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シンジ「僕が?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/02/17(金) 21:41:02.65 ID:B8hDc9Jn0
SS速報よりRに立て直し
はじめに
・新世紀エヴァンゲリヲンのTVアニメ版沿いに進行していきます。
尚、旧劇場版、新劇場版、鋼鉄のガールフレンド、2ndインプレッションの要素が含まれる場合があります。
・このスレはエロやグロ主体ではありません。
しかしながら、それらの要素が含まれる「かも」しれないのでこちらに立て直すことに致しました。
・展開に関するレスは配慮していただくと助かります。SS初心者なので反応はなんでも嬉しいです。
・アスカは旧です。ヤンデレ化。
特定の機関、人物に対してのアンチはないつもりですが、それでもいいと思う方のみ暇つぶしにお読みください。
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:45:49.74 ID:B8hDc9Jn0
- ネルフ 本部 -
リツコ「テストスタート」
マヤ「ハーモニスク正常値。A10神経接続への干渉、ありません」
リツコ「続けて」
マヤ「深度をさげます。――……0.1、0.2、0番1番、ともに汚染区域に隣接。限界です」
リツコ「……ふぅ」
マヤ「やっぱり、まだまだ、ですか?」
リツコ「エヴァとのシンクロやハーモニスクが安定しているからといって楽観視はできないわよ」
リツコ『……シンジくん、レイ、上がっていいわよ』
シンジ&レイ『はい』
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:48:49.49 ID:B8hDc9Jn0
- ネルフ本部 第三通路 自販機前 -
シンジ「(今日の晩御飯は何にしようかなぁ)」
◯◯「やぁ、君が碇シンジくん、かな?」
シンジ「え? えっと……そうですけど」
◯◯「――失礼。自己紹介がまだだったね。俺は加地。加地リョウジ。気軽に加地とでも呼んでくれ」
シンジ「は、はぁ」
加地「すこし、話がしたいんだが今は時間あるかな?」
シンジ「話、ですか?」
加地「そう、少し改まった話でね。もう少し静かな所に移動してくれるとありがたいんだが――」
シンジ「(なんだろう……)……それは、大丈夫ですけど」
加地「悪いな。それじゃ移動しようか。おっと、コーヒーでいいかい?」
シンジ「はい」
加地「付き合わせるついでに俺からおごらせてもらうよ」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:50:22.81 ID:B8hDc9Jn0
- ネルフ 本部 郊外 スイカ畑 -
加地「ここなら、心配ない」
シンジ「あの、話っていったい?」
加地「シンジくんは生き物を飼ったことがあるかい?」
シンジ「……?」
加地「生き物はいいぞー。育てると色んなことが見えてくるしわかってくる」
シンジ「……そうですね」
加地「悪い。話を逸らすのは癖でね。ここにキミを呼んだのは父上について話たかったからだ」
シンジ「父さん?」
加地「……あぁ。シンジくんはお父さんについてどこまで知ってる?」
シンジ「……父さんのことはあまり知りません」
加地「親子なのに、なぜだい?」
シンジ「……あまり、会わなかったから」
加地「シンジくんは、養父に育てられたんだったね?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:52:27.41 ID:B8hDc9Jn0
シンジ「はい、そうですけど、あの、いったい……」
加地「キミのお父さんはある重大な隠し事をしている」
シンジ「隠し事、ですか?」
加地「あぁ。できれば、その隠し事を暴くために俺に協力してほしいんだ」
シンジ「協力?」
加地「そうだ。約束してくれるなら俺も君の味方になろう。約束するよ」
シンジ「……あの、ちょっと、意味が……」
加地「すまないな。詳しくは言えない。言ってしまえば君は協力を拒めなくなる。だから、嫌なら断ってくれてもいい」
シンジ「(拒めなくなるってどういうことなんだろう)」
加地「突然のことで驚きもあると思う。返事はすぐにとは言わないが、どうする?」
シンジ「………………」
加地「………………」
シンジ「……………どうして、父のことを知りたいんですか?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:54:29.29 ID:B8hDc9Jn0
加地「俺は昔からアトランティスの海底都市とかUMAとかには目がなくてね。どうしても興味がつきないんだ」
シンジ「父さんは、それと同じってことですか?」
加地「……少なくとも俺にとっては、ということにしておこうか。シンジくんもお父さんについて知らないことばかりなんだろう?」
シンジ「………………はい」
加地「興味だけで首をつっこむにはすこしこわいかな?」
シンジ「よく、わかりません」
加地「……そうか」
シンジ「あの、返事は、すこし待ってもらえませんか?」
加地「かまわないよ。近々、会うことにもなるだろうね」
シンジ「えーと、ネルフの職員、なんですよね?」
加地「いや、俺はフリーターみたいなもんさ」
シンジ「……?」
加地「セカンドチルドレンと一緒に会うことになる」
シンジ「……セカンド、チルドレン」
加地「かわいい女の子だぞ? それじゃ、今度は船上で会おう、それまでに答えを決めておいてくれ」
シンジ「あ、あの……っ!」
シンジ「行っちゃった……なんだったんだろう……加地、さんか……」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:56:38.51 ID:B8hDc9Jn0
- ミサト宅 -
ミサト「ぷはぁ〜〜っ! くぅ〜〜っ! やっぱコレよねー!」
シンジ「……あの、ミサトさん」
ミサト「どしたの〜? シンちゃん」
シンジ「ネルフってフリーターでも入れるんですか?」
ミサト「ふりーたぁー?」
シンジ「はい、あの、ちょっと気になることがあって」
ミサト「フリーターって僕アルバイトォのフリーターってことでいいのかしら」
シンジ「たぶん」
ミサト「シンジくんも知ってると思うけど、ネルフ本部に入るためには専用のゲートがあるわよね?」
シンジ「はい」
ミサト「通るにはIDカードが必要になる、ここまで言えばわかるかしらん?」
シンジ「……(じゃあ、あの人は?)」
ミサト「……シンちゃん、もしかして気になる女の子でもできた?」
シンジ「なっ⁉︎ ち、違いますよ!」
ミサト「むふふ〜照れちゃってぇ〜! 隠さなくてもお姉さんは大丈夫よ?」
シンジ「ほ、ほんとに違うんですって!」
ミサト「まぁまぁ、いいからいいから。そうねぇ、IDが必要になったらリツコにでも言いなさい。見学ならできるから」
シンジ「だから違うって言ってるでしょ! 僕は加地さんって人がいたから!」
ミサト「…………」
シンジ「あの、ミサトさん、えびチュ、こぼれ」
ミサト「シンジくん、あんた、今、なんて言ったの?」
シンジ「え? あの、だから、僕は女の子じゃなくて」
ミサト「……フルネーム、聞いた?」
シンジ「……あ、はい。えっと、加地リョウジって言ってました」
ミサト「か、かかかかかか、かぁじぃ〜〜っ⁉︎」バンッ
シンジ「ひっ⁉︎ ミサトさん! 首が締まる!」
ミサト「ホント⁉︎ 本当に加持リョウジだって言ってたのね⁉︎」グイッ
シンジ「いただだっ! はい! たしかに加地だって言ってました!」
ミサト「…………」
シンジ「………(やっと離してくれた)……あの、ミサトさん?」
ミサト「…………あ、悪夢だわ」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 21:59:32.49 ID:B8hDc9Jn0
- 翌日 ネルフ本部 ラボ -
リツコ「――加持くんが?」
ミサト「そうなのよ、昨日、シンジくんから聞いたんだけど」
リツコ「まさか。彼は今、ドイツでセカンドチルドレンに帯同しているはずよ。ありえないわ」
ミサト「…………同姓同名って可能性は?」
リツコ「MAGIのデータベースにそんな名前はないわよ」
ミサト「ちょっち、キナくさくなってきたわね」
リツコ「気にしすぎじゃない?」
ミサト「そうかしら? シンジくんは加持と面識はないはずだし……名前を知ってるのはどう考えてもおかしいわよ」
リツコ「……サードチルドレンの警護レベルをあげる?」
ミサト「いえ、しばらくは様子を見ましょう」
リツコ「そう。そういえばセカンドチルドレンと二号機の引き渡し期日、迫ってきてるわよ」
ミサト「いつ?」
リツコ「明後日。護衛には米艦隊がつくらしいわ」
ミサト「はぁ〜。またやっかみがあるのね」
リツコ「仕事よ。セカンドチルドレンは喜んぶんじゃないかしら」
ミサト「あの子は当然と思っていそうだけど」
リツコ「シンジくんも連れていってあげたら?」
ミサト「ん?」
リツコ「たまには息抜き、させてあげてもいいでしょう?」
ミサト「いっがぁ〜い! リツコからシンジくんを気にかけるなんて」
リツコ「ヤシマ作戦ではそれなりの戦果をあげたから。それだけよ」
ミサト「……そうね。それもいいかもしれないわね」
リツコ「…………」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 22:02:06.18 ID:B8hDc9Jn0
- ネルフ本部 ??? -
冬月「君の息子に接触したようだが?」
ゲンドウ「心配ない。鈴はつけてある」
冬月「ふむ。しかし『加地』と名乗ったそうだが、いいのかね?」
ゲンドウ「……あぁ」
冬月「鳴らない鈴に意味はないのではないか?」
ゲンドウ「それならば鈴を変えればいいだけだ」
冬月「しかし、いずれ加地と加持が別人だと君の息子にわかるぞ」
ゲンドウ「……全てはシナリオ通りだ、冬月」
冬月「…………」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 22:03:53.39 ID:B8hDc9Jn0
- ミサト宅 -
ミサト「――と、いうわけでぇ、明後日にちょっとした旅行に行くわよん」
シンジ「は、はぁ」
ミサト「セカンドチルドレンは、女の子よ? どう? 嬉しい?」
シンジ「…………(あの人の言ったことは本当だったんだ)」
ミサト「……シンちゃん?」
シンジ「あっ、いえ、あの、はい。わかりました」
ミサト「……そう? お友達も連れていってかまわないわよ」
シンジ「え? でも、いいんですか? 機密とか」
ミサト「そこは私の権限でなんとかしましょう。シンジくんは日頃から頑張ってくれてるんだもの。それぐらいしてもバチは当たらないわ」
シンジ「……あ…ありがとうございます。ミサトさん」
ミサト「いつかも言ったけど、あなたは、みんなに誇れる立派なことをやってるのよ? もっと胸をはりなさい」
シンジ「……本当に僕でいいのかなって思うんです」
ミサト「…………」
シンジ「誰かに言われて乗ってるだけだし、こわいんです」
ミサト「シンジくん――……」
シンジ「ご、ごめんなさい」
ミサト「……あなたの気持ちがどうであれ、あなたのおかげで結果私たちは生きていられる。今はそれだけを考えなさい。……ね?」
シンジ「……はい」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:21:10.08 ID:B8hDc9Jn0
- アスカ 夢の中 -
看護婦「偉いのね、アスカちゃん、いいのよ、我慢しなくても」
アスカ「いいの、私は泣かない、私は自分で考えるの」
アスカ父「何がいいのかな?」
アスカ「――いいの。私はなんでもできる。もう子供じゃないの」
アスカ父「どうして新しいママからのプレゼントを捨てたりしたんだ?」
アスカ「私のことはほっといて!」
義理母「アスカちゃん……」
アスカ「いや! いやっ! 嫌! みんな大っ嫌い!」
キョウコ「アスカちゃん――」
アスカ「ママッ! いなくならないで! 私のママをやめないで!」
キョウコ「アスカ――」
アスカ「その手にあるのは違うわ! 私はママの人形じゃない! ねぇっ! お願いだからこっちを見て!」
キョウコ「一緒に死んでちょうだい」
アスカ「いやっ! ママッ! ママをやめないで!」
キョウコ「死になさい」
アスカ「いや! もういやぁっ!!!!!」
キョウコ「しね。しね」
アスカ「嫌ぁぁああっ!!!」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:22:35.81 ID:B8hDc9Jn0
- オーバーザレインボー 艦内 -
アスカ「…………」
加持「どうした? 嫌な夢でも見たのか?」
アスカ「……なんでもない」
加持「そうか」
アスカ「……ねぇ、加持さん」
加持「ん?」
アスカ「……抱いて」
加持「こりゃまたなんとも魅力的な誘惑だな」
アスカ「――どうして⁉︎ 私はもう子供じゃない!」
加持「…………」
アスカ「胸だってもうこんなにあるのよ! ねぇ!」
加持「……アスカは、まだ子供さ」
アスカ「…………っ」
加持「……明後日、ミサトが受け取りにくるそうだ」
アスカ「…………」
加持「サードチルドレンも連れてくるそうだぞ」
アスカ「……興味ない」
加持「男だって話だが――」
アスカ「ガキになんて興味ない!」
加持「……しかし、彼は初めてのシンクロで40%を超えていたそうだぞ」
アスカ「――――うそぉっ⁉︎」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:30:49.50 ID:B8hDc9Jn0
- オーバーザレインボー 当日 -
ケンスケ「まさにゴージャス! さすがは国連軍が誇る正規空母、"OVER THE RAINBOW"!
ミサト「よくこんな老朽艦が浮いてられるものねぇ」
ケンスケ「すげぇ〜っ! これがミニッツ級航空母艦! しびれるゥ〜〜っ!! おおーっ、空母が5、戦艦4、大艦隊だ!」
シンジ「ケンスケ、あまり身を乗り出すと危ないよ」
ケンスケ「いかりっ! いや! 碇先生! 誘ってくれてありがとな! ほんっと持つべきものは友達だよ!」
シンジ「あはは」
トウジ「ワシにはさっぱり良さがわからんわ」
ケンスケ「この良さがわからないだってぇ⁉︎ ……あっ! あっちのはアイオワ級母艦! アーレイバークレー母艦も!!」
トウジ「…………はぁ」
ケンスケ「おぉーっ! 凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄すぎるーっ! トウジも男だったら涙を流すべき状況だね! これは!」
トウジ「さよか」
ミサト「ふふっ、連れてきた甲斐があったわ」
アスカ「――――ヘロォ〜ゥ、ミサトっ!」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:33:00.49 ID:B8hDc9Jn0
ミサト「――アスカ、久しぶりね」
アスカ「……で? サードチルドレンはどこ?」
ケンスケ「お、おい。誰だよあのかわいい子」
トウジ「ほんまや、シンジ、知らんのか?」
シンジ「…………(たぶん、あの子が……)」
ミサト「ここにいるわよ」
アスカ「ふぅ〜〜〜〜ん」
トウジ&ケンスケ&シンジ「……………」
アスカ「あんたね! サードチルドレンは!」
トウジ「わ、ワシ?」
ケンスケ「――ぷっ」
アスカ「なによ? 違うの?」
ミサト「……アスカ、シンちゃんは、こっちよ」
アスカ「え、えぇ〜〜っ⁉︎ こんなにさえないやつぅ⁉︎」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:35:53.26 ID:B8hDc9Jn0
アスカ「………………?」
シンジ「………………」
アスカ「………………」
シンジ「………………」
トウジ「なんや? あの二人。見つめあってるで」
ケンスケ「二人の世界かぁ? いやぁ〜んな感じ」
アスカ「………っ⁉︎ ち、ちがうわよ!」
シンジ「……(この子が、セカンドチルドレン)」
アスカ「……(さえないと思ったのになに? この感じ?)」
シンジ&アスカ「(……懐かしい?)」
加持「――二人とも気に入ったようでなによりじゃないか」
ミサト「………………そ、そそその声は……っ⁉︎」
加持「よっ、久しぶりだな。葛城」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:37:39.61 ID:zaf4APATO
乙。続きに入ったらなんか明確な合図お願いします
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:40:39.66 ID:B8hDc9Jn0
ミサト「な、なななんであんたがここにいるのよー⁉︎」
加持「アスカの随伴でね。1日ほど一緒の旅路になるな」
シンジ「…………」
加持「――よろしく、碇シンジくん」
シンジ「え? えっと……」
ミサト「シンジくん。前に言ってた加持リョウジってこの人?」
シンジ「………(この人『も』加地? カジリョウジ?)」
ミサト「――シンジくん?」
シンジ「すみません。えっと――」
加持「俺たちは初対面さ。そうだろう? シンジくん」
シンジ「……はい」
ミサト「――そう(初対面? だったらシンジくんに名乗った加持は誰? 警護レベル、真剣に考えた方がいいかもしれないわね)」
加持「……とりあえず、長旅お疲れさん。立ち話もなんだし、移動しないか?」
ミサト「え、えぇ…」
加持「アスカもシンジくんとじっくり話たいのはわかるが、彼は逃げないぞ?」
アスカ「……ち、ちがっ! もー! 加持さぁん!」ギュウ
トウジ「な、なんやあいつ。ワシらとあの加持っていう人への対応が全然ちゃうやないか」
シンジ「…………」
ケンスケ「あれは同性から嫌われるタイプと見た」
加持「さ、じゃあいこうか。狭い艦内だがコーヒーぐらいはだすよ」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:43:47.25 ID:B8hDc9Jn0
>>16
わかりました
全年齢版の速報板にあるスレがまだ残っていたらあちらにレスします
残っていなければ目につきやすいようにこちらを一度だけsageしません
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:46:12.62 ID:B8hDc9Jn0
- 数十分後 オーバーザレインボー デッキ -
加持「よう、遅かったじゃないか」
シンジ「どういうことなんですか?」
加持「すまない。いろいろと疑問はつきないだろうが先に答えを聞かせてくれないか?」
シンジ「でも、あなたとあの時の人は――」
加持「似ても似つかない別人、と言いたいんだろう?」
シンジ「……はい」
加持「それに答えるにも色々とたてこんでいてね。協力するのなら、という条件つきで解消することはできるが――」
シンジ「意味が、言ってることの意味がわかりません」
加持「そうだろうね」
シンジ「こんなので協力しろって言われてもできるわけないじゃないですか」
加持「ふっ。以前に会った俺は影武者みたいなもんさ」
シンジ「影武者?」
加持「代役、でもいいかな。とにかく、君と俺とのパイプ役をかねてもらっている。カジリョウジと名乗ったのは俺と君が合わずとも違和感がないようにしてもらった」
シンジ「こっちの方が違和感がありますよ。そんなことのために?」
加持「それが必要だったからだよ。わざわざ口調を真似てもらったんだが、気がついたかな?」
シンジ「……どうでもいいよ、そんなの」
加持「気を悪くしてしまったのならすまない。ちなみに俺との会話は葛城……君にとってはミサトに言わないでくれると助かる」
シンジ「僕、まだ協力するとは言ってませんよ」
加持「協力する、しないにかかわらずだよ。できれば、ということだが」
シンジ「…………」
加持「そんなに葛城を慕っているのかい?」
シンジ「…………怪しい人よりは」
加持「ははっ、こりゃ一本とられたな。たしかに。違いない」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:48:56.54 ID:B8hDc9Jn0
シンジ「協力は、できません」
加持「そうか」
シンジ「…………それだけですか?」
加持「意思は自由なものさ。誰のものでもない、キミだけのものだ」
シンジ「(なんなんだよ、この人)」
加持「さて、あまり時間がない。アスカのこと、よろしく頼むよ」
シンジ「……アスカを?」
加持「あれでいてなかなかに脆い子でね」
シンジ「約束は、できませんよ」
加持「それならそれでかまわないさ。ほら、コーヒー」
シンジ「…………」
加持「(そろそろか……)」
加持「シンジくん。君はこれから色々とやっかいなことに巻き込まれるだろう。だが、それは君のせいじゃない。……いいね?」
シンジ「……?」
加持「これだけは忘れないでくれ。トリガーはキミじゃない。初号機のコアだということを」
シンジ「なにを言って――」
『緊急入電。正体不明の物体接近。総員、戦闘配置。これは訓練ではない。繰り返す――』
シンジ「………っ⁉︎ ……なんだ⁉︎」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:52:52.32 ID:B8hDc9Jn0
――――タタタタッ
アスカ「――はぁっ、はぁっ、こ、こんなところにいたの、サードチルドレン」
シンジ「あ、君は……」
アスカ「いいから来なさい!」グイッ
シンジ「うわぁ⁉︎ ちょっと! なんなんだよ! いたたた! 耳ひっぱ!」
アスカ「い・い・か・らぁっ! 黙ってついてくんのよ!」グイグイッ
シンジ「いだだ! わかったから離して――!」
アスカ「……ふんっ!」
加持「(シンジくん、君の未来に幸せがあることを祈っている)」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:56:01.61 ID:B8hDc9Jn0
- エヴァ弐号機 エントリープラグ内 -
アスカ「……LCL Füllung。Anfang der Bewegung。Anfang des Nervenanschlusses。Auslösung von Linkskleidung. Synchro-start」
シンジ「え? なに?」
アスカ「チッ、不純物が多い……。あんた、なにやってんのよ。ドイツ語で言って、ほら」
シンジ「あ、あぁ〜。えーっと、ぐ、グーデンボーゲン?」
アスカ「…………」
シンジ「…………ば、バームクーヘン?」
アスカ「あんたドイツ語もできないのぉ⁉︎ これだからガキは嫌いよ!」
シンジ「で、できるわけないじゃないかぁ! 僕は日本人だよ!」
アスカ「はぁ……。エントリープラグ起動。言語は日本語で」
シンジ「だいたいなんで僕がこんなところにいなきゃらないんだよ」
アスカ「この私様の初陣を特等席で見せてやるって言ってんのよ? 感謝しなさい」
シンジ「……別に僕は見たいなんて」モゴモゴ
アスカ「なに?」
シンジ「なんでもない」
アスカ「あんた、ちょおっと良い成績だからって調子にのってるんじゃないの?」
シンジ「そ、そんなわけないだろ⁉︎」
アスカ「フンッ! どーだか! 見てなさい……(行くわよ、私の弐号機)」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 23:58:58.62 ID:B8hDc9Jn0
- 戦闘後 エヴァ弐号機 エントリープラグ内 -
ミサト『シンジくん、アスカ、今引き上げるからちょっち待ってねー』
シンジ「……ふぅ〜」
アスカ「…………」
シンジ「(はやくプラグスーツ脱ぎたいなぁ)」
アスカ「……どうして、さっき邪魔したの?」
シンジ「ん?」
アスカ「開けって念じてる時、私の手を掴んだでしょ」
シンジ「あぁ、それはだって二人で乗ってるから――」
アスカ「なんで邪魔すんのよっ!!!」ガンッ
シンジ「いだぁ!」
アスカ「私ひとりでもどうにかできたのに!」
シンジ「しかたないじゃないか! あの時はああするしかなかったんだから!」
アスカ「だからそれが必要ないって言ってんの!」
シンジ「だったらどうにかしてみせてから言ってよ!」
アスカ「――ぬぁんですってぇっ⁉︎ 私の弐号機なのよ! あんたはただの見学なんだからぁっ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:03:14.18 ID:xddyXNiy0
シンジ「僕はアスカを守ってあげたんだからいいだろ⁉︎」
アスカ「――守る⁉︎ あんたが⁉︎ この私を⁉︎ あんた何様よ!」バタバタ
シンジ「結果倒せたんだしもういいじゃないか! 暴れるなって!」
アスカ「勝手に名前で呼んだ罰よ! あぁ〜〜んもう! なんでこいつと一緒にいなくちゃなんないのよ!」
シンジ「アスカが僕を乗せたんだろ⁉︎ ジタバタしたってなにも解決しないよ!」
アスカ「えっらそーに! あぁ〜ん! 無敵のシンジさまぁ〜! はんっ! そんなの期待してんでしょ! このスケベっ!」
シンジ「このっ――! そんなの期待するわけないだろ! 僕にだって選ぶ権利ぐらいあるよ!」
アスカ「私のどこが気にいらないっていうのよ! バカバカバカ! バカシンジっ!!」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:07:27.99 ID:xddyXNiy0
- エヴァ弐号機 引き上げ後 -
シンジ&アスカ「…………ふんっ!」
ミサト「ど、どしたの? あの子たち」
ケンスケ「さぁ? でもたいして気にするほどでもないんじゃないっすかぁ〜?」
トウジ「……シンジがあんなに感情的になるのはめずらしいのー」
ケンスケ「たしかに。碇って一歩引いてる感じがするんだよなぁ〜」
ミサト「……あなた達の前でもそうなの?」
トウジ「まぁ、たまーにですけど」
ケンスケ「うんうん」
ミサト「ふぅ〜ん」
トウジ「それよりミサトさん、あの帰った人はいいんですか?」
ミサト「――加持………っ! あの野郎、今度会ったらただじゃ!」
トウジ「…………」
ケンスケ「こっちもこっちで――」
トウジ&ケンスケ「いやぁ〜んな感じ」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:12:53.42 ID:xddyXNiy0
- 3日後 ネルフ本部 ラボ -
リツコ「……ふぅ」
加持「ため息をついてるのかな」
リツコ「……加持くん、終わったの?」
加持「あぁ、振られてしまったけどね」
リツコ「……そ」
加持「リッちゃんにも迷惑かけたな」
リツコ「アルバイトもほどほどにね。じゃないと火傷じゃすまなくなる」
加持「肝に命じておくよ。碇司令の様子は?」
リツコ「変わらないわよ、シンジくんについてもいつも通り」
加持「難儀だな。だが、まだ気がつかれてはまずい」
リツコ「いつまで誤魔化せるかしらね」
加持「さぁな。まだ今は大丈夫、それだけさ」
リツコ「ミサトにも言わなくていいの?」
加持「葛城に言ったら先走りそうなんでね」
リツコ「そうね。人は皆、様々な体験をしながら生きている。……ミサトも複雑ですもの」
加持「……今夜の予定はどうかな?」
リツコ「うふふ。でもだめよ。……こわぁ〜いお姉さんが見てるから」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:14:52.91 ID:xddyXNiy0
ミサト「――で? なんであんたまだここにいんの?」
加持「出向命令さ。また三人でつるめるな。大学の時みたいに」
ミサト「…………はぁ」
リツコ「ミサトもまんざらでもないんでしょ? 素直になったらいいのに」
ミサト「そ、そんなわけないでしょ⁉︎」
加持「こいつのそんなとこもいいのさ」
ミサト「ちょ⁉︎」
リツコ「あら、さすがは加持くんね」
ミサト「あ、あんたたち――!」
加持「それはそうと葛城。アスカの住まいの手続きは進んでるのか?」
ミサト「……まだよ! マンションに住むと思うんだけど」
加持「おいおい、遅くないか?」
リツコ「シンジくんと一緒に引き取ったら?」
ミサト「……ってことはウチぃ?」
リツコ「家族ごっこはもう飽きたの?」
ミサト「そんなことは……ないけど」
加持「いいんじゃないか。エヴァのパイロット同士」
ミサト「でも、あの二人大丈夫なのかしら?」
リツコ「合わなければ分ければいいだけよ」
ミサト「う、う〜ん」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:16:43.23 ID:xddyXNiy0
- 2日後 ミサト宅 -
シンジ「な、なんだよ、これ……」
アスカ「あら? あんた帰ってきたの」
シンジ「あ、アスカ。これはいったい……」
アスカ「あんた、お払い箱よ」
シンジ「……お……おはらい……」
アスカ「あんたの部屋の荷物、そこのダンボールにまとめといたから」
シンジ「えぇ⁉︎」
アスカ「それにしても日本人ってなんでこんなに警戒心がないのかしら」
シンジ「……………」
アスカ「見てよ、このふすま。扉に鍵もかけられないのよ? 信じられないわ――」
ミサト「――日本人の信条は慎ましさと奥ゆかさだからよ」
アスカ「うわぁ⁉︎ み、ミサト……いつから………」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:17:58.30 ID:xddyXNiy0
ミサト「――シンジくんとアスカにはこれから一緒に生活をしてもらいます」
シンジ&アスカ「えぇ〜〜〜〜⁉︎」
アスカ「なんで私がこんなやつと!」
シンジ「み、ミサトさん! 無理ですよそんなの!」
アスカ「男女七歳にして同衾せずって言うでしょ⁉︎」
ミサト「……変なところで日本人なのね」
アスカ「とにかく! 私は嫌よ! だったら出てくわ!」
ミサト「あなたの住まいはもうここに登録されてるの。どうしてもって言うのなら通路しかないけど」
アスカ「そ、そんなぁ!」
シンジ「あの、なんでなんですか」
ミサト「ん〜? 特に理由なんかないわよん。エヴァのパイロット同士、仲良くしなきゃ……ね?」
シンジ「…………………………」
アスカ「…………………………」
シンジ&アスカ「はぁ」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:20:36.50 ID:xddyXNiy0
ミサト「それと、突然で悪いんだけど、今夜はどうしても抜けられない仕事があるのよ」
アスカ「い、いきなりぃ?」
ミサト「だから、今夜はシンちゃんと二人で夕食食べちゃいなさい」
アスカ「ちょっと! 初日から二人きりって襲われたらどうするのよ!」
ミサト「…………襲うの? シンちゃん」
シンジ「…………いえ」
アスカ「なによ! 私に魅力がないってーの⁉︎」
シンジ「なんなんだよ!」
ミサト「あぁーはいはい。わかったから、それじゃ、戸締りはしっかりするのよ」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 00:22:15.38 ID:xddyXNiy0
- ミサト宅 1時間後 -
シンジ「アスカぁ、夕飯できたよー」
アスカ「…………」
シンジ「麦茶でいい?」
アスカ「……いい」
シンジ「なにがよかったからわからなかったからシチューにしたけど、大丈夫?」
アスカ「…………」
シンジ「…………(はぁ)」
アスカ「…………」パクっモグモグ
シンジ「いただきます」
アスカ「………まぁまぁね」
シンジ「ん?」
アスカ「味のこと言ってんのよ! でもシチューぐらい誰でも作れるんだから調子に乗るんじゃないわよ!」
シンジ「あ、あぁ。なんだそんなことか」
アスカ「特別に! 名前で呼ぶことを許可してやるわ!」
シンジ「今までだって名前で――」
アスカ「あんたが勝手に呼んでただけでしょ⁉︎」
シンジ「……わかったよ。ありがとう、アスカ」
アスカ「…………ふんっ!」
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