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シンジ「僕が?」
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339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 16:30:59.83 ID:pxeg2dfK0
シンジ「……ど、どうしたの? アスカ?」
アスカ「シンジぃ……シンジ……シンジ……シンジ……」ギュゥ
シンジ「ちょ、ちょっと?」
アスカ「…………だめ……匂い嗅いでると……だめなの……」
シンジ「あの」
アスカ「内股の奥がジンジンするの……シンジ……」
シンジ「うわっ……んんっ……⁉︎」ブチュウ
アスカ「んっ………」
シンジ「……………っ」
アスカ「……っ……ちゅ……」
シンジ「……ぷはぁっ…あ、アスカ……んっ」
アスカ「……はぁっ……シンジっ……もっと……舌絡ませ……んっ………」
シンジ「ん……ちゅ……んっ………」
スタスタスタ
ネルフ作業員「あれー。ナットここらへんで落としてなかったかなー」
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 16:39:22.20 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 ゲート前 -
レイ「…………」スタスタスタ
ミサト「レイっ! 待ってたわよ!」
レイ「……?」
ミサト「なんだか様子がおかしいの! シンジくんとアスカは非常用通路から降りてるから私たちも行きましょう!」
レイ「……はい」
ブロロロッ
マコト「ミサトさぁ〜〜〜んっ!」スピーカー
ミサト「……? 日向くん⁉︎ 選挙カーに乗ってなにやってるの⁉︎」
マコト「戦自より通達あり! 現在! 使徒接近中!」
ミサト「――やっぱりね!」
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 16:49:18.64 ID:pxeg2dfK0
- 非常用通路 -
アスカ「……んっ……ちゅ……」さすさす
シンジ「……んっ⁉︎……アスカっ……そこは……」
アスカ「だ…だまっ…んっ……て……ちゅ……」ジィー
シンジ「……ぷはっ……ズボンのチャックおろしたら……んっ……」
アスカ「……んっ……もっとぉ…あむっ……シンジの唾飲ませて……私の飲んで……ちゅ……」シコシコ
シンジ「……ちゅ……んっ……ぼ、ぼくたち……」
アスカ「……はぁっ……はぁっはぁっ……」
シンジ「あ、アスカ。はやすぎるよ……」
アスカ「停電してるんだよ。きっと」
シンジ「えっ?」
アスカ「……今なら、機能がマヒしてるはず」
シンジ「だ、だから急がないと……」
アスカ「違う。今しかないんだわ……。シンジ……」
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 16:55:25.20 ID:pxeg2dfK0
シンジ「どうしたんだよ……」
アスカ「シンジ……」スッ
シンジ「――っ⁉︎(アスカの胸に手が……や、やわらかい)」
アスカ「シンジ、私もシンジのことが大好き。好き。好き。好き。ねぇ、心臓ドキドキいってるのわかるでしょ」
シンジ「……っ」
アスカ「――シンジだけにしかこんなことしない。ねぇ、シンジぃ……ここで抱いて……」
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 17:04:26.81 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 発令所 -
シゲル「マヤちゃん、そっち、氷ない?」
マヤ「もう全部溶けてるわよ」
ゲンドウ「……………」
シゲル「しっかし、たまんないね、この暑さ」
マヤ「碇司令と副司令を見ならいなさい」
シゲル「ん〜?」
マヤ「お二人とも暑いはずなのに、いつも通りなのよ。さすがね」
ゲンドウ「…………暑いな。水バケツの水をかえるか」
冬月「……そうだな」
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 17:20:09.75 ID:pxeg2dfK0
- 非常用通路 -
シンジ「アスカ……でも、僕、アスカを傷つけたくないんだ、もっとゆっくり……」
アスカ「女の私が抱いてって言ったのよ……? 恥、かかせる気?」シコシコ
シンジ「……うっ……だ、だけど……アスカを軽く……」
アスカ「……シンジ……シンジならいいの……わかってる……軽くなんかないってわかってるから……」シコシコ
シンジ「(な、流されちゃ……)」
アスカ「……シンジの見せて……っ⁉︎」ボロン
シンジ「……っ!」
アスカ「……シンジ。あんた顔に似合わずおっきいのね……」
シンジ「アスカ! や、やめよう!」
アスカ「……はじめては私、シンジがいい。シンジ襲われかけたんでしょ」
シンジ「なっ何言って――」
アスカ「………たべちゃう」あ〜む
シンジ「……っ」
アスカ「……あむっ……ちゅっ……んっ……おいひぃっ……シンジの……んちゅぅ……」
シンジ「あ、あすかぁ」
アスカ「もっと? ……もっと舐めてほしい? ……んっちゅ……んっ、んっ、んっ……」ジュポジュポ
シンジ「……だめだよ。こんなの絶対だめだっ!」ビクンビクン
アスカ「んっ、んっ、んっ」
シンジ「――あ、アスカ。でるっ!」
アスカ「――っ⁉︎」
シンジ「………はぁはぁ、僕って最低だ」
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 17:34:36.72 ID:pxeg2dfK0
アスカ「んっ。んっ……」コク
シンジ「あ、アスカ? 飲んだの?」
アスカ「……ん。ティッシュと味違うのね」
シンジ「ティッシュ?」
アスカ「…………」シュルシュル パサッ
シンジ「……っ」
アスカ「ねぇ、シンジ。さわって」
シンジ「…………(き、綺麗な胸だ)」
アスカ「ここ……私の胸、どう?」スッ
シンジ「…………」ゴクリ
アスカ「つまんで……ぅんっ……あっ……だめぇっ」
シンジ「…………(アスカ、少しさわっただけで背筋が伸びてる)」
アスカ「シンジ。好き。好き。もっと……もっとしてぇ……」トロン
シンジ「あ、アスカぁ」ぱくっ
アスカ「ひゃん⁉︎ 舐めちゃ……ぁあんっ! ばかっ! そんなに……がっつかない……でぇっ……⁉︎」
シンジ「……ちゅ……んっ……」
アスカ「……そんなに舌で転がしたら……感じすぎるからぁっ……シンジぃ……あっ……あっ……」
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 17:49:08.71 ID:3WVV//u+o
こういうの見ると子供に世界守らせるとか正気かみたいな海外の意見がよくわかる
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 17:51:40.92 ID:pxeg2dfK0
アスカ「……だめぇっ……やばいぃっ……私……シンジに触られてると……やばいっ」
シンジ「アスカ、アスカ……」
アスカ「はぁっはぁっ……シンジ……私さっきから小さくイッてる…………」
シンジ「(あの夢よりも、我慢ができない)」
アスカ「――……クスッ。そんなにしたいの? いいわよ。シンジ。ひとつになろう」スルスル
シンジ「アスカぁ……」
アスカ「シンジはまだ病み上がりだから。私が上になる」
シンジ「…………」ドッキンコドッキンコ
アスカ「……私も濡れすぎちゃってる。パンツに染みできちゃった……」
シンジ「…………(はやく、はやく)」
アスカ「んっ……いくよ。んっ……ちょ、ちょっとこわい……先、あたってる?」
シンジ「う、うん」
アスカ「……ふぅふぅ……エヴァに比べれば……んっ……あっ――……」ミチミチ
シンジ「うわ、アスカ、なんだか、暖かくて」
アスカ「〜〜〜っ! ごめん、シンジっ……いまかえせる余裕ないっ……!」
シンジ「はいってってるっ」
アスカ「……もう少しぃっ!」プチュン
シンジ「アスカ。……大丈夫?」
アスカ「ぜ、全部はいったわよ。どう? 気持ちいい? ぜーぜーっ」
シンジ「アスカの中あったかくて……でも大丈夫?」
アスカ「んっ、ちょ、ちょっとまって今動くから……いつっ」
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 17:58:34.53 ID:pxeg2dfK0
シンジ「う、うん。でも、無理しなくても」
アスカ「せっかく繋がったんだから……。あ、あんたも気持ちよくなりたいでしょ」
シンジ「アスカ……」
アスカ「痛っ」
シンジ「…………」スッ
アスカ「シンジ⁉︎ ちょ……やっ……そこクリ……」
シンジ「アスカ。僕も手伝うよ」グリグリ
アスカ「ちょ、ちょっと……まってっ……だめ……」
シンジ「――動くよ。アスカ」
アスカ「……あっ、あっ、あっ……だめ、突き上げっ、シンジ、なんか変……」
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 18:07:41.49 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 発令所 -
冬月「――それで、今使徒はどこだ?」
マコト「到達推定時刻は不明ですが、近いのは間違いありません」
ゲンドウ「エヴァ、発信準備。急がせろ」
ミサト「シンジくんたちはまだ来てない?」
マヤ「まだ見てません。非常用通路ならもうついてないとおかしいんですけど――」
ミサト「迷ってるのかしら……」
ゲンドウ「……葛城一尉、サードチルドレンとセカンドチルドレンの捜索チームをすぐに編成しろ」
ミサト「了解!」
冬月「何事もなければいいがな。あの年頃の男子はすぐに恋慕にハマりやすい」
ゲンドウ「…………そうなったら考えがある」
冬月「碇。……息子とセカンドチルドレンでもかまわんのではないか?」
ゲンドウ「冬月。何度も言わせるな。初号機の覚醒はレイと行ってもらう」
冬月「しかし、レイ以上の存在がサードチルドレンにできれば事実上、困難だろう」
ゲンドウ「……心配は無用だ」
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 18:17:22.46 ID:pxeg2dfK0
冬月「レイに固執しすぎではないか? 私達の目的がなんなのか忘れちゃおるまいな」
ゲンドウ「……理由がある」
冬月「それで納得しろというのかね」
ゲンドウ「冬月。レイは器だ。器には器の役目がある。近く、アレの移植手術を行う」
冬月「ま、まだ早すぎるのではないか⁉︎」
ゲンドウ「遅かれ早かれだ。初号機の覚醒。そして魂の解放。レイは必要なピースなのだよ」
冬月「――君の息子もかね」
ゲンドウ「アレはおまけにすぎん。初号機のパイロットとしての役目だけだ」
冬月「わかったよ。この老いぼれでよければ付き合おう」
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 18:30:29.96 ID:pxeg2dfK0
- 非常用通路 -
シンジ「――はぁはぁっ……アスカ、大丈夫?」
アスカ「………う、うん……シンジ……凄かった……」
シンジ「あ、ごめん。途中から夢中で動いちゃったから」
アスカ「気失いかけたわよ……でも、すごく、幸せだった……気持ちよかった……」
シンジ「僕も。気持ちよかったよ」ムクムクッ
アスカ「もぉ……まだしたいの?」
シンジ「う、ううん。……みたい」
アスカ「シンジが好きなだけさせてあげる。でも次はゴムするわよね」
シンジ「あ、うん」
アスカ「まだタレてきてる……」
シンジ「あっ、その」
アスカ「3回も中だししたこと、ミサトには内緒よ」
シンジ「アスカ。……先にこんな関係になってしまったけど、僕、ちゃんと責任とるよ」
アスカ「バカね。中学生に責任なんてとれるわけないじゃない」
シンジ「アスカのことは、守ってみせる」
アスカ「ん……。でも、服きましょ。そろそろ行かないと本当にやばいかも」
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 18:37:48.72 ID:pxeg2dfK0
- 非常用通路 移動中 -
アスカ「シンジ? 大丈夫?」
シンジ「身体のことなら心配ない。アスカこそなんか歩き方変だけど平気?」
アスカ「うぅ〜! まだ入ってる気がするぅ〜」
シンジ「えーと」
アスカ「嫌じゃないんだけど。なんかゴワゴワするってゆーか」
シンジ「……な、なんて言ったらいいか」
アスカ「なにも言わなくていいの。またしたいんでしょ?」
シンジ「う、それはまぁ」
アスカ「――私も」
シンジ「うん?」
アスカ「私もしたいって言ったの! バカシンジ!」
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 18:49:38.87 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 発令所 -
ミサト「――アスカたちまだぁっ⁉︎」
シゲル「発進準備、完了しています!」
マヤ「レイだけ、先に行かせますか?」
ミサト「う〜ん。電気が回復していないから通信手段がないのよね〜。3人揃って個々の判断にまかせようと思ったんだけど」
リツコ「……はぁ」
ミサト「リツコ⁉︎ 今までいないと思ってたらどこに行ってたのよ⁉︎」
リツコ「エレベーター」
ミサト「はい?」
リツコ「閉じこめられてたのよ」
ミサト「あぁ〜。なるほど」
タタタタッ
アスカ「――ミサト! ごめん迷っちゃった!」
シンジ「…………あの、すいません」
ミサト「待ってたわよ! すぐにエヴァに乗って! 人力で準備してあるから!」
アスカ「やっぱ、使徒?」
ミサト「レイはすでにエヴァ内で待機してる。急いで!」
アスカ「了解!」
シンジ「あの、アスカ」コショコショ
アスカ「ん? どうしたの?」
シンジ「あの僕の精子とLCL大丈夫かな」
アスカ「あぁ」
シンジ「なんで、アスカはそんな堂々としてるの?」
アスカ「女は演技者なのよ。シンジこそビクビクしてちゃだめ。私を守ってくれるんでしょ」
シンジ「……っ!」
アスカ「いこっ!」
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:02:20.63 ID:pxeg2dfK0
ミサト「エヴァとの起動バイパスは?」
マヤ「ノートパソコンから接続します」
オペレーター「マイクテスト、マイクテスト。聞こえますか?」
作業員「聞こえてるよ! うっせーな!」
オペレーター「了解。手動でハッチ開け。パイロットは速やかに搭乗してください」
作業員「いよーいしょ! いよーいしょ!」
オペレーター「――パイロットの搭乗を肉眼で確認」
リツコ「全機補助電源で起動開始」
オペレーター「了解。起動開始。シンクロスタート」
マヤ「………あれ?」
リツコ「どうしたの? マヤ」
マヤ「こ、これはっ⁉︎ し、信じられません! 弐号機&初号機ともにシンクロ率75%を超えています!」
リツコ「――機器の故障?」
シゲル「いえっ! こちらでも同等の数値を示しています!」
リツコ「…………(この変化は……)」
ゲンドウ「……赤木博士。今は発進を急がせろ」
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:09:15.04 ID:pxeg2dfK0
- 第三新東京都市 市街地 -
マナ「――なんで⁉︎ 必要な情報は渡したじゃない! ムサシッ! ケイタァッ!」
ブロロロッ
マナ「………うっ……うぐっ……」ゴシゴシ
マナ「助けなきゃ! 泣いてる暇なんてないっ!」
タタタタッ
マリ「ふむふむ。にゃるほど〜。そういうことね」
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:20:52.40 ID:pxeg2dfK0
- 初号機 プラグ内 通信 -
シンジ「LCLって火傷にも大丈夫なんだな」
アスカ『なに呑気なこと――シンジっ! あんた! 顔っ!』
レイ『どうしたの? ………っ」
シンジ「どうしたの? 2人とも」
アスカ『顔半分! 皮膚の色が違うじゃない!』
シンジ「あぁ。エヴァに乗るために包帯をはずしたから。えっと色素がまだ回復してないらしいよ」
アスカ『回復するのっ⁉︎』
シンジ「後は残るから、完全には回復しないみたいだけど」
アスカ『――ご、ごめん。シンジ。私のために』
レイ『…………』
シンジ「いいよ。それでよかったって思えるから」
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:30:59.95 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 発令所 -
オペレーター「第1ロックボルト、外せ」
作業員「いよーいしょ! いよーいしょ!」
オペレーター「2番から36番までの油圧ロック、解除」
マヤ「圧力ゼロ。状況フリー」
ミサト「使徒は?」
マコト「戦自よりモールス信号を受信! 現在、この真上にて停止の模様!」
ミサト「くっ! 間に合わないわよ!」
リツコ「――作業急いで!」
ゲンドウ「かまわん。各機、自力でハッチを開けろ」
リツコ「補助バッテリーは⁉︎」
オペレーター「――搭載完了」
リツコ「ミサト!」
ミサト「ようやくね! 発進!」
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:40:08.53 ID:pxeg2dfK0
- 弐号機 プラグ内通信 -
アスカ「なぁ〜にが発進よ。この四つん這い歩行が発進なんてダサすぎる」ズシンズシン
シンジ『アスカ、仕方ないよ』
レイ『……目標は真上にいるって話だったわ』
アスカ「てことは、こっちね。よっと」バコン
シンジ『気をつけて』
アスカ「ううん、心配いらない。なんだかいつもの弐号機と違う気がするの。優しく、包み込んでくれてるみたいな。今ならなんでもできる気がする」
レイ『…………』
シンジ『わかった。もうすぐ、縦穴にでるよ』
アスカ「(本当に、暖かい。ママを思い出す……)」
アスカ「(なんだろう、ママのこと思い出すのこわかったのに、不思議)」
シンジ『アスカ! 危ないっ!』
アスカ「――えっ?」
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:49:09.70 ID:pxeg2dfK0
シンジ『くっ! 間に合えっ!』
第9使徒マトリエル「…………」デロデロデロ
ジュウッ
パキーーーーンッ!
アスカ「………あれ?」
シンジ『は、はじいた? す、すごい。アスカがやったの?』
アスカ「わ、私じゃない。シンジがやったの?」
レイ『目標は、強力な溶解液で本部を直接攻撃するつもりね』
アスカ「……なに。この感じ。………ママ? ママなの?」
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 19:53:41.23 ID:pxeg2dfK0
シンジ『どうする? フォーメーションを組んだ方がいいかな』
レイ『背中の予備電源は3分を切ってる』
アスカ「2人とも。……私にやらせてくれない……」
シンジ『アスカ? 危ないよ』
アスカ「確かめたいことがあるの。お願い」
レイ『…………』
シンジ『…………わかった。僕はいいよ』
アスカ「ファースト。あんたとも色々あったけど、今はお願い」
レイ『自信、あるの?』
アスカ「あったりまえよ」
レイ『……了解。バックアップにまわる』
アスカ「……ありがと! さぁ! いくわよ! 私の弐号機!」
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 20:09:36.65 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 発令所 -
マヤ「――っ! そんなバカなっ! 弐号機!シンクロ率が……ひゃ、100パーセント⁉︎」
リツコ「なんですって⁉︎」
ミサト「どうなってるの⁉︎」
シゲル「数値の変化が凄まじすぎますっ! この端末では追いつけません! 解析不能!」
冬月「データはたしかなのか⁉︎」
マヤ「ま、間違いありませんっ!」
冬月「まさか……⁉︎」
ゲンドウ「…………」
冬月「碇! 弐号機とパイロットが覚醒してるんじゃないのか⁉︎」
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 20:33:41.74 ID:pxeg2dfK0
冬月「いかん! いかんぞこれは! 我々にもゼーレにもないシナリオだ!」
ゲンドウ「…………使徒の殲滅を最優先とする」
マヤ「シンクロ率、いまだ上昇を続けています!」
リツコ「モニタリングは⁉︎」
シゲル「電力がないのでできません!」
ミサト「……アスカっ!」
ガガーピピッ
加持「耳いてぇ〜。この盗聴器、感度悪いなぁ。………しかし、これで俺たちのシナリオはようやく軌道にのったと言えるかな」
マリ「まだスタートラインって感じけどねー。ヤッちゃったらすぐって姫ったらゲンキンだねぇ」
加持「精神安定的なものが大きいんだろう。ヤるだけじゃ意味ないさ。充実してないとな」
マリ「……ワンコくんのお手柄ってやつかな」
加持「あぁ……たいしたもんだよ。シンジくんは」
マリ「でも、なんでワンコくんに興奮剤投与したんだろ、ゲンドウくん」
加持「ん?」
マリ「別に興奮剤投与しなくても、あの年頃だと流されちゃうもんじゃん?」
加持「シンジくんの性格を考慮したんだろう。興奮剤と幻覚。それに伴う恋愛感情を引き出そうとしたのかもな」
マリ「…………」
加持「あの歳には、恋愛なんてものは偶像なのさ。周囲の影響やちょっとしたきっかけで好きだと感じる。思いこむ。俺たち大人も人のことは言えないがね」
マリ「まぁ、なんにせよ、これでゼーレと碇司令が黙っちゃいませんな」
加持「……そうですか」
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 20:50:47.36 ID:pxeg2dfK0
- 弐号機 プラグ内 通信 -
アスカ「――わかる! こうすればいいのね!」
第9使徒マトリエル「…………」デロデロデロ
ジュウジュウ
パキーーーーンッ!
アスカ「ATフィールドの使い方! こんなに近くにママを感じるなんて! ずっと! ずっと一緒にいたのね!」ダンダンダンッ
シンジ『か、壁を』
レイ『……駆け上がってる』
アスカ「ママ! 私はここよ! うんっ! そっちにやればいいのね!」
第9使徒マトリエル「…………」
アスカ「邪魔っすんなゴルァァッ!」グシャ
第9使徒マトリエル「」
シンジ『ナイフも、ライフルも使わずに、パンチだけで……』
レイ『…………』
アスカ「はぁはぁっ……」
弐号機「…………ヴゥウウ………」
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 21:05:42.19 ID:pxeg2dfK0
- ネルフ本部 発令所 -
シゲル「し、使徒、活動を停止」
マヤ「エヴァの補助電源、切れました」
リツコ「――弐号機の最終的なシンクロ率は?」
マヤ「…………」
リツコ「マヤ、報告して」
マヤ「に、250%、です」
リツコ「はやめに使徒を殲滅できたのが幸いね。あのまま上昇を続ければ人に戻れなくなるところだった」
ゲンドウ「……赤木博士、後は頼む」
リツコ「セカンドチルドレンはどのようにいたしますか?」
ゲンドウ「追って知らせる。それまでは現状維持だ。冬月。行くぞ」
冬月「…………」
ミサト「リツコ! これってどういうことなのよ⁉︎」
リツコ「…………」
ミサト「エヴァのシンクロ率に上限はないの⁉︎ アスカはなんであそこまで⁉︎」
リツコ「わからないわ」
ミサト「あ、あんた。私になにか嘘ついてない?」
リツコ「なにもついてないわよ」
ミサト「ならなんでそんなに冷静でいられるのよ! 一歩間違えばアスカが!」
リツコ「私にだってわからないことはあるのよっ!」バンッ
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 01:38:57.15 ID:jjjddQJyo
乙
吹っ切れたアスカは強いなぁ、色んな意味で
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 07:23:27.04 ID:l/RqJD2KO
乙
おもろい
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:04:32.53 ID:etwe8kYs0
- ネルフ本部 医務 -
医療スタッフ『メディカルチェック異常なし』
医療スタッフ『脳波、及び主要な器官に異常は確認できません』
リツコ「…………」カキカキ
アスカ「もーっ! なんともないってばぁ!」
リツコ「あなたのシンクロ率は異常よ。必要な検査は受けてもらいます。それとも、理由、説明できる?」
アスカ「……はぁ」
リツコ「次、エコーかけて」
医療スタッフ『了解』
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:12:34.98 ID:etwe8kYs0
- ネルフ本部 ラボ -
アスカ「それでぇ? 今度はなに?」
リツコ「ヒアリング。当時の状況を詳しく話てちょうだい」
加持『リッちゃんには少し気をつけておいてくれ』
アスカ「ん……なんかフワッとした感じがしたから。それに身を任せただけ」
リツコ「フワッと、ねぇ。空中に浮いてるような浮翌遊感。それとも眠気を感じたの?」
アスカ「よく、覚えてない。無我夢中だったから」
リツコ「ふん……記憶の混乱が見受けられるということね」カキカキ
アスカ「はぁ……ねぇ、もう帰っていい? 疲れてるのよ」
リツコ「まだよ。シンジくんとはなにか進展があった?」
アスカ「――なにも。シンジはまだ私の気持ちに気がついてない」
リツコ「どうして言わないの?」
アスカ「私からは、言いにくいわよ。それに、そんなのガラじゃない」
リツコ「そうかしら? アスカ、シンジくんに対して冷たくなってない?」
アスカ「そんなことない。シンジは私にとって大切な人だもの。話はそれだけ?」
リツコ「――ひとつ、話をしておくわ」
アスカ「なに……? めんどくさいのはパスよ」
リツコ「心理学の初歩的なことなんだけれど、なにかを隠したい時は冷たくするのよ」
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:16:50.98 ID:etwe8kYs0
アスカ「どういう意味……?」
リツコ「いいえ。なにも思い当たる節がないのならかまわないわ」
アスカ「そう。それなら問題ないわね」
リツコ「えぇ、そうね。今日はお疲れ様」
アスカ「リツコ」
リツコ「なに?」
アスカ「私こう見えて大卒なのよ。だから初歩的な心理学なら学んでる」
リツコ「……そうだったわね」
アスカ「お疲れ様とか普段言わないくせに。人が優しくする時は、なにを引き出したい時かしらね」
リツコ「ふぅ……。さがっていいわ」
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:26:40.49 ID:etwe8kYs0
- ネルフ本部 ??? -
冬月「まったくどうなっている! エヴァ全機のドライブレコーダーはどこにいったんだ!」
リツコ「技術班が回収しようとした時には既に持ち去られていました」
冬月「だからそれが誰の仕業かと聞いているんだ!」バンッ
リツコ「……おそらくではありますが、思い当たる人物が1人おります」
冬月「誰かね?」
リツコ「……加持リョウジ」
冬月「ちっ、まったく! こんなことならもっと早めに始末しておくべきだった!」
ゲンドウ「……セカンドチルドレンの様子はどうだ?」
リツコ「外傷など身体的損傷は見られません。精神もかなり安定しております」
冬月「弐号機のコアに気がついたんじゃないのか?」
リツコ「可能性としては高いかと。しかし、一時的な暴走状態にあったと考えられなくもありせん」
冬月「他のパイロット達はなんと言ってる」
リツコ「レイやシンジくんはアスカが興奮していたということだけ」
ゲンドウ「…………」
冬月「気がついたと考えるのが妥当だろうな。しかし、これは厄介だぞ。今はまだ弐号機は必要な戦力だ」
ゲンドウ「……あぁ。残りの使徒も多い」
冬月「コアの書き換えはどうかね?」
リツコ「候補は何名かおりますが、すぐにというわけには……」
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:34:55.60 ID:etwe8kYs0
冬月「あの男、電力が切れた時を狙ってきおって!」バンッ
リツコ「…………」
冬月「奴からはシナリオがあるとしか聞いていないのだろう?」
リツコ「はい、申し訳ありません。元々、言葉遊びをする間柄だったのでそれ以上のことは……」
冬月「ちっ……」
ゲンドウ「……とりあえず、様子を見る」
冬月「しかし、電力を落としたのもやつの根回しではないのか?」
ゲンドウ「冬月。手はまだある。万策尽きたわけではない」
冬月「はぁ……。委員会にはどう報告する」
ゲンドウ「ありのままだ。こちらにとっても想定外の出来事だった」
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:46:31.91 ID:etwe8kYs0
- 翌日 ミサト宅 -
ピピピッ
シンジ「ん……朝か。うぅー、まだ眠い」
ピピピッ カチ
シンジ「……あれ? 目覚まし、僕、止めてないのに――」
アスカ「グッモーニン! シンジ!」
シンジ「ふぁ?」
アスカ「なに寝ぼけてんのよ! もう朝よ」
シンジ「あれ? アスカ? 今何時……?」
アスカ「まだ5時30分」
シンジ「……あぁ、今日は早起きなんだね」
アスカ「ほら、しゃきっとしなさい」
シンジ「え? あの?」
アスカ「着替え! 制服そこに畳んでおいてあるから」
シンジ「はぁ……」
アスカ「着替えたら顔洗ってリビングにきなさい」
シンジ「あぁ……はい……」
アスカ「私、キッチンでやることあるから」
トタトタトタ
シンジ「はぁ……なんだぁ……?」
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:51:14.58 ID:etwe8kYs0
- ミサト宅 リビング -
シンジ「ふぁ〜ぁ……」
トタトタトタ
シンジ「アスカ……なにやって……えぇ?」
コトコトコト タンタンタン
アスカ「シンジ。もう顔洗ったの?」
シンジ「……まだ、です……」
アスカ「はやく顔洗ってきなさい。朝、お味噌汁でいいわよね」
シンジ「はい……」ぼけー
アスカ「まだ寝ぼけてるの?」
シンジ「あ……いえ……顔、洗って、って、僕顔洗えないんで、手洗ってきます」
アスカ「あぁ、ごめん。そうよね。それじゃ手洗って。なにか手伝うことある?」
シンジ「いえっ! ぜんぜん!」
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 20:57:50.70 ID:etwe8kYs0
- ミサト宅 リビング -
ミサト「…………」
シンジ「…………」
アスカ「どうしたの? 2人とも。さ、食べるわよ」
ミサト「あの、これ。アスカが作ったの?」
アスカ「そうよ。他に誰がいるっていうのよ」
シンジ「アスカ、料理、作れたんだ?」
アスカ「いいえ。ヒカリに教わったの。1週間通いづめちゃったから」
ミサト&シンジ「そ、そうですか」
ミサト「……っは! いけない、危うく現実逃避しそうになったわ!」
アスカ「どういう意味?」
ミサト「いや、あははっ。――シンちゃんの為?」
アスカ「それもあるけど、途中からは楽しくなっちゃって」
シンジ「……そっか。よかったね。アスカ」
アスカ「そうじゃないでしょ! 味みてよ!」
シンジ「あぁ、ごめん。……いただきます」
ズズズッ
シンジ「――うん。お味噌も塩加減もちょうどいい。おいしいよ」
ミサト「あらっ! どれどれぇ? ――ほんとぉ! おいしいじゃないアスカぁ!」
アスカ「まぁ、当たり前よね」
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:02:58.04 ID:etwe8kYs0
- ミサト宅 リビング 30分後 -
アスカ「シンジ、私教科書忘れたのあるから、あんた少し玄関で待ってて」
シンジ「うん。わかったよ」
アスカ「それと、鞄は私が持ってあげるから」
シンジ「えぇ? そんな。そこまでさせちゃ悪いよ」
アスカ「怪我人なんだから当たり前でしょ。なに遠慮してんのよ」
シンジ「でも、アスカ女の子だし」
アスカ「持てる人が持てばいいの。そういうもんなのよ」
ミサト「シンちゃん。アスカの好意に甘えておきなさい。まだ痺れ、残ってるんでしょ」
シンジ「あぁ……はい」
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:11:33.14 ID:etwe8kYs0
- ミサト宅 アスカ部屋 -
アスカ「ええと……」ゴソゴソ
ポトッ
アスカ「……あっ」
人形「……」
アスカ「けっこう汚れ、ひどいね。あ、糸もほつれてる」
アスカ「……もう少ししたら綺麗になおしてあげるから。待ってて。ママ」
コンコンッ
アスカ「ん……? 窓?」
マリ『やっほー! ひぃめぇー!』フリフリ
ガラガラッ
アスカ「あんた。ここ何階だと思ってんのよ……いつからベランダにいたの?」
マリ「ついさっき。それよりも、ここ監視されてるから、はいこれ」
アスカ「……なに? イヤホン」
マリ「そそ。有効範囲は狭いんだけど、私が喋ってる声は聞こえるから。つけてね♪」
アスカ「はぁ……。わかった」
マリ「それじゃ、はやく行って。怪しまれない内に」
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:21:04.08 ID:etwe8kYs0
- 登校中 -
マリ『感度はどうかにゃー? 問題なかったら髪さわってもらっていい?』
アスカ「……シンジ、歩き大丈夫?」サワッ
マリ『おっけーおっけー♪ それじゃ報告したいことがあったのでそのことなんだけど』
シンジ「うん……。大丈夫だよ、ありがとう」
マリ「いやー、実は、あの転校生の霧島マナって子なんだけど、どうやら友達が人質にされてるみたいだよー』
アスカ「それじゃ、行きましょうか」
シンジ「うん」
マリ『それで、パイロットの情報を渡すことが友達の解放に繋がると信じてるみたい。泣けてきちゃうなぁー』
アスカ「…………」スタスタ
マリ『私達ができることと言ったらたいしてないんだけど、できないこともないんだよねぇー』
シンジ「まだ時間には余裕があるね」スタスタ
マリ『でも! ちょっと味方に引きこんでおいた方が後々助かるかなーって打算もあったり! なんだけどー? 姫どうしたい?』
アスカ「そうね。ゆっくり行きましょ」スタスタ
マリ『コンタクトとるかは姫にまかせるね! それじゃまた今度♪』
アスカ「……はぁ」
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:34:59.79 ID:etwe8kYs0
- 第三新東京都市第壱中学校 昼休み -
トウジ「シンジ、あらためまして、退院おめでとさん」
シンジ「トウジ、ケンスケもお見舞いありがとう」
ケンスケ「いいっていいって」
ヒカリ「鈴原達、なんか一緒に食べるのが普通になってない?」
トウジ「なんや、細かいこと言いなさんな! 委員長!」
ケンスケ「そーそー。大人数で食べた方がおいしいじゃないか!」
シンジ「僕が休んでる間に仲良くなったの?」
アスカ「気がついたら、いつのまにかこいつらがいただけ」
トウジ「女ばっかりじゃ寂しい思うてなぁ!」
アスカ「はぁ。はいはい」
ケンスケ「そ、それよりシンジ、後で話たいことが」
シンジ「ん? なに?」
トウジ「まぁまぁ。後で話するから」
シンジ「……?」
アスカ「もう1人、呼んでもかまわない?」ガタガタッ
ヒカリ「え? アスカ? 誰呼ぶの?」
スタスタ
トウジ「なんや? どこ行く――って」
マナ「…………あの、えっと」
アスカ「お昼休み中にごめんね」
マナ「いえ……」
アスカ「よかったら、一緒にお昼どう?」
マナ「え……でも、この前……」
アスカ「あれは私が悪かった。言いすぎよね。ごめん」
マナ「あ……」
アスカ「友達から、またやり直さない?」
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:40:10.84 ID:etwe8kYs0
マナ「あの……本当にお邪魔じゃないですか?」
トウジ「あぁ、かまへんかまへん! なぁ! シンジ」
シンジ「うん、僕は休んでたし」
ケンスケ「そこに座りなよ」
ヒカリ「アスカ……」
マナ「どうもありがとうございますっ」
アスカ「敬語もやめやめ!」
マナ「あっ……うんっ!」
アスカ「私のことはアスカって呼んで」
マナ「私っ、マナでいいよ!」
ヒカリ「えへへ……」
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:47:32.36 ID:etwe8kYs0
アスカ「シンジ、フォークつけておいたからこれ使って」
シンジ「ありがとう」
アスカ「あと、これお茶」スッ
シンジ「あ、うん」
アスカ「飲める?」
シンジ「大丈夫」
ヒカリ&トウジ&ケンスケ&マナ「…………」
アスカ「口元ご飯粒ついてるわよ」
シンジ「え? どこ?」
アスカ「そっちじゃない。こっち」ヒョイ パク
ヒカリ&トウジ&ケンスケ&マナ「お、おぉ」
トウジ「――お前らなんか雰囲気が変わってないか?」
アスカ「そう?」
シンジ「いつも通りだと思うけど」
ケンスケ「介護、なのかなぁ?」
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:51:34.38 ID:etwe8kYs0
トウジ「ゴリラ女がこんなに世話をするとは……ってやば!」バッ
ヒカリ「(鈴原もこりないわねー)」
ケンスケ「(殴られにいってるんじゃないのかなぁ?)」
マナ「……ご、ゴリラ女?」
シンジ「あ、これおいしい」もぐもぐ
アスカ「うん。これもヒカリに教えてもらったの。ね? ヒカリ」
トウジ「――あ……あれ?」
ヒカリ「へぇっ? あ、あぁ! うん! そうだね!」
ケンスケ「…………な、なにがどうなってるんだぁ?」
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 21:57:56.10 ID:etwe8kYs0
アスカ「あんたも、ガキみたいなこといつまでも言ってるんじゃないわよ」
トウジ「は、はぁ……」
ヒカリ「アスカ? 熱ない?」
アスカ「ん? ないわよ?」
シンジ「どうしたの? みんな」
ケンスケ「こ、これが……シンジパワーだとでも言うのか……」
マナ「あの……あはは……」
アスカ「――それはそうと、マナって親の転勤だったわよね」
マナ「そうだよ?」
アスカ「こっちはもう慣れた?」
マナ「……うん。少しだけ。あ、そうだ! アスカと碇くんってパイロットなんだよね⁉︎」
シンジ「そうだけど?」
マナ「かっこいいなぁーっ! 憧れちゃう!」
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 22:06:15.29 ID:etwe8kYs0
シンジ「そうかな? 憧れることなんて何もないよ」
マナ「でも、みんなを守ってるから、そういうのってかっこいいよ」
シンジ「そうかな」
マナ「碇くん、今、怪我してるんだよね? 私もなにかあったら協力するから言ってねっ」
シンジ「シンジでいいよ。霧島さん」
マナ「……あ、うん。私もマナでいいから」
ヒカリ「…………」ゴクリ
トウジ「今度こそ雷が落ちるで」
ケンスケ「さて、避難避難――」ガタッ
アスカ「助かる。シンジもなにかあったらマナに――」
トウジ「――だ、誰やお前はっ!!」ビシッ
アスカ「はぁ?」
トウジ「そこはシンジに近づくのは! とか言うんちゃうんかい!」
アスカ「なんでそんなこと言わなきゃいけないのよ?」
ケンスケ「はぁ……?」
ヒカリ「どうなってるの……」
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 22:17:06.75 ID:etwe8kYs0
ヒカリ「アスカ……。なにか悪いものでも食べたんじゃ?」
ケンスケ「もしかしてこれは……っ!」
トウジ「相田参謀! なにかわかったんか!」
ケンスケ「いかりぃ! 辛いな! 女心と秋の空って言うよなぁ!」
シンジ「……?」
ケンスケ「きっと心変わりしたんだよ! な⁉︎ そうだ――ぐへっ」ドサッ
アスカ「今のは殴るべきとこよね。……はぁ。なんだそんなこと。シンジのことは好きよ」
トウジ「す、好きってお前、シンジの前で……」
シンジ「あぁ、うん。ありがとう。アスカ」
ヒカリ「――えっ? 碇くん?」
アスカ「この話はこれでおしまい」
ヒカリ「えっ? でも、ちょっとっ」
アスカ「ま、ヤキモチばかりも妬いてられないしね」
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 22:41:20.44 ID:etwe8kYs0
- 第三新東京都市 市街地 -
加持「ちょっと慌ただしくなってきたな」
マリ「そぉ? そんなこと感じないけど。平和な日々は心安らぐねぇ」
加持「刺激は好きだろう?」
マリ「むふふ。だぁいせぇかい♪」
加持「もう少し面白くしてやろうじゃないか?」
マリ「わぁぉ! それは誰に? ゲンドウくん? それともゼーレ?」
加持「さて、戦自なんてのはいかがな?」
マリ「なぁるほど〜!」
加持「ちっと荒くなるかもしれないが」
マリ「――……面白いなら、いいっ!!!」
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 23:29:47.57 ID:etwe8kYs0
- 第壱中学校 屋上 放課後 -
マナ「……はい……はい……あの、今日、登校してきました……はい……」
マナ「了解しました」
プツ
マナ「私がやらなくちゃ――」
マリ「なにを?」ヒョイ
マナ「わきゃぁっ⁉︎」
マリ「あれぇ〜? そんなに驚かせちゃった?」
マナ「あ、あなた、い、いつから……」
マリ「いつからがい〜ぃ? いや、それにしても名前が1文字違うだけって紛らわしいね」
マナ「……?」
マリ「どうしよっかなぁ〜。なんて呼ぼう?」
マナ「――っ!」チャキ
マリ「おぉー。それ戦自の支給品かにゃ?」
マナ「う、動かないで! 動いたら撃つわよ!」
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 23:37:51.61 ID:etwe8kYs0
マリ「……君、おもしろいね」
マナ「あなた! 一体何者! 名を名乗りなさい!」
マリ「それはちょっとできないな〜。少年兵のお友達はいいのー?」
マナ「――な、なんでそれを知ってるの⁉︎」
マリ「ネタバラシってギリギリまで引っ張った方が面白くない?」
マナ「ふざけないでっ!」
マリ「父親は病院勤務ってことになってるけどそれはウソ。転勤もウソ。あれもこれも……」
マナ「う、撃つわよ!」
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 23:40:47.32 ID:etwe8kYs0
だめだ眠い今日はここまで
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 00:00:16.29 ID:TwnC9taeO
乙
ちなみにこれは最後までやりきるの?
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 00:05:29.58 ID:j8it7uOBo
このSS書くのめっちゃ色々見直したり調べたりしなきゃいけなそうで大変そう
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 01:37:48.64 ID:1U1ySVV00
ゆっくりで構わん
君のペースで投稿したまえ
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 10:13:29.81 ID:yr44XEFoo
クッソ面白い
加持さんとマリのペアが引っ掻き回してる状況、なんかすごく良い
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 15:47:11.77 ID:r4kmnMXP0
マリ「それ、USPだよね?」スタスタ
マナ「……動かないでって言ったわよ!」カチャ
マリ「40口径モデルかな。携行するにはちょっと大きすぎない? いつもどこに隠してるの?」
マナ「……っ」カチリ
マリ「手! 震えちゃってるじゃん! 肘はちゃんとあげてもっとよく狙わないとぉ〜ブレちゃうよー」
マナ「な、なにを……ち、近づかないで」
マリ「手伝ってあげるよ」ヒョイ
マナ「(そんな、銃口を手で……⁉︎)」
マリ「狙うのは心臓? それとも頭かな? 確実性がほしいなら、ここ。苦しめたいなら、ああ、そんなことはどうだっていいね」
マナ「撃たないとでも思ってるのっ⁉︎」
マリ「ぜんぜん? しっかり撃って。狙うのは眉間にしておこっか♪ ――はい、どうぞ。後は引き金を引くだけ。あ、弾き方はわかる?」
マナ「くっ……あなた、な、なんなの……」
マリ「落ち着いてちょっと話したいだけなんだけどにゃー。どぉ?」
マナ「……わかった。だから、銃から、はやく手を離して」
マリ「ふふん♪ 協力してくれて嬉しいよー」
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 15:56:56.40 ID:r4kmnMXP0
マナ「――……」ジー
マリ「そんな警戒しなくってもいいってぇ。ここから見る景色、綺麗じゃない?」
マナ「…………」
マリ「第三新東京市。別名、使徒迎撃専用都市。使徒がくるのわかってて人が住んでるって正気とは思えないけど♪」
マナ「…………」
マリ「独り言は得意だからいいけどさぁ。もうちょっと反応があってもいいんじゃん?」
マナ「……目的はなに?」
マリ「おぉー。単刀直入にきたねー。それじゃ、こっちも誠意を持って答えましょう♪ ズバリ、情報交換、しない?」
マナ「情報交換……?」
マリ「協力してくれるなら、お友達。なんとかしてあげてもいいよ?」
マナ「――ほ、ほんと?」
マリ「焦らない焦らない♪ まずはお互いの条件から提示しましょっか♪」
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 16:06:03.79 ID:r4kmnMXP0
- 第三新東京市 市街地 -
加持「――やはり、ここもダミー会社か」
女「ええ……。これで何社目?」
加持「木を隠すなら森の中、と言うだろ。こちらの目を欺いてるのさ」
女「こちらの動きもかなり制限されてる。下手には動けない」
加持「ま、第三新東京市に住んでるのはほぼネルフ関係者だからな。まわり中敵だらけさ」
女「…………」
加持「直接、戦自に潜入する。仲間達にも伝えておいてくれ」
女「次のコンタクトは――」
加持「追って連絡する。銃を忘れるなよ」
女「了解」スタスタ
加持「――ふぅ。戦自もいいが、アスカが乗り越えたなら、次は、シンジくんだな」
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 16:25:44.65 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 -
マヤ「シミュレーションプラグ。準備完了しました」
リツコ「はじめて」
マヤ「了解。テスト開始します」
オペレーター「A10神経接続、完了」
リツコ「――……これは?」
ミサト「どうしたの?」
マヤ「……? 01番。シンクロ率が上昇しません」
ミサト「居眠りしてるんじゃ?」
リツコ「シンジくん? ちゃんとリラックスして」
シンジ『はい』
リツコ「――マヤ?」
マヤ「駄目です。シンクロ率、25.3%。起動指数、ギリギリです」
ミサト「ちょっと、まずいんじゃないの?」
マヤ「昨日の使徒の時は75%だったのに……」
ミサト「どうなってるの? 火傷のせい?」
リツコ「いいえ。外傷は関係ない。……他の子は正常に計測されてる。シンジくんだけというのがおかしいわね」
ミサト「…………」
マヤ「あっ、待ってください! 01番、シンクロ率45%まで上昇!」
リツコ「……バグかしら」
ミサト「不安定なのは困るわ。原因。突き止めて」
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 16:50:27.46 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 第三通路 自販機前 -
シンジ「ふぅ……」
アスカ「シンジ、どこか体調でも悪いの?」
レイ「…………」
シンジ「いや、そんなことはないんだけど」
アスカ「まぁ、そういう日もあるわよ」
シンジ「――最近、なんだか、デジャヴを感じることが多いんだ」
アスカ「……?」
シンジ「頭の中がモヤモヤしてるような、うまく言えないんだけど……そんな――うっ!」ズキンッ
アスカ「……シンジ? ちょっと! どうしたの⁉︎」
アスカ『バカシンジ!』
シンジ「(な、なんだコレ。アスカ? 早送りされてるみたいに景色が浮かびあがってくる……!)」
アスカ『加持さん。私、汚されちゃった。汚されちゃったよぅ……』
レイ『ひとつになりたいのは、私?』
○○○『……そうしなければ、人類が滅ぶことになる。さぁ、ボクを殺してくれ』
シンジ「――あ、アスカっ! 綾波っ! か、カヲ――!」
アスカ「……な、なに?」
レイ「……?」
シンジ「はっ、え――……?」
アスカ「シンジ、具合が悪いならミサトに――」
シンジ「いや、なんでも、なんでもない」
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 17:16:11.97 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 ラボ -
リツコ「シンジくん、具合はどう?」
シンジ「あ、いえ。なんとも」
リツコ「……そう。エヴァとのシンクロが不安定だったみたいだけど、なにか考え事?」
シンジ「…………」
リツコ「アスカのこと考えてたのかしら?」
シンジ「あぁ、いえ。そんなことは……」
リツコ「アスカから何か聞いたりはしてない? 例えば、エヴァのこととか」
シンジ「なにも、聞いてません……」
リツコ「質問を変えましょうか。アスカと寝た?」
シンジ「え、えぇ⁉︎」
リツコ「シンジくんはアスカと違って年頃の男の子ですもの。そういう欲求があるのは理解してるわ」
シンジ「そ、そんなことするわけないじゃないですか!」
リツコ「……そう?」
シンジ「そんなこと聞くの、おかしいですよ」
リツコ「シンジくん。いずれまわりにもわかることなのよ? だったら自分から言ってしまった方がいい」
シンジ「アスカとは……そんなんじゃ、ないですよ」
リツコ「……(口裏を合わせてるのかしら? なにかがあったのは間違いない。人の言うことを素直に聞くのが処世術だと思ってたけど)」
シンジ「……(なんで、こんなに、言いたくないんだろう)」
シンジ&リツコ「……(どうなってるのかしら(だろう))」
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 17:27:07.54 ID:r4kmnMXP0
- 夜 ミサト宅 -
コトッ
アスカ「はい、シンジ」
ミサト「いやぁ〜! アスカったらもう付きっきりじゃなぁ〜い! シンちゃん、嬉しい?」
シンジ「あぁ、そうですね」
アスカ「――ミサト」
ミサト「もしかして2人はもうエッチしちゃったりしたのかしらぁ〜? それともまだチューまで?」
アスカ「ミサト、それセクハラ」
ミサト「だっはっはっ! お姉さんにも聞かせないよ! 酒の肴にちょーどいいじゃない?」
アスカ「……はぁ。素直に言えば? シンジのシンクロ率の低下の原因。私たちにあると思ってるんでしょ?」
シンジ「そ、そうなんですか?」
ミサト「あらぁ〜。バレてた?」
アスカ「遠回しにやるのが大人のやり方よね。それ、傷つけない配慮なのかもしれないけど、不信感を抱くだけよ?」
ミサト「……ごみん。でも、実際のところどうなのか思い当たるとこなら教えてほしいのよ」
アスカ「たった1度のことでしょう⁉︎ 次はうまくいくかもしれないじゃない⁉︎」
ミサト「使徒が来た時に起こってしまえば、1度が命取りになるわ」
シンジ「…………」
ミサト「エヴァに乗るのは子供の玩具でも、遊びでもないのよ」
アスカ「詰問するのが効果的とは思えないって言ってんのよ」
ミサト「…………アスカ、なんだか余裕ができたのね」
アスカ「そう? 今度は私を攻めることにしたの?」
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 17:43:30.49 ID:r4kmnMXP0
シンジ「ちょっと、考え事をしてただけです」
ミサト「……その言葉に、嘘はない?」
シンジ「はい、だから、アスカを責めないでください」
ミサト「次のシンクロテストの結果、うまくいくといいわね」
アスカ「ミサトっ! いい加減に――!」ガタッ
シンジ「アスカ。いいんだ」
アスカ「…………」
ミサト「ごめんなさい。シンジくんはアスカが来るまではエースだった。だから、期待も大きいのかもしれない」
アスカ「私が倒してあげるわよ」
ミサト「アスカのシンクロ率は高いわ。前回の出撃の時はヒヤッとしたけど今日も安定してたしね」
アスカ「……(まぁ、あれでもシンクロしすぎないようにおさえてるんだけど)」
ミサト「だけど、一人で対処できない状況になった時、シンジくんの助けは必要よ。浅間山のこと、忘れてないわよね?」
アスカ「またそれ? 過去のことに過敏になりすぎよ」
ミサト「防衛本能はそれぐらいがちょうどいいのよ」
アスカ「はぁ、はいはい」
ミサト「とりあえず、この話は次のシンクロテストの結果がでるまでは忘れましょう。もしかしたら、本当にそういう日だっただけなのかもしれないし」
シンジ「…………」
ミサト「シンジくん。私は、私はあなたにはじめて会った時、あなたが初めてエヴァに乗った時、感動すら覚えたわ」
シンジ「………」
ミサト「何もわからない中学生が、よくわからないモノに乗ったんだもの。勇気も、そして守ってくれたことも賞賛してる」
シンジ「……はい」
ミサト「――私は、シンジくんのこと信じてるからね」
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 18:02:57.46 ID:r4kmnMXP0
- ミサト宅 シンジ部屋 -
アスカ「はぁ。ミサトの言い方ってもうちょっとなんとかならないのかしら?」
シンジ「…………」
アスカ「まぁ、私たちはパイロットなんだし、言いたいこともわからなくないんだけど、いかにもプレッシャーかけてますって感じすんのよね」
シンジ「アスカ、なんだか、本当に変わったね」
アスカ「……本当は、シンジにいっぱい話たいことあるの」
シンジ「うん?」
アスカ「だけど、今は(誰が見てるかわからないから)話せない。ごめん」
シンジ「うん。いいよ」
アスカ「……シンジ、耳かして」
シンジ「なに?」
アスカ「今度は、どこでしよっか?」コショコショ
シンジ「……っ! あっ、あの……」
アスカ「ま、私はそう思ってるからってこと!」
シンジ「そ、そっか」
アスカ「だけど、意外。シンジ、私達のこと隠してるの? 私から言わないでって言ってなかったのに」コショコショ
シンジ「うん。なんとなく。アスカのことが大切だからかな――いつっ⁉︎」バチン
アスカ「だからさぁ! どうしてそういうこと言えるようになってんのよ!」
シンジ「し、仕方ないだろ! 本当にそう思ってるんだから!」
アスカ「な、な、な、な……(だ、だめ! ここで押し倒しちゃ! た、耐えるのよ!)」
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 19:45:06.28 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 ??? -
委員会02「いかん。いかんよ。これは。由々しき事態だ」
委員会05「弐号機の覚醒はシナリオにない」
ゲンドウ「……これは不慮の事故です。電力が第三者に故意に落とされており、我々の制御下にありませんでした」
委員会06「君はコトの重大さがわかっているのかね。計画にどの程度の時と金をかけたか見当もつかん」
ゲンドウ「ご心配なさらずとも、弐号機は所詮デッドコピーです。オリジナルの初号機にはとるにたりません」
委員会03「しかし、ネズミは始末したのではなかったのか」
ゲンドウ「……想定外でした。背後に誰かついている可能性があります」
委員会02「弐号機の凍結は今はまだできない。量産計画が間に合わないからね。この責任、どう取るつもりかね?」
キール「――もうよい。碇。これまでの功績を評価し今回の失態は許そう。しかし、次はないぞ」
ゲンドウ「…………」
キール「命の選択を迫られているのは貴様も同じだ」
ゲンドウ「…………」
冬月「ふぅ……。これで我々も背水の陣というわけか」
ゲンドウ「わかっていたはずだ。世界を敵にまわすのは容易ではない」
冬月「全面的にぶつかり合うのは避けたいものだな」
ゲンドウ「やむを得ぬ場合は、それも仕方ない」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 20:09:11.67 ID:r4kmnMXP0
- 翌日 ミサト宅 -
アスカ「ふ〜ふんふ〜ん、よっと」
シンジ「アスカ、もうフライパンの扱いもお手の物なんだね」
アスカ「まぁね。もともと器用な私が凄いんだけど」
ミサト「臆せず自分を褒めるのはシンちゃんも見ならったら?」
シンジ「……そうですね」
アスカ「まぁ、シンジはシンジだし。なかなか変わらないところもあるんでしよ」
ミサト「おーおー。熱い熱い。なんだか部屋の温度が上がった気がするわー」
アスカ「またセクハラオヤジ化してる。ミサト、はやくネルフに行っちゃいなさいよ」
ミサト「もうちょっとしてから行くわよん。あ、それとシンジくんは少し学校遅れていくから」
アスカ「……シンクロテストさせるつもり?」
ミサト「まぁ、その、ね」
アスカ「私にも我慢の限界ってもんがあんのよ。ちょっとしつこすぎない?」
ミサト「安心できれば、もう口にはださないわ。今回だけは我慢して」
アスカ「……シンジ、大丈夫?」
シンジ「僕なら大丈夫だよ。シンクロできれば問題ないんだし。アスカ、先に学校行ってて」
アスカ「……わかった……」
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 20:19:39.90 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 ラボ -
リツコ「いらっしゃい、シンジくん、あとミサトも」
シンジ「……どうも」
ミサト「また徹夜?」
リツコ「まぁね。原因を特定できない限り、またいつ起こるとも限らないもの」
シンジ「あの、僕のせいで、すみません」
ミサト「シンちゃんは機械じゃないんだもの。リツコの仕事なんだし、そんなに気にしないで」
リツコ「ミサト? あなたもいい加減な人ね」
ミサト「シンジくんのことは、私が1番よくわかってるわ。昨日はちょっと体調が悪かっただけよ」
リツコ「医療スタッフでもないのに?」
ミサト「あら? シンちゃんと一緒のお風呂にもはいってるし、一緒のご飯だって食べてるわよん」
リツコ「今は彼、お風呂にはいれないでしょ? まさか、いれてるんじゃないでしょうね?」
ミサト「ものの例えよ」
リツコ「軽率な言動を碇司令が聞いたら、左遷されるわよ」
ミサト「なんでそこで碇司令がでてくるのぉ?」
リツコ「……っ! とにかく! 真面目にやって!」
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 20:38:53.72 ID:r4kmnMXP0
カシャ
ミサト「リツコのラボに来客? めずらしー。マヤ――」
ゲンドウ「…………」
ミサト「い、碇司令っ⁉︎」ガタッ
ゲンドウ「…………」
シンジ「と、父さん」
リツコ「はぁ。申し訳ございません。テストは今から行います」
ミサト「す、すぐにとりかかりますっ!」ビシッ
ゲンドウ「…………シンジ」
シンジ「な、なに?」
ゲンドウ「昨日はシンクロが不安定だったと聞いたが」
シンジ「……あぁ、うん」
ゲンドウ「……やる気がないならば、エヴァから降りろ」
シンジ「――っ!」
ゲンドウ「そんな者は必要ない」
シンジ「……な、なんだよそれ。父さんが僕を呼びつけたんじゃないか」
ゲンドウ「…………」
シンジ「昨日はたまたま調子が悪かっただけだよ!」
ゲンドウ「不服ならば出ていけ。目障りだ」
シンジ「……くっ!」
ミサト「あ、あの、碇司令」
ゲンドウ「――葛城一尉。本日付けで三佐へ昇進だ。書面化して通達になる」
ミサト「えっ⁉︎ は、はっ! 了解いたしました!」
ゲンドウ「……以上だ」
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 20:53:29.21 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 -
オペレーター「初号機パイロットエントリー準備完了しました」
リツコ「テストスタート」
オペレーター「テストスタートします。オートパイロット、記憶開始」
マヤ「了解。シミュレーションプラグを挿入」
オペレーター「システムを、模擬体と接続します」
マヤ「シミュレーションプラグ、MAGIの制御下に入りました」
リツコ「どう? シンジくん、なにか違和感はある?」
シンジ『……いえ、なにもありません』
ミサト「さっきの碇司令とのやりとり、影響がないといいけど」
リツコ「この親子はいつものことでしょ」
ミサト「だけど、精神面に関与してるなら影響ないの?」
リツコ「そうね……とりあえず、結果を見ましょう。マヤ、プロセスは?」
マヤ「問題ありません。測定解析、進んでいます。シンクロ率の上昇も順調です」
リツコ「やっぱり、バグだったのかしら」
ミサト「理由は機械じゃ、シンジくんになんだか申し訳ないわね」
リツコ「確定したわけではないわよ。ブラックボックスはまだまだ不特定な部分が多い」
マヤ「シンクロ率、52.3%」
リツコ「昨日のテストよりはいいけれど、70%には届きそうにない?」
マヤ「まだはじまったばかりですから……」
リツコ「では、検証を続けて――」
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 21:07:12.15 ID:r4kmnMXP0
- 第三新東京市立第壱中学校 昼休み -
アスカ「……はぁ」
ヒカリ「アスカ? どうしたの?」
アスカ「うん? なんだか、エヴァパイロット、やめたくなっちゃってさぁ」
マナ「――え?」
アスカ「だってさぁ、事あるごとに言われるのよ? 私達の年齢わかってるのかしらね」
トウジ「まぁ、ミサトさん達も苦労があるんやろ」
アスカ「でもしわ寄せがきてるのは私達なのよ? 子供だからってことだけじゃないのはわかってるけどさ」
ケンスケ「……まぁ、たしかに、そうだよなぁ」
マナ「……アスカたちも色々、あるんだね」
アスカ「マナだってそう思う時ないの?」
マナ「え? わ、私は――」
アスカ「子供に何を背負わせてるのって。そう思うことないの?」
マナ「――っ⁉︎ あ、アスカ⁉︎」
ヒカリ「……?」
アスカ「みんな、いろいろ、あるわよね」
マナ「……っ!あの、アスカ。少し話したい」
アスカ「私も話さないといけないと思ってたわ」
トウジ&ケンスケ「…………はぁ?」
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 21:31:11.46 ID:r4kmnMXP0
- 第壱中学校 屋上 -
マナ「――アスカは、この間の人と知り合い?」
アスカ「(ここは話を合わせておいた方がいいわね)……そうだけど?」
マナ「確認をとるように言われたの?」
アスカ「直接言われたわけじゃない。ただ、どう思ってるのか確認したかったのよ」
マナ「そんなに簡単な決断じゃないよ」
アスカ「…………」
マナ「ムサシもケイタも救いたいっ! だけど、危険が大きいじゃないっ!」
アスカ「…………」
マナ「うまく逃げられたとしても私達の今後の生活はどうなるの⁉︎」
アスカ「後ろ盾があれば、いいってこと?」
マナ「不安なんだもん! ケイタやムサシが死んじゃったらって!」
アスカ「(いまいち見えてこないわね)」
マナ「……シンジくんは信用できるの?」
アスカ「シンジ? もちろん、信用できるわよ」
マナ「本当にシンジくんが守ってくれるの⁉︎」
アスカ「(――はぁ?)」
マナ「シンジくんなら、できるって話だったじゃない⁉︎」
アスカ「……そうね。シンジなら、可能だわ」
マナ「――……わかった。戦略自衛隊の人達は信用できない。あなた達に賭けてみる」
アスカ「それで?」
マナ「もうすぐ、ロボットは、試運転にはいります」
アスカ「(ロボット?)」
マナ「パイロットには――ッ」
ゴオォォォォッ――
アスカ「うるさっ! なに? 戦闘機?」
マヤ「そんなっ⁉︎ まだ早すぎる!」
アスカ「えっ――?」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 21:49:43.41 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 発令所 -
マコト「厚木基地方面より、正体不明のアンノウン体が出現!」
ミサト「使徒⁉︎」
シゲル「パターン照合! 違います! 使徒ではありません!」
冬月「……また、厄介ごとか」
ゲンドウ「…………」
ミサト「使徒じゃないなら、私達の出番ではない、わね」
リツコ「そうも言ってられないみたいよ?」
ミサト「――え?」
マコト「戦自より出撃翌要請が来ました!」
ミサト「なんですって――⁉︎」
ゲンドウ「……初号機をただちに出撃させろ」
ミサト「し、しかし、我々の管轄外では⁉︎」
ゲンドウ「構わん。貸しは作っておいた方がいい」
ミサト「りょ、了解!」
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 21:58:36.63 ID:r4kmnMXP0
- 初号機 エントリープラグ内 通信 -
ミサト『シンジくん、アスカもレイも学校に行ってて間に合わないわ。今回は1人だけで出撃になる』
シンジ「了解。目標は?」
ミサト『情報が錯交しているの。とりあえず、現場に向かって、進行を止めて。できる?」
シンジ「進行を止めるって、ただ、止めればいいんですか?」
ミサト『そうね。できれば無力化してほしいとこだけど、あとは現場の判断で臨機応変にいきましょ』
リツコ『シンジくん。目標は御殿場市方面に向かっている。エヴァの電源はそこまでは届かないのよ』
シンジ「……それじゃ、どうすれば」
ミサト『目標の位置ははっきりとしている。だから迷うことはないわ。電源供給ラインを超えたらアンビリカルケーブルを切断して最速で走って』
シンジ「了解」
リツコ『マヤ、初号機のシンクロ率は?』
マヤ『55%! 行けます!』
ミサト『さあ、シンちゃん、ひさびさの1人舞台よ!』
シンジ「(今は……余計なことは考えずに……)」
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 22:08:52.32 ID:r4kmnMXP0
- 第壱中学校 屋上 -
マナ「そんな! ケイタァっ!」
アスカ「ちょ、ちょっと、なにがどうなって!」
『緊急警報、緊急警報、住民の皆さんは直ちにシェルターに避難してください』
アスカ「なんで⁉︎」
マナ「………うっ………ぐすっ……」
アスカ「ちょっとあんた! 泣いてちゃわからないじゃない! ってそんなこと言ってる場合じゃなかった、ネルフに急が――」
マナ「シンジくんが助けてくれるんでしょ⁉︎ 本当なのよね⁉︎」ガシッ
アスカ「ちょ、離しなさいってば――」
ガチャ
レイ「……あなた、何してるの」
アスカ「ファースト?」
レイ「緊急招集。碇くんが、初号機でもう出てる」
アスカ「シンジが⁉︎ シンクロは問題なかったのね!」
レイ「……先、行くから」
アスカ「わかったわ! 私もすぐにって! ちょっと!いい加減離して!」
マナ「――私もっ! 私もネルフに連れてって!」
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 22:35:32.68 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 発令所 -
マコト「目標は高速で移動中! 移動速度は、マッハを超えています!」
ミサト「市街地への進入は被害拡大に繋がるわよ。シンジくん。目標の位置をデータで送るわ」
シンジ『了解!』
リツコ「急いでシンジくん。エヴァでも追いつけなくなる」
マヤ「初号機、電源供給ラインを超えます」
ミサト「アンビリカルケーブル切断」
シゲル「アンビリカルケーブルの切断を確認! 内部電源に切り替わります!」
ミサト「加速、開始」
マコト「初号機! 加速状態にはいりました! 速度上昇中! 目標を追跡中!」
シンジ『ミサトさんっ!! これじゃ追いつけない!』
シゲル「目標の速度がはやすぎます! 到達予定時刻、内部電源では間に合いません!」
ミサト「………くっ!」
マコト「厚木基地より再度入電! 目標はできるだ現状維持してほしいとのこと!」
ミサト「なに勝手なこと言ってんのよ! 戦自は!」
シンジ『ぐぅううぁぁぁっ!!』
マヤ「初号機の速度上昇! 初号機もマッハを超えました!」
ミサト「間に合う⁉︎」
リツコ「間に合った所で、電源もなしにどうやって止めるの?」
ミサト「手詰まりじゃない!」
ゲンドウ「……初号機は一旦停止。戦自には現状をそのまま伝えろ」
ミサト「しかし、よろしいんですか?」
ゲンドウ「出撃したという事実があればいい」
ミサト「了解! シンジくん――」
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 22:45:57.61 ID:r4kmnMXP0
- 初号機 エントリープラグ内 通信 -
ミサト『シンジくん? 聞こえる? 残念だけど、追いつけそうにないわ!』
シンジ「――えっ⁉︎」
ミサト『初号機は戻って。また要請があれば、手を考えましょう!」
シンジ「そんな⁉︎ だってまだ、なにもしてないじゃないですか!」
ドクンッ
シンジ「(うっ、頭が……っ)」ズキンッ
ミサト『アスカ達も合流するから! きっと手はあるわよ!』
ドクンッ
シンジ「(なんだ、コレ。なんなんだよコレ)」ズキンッズキンッ
ミサト『シンジくん? 止まって!』
マヤ『初号機! さらに加速!』
ミサト『シンジくん⁉︎ どうしちゃったのよ⁉︎ シンジ――』
ドクンッ
シンジ「なんでいつも僕たちばっかりこんな目に」
シンジ「…………アスカを、綾波を、カヲルくんを………」
シンジ「みんなを、返せッッ!!!」
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 23:02:56.39 ID:r4kmnMXP0
- ネルフ本部 発令所 -
シゲル「初号機! 通信切断!」
ミサト「どうなってるの? おかしいところなんて特になかったわよ!」
ゲンドウ「ただちに停止信号をおくれ」
マヤ「了解! 停止信号……ダメです! 受けつけません!」
マコト「初号機! シンクロ率が上昇しています!」
リツコ「なんですって⁉︎」
ゲンドウ「プラグを強制射出しろ」
マヤ「――そんな⁉︎ こちらからの指揮系統を全て拒否⁉︎」
リツコ「そんなこと! ありえないわ!」
マコト「凄まじい速度です! 初号機、アンノウン体と接近! みるみる距離を縮めています!」
冬月「……暴走か?」
ゲンドウ「…………」
マヤ「初号機、活動限界まで1分を切りました! これ以上の追撃は危険です!」
ミサト「まったく! 浅間山からの復帰戦がコレ⁉︎ 」
リツコ「あの時とは状況が違うわ! こちらからの操作を全て受けつけないなんて!」
マコト「――目標と間もなく接触します!」
ミサト「どうするつもり? ――シンジくん」
マヤ「初号機⁉︎ 速度緩めません!」
リツコ「なるほど、体当たりするつもりね」
マヤ「し、しかし、マッハを超える速度で体当たりすれば衝撃が……!」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/25(土) 23:22:45.50 ID:r4kmnMXP0
シゲル「初号機からATフィールドの発生を確認!」
ミサト「ATフィールド⁉︎ 相手が使徒じゃないと有効じゃないんじゃ⁉︎」
リツコ「……そんなことはないわ。無機物にも有効よ」
シゲル「こ、これまでにない! 強力な磁場が発生!」
ゲンドウ「発生源は……」
冬月「初号機だろうな」
マヤ「初号機! 目標と接触!」
ミサト「ど、どうなるの?」
マコト「――初号機に強い衝撃がくわわりました!」
ミサト「それだけ⁉︎ 目標は⁉︎」
シゲル「目標、速度低下! 推進力を失った模様!」
マヤ「初号機! 活動限界まで5.4.3.2――」
ミサト「――どうちゃったのよ、シンジくん」
リツコ「今回は、処置なしとはいかないわよ」
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 00:23:10.42 ID:FmKNp9rU0
タタタッ
アスカ「はぁっはあっ……ミサトッ! シンジは⁉︎」
レイ「……ふぅ……ふぅ……」
マナ「………はぁ……はぁ……」
ミサト「アスカ、レイ? 部外者を勝手に発令所に――」
アスカ「私が連れてきたのよ! 目標は⁉︎ シンジはどうなったの⁉︎」
ミサト「……目標は停止したわ。シンジくんは、初号機は活動限界で停止してる」
マナ「あのっ! 目標は、大丈夫なんですよね?」
ミサト「日向くん、どう?」
マコト「信号が消えていないことからも、おそらくはたいして損害はないと見受けられます」
マナ「よ、よかったぁ」
ミサト「あなた、どちら様?」
アスカ「私の友達」
ミサト「へぇ……」
リツコ「ミサト、今はそっちよりもシンジくんよ」
ミサト「回収班をすぐに派遣して。戦自はなにか言ってきてる?」
シゲル「管制塔より連絡あり。協力を感謝する、正体不明機は我々で回収するとのことです」
ミサト「ふざけてるわね。こっちには一切情報をよこすつもりないの……」
ゲンドウ「無人機を飛ばせ」
ミサト「了解。UAVをすぐに手配して、それと衛星からの地上写真も」
アスカ「ちょっと待って……シンジになにかあったの?」
ミサト「少なくとも営倉入りになる命令違反はあったわね」
アスカ「はぁ⁉︎ なんでそんなことになってんのよ⁉︎」
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 02:28:15.17 ID:Mha+GwGpO
もうすぐスレ半分消化するわけだがまだ使徒三体か
これは長編だね
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 07:43:21.65 ID:9QS3U8/So
マヤとマナごっちゃになるのわかるわ
あと今さらだけどメール欄にsage以外にsagaもいれたほうがいいよ
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 14:15:30.76 ID:1n0VwmWsO
マリ、マナ、マヤ
似てるの多いな
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 22:30:46.69 ID:FmKNp9rU0
- ネルフ本部 医務室 -
ミサト「シンジくんの容体は⁉︎」
リツコ「検査結果はなにも問題ないわよ」
ミサト「……ふぅ……碇司令からは、なにかあった?」
リツコ「今の状態を伝えたら、処置なしと判断されたわ」
ミサト「ん? ちょっとひっかかる言い方ね。検査に問題はなかったんでしょ?」
リツコ「外傷、及び疾病の心配はないと言ったつもりだけど?」
ミサト「……それじゃ、他に問題があるってこと? もしかして精神的なやつ?」
リツコ「遠からずも近からずと言ったところかしらね」
ミサト「もったいぶるじゃない、私は監督者なのよ。いい加減教えなさいよ」
リツコ「シンジくんのことを1番理解しているんでしょ? 当ててみたら?」
ミサト「ぬぐ……っ! あんた、変なところで根に持つわね」
リツコ「すぐに改善できるような症状ではないもの。ミサトで少し遊んでるだけよ」
ミサト「……シンジくんでしょ? だったら、また、乗りたくなくなったとか?」
リツコ「はずれ」
ミサト「……わかったっ! 命令違反で営倉にはいるのを怖がってるとか!」
リツコ「それもはずれ」
ミサト「ん、んん〜」
リツコ「……ふぅ。あなた、それでよくシンジくんのこと1番わかってるなんて言えたものね」
ミサト「じゃあなんなのよぉ」
リツコ「シンジくんは――」
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 22:44:36.94 ID:FmKNp9rU0
- ネルフ本部 女子ロッカールーム -
アスカ「――シンジが記憶喪失ぅ⁉︎」
ミサト「……みたいなのよねぇ」
アスカ「みたいなのよねぇってちょっと⁉︎ そんなにノンビリ構えてる場合⁉︎」
ミサト「私としても困惑しっぱなしなのよ〜」
レイ「……碇くんは、どこまでの記憶があるんですか?」
ミサト「リツコによると、エヴァに乗る時、第三新東京都市に来てからの記憶がすっぽりと抜け落ちてるみたい」
アスカ「そんな⁉︎ それじゃ私のこともまったく覚えてないの⁉︎」
ミサト「う〜ん、まぁ、そうなっちゃうわよねぇ」
マナ「…………そんな、シンジくんが」
ミサト「とにかく、これからやらなければいけないことが山積みだわ。シンジくんのシンクロテストもそうだけど、戦自の正体不明機のことも気になるし」
マナ「あの、そのことなんですけど……」
ミサト「うん? そういえば、あの時、あなた無事かって言ってわよね」
マナ「はい。私、霧島マナといいます。実は、あの正体不明がなにか知っています!」
ミサト「……詳しく聞かせてもらえるかしら」
マナ「はい、かまいませんけど、あの、安全は保障してもらえますか?」
ミサト「まずは内容を聞いてみないとなんとも。ただ、有用であった場合は出来うる限りのことは協力させてもらうわよ」
アスカ「……そんな、シンジが記憶喪失だなんて」
ミサト「――アスカ? 大丈夫?」
アスカ「シンジに会いに行く! 今は医務室よね⁉︎」
ミサト「いいけど……覚えてないの見てもショック受けないでね?」
アスカ「思い出させてやるわよ!」
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:02:38.84 ID:FmKNp9rU0
- ネルフ本部 医務室 -
アスカ「シンジッ!」
シンジ「……?」
アスカ「大丈夫なの⁉︎」
シンジ「……平気、だけど」
アスカ「……あれ? なんだ、いつもと変わらない――」
シンジ「あの、部屋間違えてませんか?」
アスカ「……っ⁉︎ うそ⁉︎ 本当に忘れちゃったの⁉︎」
シンジ「えっと……?」
アスカ「私よ! 私のこと本当に覚えてないの⁉︎」
シンジ「あの、僕と、どこかで会ったことあった?」
アスカ「――……そ、そんなっ」
シンジ「……?!」
ガチャ
レイ「……碇くん」
シンジ「また? えーと、名前知ってるみたいだけど、どちら様ですか?」
レイ「…………」
アスカ「……ファースト」
レイ「……なに?」
アスカ「ミサトは?」
レイ「転校生と話をしてる」
アスカ「そ。それじゃ、私ミサトのところに行くから」
レイ「碇くんは、もういいの?」
アスカ「どうしてこうなったのか聞かなきゃおさまりつかないでしょ!! あったまきてんのよっ!!!」ガンッ
シンジ「ひっ⁉︎」
レイ「…………」
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:16:08.98 ID:FmKNp9rU0
- ネルフ本部 女子ロッカールーム -
ミサト「つまり、あの正体不明機は戦自が秘密裏に開発したロボットってこと?」
マナ「はい……」
ミサト「ふぅん。でも、一体なんの為に?」
マナ「ネルフへの、対抗兵器なんだと思います。私が聞いた話だと、エヴァじゃなくても使徒と戦えるという話でした」
ミサト「……ま、使徒がきてから戦自はいつも尻拭いだもんね」
マナ「そのパイロットが、私の友人のムサシとケイタです」
ミサト「今回のは暴走か、なんらかの不都合が起きたと見ていいのかしら?」
マナ「おそらくは。テスト試行は近々行われる予定でしたが、本格的な実用化はまだまだ先の話で……」
ミサト「先っていうと、どれぐらい」
マナ「6年後、だったと思います」
ミサト「6年⁉︎ なんとも気の長い話ねぇ〜」
マナ「……ですから、パイロットも20歳になるのを想定して現在14歳の両2名が選出されました」
ミサト「まるきり一般人てわけでもないんでしょ?」
マナ「はい。2人は少年兵で。もともと、志願して乗っています」
ミサト「でも、マナちゃんは2人を助けだしたいの?」
マナ「大人たちに都合のいいように利用されてるだけなんですっ! だから目を覚ませないとっ!」
ミサト「……なるほど」
マナ「……あの、どうにか、できそうですか?」
ミサト「ちょっと話が大きすぎて、私じゃなんとも言えないわね……」
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:27:40.16 ID:FmKNp9rU0
カシャ
ミサト「あら、アスカ。 シンちゃんどうだっ――」
ガンッ!!!
マナ「っ⁉︎」
アスカ「……ミサト」
ミサト「なぁに?」
アスカ「今すぐ経緯を話すか殴り合いをするかどっちがいい?」
ミサト「人を殺しそうな迫力ね」
アスカ「望まれればやるわよ。我慢なんかとうに終わってるわ」
ミサト「……わからないって言ったら?」
アスカ「――っざけんじゃないわよっ!! シンジをどうするつもり⁉︎」
ミサト「とりあえず、経過を見るとしか言えないわね」
アスカ「はぁ? 経過を見てそれで記憶が戻るの⁉︎ もっと具体的な対策案がなにかあるでしょ⁉︎」
ミサト「赤木博士からは、すぐに戻るような状況ではないと聞いているわ」
アスカ「ネルフってそんなに無能なの⁉︎ 一流の大学出た秀才達が集まってんでしょ⁉︎ そんな奴らの見解がそれ⁉︎」
ミサト「……アスカ。わめいてもシンジくんの記憶は戻らないわよ」
アスカ「嘆いてんのよ! あんた達のあまりの頼りにならなさに!!」
ミサト「…………」
アスカ「……シンジをかえして……」
ミサト「……シンジくんはいるわよ……」
アスカ「シンジを返しなさいよっ!!!」ガンッ!!
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:48:00.31 ID:FmKNp9rU0
- 帰宅中 -
アスカ「…………」テクテク
マナ「……あの、アスカ」テクテク
アスカ「…………」ピタッ
マナ「わっ」
アスカ「あんた、ミサトに話てよかったの?」
マナ「えっ?」
アスカ「ミサトに話するってことはネルフに話が通るってことよ?」
マナ「え? ――あの、そういう手はずだったはずじゃ?」
アスカ「……詳しく聞きたいけど、監視されてるかも」
マナ「あ、うん。そうよね」
アスカ「歩きながらでいいわ。あんたに話をしたのはメガネでいいわよね」テクテク
マナ「うん。メガネはかけてた」
アスカ「そいつと何か、計画したの?」
マナ「折り合いがついたら、やることを指示されてたの。アスカにネルフに連れていってもらったのもそれが理由」
アスカ「……それならそうと最初から言いなさいよ」
マナ「あの時は、私も気が動転してて……」
アスカ「シンジについては?」
マナ「シンジくんが私達を守ってくれるって、それだけ」
アスカ「……ふぅん」
マナ「あの、シンジくんは、記憶、取り戻せるよね?」
アスカ「取り戻せるわ。取り戻してもらわなきゃこまる」
マナ「……よ、よかった……私も安心できるし……」
アスカ「あんた、シンジのこと心配してるわけじゃないのね」
マナ「あ、ごめん……そんなこと、ないんだけど……」
アスカ「(あのメガネは次いつ現れるのよ⁉︎)」
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 00:02:09.69 ID:zHGVZawt0
- 翌日 第壱中学校 ホームルーム前 -
トウジ「記憶喪失ゥ〜⁉︎」
ケンスケ「そんな漫画みたいなこと本当にあるのかぁ?」
アスカ「……そうよ」
ヒカリ「碇くん、大丈夫なの?」
アスカ「うん……。外傷はとくにないから」
ヒカリ「アスカ……。辛いね」
アスカ「ありがと。ヒカリ」
トウジ「センセも火傷の次は記憶喪失とか、ほんまエヴァパイロットっちゅーもんは大変やのぉ!」
ケンスケ「記憶は戻りそうなのか?」
アスカ「まだなんとも言えない。でも、取り戻すわよ。私はそう信じてる」
トウジ&ケンスケ&ヒカリ「…………」
アスカ「ま、そういうわけだから。シンジが登校してきてもあんた達、いつも通りやんなさいよ」
トウジ「登校してきて大丈夫なんか?」
アスカ「午前は検査で、今日の昼から来るわよ」
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 00:14:16.25 ID:zHGVZawt0
- 第壱中学校 昼休み -
ガラガラ
シンジ「…………」キョロキョロ
アスカ「……っ!」
ヒカリ「あ、い、いかり――」
アスカ「ヒカリ、黙って」
トウジ「なんや、話かけんのかいな?」
アスカ「……覚えてないのが嫌なのよ」
トウジ「シンジはシンジやろ! まったく! よー見ておけ!」ガタッ
ケンスケ「お、おい、トウジ――」
スタスタ
トウジ「よっ! シンジ!」
シンジ「……?」
トウジ「昼から出勤とは社長顔負けやなー! 記憶なくしたって聞いとるが?」
シンジ「あぁ、ってことは、僕が記憶をなくす前の知り合い?」
トウジ「……まぁ、そんなとこや。登校してきて大丈夫なんか?」
シンジ「うん。日常生活の中で思い出すことがあるかもしれないからって赤木博士が」
トウジ「さよか」
シンジ「あの、僕の席ってどこかな?」
トウジ「あぁ、それならあそこやで」
シンジ「ありがとう」
トウジ「なぁ、ほんまにワシたちのこと忘れてしもうたんか?」
シンジ「……うん。ごめん」
トウジ「そうかぁ……。まぁ、そゆこともあるやろ」
シンジ「なかなか、ないと思うけど」
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 00:22:35.56 ID:zHGVZawt0
トウジ「…………」チラッ
アスカ&ヒカリ&ケンスケ「…………」ジー
トウジ「(あいつら、そんなに気になるなら話かければええのに、せや!)」
シンジ「……あの、まだなにか用?」
トウジ「なぁ、シンジ。記憶てどこからがないんや?」
シンジ「あ、うん。えっと数ヶ月前からなんだけど。えーと、たしか第三新東京都市にきてすぐから」
トウジ「それなら、シンジに彼女がおるのも覚えないんか?」
シンジ「えぇ⁉︎」
トウジ「ちなみに今も熱々で、昼休みになるといつも一緒に食べてたぐらいなんも?」
アスカ&ケンスケ&ヒカリ「……っ!」ガタッ
シンジ「そんな人が僕にいたの?」
トウジ「誰か知りたいか? ちょい耳貸せ」コショコショ
シンジ「――あっ。そうなんだ」
トウジ「声かけたれ。きっとあいつも待っとるからの」
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 00:37:54.88 ID:zHGVZawt0
スタスタ
アスカ「こ、こっちに来るわよ」
ヒカリ「(鈴原にしてはいいことやったかも)」
ケンスケ「よっ。碇。こっちこっち」
シンジ「あっ……。ここでいいんだね」
ケンスケ「記憶喪失とは大変だったな。俺は相田ケンスケって言うんだ」
シンジ「僕は、って、自己紹介の必要はないのか」
ケンスケ「こっちに用があったんだろ?」
シンジ「あ、うん。実は僕に彼女がいるって聞いて」
アスカ「彼女って私、まだ付き合ってるって言ってないのに」コショコショ
ヒカリ「いいじゃないアスカ。碇くんがこうして来てくれたんだもの」コショコショ
シンジ「ええと、あの、うまく言えないんだけど」
アスカ「……ふん、どうせあんたの――」
シンジ「心配かけてごめんね。洞木さん」
ヒカリ「へぇっ?」
アスカ「……ヒカリ?」
シンジ「僕、記憶なくなっちゃったけど、その、なんとかやるから」スッ
ヒカリ「へ? あの? い、碇くん? やだ、手」
アスカ「…………」パクパク
シンジ「どうしたの?」
トウジ「――なはははっ! 大・成・功!」
シンジ「……?」
ヒカリ「すぅ〜〜〜ずぅ〜〜はぁ〜らぁ〜〜っ!!」
アスカ「あんたの人生も今日で終わりね」
トウジ「なはは……は……なんや。冗談にマジになるなや!」
ヒカリ「やっていいことと悪いことがあるでしょう! 碇くんを騙して!」
ケンスケ「案外、委員長もドキッとしてたりして?」
ヒカリ「な、何言ってるのよ!!」
アスカ「ヒカリ、こいつらそろそろ一度きついのが必要だと思わない――?」
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:00:51.66 ID:u+wDA+/70
- ネルフ本部 ??? -
冬月「どうなることかと思ったが、我々にとっては良い結果だな」
リツコ「はい。シンジくんの記憶がなくなったことでアスカとの関係がなかったことになったのは僥倖と言えます」
冬月「やはり、あの2人になにかあったのは間違いないのかね?」
リツコ「間違いないかと。報告によるとクラスでも付き合っていると噂になっていたそうですわ」
ゲンドウ「子供の情報収集には子供が一番ということか」
リツコ「一概には言えませんが、往々にして距離感が近い者同士が打ち解けやすいのはたしかです」
冬月「この機会を逃す手はないな。今のうちにレイを近づけるべきか……」
リツコ「手を打ちますか?」
ゲンドウ「ああ……。邪魔がはいらないように警戒をしろ」
リツコ「承知いたしました」
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:11:06.35 ID:u+wDA+/70
- シンジ 夢の中 -
シンジ(少年)『キミは誰?』
シンジ「碇シンジ。君は?」
シンジ(少年)『ボクもシンジだよ』
シンジ「違うっ! 僕がシンジだ!」
シンジ(少年)『ボクのこと認めるのがこわいんだね』
シンジ「な、なに言ってるんだよ……」
シンジ(少年)『失敗するのがこわい? 自分が傷つくのがこわいんでしょ?』
シンジ「違う。こわくなんかない。僕はもう、逃げないって決めたんだ」
シンジ(少年)『今も逃げてるじゃない』
シンジ「誰から?」
シンジ(少年)『自分から。ボクから。アスカから。綾波から。父さんから。まわりから』
シンジ「違う。逃げてないんだっ!」
シンジ(少年)『逃げてちゃ、守れないよ』
シンジ「逃げてない! 逃げてないんだよ!」
シンジ(少年)『見たくないものは見ない。それもいい。だけど、見なくちゃいけない時がある』
シンジ「なんなんだよお前! 僕の話を聞けよ!」
シンジ(少年)『僕はキミだよ。話を聞いてないのはキミ』
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:20:55.22 ID:u+wDA+/70
シンジ(少年)『ボクは、子供じゃいられない。まわりが許してくれないんだ』
シンジ「うるさいっ! もうやめてくれよ!」
シンジ(少年)『子供でいたいんだね。なにもわからないふりして、見ないふりしたいんだね』
シンジ「うるさい、うるさい、うるさい! みんな守ってみせる! それでいいじゃないか!」
シンジ(少年)『クスクス。それはできない』パチン
アスカ『シンジ! 私を助けて! ひっ⁉︎』グシャァ
レイ『碇くん! 助けて……‼︎』グシャァ
シンジ「そ、そんなっ⁉︎ アスカッ⁉︎ 綾波⁉︎」
シンジ(少年)『自分を守りたいの?』
シンジ「僕は……僕は……」
シンジ(少年)『見たくないモノから、逃げてちゃだめだ』
シンジ「……ぐっ……なんで僕ばっかりこんな目に!! 見たくないモノを見なくてなにが悪いんだよぉッッッ!!!」
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:38:47.24 ID:u+wDA+/70
- 第三新東京市立第壱中学校 授業中 -
シンジ「――……はっ!」ガタガタッ
先生「……授業中に居眠りとは、関心しませんな」
クスクス
アスカ「(あのバカっ! なにしてんのよ)」
シンジ「あ……えっと、す、すみません」
先生「授業をすすめてもよろしいですかな?」
シンジ「どうぞ……」スッ
トウジ「センセが居眠りとはめずらしいのー」コショコショ
シンジ「そ、そうかな」
トウジ「なんや? すごい汗かいとるやないか。顔色悪いが、大丈夫か?」
シンジ「いや、なんでもない……えっと、鈴原くん」
トウジ「――トウジや。鈴原くんなんてやめぇ」
シンジ「あっ、ごめん。その、後で記憶の無くなる前の僕のこと教えてもらっていいかな」
トウジ「お安い御用や。ケンスケも一緒に話した方がよさそやな」
ケンスケ「おい、トウジ! 先生が見てるぞ!」コショコショ
トウジ「おぉ、わかった」
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:03:56.21 ID:u+wDA+/70
- 第三新東京市立第壱中学校 放課後 -
トウジ「おまっとさん」
ケンスケ「よいせっと」
アスカ「…………」むっすぅ
ヒカリ「あはは……」
マナ「…………」
シンジ「あの、こんなに?」
トウジ「まぁ、知っとる人間は多い方がええやろ」
ケンスケ「綾波も誘ったんだけどさぁ」
シンジ「あっ……えっと、綾波さんも仲が良かったの?」
トウジ「うん? まぁ、そやなぁ。他に比べたらセンセはダントツちゃうか」
シンジ「そうなんだ……」
アスカ「シンジ! なんで居眠りなんかしたの⁉︎」
ヒカリ「ちょ、ちょっとアスカ……」
シンジ「えーと、惣流さんでいいのかな」
アスカ「ちがっ……!」
ヒカリ「アスカって呼んでたよ! 前の碇くん!」
シンジ「あっ、そうなんだ。ごめん。アスカさん」
アスカ「……っ!」
ヒカリ「アスカ……」
トウジ「まぁ、シンジも悪気があるわけやない。記憶がないんや」
ケンスケ「僕たちがいつも通りにしてやらなくちゃなぁ」
トウジ「せや。ゴリラ女もホームルームの時そう言っとったやろ」
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:11:55.14 ID:u+wDA+/70
シンジ「なんか、色々気を使わせてるみたいだね……」
マナ「あの、シンジくん?」
シンジ「えぇと」
マナ「あ、私、霧島マナっていうの。マナって呼んで」
シンジ「……ごめん。霧島さんも僕と仲良かったの?」
マナ「……うぅん。私、そんなに話したことないの。知り合って間もなかったから」
シンジ「へぇ」
マナ「だから、私だったらフラットに話せると思う。みんなもいい? 足りなかったら補足してくれる?」
トウジ&ケンスケ&アスカ&ヒカリ「…………」コクリ
シンジ「……ありがとう。それで、記憶のなくなる前の僕なんだけど」
マナ「うん。シンジくんはエヴァっていう乗り物のパイロットなのはもう知ってる?」
シンジ「赤木博士からそう聞いた」
アスカ「前のシンジはリツコさんって呼んでたわよ」
シンジ「そうなんだ……。呼び方まで、って、それはそうか」
アスカ「…………」
マナ「は、話を続けるね? それでエヴァのパイロットとしてみんなから頼りにされてたの」
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:21:57.21 ID:u+wDA+/70
シンジ「頼りに? 僕が?」
マナ「エヴァのパイロットはみんなの生活を守ってくれてるんだもの。友達としても、もちろんだけど」
シンジ「なんだか、実感がわかないや」
マナ「使徒っていう宇宙からきてる怪獣をもう何体も倒してるんだよ?」
シンジ「それも僕が?」
アスカ「私も殲滅してるけど、半分以上はあんたの手柄ね」
トウジ「日本中から電力かき集めたのもあったなぁ」
ケンスケ「ヤシマ作戦だろ? 僕たちも参加した」
ヒカリ「うん……」
マナ「ね? 少なくとも嘘じゃないっていうのは、わかる?」
シンジ「うん、まぁ……」
マナ「シンジくんは、ネルフに通いながら学校生活を送ってたの」
トウジ「この場合、どっちが本業なんやろな?」
ケンスケ「両方だろ」
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:31:04.30 ID:u+wDA+/70
マナ「それで、その内に、ここにいるみんなと仲良くなっていったの」
シンジ「僕ってどういう性格だった?」
トウジ「まぁ、そやなぁ、一言でいえば……」
ケンスケ「根暗かなぁ……」
シンジ「えぇ……」
アスカ「まぁ、パッと見はさえないやつよね」
ヒカリ「私も最初は関わろうとはしなかったな」
シンジ「……そ、そうなんだ」
トウジ「せやけど、悪いやつやなかったことはたしかや」
ケンスケ「ま、悩みながら前に進もうとしてたしね」
アスカ「かけてほしい言葉をかけてくれたわね」
ヒカリ「私はみんなの話を聞いて……でも、使徒から守ってもらってたから」
シンジ「…………」
マナ「私のこと、マナって呼ぶことからはじめない?」
アスカ「………」ピクッ
シンジ「でも、いいのかな」
マナ「記憶をなくす前に呼んでたわけじゃないから気にしないで。いつまでも霧島さんじゃ距離感じちゃうもの」
シンジ「……わかったよ。マナ」
アスカ「はぁ……。私はアスカ」
シンジ「うん。よろしく、アスカ」
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:46:06.13 ID:u+wDA+/70
- 帰宅中 -
シンジ「……あの、アスカの家と僕の家って方向同じなの?」
アスカ「えぇ? なにも聞いてないのぉ?」
シンジ「……?」
アスカ「はぁ……。あんたと私、一緒に住んでるのよ」
シンジ「えぇ⁉︎」
アスカ「(シンジのバカっ! どうして思い出さないのよ!)」
シンジ「あの、理由聞いていい?」
アスカ「……エヴァパイロットだからよ」
シンジ「ぱ、パイロット同士って一緒に住むんだね……」
アスカ「詳しいことは、ミサトに聞いて。私はめんどくさいからパス」
シンジ「あ、ごめん。もしかして、僕たちってあんまり仲良くなか………っ!」
バチンッ!!!
アスカ「……あんた……」
シンジ「……いっつぅ〜〜。なにもいきなりビンタすること――⁉︎」
アスカ「知らないっ! 1人で帰りなさいよ!」
タタタッ
シンジ「……なんで、なんで泣くんだよ……」
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