レンタル妹(オリジナル百合)

Tweet

1 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 19:12:47.98 ID:z/PlRfiY0
※男が出るだけで拒否反応出る人は回れ右


とあるライブ会場

ペラペラ

兄「ひーふーみー、けっこうバイト代入ったな…現金支給って心躍る」

兄友「俺より多くない?」

兄「睡眠返上して働いただけあるわ」

兄友「あんなにバイト嫌だって言ってたのにな」

兄「一ヶ月だけで、しかもこれだけもらえるなら、まあ行かない手はないさ。あー、でもそろそろしんどいわ。楽して金を稼げれたらラッキーなんだけど」

兄友「だなあ。働きたくねえよなあ」

兄「ああ、働きたくねえなあ」

兄友「競馬とか宝くじでどかんと一儲けしてえなあ」

兄「ほんとにそれ」

兄友「そういや、今回のライブで歌ってたミリヤちゃんいるだろ?」

兄「え、誰それ」

兄友「いや、おまえイベントの主役なんですけど」

兄「え、しらね」

兄友「俺もよく知らないけどさ、若い女の子の間で流行ってるんだって」

兄「へえ」

兄友「次のライブのチケットと握手券もらったからやるよ」

ヒョイ

兄「え、いらね」

兄友「はえーよ。ミリヤちゃん本人にもらったんだぞ?」

兄「わー、ありがとー。大事にしまっとくわー」

兄友「使う気ないだろ。おまえ、妹いるだろ? 妹にやれば?」

兄「……」
2 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 19:18:05.26 ID:z/PlRfiY0
兄友「はい、やるよ」

兄「ああ、ありがと」

スッ

兄友「もらったな? よし、じゃあ、次のライブも手伝いに来いよ」

兄「はあ?! なんでそうなるんだよ?」

兄友「もらっただろ?」

兄「おまえは、詐欺師か」

兄友「あ、返品不可なんで、じゃ、先に帰るわ!」

ダダダダッ

兄「うおい!」

兄友「アディオス!」

兄「……おまえが、行きたいだけだろう」

チラ

『ミリヤ、スーパーサマーフェス! この夏、全ての少女が進化する!』

兄「……」
3 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 19:29:48.91 ID:z/PlRfiY0
兄の家


兄「ただいまー」

妹「お帰り、お兄ちゃん」

兄「あのさ、おまえ」

妹「なに?」

兄「これ、いる?」

ピラッ

妹「……え」

兄「ミリヤって女子高生のライブなんだけど、お前もこういうの疎そうだな」

妹「知ってるわよ。うちの高校の人でしょ」

兄「え、へ、へええ? まじか」

妹「お兄ちゃん、関心なさすぎ。お兄ちゃんの学年だし」

兄「え、ええええ! いや、それは驚いた。お前全然そういう話したことなかったじゃん」

妹「話す機会なかったでしょ。むしろ、なんでそれ聞いたことないか不思議ってか、耳に入れなさすぎ。ほんとお金のことばっかりなんだから」

兄「まあ」

妹「で、それくれるのくれないの」

兄「あ、欲しいの?」

妹「……」コク

兄「2万で仕入れてきたので、1万で売るが、どうだ」

妹「妹から、お金取る気?!」

兄「いるのか、いらんのか」

妹「……ぐ」

兄「俺は別に何の興味もないから、ここでこいつを破り捨てることもできるが」

ピリッ

妹「うわああ?!」
4 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 19:38:22.95 ID:z/PlRfiY0
ガシッ

兄「……おいおい、どうした?」

妹「……お金ない」

兄「金がないだと? 金がないなら作ればいい」

妹「バイト禁止なのに、お兄ちゃんみたいに私は不良じゃないのよ!」

兄「兄の労働は、純粋な動機でやっているんだから、何も不良な要素なんてない」

妹「金儲けのどこが純粋なのよ。この金の亡者」

兄「では、このチケットはここで無かったことに」

ピッ

妹「うわああ!!」

ガシッ

兄「このやり取り疲れるから、あと一回だけだぞ」

妹「お金、どうやったら稼げるのか教えて!」

兄「うん?」

妹「だから、どうやったらお金稼げるか教えてよ!」

兄「……お前は、たまに心配になるくらい純粋だな」

妹「はい?」

兄「いいだろう。では、お前の特技を言ってみろ」

妹「家事、勉強」

兄「うむ、女子としては優秀だが、個性のない奴め」

妹「悪かったわね!」

兄「しかし、ちょうど良く荒稼ぎできる物件がある」

妹「……え、エッチなことはちょっと」

兄「実の妹にそんなことさせんわ」

妹「じゃあ、なに?」

兄「お前をレンタルさせる」
5 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 19:49:59.56 ID:z/PlRfiY0
妹「……はあ?」

兄「うちのクラス、金持ち女子が多くてさ、この間お前の作った弁当見た時に、お金払うから、作りに来て欲しいって言ってた奴がいんだよ。手始めにそいつから」

妹「や、でも、え、ちょっと冷静になろうよ」

兄「いたって冷静だが」

妹「そ、その間お兄ちゃん自炊しないといけないけど?」

兄「お前が、立派に一人で金を稼げるようになるなら、些細なことさ。一緒に頑張ろうぜ」

妹「なんか、良い話っぽくまとめないでよ」

兄(これが成功すれば、今後1年いい商売になるかもしれん……)

妹「悪いこと考えてる顔してるんですけど」

兄「バカ言え」

妹「……でも、ほんとにそんなことでお金になるの?」

兄「ま、明日学校言った時に聞いてみるわ」

妹「冗談だと思うんだけど」

兄「さあ、どうかな。どっちにしろ、やるかやらないかはおまえが決めること。どれくらいミリヤのライブに行きたいかってことさな」

妹「む……」

兄「……さ、飯作る練習でもするか」

妹「……」
6 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 20:03:50.02 ID:z/PlRfiY0
次の日


兄の教室

ポン

女生徒「はい?」

兄「おまえさ、この間うちの妹貸して欲しいって言ってただろ」

女生徒「言った言ったー。ふふ、貸してくれるの? なーんて」

兄「ああ、いいぜ」

女生徒「うそだー」

兄「嘘じゃないよー」

女生徒「ほんとにー?」

兄「マジ。実は、妹が割と本気」

女生徒「なんで?」

兄「とにかく金がいる状況になってしまってな」

女生徒「でも、兄君の妹さんあんなに真面目そうだから、私と正反対だよー。一緒にいて怒らせちゃわないかな」

兄「バイト代がはずめば、何も言うまいさ」

女生徒「それは全然大丈夫だけど」

兄「ちなみに、時給制にして欲しいんだが」

女生徒「じゃあ、1時間あたり1000円かなあ」

兄「よし、それで話通しとくぞ!」

女生徒「うーん、いいのかなあ」

兄「妹を救うと思って頼むよ」

女生徒「まあ、面白そうだしいいよー」
7 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 20:21:16.89 ID:z/PlRfiY0
放課後

兄「妹、どうだ。良い稼ぎになるだろ」

妹「なる。なるけど」

女生徒「無理はよくないよ、兄君」

兄「無理なんかさせてないさ。決めるのは妹だ」

妹「……」

兄「ずっとやれなんて言わない」

女生徒「しんどくなったら止めちゃえばいいよー」

妹「一度受けたからには最後までしますよッ」

兄「お、ということは」

妹「やる。ミリヤちゃんのためにも」

女生徒「ミリヤちゃん? それって3年の?」

妹「あ」

兄「うむ、実はな」

妹「そ、それはおいおい自分で言う!」

兄「だそうだ」

女生徒「はーい。私、一人暮らしなの。だから、いつ手伝いにきてもらってもかまわないんだけど」

兄「手始めに、夕飯を作らせてみろよ」

妹「また、勝手に話をすすめるんだから」

女生徒「妹ちゃんがいいなら、今夜さっそく」

妹「……」チラ

兄「……」フリフリ

妹「行きます」
8 : ◆/BueNLs5lw [saga]:2016/06/30(木) 20:21:43.89 ID:z/PlRfiY0
今日はここまで
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/30(木) 20:49:06.86 ID:S4U3BLxnO
乙
いい
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/30(木) 20:57:55.74 ID:QSv0i30So
乙
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/30(木) 20:59:34.63 ID:36fP3xSco
乙です
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/01(金) 14:43:30.45 ID:mNzazLqOO
信じて送り出した妹が…
乙
72.32 KB Speed:0   ↑ VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可):

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行


スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)