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勇者(Lv99)「誰が僧侶を殺したか」
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以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/08/04(木) 19:52:42.66 ID:leYoC1l+0
第25話 勇者
勇者「……僧侶……か」
勇者は、口元に笑みを浮かべながら、言葉をつづけた。
勇者「なぁ魔法使い、僧侶はどうしてあんなにバカだったのかな」
魔法使い「……ッ!」
魔法使いは、反射的に勇者を睨みあげる。
勇者「それだけじゃない、なんで戦士はあんなに頭が良かったのだろうか?」
魔法使い「……?」
勇者「魔法使い、お前は争いや戦いを好まない男だ、さっきの戦闘にしてもあんな優しい魔法を使わなければもう少し善戦出来ていただろう。 そんなお前がなんで魔法使いなんだろうな?」
魔法使い「……勇者……お前何を…」
この場面にそぐわない笑みさえ浮かべる勇者に、魔法使いは恐怖を感じた。
勇者「戦士が魔法使いを、僧侶が戦士を、お前が僧侶をやれば、このパーティは適正、資質ともにバランスが取れていると思わないか?」
魔法使い「……!」
猪突猛進な僧侶、冷静沈着な戦士の二人の姿が脳裏をよぎる。
それは、いつも思っていたことだ、魔法使い自身なぜ自分が僧侶でないのかと悩んでいたこともある、たが女神様のお導きで決まったことだと、そう割り切っていた……
勇者「そう俺が決めたからだ」
魔法使い「!!?」
魔法使いは、呆然と勇者を見上げた。
勇者「もちろん最低限の能力は有する奴を選んだ、冒険に支障の出ない範囲でな、だが俺よりも強くなる可能性は極限まで排除した、結果こうやって裏切り者を返り討ちにできたんだから、何がどう転ぶかわからないよな」
戦士が、彼女が魔法使いだったならば、きっとこんな簡単にはいかなかっただろう。
適正をあえて外すことで、限界値を絞る。
結果として残るのは
パーティーの最強は勇者であるという、世界を救うこととは全く関係のない虚栄である。
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