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【金色のガッシュ】オリ主♀が魔界の王を目指すようです【たまに安価】
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1 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/14(水) 05:52:22.08 ID:M5C96imt0
ガッシュが王宮で暮らしていて、ゼオンとも仲が悪くない
そんな世界でオリジナル主人公♀が魔界の王を決める戦いに参加する話
日常回でたまに安価
オリ主♀は
>>1
が勝手に設定をしています
苦手な方はそっ閉じ推奨
ガッシュSSはエタ率高いのでがんばって完結目指したい
2 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/14(水) 05:53:15.17 ID:M5C96imt0
王「老いた私にはバオウを抑えきることができない。だからと言ってゼオンやガッシュにバオウを持たせるのは危険すぎる」
側近「王、私に考えがございます」
王「申してみよ」
側近「バオウの力を一人で抑えることができないのであれば3人で抑えればいいのでは?」
王「何? バオウの力をわける、と言うことか?」
側近「えぇ、ひとつはゼオン様に、ひとつはガッシュ様に、そして最後のひとつは王がそのまま所持していれば」
王「なるほど、良い考えだ。これならばバオウの暴走を防ぐことが出来る!」
こうしてバオウは3つに分けたことにより、ガッシュたち兄弟は別れることなく家族そろって暮らすことが出来たのであった
それから十数年後
3 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/14(水) 05:53:52.36 ID:M5C96imt0
??「ラウザルク!!!」
14、5才くらいの少女がそう叫ぶと身体に雷が落ち、その少女の身体は虹色に輝く
スレンダーな身体に、整った顔、まさに美少女と呼ぶにふさわしい成りをしている
しかし、その頭に生えた龍のような角が彼女が人ではなく魔物であることを示している
黒く長い髪が揺れ、スリットの入ったスカートもほんの少しだけふわりとゆれる
ゼオン「さぁ、かかって来い、ルド」
その反対側に立った紫電の瞳を持つ王子、ゼオン・ベルがそう言うと、ルドと呼ばれた少女は蒼い瞳をゼオンに向ける
ルド「本気で行きます、ゼオン様!」
そう言うとルドはゼオンに向けて走りだし、光を纏った拳をゼオンに向けて放つ
しかしゼオンはそれを的確に避け、裁いていく
ゼオン「肉体強化を使ってもその程度か?」
ルド「っ、まだ、まだぁ!!!」
更にスピードを上げるルド
しかしそれでもゼオンにはかすりもしない
ルド「くっ、うっ!」
なんとか一撃だけでも、と攻撃を止めないルドだが
ゼオン「いい動きをするようになってきたが、ここまでだ」
そう言ってゼオンはルドの額をつつく
それと同時にルドのラウザルクも効果が切れる
ルド「……結局負けですか」
しょんぼりと落ち込む少女、ルド
彼女は王宮でメイドをしている魔物の子である
孤児だった彼女は色々ありガッシュに拾われ、そのままここで働くことになったのだ
ゼオン「たった3年でここまで出来るようになっただけでも十分だ。ところでルド、ガッシュはどうしている?」
ルド「ガッシュ様なら学校……の時間はもう終わってますね。私がお迎えに行きましょうか?」
ゼオン「やめておけ、学校にたどり着く前に遭難するだろ、お前」
ルド「わ、私を何だと思ってるんですか!?」
ゼオン「超方向音痴だ」
ゼオン(大体いまだに王宮ないでも迷うからな)
ゼオン「ところで、王を決める戦いのことは知っているだろう?」
ルド「はい、ゼオン様、ガッシュ様も出場なさると」
ゼオン「そのことについて父上がお前に話があるそうだ」
ルド「王様が?」
ゼオン「後で王室まで行くんだな」
4 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/14(水) 05:54:48.87 ID:M5C96imt0
ルド「王様、ただいま参りました」
王「おぉ。ルド、良くぞ来た」
ルド「遅れて申し訳ございません」
王「よい、それよりもお前に3つ話がある。まずはお前に王を決める戦いに参加する権利を与えようと思う」
ルド「え、わ、私にですか!?」
王「お前がここに来てから3年。まじめに働き、技を磨き続けておるのは知っている。ゼオン、ガッシュに敵わぬとはいえ、その力もなかなかのものだろう」
ルド「も、もったいないお言葉です」
王「もちろん、棄権をするのであれば強制するつもりもない。どうだ?」
ルド「……わたしも、出場したいです。ゼオン様やガッシュ様に勝てるかどうかはわかりませんが、ぜひ、参加したいです!」
王「では、2つ目の話だ。戦いに出るのであればお前にバオウの力を預けよう」
ルド「え、ば、バオウというと、あの!?」
王「うむ、もし、王を決める戦いの中で真のバオウの力が必要になったとき、ゼオンたち二人だけではその力を引き出すことは出来ん」
王「そこで王宮に住む、最も信用できる魔物の子であるお前にバオウを託そうと思う」
ルド「信用って……わ、私はまだここに来たばかりで」
王「ガッシュやゼオンたちからも推薦されていてな。受け取ってはくれぬか?」
ルド「……わかりました。ありがとうございます」
王「そうか、では、最後の話だ」
ルド「はい」
王「……ルドちゃんはゼオンとガッシュ、どちらが本命なのだ?」
ルド「っ!!?//////」
王妃「あなた、ちょっとこっちに来ましょうか。ルドちゃんは気にしなくていいのよ?」
ルド「え、は、はい」
王「み、耳を引っ張るな、アアアア」
ルド(王様の耳を引っ張るなんて、王妃様くらいしか出来ないわね)
ルド(でも、魔界の王を決める戦い、か)
ルド(私みたいな元孤児が王を決める戦いに参加できるなんて)
ルド(でも、バオウの力があれば、本当に、勝てるかもしれない)
ルド(でもでも、ゼオン様やガッシュ様のほうが王様には向いてるだろうし)
ルド(……人間界か、どんな場所か楽しみ、だな)
5 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/14(水) 05:55:54.06 ID:M5C96imt0
ルド(と言うわけで本を持って人間界へ送られたはいいけど……)
ルド(持ち物は濃い青紫の本だけ)
ルド(森から出れずに早3日)
ルド「……」ぎゅるるるるー……
ルド(お腹すいて死にそう……)
ルド(うぅ、まさか、森から出れずにリタイアなんて……王様、ゼオン様、ガッシュ様……申し訳ありません……)がくり
??「……子供?」
続く
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 05:56:43.83 ID:3JKl95CSO
朝から期待
7 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/14(水) 05:56:59.96 ID:M5C96imt0
今回は導入だけ不定期ですが書き溜め出来次第進めていきます
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 12:25:30.13 ID:MFKQ95Jro
おつおつ
期待
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 00:48:38.00 ID:wXuz4BReo
乙
10 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/15(木) 05:41:54.08 ID:72HUrRtE0
1ヵ月後
ルド「清太郎さんに救われてから早1ヶ月、日本の清太郎さんの家を目指してから早3週間」
ルド「やっと着いた、高嶺家!」
ルド(長かった……地球を数周しちゃった気もするけど、交番のお巡りさんと言う人のおかげでようやくたどり着いたわ)
ルド(清太郎さんは私のパートナーではなかったけど、恩返しはちゃんとしないと)
ルド(引きこもりの息子、清麿だっけ?)
ルド(私が真っ当な人間にして見せるんだから!)
ルド(とりあえず家に入ろう)
ルド「ごめんください」
11 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/15(木) 05:42:31.34 ID:72HUrRtE0
華「と言うわけで、清麿、この子が前に言ってたあなたのお世話係の子よ」
清麿「あれって冗談じゃなかったのかよ?」
ルド(感じ悪いわね……)
ルド「私はルド、あなたが清麿ね」
清麿「……」ぷいっ
ルド「……」
ガシッ!
清麿「!?」
清麿(こ、こいつ、なんてバカ力で俺の頭を掴んでやがる!?)
ルド「よ・ろ・し・く・ね?」
清麿(な、なんなんだよ、こいつ、良く見るとへんな髪飾りしてるし……)
華「じゃあ、ルドちゃんが使う部屋を教えるわね。清麿、こんなかわいい子が同じ家で暮らしてるからって変なことしちゃだめよ?」
清麿「誰がするか!?」
清麿(くそ、なんなんだよ……あんな馬鹿そうな奴が俺の世話係? ふざけるな! ……ん?)
清麿「この本、あいつの?」
清麿(……この俺がまったく読めない? いや、何か適当に書いただけか?)
清麿(いや、この部分だけ読める?)
ルド「ごめん、忘れ物を……!」
清麿「っ!? な、何だよ、見られちゃまずいものだったか?」
ルド「……あなた、それ、読めるの?」
清麿「い、いや、見たことがない文字だが」
ルド「……そうよね」ほっ
清麿「だが、このページは……」
ルド「え?」
清麿「ザルク?」
ルド「そ、それを読んじゃだめ!!!」
言った瞬間、ルドの身体に雷が落ちる
それと同時にルドの両手足が虹色の光を帯びた
清麿「なっ!?」
ルド「ちょ、ちょっと、早く解除しなさい! これじゃ部屋の中も歩けないじゃない!」
清麿「な、何言って……」
ルド「とりあえずその本から手を離して!」
言われたとおり清麿は本から手を離すとルドの両手足の虹色の光が消える
ルド「……まさか、そんな……ね……」
ルド「ここにいるのは数週間だけのつもりだったけど事情が変わったわ」
ルド「高嶺清麿。大事な話があるの。あとで私の部屋に来て……あ、ちなみに隣の部屋ね」
そう言うとルドは自分の部屋へと戻っていった
清麿「……な、なんなんだよ、いったい……」
12 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/15(木) 05:43:05.39 ID:72HUrRtE0
ルド「来たわね」
清麿「色々聞きたいことはあるが、まずお前は何者なんだ?」
ルド「私はあなた達人間とは違う存在。そうね、この世界だと「魔物」と呼ばれる存在よ」
清麿「魔物? そんなはったり……」
ルド「真実よ。たとえば、人間にはこれがついてないでしょ?」
清麿「髪飾り? ……っ!?」
ルド「違うわ、見ての通り角よ」
清麿(飾りじゃない……本当に生えて……いや、何か仕掛けが……)
ぐいぐいっ
ルド「あ、あの、あまり引っ張られると痛いんだけど……」
清麿「ま、まだ信じんぞ!」
ルド「ならどこか人気の少ない、広い場所に行きましょ? もっといい証拠を見せてあげる」
清麿「……そう言って俺を部屋から出そうってか?」
ルド「それもあるわね。でも、気にならない? あなたの知らない世界の存在を」
清麿「……」
13 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/15(木) 05:43:45.55 ID:72HUrRtE0
山
清麿「ここなら誰も来ないだろう」
ルド「いい感じの場所ね。まずは」
ルドは本を清麿へ手渡す
ルド「多分3つは術が出てると思うけど」
清麿「術?」
ルド「さっき、読めるページがあったでしょ? そのページに書かれている呪文を言えば私がその術を放てるってわけ」
清麿「……」
ルド「その目は信じてないわね。さっきの術か、ザケルって術を使ってくれれば証拠を見せてあげる」
清麿(嘘をついているようには思えないが、本当にそんなことが?)
清麿「最初の読めるページの術だ」
ルド「えぇ、どうぞ」
清麿「ザルク!」
ルドの身体に雷が落ち、両手足に虹色の光が纏われる
ルド「この状態は肉体強化。さっき家の中で動けなかった理由は……」
言いながら岩を蹴ると岩が粉々に砕け散る
清麿「なっ!?」
ルド「これがザルクの力で強化された私の力」
ルド「もうひとつ、これの強化版でラウザルクって術も使えるはずだけど」
清麿(確かに、そう読めるページもあるな)
ルド「後、ザケルって言う術は……まぁ、使ってみてくれるかしら?」
清麿「あ、あぁ、ザケル!」
清麿の言葉と同時にルドの角から蒼い雷が放たれる
清麿「うおっ!?」
ルド「この通り、雷の初級呪文よ。今は角から放ったけど、手からも出せるわ。これで私が魔物って信じてくれるかしら?」
清麿「あぁ……だが、何でその魔物が俺の家に?」
ルド「私たちの住む魔界の王を決める為の戦いの為よ」
清麿「魔界の王を決める戦い?」
ルド「そう。千年に一度行われる戦いで、私たち魔物の子100人が人間の世界に送られ、そこで見つけたパートナーと共に最後の一人になるまで戦い続ける」
ルド「それが私がここにいる理由。そしてそのパートナーがあなたと言うわけ」
清麿「ちょっと待て! 何で俺がお前のパートナーに!?」
ルド「こればかりはたまたまとしか言いようがないわ。私たち魔物の子も自由にパートナーを選べるわけじゃないの。運命的に、この魔本を読める相手と出会い、その相手とパートナーを組むことになってるの。そして魔本を読むことが出来て、術を発動できるパートナーは世界に一人だけしかいない。それがあなたなの」
清麿「……」
ルド「お願い、私と一緒に戦って、あなたがいないと私は戦えないのよ!」
清麿「断る。俺にそれに付き合う理由はない」
ルド「……ならしょうがないわ。でも清太郎さんへの恩返しに、あなたを真っ当にするまではあなたと一緒に行動するから」
清麿「迷惑だ」
ルド「私は結構おせっかいなの」
清麿「……」
ルド「華さんが言ってたけど、明日から学校でしょ? ちゃんと行くように!」
清麿(色々驚いたことはあったが……鬱陶しいな……明日は図書館にでも行くか)
14 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/15(木) 05:48:06.49 ID:72HUrRtE0
現在のステータス
名前:ルド(♀)
年齢:14前後(孤児の為不明)
鉱物:プリン
本の色:濃い青紫
パートナー:なし
現在の術
ザルク
肉体強化。劣化版ラウザルクで、防御力は上がらない
ザケル
基本攻撃術。角、または手のひらから出せる
ラウザルク
肉体強化。ザルクよりも更に強い術
?????
もう一つ出ている術があるようだが効果は不明
王宮で働いていた元孤児のメイド
雷の術を使う。肉体強化呪文メインで術なしでも戦えるくらいの体術の使い手
元メイドのため家事全般が得意。特に料理が得意
超方向音痴
次回に続く
今更ですが質問等あれば答えます
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 05:55:42.29 ID:obBz0bKXo
ガッシュのパートナー取っちゃったけど
ガッシュはどうなるの?
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 06:36:45.71 ID:eHBLGFFyo
ルドちゃんのパンツが見たいです
何色かだけでも教えてください
エロ展開ありますか?
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 09:15:22.61 ID:K9LbHp0w0
安価ってどういうの?普通の?
それとも何票かとったら決めっていうやつ?
あとどういうときに安価する?今の所はまったく出てこないけど……
個人的にはガッシュのパートナーは水野かつくしあたりで
ナオミちゃんとか面白そうだけどwwwww
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 09:32:09.48 ID:K9LbHp0w0
あっ、てっきりルドのパートナーは安価で決めるかと思ってた
髪形とか性別とか性格とか考えていたんだが……
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 10:00:55.97 ID:U/0Fa9Izo
雷は王家の証みたいなところあるけど大丈夫?
あとめっちゃ改変してるけど
20 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:53:43.33 ID:1WSPtPja0
>>15
別のパートナーが出来ますのでご安心を
一部のキャラクターはパートナーが異なる感じになります
>>16
パンツネタはキャンチョメ登場までお待ちを
何色かとか、どんなのかとかもその時に
エロはお色気ネタならやる予定です
日常回安価で来たら勝ちなのもやるかも(ただし夢オチや番外扱いにします)
>>17-18
安価は日常回やるときに取ります
オリキャラが多すぎたり、自分で考えた以外のキャラを出すとグダりそうなのでオリキャラはルドだけの予定です
ガッシュのパートナーはその3人の誰でもありません。でもある意味いい線いってます
>>19
雷系統の術ですが、この質問に関しては今は答えられません
オリ設定多い予定です、
>>1
に書いておくべきでしたね、すいません
21 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:54:12.47 ID:1WSPtPja0
翌日
ルド「清麿、起きなさい! 学校の時間よ!」
ルド「おーきーなーさーいー!」ドンドン!
ガチャ!
清麿「朝っぱらからうるさい! と言うかそこは俺の部屋じゃない!」
ルド「あ、あら? そ、そうだった?」
清麿「……ん?」
ルド「……何よ?」制服
清麿「……悪い、ねぼけてるらしい。おやすみ」
ルド「えぇ、おやすみ……って、待ちなさい! 二度寝しない!」
清麿「うっせー! てか、何だその格好は!?」
ルド「今日から私もあなたの学校に通うのよ、聞いてない?」
清麿「初耳だ! 大体お前、戸籍がないだろ!?」
ルド「清太郎さんに作ってもらったから問題ないわ」
清麿(親父……何やってるんだよ……)
ルド「ほら、ちゃっちゃと着替える、それとも着替えを手伝ってほしいの?」
清麿「わかったよ、着替えればいいんだろ!?」
22 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:55:37.62 ID:1WSPtPja0
清麿(……本当に狙ってないんだろうな?)
田中「今日、このクラスに転向してきた高嶺ルドさんだ、皆仲良くしてやってくれ」
ルド「高嶺ルドです、まだ日本に来て不慣れなところがありますがどうかよろしくお願いします」
がやがや
「高嶺?」
「あいつの知り合いか?」
清麿(余計な注目を集めちまったじゃねぇか……)
23 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:56:23.70 ID:1WSPtPja0
女子「ルドちゃんってどこの国から来たの?」
ルド「イギリスよ」
女子「高嶺ってもしかして」
ルド「えぇ、清麿の親戚で……」
女子「でも、高嶺君ってすこし感じ悪くない?」
ルド「あ、あはは……」
清麿「……」ガタッ
ルド「!」
女子「それからー」
ルド「ご、ごめん、ちょっと席外すね」
24 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:56:52.91 ID:1WSPtPja0
清麿(来るんじゃなかったな。さっさと帰って……)
??「高嶺君!」
清麿「ん?」
スズメ「もう帰っちゃうの? 久しぶりに来たんだから、最後までいようよ……」
清麿「水野か……」
スズメ「授業がつまんないなら、また前みたいに先生になって私に勉強を教えてよ……」
清麿「いい加減にしろ! お前も俺なんかと話してたから仲間はずれにされたんだろ!? バカはバカ同士仲良くしてりゃいいんだよ!」
ルド(ふぅん……)
25 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:57:30.49 ID:1WSPtPja0
ルド「で、帰る気?」
清麿「そんなの俺の勝手だろ?」
ルド「清麿は天才で、他の人が馬鹿に見えるから学校に行かなくなった、って思ってたわ」
清麿「その通りだよ、馬鹿の相手をしているより、他の事に時間を使ったほうがよっぽどマシだ」
ルド「本当にそうかしら? さっき水野さんに「俺なんかと話してたから仲間はずれにされたんだろ」って言ってたでしょ? 本当にただの馬鹿だと思ってるなら、相手の心配なんてしないんじゃないの?」
清麿「……」
ルド「……それともうひとつ、あなたを帰らせるわけに行かない理由があるわ」
清麿「なんだよ」
ルド「……教室、どこかわからない」グスッ
清麿「どんだけ方向音痴なんだよ!?」
26 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:57:56.24 ID:1WSPtPja0
教室
清麿「これでいいだろ、俺は帰る」
ルド「もう! 何時まで意地張ってるのよ、今日くらいまともに……」
女子「ルドちゃん、水野さん見なかった?」
ルド「え? 教室を出たときにチラッと見た程度だけど」
女子「合唱部で行くコンサートのチケット代を集めに行ったきり、戻らないのよ……」
清麿「……」
ルド「……清麿、何か知ってるんじゃないの?」
清麿「俺は別に……いや、まさか」
ルド「まさか?」
清麿「毎日のように屋上にカモを呼び出してカツアゲをやってる金山って奴がいる。まさかと思うがあいつに」
ルド「……屋上ね、わかったわ」
女子「る、ルドちゃん!?」
女子「金山は女の子にも容赦ないのよ! やめたほうが!」
ルド「でも水野さんを放っておけないの。大丈夫、こう見えても武術の心得はあるから」ダッ
清麿(……でも、逆方向だぞ、そっち)
清麿「……」
清麿(俺には関係ないか……けど、様子を見に行くくらい……)
27 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:58:25.08 ID:1WSPtPja0
屋上
金山「ちょーっとかりるだけだから、な?」
スズメ「で、でも、これは合唱部の皆のお金で……」
金山「だから借りるだけだって言ってるだろ?」
清麿(やっぱり……)
清麿(……)
ルド『本当にただの馬鹿だと思ってるなら、相手の心配なんてしないんじゃないの?』
清麿(そうだよ、俺はあいつらのことなんてなんとも思ってない。心配だってする必要はない。だから……)
スズメ『高嶺君!』
清麿「……」
ガチャッ!
清麿「やめろ!」
金山「高嶺? お前、こういうことに口を挟むタイプだったか?」
スズメ「た、高嶺君?」
清麿「水野から手を離せ! このダボォオウ!!?」
清麿「ちょ、ちょっと……待……がはぁっっ!? マガッ!? マブゥ!?」
金山「おるああああ!
清麿「おぶううう!?」
スズメ「た、高嶺君、大丈夫!?」
清麿「そ、そう見えるか……?」
金山「水野、それ以上高嶺を殴られたくなかったらその金を俺に……」
ルド「渡す必要なんてないわよ」
3人「!?」
清麿(あ、あいつ、壁を登ってきやがった!?)
ルド「はぁ、迷った迷った……でも屋上っていうわかりやすい場所でよかった。一番上まで行けばいいんだから。流石にそれなら迷わないわ」
清麿「いや、今自分で迷ったって言ってたよな?」
ルド「と、とにかく! いい顔になったわね、清麿。やっと自分に素直になれたわね」
清麿「……」
金山「転校生ちゃんよ? 正義のヒロインぶるのはいいけど、俺は女だって容赦しないぜ!?」
スズメ「る、ルドさん、危ない!」
ルド「ん?」ガシッ
金山「!?」
ルド「言ってなかったっけ? 私は武術の心得があるの。そんな駄々っ子みたいなパンチなんて通用するわけないでしょ?」
金山(な、何だ、こいつ、ピクリともうごかな……)
ルド「女の子に手を上げるような輩は、反省しなさい!!!」
バキッ!!!
金山「っ!?」
スズメ「……す、すごい……」
清麿(……術を使わなくても、十分強いのかよ……そりゃそうか、魔物だもんな)
スズメ「た、高嶺君! ありがとう」
清麿「……け、結局、俺、何も出来てないし」
スズメ「そんなことないよ! 高嶺君、ありがとう」
ルド「……」クスッ
28 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:58:52.91 ID:1WSPtPja0
ルド「これでひとまずは事件解決ね」
清麿「俺は何もしてないけどな」
ルド「そんなことないわよ。水野さんも言ってたでしょ?」
清麿「……」
ルド「ところで、何か忘れてる気がするのよね」
清麿「そう言えば俺も……」
田中「授業を始めるぞー」
2人(まぁ、いっか)
金山「」ちーん
29 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:59:18.06 ID:1WSPtPja0
翌日
ルド「……すごい、人間界にはこんなヒーローがいるの!?」
清麿(……子供向け番組に夢中になってる)
ルド「ジョー、後ろよ! あぁ、あぶない!」
清麿(しかもうるさい)
ルド「あぁ、面白かった」
清麿「そ、そうか」
ルド「? 辛気臭い顔してるわね。昨日はあんなにかっこよかったじゃない」
清麿「あんなこと、もう一生やらん」
ルド「ふふ、どうだか?」
TV『ここで臨時ニュースをお送りいたします』
清麿「ん?」
TV『モチノキ町の甲虫銀行に、現在銃を持った二人組みが立てこもっています。犯人はかなり興奮しており、警察が近づいたら人質を殺すと訴えています』
ルド「モチノキ町ってこの町じゃない」
清麿「物騒な……」
TV『あ、ただいま人質の映像が入った模様です』
スズメ『……』
二人「あっ!!?」
清麿「あいつまたつかまってる!」
ルド「清麿、助けに行くわよ!」
清麿「こ、ここは警察に任せるんだ! 「プロのやり方」ってやつがある! 素人が下手に手を……」
TV『あ、犯人が発砲しました! 接近を試みた私服警官が足を撃たれました!」
TV『ケガ人が運び出されています! 犯人は人質を自分の周囲にたてのように集めている為、狙撃半も手を出せない状況です!』
清麿(警察が手を出せない!!)
ルド「清麿、早く!」
清麿「……」
ルド「……分かったわ、私一人で行く!」
清麿「っ……待て! お前一人じゃ、まず銀行までたどり着けないだろ?」
ルド「理由が少し気に食わないけど……走るわよ、清麿!」
30 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 03:59:45.09 ID:1WSPtPja0
銀行
犯人「オラァ! 警察! どっかで狙ってんだろ!? 狙撃して見ろよ!? 後ろの相棒が人質を殺すぜー!?」
犯人「どーせ俺たちはもう逃げられねぇんだ! 人集めるだけ集めて、テレビの前でてめぇらみんな殺して、俺たちも死んでやらあ!」
スズメ(お、お願い……誰か、誰か早く助……けて!)
ルド「通れそうにないじゃないの!」
清麿「わかってる、だが、下手に動けば犯人を刺激するだけだ。そこで……」
ルド「……つまり、今から3分後私が裏口の窓を割って侵入、とにかく注目を集め、その間に表口から清麿が人質を誘導、私が犯人を倒してハッピーエンドね」
清麿「……というわけだ、問題はお前が迷わずにたどり着けるかどうかだ」
ルド「さすがに見える場所へなら迷わないわよ」
清麿「……よし、なら早速実行だ!」
31 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 04:00:32.98 ID:1WSPtPja0
3分経過
清麿(……よし、計画通りならタイミングはいまだ)
警察「! 君、危険だ、戻りなさい!」
バッ!
清麿「皆さん、早くこっちへ……こっちへ……」
スズメ「高嶺君!?」←いる
犯人「な、何だお前!?」←いる
ルドいない
清麿(ルドおおおおおお!!!!)
一方、ルド
ルド「う、裏口、どこ? あ、あれ? じ、時間が……」
32 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 04:00:58.55 ID:1WSPtPja0
清麿(お、終わった、人間の、しかも普通の中学生の俺が銃を持った二人組に勝てるわけがない)
犯人「両手を上げてこっちへ来い!」
清麿(くそ……ルドの奴、絶対にゆるさねぇからな!)
ガシャーン!!!
清麿「!?」
ルド「あぁ、もうじれったい! どこからでも注目さえ集めればいいのよ、注目さえ!」
犯人「もう一人いやがったか!」
清麿(あいつ、遅いんだよ! ……ん、待てよ? 俺はさっきからあいつが銃弾が効かないつもりで話を進めてたが)
清麿(いくら格闘技が強くても、流石に銃は効くんじゃ……)
ルド「あんたたち! そんなものがないとまともに戦えないの!?」
犯人「うるせぇ! あいつから殺してしまえ!」
清麿(まずい、もしルドの奴に銃が効くなら……どうすれば!?)
清麿(……そうだ、念のために持ってきた魔本……!)
清麿「ルド、手を前に!」
ルド「!」
清麿「ザケル!!!」
バチッ!
犯人「がっ!!?」
ルド「……」
清麿「や、やった? っ、いかん! 直撃だ!」
ルド「安心して、出来る限り広範囲に広めたから、たいした威力じゃないはずよ。しびれて動けないでしょうけどね。でも、ナイス指示だったわ、清麿」
清麿「誰のせいだと……ん?」
スズメ「うわー! 高嶺君ー! 助けてくれてありがとう! 本当に怖かったよー!」
清麿「お、俺じゃなくて、ルドが……」
ルド「清麿が最初に助けにいくって決めたんでしょ?」
清麿「……い、いや、最初はお前が……」
ルド「細かいことは気にしない。それに……感謝してるのはこの子だけじゃないわよ?」
清麿「え?」
人質「助かったよ!」
人質「ありがとう!」
清麿「……」
ルド(……なんだ、そういう風にも笑えるじゃないの)
33 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 04:01:43.78 ID:1WSPtPja0
??「まったく、相変わらず、後先考えずに行動をするな」
??「だが、俺はまだ動くわけにはいかん」
??「俺とまともに戦えるようになるまでは、生き残れよ、ルド」
続く
34 :
◆8h20OrvZmnp3
[saga]:2016/12/16(金) 04:05:26.53 ID:1WSPtPja0
一区切りついたところで今回はここまで
日常回閑話安価を取ります
どのようなお話が見たいか書き込んでください
今回は「清麿とルドの休日」がテーマです。登場人物は清麿、ルド、華の3人までで
それ以外の安価内容の場合(例、一方ガッシュは何をしているか、など)は安価下にさせていただきます
内容次第では夢オチにもなります
では
>>36
さんお願いします
それではまた
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/16(金) 04:24:39.11 ID:E97SNTRZ0
華が作った料理を食べて感激するルド
清麿はいつも食って特別な量でもないので普通だと答えて華に怒られる
それを見て魔界の家族について思い出すルド
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