【安価あり】男「今回は廃人か…」【R18】

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1 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 02:17:05.63 ID:ndIrk+CS0
男「…あぁ、まだ終わんねぇのか」

そう呟きながら、俺はシンナーを吸いつつマスを掻く。

今回は運が悪い……
そもそも、どうして俺はまだ正気なんだろうか
あぁ、そうか……それは多分

男「そうじゃないと苦しまないもんな…」

薄暗い室内にはPCと敷布団一式、コンビニ弁当のゴミと麻薬などの薬類が散らかっているのみ。
あ、それとビールの缶がゴロゴロ。
そんな部屋で俺はただただ腐っているみたいだ。
これが今回の俺。
2 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 02:27:18.59 ID:ndIrk+CS0
男「……ん」

もう朝……いや、昼か。
目覚めたのは午後2時。
昨日と同じく運の悪さを呪いながらの一日の始まり。

男「あー……つまんねぇ」

重い腰を上げて、ゆっくりと立ち上がる。
非常にどうでもいい事だが、今日の予定を決めねばなるまい。
行き当たりばったり。
よし、決定。
まずは……

男「さーて、ババァの飯でも食うか」

ボサボサの髪を掻き上げながら、階下へ下りる事にした。
3 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 02:33:41.66 ID:ndIrk+CS0
男「……はぁぁ、冷めてる冷めてる」

ババァの用意した朝食ならぬ昼食はやはり冷めていた。
冷凍たこ焼きか。
取り敢えず温めて…

男「ん……? これは」

ババァの置き手紙。

男「内容は……」

手紙母『>>6』

手紙母『追記:>>7』
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/23(日) 04:49:43.31 ID:Y9vODjvk0
ここは地獄の三丁目
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/23(日) 08:28:06.12 ID:5l0XbR9DO
もうおまえの面倒はみない
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/23(日) 08:57:03.38 ID:vtVayB4DO
怪しい組織に売ることにしました
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/23(日) 08:58:26.57 ID:O1o6Tyau0
母も別の組織に出稼ぎに行きます
お互い生きていたらまた会いましょう
8 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 12:13:12.16 ID:ndIrk+CS0
手紙母『市民集団・ジャスティスに貴方の身を売ることになりました』

手紙母『詳細はアマミヤルナという子に訊いて下さい』

手紙母『追記:私も同じくクリスタルという市民集団に出稼ぎに行く事になります』

手紙母『お互い生きていたらまた会いましょう… 母より』

男「なん……だと……」

面白い。
だが、恐らくそのジャスティスとかいう組織ではもっと面白い事に巻き込まれるだろう。
多分それを乗り越えれば、今回の廃人体験は終わる。
神様が今回の人生体験で、俺に与える試練が早速見えてきた。
そう思うと俄然やる気が出る。

男「よし、まずは……アマミヤルナとかいう奴を探さなきゃな」

俺はたこ焼きの事など忘れ、コートを羽織ってそそくさと自宅(仮)を後にした。
9 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 12:37:52.18 ID:ndIrk+CS0
久しぶりの外の空気。
あくまで今回の人生体験でのことだが。
この人生体験というのは実によく出来ていて、今回俺が憑依した廃人のそれまでの記憶も与えられている。
それでいて、俺本来の人格と憑依した廃人の人格が都合良く化学反応を起こし、己の人格のまま廃人にとっての世界を感じられるという、実によく出来たものなのだ。
つまり、今俺が憑依しているこの廃人は久しぶりに外に出たということになるらしい。

男「あぁ、どうせなら可愛い女の子に憑依したかったぜ…」

自らの不運を愚痴る。
と、その時。

???「じゃ、次は私に憑依する?」

透き通るような女の声。
振り替えると、右眼を眼帯で隠した女が立っていた。

男「あぁ? 何だお前」

我ながらなんて柄の悪い、と思ってしまった。

???「多分、貴方が探している人」

眼帯女は即答した。

男「はぁ…?」

突然俺の愚痴に反応し、突然現れては突然『貴方が探している人』なんて宣う奴に俺の反射神経が着いてこないのも無理はなかろう。

???「私、面倒臭いのは嫌いなのよね。 だから名前と用件だけ言うわ」

彼女の端正な顔立ちに似合わない、海賊風の眼帯をいじりながら眼帯女は続けた。

ルナ「私はアマミヤルナ。ジャスティスにおいて貴方の補佐をする事になってるわ」
10 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 13:07:08.04 ID:ndIrk+CS0
と、いう訳で………。
俺はルナに一通り今後の説明を受け、これから暫くの間俺が過ごす部屋に通された。

男「………で」

ルナ「ん、何?」

男「何でお前が俺の部屋にいるんだよ」

そう、この女はそれが当たり前とでも言うように俺の部屋に居座っている。

ルナ「…は? いや、貴方の部屋って事は私の部屋でもあるんだけど?」

男「……はい?」

何という暴論だ。
これがジャイアニズムというやつか。

ルナ「…私と貴方はバディ、だから部屋も同室よ」

ルナ「さっき説明したでしょ…」

涼やかな瞳で睨まれた。

男「え、何それ…聞いてないぞ」

ルナ「バディは基本的に単独行動禁止って言ったでしょ」

男「……いや、だからって部屋まで一緒なのかよ」

ルナ「週に一度の休日以外は同室って事になってるわ」

ルナ「…と、いう訳でこれからよろしく♪」

こうして俺の新生活が始まったのだった。
11 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 21:29:44.29 ID:ndIrk+CS0
ジャスティスに入って一週間が経った。
が…しかし、特に仕事がある訳でもなく、同室のルナと与太話をして過ごす日々が続いていた。
ちなみにあの女とは割と気が合うようで、昨晩は深夜まで話し込んでいたりする。
まぁ、それはさておき……


男「今日は休日?」

ルナ「そ、休日」

ルナ「と言っても、ここは毎日が休日みたいなものだけどね」

男「いや、本当にそれだよなぁ…」

俺は苦笑いを浮かべて、ソファーに腰かける。
連られて、ルナも隣に腰を下ろした。

ルナ「で、貴方はどうするの? ここで一日ボーッとしてる?」

男「……うーん、どうすっかなぁ」

折角の休日だ。
いつものようにここで過ごすのもな…

男「今日は>>12をして過ごそうか…」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/23(日) 21:34:45.14 ID:w787gzqPo
ルナと親睦を深めるために一緒に出掛ける(デート)
13 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/23(日) 22:29:54.40 ID:ndIrk+CS0
男「そうだなぁ、折角の休日だしちょっと出かけないか?」

ルナ「んー……そうねぇ」

ルナは慣れた手付きで艶のある黒髪を纏めると、ゆっくりと続けた。

ルナ「いいけど…何処か行きたいところでもあるの?」

男「ない」

即答。

ルナ「ふぅん……」

ルナ「じゃあ、私が行きたいところに着いて来てくれない?」

おっと、誘ったつもりが逆に誘われてしまったぞ。
まぁ、最初に誘ったのはこっちだ。
当然快諾する。

男「あ、あぁ…構わないぞ」

ルナ「じゃ、決まりね…それじゃ、着替えたら出かけましょうか」

まぁ、今日はこの女に付き合って親睦を深めるとしよう。
14 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/25(火) 19:07:43.95 ID:zuQl1iKV0
待ってる人いるか解らんがお待たせ
今更だけどss初心者なんで、気になる点があれば遠慮なく言え下さい
ともあれ、続きを書かせてもらおうか…
15 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/25(火) 19:22:28.88 ID:zuQl1iKV0
『心霊カフェ ここからお入り下さい』

その看板は人里離れた、薄気味悪い峠道の脇にひっそりと立っていた。

男「行きたいところってここかよ…」

ルナ「さ、こっちよ」

ルナは俺の質問には答えずにヘルメットを外し、バイクを降りる。
俺は黙って彼女の後に続いた。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/25(火) 20:17:30.78 ID:VDJDWrpJo
期待
17 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/25(火) 22:45:26.08 ID:zuQl1iKV0
峠の脇道を進むと、葉を繁らせた背の高い木々に囲まれた古い洋館にたどり着いた。

『心霊カフェ あなたと霊を繋ぎます…』

洋館の前に立てられた看板にはそうあった。

ルナ「ただいま〜」

ただいま?
気になりつつも怪しげな店内に入ると、マスターらしき中年の男が出迎えにきた。

マスター「おぉ…おかえり、ルナ。…ん? そちらの男の子は?」

ルナ「あぁ…同僚の男くんよ、パパ」

パパ……あぁ、なるほど。
ここは彼女の実家、という訳か。

マスター「ほう……中々の好青年じゃないか」

男「ど、どうも……」

本当は廃人なんだが……

マスター「まぁ、娘と仲良くしてやってくれ……よろしく頼むよ」

男「はい、頼まれます」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/26(水) 11:38:20.37 ID:fIswW4QtO
読んでるぞ
19 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/26(水) 16:10:30.41 ID:a1IA1edf0
ルナに連れられ、俺は3階のある一室に案内された。
白と黒と灰。
そんな三色を基調とした部屋は彼女の部屋だと言うが、生活感はまるでなく、簡素なベッド、椅子が二つ、そして机の上には本とノートのみ。


男「………ふぅ」

俺はルナが運んできたレモンティーを啜り、一息つく。

ルナ「この部屋はね、最近まで妹の部屋だったんだ…」

同じくルナもレモンティーを口にし、何やら語り始めた。

男「最近まで…?」

ルナ「えぇ、最近まで」

そこでまた一口。

ルナ「妹……リナって言うんだけど、三ヶ月前に亡くなったの」

男「……」

いきなり重い話か……

ルナ「原因不明、未知の病で手の施しようもなく亡くなった」

男「そ、それは…医学n」

ルナ「あぁ、医学は関係ないわ」

男「…は?」

ルナ「だって、あれは十中八九悪霊の仕業だから」

刹那、時間が止まったような感覚に襲われる。

男「悪霊……だと……」

ルナ「えぇ、そこで……」

ルナは机の上からノートを二冊取ると、こちらを見ずに手渡した。

男「ノート…?」

ルナ「一つは過去にこの村で起きた心霊現象についての記録の一部をまとめたもの」

ルナ「もう一つは…リナの日記よ」
20 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/27(木) 03:13:15.02 ID:6D3EmjgF0
ルナの話によると、この心霊カフェは全国各地の心霊スポット、霊能力者、悪霊使い、その他諸々の霊関係の案内、紹介をしているカフェなのだそうだ。
そんな霊関係の豊富な人脈により、日常的に多種多様な霊と接する機会があって………その為に霊関係のトラブルに巻き込まれたり、悪霊に狙われる事もあるという。
ルナの妹、天水屋リナがまさにそうだったらしい。

リナは悪霊との接し方を誤った為に命を落とした。
そして、リナは悪霊となった、と。
21 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/27(木) 18:12:46.40 ID:6D3EmjgF0
ルナ「あの子は怨念や未練なんかはないわ……ただ悪霊に呑まれて自らも悪霊になってしまっただけ」

ルナは俺の空になったマグカップに、彼女の飲みかけのレモンティーを注いだ。

男「…怨念のない悪霊ってあり得るのか?」

内心恥ずかしかったが、黙ってレモンティーを啜る。

ルナ「あり得るわ。怨みがあるとしてもそれは本人のものじゃなくて、リナを呑んだ悪霊の怨みだから」

ルナは脚を組み替えて、溜め息をついた。

ルナ「だから可哀想なのよ…自分を呪い殺した悪霊に霊になってからも呪われてるなんて」

男「……成仏させてやりたい、ってか」

彼女の飲みかけレモンティーをまた啜るが、何故か味がしない。

ルナ「そう……お願い、手を貸して」

男「……いいけど、俺はド素人だぞ? 役に立たn」

ルナ「私の眼は誤魔化せないわよ」

いつの間にか彼女の眼帯は外れていた。

ルナ「貴方も憑き物の一種……そうよね?」

彼女の紫水晶のような右眼が露になっている。

男「………そうか、お前は心霊カフェのお嬢さんだったな」

ルナはコクリと頷くと、眼帯を右眼に装着し直した。

ルナ「…リナを成仏させてくれたら、次は私に憑依してもいいわよ?」

男「よっしゃ、引き受けた!」

こうして、俺はルナと共にリナを成仏させる事になった。
22 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/27(木) 19:32:13.62 ID:6D3EmjgF0
翌日、早朝。
ジャスティスのアジトでルナと朝食を食べていると……

ルナ「さてと、ここで私から提案があるわ」

男「な、何だ…?」

ルナ「何か今日から新しい習慣を始めようと思うんだけど……」

ルナは俺に卵焼きを一つ寄越しながら続けた。

ルナ「そうね、例えば>>24とか…」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/27(木) 23:24:54.93 ID:eyeXlriKo
ksk
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/27(木) 23:25:43.96 ID:w/cvghKKo
おはようのキス
25 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/29(土) 16:14:45.75 ID:x1XX29Cf0
昨日書けなかった分は不問にしろ下さい
そして今から夕飯までちょろちょろっと続きを書くぜよ
26 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/29(土) 16:25:37.11 ID:x1XX29Cf0
ルナ「例えば、おはようのキスでもやってみない?」

こういう事をさらっというこの女の神経が理解できない。

男「はっはっは…寝惚けてるなら顔を洗ってきな」

ルナ「じゃあ、目を醒ます為にもやらせてもらうわ」

男「いや、それh」

チュッ。
有無を言わさずキス。

男「」

ルナ「じゃ、これから毎朝よろしく!」

男「は、はい……」


こうしてズルズルとルナの思うがままにされていく俺であった。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 02:45:11.60 ID:bJ1jlrS2O
ルナで広島のドミニカ人しか思い浮かばない
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 11:13:53.83 ID:lt16dOX30
ルナでCLEからルール5ドラフトでSTL入りのドミニカ人しか思い浮かばない
29 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/30(日) 17:35:06.55 ID:yjHwJBhv0
手紙母『私も同じくクリスタルという市民集団に出稼ぎに行く事になります』

手紙母『お互い生きていたら、また会いましょう…母より』

男「……………」

ハァ、と溜め息を付く。
よく考えたらこれって育児放棄だよな……
いや、ちょっと待て。21歳の息子に育児放棄はないだろう。

男「………いかん、人格が悪魔に支配されるところだった」

正しくは悪魔じゃなくて俺が憑依しているこの男の人格に、だが。
それよりも、この男はいい歳こいて育児放棄だとか…それこそ悪魔にでも支配されてるんじゃないか…

男「はぁ……」

思わず溜め息をつく。

ルナ「あら、柄にもなく感傷に浸っちゃって……どうかしたの?」

声がした方向には、眼帯を付けた西洋人形のような美少女がいた。

男「うわぁっ!!?」

我ながら情けない叫び声。

ルナ「うるさいなぁ……」

男「いや、うるさくさせたのはお前だろうが!」

ルナ「はいはい……で?」

ソファに腰掛けながら、ルナはキャンディをこちらに投げて寄越した。

男「……は?」

飛んできたキャンディを口に放り、ルナの隣に腰を下ろす。

ルナ「いや、溜め息なんかついちゃってたし……悩み事があるなら、相談に乗るわよ?」

男「あ……いや、大した事じゃないさ」

ルナ「なるほど……つまり大した事なのね?」

男「どうしてそうなる……」

ルナ「貴方の考えが……人格が悪魔に支配されてるから?」

男「聞いてたのか……それネタだぞ…」

ルナ「知ってる」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 23:02:50.77 ID:GTHb79yOo
おつ
31 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/31(月) 14:38:39.01 ID:smWbNWzm0
ルナ「なるほど……母親、か」

ルナの声に、彼女がキャンデイを噛み砕く音が混じる。

男「ったく、何処にいるんだか…あのババァは」

ルナ「やっぱり…貴方にも母がいるんだね」

ガリッガリッ。

男「いや、そりゃあいるだろうよ…何なんだ、一体?」

ルナ「羨ましい……」

あ、これは地雷踏んだんじゃ……

男「…………」

ルナ「…………」

ガリッガリッ。

男「……………」

気まずい。

ルナ「………ママ」

ガリッガリッ。

男「……え、えぇっと」

この場から逃げ出したい。

ルナ「……ママ、まだそっちに…」

ガリッガリッ。

男「…あ、あの」

ルナ「……まだ、ママのところに行けない私を許して…」

ガリッガリッ。

男「お、おい…」

まずい、相当な地雷を踏み抜いたようだ。
何とか落ち着かせなければ……
どうする? >>32
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 17:45:21.54 ID:tR5AmjBWo
強く抱きしめる
33 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/31(月) 18:42:29.69 ID:smWbNWzm0
ルナ「きゃっ…」

男「……お前には母に代わる味方がいるぞ」

俺は、尚もキャンディを噛み続ける彼女に寄り添い、抱きしめた。
少女は俺の腕の中で、華奢な体を震わせ続ける。
恐らくこの世にはいないであろう母を求めて。

ルナ「ぐすっ……うっ…ママぁ……」

母親をあまり大事にしてこなかった俺。
何らかの理由で母親がいないルナ。

ルナ「ママ、ママぁ…ひっく…」

俺は案外恵まれていたのかもしれない。

男「…お前は何も心配しなくていい」

ルナ「うっ…うぅぁ…っ…」

男「よしよし…辛かったな」

赤子をあやすように髪を優しく撫でる。

ルナ「私を…置いて行かないで……ママ…」

ルナ「置いて行かないでよぉ…ぐすっ…」

右眼を覆う眼帯の隙間からも光るものが垂れている。

男「……お前は強い子だ、お前は強い子…」

ルナ「うあぁぁん!!」

男「…………」

俺は彼女が落ち着くまで、抱きしめて慰め続けた。
34 : ◆kU.p7pRULw :2016/10/31(月) 20:16:12.84 ID:smWbNWzm0
ルナ「……さっきは見苦しいところを見せちゃったわね」

彼女の眼はまだ赤く、涙の跡が残っている。

男「…いいって事よ」

ルナ「うん…ありがとう」

俺達は各々のベッドに横たわると、枕元の電灯だけ残して消灯した。

男「…さ、今日はもう寝よう。明日も早いし」

ルナ「待って……」

男「あぁん?」

ルナ「貴方にはママの事、話しておきたいの…」

男「…………」

ルナ「…男くん?」

男「…黙って聞いててやるから、話せ」

ルナ「あ……うん」
35 : ◆kU.p7pRULw :2016/11/01(火) 00:02:46.31 ID:4YL/GKX+0
ルナの母、天水屋レナはルナが6歳の時に27歳の若さで亡くなったらしい。
こちらもまた悪霊に呪い殺されたそうだ。
それもリナを殺した悪霊と同じ霊に殺された、と。
ただ、同一の悪霊に呪われて死んだリナと大きく違うのは成仏できた事。


36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/01(火) 00:03:36.56 ID:Jh9LxyUFO
重い
37 : ◆kU.p7pRULw :2016/11/01(火) 00:08:04.91 ID:4YL/GKX+0
訂正!

ただ、同一の〜(中略)〜成仏できた事。
ルナの話をまとめるとこんなところだ。

に訂正。すまん。
38 : ◆kU.p7pRULw :2016/11/02(水) 00:53:41.60 ID:DI9X+l2S0
ルナ「これ……」

ルナは右眼を常時覆っている眼帯に手を掛けると、静かに外した。

ルナ「この眼帯はね…ママの形見なの」

そして右眼から外されたそれを、掌に乗せると慈しむように撫でる。

男「……そうか」


ルナは暫く眼帯を撫でていたが、何を思ったのか深呼吸をすると枕元に眼帯を置いて………
次の瞬間、俺は唖然とした。

男「おい……どういうつもりだ」

彼女が着ていたものが次々と床に落ちていく。

ルナ「…言われないと解らない?」

控えめな胸を覆っていたブラが外れ、小ぶりで綺麗な胸が剥き出しになる。

男「いや、どうしてこうなった」

ルナは俺の問いには答えず、黙って脱衣を続ける。
遂に体を覆うものは下着のみになるも、構わずそれにも手をかけ………一気に下ろし、脚から抜き取った。

男「お、おい……」

とうとうルナの体を覆う布が無くなると、彼女は自分のベッドから1mほど離れた俺のベッドに入ってきた。

今、俺の隣で一糸纏わぬ美少女が色っぽい視線で俺を見つめている……

ルナ「…………」

男「な……何か言えよ」

ルナ「私を抱いて…」

男「…………」
39 : ◆kU.p7pRULw :2016/11/02(水) 00:57:25.31 ID:DI9X+l2S0
一応エロシーンカットするかしないか、聞いておきたい
>>40〜>>44で多数決にします

1,カットする

2,カットしない
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/11/02(水) 02:33:13.39 ID:CTezO4Yd0
R板でなに言ってだとっとと書けたろう様ァ!(土下座)
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