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学園生活SS LRという名の校則
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 19:37:46.44 ID:Mi/Bls3SO
名前 :水無月 愛美
性別 :女
年齢・学年 :16(高一)
外見(身体的特徴) :美人、しかし貧乳
外見(服装・髪型など) :普通に制服を着こなしている、黒髪ツインテール
外見(休日での服装) :淡い青を貴重としたワンピースタイプの服を愛用
性格 :偉そうで気が強い
特徴 :知らない人には偉そうだが、友達にはとことん甘い
夢・願望 :性格のせいで友達が殆どいないので、もっと友達が欲しい
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 19:48:31.14 ID:Kdx2KM7ro
名前:佐々江 サエ
性別:女
年齢・学年:高2
外見(身体的特徴):中肉中背で胸は大きめ
外見(服装・髪型など):いつもカーディガンを羽織っている、髪はミディアムボブ
外見(休日での服装):体の線が出ないゆったりとした服を好んで着る
性格:いつも柔和な物腰
特徴:かなりお節介焼なところがある
夢・願望:人を支える仕事に就きたい
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 19:53:09.14 ID:V5hAEQN7o
名前 篠崎 麗沙(しのさき れいさ)
性別 女
年齢・学年 15、中3
外見(身体的特徴) 小学生に見える低い身長、無乳
外見(服装・髪型など) 腰の近くまであるふわふわロング、まだブラをつけたことがない
外見(休日での服装) ロリ系のミニスカニーソ
性格 やたらに気が強い、プライドの高さから助けは求めない主義。外見性格ともに幼いことは自覚して気にしている。普段は口数少ないが喋りだすと止まらない
特徴 気の強さのため敵が多く頻繁に性的なものも含む嫌がらせに遭う。外見に反して身体能力は高め
夢・願望 馬鹿にされたくない。なので幼さをどうにかしたいと思っているがプライドの高さに繋がってしまい自縄自縛気味
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:03:39.41 ID:9OLYQX5WO
名前:青井 勇気
性別:男
年齢・学年:高1 16歳
外見(身体的特徴):小柄な細マッチョ
外見(服装・髪型など):短めのつんつん頭
外見(休日での服装):動きやすい服
性格:曲ったことは大嫌いで向こう見ず
特徴:面倒事に顔を突っ込むことが多いので傷が絶えない
夢・願望:男らしく背を伸ばしたい
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:04:25.90 ID:z7QrQ7wIO
男に服の安価本当に必要なのかなあ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:08:35.55 ID:dSffHURg0
名前 平瀬 恋(ひらせ れん)
性別 女
年齢・学年 18才高3
外見(身体的特徴) スレンダーナイスバディ、美人系
外見(服装・髪型など) ピンクのロング。後ろでまとめてる。制服はしっかり着こなす
外見(休日での服装) ふわっとした感じで露出は控えてる
性格 優しい
特徴 いつも敬語。学園の女神とまで呼ばれるが、昔クラスで全裸ペットにされた恥辱の過去がある心の傷を引きずっている
夢・願望 優しい人のお嫁さんになりたい
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:22:41.12 ID:AqTfrXkPO
名前 三島佳奈
性別 女
年齢・学年 17さい 高2
外見(身体的特徴) 巨乳、巨尻、薄い褐色の肌
外見(服装・髪型) ブラが見えそうなくらい胸を開けた制服、ミニスカ、茶髪
外見(休日での服装)ショートパンツ、キャミソール
性格 生意気なギャル、アホ
特徴 嫌なことを嫌とハッキリ言うことができるが知らないことを知ってるフリをし他人の話しに流されやすい
夢・願望 とにかく楽しく生きる
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:24:39.61 ID:uKRCQuo0O
名前 :有村 春希
性別 :男
年齢・学年 :高一
外見(身体的特徴) :どう見ても女
外見(服装・髪型など) :当たり前だが男子の制服
外見(休日での服装) :中性的な服装
性格 :マイペース(女好き)
特徴 :普段からのほほんとしているが、無類の女好き
夢・願望 :彼女が欲しい
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:24:40.23 ID:6L6AAm8Ro
名前 筒川 清夏 つつかわ せいか
性別 女
年齢・学年 17/高2
外見(身体的特徴) 爆乳以上の奇乳おっぱい、大きなお尻
外見(服装・髪型など) 長いスカートに黒タイツ、おさげ
外見(休日での服装) 露出を控えた地味で上品な格好。下着は派手だったりつけてなかったりすることも…
性格 表向き真面目な優等生で注がれる視線を嫌っていることになっているが極度のムッツリスケベ。性的な欲求を遠ざける生活を続けすぎて視線すら快感に思っている
特徴 風紀委員、弓道部。実は学園で見つかったバイブや教室のおしっこなど変態事件の張本人
夢・願望 自分の欲求を解放したい感情と抑え込みたい感情で揺れ動いている
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:25:07.34 ID:59IT6aXc0
名前 四方院 千賀子
性別 女
年齢・学年 15(高1)
外見(身体的特徴) 身長低め。糸目。姿勢よし。足音を立てず歩く。幼さを残した顔
外見(服装・髪型など) 袖や裾が余り気味だが生徒手帳通りの着こなし、肩で切りそろえたおかっぱ
外見(休日での服装) ストールや、全身を覆うようなポンチョ型の上着などをよくかぶる。正装は和服なのだが日本人形に似すぎて物影に居ると怖い
性格 温和、そしてとんでもなく冷静。丁寧なこともあいまって、時におばさんくさい
特徴 常に平穏を愛し、妥協点を探してうまく収めようとする。妥協する気のない人とは関わりたがらず、根性論も嫌っている
夢・願望 重量挙げ140kg、それを達成するための体づくり
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 20:50:36.10 ID:DnHKMaUFO
名前 七宮 ナナ
性別 女
年齢・学年 高1 15
外見(身体的特徴)貧乳
外見(服装・髪型など)ミニスカの片ニーソ。ボタン外してへそ出しにしている。髪は短い
外見(休日での服装) 一番長いスカートでパーカーの下に隠れる長さ。派手な見せパン
性格 小動物系、ちょっとゲスキャラで時々意地悪な側面を見せる。考えない性格
特徴 テニス部。広く浅く友達が多い
夢・願望 注目されたい
13 :
◆BZkzbYbM4s
[saga]:2017/02/27(月) 21:28:44.77 ID:8J10qz8Oo
名前:佐倉陽子
性別:女
年齢・学年:中学校一年・12才
外見(身体的特徴):身長が小学校三年生女子程がなく、更にスレンダー。童顔も合わさってロリにしか見えない
外見(服装・髪型など):大人っぽいシックな服を着ているが、子供が無理しているようにしか見えない。また髪型はツインテール
外見(休日での服装):基本的に外に出ない為、パジャマ姿。そのパジャマは着ぐるみ型の猫の物
性格:誰彼構わず、噛み付く気の強い性格。但し、それは優しさの裏返しであり、それを気づいている者も多い
特徴:帰宅部かつ友達は数人しかいないが、皆いい子かつ仲は良い
夢・願望:大人の女性として、大人な男の人と一緒になること。また将来は翻訳家になることを目指している
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:29:11.37 ID:8J10qz8Oo
トリップ失礼しました
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:47:33.82 ID:T52Mx7d+o
名前 星ヶ谷 詩乃 (ほしがや うたの)
性別女
年齢・学年 14 中学二年
外見(身体的特徴) 長身だが貧乳
外見(服装・髪型など) 普通の制服で黒タイツ着用 髪の長さは肩までだが前髪で目が隠れかけている
外見(休日での服装) 黒を基調としたワンピース
性格 気弱で引っ込み思案
特徴 美術部で友達は幼馴染1人だけ
夢・願望 幼馴染と将来結婚したい
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:48:17.01 ID:9OLYQX5WO
やっぱり女比率高くなるよなぁ
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:57:32.81 ID:Q6BixV1DO
名前 緑谷 弘 (りょくらひろ)
性別 男
年齢・学年 16 高校一年
外見(身体的特徴) 華奢でかなり小柄
外見(服装・髪型)綺麗な髪質
外見(休日での服装)明らかに似合ってないワイルドな服装
性格 臆病なところがあるが心優しい
特徴 自分の体型と性格にコンプレックスを持っている
夢・願望 もっと男らしくなりたい
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:57:43.25 ID:sZ6twVF30
本当に書ききれんのかコレ
エタるよりは負担を減らして細々でもいいから書いていった方がよさそうだが
名前:湯川 誠
性別:男
年齢・学年:17(高2)
外見:(身体的特徴)周りと比べて背が低い
外見:(服装、髪型など)こだわりの眼鏡をかけており、ちょっとした外出でも常に学生服を着ている
外見(休日での服装)シワひとつない白いYシャツとズボン(私服は部屋着を除いてほとんどない)
性格:超がつくほどの真面目で理屈っぽい。落伍者に厳しいが教えを請われればきちんと教えてくれる
特徴:全国模試で五指に入るほどの秀才。両親がお金持ちで教育に厳しい。故にテレビゲームなど世俗的なことに疎い
夢・希望:難関大学に合格して立派な職に就くこと
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/02/27(月) 21:59:00.55 ID:eIGAD6Ca0
名前 高村 秋斗(たかむら あきと)
性別 男
年齢・学年 16才 二年
外見(身体的特徴)身長185cm。すらりとしながらもがっしりとした体つき。
外見(服装・髪型など) 黒髪短髪。制服をきちんと着こなした爽やか少年
外見(休日での服装) 動きやすさを基本としながらもきちんと整えた服装
性格 爽やか熱血サッカーバカ
特徴 物心ついた頃から、ワールドカップ日本優勝を本気で夢見ているサッカー少年。なんでも全力で取り組むが、大抵はサッカーに繋がっている。(例:サッカーを科学的に理解するために数学や物理を勉強。サッカーで国外に出たときにコミュニケーションをとるために語学を学ぶ)チームワークや和を信条とし、相手を尊重する心とスポーツマンシップ、フェアプレイ精神を忘れない。けどサッカーバカなのでサッカーでみんな仲良くなれると思っている。
夢・願望 ワールドカップ日本優勝、日本のサッカー発展に貢献
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:59:02.94 ID:lzmBX8Ako
名前 真々島 歩(ままじま あゆむ)
性別 男
年齢・学年 17歳
外見(身体的特徴) オッドアイ
外見(服装・髪型など) 無造作ヘアー。制服は正しく着込むタイプ。
外見(休日での服装) 黒を基調とした服を好む。
性格 温和かつ柔和。何事もきっちり始まりきっちり終わっているのが好き。
特徴 やるときにはかなりの有能と化すが普段はのんびりしすぎているほどにのんびり。その親しみやすい気質からか友人は多い。
夢・願望 穏やかに人生を謳歌したい。できるなら素敵なお嫁さんも。
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 22:35:53.14 ID:kl2jsdIlO
名前 川本 真奈(かわもと まな)
性別 女
年齢・学年 15(中3)
外見(身体的特徴) 身長153p、バストは中々のもので、オッドアイ(カラコン)
外見(服装・髪型など) 黒髪ツインテール、胸元にはお気に入りの十字架アクセ(『力』を持つ者の証で、手放すと災いが起きるらしい)
外見(休日での服装) 自作のコスプレ衣装。
当人いわく「魔翌力の暴走を抑える拘束具であると共に、効率的に『力』を行使できるように最適化された私専用のドレス」
性格 中二病真っ盛りでキザな言い回しを好むカッコつけ、でも勉強には真面目に取り組む
特徴 真名を呼ばれると魔翌力が漏れてしまうらしく、真実の名(トゥルーネーム)「マナリア・バーンシュタイン=神埼」と呼ぶよう触れ回っているが、誰にも呼んでもらえない
夢・願望 世界を襲う災厄から皆を守り抜くこと
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 23:09:12.16 ID:1jZcjN7J0
名前 宮崎乙女 みやざきおとめ
性別 女
年齢・学年 17 高2
外見(身体的特徴) 170センチの超爆乳
外見(服装・髪型など) 金髪ポニーテール 制服の胸ボタンが1つ外れている
外見(休日での服装) 下着姿かジャージ
性格 明るく何事にも積極的 人懐っこい
特徴 エッチなことに人一倍興味があり同性のおっぱいを揉んだり異性にはおっぱいを触らせることもしばしば。
実はおっぱいを性感体なため揉みしだかれたい気持ちがある
夢・願望 燃えるようなエッチがしたい
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 23:09:15.56 ID:WYtKNVvso
名前 三上 葵(みかみ あおい)
性別 女
年齢・学年 16(高1)
外見(身体的特徴) 褐色 八重歯 低身長
外見(服装・髪型など) スク水の上から丈短めの制服を着ている ショートカット
外見(休日での服装) ショートパンツとか動きやすい恰好
性格 明るく社交的 あまり男女の意識はなく男とも気軽にスキンシップをとる
特徴 水泳部の期待のエース 頭はあまりよくない
夢・願望 水泳で金メダルを取ってゆくゆくは子供に水泳を教えたい
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 23:58:48.09 ID:Cfx/4XF80
名前 海藤雅人
性別 男
年齢・学年 18歳 高3
外見(身体的特徴)背が高く、見た目チャラ男
外見(服装・髪型)着崩した制服、金髪
外見(休日での服装)適当に着る
性格 殺人と強盗以外の悪いことは大体やったことがある不良、女好きだが生意気な奴が嫌いで自分の思う様にしようとする
特徴 似たような仲間とつるんでいる、喧嘩が強い
夢・願望 特に無し
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 23:59:26.14 ID:XWtasZIIO
まだか
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 00:06:06.41 ID:56qo/tfAO
そう焦るんじゃない
安価って大変なんだぞ...
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 00:19:02.35 ID:GHh5fT3jo
名前:金山 鉄男 (かなやま てつお)
性別:男
年齢・学年:高校3年 18歳
外見(身体的特徴):2m近い巨漢
外見(服装・髪型など):特注サイズの制服をキッチリ着ている
外見(休日での服装):体に合うサイズがほとんど無いのでジーパンにTシャツ
性格:質実剛健で寡黙
特徴:空手、柔道、剣道など武道はなんでもござれで習得している
夢・願望:強くなって世を正す
28 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 00:57:04.29 ID:rVVpTU77O
想像以上の安価ありがと。
主人公は
>>17
の緑谷 弘に決定しました。
開始
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:08:48.92 ID:9QIO2vkJ0
待ってます
30 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 01:09:10.07 ID:rVVpTU77O
夏―――
ぼくは、この日も小さく息を吐きながら熱いアスファルトの上を進む。
周囲では暑い暑いと声がする。みんな不満ばかり。
暑さだけでなく、鳥の声やさわやかな風にも目を向ければいいのに。
そんなことを考えていると、見えてきた。青い大きな建物……青昂学園の校舎。
中学生と高校生があの中で一緒に学園生活を送っている。
校舎の真ん中にある、時計を見る。まだ十分間に合う。このままさわやかな風を楽しみながら歩いて教室へ行こう。
と思った時、ぼくの背中に衝撃が走った。
ナナ「おーーーーっす!」
弘「いたたた……七宮さんやめてよ毎日毎日」
ナナ「あははっ」
やってきたのは七宮ナナさん。いつも変わらず元気だけど、この毎日背中を叩いてくるのはどうにかしてほしい……。
ナナ「いやもー暑いね、マジで溶ける! 少なくとも上級生の化粧は溶けるかも!」
そういってゲラゲラ笑う七宮さん。飛び跳ねて本当に元気だ。
弘「あれ、朝練はないの?」
ナナ「うん、今日はね」
弘「そう、なんだ」
ナナ「あははどーしたの?」
笑いながらまたバシバシ叩いてきて……もうやめてよお。
31 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 01:15:27.48 ID:rVVpTU77O
そこに、元気のいい音が響いてきた。
バシバシと叩く音に混じって、ドタドタとしたアスファルトの地面を叩く音。
同じクラスの青木 勇気君が走ってくるいつもの音だ。
勇気「こおらあ! 七宮、イジメはぜってーゆるさねえぞ!!」
ナナ「あ、うるっさいのが来た!」
弘「勇気、おはよう」
ナナ「あ! 私には七宮さんで青木には勇気!? あーひどーいつめたーいそんな人とは思わなかった!」
弘「え、いや、だっていつもそう」
だっていつもそう呼んでいるのは知っているじゃない。ぼくがまごまごしていると、にんまりとしてから口をぱっくりと開けてバシバシ叩いてくる七宮さん!
ナナ「あははかわいー! 本気にしちゃってー!」
弘「いたい、いたいってば!」
勇気「ほったらかしにするな俺を」
32 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 01:26:01.65 ID:rVVpTU77O
七宮さんに叩かれてると、いつも勇気は走ってきて止めようとする。
曲がったことが大嫌いな勇気は、学校のどんなもめごとやイジメ、暴力沙汰に首を突っ込んでは喧嘩ばっかりしてる。
でも七宮さん、そこまで悪いことしてないと思うんだけどな。痛いけど。
ナナ「それにしても弘さあ、シルバーアクセ似合わないからやめたら? 今日なんてドクロって。昨日は剣だったしその前はえーっと、メリケンサック型だったっけ。やっぱ似合わない!」
弘「え……う、うん。で、でも気に入ってるから」
勇気「いやー、でもガラ悪く見えるから俺もやめたほうがいいと思うぞ」
弘「い、いいんだよ。ほっといて」
ぼくは少しでも弱気な自分をかえたくて、普段の服装は似合わないと言われながらもワイルドなものを着ている。
学校の知り合いに見られたことはないけど、街を歩けば笑われる。もし七宮さんに見られたらなんて言われるんだろう。
はあ……この情けない自分をどうにか変えたい……。
恋「皆さん、おはようございます」
勇気「おお! 平瀬先輩! おはよーっす!」
七宮「おはようございます先輩!」
弘「え? あ、平瀬先輩」
恋「早く行かないと遅刻しちゃいますよ?」
この人を見るとドキドキする。太陽に照らされた笑顔に、優しい声。
ふわっとした髪が、風になびいている。
すると、今度は両腕に痛み、そして体全体が前へと引き寄せられる。
七宮さんと勇気が思いっきり引っ張って走りだしたんだ。
勇気「遅れる! やべえ!」
ナナ「遅刻しちゃうよ早くー!」
弘「え、あの、まだ余裕あるんだけどーーーー!?」
33 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 01:38:19.72 ID:rVVpTU77O
教室。
青く塗られた外見と同様、すっきりとした近代的な風景……と言えばいいんだろうか。
ぼくはどっちかというと、小学校までの、木材のあったかみがある学校のほうが好きだなあ。と時々思う。
何でできてるのかわからないけど、無機質な銀色の机に顎を付け、ため息をつく。
ぼくは勇気と隣の席に座っている。七宮さんはぼくを放り込むように手放してから、急いで隣のクラスへ走っていった。
直後、ビターンという音がした。『パンツ丸出しじゃんアンタ』という笑い声と、『み、見るなばかあー!』という七宮さんの声が聞こえたけど……このことは忘れよう。はずかしい。
それより、先輩ともう少し話したかったな。
弘「はあ……先輩ともう少し話したかったな」
勇気「しゃーねーだろ! 遅刻するとこだったんだから!」
弘「十分余裕はあるでしょ……まだチャイムが鳴るまで10分はあるよ?」
勇気「え、マジか」
弘「もう……」
たぶん先輩の『早くしないと遅刻』って言葉でそう思ったんだろうなあ。
先輩自身は『このままそこで話を続けていると遅刻する』って意味で言ったんだろうけど。
勇気「平瀬先輩、マジでいい人だよなあ。この間だって、校門近くに捨てられてた犬の新しい飼い主を一生懸命探してさ」
弘「うん」
先輩は本当にやさしい。それに勇気もある。小さいころに、川に落ちた赤ちゃんを助けたことだってあるらしい。
逆に、そういう正義感ややさしさによる人気を妬まれてよく思わない人もいるらしいけど。
そういった意味では……じゃないけど、勇気も心配だ。
勇気「さーて、授業の準備……ん?」
弘「どうしたの?」
勇気「いや、
>>34
がこっちに来るんだが」
>>34
は募集時のキャラから選択。キャラに応じて勇気からの呼び方も変更。
>>35
でそのキャラがしようかと思うことを安価(以後、思考安価と呼称)。
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:39:52.02 ID:mtzwmMTi0
高村 秋斗
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 01:42:55.44 ID:9QIO2vkJ0
サッカーの試合の話し 呼び捨て
36 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 01:52:28.65 ID:rVVpTU77O
勇気「いや、高村先輩がこっちに来るんだが」
弘「先輩が?」
やってきたのは高村先輩だった。いつもサッカーの話をしてくれるんだけど、正直ついていけないところもある。
男らしい人だったらきっぱり断れるんだろうか?
いや、楽しそうに話してるのにそんなにすっぱり断ってしまったらかわいそうだよね?
その迷いはともかく、僕の前の席に勝手に座る高村先輩。
高村「なあ勇気に弘」
勇気「あれ、いままで君付けで呼んできたのに」
高村「ん? ああ、これまで何回もサッカーの話してきたろ。そろそろ他人行儀はやめようぜ!」
弘「は、はい」
ぼくとしてはそれほど仲良くなった気はしないんだけど。でもいい人には違いないし。
サッカーの話題をどんなにされても、耳に入ってこない。
うーん、でもサッカーをやったらもうちょっと男らしくなれるんだろうか……?
弘「せ、先輩」
高村「おいおいお前も秋斗さんって呼べばいいだろー?」
弘「え」
勇気「まあまあ勘弁してやってくださいよ」
37 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 02:02:28.43 ID:rVVpTU77O
弘「あ、あの、先輩。じゃない、秋斗さん。ぼく……さ、サッカーしてみたい……です」
勇気「お?」
高村「おおお!? マジか! いいじゃねえかオイ!」
高村先輩……秋斗さんに、頼んでみることにした。
サッカーなら、体も鍛えられるし、スポーツマンシップだって身について男らしくなれるかもしれない。
ぼくの次の言葉を聞くか聞かないかのうちに、秋斗さんは目を輝かせながら立ち上がる。
弘「お、お願いします」
高村「よーっし。やる気ならマジだぜ! 早速サッカー部に入部だ!」
弘「わわ!?」
勇気「秋斗さん、もうすぐHRですからそれは後に」
またしても腕を引っ張られたけど、勇気に助けられてその場でいきなり入部、にはならなかった。
というか、最初は仮入部というか体験入部くらいにしときたいんだけども……はあ。
それから数分、ようやく先生がやってきてHRが始まった。
38 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 02:12:26.77 ID:rVVpTU77O
先生の名前は岡本喜朗。メガネをかけて無精ひげを生やした、多少ごつい先生だ。
大きな特徴はないけど、特に怖いわけでもない。噂になることもないくらいの先生。
あ、たしか球技がうまいって話は聞いたことあるけど。
その日の授業に関する準備や、夏バテとか水分補給に注意しろとか、最近している話をまた今日も繰り返してる。
なんで同じ話するんだろ? それならチャイムの時間を遅らせて、さっき先輩ともう少し長く話せたかもしれないのに。
はあ。
あ……空が青い。雲が流れていくのが見える。
ちらりと光ったのはUFO? それとも鏡の反射か何かなのかな?
外の景色に気を取られすぎて注意されないようにしなくっちゃ。
岡本「……で、だ」
先生の声が少し、神妙なものになった。
勇気「なんだ? お、なんだ?」
勇気も、息を吐くような小さな声でつぶやいた。
岡本「少し言いにくいのだが……裏門で……」
その次の瞬間、先生は、思春期の僕たちを騒然とさせる言葉を口にしていた。
裏門で起きたらしいR18な出来事を
>>40
で。
ただし目撃者がいるが詳しいことは不明……であるためあくまでざっくりと。
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:18:26.69 ID:V1jK+5Gd0
経血らしきどろっとした血がアスファルトに点々と落ちていた
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 02:41:07.49 ID:lpuwk5KyO
使用済みコンドームらしきものが落ちていた
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 08:00:19.28 ID:i0aTz+ISO
くっさ
42 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 11:14:43.49 ID:IZxNjPr2O
コンドームだって……ええ……と大勢のクラスメイトが引いている。
どちらかというと、せいぜい起きたらしい、という噂がある程度の事なのにわざわざ発表する先生に対する声だった。
直後にざわつき、先生が静かに、と止める。
バツが悪そうに教室を後にする先生の背中を横目に、僕は1時間目の数学の教科書を用意し始める。
勇気「学校の裏門で変なことしてるやつがいるってことか! ゆるせねえ!」
がたたっ、と椅子を鳴らして勇気が立ち上がる。数人の女子が『またやってる』『幸せだねー』とコソコソ言ってるのが聞こえた。勇気本人には聞こえてないみたいだけど。
愛美「最低ね」
次に大きな声を出したのは、少し離れた席に座っている水無月さん。
あまりしゃべったことはないけど、よく他の誰かを罵倒してるのは見る。
だから少し怖くて、僕から近づこうと思ったことはない。
勇気「そうだよな! 最低だよな! ぶっ飛ばしてやろうぜ!」
勇気が水無月さんに向かって叫ぶ。まるで水無月さんが犯人であるかのような気合の入れようで。
それに対する水無月さんの視線は、とても冷たかった。
愛美「うるさいのも同様に迷惑よ。座ってて」
勇気「……すまん」
勇気が座った。
43 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 11:24:16.48 ID:IZxNjPr2O
数学の授業中、谷町先生の声も聞かずにぼくは考えていた。
今日になって、男らしくなるチャンスが増えた気がする。
サッカーをして鍛えれば、体格が良くなるかも。
コンドームの事件を解決すれば、男らしくなるかも。
短絡的かもしれないけど、挑戦してみたくなった。
その気持ちはぼく自身が少し、男らしくなったことによるものなのかもしれない。
よし……まずは休み時間、裏門に行ってみよう。
谷町「緑谷! 聞いてるのか!? 答えを言ってみろ!」
弘「じゅ、15っ」
谷町「……正解」
さっと口から出た答えが当たったみたい。ちょっとだけ皆が驚いていた。黒板を見ると確かに難しそうな問題だ……。
あとで復習しとかないと。
44 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 11:32:39.25 ID:IZxNjPr2O
失敗した。
1時間目が終わってすぐに裏門に行ってみると、黒山の人だかりができていた。
野次馬や、ただスケベなことを目的にやってきた奴。それを見て『最低〜』とバカにする女子。じゃあ君たちは何のために来たのさ……。
『あの子も大人しそうなのに〜』という声が聞こえてきて、僕は最低な気分になった。
ぼくはこの事件を解決しようと思ったのに、逆に変態扱いを受けてる……という嫌な思い。
同時に、何かが冷めた。ぼくがこの一件に乗り出したくらいで何ができたんだろう?と。
冷静になって考えれば、喧嘩になれば勝てるわけないし……。
サッカーもやめて、6時間目が終わったら帰ろう。とさえ思った。
その時だった。
「昼休み、体育館裏に来て?」
驚いた。
女の人の声。囁くような小さな声が、甘く涼やかに響き渡る。
それ以上に、最近衝撃や痛みしか味わわなかった僕の背中に、柔らかいむにゅりとした何かがぎゅっと押し付けられた。
休み時間の終わるチャイムが鳴るまで、ぼくは立ち尽くしていた。
45 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 11:46:27.61 ID:IZxNjPr2O
次の理科の授業も、その次の日本史の授業も、まともに聞こえなかった。
誰か、後でノート写させてくれないかな……。
4時間目は体育だ。この学園では、たまに、学年を越えて合同で授業をすることがある。
高学年の人が低学年の人を教えたり、互いのためになるゲームをしたり、半分ずつチームに分かれて球技をしたり。
高村せんぱ……秋斗さんが、先生にサッカーにしてくれと頼み込んでいるが、今日は野球をすることになっていると軽く突っぱねられている。そしてその後ろで勇気が『わがままはやめてくださいよおおお!』とグイグイ引っ張っている。
その時、ボールが飛んできた。
弘「うあわわわ! 危ない!」
何とか避けるけど、尻もちついた。この慌てぶりを笑われてしまう。うう情けない。
これじゃやっぱり、コンドームの事件なんて解決できるはずないよね……。
乙女「大丈夫ー!? 弘くん!」
清夏「怪我はなかった?」
そこに駆けつけてきてくれたのは、4つの大きな丸い……じゃない、二人の先輩。
宮崎乙女先輩と筒川清夏先輩だ。宮崎先輩は明るくて、筒川先輩はキリッとしてるけどどっちも優しい。
「は、はい、ケガは……大丈夫です」
う。さっきの事のせいで、胸に少し目が行ってしまいそう。だめだ、このままじゃまた変態扱いされちゃう!
乙女「よかったねー」
清夏「誰? ボールを投げたのは。気を付けて!」
乙女「さ、立って立って!」
宮崎先輩に手を貸されながら立ち上がる。女の人にこうやって助けられるのもやっぱり……はあ。今日は、いや今日もため息ばっかりだ。
う、うう!? 立ち上がると、ちょうど顔の目の前に二人の胸が!? あわわわわ!!
勇気「大丈夫かー」
またしても立ち尽くすことになった僕。顔が真っ赤で、皆がまた笑ってる。ああ……
46 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 11:54:14.93 ID:IZxNjPr2O
昼休みが来た。
お弁当の卵焼きを食べながら、勇気と話をする。
勇気「でもよ、コンドーム犯って誰なんだろうな?」
弘「うっ、げほっ!」
ご飯の時にする話じゃないよそれ。そんなことも口にできず、既に収まったむせが続いているふりをするぼく。
そこにまた、背中に衝撃。痛いってば!
ナナ「なによ、私が来る前に食べてるんじゃないっつーの!」
勇気「別にお前を待つ必要ないだろ。いつも一緒に食ってるわけでなし」
ナナ「アンタには言ってないよーだ」
勇気「こら失礼だぞ!!」
喧嘩を始める二人。はあ……男らしさが上がる日だとか何とか言ったけど、自分自身の情けなさの再確認と、ため息の数が増える日だったのかな。
……。
…………。
………………だめだこのままじゃ。
行こう。まずは、体育館裏だ。
そこに待っていた人は……なにも身に着けずに体を大の字にして横たわっていた。
誰が横たわっていたか 安価↓1〜5で投票 女性キャラ限定で。バラけた場合はコンマで決定(出そろった後のこっちのコンマとの近似値による)
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 12:02:03.37 ID:GpXtnmSwO
宮崎乙女
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 12:03:37.79 ID:l8dgZwfk0
筒川 清夏
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 12:04:29.45 ID:9QIO2vkJ0
筒川清夏
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 12:17:38.31 ID:+MK3xK+wO
筒川さんで
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 12:20:23.67 ID:WXLrkULxO
平瀬恋
52 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 15:46:31.47 ID:OvF+y55fO
弘「うわあああああああああああああああああ!!!」
真っ白な清廉な肌と、それに似あわない、丸くて、重力に垂れ堕ちて形が変わりぐにんとしている胸の……そう、胸。
そしてそこから手前に……てらてらと輝きを放つ……えっと、えっと……その、赤い……あ、あそこ。
叫んだ。腰を抜かした。動けなくなった。
自分の意志によるものなのかそうでないのかわからないけど、瞼も動かない。見開いたまま。動かない。
気づくと、声も出なくなっていた。口をただ開け閉めしている。
この夏の暑さにもかかわらず、日陰になっていたせいで土は冷たい。その上にぼくは座り込みm……その人は、背中全体をつけていた。
まるで張り付けられているかのように。
清夏「来てくれたのね」
そう言って笑う。この声で初めて、ぼくはこの人が誰かに気づいた。
弘「筒川……先輩?」
清夏「あふっ」
その人は、僕に呼びかけられたとたんに妖しい声を出し、笑う。
びくんびくんと体を揺らし、腰をリズミカルに前後上下させる。まるで恥ずかしい踊りを踊っているかのよう。
まだ、僕は一度も瞬きをしていない。
53 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 15:54:58.93 ID:OvF+y55fO
最初はわからなかった。いつもおさげの髪を下して、しかも乱雑に地面と顔の上に振り撒いて。
こんなにとろりとした笑顔だって見たことがない。最も、合同授業以外であまり会ったこともないんだけど。
あ、でも入学式でいきなり、服装について怒られたことがある。
女の子が男子の制服を着ないの! って。あの時は泣きそうになった顔を見て謝ってきたんだっけ……。
その人が、今はぼくの目の前で、完全に何も着ないで横たわっている……。
弘「え、ええっと」
清夏「さ、やろっか」
弘「え!?」
急に体を起こして、今度は膝をついて状態を下して……つまり四つん這いになって。
舌を左から右へとじゅりっ、と音を立てながら滑らせて。
む、胸が思い切り……水を入れたゴム風船のようにたっぷるっと下がる。
先輩がぼくへと向けて進むにつれて、腕の動きに合わせてか、一つずつ別々に、前後に揺れる。
同じ前後上下の動きだが、全く別物。それがたまらなく感じる。ごくり、と喉奥。
54 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/02/28(火) 16:03:37.21 ID:OvF+y55fO
清夏「うれしいわ……あはぁっ」
胸に気を取られているうちに……先輩の顔が目の前に!?
うわ、うわ、うわ!
じゅっとりと濡れた赤い唇が迫ってくる、あああ、あああああ。
弘「だ、だめです! あ、あああっ、あのっ、ぼ、ぼく、す、好きな人が……あうっ」
清夏「……」
言ってしまった。ギリギリで。恥ずかしい。でも、ここでやめるわけにいかない。
先輩は……ぼくの好きな人は、平瀬恋先輩。
だから、ほかの誰かを簡単に受け入れるなんてできるわけない。
筒川先輩には悪いけど、このまま立ち去ろう。
とした瞬間、僕自身のあ、あそこ……に、びっちょりとした感触。
え? なにこれ。あ。
清夏「ふふ、ふふふ、体は正直ね……」
弘「ひゃあ! あ、ああっ、ああああ!」
濡れていた。ズボンの中で、熱く押し上げられた最低なものが、冷たい液体を溢れさせて、それがズボンやパンツを濡らしたんだ。
最悪に情けない姿だ。筒川先輩も普段なら、どんなに怒ったろう。でも……
目の下に手を伸ばして、僕のチャックを開け始めた!
清夏「あぁ……さあ、生で見せてみなさい……っ!」
弘「わああああ! だ、だめえええええええええええ!!」
思考安価 清夏
>>56
弘
>>58
今回はここまで、次は明日の昼〜夕方のどっちかと思う
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 16:28:39.32 ID:4vqzaclDO
弘をその気にさせたい
思考安価はこういう感じかな?
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 16:41:46.19 ID:eGzeOAuf0
可愛い。食べちゃいたい。
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 16:45:46.96 ID:4vqzaclDO
流されるままは男らしくない
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 16:46:05.30 ID:lzET5Ueto
とにかく逃げ出したい
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 19:09:32.77 ID:FEl/DQDL0
裏門に関する安価もこの思考安価も、状況を完全に固めすぎてて
どんな事を書いても結果は一緒になるんじゃないか、無駄じゃないかと思ってしまうよ
「安価で冒険せよ人間」の人と同一人物とは思えないくらい安価のワクワク感が少ない
むしろ選択肢安価にして、どうルートを変えられるか?を提示してくれた方が面白い気さえする
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 19:20:04.41 ID:jpOxv7cIo
外野が口を挟むのもなんですがそれは基本的にかつ最終的に
>>1
が決めることでありまして
>>1
のお好きなように描かれるのが私はよろしいと思います
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 19:27:03.51 ID:GHh5fT3jo
前作は前作、今作は今作だろ
安価に流されるままセリフだけでハチャメチャな話を書くのと、地の文やキャラの思考まで書いてる時点で方針が違うってわかるだろ
それに
>>1
で安価をかなり束縛する断りまで入れてるし
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 22:20:40.95 ID:A/spqsyDO
人間のなかにある数々の選択肢から一つだけ行動として世にでる、その行動に至る前の最終的な思考を指定するのが思考安価と見た
そこから
>>1
が状況やキャラの性格、心情から結果を出して書くものだと
63 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 15:49:22.98 ID:t92fRfpFO
逃げよう。勇気と力を振り絞って。
腰が抜けたのをどうにか腕の力で立ち上がり……はできなかった。なんとかどうにか、足に力を入れた。
一気に、後ろを振り返りながら立ち上がり走ろうとする。
その瞬間、とても……冷たい。風を受けて、恥ずかしい液で濡れた、ぼ、ぼくのあそこがひやりとした。
布越しじゃない。動いた風圧をモロに浴びて、そこに涼しい風を感じたんだ。
……丸出し。
弘「ひえわああああああああああああ!!」
気づいたと同時に出る、情けなすぎる声。
ズボンのチャックからぽろりと出ていたんだ。恥ずかしいものが。ぼくの一番弱い部分。
知らない間に、気づかないうちに、そこまで引きずり出されていたんだ。
それを一瞬のうちに解し、ぼくはみじめさと情けなさの感情をあらわにして叫んだんだ。
64 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 15:55:11.87 ID:t92fRfpFO
清夏「ふっ、ふふっ、かわいすぎ!」
ベルトが信じられない力で引っ張られた。ぼくが弱すぎるのか?
後ろへ下がってしまう。逃げるべき相手によって、引き戻される。
いや、もともと前に進めてもいなかった。そうなる前にあそこ丸出しに気づいたから。
弘「や、やめて、やめて!」
清夏「わかってて来たんでしょ……さあ、もっと良く見せなさい。そのかっわいいモノを!」
弘「あ、ああああっ!」
かわいいって言わないでっ! ここも言わないでほしいところなのに!
子供のようなぼくのあそこが、なんとか大人のマネをしようと硬さを帯びて伸びているところは誰にも見られたくなかったのに!
それが、空気にさらされ、必死に逃げようとするぼくと、その場にとどめようとする裸の筒川先輩によって、ぷらぷらと揺れる。
とても情けない恥ずかしい姿だった。
65 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 16:04:01.59 ID:t92fRfpFO
弘「お、お願い、やめて……」
清夏「だーめ」
あの感触が、頭の後ろによみがえった。むにゅり、と、ぎゅっ。
いや、少し違うのは、そこに一点の曇りもなく、あくまで直接にその感覚があったことだ。
筒川先輩の、丸出しの胸が僕の後頭部に当たって押し付けられている。
同時に、腰回りがきつく締めあげられた。
むっちりとした肉付きのいい脚が、ぼくの腰に絡められている。
下を見ると、きゅっとしまった足首がねっとりと動き始め、ぼくのあそこを撫でまわしてくる。
まるで、何か恐ろしい肉を食べる生き物が、小さな生き物を襲って食べるような姿だった。
くちゅり
ああああ
ずっ、ちゅっ、ぐちゅっ、ぐりゅっ。
あああああああああああああ
ぴゅっ、ぴゅっ。
男らしくなりたい男にとって、人生が終わったような、あまりに情けない姿だった。
清夏「うふっ、はは……」
清夏、次の一言。思考安価↓
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 16:06:29.34 ID:exSnAzflo
あなたの今の顔すごく可愛い・・・
67 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 16:20:40.52 ID:t92fRfpFO
清夏「あなたの今の顔すごく可愛い……」
弘「いいいっ、ひいいいっ」
暖かく柔らかい大蛇に食べられる……そんな感覚に見舞われていた気がする。
後ろからしがみついた右上から、ぼくの顔を覗き込む筒川先輩のその貌は、人間とは思えない形相だった。
蛇……いや、あくまでも人間の形を変えていないその形は、赤く染まり、影がついて、目を光らせている。
唾液まみれの口元には真っ赤な舌がぬらりと這いずり、その上の整った鼻からは熱い空気がふっと吹き上がる。
足はと言えば、ぐりぐりとぼくのあそこの根元と……そ、その下の、た、玉と呼ばれる弱い部分をこね回している。
そしてもう片方の足が、先端をやさしく撫でつけつつ上下している。正気を保っていられないような感覚。
胸がどきどきと、ずきずきと。
顔が熱い。あそこも熱い。
それでいて、頭の中は冷たく震えるように――いや、凍るようだ。
どうにかなってしまいそうな恐ろしさがあるのだとりかいできるかできないかわからないくらいのわけのわからないかんかくがつつみこまれたすべてのぶぶんにしはいされている
まだはなしてくれないの
おねがいゆるして
はなして
はずかしい
68 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 16:29:33.26 ID:t92fRfpFO
…………
…………
……。
清夏「ふふ、簡単にイってくれちゃって。素敵だわ」
ぼくにとっては永遠に思える時間を終え、筒川先輩が見下ろしながら言う。
恐ろしくさえ思えたあの貌は、ただの笑顔に変わっている。
ひんやりとした地面の感触が、ぼくの背面へと。
あそこはと言えば、ぬめぬめとしたものに濡らされながら、風を受けてはみじめさを味わっている。
清夏「楽しかったわ。たったあれだけで、まさかここまで楽しめるなんてね。次は本番してあげるわね」
弘「ほ、本番!?」
清夏「そんなに感激しないの。こんなこと初めてよ? 君のかわいさだけで私までイっちゃったんだもの」
弘「えっ」
その時ぼくは、先輩のあ、あ、あそこ、から、重量を持っているかのようにのっそり垂れ流れる透明の液体が足元に溜まっていっているのに気付いた。同時に、腰元にびっとりとした冷たい感触があることも。
清夏「きみとはもっとじっくり楽しみたいのよ。じゃ、またね」
先輩は、裸のまま去っていった。手には服が握られていて、振り回された先輩の腕の動きにつられ、マントのようにたなびいていた。
69 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 16:39:46.89 ID:t92fRfpFO
昼休みが終わり、5時間目が終わり、6時間目が終わった。
その間、ぼくは保健室で眠った。
体調不良と言った。恥ずかしい染みは、なんとか制服の前部分で隠した。
疲れたのか、恥ずかしさで気を失ったのか。気が付いた時には6時間目終了のチャイムが鳴らされていたんだ。
授業、サボっちゃったな……。
長くぼーっとしたあと、保健の……西島先生にお礼を言い、部屋を後にする。
カピカピになったズボンとパンツがあそこに当たるのが、あれを夢と思わせない。
ぼくの心に未だに、やすりをかける存在だった。
教室に戻ると、ちょうどHRが始まる頃になっていた。
ぼーっとしていたせいで、掃除の時間もサボってしまったらしい。
いつものぼくなら、サボるなんて男らしくない、なんていうところもあるかもしれないけど……。
勇気やほかに数人が心配してくれたようだけど、あまり声は聞き取れなかった。
唯一まともに届いたのは、『体調が悪いくらいで掃除までいなくなるの?!』という水無月さんの怒った声だけだった。
HRが終わり、ワイワイと帰っていく皆。いや、部活に行く人もいるんだろうけど。
高村「おーい、勇気! 弘! サッカーやるぞーっ!!」
元気のいい高村先輩の声が今はとてもつらく感じる。
どうしよう。サッカー……行きたくないな……
弘の思考安価↓
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 16:44:50.51 ID:aNcVwIYDO
とにかく今は学校の中でも外でもいいから1人になれる場所に行きたい
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 16:49:57.62 ID:NU6qbo3dO
人がいないところで一人になりたい
72 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 17:09:44.54 ID:t92fRfpFO
弘「あの……今日はやっぱり」
高村「え、どういうことだよ!」
勇気「いやーすんません先輩……じゃない、秋斗さん。こいつ、今日は昼休みに思いっきり体調崩しちゃって」
高村「なんだそうか……まあお前、体弱いところあるからな。じゃあまたな、行くぞ勇気」
勇気「あ、俺はいくのか……ま、待ってくださいよ先輩〜!」
勇気と高村先輩はそう言ってグラウンドへ走っていった。
高村先輩からすると、僕は体も弱い扱いなんだ……。
結局サッカーもやらなかった。
やっぱり行けばよかった気さえしながら、ぼくは一人、屋上へと歩いた。
屋上には誰もいない……よね。
73 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 17:23:39.12 ID:t92fRfpFO
屋上。
たまに、昼休みにお弁当を食べる子がいるらしいけど、放課後になるとさすがに誰もいない。
助かった。ぼくは太陽に熱された熱い床に横たわる。こういうのも床って言うんだっけ?
さっきの地面とは対照的に熱い。筒川先輩の垂らしたあのすごい汁を蒸発させてほしい。
……まあ、すでに乾いているけど。
ここまで惨めになるなんて思ってもみなかった。
男らしくなれる日だと思った小さな希望は粉々に……男としてのプライドとともに砕かれた。
女の人に、おちんち……いや、あ、あ、あそ…………こ、を外で丸出しに引きずり出され、簡単に性を吐き出させられ、かわいいと言われた。
筒川先輩はどうしてぼくにあんなことをしたんだろう……ああ。
童貞やファーストキスが奪われなかったのはよかったのだろうか。助かったというべきなのだろうか。
それとも、あそこまでのことをされたのに、それすらなかったのは逆に男としてダメな姿だったのだろうか。
どっちにしても負けだ。
考えがどんどん巡ってくる。渦を巻くように、いや、まだら模様か、それともぐにょぐにょと蠢いているような。はたまた大量の蟲が、思い思いに這いずり回るような……気持ち悪くなってきた。
次に襲ったのは、筒川先輩が、あの筒川先輩が、柔らかい大蛇になって僕を締め付けるあの感覚だった。
思い出されるあのすごい感覚。あそこがむずむずする。
ひぐっ、ひぐっ、と声を出しながら、僕は情けなく腰だけを上げて、天に向け、地面に打ち下ろす訳の分からない動きを始めてしまっていた。
カピカピのパンツにあそこが押し当てられる。あのねっとりした感覚とは打って変わってざらついた嫌なものなのに、あの足のねっとりした”こね”を思い出して、僕は腰を前後させる。
……パンツの中で、ぼくはまた精を出した。
涙が止まらなかった。
74 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 17:38:55.47 ID:t92fRfpFO
より最悪な後悔を抱え込むことになった。
濡れたズボンを乾かすことさえせず、もう哀れな自分を苛みつつ、ぼくは下へ降り、廊下へ出た。
脚を不格好に開き、ああ、ああ、と歩き進む。たぶん家に帰るんだと思う。
たまに運動部の騒ぐ声が聞こえてくる。
勇気や高村先輩は今頃サッカーをがんばっているのかな、と思うと余計に情けない。
彼らが男らしく運動している時に、ぼくは情けなくひとりで恥ずかしいことをしていたんだと思うと。
ああ、ああ。
「……緑谷君? どうしたんですか?」
え
今、一番逢いたくない人の声だった。
「平瀬……先輩」
振り返ったそこに、先輩が。ぼくの好きな人。
平瀬恋先輩が、そこにいたんだ。
ああああああ、そんな声が小さく漏れてくる。
そのままゆっくり、全身で振り返る。しまった。
「緑谷君……それ」
見てはいけない物を見てしまったような表情。目を見開いて、口元を片手で覆い、ぎゅっと左手で持っているカバンを握りしめる手。
ぼくの、なさけなさすぎる濡れたズボンを見られてしまったんだ。
思考安価……
弘
>>75
恋
>>77
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 17:40:59.45 ID:NGeIhTPTO
‥終わった
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 17:47:22.82 ID:aNcVwIYDO
顔を真っ赤にしながら見つめている
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 17:48:35.14 ID:exSnAzflo
もしかして・・・いじめられたんですか?
78 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 17:49:36.58 ID:t92fRfpFO
一応再度説明
思考安価は何を思うかというより、何をしようとするかの安価
>>62
の言ってるのは的を得てる
何を思うか、とか何をしゃべるか、というのも、有りだが
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 17:58:49.83 ID:exSnAzflo
申し訳ありません 以後気を付けます
>>77
は無効にしてもらいたいのですが、
>>1
の説明では間違いも安価として採用するとのことなので、このまま進行するのでしょうか
80 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 18:02:22.60 ID:t92fRfpFO
↑何をしゃべるか、というのも有りだと説明したばかり
まずよく読んでほしい
81 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 18:04:47.65 ID:t92fRfpFO
こんな時にまで優しい声。
このやさしさがより僕をみじめにする。
好きな人に、いじめられっ子だと思われた。
弱いと思われた。
弱いなんて、弱い男なんて、女の人に好かれるはずがない。
恋先輩はぼくを心配してくれるけど、それはぼくを頼ったり、一生カッコいいなんて思ってくれるはずがない視線なんだ。
ぼくはもう終わりだ。
−−−−−−終
とできたら、どんなにいいだろう。そうすればぼくは、映画の終わった真っ暗な画面のように消えることができるのに。
人生は、続く。
82 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 18:06:49.56 ID:t92fRfpFO
「誰にされたんですか?」
「先生の所へ行きましょう」
「負けちゃだめですよ、さあ!」
必死に僕を励ましながら職員室へ連れて行こうとする平瀬先輩。
だめだ、このままじゃ。ぼくは先生たちの晒し者になってしまう。
それに、あまりのこと……筒川先輩にされたことを話したら、弱い男としての自分が白日の下に晒される。
「いいです、やめてくださいっ!!」
「っ!」
ぼくは、こんな時にだけ強く叫んだ。
こんな時に、限って。
「ご、ごめんなさい。緑谷君の気持ちも考えず」
「う、うっ」
先輩が目を潤ませている。
そんな。ぼくは、ただ。
ぼくは、ただ……
気が付くと走っていた。
83 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 18:15:44.29 ID:t92fRfpFO
はあ、はあ。
息を切らせて誰もいない昇降口に立つ。
ズボンはびっとりとしたまま。
途中で10人くらいの人とすれ違った。
まるでおもらししながら走り回っているかのように見えたかもしれない。
そのうち何人かは笑っていた気がする。
見られたんだ。ぼくの……ぼくを。
先輩も、ぼくがおもらししたとおもったんだろうか。
いじめに負けて、おもらし。
おしっこを赤ちゃんのように漏らしたと。
ああ……映画じゃなくても、いや、映画より唐突に終わらせることはできる、そう頭に浮かんだ。
その時、昇降口の簀子をかあん、と鳴らす音と一緒に、同じくらいの大きな声が響いた。
「待ってください! ごめんなさい!」
「先輩」
平瀬先輩が追い付いていた。ぼくを追いかけてきてくれたんだ。そして声とさらに同じ時に、深々と頭を下げていたんだ。
ふわりとしたピンクの髪の毛が集まる頭の後ろ側が、僕の目の下にある。あのきれいな髪が。
『ピンクの髪は淫乱だ』ってだれかがいってたけど、この人にだけはそれは当てはまらないだろうなと思ったあの髪だ。
顔を上げた先輩は、涙を流していた。
84 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/01(水) 18:23:24.58 ID:t92fRfpFO
「本当に、ごめんなさい。緑谷君の気持ちも考えずに、先生に言おうだなんて」
「あ、あ、その……あの、いいです。やめてください。ぼくが悪いんです」
先輩の涙が途切れた。でも、その頬に伝った涙の跡は残っている。
ぼくがつけた傷のように見えた。
「一体何があったんですか? それだけでも……話してくださいませんか?」
「う」
言えない。そればっかりは。でも、何も言わないわけにもいかない。
そう思って戸惑って、何も言えないでいると、先輩は信じられない言葉をぼくに言ったんだ。
「今度の休日、一緒に遊びに行きませんか?」
「え」
ええええ!?
どこに行く?
>>86
そこでやってるイベント
>>88-89
(別々もしくはミックス)
今回ここまで。このルール、難しいところもあるかとも思うけど付き合ってくださればこれ幸い
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 18:30:43.09 ID:exSnAzflo
乙です
重ね重ね変な事言ってすみませんでした
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 18:31:24.10 ID:aNcVwIYDO
美術館
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 18:48:27.28 ID:wKSspHykO
踏み台
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 18:50:08.35 ID:IaFo8E/rO
裸像展
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/01(水) 18:50:52.45 ID:i87NDiPu0
春画展
90 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 15:28:20.81 ID:grgRhVZBO
信じられない日だった。
平瀬先輩が、平瀬先輩と、平瀬先輩に……あれ?
とにかく、平瀬先輩と一緒に美術館デートできるなんて!
お風呂の中でぼくは、お湯に潜って全力で声を上げていた。
ごぼごぼがぼがぼと音がして、ぶくぶくとした泡の感触が顔を下から上へと一気に伝って消えていく。
その感触が消えると同時に、また新しい泡が次々と……そんなのどうでもいいや。
とにかく平瀬先輩とデート! やったーーーっ!!
魚みたいに、水面から飛び上がる。ここからは声が出ないようにしなくっちゃ。
湯船から出て、浴室からも出ようとすると、頭の上にぴちゃりと水が垂れた。
水が天井まで跳ね上がってくっついちゃったんだ。
あとで家族が入る時、大丈夫かな?
なんて思ったのは、パジャマを着てベッドに飛び乗って、少ししてからだった。
91 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 15:35:11.20 ID:grgRhVZBO
「こぉーらアニキっ! シャワーで天井濡らした!?」
「あ、やっぱり? ごめん」
「水滴がボトボト落ちてきて雨みたいだったんだよ!? もー最悪!」
階段をどたどたと鳴らして、バン! とドアを吹き飛ばすくらいの勢いて開き、妹の美晴(みはる)が飛び込んできた。
乾いてない、濡れた黒髪がそれらしい光沢を放っている。
「ごめん、ちょっと」
「ちょっとじゃないわよ! ったくもー! 短小包茎バカアニキ!」
「う」
激しく傷つくことを言って、べーっと舌を出して、出て行ってしまった。
この激しいダメージ……まるで嵐だあ。
はああ……結局今日は散々なこととばっかりだったなあ……。
92 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 15:41:11.86 ID:grgRhVZBO
……今日も、熱い夏の日だった。
昨日と違うのは、鳥の声が少し大きく、風がそよそよと、小さく歩くような速さと強さでずっとこの道を通り抜けていること。
そして、僕自身の気持ちが飛び跳ねるように浮ついていること!
平瀬先輩! 次の休み……明後日だ。明後日は、最高の日になる!
ネットで場所だけ調べたけど、近くにカフェとかもあるし!
お昼とか帰りとかも、楽しそう! イベントもなんかやってるらしいけど、それはその日の楽しみに取っておこう。
……。
あ
その日の服装とか、どうしよ?
93 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 15:50:27.13 ID:grgRhVZBO
その時、また背中に衝撃と痛み。七宮さんが襲ってきた。
「なんか楽しそうじゃない、どーしたのっ!?」
「え、それは……えっと」
「怪しい……赤くなってにやけちゃって? ふーん? 白状しなさい!」
「わあああ!」
首! 首! 僕の首に、汗で湿った細い腕が絡みつき、関節がおよそ動く逆の方向へと引き寄せられる。
スリーパーホールドだ。
苦しい。まずい。落ちる。最初の叫びはあっさりと消え去り……死ぬかと思ったその時、腕の力が抜けた。
勇気が助けに来てくれたのかと思ったけど、違った。
後ろを見ると、ナナが筒川先輩に向かって、頭を下げていた。
「学園の生徒として、暴力行為は許さないわよ?」
「す、すみません。ちょっと悪ふざけが過ぎました」
「わかったら行きなさい」
「え、でも」
「行きなさい」
「はい!」
強くにらまれ、七宮さんは逃げるようにその場を去った。
そして……僕の目の前に、筒川先輩。
94 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 15:58:48.54 ID:grgRhVZBO
「せせ、先輩」
「あなたも、あまりビクビクするものではないわ」
「はい」
今回は、それだけだった。
ぼくは、七宮さんの後を追うようにその場を走り去った。
そして教室につくと、ぼくの机に……
>>96
。
−−−−
「弘ちゃんかわいい……あぁっ」
昨日のあの日、私はわざとコンドームのうわさを流した。
そうすれば、今まで私が起こしたいくつかの事件……バイブ放置やおしっこの事。
先生たちがほかの生徒に秘密にし、私のような一部の者しか知らない事。
先生に、もういい加減にしてください、全校生徒にこのことを話して犯人を突き止めてください!と強めに言ったら効果覿面。
先生方は学園の高等部全員にこのことを伝え、何人もの興味を持った子達がやってきた。
どうせなら中等部にも伝えてくれればよかったと思ったけど、それは間違い。
緑谷君までが来てくれるなんて……私のターゲットはもう彼しかいない。
あぁ。下着を穿いておいてよかった。そうでなければ、今頃足まで”よだれ”が垂れていたところだわ……。
ねっとりとした口から、舌がべろりと顔を出した。誰も見てないわよね?
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 16:06:09.04 ID:pKEAEqVDO
「昨日の事を見ていた」と書かれた手紙があった
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 16:08:34.68 ID:tWdkfq/fO
水無月さんが座っていた
97 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 16:19:08.66 ID:grgRhVZBO
「あ、あの?」
「遅いわよ」
「ええっと」
なんでぼくの机に水無月さんが座ってるの?せめて椅子に座ってよ……
クラスメイトの皆も、あきれたような困ったような目で見てる。
というか、昨日のぼくのあの姿、噂になってないよね……?
「どうして、ぼくの机に座ってるの?」
「さあ」
何で急にいじわるするんだよお。全然わからない。
何かしたっけ? うーん……なにも思いつかない。
昨日のことがバレた?
まさか、突然言い出すのか? 『だってあなた、昨日おもらししながら帰っていったでしょ』とか『屋上で恥ずかしいことしてたでしょ』とか!?
ひ、人前では言わないでえっ!!
「……て」
「え?」
98 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 16:28:33.32 ID:grgRhVZBO
水無月さんが、小さな声で何かを言った。
「こっちへ、来て」
「え?」
「早く!」
小さいながらも叫ぶ声に驚いて、僕は水無月さんの顔の横に近づく。
すると、水無月さんはすっと机から降りた。
その時……
「わ」
一瞬、一瞬だけ。水無月さんのお尻がぼくの机から離れる一瞬だけ。
白いものが……見えました。
99 :
◆x.53aZIM6g
[ saga]:2017/03/02(木) 16:35:28.20 ID:grgRhVZBO
「おーっすおはよーみんなー! あれ、弘も水無月も赤いぞどうした?」
「う」
「う」
二人同時に「う」と言った。直後、水無月さんがすごく怒った顔で振り向いた。
「言わないで」
「……はい」ちょっと震えながらうなづいた。カッコ悪い……
−−−−
全く恥ずかしいわ。
出てきたゴキブリにびっくりして、慌てて走って緑谷君の机に座り込んでしまった瞬間に棚山君が入ってきて。
動こうとしたときに気が付いた。スカートの布が……下手をしたらパンツが見られてしまうかも位置になってしまっていたのよね。
迷っていたら次々とクラスメイトが登校してきて、どうしたらいいかわからなくなって……
最後の手段で、緑谷君に近寄ってもらって、彼の体で隠す。それしかない。
我ながら頭の悪い作戦だったわ……結局、彼にも見られてしまったようだし。
ああもう。気に入らないわ……けど、一応は助かった。彼なら、そこまで変なことは考えないだろうから。
……きつい言い方をしてしまったけど、後でお礼しようかしら? そうしたら意外と優しいとか思われて、友達になれるかもしれないし……
よし。次の休み時間に実行よ。い、いや、時間が少ないかもしれない。昼休みに実行よ。
……放課後にしようかしら?
結局いつにする?
>>100
何をする?思考安価
>>102
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 16:36:35.89 ID:VZlOyGnko
昼休み
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 16:38:37.95 ID:5BrABTc5O
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