本田未央「絶対に許さない」

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1 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:53:04.06 ID:t1/0nQEn0
P×未央
2 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:53:28.30 ID:5It74+0Mo

※本田未央
http://i.imgur.com/nI4P9R1.jpg
http://i.imgur.com/9BEFA4G.jpg

3 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:54:07.35 ID:5It74+0Mo


――人を好きになる、って怖いことなんだね。
――ほかの人にされたら絶対許さないこと、して欲しいって思っちゃうんだもん。


4 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:54:44.19 ID:5It74+0Mo

「プロデューサー。これは、イヤらしい意味じゃなくて……
 私……アイドル・本田未央にとって、必要なことなんだよ」

部屋はあまり広くない。
家具はベッド、机、椅子が一つずつと収納で、すべて清潔だが簡素。
没個性で、まるでビジネスホテルのようだ。

そのベッドに、女子高生アイドルの未央が仰向けに横たわっている。
ダークブラウンのショートヘアは、快活さを強調する外ハネを決めている。

着込んでいるのは、以前南の島のグラビア撮影で使った、夏らしいオレンジ色のビキニ。
未央は両手で自分の胸をかき抱いていて、トップスの左側にあしらわれた筆記体が指で隠れている。
しかし未央の細腕は、自身の胸の膨らみを覆うには不足で、稜線のすそは隠れていない。

ボトムスはトップスと揃いのオレンジだが、こちらは飾り紐と生地のボーダーがアクセント。
ヒップの部分のベッドが沈んでいて、その具合から肉付きの豊かさがうかがえる。

脚は正面から見た幅は細い。
しかし少し角度を変えると、ダンスレッスンの賜物か、張りのある裏腿の曲線が見える。
スリムではあるが華奢さは感じさせない。

この部屋と未央の姿の取り合わせを、プロデューサーはひどくミスマッチに感じた。



「未央が真面目なのは、分かっているつもりだ」

本田未央担当のプロデューサーは、未央に返事しつつ、
おかしなことになっているな、と心中で笑った。

「プロデューサーは、何だかんだ長くて深い付き合いだし……
 男の人の中では、一番信頼できるの。だから、私は」



このプロデューサーは、有能で仕事熱心ではあったが、
職業倫理については問題があった。

彼のモチベーションの大半はアイドルに対する下心で、
彼女らと一時でもいい仲になれるならば、あとでクビになっても、
別に死ぬわけではないし構わない……とさえ思っていた。

対して、未央はアイドルという仕事に真剣に取り組んでいた。

ハードなレッスンをこなす。
仕事の出来に、飛び上がるほど喜んだり、泣くほど落ち込んだりする。
他のアイドルとも積極的に交流し、事務所ではムードメーカーとして知られている。
学業と芸能活動の両立で休む暇がなくても、不満を漏らさない。



「男の人が……プロデューサーが、私としたいと思ってる……えっち……しよう、よ」

そんな未央が、アイドルとしてファンのために磨き上げた肉体を、
目の前の男に投げ出して、セックスに誘っている。

「な、なんで笑うのさ、プロデューサーっ!」
「……他意はない」

未央とこうして腕を絡めるのは、何度目だろうか。
プロデューサーは数えていない。

ただ何度繰り返しても、プロデューサーにとってこの関係はおかしかった。
欺瞞に満ちていた。夢としか思えないぐらい現実感が希薄だった。

「嫌だと思ったら、すぐに俺を止めろよ。未央のためなんだ、未央の具合に合わせなきゃな」
「わ、分かってるってば」

未央は、自分の胸を押さえつけていた両腕を開いた。
それを合図に、プロデューサーは未央の肌へ手を延ばす。

5 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:55:29.92 ID:5It74+0Mo

――
――――
――――――


きっかけは突然だった。
ある日、宣材写真の撮影前に、未央が体調不良を訴えた。

撮影は慣れていたはずだった。
カメラマンも、撮影所も、何度かお世話になったことがある。
なのに未央は顔面蒼白で、声や指先が震えていた。

プロデューサーは、体調不良が未央の方便だと気づいたが、
どのみち撮影は不可能と判断。やむなく中止した。

自分が原因で撮影が潰れることとなり、未央は責任感から激しく動揺した。
プロデューサーは未央をなだめ、理由を探った。

『未央にも事情があるだろ。それを周りに説明して納得させるのは、プロデューサーの仕事だ。
 ただ、そうやって未央を守ってやりたいから、未央の事情を少しでも知っておきたい』



少し時間を置いて、未央は口を開いた。

『私の……学校の、友達が……』

未央の高校の友人が、性犯罪の被害にあって不登校になってしまった――
と未央がほのめかしたところで、プロデューサーは彼女の言葉を押しとどめた。

けれど未央の言葉は、溢れ出した水のように止まらない。

『お、男の人の、目が……』

全国ニュースにはなっていなかったので、
その性犯罪が客観的にどの程度の重さなのか、
レイプなのか痴漢なのか覗きなのか下着泥棒なのか、それは分からなかった。
ただ、その軽重は未央にもプロデューサーにも重要ではなく、

『怖い、こわい、よっ……あ、あっ――なに言ってるんだろ、私……』

男の性欲は、法の縛りを破って女を蹂躙しうるモノだ――と、
未央が認識しショックを受けたことが問題だった。



未央は、男が女のカラダを見てセックスしたいと思い、
自分のカラダにもそういう誘引力があると理解していた。

『そういうの……分かっちゃ、いたよ、いたんだよ……ホント、だよ……?』

ただ、未央のもっとも身近で性欲盛んな男は、年の近い兄と弟。
プロデューサーも顔見知りで、未央の兄と弟ならこういう男子だろうな、という人物だった。
未央の基準は、兄弟やその友人だった。

『あいつらじゃエロ本やDVDを隠し持つのがせいぜい、仮に進んでたとしても彼女と同意の上だろうなぁ』

未央は男の性欲がどんなものかは実感していたが、
性欲に取り憑かれた男の醜さは知らなかった。
知っていたつもりだっただけに、却ってショックが大きかったのだろうか。



『悪かった……男の俺に話すの、辛いだろう』
『や、いやあっ、謝らないでよっ、プロデューサー、全然悪くないじゃん……
 で、でもね、乙女の秘密を聞き出したからには……守って、くれるよね?』

未央は痛々しい笑みをプロデューサーに向けた。

未央とそのプロデューサーが所属する事務所は、業界屈指の規模と歴史を持っている。
警備は万全、今よりアイドル業が物騒だった昭和からずっと問題を起こしていない。
こうしたデリケートな事態に対応できるカウンセラーも、すぐ手配できる。

プロデューサーは事務所と本田家に、未央の状況を話せるところまで明かし、
未央のメンタルケアに関してはそちらに任せ、自分は未央を見守るだけのつもりだった。

それより、未央の仕事の調整に骨が折れるだろう、ということへ意識が向いていた。
6 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:55:59.68 ID:5It74+0Mo



だから、撮影をドタキャンしていくらか経った日に未央から、

『プロデューサーも、あたしとイヤラしいこと、したいって思ってるよね……?
 じゃあ、さ、しようよ……そういう、こと』

と震える声で告げられた時、
プロデューサーが絶句したのは無理からぬことだった。



7 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:58:43.08 ID:5It74+0Mo



――ふーん。未央ちゃんは、男の人から“セックスしたーい”って視線で見られるの、怖いんだ。

――怖がること自体は、おかしくないよ。適度な恐怖は、適切な警戒のために必要だもん。



――問題は、恐怖が大きすぎて未央ちゃん自身のココロを蝕んでいるコト、だよね。

――大きすぎる恐怖感の贅肉は、どこから生まれているか。



――答えは『恐怖の対象について、知りたいのに、知ることができない』という状況のせいだよ。

――適切な警戒のためには、適確な認識が重要だよー。

――未央ちゃんは頭がいい。どーしたらいいか、あたしが言わなくても分かるよね?



8 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:59:17.28 ID:5It74+0Mo

『男の人が、どんなことしたいか……ちゃんと知ってれば、私、きっとまたお仕事できるから……』

プロデューサーの理解が追いついていない、と察した未央は、言葉を続ける。

『ほ、ホラ、案ずるより産むがとかなんとか言うじゃないっ』
『未央が仕事できるようになるために、俺と未央がセックスするのか?』

プロデューサーは、まさかと思いつつ確認した。
お前は何を言ってるんだ――と言いたいのを、かろうじてオブラートに包み渡した。

『だって……私の担当プロデューサーじゃん。
 私を、全国の男の人からイヤラしい目で見られるようにするのが、仕事だよね……?』

未央の言葉は、乱暴だが、アイドルの核心を突いていた。



『そういう中には、頭のネジ飛んだ人がいるかも知れなくて、
 だからプロデューサーや事務所の人たちが守ってくれてるんだろうけど……』

未央は体を震わせながら、恐ろしいはずの男――目前のプロデューサーにすがりついた。

『男の人の、実際のところ、プロデューサーに教えてもらえれば……
 怖すぎて、震えてるだけの今より、少しマシになるハズ……なの』



プロデューサーは、未央を論破しようと思えば、すぐにできた。しかしあえて控えた。

その心は、ここで頭ごなしに未央を否定しても解決しない……という計算と、
あわよくば未央の肉体を……という打算が半々だった。

練習着のジャージ越しに感じる未央の柔らかさと匂いは、
プロデューサーの欲望をダイレクトに煽っていた。

『プロデューサーだって、私がどうしてこんな有様なのか……知ってたほうが、いいよね。
 何のはずみでこうなるかわからないんじゃ、私に仕事なんて回せないでしょ……?』
『未央は、今でもアイドルを続けたいのか?』
『……うん』
『で、そのために俺が、未央を抱きたいように抱く、と?』



未央は、頭一つ分背の高いプロデューサーを上目遣いで見上げて、笑った。

『……えへへっ』

えへへじゃねぇよ、笑ってごまかすな――と突っ込みそうになるのを、
プロデューサーはギリギリでこらえた。

『プロデューサーは、私を支えてくれるから、守ってくれるから、
 一番信頼できる男の人だから……ね、お願い……っ』



プロデューサーは、未央を特別に贔屓してやったという意識はなかった。
しかし訂正も億劫で、流されて未央を抱いて処女を奪った。

それが功を奏したのか、未央は扇情的な――といっても高校生アイドルの域内の――仕事も、
以前と同じようにこなすことができた。
過剰に男を警戒することもなくなった。むしろ慎みを覚えたと評判になった。

アイドル・本田未央は立ち直った。



しかし、未央とプロデューサーの肉体関係は続いていた。

9 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 22:59:51.59 ID:5It74+0Mo

――――――
――――
――


ビジネスホテル風の部屋の、素っ気ないほど清潔なベッドの上で、
未央は上下のビキニ――南の島の撮影で使った――だけを身に着けて、四つん這いの姿勢を取っていた。
すぐ横で眺めるプロデューサーの指示である。

「プロデューサー。これはいわゆる、女豹のポーズというやつでは」
「ネコミミでもつけて、にゃんみおモードにしたら、もっと気分が出るかもな」

未央はプロデューサーを見上げた。
自分のポーズで、同僚アイドルの何人かのグラビアを思い浮かべたようだ。

「しかし、アイドルのプロデューサーなんて仕事やってると、感覚が麻痺してくる」
「感覚が、麻痺?」

プロデューサーのぼやきに、未央は怪訝そうな声を漏らす。

「未央にも、ビーチでビキニとか着せたことがあるけど、あれって下着と露出度ほぼ同じだよな。
 女子高生に下着姿同然の映像や写真を撮らせて、それを売りさばくとか、やってること女の敵だよなぁ」
「ま、まぁその、砂浜やプールでビキニは、普通の女の子だって着るし……
 てぃーぴーおーが合ってればいいんだよ!」

そう言いつつ、未央は羞恥心が湧き上がってきたのか、
外ハネのショートヘアから除く耳を赤くしていた。

「プロデューサーから指図されると、本当はイヤでも、言いにくいだろ? アイドルだから。
 だから、女の子がイヤってところは、こっちで勝手に察してやらないといけないんだが……」
「じゃあ、ある意味これは私のためであり、プロデューサーのためでもあるんだね。
 プロデューサーに、この未央ちゃんが越えちゃダメなラインを教えてあげないと」

未央が、アイドルとしてどこまで男の欲望を受け止められるか測る。
プロデューサーが、未央やアイドルたちにどこまで要求していいか測る。

そういう正当化が二人の間で了解されていた。



「ふっ、うぁ、あっ……?」

プロデューサーが、未央のうなじから肩甲骨の間へ指先を下ろす。
未央は、声を漏らしてしまった――その自分の反応に驚いていた。

「い、いや、あっ、別に、イヤなワケじゃないよ……止めなくていいよ。
 ただ、ちょっとびっくりしちゃっただけだから……」
「それなら、続けさせてもらうぞ」

プロデューサーの指は、未央の背中の柔肌を、線を描き塗り潰していくように丹念になぞった。
両の肩甲骨など、皮膚の薄いところに来ると、未央はくすぐったげに上半身を揺すった。


10 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 23:00:19.97 ID:5It74+0Mo

「あ……あぅ……」

プロデューサーの指は、未央のビキニのトップスの縁まで行って、そこを横に何往復かすると、
そのまま彼女の背中の溝をするすると下へ進む。

「あ、あのさ」
「なんだ、未央」
「……外さないの?」

プロデューサーは指を止めた。

「なんだ、外すと思ってたのか」
「だって……男の人って、すぐおっぱい見るし……」
「顔を見てるフリして、胸見てるもんな。男子高校生とか、だいたいそうだろ」

プロデューサーの言葉に、未央はさすがに顔を俯けた。



「でも、未央は胸ほど意識してないかもしれないが……こっちも男はジロジロ見てるもんだぞ」

プロデューサーは未央の後ろに回って、
彼女の四つん這いの姿勢で突き上げ気味の尻を手で両側から包み込んだ

「わぁあっ!? いきなりどこ触ってるのさプロデューサーっ」
「未央の背中に目がついていないのを良いことに、男どもはこっちを見放題に視姦してるだろうなぁ。
 プロフィールでは87cmだったけど、少し大きくなったかも」

プロデューサーは、背中をなぞったときとは打って変わって、未央の尻を乱暴に扱った。
上に合わせたオレンジのボーダーのビキニボトムを身に着けていたが、
そのボーダーにシワが寄って乱れるほど手荒く揉んだ。

「あ、うぁ……ふうぅ……っ」

未央は襲い来るプロデューサーの手に、声を殺して耐える。
その様子で、プロデューサーは不意に手を止めた。

「……なぁ、未央」
「なぁに、プロデューサー」
「イヤなら、素直にそう言えよ。そこ、重要なんだから」

プロデューサーの言葉に、未央は一瞬目を丸くしたが、すぐ小さく笑った。

「プロデューサー相手じゃなかったら、絶対許さないけどね……。
 プロデューサーがしたいなら、もうちょっと続けてもいいよ」

未央のつぶやきは、この情交の建前が既に崩れていると明らかにした。

「……なら、遠慮なく」

それを聞いても、もはやプロデューサーは咎めなかった。



「んっ――んあぁあっ!」

未央の尻を揉んでいたプロデューサーの手が、
今度は下着の布に覆われた秘所へ不意打ちをかけ、未央は声を高くした。

「触ってほしかったのか? どこが良いってのも、教えてくれよ」
「……イヤなところは教えるって言ったけど、イイところまで教えるとは言ってないよっ」
「男には、言わなくても良いところを察して欲しいってことか」

乙女か――と口から漏らしそうなって、プロデューサーは笑ってごまかした。
しかし未央もなんとなく察したらしい。

「プロデューサーが、したいこと勝手にすればいいじゃん」

未央は不貞腐れて、ベッドの枕に顔を押し付けた。

11 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 23:00:48.96 ID:5It74+0Mo


未央は枕に顔を埋めながら、心中でプロデューサーへの不満をかき混ぜていた。

(プロデューサーったら……けっこう、デリカシーないところあるよね)

露骨に“プロデューサーは特別”と漏らしたのに、
未央が想像したよりプロデューサーの反応が薄かった。

(プロデューサーが男の人としてしたいこと、やらせてあげるよ……。
 でも、私はそれを軽ーく流しちゃうんだ。ふーんだ)

未央は、それが不公平に感じられてならなかった。



(ん……んぅ……そうやって、触るんだ……私の、アソコ……)

プロデューサーは、未央のビキニボトムの前にある飾り紐を弄び、
それを予告代わりに生地の上から未央の秘所へ指を触れさせた。

「あんなこと言っておいてなんだけど、未央のクラスメイトって15歳だったな。
 じゃあ、胸の感触は母親のを覚えてたとしても、尻やこっちの感触は知らないだろうな」

プロデューサーの指は、未央の水着のボーダーに沿って横に動いた。
上から一列ずつ、背中と同じように未央の秘所を塗り潰していくように。

(……んんっ……)

プロデューサーの指先が、未央のクリトリスを布越しに通り過ぎた。
未央は涼しげな風を装った。

「本当に教えてくれないつもりか、未央は」

(まだ……いじられてないし、大きくなってないから、わからないよね……?)

プロデューサーは、今度は未央に声でそれと分かるよう笑った。

「そういう態度されると、男は意地になるぞ」

未央は身じろぎもしなかった。

(望むところ……プロデューサーの意地ってやつ、見ててあげるよ)



未央は、プロデューサーに身を任せつつ、つれなくしてやるつもりだった。
だがその意地は、プロデューサーの指一本でいきなり揺らぐ。

(……ん? アソコから、指が離れて……?)

「プロデューサーは、アイドルのこと、頑張って察してやらないといけないから」



プロデューサーの指は、未央のボトムの際を超えて、
未央の内腿と股間をつなぐ筋――鼠径部を撫でた。

「ごまかせないところを、遠慮なく探らせてもらう」


12 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 23:01:25.61 ID:5It74+0Mo

プロデューサーの宣言から、しばらく経っていた。

「んっ……く、うっ……んんっ……!」

未央は、相変わらず枕を顔に押し付けながら、
四つん這いで秘所をプロデューサーの手に委ねていた。

しかし、未央の呼吸が荒くなっているのは、枕に押し付けられていても分かるほどであった。
ボトムの生地も、撮影であれば確実にNGとなるほど濡れて色が変わっていた。

プロデューサーの指の一本を鼠径部に当てられながら、
もう一本別の指でクリトリスを布越しに撫でられた瞬間、
未央はプロデューサーの企みを察し――憤慨して顔を上げそうになった。

「この筋の反射を誤魔化すのは、厳しいと思うぞ」

(ず、ズルいっ……プロデューサー相手にこれじゃ、私の、丸わかりじゃないっ……)

プロデューサーが愛撫し、快楽が走ると、それが鼠径部に伝うのを、未央はどうしても止められない。
その僅かな気配でも、未央と何度も体を重ねたプロデューサーが“良い”と感じ取るのは十分だった。

(っ……はっ、うっ……そ、ソコ、そんな、触られ方……っ)

プロデューサーは、自分の感触が正しいか確かめるように、
未央にいい具合を見抜いていると言い聞かせるように、まだぬるい未央の秘所を撫でた。
まだ盛り上がっていないクリトリスの周りを指で囲んだ。

未央の体が快楽の兆しを告げると、プロデューサーの指は目ざとく調子を合わせた。

(わ、私の、感じるしかたで、釘付けに、されてっ)

未央はプロデューサーの手管に反応すまいと思っていたが、それはすぐに崩された。
相手にウソが見抜かれていると知っていて、なおウソを貫くことが困難なように、
相手に快楽が筒抜けと知らされて、感じていないフリなど未央には無理だった。

(ぷ、プロデューサーの、ゆび、だめ、だめっ、いいように、されてっ)

「あっ――うっぅうっ……!」

プロデューサーの指が、未央の下腹側からビキニの下に滑り込んだ。
未央はもう自分の感覚を見せつけるように、鼠径部どころか尻や腿まで震わせて息を吐いた。

(直接――アソコ、プロデューサーの指で、触られて――っ)



「上から指で擦ってただけなのに、もう……準備ができちゃったか」
「準備……って」

黙ってひたすら指を動かしていたプロデューサーの息も、荒くなっていた。
それを聞いて、未央は枕から顔を上げた。

「四つん這いの女豹のポーズは、男に後ろから突っ込めって誘うのが目的だ」
「知ってるけど、さ」

「例えば、未央に水着でこのポーズさせたとして、それを見た男どもは……
 未央に後ろから突っ込みたいってみんな思うわけだよ」
「……いきなりなんなの」

未央は苛立ちを露わにした。一瞬の後、未央はそんな自分に驚いた。
苛立ったのは、プロデューサーが突然妙な口上を並べたせい。
期待したとおりのことをしてくれないせいだ。

(私が、期待したことは……)



「それを知ってて未央は、こんなポーズで、カメラの前でアイドルとして表情作れるのか?」

未央はその光景を想像した。

「……分かんないや」

その想像がとても些細なことに思えて、未央はお茶を濁した。

「プロデューサーがしてくれたら、分かるかも、ね」
13 : ◆Freege5emM [saga]:2016/11/03(木) 23:02:02.93 ID:5It74+0Mo

「脱がさないまま、するの?」

プロデューサーは、ぐずぐずに濡れた未央のボトムスを指でずらして、彼女の秘所を強引に晒した。

「大丈夫だ、買い取ってる」
「まさか、着たままするために!?」

プロデューサーは、未央の問に押し黙った。

(えぇ……まさかプロデューサー、新しい衣装のたびに着たままするつもりじゃないよね……。
 って、なんだか私、誰かの妄想癖が感染って)



「入れるぞ」
「え、答えなし……って、んんんっ!」

プロデューサーは返事を待たず、四つん這いの未央に、自分のペニスを押し入れていく。

「あぅうっ……か、かた、いっ……プロデューサー……っ」

(何だ……余裕ぶってたくせに、プロデューサーだって、したくてたまらなかったんじゃない)

未央はプロデューサーと繋がったことで、余裕を取り戻した。
プロデューサーから一方的になぶられていたのが、互角の状況に転じた。



「……こんなに、大きく、固くして……プロデューサーったら、
 未央ちゃんをいじってるだけで、興奮しちゃったんでしょ?」
「……未央のせいだよ」
「もー、しょうがないなっ」

未央の余裕を見て取ったプロデューサーは、彼女の上半身に手を延ばした。

「あんっ……そうだよ、胸……今日はこっちナシなのかと思ったよ」
「触ってないのに、こんなに汗でべたつかせて……乳首まで立ってないか」

プロデューサーの指は、秘所を責めた時と対照的に、
未央のバストを乱暴につかみ、ビキニごしから乳首を強くつねった。

「ひぁあっ! ちょ、ちょっと、強い、よ」
「あ、すまん……少し加減するか」

未央は、プロデューサーの表情は見えなかったが、声音だけで勝手に自分の頬が緩むのを感じた。

(そういえばこれって、私がどこまで大丈夫か確かめてるんだっけ……)



「……ふふっ」
「未央?」
「やっぱりプロデューサーは、加減しなくていいよ」


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