲攻撃が可能であれば対象へ決定的な損害をもたらすことができる。何故なら核兵器は日々進歩し続けているからだ」
110 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:50:00.77 ID:QL2iAkFqo
長月「万一核攻撃が行われた場合、どの国家も迅速かつ断固として対応するだろう。国家同士の相互安全保障や、自らの滅亡の恐怖から世界中を報復の弾道弾が飛び交い、我々は再び黒い空の下で過ごすことになるのは、間違いない」
長月「私はそんな未来を望まない。今、ここでためらってしまえば、核の巨人が震える世界を舞台に悪意をこめて永久ににらみ合う運命に陥るという絶望的な終末を認めることになる」
長月「想像してみてほしい。再び核戦争が起こり何もかもが失われた世界では、どれほど分別ある人間でも希望を見出すことができるはずがない。あるのは暗い未来だけだ。誰かが世代から世代へと受け継いできた代えがたい可能性はそこで途切れる」
長月「その暗い未来において、我々は生まれてくる子供たちにまずこう教えるだろう。君たちは人類が野蛮な状態から秩序を得て、公正、そして正義へと上に向かう古来の苦闘の道筋を再び最初から繰り返すのだ、と」
長月「そして子供たちはその暗い未来において、地球の荒廃や破壊と我々の名を歴史の中で結び付け続けるだろう。次の世代、その次の世代へと。人が滅ぶ最後の世代まで」
長月「諸君はそれを望むだろうか。兵器である私でさえそんな未来を望みはしない」
長月「歴史の何ページかには、確かに『偉大な破壊者』の顔が時おり記録されてはいる。ただし、歴史書全体を見れば、そこには人類の果てしない平和の希求と、人類が因果律から与えられた創造の能力が示されている」
長月「我が国が存在を示したいのは、個々の歴史のページではなく、歴史という一冊の本全体においてである」
長月「我が国は、破壊的ではなく、建設的でありたいと望んでいる。国家間の戦争ではなく、合意を欲している。他のすべての国の人々が自分たちの生活様式を選ぶことのできる権利を等しく享受しているとの確信を持って、我々は自らも自由であることを欲している」
長月「従って、我が国の目標は、誰もが恐怖の暗闇から光に向かって進むことを助け、いかなる場所においても全ての心、全ての希望、そして全ての魂が平和や幸福や健康を手にすべく前進できる道を見つけ出すことである」
長月「そうした追求においては、忍耐を欠いてはならないということを、私は理解している。現在我々が経験しているような分断された世界においては、ただ一つの劇的な行為によって救済がもたらされるわけではないことを、私は理解している」
長月「いつの日か、世界が自らを見つめ、誰もが相互に平和を確信できる新しい環境が芽生えていることを実感できるまで、長い期間をかけて、多くの段階を踏んでいかなければならないことを、私は理解している」
長月「しかし、何にも増して私が理解しているのは、我々が軍縮に向かい行動を起こすのがまさに今だ、ということである」
111 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:51:16.15 ID:QL2iAkFqo
長月「海洋連合とその同盟国であるソ連、米国は、過去数カ月にわたり、こうした行動に踏み出していくための努力を行っている。我々が、話し合いの場を回避している、などとは誰にも言わせない」
長月「我々が発表したハワイ宣言からもすでに明らかなように、我々は全ての国に対し門戸を開き、対話のための会合を開くことを是としている」
長月「海洋連合首脳部はこの会合に対して、期待を込め、真摯に取り組む。我々は、この会合で目に見える成果を得ることによって、平和への一歩を踏み出すという、ただ一つの目標に向かってあらゆる努力を傾ける所存である」
長月「我々はこれまでもそうだったが、今後も、他国が正当に所有するものを放棄するよう他国に求めることはない」
長月「また我々に相対する者は世界の敵であり、我々はそれらの国家と有益な関係を持って付き合うことを一切望まない、とは決して言わない」
長月「そういった存在に対しても我々は門戸を開き続ける。国民の間の自由な相互対話を将来的にもたらすため努力し続ける。国家間の対話こそが、平和的な信頼関係を築くために必要な理解を進める第一歩なのである」
長月「ソ連占領下にあるユーラシア諸国、その他南米大陸諸国、未だ戦いを続けるアフリカ諸国に現在くすぶっている不満に代え、我々は、いかなる国家も他の国家に対して脅威とならず、とりわけソヴィエトの人々に対して脅威となることのない、諸国間の友好的な関係を求めている」
長月「また混乱、紛争、および窮状を乗り越えれば、そうした国々の人々が人的資源を開発し、生活を向上させる平和的機会を得られるようになることを、我々は願っている」
長月「これらは無駄な作業でも皮相な展望でもない。これらの背景には、戦争によってではなく、無償譲渡や平和的交渉によって近年復興した国々の物語がある」
長月「貧しい人々、そして飢饉、干ばつ、および天災の一時的な被害を受けた人々に対し海洋連合は援助を惜しまない。こうした活動は、平和の行いである。そしてこれらは、平和を意図した絵空事の約束や主張よりも強く確実なものである」
112 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:54:15.39 ID:QL2iAkFqo
長月「だがしかし、新たな平和への道筋で、これまで十分には試されていないものが少なくとも一つ存在している。それは、現在国連総会で提示されている道筋である」
長月「国連総会における軍縮の例を一つ挙げてみよう。1953年11月18日に以下の提案が行われた。『軍縮委員会は、主要関係大国の代表によって構成され、受け入れ可能な解決策を個別に模索する小委員会の設置の妥当性を検討し、そうした解決策を総会および安全保障理事会に、1954年9月1日までに報告するものとする』……何も変わりはしなかった」
長月「ただの綺麗ごとだ。このように過去の軍縮に関する提案は全くの役立たずであるばかりか、パワーゲームの仮初の姿ですらあった。その結果がこの世界だ」
長月「私はいつまでも無意味かつ空想的な提案を繰り返したり、体面を取り繕って偽善的な行いを再び説明したりはしない。そんなものは時間の無駄だ。これからは平和に至る達成方法を、それらがいかに実現不可能に思えようとも、すべて試していかなければならない」
長月「我々は、核物質の単なる削減や廃絶、軍事費削減以上のものを求めていく。兵器を兵士たちの手から取り上げることだけでは十分とは言えない。そうした兵器は、軍事用の包装を剥ぎ取り、平和のために利用する術を知る人々に託さなければならない」
長月「核兵器という人類の英知が生み出した最も破壊的な科学の結晶は未来永劫非難されるべきだ。だが同時に科学こそ全ての生命にとって偉大な恵みとなり得ることを私は客観的に認識している。現在、海洋連合では日々核融合エネルギーの実現に向け技術を研鑽しており、実用化でさえ将来の夢ではないと考えている」
長月「残念ながら我々だけでは人手不足で、まだまだやり足りない実験が山ほど残っている。これから世界中の科学者および技術者のすべてがその思案を試し、開発するために必要となる十分な量の情報を手にすれば、その可能性が、世界的な、効率的な、そして経済的なものへと急速に形を変えていくことを、私は疑ってない」
長月「軍事力と最終手段としての原子力の脅威が、人々の、そして国々の政府の脳裏から消え始める日を早くもたらすために。また、核融合という希望の火が世界中に灯されるために。現時点で講ずることのできる措置がいくつかある筈だ」
113 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 00:59:27.08 ID:QL2iAkFqo
長月「海洋連合はこの場全ての国家を同時に相手にしようとも敗北しない抑止力を自負しているが故、行動を起こす。これより我々は責任ある一主権国家として、国連総会において従来の慣例からは規格外の大規模な軍縮提案をする」
長月「この提案が国際連合採択により否決されようとも、我々は独自に提示し続ける。どちらにせよ条件を理解し、我々との対話のテーブルについてくれる国家に対し海洋連合は、対等な立場で結ばれる各種経済協定、我らの片務的安全保障義務、未開示の妖精技術の提供、少なくともこの三つのことを今この場でお約束しよう」
長月「また唐突で悪いが、現在、海洋連合をして主要関係国とされる諸国との関係を白紙に戻す。つまり我々との既存の軍事協定、経済協定、秘密協定の類は今ここで全て破棄させて頂く。そいつらはこれから海洋連合が覇権国家として築いていく国際新秩序の邪魔だ」
長月「諸君、過去のしがらみは捨て、新たな未来への道を共に歩んで行こう。この分断された世界を一つに繋げるものは思想でも、宗教でも、武力でも、経済力でもない。世界を一つに繋げるために必要なものは、誰かの傍に寄り添い関わろうとする優しさをおいて他にない」
長月「現実は理不尽で汚い上に不平等だ。優しい気持ちはいつでも理不尽に負けそうになる。誰もが生まれた時点で生き方をほぼ決定され、顔も知らない誰かの欲望を満たすために罪もない誰かが犠牲になる」
長月「それでも、もう諦めない。一人の男が自らの心に従い立ち上がり、私たちへ施してくれたように私たちは誰かに施そう。仲間から信じられたように自分の大切なものを信じよう。誰かが私たちを愛した以上に誰かを愛そう」
長月「この私たち自身の気持ちを大切に持ち続け、過去に誰かが願い、未来へ私たち自身が望む、優しさによって繋がれた公正な世界が実現するその日まで、長い道のりでも一歩一歩、歩み続ける」
長月「諸君、私は今一度訴えかける。私たちはかつて一つの存在だった。この星の誰もが全てのものと繋がりを持ち存在していた」
長月「今日この場に居る者たち、この放送を見ている者たちよ、私が言いたいことは本当にシンプルなんだ」
長月「誰もが深く心通わせる過去よりもっと温かな繋がりを新たに結んでいこう。どこかで壊れてしまった私たち自身の物語を紡ぎ直そう。今からでも遅くはないさ。だって、この絶望に満ちた星にはまだ私たちが残ってる」
長月「希望はまだ無くなっちゃいないんだ」
114 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 01:06:16.08 ID:QL2iAkFqo
完
115 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 01:07:44.02 ID:QL2iAkFqo
アイゼンハワーさんありがとう
お疲れ様でした
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 01:27:56.26 ID:3Y5LZh7WO
乙でした
纏まりが素晴らしい
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 02:08:36.04 ID:Tzoi+OCGO
すばらしかった
初老は嶋田かな?
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 09:01:37.31 ID:3hmc0Ez60
>>117
多分ソ連の書記長
ゴルバチョフなんかな?
ともかくお疲れ
前回から大幅に加筆修正してあってとても楽しめたよ
キャラの掘り下げを増やしてくれたのが良かった
あとやっぱりタカタ社長は出なかったなw
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 09:04:09.91 ID:3hmc0Ez60
よく見たら日本人って書いてあるやん…恥かしい
誰だろ?
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 10:22:17.44 ID:HLbRSM0qO
あれ、日本人って書いたつもりなかったのだが日本語難しいな。
タカタ時空は無かったら無かったで飛行場たちのワイワイ描写が出来なくて困る。
今回全体通して結構圧縮して貼ったから、1レスで話どんどん飛んで読み辛かったりしただろうか?
あと書く上での指摘とかあったらお願いします。
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 16:07:55.21 ID:eAGZjWyEO
素晴らしかったゾ
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/01(金) 20:27:30.67 ID:nOOV4t280
上の118、119だが徹夜で読み切ってテンション高いまま書いたのでいろいろgdgdになって申し訳ない
多分翔鶴の日本人を勘違いしたと思われる
読みづらくはなかったな
前もそうだったがぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまうわ
タカタ時空の話は姫ちゃんたちのほのぼの日常が楽しかったんだよねえw
あのひっどい安価をよくこなしたもんだよ
安価といえば前の最後の方でコンマ判定取ってたような記憶があるけどアレで何が変わったのかが気になってた
もし良ければ教えてくれないかな?
123 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 20:53:42.67 ID:QL2iAkFqo
>>122
ありがとう。書いてると感覚が麻痺するから読んでくれた方の意見は本当にありがたい。
姫は側近と絡ませるとなんとも楽しく動いてくれるから俺も好き。
あの安価は偶数が生存、奇数が死亡\(^o^)/
ほぼみんな見事に生存ルート引き当てたけど、長門は艦娘として死んだ。
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/01(金) 21:04:04.56 ID:nOOV4t280
>>123
やっぱそういうのか
ある意味みんななるべくしてなった感はあるなぁ
長門はかなり拗らせそうだったから納得だわ
もし生きていたらとか考えるのも楽しいけどね
125 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/01(金) 22:49:43.23 ID:QL2iAkFqo
今回はある意味再投稿だし最悪自分が貼るだけでもいいやと考えていたので、予想以上の支援レスが嬉しかったです。
お付き合いありがとうございました。HTML化も依頼したので以後黙ります。
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/02(土) 00:35:21.27 ID:0JCBhLGH0
質問に答えてくれてありがとう
本当に好きな作品だったからまた読めて嬉しかったよ
次の作品も期待してる
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/02(土) 00:49:41.91 ID:rZlz8soh0
おつ 初見だったけど楽しめた
人間 深海双方似たような過ちを犯していくのが何とも切なかった
誰も得をしない失ったものが大きすぎる戦いは辛いね
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/02(土) 01:34:26.26 ID:DBCSaSpXO
すごい面白い作品でした
出来れば前作とやらも追いたかった
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 02:29:29.60 ID:pcvPQgelO
乙です。
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 23:20:30.18 ID:xts6cRggo
乙乙
今まで読んだ中で最高に面白かった
すげえボリュームあるけどもっかい読み返したい
もしまだここ見てたら他に書いたもの(書いてるもの)あったら教えて欲しいです
131 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/03(日) 23:52:35.70 ID:92vroMIxo
>>130
もう黙ると言ったのは嘘です。読んでくれてありがとう!
ずっとこの話書いてたから他は無いんだ。作者スレのイベントで
提督「私は大和の優しい言葉遣いが一番好きだ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449687964/
書いたくらい。トリ無いけど文体とかデリカシーで特定オナシャス。
130さん含め皆にアナウンスなんだが、読みたいキャラとかシチュあったら挙げてみて欲しい。
ここまで付き合ってくれたお礼に何か書きたい。
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 00:12:05.81 ID:0yRm4XgTO
この話の世界であれば深海棲艦側のサブストーリー的なのとか見たいな
港湾とかレ級改とかと他キャラの絡みとか
制限無しなら艦娘のグラーフとか
つーかマジでまた他の話も書いてもらいたい
133 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/04(月) 00:22:54.11 ID:N/BU965Yo
>>132
あまりにもぶっ飛びすぎて今回加えなかったけど、
時系列としては海洋連合(前作では連合共栄圏)が出来てから後、アメリカ領海問題が持ち上がる少し前の話も書きはした。上記でのいわゆるタカタ時空の話。
【艦これ】日向「連合共栄圏でクリスマス?」【行動安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419266868/
この中に少し飛行場姫含む深海棲艦との絡みは入ってる。
グラーフ楽しそう。
マジであざす。
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 00:29:29.28 ID:0yRm4XgTO
誘導ありがとう
次回作楽しみにしてます
135 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/04(月) 00:35:44.02 ID:N/BU965Yo
艦これもSSもブランク長いと一応予防線は張っておく
可能な限り早く貼るね
あと何かあれば
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 00:45:40.09 ID:KdUZCg1Zo
時雨とうーちゃんを幸せにしてクレメンス
久しぶりに読み応えのある素晴らしいものだった
137 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/04(月) 01:32:05.82 ID:N/BU965Yo
>>136
卯月は向こうの世界で金を憎む田中と知り合って変わっていくはず。
時雨で書くとすれば超短いパラレルワールドを舞台にしたものになる。
書くか分からんけど、もし書くなら上の感じになる。
参考にさせて貰うね。
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 07:43:42.59 ID:FVyD2jea0
向こうの世界での雪風木曾の話が読みたいな
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 11:40:12.16 ID:Vqk9OnjrO
向こうの木曾と雪風、、フランダースの犬かな?笑
了解
≫131
グラーフなんだが新しい世界線で書いたほうがいい?
個人的にはどちらでも出来る
140 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/04(月) 14:49:52.28 ID:N/BU965Yo
グラーフの書いた貼った
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 20:07:32.04 ID:T1QdCb5eo
早すぎワロタww乙乙
こっちの世界観バージョンも書いて良いのよってか書いてください
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 23:25:09.76 ID:n6ucTNo/O
大和の時もそうだったけど短いやつの方がウケいいのかなぁ
嬉しいような悲しいような、すこし複雑
こっちの舞台でグラーフやるなら核戦争の話になる(もう構想の時点で色々おかしい)
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/04(月) 23:35:15.18 ID:BIxuqQ9xO
短いのは取っつきやすいからね、こういう場所だししょうがない部分はある
なので逆にこの話みたいな長くてもすんなり読めるのは本当に凄い
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/05(火) 13:13:19.03 ID:BTYl9Ist0
長いのは身構えちゃうところはあるからなあ
そのかわり素晴らしい出来だと一気に読めて達成感と喪失感がハンパない
これは短編では味わえないからどちらがいいという話でもない
145 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/05(火) 15:08:33.58 ID:lHdKvDw7o
家ついた。
ちなみにこのSSのスレ外での評はストーリー性が無いとか海軍至高主義の人が書いた中身の無い話、等々。
何とか人気作になりたいと思ってた時期もあったけど、今はもう何もかも感無量や。
いい加減に供養しようと思う。
だから雪風、木曾、時雨、卯月に関しては申し訳ない。今回は見送るよ、ごめんね。
次の構想は現時点で白紙。グラーフは出すかも。
なのでまたキャラ提示して欲しい。大型艦で縛ってくれるとありがたい。
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/05(火) 20:06:45.95 ID:eQRHDSWio
ビスマルク、扶桑、天城あたりが見たいなー(チラッ
次回作も待ってます
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/05(火) 20:55:14.17 ID:XUPM1wgZ0
艦これSSで海軍至高主義なのは当たり前じゃないですかね…
中身ないとか中身ない批評の典型やんけ
絶対最後まで読んでねーわそれ
そもそも長編でエタらずに最後までいくことが稀な上、最後までテーマを書ききった作品なんてほとんど無いと思うが
設定も世界観もこんなにしっかり作り込んである作品ないぞ?
ってことで気にすることない
雲龍姉妹とかイタリア艦が見たいな
148 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/07/05(火) 21:37:52.54 ID:lHdKvDw7o
喋り過ぎの作者、愚痴で晩節を汚していくスタイル。
でも援護射撃に本当に救われてる。自分にとって愛着しか無い話だから、そういう評価してくれると本当に嬉しい。
読み手に最高、一番良かったと言われればどこまでも木に登るのが書き手のあるべき姿勢だと信じる。
キャラ了解。
次は違うテーマでやると思うので、毛色ガラッと変わるかもしれないけどご了承下さい。微力を尽くします。
ではでは
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/05(火) 22:56:58.61 ID:T6/7Qa2KO
乙でしたー
良いの読ませてもらった
次も楽しみにしてる
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/06(水) 00:29:50.96 ID:i2zvx5Y8o
乙
これからもまた書いてくれよ
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/06(水) 09:28:35.41 ID:s3UIJQkI0
モチベが上がってくれてなにより
前作から全然見かけなくて新作は諦めかけてたからホント嬉しいよ
期待してるぜ!
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/07/12(火) 23:34:30.27 ID:1SmRYSVT0
数日読むのにかかったかわ
乙、最高に面白かった
ただこの終わり方が正しくて死人は死人っていうことなんだろうけど、もっと提督とイチャイチャするような未来も見たかった……
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/04(木) 18:44:07.03 ID:E4EjD15O0
一気読みした。とても面白かった
贈りたい称賛の言葉は皆が殆ど言ってくれたので、俺は
>>1
に、書いてくれてありがとう、とだけ言わせてもらう
乙
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/08(月) 16:51:20.20 ID:BoaDSDk80
SSに限らず、色んな二次創作を見てきた。これはその中でも間違いなくトップクラスだ
この先も変わらず、俺の中で残る。本当にありがとう
一つの作品でこんなに泣いたのは片手で数える程しかない。それぐらい、心に響いたし、話に入り込めた
もうこの話の世界はここで終い、と決めたのなら仕方ないけど
やっぱり個人的には、パラレルでも続編でも番外編でも。またこの話を読みたいと思う
本当に、本当に、大好きだ。ありがとう
155 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/08/09(火) 00:57:37.54 ID:kWCcnc0jo
>>154
こちらこそ、見つけてくれて、読んでくれてありがとうです!
156 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/09/28(水) 07:32:07.36 ID:tcCFmFfOo
昼 横須賀基地 将官用の割り当て部屋
女はただ物憂げな表情で天井を見つめていた。
いつもの起床時間をとうに過ぎているのに、布団から出る気も起きない。
寝る前はいつも通り気丈に振る舞えたのに、今は何かスイッチが切れてしまったかのように身体が動かない。
枕元に置いていた携帯は、私を心配する年下の男どもからの着信でうるさいため昨日から電源を落としてある。
何人か扉を叩く者が居た。それも全部無視した。
私の意識と興味関心は、まだ観艦式での出来事にあったから。
「比屋定さん」
ミヅキさん。いいや、あれはクラゲちゃんか?
何故生きている。何故あの時と同じ姿をしている。…………嫌だ。考えたくない。
「……なんで今さら出てくるんだよ」
私は確かに呟いた。
口から飛び出してきた言葉は、自分自身にとっても意外なものだった。
私はこの何十年、比屋定海月という存在を追い求め続けていたのに、何故困る?
生きていたんだから喜ぶべきじゃないか。
私はずっと頑張ってきた。閑職であろうと甘んじて受け入れた。
たった一つの目的のために。
『比屋定さんの死の真相を明らかにする』
それは私にとって大切な仲間である比屋定さんとの絆のために。
比屋定さんと、自分自身の誇りのために。
比屋定さんと私が居た、私が大好きな海軍という組織における、私が信じ守るべき秩序のために。
157 :
◆mZYQsYPte.
[saga sage]:2016/09/28(水) 07:40:48.30 ID:tcCFmFfOo
miss
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 01:08:39.48 ID:ORxqIvdv0
一応保守
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/11/09(水) 12:29:28.85 ID:gfyUBC/M0
保守いらんやろ…それなら新作のスレに誘導するわ
【艦これ】女提督「それはね」
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