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善子「彼女とゲヘナへ堕ちたなら」
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1 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/07/17(日) 02:35:17.52 ID:Os4DEw890
梨子「彼女は悪魔を律せない」
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1467309427/l50?v=pc
つづき。アニメ設定に合わせたところもあるので補完してください。
ラブライブ板で書いていましたが規制による規制でほとんど書き込めなくなったので、残り数レスでしたが、こちらで終わらせます。もし誘導してくださる方がいましたらお願いいたします。
2 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/07/17(日) 02:35:47.72 ID:Os4DEw890
梨子「あっ♡やっ♡」ビクビク
善子「ほらみて、ドロドロよ、リリー♡」
梨子「……や、やめてよっ」////
善子「ちゅ……れろ」
梨子「なっ////」
善子「はぁ……リリーの味がするわ♡」
梨子「なにしてるのさ! ばかっ!!」////
善子「最近リリーの、なんだか白くてドロドロしてる、どうして?」
梨子「っもう!!」
梨子「よっちゃんが……最初の時よりう、上手く……なってきてるから、だよ……///」ボンッ
梨子(弱いところあんなに責められ、たら……)
善子「ヨハネのテクニックは底知らずだものね、人間が正気を保っているだけ上出来よ♡」
ギュッ
善子「リリーの匂い、好き」
梨子「あの、恥ずかしい、んだけど……」///
スンスン
善子「安心する……いい匂い」
梨子(うー、よっちゃんこんなのばっかりー……)
梨子「よっちゃん、さっきまであんなに情けない声、だしてた」
善子「お互い様でしょ!!」
梨子「私はそんなに……」
梨子「大体、声出しすぎると、千歌ちゃんに聞こえちゃうから……」
善子「……リリーはヨハネのものってこと千歌ちゃんに教えてあげるいい機会で――」
ポカッ
梨子「ばか」
3 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:36:27.90 ID:Os4DEw890
◇――――◇
梨子「熱い……」
梨子「……あつい」
梨子(なんでクーラー、ないの……)
梨子(音ノ木坂はあったのに……)
梨子(田舎だから……?)
梨子(一応私立なのに……)
梨子「……」ダラダラ…
千歌「梨子ちゃんすごい汗ー」
梨子「え、だって……あつ、くない?」
千歌「そうかな……まだ6月だよ」
梨子「でもすぐ7月だよ……」
梨子(他の子も全然汗掻いてない……)
梨子(ああもう……向こうにいた頃は汗描くの、登下校と体育の時だけだったのに……)
曜「海に入りたくなってきたー!!」
千歌「よし、海開きだー!!! 今日の放課後いこうっ!!」
曜「あ、また今年も水着買ってない……」
千歌「スクール水着でいいよー!」
曜「だよねっ!」
梨子「え」
梨子(……い、いい、の?)
梨子「そ、それより……」
千歌「ん? 梨子ちゃんも行こうね」
梨子「う、うん。それはいいんだけど」
千歌「?」
梨子「……ほ、本当にここの学校クーラー、ないの?」
千歌「――あるわけないじゃーんっ、学校にクーラーなんてっ」
曜「本当だよ、どうしたの梨子ちゃん」
梨子「そ、そうだよね……あはは」
曜「扇風機あるしね」
梨子「……」ダラダラ…
梨子(熱い……)
4 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:37:01.52 ID:Os4DEw890
◇――――◇
善子「リリー」
梨子「?」
ポン
グシャ…
梨子「ひっ」
善子「リリー、汗掻きすぎよ、背中ぐっしょり」
梨子「よ、よっちゃんが背中なんて叩くからっ。もう、これじゃあシャツの上からでも、汗掻いてるのバレちゃうよ……」
善子「もう帰るだけなんだからいいでしょ、相変わらずリリーは汗っかきなんだからー」
梨子「……そんなこと言うならよっちゃんだって」
善子「なによ」
梨子「いっつも前髪気にしてる」
梨子「もう帰るだけなんだから、前髪なんて気にしなくてもいいのに」
善子「わかってないわね、ヨハネは天界と魔界から見られ続けてるの」
梨子「ふぅん」
梨子「あー、早くシャワー浴びたい……」
善子「♡」ギュッ
梨子「ひゃっ……い、いまは汗掻いてる、からっ」
スンスン
善子「……はぁぁ♡」
梨子「ち、ちょっとっ」
善子「なんか、懐かしい……リリーいっつもはすっごくいい匂い、なのにね」
善子「リリー……制汗剤と汗の匂い、混じってる……♡」スンスン
梨子「い、いやっ!!」ブンッ
善子「ちょ、そんな振りほどかなくっても」
梨子「っ……」ウルウル
善子「え……あの」
梨子「……今日、うちに来なくって、いいから」
善子「え」
梨子「もう、知らないっ!!!」ダッ
善子「ちょっとっ、待ちなさいよっ!!」
善子「……」
善子「な、なによぉ……」ウルウル
善子「……」
5 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:37:28.45 ID:Os4DEw890
◇――――◇
梨子「……恥ずかしいに、決まってるでしょ」
梨子「なんでそんなことも、わからないの……」
リリー、ごめんなさい。22:32
ねえ、電話に出てよ。 22:33
リリー、怒ってる? 22:33
ごめんなさい……私 22:33
梨子「……」
プルルルルルル
梨子「……」プクッ…
梨子「今回は許さないんだから」
梨子「仕返し、だからね」
◇――――◇
お昼
善子「……リリー、なんで来ないの」
善子「……」
善子「ふ、ふん……一人で食べた方が落ち着くわよ」
善子「……」
善子「久しぶりに、悪くない、もん……」モグモグ
6 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:38:07.14 ID:Os4DEw890
◇――――◇
千歌「あれ、善子ちゃんのところいかないの?」
梨子「ああ、今日はちょっと……」
千歌「そうなんだ」
梨子「あっついね……」パタパタ…
千歌「そうだね、ちょっと暑くなってきたね」
曜「うーみー!!!」
曜「早く行こうって!!」
千歌「うぅっ、行こうっ!!!!」
曜「あ、でも今日用事あったんだ……」
千歌「ええーーっ」
◇――――◇
練習中
善子「……」
花丸「善子ちゃんどうしたの?」
善子「べつに……」
善子「あと、ヨハネだから……」
善子(……リリー、全然目を合わせてくれない……話しかけても、くれない……)
善子「……」
梨子「よっちゃ――"善子ちゃん"、そこのラジカセ取って」
善子「え……」
梨子「……」
梨子「どうしたの、善子ちゃん」
善子「なん、で」
梨子「……それ、とって」
善子「……はい」
梨子「ありがとう」
梨子「ん、千歌ちゃんこれどうやって」
千歌「ん、これはね――」
梨子「わ、ありがとね」
千歌「ふっふー、機械に強い千歌ちゃんなのだ! 褒めて褒めて!」
梨子「ふふっ、よくできました♡」ナデナデ
善子「……」ウル…ウル
善子「と、トイレ……行ってくる」
花丸「……善子ちゃん?」
花丸「マルもトイレ行ってきます!」
7 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:38:43.76 ID:Os4DEw890
◇――――◇
花丸「善子ちゃん!!」
善子「っ」ビクッ
善子「な、なによ……」ナミダメ…
花丸(涙目……)
善子「ぅ……」ウルウル
善子「っ」ゴシゴシッ
善子「き、今日はなんだか目にゴミがはいるわ」
花丸「……善子ちゃん」
花丸「大丈夫?」
善子「な、なにがよ……あと私は、ヨ、ハネ」ウル…ウル
花丸「……」
花丸「うん、善子ちゃん……ちょっとあそこの教室、いこ?」
善子「な、なによ私は……」
花丸「いいから」
◇――――◇
花丸「マルが力になれること、あるかな?」
善子「……」
花丸「もしかして、梨子さんのこと?」
善子「っ」
花丸「喧嘩、とか……」
善子「……ぅ」
善子「ひっぐ……ぅぅ」
花丸「よ、善子ちゃん!?」
善子「えぐ……ぅ、ぅ、どう、すればいいの」
花丸「えっと……謝るしか、、ないと思うずら」
善子「でも、でも」
花丸「よしよし」ギュッ
花丸「いつから善子ちゃんは泣き虫になったの? それじゃあ昔のマルとおんなじだよ」ポンポン
善子「だっ、て」
花丸「梨子さんのことは、好き?」
善子「――好き、好きに決まってる!!!」
8 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:39:31.76 ID:Os4DEw890
◇――――◇
軽い、気持ちだったんだ。
今までだって、よっちゃんは私に恥ずかしいことばかりさせようとしてきたけれど、それはなんだか、嫌じゃなかった。
今回だって、そういうはずだったんだけれど、今回は……私が気にしてること、だったし。
だから、以前よっちゃんに怒ってるフリしたのと同様に今回も仕返ししてやるーって、気持ちだったの。
本当に、怒ってたのも、事実だけど。
さすがにいきなり津島さんて呼ぶのはメンバーのみんなにも迷惑かけちゃうし、ここは付き合う前に呼んでいた善子ちゃんって呼び方で……揺さぶって、みた。
想像以上にしおらしくなっちゃって、大丈夫だったかな……姿が見えないけれど。
ちゃんと謝ってくれてたし、今日の帰りにも許してあげないと。
果南「あれマルと善子戻ってこないね」
曜「どこかでさぼってるとか」
千歌「えーっ、そんな」
梨子「私が……見てくるよ」
果南「でも」
梨子「いいから、ちょっとっ待っててね」
私は少しだけ、不安だったのかも、しれない。
9 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:40:02.92 ID:Os4DEw890
◇――――◇
トイレには、いなかった。わざわざ違う場所のトイレにいくだなんて、考えられないし、なら、一体……。
その時点で、私の足は普段よりも早くどことも知れぬ場所を目指していた。怪我はしてないだろうし、保健室はないよね。じゃあ二人は一体どこに。
そして、トイレの奥にある教室へ近づいた時だった。
善子「――好き、好きに決まってる!!!」
いつだったか、雷を呼び寄せたみたいな、そんな叫び声を聞いた気がする。そう、向こうの教師から響いてきた、怒号は、それにかなり、近い。ううん、私が聞き間違えるはずなんて、ない。――よっちゃんの声だ。
でも、どういうこと? 好き? ……わかん、ない。
そーっと、足音を忍ばせて、息を殺して……教室の中を覗き見る。
梨子「っ!?」
わけが、わからなかった。
教室の机に座り込むよっちゃんの正面から、マルちゃんが……抱きしめている。
よっちゃんの背中をさすって、耳元で、なにか、囁いているようだ。
よっちゃんのすすり泣く声が、微かに、聞こえる。
梨子「どういう、こと……?」
好き? よっちゃん……マルちゃんのこと、好き……だった、の?
わけが、わからないよ。あんなに、私のことを好きって言ってくれたじゃない、リトルデーモンの証って言って何回も何回も……契約をしたでしょう?
……全部、裏切る、の?
それとも……なに、私が、ちょっといじわるしたから……愛想、つかされたの?
涙が溢れそうになった。でも、まだ練習は続いてる。ここで泣いてしまったら戻ってからみんなに迷惑をかけて、しまう。見ていれば、みているほど、頭を抱えて、叫びたくなった。でも、出来なかった。
どこか冷静にこの状況を判断している自分がいる。
何かの間違いだよね、もう少し、様子を見てみよう……。
10 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:40:34.30 ID:Os4DEw890
◇――――◇
果南「あ、ふたりは?」
梨子「え、えーと……見当たらなかった」
果南「ええ? どこか行ったのかなあ」
千歌「わかった!! 梨子ちゃんに秘密で、愛し合ってたふたり、梨子ちゃんの追求から逃れるためにっ! 愛の逃避行!!」
梨子「っ…………」
果南「逃避行、好きだよね千歌は」
千歌「なんかかっこよくない?」
曜「ふたり、どうしたんだろうね?」
果南「うーん」
花丸「あ、ごめん遅れちゃって」
果南「マル、どうしたの? あれ、善子は?」
花丸「善子ちゃんは……体調悪いから、帰ったずら」
千歌「え!?」
梨子「!?」
花丸「なんか、顔色悪かったから……」
梨子「……」
花丸「梨子さん、善子ちゃんのこと気にかけてくださいね」
気にかける? ……それなら、なんで私に一言くれなかった、の?
梨子「……うん」
果南「大丈夫かな?」
千歌「そうだね……」
千歌「じゃあ明日海行くの中止かなあ」
梨子「?」
曜「明日ねおやすみだから、海いこーって話をしてたんだ」
梨子「ああ……それなら、よっちゃんは海には絶対行かないから、あんまり気にしなくっても……」
曜「?」
梨子「あ、と、とにかく……よっちゃんは行かないと、思う」
千歌「そうなんだー……残念」
果南「まあ、これから海なんていくらでも行くだろうし善子は機会があるときでいいんじゃないかな」
千歌「そっか、そうだよね! じゃあ明日は海いこっ!」
花丸「あ、マルも明日はちょっと……」
千歌「えー、なんでなんで」
花丸「おうちの用事が……」
千歌「そっかー、それなら仕方ないね」
梨子「海かあ……泳ぐのは久しぶり」
11 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:41:05.10 ID:Os4DEw890
◇――――◇
梨子「よっちゃん……なにしてるのかな」
梨子「メール……こないし」
梨子「……体調悪いなんて、うそ」
梨子「なに、本当に……花丸ちゃんのこと好きなの? 私のことなんてどうでも、いいの?」
梨子「……」ウル…ウル
梨子「いいや……明日は久しぶりの海だし、眠っちゃおう……」
梨子「よっちゃん……誘っても、くるわけない、よね……」
◇――――◇
7月
千歌「う、み、だー!!!」
千歌「海開きだー!!」
果南「私たちのなかだけだけど、ね」
千歌「梨子ちゃん?」
梨子「え、あ……ごめん」
千歌「どーしたの、なんだか変だよ」
梨子「ううん……なんでも」
ギュッ
梨子「……」//
千歌「さ、はやくはいろー?」
12 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:41:44.83 ID:Os4DEw890
◇――――◇
梨子「疲れちゃった……」
曜「まだまだいけるよ梨子ちゃん!!」
梨子「みんな、海……慣れすぎ」
果南「梨子は泳ぐの慣れてないんだし、仕方ないよ」
曜「果南ちゃん! あっちまで競争!!」グイグイッ
果南「いや勝てるわけないからー……」
梨子「ふぅ……みんな元気だなぁ……」
千歌「――リリー!」
梨子「へ……」
千歌「うん、なんだかいいねリリーって呼ぶのもっ!」
梨子「……リリー」
千歌「ねえねえ、私もリリーって、呼んでいい?」
梨子「……いい、けど」
千歌「やった!」
千歌「じゃ、リリーもっと泳ごっ!!」
梨子「……」モヤモヤ
◇――――◇
花丸「心頭滅却ずら、善子ちゃん」
善子「ヨハネ!!」
花丸「善子ちゃん」
善子「ぅ、う……うるさい――ずら丸!!」
花丸「?」
花丸「ということで善子ちゃん、あっちの部屋で座禅を……」
善子「な、なによ少しはなんか言いなさいよっ。いいの!? これからずら丸って呼ぶわよ!?」
花丸「あだ名みたいで、いいかもね?」
善子「……」
花丸「ほーら、梨子さんのこと好きなんでしょ。ちゃんと話し合いするために、いろんなものを滅却するずら」
善子「いやっ、座禅なんていやっー!!!!」
花丸「せっかくみんなと海行くの断ったんだから」
善子「海?」
花丸「ん、今頃千歌さんと梨子さんと果南さんは海だよ」
善子「……知らなかった」
花丸「梨子さんが、善子ちゃんは絶対来ないって」
善子「確かに、行かないけど……でも」
善子(行くってことくらい、言ってくれたっ、て……)
花丸「ほらいくずら!」
13 :
◆wOrB4QIvCI
[saga]:2016/07/17(日) 02:42:23.63 ID:Os4DEw890
◇――――◇
善子「あし……あしがぁぁ……」
花丸「はい、冷たいお茶ずら」
善子「ふっ……ふ、ゼウスのイカズチもこの程度なのね、ヨハネなら足が少ししびれるくらい、よ」
花丸「……」
善子「ず、ずら丸なら、もう死んじゃってるくらいなんだからねっ!!!」
花丸「初めての座禅はどうだった?」
善子「……」
善子「少し、すっきり、したかも」
花丸「そっかあ、よかったよかった」
花丸「しばらくうちでのんびりしていきなよ」
善子「ま、まああなたがそういうのならそれでいいけれど。日の本の神を手なづけるのに、ここの知識も、必要よね」
花丸「善子ちゃん」
善子「ヨハネ!!」
花丸「はぁぁ……もう、じゃあマルもよっちゃんて、呼んでいい?」
善子「え……」
花丸「よっちゃん、結構言いやすいずら」
善子「ぁ……う、ん」
花丸「よっちゃん、よっちゃんね。うん」
善子「……」モヤモヤ
花丸「よっちゃん、どうしたの?」
梨子『よっちゃん、どうしたの?』
善子「っ」ブンブンッ!!
14 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:42:52.59 ID:Os4DEw890
◇――――◇
千歌「リリー、みてみて!!!」
善子『リリー、みてみて!!!』
梨子「っ……」
梨子「綺麗な夕日だね」
千歌「ねっ!」
千歌「たのしかったなーんっ、ふふふ」
梨子「うん」
千歌「はー、でも疲れたぁ!」
梨子「そうだね」クスッ
千歌「ねーねー、今日お泊りしよーリリー」
梨子「へ!?」
千歌「だめ?」
梨子「あ、いやだって……」
梨子(普通は問題ないんだけど……よっちゃん、いるし、な……)
千歌「?」
梨子(やめておいた方がいい、よね)
梨子「……?」
千歌「どしたの?」
梨子「あれ、よっちゃんと――マルちゃん?」
千歌「あれれ、本当だ」
千歌「なにしてるのかな……あれ、どこかいっちゃった」
梨子「……」
梨子「……」プツ
ああ、なるほど。
マルちゃんがなんで今日来なかったか、わかったよ。よっちゃんとふたりきりで遊んでたから、なんだね。
私に内緒で、ふたりきりだなんて。そっか、そうなんだ。もう、私のことなんて、どうでも、いいんだね?
梨子「……お泊り、する」
千歌「やった!」
梨子「まあ、隣の家だし……」
千歌「あはは……」
どうなっても、知らないんだから。
15 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:43:21.85 ID:Os4DEw890
◇――――◇
善子「無理よぉっ、謝りに行くなんてむりぃ!!」
花丸「もうよっちゃんいつまでここでグダグダしてるずらぁ」
花丸「もう梨子さんちはすぐなのに」
善子「待って、まだ心の準備が、だってリリーすごい怒って――」
花丸「ああもう、い、い、からいくのー!!」
善子「きゃぁぁっ!!」
花丸「お邪魔しまーす!!」
花丸「あ、桜内梨子さんのお母さんですか?」
善子「あ……毎度……ど、どうも」
善子「え、リリー、泊まりに行ってる?「
善子「――千歌ちゃん、ち?」
花丸「……」
善子「はい……はい、失礼します」
善子「……」
花丸「よっちゃん?」
善子「うぅ、ひっく……ぅぅ、なん、で……うう」
善子「うああああああああ!!!」ダッ
花丸「ちょっとー!!!」
16 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:43:57.51 ID:Os4DEw890
◇――――◇
花丸「待って、待って!!!」
善子「離して!! 離しなさい!!」
花丸「そっち、海だから! 死んじゃうからー!!」
善子「知らない! もう、知らないわよ!!!」
花丸「そんなの、梨子さんが悲しむに決まってるずら!!!」
ピタッ
善子「でも……私……リリーに、捨てられて……ひっぐ……ぅぅ」
花丸「よっちゃん、そんなことないよ、梨子さんはきっと……」
善子「あなたに何がわかるのよ!!!」
花丸「っ……ごめ、ん」
善子「あ……」
善子「とにかく、もういい、から……」
善子「もう、知らない……」ヘナヘナ……グスッ…
花丸「どうして、泣くの」
善子「どうしてって」
花丸「よっちゃん、梨子さんのことまだ、諦めきれないからずら」
善子「っ……」
花丸「よっちゃんのそんな悲しそうな顔、見たくないよ」
花丸「……もー、わかったずら。じゃあ、マルが勝手に間を取り持つって、ことでいい?」
善子「……」
善子「なによ、ずら丸のくせに……」
花丸「あそこにバス停あるから……バスが来たら乗るんだよ、いい?」
善子「……」コクッ…
花丸「じゃあマルは帰るから……少しだけ考えてみてね。ばいばい、また学校で」
善子「……」
善子「ぐす……リリー……」
17 :
◆wOrB4QIvCI
[sage]:2016/07/17(日) 02:44:50.93 ID:Os4DEw890
◇――――◇
梨子「……」
千歌「梨子ちゃんなんか、元気ないね」
梨子「え、ああ……ちょっと疲れちゃって……」
千歌「あはは、そっか、そうだよね」
千歌「善子ちゃんはどうして海に来ないの?」
梨子「へ……あ、あの」
千歌「?」
梨子「堕天使が肌を見せると、リトルデーモンが群がるからっ、て……」
千歌「なるほど!!!」
千歌「って、あの子らしいね」
梨子「……うん」
梨子(きっと、そんなこと言うよね……あの身体じゃ……)
千歌「リリーは善子ちゃんばっかりなんだもーん」
梨子「そ、それは……一応、そういう関係、だし……//」
千歌「いーっつも楽しそうに話しててさー、ずるいよ」
千歌「千歌も構ってよー」ギュッ
梨子「///」
梨子(なんか、罪悪感……でも)
梨子(よっちゃんだって、マルちゃんとふたりきりで遊んでたんだもん、なにしてたか、わかんないよね)
梨子「ふふ、千歌ちゃんどうしてそんなに私を困らせるの」ナデナデ
千歌「だってー」
千歌「リリーいい匂い……」
梨子「っ……」
千歌「ね、一緒に寝よ」
梨子「……」
千歌「だめ?」
梨子「……いい、よ」
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