【Fate】2chAAで聖杯戦争 -安価とコンマあり- 8【再】

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270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 11:02:14.77 ID:vJkEf3uZO
>>269
最悪伏線回収しなければいいからセーフ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 11:17:14.59 ID:Oe2JVsqEo
コンマが荒ぶった結果設定が重くなってしまいエタっていった作者は数知れず…
272 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 15:18:14.28 ID:5M5buzxbo
このキル夫で完走は難しいと判断しましたので設定を簡易化させて再走しようかと思います。
判定値は全て受け継ぎます。では、再開します。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 15:33:03.95 ID:J+7sRzt6O
ファッ!?
274 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 15:41:31.95 ID:5M5buzxbo

突然だが、俺の身の上話をしようかと思う。俺は栄光名高きかの家の由緒正しき子だ。

―――曰く。魔法使いこそ排出していないものの、根源に最も近い家系。

―――曰く。かの家の庇護を受けた者は、豪遊し尽くしても尽きぬ財を得る。

―――曰く。失敗者の産まれない家。

この家に産まれた人間は、誰もが輝かしい実績を持つ。時計塔のロードに、アトラス院の錬金術師。

武を以て、原初たる根源に挑む奇特な人間さえ居る。表社会において名を知らねばもぐりと疑われる様な人間だって居る。

膨大な人脈と歴史を兼ね備えた、貴族の中の貴族。これが俺を産んだ家の評価。

だが、俺自身の評価は著しく低い。何せ産まれ持った魔術回路の質と数が平凡な魔術師以下なのだから。

魔術回路の数というのは産まれ持った才能の様なものだが、とどのつまり俺には才能が無かったのだろう。

俺の一番最初の記憶は、母の慈母深き笑みでもなく、父の厳格な背中でもない。

ただただ、俺を蔑ろにする虫を視るような冷たい視線を注ぐ血縁者たちだ。

悔しくて。俺を見て欲しくて。一心不乱で研鑽してみたが、実を結ぶことは無かった。


己の無力さに何度歯噛みしたか分からない。

時間だけが虚しく過ぎていき、遂には両手で数え切れないほどの年になった頃のある日の朝。

日課となった悪夢に溺れながら迎える朝に、利き手に違和感を感じた俺は手の甲に視線を落とす。

すると、不思議な痣が浮かび上がってるではないか。

刻印を受け継ぐような話は今まで一度も出たことも無かったので、これが何なのか俺には全く分からなかった。

数ある魔術書にすら記載されていた覚えはない。いや、見覚えが有るような……?

この程度の記憶しかないのであれば載っていたとしても、頁の隅に僅かに紹介されている程度のものでしかないのか。

無邪気にも俺は、父の元にこの痣が何なのかを尋ねるために走った。

まさか、この痣が原因で極東の小さな島国に飛ばされることになるとは、この時は思いもしなかった。
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 15:48:50.52 ID:Ymt5sonoo
魔術師生まれのボンボンがギルに好かれる要素なんかあるのか?
前の設定だとそれなりに境遇が特殊だったからギルに気に入られてもおかしくないけど
それでいて凛みたいに性格もギルとマッチしてるとは言い難いし何故好かれたのか違和感半端ないな
276 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 15:57:22.29 ID:5M5buzxbo

「……信じられん。まさかお前が選ばれるとは」

「どうするのですか?他の子ならまだしも、キル夫では力不足では?」

大きな卓を囲んでいた父と母が、眉に皺を寄せて何やら小さな声で話し合っている。

……何やら剣呑な雰囲気だ。胃が絞られるような緊張感を覚えて、身を竦ませた。

「―――キル夫。早速だが、日本に飛んでもらおう」

「は?」

耳を疑った。違う言語を投げかけられたかのようなショックさえあった。

冗談を疑ったが、父と母の真剣な表情がそれを否定した。

「な、なんで…」

「お前のその手に浮かんだのは、令呪というものだ。令呪というものは―――」

父から矢継ぎ早に語られるとある戦いの知識。

この手の甲に浮かび上がったものは、極東の国で開かれる闘争の参加権であり、武力を呼び出す楔となるもの。

そして、その闘争は勝者にはあらゆる願いを可能とする杯を与えられるが―――

「……生きて帰って来られる保証がない?」

「うむ」

当然の様に頷く父に、俺はハンマーで頭を叩かれたかのようなショックで身を貫かれた。

―――勝者には聖杯が与えられる。だが、敗者が生還した話は無い。

「触媒は此方で用意しておこう。喜べキル夫、始めてこの家の役に立つ時が来たのだ」


―――この瞬間に俺の運命は決した。思考は塗り変わった。

今まで、家の為にのし上がることを考えてきた俺が如何に下らなくて愚かな存在だったのか。

良いだろう。貴方達のために生きるのはもうやめだ。俺の生命の行き先は俺が決める。

始めて形成された反逆の牙を、隠しながらいつもの様に従順を装いながら父の指示に従った。
277 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 16:03:56.66 ID:5M5buzxbo
【冬木市 双子館】

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弋夕  Vリ  .:| | |  | |   |:::|   i i   l:: /| }^ヽ   /^\     }^}  | VV  :  i :  .|::::リ
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     /  r'"::::::/   / l!Yヽ、( l ( l 从 ー'  ヾ\`¨´//| / 、 ノ ,r‐i"::::::::::',
     V  l::::::::/   l i l l! _ノ人 ヽ .ト、__ `    ノ´l// l ) l'´l l|::::::::::::     ……それが、お前がこの戦いに身を寄せた理由という奴か。
     V ∧;;;;;V   ',l l人´ノ , ヽ \!    _     //,/ / i! ,' il |::::::::::::::::
      ∨  /::∨___V / ///  /!ゝ   `   ,イ ! /|  | i l,ノ:::::::::::/''     良いのか?お前が向かうのは聖杯戦争などという催しだけではないぞ?
.         ̄ |`゙'<:::::::::::`¨´:::`ー'/  / ト、 |>。  < |川/`| ,' |、 / l::::::::/´
         i  /i `゙'<:::::::::::::// ,/ li_ノ∧::: ,、,..=/! |::/|/  ヽ ノ>"       世界に糸を巡らせる巨大な組織だ。
         | /  \  ヽ::::/:::/ /::,、_`ー,=/У/ .} ',У.|::l |lVl `,/'"',
         |′    \. `''、/ ,ノ<//./! /t'.ノ'∪ゝノ!. |::l |l::il /  ',       γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
       /|  /     />":::::::`´!ノ.∪:::::::::::::::::::V |:::ゝ!::ゝ'.|   ',      |  .知ったことじゃないね。俺は俺のやりたいようにやるさ。  |
       ( |./    /γ´:::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::Vト、/`゙´ |   i      ゝ____________________________________ノ
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278 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 16:11:24.95 ID:5M5buzxbo

                        ,. < ̄ ̄ ̄`  、
                        , ´    ,,:,-、:r-、  ヽ,
                     /   ::::('ヘY ヾ  V  ヘ
                      /    ::∧ ヾ', Y V,,,,,, V
                    :'   :::::rヽ:::ヘ `     V/Y
                     i    :::::i_ ``         ' j.i
                      :   f ,=、`ヽ       7/         というかいつまでお前ここにいんだよ。
                    '    `''='-::::ヘ        }'
                   ./::i       :::ヘ      ヽ,         自分のマスターの所に帰った方が良いだろ、さすがに。
          , ----------< :∧ y、    :::ヽ      \
        /           ::::ヘ ヽ >- ___:::ヽ       \     γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
        〃             :::::ヽ `` ー‐イ_ィ`.、        \  |    急くな。お前が召喚した英霊を見てから我は帰る。    |
      /                :::::::>--:::::<:::: ::::::\       ヽ、ゝ____________________________________ノ
    , イ                             ::::::\
   /           ,,::'                        ::∧        いや、五輪書使って呼び出される英霊って言ったら分かりきってんだろ。
 /          , イ:::;:'                      :::ヽ
                                    :::::::ヽ      この国の最強の剣士『宮本武蔵』以外の誰が居る。




            ,..- ―   -=ミ
            /             ">、
          /     /  / / ./  `ヽ
          /       /  /彡シ 、/>'"  ∨
         ,i   >-、/  / 弋弌ミヽ/  / .}
.         /  .( ア i  /   `-' -=''"/ : .;
       / .∧ ヘ、n.l  .i        ,ゥミ、j/      それを見定める。確かに呼び出される英霊というのは決まりきってる。
.      /  i |  ミ□  .|.     ,__   >'イ ,'
     ,/ /| ! !i`i. !  |=i.  ∨ ニァ  i :       だが、我のように『在り方』が他と異なるやも知れぬだろう?
.    /./ / __,,z< !  | i   ` -'  ,.:::. :
   __>''"⌒  ~^''<_',  | !  ,,_  /:::i:: !       .元々二対の剣の戦い方で、ここまでの名を持つことになった剣豪には有るのでな。
 ア゚  ̄ ̄  ‐-  _   `*、|.i  /:::::::::.  i:::|:: !
W              、  `、, /=-ー:::::/::.:| :i       γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
.i{              丶 寸\\\:::...|:. .      |  ほーん。じゃ、呼んだら帰れよ。  |
八   ___           `マ>'、ノゝ'<|:::::i      ゝ____________________ノ
  \/⌒`` + _           }i:::::::::::::::::::"''<
    ヽ~ ̄~^ 、._`+_     /:::::::::::::::::::::::::::::::`      言わなくともそうする。
.   ノ,,_      ``+。_x<´ ::::::::::::::::::::..............._i-<
     jニ=-....._  /::::::::::::::::::::::::,..=-―''"´  }=、:::::`:.、
     |///////|::::::>''"´           ノ:. `゙''ー}
279 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 16:24:32.68 ID:5M5buzxbo

――――さて、双子館には現在俺とこの眼の前のサーヴァント以外誰も居ない。

寧ろ俺以外の誰かが居ること自体妙と断じても良い。

廃館な上に人払いの結界も貼って居るのに、何故このサーヴァントが偉そうに踏ん反り返って居たのかと言うと……。


この館を訪れた時に、このサーヴァントが呑気にソファに背中を下ろしてテレビを見て嗤ってたのが始まりだ。

廃館なのに何故電化製品を使えるのか。そもそも、なんでサーヴァントが居るのか言いたいことは腐るほど有った。

言葉を失って絶句してる俺をこのサーヴァントは、「む…」と言った後に立ち上がった。


身構える俺をよそに何かを手に持って優雅に歩を進めて来るではないか。

サーヴァントもいないというのにサーヴァントと戦う事になるとは、やはり俺の運命は呪われている。

などと思っていると、視界を灰色の何かが過ぎった。


「丁度よい。我の対戦相手になれ」

「は?」

サーヴァントが差し出したのは、戦闘に使う武器じゃなかった。

黒いものから伸びる線が有ったので視線で追ってみると、テレビの前に灰色の薄い横長の箱が置いてあった。

……知識が間違っていないのなら、プレイステーションだったか。


もれなくフリーズしている俺など露ら知らず。サーヴァントは、「良いからやれ」と言った。

断るとどうなるか分かったものでないので、内心冷や汗をかきながらコントローラを受け取った。

……ちなみにテレビゲームをやるのはこれが始めてだったりする。
280 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 16:38:53.28 ID:5M5buzxbo

最初こそは操作が分からなかったが、このサーヴァントが操作するキャラクターがどこか覚束なかった。

初心者である俺を接待しているのか……?良いだろう、その穴を突いてやる。

『そぉらそらそらそら!!!』

全身を無骨かつ輝かしい黄金の鎧で包んだ男が、無闇に飛んだ所を狙ったかのようにコマンドを入力。

俺が操作していた青いタイツの男が、紅蓮の槍を頭上で回転させると見事に引っ掛かった金ピカが高速で切り刻まれていく。

「おのれ!」
『おのれ!』

あ、シンクロした。

サーヴァントは画面の中に居る金ピカとは性別が異なるが妙に似ているなー。

地面に叩き伏せられた金ピカが、体勢を立て直す隙も与えない。更にコマンドを高速で入力だ。

部屋にカチャカチャと、忙しない音が響いた。


『いくぜ…!ゲイボルク!』

青いタイツの男の真名はクー・フーリン。アルスターの大英雄だ。なら、この超性能も納得行く。

何せ、この呪いの朱槍はダウン中の敵ですら捉える―――!

下に放たれた朱の軌跡は途中で抉り上げるような軌跡に変化。そして、金ピカの心臓を鎧ごと貫いた。


『K.O』

相当な重量を持っているだろう金ピカを、槍で苦もせずに持ち上げた青タイツが槍を引き抜くと同時に、俺の勝利を告げる審判の声が響く。

「勝ったぞ、俺はどうす……」

「おのれ狗め!おい、貴様!そのキャラは禁止だ!」

全く俺の声に耳を傾けないサーヴァントとの対戦は、夜深くまで続いた。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 16:43:59.89 ID:7VKmVip8O
アンコでランサー禁止は俺の家みたいで草
282 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 16:52:15.22 ID:5M5buzxbo

   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─



だが、何度やっても俺が勝つ。

金ピカは確かに青タイツに並ぶほどの性能はあると思うのだが、操作している人間が悪い。

操作によって石柱の様な剣を飛ばすスタイルと様々な武器を飛ばしながら超リーチの鎌を使うスタイルの二種類を使い分けることが出来るのだが、
このサーヴァントは何故か石柱の剣を全く使わない。

正直、財宝だけで戦うスタイルのみでも厄介と言えば厄介な程に強いが、鎌を使わないし鎖も使わない。

ただ財宝を飛ばすだけなのだ。遠距離だとハマるが判定は割と穴だらけなので、接近すれば後は殴るだけ。

更にサーヴァントがゲームで熱くなりやすい性格なのも手伝って、どんどん動きが読めやすくなる。

このサーヴァントさっきから、「おのれ」しか言ってないし。


何度目か分からない審判のKO宣言。遂に、サーヴァントがコントローラーを投げた。

壁をぶち抜いて、ゲーム機ごと飛んでいく哀れなコントローラーを見送ったあと、息を荒げたサーヴァントに首を動かす。

「………」

「………」

こんなんでもサーヴァントだ。過去に大業を成し遂げた英雄の一人。迂闊に刺激するような言葉は発せない。

よって否が応でも黙りざるを得ない。サーヴァントも火照りを鎮めたいのか、口を開かない。

身を裂くような静寂のなかで、シンとした音だけが聞こえる。
283 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 16:57:10.56 ID:5M5buzxbo

                    > ´  ̄ ̄ ̄ `  ┐
                     /            |ヽ
                    /   / ,          |  ',
               ,'     ,'  /  /   i   |   ,
                /    ,   /  /  / !   ,.   ',
              ,   ,: i   !  /_/  |  /   i  ,
             i  ./  !  .| ./|/|/ メ ! ./ ! / .i !      ちっ…もうあのゲームはやらん。
             |  / r |   |/ マ弋 iメ |/|/レ'  ハ|
             |   { !   {        ィ= |  /  !      だが、まぁ無聊を慰めることは出来ただけ良しとしよう。
             |   ハ _ト ゞヽ         ゝi !/
                  !  /   | |.      、 _  ハ
                ,  '     | | ヽ        .イトト-ゝ        ……おい、貴様!
             ,   __| |___ >.. __/i  |
             /    |::::::::::| |:::oi  {  ̄ioi |  !          γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
              /  __ri::=-::::! !::o|__ ー |:::!ー- | ...、       |  お、おう。なんだ。 |
           /,,.ィ´::::::::::://::| ;:::::::{ {  ヾ::\::::::::::::::\     ゝ____________ノ




                      __
                    /     `ヽ
                    ,      i    ,
                      !     !   ハ
                  トー'   <  /_レ'       ……見ての通り我はサーヴァントだ。
                     ゝ     7 {`〈
                  ノ  i    ハ. ∨        貴様は聖杯戦争の参加者なのだろう?
                /   ! |  ∧::}ヽ \
               / /./ ハ   ';:::/:ヽミ=- 、    如何様な理由でこの戦いに身を投じるのか語れ。
             / /:::/ /::::}  i  ヾ::::::::::',
              ,:  /::::::/ /::::::::', |ヽ  \::::::',
           /  /::::::::::; ∧::::::::::', !::::} ヾ=ミー-、- 、   我は敗者ゆえに、神妙に耳を傾けてやろう。
           ,: ,ィ{:::::::::::i  { ';:::::::::ヾ、::!ハ!:ハ:::::::::ヽ  \
           i { ヽ::::::::} ./  }:::::';:::::::\:::i ノ:::::::::::/ヽ. }
           | ヽ  \// /:::::::}:::::::::r''\:::::::::/  ノ/
           ヽ  二  ./:::::::/i::::::r''ミ:::::::ヾ 、  〃
            `ヽ}  ./:::;;;;/__/::::::ゝ- =ュ' ) ヽ. 乂
                ゞi::::::::i:::::::>=-::;;:::!
                    ';:::::::';:::::::::::::::::::V
                     i::::::::ヽ::::::::::::::::::',
                   |:::::::::::iヽ:::::::::::::::',
                       !:::::::::::| ∧:::::::::::::',
                     ';::::::::::| ∧::::::::::::',
284 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 17:02:54.54 ID:5M5buzxbo

              ... -――-
         ,.  '          `丶
       /               \
      /                   ヽ
      /        u              ',
     !                   ___,  、
     |               ヽリ___   `、
     l     ij                 ̄ ̄    ヽ     ナ、ナンノコトデスカー
     |                       /
     ヽ              f┬┬┬┬┬     γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
      ヽ         ij       ムエエエエエl     |   恍けるな。我の眼に見通せぬものはない。  |
       \                 /      ゝ____________________________ノ
        l ────――── ヽ‐''´
         r ───――────.\
         .ヽ      --  ..._ ` '-`/
        ../ -l          ` '' < \
      /    |           z 二-‐-、
      //    l           //   ヽ
     //    .|          / ./       \


そして、身の上話を無理矢理されて今に至る。

   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─

            , '´  ̄ ̄ `ヽ
           /         ヽ
            /            ',
            |            .i
         .l! 、__-、       '       しっかしアレだな。英雄ってのはアンタみたいに綺麗な奴ばっかなのか?
           l `ー¨‐'、  ´r ,ュ-ァ /
    `ヽミ、__{       ` ̄´ .,'___   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
      .\ニニニ',ヘ、_        ,'ニニニニ/´  |     馬鹿め。我が特別美しいだけだ。他の英霊どもと一緒にするな。    |
    ,. <ニニニニ!ヘ`ヾエェェェァ' /!ニニニニ> .,  ゝ______________________________________________ノ
  _/ニニニニニニl  ':,      //|/ /ニニニニ
''ニ/ニニニニニニニニlヽ `ー-- '/: : :|y'ニニニニニニニ  へー…そうかい。正直目立つし、俺も目のやり場に困るからそうなら助かる。
ニ/ニニニニニニニニ/!: : `ー―.:'' : : : : |ニニニニニニニニ
                             さて、英霊召喚に取り掛かるかね。
285 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 17:10:20.18 ID:5M5buzxbo

            ´ ̄ ̄ ̄ ̄ `
         /
        /              '.
.        /                     '
       |                 }                       素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
       i                「`f i ,、 i                            降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
                   、  `¨  i             (_ ̄`ヽ-、       閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
        '.          レェェェェリ             とヽ  `iヽ       繰り返すつどに五度。
        「三三三三≧ミ   ゝッェェェ           「ヽ と〉     {       ただ、満たされる刻を破却する
        |三三三三三三三三ニヲ-'/           { `ー ' ___iリ.
       人三三三三三三三ニ/一'            \_/___,}ヽ
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄`::.. ___          ヽ/::::::::::::::::::\
     ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::/:::::::::`¬..______}::::::::::::::-=ミ::ヽ
     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::ヽ:::::::::::i
    ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::\::::::}
   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
ー一'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_彡'
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::/:::::::/::::::: -――――   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 ̄{ ̄       ┌───────────────────────────────────────┐
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  }        │ 予め貰っておいた水銀と宝石を溶かした液体で描いた魔法陣の前に立って、           │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ  '.       │ .教えられた詠唱を唱える。その様を黄金のサーヴァントが興味深そうに視る。          │
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   〉       │  .……素直に吐露するのなら、このサーヴァントにここまでの情報を与えるつもりはなかった。  │
                                    └───────────────────────────────────────┘




                        -―-  .
                     /    `ヽ \
                      /   /     ', ヽ
                        / , i i   i    ',  ',
                   ,.イ i | { i ト、 } i  |   ,
                 / ! | ト、!从|ィfツi!  i  i
                     |  ハ泛ナ   |! 厂! ,
                     |/ヘ. ゝ  _ '  レ' ̄   ',
                      | }/ >.. __ .イ  |_ | |  ヽ
                     !     __i__ ,..ィ´::ト! !,,  \
                       ,    __}::::::::::::rくヽ::! !::::::ー-.、\
                    /  ,.ィ彡v-v iソ{人!::| |::::::::::;:::::`ヾ
                      / .r''::::::::::iイ{_/V:::::::/:::::! !:::::::/:::::::::::{ \      ┌────────────────────────────────────┐
                     / ノ::::::::::::::::::::/:::;;:::::/::::::::! !:::::;':::::::::::::::',   ,      │  けれど、このサーヴァントがあんまりにも真剣な表情で俺の話を聞いてくれるから。   │
               / r''ひ;v''⌒゙''tィ''´ ̄  ̄ `ヾ|:::::{::::::::::::::::::',   ,    │  .だから必死に自分を伝えた。最後には笑われないか不安も有ったけれど、        │
             /   };;ハ     ',      | |⌒';:::::::::::::::::::〉_ ',    │ .それでもサーヴァントは俺を見下すことなく、言葉を投げた。                 │
            、__  イ  ,. -=ミ:::::ゝ __ ィ  ゝ __ ..:':| | / ヽ::::::::/   ヽ    └────────────────────────────────────┘
286 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 17:20:55.51 ID:5M5buzxbo

―――そんな小さな事が堪らなく嬉しかったのだ。

                ,,..-――‐-..,,_
                  /  __     ヽ
             /     _ `ヽ    ヽ
           /:::::::  /´  ヾ      ̄ ',
             ,'::::::::::  ヽ  ゚      、__ i
.            i:::::::::::.      ̄        l       ――――告げる。
            .i:::::::::::::.  .lゝ、_________ノl.|        汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
             ヽ:::::::.:::.  ヾ WWWWWノ..l       聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
.           _,.::::::::::::... ``‐‐----‐''"  /       誓いを此処に。
.          / ..`ー::::::ー-..,,___     /         我は常世総ての善と成る者、
.          ,_/: : : : : .、_:::::::::::::::::::r‐''"´:|___        我は常世総ての悪を敷く者。
.     ,-‐'´/: : : : : : : : \::`''-..,, ヽ._: :|: : : :|        汝三大の言霊を纏う七天、
    /.-‐'´_``‐-、.、: : : :\、::::::::`''-':::ヽ| : : : i`ヽ    抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
   >: : : :_,,..-、: : : .``..''‐-..,,_\、::::::::::::::::|: : : /: : :|
  ノ: :''"´: : : : :_,,..-∠--、: : : : \l \::::::::/ヽ:./: : : :|
 /: : : : :__,,..-‐''" ̄ ̄ ̄ ̄ヽ__|_.\/   ∨ : : :|
 |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : :', ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
. \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : :〉____,,.-'、〉 〉      ┌─────────────────────────┐
    `''-..,, : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : :/、  \\\l_jヽ、   │  最後には、このサーヴァントと対峙することになるだろう。   │
.   ,-、__ ̄} ̄ "''‐-..,,__/___/ `''-、 ヽヽ'`ーヽ'    │  生命の奪い合いをしなくちゃならないんだろう。        │
  /: : : : : /: : : : : : : : : : : : : : :./     || ヽ-'  | : : ヽ    │ その未来を考えるだけで鼓動が高鳴る。             │
. /: : : : : ノ: : : : : : : : : : : : : : : : :.|       ||     |: : : : |    │  どうか俺の全てを受け入れて欲しい。今のように。       │
                                    └─────────────────────────┘


召喚に呼応して湧き上がっていた魔力のスモークが一層に濃くなる。
最後の一句を唱え終えたと同時に、スモークの中で人の形をした膨大な魔力の塊が現れたのが分かった。

不意にヒュンと、風切り音が鳴った。あれだけ多かったスモークは、その音に乗って払われた。
視覚を妨害していた煙をスラリと伸びた白銀の刃が切ったのだろう。

                            , - = = ‐- _
                        /         ヽ
                      ,            \  \
                        /     /       \ ',\
                        i      i  /  | | M  | i
                        i      |  i   /l | | .| | i      サーヴァント―――セイバー。
                      l      :|  i /弋ソ乂 l |
                     i    / |  |____.   .ノ./| |      って、離れてマスター!マスターの傍にサーヴァントが……
     ./                    〉  // i ::|: : :≧s。' { )ノ
     / ',.                 〈__/:::| : :i   ',: : : : :∧ ::\
     ,'  ',               / !:.|::::| 0:i  ヽ : : 〕iト  .:::\
    ,'   ' 、            i__ ,-':0-.‐八:i   :::ヘ : : : : \  :::\
   i'     i'            r '  ! : 八:::i ⌒ i    :::' , : : : : :\  ::::\
   i     i'        /ゝr ' :i :⌒|:::|:: : : ヽ     ::} : : : : ┐,ヽ   .::ヽ
.    ',    ',       i  _/|: : :i : : :i::::i: : : : ∧  :::/.:.: : : : :.| :ヽゝ ヽ :::\
    ',    ',       ./-〈 ./: : : i: 0:i::::| 0: : : :}  / | :.: : : : :|i|: :.∨ } }\ :::}
    ',     ',     .Y  〉,' : : : :i 八- ‐八: : :ノ / : :\ : : : |/: : :∨i l  )ノ
      ',     ',      ヽー〈 i : : : : : ⌒.|::::|:⌒: :// : : : : ハ : : : i : : :∨ /
     ',     ',    /  /| : : : : : ∧ i::::i  / : : : : : : :{   ' ,.: :i.i|.: : :∨ ./
      ',    ',.   〈--〈 〉: : :/::/ └l::://::==--==ゝ  ∧.レ : : : :∨ ./
      ',   ,   ',   \ ./ : : / :/  // /:::::::::。s≦/ ̄| / .∧: : : : : ∨ ./
       ',  ';;,,  ',    ' : : :/: :/⌒' | {  { : : : : : : : : ゝ-,'  ./ .∧ : : : : :∨ ./
287 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 17:25:28.73 ID:5M5buzxbo

           - ─ ==─ - 、
        ./::::::::::::::::::::::::::::::::    \
.       /:::::::::::::::::::::::::::: :         \
.     /:::::::::::::::::::::::::::::::             ヽ
    /::::::::::::::::::::::::::::::::           ヽ
.    |::::::::::::::::::::::::::::::::    {   οヽ::::::::: |
    丶::::::::::::::::::::::::::.               |      ――――な、に?
.   ...ヽ::::::::::::::::::::::::.     fェェェェェェ/
       \::::::::::::::::::::....   iェェェェェ/
       イ:::::::::::::::::::|::::::\ ゙_> 介/ヾ
     /::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヽ   }:::{|:::/!      ┌───────────────────────────────┐
    ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::ヾ...i::::}!:/::!     │  召喚したサーヴァントが何か言っている。だが、聞こえない。        │
   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::ヾ!::::}/::::!     │  俺は確かに宮本武蔵を呼んだ。ならば、何故女性が出てくるのか……!│
  ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\;;;>〃::::i     │  呆然と立つ俺を無視して、更に世界は動く。                       │
                                 └───────────────────────────────┘




                        /`               二二二
                        ! |                 二二二二
                     !`、  >, 辷><彡、 __    ゚。:.:  二二二二二二
                     ヽ.. ヽ、ヘ ヽ、__.ム{lニl}ヘ_     :.: 1二二二二二
                          ≧=、 __..:-、: :.、__.ハ!    :l レ/|二二二二
        .. ─              T{ニf:、_  ;<ニニニ7/∧  .′.イ |二二二
     /  -  、 ヾ\          r医Yハ_ノi≧=厶イイ//  .: . : ! |二二
    /..-==、   \ :. ゚:、         '、∀´Vニj}//ニニニ</!  :/   !二二二二      ほう、貴様がこの国最強の剣士か。
   .′          、v--rv  ..rzニニニi__.小.1!≧⌒´=¨1:  /    \二二二二
    l   ̄≧=-厶 ヾ lN、ー┴ト、' ニiニニ ニニニニl{-||     ..し′     \二二二
   ト、  >≠イ亦E从ハ.!、\Vニニ:!ニニニニ厶イ}{_ -‐=ニ ¨ `:.ヾ        \二二
   |! ≧=―≧      ト、\\ニニニニ、ニ!>' {l-l}   `ヽ             ∧二′
   '.辷≧=-イz、... /  /ヘV∧ VニニニニN、  _}_{     ト Nい      /二V 二
   !ヾー=ミ≧=-┬―::il|Уリニ匁、 `<ニ>zろ:{l-l}  ゚   '∧         /二二′ニ二
   ハ:.、ー=彡ヽ i|ハ:. Vリニ'ニニニ、示 てiニて r1ト     '//!|、人   /二二V二二二
       ̄   ゚'. lヘ 乂/!ニニ/: ::.!:. Y<ニ>!l-l}    .;°'/;。ト   ./二二二 '二二二
              从ハ  リニ!ニ7    .: lト、_、ミ、ト+'<      八/リ  .:./二二二7二二二
            / )∧Vニ ヘ.l!   ,.:    ̄ V:イフ′  ′゚  E .:./二二二 'ニ二二二
        〃  〃 イニニニ'ゝ-z彡  . :  !lT_}       タ V二二二V ニ二二二二
        /.  .゚   八ニ7.:゚ :; ト、. . . . 、ー==斗l_{彡ヽ   < __V二二二 ∧二二二二二
         /   イrへ. :.ゝ:.z<、: : : : : : :.ヾ/i_i トi !..ヘ..-‐=ニ ¨  ̄ ¨ ニ=‐-二二二二二
       i ̄ヽ′j:.. l! :、V:l||ハゝ_   __jニニ} l´ー=彡'´Σ¨ニ=‐-≧._    ≧._二二二
       |__ /rニニニ川 :,У:!川:ミ` ヽ ヾニ「lイi.γ´γ´  r'二二二二二 ̄ ¨ ニ=‐- ー=ミ
       |ニ!゙i 7ヽニニヘ_|ヘ l|: |:| |li-、__ _.ニニ|_Hj/  /   :、二二二二二二二二二二二:
       |´ |.∧   ̄ |  i |、:: !:iニニニ./γ⌒rAV_/   ..cヘ二二二二二二二二二二. :
       |∧ !′ヾ、 /.: :| !  <ニ7゙\ γヘ∀A_  。:´    > ´iヘ≧=--‐=ニ ¨  ̄
       |!1l |   71: i! |  {l:l} ヽ_彡-Vニニニ=!.j:N:、    /.::::::::| V: : :.||: : : : : : . 、
       || \\ 〃リ : ::   {:}  く 、__|ニニニ| H |ニニ\ ./\`:.:::::|  V: :.:||: : : : : : : : : : <
      l´||::.. \:Y/  |! :!   {l:l}  У。_Vニニ≧.| !´: : :iヲV.::::::.\ 、|  V: :||__: : : : : : : : : : : : <
    __ . |`ー=ミ_>  :|  :   {:}:   Y イ ヽニイ.|_ト. : : :ヽi≧=-―     \>;   . : . : : : : :    <
   \゙¨及ぅト.、 >ヘ  : :. :.   {l:l}  ノ  :N:.  リv/ :_:_:_:ふ≧、         匁|:. : . . . .: : : : : : . .    <

【直後ギルガメッシュ(プロト)判定 123:期待はずれ 456:ほう… 789:―――美しい】
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 17:28:37.94 ID:eZKBfOmDo
ほい
289 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 17:40:11.43 ID:5M5buzxbo

::          ::... ヾヽ     \ヽ                __                 ,r'/     ,r'ッ ...::
..::            ::::  ヾヽ     ヽヽ              >'::::::::::::::::::`┐                ,r',r'     ,r'ッ  ::::
、.              .:: ::.  ヾヽ     ヽヽ..::::::::::::::::....   /::::::::::::::::::::::::::::lヽ    .....::::::::::::::::..,r',r'     ,r'ッ  .:: ::.
 `'' -.ヘ         ::.  ::   ヾ     ..:::ヽヽ      ::::::.. i::::::::::::::::::::::::::::::::::|    :::.      ,r',r':::..     ッ   ::  .::
`ヽ、  `i       :::. .::       ..::::::  ヽ~!        l:::::::::::::::::::::::::::::::ハ!           !~,r'  ::::::..       ::. .:::
   .`ヽ、/        :::.......    ....::::     i \     |::::::::ゝ::::::::::::::::ハ        / i     ::::....    .......:::
             :::  :::::::::::::  ::::     ^¨i/_,.ィ ,::::::::::::::、:::::`:..-..:イ{__ ,,. _.       | i¨^     ::::  :::::::::::::  :::
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ヽ.         ....::::         :::::.... ::::..     ヽ '::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::\::::::::'/   :::::..  ..:::: ....:::::         ::::....         .,r'
  ` ヽ 、   ...:::             ::::.. ::::::::.....   }/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::ミi    :::::::: ..::::             :::...   、 ,r' ´
. - ,,_  ` ヽ 、_   ,ュ  ,,        ::::..      ゝイ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::ミi         ..::::       ,,  ュ,   _、 ,r' ´  _,, - .
    `'' - 、_  ` ''' ´ ヘ_||         :::       レへ ::::::{/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ      :::         ||_ヘ ` ''' ´  _、 - ''´
     ::  `''ヽ、  r-' i         ::::          /:::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::j       ::::         i '-r  、,r'''´  ::
      ::      \ 7 ノ        :::            ,.::::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::{ー-'       :::        !、 7 /      ::
     ::      !/| |         ::         /::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::{              ::         | |゙i!    ..::::
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      ::::..              ..::             ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',          :::..          .......:::::

物を削る音がした。

黄金のサーヴァントを囲むように、どこからともなく二振りの剣が顕れて床に刺さったのだ。

それを握り締めると、サーヴァントが俺が呼んだセイバーの懐に瞬時に飛び込み、剣を振り下ろしていた。

黄金のサーヴァントが振るった刃は神速であり、また太刀筋の整った綺麗な剣戟であった。

 ∨      /         /
  ∨     ,′       /
  ∨    ,'        ., '
.   ∨    .i.         /
    `ヽ.  .l::::::....    ′
 __   Y .!::::::::::....  ′
 \‐ ̄>' .!::::::::::::::::::,′                  __
   \ \  l:::::::::::::::::i ̄`ヽ、                /ヽ、  ` ヽ 、
    >ヽ.―.、::::::::::::::ト、ヾ.`、\   _      /ヽ   _,ィ    \
     ゝ、_ヽ(三ミ、:::::::ヽー、illi ヾ'ー'´ `ヽ、__/   ノ//´",  .,   \_,.
     トr'_, ̄ ̄¨`ヾ==>)il|  i: `ヾ! ,.,ヾ\ー‐ "',ゝイ' ""/ ./,',  ,  ./!
     ー゙-=ヽ._ _,  у/'ilil'   i!  il|.: : i|ヽ.ヾ.二;i.(/ ,./' ,、/'/ .,′ ,',′
    r―,―ヾヽ==''´彡':...: ,' ,  .: : :; ' ::.ヾ_ノゝ,′/!,ィォ'、メ' / ,./.i
_,-イ7i:ilii|:::::::::,ゞ==='、::::....ノ:.;....: .:',:/.., .::::┼',:i / /' '´ヾ'ノ'i!: /"., .i: i      …っと、いきなり命のやり取りとは穏やかじゃないなぁ
\ゝルーヽi!:::ィ='メ彡'´::::/.:,ヽ、__::,/.::::::'./ _」!-、,' /!ト、   ∧/! /'//|i
ノ´ ヾ.弋¨`ノ`'彡'!' ::::::!::::i!´ヾ、`、::...` ¨,、メ〉ィ'´」」/,'/.  .ゝ_...ゝ''//'/ リ      でも、サーヴァントさん?双剣での勝負なら私だって強いぞ?
/;:: '⌒`ノ彡'/´i|:: :  :: ,  ヾ` ゙' _メ'iゝ==‐',.' i ヽィ千 !,'./!'/i'./
/   匕;ノ';;;;;;;!!::.   .::i  .  、 `ヽノ/',!メ  /i !  i::i.!::.'/ ノ' リ
    心ヽ、;;;;;;;;\. .. ....:!:.....::、    ,'/ゞリ  /,'i |  乂!::/            ―――シッ!

交差する剣戟。鋼と鋼。それは大気を切るだけでなく、音となって夜を揺らした。

断りもなしに振るわれた無慈悲の一撃は、翡翠の気を纏った白刃に弾かれた。

人知を超えた戦いが、唐突に始まろうとしていた。

【直後戦闘判定 1ほどギルガメッシュ有利 9ほど武蔵有利 天眼+2 全知なるや全能の星-2】
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 18:03:42.01 ID:JEGo3Slp0
まずはお戯れか
291 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 18:14:47.26 ID:5M5buzxbo

ギリギリと鍔迫り合いをしていたセイバーと黄金のサーヴァント。

踏み込んでいた足が床を凹に減らす様から剣戟の苛烈さが覗える。

???「膂力はそれなりに有るようだなセイバー!」

セイバー「それはこっちの台詞!セイバー以外のサーヴァントで、こんだけ綺麗な剣を打ち込んでくるなんて…!」

笑う黄金のサーヴァントに、渋い表情のセイバー。二人の様子は対照的だった。

???「だが―――技はまだ甘い!」

今までの鍔迫り合いが嘘だったかのように、あっさりと身を引く黄金のサーヴァントに、セイバーは釣られてしまった。

一気に姿勢を傾かせるセイバーの剣から僅かに力が抜けていく。

それを、狙い澄ましたかのように黄金のサーヴァントが、剣の柄を押した。

セイバー「チッ……!虚実を交えた剣すら教科書みたいに綺麗ね…!本当にどこのもんよアンタ!」

剣を交差させて、その打撃を防ぐが吹き飛ばされたセイバー。

彼女を追うように黄金のサーヴァントが床を蹴り、凄まじい速度で追っていく。

黄金の残像が、流れる河のように伸びていった。

【直後戦闘判定 ファンブル-1 天眼+2 全知なるや全能の星-2】
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/02/07(火) 18:19:57.95 ID:tIbKMEqg0
ほい
293 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 18:31:12.94 ID:5M5buzxbo

疾風怒濤―――護りに入ったセイバーに、二振りの剣が舞うように叩き落される。

辛うじて軌道の先に剣を置いて耐えていたセイバーだが、遂に限界が来た。

???「……ふん、その程度か。これで最強の剣士とは笑わせる」

笑みを無くした虚無的な貌を浮かべたセイバーに、致命的になるであろう剣が襲いかかる。

セイバー「――――閃いた!」

???「むっ…!」

だが、その剣がセイバーに傷を負わせることはなかった。唐突にセイバーの存在が消失したのだ。

さすがの展開に刮目する黄金のサーヴァント。その背後には、紅蓮の剣気を纏った剣を構えるセイバーの姿が在る。

セイバー「無を以て空に至る。アンタの言う通り空位には程遠いわ。それでも、こんな芸当は出来る!」

この異常な回避を可能にさせたのは、セイバーの持つスキル―――無空が有ってのもの。

しかし二度目は通用しない。故に、この一刀で相手を打ち倒さねばならない。

大きく掲げられた紅蓮の剣気を乗せた剣が、勢い良く振り下ろされる。

【直後戦闘判定 ファンブル-1 夢空+1 天眼+2 全知なるや全能の星-2】
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/02/07(火) 18:32:21.91 ID:tIbKMEqg0
ほい
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/02/07(火) 18:33:18.31 ID:tIbKMEqg0
ごめん武蔵ちゃん、コンマ調子が悪いのよ
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 18:36:51.14 ID:7VKmVip8O
強すぎ草
297 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 18:43:51.85 ID:5M5buzxbo

セイバー「う、そ……」

決着となるはずの一撃はしかし届かない。

縦に裁断するはずだった肉は、黄金のサーヴァントが頭上に置くように伸ばした剣に阻まれている。

セイバーはまるで悪い夢を見ているように、顔を歪ませた。

???「――――最大限の隙を活かした最高の一撃だったのだろうよ」

???「だが、それがどうした。やはりお前はその程度だ」

剣を防ぎながら悠々と立ち上がる黄金のサーヴァント。

セイバーは今もなお黄金のサーヴァントを斬るために、剣を握る手に力を込めている。

それでも黄金のサーヴァントが置くように掲げている剣を弾くことさえ出来ない。

圧倒的だった。技でも力でも、黄金のサーヴァントに届かない。

今まで幾度となく絶望的な展開を引き寄せてきたが、ここまで力の差を感じたのは始めてだった。

???「―――ふんっ!」

黄金のサーヴァントが、セイバーの剣を払った。そして、振り返りざまにセイバーを斬るために、もう片方の剣を袈裟に落とそうと―――

【キル夫選択 1:令呪を使う 2:令呪を使わない 下1】
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/02/07(火) 18:50:03.84 ID:tIbKMEqg0
1
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 18:55:03.40 ID:JEGo3Slp0
姫ギル自体は味方...?だし、勝ったら帰ってくれるんだろうけど
300 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 18:56:53.14 ID:5M5buzxbo

    ’,___/       /              ̄ ̄ ̄
     '::::::/       /          /         \
|     ∨       /`ー――――...、 /               ヽ
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 \       `ー   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/}:::∨/////7、   、
   \      /{\:::::::::::::::::::::::::::::::/::i::::::∨//// /   レYVVVV      チッ……!『躱せ、セイバー!』
    \       |  ヽ::::::::::::::::::::::::::::_リ::::::::∨/イ_/    \vvvv
           |   :::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::/>  ___ /´
           ,   ∨:::::::::/::::::::::::::::::::::/_/     //
          〈     ∨/::::::::::::::::::::::/ 〈 ∨  /__/
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 ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::\    }/            〈  〈:::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::〉
       `¨¨¨´ \_ノ'             〉  〉::::::::::::::::::::::::::}:::::::/    【令呪3→2】



       .'´ ̄ ̄ ̄`ヽ、
.      /         `ヽ.  .(Y.! ;
   /           ゙ヽ.i、__rl |、 .
  ,.'/ ./  ,  ,    、  、.i 、 ノ i ドi! {
  ,'/ヘ. /  ,' /, 、i、 . i!i ,i i:ヾi ' /i!.;
 /  ヘi  i i. i i トi;i i ,i,レ,ィi'i:. 〉ミ、/'´i :    ,ゝ、     た、助かったわマスター…。
   /:i! .l |. l l l! |iルレ.从li |/. :ヾ゙iゝ!    .|はi
.  /. :iハ .|、!、 i i、 i! リV!/!ノリi!!: : : ゙ル'イ‘   i ぁ.|   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
  /. : :ヘ!、、!ヽi、、トf二`i'イ!:ノil i|: : : :.〉: | ;   ゝ‐'    |   ……ふん。いきなり消えられたら困るんだよこっちは。   |
  ヾ=、: :!:ハ. ト.!=ヽ`¨!´メ)/. l| i!: : :./; :ノ          ゝ____________________________________ノ
   \: :ヾ:ト. !:!: :ヾ'-'、/. : |! i!:./,:'. |′ ,ゝ、
    `>、:|i! |: : : : : : :ヾ、: :i|! i!.: /: : :!{ .|はi        面目ない……。
    ,'. : :l|! !: : : : : : : :ソ. :ii!i |:/. : : :!.; i ぁ.|
     i: : : !|l |,ゝ‐‐、_,ゝ'"!i | !: : : : :|., ゝ‐'
     |: : :.|!i .!、:/メミ_彡ノi |!.|: : : : :!;
    〈: . :ノ'i .|‐゙ィi;;;;|;;;;;/.;;'/i |:i|: : : : :| {
    i!: ;'/ノ |: : |;!;;;|;;/;;;'/;;;| !:i!: : : : :!.;


【ギルガメッシュ判定 失敗で戦闘続行 成功で撤退 キル夫+2】
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 18:59:33.86 ID:Br6aJf/VO
302 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:12:44.07 ID:5M5buzxbo

                    > ´  ̄ ̄ ̄ ̄ `<
               /  ,  /     囗 ロ   。
                 /    / ./       ロ []      ロ      。
                  ,   ,  /      i    ロ ロ   ロ           ロ
              |    i  {    /    |    囗ロ []  []        ロ
              !    |  ! i /! ./! /i  , / [] ロ    囗    []        ロ
                ハ   !/__!/ .レ .| ./.ィi/i  □ □ []   ロ
                ,  / rヾ!   代iナ`゙  j/ゞ' !  囗 []   ロ    []             ふん、萎えたわ。
            /  /  ゝ,, ヾトヽ        ハ   [] ロ  []   。            。
              /  /    `¨ i     , ィ イ ヽ 囗 ┌┐[]   ロ    ロ         大きな波の畝りに逆らおうというそこの馬鹿者はともかく
          ,        r<!__ `>:. _ イ    \囗└┘  []   ロ             セイバーよ、貴様には失望したぞ。
         /        ,.}::::::::::8::}  {  /::::..、    囗 ロ    ロ
       /       ,,.ィ´::::::::://-=..、 `ヾ:::::::i:::.   □ []   ロ     。
      /    /     ,::::::::::ヽ厂:::::::::::::{-、 '  \!:::〉  囗ロ  。                  剣士として最強の名を持つというに、我に『剣で』敗ける始末。
             /    j::::::|i:::::::',::::::::::::::::ハ     〉ミ、    ロ ロ
         /   ,.ィ:::r=ミ::::::::}::::::::::::::::ハ 、`ヽ. // ヾ:.、  ┌┐  。                貴様は本当にかの剣士だったのか?
           /::::::::::::::::::::::ソ:::::::::::::::::} } ヾi !〉〉  ';:::! └┘ロ
          /::::::::::::::::::::::/:::ヽ:::::::::::::| |   メ'/   i::| 囗ロ                   まぁ今となってはどうでもよい。
        /::::::::::::::::::::/  ';::::::::乂:::::::| |  ノ }}、  ,イ::!
          /::::::::::::::::::;;.イ    ';:::::::::::「i::::| | ´  リ   !|::|
       {::::::::::::::::ミi        }::::::::::j j::; ,'  ≠   / !::!




               __
              /  .....:\
             /     ...:::::\
            /       ...:::::::ヽ
.           |   (●) .:(●)::::::}     ……帰るのか?
            \_ fェェェェェェy:::::/
         /:::|::\゙_>介 √;ヽ,    γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
         /:::::::::\:::ヽ };;{ |::〉;;;|;i    |   名残惜しそうに我を見るな。   |
       ./::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ;}〃;;;;;|;;|     ゝ____________________ノ
.     /::::::: :::ッ┐:::::::::: \>' :;;;;;;;l;;;|
  ../:::::::::; -" .|::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;;l;;;|      そんな顔してたのか?それなら失礼。
 /::;__;/     |:::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;|;;;|
〈`_,,ノ        | :::::::::::::::: ;;;;;;;;;;;;;;|;;;|      しっかし本当に好き勝手して帰ってくんだな。
           .| :::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;}
           ,ノ:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;k 〉
         ゙「::::::::::::::;;!;;;;;;;;;;;;;;;{~
           |:::::::::::::;;;;|i;;;;;;;;;;;;;:|
            |::::::::::::;;;;;|i!;;;;;;;;;;;;;|
.          |:::::::::::;;;;;;|i!;::;;;;;;;;;;}
.           |::::::::::;;;;;;;|i!:;;;;;;;;;;;:|
303 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:17:39.00 ID:5M5buzxbo

                    > ´  ̄ ̄ ̄ `  ┐
                     /            |ヽ
                    /   / ,          |  ',
               ,'     ,'  /  /   i   |   ,
                /    ,   /  /  / !   ,.   ',
              ,   ,: i   !  /_/  |  /   i  ,
             i  ./  !  .| ./|/|/ メ ! ./ ! / .i !
             |  / r |   |/ マ弋 iメ |/|/レ'  ハ|     我にもマスターは居るのでな。
             |   { !   {        ィ= |  /  !
             |   ハ _ト ゞヽ         ゝi !/        先程から念話で煩いので元居た場所に帰る。
                  !  /   | |.      、 _  ハ
                ,  '     | | ヽ        .イトト-ゝ
             ,   __| |___ >.. __/i  |          だがそれはともかく、明日も我の対戦相手になれ。
             /    |::::::::::| |:::oi  {  ̄ioi |  !
              /  __ri::=-::::! !::o|__ ー |:::!ー- | ...、
           /,,.ィ´::::::::::://::| ;:::::::{ {  ヾ::\::::::::::::::\
.



                     ヽ
                       ヽ
                            V
                 .          V
         _                V
        /:.:.:.:.:.:゛ゝ               .V
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       /////  :|        |;|   ヽ : : : : : i
     ./////、  :|        |i|∧    V:.:.:.:.:.:.|
     i i/////>、 V        {i{ }    .V:.:.:.:.:.|
    .i |///////,’ ヽ       ヾ、'´y 、 ,-}i}:.:.:.:.|       何言ってんだお前
    i |////////>  ヽ     ヽ  {/:::;:;}ii|::::::::}
    i |//////////ゝ ヾ      ミ、 {:::似/::::::::i       γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
    i |////////////> V     ミii}:::;/:.:.:.:.:.:i       | ここに目を付けたのは我が先だ。ならば、ここの主は我。 |
    i ∧///////////エ V     ミy’:.:.:.:.:.:.,’      |  何より我は退屈している。今日のように娯楽に付き合え。 |
    i  V//////////エ. V       : : : : :/       ゝ____________________________________ノ
    |   {///////////}:  V     : : : : :/
    |  く//////////:∧:  V       : : /          明日になればまた来るってか……頭が痛いな。
     .|   }///////////}  }      :/
     |   ヽ///>´{⌒~:}  |     :/
     .}    }//{´  `¨´:}  }   /
     |    ,’‐┘      ̄ー ´
 ___}.-‐'
304 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:19:26.70 ID:5M5buzxbo

                 > -- ―- ..、
                /         ` <
                /    /         \                    .. -― -
                ,    /    /i!    ヽ   ヽ              > ´
               ,   ,'  / / | i!.   ',   ',           > ´
             i   {  ,  / 、.! ノ|   |  |  }       > ´       _
             !  .ハ |/_ .レヽ   .ハ  ! ,     > ´       > ´  `ヽ
             ,'   { | | ヾ乏メ// .-/- }  /  > ´         .イ
               >=.! 人  _ノノ_.ィ赱 .ノ ./> ´          /
              /  /::、:::乂{!     '   ,.ィ,.r<          /
           /  /:::::::ト、:::::\\` ´イ  / ヽ       _  イ
          ./  ;::::::::/ ハ:::::::\!¨i´_ { |   `.>--<r-、-r v!
          ,:   i:::::::{ {::::::ヽ::::::::::> ー=ミ.、!  ./    j 7 ゝ'}ヽ
            /    |:::::::| |:::::::::::}:::::{ { `゙'' ー- /      /     .ゝ}
        ,      .|:::::::| |::::::::::i:::::::! !乂____ 、 i    _入      /
       /     |:::::::| |::::::::::|:::::::| |: : : : : `キi >.::´:::::| i    /
     ./イ   i     |:::::::| |::::::::::{:::::://: : : : :>.:'::::::::::::::::::} }__.. <  ヽ
         |   .!    {::::::::| |:::::::::::}>.:::::´:::::::::::::::::::> ニニ, ハ       ∨
         |  |    、:::::乂ー_ ニニニニ/ニニニニニ 彡.:':::::::/ /{:.,         ∨
         |       }:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::く_/ ! ',          V
         |       ',::::::::::::::::::::::::::::::::>-― ''"´ ̄    i! ヽ        ∨
              ヽ::::::::::>.::::´:::::::::::::::::;        l  .\      ∨
               }: ̄::::::::::::::::::::::::::::::/         |  i! \     V
          i    .i    〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::/          !  !   ∨.    ∨
          、   |     }:::::ー--..::':::::::::::/             |  i   ∨.    ∨
         ヽ.       i:::::::::::::::::::::::::::::/i           !  !    V    '.
          \    j::::::::::::::::::::::::/:::|              ,  ′   _j    |
              } \  {:::::::::::::-=彡:::::::::::!          / /    /     i
           ',  ヽ. ';:::::::::::::::::::::::::::::::::!             , ..イ    ハ      }
            )   \::::::::::::::::::::::::::::::|          / ´ /   / .',      ,
         ー=彡ヘ  }   }!:::::::::::::::::::::::::::;      .. イ   /    ゝ イ}    ./
           __ ノ __彡人\::::::::::::::::::::/` ー-=≦    /      |!   ,
                  `}:::::::::::::彡'__ ,,.. -― 彡        |i   {
                   ´ ̄ ̄´                   ,   乂
                                            乂____)

【黄金のサーヴァントは去ろうとしている…他に何か言うことはないだろうか】

【会話安価 下1〜2】
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 19:25:38.17 ID:QhuynX78O
特になし
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/02/07(火) 19:26:43.65 ID:tIbKMEqg0
所で俺の記憶が正しければギルガメシュて英雄は男だったと思うが、何で女性何だ?
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 19:29:45.80 ID:7VKmVip8O
あれ?名前バレしてた?
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/02/07(火) 19:30:47.97 ID:tIbKMEqg0
うん、ギルは自分で名乗ってるよ
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 19:34:50.32 ID:7VKmVip8O
リセットされてるから今のキル夫は知らないよ
310 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:38:55.24 ID:5M5buzxbo

        , ――‐--- ミ
         /          \
       '       \     \
.     / / /       ト     、\
    / /    | :i  :|  |ミ\_ \\
.   / i   | | |从 :|  |rj )ー―――=ミ
   '  、: | | l:::::∨|  | \   _,,.. -r  ̄ ̄)        ……待って。アンタ、私の正体を知ってるかのように喋ってるけど、どうして。
   {   i |:从j::::/ |  | /::〉< :. :. : \ー \
      j| |:{:i:i|:i个-|  |'i:/:/ ̄ ̄:.\_|\---へ      γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
     八 :i\:i\:i:|  |⌒i:i :. :. :. :. :. Y:|:. :|\人__)    | そこのマスターが五輪書を使っての召喚なら、宮本武蔵以外は有りえぬと言っていた。 |
       \   ー :|  | ,.:.|:. :. :. / : | |:. :|:. :.V八ヽ   ゝ______________________________________________________ノ
             |  | }:/ ̄ ̄ :. : /: |:. :|:. :. ヽvへ
           , ― _|  |_{/___:.:/: : |:. :|:. :. :. :.乂 )   えっ…マスター、それ本当?
        /-=ニニl   /:::::::::::::::::::::: i\|:. :|:. :. :. :. :.{ )
         {-=ニニl  ,:::::::::::::::::::::::::::} ノ: /:. :. :. :. :ハへ
         、-=\_| /-========へへ:./ ̄ ̄:. :. }_ノ
.           -=ニ| {///////:. /-=}:/:. :. :. _:. :.:∨)
             -ニ| L二二 ) 7-=イ:. :. :./////\:}へ
           \| 7//// } 人-=---/////////,ヽ人
             | ,' /////r-=二|: :. {//}//|///|/∧ ノ
             | i/////∧-=ニ:| : : :. : ///,l//r'⌒ヽー┐
             | |////, i:. \ニ |:. :. :. :.\//べ i  |  |
           /| |/////-―… |:./-=ニニニ }|  V^7
           /-=「o ̄ ̄ヽ-=ニニニニニニ=-‐へ   、{___
.        /-=ニ7-====ノノ-=ニニニ=-‐ 人_:. ∧  V:. 人
        {-==ニ/⌒ー⌒}-=二=-‐r:. :|:. :. :. :. :. :/ ∧  }_:. \
        、-=ニ} i ハ i ノ-‐-=ニ ノ:. 人:. :. :. :/:. :/:. ヽ.イ:. :. :. :. :\




              ... -――-
         ,.  '          `丶
       /               \
      /                   ヽ
      /        u              ',
     !                   ___,  、        あー…それはだな。
     |               ヽrュ__   `、
     l    ij            , , , ̄ ̄    ヽ      .俺がこの館に来た時には、このサーヴァントが居たんだ。
     |                       /
     ヽ              f┬┬┬┬┬        そん時に俺の話をすることになってな。当然、セイバーも居ない時に妙な嘘は付けないし。
      ヽ         ij       ムエエエエエl
       \                 /
        l ────――── ヽ‐''´          嘘を言おうものなら、どうなるか分からなかった。
         r ───――────.\
         .ヽ      --  ..._ ` '-`/         .だから、色々と話しちまったんだよ。
        ../ -l          ` '' < \
      /    |           z 二-‐-、
      //    l           //   ヽ
     //    .|          / ./       \
311 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:43:25.31 ID:5M5buzxbo

                         _,..-―‐-=ミ
                       /⌒ / l   、 `゙丶
                      ノ , / 人   ', ヽ   ヽ
                     / ./ / ,/ i!\ l i | i  、.Y
                     / / i /^| .!ト、__V、l | |     ',
      ,.x< >‐r‐、_ _,,,、_  //,/  !|ル'ト、八 ,ィrt‐x ァ! i | }   ,.x<
     /  r'"::::::/   / l!Yヽ、( l ( l 从 ー'  ヾ\`¨´//| / 、 ノ ,r‐i"::::::::::',     ―――ほう?我の記憶が正しければ、嬉々と語っていたように見えたのだが?
     V  l::::::::/   l i l l! _ノ人 ヽ .ト、__ `    ノ´l// l ) l'´l l|::::::::::::
     V ∧;;;;;V   ',l l人´ノ , ヽ \!    _     //,/ / i! ,' il |::::::::::::::::    我の見当違いか?
      ∨  /::∨___V / ///  /!ゝ   `   ,イ ! /|  | i l,ノ:::::::::::/''
.         ̄ |`゙'<:::::::::::`¨´:::`ー'/  / ト、 |>。  < |川/`| ,' |、 / l::::::::/´   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
         i  /i `゙'<:::::::::::::// ,/ li_ノ∧::: ,、,..=/! |::/|/  ヽ ノ>"     |   ……くっ。  |
         | /  \  ヽ::::/:::/ /::,、_`ー,=/У/ .} ',У.|::l |lVl `,/'"',      ゝ________ノ
         |′    \. `''、/ ,ノ<//./! /t'.ノ'∪ゝノ!. |::l |l::il /  ',
       /|  /     />":::::::`´!ノ.∪:::::::::::::::::::V |:::ゝ!::ゝ'.|   ',




            _ノ  ̄ ̄ ``〜、、
          '"           ``〜、、
       /              \ <⌒ \
.       ,                \ \
      /  /        ハ:/:.     \ ヽ
     '      ' i   |  :i'^⌒^:          ',
    i    :i  i :l   |  :|   |     |     ',
    |   /|  |_八  |  :|   |     |:    }
    |  ,__|   ィ===ミト -|  ,. |从一 |i    /      ……それで、私だけ一方的に知られてるって酷い話よ?
    |  ,.:ハ| -《 V Jリ `\|  ィf示_ :八   ,
    | 八 :|  j| ¨¨`      ゞ-' | /'     i      γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
    | / |`|  i八       ,      j' i  '|:  |      |  い、いや…そうなんだが…   |
    v  j|:i .   }ゝ         ,: | / |i  |      ゝ__________________ノ
    /{  ,:i:i:ii   ヽ    ̄  `  イ  |  从 〉
     ∨:i:iノ|    V>    イ:i:ノ:  |   | /       殺し合いだからある程度は割り切るけど。
     {:i:|' : | |  i、_  `7´:``〜、、 |   | ,
     〉人:.:| |  |: : 〕 {: : : : :〕:. : :\  /         でも、不公平だから名を尋ねても良いかしら?

                                  もちろん答えないっていう選択肢も有り。

312 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:51:49.74 ID:5M5buzxbo

                ,ィ
            __/ /)   .> ´  ̄ ̄` <
           / ニニア ァ /         \
            __i }, ./ /            ',   ',
       ,,..ィi ー- ..,, ノ    /  /  /    i   i
      i:::ー-- =彡!  ,'  ,'  .i   i    !   !
      |:::::::::::::::::::/   ,  | . | ! |  !  ハ!. |. ,
      j:::::::::::::::::/   !  | i ト!ヽ!ヽハ /ィァ !/       我が拝謁の栄に浴すだけでなく、剣を交わしてなおこの面貌を見知らぬと申すか?
      ,:::::::::::::::::/     ,   | ム ヽ=zzァ   ゞ'ハヽ
      /::::::::::::,::::i   ./    !  }}ヾ   、 _' ハ⌒゙       ……だが、そこの馬鹿者の顔を立てるために名乗ってやろうではないか。
     ,::::::::::::::::::/   ./  ___/ r:||__.> __ ..イ-、 ',
     }::::::::::::::イ:ー--=≦::::::ヾー'::||:::::8::} { ヾi:::/ー-、
     `''<:::::::::::::::::::::::::::\::::::ヽ::||:::`''7  _く:::ヾ:::::}:',     感謝に打ち震えろよ?セイバー。
        `''<::::::::::::::::::::::::::::::::::!!:::::::{ ` ′ }:::::∨::::〉
           `/ ̄ ̄ `ヾ::::ノ::||:::::/、   _ノヽ::::',:ハ    我が真名はギルガメッシュ―――偉大なる英雄王である。
            /      }:::::::::||::::::} ー、ヽ}  ';::::',  ,
           ./        !::::::::i!:::::::|    }.   ',::::i  ',   華の如き数多ある英雄の頂点に立つ者の名だ。
         ,        }:::::/八:::::!   .イ、 __..ィ:::!  .',




                __
              ,. ´      ̄` 、
               /            \
           /               ' ,
            l                  ,
             ノ  r, ァ ァ             l     古代メソポタミアのウルクの王か……!
         「    < ノ              l
            }                    /      ならセイバーを圧倒する身体能力も頷ける。
          ゝェェェv、             /
          !     `          /
          ` ‐-ー、        ,イ          ……俺の記憶が正しければギルガメシュって英雄は男だったと思うが、何で女性なんだ?
                 }      {  .
               f       ノ{
             /´  __  /   'ヽ,
             ./´ ̄ ̄         \
            /                 ヽ
              i         {         ',
             i          |         i

【直後判定 1234:飲む薬を間違えた 56789:知らん】
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 19:52:21.09 ID:vqekONN8o
なんでさ
314 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 19:59:55.24 ID:5M5buzxbo

                         ̄``ー…‐-ミ
                  ,  ´            \
                 /                \
                                    \
              / /     /          ∨     \
              / /     /    :.        ∨
             / /  /  / |  | :,  ,      '.      |
             / /  /  / │  |  |i ′   :.  |i、     |
            / /  /  /  |  |  |i  '.    :.  |i \  \i|
            / /  l\ /l,  |  | 八 ∧    :  |i  `ト __ >
             / イ .|  | _メ廴  |  / /  ∨_ム斗 : 从'i\{   i
          /  } |  | 乂frッ ! / j/-=≦斗rァァ .: /  } ト }   |     知るか。我は生涯男性だった。
                | .ハ i!从   ヽ|∧/  ソ ゞ゚'’ ノ   , ノ ソ八 ',
            j/ ∧ {  \  j        / / /ムイi.__   ',    様々な神が跋扈した時を生き、様々な神罰を見てきたが、この事態は我ですら理解が及ばん。
            / , j/ `ト-`         /イ  / ,{ | |  i   ,
               /   i!  { 込  、_         ノ ./  | {_{_}.   ',   聖杯がそういった趣味を持っているのかもしれぬな。
          / ./    |、 ',  ゝ  ̄__ ー‐'  / /   i|∧   i     ,
           /       | \ ヽ__.,へ     , イj/l  ノ|/\  |
.           ′, -‐…,   }__/i:i:i:≧≦   ’ |  l {i:i:i:/ヽ |     ', 今まで星の数ほど女を抱いてきたが、よもや抱かれる側になろうとはな。
        / /i:i:i:i:lilil/  ./i:i:i:i:{i:i:i>''{      {  ',≦「lili|       ,
       /i:i:i:i:i:i:i:i:l/  /i:i:i,. -{i:i:′ }    rー‐',  :、lilililil|-、      .だが、女というのもこれで中々悪くない。
       /i:i:i:i:i:i/i:i:/  /i:>'。oi{i:{  /    |:::o::::|ヽ  \くi:i:i:iミs。
     /i:i:i:{i:i:i:i/i/ />。o1i:i:i:i:iV{ /   /__」:_:o__|>\   寸i:i:i:i:iミs。   少なくとも我の美しさは欠片とも損なわれていないゆえな。
    j{i:i:i:i:|i:i:i/ /s1i:i:i:i:i:i:i:i:i:i//  _| ̄|><i:i:i:i:i:i:i:i\   \i:i:i:i:i:i:
    j{i:i:i:i:/ 。s1i:i:i:li:i:i:i:i:i:i:i//、   ,  |  |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\   ` ー--
     j{i:i:i/ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i://   У  |  |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`''ー- _
    /i:i:/ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ./     /   |  |i:i:i:\i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\




            _ .... .-‐‐、__
      -‐==ニ二        ヽ、_
        ,. -‐''"´ ,     、 ヽ \
          /  ,:' , /il!.  ヽ 、 ヽ ヽ  ヽ
       ヘ / / ,,'  |i、,-‐i|、‐ト、.l .|  ゙!
        : i! i,-ナ!-. リ!ハィ,!=リトi、| .|:  |     うわ…自分で言っちゃうかー…。
          ! i!、ハi!テf=i  リ込,,;ソ'ナ ト.  .!
        ,' 、ヘi´!┴' ,       | .レ iノ     ま、でも悔しいけど確かにあんたは綺麗ね。
       ノ .:ト!ヾliト、           | .〉ヾト||
       ∨トリ\!ゝ、 ‘`    . ィ,ゞくヾ、j     同性の私ですら悔しくなっちゃうくらい。
.        ∨ト! |:::i!::|:`:.、_ .ィ ´ , '   ヾ.\
         V  ノ!::i!:i!、ヾ::::::| /       Y:i|   γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
            |::i!:ト、\::;イ,イ        トノ   |  ふははは!当然だ! |
            |!:!ノ,.ゞ-´ ' ,i!        ,!:゙!   ゝ______________ノ
            |:i:!´  , /.:!       ,゚ト〈
            |:ノ 、 .ノ,/_;:i!       ,'. ト/
            !,' ノ'´ノ'´ l_, .-、 ./.:: レ′
           イ;' ,ィ'´i′ _/ ー=、ヽ:::: i゙〉
           ,''i ./ノ;ノ .'´  ー=.、 .ヽ〉 /V
          i{ 乂'i:!'゙>'   ┌-.、`Y:: ,'、ノ
          |!、 ヾ/    ` ̄`く:: ,′!
          |リ>'´   ,ゝ‐' ̄¨`!': /ヽノ
          !,'      /     ノ:: !ヾ,′
315 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 20:06:02.08 ID:5M5buzxbo

              ,   ,: i   !  /_/  |  /   i  ,
             i  ./  !  .| ./|/|/ メ ! ./ ! / .i !
             |  / r |   |/ z==ミ |/|/レ'  ハ|
             |   { !   {        ィ= |  /  !
             |   ハ _ト ゞヽ         ゝi !/       話もそこまでのようだな。
                  !  /   | |.       {   ァ ハ
                ,  '     | | ヽ     ` ´ .イトト-ゝ       では我は帰るぞ。
             ,   __| |___ >.. __/i  |
             /    |::::::::::| |:::oi  {  ̄ioi |  !
              /  __ri::=-::::! !::o|__ ー |:::!ー- | ...、
           /,,.ィ´::::::::::://::| ;:::::::{ {  ヾ::\::::::::::::::\
           /:::::::::::::::::メ/://:::::::::} }、  ' \:::ー==、::::::ヽ
         ,. i::::::::{ {::::::::::',:://:::::::::::ハ ',    iト、::::::::{:::::::::i
         / |::::::::ヾ;:::::::::://:::::::;:::::::ハ ',   、. || {::::::::',::::::::{
          /  .!:::::::::::ヾ::::://::}:::/::::::::::::ヽヽー、ヽ.!| \:::::\::',
       /  ∧:::::::::::::∨/:::::!::i:::::::::::::::::::ヽヽ `i |.  ヾi:::::::::',:',
      ./  / ∧::::::::://:::::::::{-、:::::::::::::::::::} }  ヾ!  ||::::::::::!::',  【ギルガメッシュ…?は帰っていった】




【データを獲得しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【真名】:ギルガメッシュ                  【属性】:中立・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┓
 【筋】:C        【耐】:C        【敏】:A      【魔】:A       【運】:B       【宝】:E〜A++?
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
                         _,..-―‐-=ミ
                       /⌒ / l   、 `゙丶
                      ノ , / 人   ', ヽ   ヽ
                     / ./ / ,/ i!\ l i | i  、.Y
                     / / i /^| .!ト、__V、l | |     ',
      ,.x< >‐r‐、_ _,,,、_  //,/  !|ル'ト、八 ,ィrt‐x ァ! i | }   ,.x<
     /  r'"::::::/   / l!Yヽ、( l ( l 从 ー'  ヾ\`¨´//| / 、 ノ ,r‐i"::::::::::',
     V  l::::::::/   l i l l! _ノ人 ヽ .ト、__ `    ノ´l// l ) l'´l l|::::::::::::
     V ∧;;;;;V   ',l l人´ノ , ヽ \!    _     //,/ / i! ,' il |::::::::::::::::
      ∨  /::∨___V / ///  /!ゝ   `   ,イ ! /|  | i l,ノ:::::::::::/''
.         ̄ |`゙'<:::::::::::`¨´:::`ー'/  / ト、 |>。  < |川/`| ,' |、 / l::::::::/´
         i  /i `゙'<:::::::::::::// ,/ li_ノ∧::: ,、,..=/! |::/|/  ヽ ノ>"
         | /  \  ヽ::::/:::/ /::,、_`ー,=/У/ .} ',У.|::l |lVl `,/'"',
         |′    \. `''、/ ,ノ<//./! /t'.ノ'∪ゝノ!. |::l |l::il /  ',
       /|  /     />":::::::`´!ノ.∪:::::::::::::::::::V |:::ゝ!::ゝ'.|   ',
       ( |./    /γ´:::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::Vト、/`゙´ |   i
         |/   /,//::::::>‐'ー=、:::l/:::::::::::::::::::::::::::::::::V  ヘ |   |
.        /| . // //´     `ー( ̄ ̄`゙''ー=、;;:::::::::}   ヘ |   |
         // //人 _,,.  '  ^ー::::..       ̄V     ヘ     |
        / ./ .// /  `i       i      `ーァ''" \   ヘ    !
        / //  /    |     ,'         / \  \ ヘ  .|
       ///   ./     .|                l     \  \   |

【宝具】
奉る王律の鍵(バヴ=イル)
ランク:E〜A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大補足:1人
316 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/07(火) 20:10:30.32 ID:5M5buzxbo

                 , -――- 、
                /        ' ,
              ,-/           ヽ
            / /             ',-、
            ,'  i   ( ● )  {( ● )  > ',
            {  ', ', `¨¨´    `¨¨´ //  ',     は?アーチャー…?
            ',  ', i /ネァァァァァァァァ7, i }   i
             }   ',  ヾ'、rryyyyyソム  /  /
            ∧  j≧=zx,二二二xz=イ  ,'
            /ミ≧≦ミ}i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!',  ヽ
           ,'i!i!i!i!i!i!i!i!ii|!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i≧ ≦}
           ii!i!i!i!i!i!i!i!i!/i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i|i!i!i!i!i!i',
           ii!i!i!i!ii!!i!i!/i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i|i!i!i!i!i!i!i,
           ii!i!i!i!i!i!i!/i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i|i!i!i!i!i!i!ii
           ',i!i!i!i!i!/i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!ii|!i!i!i!i!i!i/




                 __
               '"     `r――― ミ
                /       _ /     \
          /  /      〉'⌒   \    \
         /    '      /       ヽ     ヽ
        '' /  /   i   ハ /|   |    `、   `、
       〃 /   / /  ||,'::∨::::.   |     `、
          ,       |||i⌒⌒ヽ  i  |          i
      i      i    ||||     ', |,.斗―       | ;
      | {   |  ―|十十|     i ハ |\ |   |  | i    え?弓兵なのあいつ?
              |    |x===ミ     j ,x==ミV   「:  | |
         |   |八-《 f f:i(        f f:i(  》-  | i :| |    剣で私をコテンパンにしといて?
         |   |  ヽ: 乂 ソ      乂 ソ |  |ノ :| |
         |   |   |\`¨¨´  ,     `¨¨´ ,    |   j|
         |   |  :八  u         /イ   | / 八    その気になれば何か飛ばしたり出来るってことなの?
         |   |    i:.、   、     ァ   ,.:    | '/  \
         |  :从  |:i心   ー     /:i|    ':‐┐
         人 {  i  |\:i:i::i:> ,,__,,..  ´ {i:i:|  /:. :./
       __\ __|  |_:. {ニニニニニニニニ,   /:. :./
   /=ミ :. :. :. :. _:.|  | ∨-=ニニニニニニ/  /:._:./_
   ':. :. :. :.\、:. :. :. :|  |/} }-=ニニニニニ/  /:.{「)):. :.ー― . . 、
  i :. :. :. :. :. \、:. : |  |__,ノノ==========,/  /=O<)):. :. :. :. :. :_\
  |:. :. :. :. :. :. :. \:.:|  |≦-==ニニニニ ,  /'´ |:. :. /:. :. :./:. :. :. i

【プロローグ終了】
【今日はここまでにします。皆さんお疲れ様でした】
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 20:13:12.97 ID:Bv9ij6pl0
おつー
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 20:14:03.07 ID:7VKmVip8O

気持ち展開が早くなった
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 20:19:52.63 ID:4BjCUQ2kO
魔眼持ちで双剣を使う対決だったけどコンマが腐ったのが惜しい
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 12:16:19.05 ID:Jg/0cd7pO
ここはシェルター移住とかしないのかな
この文章量的に厳しいかもしれないが
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 12:46:24.95 ID:BvI2kxoLO
AAさえあれば文章量なんて関係ないよ
むしろ文章量あってもAAが無きゃ致命的ってだけ
AA使ってるんだから移転しようと思ったら何時でも移転出来ると思うぞ
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:09:15.40 ID:OililJz4o
そっちのほうに移転とか絶対やめてほしい
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:10:19.00 ID:k/Rj3wBvO
なんで? 利があるかはともかく害はないと思うけど
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:21:02.54 ID:Jg/0cd7pO
流れが早くなるのは良いことだと思う
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:36:16.05 ID:q+Awou33O
荒れることも増えるし良いことばかりじゃないよ
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:41:43.33 ID:TkZ9dCneo
むしろあっちの方が荒らし少ないんだよなあ
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:42:43.99 ID:dmElrzpWO
メリットしか無くね?
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:51:50.78 ID:bwlyVAd2O
ゴリ押しやべえ
こんな回し者が来るなんて
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 13:53:40.63 ID:Yl9a2LvZ0
どっちのゴリ押しだよ
まあ>>1が決めることだし、外野がとやかく言うことではないよね
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 14:08:18.23 ID:sXQrBd7eO
荒巻の息の掛かった回し者大杉って事だろ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 14:18:32.71 ID:k/Rj3wBvO
SS速報とシェルターのメリットデメリットを比較してみよう

SS速報
メリット
規制が緩いので、歌詞とかをちょっと乗せたくらいでは怒られない
AAなしでも運営できる。というかそっちがメイン

デメリット
荒らしに対する対策手段が存在しない
R18が板単位で隔離される
人が少ない
機能に乏しい
管理人が仕事してない

シェルター
メリット
人が多い
R18はタイトルに付記するだけ
多彩なダイス機能を使用できる
その他、トランプ機能などもある
スレの上限を拡張してスレをひとまとめにできる
管理人が仕事してる

デメリット
管理が厳しいので、歌詞をうっかり貼ると削除依頼しなければならなくなる
その他、誤爆などにも厳しい
AAのないスレには対応していない
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 14:23:33.10 ID:XUErE/3nO
AA使ってるしシェルターの方がメリットあるな
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 14:26:29.11 ID:5ypRY8lyo
いずれAA無しの聖杯戦争スレはSS速報
AA有りの聖杯戦争スレはシェルターみたいな感じで住み分けていきそうだな
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 14:35:48.54 ID:ZV5VajkfO
シェルターって元々やる夫板から派生してるからやる夫系AAを主人公にするこのスレと相性良いよな
多分人気が出て住民も増えるだろ
335 : ◆W4dwivvCq.B7 [sage]:2017/02/09(木) 16:14:20.72 ID:bldMKr8do

          ,  ,.ィ
           /l// --‐ッ______
.          ,N      ´  <
        |       ,,,   そ
.         |,゛゛' 'v '"   7  く
.         | ノ     `ヽ >  ゝ       そうですね。では現在のキル夫を引き継いでシェルターに試しに移転してみる…
.         | ●   ●  L、|         という感じで。
         :,⊃ 、_,、_, ⊂⊃ ;ノN
    ./⌒ヽ、. ヽ  ゝ._)   /⌒i         今日は調子が宜しくないので明日にでも立ててみましょう。
    ヽノ :::::::: ≧,、__, イァヘ、__ノゝ        それでは、向こうでもどうかよろしくお願いします。
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 16:30:39.55 ID:cqHWu5ayO
読者と馴れ合って作品書かなくなるとかはやめてねー
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 19:48:26.85 ID:SfQzrjtGO
あっちでもよろしくな
338 : ◆W4dwivvCq.B7 [saga]:2017/02/10(金) 16:21:13.36 ID:Klcx5kg6O
【新スレです】
http://yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1486705764/
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [age]:2023/07/11(火) 20:43:16.12 ID:6FRY5iVCO
【5ちゃんねる分裂騒動】Talk・JaneStyle(山下遼太)早くもキナ臭い噂が浮上…まとめNG→全まとめOKのクローンサイト、PC+スマホ区別無しの自演連投可、勝手に元5chを名乗る、浪人の自動更新のキャッシュ返金不可、5chでの複数回線の会話風スクリプトの連投疑惑★6 [ぐれ★]
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