ボーカロイドやボイスロイドとイチャイチャするスレ

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84 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/09(木) 21:31:55.70 ID:pzY0XzJ00
とりま、続きを投下します


「守って欲しいって······何からですか?」

「実は······最近、ストーキングされているみたいなんです」

ずん子先輩の話すところによると、弓道部の活動で遅くなったときに、家が近い僕と一緒に
帰りたいということだった。
僕は彼女の家が近いことなんて知らなかったけれど、断る理由はない。

「わかりました。引き受けましょう」

「ありがとう······でも、あまり危ないことはしないでくださいね」

「はい」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/09(木) 21:47:55.86 ID:MN7idFwAo
>>83
あ^〜いっすねぇ〜
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/09(木) 22:06:12.14 ID:MN7idFwAo
IDが変わってますが>>85>>81です…
87 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/09(木) 22:51:26.90 ID:pzY0XzJ00
>>85
はい了解。(ロボコップ並感)
88 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/09(木) 23:33:09.65 ID:pzY0XzJ00
Let's絨毯爆撃(言いたかっただけ)


1週間。
その間に、僕には確実な変化が起きていた。
ずん子先輩のそばにいるのが、楽しくて仕方なくなったんだ。
ストーキングの話はなんとかなったらしいけど、僕とずん子先輩のちょっとしたふれあいはまだ続いていた。

「お待たせしました」

「僕もちょうど終わったところです」

連れだって夜になりかけの住宅街を歩く、この時間が大好きだ。

「······?」

「先輩、どうかしました?」

急に体を震わせて足を止めた先輩。
視線をたどっていくと、前の暗がりに誰か立っている。

「·········」

ニット帽、マスク、うつむいている。
これは―――人相を隠すための格好だ。

突如走りよってきた男の手元に、銀色が光る。

どかっ!

不思議と痛みは感じなかった。

「うぁぁぁぁっ!!」

持っていたバッグで思いきり殴り倒す。
ついでにネクタイで拘束して、完了。

「ふぅ。······あれ、どうしました、先輩?」

「······おな、か」



僕は腹に目を向けた。
赤黒い血が、服を染めている。
一気に傷の辺りが熱くなって、逆に背筋から悪寒が広がった。
血が噴き出す。

「あ·········」

僕は倒れた。
89 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/10(金) 00:38:03.32 ID:F8XZrDg90
早めに消化してしまいましょう、この話。


「う、あ······」

目を開けた。
頭の中にもやがかかったような気持ち悪さがある。

「······なんだ、ここ」

きれいに保たれた部屋。
どうやら病院のようだ。
――――ああ、そういえば。
僕はずん子先輩を守ろうとして、刺されたんだっけ。
90 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/10(金) 17:23:53.20 ID:F8XZrDg90
結果としては、僕の腹部に傷痕が残った。

ずん子先輩は無傷だったけど、紆余曲折あって僕は停学。
一応名誉の負傷ってことで内申は下がらないらしい。

······でも、停学を補って余りある幸運に恵まれた。


「今日はどこへ行きましょう、先輩?」

「どこでもいいですよ?」


ずん子先輩との距離がかなり縮まったんだ。
そう―――街中で、ためらいなく恋人つなぎをできるくらいには。
91 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/10(金) 19:30:25.22 ID:F8XZrDg90
I'll be back.
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:33:59.35 ID:9glYD7M5O
おつです
できましたらテトさんを
93 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/10(金) 21:59:24.67 ID:F8XZrDg90
>>92
了解。テトも書くと約束する。(ターミネーター感)

>>77>>81>>92の順で消化します
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 22:33:15.76 ID:XkK1PyzK0
今のうちに「お兄ちゃん」と呼ぶ妹・ミクと兄・カイトを出しておくか
百合は別に好きなわけじゃないから自分から出すのはなんかなぁ……
95 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/10(金) 23:14:40.82 ID:F8XZrDg90
>>94
おkおk。ひょっとして>>62さん?
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 23:25:17.08 ID:XkK1PyzK0
>>95
yes。そもそもミク、ルカ、カイト、メイコ、がくぽ、グミ、リン、レン以外あんまり詳しくないけど……
97 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/10(金) 23:45:18.10 ID:F8XZrDg90
>>96
まあ最初は大概そんなもんですって。
そこからハマると深いんですよ
98 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/11(土) 17:26:39.62 ID:vBHG2dJC0
I'm back.

更新は21時頃からになるかと思われます
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 18:13:51.03 ID:/C2asrtA0
エロなしかよ…
100 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/11(土) 21:14:47.70 ID:vBHG2dJC0
>>99
申し訳ない、エロは苦手なんだ。
鉄臭いのとか血なまぐさいとか、マトリックスみたいなアクションなら得意だけど。
それでも書くと、ドSのマスターがボカロ達を苛める(もしくは調教する)やばい趣旨になっちゃうけどいい?
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 21:16:45.96 ID:WufL2ll60
なぜこっちに建てたし
102 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/11(土) 21:22:57.11 ID:vBHG2dJC0
>>101
そ、それは後悔してるんだ! 建ててから(あれ?自分そういえばエロ苦手······orz)ってなったんだ!
むしろ今落としてノーマル板に建て直したいくらいだけどやり方がわからないのさ······
適当なとこで切って建て直すよ
103 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/11(土) 21:39:51.01 ID:vBHG2dJC0
>>77

「そこな町行くあんた、話を聞いていかないか? ······聞いてくれるかい、そりゃ嬉しいね」

「じゃあ話すとしよう。―――さて、と。こいつはちょっとした恋物語でね。······~♪」

たゆたうようなリズムを奏でながら、陽気な吟遊詩人は話始めた。


······ここがまだ江戸だの将軍のなんとかだの言われてたときの話さ。
維新の動きが高まりつつあって、幕府は焦ってた。
そのせいで同心······奉行所の仕事が増えた。

ある日のこと、毎日のてんてこ舞いに疲れた与力が茶屋へ入った。
そこから始まるのさ······
104 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/11(土) 22:52:24.24 ID:vBHG2dJC0
「ふう······店主、桜団子を頼むでござる」

茶屋の店先へ腰を下ろした与力――神威は、どんどん悪化する治安にやきもきしていた。
半月の間に殺しが8件、盗みが15件、あげくに辻斬りまで出る始末だ。
日に日に暖かさを増す春の前触れも、今の彼には冬同然だった。

「こんにちは。よいお天気ですね」

「おや······巡音殿ではござらんか。確かに、良い天気でござるな」

運ばれてきた団子と二人分の茶を挟み、世間話をする。
呉服屋の娘と町の与力が並んで一服。
全く釣り合わないはずだが、なぜか違和感はなかった。
105 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 11:42:32.76 ID:soOcgS2X0
半刻(30分)ほど過ぎたであろうか、神威はよっこらしょと立ち上がる。

「巡音殿、拙者はこのあたりで失礼するでござる」

「そうですか。ではまたお会いしましょうね、神威さん」

代を払って町へ戻る。
寺子屋の終わった子供たちが元気よく駆けている。

「······無邪気なものでござるな」

声に皮肉の色はなく、微笑ましげだ。
が、表情には色濃い疲れが見えていた。

それもそのはず、今で言うなら6時出勤23時帰宅、場合によってはサー残ありあり休日返上の
異常なブラックっぷりなのだから。

神威がそれでも与力を辞めない理由。
それは彼の複雑な胸中を反映したものだった。

自分も町を支えているという誇り。
慣れた仕事への執着。
そして、何よりの理由が、ルカへの想いであった。

いち与力に過ぎない己と、江戸屈指の呉服屋の娘。
釣り合わない、だが想うのは自由だ。
ならば身を粉にして、それとなく守ろう、と。
······この男、ヒロイン属性ではなかろうか。

まあとにかく、しばらく与力を辞めるつもりのない神威なのだった。
106 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 19:57:49.35 ID:soOcgS2X0
「火のーよーうじーん·····」

夜回りが声を上げているのを聞きながら、神威は帰路をたどっていた。
午後は目立った騒ぎもなく、いつもより楽だったおかげで機嫌もいい。

しかし、そんな彼の上機嫌をぶち壊す光景に会ってしまった。

何事か呟きながら火種を家に近づける不届きものの姿。

「おい! 何をしている!」

厳しく問われ、人影はうっかり火種を落としてしまった。
地面に灯火用の油がまかれていたせいで、たちまち燃え上がる。

「なっ―――くそぉっ!」

帰りに火付けを見つけて、おまけに火中の下手人を引っ捕らえる。
なんという悪運だ。

抜刀して炎に飛び込む。
すぐ横の防火水槽を叩き斬り、下手人を抱えて飛び出す。

「火付けだ――――っ!!」

江戸で火事と言えば、名物であり迷惑でもあった。
すぐさま警鐘がなり始め、火消し隊が来る。

そのとき、下手人が急にもがき始めた。

「おとなしくしろ! この――」

どかりと音をたてて押さえつける。
一瞬で動きを封じたのはいいが、やけに非力な奴だ。

「放せ、放せぇっ!」

「女!? うがっ」

頭突きをくらって力が緩む。

「ふん! ざまあみろ!」

「待て!」

「やだよー! お頭だって女だ、甘く見てると―――あっ」

さぁっと少女の顔が青ざめる。
そしてなにも言わず、逃げていってしまった。
脳震盪を起こした神威は、そのまま気を失った。
107 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 20:13:16.04 ID:soOcgS2X0
一回Sっぽいの書いてみようかな······どうしましょう?
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 20:26:28.99 ID:PcG9pAT/0
好きにすればいい
もしある程度区切りがついて普通のss速報に移動になったらこういうの書いてほしい
「荒野をバイクで移動する賞金稼ぎのメイコとカイトの日常」みたいな。うまく言えない沿いう雰囲気のが見て見たい
109 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 20:44:17.66 ID:soOcgS2X0
>>108
では一段落したら移してやることにします。
アドバイスありがとう······
110 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/12(日) 22:09:40.11 ID:soOcgS2X0
ここから先のリクエストはノーマル板に移してから消化します。
移す日は未定です
111 :番外編 ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 22:53:33.48 ID:soOcgS2X0
ドSのマスターがIAを苛めまくってみた

趣味丸出しの番外編······。


マスターの自宅にて


「IAー」

俺の声はよく通るらしい。
一度呼べば、それで聞こえる。

「マスター、呼びましたか?」

「ああ。おいで」

ソファに誘うと、疑うこともなくぽすんと座った。
虹色にも見える瞳は純粋で、穢れを知らない乙女そのもの。
耳元に唇を寄せて、囁く。

「可愛いな。愛してる」

「っ!? な、何を言って――ふぁ」

ボーカロイドであるIAは耳がいい。
それはすなわち、敏感であるということだ。
触れるか触れないかのところで喋ると、ゾクッと身を震わせて反応する。
112 :番外編 ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 23:04:45.52 ID:soOcgS2X0
優しく背中を撫でると、ぴくっと腰が跳ねる。
苛められているのがわかっているくせに、身を寄せてくる。

そんなにしがみつくから―――
どう感じてるか、全部分かっちゃうのに。

「IA。気持ちいい?」

首肯。

「どうして欲しい?」

ぞくぞく震えている。
綺麗な瞳には涙が浮かび、言葉を紡ぐたびぎゅっと袖を握りしめる。

「······言わないなら、おしまいだ」

「ぇ······?」

「どうした? 何かして欲しいのか?」

「······っあ······つ、続き······」

「続き、じゃわからないな。―――はっきり、言葉でおねだり······してごらん?」
113 :番外編 ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/12(日) 23:24:25.02 ID:soOcgS2X0
温かく柔らかい肌に指を這わせていく。
もう溶けそうに熱い首はどくどく脈打ってる。
さて、IA。
そろそろ限界だろう?

「ます、たぁ」

「わたし、もう、だめ」

「もっとして、ちゅーしたり、なでなでして」

「気持ちよく、なりたいよ······!」



「よく言えました。いい子だ」

半泣きのIA。
頬は赤く染まって、目は蕩けている。

今日一日で覚え込ませてもつまらない。

たっぷり時間をかけて、とろっとろに思考を溶かしてやろう。

「どうした、IA。······こんなに濡らして」
114 : ◆5JKMvKhc2Y [saga sage]:2017/03/13(月) 16:40:24.09 ID:DVBimglr0
きっとIAはドMだと思うんだ
115 :閑話休題 ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/13(月) 21:48:49.63 ID:DVBimglr0
ひとまず趣味はおいといて、続きを。
リクエストはまだまだ待ってますよ
116 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/13(月) 22:06:17.40 ID:DVBimglr0
神威の傷はたいして大きくなく、火も小火程度で消し止められた。
逃がしたとはいえ火付けを防いだ功績はなかなかのもので、彼には少しの間休暇が与えられた。

だが、することもなく寝転がっていると、去り際のあの一言が浮かんでくる。

―――お頭だって女だ。

それは彼女の背後になんらかの組織があるということだ。
もし法度破りの無法集団なら、相当やっかいになる。

「······考えていても、仕方ござらん」

ごろんと起き上がって茶屋へ向かう。

いつもの通りというかやはりというか、ルカもいた。

「あら。神威さん、今日はお休みですか」

「少々休みを頂戴したのでござる」

「······そういえば、このあいだの火付け。あれはどうなったんでしょうか」

「······なぜそんなことを······まあ、お話しいたそう。実は、やっかいごとの予感が
するのでござる」

「それは······どういう?」

「どうやら女を首領とする無法者共がいるようでござってな······おっと」

ごく自然に喋ってしまい、神威は口をつぐんだ。

「······早く見つかればいいですね」
117 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/14(火) 22:06:26.13 ID:IcVMq6to0
移転しました。
がくぽ編はこっちでおわらせますが、残りはvipでやってます。
少ししたら落とします
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 01:38:42.63 ID:+kJeLIrio
URL貼ってくだしあ
119 : ◆5JKMvKhc2Y [saga]:2017/03/15(水) 08:24:13.65 ID:k4C1vMK30
URLって欄に出てるの全部書けばいいんでしょうか? 
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489484499/
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 17:19:59.23 ID:K9vA6+0Oo
それで合ってるよん
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