【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです 4

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363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 01:31:42.59 ID:TPavDOuHO
美優が好きってゲロっといて何知らんぷりしてんだって話か
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/14(金) 01:32:46.44 ID:HTMEZ9A50
集計に時間が掛かったのは分かっていますが少し再開と言って少し再開したので本日はこれで終了します。
みなさんも協力LIVEで遊びましょう。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 01:40:58.66 ID:IvI1katOO
義務感で誤魔化さず自分の気持ちに向き合って選べかな
おつ
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 01:47:51.11 ID:+ynxTMEtO

今回協力ライブしゅがは全くこない
もう10000ポイント越えたけどみんなもこんな感じか
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 09:32:58.66 ID:qVYBzMCd0
ハーレムルートも何も作者が前作の流れでハーレムルートに入ってるって言ってるし正解は3でしょ
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 10:09:36.93 ID:2etOGewlo
まぁ後からならなんとでも言えるよね
てか正解って何よ?
読者一人一人で目指すとこ違うんだから正解とかないでしょ
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 20:15:33.77 ID:FPZrfczsO
最もだけどこの>>1の前作を知るほどそういうスレである可能性は否定出来ないわ
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 12:08:31.44 ID:Is5iAFI70
>>361訂正

志希「そこまで考えて、フレちゃんはようやく受け入れることが出来た。この人間は元気じゃない、幸せじゃないってね」

志希「アタシが救ったのに、助けたのに、どうして? アタシはメッセンジャーと違うことをしたの? 何かを間違えたの?」

志希「異種族であるビーは……フレちゃんはいま人間を理解しようとしている。理想の最初の成果であるキミを見て、悩んでる」

志希「それはフレちゃんがこれからあたしたち人間と歩いていく中で、いずれ必要になる最初の一歩」

P「それなら――」

志希「だけど、その最初の一歩を踏み出したとき……いまのキミはいるべきじゃなかった。いまのキミは、フレちゃんが抱いた理想から外れかかっているから」

P「俺が、フレデリカの理想……」

志希「そう。キミはきっと、フレちゃんに助けてもらったときに心から喜んだはず。自分が生きていることに、助けてくれたフレちゃんという存在がいることに」

志希「だけどいまのキミは違う。その昔愛した彼女がまた自分の傍にいるのに、喜べない」

志希「それは彼女がいまの自分を必要としていないから。そして……"自分が傍にいなければならないと思い込んでしまっている"別の彼女たちがいるから」

志希「その思考はキミが生と死と、孤独を経験してしまった結果、辿り着いてしまった答え。その考えは間違いじゃない。現実として、キミがいないと彼女たちは成り立たなくなる」

志希「だけどその答えに辿り着いた瞬間、Pという人間は緩やかに死へと近付いていった。あ、この場合の死っていうのは、生命の喪失じゃないことくらいは分かるよね?」

志希「この死は、いまのフレちゃんには理解できないこと。そして……キミは死んではいけない」

志希「その死を選んでしまうのなら、きっとキミじゃない他の誰かが、死を選ぶはずだから」

P「俺以外の、誰かが……」

志希「……あーあ、あたしの専門分野以外でこんなに長々話したのって久しぶりかも。もういーい?」

P「……それは――」

志希「あ、これ以上あたしに聞かないでね。まあまあ、キミならどこかで分かるでしょ? プロデューサー?」フワッ

志希「さーてと、心当たりはあるみたいだし、あたしはフレちゃんの新しいメンテ方法でも試してこよっかなー」

パシュンッ!

P「……」

……
…………
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:01:11.53 ID:Is5iAFI70
――ノルンM-01、住居ブロック(菜々の部屋)

パシュンッ!

菜々「あっ、奈緒ちゃ……じゃなかった、セカンドドライバーさんも来ましたねっ!」

奈緒「いや、部屋の中だし奈緒でもいいけど……どうしたんだ? いきなり呼びつけて」フワッ

ナオ「いまから菜々さんがアニメ見るってさ。溜め込んでたヤツ、見ておきたいって」

加蓮「もうちょっとで作戦なのに、これから疲れることやるんだから……」

菜々「まままま、いいじゃないですかぁ。ほらほら、データ入れてますから早く見ましょうよ。S-02からこっそり持ってきたお菓子もありますから」

加蓮「あっ、それじゃー……月面じゃがチップもーらいっ」ガサッ!

ナオ「こらこら、あんまり食べすぎんなよー?」

奈緒「……」

加蓮「いいじゃん作戦前なんだし、モチベ上げないと」

ナオ「まったく……ほら、奈緒も座れよ」

奈緒「ん、ああ」

……
…………
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:12:07.16 ID:Is5iAFI70
――数十分後、ノルンM-01、住居ブロック(菜々の部屋)


<ヤットアエタネ……オニイチャン……


菜々「いやー……やっぱりこのシーンはいいですねぇ」

加蓮「そうだね。私もしばらく見てたけど最後にこうなるのっていいかも」


奈緒「……」

ナオ「……楽しそうだな。加蓮も、菜々さんも」

奈緒「……ああ。あたしが、守りたかったものだ」

ナオ「ありがとう。加蓮のこと、守ってくれて……奈緒がいてくれたから、またあたしは加蓮の傍にいることが出来た」

奈緒「よ、よしてくれよ……なんか、今更言われると恥ずかしいし」

ナオ「恥ずかしいことなもんか。だって……そのおかげであたしはいま、幸せなんだから」

ナオ「奈緒が、あたしがいない間、加蓮を守ってくれたから……」

奈緒「……」


……
…………
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:17:31.86 ID:Is5iAFI70
――3年前、ナシヤマ、オート・クレール社(工場)

パシュンッ!

奈緒「うっ……はぁっ、はぁっ!」ドサッ!

麗奈「オラ! シミュレーターから転がり落ちるんじゃないわよ! 早く立ちなさい!!」

奈緒「う……っぷっ……」

麗奈「吐くならさっさと吐きな! あと10回、シミュレーター回すんだから急ぎなさい!」

奈緒「う……うう……」グスッ……

麗奈「泣くな! アンタが1人でここで生きていくなら、これくらい出来なくてどうするのよ! 死にたいなら泣きなさい!」

麗奈「その代わり、アンタは1人で死ぬのよ! アンタのことを知っている誰かは、アンタが死んだことも知らないままになるのよ!」

奈緒「ぐっ……う、ううう……!!」ググッ……

麗奈「そうよ、立ちなさい。アンタはやることがあるんでしょ。レイナサマがS-02に帰るまで、徹底的に相手してやるわよ」

奈緒(加蓮……加蓮……!!)


……
…………
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:29:14.95 ID:Is5iAFI70
――3年前、ナシヤマ、P家(中庭)

ドサッ!

奈緒「お、終わった……」ハァ、ハァ、ハァ……

蘭子「運動プログラム5セットおしまい……次、15分休憩した後にもう5セット――」

ドクンッ!

蘭子「ぐっ……!? ぁっ、あ……」グラッ……

ガタガタッ! ドサッ!

奈緒「ら、蘭子!? こ、後遺症か……!? P、Pさんに連絡……」

蘭子「よ、よい……我は、問題、無い……じきに、我が半身も、戻って……」ハァ……ハァ……ハァ……

奈緒「それじゃあ、車椅子に戻すぞ……ほら……」グイッ!

蘭子「うむ……礼を、言う……」ガタッ……

奈緒「ゴメン、蘭子だって辛い時期なのに、あたしのこと見てもらって……」

蘭子「我は……私は、まだ大丈夫なほうだから……私より、アインフェリアのみんなが……む……?」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:37:03.85 ID:Is5iAFI70
バタンッ! ガチャッ……

P「ほら皆、車から降りてくれ……今日からまたしばらくは家で過ごそう。来週はまた入院してしまうが……ありす、車椅子押してやるから少し待っててくれ」

ありす「はい……」ガタッ……

文香「……」カラカラカラ……


奈緒「Pさん……みんな……」


美波「……」チラッ


奈緒「!」


美波「……」カラカラカラ……



奈緒「……」

蘭子「……私は、思っちゃいけないって思ってても……心の中で思ってしまう」

蘭子「みんなと同じくらい、自分は酷いことにならなくてよかった……本当は、そんなこと思っちゃダメなのに……」

奈緒「違う……! 蘭子は、蘭子がそう思うのは、仕方なくて……あたしが……あたしの、せいで……」


……
…………
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:43:46.38 ID:Is5iAFI70
――1年前、ハマヨコ(軍本部)

「では、本日を持ってマリ・エコイツ准尉は除隊、後処理に関してはこちらのほうで対応しますので」

P「ああ、すまない。退役した俺があれこれ注文をつけてすまないが……」

「いえいえ、少佐はマリ准尉の後見人ですし、これくらいやらせてください。それにしても、地球に戻るのに退役とは、で随分急なお話しですね」

P「事情が色々あってな。軍に在籍して1年にも満たなかったが……まあ、リエ准尉を薦めてくれた大佐も、残念がっていたよ」

「そうですよね。まあ、マリ准尉にはお元気でと伝えて頂けますか?」

P「了解した。世話になったな」





奈緒「……手続き、終わったのか?」

P「ああ、これから大佐のところに行く。しばらく軍に触れて、空気もそれとなく分かっただろう」

P「これからは指揮系統から外れる特殊部隊で活動したほうが、お前もやりやすいはずだ」

奈緒「ゴメン、色々手間掛けさせて……」

P「構わん。退役してサラリーマンになって時間がある。俺の手間より奈緒の今後のほうが重要だ」

奈緒「……そっか」

P「とはいえ、特殊部隊に移るのはいいが、ハマヨコの狭い範囲で奈緒の顔も知られたからな……お前は北条少尉にも顔を知られなくないというし、どうするか」

奈緒「それなら、考えてる。あたしは……もう神谷奈緒じゃなくなればいい」

奈緒「顔を隠して……最後まで、隠し通して……そのために、コレも用意した」スッ……

P「そうか。それならば俺は何も言わん。大佐のところに行って、データベースへの登録はどうする?」

奈緒「セカンドドライバー……この世界で2人目の神谷奈緒は、これからはセカンドドライバーとして戦う……みんなの分まで……」


……
…………
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:44:29.42 ID:Is5iAFI70
――ノルンM-01、住居ブロック(菜々の部屋)

奈緒「……加蓮のことを守らなきゃって気持ちはずっとあった。だけど、それ以上にあたしは、あたし自身がこの世界で生きることに必死だった」

奈緒「何度も蜂と戦って、戦って、戦って……辛くて、苦しくて、なんであたしだけこんな目に遭わなきゃならないんだろうって思った」

ナオ「……」

奈緒「だけど、そう思うたびに、みんなの姿が浮かんだ。あたしが苦しいって思う何倍も、みんな苦しんでいたんだって。加蓮も……」


菜々「あ、このデータこれで終わりですね。次の再生しますねー」

加蓮「それならもうちょっと音大きくしてよ。聴きにくいセリフもあったし」モグモグ



奈緒「色んなことがあったけど、あたしはここまでやってこれたんだなって、少し懐かしく感じるな」

ナオ「……そうだな」


加蓮「あれ? 菜々さんこのデータ違うんじゃない?」

菜々「あああっ!? 1つ前のデータでした……停止停止……」


奈緒「……」
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:45:09.91 ID:Is5iAFI70

ナオ「P少佐も、同じだと思うんだ」

奈緒「Pさんが?」

ナオ「奈緒と同じで……苦しいことも、辛いことも、たくさん見てきた」

ナオ「だけどそれと同じくらい、幸せを求めたかったんだと思う」

ナオ「だから……いまは、少しだけどうしていいか、分からなくなってるんじゃないかなって」

奈緒「……」

奈緒(Pさんの、幸せ……)

ナオ「だから、奈緒が感じたことと――」

奈緒「ありがとう、ナオ」フワッ

加蓮「あれ、奈緒?」

奈緒「悪い、Pさんに用事あったのすっかり忘れてた。ちょっと行ってくるよ」ピッ!

パシュンッ!

ナオ「……頑張れ、あたし」

……
…………
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:45:51.43 ID:Is5iAFI70
――数十分後、フレイヤ(通路)

P「……」フワッ

奈緒「Pさん!」シュッ!

P「奈緒……どうした?」

奈緒「あの、さ」ハァ、ハァ……

奈緒「……あたしは、この世界の加蓮が笑ってくれて嬉しい」

奈緒「加蓮の笑顔が見れるなら……あたしは何だって頑張れるし、戦い続けることも、守り続けることだって出来る!」

奈緒「だって、あたしが選んだ道だから……後悔もたくさんして、何度も泣いて、それでも、自分で決めたことだからここまでやってこれた」

奈緒「確かに美波たちをあんなにした責任とか、負い目を感じて戦っていたこともある、だけど……」

P「……」

奈緒「やっぱり、それもあたしが選んだことだから……みんなの分まで戦うことと、加蓮を守ることも……」

奈緒「それをやることが出来て……だからいまのあたしは、幸せなんだ」

380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:46:18.37 ID:Is5iAFI70

奈緒「だからPさんも、みんなのためでも何でもいい! 最後は、自分のために……自分の幸せのために、やりたいことをやってくれよ……!」

P「……!」

奈緒「そうじゃないと、あたし……」

スッ……

P「……ありがとう。奈緒、お前に教えられることになるとはな」

奈緒「Pさん……」

P「美優のことも、皆のことも、俺にとってはどちらも変わらず大切なことだ。だから……どちらかを選ぶとか、そういう話ではなかった」

奈緒「……ハハッ! そうだよな、だってPさん、エロゲーの主人公だもんな!」

P「おいおい、それはよしてくれ。俺自身はそんなつもりはない」

奈緒「いいんだよ。あたしから見たら、Pさんはそういう人なんだから」

P「そうか。まあ……そうだな、もう何でもいいか」スッ……

奈緒「Pさん?」

P「俺は少し寄るところがある。奈緒、お前は作戦まで休んでおけ。指定宙域ポイントまでは何日もないからな」

奈緒「……うん」


……
…………
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:57:05.67 ID:Is5iAFI70
――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「楓さん」フワッ

楓「Pさん……どちらに行っていたんですか?」

P「いえ、少し……皆はどうしていますか?」

楓「……いまはレッスン中です。もう少しでプログラムも終わるみたいですよ」

P「そうですか。少し、いいですか?」

楓「なんでしょうか……」

P「美優のことで――」


ギュッ……


P「楓……」

楓「私の、前で……美優さんのお名前を、言うんですね……いまここにいるのは、私なのに……」ギュッ……

P「……嫌ですか?」

楓「両方、です。少し……ちょっと……それなりに嫌な気持もありますけど」

P「どっちですか……」

楓「それ以上に、美優さんが生きていてくれて、私も嬉しい……だけど、同じくらい、Pさんの心が、私から離れていってしまうのが……」

P「……楓さん」

楓「……」

P「俺は、あなたを愛しています」

楓「……っ!」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:57:38.12 ID:Is5iAFI70
P「だけど、その気持と同じくらい……」

スッ……

楓「……分かりました」

P「楓さん?」

楓「それが分かっただけで、私は十分です。美優さんのことも、笑顔でお迎えできます。これから、ずっと一緒にいることになるかもしれませんし」

P「……何だかな、やっぱり楓さんには、敵いませんね」

楓「そんなことありません。私は……いつもあなたに負けっぱなしですから。メロメロです」チュッ

P「そう、ですか……」

楓「本当ですよ? いつもあの子達にPさんのこと取られて、私だって寂しいんですから」

P「……すみません」

楓「でも、私は大人ですから我慢します。だけど……我慢しすぎて、Pさんのこと襲わせないでくださいね?」

P「肝に銘じておきます。俺は楓さんが一番恐ろしいですよ……」

楓「ふふっ、それほどでも……そうしたほうがいいかしら?」

P「は、はは……」


……
…………
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:58:08.01 ID:Is5iAFI70
――フレイヤ(レッスン場)

パシュンッ!

P「皆、調子はどうだ?」

ありす「Pさん……はい、もうレッスンプログラムも最後のところまでいってます。作戦までには間に合います」

美波「……」

夕美「ギリギリだったけど、何とかなりそうでよかった……」

P「そうか。皆、よく頑張ってくれた……む、藍子はいないのか?」

文香「藍子さんは……少し、気分が優れないとのことで……お部屋のほうで、休んでいるかと……」

P「そうだったか……分かった、少し様子を見てくる。皆も、無理をしない範囲で頼む」

夕美「うん、大丈夫! これが終わったら……Pさんからご褒美ほしいなぁ……?」チラッ

P「……ああ、何でもくれてやる」

ありす「約束ですよ。私たちも、復帰してすぐにこの仕事は大変ですから」

P「ああ、それじゃあ俺は藍子のところに行ってくる」

文香「藍子さんのことを……よろしく、お願いします……」

P「了解した」

パシュンッ!

美波「……」


……
…………
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:58:42.00 ID:Is5iAFI70
――フレイヤ(通路)

美波「Pさん!」フワッ


P「美波? どうした」

美波「……言っておきたいことがあるんです」

P「……なんだ?」

美波「私は、言ってくれなくてもちゃんと分かるからいいんです。言ってくれたほうが嬉しいけど……」

美波「でも……言わないと、分からない子だっているんです。Pさんは、もう少しそこら辺のことを考えてくださいっ!」

P「そうだな、すまん」

美波「もうっ、今回は私たちは我慢しますけど……いいですか? Pさんがしっかりしてくれないと、私だって不安になるんですから」

P「もう心配しなくていい。俺は大丈夫だ」

美波「それならいいです。それじゃあ……よろしくお願いしますね」

P「ああ」


……
…………

385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:59:07.14 ID:Is5iAFI70
※イベントフラグが成立しています。

――フレイヤ(通路)

P「……」

愛梨「あっ、Pさん!」

P「愛梨か。どうした? フレイヤUのほうは……」

愛梨「いま蘭子ちゃんが、みんなと一緒にご飯食べてる頃ですけど……んー……」ジロジロ

P「どうした?」

愛梨「……Pさん、大丈夫そうですねっ! 私、心配でPさんの様子を見に行こうって思ってきたんですよ?」

P「愛梨にも心配掛けていたな……ああ、もう大丈夫だよ」

愛梨「よかったぁ♪ でも、私は大丈夫だって思っていたんですよ?」

愛梨「私や蘭子ちゃんに、色んなことを教えてくれて、助けてくれて、一緒にいてくれて……そんな優しいPさんなら、大丈夫だって♪」

P「随分と信頼されていたのか、俺は」

愛梨「はいっ! 信頼していますし、信じています。だって……ずっと一緒にいたから……」

P「……そうだな」

愛梨「それじゃあ、私は戻りますね。蘭子ちゃん、最近はご飯が美味しいって少し食べすぎてるみたいで……私のほうで注意してあげないとっ」フワッ



P「まったく、俺は本当に無駄なことで悩んでいたな」


……
…………
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 20:59:45.58 ID:Is5iAFI70
どなたかいらっしゃいましたら22時30分ごろから再開します。
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 21:00:21.87 ID:h2+Qumc1O
いるよ
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 21:03:56.26 ID:8tLAC5GiO
盛り上がってきた
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:32:44.59 ID:Is5iAFI70
――フレイヤ(藍子の部屋)

藍子「……」


P『美優のことは愛している。俺がユミルにいた頃から、ずっと……』


藍子「……」ギュッ……!


ピピッ!

P『藍子、いるか? 入ってもいいか?』

藍子「!?」ビクッ!

P『まあいい。入るぞ』

パシュンッ!

390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:39:55.20 ID:Is5iAFI70
P「藍子」フワッ

藍子「……」

P「どうした、文香たちから体調が優れないと聞いた。大丈夫か?」

藍子「……」

P「……俺と、話したくないか?」

藍子「……んの、ところ」ボソッ

P「ん?」

藍子「美優さんの、ところに……行ってあげなくて、いいんですか」

P「ああ、藍子と話したら行くつもりだ」

藍子「そう……」

P「藍子、俺はお前に話しておかなければならないことがある。聞いてくれ、聞くだけでいい」

藍子「……」スッ

P「俺は……美優を愛している。前にも言ったが、俺の正直な気持ちだ。それは、これからも変わらない」

藍子「なら……」グッ……

P「だが、もう1つ言わなければならないことがある」



P「藍子、愛している」



391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:48:58.47 ID:Is5iAFI70
藍子「え……」ピクッ

P「愛していると言った。俺の正直な気持ちだ」

藍子「でも……美優さん……」

P「美優のことも愛している。藍子のことも愛している……つまり、俺の気が多いということだ」

藍子「私のこと……愛、して……」

P「ああ、そうだ。だから……後は好きなようにしてくれ」

藍子「え?」

P「俺は言いたいことを言った。その……こういうことには腰が引けてしまうが、これ以上俺はどうすればいいか分からない」

P「正直……話しというよりは、俺は藍子に殴られにきたと言うほうが正しいかもしれん。俺自身も意外だったが、こういう男だったらしい」

P「だから、その……怒らせると思った。だから、気の済むまで殴るなりしてくれ。前に、奈緒にも同じようにやってもらったんだ」

藍子「……」

P「……すまない、藍子はたまに、俺にキツイ一発を入れてくることがあったから、そういうことも得意かと思っていたんだが」

藍子「……ぷっ」

P「ん?」

藍子「ふ……ふふふ……」
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:53:06.47 ID:Is5iAFI70
P「どうした? 俺は、おかしかったか?」

藍子「ええ、可笑しい……可笑しいです。Pさん、ホントに……」

P「すまん。こういうことを伝えるのは、難しいな。いつも慣れん」

藍子「……バカ」

ギュッ……

P「馬鹿、か……ああ、俺は馬鹿だよ。思ったよりも、馬鹿な人間だった」

藍子「私、Pさんのこと……守ってあげたいって思って、それから、少しずつ傍にいたいって思うようになって……」

藍子「だけど、Pさんには守らなきゃならない大切な人がいて、私が……私なんかが、Pさんを求めるのは、ダメだって思って……」

P「そんなことはない……俺は、我侭な男だ。藍子にも、美優にも、傍にいて欲しいと思っている」

藍子「はい……Pさん、私も……Pさんのこと、愛しています」

藍子「美優さんのことを愛しているPさんを、愛しています……だから、私を……」

P「ああ、藍子のことは俺が守る。皆のことも……だから、藍子」

393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:54:41.72 ID:Is5iAFI70





P「全て終わらせて……皆で、家に帰ろう」

藍子「……はい」




……
…………
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:56:09.95 ID:Is5iAFI70
>>1は勉強しましたが、一般的なエロゲーだとこういう展開の後はセックスするらしいです。
だけど冷静に考えて余裕の無いタイミングでセックスすることなんてまずないと思うのでこのスレではそんなことにはなりません。
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 22:57:07.05 ID:UHcAuaPvO
それほど求めてないので続きどうぞ
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 22:58:02.69 ID:lcKw1FRIO
勝利後というパターンもあるで
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 22:59:36.85 ID:Is5iAFI70
――数十分後、フレイヤU(ブリッジ)

パシュンッ!

P「……」フワッ

志乃「あら……どうしたのかしら?」

早苗「イケメンじゃない。何か用?」

瑞樹「マニュアル、だいぶ読み込んだしシミュレーターも回したからいけると思うけど……」

P「そうか。それなら問題ない」スッ……

美優「あ……お疲れさまです……」

P「……」

美優「あの……?」

P「……次の戦闘、大丈夫そうですか?」

美優「す、少し……不安です。船長や、みなさんがいてくれますけれど……大きい戦闘は、いつも怖くて……」

P「大丈夫」

美優「え……?」

P「俺が守る。だから美優は……何も心配することはない」
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 23:01:42.24 ID:hBdjCNQCO
>>1のそういうクールなところ好きだよ
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 23:05:30.60 ID:Is5iAFI70
美優「あの……」

P「……船長、作戦の指定宙域ポイントは近い。そのうち千川中佐から編成の確認がくるはずだ」

志乃「ええ、話しておくわ……」

P「海賊2人も、頼んだぞ。この艦は任せた」

早苗「まっ、助けてもらった恩があるしね」

瑞樹「今回はしっかり働くから、心配しないで頂戴っ♪」

p「頼むぞ。では俺はフレイヤに戻る」フワッ

パシュンッ!


早苗「……健気ねぇ、あのイケメンも」

瑞樹「そうね。ちょっと美優ちゃんに妬いちゃうかも」

美優「え?」

志乃「何でもないわ……ふふっ、面白いわね……ここは」


……
…………
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 23:20:38.20 ID:Is5iAFI70
――フレイヤ(通路)

P「これでいい……これで……」


整備長「少佐ー!」

P「ん、整備長か。どうした?」

整備長「いやー、ようやくNGFの整備も一通り終わったし、ちょっと休憩ついでに飯食おうかと思って」

P「それなら、島村少尉たちが食堂にいるらしい。一緒に食べてくればいい」

整備長「嬢ちゃんたちか。作戦前だし、しっかり食っといてもらわねえとな」

P「ああ、そうだな」

整備長「……しっかりやってもらわねぇとなぁ」

P「うむ、次の戦闘はこれまでで一番厳しいものになるだろう。だが、皆ならやれると俺は信じている」

整備長「そうだなぁ……少佐が信じてるってなら、俺も信じるしかねぇってところかなぁ」

P「なんだそれは。俺は整備長が皆の機体の面倒を見ているというところでも、信頼しているんだぞ」

整備長「うへぇっ、マジですかい。こりゃあ俺もプレッシャー掛けられちまったなぁ……」

P「そんなつもりはない……俺に何かあったときは、皆のことを頼む」

整備長「……そりゃあ、何かある前提ってことですかい?」

P「まさか、整備長だから頼めることだ」

P「整備長以外に頼めるヤツなんていない……俺はそう思っていたんだがな」

整備長「……ははっ! 少佐にそう言われちゃあ断れねえなぁ……あい、了解!」

整備長「だけど少佐も、前線に出た嬢ちゃんたちのこと、頼みますぜ!」

P「ああ、任せろ」

……
…………
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 23:27:28.46 ID:+C9m3QmcO
藍子の出産シーンはまだですか
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 23:30:25.65 ID:hn9Fkn9KO
まだまだ
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 23:39:58.68 ID:Is5iAFI70
――2日後、フレイヤ(ブリッジ)

ちひろ『作戦予定の指定宙域ポイントY49に到着します』

千秋『千川中佐、次元振動の観測データの最新版は?』

ちひろ『最新のデータですと、観測された断層予測レベルは9になっています。間違いなく、大規模級の蜂の巣、もしくはクイーンが出現するかと思いますが……』

P「クイーンが出現するとなれば、断層レベルが10になってもおかしくはない。フレデリカ、どうだ?」

フレデリカ「んー……クイーンが来るような、来ないような……でも、やっぱり来ちゃうようなカンジするかなー」

晶葉「まあ来るということだろう。フレイヤの準備は進めているぞ」

ピピピッ!

時子『あなたたち、他ノルン艦隊がNGF小隊を出撃させる前に、フレイヤUとフレイヤ出しなさい」

愛梨『フレイヤと護衛のM-01は下げておかないといけませんからねっ』

美波「みんな、私たちは後ろにいるから、申し訳ないと思うけれど……」

卯月『大丈夫です! 私たちは後方の防衛ですから、しっかりお守りします!』

凛『前に出るノルン艦隊と強襲艦隊の護衛、ここまで来たからしっかりやってみせます』

未央『うん! プロデューサーや十時大尉たちのほうが大変だもん、私たちも甘いこと言ってられないからね!』

蘭子『うむぅ、我等の背中……んぐ……任へぇたぞ』

夕美「何食べてるの?」

蘭子『おせんべ』

菜々『あ、ナナの部屋にあったものを持ってきたので……』

ありす「あの、作戦前なんですけど……まあ、いいです」
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 23:49:03.11 ID:Is5iAFI70
麗奈『アンタたちは相変わらず暢気ね……ま、いいわ。ちょっと時子、そろそろ時間でしょ』

時子『ええ、作戦準備にはいるわ。予定通り済ませなさい』

ちひろ『了解です。ではみなさん、M-01のハッチを開放します。譲渡されていたシステムを返却しますので、フレイヤの発進をお願いします』

楓「分かりました。出撃後はこちらは後方に下がります。フレイヤUのことは……お願いしますね、海賊さん」

志乃『任せて頂戴……ふふっ、この仕事が終わったら……一杯やりたいわね」

楓「あら、気が合いますね。それじゃあ作戦が終わった後にでも……」

加蓮『ちょ、ちょっと話し終わらないけど……』

ナオ『ははは……まあ、あたしたちも出撃準備しようか』

P「十時大尉、神崎中尉、ラピッドストライカー隊は出撃後は俺とフレデリカと共に前に出るぞ。ニュージェネレーション隊はノルン艦隊の護衛だ」

P「フレイヤUは強襲艦隊と共に前進、蜂の巣が出現した場合は陽電子砲にて足止めを頼む」

P「あとは……アインフェリア隊」

文香「はい……私たちも、成すべきことを……」

藍子「みなさんが戦ってくださる間……クイーンが出たときは、絶対に対話を成功させてみせます!」

志希「ま、上手くやるんじゃない? 前の実績だってあるしねー」

奈緒「そうだな……頼んだぞ」

P「よし……では皆、出撃準備だ」


……
…………
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/16(日) 23:57:19.35 ID:Is5iAFI70
――数十分後、フレイヤ(通路)

美波「ではP少佐、私たちは専用ステージのほうに向かいます」

P「ああ、クイーンが出現したときは頼むぞ」

フレデリカ「頑張ってねメッセンジャー!」

夕美「私たちはもちろんだけど……少佐たちのほうが危険だから……」

ありす「私たちの歌を届けるために、みなさんがクイーンのところまで行かなければならない……歯痒いですが……」

奈緒「それもあたしたちの仕事だからいいんだよ。だから……気にしないで歌ってくれ。みんなはアイドルなんだから」

文香「アイドル……そう、ですね。私たちは、アイドル……」

藍子「大事な本番、絶対に成功させます。だから、Pさん」

P「ああ、皆の歌、聞かせてもらう」

美波「お願いしますね? それじゃあみんな、行きましょう」フワッ

406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:04:07.29 ID:Sj8+GieP0
P「……よし、俺たちも」

晶葉「おーい奈緒、ちょっと待て」フワッ

奈緒「ん、晶葉? どうした?」

晶葉「助手よ、出撃前で悪いが少し奈緒を借りるぞ」

P「構わんが……どうした?」

晶葉「断層レベル8の発生前だ、その影響で事前に向こうの世界との通信が取れる状態になった。いま繋いでいて、向こうにいる北条加蓮に連絡が取れている状態だ」

奈緒「加蓮が!?」

晶葉「ああ、だから少し話して来い。不安にさせるようなことは言ってないから、そこは安心してくれ」

奈緒「……Pさん」

P「行ってこい」

奈緒「いいのか?」

P「ダメだと言う理由は無い。長くは待てんが、話してこい」

奈緒「……ちょっと、待っててくれ」フワッ

……
…………
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:08:45.50 ID:Sj8+GieP0
――フレイヤ(格納庫)

晶葉「ほら、このモニターだ」


奈緒「加蓮……」フワッ

加蓮『奈緒……? 奈緒! そっちどう? 元気? 怪我とかしてない?』

奈緒「ああ、大丈夫だよ。晶葉は?」

加蓮『ちょっと前にどこか言っちゃったけど……何その格好、なんかエッチなんだけど……』

奈緒「こ、これはパイロットスーツだよ! ほら、アニメとかでよく見るだろ!」

加蓮『だって私あんまりアニメ見ないし。でも、そっか……これから戦ったりするの?』

奈緒「……まあ、いつも通りの任務だよ。何も問題ないし、すぐ終わらせて戻ってくる」

加蓮『そうなんだ……あ、そうそう聞いて、私ね、もうそろそろ出なきゃダメなんだけど、この後仕事でステージで歌うんだよ』

奈緒「おっ、そうなのか? あたしいないからTPは無理だけど……もしかしてソロか?」

加蓮『うん、久しぶりだけどね。あーあ、奈緒にも聞いてもらいたかったなぁ、私のソロステージ』

奈緒「うっ……酷いこと言うな……こっちは別世界に行ってる身だっていうのに」

加蓮『冗談だって……でも、早く帰ってきてね。私……待ってるんだから』

奈緒「……ああ」

加蓮『それじゃ、そろそろ出なきゃならないから切るね。奈緒、気をつけてね』

奈緒「分かってるよ。加蓮も……頑張ってな」

加蓮『うん』

ピッ……
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:17:54.26 ID:Sj8+GieP0
――フレイヤ(通路)

奈緒「……」


P「奈緒」

奈緒「あれ、Pさん? フレデリカと一緒に先に行ったはずじゃ……」

P「フレデリカは先に行かせた。出撃前に、お前に話しておきたいことがある」

奈緒「……なんだ?」

P「……俺はこれまで、俺たちの世界の事情にお前が巻き込まれてしまったことに、どこか同情をしていた」

P「対話の日の戦闘の影響で、奈緒がこの世界に来た……あの戦闘で戦っていた俺にとっては、奈緒のことは他人事とは思えなかった」

奈緒「だから……あたしのこと、色々世話してくれたってことだよな」

P「ああ、だがそれも今日までだ」

奈緒「え……?」

P「奈緒、俺はこの3年間お前を見てきた。そして……いつの間にか、俺と並ぶくらい成長したと思っている」

奈緒「そんな、あたしは……」

P「いや……俺はそう思う。俺は……」



奈緒『あたしは……本当の意味で、大事にしたいものに気付けたのかもしれない』



P「あのときから、そう感じていた」

奈緒「あたしが……」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:22:47.65 ID:Sj8+GieP0
P「だから奈緒、お前は戦え。戦って……大事なものを守るんだ。俺と同じように……」

奈緒「Pさん……」

P「俺に気付かせてくれた奈緒、お前を俺は信じることが出来る」

P「だから奈緒……俺と、俺たちと共に戦ってくれ」

奈緒「……まったく、Pさんはただのアイドルに無茶なこと言うなぁ」

P「そうか。だが、お前はセカンドドライバーとして戦い抜いてきた。申し訳ないと思うこともあったが、俺はお前を頼りにしている」

奈緒「そっか……まあ、言われなくても戦うさ。加蓮や、みんなのために……それに……」

P「ん?」

奈緒「それにあたしは、もうセカンドドライバーじゃない。あのときから……」



加蓮『……行ってらっしゃい』

奈緒『ああ……行ってきます』



奈緒「あたしは、神谷奈緒としてここにいるんだ」



……
…………
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:36:19.59 ID:Sj8+GieP0
――数分後、フレイヤ、カタパルト(RTV機体内)

フレデリカ『おそーい! プロデューサー、アタシだけ戦わせる気だったのー?』

P「まさか、そんなことはない」

奈緒『悪い悪い……ちょっと話し込んでてさ』

ピピピッ!

愛梨『P少佐、こっちの出撃準備は出来ています。フレイヤUは強襲艦隊と合流させますから、先に出ますね』

P「ああ、頼むぞ」

卯月『プロデューサーさん、私たちも頑張りますね!』

未央『フレイとも合流するから、水野中尉たちと一緒だしきっと大丈夫です!』

凛『黒川少佐は前線みたいだけど……うん、きっとやれる。大丈夫』

P「お前たちも、いつの間にか頼もしくなったな」

卯月『えへへっ♪ そうですか?』

蘭子『とはいえ、吹き荒れる嵐の中で己を揺らがせては困る……後ろはお願いしますね』

加蓮『奈緒、出撃したら菜々さんとも合流だから、フォーメーションお願いね』

ナオ『あのスーパーロボットと一緒だとマニューバじゃなくてフォーメーション組まなきゃダメなのがなぁ……まあ、火力凄いから助かるけど』

愛梨『さてと……それじゃあ、私たちは出撃しますねっ』
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:41:59.69 ID:Sj8+GieP0
ピピピッ!

楓『ノルン各艦から強襲艦とNGFが出撃しています。フレイヤ、フレイヤUもM-01から出撃しました』

P「了解した。中佐、皆の事は頼む。中佐も気をつけてくれ」

楓『はい。今度は……あの子達のこと、私なりにちゃんと守ってみせます』

フレデリカ『メッセンジャーたちのこと、よろしくねー!』

楓『はい……では、フレイヤのハッチ開放します』

奈緒『……よし、行くか』

P「ああ、そうだな」

P(美優、皆……俺は、お前たちのことを守ってみせる……)

楓『ハッチ開放完了、RTV-VPS01Pリサーヴ、NGF-3N-SDMkVカスタム、NGF-3Nフレデリカ機、発進どうぞ』



P「了解、リサーヴで出撃する」

奈緒『神谷奈緒、NGF-3N-SD、MkVカスタムで出撃する!』

フレデリカ『はっしーん!』


……
…………
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:43:24.42 ID:Sj8+GieP0
というわけで、本日はこれで終了します。本当は昼頃からはじめようと思ったんですが寝落ちしてしまいましたが。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。

この後下らない話を1つ投げておきます。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 00:49:03.91 ID:Sj8+GieP0
一応ですが次の投下で最後になる予定です(>>1がデレステやモバマスに引っ張られなければ)
テキストの構成上、纏めて済ませておかないとなんだかなってところなので。ただ前回より長くなっているはずなので2分割するかもしれませんが。

ただこれまた前回と同じように登場メンバーをいまの5馬鹿に捻じ込んでずらした弊害がここでモロに出てしまっている状態で、
最終パートのテキストはとある事情によりほぼ全て構成見直し、書き直し、仕込みのやり直しの3点セットがあり
数日ほど挟んでから投下することになりそうです。それか出来た段階で纏めて投げてささっと終わらせます。


まあ前回の時点で最後になるって言ってなりませんでしたが。
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 00:50:25.07 ID:S1a6p989O
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 00:54:19.34 ID:WRNCg54+0
おつー
更にここから第3部へ続くとかないかなー(チラッ
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 01:01:47.44 ID:b8P6jeKvo

個別ルート見たいですわ
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 01:06:18.48 ID:D5IBJofx0
なんだかんだ熱い展開に仕上げてくるな…
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 01:14:58.89 ID:uyR/NrpBO

やっぱりこういう展開好きだなー
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 01:25:16.13 ID:QupxkMnxo
おつ
盛り上がるね
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/17(月) 01:27:15.87 ID:Sj8+GieP0
>>415
(ある意味この話はこれで最後なので)ないです。

あとは仕込みのほう、前回用意いて差し替えた都合上没にした曲を使おうと思ったのですが
ちらほら周りの様子を聞くと別の曲のほうがよさげとか

あと前にも言いましたが>>1も変態は嫌ですよ。なんでテキスト用意したのかと言われれば用意したからとしか言えませんが
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 01:27:59.95 ID:qUGYe2mMO
変態がよくいう言い訳だ
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 01:36:30.97 ID:JztCf3nZo
前から再三言ってるけどゲーム化してほすぃ
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 02:00:14.95 ID:zzsi2izSO
なぜいつもゲームに拘るのか
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 02:02:11.03 ID:0w45fgu/O
ゲーム画面の脳内具現化力が乏しいからだよ
俺には見える
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 02:22:02.18 ID:iMd0/3F50
そりゃゲームしてるって設定だったし
でもこの話までやるとなると最初はゲームしてる奈緒を操作するゲームになるのか
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 03:55:09.32 ID:knv2LuHlo
ゲーム化希望ってのは、今まで選ばれなかった選択のその先も読みたいからじゃないかな
1ルートで済ますにはもったいないくらい面白いから
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 05:25:51.13 ID:jvF0yood0
ゲーム化はともかく他ルートを読みたいのはわかる
ハーレムよりアインフェリアの個人ルート読みたい
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 06:55:03.10 ID:uMiKGjHOO
1部はハーレムノーマルエンドだけど2部は美優さん増えてハーレムグッドエンドかな
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 09:01:06.63 ID:CQfwuc3jO
個別ルートならきっとこれが終わったあとにネタばらしやってくれる
そしてネタばらししたから個別ルート無く終わりという未来まで見える
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 00:02:09.04 ID:Pz2fSAp6O
昔765で1周終わった後に全ヒロインルートを見せてくれたギャルゲー安価スレがあってな(チラッ
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 03:41:47.22 ID:AGUmuTjro
この作者はそういうの絶対やらないタイプ
こういう要望が出てるのをみてニヤニヤしてるんじゃない
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 06:41:11.55 ID:5pguQbVTO
やらねーってのにいつまでも飽きねーなこいつらとすら思ってる
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 12:22:20.80 ID:vRcB9SWNO
唐突な作者を扱き下ろす流れに草
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 12:26:54.47 ID:w2zHOHv9O
今までの言動からして、読者のクレクレに作者がウザがっているのなら自業自得でしょ

この設定は(本編でやらなかったけど)〇〇のルートでは明かされる予定でした〜とか、
ルート分岐に関わるような場面で、ふーんとかほーんとかフェイクとか、散々読者を煽ったりしてるんだから
そりゃやらなかったルートを見たいと思う読者の気持ちもわかりますよ

まぁ、一読者の俺からしてもクレクレはウザいんでやめてほしいけど。
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 12:27:06.99 ID:qSqPeq/yO
誰もこき下ろしてないだろ…
むしろストイックなスタイルを信頼されてるから>>431>>432みたいな書き込みが出てくるのでは

(でも読者としては個別ルート見たいです)
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 14:08:24.75 ID:e7krcSivO
この話は別のルートでの話は読者に対してのフォローだし読んでる側が混乱しないためには一言あってもいいよ
というか、極端に言えば作者は読者の反応そのものには関心が薄いというか、前にも投下そのものは楽しくないみたいなこと言ってたし
むしろ関心はすべてデレステだけというか
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 20:46:10.65 ID:88IdUlUco
流れにまったく関係ないけどグラブルの蘭子と愛梨の掛け合いが可愛すぎるぞ
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/20(木) 23:57:47.93 ID:degwdBJtO
数日後みたいだけどどれくらいかかるんだろう
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 01:04:22.11 ID:IxPTzGW20
>>407訂正

――フレイヤ(格納庫)

晶葉「ほら、このモニターだ」


奈緒「加蓮……」フワッ

加蓮『奈緒……? 奈緒! そっちどう? 元気? 怪我とかしてない?』

奈緒「ああ、大丈夫だよ。晶葉は?」

加蓮『ちょっと前にどこか行っちゃったけど……何その格好、なんかエッチなんだけど……』

奈緒「こ、これはパイロットスーツだよ! ほら、アニメとかでよく見るだろ!」

加蓮『だって私あんまりアニメ見ないし。でも、そっか……これから戦ったりするの?』

奈緒「……まあ、いつも通りの任務だよ。何も問題ないし、すぐ終わらせて戻ってくる」

加蓮『そうなんだ……あ、そうそう聞いて、私ね、もうそろそろ出なきゃダメなんだけど、この後仕事でステージで歌うんだよ』

奈緒「おっ、そうなのか? あたしいないからTPは無理だけど……もしかしてソロか?」

加蓮『うん、久しぶりだけどね。あーあ、奈緒にも聞いてもらいたかったなぁ、私のソロステージ』

奈緒「うっ……酷いこと言うな……こっちは別世界に行ってる身だっていうのに」

加蓮『冗談だって……でも、早く帰ってきてね。私……待ってるんだから』

奈緒「……ああ」

加蓮『それじゃ、そろそろ出なきゃならないから切るね。奈緒、気をつけてね』

奈緒「分かってるよ。加蓮も……頑張ってな」

加蓮『うん』

ピッ……
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 01:14:58.67 ID:IxPTzGW20
多分、間に合えば土曜日くらいになります。
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 18:55:08.03 ID:IxPTzGW20
というわけで間に合いそうなので、今日の22時頃から再開するかもしれません
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:01:31.12 ID:IxPTzGW20
――ノルンS-02(メインブリッジ)

「財前大佐、ポイントY49より次元断層発生しました。蜂の巣の空間転移です!」

時子「そう、規模は?」

「レベル……8、大規模級です!」

時子「クイーンが何時出てくるか分からないわ。ヴェールの防衛部隊は文字通り命懸けで守りなさい」

ピピピッ!

麗奈『アンタねえ……もうちょっと言うことあるでしょう』

時子「何? 私に指図する気かしら? 下らないことを言う暇があるならさっさと出撃しなさい」

麗奈『言われなくても分かってるわよ……っとに、任せたわよ』

時子「ええ」

麗奈『それじゃアンタたち! 蜂の巣は任せたわよ!』

「り、了解です」

ピッ!

時子「……」


……
…………
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:01:59.51 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域

P「各機、ECMフィールドは展開したか?」

ピピピッ!

蘭子『はい! フィールド正常稼動……通信、問題ありません』

愛梨『TG4の高出力ECMフィールド、私のほうも通信問題ありませんよ』

フレデリカ『アタシの声聞こえるー? きーこーえーるー? ビーだぞー』

P「問題ない」

卯月『少佐、私たちのほうも大丈夫です!』

奈緒『ニュージェネは干渉装置の設置作業と、ノルン艦隊の防衛だな。あたしたちが戻ってくる場所……頼んだぞ』

凛『任せて、奈緒たちのほうも……気をつけてね』

444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:02:31.02 ID:IxPTzGW20

ドドドドドドドドドッ!!

菜々『ARGT-R1、到着しました!』

加蓮『奈緒!』

P「ラピッドストライカー隊も合流か。ダブル奈緒はドッキングを済ませておけ」

ナオ『了解、奈緒!』

奈緒「ああ……いくぞ!』ギュンッ!!


『『合体!』』


プッピガン!!

ナオ『完成!!』

奈緒『3N-SD-VPO!!』

ガションッ!!

『―Valkyria System Start Up―』ピシィッ!

パシュウンッ!!


ナオ『システムリンク正常……問題なしだ』
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:03:20.55 ID:IxPTzGW20

ギュオオオオオッ!!

千秋『随分と楽しそうなことをやっているのね』

蘭子『黒真珠の輝き!』

P「TG1……黒川少佐も来たか。フレイのほうは大丈夫か?」

千秋『ええ、フレイヤUの近くに寄せるように指示しているわ。護衛のほうは翠さんがいるから大丈夫だとして……さて、来てるわよ』


白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!


加蓮『数が多い……』

ナオ『レーダー……転移で出てきたスティングと、蜂の巣から出てきたヤツ……こっちに来ているので全部で90くらいか』

P「了解した。クイーン出現まではこれまでと同様の大規模戦闘を行う。他のNGF小隊のところにはもっと数が流れているか……」

フレデリカ『みんな……』

P「まあいい、俺たちは俺たちで対処する。小隊編成はラピッドストライカー隊とフレデリカのVPS-001、シンデレラガールと黒川少佐のVPS-002だ」

奈緒『Pさんは単独行動か?』

P「被弾しない程度に好き勝手動く。2小隊のフォローも入れるから心配するな。ただし、お前たちも近くにいるNGF小隊のことは気に掛けておけ」

愛梨『はーい。千秋さん、よろしくお願いしますねっ』

千秋『そうね……まあ、お互いに上手くやりましょう』

菜々『よーし、それじゃあ行きますよ!!』


――――
――
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:03:54.36 ID:IxPTzGW20
――某所、ライブステージ裏(控え室)

加蓮「……」

菜々「加蓮ちゃん、どうかしましたか?」

加蓮「……えっ? あ、ううん、何でもない」

翠「そうですか? 少しですが……表情が硬くなっているように見えましたが……」

凛「当ててあげようか? うーん……奈緒がいなくて、不安になってるとか」

加蓮「……そうかも」

凛「あれ、当たりなんだ?」

加蓮「なんか、奈緒っていつも私の傍にいてくれてたから……いないと少し不安になるし、寂しくなっちゃうかな」

タタタタタッ!

フレデリカ「とーちゃーく! フレちゃんがバックダンサーのヘルプにきたぞー」

菜々「ああっ、フレデリカちゃん遅いですよぉ!!」

翠「ギリギリ、間に合いましたね。何かあったのですか?」

フレデリカ「いやー、道混んでてさー、道路が車で渋滞で暑くて眠くてどうしよっかなーって」

凛「まあ、間に合ったからいいじゃん。ほら加蓮、そろそろ出番でしょ」

加蓮「うん」

翠「それにしても、残念でしたね……奈緒さんがお休みでなければ、バックダンサーに出てもらう予定でしたのに……」

加蓮「大丈夫。いまの私は、奈緒がいなくても……それに」




加蓮「ここにいない、奈緒のところまで聞こえるように……歌ってみせるから」



――
――――
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:05:02.65 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域


白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!


奈緒「こっちにもう数匹流れてきたか……ナオ!」

ナオ『スティングの軌道予測データ修正、攻撃範囲変更!』カタカタカタッ!

ナオ『フォーメーション変更だ! 菜々さんは最後尾で弾幕、フレデリカと加蓮は菜々さんの援護だ!』

フレデリカ『はいはーい』ギュンッ!

加蓮『菜々さん、私たちで足止めしているうちに!』

奈緒「後の戦闘を考えると弾は使いたくない……ここでソードのほうは使い捨てる!」ジャキンッ!!

白蜂「!」ズドォンッ!!

奈緒「当たるか!」ギュオオオオオッ!!

ズバアアアアッ!!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアンッ!!

加蓮『ライフルで捌いてるうちに……菜々さん!』バシュゥンッ! バシュゥンッ!

菜々『了解です! こっちは持ち弾多いですからね、レーダー索敵範囲のスティング14匹にターゲット! 腕部兵装展開!』ガショガショガションッ!!

菜々『誘導ミサイル……名付けてウサミンミサイル発射!!』

ボボボボボボボボッ!!!!

ドガガガガガァンッ!!

ナオ『レーダー更新……残4匹、こっちで対処するぞ!』

奈緒「任せろ……!」ギュオオオオオッ!!

フレデリカ『おー、すごーい。それ何て名前のミサイルなの?』

菜々『型番は忘れました! なので全部ウサミンミサイルです!』

フレデリカ『フーン』


……
…………
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:05:54.88 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域

千秋『デュランダルを展開、前方スティング3匹は相手するわ。2機は後方のスティングに弾幕をお願い』ジャキンッ!

ギュオオオオッ!!

蘭子『愛梨ちゃん、千秋さんのTG1が前に出てる間に……!』

愛梨「はーい! バルムンク展開、16連装誘導ミサイルランチャー、ミストルティン……は節約しないとダメだから、ガンダルヴを射出します!」

ガション! ガション! ガション!

愛梨「千秋さん、射線データ送りますね! 撃ちますよ!」

千秋『私のほうは気にしなくて大丈夫よ、それよりスティングが他の場所に流れる前に急いで!』

蘭子『地獄の業火よ!!』

ドドドドドドドドッ!!

白蜂「!?」ギュンッ!!

千秋『逃がさないわ……!』ブォンッ!!

シュパアアアアン!!

ドガアアアアアアンッ!!

蘭子『残った相手は私のほうで!』ズドォンッ!!

ピピッ!!

P『各機、ノルン艦隊が前進する。こちらのラインも少し上げるぞ。合わせて前進している強襲艦隊の巣への陽電子砲射程範囲まで距離4100だ』

愛梨「まだ距離がある……でも、ECMフィールドの影響でスティングの動きも鈍くなっていますし、大丈夫ですね!」

ピピピピピッ!!

千秋『……いえ、そうでもないみたいね』

蘭子『この感覚は……!』


……
…………
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:06:54.22 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域

キィィィィン……

フレデリカ「……!」ピクッ!

奈緒『……』

ナオ『この感覚は……』

加蓮『ナオ……フレデリカ? どうしたの?』

菜々『どうしましたか……も、もしかしてトラブルですか!?』


フレデリカ「……来る、クイーン!」


……
…………
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:07:51.48 ID:IxPTzGW20
――フレイヤ(ブリッジ)

ピピピピピッ!

楓「この反応は……!」

ピピピッ!

ちひろ『各艦隊、新しい次元断層が発生しています! レベルは10です!!』

琴歌『レベル10……お話しに聞いていたクイーンということですね……!』

志乃『親玉、だったかしら? そう……ここからが勝負、かしらね』

ピピピッ!

晶葉『ブリッジ聞こえるか、こちら格納庫だ。フレイヤの積層イージス、ステージ上の生命維持装置の起動は確認済みだ』

志希『あたしも手伝ってたりして。音響チェックもしたよー』

楓「……分かりました」

楓「……」カタカタカタッ!

ピピピッ!

楓「宙域の各艦隊に通達します。これよりアインフェリアの宙域ライブが開催されます」

楓「みなさんも苦しい状態になるとは思います……ですが、彼女たちのことを、どうか応援してあげてください」

晶葉『……フレイヤのヴァルキュリアシステム、起動完了。脳波受信制御装置とステージとのリンク確認。準備は完了だ』

晶葉『楓、そちらの作業が増えるだろう。いまから私もブリッジに行く』

ピッ……

楓「……みんな、頑張ってください」


……
…………
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:08:28.73 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域

ピピピピピッ!!

愛梨『P少佐!!』

菜々『な、な、な……なんですかあれは!? あんなに大きかったんですかぁ!?』

P「叫ばなくても確認できている! 先に来ている蜂の巣の後方に出たか……クイーン!」



女王「……」ギッ、ギギギギギ……

G型「……!」ギュォンッ!

G型「……!」ギュォンッ!

G型「……!」ギュォンッ!



蘭子『フレデリカちゃん、大丈夫!?』

フレデリカ『……うん、大丈夫』

ナオ『レーダーに反応……G型がたくさん来るぞ!』

P「各機、ヴァルキュリアシステム起動だ。先に来たスティングも残っている状態だ、気をつけろよ……!』

奈緒『ああ……いくぞ!』


……
…………
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:08:55.67 ID:IxPTzGW20
――フレイヤ(ブリッジ)

ピピピッ!

P『ブリッジ、聞こえるか』

楓「P少佐、個別通信で……」

P『高垣中佐、クイーンが出現したのを確認した。ヴァルキュリア全機のバイタルデータをこちらにも回してくれ』

楓「……」

P『皆の状態を見て俺のほうで対処する。だから……楓さん』

楓「ずるいですね。そう言うなんて」

P『そうだな』

楓「……ヴァルキュリア各機、搭乗者のバイタルデータを転送します。各機のシステム起動後、リサーヴのスクリーンモニターに順次表示されます」カタカタカタッ!!

P『ありがとう。では、行ってくる』

ピッ!

楓「……Pさん」


……
…………
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:10:32.38 ID:IxPTzGW20
――フレイヤ(専用ステージ)

藍子「……ここに立つのも、3年ぶりですね」

文香「はい……暗く、静かで……けれども、私たちの視線の先には、幾つもの光が灯り、消えていく……」

夕美「だけどあの光は、みんなの命の光……」

ありす「そうです。ですから、その光を絶やさないために、私たちがここに立っているんです」

美波「ええ、そうね……」


ピピピッ!


楓『みんな、聞こえますか?』

ありす「高垣中佐ですか。聞こえていますよ」

楓『よかったわ。いま、晶葉ちゃんが専用ステージのヴァルキュリアシステムを起動しました。これで……準備完了です』

美波「……はい」

楓『大丈夫……Pさんが、みんなのことを見守ってくれていますから、思い切りやってください』

文香「そう、ですか……Pさんが……」

夕美「それなら大丈夫だね、Pさんがいてくれるなら!」

藍子「私たちも、最後まで歌うことができます」

美波「そうね……それじゃあみんな、行くわよ!」


「「「「「アインフェリア、いきます!!」」」」」


……
…………
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:12:02.14 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域


http://i.imgur.com/ag7hj0w.png


P「皆、G型との戦闘だ。ECMフィールドは常に維持しろ。目標はスティングの大規模級蜂の巣の奥に出現したクイーンだ」


http://i.imgur.com/GbXvxz5.png
http://i.imgur.com/Gj519SV.png
http://i.imgur.com/smSm15y.png


千秋『ええ!』

菜々『了解です! みなさん、ナナには縁がありませんけど、何だかよく分からないシステムを使うときですよ!』

ナオ『あたしたちはもう使ってるけどな!』

奈緒『蘭子!』

蘭子『全ては我が魂の躍動……ヴァルキュリアシステム、じゃなかった、ブリュンヒルデシステム起動!!』ピシィッ!

加蓮『ヴァルキュリアシステムだけど……P少佐、私も起動します!』パシュンッ!!

愛梨『GNS-062、063小隊聞こえますか。VPS-001、002小隊はこれからクイーンに歌を届けにいきますねっ!』

『こちらGNS-062、了解!』

『GNS-063、そちらは任せた!』

フレデリカ『クイーン……メッセンジャーの歌、聞いてね!』グッ……!


http://i.imgur.com/1FceSU7.png


P「よし、各機編成を維持したまま行くぞ!」


http://i.imgur.com/dp8H2ux.png


……
…………
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:13:24.62 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域


http://i.imgur.com/s8Ae5Wo.png


翠『みなさん、前方にクイーンが出現しました。ヴァルキュリアシステムの起動を!』

卯月「はい! 頑張ります!」

未央『システム起動! ここからが本番だね!』


http://i.imgur.com/kMmJYBi.png


凛『とはいえ強襲艦隊、ノルン艦隊が前進したから私たちも戦闘中だけど……ダインスレイヴ!』ズドォンッ!!

白蜂「!」ギュンッ!

凛『チッ……!』

智絵里『ミョルニル!』ギュオオオオオッ!!!!

ボシュシュシュッ!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアンッ!!

未央『ちえりん!』

卯月「智絵里ちゃん、来てくれたんですか!」


http://i.imgur.com/B0IixdY.png


智絵里『は、はい……お久しぶりです。コ、コンコルディア隊もこっちに移動してきましたので……』

『フレイヤの皆さん、隊長がお世話になったそうで……今度は私たちもご協力しますよ!』

卯月「部下がいる……ホントに隊長だったんだ……」

翠『了解です。こちらの機体情報も一部転送しておきます。桃華ちゃん!』


http://i.imgur.com/vNwdg8w.png


……
…………
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:13:54.31 ID:IxPTzGW20
――フレイ(ブリッジ)

桃華「翠さんからコンコルディア隊のローカル識別コードが転送されましたわ。データベースに登録しておきます」カタカタカタッ!

琴歌「はい、フレイは速度上げて強襲艦隊の左舷に位置取ります。フレイヤUにも連絡をお願いします」

桃華「わかりましたわ。フレイヤUの海賊さんたち、わたくしの声が聞こえますか?」

ピピピッ!

志乃『聞こえるわよ……』

早苗『なあに、前に出るの?』

瑞樹『あの大きいのが前に出るのって少し怖いんだけど……』

かな子「わ、私たちだって怖いですけど……みんな頑張ってるから、私たちも頑張りましょうよ」

美優『そ、そうですね……わかりました』

琴歌「かな子さん、前方よりスティングの群れが迫ってきていますわ」

かな子「わわっ!? 複合ミサイル発射管に装填したアルヴァルディ、発射します! 発射後再装填……レーヴァテイン1番、撃ちます!」

桃華「陽電子砲発射の距離まで何としても進みましょう!」


……
…………
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:14:25.08 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域


http://i.imgur.com/3IT7Xm2.png


P「数機ヴァルキュリアシステムを起動したか。バイタルデータは正常値……」

G型「!!」ギュォンッ!

G型「!!」ギュォンッ!

P「貴様等が何匹来ようが! GN形態に移行!!」ガションッ!

ギュオオオオオオオッ!!!!

G型「!?」ヒュカカカッ!!

P「ECMフィールドが効いて貴様等の反応が遅れているか! ビフロスト!!」

ボシュシュシュシュシュッ!!!!

ドガガガガガガァンッ!!

P「光波推進システムのおかげでこちらの継戦力は上がっている。このまま……!」
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:15:49.23 ID:IxPTzGW20

http://i.imgur.com/TdZ03Eg.png


菜々『ウサミンビーム!!』

ズドドドドドドドドッ!!!!

奈緒『ごんぶとビームか……だけど奥からまたG型が……!』

ナオ『残っていたスティングと合わせてこっち側にいる奴等は100は越えてるか……せめて蜂の巣を通過しないと!』

愛梨『弾の数もありますし、急いでいかないと大変ですよー! 行き帰りがありますから、いまの状態でもギリギリですっ!』

千秋『根競べするつもりはないわ、行きましょう!』


http://i.imgur.com/cDZPtOF.png


蘭子『うむ! 我と鏡像の蒼が道を開く!』

ナオ『あたしたちのことかよ! よし奈緒!』

奈緒『CG形態に戻るぞ。デュランダルWを展開!』ジャキンッ!

菜々『弾幕はナナと愛梨ちゃんに任せてください!』

P「よしダブル奈緒、黒川少佐、神崎中尉、前に出るぞ!」

千秋『了解、デュランダル……最後まで頼むわよ!』


http://i.imgur.com/V6Pm2WL.png
http://i.imgur.com/oNLqkZi.png
http://i.imgur.com/KQYAFnW.png

……
…………
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:16:55.73 ID:IxPTzGW20
――フレイヤU(ブリッジ)

志乃「左舷にイージスを集中……ティルウィング再装填準備……ニュージェネレーション隊の奥に見えるスティングにアルヴァルディ発射」

瑞樹「はいはい了解。ミサイル発射管1番から20番のアルヴァルディ発射、ティルウィングも照準開始!」カタカタカタッ!

早苗「ちょっとぉ、数が多くてアタシたちだけじゃなくて他も前進出来てないわよ、どうすんの!」

美優「最前列の強襲艦隊、一部被弾しています。戦闘は続行可能みたいですけど……」

ピピピッ!

整備長『おいお前ら、そっちは大丈夫なのかよ!』

志乃「あら、心配してくれているのかしら……? 大丈夫よ、私たちのほうは問題ないわ」

整備長『こっちのモニターでもレーダー見てるが、G型が流れてきてるから気をつけろよ!』

早苗「そっちのほうは相手したくないんだけど……! 干渉装置ってヤツはどうなってるのよ!」

瑞樹「進捗……エネルギー測定中みたいね。まだまだ私たちの仕事は終わらなさそうね……!」

志乃「後方のJ-01にミサイルでの弾幕支援、要請しましょうか……上手く立ち回らないと、前線のNGFが先に疲弊するわね……」


http://i.imgur.com/IziKtjD.png


……
…………
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:17:21.64 ID:IxPTzGW20




http://i.imgur.com/n5vgB0K.png



461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:18:19.01 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域

P「奈緒、接近してくるG型が6匹だ、こちらで対処するぞ」

奈緒『了解! コンビネーションマニューバは!』

ナオ『軌道ルート予測……I01だ!』

P「了解した! GN形態で接近する!」ガションッ!

ギュオオオオオオオッ!!


http://i.imgur.com/SGZF4Z7.png


G型「!!」ブブゥゥゥンッ!!

ドシュシュシュシュッ!!

P「貴様等の針には当たらん! ダインスレイヴ!」ヒュカカカッ!!

ズドォンッ!!

ドガアアアアアンッ!!


http://i.imgur.com/jNkbmMg.png


奈緒『デュランダルW! はあああああっ!!』ブォンッ!

ズバアアアアアッ!!

G型「……」ブブ……

ドガアアアアアンッ!!

奈緒『Pさん!』

P「纏めてこられると面倒だ、このままここにいる奴等は落とすぞ!」

……
…………
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/21(金) 22:19:17.01 ID:IxPTzGW20
――戦闘宙域

白蜂「!!」ヒュカカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

翠『当たりません! サーベル……はああああっ!!』ヒュカッ!

シュパアアアアアンッ!!


http://i.imgur.com/3u0RDCU.png


卯月「レーダー更新……巣からまたスティングが出てきました! 追加47匹です!」

凛『ちょっと、多いかも……』

未央『まだこっちにいるのも撃破してないのに!』

智絵里『み、みなさんダメです! 弱音を吐いちゃ……わ、私たちが、頑張らないとダメなんです!』


http://i.imgur.com/8cxh0Or.png


麗奈『よく言ったわね智絵里!!』ギュオオオオオッ!!!!


http://i.imgur.com/NeE9OiZ.png


ボシュシュシュシュシュッ!!

ドガガガガガガァンッ!!
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