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【安価あり】男「今回は廃人か…」【R18】
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58 :
◆kU.p7pRULw
:2016/11/13(日) 16:18:41.95 ID:vxVL1Ag20
>>57
ありがとう、そうする
59 :
◆kU.p7pRULw
:2016/11/13(日) 17:01:18.48 ID:vxVL1Ag20
男「ただいま」
ルナ「あ、お帰りなさい」
セナ「うー!」
俺の帰宅に愛娘が瞳を輝かせる。
男「おぉー、セナ! ただいま!」
セナ「うふ〜ん」
まだ赤子だというのに……どこで誘惑なんて覚えたんだ…
男「よしよし、セナはセクシーだなぁ」
セナ「うふ〜ん」
セト「うふ〜ん」
男「お前は…アッーな方向に進まないか心配だ…」
60 :
◆kU.p7pRULw
:2016/11/14(月) 15:35:04.33 ID:aHpgrqfr0
男「……ん?」
カキカキ…パサッ…カキカキ…
男「んん……」
深夜2時。
カキカキ…カキカキ……
隣にいる筈の妻がいない………が、彼女は何処かへ消えてしまった訳ではなく
ルナ「…………」
手元だけを照らすランプと共に一人机に向かっていた。
男「…………」
俺は直感的に声をかけるのを躊躇った。
しかし、俺は彼女の挙動からは眼を離さなかった。
男「…………」
先程の物音の正体はその手元を見れば、解る。
ルナ「…………」
あれはペンを走らせる音だ。
その証拠に彼女はペンを確かに握っている。
カキカキ……カキカキ……
ルナ「…………」
男「…………」
俺は結局、彼女が書き終えるまでじっと見守っていた。
61 :
◆kU.p7pRULw
:2016/11/15(火) 16:57:34.70 ID:JWF5tA9a0
リナ『姉さん…』
ルナ『リナ……無念だわ』
リナ『あいつを…ママの敵を、とれなかった…』
ルナ『いいの、いいのよ…リナ』
リナ『つ…次は……ごほっ、ごほっ、ぐっ……あぐっ…ね、姉さ…』
ルナ『! 喋らないで!』
リナ『ね…姉さんが…狙われる、かも…』
ルナ『リナ、大丈夫よ! 姉さん、ここにいるから!』
ルナ『姉さんはここにいるわよ! だから……』
リナ『ふふ、姉さん……私、もう解ってるわ……』
ルナ『…!!』
リナ『でも、死ぬ前に…姉さんの顔を見れて……良かった……大好きだよ…』
ルナ『私も、姉さんもリナの……リ…ナ……』
リナ『』
ルナ『リナ、私から離れないで…お願いだよ……リナ…』
ルナ『ずっと私の側にいて……何なら私の体を貴女に譲ってもいい!』
ルナ『生きて……! お願い…』
リナ『あ……ぅ、ね…ぇ…ん…』
ルナ『リナ!』
リナ『姉さ…ん……ごめんなさい…』
ルナ『……リナ』
62 :
◆kU.p7pRULw
:2016/11/15(火) 17:00:46.67 ID:JWF5tA9a0
ミス
×リナ『姉さん…』
×ルナ『リナ……無念だわ』
じゃなくて
○リナ 『姉さん……無念だわ』
○ルナ『リナ……』
に訂正! よろしく!
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/11/15(火) 23:07:45.51 ID:9Nppaotso
乙
64 :
◆kU.p7pRULw
:2017/01/13(金) 18:32:26.96 ID:Pi4GhCTv0
それからもルナは時折、手紙を書いていた。
何度か誰に書いてるものなのか聞いてみたけれど、すぐに話を反らされてはウヤムヤになっていた。
俺も相変わらず母の行方を掴めないままだったが、ルナや娘達と過ごす日々は充実していた。
だけど、ある日を境に娘のセナに異変が起こった。
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 19:08:39.71 ID:nhaylxRoo
待ってた
66 :
◆kU.p7pRULw
:2017/01/13(金) 19:25:09.89 ID:Pi4GhCTv0
男「セナの様子はどうだ?」
ルナ「……今は落ち着いてるけど、油断はできないわね」
男「そうか…ご苦労様」
ルナ「ん…」
ルナ「ところで…ちょっと提案があるんだけど」
男「…提案?」
ルナ「うん…私ね、思ったんだけどあの子…医者よりも霊能力者に見せたほうがいいわ」
男「どういうk…まさか」
ルナ「そう……察しの通り」
男「例の悪霊か…」
ルナ「…とにかく、悪霊が本気になる前に…出来るだけ早く対処して貰わないと大変な事になるわ」
男「しかし霊能力者って言っても…あ、そうか」
男「お前の親父さんのところに行けばいいんだったな」
ルナ「うん、もうパパには連絡してあるわ」
ルナ「ママ、リナ、セナ…私達を苦しめてきた悪霊を今度こそ仕留めましょう」
男「あぁ!」
67 :
◆kU.p7pRULw
:2017/01/13(金) 19:57:18.95 ID:Pi4GhCTv0
翌日、ルナの実家『心霊カフェ』の前にいたのは……
男「か、母さん!?」
母「久しぶりね、男」
母「ん? アンタ男…?」
男「あぁ、そうだけど…いや、どうしてここにいるんだよ」
母「あ…えっと、孫の顔が見れると聞いて飛んできたんだよ、セナちゃんとセトくんだっけ?」
男「あ、あぁ…」
セナ「うふ〜ん」
セト「Zzz……」
母「はいこんにちは〜、貴女のお婆ちゃんだよ〜」
セナ「うふ〜ん♪」
母「ふふ、とっても可愛い孫だこと」
母「それにルナちゃんも大きくなったわねぇ、覚えてる? おばちゃんの事」
ルナ「え、えぇっと…」
母「まぁ、覚えてないのも無理ないか」
ルナ「あ、あの…それでお母様はどうしてここに?」
男「そうだよ、何でここが解ったんだ」
母「さっき言った孫の顔を見に来たって言うのは半分本当…」
母「今日は依頼でここに来てるのよ」
68 :
◆kU.p7pRULw
:2017/01/13(金) 20:20:42.33 ID:Pi4GhCTv0
男「まさか母さんが霊能力者だったとは……」
母「アンタにはあまり知られたくなかったから隠してたけど…」
母「ま、バレちゃったものはしょうがない」
母「さ、ちゃっちゃと終わらせるわよ」
ルナ「お願いします…」
セナ「うふ〜ん」
母「はいはい、え〜っと…可愛い孫に憑いてる悪霊さんは……」
母「これは……相当厄介なのに憑かれたわねぇ」
母「悪霊の残り香だけでも凄まじい」
男「それを何とかするのが母さんの仕事なんだろ?」
母「解ってるわよ」
69 :
◆kU.p7pRULw
:2017/01/14(土) 00:45:40.23 ID:i0X6ikov0
それから暫く母さんはセナの身体から悪霊を祓おうと奮闘していたが……
母「う〜ん…これはちょっと難しいわね」
男「おいおい…頼むよ母さんマジで」
母「って言われても、悪霊の本体が身体に憑いてる訳じゃないから難しいのよ」
男「本体が憑いてない?」
ルナ「どういう事ですか?」
母「うん、さっきサラッと言った残り香があるから悪霊が憑いてるのは確かなんだけどね」
母「ただ、本体がセナちゃんの身体から一時的に離脱しちゃってるのよ」
男「成仏させる対象が戻ってくるまで手が施せないってか」
母「そういう事よ…しかし、どうしたものか」
男「う〜ん、多分…セナに他の霊を憑かせれば戻ってくるんじゃねぇのか?」
母「それだぁっ!!!」
ルナ「えぇっ!?」
母「それなら獲物を横取りされたと思った悪霊が全力でセナちゃんを奪い返しにくるはず!!」
ルナ「あわよくば霊同士で共倒れになる訳ですね」
母「そういう事よ! でかしたわ男!」
男「あ、あぁ…あ、でもさ、自分で言っといて何だけど」
男「セナを横取りされた事に悪霊が直ぐに気付いてくれるんだろうか」
母「えぇ、それなら大丈夫」
母「あれだけ霊気の強い悪霊なら、遠隔地にいても自分の残り香を感知できるはず」
母「そこに他の霊気が混じったりでもすれば、直ぐに解るはずよ」
男「な、なるほど…」
母「じゃあ、早速他の霊を挑発して呼び出すわよ」
セナ「うふ〜ん♪」
70 :
◆kU.p7pRULw
:2017/02/18(土) 01:46:28.73 ID:cCKxz3tG0
お久しぶりです
今日は休みなので朝から書きます
ひとまずお休みなさい…
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 17:25:08.61 ID:Wgfk2a5s0
よくぞ戻られた
期待
72 :
◆kU.p7pRULw
:2017/02/18(土) 22:53:55.12 ID:cCKxz3tG0
セナ「う、うふ〜…ん…」プルプル
ルナ「セナちゃん…」
男「……」
母「近くにいるわね…でも大丈夫よ、私達は黙って状況を見守りましょう」
男「…あぁ」
母「………」
セナ「うふぅぅんん…」
ルナ「………」
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